JP4883169B2 - メディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置 - Google Patents

メディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、メディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置に関し、例えば、複数のネットワークを相互に接続させるゲートウェイに適用し得る。
ネットワーク上においては、IP電話、テレビ電話、テキストによりメッセージ交換をするインスタントメッセージなどの多くの種類の通信メディアが存在しており、メディアデータを送信又は受信するにあたって、通信相手に応じてメディア変換を行う装置が提案されている。
特許文献1に記載の通信端末装置は、例えば、ある通話相手からの音声信号をテキスト変換して利用者に表示し、当該装置の利用者がキーボードなどにより入力したテキストの内容から音声を合成して通話相手に音声信号を送信することにより、同時に別の通話相手と音声通話やテレビ電話により通話することができるものである。
又、特許文献2に記載のメディア変換装置は、ネットワークを経由してビデオなどのコンテンツを、ストリーミング配信するサーバにおいて、サーバに接続する各クライアント端末が接続しているネットワークの帯域幅に応じて、適切なビットレートの通信メディアを識別し、メディア変換して配信するものである。
特開2006−210973号公報 特開2006−060802号公報
IP電話事業者やインターネット接続事業者の間では、相互に接続をすることがあり、採用する通信メディア(例えば、同じIP電話の通信メディアでも複数の音声符号化方式や圧縮方式が存在する)が異なるネットワーク間を相互接続する際には、ネットワークの境界においてメディア変換を行うゲートウェイを配置し、ネットワーク間の端末同士の相互接続をさせる場合がある。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の装置では、端末がメディアデータを送信する際、又は受信する際に、変換元と変換先の通信メディアを識別し、メディア変換するものであり、例えば上述のゲートウェイのような、端末間の相互接続をするための中間的な装置に適用し、送信元及び宛先の端末が採用する通信メディアを識別して、メディア変換することができないという問題がある。
そこで、メディア通信をする通信端末の中間において、メディアデータの送信元及び宛先の通信端末に採用されている、通信メディアを識別して、必要に応じてメディア変換し、通信端末同士を相互接続させることができるメディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置が望まれている。
第1の本発明のメディア変換システムは、(1)通信端末からデータの受信をするデータ受信手段と、(2)上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段とを有し、(3)上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、(4)それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶するネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、(5)上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、(6)上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、(7)上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換するメディア変換手段と、(8)上記メディア
変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信するデータ送信手段とをさらに有することを特徴とする。
第2の本発明のメディア変換方法は、(1)通信端末間を流れるメディア通信をするためのメディアデータを、送信先のメディア通信に採用されている通信メディアに対応するメディアデータに変換し、送信先の通信端末に送信するメディア変換方法において、(2)データ受信手段、第1の通信メディア識別手段、ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段、第2の通信メディア識別手段、呼制御手段、メディア変換手段、データ送信手段を有し、(3)上記データ受信手段は、通信端末からデータを受信し、(4)上記第1の通信メディア識別手段は、上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別し、(5)上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、(6)上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段は、それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶し、(7)上記第2の通信メディア識別手段は、上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別し、(8)上記呼制御手段は、上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信し、(9)上記メディア変換手段は
、上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換し、(10)上記データ送信手段は、上記メディア変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信することを特徴とする。
第3の本発明のメディア変換プログラムは、コンピュータを、(1)通信端末からデータの受信をするデータ受信手段と、(2)上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段として機能させ、(3)上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、(4)それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶するネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、(5)上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、(6)上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、(7)上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換するメディア変換手
段と、(8)上記メディア変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信するデータ送信手段として、さらに機能させることを特徴とする。
第4の本発明の呼制御装置は、(1)第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段を有し、(2)上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、(3)それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶するネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、(4)上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、(5)上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、(6)上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段の識別結果を、外部のメディア変換装置に与える通信メディア情報送信手段とをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、メディア通信をする通信端末の中間において、メディアデータの送信元及び宛先の通信端末に採用されている、通信メディアを識別して、必要に応じてメディア変換し、通信端末同士を相互接続させることができる。
第1の実施形態のメディア変換装置10の内部の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に関係する各種装置の接続関係などの説明図である。 第1の実施形態のメディア情報記憶部に記憶されている情報について示した説明図である。 第1の実施形態のメディア変換装置における受信したパケットのメディア変換の動作の例について説明したフローチャートである。 第1の実施形態の呼制御装置における、メディア情報記憶部の更新の動作について説明したシーケンス図である。 第2の実施形態のメディア変換装置の内部の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の符号化形式情報記憶部に記憶された情報について示した説明図である。 第2の実施形態の呼制御装置における、メディア情報記憶部の更新の動作について説明したシーケンス図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるメディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、この実施形態に関係する各種装置の接続関係などの説明図である。
IPネットワーク20は、IP通信のためのネットワークである。例えば、ここでは、2つのIPネットワーク20−1、20−2があり、それぞれ異なる通信事業社が、IP電話やインターネット接続等のサービスを顧客に提供するために敷設した、TCP/IPを採用したネットワークであるものとする。
メディア変換システム10は、IPネットワーク20−1とIPネットワーク20−2の境界に配置され、IPネットワーク20−1とIPネットワーク20−2の間の通信で必要なメディア変換などを行うものである。
IP電話端末30は、IP電話を利用するための電話端末であり、IPネットワーク20−1又はIPネットワーク20−2に接続される。ここでは、2台のIP電話端末30−1、IP電話端末30−2があり、IP電話端末30−1はIPネットワーク20−1に接続し、IP電話端末30−2はIPネットワーク20−2に接続するものとする。
PC端末40は、WEBブラウジングやデータ転送などを行うための端末であり、IPネットワーク20−1又はIPネットワーク20−2に接続される。ここでは、2台のPC端末40−1、PC端末40−2があり、PC端末40−1はIPネットワーク20−1に接続し、PC端末40−2はIPネットワーク20−2に接続するものとする。
制御信号パケット50は、例えば、SIP(Session Initiation Protocol、IETF RFC3261)やH.323(ITU−T H.323)などに基づくメディア通信の制御を行う制御プロトコルのパケットであり、ここでは、制御信号パケット50は、例えば、音声等のメディアを、IP電話端末30間で通信するチャネル接続をするために使用されるSIPの制御信号であるものとする。
メディアデータ信号パケット60は、端末間でメディア通信をするためのメディアデータを有するパケットであり、例えば、符号化形式ごとに規定されるパケット形式に準拠したデータ信号である。ここでは、メディアデータ信号パケット60は、例えば、RTP(Real-time Transport Protocol、RFC3551)の標準に準拠したパケットとする。又、ここでは、IPネットワーク20−1において、メディア変換システム10と、IP電話端末30−1との通信に用いられる信号は、メディアデータ信号パケット60−1と表すものとする。又、IPネットワーク20−2において、メディア変換システム10と、IP電話端末30−2との通信に用いられる信号は、メディアデータ信号パケット60−2と表すものとする。又、メディアデータ信号パケット60−1とメディアデータ信号パケット60−2は異なる形式のものであり、メディア変換システム10は、IPネットワーク20−1と、IPネットワーク20−2との間の通信において、メディアデータ信号パケット60−1とメディアデータ信号パケット60−2を双方向に変換するものとする。
非メディアデータ信号パケット70は、メディア変換システム10を経由して、IPネットワーク20−1とIPネットワーク20−2との間で送受信されるパケットであって、上述の制御信号パケット50及びメディアデータ信号パケット60のいずれにも該当しないパケットであるものとする。非メディアデータ信号パケット70としては、例えば、PC端末40−1とPC端末40−2との間の、呼制御装置12によって制御されないファイル転送によるパケットなどが挙げられる。
図1は、メディア変換システム10の機能的構成を示すブロック図である。
メディア変換システム10は、メディア変換装置11、呼制御装置12を有している。
上述の図1においては、メディア変換システムは、メディア変換装置と呼制御装置の2つの装置を有する構成となっているが、メディア変換システム10は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の装置と通信をするためのインターフェースを有する装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に、実施形態のメディア変換プログラムをインストールすることにより構築したものであっても良く、機能的には上述の図1によって表すことができる。
呼制御装置12は、IPネットワーク20において端末間の呼制御を行うものであり、ここではIP電話端末30間の呼制御を行うものであるものとする。
呼制御装置12は、メディア情報記憶部121を有している。
図3は、メディア情報記憶部121に記憶されている情報について示した説明図である。
メディア情報記憶部121は、メディア変換システム10において、メディア変換制御のために用いる情報を記憶する記憶手段であり、セッション識別子101、セッション識別情報102、宛先符号化形式103、送信元符号化形式104を有している。
セッション識別子101は、メディアデータ信号パケット60によるメディア通信を識別するための識別子であり、例えば、1つの音声通話を識別する識別する場合において、同じ識別子を持つ情報は、同じ音声通話に関係するセッションであることを示す。例えば、IP電話端末30間で1つのセッションについて双方向の通信がある場合、メディア情報記憶部121においては片方向の通信について1つの情報が記憶され、上述の図3に示すように、同一セッションに関する2つの情報には、共通するセッション識別子101を付与しても良い。
セッション識別情報102は、メディアデータ信号パケット60によるメディア通信における、セッションの宛先側を識別するためのものであり、宛先IPアドレス102a、宛先ポート番号102bの情報を有している。宛先IPアドレス102aは、宛先のIPアドレスを示すものであり、宛先ポート番号102bは、セッションの宛先と通信するために採用するポート番号(例えば、IP/UDP層におけるポート番号)を示すものである。
宛先符号化形式103は、メディアデータ信号パケット60によるメディア通信において、セッションを流れるメディアパケットの宛先の符号化形式を示すものである。送信元符号化形式104は、セッションを流れるメディアパケットの送信元の符号化形式を示すものである。宛先符号化形式103、送信元符号化形式104は、例えば、G.722.1(ITU−T G.722.1)、G.711μ−law(ITU−T G.711)などの符号化形式の種類を示す情報を有しても良い。
呼制御装置12は、IP電話端末30から、制御信号パケット50が与えられると、その内容を分析して、メディア情報記憶部121の内容を更新する。
例えば、呼制御装置12がSIPに対応したものであった場合には、SIPにおいてセッションの確立を要求するINVITEメッセージなどの、メッセージ(シグナリング)の内容を分析して、IP電話端末30が採用する通信メディアを識別し、セッション識別子101、セッション識別情報102、宛先符号化形式103、送信元符号化形式104の内容を更新しても良い。例えば、IP電話端末30−1から、制御信号パケット50−1としてINVITEメッセージを受け取った場合は、INVITEメッセージの内容から、IP電話端末30−1のIPアドレス、採用する通信メディアに関する情報を取得しても良い。又、呼制御装置12から、IP電話端末30−2に、制御信号パケット50−2としてIP電話端末30−2が採用しない通信メディアを設定したINVITEメッセージを送信した場合には、IP電話端末30−2からは、通信をすることができない旨のメッセージ(例えば、「Not Acceptable」)と共にIP電話端末30−2が採用する通信メディアに関する情報が、呼制御装置12に返答され、呼制御装置12は、返答された情報に基づいて、IP電話端末30−2の採用する通信メディアに関する情報を取得しても良い。又、IP電話端末30が通信に採用する通信ポート番号については、INVITEメッセージに対する、応答のメッセージ(例えば、「OK」)の内容を分析して識別しても良い。
又、呼制御装置12は、メディア情報記憶部121の内容を更新すると、その更新後の内容を、メディア変換装置11に与える。
又、呼制御装置12は、呼制御装置12の情報を追加する際に、1つのセッションについて片方向のみの情報を追加しても良いし、双方向の情報を同時に追加しても良い。例えば、IP電話端末30−1を宛先IPアドレス102aとする情報を追加する際に、通信相手であるIP電話端末30−2を宛先IPアドレス102aとする情報も同時に追加しても良い。又、1つのセッションについて片方向のみの情報を追加した後に、同一のセッション識別子101を用いて、他方のIP電話端末30から制御信号パケット50が与えられた場合は、既に登録されている情報の送信元符号化形式104の内容を、宛先符号化形式103として適用し、メディア情報記憶部121に情報を追加しても良い。
メディア変換装置11は、メディア変換システム10において、受信したメディアデータ信号パケット60を必要に応じて変換して転送先へ転送するものであり、制御部111、パケットスイッチ部112、パケット入出力部113、メディア変換部114を有している。
パケットスイッチ部112は、メディア変換装置11内の各部間でパケットを転送する機能を担っている。
制御部111は、メディア変換装置11の各部の動作を制御する機能を担っている。又、制御部111は、呼制御装置12から、メディア情報記憶部121に記憶された情報が与えられると、その情報を、パケット入出力部113、メディア変換部114に転送する。
パケット入出力部113は、メディア変換装置11において、IPネットワーク20とのパケット送受信機能を担っている。ここでは、メディア変換装置11には、2つのパケット入出力部113−1、113−2が配置されており、パケット入出力部113−1はIPネットワーク20−1に接続し、パケット入出力部113−2はIPネットワーク20−2と接続しているものとする。なお、メディア変換装置11が、3つ以上のIPネットワーク20と接続する場合には、メディア変換装置11は、IPネットワーク20の数分パケット入出力部113を有しても良い。又、1つのパケット入出力部113について、複数のIPネットワーク20を収容する構成としても良い。
又、パケット入出力部113は、受信したパケットの種類を識別し、その種類によって、メディア変換装置11内の各部に転送する。パケット入出力部113は、受信したパケットについてメディアデータ信号パケット60、非メディアデータ信号パケット70のいずれに該当するかを識別する。パケット入出力部113における、受信したパケットの種類の識別は、例えば、予め制御部111からメディア情報記憶部121の情報を取得しておき、受信したパケットがセッション識別情報102と一致するものであれば、メディアデータ信号パケット60に該当すると識別しても良い。又、受信したパケットが、メディアデータ信号パケット60に該当しないパケットである場合には、非メディアデータ信号パケット70に該当すると識別しても良い。
パケット入出力部113は、受信したパケットが、メディアデータ信号パケット60であった場合には、受信したパケットを、パケットスイッチ部112を介してメディア変換部114に転送する。受信したパケットが、非メディアデータ信号パケット70であった場合には、受信したパケットを、パケットスイッチ部112を介して転送先のIPネットワーク20に接続されているパケット入出力部113に転送し、転送先のパケット入出力部113では、転送されたパケットをそのまま転送先のIPネットワーク20に向けて送出する。例えば、パケット入出力部113−1が、IPネットワーク20−1から受信したパケットが、IPネットワーク20−2へ向けて送出されたパケットであり、非メディアデータ信号パケット70であった場合には、受信パケットをパケット入出力部113−2へ転送する。そして、パケット入出力部113−2では、転送されてきたパケットをIPネットワーク20−2へ向けて送出する。
メディア変換部114は、パケット入出力部113から転送されてきたパケットについて、呼制御装置12から制御部111を経由して取得した、メディア情報記憶部121に記憶された情報(上述の図3参照)に従って、当該パケットの転送先のIPネットワーク20に適合するメディアの形式に変換し、当該パケットの転送先のIPネットワーク20に接続しているパケット入出力部113に転送するものである。
メディア変換部114は、転送されてきたパケットが、セッション識別情報102のいずれかに該当するかを確認し、該当する宛先符号化形式103、及び、送信元符号化形式104が示す形式に従ってメディア変換を行い、宛先のIPネットワーク20に接続するパケット入出力部113に転送する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のメディア変換装置10における受信したパケットのメディア変換の動作を説明する。
ここでは、IPネットワーク20−1のIP電話端末30−1から、IPネットワーク20−2のIP電話端末30−2へ、メディア変換システム10を経由してメディア通信を開始する場合を例として説明する。
又、ここでは、IP電話端末30−1のIPアドレスは10.0.0.1/24であり、採用している通信メディアはG.711μ−law、メディア通信に採用している通信ポートは10001とする。又、IP電話端末30−2のIPアドレスは20.0.0.1/24であり、採用している通信メディアはG.722.1、メディア通信に採用している通信ポートは20001とする。又、呼制御装置12、IP電話端末30で使用される呼制御プロトコルはSIPであるものとする。又、初期状態として、メディア情報記憶部121には一件も情報が記憶されていないものとする。
(A−2−1)呼制御装置における呼制御及びメディア情報の更新
図5は、IP電話端末30−1からIP電話端末30−2へ発呼があった場合の、呼制御装置12における、メディア情報記憶部121の更新の動作について説明したシーケンス図である。
まず、IP電話端末30−1から呼制御装置12に、制御信号パケット50−1として、INVITEメッセージが与えられる。ここでは、制御信号パケット50−1には、IP電話端末30−1が採用する通信条件として、通信メディア(G.711μ−law)、ポート番号(10001)の情報が含まれる(S3001)。
次に、呼制御装置12において、上述のステップS3001で、IPネットワーク20−1から与えられた制御信号パケット50−1のINVITEメッセージの内容から、IP電話端末30−1のIPアドレス、メディア通信に採用するポート番号の情報が取得され、セッション識別情報102(IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)に一致する情報が検索されるが、ここでは、上述の通り、メディア情報記憶部121の情報は一件も情報を記憶していないので、該当する情報は検出できない(S3002)。
なお、上述のステップS3002において、メディア情報記憶部121に、セッション識別情報102(IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)に一致する情報があり、IP電話端末30−2が採用する通信メディア(宛先符号化形式103など)に関する情報が取得できた場合には、後述するステップS3003〜S3005、S3008、S3009は省略して処理を行っても良い。
次に、上述のステップS3002において、IP電話端末30−1に該当する情報がメディア情報記憶部121に存在しない場合、ステップS3001において、IP電話端末30−1から与えられた制御信号パケット50−1と同様のINVITEメッセージ(通信メディア:G.711μ−law、ポート番号:10001、の情報を含む)が、制御信号パケット50−2として、呼制御装置12から、IP電話端末30−2に与えられる(S3003)。
次に、制御信号パケット50−2が与えられると、IP電話端末30−2においては、採用する通信メディアは、G.711μ−lawではなく、G.722.1であるので、IP電話端末30−1との通信は不可である旨のメッセージ(Not Acceptable)が、制御信号パケット50−2として、呼制御装置12に返答される。その際、当該制御信号パケット50−2は、IP電話端末30−2が採用する通信メディアは、G.722.1である旨の情報も併せて有するものとする(S3004)。
そして、呼制御装置12においては、上述のステップS3001における制御信号パケット50−1と、上述のステップS3004における制御信号パケット50−2とが与えられると、メディア情報記憶部121の情報の更新が行われる。
ここでは、上述のステップS3001における制御信号パケット50−1の内容から、IP電話端末30−1のIPアドレス(10.0.0.1)、通信に採用する通信メディア(G.711μ−law)及びポート番号(10001)、の情報を取得することができる。又、上述のステップS3004における制御信号パケット50−2の内容から、IP電話端末30−2が通信に採用する通信メディア(G.722.1)の情報を取得することができる。又、ここでは、呼制御装置12により、セッション識別子101として1が付与されたものとする。
上述のように、呼制御装置12では、IP電話端末30−1とIP電話端末30−2がメディア通信する際の条件について情報を取得され、上述の情報に基づいて、IP電話端末30−2へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報として、(セッション識別子101:「1」、宛先IPアドレス102a:「なし」、宛先ポート番号102b:「なし」、宛先符号化形式103:「G.722.1」、送信元符号化形式104:「G.711μ−law」)という情報が生成され、メディア情報記憶部121に追加して記憶される。そして、同様に、呼制御装置12において、IP電話端末30−1へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報として、(セッション識別子101:「1」、宛先IPアドレス102a:「10.0.0.1」、宛先ポート番号102b:「10001」、宛先符号化形式103:「G.711μ−law」、送信元符号化形式104:「G.722.1」)という情報が生成され、メディア情報記憶部121に追加して記憶される。なお、上述の、IP電話端末30−2へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報において、宛先IPアドレス102a及び宛先ポート番号102bは、後述するステップS3008において更新される(S3005)。
次に、呼制御装置12において、メディア情報記憶部121の情報から、IP電話端末30−2が通信に採用する通信メディア(G.722.1)の情報が取得され、それらの情報が設定されたINVITEメッセージが、制御信号パケット50−2として、呼制御装置12から、IP電話端末30−2に与えられる(S3006)。
次に、上述のステップS3006における制御信号パケット50−2が、IP電話端末30−2に与えられると、IP電話端末30−2では、IP電話端末30−2が採用する通信メディアと、与えられたINVITEメッセージにおいて採用する通信メディアとして設定された通信メディアとが一致するため、応答のメッセージ(OK)と共に、IP電話端末30−2のIPアドレスの情報(20.0.0.1)及びメディア通信に採用する通信ポート番号の情報(20001)が、制御信号パケット50−2として、IP電話端末30−2から、呼制御装置12に与えられる(S3007)。
そして、上述のステップS3007において制御信号パケット50−2(OKのメッセージ)が、IP電話端末30−2から、呼制御装置12に与えられると、呼制御装置12において、メディア情報記憶部121のうち、セッション情報識別子101:「1」かつ宛先IPアドレス102a:「なし」の情報へ、宛先IPアドレス102aが与えられた情報(20.0.0.1)に、宛先ポート番号102bの情報が与えられた情報(20001)に更新され、上述の更新後のメディア情報記憶部121の内容は図3に示す通りのものとなる(S3008)。
そして、呼制御装置12から、メディア情報記憶部121に記憶された情報が、メディア変換装置11の制御部111に与えられ、さらに、制御部111から、パケット入出力部113及びメディア変換部114に与えられる(S3009)。
そして、呼制御装置12から、IP電話端末30−1へ、応答のメッセージ(OK)が、制御信号パケット50−1として与えられ(S3010)、さらに、IP電話端末30−1から、呼制御装置12を経由して、IP電話端末30−2に通信確認のためのメッセージ(ACK)が与えられ、その後IP電話端末30−1とIP電話端末30−2との間のメディア通信が、メディア変換装置11を経由して行われる(S3011、S3012)。
(A−2−2)メディア変換装置におけるメディア変換
次に、メディア変換装置11における、メディアデータ信号パケット60を変換する動作について説明する。
図4は、メディア変換装置10における受信したパケットのメディア変換の動作の例について説明したフローチャートである。
ここでは、上述の図5のステップS3009において、呼制御装置12から、上述の図3に示すメディア情報記憶部121の情報が、パケット入出力部113−1、113−2、メディア変換部114に設定され、IP電話端末30−1からIP電話端末30−2へ向けて送出されたメディアデータ信号パケット60−1が、メディア変換装置11に与えられた場合の動作を例として説明する。
まず、パケット入出力部113−1において、IP電話端末30−1から、IP電話端末30−1へ向けて送出されたパケットが受信される(S1000)。
次に、受信したパケットが、メディアデータ信号パケット60−1、非メディアデータ信号パケット70のいずれに該当するか判定される。受信したパケットの種類の判断は、上述の、図5のステップS3009において与えられた上述の図3に示すメディア情報記憶部121の情報に基づいて判断される。受信したパケットが、セッション識別情報102に一致するパケットであれば、メディアデータ信号パケット60−1と判断され、そうでない場合は非メディアデータ信号パケット70と判断される。メディアデータ信号パケット60−1と判定された場合にはメディア変換部114に転送され、非メディアデータ信号パケット70と判定された場合にはパケット入出力部113−2に転送される(S1001)。
上述のステップS1001において、パケット入出力部113−1の受信したパケットが、メディアデータ信号パケット60−1と判定され、メディア変換部114に転送されると、メディア変換部114において、メディア情報記憶部121の情報に従ってメディア変換される(S1003)。
ここでは、メディア情報記憶部121には、上述の図3に示すように、(セッション識別子101:「1」、宛先IPアドレス102a:「20.0.0.1」、宛先ポート番号102b:「20001」、宛先符号化形式103:「G.722.1」、送信元符号化形式104:「G.711μ−law」)という情報が記憶されている。そして、メディアデータ信号パケット60−1の宛先のIPアドレスは20.0.0.1で、宛先ポート番号が20001であったとすると、当該メディアデータ信号パケット60−1は、上述の情報のセッション識別情報102(宛先IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)と一致するパケットであるので、その宛先符号化形式103、送信元符号化形式104の情報にしたがって、G.711μ−lawから、G.722.1にメディア変換される。
次に、メディア変換部114において変換されたパケットが、メディアデータ信号パケット60−2として、メディア変換部114からパケット入出力部113−2に与えられ(S1004)、入出力部13−2からIP電話端末30−2に向けて送出される(S1005)。
上述のステップS1001において、パケット入出力部113−1から受信されたパケットが、非メディアデータ信号パケット70と判定され、がパケット入出力部113−2に転送されると、そのまま、非メディアデータ信号パケット70が、パケット入出力部113−2からIP電話端末30−2に向けて送出される(S1005)。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
メディア変換システム10は、呼制御装置12により、IP電話端末30から与えられた制御信号パケット50の内容に基づいて、IP電話端末30が採用する通信メディアの情報を識別し、上述の図3に示すメディア情報記憶部121の情報を更新して、メディア変換装置11にその情報を与える。そして、メディア変換装置11では、呼制御装置12から与えられた情報にしたがって、IP電話端末30間のメディアデータ信号パケット60を変換する。よって、複数のIP電話端末30で採用する通信メディアが異なっていても、その間にメディア変換システム10を配置することにより、メディア変換システム10が、各IP電話端末30が採用する通信メディアを識別してメディア変換し、相互にメディア通信させることが可能となる。
また、メディア変換装置11のパケット入出力部113においては、受信したパケットが、メディア変換対象のパケット(メディアデータ信号パケット60)であるか否かを識別し、メディア変換対象のパケット(メディアデータ信号パケット60)のみメディア変換部114へ配送するため、メディア変換対象のパケット(メディア変換対象のパケット)の装置内転送遅延を抑えるという効果を奏する。
(B)第2の実施形態
以下、本発明によるメディア変換システム、メディア変換方法、メディア変換プログラム及び呼制御装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
この実施形態に関係する各種装置の接続関係は、第1の実施形態とほぼ同様であり、図2により示すことができるので、詳しい説明を省略する。なお、この実施形態のメディア変換システムは、メディア変換システム10Aと表すものとする。
図6は、メディア変換システム10Aの機能的構成を示すブロック図であり、上述した図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第2の実施形態のメディア変換システム10Aは、メディア変換装置11、呼制御装置12Aを有している。
メディア変換装置11は、第1の実施形態と同様のものであるのでその説明を省略する。
呼制御装置12Aは、符号化形式情報記憶部122をさらに有し、符号化形式情報記憶部122の情報を考慮して、メディア情報記憶部121の情報を更新する点において、第1の実施形態と異なっている。
図7は、符号化形式情報記憶部122に記憶された情報について示した説明図である。
符号化形式情報記憶部122は、識別子201、IPネットワークアドレス202、符号化形式203の情報を有している。なお、符号化形式情報記憶部122に記憶される情報は、ネットワーク保守者などにより、IPネットワークの構築状況に応じて、予め設定しても良い。
識別子201は、符号化形式情報記憶部122における、各情報を識別するための識別子である。
IPネットワークアドレス202は、1つ以上のIPネットワークを識別するための識別情報であり、IPプロトコルで定義されるネットワークアドレス形式で表現されるものとする。
符号化形式203は、IPネットワークアドレス202に接続される端末が許容するメディアデータ信号パケット60の符号化形式を示すものである。
呼制御装置12Aは、パケット入出力部113から、制御信号パケット50が与えられると、制御信号パケット50の内容を分析して、上述の図3におけるセッション識別情報102(宛先IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)に相当する情報を抽出する。そして、呼制御装置12Aで決定した制御信号パケット50の次の宛先(着信端末または呼制御装置)のIPアドレスを包含するIPネットワークアドレス202を検索し、該当するIPネットワークアドレス202が存在する場合には、対応する符号化形式203の情報を宛先符号化形式103としてメディア情報記憶部121の情報を更新する。呼制御装置12Aにおいて、メディア情報記憶部121の情報更新の際のその他の処理は、第1の実施形態の呼制御装置12と同様であるので説明を省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態のメディア変換システム10Aの呼制御装置12Aにおけるメディア情報記憶部121の更新の動作について説明する。なお、メディア変換装置11における、メディアデータ信号パケット60を変換する動作は、第1の実施形態における上述の図4と同様のものであるのでその説明を省略する。
ここでは、IPネットワーク20−1のIP電話端末30−1から、IPネットワーク20−2のIP電話端末30−2へ、メディア変換システム10Aを経由してメディア通信を開始する場合を例として説明する。
又、ここでは、IP電話端末30−1のIPアドレスは10.0.0.1であり、採用している通信メディアはG.711μ−law、メディア通信に採用している通信ポートは10001とする。又、IP電話端末30−2のIPアドレスは20.0.0.1であり、採用している通信メディアはG.722.1、メディア通信に採用している通信ポートは20001とする。又、呼制御装置12、IP電話端末30で使用される呼制御プロトコルはSIPであるものとする。又、初期状態として、メディア情報記憶部121には一件も情報が記憶されていないものとする。又、符号化形式情報記憶部122には、(識別子201:「1」、IPネットワークアドレス202:「10.0.0.0/24」、符号化形式203:「G.711μ−law」)、(識別子201:「2」、IPネットワークアドレス202:「20.0.0.0/24」、符号化形式203:「G.722.1」)という2件の情報が記憶されているものとする。
図8は、IP電話端末30−1からIP電話端末30−2へ発呼があった場合の、呼制御装置12Aにおける、メディア情報記憶部121の更新の動作について説明したシーケンス図である。
まず、IP電話端末30−1から呼制御装置12Aに、制御信号パケット50−1として、INVITEメッセージが与えられる。ここでは、制御信号パケット50−1には、IP電話端末30−1が採用する通信条件として、通信メディア(G.711μ−law)、ポート番号(10001)の情報が含まれているものとする。(S4001)。
次に、呼制御装置12Aにおいて、上述のステップS4001で、IPネットワーク20−1から与えられた制御信号パケット50−1のINVITEメッセージの内容から、IP電話端末30−1のIPアドレス、メディア通信に採用するポート番号の情報が取得され、セッション識別情報102(IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)に一致する情報が検索されるが、ここでは、上述の通り、メディア情報記憶部121の情報は一件も情報を記憶していないので、該当する情報は検出できない(S4002)。
なお、上述のステップS4002において、メディア情報記憶部121に、セッション識別情報102(IPアドレス102a、宛先ポート番号102b)に一致する情報があり、IP電話端末30−2が採用する通信メディア(宛先符号化形式103など)が取得できた場合には、後述するステップS4003、S4006、S4007は省略して処理を行っても良い。
次に、上述のステップS4002において、IP電話端末30−1に該当する情報がメディア情報記憶部121に存在しない場合、呼制御装置12Aにおいて、上述のステップS4001で受信した制御信号パケット50−1の内容と、符号化形式情報記憶部122の情報とに基づいて、IP電話端末30−1、IP電話端末30−2が通信に採用する通信メディアに関する条件が識別され、メディア情報記憶部121の情報が更新される。
ここでは、上述のステップS4001において与えられた制御信号パケット50−1の内容から、IP電話端末30−1のIPアドレス(10.0.0.1)、通信に採用する通信メディア(G.711μ−law)及びポート番号(10001)、の情報を取得することができる。又、上述のステップS4001において与えられた制御信号パケット50−1の内容に基づいて、着呼先であるIP電話端末30−2のIPアドレス(20.0.0.1)が特定され、符号化形式情報記憶部122のIPネットワークアドレス202において、一致する情報が検索される。ここでは、符号化形式情報記憶部122に記憶された情報は上述の通り図7のようになっており、IP電話端末30−2のIPアドレス(20.0.0.1)は、識別子201が1の情報において、IPネットワークアドレス202(20.0.0.0/24)に包含されるものであるため、その情報の符号化形式203(G.722.1)が、IP電話端末30−2の採用する通信メディアの形式であると識別される。又、ここでは、呼制御装置12Aにより、セッション識別子101として1が付与されたものとする。
上述のように、呼制御装置12では、IP電話端末30−1とIP電話端末30−2が採用するメディア通信する際の条件について情報が取得され、上述の情報に基づいて、IP電話端末30−2へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報として、(セッション識別子101:「1」、宛先IPアドレス102a:「20.0.0.1」、宛先ポート番号102b:「なし」、宛先符号化形式103:「G.722.1」、送信元符号化形式104:「G.711μ−law」)という情報が生成され、メディア情報記憶部121に追加して記憶される。そして、同様に、呼制御装置12において、IP電話端末30−1へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報として、(セッション識別子101:「1」、宛先IPアドレス102a:「10.0.0.1」、宛先ポート番号102b:「10001」、宛先符号化形式103:「G.711μ−law」、送信元符号化形式104:「G.722.1」)という情報が生成され、メディア情報記憶部121に追加して記憶される。なお、上述の、IP電話端末30−2へパケットを送信する際のメディア変換に必要な情報において、宛先ポート番号102bは、ステップS4006(上述のステップS3008と同様の処理)において更新される(S4003)。
以降のステップS4004〜S4010動作は、上述の図5におけるステップS3006〜S3012と同様であるので説明を省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
呼制御装置12Aの符号化形式情報記憶部122において、ネットワーク単位に符号化形式を指定することで、制御信号パケット50における呼の宛先の端末から情報を取得しなくても、宛先の端末が採用する通信メディアを識別することができる。すなわち、第2の実施形態においては、第1の実施形態の図5におけるステップS3003、S3004に相当する処理を省略することができるので、制御信号のシーケンス(処理量)を減らし、メディア変換システム10における処理遅延を軽減することなどが可能となる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態において、メディア変換システムは、IP電話のパケットについてメディア変換を行うことに適用した例について説明したが、テレビ電話や、テキストによりメッセージ交換をするインスタントメッセージなどの、その他のメディア通信に適用しても良く、適用する通信メディアの種類は限定されないものである。
(C−2)上記の各実施形態のメディア情報記憶部121においては、IP電話端末30が採用する通信メディアに関する情報として宛先符号化形式103、送信元符号化形式104の情報を有しているが、これに加え、または、これに代えて、通信メディアの仕様に関する他の情報を有して適用しても良く、その情報の種類や数は上述の図3の内容に限定されないものである。通信メディアの仕様に関する他の情報としては、例えば、音声圧縮方式やビットレートに関する情報などが挙げられる。又、IP電話端末30がテレビ電話の端末であった場合には画像の仕様に関する情報を有しても良い。
(C−3)上記の各実施形態においては、メディア変換装置10は制御信号パケット50としてSIPを用いた例について説明したが、制御信号パケット50は、メディア変換の対象となる通信をする端末が採用する制御信号パケット50に応じたものであれば良く、SIPに限られないものである。他の制御信号としては、H.323などが挙げられる。
又、上記の各実施形態においては、メディア変換システム10が接続するIPネットワーク20における制御信号パケット50は全てSIPであるものとして説明したが、IPネットワーク20ごとに異なる制御信号を採用し、呼制御装置12が複数の制御信号に対応したものであっても良い。
(C−4)上記の各実施形態においては、メディア変換システムは、IPネットワーク20−1とIPネットワーク20−2の境界に配置され、IPネットワーク20間を流れるパケットについてメディア変換を行う例について説明したが、複数のIPネットワークの間に配置される場合に限定されず、単一のIPネットワーク20内に配置して端末間のメディア通信についてメディア変換を行うことに適用しても良い。
(C−5)第2の実施形態において、呼制御装置12Aの符号化形式情報記憶部122では、上述の図7の通りネットワーク単位に符号化形式を指定しているが、端末が複数のグループのうちいずれかに所属するのかを識別できれば、ネットワーク単位に符号化形式を指定することに限定されないものである。例えば、符号化形式情報記憶部122では、1つのネットワーク内であっても、グループごとに採用するアドレスの範囲を指定して管理しても良い。
10…メディア変換システム、11…メディア変換装置、111…制御部、112…パケットスイッチ部、113…パケット入出力部、114…メディア変換部、12…呼制御装置、121…メディア情報記憶部、50…制御信号パケット、60…メディアデータ信号パケット、70…非メディアデータ信号パケット。

Claims (5)

  1. 通信端末からデータの受信をするデータ受信手段と、
    上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段とを有し、
    上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、
    それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶しているネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、
    上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、
    上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、
    上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換するメディア変換手段と、
    上記メディア変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信するデータ送信手段とをさらに有する
    ことを特徴とするメディア変換システム。
  2. 上記データ受信手段は、上記受信データが、上記メディア変換手段において変換対象となるメディアデータである場合にのみ、上記受信データを上記メディア変換手段に与えることを特徴とする請求項1に記載のメディア変換システム。
  3. 通信端末間を流れるメディア通信をするためのメディアデータを、送信先のメディア通信に採用されている通信メディアに対応するメディアデータに変換し、送信先の通信端末に送信するメディア変換方法において、
    データ受信手段、第1の通信メディア識別手段、ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段、第2の通信メディア識別手段、呼制御手段、メディア変換手段、データ送信手段を有し、
    上記データ受信手段は、通信端末からデータを受信し、
    上記第1の通信メディア識別手段は、上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別し、
    上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、
    上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段は、それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶し、
    上記第2の通信メディア識別手段は、上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別し、
    上記呼制御手段は、上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信し、
    上記メディア変換手段は、上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換し、
    上記データ送信手段は、上記メディア変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信する
    ことを特徴とするメディア変換方法。
  4. コンピュータを、
    通信端末からデータの受信をするデータ受信手段と、
    上記データ受信手段が、第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段として機能させ、
    上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、
    それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶するネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、
    上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、
    上記データ受信手段が、上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、 上記データ受信手段が受信した受信データが、上記第1の通信端末又は上記第2の通信端末の一方から他方に送信された、メディア通信をするためのメディアデータである場合には、上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段が識別した通信メディアに従って、上記メディアデータを、送信先の通信端末において採用されている通信メディアに対応するメディアデータに、変換するメディア変換手段と、
    上記メディア変換手段によって変換されたメディアデータを、送信先の通信端末に向けて送信するデータ送信手段と
    して、さらに機能させることを特徴とするメディア変換プログラム。
  5. 第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から第2の通信端末へ発呼するための呼制御信号である場合に、その呼制御信号の内容に基づいて、上記第1の通信端末においてメディア通信に採用されている通信メディアを識別する第1の通信メディア識別手段を有し、
    上記第1の通信端末及び上記第2の通信端末は、複数のネットワークのうちいずれかに所属し、同一のネットワークに所属する通信端末は、採用されている通信メディアも同一であり、
    それぞれの上記ネットワークに割り当てられたIPアドレスの範囲を示すネットワークアドレスの情報に、当該ネットワークで採用されている通信メディアの情報を対応付けて記憶するネットワーク採用通信メディア情報記憶手段と、
    上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのSIPのINVITE信号である場合に、上記ネットワーク採用通信メディア情報記憶手段に記憶された情報から、そのINVITE信号の宛先となる上記第2の通信端末のIPアドレスが包含されるネットワークアドレスに対応する通信メディアを検索し、検出した通信メディアを、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアと識別する第2の通信メディア識別手段と、
    上記第1の通信端末から受信したデータが、上記第1の通信端末から上記第2の通信端末へ発呼するためのINVITE信号である場合に、上記第2の通信メディア識別手段により識別した、上記第2の通信端末において採用されている通信メディアを用いたメディア通信を発呼するためのINVITE信号を、上記第2の通信端末に送信する呼制御手段と、
    上記第1の通信メディア識別手段及び上記第2の通信メディア識別手段の識別結果を、外部のメディア変換装置に与える通信メディア情報送信手段とをさらに有する
    ことを特徴とする呼制御装置。
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