JP4906796B2 - 通信システム及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム及び通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4906796B2
JP4906796B2 JP2008166337A JP2008166337A JP4906796B2 JP 4906796 B2 JP4906796 B2 JP 4906796B2 JP 2008166337 A JP2008166337 A JP 2008166337A JP 2008166337 A JP2008166337 A JP 2008166337A JP 4906796 B2 JP4906796 B2 JP 4906796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
session control
session
function
communication system
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008166337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010010948A (ja
Inventor
健 大坂
新二 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2008166337A priority Critical patent/JP4906796B2/ja
Publication of JP2010010948A publication Critical patent/JP2010010948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906796B2 publication Critical patent/JP4906796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電話やビデオ配信などをサービスとして提供するネットワークに関し、特に該電話やビデオ配信などをセッション単位で制御する際に帯域制御やメディア変換、アドレス払い出しなどの処理を実施する通信システム及び通信制御方法に関する。
電話やビデオ配信などをサービスとして提供するネットワークにおいては、端末装置及び事業者が相互に接続される。例えば、該ネットワークには、図1に示すように、呼制御サーバ10、ルータ、セッション制御装置(S/BC: Session Border Controller)30が含まれる。図1に示されるネットワークの例においては、ネットワーク20は、1又は複数のルータを含む。また、図1に示されるネットワークの例において、ネットワーク40は接続事業者が有するネットワークでもよい。呼制御サーバ、ルータ、セッション制御装置は、IPなどで接続される。呼制御サーバは、1又は複数のセッション制御装置を制御する。図1に示されるネットワークの例においては、2つのセッション制御装置30(30、30)により、セッション制御装置群が構成される。
セッション制御装置は、端末装置間及び事業者間の接続における論理的な入り口に設置される。セッション制御装置は、セキュリティを確保しつつ、セッション単位で、サービスの相互接続に必要な制御を行う。該必要な制御には、帯域制御、メディア変換、アドレス払い出しなどが含まれる。例えば、セッション制御装置では、フィルタ処理、アドレス変換処理、符号化/復号(CODEC)変換処理、帯域制限処理、経路選択処理が行われる。セッション制御装置は、1回の制御で、該必要な制御に必要な処理を行う。
「そこが知りたい最新技術 NGN入門」、152P-172P、井上友二監修、インプレスR&D、March、2007年 [online][平成20年5月30日検索]、インターネット<URL: http://www.nissho-ele.co.jp/product/acme/feature.html>
呼制御サーバ10は、1又は複数のセッション制御装置を制御する。セッション制御装置30は、呼制御サーバ10による制御に従って、トラヒックが通過する度に、サービスの相互接続に必要な複数の処理を行う。
1つのセッション制御装置には、サービスの相互接続に必要な複数の処理を実現するために、複数の機能が実装される。該複数の機能には、全ての呼に対しては必要のない機能も含まれる。セッション制御装置に複数の機能が実装される場合、該セッション制御装置30のコストが上昇する。また、セッション制御装置30に実装させる機能が増加した場合、該増加した機能を実装する必要がある。また、セッション制御装置を増設する場合には、全機能が実装されたものを設置する必要があるため、該セッション制御装置が大きくなり広い設置場所を必要とする。
また、複数の機能がセッション制御装置に実装される場合には、該セッション制御装置の処理負荷が増加することにより、収容できるユーザ数が制限される場合もある。
また、セッション制御装置に新規に機能を追加する場合には、該セッション制御装置の有する性能により、更改が必要になる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、既存の設備を有効に活用しつつ、セッション制御装置に対する負荷を低減することができる通信システム及び通信制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本通信システムは、
セッション制御を行うセッション制御装置を有する通信システムであって、
複数のセッション制御装置を有し、
各セッション制御装置により通知される該各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能を登録する手段と、
通信を行う端末装置との間で行われるネゴシエーションに基づいて、前記登録する手段により登録された各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能から、各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能を決定する手段と、
前記決定する手段において決定されたセッション制御のための機能を、前記各セッション制御装置に設定する手段と
を有し、
前記決定する手段は、前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能に基づいて、トラヒックの転送経路を決定し、
前記セッション制御のための機能には、フィルタリング処理、アドレス変換処理、帯域制限処理、及びメディア変換処理の少なくとも1つが含まれる。
本通信制御方法は、
セッション制御を行うセッション制御装置を有する通信システムにおける通信制御方法であって、
前記通信システムは、複数のセッション制御装置を有し、
各セッション制御装置により通知される該各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能を登録するステップと、
通信を行う端末装置との間で行われるネゴシエーションに基づいて、前記登録するステップにより登録された各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能から、各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能を決定するステップと、
前記決定するステップにおいて決定されたセッション制御のための機能を、前記各セッション制御装置に設定するステップと
前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能に基づいて、トラヒックの転送経路を決定するステップと
を有し、
前記セッション制御のための機能には、フィルタリング処理、アドレス変換処理、帯域制限処理、及びメディア変換処理の少なくとも1つが含まれる。
本発明の実施例によれば、既存の設備を有効に活用しつつ、セッション制御装置に対する負荷を低減することができる通信システム及び通信制御方法を実現できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施例)
本実施例に係る通信システムについて、図2を参照して説明する。
本実施例に係る通信システムは、呼制御サーバ100を有する。呼制御サーバ100は、端末装置間の接続(セッション)処理を行う。
また、該通信システムは、中継装置を有する。該中継装置には、ルータが含まれる。また、該中継装置には、スイッチが含まれるようにしてもよい。図2に示される例では、ネットワーク200は、1又は複数のルータ及び/又はスイッチを有する。該ネットワーク200には、端末装置600が接続される。端末装置600は複数であってもよい。また、端末装置600は、携帯端末であってもよい。この場合、該携帯端末は、基地局を介してネットワーク200と接続される。
また、該通信システムは、複数のセッション制御装置300を有する。該セッション制御装置300は、ネットワーク間に設置されるようにしてもよい。本実施例では、一例として、セッション制御装置300がネットワーク200とネットワーク400との間に設置される場合について説明する。該セッション制御装置300は、複数の機能のうちの1又は複数の機能を有するようにしてもよい。該セッション制御装置300は、全機能を有する必要はない。該複数の機能には、フィルタ処理、アドレス変換処理、CODEC変換処理、帯域制限処理、メディア変換処理が含まれるようにしてもよい。また、複数のセッション制御装置300は、セッション制御装置群と呼ばれてもよい。
本実施例に係る通信システムは、ネットワーク400を有する。該ネットワーク400は、例えば、接続事業者により運営される。該ネットワーク400には、端末装置500が接続される。端末装置500は複数であってもよい。また、端末装置500は、携帯端末であってもよい。この場合、該携帯端末は、基地局を介してネットワーク400と接続される。
本実施例に係る通信システムは、インターネットプロトコル(IP: Internet Protocol)により接続されるようにしてもよい。例えば、NGN(Next Generation Network)により接続されるようにしてもよい。また、該通信システムは、非同期転送モード(ATM: Asynchronous Transfer Mode)が適用されたシステムであってもよい。また、該通信システムは、同期転送モード(STM: Synchronous Transfer Mode)が適用されたシステムであってもよい。また、該通信システムは、電話網により接続されたシステムであってもよい。セッション制御装置300が有するメディア変換機能により、転送モードの変換処理が行われる。例えば、ATMとIPとの間の変換処理、STMとATMとの間の変換処理が行われる。
本実施例に係る呼制御サーバ100について説明する。該呼制御サーバ100は、接続処理部102を有する。接続処理部102は、端末装置間の接続処理を行う。例えば、接続処理部102は、接続する端末装置の有する能力に基づいて、端末装置間のネゴシエーションを行う。例えば、端末装置500と端末装置600との間の接続処理を行う場合、端末装置500の有する能力と端末装置600の有する能力との間で差がある場合には、セッション制御装置群において、該差を吸収するように制御する。このようにすることにより、接続する端末装置の有する能力に差がある場合に、該接続する端末装置間の接続のネゴシエーション自体が破棄されることを低減できる。
また、本実施例に係る呼制御サーバ100は、セッション制御装置制御部104を有する。セッション制御装置制御部104は、事業者間のサーバなどでネゴシエーションした情報に基づいて、セッション制御装置300へ、使用する機能を設定する。言い換えれば、セッション制御装置制御部104は、端末装置間の接続において、必要な機能を実現できるようにセッション制御装置群を制御する。例えば、セッション制御装置制御部104は、通信を行う端末装置間との距離に基づいて、各セッション制御装置に対して設定する機能(処理)を決定するようにしてもよい。また、セッション制御装置制御部104は、各セッション制御装置に対して設定する機能(処理)に基づいて、トラヒックの転送経路を決定するようにしてもよい。
本実施例に係るセッション制御装置200について説明する。該セッション制御装置200は、上述したように、フィルタ処理、アドレス変換処理、CODEC変換処理、帯域制限処理、メディア変換処理のうち、少なくとも1つの機能を有する。また、セッション制御装置200は、この機能以外にもセッション制御のために必要な機能を有するようにしてもよい。本実施例においては、一例として、3つのセッション制御装置300、300及び300を有する場合について説明する。必要に応じて、1又は2のセッション制御装置を有するようにしてもよい。また、4以上のセッション制御装置を有するようにしてもよい。また、本実施例においては、一例として、セッション制御装置300がフィルタ処理及びアドレス変換処理を行い、セッション制御装置300がCODEC変換処理を行い、セッション制御装置300が帯域制限処理を行う場合について説明する。
本実施例に係るセッション制御装置300は、フィルタ処理部302を有する。フィルタ処理部302は、呼制御サーバ100による制御に従って、攻撃パケットをフィルタリングし、該攻撃パケットの通過を阻止する。
また、本実施例に係るセッション制御装置300は、アドレス変換部304を有する。アドレス変換部304は、呼制御サーバ100による制御に従って、CODEC変換機能を有するセッション制御装置300宛アドレスに、宛先アドレスを設定する。
本実施例に係るセッション制御装置300は、CODEC変換部306を有する。CODEC変換部306は、呼制御サーバ100による制御に従って、セッション制御装置300により送信されたトラヒックに対して、CODEC変換処理を行う。また、CODEC変換部306は、呼制御サーバ100による制御に従って、帯域制限処理機能を有するセッション制御装置300宛アドレスに、CODEC変換処理が行われたトラヒックの宛先アドレスを設定する。
本実施例に係るセッション制御装置300は、帯域制限処理部308を有する。帯域制限処理部308は、呼制御サーバ100による制御に従って、セッション制御装置300により送信されたトラヒックに対して、帯域制限処理を行う。また、帯域制限処理部308は、呼制御サーバ100による制御に従って、端末装置500宛アドレスに、帯域制限処理が行われたトラヒックの宛先アドレスを設定する。
本実施例に係る通信システムの動作について、図3及び図4を参照して説明する。
本実施例に係る通信システムでは、セッション制御装置間における転送先を選択する方法として、アドレス・ポート番号変換が使用される。
呼制御サーバ100と、端末装置500及び600との間で、ネゴシエーションが行われる(ステップS302、S304)。例えば、接続処理部102と端末装置500との間でネゴシエーションが行われ、接続処理部102と端末装置600との間でネゴシエーションが行われる。例えば、端末装置500は、通信相手となる端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報を呼制御サーバ100に送信する。該符号化/復号処理を示す情報は、複数種類の符号化/復号処理が含まれてもよい。例えば、端末装置500は、通信相手となる端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報として、符号化/復号処理A及びBを呼制御サーバ100に送信するようにしてもよい。また、端末装置600は、当該端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報を呼制御サーバ100に送信する。該符号化/復号処理を示す情報は、複数種類の符号化/復号処理が含まれてもよい。例えば、端末装置600は、当該端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報として、符号化/復号処理D及びEを呼制御サーバ100に送信するようにしてもよい。
呼制御サーバ100は、接続事業者との間でネゴシエーションを行う(ステップS306)。例えば、接続処理部102と接続事業者との間でネゴシエーションが行われる。
呼制御サーバ100は、各セッション制御装置300に対して、設定する機能を決定する(ステップS308)。例えば、呼制御サーバ100には、各セッション制御装置が有する機能が事前に登録される。また、例えば、各セッション制御装置は、呼制御サーバ100に、当該セッション制御装置が有する機能を通知するようにしてもよい。本実施例においては、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能としてフィルタリング機能及びアドレス変換機能が登録される。該アドレス変換機能には、NAT(Network Address Translation)機能が含まれる。また、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能としてCODEC変換機能が登録される。該CODEC変換機能には、変換できるCODECの種類を示す情報が含まれてもよい。該CODECの種類を示す情報は変換テーブルの形式であってもよい。また、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能として帯域制限処理機能が登録される。
例えば、セッション制御装置制御部104は、端末装置500及び600により送信された符号化/復号処理を示す情報に基づいて、該端末装置500及び600において処理できる符号化/復号処理を比較する。そして、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置に対して、端末装置500が有する符号化/復号処理から端末装置600が有する符号化/復号処理への変換ができる機能を設定することを決定する。例えば、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置に対して、符号化/復号処理A及びBのうちの少なくとも一方から符号化/復号処理C及びDのうちの少なくとも一方への変換ができる機能を設定することを決定する。本実施例では、該機能を有するセッション制御装置300は、セッション制御装置300である。
セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、フィルタリング処理を設定することを決定する。また、セッション制御装置104は、セッション制御装置300に対して、セッション制御装置300にトラヒックを転送できるアドレス変換を設定することを決定する。また、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、CODEC変換を設定することを決定する。具体的には、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、符号化/復号処理A及びBのうちの少なくとも一方から符号化/復号処理C及びDのうちの少なくとも一方への変換を設定することを決定する。また、セッション制御装置104は、セッション制御装置300に対して、帯域制限処理を設定することを決定する。
セッション制御装置制御部104は、各セッション制御装置300、300及び300に対して、機能設定情報を送信する(ステップS310)。該機能設定情報には、上述した当該セッション制御装置に対して設定される機能を示す情報が含まれる。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS312)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、フィルタリング機能及びポート番号変換処理機能を設定する。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS314)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、CODEC変換機能を設定する。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS316)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、帯域制限機能を設定する。
端末装置500は、端末装置600宛に、アドレス変換処理と、CODEC処理と、帯域制限処理を行う必要のあるフローを送信する(ステップS318)。図4において、該フローは破線により示される。
該フローに含まれるトラヒックは、ネットワーク400を介して、セッション制御装置300に送信される。セッション制御装置300は、該トラヒックに対して、フィルタリング処理及びポート番号変換処理を行う(ステップS320)。例えば、フィルタ処理部302は、端末装置500からのトラヒックに対して、フィルタリング処理を行うことにより、攻撃パケットの通過を阻止する。また、例えば、アドレス変換部304は、CODEC変換機能を有するセッション制御装置300宛に宛先アドレスを変換する。
セッション制御装置300はセッション制御装置300向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、セッション制御装置300にトラヒックを転送する(ステップS322)。
セッション制御装置300はセッション制御装置300により転送されたトラヒックに対して、CODEC変換処理を行う(ステップS324)。例えば、CODEC変換部306は、符号化/復号処理A及びBの一方から符号化/復号処理C及びDの一方への変換処理を行う。セッション制御装置300はセッション制御装置300向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、セッション制御装置300にトラヒックを転送する(ステップS326)。
セッション制御装置300はセッション制御装置300により転送されたトラヒックに対して、帯域制限処理を行う(ステップS328)。例えば、帯域制限処理部308は、CODEC変換処理が行われたトラヒックに対して、帯域制限処理を行う。セッション制御装置300は端末装置600向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、端末装置600にトラヒックを転送する(ステップS330)。
本実施例によれば、1つのセッション制御装置に配備されていた機能を複数のセッション制御装置に分散して配備できる。そして、1つのセッション制御装置により行われていた処理を、複数のセッション制御装置で行うことができる。このため、1つのセッション制御装置における処理負荷を低減できる。
また、既に設置されたセッション制御装置の置き換え及び/又は改良することなく、追加したい機能を有するセッション制御装置を設置できる。この場合、呼制御サーバから、セッション制御装置への設定内容を変更するだけで、各セッション制御装置が有する機能を実行できる。
(第2の実施例)
本実施例に係る通信システムについて、図5を参照して説明する。
本実施例に係る通信システムは、上述した実施例において、セッション制御装置300からセッション制御装置300の間で、仮想専用線(VPN: Virtual Private Network)を設定し、該VPNを通るようにトラヒックを処理するようにしたものである。該VPNは、例えば、セッション制御装置300とセッション制御装置300との間で設定される。また、該VPNは、例えば、セッション制御装置300とセッション制御装置300との間で設定される。
本実施例に係る通信システムの動作について、図6を参照して説明する。
本実施例に係る通信システムでは、上述したように、セッション制御装置間における転送先を選択する方法として、VPNが使用される。
呼制御サーバ100と、端末装置500及び600との間で、ネゴシエーションが行われる(ステップS602、S604)。例えば、接続処理部102と端末装置500との間でネゴシエーションが行われ、接続処理部102と端末装置600との間でネゴシエーションが行われる。例えば、端末装置500は、通信相手となる端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報を呼制御サーバ100に送信する。該符号化/復号処理を示す情報は、複数種類の符号化/復号処理が含まれてもよい。また、端末装置600は、当該端末装置600において処理できる符号化/復号処理を示す情報を呼制御サーバ100に送信する。該符号化/復号処理を示す情報は、複数種類の符号化/復号処理が含まれてもよい。
呼制御サーバ100は、接続事業者との間でネゴシエーションを行う(ステップS606)。例えば、接続処理部102と接続事業者との間でネゴシエーションが行われる。
呼制御サーバ100は、各セッション制御装置300に対して、設定する機能を決定する(ステップS608)。例えば、呼制御サーバ100には、各セッション制御装置が有する機能が事前に登録される。本実施例においては、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能としてフィルタリング機能及びアドレス変換機能が登録される。該アドレス変換機能には、NAT(Network Address Translation)機能が含まれる。また、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能としてCODEC変換機能が登録される。該CODEC変換機能には、変換できるCODECの種類を示す情報が含まれてもよい。該CODECの種類を示す情報は変換テーブルの形式であってもよい。また、呼制御サーバ100には、セッション制御装置300が有する機能として帯域制限処理機能が登録される。例えば、セッション制御装置制御部104は、端末装置500及び600により送信された符号化/復号処理を示す情報に基づいて、該端末装置500及び600において処理できる符号化/復号処理を比較する。そして、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置に対して、端末装置500が有する符号化/復号処理から端末装置600が有する符号化/復号処理への変換ができる機能を設定することを決定する。
セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、フィルタリング処理を設定することを決定する。また、セッション制御装置104は、セッション制御装置300に対して、セッション制御装置300にトラヒックを転送できるアドレス変換を設定することを決定する。例えば、セッション制御装置104は、セッション制御装置300にトラヒックを転送できるアドレス変換を設定する場合に、該セッション制御装置300との間で、VPNを設定することを決定する。また、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、CODEC変換を設定することを決定する。また、セッション制御装置制御部104は、セッション制御装置300に対して、該セッション制御装置300との間で、VPNを設定することを決定する。また、セッション制御装置104は、セッション制御装置300に対して、帯域制限処理を設定することを決定する。
セッション制御装置制御部104は、各セッション制御装置300、300及び300に対して、機能設定情報を送信する(ステップS610)。該機能設定情報には、当該セッション制御装置に対して設定される機能を示す情報が含まれる。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS612)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、フィルタリング機能及びポート番号変換処理機能を設定する。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS614)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、CODEC変換機能を設定する。
セッション制御装置300は、呼制御サーバ100により送信された機能設定情報に従って、該機能設定情報に含まれる機能を設定する(ステップS616)。例えば、セッション制御装置300は、該機能設定情報に含まれる機能、具体的には、帯域制限機能を設定する。
端末装置500は、端末装置600宛に、アドレス変換処理と、CODEC処理と、帯域制限処理を行うフローを送信する(ステップS618)。
該フローは、ネットワーク400を介して、セッション制御装置300に送信される。セッション制御装置300は、該フローに対して、フィルタリング処理及びポート番号変換処理を行う(ステップS620)。例えば、フィルタ処理部302は、端末装置500からのトラヒックに対して、フィルタリング処理を行うことにより、攻撃パケットの通過を阻止する。また、例えば、アドレス変換部304は、CODEC変換機能を有するセッション制御装置300との間でVPNを設定し、該セッション制御装置300宛に宛先アドレスを変換する。
セッション制御装置300はセッション制御装置300向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、セッション制御装置300にトラヒックを転送する(ステップS622)。該トラヒックは、VPNを通るように処理される。
セッション制御装置300はセッション制御装置300により転送されたトラヒックに対して、CODEC変換処理を行う(ステップS624)。例えば、CODEC変換部306は、端末装置500の有する符号化/復号処理から端末装置600の有する符号化/復号処理への変換処理を行う。また、例えば、セッション制御装置300は、セッション制御装置300との間でVPNを設定し、該セッション制御装置300宛に宛先アドレスを変換する。
セッション制御装置300はセッション制御装置300向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、セッション制御装置300にトラヒックを転送する(ステップS626)。該トラヒックは、VPNを通るように処理される。
セッション制御装置300はセッション制御装置300により転送されたトラヒックに対して、帯域制限処理を行う(ステップS628)。例えば、帯域制限処理部308は、CODEC変換処理が行われたトラヒックに対して、帯域制限処理を行う。セッション制御装置300は端末装置600向けの経路を選択する。そして、セッション制御装置300は、端末装置600にトラヒックを転送する(ステップS630)。
本実施例においては、セッション制御装置300とセッション制御装置300との間、及びセッション制御装置300とセッション制御装置300との間において、トラヒックの転送の途中でVPNが設定される場合について説明したが、事前にVPNが設定されるようにしてもよい。
本実施例によれば、1つのセッション制御装置に配備されていた機能を複数のセッション制御装置に分散して配備できる。そして、1つのセッション制御装置により行われていた処理を、複数のセッション制御装置で行うことができる。このため、1つのセッション制御装置における処理負荷を低減できる。
また、既に設置されたセッション制御装置の置き換え及び/又は改良することなく、追加したい機能を有するセッション制御装置を設置できる。この場合、呼制御サーバから、セッション制御装置への設定内容を変更するだけで、各セッション制御装置が有する機能を実行できる。また、トラヒックの転送が行われるセッション制御装置間でVPNが設定されるため、セキュリティを向上させることができる。
本実施例によれば、既存の設備を有効に活用しつつ、セッション制御装置で様々な機能を実現することができる。また、各セッション制御装置では、1つの機能を実行できるようにすればよい。該1つの機能を実行できるセッション制御装置間をトラヒックが転送されることにより、複雑な機能を実現できる。また、処理の頻度が少ない機能を提供する場合には、該機能を実現するために配置するセッション制御装置の数を少なくできる。このため、運用コストを低減できる。
通信システムを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示すフロー図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示す説明図である。 一実施例に係る通信システムを示す説明図である。 一実施例に係る通信システムの動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 呼制御サーバ
20 ネットワーク
30(30、30) セッション制御装置
40 ネットワーク
100 呼制御サーバ
102 接続処理部
104 セッション制御装置制御部
200 ネットワーク
300(300、300、300) セッション制御装置
302 フィルタ処理部
304 アドレス変換部
306 CODEC変換部
308 帯域制限部
400 ネットワーク
500 端末装置
600 端末装置

Claims (6)

  1. セッション制御を行うセッション制御装置を有する通信システムであって、
    複数のセッション制御装置を有し、
    各セッション制御装置により通知される該各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能を登録する手段と、
    通信を行う端末装置との間で行われるネゴシエーションに基づいて、前記登録する手段により登録された各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能から、各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能を決定する手段と、
    前記決定する手段において決定されたセッション制御のための機能を、前記各セッション制御装置に設定する手段と
    を有し、
    前記決定する手段は、前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能に基づいて、トラヒックの転送経路を決定し、
    前記セッション制御のための機能には、フィルタリング処理、アドレス変換処理、帯域制限処理、及びメディア変換処理の少なくとも1つが含まれることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能には、CODEC処理が含まれることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の通信システムにおいて、
    前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能には、転送するセッション制御装置との間で、仮想専用線を設定する処理が含まれることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記決定する手段は、通信を行う端末装置との間の距離に基づいて、各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能を決定することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のセッション制御装置は、ネットワークを介して接続され、該ネットワークは、IP、ATM、STM及び電話網のうち、少なくとも1つにより接続されることを特徴とする通信システム。
  6. セッション制御を行うセッション制御装置を有する通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記通信システムは、複数のセッション制御装置を有し、
    各セッション制御装置により通知される該各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能を登録するステップと、
    通信を行う端末装置との間で行われるネゴシエーションに基づいて、前記登録するステップにより登録された各セッション制御装置の有するセッション制御のための機能から、各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能を決定するステップと、
    前記決定するステップにおいて決定されたセッション制御のための機能を、前記各セッション制御装置に設定するステップと
    前記各セッション制御装置に対して設定するセッション制御のための機能に基づいて、トラヒックの転送経路を決定するステップと
    を有し、
    前記セッション制御のための機能には、フィルタリング処理、アドレス変換処理、帯域制限処理、及びメディア変換処理の少なくとも1つが含まれることを特徴とする通信制御方法。
JP2008166337A 2008-06-25 2008-06-25 通信システム及び通信制御方法 Expired - Fee Related JP4906796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166337A JP4906796B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 通信システム及び通信制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166337A JP4906796B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 通信システム及び通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010010948A JP2010010948A (ja) 2010-01-14
JP4906796B2 true JP4906796B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=41590931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166337A Expired - Fee Related JP4906796B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 通信システム及び通信制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906796B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3633546B2 (ja) * 2001-11-19 2005-03-30 日本電気株式会社 シグナリング中継システムおよびシグナリング中継方法
US7149515B2 (en) * 2003-10-17 2006-12-12 Motorola, Inc. Vocoder selection method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010010948A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2071775A1 (en) Data access
US7114005B2 (en) Address hopping of packet-based communications
EP1698118A1 (en) Control of mobile packet streams
US10764341B2 (en) System for routing multicast page/party call audio among voice over internet (VoIP) devices in different local area networks (LANs) via internet
JP4496733B2 (ja) 移動通信システム及びそれに用いるハンドオーバ方法
JP2007013304A (ja) 内線電話システムおよび内線電話通信方法
JP4906796B2 (ja) 通信システム及び通信制御方法
EP2043300A1 (en) Data transmission network, method, network element and pro-gram
JP4444144B2 (ja) ゲートウェイ装置
US8705499B2 (en) Mobile wireless access router for separately controlling traffic signal and control signal
JP5722171B2 (ja) 通信システム、アクセスポイント、サーバ装置および通信制御方法
US7342905B1 (en) Communications system
EP3355522A1 (en) Access aggregation system and bonding client
JP5212436B2 (ja) 通信装置、通信システム及びプログラム
US20150103693A1 (en) Gateway adapted for vod
CN101400098B (zh) 一种固定通信网络中物理网络识别信息通告方法及其装置
US7995561B2 (en) Techniques for implementing logical trunk groups with session initiation protocol (SIP)
JP2006229550A (ja) VoIP−GW装置
JP5155899B2 (ja) モバイルipネットワークにおける非ipネットワークを介した経路制御方法及びシステム
JP2009010733A (ja) 異種網回線通信装置、方法及びプログラム
KR101530219B1 (ko) 음성 패킷망에서 음성 페이징 서비스를 제공하기 위한 그룹캐스팅 전송방법 및 장치
JP2015027021A (ja) 通信システム、基地局、中継局および通信制御方法
JP2011049986A (ja) 列車運行情報配信装置、ipマルチキャスト配信方法、及び列車運行情報配信方法
JP2010004495A (ja) 呼制御方法、システム、及びサーバー、並びにセッション・ボーダー・コントローラー
US20100061363A1 (en) System and method for media gateway negotiation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4906796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees