JPH1075295A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH1075295A
JPH1075295A JP9086210A JP8621097A JPH1075295A JP H1075295 A JPH1075295 A JP H1075295A JP 9086210 A JP9086210 A JP 9086210A JP 8621097 A JP8621097 A JP 8621097A JP H1075295 A JPH1075295 A JP H1075295A
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port
signal
network
packet
controller
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JP9086210A
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Alexander Gibson Fraser
ギブソン フレイザー アレクサンダー
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Lucent Technologies Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層高性能なネットワーク相互作用能力をネ
ットワークの端末装置に付与することにより、改良され
た電気通信装置を提供する。 【解決手段】本発明の通信装置は、制御パケットあるい
は情報パケットのいずれかを生成する回路を有する。そ
して各パケットは、ヘッダ部分とペイロード部分とを有
する。また本発明の装置は、識別子モジュールに唯一の
識別子信号でもって、そのモジュールを通信ネットワー
クに対し識別するように、本発明の装置を動作させる識
別子モジュールを有する。さらに本発明は、符号化回路
と復号化回路とを有し、オーディオ信号の高度に圧縮さ
れたデジタル表示と通信のセキュリティ用の暗号化手段
と、暗号解除手段とを有しても良い。さらに本発明の装
置は、電話サービスに参加したり、ネットワークとユー
ザが双方向通信できるような回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気通信に関する。
更に詳細には、本発明は電話及び、電話と電気通信ネッ
トワーク間に間挿されたインターフェースデバイスに関
する。
【0002】
【従来の技術】現用の電気通信ネットワークは、“通話
中着信”,“発呼者ID”などのような接続と顧客特徴
を供給するために、ネットワークを通じて多量のコント
ロールを提供する交換機からなる。顧客は、大抵の場
合、家庭及び事務所に配線され、単純な電話装置に接続
されるアナログラインにより、その端末でネットワーク
に接続されている。顧客とネットワークとの相互作用は
一般的に、依然として、電話器のスイッチフックやダイ
ヤルパッドにより信号を送ることに限定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、一層高性能なネットワーク相互作用能力をネットワ
ークの端末装置に付与することにより、改良された電気
通信装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】通信装置の改良は、パケ
ット形式で通信ネットワークと相互作用する構成により
実現される。本発明の通信装置は、制御パケットあるい
は情報パケットのいずれかを生成する回路を有する。そ
して各パケットは、ヘッダ部分とペイロード部分とを有
する。また本発明の装置は、識別子モジュールに唯一の
識別子信号でもって、そのモジュールを通信ネットワー
クに対し識別するように、本発明の装置を動作させる識
別子モジュールを有する。
【0005】さらに本発明は、符号化回路と復号化回路
とを有し、オーディオ信号の高度に圧縮されたデジタル
表示と通信のセキュリティ用の暗号化手段と、暗号解除
手段とを有しても良い。さらに本発明の装置は、電話サ
ービスに参加したり、ネットワークとユーザが双方向通
信できるような回路を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】電気通信能力により顧客に高機能
を供給する最も効果的な手段の一つは、顧客とネットワ
ークとの間で制御情報を通信するための有能な機能を提
供する通信プロトコルを使用することである。ISDN
のようなデジタル通信方法はこのような効果的な機能の
一つである。
【0007】米国特許出願第08/627659号明細
書(発明の名称“パケット電話システム”)にはパケッ
ト電話システムが開示されており、その一部分又は全体
の、電気通信ネットワーク(音声及びデータの両方)
は、ネットワークの端末におけるネットワークインター
フェースユニットを有するネットワークに基づくパケッ
ト交換機からなる。このようなネットワークはプレーン
電話サービス(POTS)を含めて、全ての電気通信サ
ービスを提供する。
【0008】通常の電話についてパケット交換機システ
ムを使用することに伴う問題は、このようなシステムに
様々な遅延が避けられないことであり、このような遅延
により、音声通信のための効率的で包括的なシステムを
構築することが非常に困難となる。
【0009】音声通信の最も厳しい要件の一つは伝送遅
延である。信号の伝送遅延が300ミリ秒(以下「m
s」と略す)(この数値は人及び環境に応じて変化す
る)よりも大きい場合、会話は歪み、不快で混乱したも
のとなることが経験的に知られている。単方向よりもむ
しろ、伝送遅延の方が重要である。なぜなら、会話は一
般的に、応答を要する質問及びステートメントからなる
からである。応答の到着が遅れると、会話は不満足なも
のであると知覚される。
【0010】信号の伝送遅延は様々な要因によりコント
ロールされる。もちろん、第1の要因は両者間の距離で
ある。例えば、大雑把に地球の周囲の中間点と、戻り点
(40000km)との間の会話の伝送遅延は約200
msである。遅延を生じるその他の要因(但し、これが
300msを超えない要因である場合)には、たった1
00msしか残されていない。
【0011】このようなその他の要因は、例えば、会話
の符号化、会話の復号化、応答の符号化、符号の復号化
及び信号の必然的な経路指定などである。アメリカ合衆
国の東海岸と西海岸との間の会話の場合、伝送遅延は約
60msである。従って、これらのその他の要因による
遅延については約240msが残されている。
【0012】信号伝送がパケットの形で行われる場合、
符号化遅延は、音声信号をパケットに符号化するため
に、音声信号の断片が蓄積するまで待機するのに必要な
時間を包含しなければならず、また、完璧なエラーの無
いパケットが到着したことを確かめるのに必要な時間を
包含しなければならない。音声が1秒間当たり、800
0サンプルの速度でサンプリングされる場合、音声信号
のバイトは125マイクロ秒(以下「μs」と略す)毎
に生成される。音声を4:1に圧縮すると、0.5ms
当たり1バイトの速度で翻訳する。音声を8:1に圧縮
すると、1ms当たり1バイトの速度で翻訳する。
【0013】パケットが多数のバイトから生成される場
合、当然のこととして、パケットのアセンブリングに伴
う遅延が存在する。その結果、パケットが長くなればな
るほど、アセンブル遅延も長くなる。更に、アセンブル
されたパケットの時間多重化チャネルへの配置に伴う遅
延及び、平均して、パケットの長さの半分である遅延も
存在する。パケット信号の経路指定も交換機による走査
における遅延を被る。第1に、パケットがその宛先に経
路指定される前に、現用のパケット交換機は、パケット
全体が交換機ノードに到着するまで待機するためであ
る。
【0014】第2に、或る環境においては、(同じ伝送
リソースを使用するためにシークする場合などに)2つ
のパケットが衝突を起こし、パケットのうちの一方は遅
延されなければならない。パケットが(平均して)保留
されず、経路指定遅延は小さく、更に、復号化遅延も小
さいと仮定すると、パケットのアセンブリングにおける
パケット1つ分の遅延、パケットのチャネルへのキャス
ティングにおけるパケット半分の遅延、及びパケットの
受信と逆アセンブリングにおけるパケット1つ分の遅延
の存在が依然として残る。
【0015】従って、グローバルコール用のパケット
は、8:1圧縮の場合は40バイト未満、4:1圧縮の
場合は80バイト未満でなければならないということに
なる。また、米国における大陸の向こう側へのコールの
場合、パケットは8:1圧縮の場合は96バイト未満、
4:1圧縮の場合は192バイト未満でなければならな
い。
【0016】前記のことから、自然な(二重)会話を行
うことは、パケット交換機ネットワークでは困難であ
り、大きなパケット(例えば、インターネットで使用さ
れるようなパケット)は満足に動作することができな
い。従って、音声電話についてパケットを使用する、ま
た、国際コール又は大陸横断コールを処理する電気通信
システムは、(ヘッダ及び情報部分も含めて)100バ
イト以下のパケットを使用しなければならない。
【0017】偶然にも、短いパケットを使用するパケッ
ト交換プロトコルは既に利用可能である。特に、ATM
(非同期転送モード)プロトコルは5バイトのヘッダと
48バイトのペイロードを有するパケットを使用する。
ATMプロトコルを使用することにより、音声信号を圧
縮する時間、パケットをアセンブルする時間、符号化及
び復号化する時間、パケットを経路指定する時間及び実
際の伝送のための時間などが与えられる。
【0018】従って、53パケットのATMフォーマッ
ト及び8:1圧縮を使用すれば、例えば、世界をめぐる
単方向会話は300msよりも少し大きい伝送遅延を有
するが、この遅延は大抵のユーザに受け入れられるであ
ろう。更に要求の厳しいユーザは、音声圧縮を4:1に
低下させることにより(また、おそらく、高品質に対す
るプレミアを支払って)、全体遅延を短縮することがで
きる。
【0019】余談として、パケットサイズが約50バイ
トの場合、インターネットプロトコルは伝送媒体の極め
て非効率な使用を生じる。なぜなら、インターネットに
より使用されるアドレス指定計画は現に、20バイトの
ヘッダを使用するからである。(また、ヘッダを40バ
イトに高めるための努力がなされている。)40バイト
のヘッダを有する50バイトのパケット又はセルはユー
ザ情報を通信するために、ネットワーク容量をせいぜい
20%しか使用しない。これは確かに非効率である。
【0020】顧客構内装置がデジタルパケットによりネ
ットワークと相互作用する、ATM系のグローバルデジ
タルネットワークがあれば、多くの所望の機能は手が届
く。コントロールパケットは顧客装置により他の全ての
顧客装置に、他の顧客装置が通話中であろうとなかろう
と、送信でき、その結果、様々な機能及びコントロール
を実現するために、2つの装置は互いに相互作用するこ
とができる。実際、他の顧客装置はデータベースのよう
なリソース装置であることもできる。
【0021】“顧客装置”の一つは、例えば、ネットワ
ーク全体のアドミニストレータであり、ネットワーク全
体内の任意の他の顧客(全ての他の顧客装置を含む)に
送信されるコントロールパケットにより、アドミニスト
レータはネットワークの状態及びその全てのコンポーネ
ントに関する情報を得ることができる。
【0022】前記の説明を要約すると、企図されるネッ
トワークは、短いパケットを使用するパケット交換ネッ
トワークを供給することにより、また、ネットワークイ
ンターフェースユニットへパケットインターフェースを
直接提供することにより、音声通信顧客に対して無限の
コントロール能力を与える。次に、ネットワークインタ
ーフェースユニットについて図面を参照しながら説明す
る。
【0023】
【実施例】図1は企図された電気通信ネットワークと直
接に協働することができる装置の一例のブロック図であ
る。これは顧客構内装置の一部分である。図1における
要素1はアナログインターフェースモジュールである。
“アナログインターフェースモジュール”という用語
は、電気信号に応答して音を出力し、受信した音を電気
信号に変換するモジュール及び顧客にアナログインター
フェースを提供するだけのモジュールを包含する。
【0024】例えば、アナログモジュールは電話回路
(ハンドセット、ダイヤルパッドなど)を含むこともで
きる。これは、常用の電話などがプラグ接続される単な
る常用の電話ジャックであることもできる。このような
ポートをPOTSインターフェースと呼ぶ。
【0025】アナログインターフェースモジュールは符
号化/復号化モジュール2と接続される。符号化/復号
化モジュール2は、要素1及び2の間のインターフェー
スにおけるアナログ信号と要素2と3の間のインターフ
ェースにおけるデジタル信号との間のマッピングを提供
する。符号化/復号化モジュールは要素1から要素3へ
流れる信号を符号化し、要素3から要素1へ流れる信号
を復号化する。
【0026】要素3はデータインターフェースモジュー
ルである。これは要素2からのデジタル信号及び要素5
からのコントロール信号をパケット(例えば、ATMパ
ケット)へ変換し、逆に、要素4からのパケットを、要
素5及び3のためのデジタルコントロール信号及びデジ
タル情報信号へそれぞれ変換する。要素4はチャネルイ
ンターフェースモジュールである。このモジュールの機
能は、ポート200に接続される特定のチャネルに関す
るパケット情報の必要な翻訳又はフォーマッティングを
提供することである。最後に、要素5はコントロールモ
ジュールである。このモジュールは、下記において更に
詳細に説明されるように、要素1〜4と通信する。
【0027】要素1〜5の特定の実施態様は、現在実現
されている特定のハードウエアモジュールに限定されな
い。従って、下記の説明は代表的な実施例を説明するた
めだけのものであり、図1に示されるように相互接続さ
れた場合に前記の機能を果たす公知の又は未知の全ての
モジュールは本発明を構成することができる。これは、
要素1又は互い違いの要素2におけるA/D−D/A変
換手段に含まれるような前記の電気的モジュールではな
く、光モジュールのような同等物を含む。
【0028】図2は、図1のブロック図の機能を果たす
装置のブロック図である。しかし、図2では、明確化の
ために、他の要素に対するコントローラ300により行
われる制御を図示することは省いた。図2によれば、常
用の電話器はポート100で接続され、電気通信ネット
ワークはポート200に接続される。ポート100にお
ける情報信号はアナログであり、コントロール信号はス
イッチフック動作と、DTMF(二重トーン複数周波
数)信号又は回転ダイヤル信号のいずれかとからなる。
【0029】前記に示唆されるように、ポート100に
接続される電話の回路はブロック10内に組み込むこと
ができる。ポート100は、図1の装置とユーザとの間
の音響インターフェースとして残る。しかし、説明のた
めに、常用の電話器はポート100に接続されているも
のとする。図2の装置は電話器とネットワークとの間の
バッファを形成する。従って、このバッファを簡単に使
用することにより、DTMF信号による電話器が現在で
きるように、回転ダイヤル式電話器でも、ネットワーク
をコントロールすることができる。
【0030】ポート100を常用の電話器に接続するこ
とができる実施態様において、ブロック10は電話局エ
ミュレータ回路である。これはDC電力を電話器に供給
し、フックスイッチ動作を検出し、DTMF(又は回転
ダイヤル時間パルス)信号を復号化する。顧客の電話器
によりポート100に入力され、ブロック10により検
出されるコントロール信号はコントローラ300に入力
される(ライン101)。
【0031】別法として、DTMFの実際の検出及び解
釈は、(コントローラ300をポート100に直結する
ことにより)コントローラにより直接実行することがで
きる。電話局エミュレータ回路の一例は例えば、米国特
許第4775997号明細書に開示されている。
【0032】顧客装置によりポート100に入力される
音声信号はエミュレータ10によりエコーキャンセリン
グ回路20に入力される。回路20は、この入力信号を
エンコーダ30に入力し、エンコーダ30はこの信号を
(マルチプレクサ31を介して)暗号回路60に入力す
る。暗号回路の出力信号はデータインターフェース回路
80に結合され、回路80はその出力信号をチャネルイ
ンターフェース回路90に入力する。回路90はその出
力信号をポート200へ入力し、それから、伝送媒体へ
送り出す。
【0033】伝送媒体からポート200へ着信した信号
は、回路90により、暗号回路70へ入力され、それか
ら、データインターフェース回路80へ入力される。回
路70は回路60の補完物であることもできる。回路7
0で発生された情報信号はデコーダ40へ入力され、そ
れから、加算器41へ入力される。
【0034】加算器41は、デコーダ40の信号とシン
セサイザ50からの信号を合併させ、その出力信号をエ
コーキャンセリング回路20へ入力する。回路20に続
いて、加算器41の信号はエミュレータ10に入力さ
れ、そして、エミュレータ10からポート100へ入力
される。回路80により着信パケットから抽出されるコ
ントロール信号はライン301からコントローラ300
へ入力される。
【0035】要素20の左の方向に向かって、要素類に
より行われる処理がデジタルである場合、要素20は要
素10と要素30との間のパス内にA/Dコンバータ
を、また、要素41と要素10との間のパス内にD/A
コンバータを有しなければならない。ポート100にお
ける信号は双方向性である。そのため、エミュレータ1
0の出力における信号も双方向性である。これは“2線
式伝送”と呼ばれることもある。
【0036】他方、符号化及び復号化は、単方向信号に
より最良に行われる。従って、回路20は2線式/4線
式変換手段を包含しなければならない。2線式から4線
式への変換はエコーを導入することがある。このエコー
は、エンコーダ30に至るパス内への、ライン27から
の信号漏洩に対応する。従って、エコーキャンセリング
手段を配設しなければならない。要素20の機能は、2
線式から4線式への変換、必要なエコーキャンセリング
の実施、及び適当なA/D及びD/A変換の実行であ
る。その構成は常用の通りである。
【0037】余談として、要素20におけるエコーキャ
ンセリングはモデムにおけるものと全く同一というもの
ではない。モデムにおいては、アナログの2線式のサイ
ドにおけるエコーの除去に努める。この点で、4線式の
デジタルのサイドにおいてもエコーの除去に努める。図
2の装置について推奨されたタイプに近いエコーキャン
セラーは米国特許第5406583号明細書に開示され
ている。
【0038】エンコーダ30に対する入力におけるデジ
タル表示よりも一層少ないビットを必要とする音声信号
のデジタル表示を発生するという点で、エンコーダ30
は音声圧縮を行うものと予想される。デコーダ40はエ
ンコーダ30を補完する。更に詳細には、2つのパーテ
ィ間で会話が行われ、各パーティが関連ネットワークイ
ンターフェースユニットを使用する場合、一方のユニッ
トのデコーダ40は他方のユニットのエンコーダ30を
補完しなければならない。この逆の場合も同様である。
2つのエンコーダ30が同一である場合、ネットワーク
インターフェースユニットのデコーダは当然、同じネッ
トワークインターフェースユニットのエンコーダ30の
補完物である。
【0039】本発明におけるエンコーダ30及びデコー
ダ40を実現するために、任意の常用の符号化装置及び
復号化装置を使用できる。符号化/復号化装置の一例は
米国特許出願第07/782686号明細書に開示され
ている。この明細書には、無音検出が含まれている場合
に行うことができる追加圧縮を開示していない。しか
し、このような追加圧縮は、the ETSI Standard "Europ
ean Digital Cellular Telecommunications System Ful
lrate Speech Processing Functions, " GSM 6.01, GSM
6.31, 6.32, and 6.12, May 1994に開示されている。
8:1圧縮が所望の場合、無音検出を利用することが必
要となる。
【0040】加算器41は、シンセサイザー50を介し
てコントローラ300からポート100へ可聴信号を送
信する手段を提供し、マルチプレクサ31はコントロー
ラ300からポート200へ可聴信号を送信する機構を
提供する。
【0041】暗号器60及び解読器70は選択的なプラ
イバシー手段である。暗号化の必要性は、通信の秘密を
守る要望及び通信チャネルが不安定なリスクレベルに関
連する。後者は、ポート200へ接続される伝送媒体中
に生成される伝送チャネルの特性に大いに左右される。
【0042】このチャネルが専用である場合、伝送媒体
に接続される他のユーザが会話に内々に関与しない(す
なわち、ポート200において出現するパケットにアク
セスするために自己の装置を同調させることができな
い)という点で、暗号化は不要である。他方、ポート2
00へ送信されるパケットが、ポート200へ接続され
る伝送媒体に接続される任意の装置により検索できる場
合、暗号化は非常に望ましい。なぜなら、プライバシー
が犯される危険性に加えて、詐欺の機会を与えるからで
ある。
【0043】要素60及び70は非常に精巧にすること
もできるし、あるいは、全くシンプルなものであること
もできる。多くの暗号化方法が公知である。図1の装置
の設計者及びネットワークの設計者により同意されるよ
うに、公知の暗号化方法のうちの任意の方法を使用でき
る。例えば、周知の公開鍵暗号化方法を使用できる。こ
の場合、ユニットは、要素60に埋め込まれた又は実装
された個人鍵に対応する公開鍵をネットワークに送信
し、そして、ネットワークが特定のネットワークインタ
ーフェースユニットに割り当てる公開鍵をこのネットワ
ークから受信する。
【0044】公開鍵システムでは、公開鍵を保持するパ
ーティは、対応する個人鍵を使用する送信器からのメッ
セージを解読することができるが、公開鍵により解読さ
れるメッセージを生成することができない。また、公開
鍵を保持するパーティは、個人鍵を保持するパーティに
対するメッセージを符号化できるが、その他のパーティ
はこのメッセージを読むことができない。
【0045】前記説明は、図1の装置とネットワークと
の間で応諾される暗号化方法を説明するものである。言
うまでもなく、ネットワークはこの情報を解読するもの
と仮定する。その他の実行可能な方法は、このメッセー
ジに完全に気づかないネットワーク用であり、この暗号
化方法は、呼びの2つの終端におけるネットワークイン
ターフェースユニット間で応諾される。
【0046】何れにしろ、使用できる特定の方法は本発
明の必須要件ではないので、これ以上は特に説明しな
い。しかし、暗号化は絶対に必要であるとは認められな
いが、要素60及び70はシステム内に物理的に包含さ
れている用途では、ポート100から到着するコントロ
ール信号又はポート200から到着するコントロール信
号の何れかに応答して、これらの要素は、コントローラ
300の指揮下で、起動又は停止される。停止される場
合、これらの要素は“透明”である。
【0047】シンセサイザー50はポート100へ入力
される可聴信号を生成する手段を有する。可聴信号は、
一般的に、電話局からくる“ダイヤルトーン”、“呼出
音”及び“リングバック”信号などのようなトーン信号
からなる。言うまでもなく、その他のトーンにより警
告、事前録音音声又は合成音声も可能である。
【0048】データインターフェースブロック80は、
要素60により供給されたデータ及びコントローラ30
0により(パス302を介して)供給されたコントロー
ル信号をATMセルにアセンブルし、逆に、解読された
ATMセルを逆アセンブルし、そして、コントロール3
00(パス301)のためのコントロール信号及び要素
40のためのデータ信号を発生する。データインターフ
ェースブロック80の構造は米国特許第5136584
号明細書の教示に従うものである。
【0049】チャネルインターフェース要素90も2線
式/4線式コンバータであり、ポート200におけるチ
ャネルは常に“2線式”システムである。しかし、主と
して、要素90は伝送媒体及びこれに接続されるネット
ワークに対するインターフェースを形成する。伝送媒体
は様々なタイプのうちの任意のものを使用できる。これ
は、ワイヤ対、光ファイバ、同軸ケーブル(例えば、ケ
ーブルTV会社により使用されるタイプのもの)、電力
線、ワイヤレスなどであることができ、信号特性はイン
ターフェースのタイプに応じて異なることもできる。
(ワイヤレス接続は家庭外のポイント又は例えば、家庭
内のテレビケーブルに対する要素90を接続するユニッ
トに対して使用できる。)従って、要素90は顧客が有
する特定のタイプの伝送媒体について設計される。
【0050】しかし、前記の全てのタイプについて、デ
ジタルデータは一般的に、アナログ形に変換され、そし
て、(おそらく、周波数シフトが必要な)特定の周波数
帯域に帯域限定される。これは基本的に、モデム技術で
ある。このようなモデム技術は例えば、"51,84 b/s 16-
CAP ATM LAN Standard", IEEE Journal on SelectedAre
as in Communications, Vol. 13, No. 4, May 1995, p
p.620-632, authoredby G.H.Im, D.D. Harmon, G. Huan
g, A.V. Mandzik, N.-H. Nguyen, and J.-J.Wernerに開
示されている。
【0051】光ファイバインターフェースの場合、要素
90は電気/光変換手段を有する。ワイヤレスインター
フェースの場合、要素90はワイヤレス伝送及び受信手
段を有する。これらは全く常用のものである。
【0052】コントローラ300はマイクロプロセッサ
であることが好ましい。マイクロプロセッサは図2の構
成内の他の全ての要素を制御する。マイクロプロセッサ
が実行するものは、図2の構成がPOTSサービスを提
供する方法及び顧客に提供されるその他の機能に応じて
変化する。記憶要素320はコントローラ300が必要
とするプログラム及びデータを維持する。
【0053】図2に示された残りの要素はIDブロック
310である。ブロック310は、図2の構成を実現す
る装置の各構成部材又は全ての構成部材に関する一意的
識別子を格納する。これはハードウエアを一意的に識別
する。図2に示されるように、IDブロック310はコ
ントローラ300と結合され、コントローラ300か
ら、識別子に対応する信号をポート200へ送信する。
(また、必要が生じたら、要素10及びポート100へ
も送信される。)
【0054】要素310はレジスタなどに論理値が焼き
入れられたROMチップであることができる。要素31
0はコントローラの一部であることもできる。ID識別
子信号はポート200へ送信され、図2の装置のネット
ワークに対する初期結合に続いて、この装置が現在はネ
ットワークの一部であるという事実をネットワークに登
録し、また、その他の時点では下記のように登録する。
【0055】余談として、別の一意的識別子はポート1
00に接続される電話装置の一部であることができ、ま
た、同様に、一意的識別子はポート200が接続される
ネットワークを構成する全ての装置の一部であることが
できる。
【0056】前記の説明はブロック310の識別子が一
意的であることを指摘しているが、通信ネットワークに
接続される場合にハードウエアの一意的識別子としての
必要性以上の一意性は要求されない。従って、ネットワ
ークがサブセット又はサブネットワークに分割される場
合、IDは、特定のネットワーク、サブセット又はサブ
ネットワーク内の他のハードウエアに関して一意的でな
ければならない。
【0057】図2の構成の動作、特に、ブロック80の
動作を更に一層理解するために、図3に示されるよう
な、ATMパケットの構造及び“構成要素”を吟味する
ことが有用である。
【0058】・最初の4ビットは汎用フローコントロー
ル(GFC)からなる。このフィールドはローカル有効
桁だけを有し、顧客サイトに関する標準化ロケーション
関数を供給するために使用できる。
【0059】・次のバイトは仮想パス識別子(VPI)
を与え、次の2個のバイトは仮想チャネル識別子(VC
I)に対応する。
【0060】・次の3ビットはペイロードタイプ(P
T)に対応する。これは、パケットがユーザ情報又は制
御情報を有するか否か識別する。また、これはネットワ
ーク輻輳状態を示すために、又は、ネットワークリソー
ス管理のためにも使用できる。
【0061】・4番目のバイト内の最後のビットはCL
Pフィールドである。これは、ユーザ又はネットワーク
に、特定のネットワークトラフィック条件下でセル喪失
が許されるか否か選択的に決定させることができる。
【0062】・5番目のバイトはヘッダエラーチェック
バイト(HEC)である。
【0063】・次の48個のバイトはパケットペイロー
ドである。
【0064】従って、PTフィールドにより、ATMは
ユーザに、パケットをデータパケット又はコントロール
パケットとして識別する能力を提供する。コントロール
パケットである場合、コントロールの種類が48個のペ
イロードバイト内に組込まれる。
【0065】ブロック80の機能は、バイト群をATM
セルに変換し、また、逆に、ATMセルをバイト群に変
換することである。図2において、少なくとも1片の情
報は、要素80内で構成され、要素90に入力されるア
ドレスフィールドであるATMセル内では暗号化されな
い。暗号化されない追加フィールドはPTフィールドで
ある。これは、この実施例では、セルを、音声信号情
報、データ又は制御情報を含有するセルとして特徴付け
る。
【0066】このフィールドは“音声フラグ”として使
用できる。この“音声フラグ”は、データ及びコントロ
ール信号よりも音声信号に優先権を与えるために、ポー
ト200に接続されるネットワークで使用できる。別法
として、音声パケットの優先権は、仮想回路がセットア
ップされる場合に、確立することもできる。何れにし
ろ、ATMセルは、アドレス情報(及び、おそらく、P
Tフィールド値)を要素60により提供される暗号化デ
ータと結合することによりアセンブルされる。
【0067】受信(解読)ATMセルが要素80により
逆アセンブルされる場合、アドレスフィールドは廃棄さ
れ、PTフィールド値は、“ペイロード”パケットをコ
ントローラ300又はデコーダ40へ経路指定すべきか
否か決定するために使用される。
【0068】図4は、図2のコントローラの動作を示す
基本的な流れ図である。ポート100に到着するATM
セルからか又は要素10から、制御情報が到着すると、
コントローラ300は制御情報の到着を検出し、コント
ロールの種類を識別し、そして適当に作用する。次に、
多数の共通コントロールのうちの幾つかのコントロール
に応答する図2のハードウエアの動作について説明す
る。
【0069】具体的な動作において、図2の装置が静止
状態にある場合、チャネルインターフェース90は信号
(例えば、コントロールセルに対応する)を受信でき
る。セルが図2の装置に宛てられたものであることを、
(アドレスフィールドにより)要素90が認識し、この
セルを要素70へ入力する。要素70はペイロードを解
読し、データを要素80へ入力する。要素80は、この
セルがコントロールセルであることを認識し、ペイロー
ドをコントローラ300へ出力する。コントロールは例
えばコール起動セルである。これは、図2の装置への接
続を望む起呼パーティを識別する。
【0070】コントローラ300は、ポート100が別
の会話(事実その通りである場合)について現に起動さ
れていないことを知っているので、次の動作を実行する
ことにより、接続を行うための送信勧誘を肯定応答す
る。
【0071】1.(コール起動セルから)起呼パーティア
ドレスを導出する。 2.それ自体のアドレスと導出起呼パーティアドレスを用
いて、コントロールセルを肯定応答を示す起呼パーティ
に返送する。更に詳細には、コントローラ300はライ
ン302を介して要素80に、起呼パーティに返送され
るコントロールセルのアセンブルを命じ、ライン301
及びマルチプレクサ31を介して伝送されるべきコント
ロールデータを要素80へ通知する。3.シンセサイザー
50により、警報(呼出音)信号をポート100へ送信
する。
【0072】ポート100に接続されている電話器がオ
フフックされると、要素10はこの状態を検出し、顧客
がオフフックしたことをコントローラ300へ通知す
る。この状態は音声通信を続行できることを示す。その
結果、コントローラ300は要素80にコントロールセ
ルのアセンブルを命じ、コントロールセルをネットワー
ク及び起呼パーティに送信し、コールを続行できること
を通知し、シンセサイザー50によりポート100へ入
力される呼出音信号を切断する。
【0073】ポート100における電話器により会話が
終了され、“オフフック”状態から“オンフック”状態
への状態変化を要素10が検出すると、コントロールセ
ルは起呼パーティに送信され、起呼パーティ(及びネッ
トワーク)に会話の終了を通知する。これにより、起呼
パーティは、ネットワーク内のATM交換機によりコー
ルに割り当てられた仮想パスを解放するために、ネット
ワークへコマンドを送信することができる。
【0074】ポート100における電話器がコールの発
信を望む場合、電話器は“オフフック”され、これによ
り、コントローラ300へコール発信が通知される。次
いで、コントローラ300は、シンセサイザ50に、電
話局ダイヤルトーンとそっくりの信号を出力することを
命じる。この信号は、ポート100における顧客に、シ
ステムがダイヤルできる状態にあることを知らせる。続
いてポート100に現れるダイヤルディジットは要素1
0で検出され、コントローラ300へ入力される。
【0075】次いで、コントローラ300は、ネットワ
ークにその希望を通知するATMコントロールセルのア
センブルを命じ、ネットワークに被呼パーティの番号を
供給する。ネットワークは起呼パーティと被呼パーティ
間のパスを決定し、ネットワーク交換機に必要な情報を
供給し、起呼パーティのアドレスをコール起動セルに追
加し、そして、このセルを被呼パーティに送る。前記の
ように、被呼パーティは肯定応答コントロールセル又は
ビジーコントロールセルの何れかを返送する。
【0076】肯定応答セルに応答する場合、コントロー
ラ300はシンセサイザ50に、“リングバック”信号
をポート100へ出力させる。この“リングバック”
は、コントロールセルが被呼パーティから到着するまで
(このことは、被呼パーティが“オフフック”したこと
を示す)続けられる。到着した時点で、“リングバッ
ク”信号は中止され、電話器は会話モードに入る。“ビ
ジー”セルに応答する場合、コントローラ300はシン
セサイザ50に、“ビジー”信号をポート100へ出力
させる。
【0077】図2の装置のIDは、図2の装置により送
出されるセルの一部、あるいは、おそらく全部を含有す
る。これはネットワークにより有効に使用される。例え
ば、ネットワークは図2の装置をポールすることがで
き、それにより、装置それ自体が識別することを要求で
きる。別法として、コントローラ300はタイマーを含
むことができる。このタイマーは、時々、コントローラ
に、図2の装置のIDをネットワークに通知するコント
ロールセルをポート200へ出力させる。
【0078】このタイマーは常時起動させておくことも
できるし、または、おそらく、正に会話が行われている
最中だけ起動させておくこともできる。タイマーは別の
サイクルタイムを有することもできる。装置が不稼働状
態の場合には非常に長いサイクルタイム(例えば、4時
間毎)を、また、装置が稼働状態の場合には短いサイク
ルタイム(例えば、毎秒)を有する。
【0079】ポーリング方式を使用する場合、ポーリン
グを示すコントロールセルは、装置がその状態(装置の
状態を特定する情報及び装置の動作実行可能性を通知す
る情報の両方の意味)を公表することも要求できる。最
初の種類の状態情報(動作状態)は、“休止”、“ビジ
ー”、“呼出音”、“ポート100は接続されていな
い”、“ポート100における電話器はオフフック”、
“暗号化が行われている”などのような情報を含む。
【0080】後の種類の状態情報(実行可能性状態)
は、“エンコーダが適正に動作していない”、“ユニッ
トは不稼働”、“解読回路はラストチェック以来17個
のパリティエラーを発見した”などのような情報を含
む。図2において、コントローラ300により収集され
る状態情報は一群の矢線311−313により示され
る。言うまでもなく、図2の装置の状態をネットワーク
に報告するセルはID信号を含有する。
【0081】ネットワークへの状態情報の伝送はポーリ
ング照会への応答に限定されない。コントローラ300
が変化に応答して動作を起こす動作状態について、コン
トローラ300は、実行可能性状態情報の変化に応答し
て動作を起こすこともできる。これは、ネットワークに
問題を通知するためにネットワークに送信されるコント
ロールセルの形、メモリ320へのデータの蓄積の形、
ユーザへ可視警告を与えるために図2の装置において警
告表示を起動させる形あるいは警告信号をポート100
へ送信する形などをとることができる。
【0082】一意的IDはネットワークのコンテキスト
内でも使用できる。すなわち、IDは、ユーザにネット
ワークを使用させ、このユーザに課金を請求するための
メカニズムである。この機能は現在、ユーザに割当てら
れた電話番号により処理されているが、大抵の場合、電
話番号は実際に、ユーザに接続されているネットワーク
ポートを識別する。
【0083】IDを使用することにより、ユーザの装置
は、2地点間で動作することができ、装置がネットワー
クに接続され、(例えば、前記のポーリング方式によ
り)登録されると、ネットワークは常時、ユーザに割り
当てられた電話番号とユーザの装置のID及び装置が接
続されているネットワークポートとを関連させることが
できる。
【0084】ポート100に結合される電話器と要素1
0を係合させることもできる。全てのデジタル処理(要
素10及び90を除いた図2の全ての要素を含む)は、
1個又は数個の格納プログラムプロセッサ(図7につい
て下記で詳細に説明する)で実行することもできる。
【0085】要素10は単一のポートに限定されない。
独立した2つの通信チャネルを形成するために、要素1
0は2個以上のポートを包含することもできる。これは
図5に示されている。この構成により、顧客に独立した
2個のネットワークアピアランスが提供される。各アピ
アランスは別々の番号に応答することができ、または、
両方のアピアランスとも同じ番号でネットワークに知ら
せることもできる。ネットワークは単に、2つの会話を
2つのアピアランスで搬送するだけであり、各会話は適
当な“会話フラグ”により識別される。
【0086】ネットワークは例えば、電話番号5561
−3072はネットワークアドレス333.432に位
置するネットワークインターフェースユニットであり、
ID:AS234094を有するネットワークインター
フェースユニットのポート1に結合される。一方、電話
番号5575−7456は同じネットワークインターフ
ェースユニットのポート2に結合される。
【0087】デジタルアピアランスは例えば、デジタル
ファックス装置又はその他のデータ装置も有することが
できる。このような装置は、図6に示されるように、デ
ジタルインターフェース回路15を介してエンコーダ3
0及び加算器41に結合される。図6の要素10は及び
要素15は、2個以上のコールが要素90及びポート2
00から流れる場合に存在する状態を処理することがで
きる。特に、2つの別々のコールが搬送される場合、ポ
ート200に到着するATMセルは、2つのコールを識
別する指示(例えば、別々のソースアドレス、又は別々
の仮想回路ラベルなど)を有する。
【0088】コントローラ300はこれらの指示に応答
し、デコーダ40により発生される対応パケットをポー
ト100又はポート400の何れかへ経路指定する。こ
れはコントロールライン101及び102により行われ
る。要素10及び15から到着する情報は、エンコーダ
30により受信される(衝突を避けるために、バイトは
コントローラ300により適当に交互交差される)。コ
ントローラ300はこれらのバイトのトラックを維持
し、要素80においてアセンブルされるATMセルを分
離するために、これらを経路指定する。
【0089】格納プログラムの制御下のマイクロプロセ
ッサを有するシステムを実現するための、他の一層コン
パクトな実施態様も可能である。図7はこのような実施
態様を示す。図7の装置の核心部分はマイクロプロセッ
サ500である。
【0090】更に詳細には、図7は、電気通信ネットワ
ークをポート200へ結合する伝送媒体が同軸ケーブル
402である実施態様を示す。チャネルインターフェー
スユニット90はコンバイナ/スプリッタ401、受信
器モジュール410及び送信機モジュール420により
構成される。コンバイナ/スプリッタは簡単な変圧器で
ある。
【0091】マイクロプロセッサ500はモジュール4
10及び420に結合されている。マイクロプロセッサ
500は、モジュールが必要とする、ATMパケットの
ヘッダに関するパラメータをモジュール420に提供
し、更に、ATMパケットのデータ又は“ペイロード”
も提供する。モジュール420において、メディアアク
セスユニット421はプロセッサ500により提供され
た情報からATMパケットを生成する。
【0092】次いで、これらのパケットは変調器422
に入力される。変調器422は、プロセッサ500によ
り提供されたバイトを記号に変換し、特定のモデム方式
により、これらの記号を有するキャリアを変調する。幾
つかの変調方式では、変調器422の出力は、ベースバ
ンドアナログ信号である。すなわち、0から幾つかの特
定の高周波数までの周波数帯を占有する。
【0093】このような場合、モジュール422をコン
バイナ/スプリッタ401に結合するRF送信機ユニッ
ト423は、変調器422により発生された信号の帯域
を同軸ケーブル402に指定された帯域へシフトさせる
変調器と、増幅器を有する。別の態様では、変調器42
2は、既に適正な帯域内にある信号を生成する。このよ
うな場合、送信機ユニット423は増幅だけ行えばよ
い。
【0094】逆方向の場合、受信機モジュール410に
到着する信号は非常に多数の情報チャネル(例えば、多
数のTVチャネル)を搬送するアナログ信号である。こ
れらのうち、図7の装置が狙うものは情報チャネルであ
る。従って、受信機モジュール410は、正しい情報チ
ャネルを受信するために同調されたRF受信機ユニット
411を有し、(後続の復調器の動作について)必要な
らば、情報を復調し、“ベースバンド”へ落とす。
【0095】ユニット411の出力は、ATMパケット
を出力する復調器412へ入力される。これらのパケッ
トはメディアアクセスユニット413へ入力される。メ
ディアアクセスユニット413は、ビットの流れを読
み、これをATMパケットとして翻訳し、そして、図7
の装置のアドレスに対応するヘッダアドレスを有するパ
ケットを識別すると、ATMパケットの内容をプロセッ
サ500へ出力する。
【0096】“装置アドレス”は前記の装置IDである
ことができ、あるいは、“電話番号”のようなその他の
プリセット識別子であることもできる。“装置アドレ
ス”として使用される特定のデータは、図7の装置が接
続されるネットワークに応じて変化する。何れにしろ、
“装置アドレス”は、マイクロプロセッサ500によ
り、ユニット420内のフィールドプログラマブルRO
Mにロードすることができる。
【0097】例えば、要素60及び要素70を有する図
2の装置で行われるデータ信号の暗号化及び解読は、図
7では、マイクロプロセッサ500に接続された別の処
理ユニット(430)で行われる。別のユニットして図
示されている理由は、現在のマイクロプロセッサの能力
では、暗号化及び解読機能が、他の機能を果たす同じマ
イクロプロセッサに合わせるのに要求が多すぎるためで
ある。言うまでもなく、将来のマイクロプロセッサはこ
の負荷を処理することができるであろう。
【0098】マイクロプロセッサ500のコントロール
は、マイクロプロセッサ500に結合されたメモリモジ
ュール440内に存在する格納プログラムにより行われ
る。図示されたメモリモジュール440は、ROM部
分、RAM部分、NVRAM(不揮発性RAM)部分及
び追記型メモリ(WOM)部分を有する。ROMは、固
定的な基本プログラムを保持し、RAMはプロセッサ5
00が決定するか又は評価する一時的な値を保持し、N
VRAMはポート200を介して装置にダウンロードさ
れる様々な静的パラメータ及びプログラムを保持する。
追記型メモリは、ヒューズリンクタイプのメモリであ
り、装置IDを格納する。
【0099】マイクロプロセッサ500は前記の電話局
エミュレータブロック10にも接続されている。ブロッ
ク10はポート100に接続されている。また、マイク
ロプロセッサ500はイーサネット回路450にも接続
されている。イーサネット回路450はデジタル装置を
結合することができるイーサネットポートとマイクロプ
ロセッサ500との間のインターフェースを提供する。
このブロックは図6におけるブロック15に相当する。
【0100】従って、図7のマイクロプロセッサ500
はコントローラ300に相当し、図6に示された他の全
ての要素は、チャネルインターフェース、電話局エミュ
レータ、デジタルインターフェース及び暗号化及び解読
回路をセーブする。
【0101】前記の装置の好都合な特徴は、家庭用電気
通信システム(例えば、電話器、応答装置など)で現在
利用可能な多くの機能を、前記の基本的なPOTS機能
の他に、この明細書に開示した装置に選択的に組込むこ
とができることである。以下、これらの具体例を説明す
る。
【0102】メッセージ通信 現在、メッセージ通信は、ネットワーク系又は顧客宅内
装置系機能(電話応答システム又はPBX系メッセージ
通信システムの形)の何れかである。図2の装置を使用
するタイプの構成では、同じ能力を有することができ
る。この能力は、デジタル又はアナログであることがで
きる。これはコントローラ300に緊密に関連させるこ
とができ、あるいは、これは、要素10の第2のポート
に結合される別の常用の電話応答装置であることもでき
る。
【0103】この第2のポートがアナログポートである
場合、装置は、図5に示された構造と同じ構造を有す
る。電話応答装置がデジタル(デジタルインターフェー
スを有するという意味で)である場合、図6の装置は適
用可能である。最後に、電話応答機能がプロセッサ30
0に組込まれている場合、デコーダ40の情報は、ライ
ン303を介してプロセッサ300に入力され、メモリ
320は着信メッセージのデジタル記憶としてセーブす
る。これは図8に示される。
【0104】メッセージ通信システムの発信メッセージ
もメモリ320に格納され、ライン301を介してポー
ト200へ出力される。電話局エミュレータからコント
ローラへの信号パス(例えば、ライン101)を介し
て、ポート100からの音声メッセージを処理するコン
トローラ300によりメモリ320内に格納される。別
の実施態様では、エンコーダ30からコントローラ30
0への追加信号パスを含めることができる。
【0105】図6に示されるような構成におけるメッセ
ージ通信機能は次のように動作する。コール開始ATM
セルがポート200へ入来し、ポート100へ送られる
場合、コントローラ300は、ポート100が現在の会
話により占有されているか否か決定する。メッセージ通
信システムが稼働されず、ポート100が別の会話によ
りビジー状態である場合、コントローラ300は通常、
(前記のように)起呼パーティにビジー状態を通知する
セルを送信する。ポート100がビジー状態でない場
合、シンセサイザー50により呼出音信号をポート10
0に入力する。
【0106】メッセージ通信システムが稼働されている
場合、システムの動作は部分的に変更される。特に、ポ
ート100がビジー状態である場合、コントローラ30
0はコールを要素15の電話応答ポートへ転送するか否
か決定できる(下記の“スクリーニング”参照)。転送
する場合、電話応答ユニットに(例えば、シンセサイザ
ー50により)呼出信号を出し、起動させ、着信メッセ
ージを記録させる。
【0107】ポート100はビジー状態ではないが、シ
ンセサイザー50がポート100へ十分な量の呼出音を
送信し、ポート100が“オフフック”状態にならない
ことが決定される場合、コントローラ300はシンセサ
イザー50の呼出信号を要素15へ再転送し、そして、
要素15は前記のように作用する。
【0108】話中転送/転送電話/コールブリッジ 話中転送、転送電話及びコールブリッジは密接に関連す
る。これらは、基本的に、現在のコール(話中転送及び
コールブリッジ)により行われること又は今後のコール
(転送電話)により行われるものをネットワークに通知
する問題に関する。
【0109】現在のコールの転送に関して、ポート10
0における装置からのコントロール信号は例えば、話中
転送が所望されていることをコントローラ300へ通知
する。これに応答して、コントローラ300は、要素8
0に、コールの宛先アドレスの変更をネットワークに通
知するコントロールATMセルのアセンブルを命じ、こ
れを送信させる。ネットワークがこの情報を獲得する
と、転送要求に適応するためにセルの経路指定を変更す
る。
【0110】コールブリッジの場合、コントローラ30
0は単に、別のソースからセルを受信し、この情報をポ
ート100へ入力し、その音声データを複製し、そし
て、多数のセルを送信することができる。各セルは別々
の宛先に配信される。
【0111】今後のコール、すなわち、転送電話に関し
て、コントローラ300は着信コール開始セルを受信す
る。そして、幾つかの遠隔地を指定する、コントローラ
メモリ320内にユーザにより格納されたデータに基づ
き、コントローラ300は要素80に、コントロールセ
ルの生成と送信を命じる。このコントロールセルは、ネ
ットワークに、このコールを指定された遠隔地に転送す
ることを命じるものである。実際、これは話中転送処理
として処理される。言うまでもなく、起呼パーティID
に基づき、このような話中転送選択を行うことは極めて
容易である。
【0112】レパートリダイヤル呼出 レパートリダイヤル呼出は単なる、事前に記憶されたダ
イヤル文字列へアクセスするメカニズムである。メモリ
320及びコントローラ300は必要な機能を容易に提
供することができる。コントローラ300を、レパート
リダイヤル呼出について予約された事前指定ダイヤルシ
ーケンス(例えば、“#”で始まる2桁のデジットから
なるシーケンス)に選択的に応答するように構成でき、
これに応答して、コントローラはメモリ320内の適当
なダイヤル文字列にアクセスする。
【0113】発呼者ID 発呼者IDは、起呼パーティが誰であるかをユーザに通
知する手段である。本発明によれば、コントローラ30
0はユーザが“オフフック”する前であっても、起呼パ
ーティの宛先情報を有する。従って、発呼者IDを提供
するタスクは、起呼パーティのソースアドレスから、顧
客により認識される何かに翻訳を単に提供するタスクを
軽減する。
【0114】このような翻訳は、図2の装置をネットワ
ーク“発呼者ID”ノード(図2のデザインを有するユ
ニットを介してネットワークに結合された単なるデータ
ベースであることができる)にアクセスさせることによ
り、発呼者ID機能に加入する顧客について行われる。
コール開始セルがポート200へ到着すると、コントロ
ーラ300は“発呼者ID”ノードに対するコールを選
択的に行い、このノードから、起呼パーティの識別に関
する情報を取得する。
【0115】これは全て、呼出音信号がシンセサイザー
50により加算器41へ入力される前に行われる。その
後、呼出音信号がシンセサイザー50により入力され、
コントローラ300は発呼者ID情報を、ポート100
へ接続されている電話器の表示装置(又は図2の装置自
体の表示装置)に提供する。
【0116】図2の装置の処理及び記憶能力を仮定すれ
ば、発呼者IDに対する起呼パーティ情報の受信相互関
係はメモリ320に記憶することができる。その後、同
じ起呼パーティからの翻訳は自分の方で行うことができ
る。これは、一層迅速な翻訳を可能にし、ネットワーク
の負担を軽減し、更に、呼出メッセージのカスタム化
(例えば、“友人の山本様から電話です”など)を可能
にする。電話器の表示装置は、呼出音信号を起呼パーテ
ィのIDに仕立てることもできる。これは、発呼者の種
類により別個の呼出音の形をとることができ、あるい
は、発呼者の氏名の合成(例えば、“山本富士男様から
電話です”など)も可能である。
【0117】通話中着信 通話中着信は、一方の会話でビジーなパーティに、別の
起呼パーティが接続を望んでいることを通知する構成で
ある。ユーザは2本の電話コール間で交替することがで
きる。
【0118】この能力は図2の装置で容易に実行でき
る。なぜなら、コントローラ300が、或る宛先又は別
の宛先の何れかにセルを送信し、これらからセルを受信
するだけだからである。次いで、コントローラ300は
スイッチフックフラッシュ又はその他の何らかの信号方
式手段に応答することができる。
【0119】スクリーニング コントローラ300がメモリを有しているとすれば、起
呼パーティ番号を記憶し、これらのパーティに様々なコ
ール処理を指定することが可能である。これは、特定の
パーティからメッセージ通信システムに直接コールを送
信すること、特定の起呼パーティからのコールを無視す
ることなどを含む。
【0120】タイムアウト 夕食中又はその他の何らかの不都合な時間帯に電話を受
けたことのない人はおそらくいないであろう。これらの
人々の多くは、特定の時間帯の全てのコール(又は特定
の一連の起呼パーティ以外のパーティからの全てのコー
ル)を無視する電話器機能を歓迎するであろう。このよ
うな機能は、タイマーにスクリーニング機能を結合する
ことによりコントローラ300で容易に実行できる。
【0121】ダウンロード 本発明の装置の前記の機能及び能力は、説明のために挙
げられたサービス機能である。その他の又は追加のサー
ビス機能も同様に容易に具体化させることができる。更
に、一連の機能の全てを特定の組立装置内に包含させる
ことができ、これら一連の機能は静的状態に維持する必
要はない。すなわち、装置が組立てられ、ユーザに販売
され、そして実装された後であっても、機能を除去した
り追加したりすることができる。実際、機能はネットワ
ークへの接続により装置に追加することができる。
【0122】換言すれば、本発明の装置に包含されてい
る機能のうちの一つはダウンロード機能である。この機
能は、コールを指定番号に配置し、データをメモリ32
0(例えば、図6におけるメモリ又は図7におけるメモ
リ440のNVRAM部分)にダウンロードする。マイ
クロプロセッサ300が指定番号と相互作用し、データ
をダウンロードする方法は極めて簡単である。
【0123】なぜなら、プログラムをダウンロードする
ことと、ポート400(図6参照)に出力されるデータ
を受信することの違いは、データの宛先が変更されるこ
とだけだからである。すなわち、信号はライン303を
介してプロセッサ300により捕獲される。
【0124】ダウンロード機能と能力の内容は米国特許
出願第08/341805号明細書に開示されている。
別法として、CDROM又はフロッピーディスク読出装
置を、(読出装置をコンピュータに接続させる周知の方
法を用いて)コントローラ300に結合させることもで
きる。そして、このような読み出し装置により機能をイ
ンストールすることができる。
【0125】ネットワークインターフェースの前記説明
は、顧客宅内装置ユニットの実施態様に関する。しか
し、図5及び図6の装置は、僅かに変更することによ
り、パケット交換ネットワークを顧客宅内電話器、応答
装置など以外の要素に結合するネットワークインターフ
ェースユニットにまで拡大することができる。ネットワ
ークインターフェースユニットはパケット交換ネットワ
ークをPBXに、電話局に、また、全てのその他の回路
交換ネットワークにさえも、接続させることができる。
図5の装置と、例えば、電話局のネットワークインター
フェースユニットとの違いは、a)設けられるポート10
0の個数及びb)電話局とネットワークインターフェース
ユニット間を流れるコントロールの種類である。
【0126】例えば、電話局のネットワークインターフ
ェースユニットは、電話局に信号送信するためのデジタ
ルインターフェース15と複数個のエコーキャンセリン
グブロック20を有するが、電話局エミュレータブロッ
ク又はシンセサイザーブロックを有しない。これは図9
に示されている。
【0127】帯域幅の問題も存在するが、これは単なる
技術的な問題にしか過ぎない。すなわち、電話局に対す
る特定数のアナログ中継線を超えると、要素30,6
0,7,及び40は計算負荷を処理できない。この問題
は、高クロック速度又は一つに効果的に結合される多数
のネットワークインターフェースユニットの何れかによ
り解決される。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一層高性能なネットワーク相互作用能力をネットワーク
の端末装置に付与することにより、改良された電気通信
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パケットフォーマットで電気通信ネットワーク
を相互作用する装置のブロック図である。
【図2】パケットフォーマットで電気通信ネットワーク
を相互作用する装置の更に詳細なブロック図である。
【図3】ATMパケットのフォーマットの一例を示すブ
ロック図である。
【図4】コントローラ300のコントロール方式の一例
を示すブロック図である。
【図5】パケットフォーマットで電気通信ネットワーク
を相互作用する装置の部分的に変更された構成を示すブ
ロック図である。
【図6】パケットフォーマットで電気通信ネットワーク
を相互作用する装置の部分的に変更された構成を示す別
のブロック図である。
【図7】マイクロプロセッサを中心的構成要素として有
する装置の一例のブロック図である。
【図8】装置コントローラに結合されたデジタルメモリ
にメッセージが記憶される装置の一例のブロック図であ
る。
【図9】回路交換式電話局との相互作用に適した装置の
一例のブロック図である。
【符号の説明】
1 アナログモジュール 2 符号化/復号化 3 データインターフェース 4 チャネルインターフェース 5 コントロール 10 電話局エミュレータ 15 デジタルインターフェース 20 エコーキャンセリング 30 符号化 31 マルチプレクサ 40 複合化 41 加算器 50 シンセサイザー 60 暗号化 70 解読 80 データインターフェース 90 チャネルインターフェース 100,200,400 ポート 300 コントローラ 310 レジスタ 320 メモリ 401 コンバイナ/スプリッタ 410 受信器モジュール 411 RF受信機 412 復調器 413,421 メディアアクセス 420 送信機モジュール 423 RF送信機 422 変調器 430 暗号化 440 メモリモジュール 450 イーサネット 500 マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザと通信する第1ポートと、通信ネ
    ットワークに接続される第2ポートとを有し、さらにパ
    ケット化手段とコントローラとを有する通信装置におい
    て、 前記パケット化手段は、 a)第1フォーマットで到着した第1ポートからの情報
    信号をヘッダ部分と情報部分とを有するパケット信号に
    変換し、 前記ヘッダ部分は、アドレス仕様専用のビットと、パケ
    ットの情報部分が制御信号あるいは情報信号を搬送する
    かを指定する少なくとも1つのビットとを有し、 b)第2ポートに到達したパケット信号を前記第1フォ
    ーマットの信号に変換し、 前記コントローラは、前記第1ポートを介して信号の同
    時双方向流れを可能にすることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ポートは、アナログ装置に接続
    されることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記パケット化手段は、音声を第1ポー
    トに分配し、前記第1ポートから受信した音声を電気信
    号に変換する回路を有することを特徴とする請求項1の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記パケットは、140バイト長さ以下
    であることを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記パケットは、ATMパケットである
    ことを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 アナログ信号ノードと、2個のデジタル
    信号ノードとを有するエコーキャンセラをさらに有し、 前記アナログノードは、第1ポートに接続され、 前記2個のデジタル信号ノードは、パケット化手段に接
    続されいることを特徴とする請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記パケット化手段と、第2ポートとの
    間に配置されたインタフェース回路、を有し、 前記インタフェース回路とデジタル処理手段との間の信
    号は、ヘッダ部分と情報部分とを含むパケットであるこ
    とを特徴とする請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記インタフェース回路は、アナログ領
    域の第2ポートとインタフェースすることを特徴とする
    請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 前記インタフェース回路は、デジタル信
    号をアナログキャリア信号に変調することを特徴とする
    請求項7の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1ポートとパケット化手段との
    間に音声処理モジュールをさらに有し、 前記音声処理モジュールは、 第1ポートからの音声信号に応答して音声信号中の無音
    声を検出する無音声検出手段と、 データ信号を生成するために、音声信号をデジタル化す
    る手段と、 データ信号のバンド幅を減少するために、デジタル化手
    段と無音声検出手段に応答するエンコーダとを有するこ
    とを特徴とする請求項1の装置。
  11. 【請求項11】 前記パケット化手段は、エンコーダの
    出力信号に応答する暗号化手段を有することを特徴とす
    る請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 前記パケット化信号は、第2ポートに
    到達した信号に応答して復号化音声信号を生成するデコ
    ーダを有することを特徴とする請求項10の装置。
  13. 【請求項13】 前記デコーダは、前記復号化音声信号
    中の無音声期間を示す情報に応答することを特徴とする
    請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 前記コントローラに応答して、オーデ
    ィオ信号を生成する手段と、 前記オーディオ信号を第1ポートに供給する手段とをさ
    らに有することを特徴とする請求項1の装置。
  15. 【請求項15】 前記コントローラに接続され、前記第
    1ポートで信号状態(signaling conditions)を検出す
    る手段をさらに有することを特徴とする請求項18の装
    置。
  16. 【請求項16】 前記コントローラに接続され、装置内
    の構成要素の故障状態を検出する手段をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項14の装置。
  17. 【請求項17】 コントローラからの第2ポートに向け
    られた信号をパケット化手段に入力する手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1の装置。
  18. 【請求項18】 前記パケット化手段に入力する手段
    は、前記第2ポートに接続された通信ネットワークに対
    し、第1ポートからの情報信号は、音声通信信号である
    ことを表す信号を供給することを特徴とする請求項17
    の装置。
  19. 【請求項19】 前記パケット化手段に入力する手段
    は、前記第1ポートからの情報信号は、音声通信信号で
    あると、通信ネットワークに通知する制御パケットを提
    供することを特徴とする請求項17の装置。
  20. 【請求項20】 前記パケット化手段に入力する手段
    は、制御パケットを、前記アナログ装置からの電話呼を
    ネットワークに接続された被呼者に設定するために、ネ
    ットワークにパケット化入力手段が送信する制御パケッ
    トの一部として与えることを特徴とする請求項17の装
    置。
  21. 【請求項21】 デジタルデータを通信する第3ポート
    と、 第1ポートからあるいは第3ポートからのいずれかから
    第2ポートに情報を配送する手段とをさらに有し、 前記第2ポートへ信号を入力する手段は、ネットワーク
    に対し、第1ポートからの情報信号は音声通信信号であ
    り、第3ポートからの情報信号は、非音声通信信号であ
    ることを通知することを特徴とする請求項20の装置。
JP9086210A 1996-04-04 1997-04-04 通信装置 Pending JPH1075295A (ja)

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