JP4444144B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は回線交換網とIP(Internet Protocol)網とを相互に接続するゲートウェイ装置に関し、特にPIAFSプロトコルによるデータ通信を中継する装置に関する。
近年になり情報通信ニーズの増大や通信の自由化が進展するにつれ、音声およびデータ通信を含む情報通信サービスが多様化してきている。このような背景から通信サービス分野に新たに参入する事業者(キャリア)も増えてきており、キャリア間のサービス競争が盛んになってきている。新規のキャリアはNCC(New Common Carrier)と称され、VoIP(Voice over IP)などの技術を用いて様々なサービスを提供している。VoIPとは音声信号をIPパケット化して伝送することにより音声系ネットワークとIP網とを統合する技術である。
NCCは自らの加入者回線を持たないケースが多いため、加入者回線をすでに持つ特定のキャリアから必要な設備を既定の料金で借り受けることが多い。一方、多くのNCCは自らの資金で自前のネットワーク(IP網であることが多い)を構築する。これに特定キャリアの回線交換網も加えて通信システムが形成され、一般ユーザへのサービスの提供にはこれらの設備が複合的に利用される。
この種の通信システムにおいてNCCは、固定料金に加えてトラフィック量に応じた重量課金による回線レンタル料を特定キャリアに支払わなくてはならない。この負担は自前ネットワークを最大限に利用することにより削減できる。そこで、自前ネットワーク(以下IP網とする)とキャリア網とに交換機、あるいはゲートウェイ装置などを接続し、ユーザトラフィックを可能な限りIP網に流すようにすることが考えられている
ところで、この種のシステムにPHS(Personal Handy-phone System)を組み合わせることが考えられている(例えば特許文献1を参照)。PHSにおけるデータ通信方式にはPIAFS(PHS internet access forum standard)プロトコルを用いた回線交換接続による方式と、パケット方式による通信方式とがある。このうちPIAFSプロトコルを用いる方式では、移動端末側からの発信により回線交換ネットワークを介してアクセスサーバ(AS)、または加入者端末までの通信路を形成する。そして、この通信路上で移動端末、アクセスサーバ、または加入者端末間での上位プロトコルのデータをPIAFSプロトコルにより授受することでデータ通信が実現される。しかしながら回線交換ネットワークを用いている限り、回線借用による課金からNCCは逃れることができない。
特開2003−244248号公報
PHSのデータ通信においてもIP網を利用することができれば、NCC、ひいてはユーザへの課金負担を軽減することができる。しかしながらその前提としてPIAFSプロトコルをIP化することが必要であり、そのためにはPIAFSプロトコルを終端する必要がある。ゲートウェイ装置にPIAFSプロトコル終端機能を実装することができればよいが、これはゲートウェイ装置に既存のアクセスサーバの機能を併せ持たせることに相当するために多大な費用と労力とが必要になる。たとえこれが実現したとしても、ゲートウェイ装置と対向するアクセスポイントとの間で上位プロトコルのデータを送受するための通信プロトコルが必要になるため、現実的ではない。
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、IP網を介してPIAFSフレームを簡易に伝送できるようにし、これにより課金負担の軽減を図ったゲートウェイ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば、PHS(Personal Handy-Phone System)無線基地局を含む加入者網と、アクセスポイントを備えIP(Internet Protocol)パケットを伝送するIP網と、回線交換網とに接続されるゲートウェイ装置であって、デジタル信号を時分割多重バスを介して回線交換する交換部と、この交換部に前記時分割多重バスを介して接続され、前記デジタル信号と前記IPパケットとのインタフェース処理を行うIP変換部と、加入者回線を介して前記加入者網に接続される加入者インタフェース部と、前記加入者網からの呼接続要求を受けた場合に、発信情報に含まれる着信先情報に基づいて前記呼接続要求の接続先を前記回線交換網または前記IP網のいずれかに判定する判定手段とを具備し、前記加入者インタフェース部は、前記判定手段により前記呼接続要求の接続先を前記IP網と判定された場合に、前記加入者回線からのデジタル信号からPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)フレームを検出するPIAFSフレーム検出部を備え、前記IP変換部は、前記PIAFSフレーム検出部により検出されたPIAFSフレームをIPカプセル化するIPカプセル化手段と、このIPカプセル化されたPIAFSフレームを前記アクセスポイントとの間で授受する通信手段とを具備することを特徴とするゲートウェイ装置が提供される。
上記構成では、無線基地局からの発呼要求を受けると、判定手段によりIP網を利用した接続が可能か否かが発呼情報に基づいて判断され、IP網を利用することが不可であれば、従来通り回線交換接続が実施される。IP網による接続が可能であれば、IP変換部と加入者インタフェース部とのチャネル接続が行われ、IP変換部にPIAFS通信開始情報をチャネル情報とともに送出する。PIAFS通信開始を受けたIP変換部は、チャネル情報を付加してアクセスポイントに接続する。その後、指定チャネルから入力されるPIAFSのフレームをPIAFSフレーム検出部により検出し、このPIAFSフレームにチャネル情報を付加してIPパケットにカプセル化し、アクセスポイントに送出する。逆の経路では、IP変換部はアクセスポイントから送信されたIPパケットからPIAFSフレームとチャネル情報を抽出し、チャネル情報に従ってPIAFSフレームを時分割多重バスに送出する。これらの動作により、PIAFSのフレームをIP網上で伝送し、アクセスポイントと移動端末間のPIAFSプロトコル部でのプロトコル終端を、回線交換方式と同様に行うことが可能になる。
本発明によれば、IP網を介してPIAFSフレームを簡易に伝送できるようになり、これにより課金負担の軽減を図ったゲートウェイ装置を提供することができる。
[システム構成]
図1は、本発明に係わるゲートウェイ装置が用いられる通信システムの実施の形態を示すシステム図である。図1において加入者網SNの複数の加入者回線114は、まずゲートウェイ装置1に収容される。ゲートウェイ装置1はIP網DNに接続される。IP網DNはパケット通信網であり、NCCの独自網などとして形成される。IP網DNにはアクセスポイント(AP)9が備えられ、このアクセスポイント9はルータ10を介してインターネットに接続される。ルータ10にはアクセスサーバ(AS)8が接続され、このアクセスサーバ8は回線交換網などに接続される。さらに、IP網DNには、ネットワーク管理装置MEが設けられる。ネットワーク管理装置MEはIP網DNを介してゲートウェイ装置1と情報を授受し、主にゲートウェイ装置1の運用状態を管理する。
加入者網SNには、加入者端末5、移動電話システムの基地局CS1、および無線端末PS1などが属する。移動電話システムがPHSであれば、無線端末PS1はPIAFS通信を実施できるものとする。加入者端末5および基地局CS1は加入者回線114を介してゲートウェイ装置1に接続される。加入者回線114は複数の加入者端末5や無線端末PS1ごとに割り当てられるアクセス回線である。
ゲートウェイ装置1は、加入者網SNから発せられた信号(音声データや映像、画像データなどのディジタルデータ信号)をIP網DNに送出する。またゲートウェイ装置1は、IP網DNからの加入者網SN内の端末に宛てた信号を加入者網SN内に送出し、当該端末に着信させる。これにより、IP網DNに属する加入者端末7と、加入者端末5および無線端末PS1との間に双方向の通信経路を任意に設定することができる。
図2は、既存の音声通信システムを示すシステム図である。図2において加入者網SNの加入者端末5は、回線交換網XNの交換機3に加入者回線114を介して収容される。交換機3は回線交換網XNに属する設備である。なお図1のシステムと図2のシステムとを組み合わせる場合、ゲートウェイ装置1は交換機3よりも加入者端末側に設けられる。よって加入者網SNと回線交換網XNとの網間接続点は、ゲートウェイ装置1と交換機3との間の接続箇所となる。すなわちゲートウェイ装置1は、加入者網SNと回線交換網XNとの網間接続点よりも加入者網SN側に配置される。
[第1の実施形態]
図3は、図1のゲートウェイ装置1の第1の実施形態を示すブロック図である。図3のゲートウェイ装置1は、加入者網SNに接続される加入者回線インタフェース11と、加入者回線インタフェース12と、交換部100と、IP変換部14と、集線部18とを備える。
図3において、加入者回線インタフェース11は加入者回線114を介して加入者端末や無線基地局を収容し、ISDNの交換局側インタフェースを提供する。加入者回線インタフェース12はISDNの端末側インタフェースを提供する。交換部100は加入者回線インタフェース12、IP網DN、および加入者網SNとの間で形成される複数の通信経路を交換接続し、各網に属する端末装置間に通信リンクを形成する。
交換部100は回線交換スイッチ13、および制御部16を備える。回線交換スイッチ13は時分割多重バス110を介して伝送される時分割多重信号フレームのタイムスロットを入れ換えることにより、回線交換を実施する。制御部16は交換部100および、ゲートウェイ装置1に係わる各種動作制御を実行する。
IP変換部14は交換部100とIP網DNとの間に設けられ、回線交換スイッチ13とIP網DNとの間でのプロトコルを変換する。すなわちIP変換部14は回線交換スイッチ13から時分割多重バス110を介して与えられた時分割多重信号をIPパケットに変換する。なお、そのまま定期的に時分割多重信号をIPパケット化する場合と、PIAFSフレームの抽出を行ってIPパケット化する場合と、PIAFSプロトコルを終端してそのデータのみをIPパケット化する場合とがある。このIPパケットはパケットスイッチなどにより宛先IPアドレスに従ってルーティングされたのちIP網DNに送出される。またIP変換部14は、IP網DNから入力されるIPパケットを、回線交換スイッチ13とのインタフェースに適した時分割多重信号に変換する。
特にIP変換部14は、図3のゲートウェイ装置1に着脱可能に設けられるハードウェア基板上に、その機能が実装される。その基板の有無は制御部16により検出され、基板装置の検出に応じてIP変換部14の制御に係わるソフトウェアがロードされる。
集線部18は、加入者回線インタフェース11,12、交換部100、IP変換部14から延伸される内部バス19を集線し、交換部100の制御部16と各部との間での各種の制御信号(呼制御信号など)の授受を仲立ちする。
なお、図3において加入者回線インタフェース11に収容される加入者回線114の回線収容数と、加入者回線インタフェース12に収容される加入者回線115の回線収容数、すなわち通信容量とは同数とする。または、加入者回線インタフェース11に収容される加入者回線114の回線収容数と、加入者回線インタフェース12に収容される加入者回線115の回線収容数よりも多くする。このようにするとシステムの設計上有利である。
制御部16は、回線交換スイッチ13を制御して交換接続を実現する回線交換接続処理部161と、基地局CS1からの発呼情報に従ってその接続先をIP網DNまたは加入者回線インタフェース12(回線交換網)のいずれかに判定する接続先判定処理部162と、IP変換部14、加入者回線インタフェース部11,12との制御メッセージの通信を行う内部制御通信処理部163とを備える。
IP変換部14は、時分割多重バス19から入力されるビットデータからPIAFSの80バイトフレームを検出するPIAFSフレーム検出部141と、抽出したPIAFSフレームをアクセスポイント(AP)間通信プロトコルインタフェースに従ってIPパケットへのカプセル化を行うIPカプセル化処理部142と、アクセスポイント間で規定してAP通信プロトコルに従って通信の接続、切断、データ送受信を行うAP通信処理部143と、制御部16との制御メッセージの通信を行う内部制御通信処理部144とが備えられる。
上記した構成において、基地局CS1からの発信を受けたゲートウェイ装置1は、接続先判定処理部162により接続先が回線交換接続か、IP通信接続かの判定を発呼情報の中の番号情報から判定する。IP通信接続の場合は、ゲートウェイ装置1はIP変換部14との回線交換スイッチ接続を行い、IP変換部14へ内部制御通信手段で接続したチャネル番号とともにPIAFSプロトコルを用いたIP通信の開始を指示する。
IP通信開始の指示を受信したIP変換部14は、指定されたチャネルとPIAFSフレーム検出部141を接続し、AP通信手段でアクセスポイントとの間でチャネル番号をキーとする通信接続を行う。PIAFSフレーム検出部141は時分割多重バス110の指定チャネルから入力されてくる64KbpsのビットデータからPIAFSフレームを検出し、1フレーム単位でIPカプセル化処理部142に渡す。
IPカプセル化処理部142は、図4のようなデータ構成に示すAP通信プロトコルのインタフェースフォーマットに従ってIPパケットへのカプセル化を行う。図4はPIAFSフレームがカプセル化されたデータ構成の一例を示すもので、このカプセル化されたPIAFSフレームはAP通信処理部143に渡される。AP通信処理部143はIPカプセル化されたPIAFSフレームをAP通信プロトコルに従ってアクセスポイント9に送信する。アクセスポイント9はAP通信プロトコルで送受信されるPIAFSフレームをPIAFSプロトコルのもとで終端し、PIAFSによるデータ通信を実現する。アクセスポイント9からの下りデータ受信時は逆の順番に従って、PIAFSフレームをIPパケットから抽出し、回線交換スイッチ13の指定チャネルへ送出する。
以上のようにこの実施形態では、基地局CS1からの発信を受けると、まず、その接続先が回線交換接続であるか、IP通信接続であるかを発呼情報の中の番号情報から判定する。IP通信接続が可能であれば、ゲートウェイ装置1はIP変換部14との回線交換スイッチ接続を行い、IP変換部14へ内部制御通信手段で接続したチャネル番号とともにPIAFSプロトコルを用いたIP通信の開始を指示する。その際、時分割多重バス110の指定チャネルのビットデータからPIAFSフレームを検出し、IPパケットにカプセル化してアクセスポイント9に送信するようにしている。このようにしたので、PIAFSプロトコルで通信されるデータ通信をIP網上で実現することができるようになり、よって既設網の使用料金を削減して顧客への柔軟なサービスを提供することが可能になる。
[第2の実施形態]
図5は、図1のゲートウェイ装置1の第2の実施形態を示すブロック図である。なお図5において図3と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図5において、加入者回線インタフェース部11は、PIAFSフレーム検出部111と、内部通信処理部112とを備える。特に内部通信処理部112は、制御部16およびIP変換部14との間で、制御メッセージおよびPIAFSフレームデータを送受信する。すなわち図5のゲートウェイ装置1は、PIAFSフレーム検出部141の機能をIP変換部14から加入者回線インタフェース部11に実装したものとなっている。
この構成によれば、基地局CS1からの発信を受けたゲートウェイ装置1は、接続先判定処理部162により接続先が回線交換接続か、IP通信接続かの判定を発呼情報の中の番号情報から判定する。IP通信接続の場合は、ゲートウェイ装置1は加入者回線インタフェース部11とIP変換部14にチャネル番号とともにPIAFSプロトコルを用いたIP通信の開始を指示する。IP通信開始の指示を受信した加入者回線インタフェース部11は、指定されたチャネルとPIAFSフレーム検出部111とを接続し、PIAFSフレームの検出を開始し検出したPIAFSフレームデータをチャネル番号とともにIP変換部14に送信する。
同様にIP通信開始の指示を受信したIP変換部14は、AP通信処理部143によりアクセスポイントとの間でチャネル番号をキーとする通信接続を行い、PIAFSフレーム検出部111から送られてくるPIAFSフレームデータをIPカプセル化処理部142に渡す。IPカプセル化処理部142は、図4に示すようなデータ構成のAP通信プロトコルのインタフェースフォーマットに従ってIPパケットへのカプセル化を行い、AP通信処理部143へ渡す。AP通信処理部143はIPカプセル化されたPIAFSフレームをAP通信プロトコルに従ってアクセスポイント9に送信する。アクセスポイント9はAP通信プロトコルで送受信されるPIAFSフレームをPIAFSプロトコルのもとで終端し、PIAFSによるデータ通信を実現する。アクセスポイント9からの下りデータ受信時は逆の順番に従って、PIAFSフレームをIPパケットから抽出し、指定チャネルの加入者回線インタフェース部11へPIAFSフレームデータを送信する。加入者回線インタフェース部11は、指定チャネルへビットデータとして送出することでPIAFSによるデータ通信を実現する。
[第3の実施形態]
図6は、図1のゲートウェイ装置1の第3の実施形態を示すブロック図である。なお図6において図3、図5と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図6において、IP変換部14には、時分割多重バス110から入力されるビットデータを定期的に抽出するビットデータ検出部145が設けられる。またIPカプセル化処理部142は、ビットデータ検出部145により抽出されたビットデータをAP間通信プロトコルインタフェースに従ってIPパケットにカプセル化する。
上記構成においては、基地局CS1からの発信を受けたゲートウェイ装置1は、接続先判定処理部162により接続先が回線交換接続か、IP通信接続かの判定を発呼情報の中の番号情報から判定する。IP通信接続の場合は、ゲートウェイ装置1はIP変換部14との回線交換スイッチ接続を行い、IP変換部14へ内部制御通信処理部144で接続したチャネル番号とともに一定間隔でのデータ送受信を用いたIP通信の開始を指示する。
IP通信開始の指示を受信したIP変換部14は、ビットデータ検出部146に指定されたチャネルを接続し、AP通信処理部143でアクセスポイントとの間でチャネル番号をキーとする通信接続を行う。ビットデータ検出部141は時分割多重バス110の指定チャネルから入力されてくる64Kbpsのビットデータを定期的に一定サイズで切り出し、1フレーム単位でIPカプセル化処理部142に渡す。IPカプセル化処理部142は図7のデータ構成に示すAP通信プロトコルのインタフェースフォーマットに従ってビットデータをIPパケットにカプセル化し、AP通信処理部143に渡す。図7は切り出されたビットデータがカプセル化されたデータ構成の一例を示すもので、このカプセル化されたPIAFSフレームはAP通信処理部143に渡される。AP通信処理部143はIPカプセル化されたビットデータをAP通信プロトコルに従ってIP網DNに送出する。アクセスポイント9からの下りデータ受信時は逆の順番に従って、ビットデータをIPパケットから抽出し、回線交換スイッチ13の指定チャネルへ一定間隔で送出する。アクセスポイント9はAP通信プロトコルで送受信されるビットデータからPIAFSフレームを抽出し、PIAFSプロトコルを終端することで、PIAFSによるデータ通信を実現することが可能になる。
[第4の実施形態]
図8は、図1のゲートウェイ装置1の第4の実施形態を示すブロック図である。なお図6において図3、図5、図6と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。図8において、IP変換部14は、基地局CS1との間でPIAFSプロトコルによる通信を実現し、データ部のみを抽出するPIAFSプロトコル終端部146を備える。またIPカプセル化処理部142は、PIAFSプロトコル終端部146により抽出されたPIAFSデータをAP間通信プロトコルインタフェースに従ってIPパケットにカプセル化する。
上記構成においては、基地局CS1からの発信を受けたゲートウェイ装置1は、この発信の接続先が回線交換接続であるか、IP通信接続であるかを、発呼情報の中の番号情報に基づいて接続先判定処理部162により判定する。IP通信接続の場合は、制御部16はIP変換部14との回線交換スイッチ接続を行い、IP変換部14へ内部制御通信処理部163で接続したチャネル番号とともにPIAFSプロトコルを用いたIP通信の開始を指示する。
IP通信開始の指示を受信したIP変換部14は、PIAFSプロトコル終端部145に指定されたチャネルを接続し、AP通信処理部143はアクセスポイント9との間でチャネル番号をキーとする通信接続を行う。PIAFSプロトコル終端部145は時分割多重バス110の指定チャネルから入力されてくる64KbpsのビットデータからPIAFSフレームの検出を行うとともに、PIAFSプロトコルを終端して上位プロトコルに渡す必要のあるデータのみをユーザデータとして抽出する。抽出されたユーザデータは1データ単位でIPカプセル化処理部142に渡される。
IPカプセル化処理部142は図9のデータ構成に示すAP通信プロトコルのインタフェースフォーマットに従ってユーザデータをIPパケットにカプセル化する。図9はPIAFSのデータ部をカプセル化したフレームフォーマットの一例を示し、このフレームはAP通信処理部143に渡される。AP通信処理部143はIPカプセル化されたPIAFSフレームをAP通信プロトコルに従ってアクセスポイント9に送信する。アクセスポイント9からの下りデータ受信時は逆の順番に従ってユーザデータ部をIPパケットから抽出し、PIAFSプロトコル終端部146により基地局CS1へ送信する。アクセスポイント9はAP通信プロトコルで送受信されるデータを上位プロトコルであるPPPプロトコル間で送受信し、PIAFSによるデータ通信を実現する。
以上述べたように上記各実施形態によれば、PIAFSプロトコルを終端することなく、アクセスポイントとの間で簡易な通信プロトコルを用いてPIAFSフレームを送受信しPIAFSプロトコルを用いたデータ通信を行うことができるようになる。また、IP網の通信状況により通信のリアルタイム性が確保できない場合は、PIAFSプロトコルをゲートウェイ側で終端し、アクセスポイントとの間で上位プロトコルのデータのみ通信を行うことで、IP網の状況に応じたデータ通信を実現することができるようになる。また、IP網が十分な応答速度が得られる場合は、PIAFSのフレームをゲートウェイで検出することなく、ビットデータを定期タイミングでIPパケット化してアクセスポイント間で送受信することで、IP網を用いたデータ通信を実現できるようになる。これにより、通信経路をより自由に設定できるようになり、対障害に強い通信システムを構成することが可能となる。また、費用の安いIP網へトラヒックを割り振ることで、経済性を高め、トラヒック需要に柔軟にかつ経済的に対応することの可能な通信システムを提供することができる。以上のことから、IP網を介してPIAFSフレームを簡易に伝送できるようになり、これにより課金負担の軽減を図ったゲートウェイ装置を提供することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば図8において、PIAFSプロトコル終端部146は加入者回線インタフェース部11に設けることも可能である。さらに本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係わるゲートウェイ装置が用いられる通信システムの実施の形態を示すシステム図。 既存の音声通信システムを示すシステム図。 図1のゲートウェイ装置1の第1の実施形態を示すブロック図。 AP通信プロトコルのインタフェースフォーマットの一例を示す図。 図1のゲートウェイ装置1の第2の実施形態を示すブロック図。 図1のゲートウェイ装置1の第3の実施形態を示すブロック図。 AP通信プロトコルのインタフェースフォーマットの他の例を示す図。 図1のゲートウェイ装置1の第4の実施形態を示すブロック図。 AP通信プロトコルのインタフェースフォーマットの他の例を示す図。
符号の説明
1…ゲートウェイ装置、5…加入者端末、7…加入者端末、8…アクセスサーバ、9…アクセスポイント、10…ルータ、114…加入者回線、CS1…基地局、DN…IP網、ME…ネットワーク管理装置、PS1…無線端末、SN…加入者網、XN…回線交換網、11…加入者回線インタフェース、12…加入者回線インタフェース、100…交換部、14…IP変換部、18…集線部、110…時分割多重バス、19…内部バス、13…回線交換スイッチ、16…制御部、161…回線交換接続処理部、162…接続先判定処理部、163…内部制御通信処理部、141,111…PIAFSフレーム検出部、142…IPカプセル化処理部、143…AP通信処理部、144…内部制御通信処理部、145…ビットデータ検出部、146…PIAFSプロトコル終端部

Claims (4)

  1. PHS(Personal Handy-Phone System)無線基地局を含む加入者網と、アクセスポイントを備えIP(Internet Protocol)パケットを伝送するIP網と、回線交換網とに接続されるゲートウェイ装置であって、
    デジタル信号を時分割多重バスを介して回線交換する交換部と、
    この交換部に前記時分割多重バスを介して接続され、前記デジタル信号と前記IPパケットとのインタフェース処理を行うIP変換部と、
    加入者回線を介して前記加入者網に接続される加入者インタフェース部と、
    前記加入者網からの呼接続要求を受けた場合に、発信情報に含まれる着信先情報に基づいて前記呼接続要求の接続先を前記回線交換網または前記IP網のいずれかに判定する判定手段とを具備し、
    前記加入者インタフェース部は、
    前記判定手段により前記呼接続要求の接続先を前記IP網と判定された場合に、前記加入者回線からのデジタル信号からPIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)フレームを検出するPIAFSフレーム検出部を備え、
    前記IP変換部は、
    前記PIAFSフレーム検出部により検出されたPIAFSフレームをIPカプセル化するIPカプセル化手段と、
    このIPカプセル化されたPIAFSフレームを前記アクセスポイントとの間で授受する通信手段とを具備し、
    前記PIAFSフレーム検出部は、
    前記加入者回線を流れるデジタル信号を一定の間隔でそのまま取り出すビットデータ検出機能を備え、定期的にデジタル信号を直接IPパケット化し、アクセスポイント間でPIAFSのビットデータをやり取りしてデータ通信を実現することを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記通信手段は、TCP/IPまたはUDP/IPを用いて前記アクセスポイントとの通信をチャネル番号をキーとして確立することを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. PHS(Personal Handy-Phone System)無線基地局を含む加入者網と、アクセスポイントを備えIP(Internet Protocol)パケットを伝送するIP網と、回線交換網とに接続されるゲートウェイ装置であって、
    回線交換処理を行う交換部と、
    デジタル信号をIPパケット化するIP変換部とを具備し、
    前記交換部は、
    前記加入者網と前記回線交換網との間の回線交換接続および前記加入者網とIP変換部の接続を実現する回線交換接続手段と、
    前記加入者網からの発信情報をもとに、接続先が回線交換網かIP網かの判定を行う接続先判定手段と、
    IP変換部、加入者インタフェース部と制御メッセージの通信を行う第1の内部制御通信手段とを備え、
    前記加入者インタフェース部は、
    加入者回線からのデジタル信号からPIAFSフレームを検出するPIAFSフレーム検出部と、
    前記交換部と制御メッセージの通信を行う第2の内部制御通信手段とを備え、
    前記IP変換部は、
    PIAFSフレームを所定のカプセル化方式に従ってIPカプセル化を行うIPカプセル化手段と、
    前記IP網を利用した通信の対向先となるアクセスポイントとの間で規定したAP通信プロトコルを実現するAP通信手段と、
    前記交換部との制御メッセージの通信を行う第3の内部制御通信手段とを備え、
    前記PIAFSフレーム検出部は、
    前記加入者回線を流れるデジタル信号を一定の間隔でそのまま取り出すビットデータ検出機能を備え、定期的にデジタル信号を直接IPパケット化し、アクセスポイント間でPIAFSのビットデータをやり取りしてデータ通信を実現することを特徴とするゲートウェイ装置。
  4. 前記加入者網からの発信接続要求を受け、発信情報の中の着信先情報から前記接続先判定手段によりIP網接続と判定された通信呼に対して、
    前記加入者インタフェース部は、前記交換部からのPIAFS接続の指示を受けて指定加入者回線のチャネルからPIAFSフレームを検出して前記IP変換部とPIAFSフレームの送受信を行い、
    前記IP変換部は、前記AP通信手段によりアクセスポイントとの通信をTCP/IPまたはUDP/IPを用いて、チャネル番号をキーとして確立し、前記PIAFSフレーム検出部との間で前記第2の内部制御通信手段を用いてPIAFSフレームを送受信し、
    前記IPカプセル化手段は、受信したPIAFSフレームをAP通信プロトコルにより規定されたカプセル化方式に従ってIPパケット化を行い、
    前記AP通信手段は、AP通信プロトコルにしたがって、該当IPパケットをアクセスポイントに送信し、アクセスポイントから送られてくる下りデータから前記IPカプセル化手段によりPIAFSフレームデータを抽出して前記PIAFSフレーム検出部に送信し、
    前記PIAFSフレーム検出部は、前記PIAFSフレームデータを前記加入者回線の指定チャネルへデジタル信号として送出してPIAFSプロトコルを用いたデータ通信を実現し、PIAFSのフレーム検出のみを前記加入者インタフェース部で行い、PIAFSプロトコルの終端はアクセスポイントと加入者端末間で行うことを特徴とする請求項3に記載のゲートウェイ装置。
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