JP5246743B2 - ボタン電話装置およびコーデック変換方法 - Google Patents

ボタン電話装置およびコーデック変換方法 Download PDF

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本発明は、1以上の電話機を収容するボタン電話装置に関する。
例えば、携帯電話機が実装しているコーデックに対応する着信信号が直接IP電話網経由でIPボタン電話装置へ着信した場合に、このIPボタン電話装置に収容されているIP電話機が携帯電話機が実装しているコーデックと同じコーデックを実装していない限り、携帯電話機からの呼をIP電話機に接続できない。また、携帯電話機のコーデックを実装していないIP電話機から携帯電話機に発信することもできない。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1の提案では、発信の際に発信者が希望するコーデックを上位装置が提供するサービスが開示されている。また、特許文献2の提案では、通信を行う端末間で呼接続毎に、各端末が対応しているコーデック情報を保持し、各端末間で相互に通信が可能なようにコーデックを変換するサービスが開示されている。
特開2003−37683号公報 特開2007−49415号公報
上述した特許文献1の提案は、着信に関しての問題を解決していない。また、発信に関しては発信側の端末が発信の際に必要となるコーデックを要求する必要があり、発信側の端末が、予め着信側の端末のコーデック情報を認識している必要があるため、着信側の端末のコーデック情報が不明である場合にはコーデックの提供サービスを利用できないという問題がある。
また、特許文献2の提案では、通信を行う前段階で予め端末同士のコーデック情報を保持する必要があるが、これは端末同士が同じコーデックを使用し、コーデック変換が不要である場合でも行われるため、コーデック変換が不要な場合でも通信を行う前段階の処理が従来よりも増加するという問題がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、送信側と受信側とのコーデックの不一致による呼損率の低下を実現することができるボタン電話装置およびコーデック変換方法を提供することを目的とする。
本発明は、1以上の電話機を収容するボタン電話装置において、複数種類のコーデックを実装するコーデック変換手段と、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する手段と、この解析する手段の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックをコーデック変換手段が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する手段とを備え、前記コーデック変換手段は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換することを特徴とする。
あるいは、本発明は、1以上の電話機を収容するボタン電話装置において、複数種類のコーデックを実装するコーデック変換手段と、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する手段と、この解析する手段の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換手段が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する手段とを備え、前記コーデック変換手段は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に前記コーデック変換手段が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出する手段を備え、前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、前記コーデック変換手段が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換手段は、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック変換手段を介さずに通信を行うことを特徴とする。
また、本発明をコーデック変換方法としての観点から観ると、本発明は、1以上の電話機を収容するボタン電話装置が実行するコーデック変換方法において、着信拒否信号の内容を解析する手段が、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析し、再呼出する手段が、この解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを自装置が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出し、コーデック変換手段が、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換することを特徴とする。
あるいは、本発明は、1以上の電話機を収容するボタン電話装置が実行するコーデック変換方法において、着信拒否信号の内容を解析する手段が、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析し、再呼出する手段が、この解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを自装置が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出し、コーデック変換手段が、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、追加する手段が、自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に自装置が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出し、前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、自装置が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換手段が、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック手段を介さずに通信を行うことを特徴とする。
また、本発明をプログラムとしての観点から観ると、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、1以上の電話機を収容するボタン電話装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、複数種類のコーデックを実装するコーデック変換機能と、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する機能と、この解析する機能の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換機能が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する機能とを実現させ、前記コーデック変換機能は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換することを特徴とする。
あるいは、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、1以上の電話機を収容するボタン電話装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、複数種類のコーデックを実装するコーデック変換機能と、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する機能と、この解析する機能の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換機能が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する機能とを実現させ、前記コーデック変換機能は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に前記コーデック変換機能が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出する機能を実現させ、前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、前記コーデック変換機能が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換機能は、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック変換機能を介さずに通信を行うことを特徴とする
本発明によれば、送信側と受信側とのコーデックの不一致による呼損率の低下を実現することができる。
(発明の概要)
本発明の概要を図1および図2を参照して説明する。図1は、ボタン電話装置1に収容されているIP電話機2がIP電話網10に接続されているIP電話機11とコーデックAを用いて通信を行っている状態を示す図である。図2は、ボタン電話装置1に収容されているIP電話機2がIP電話網10を介して携帯電話機12と互いに異なるコーデックAおよびBを用いて通信を行っている状態を示す図である。
ここでは、ボタン電話装置1に収容される電話機がIP電話機2である場合を例にとって説明するが、これは、携帯電話機12とIP電話機2との間の通信におけるコーデック変換が最も本発明の理解を容易にすることができる故の例示であり、本発明の適用範囲をIP電話機に限定するものではない。
本発明の特徴は、ボタン電話装置1に収容したIP電話機2への着信および発信時に、IP電話機2が実装していないコーデックに対応する信号を用いる必要が生じた場合に、ボタン電話装置1が実装しているコーデックによってIP電話機2が実装していないコーデックについても対応可能とするところにある。
これにより、IP電話機2への着信時にIP電話機2が実装している以外のコーデックが要求された場合にボタン電話装置1のコーデック変換部3がそのコーデックを実装している場合はIP電話機2による応答および通信が可能となる。なお、コーデック変換部3は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)により実現する。
また、IP電話機2からの発信時についてもボタン電話装置1でIP電話機2が持っていないコーデックを補足することにより通信できない確率が軽減される。
(着信シーケンス)
IP電話機2への着信時の処理手順について図3から図5を参照して説明する。図3は、IP電話機2への着信時の処理手順を示すフローチャートである。図4は、IP電話機2への着信時の処理手順を示すシーケンス図である。なお、図3および図4におけるステップS0〜S27を示す符号は互いに対応している。図5は、本発明の実施形態のボタン電話装置1の要部ブロック構成図である。なお、図5では、ボタン電話装置1が従来から有する機能ブロックの図示は省略した。
IP電話機2への着信については、図3および図4に示すとおり、待機中であるボタン電話装置1が(ステップS0)、IP電話網10からの着信(INVITE)を受け(ステップS1)、IP電話機2を呼び出した際(ステップS2、ステップS3)、IP電話機2より着信拒否された場合に(ステップS4)、ボタン電話装置1の着信拒否内容を解析する手段である着信拒否内容解析部4は、IP電話機2から送出された着信拒否信号の内容を解析し、着信拒否した理由がコーデックの不一致であり、ボタン電話装置1がIP通信網10の要求するコーデックを実装しており(ステップS5の“実装している”)、さらに、IP電話機2に使用可能なコーデックを実装している場合には(ステップS6の“実装している”)、再呼出を行う手段である再呼出実行部5が当該コーデックにてSDP(Session
Description Protocol)情報を生成し(ステップS7)、IP電話機2の呼出(再呼出)を行う(ステップS8)。また、このときに、コーデック変換部3は、以降のIP電話機2との通信においてボタン電話装置1の前記コーデックを使用する旨を記憶する(ステップS9)。これにより呼出が行われ(ステップS10)、ステップS3に戻る。
なお、ステップS5で、ボタン電話装置1がIP通信網10の要求するコーデックを実装していない場合(ステップS5の“実装していない”)やステップS6で、ボタン電話装置1がIP電話機2に使用可能なコーデックを実装していない場合(ステップS6の“実装していない”)には、IP電話機2の着信拒否をそのままIP通信網10に送出し(ステップS11)、ボタン電話装置1は待機中となる(ステップS12)。
ステップS3に戻った後、IP電話機2からの呼出受付(Trying)を受信すると(ステップS13)、IP電話網10に対して呼出受付(Trying)を送出し(ステップS14)、IP電話機2は呼出中に遷移する(ステップS15)。
その後、IP電話機2の呼出中(Ringing)を受信すると(ステップS16)、IP電話網10に対して呼出中(Ringing)を送出し(ステップS17)、IP電話網10側ではIP電話機2が呼出中であることがわかる(S18)。
IP電話機2が応答(OK)すると(ステップS19)、ボタン電話装置1のコーデックを使用する場合には(ステップS20の“使用する”)、コーデック変換部3が当該コーデックにてSDP情報を生成し(ステップS21)、IP通信網10に対して応答する(ステップS22)。これによりIP通信網10側ではIP電話機2と通信中となり(ステップS23)、通信中であることを確認するためにIP通信網10からIP電話機2に対してACKが送出される(ステップS24)。これを受けてIP電話機2はRTP(Real-time
Transport Protocol)セッション開始処理を行う(ステップS25)。これによりIP電話機2側でも通信中となる(ステップS26)。この通信では、コーデック変換部3が実装するコーデックを用いてIP電話機2が実装するコーデックに対応するように信号変換が行われる。
また、ステップS20にてボタン電話装置1のコーデックを使用しない場合には(ステップS20の“使用しない”)、IP電話機2からの応答をそのままIP電話網10に応答する(ステップS27)。この場合にはステップS26の通信中においてはIP電話機2が実装するコーデックが使用される。
(発信シーケンス)
IP電話機2の発信時の処理手順について図5から図7を参照して説明する。図6は、IP電話機2の発信時の処理手順を示すフローチャートである。図7は、IP電話機2の発信時の処理手順を示すシーケンス図である。なお、図6および図7におけるステップS30〜S52を示す符号は互いに対応している。
IP電話機2の発信については、図6および図7に示すとおり、待機中であるボタン電話装置1が(ステップS30)、IP電話機2からの発信(INVITE)を受けると(ステップS31)、コーデック情報追加部6は、IP電話機2が実装しているコーデックの他にボタン電話装置1で追加可能なコーデックを検索し、そのようなコーデックが検索された場合には(ステップS32の“あり”)、当該コーデックを追加したSDP情報を生成し(ステップS33)、IP電話網10へ発信する(ステップS34)。コーデックの追加は、コーデックの種類を示す識別子を予め定めておき、識別子を追加するなどの方法がある。
また、ステップS32でボタン電話装置1で追加可能なコーデックが無いときには(ステップS32の“なし”)、IP電話機1の発信をそのままIP電話網10に送出する(ステップS44)。
これによりIP電話網10側においてIP電話機2は発信中となり(ステップS35)、IP電話網10側からボタン電話装置1に対して呼出受付(Trying)が送出され(ステップS46)、これを受けてボタン電話装置1はIP電話機2に対して呼出受付(Trying)を送出する(ステップS47)。IP電話機2は、IP電話網10において発信中であることを認識する(ステップS48)。
その後、IP電話網10側からボタン電話装置1に対して呼出中(Ringing)が送出され(ステップS49)、これを受けてボタン電話装置1はIP電話機2に対して呼出中(Ringing)を送出する(ステップS50)。引き続きIP電話機2は、IP電話網10において発信中であることを認識する(ステップS51)。
IP電話網10から応答(OK)があると(ステップS36)、通信相手が選択したコーデックがボタン電話装置1で追加したコーデックである場合には(ステップS37の“ボタン電話装置で追加したコーデック”)、当該コーデックにてSDP情報を生成し(ステップS38)、IP電話網10の応答(OK)をIP電話機2に送出する(ステップS39)。また、通信相手が選択したコーデックがボタン電話装置1で追加したコーデックではない場合には(ステップS37の“IP電話機のコーデック”)、応答(OK)をそのままIP電話機2に送出する(ステップS45)。
IP電話機2は、応答(OK)に対してACKを返送することにより(ステップS40)、IP電話網10と通信中となり(ステップS41)、その後、IP電話機2は、RTPセッション開始処理を実行し(ステップS42)、通信中となる(ステップS43)。ステップ37で、通信に用いるコーデックがボタン電話装置1が追加したコーデックである場合には、この通信では、コーデック変換部3が実装するコーデックを用いてIP電話機2が実装するコーデックに対応するように信号変換が行われる。
(発明の効果)
例えば、携帯電話機が実装するコーデックとIP電話機が実装するコーデックとで、互いに通信を行うことができるようになり、ユーザに対するサービス品質を向上させることができる。
また、前述した特許文献1の提案では、発信側の端末が発信の際に必要となるコーデックを要求する必要があり、発信側の端末が、予め着信側の端末のコーデック情報を認識している必要があるため、着信側の端末のコーデック情報が不明である場合にはコーデックの提供サービスを利用できないという問題があったが、本発明によれば、発信側からは使用可能な全てのコーデックの種類の情報を送信し、着信側がその中から使用可能なコーデックを選択した上で応答してくるので、発信側が予め着信側のコーデック情報を認識している必要はないという効果がある。
また、前述した特許文献2の提案では、通信を行う前段階で予め端末同士のコーデック情報を保持する必要があるが、これは端末同士が同じコーデックを使用し、コーデック変換が不要である場合でも行われるため、コーデック変換が不要な場合でも通信を行う前段階の処理が従来よりも増加するという問題があったが、本発明によれば、端末同士が同じコーデックを使用している場合には、ボタン電話装置1とは無関係に、端末同士が自律的に通信を行うため、コーデック変換が不要な場合には冗長な処理を必要としないという効果がある。
(プログラムの実施例)
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本発明の実施形態のボタン電話装置1に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本発明の実施形態のボタン電話装置1に相応する機能を実現することができる。例えば、図5に示す要部ブロック構成におけるコーデック変換部3、着信拒否内容解析部4、再呼出実行部5、コーデック情報追加部6については、本実施例のプログラムによって実現し得る。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
本発明によれば、IP電話サービスまたは携帯電話サービスのサービス品質を向上させることができる。
ボタン電話装置に収容されているIP電話機がIP電話網に接続されているIP電話機とコーデックAを用いて通信を行っている状態を示す図である。 ボタン電話装置に収容されているIP電話機がIP電話網を介して携帯電話機と互いに異なるコーデックAおよびBにより通信を行っている状態を示す図である。 本発明の実施形態の着信処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の着信処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態のボタン電話装置の要部ブロック構成図である。 本発明の実施形態の発信処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の発信処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 ボタン電話装置
2、11 IP電話機
3 コーデック変換部(コーデック変換手段)
4 着信拒否内容解析部(着信拒否内容を解析する手段)
5 再呼出実行部(再呼出する手段)
6 コーデック情報追加部(追加して送出する手段)
10 IP電話網
12 携帯電話機

Claims (6)

  1. 1以上の電話機を収容するボタン電話装置において、
    複数種類のコーデックを実装するコーデック変換手段と、
    自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する手段と、
    この解析する手段の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換手段が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する手段と
    を備え、
    前記コーデック変換手段は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換する
    ことを特徴とするボタン電話装置。
  2. 1以上の電話機を収容するボタン電話装置において、
    複数種類のコーデックを実装するコーデック変換手段と、
    自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する手段と、
    この解析する手段の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換手段が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する手段と
    を備え、
    前記コーデック変換手段は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、
    自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に前記コーデック変換手段が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出する手段を備え、
    前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、前記コーデック変換手段が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換手段は、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック変換手段を介さずに通信を行う
    ことを特徴とするボタン電話装置。
  3. 1以上の電話機を収容するボタン電話装置が実行するコーデック変換方法において、
    着信拒否信号の内容を解析する手段が、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析し、
    再呼出する手段が、この解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを自装置が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出し、
    コーデック変換手段が、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換する
    ことを特徴とするコーデック変換方法。
  4. 1以上の電話機を収容するボタン電話装置が実行するコーデック変換方法において、
    着信拒否信号の内容を解析する手段が、自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析し、
    再呼出する手段が、この解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを自装置が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出し、
    コーデック変換手段が、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、
    追加する手段が、自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に自装置が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出し、
    前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、自装置が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換手段が、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック手段を介さずに通信を行う
    ことを特徴とするコーデック変換方法。
  5. 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、1以上の電話機を収容するボタン電話装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    複数種類のコーデックを実装するコーデック変換機能と、
    自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する機能と、
    この解析する機能の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換機能が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する機能と
    を実現させ、
    前記コーデック変換機能は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換する
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、1以上の電話機を収容するボタン電話装置に相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
    複数種類のコーデックを実装するコーデック変換機能と、
    自装置が収容する電話機が着信拒否信号を発信側に返送したときにこの着信拒否信号の内容を解析する機能と、
    この解析する機能の解析結果に基づき、着信拒否の原因がコーデックの不一致であり、発信側が要求するコーデックを前記コーデック変換機能が実装している場合には、前記着信拒否信号を発信側に返送することなく、前記電話機を当該電話機が実装するコーデックによるSDP情報を生成して再呼出する機能と
    を実現させ、
    前記コーデック変換機能は、この再呼出に応じた前記電話機の以降の発信側との送受信信号を実装するコーデックを用いて前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、
    自装置が収容する電話機が発信を行ったときには、当該電話機が実装するコーデックの種類の他に前記コーデック変換機能が実装するコーデックの種類を示す識別子を発信信号中に追加して送出する機能を実現させ、
    前記発信に対する応答が有り、そのコーデックが、前記電話機が実装していないコーデックであり、前記コーデック変換機能が実装するコーデックであるときには、前記コーデック変換機能は、前記電話機の以降の着信側との送受信信号を前記電話機が実装するコーデックに対応する信号に変換し、着信側のコーデックが自装置が収容する電話機が実装しているコーデックと同一の場合には前記電話機と着信側とは該コーデック変換機能を介さずに通信を行う
    ことを特徴とするプログラム。
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