JPH09214484A - 音声電話機用集線装置とlanの通信方法 - Google Patents

音声電話機用集線装置とlanの通信方法

Info

Publication number
JPH09214484A
JPH09214484A JP8018999A JP1899996A JPH09214484A JP H09214484 A JPH09214484 A JP H09214484A JP 8018999 A JP8018999 A JP 8018999A JP 1899996 A JP1899996 A JP 1899996A JP H09214484 A JPH09214484 A JP H09214484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lan
voice
interface
telephone
voice telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8018999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2934406B2 (ja
Inventor
Shinji Usuha
伸司 薄葉
Tomokazu Konishi
友和 小西
Yoshinori Sekine
芳則 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1899996A priority Critical patent/JP2934406B2/ja
Priority to PCT/JP1997/002566 priority patent/WO1999005824A1/ja
Priority claimed from PCT/JP1997/002566 external-priority patent/WO1999005824A1/ja
Publication of JPH09214484A publication Critical patent/JPH09214484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2934406B2 publication Critical patent/JP2934406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声電話機をLANに収容する。 【解決手段】 例えば、音声電話機5から音声電話機8
に通信を行う場合、それらに併設されたパソコン4とパ
ソコン4との間で、LANハブ10、LANスイッチ装
置50、LANハブ20を介した情報交換が行なわれ、
呼制御がおこなわる。各電話機5,8の音声データは、
TLA30,40により、それぞれMACフレームのデ
ータ部にパケット化され、LAN−SWインターフェー
ス30a,40aに中継される。インターフェース30
a,40a上のデータ部には、ゆらぎ吸収機能を有した
フレームが適用されている。MACフレームのMACア
ドレスに基づいて、パケット化された各音声データが、
LANスイッチ装置50、TLA40,30を介してそ
れぞれ電話機8,5に与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE802.
3に準拠したLANインターフェースに音声電話機等を
収容する音声電話機用集線装置とLANにおける通信方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の事業所内通信において、音声電話
機の収容は、PBX(Private branchexchange ;構内
交換機)によって行い、データ通信はLANを用いて行
い、両者は独立していた。特に、近年、パーソルコンピ
ュタ(以下、パソコンという)等の低価格化及び高機能
化に伴い、パソコンが一般の音声電話機並に普及してき
た。これにに伴い、LANと音声電話機等を統合した環
境が、事業所内通信システムに望まれるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
事業所内通信では、次のような課題があった。音声電話
機をLANに収容することで、事業所内通信インフラス
トラクチャーを統合しようとしても、「音声」特有の性
質である周期性及びリアルタイム性が、主にLAN上の
データ通信のバースト性・高信頼性の性質に相反するた
め、統合することが困難であり、結果として、事業所内
にPBX設備とLAN関連設備とを要し、それらに伴う
2系統の配線も必要であった。本発明は、事業所内の通
信インフラストラクチャをLANに統合し、PBXを要
せず、音声電話機の収容を実現するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、収容した複数のインターフェースを
切替接続するLANスイッチ装置と、前記LANスイッ
チ装置とは前記インターフェースでそれぞれ接続され、
LANによってデータ交信を行う機器類を収容する複数
のLAN集線装置(以下、LANハブという)とを有す
るLANに設けられる音声電話機集線装置(以下、TL
Aという)を次のように構成して居る。第1の発明のT
LAは、前記LANスイッチ装置に接続するLANイン
ターフェースと、前記機器類に併設された1台または複
数台の音声電話機に接続する1組または複数組の音声電
話機インターフェースとを有している。そして、このT
LAは、前記1台または複数台の音声電話機インターフ
ェースに送受信される音声データを固定長のMACフレ
ームに変換し、該MACフレーム化した音声データのみ
を前記LANインターフェース側に中継する機能を有し
ている。第2の発明は、第1の発明のTLAにおいて、
前記LANスイッチ装置に接続するLANインターフェ
ースとは異なり、自装置内のCPUと前記LANハブと
の間の送受信を行う第2のLANインターフェースを設
けている。
【0005】第3の発明は、第1及び第2の発明のTL
Aにおいて、アナログ加入者線信号をTCP/IP上の
呼制御プロトコルに変換する機能を備え、アナログ加入
者端末を収容する構成にしている。第4の発明は、第1
の発明のTLAにおいて、前記LANスイッチ装置に接
続するLANインターフェースとは異なり、自装置内の
CPUに対する送受信を行う第2のLANインターフェ
ースを設け、TCP/IPによる呼制御手順並びに、前
記収容した複数の音声電話機からの音声データをTCP
/IPパケットまたはUDP/IPパケットに変換する
機能と、前記第2のLANインターフェースを介してそ
れらTCP/IPパケットまたはUDP/IPパケット
を送受信する機能とを有するようにしている。第5の発
明は、第4の発明のTLAにおいて、前記第2のLAN
インターフェースには、該第2のLANインターフェー
スをLAN外部または前記LANハブに選択接続するル
ータを接続している。第6の発明は、データ交信を行う
機器類を収容した複数のLANハブと、請求項1、2、
3、4または5記載の複数のTLAと、複数ポートを持
ち該複数のLANハブと該複数のTLA間を切替接続す
るLANスイッチ装置とを有したLANにおいて、LA
Nの通信方法を次のようにしている。
【0006】即ち、前記TLAに接続された1台または
複数台の音声電話機に対する呼制御を、前記LANハブ
に収容したパーソナルコンピュータ或いはワークステー
ションで行うようにしている。第7の発明は、第6の発
明のLANの通信方法において、着呼側の前記パーソナ
ルコンピュータ或いはワークステーションからの応答が
得られない場合、該着呼側の音声電話機インターフェー
スの制御チャネル信号を用いて着信を通知するとともに
応答を検出するようにしている。第8の発明は、第1〜
第5の発明の複数のTLAと、前記LANによってデー
タ通信を行う機器類を収容した複数のLANハブと、複
数ポートを有した前記LANスイッチ装置とが設けられ
たLANにおいて、LANの通信方法を次のようにして
いる。即ち、前記TLA間の音声電話機通信にかかる音
声パケットのルーティングは、該音声パケットが設定さ
れた前記MACフレーム中のMACアドレスに基づいた
前記LANスイッチ装置の切替接続で行うようにしてい
る。第9の発明は、LANの通信方法において、MAC
フレーム中のデータ部に音声パケット到着時間のばらつ
きを吸収する機能を有したフレームを適用し、音声電話
機の送受信する音声データをパケット化してLAN上に
載せるようにしている。
【0007】第1の発明によれば、以上のようにTLA
を構成したので、TLAに収容した音声電話機に送受信
される音声データが、MACフレームに変換されてLA
Nインターフェースに中継され、該LANインターフェ
ースを介してLANスイッチ装置に与えられる。LAN
スイッチ装置の切替接続によって、その音声データが他
のTLAを介して他の音声電話機に与えられる。第2の
発明によれば、第1の発明のTLAに、LANスイッチ
装置に接続するLANインターフェースとは別に、自装
置内のCPUとLANハブと間の送受信を行う第2のL
ANインターフェースを設けているので、第6の発明の
ように、TLAに収容した音声電話機に対する呼制御
を、LANハブに収容しているパーソナルコンピュータ
或いはワークステーションで行うことができる。第3の
発明によれば、TLAは、一般の電話機の送出するアナ
ログ加入者線信号をTCP/IP上の呼制御プロトコル
に変換する。即ち、パーソナルコンピュータ或いはワー
クステーションで呼制御を行わず、電話機とTLA側で
呼制御することが可能である。第4及び第5の発明によ
れば、TLAは、音声電話機からの音声データをUDP
/IPパケットまたはTCP/IPパケットに変換し、
第2のLANインターフェースを介してそれらUDP/
IPパケットまたはTCP/IPパケットを送受信する
ので、音声電話機からルータ経由でLAN外部のネット
ワークに送受信することが可能になる。
【0008】第6の発明によれば、TLAに収容された
1台または複数台の音声電話機に対する呼制御が、LA
Nハブに収容されたパーソナルコンピュータ或いはワー
クステーションで行われる。第7の発明によれば、第6
発明のLANの通信方法において、着呼側の前記パーソ
ナルコンピュータ或いはワークステーションからの応答
が得られない場合、該着呼側の音声電話機インターフェ
ースの制御チャネル信号が用られて、着信が通知される
とともに応答を検出が検出される。第8の発明によれ
ば、TLA間の音声電話機通信にかかる音声パケットの
ルーティングは、該音声パケットが設定されたMACフ
レーム中のMACアドレスに基づき、LANスイッチ装
置の切替接続で行われる。第9の発明によれば、MAC
フレーム中のデータ部に音声パケット到着時間のばらつ
きを吸収する機能を有したフレームが適用され、音声電
話機の送受信する音声データがパケット化されてLAN
上に載せられる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示すLAN上の音声交換システムの構成ブロック図で
ある。このLAN上の音声交換システムは、複数の情報
機器類であるパソコン(PC)1,2,3,4と、それ
らに対応して配置された音声電話機(TEL)5,6,
7,8と、それらパソコン1〜4を収容する2台のLA
Nハブ10,20と、それら音声電話機5,6,7,8
を収容する2台のTLA30,40とを備えている。L
ANハブ10,20はパソコン1〜4の代わりに、ワー
クステーションを収容する場合もある。パソコン1,
2,3,4は、IEEE802.3のLANインターフ
ェース、例えば、10BASE−Tの通信ポート、TC
P(UDP)/IPの通信プロトコルを有する。各パソ
コン1,2は、それぞれIEEE802.3に規定され
たLANインターフェース1a,2aでLANハブ10
にそれぞれ接続され、各パソコン3,4は、同様のIE
EE802.3のLANインターフェース3a,4aで
LANハブ20にそれぞれ接続されている。各音声電話
機5,6,7,8は送話機能と受話機能とをそれぞれ有
し、必ずしも呼制御情報の送受信機能は要しない。
【0010】各TLA30,40は、複数組みの2線式
デジタル音声電話機用インターフェース(以下、音声イ
ンターフェースという)と、IEEE802.3に規定
された2つのLANインターフェースとを、それぞれ備
えている。各音声電話機5,6は、TLA30の有する
音声インターフェース5a,6aでTLA30にそれぞ
れ接続され、音声電話機7,8は、TLA40の有する
音声インターフェース7a,8aでTLA40に接続さ
れている。各LANハブ10,20は、IEEE80
2.3に規定されたLANインターフェース10a,2
0aでLANスイッチ装置50に接続されている。各T
LA30,40のそれぞれ有する2つのLANインター
フェースのうち一方30a,40aが、LANスイッチ
装置50の1ポートにそれぞれ接続されている。以下、
このインターフェース30a,40aを、LAN−SW
インターフェースという。各TLA30,40の有する
2つのLANインターフェースのうち他方30b,40
bは、第2のLANインターフェースであり、各LAN
ハブ10,20の1ポートにそれぞれ接続されている。
以下、このインターフェース30b,40bを、LAN
−HUBインターフェースという。
【0011】LANスイッチ装置50は、LANを用い
たデータ通信におけるフレームの交換機能を有したLA
N間接続器であり、LANフレーム中のMACアドレス
を基に、スイッチ切替えを行うものである。LANスイ
ッチ装置50には、NS装置51が接続されている。こ
の接続も、IEEE802.3に規定されたインターフ
ェース51aで行われている。NS装置51は、LAN
内のクライアントのMACアドレス及び端末識別番号等
のデータべースを、格納している。このLANのクライ
アントになるパソコン1〜5、LANハブ10,20、
TLA30,40からの問合せに対して、NS装置51
はデータベースの情報を提供する機能を有している。図
2は、図1中のTLA30を示す構成ブロック図であ
る。TLA30は、TLA制御部30Aと、インターフ
ェースパッケージ部30Bを備えている。
【0012】TLA制御部30Aは、LAN−SWイン
ターフェース30aに接続されたLANC回路31と、
LANC回路31に接続されたPF回路32とを備えて
いる。PF回路32にはAAL1回路33が接続され、
AAL1回路33には、HWIF回路34とPLL回路
35が接続され、そのPLL回路35の出力側も、HW
IF回路34に接続されている。HWIF回路34は、
インターフェースパッケージ部30Bに入出力する構成
である。TLA制御部30Aにはさらに、CPU36と
LANBOARD37が設けられている。CPU36は
LANC回路31、PF回路32、AAL1回路33、
HWIF回路34、及びLANBOARD37を制御す
る構成である。LANBOARD37がLAN−HUB
インターフェース30bに接続されている。一方、イン
ターフェースパッケージ部30B中には、TI回路38
が備えられている。HWIF回路34にTI回路38が
接続され、該TI回路38が回線対応部39を介して音
声インターフェース5aに接続されている。インターフ
ェースパッケージ部30Bは、音声電話機5以外の複数
の電話機を収容する。そのため、図2では簡略している
が、TI回路38と回線対応部39とは、それら複数の
音声電話機に対応して設けられている。各TI回路38
も、CPU36の制御を受ける構成である。TLA40
の内部構成も、TLA30と同様になっている。
【0013】図3は、図1で用いるMACフレームフォ
ーマットを説明する図である。本実施形態では、フレー
ムフォーマットとしてMAC(Media Access Control)
フレームを用いる。MACフレームは図3のように、プ
リアンブル(PA)、SFD(Start Frame Delimite
r)、ハードウエアDA(Destination Adress)、ハード
ウエアSA(Source Adress)、ETYPE、データ部、
及びフレームチェックシーケンス(FCS)で構成され
ている。図1の音声交換システムでは、音声データをパ
ケット化するが、音声パケットフレームには、MACフ
レームのデータ部にATM(Asynchronous Transfer Mo
de)・AALタイプ1(JT1.363)のフレームを
適用する。ATM・AALタイプ1のフレームは、AT
Mヘッダと、ゆらぎ吸収機能を有したSAPDU−Hの
フィールドと、音声データのフィールドとで構成されて
いる。この図3を参照しつつ、TLA30内の各部の機
能を説明する。
【0014】LANC回路31は、MACフレームの生
成及び分解を行うものである。LANBOARD37
は、CPU36が他のパソコン等と制御情報の通信を行
うためのIEEE802.3のLANインターフェース
を、構成するものである。PF回路32は、LANC回
路31から受信したMACフレームからMACアドレス
等を削除し、図3のATM・AALタイプ1を抽出して
AAL1回路33に与えるものである。また、PF回路
32は、AAL1回路33で編集されたATM・AAL
タイプ1のフレームに対し、CPU36から指定された
MACアドレス、送信データの長さ、コントロールビッ
ト(CTL)を付加してLANC回路31に与える機能
を有している。AAL1回路33は、インターフェース
パッケージ部30Bから時分割多重で受信した音声デー
タをATM・AALタイプ1のフレームに変換してPF
回路32に与え、PF回路32から受信したATM・A
ALタイプ1の音声パケットを時分割多重インターフェ
ースに変換してインターフェースパッケージ部30Bへ
渡すものである。AAL1回路33は、非同期インター
フェースによる音声パケット到着時間差であるゆらぎ吸
収機能を有している。
【0015】HWIF回路34は、インターフェースパ
ッケージ部30Bとのインターフェースのために、PL
L回路35を用いて時分割多重伝送用の同期信号を生成
し、該インターフェースパッケージ部30Bと時分割多
重で音声及び制御データの送受信を行うものである。ま
た、HWIF回路34は、CPU36からのダウンロー
ドデータを保持し、音声電話機に対して無音パタン、ハ
ウラ、またはトーンリンガを送出するとともに、パソコ
ン等から受信したダウンロードデータに対して、PAD
調整を行う機能を有している。インターフェースパッケ
ージ部30B中のTI回路38は、HWIF回路34か
らの同期信号に基づき、回線上のフレームフォーマット
変換を行い、該HWIF回路34と時分割多重で音声及
び制御データを送受信するものである。
【0016】図4は、図1の動作シーケンスを示す図で
あり、送信方向と処理期間が示されている。その送信方
向には図1におけるインターフェースの番号が付されて
いる。この図4を参照しつつ、パソコン1に併設された
音声電話機5からパソコン4に併設された音声電話機8
への発信、通話及び切断を行う場合の動作を説明する。
ここで、各TLA30,40のLAN−HUBインター
フェース30b,40bとLAN−SWインターフェー
ス30a,40aとには、それぞれMACアドレスがそ
れぞれ付与され、各TLA30,40に収容する音声電
話機の特定は、図3中のATMヘッダ内のVPI/VC
I番号又は同図中のCTLビットで使用した電話機のナ
ンバーで特定するものとする。パソコン或いはワークス
テーション1〜4、及びNS装置51にも、特別の条件
を必要としないMACアドレスがそれぞれ付与されてい
るものとする。また、本実施形態では、図4に示された
インターフェース5a、30a,40a,8a以外のイ
ンターフェース上の通信は、例えばTCP/IPの通信
プロトコルを用いる。
【0017】まず、通信のための呼制御が行われる。音
声電話機5のユーザは、パソコン1からNS装置51に
対して、パソコン4の情報(パソコン4のMACアドレ
ス、IP(Internet Protocol)アドレスを含む)と、音
声電話機8の情報(TLA40のLAN−HUBインタ
ーフェース40b及びLAN−SWインターフェース4
0aのMACアドレス、音声電話機8のナンバー含む)
を問合せ、これらの情報を受け取る(図4中の
(A))。この問合せには、LANハブ10,LANス
イッチ装置50を介したインターフェース1a,10
a,51aが使用される。当該情報を受領したパソコン
1はパソコン4に対して、インターフェース1a,10
a,20a、4aを介して呼設定要求(SET−UP)
情報を送信する。この呼設定要求情報には、TLA30
のLAN−SWインターフェース30aのMACアドレ
スと音声電話機5のナンバーを含む。
【0018】呼設定要求SET−UP情報を受領したパ
ソコン4は、これを着信要求とし、パソコン1に対し
て、呼設定要求とは逆にインターフェース4a,20
a,10a、1aを使用して、呼び出し中情報(ALE
RT)を送出する。パソコン4は、パソコン4のユーザ
がキーボード入力等によって行った応答を検出すると、
パソコン1に対して応答(CONN)情報を送信する。
この送信にも、呼び出し中情報と同様のインターフェー
ス4a,20a,10a、1aが使用される。また、パ
ソコン4は、TLA40のLAN−HUBインターフェ
ース40bに、音声電話機8→音声電話機5の方向の音
声データをルーティングするための、該音声電話機8の
ナンバー情報と、TLA30のMACアドレス及び音声
電話機5のナンバー情報とを、送信する。ここでの送信
も、LANスイッチ装置50とLANハブ20を介して
行うので、インターフェース4a、20a,40bが使
用される。これらの情報は、TLA40内のLANBO
ARD37を介してCPU36に与えられる。
【0019】当該情報を受領したTLA40は、音声電
話機8のナンバーの該当する音声データにTLA30の
LAN−SWインターフェース30aのMACアドレス
及び音声電話機5のナンバーを付加し、図3に示すフォ
ーマットでLAN−SWインターフェース40aを介し
てLANスイッチ装置50へ送出する。一方、パソコン
4から応答を受信したパソコン1は、TLA30のLA
N−HUBインターフェース30bに、音声電話機5→
音声電話機8の方向の音声データをルーティングするた
めの、音声電話機5のナンバー情報、TLA40のMA
Cアドレス及び音声電話機8のナンバー情報を、インタ
ーフェース1a及びLANハブ10を介して送信する。
これらの情報は、TLA30内のLANBOARD37
を介してCPU36に与えられる。当該情報を受領した
TLA30は、音声電話機5のナンバーの該当する音声
データに、TLA40のLAN−SWインターフェース
40aのMACアドレス及び音声電話機8のナンバーを
付加し、図3に示すフォーマットでLANスイッチ装置
50へ送出する(図4中の(B))。
【0020】以上のようにして、インターフェース5
a,30a,40a,8aを介した音声パケットのルー
ティングが完了し、音声電話機5と音声電話機8間が通
話中状態になる(図4中の(C))。音声電話機5のユ
ーザが通話を終了しようとする時は、パソコン1から切
断(DISC)情報をインターフェース1a,10a,
20a,4aを介してパソコン4に送出するとともに、
TLA30に対してリンク解放を指示する。TLA30
に対する指示は、インターフェース1a,10aを介し
てLANスイッチ装置50に与えられ、該LANスイッ
チ装置50からインターフェース10a、30bを介し
て、TLA30に与えられる。リンク解放指示を受領し
たTLA30は、音声電話機8のナンバーに該当する音
声パケット送信を停止し、音声電話機8の下り音声デー
タには、無音パタンをTLA30中のHWIF回路34
より送出する。一方、切断情報を受信したパソコン4は
TLA40に対してリンク解放を指示する。それ以降の
動作は、TLA30と同様である(図4中の(D))。
【0021】ここで、音声データフレーム(インチャネ
ルデータ)の構成について、説明する。図2中のLAN
ハブにインターフェースするインターフェースパッケー
ジ部30Bは、複数(例えば32回線)の音声電話機と
接続し、その回線上のフレームフォーマットは、B1チ
ャネルとDチャネルとを有している。音声データはB1
チャネルで、他の制御情報はDチャネルによって送受信
される。インターフェースパッケージ部30BのTI回
路38は、HWIF回路34からの同期信号によって、
回線上のフレームフォーマットと時分割多重インターフ
ェース(以下ハイウエイという)変換を行う。HWIF
回路34は、下り音声チャネルに対しては、AAL1と
の中継を行うか又は無音パタン、ハウラ、リンガトーン
データを送信するかをCPU36の指示に従い選択す
る。AAL1回路33は、HWIF回路34経由でイン
ターフェースパッケージ部30Bから送信される音声デ
ータをATM・AAL1のフレーム(JT−I.36
3)に変換する。このとき、非同期網における音声パケ
ットの到着時間差のゆらぎ吸収を行うように変換する。
AAL1回路部33でパケット化されるのは、図3中で
(i)としてに示される範囲である。
【0022】PF回路32はCPU36から指示基づ
き、AAL1回路33でパケット化された音声データに
対して、呼発生時に指定されたIEEE802.3のM
ACフレームのDA、SA、ETYPE、CTLビット
を付加し、LANC回路31に送信する。図3中で(i
i)に示す範囲が、PF回路32でパケット化される範
囲である。LANC回路31は、さらにPA、SFD、
FCSを付加し、図3中の(iii)の完全なIEEE80
2.3MACフレーム化を行い、LANスイッチ装置5
0に送信する。以上のように、この第1の実施形態で
は、次のような利点を有している。
【0023】(1) LANスイッチ装置50とパソコ
ン1〜4或いはワークステーション等の機器を収容する
LANハブ10,20とを備えたLANに、TLA3
0,40を付加することで、PBXを要せず音声通信が
可能になっている。 (2) 音声電話機5〜8は、呼制御に相当する情報は
パソコン1〜4によって制御されることから、選択信号
送出用テンキーが不要であり、電話機の構成を非常に単
純化できる。 (3) LAN上にパケット化して送信される音声パケ
ットフレームは、MACフレームのデータ部にアサイン
する図3のATM・AALタイプ1のフレーム構成を用
いている。そのため、例えばUDP/IPフレームでア
サインするのに比較し、音声パケットのオーバーヘッド
が少なく、スループットがあがるとともに、プロトコル
処理が容易でパケット化を行う遅延時間が少なくなる。
また装置外におけるルーティングは、ルータを用いずと
も、LANスイッチ装置50によるMACフレームレベ
ルでの処理が可能であり、ルーティングに要する遅延時
間が少なく、音声通信で特に問題となる遅延による音声
品質の劣化が少ない。
【0024】また、MACフレームのデータ部にアサイ
ンする音声フレームがATM・AAL1によるゆらぎを
吸収しており、LANスイッチ装置50の輻輳状態にお
ける音声パケット到着時間ゆらぎ吸収が可能であり、L
AN上での自然な会話が保証される。 (4) LAN−HUBインターフェース40bとは独
立にLAN−SWインターフェース40aを具備するこ
とにより、その他のパソコンやワークステーションのデ
ータと競合することがないため、音声電話機の収容数が
装置ごとに容易に計算できる。例えば、全2重10BA
SE−Tであれば回線への実行スループットが仮に6.
144M/Sとした場合に、音声データがchあたり64
Kb/sとすると、1インターフェース94回線収容保
証できる。 (5) LANスイッチ装置50に収容するTLA3
0,40…を増設していくことで簡単に大容量化に対応
でき、規模拡張への対応が、収容回線の最大容量に制限
のあるPBXに比較し容易である。
【0025】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態を示すLANの通信方
法のシーケンス図である。第1の実施形態では、パソコ
ン4の電源がOFFになった場合に音声電話機8を呼び
出せなくなるという不具合がある。即ち、第1の実施形
態では、音声電話機間の通信に係る呼制御はパソコン
1,4によってなされるため、着信側のパソコン4の電
源がOFFされている場合に呼び出すことができないの
である。この第2の実施形態は、この不具合を改善する
LANの通信方法である。図5において、第1の実施形
態の図4と異なる部分は、(B2)で表される部分のみ
で、他の(A)、(C)、(D)で表される部分は第1
の実施形態と同様である。(B2)の部分のみを以下に
示す。なお、以下に示す「情報」は特に示さない限り、
第1の実施形態と同様の内容である。
【0026】図5中の(A)のシーケンスによって音声
電話機8の情報を受領したパソコン1は、パソコン4に
対して、呼設定要求(SET−UP)情報を送出すると
ともにソフトタイマーT0(CONN待ちタイマ)を起
動する。パソコン4の電源がOFFしている場合、呼設
定要求に対する応答(ALERT、CONN)が返らな
い。T0がタイムアウト(T・O)すると、パソコン1
は、TLA40に対して呼設定要求(HS−SET−U
P)情報を送信する。送信される情報は、TLA40の
LAN−SWインターフェース40aのMACアドレ
ス、音声電話機5のナンバー、着信する音声電話機8の
ナンバー、パソコン1のLAN上の必要とするアドレス
(MAC・IP等)を含み、インターフェース1a,1
0a,20aを介してLANハブ20に与えられ、さら
に、インターフェース40bを介してTLA40に与え
られる。呼設定要求(HS−SET−UP)を受信した
TLA40は、これを音声電話機8への着信と認識し、
音声電話機8に対して、音声インターフェース8aの下
り制御チャネルを通じて、リンガーON信号を送信すると
ともに、パソコン1に対して呼び出し中情報(HS−A
LERT)を返送する。つまり、音声電話機8が呼び出
し中であることを通知する。この情報の返送は、インタ
ーフェース40b、LANハブ20、及びインターフェ
ース20a,10a,1aを介して行われる。
【0027】一方リンガーONを受信した音声電話機8
は、BEEP音を鳴動し、着信があることをユーザに通
知する。音声電話機8のユーザがオフフックすると、音
声電話機8は音声インターフェース8aの上り制御チャ
ネルを通じてTLA40にオフフックを通知する。音声
電話機8のオフフックを検出したTLA40は、パソコ
ン1に対して応答(HS−CONN)情報を送信し、音
声電話機8のナンバーの該当する音声データにTLA3
0のLAN−SWインターフェース30aのMACアド
レス、音声電話機5のナンバーに付加し、図3のフォー
マットでLANスイッチ装置50に送出する。一方、応
答情報を受信したパソコン1は、該音声電話機5→音声
電話機8の方向の音声データをルーティングするため
の、音声電話機5のナンバー、TLA40のMACアド
レス、及び音声電話機8のナンバー情報を、TLA30
のLAN−HUBインターフェースへ30bへ送信す
る。
【0028】当該情報を受領したTLA30は音声電話
機5のナンバーの該当する音声データにTLA40のL
AN−SWインターフェース40aのMACアドレス、
音声電話機8のナンバーを付加し、図3に示すフォーマ
ットでLANスイッチ装置50に送出する。以上のよう
に、この第2の実施形態では、着信側のパソコンの電源
がOFFされている場合であっても、着呼側の音声電話
機インターフェース8aの制御チャネル信号を用いて着
信を通知するとともに応答を検出するので、第1の実施
形態と同様の利点を有し、かつ、パソコンの電源がOF
Fされている場合であっても、音声電話機8等を呼び出
すことが可能になり、何時でも音声の通信が可能とな
る。
【0029】第3の実施形態 図6は、本発明の第3の実施形態のTLAの構成ブロッ
ク図である。第1及び第2の実施形態では、音声電話機
の構成をテンキ−等不要の簡易型にすることができる
が、一般アナログ加入者電話を収容するものではない。
この第3の実施形態では、一般アナログ電話をLANに
収容するものである。このTLAは、図2と同様のTL
A制御部30Aと、図2とは異なるインターフェースパ
ッケージ60とを備えている。インターフェースパッケ
ージ60から外部へのインターフェースは、一般アナロ
グ加入者線インターフェースであり、当該インターフェ
ースに接続し得る一般アナログ電話機、G3FAX等、
従来から普及している端末を接続する。
【0030】インターフェースパッケージ60は、交換
機のアナログ加入者回路に必要な、いわゆるBORSC
HT機能を有し、給電、リンガ、ダイヤルパルス(PB
/DP)監視等を行う。インターフェースパッケージ6
0は、TLA制御部30AのCPU36に選択信号受信
結果等の呼制御にかかる情報を送受信する。CPU36
は、インターフェースパッケージ60と送受信される呼
制御にかかる情報をTCP/IP等のLAN上の呼制御
手順(第1の実施形態と同等に)に変換する。結局、イ
ンターフェースパッケージ60とCPU36でアナログ
加入者線の呼制御にかかる信号、例えば、オフフック信
号、ダイヤル信号、リンガー信号、オンフック信号を、
LAN上の呼制御プロトコルへ変換する機能を構成す
る。即ち、第1及び第2の実施形態に記載したパソコン
1〜4の機能と同等の機能をCPU36が持つことにな
る。そのため、この第3の実施形態では、LAN上の音
声電話機において一般アナログ加入者収容が可能にな
り、汎用端末、アナログ電話、G3FAX等の収容が可
能になる。
【0031】第4の実施形態 第4の実施形態のTLAは、図2或いは図6に示す構成
のTLA30,40に対し、収容した複数の音声電話機
からの音声データをUDP/IP(またはTCP/I
P)パケットに変換する機能と、そのパケットをLAN
−HUBインターフェース30b,40bを介して送受
信する機能とを付加したものである。このような機能を
備えた場合、例えば、TLA30中のTLA制御部30
Aが、インターフェースパッケージ30Bまたは60か
ら得た音声データを、UDP/IP(またはTCP/I
P)の通信プロトコルに基づいてパケットに変換処理す
る。呼制御にかかる情報は、TCP/IPの通信プロト
コルで送受信する。この処理で得られたUDP/IP
(またはTCP/IP)パケットが、LAN−HUBイ
ンターフェース30bに与えられる。LAN−HUBイ
ンターフェース30bに、例えばルータを接続しておけ
ば、パケットがその該ルータを介して外部ネットワーク
に送信される。以上のように、この第4の実施形態で
は、ルータ等のIPアドレスによってルーティングを行
う機器をLAN−HUBインターフェースに接続するこ
とにより、IPネットワーク(例えば、インターネット
網)経由で、LAN上の音声電話機5〜8からの通信が
可能になる。
【0032】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (1) 図1の音声交換システムでは、NS装置51は
LANスイッチ装置50へ接続されているが、任意のL
ANハブ10,20に接続されていても、適用可能であ
る。 (2) 図1のNS装置51は、TLA30,40に内
蔵することもできる。 (3) 各TLA30,40と各LANハブ10,20
とは、それぞれ別装置で構成しているが、TLA30と
LANハブ10、及びTLA40ととLANハブ20を
内蔵して一体化した装置で構成することが可能である。
図7は、図1の変形例を示す図であり、TLA40とL
ANハブ20を一体化した装置が示されている。このよ
うにすると、一体化した装置と、対となるパソコン(P
C)4及び音声電話機(TEL)8との間の、配線を単
純化できる。一対の音声電話機とパソコンは、一体化し
た装置に設けたコネクタ(例えばRJ−45)と1本の
8芯モジュラーコードで接続でき、単純化される。8芯
のうち6芯が通信に使用される。また、この一体化した
装置に音声電話機を接続しない状態では、単なるLAN
ハブとして機能する。
【0033】(4) 複数のTLA30,40をLAN
に収容しているが、唯一のTLAをLANに備えた場合
であっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。こ
の場合、1つのTLAのLAN−SWインターフェース
は、折り返し接続で使用する(LANスイッチ装置50
は不要となる)。 (5) 図8は、機能を付加したTLAを示すブロック
図である。 第4の実施形態の機能の他に、さらに、音声圧縮機能と
ファクシミリ送受信機能を付加することで、TLAをさ
らに有効に活用できる。図8では、TLA30のLAN
−HUBインターフェース側の入出力部に、FAXモデ
ム部70と音声圧縮部80を設けている。FAXモデム
部70は、アナログとデジタルル間の変換を行う構成で
あり、ルータを介したG3FAXの外部ネットワークに
対する送受信を可能にする。音声圧縮部80は、音声デ
ータの圧縮を行う機能を有し、例えば最大8kb/sの
可変の圧縮レートを持っている。音声圧縮部80を設け
ることにより、外部ネットワークと圧縮した音声データ
の送受信が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、LANスイッチ装置に接続するLANインタ
ーフェースと、音声電話機に接続する音声インターフェ
ースとをTLAに備え、音声インターフェースに送受信
される音声データを固定長のMACフレームに変換し、
MACフレーム化した音声データをLANインターフェ
ース側に中継する機能を有するようにしているので、P
BX等を不要とした、LAN上で音声通信が、可能にな
る。第2の発明によれば、第1の発明のTLAに、LA
Nスイッチ装置に接続するLANインターフェースとは
独立に、自装置内のCPUとLANハブと間の送受信を
行う第2のLANインターフェースを設けているので、
呼制御をパソコンやワークステーションで行うことで、
音声電話機の構造を簡単にすることができる。その上、
他のパソコンやワークステーションのデータと競合する
ことがなくなり、音声電話機の収容数が装置ごとに容易
に計算できるようになる。第3の発明によれば、第1及
び第2の発明のTLAに、アナログ加入者線信号をTC
P/IP上の呼制御プロトコルに変換する機能を持たせ
たので、一般のアナログ加入者端末を収容することが可
能になっている。従って、アナログ加入者線インターフ
ェースに接続されるG3FAX等の収容も可能になる。
【0035】第4及び第5の発明によれば、第1の発明
のTLAに、第2のLANインターフェースを設け、収
容した複数の音声電話機からの音声データをUDP/I
PパケットまたはTCP/IPパケットに変換する機能
と、前記第2のLANインターフェースを介してそれら
UDP/IPパケットまたはTCP/IPパケットを送
受信する機能とを持たせたので、LAN外部との音声通
信が可能になる。第6の発明によれば、TLAに収容さ
れた1台または複数台の音声電話機に対する呼制御をL
ANハブに収容されたパソコン或いはワークステーショ
ンで行うので、音声電話機の構造を簡単にすることがで
きる。第7の発明によれば、着呼側の音声電話機インタ
ーフェースの制御チャネル信号を用いて着信を通知する
とともに応答を検出するので、該着呼側の呼制御を行う
パソコン或いはワークステーションの電源が、オフして
いても音声通信が可能になる。
【0036】第8の発明によれば、TLA間の音声電話
機通信にかかる音声パケットのルーティングは、該音声
パケットが設定されたMACフレーム中のMACアドレ
スに基づいたLANスイッチ装置の切替接続で行うの
で、収容回線の最大容量に制限のあるPBXに比較し。
簡単に大容量化に対応できる。第9の発明によれば、M
ACフレーム中のデータ部に音声パケット到着時間のば
らつきを吸収する機能を有したフレームを適用するの
で、例えばUDP/IPフレームでアサインするのに比
較し、プロトコル処理が容易でパケット化を行う遅延時
間が少なくなる。また、装置外におけるルーティング
は、ルータを用いずとも、LANスイッチ装置によるM
ACフレームレベルでの処理が可能であり、ルーティン
グに要する遅延時間が少なく、音声通信で特に問題とな
る遅延による音声品質の劣化が少ない。その上、LAN
スイッチ装置の輻輳状態における音声パケット到着時間
ゆらぎ吸収が可能であり、LAN上での自然な会話が保
証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すLAN上の音声
交換システムの構成ブロック図である。
【図2】図1中のTLA30を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】図1で用いるMACフレームフォーマットを説
明する図である。
【図4】図1の動作シーケンスを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すLANの通信方
法のシーケンス図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のTLAの構成ブロッ
ク図である。
【図7】図1の変形例を示す図である。
【図8】機能を付加したTLAを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜4 パソコン 5〜8 音声電話機 10,20 LANハブ 30,40 TLA 50 LANスイッチ装置 51 NS装置 1a〜4a インターフェース 5a〜8a 音声インターフェース 10a〜40a LAN−SWインターフェース 30b,40b LAN−HUBインターフェース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容した複数のインターフェースを切替
    接続するLANスイッチ装置と、前記LANスイッチ装
    置とは前記インターフェースでそれぞれ接続され、LA
    Nによってデータ交信を行う機器類を収容する複数のL
    AN集線装置とを有するLANに設けられ、 前記LANスイッチ装置に接続するLANインターフェ
    ースと、前記機器類に併設された1台または複数台の音
    声電話機に接続する1組または複数組の音声電話機イン
    ターフェースとを有し、前記1台または複数台の音声電
    話機インターフェースに送受信される音声データを固定
    長のMACフレームに変換し、該MACフレーム化した
    音声データのみを前記LANインターフェース側に中継
    する機能を有したことを特徴とする音声電話機用集線装
    置。
  2. 【請求項2】 前記LANスイッチ装置に接続するLA
    Nインターフェースとは異なり、自装置内のCPUと前
    記LAN集線装置との間の送受信を行う第2のLANイ
    ンターフェースを設けたこと特徴とする請求項1記載の
    音声電話機用集線装置。
  3. 【請求項3】 アナログ加入者線信号をTCP/IP上
    の呼制御プロトコルに変換する機能を持ち、アナログ加
    入者端末を収容する構成にしたことを特徴とする請求項
    1または2記載の音声電話機用集線装置。
  4. 【請求項4】 前記LANスイッチ装置に接続するLA
    Nインターフェースとは異なり、自装置内のCPUに対
    する送受信を行う第2のLANインターフェースを設
    け、前記収容した複数の音声電話機からの音声データを
    TCP/IPパケットまたはUDP/IPパケットに変
    換する機能と、前記第2のLANインターフェースを介
    してそれらTCP/IPパケットまたはUDP/IPパ
    ケットを送受信する機能とを有することを特徴とする請
    求項1記載の音声電話機用集線装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のLANインターフェースに
    は、該第2のLANインターフェースをLAN外部また
    は前記LAN集線装置に選択接続するルータを接続して
    いることを特徴とする請求項4の記載の音声電話機用集
    線装置。
  6. 【請求項6】 データ交信を行う機器類を収容した複数
    のLAN集線装置と、請求項1、2、3、4または5記
    載の複数の音声電話機用集線装置と、複数ポートを持ち
    該複数のLAN集線装置と該複数の音声電話機用集線装
    置間を切替接続するLANスイッチ装置とを有したLA
    Nにおいて、前記音声電話機用集線装置に収容された1
    台または複数台の音声電話機に対する呼制御を前記LA
    N集線装置に収容されたパーソナルコンピュータ或いは
    ワークステーションで行うことを特徴とするLANの通
    信方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のLANの通信方法におい
    て、着呼側の前記パーソナルコンピュータ或いはワーク
    ステーションからの応答が得られない場合、該着呼側の
    音声電話機インターフェースの制御チャネル信号を用い
    て着信を通知するとともに応答を検出することを特徴と
    するLANの通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4または5記載の複
    数の音声電話機用集線装置と、前記LANによってデー
    タ通信を行う機器類を収容した複数のLAN集線装置
    と、複数ポートを有した前記LANスイッチ装置とが設
    けられたLANにおいて、前記音声電話機用集線装置間
    の音声電話機通信にかかる音声パケットのルーティング
    は、該音声パケットが設定された前記MACフレーム中
    のMACアドレスに基づいた前記LANスイッチ装置の
    切替接続で行うことを特徴とするLANの通信方法。
  9. 【請求項9】 MACフレーム中のデータ部に音声パケ
    ット到着時間のばらつきを吸収する機能を有したフレー
    ムを適用し、音声電話機の送受信する音声データをパケ
    ット化してLAN上に載せることを特徴とするLANの
    通信方法。
JP1899996A 1996-02-05 1996-02-05 音声電話機用集線装置と音声変換システムとlanの通信方法 Expired - Fee Related JP2934406B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1899996A JP2934406B2 (ja) 1996-02-05 1996-02-05 音声電話機用集線装置と音声変換システムとlanの通信方法
PCT/JP1997/002566 WO1999005824A1 (fr) 1996-02-05 1997-07-24 Concentrateur de lignes pour poste telephonique et technique de communication pour reseau de zone local

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1899996A JP2934406B2 (ja) 1996-02-05 1996-02-05 音声電話機用集線装置と音声変換システムとlanの通信方法
PCT/JP1997/002566 WO1999005824A1 (fr) 1996-02-05 1997-07-24 Concentrateur de lignes pour poste telephonique et technique de communication pour reseau de zone local

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09214484A true JPH09214484A (ja) 1997-08-15
JP2934406B2 JP2934406B2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=11987259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1899996A Expired - Fee Related JP2934406B2 (ja) 1996-02-05 1996-02-05 音声電話機用集線装置と音声変換システムとlanの通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2934406B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005824A1 (fr) * 1996-02-05 1999-02-04 Oki Electric Industry Co., Ltd. Concentrateur de lignes pour poste telephonique et technique de communication pour reseau de zone local
US6917676B2 (en) 2001-09-28 2005-07-12 Hitachi, Ltd. Telephone set, repeating device and recording medium
KR100520659B1 (ko) * 1998-02-21 2005-12-01 삼성전자주식회사 인터넷 풀 서비스 및 멀티캐스팅 서비스를 위한 랜 접속 사설교환시스템
US7046778B2 (en) 2000-03-31 2006-05-16 Coppercom, Inc. Telecommunications portal capable of interpreting messages from an external device
US7069291B2 (en) 1999-03-06 2006-06-27 Coppercom, Inc. Systems and processes for call and call feature administration on a telecommunications network
US7561538B2 (en) 1997-07-24 2009-07-14 Oki Electronic Industry Co. Ltd. Concentrator for speech telephones and method of communication over LAN using same
JP2016521479A (ja) * 2013-03-19 2016-07-21 リー ソン−スン インターネットと一般電話とを同時に提供するシステム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005824A1 (fr) * 1996-02-05 1999-02-04 Oki Electric Industry Co., Ltd. Concentrateur de lignes pour poste telephonique et technique de communication pour reseau de zone local
US7382766B1 (en) 1997-07-24 2008-06-03 Oki Electric Industry Co., Ltd. Line concentrator for telephone set and communication method of LAN
US7561538B2 (en) 1997-07-24 2009-07-14 Oki Electronic Industry Co. Ltd. Concentrator for speech telephones and method of communication over LAN using same
US8379633B2 (en) 1997-07-24 2013-02-19 Oki Electric Industry Co., Ltd. Concentrator for speech telephones and method of communication over LAN using same
KR100520659B1 (ko) * 1998-02-21 2005-12-01 삼성전자주식회사 인터넷 풀 서비스 및 멀티캐스팅 서비스를 위한 랜 접속 사설교환시스템
US7069291B2 (en) 1999-03-06 2006-06-27 Coppercom, Inc. Systems and processes for call and call feature administration on a telecommunications network
US7046778B2 (en) 2000-03-31 2006-05-16 Coppercom, Inc. Telecommunications portal capable of interpreting messages from an external device
US7216350B2 (en) 2000-03-31 2007-05-08 Coppercom, Inc. Methods and apparatus for call service processing by instantiating an object that executes a compiled representation of a mark-up language description of operations for performing a call feature or service
US7436944B2 (en) 2000-07-17 2008-10-14 Hitachi Communication Technologies, Ltd. Repeating device
US6917676B2 (en) 2001-09-28 2005-07-12 Hitachi, Ltd. Telephone set, repeating device and recording medium
JP2016521479A (ja) * 2013-03-19 2016-07-21 リー ソン−スン インターネットと一般電話とを同時に提供するシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2934406B2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3957921B2 (ja) インタネットプロトコル会議電話システム
US6914898B2 (en) Ip communication network system having a gateway function with communication protocol conversion between a switched circuit network and a packet switched network including data over tcp/ip and voice/fax over rtp
US6603757B1 (en) Voice-data access concentrator for node in an expandable telecommunications system
JP3805096B2 (ja) 音声・データ統合通信装置
JP2006203876A (ja) Dslアクセスネットワークを介してマルチメディア通信を提供する方法
JP2005525766A (ja) インタフェース・アーキテクチャ
JP3801915B2 (ja) テレコミュニケーションネットワーク及びルーティング方法
JPH1075295A (ja) 通信装置
US7016373B2 (en) Packet switching apparatus
US6760323B1 (en) System and method for providing audio communication over a computer network using differing communication formats
US6324176B1 (en) Switching internet traffic through digital switches having a time slot interchange network
JP2934406B2 (ja) 音声電話機用集線装置と音声変換システムとlanの通信方法
US6700901B1 (en) System and method for digital telephones on H.323 networks
JP3263651B2 (ja) 音声データ統合交換機システム
US8379633B2 (en) Concentrator for speech telephones and method of communication over LAN using same
US20050169241A1 (en) Integrated voice and data switching system
WO1999005824A1 (fr) Concentrateur de lignes pour poste telephonique et technique de communication pour reseau de zone local
EP1830519B1 (en) Concentrator for speech telephones and method of communication over LAN using same
CN1516397B (zh) 用于声音电话机的集线装置以及局域网通信方法
JPH1175228A (ja) ネットワーク装置、パソコン電話交換機、ネットワーク電話機および構内電話網システム
KR100397470B1 (ko) 음성 데이터 통합 인터넷 프로토콜과 음성 데이터 통합비동기 전송모드의 연동 시스템
US6925093B2 (en) Communication apparatus, communication system and method for integrating speech and data
JP2003258873A (ja) 通信制御装置
JP2002033766A (ja) 多重通信システムおよび多重通信方法
JPH11289336A (ja) 多機能交換機および該交換機を用いたパス設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990518

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees