JP2006203876A - Dslアクセスネットワークを介してマルチメディア通信を提供する方法 - Google Patents

Dslアクセスネットワークを介してマルチメディア通信を提供する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】DSLアクセスネットワーク、DSLアクセスマルチプレクサ21および統合アクセス装置32を介して音声および/またはマルチメディア通信を提供すること。
【解決手段】DSLアクセスマルチプレクサ21および統合アクセス装置32は、加入者線42を介して接続されている。音声/マルチメディアセッションはDSLアクセスネットワークを介して確立され、その中でそのデータはリアルタイムプロトコルを使用してIPパケットの形で伝送される。音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダは圧縮され、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路は、基礎をなすトンネル層として使用される。音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットは、AAL2回路内に多重化され、DSLアクセスネットワークを通しAAL2回路を介して統合アクセス装置とDSLアクセスマルチプレクサとの間で伝送される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、参照により本明細書に組み込まれる、優先出願である欧州特許出願第05290101.4号に基づく。
本発明は、DSLアクセスネットワークを介して音声および/またはマルチメディア通信を提供する方法に関する(DSL=デジタル加入者線)。このDSLアクセスネットワークは、少なくとも1つのDSLアクセスマルチプレクサおよび加入者線を介して接続された少なくとも1つの統合アクセス装置、ならびにそのようなDSLアクセスネットワークを介した音声および/またはマルチメディア通信をサポートするための統合アクセス装置およびDSLアクセスマルチプレクサを備える。
今日のDSLアクセスネットワークは、主にインターネット通信のために利用されている。一般に、インターネットトラフィックなどの広帯域トラフィック、および音声トラフィックなどの狭帯域トラフィックをデジタル加入者線を介して運ぶために、別々の帯域幅の範囲が使用される。広帯域および狭帯域通信へアクセスするためのおよびこれらを提供するための周波数範囲はスプリッタによって分割される。
たとえば、いわゆる非対称型デジタル加入者線(=ADSL)は高速のダウンリンクおよび低速のアップリンクを提供し、主にエンドユーザがインターネットを使用するのに適している。このサービスは、しばしばISDN基本レートアクセスと組み合わされる(ISDN=統合サービスデジタルネットワーク)。
たとえば、国際公開第99/51019号パンフレットには、ADSLサービス、およびISDNまたはPOTS(従来の電話サービス)を顧客に並行して提供するためのソリューションが記載されている(ISDN=統合サービスデジタルネットワーク、POTS=従来の電話サービス)。電話会社の所在地では、ラインカードなどの中央局端末がアナログ電話回線によるPOTSを提供する。これと並行して、ADSLモデムがインターネットから広帯域データを受信する。POTSおよびADSL信号はいずれもスプリッタに接続され、このスプリッタにより、POTSおよびADSLサービスのどちらも顧客の施設へ提供される。顧客の施設では、スプリッタがPOTSおよびADSL信号を受信し、それらを分離する。スプリッタから提供されるADSL信号は、イーサネット(登録商標)に接続されたADSLモデムに接続される。この構成では、2つのスプリッタが必要である。すなわち、電話会社の所在地および顧客の施設でそれぞれ1つずつ必要である。
この手法によれば、音声通信(POTS、ISDN)およびそれと同時に起こるインターネットトラフィックは、加入者線を介して別々の周波数範囲内で運ばれる。
さらに、シングルペア高速デジタル加入者線(=SHDSL)は、狭帯域をパケット化し、この形にして加入者線を介して運ぶことにより、狭帯域に対する追加のサポートを提供する。SHDSL送受信機は、主に混合ゲージ2線式ツイストメタリックペアを介した同時送受信操作のために設計されている。拡張型アプリケーション用に、任意選択できる4線操作がサポートされる。また、シングルペアおよびツーペアのどちらの操作についても、任意選択できる信号再生が指定されている。SHDSL送受信機は、トレリスコード化パルス増幅変調(TC−PAM)回線コードを使用して、192kb/sから2,312kb/sまでの範囲内で、選択された対称型ユーザデータ転送レートをサポートすることができる。SHDSL送受信機は、他のDSL技術を含めて、アクセスネットワーク内で展開される他の伝送技術とスペクトル的に互換性があるように設計されている。
SHDSL送受信機は、アナログPSTN技術またはISNのいずれとも共存する場合のアナログ分割技術の使用をサポートしない。しかし、狭帯域伝送は、帯域内TDMチャネル内で可能である(TDM=時分割多重)。
さらに、対称型シングルペア高ビットレートデジタル加入者線(SDSL)は、単一のメタリックペア線上で双方向の対称型高ビットレート伝送を提供する。ADSLと同様、SDSLは既存の非シールドペア線を介したデジタルアクセスを提供する。フレーム構造は、192kb/sから2,312kb/sまでの可変ペイロードビットレートを伝送する柔軟性、および独立同期または同期モードを任意選択できるようにする。
さらに、リアルタイムプロトコル(=RTP)を使用することによって、IPネットワークを介して音声トラフィックを伝送することが知られている。今日のDSLアクセスネットワークでは、たとえばHTTPまたはFTPなどインターネットのIPトラフィックや、たとえばVoIP(=ボイスオーバーIP)などIPベースのマルチメディアトラフィックは、共通の通信チャネルを介して伝送される(HTTP=ハイパーテキスト転送プロトコル、FTP=ファイル転送プロトコル)。今日のDSLシステムは、インターネットトラフィックの一部として音声またはマルチメディア情報を伝送するIPパケットを処理する。それらのシステムは、IPパケットの内容、あるいは上位プロトコル階層において使用されるプロトコルによって区別をせず、たとえばそれがUDPまたはTCPデータグラムであるかどうかで区別しない(IP=インターネットプロトコル、UDP=ユーザデータグラムプロトコル、TCP=トランザクション制御プロトコル)。
国際公開第99/51019号パンフレット Bruce ThompsonらによるIETF(インターネット技術標準化委員会)草案「draft−buffam−avtcrtp−over−aal2−01.txt」 ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)勧告I.363.2
本発明の目的は、DSLアクセスネットワークを介した通信を改善することにある。
本発明の目的は、少なくとも1つのDSLアクセスマルチプレクサ、および加入者線を介して接続された少なくとも1つの統合アクセス装置を備えるDSLアクセスネットワークを介して音声および/またはマルチメディア通信を提供する方法によって実現される(DSL=デジタル加入者線)。この方法は、DSLアクセスネットワークを介してIPベースの音声/マルチメディアセッションを確立するステップと(IP=インターネットプロトコル)、リアルタイムプロトコルを使用して音声/マルチメディアセッションのデータをIPパケットの形で伝送するステップと、音声/マルチメディアセッションにAAL2回路を割り当てるステップと(AAL2=ATMアダプテーション層2)、音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用するステップと、VoIP/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化するステップと、ヘッダ圧縮されたパケットを、割り当てられたAAL2回路を介しDSLアクセスネットワークを通して統合アクセス装置とDSLアクセスマルチプレクサとの間で伝送するステップとを含む。本発明の目的は、DSLアクセスネットワークを介した音声および/またはマルチメディア通信をサポートするための統合アクセス装置、およびメディアストリームコントローラによってさらに実現される。この統合アクセス装置は、統合アクセス装置をDSLアクセスマルチプレクサと接続している加入者線を介してそのDSLアクセスマルチプレクサとデータ交換を行うための複数のAAL2回路を提供するように構成されたDSL送受信機を備え、メディアストリームコントローラは、リアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形でIPベースの音声/マルチメディアセッションのデータを受信し、各IPベースの音声/マルチメディアセッションにDSL送受信機のAAL2回路を割り当て、音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用し、音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、割り当てられたAAL2回路を介して、ヘッダ圧縮されたパケットをDSLアクセスマルチプレクサに伝送するように構成される。本発明の目的は、DSLアクセスネットワークを介した音声および/またはマルチメディア通信をサポートするDSLアクセスマルチプレクサ、およびメディアストリームコントローラによってさらに実現される。このDSLアクセスマルチプレクサは、DSLアクセスマルチプレクサをDSLアクセスネットワーク上の統合アクセス装置と接続している加入者線を介して、少なくとも1つの統合アクセス装置とデータ交換を行うための複数のAAL2回路を提供するように構成されたDSL送受信機を備え、メディアストリームコントローラは、リアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形でIPベースの音声/マルチメディアセッションのデータを受信し、各音声/マルチメディアセッションにDSL送受信機のAAL2回路を割り当て、音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用し、音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、割り当てられたAAL2回路を介して、ヘッダ圧縮されたパケットを統合アクセス装置に伝送するように構成される。
本発明は、音声および/またはマルチメディアコンテンツを伝送するIPパケットに対して特別な処理を適用する。このようなパケットは、割り当てられたAAL2ベアラを介して、ヘッダ圧縮された形で伝送される。同時に起こるインターネットトラフィック、すなわちそのようなストリーミングデータを伝送しないIPパケットは別のベアラを介してスイッチされる。この手法は帯域幅、およびサービス挙動の品質のどちらも改善する。さらに、本発明はインターネット経由の侵入に対する保護を強化し、マルチメディアおよびインターネットサービスの並行処理を可能にする。本発明は、マルチメディアサービスがインターネットサービスの影響を受けないようにする。これにはパケット遅延、パケット損失およびパケットジッタに対する影響が含まれるが、インターネット側からの侵入または攻撃に関する影響も含まれる。
本発明の他の利点は、従属クレームで示される、本発明の複数の実施形態によって実現される。
本発明の好ましい一実施形態によれば、音声/マルチメディアセッションのデータおよび同時に起こるインターネットトラフィックは、DSLアクセスネットワークを通し異なるATM回路を介して伝送される。ATM層は、サービスの品質およびトラフィックフローの厳密な分離を確保するために利用される。好ましくは、各音声/マルチメディア通信毎に、一定ビットレート(CBR)またはリアルタイムの可変ビットレート(rt−VBR)クラスのサービスを有するATM VPI/VCIが指定される(VPI=仮想パス識別子、VCI=仮想チャネル識別子)。
音声/マルチメディアセッションは、たとえばリアルタイムの音声または映像データなど、IPを介してストリーミングデータを伝送する必要があるVoIPセッションなどの任意の通信セッションを指す。
好ましくは、同時に起こるインターネットトラフィックは特定のビットレート(UBR)を有するVPI/VCIを使用する。これは、インターネットトラフィックが、マルチメディア通信が必要な分を取った後の残りの帯域幅をもらうことを意味する。本発明の好ましい一実施形態によれば、同時に起こるインターネットトラフィックは、1つまたは複数のAAL5(=ATMアダプテーション層5)回路で伝送される。
マルチメディアセッションの入り口点次第で、統合アクセス装置、DSLアクセスマルチプレクサまたはアクセスメディアゲートウェイに位置するメディアストリームコントローラが、IPベースのマルチメディアセッションにATM層のAAL2回路を割り当て、マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを、ヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用されるATM層の割り当てられたAAL2回路内に多重化する。DSLアクセスネットワークの他端に位置する対応するメディアストリームコントローラが、割り当てられたAAL2回路を介して受信したマルチメディアパケットのヘッダを解凍し、受信したパケットを元の形、すなわちリアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形に変換する。好ましくは、この時点でNAT機能が適用される(NAT=ネットワークアドレス変換)。すなわち、元のパケットヘッダが復元されなくなる。これにより、プライベートIPアドレスレンジのアドレスを、たとえばパブリックアドレスに変換することが可能になる。IPドメインの変換は、たとえばH.248(MEGACO)制御プロトコルを用いてソフトスイッチによって制御される。
好ましくは、ATM層のAAL2回路の1つは、マルチメディアセッションを制御している制御プロトコルの制御プロトコルデータの伝送のために予約される。たとえば、マルチメディアセッションを制御するために使用されるSIPプロトコル(SIP=セッション開始プロトコル)またはH.323に関連するデータは、この分離されたAAL2回路を介して交換される。この手法により、帯域幅の使用効率をさらに改善することができる。DSLは、地理的距離および2線式または4線式加入者線の特徴によって限定されるので、この手法はまた、複数のマルチメディアセッションを同時にサポートする必要がある場合に使用品質を大幅に改善する。
好ましくは、ATM層は、音声/マルチメディアセッションが打ち切られると、直ちに音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2トンネルのために予約された帯域幅を解放する。これにより、解放された帯域幅は同時に起こるインターネットトラフィックの伝送に利用できるようになり、したがってDSLアクセスネットワーク内の帯域幅使用の効率を高める。
本発明の好ましい一実施形態によれば、DSLアクセスマルチプレクサはマルチメディア通信およびインターネットトラフィックを別々にスイッチする。マルチメディア通信は、音声/マルチメディアオペレータの入り口点である、たとえば「セッション境界コントローラ」または「MIDDLE BOX」(IETF MIDCOM)などのアクセスメディアゲートウェイにスイッチされる。インターネットトラフィックは、B−RAS(=広帯域リモートアクセスサーバ)にスイッチされる。アクセスメディアゲートウェイは、好ましくは加入者フローを制御するためにメディアストリームスイッチングを使用する。メディアストリームスイッチングは、次の処理のためのマルチメディアフローを検出するために、統合アクセス装置内で使用することもできる。好ましくは、たとえば統合アクセス装置、DSLアクセスマルチプレクサまたはアクセスメディアゲートウェイであるマルチメディア通信の入り口点は、DSLアクセスネットワークを通して確立されたIPベースの音声/マルチメディアセッションを認識する検出装置を有する。この検出装置は、この種のIPトラフィックを、他のIPトラフィック、すなわちインターネットトラフィックと分離し、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたデータを、DSLアクセスネットワークのそれぞれの端の専用メディアストリームコントローラへと転送する。
本発明のこれらの、および本発明の他の特徴と利点は、現時点で好ましい例示的実施形態に関する以下の詳細な説明を、添付図面と共に読むことでよりよく理解されよう。
図1はDSLアクセスネットワーク1、IPネットワーク27、インターネットサービスプロバイダ24から26、広帯域アクセスサーバ23、アクセスメディアゲートウェイ22、DSLアクセスマルチプレクサ21、統合アクセス装置31、32、33、34、および統合アクセス装置32に接続された複数の端末51から57を示す。
DSLアクセスネットワーク1は、たとえば図1に示すDSLアクセスマルチプレクサ21など1つまたは複数のDSLアクセスマルチプレクサと、たとえば図1に示す統合アクセス装置31から34など複数の統合アクセス装置を備える。DSLアクセスネットワーク1のDSLアクセスマルチプレクサは、加入者線を介して、1つまたは複数の統合アクセス装置に接続されている。たとえば、加入者線41、42、43および44は、DSLアクセスマルチプレクサ21を統合アクセス装置31、32、33および34にそれぞれ接続している。加入者線41から44は通常、電話機を関連する市内交換機または集信装置に接続するために使用される、非シールドメタリックツイストペア線である。好ましくは、POTSシステム(POTS=従来の電話サービス)の既に利用可能な加入者線が加入者線41から44として使用される。たとえば、加入者線41から44は2線式または4線式の非シールド銅ツイスト線である。
統合アクセス装置31から34は、DSLアクセスネットワークを通して1つまたは複数の端末を接続することができるDSLネットワーク終端ノードである。たとえば、統合アクセス装置32は端末51から57に接続されている。好ましくは、統合アクセス装置31から34は、様々な種類の端末を統合アクセス装置に接続するためのインタフェースを提供する。統合アクセス装置31から34の詳細は、以下の説明中、統合アクセス装置32を用いて例示されている。
統合アクセス装置32は、接続済みの端末に音声およびデータサービスのどちらも提供する。たとえば、統合アクセス装置32は、端末51、52、53、54および55には音声サービスを提供し、端末55、56および57にはデータサービスを提供する。端末51は、加入者線を介して統合アクセス装置32のISDNプラグソケットに接続されているISDN電話である。端末52は、加入者線を介して統合アクセス装置32のPOTSプラグソケットに接続されているアナログ電話である。端末53は、無線インタフェースを介して統合アクセス装置32に接続されているDECT電話セットである。さらに、統合アクセス装置32は、DECT通信のための無線インタフェースを提供する1つまたは複数の外部基地局に接続されていることがある(DECT=デジタル高性能コードレス電話)。
端末54は、SIPプロトコルによって制御されたVoIP通信を用いて電話サービスを提供するIP電話である(SIP=セッション開始プロトコル)。たとえば、端末54は、LANまたはたとえばイーサネット(登録商標)プロトコルに基づく無線LANを介して統合アクセス装置32に接続されている。
端末56は、LAN、無線LANによって、またはWiFi接続を介して統合アクセス装置32に接続されている、たとえばラップトップなどのコンピュータである。端末56は、POTSプラグソケットによって、あるいはLANを介して統合アクセス装置32に接続されているファックス装置である。端末57は、オンラインゲーム用に使用されるゲーム装置であり、たとえばそのようなゲームソフトウェアを実行しているパーソナルコンピュータである。
端末55は、ユーザにマルチメディア通信サービスを提供する、たとえばコンピュータなどのマルチメディア端末である。端末55は、LAN,無線LANまたはWiFiを介して統合アクセス装置32に接続されている。
DSLアクセスマルチプレクサ21は、たとえば電話会社の所在地でいくつかの加入者線を終端処理しているラインカードである。DSLアクセスマルチプレクサ21は、アクセスマルチメディアゲートウェイ22および広帯域アクセスサーバ23に接続されている。アクセスメディアゲートウェイは、たとえば「セッション境界コントローラ」または「アクセス境界ゲート」である。音声およびマルチメディア通信は、アクセスマルチメディアゲートウェイ22を介して伝送され、データトラフィックの残りの部分は、広帯域アクセスサーバ23を介して伝送される。DSLアクセスマルチプレクサ21の他、DSLアクセスネットワーク1の別の加入者線を終端処理しているDSLアクセスネットワークの他の複数のDSLアクセスマルチプレクサもアクセスマルチメディアサーバ22および広帯域アクセスサーバ23に接続されている。IPネットワーク27は、たとえばソフトスイッチ28などのソフトスイッチによって管理されたIPネットワークである。ソフトスイッチ28は、他の機能に加え、IPネットワーク27を通してストリーミングコンテンツを交換するVoIP接続または他の種類のマルチメディア接続を確立するために使用されるSIPサーバの機能も果たす。さらに、IPネットワーク27はインターネットでもよく、その場合サーバ28はインターネットを通したVoIP/マルチメディア接続の確立をサポートするために使用されるSIPサーバまたはH.323インフラストラクチャを表す。
広帯域アクセスサーバ23は、DSLアクセスネットワーク1を介して接続された端末にインターネットアクセスを提供する。それぞれの購入者によって選択されたインターネットサービスプロバイダ次第で、広帯域アクセスサーバ23はインターネットサービスプロバイダ24、25および26のいずれか1つを介してインターネットアクセスを提供する。
音声/マルチメディア通信および純粋なデータ通信は、それぞれ異なる方法で処理される。音声/マルチメディアセッションのデータ、たとえば音声サービス61のデータは、リアルタイムプロトコルを使用してIPパケットの形で伝送される。統合アクセス装置32は、そのようなIPベースの音声/マルチメディアセッションにAAL2回路を割り当てる。統合アクセス装置32は、音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用する。統合アクセス装置32は、音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、ヘッダ圧縮されたパケットを、割り当てられたAAL2回路を経て加入者線42を介してDSLアクセスマルチプレクサ21に伝送する。マルチプレクサ21は、音声/マルチメディアセッションのパケットをアクセスメディアゲートウェイ22に転送する。一方、統合アクセス装置32は、同時に起こるデータトラフィック、たとえばデータサービス62のインターネットトラフィックを、異なる方法でDSLアクセスネットワーク1を通して伝送する。このトラフィックは、DSLアクセスネットワーク1を通し異なるATM回路を介して伝送され、DSLアクセスマルチプレクサ21によって広帯域アクセスサーバ23に転送される。ATM副層を用いることによって、サービスの品質および分離の問題が解決される。さらに、IPベースのメディアストリームのヘッダ圧縮により、DSL接続の限られた帯域幅に起因する制約内で複数のマルチメディアセッションをサポートすることができるようになる。ヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として割り当てられたAAL2回路を使用することにより、RTP/IPプロトコルスタックのオーバーヘッド(RTP+UDP+IP=40バイトおよび20ms G.729aコーダ=20バイト)を大幅に軽減することができる。さらに、同時に起こるマルチメディアセッションのために異なるAAL2回路を使用することは、同時に起こるマルチメディアセッションにおける公平性を保証するのに役立つ。
好ましくは、統合アクセス装置32は、音声/マルチメディアパケットのペイロードにペイロード圧縮機構を提供する。たとえば、VoIPセッションでは、G.729aコーダを用いて音声ペイロードを8kbpsに圧縮することができる。
ペイロード圧縮は、狭帯域の加入者の場合にのみ適用される。たとえば、SIP電話またはPCベースのソフトフォンは、音声圧縮のために自らのリソースを提供する。その場合、IADはパケットベアラ層にのみ作用し、いかなるメディア層(ペイロード)も処理しない。
図2は統合アクセス装置32の詳細を例示している。
図2に、統合アクセス装置32が端末51、54、55、56および57、DSLアクセスマルチプレクサ21、アクセスメディアゲートウェイ22、ソフトスイッチ28、IPネットワーク27、広帯域アクセスサーバ23、およびインターネットサービスプロバイダ24、25および26と接続されているところを示す。
統合アクセス装置32は、少なくとも1つのマイクロプロセッサおよびその少なくとも1つのマイクロプロセッサによって実行されるソフトウェアプログラムをもつメモリを有する電子回路と、統合アクセス装置32によって提供される通信インタフェースを終端処理するための電子部品とを備える。統合アクセス装置32の機能は、統合アクセス装置32のハードウェアプラットフォームにおける先述のソフトウェアプログラムの実行によって提供される。機能という観点から見ると、統合アクセス装置32はDSL送受信機321、メディアストリームコントローラ322、VoIPコンバータ324、IPルータ323、イーサネット(登録商標)送受信機326および検出装置325を備える。
DSL送受信機321は、DSL通信プロトコル、たとえばトレリスコード化パルス増幅変調に基づくATM通信サービスを提供する。DSL送受信機321は、AAL2およびAAL5通信サービスをサポートする。AAL2は、遅延依存アプリケーションにおいて、低レートで短い可変パケットの帯域効率のいい伝送を提供する。AAL2は、VBRおよびCBRをサポートする(VBR=可変ビットレート、CBR=一定ビットレート)。AAL2は、さらに共通部副層(CPS)およびサービス依存コンバージェンス副層(=SSCS)に分割することができる。CPSパケットは、3オクテットのヘッダ、およびそれに続くペイロードからなる。AAL2 CPSパケットは、8ビットのCIT(=チャネル識別)、6ビットのLI(=長さ識別子)、5ビットのUUI(ユーザ間識別)、5ビットのHEC(ヘッダエリア制御)、および1から45/64バイトの情報ペイロードを含む。ペイロードは64バイトに限定されない。ヘッダ圧縮パケットの伝送はBruce ThompsonらによるIETF(インターネット技術標準化委員会)草案「draft−buffam−avtcrtp−over−aal2−01.txt」に記載されている通りでよい。SSCSパケットは、音声、音声周波域データまたは回線モードデータからなる狭帯域のコールを運ぶ。SSCSパケットは、AAL2接続を介してCPSパケットとして伝送される。CPSパケットは、SSCSペイロードを含む。AAL2層に関する詳細は、たとえばITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)勧告I.363.2に示されている。
VoIPコンバータ324は、統合アクセス装置32のISDNまたはPOTSプラグソケットを介して交換されたアナログおよび/またはデジタル音声データと、関連するVoIP通信との間の変換を実行する。たとえば、VoIPコンバータ324は、ISDN電話セットである端末51のためにゲートウェイ機能を提供する。VoIPコンバータ324は、入り音声信号をリアルタイムプロトコルで処理されるIPパケットのストリームに変換し、その結果得られるパケットストリームをメディアコントローラ322に転送する。さらに、マルチメディアコントローラ322から受信したSIP/RTP/UDP/IPパケットストリームを終了させ、その結果得られる音声信号をアドレス指定された端末、たとえば端末51から53のうちの1つに出力する。
イーサネット(登録商標)送受信機326は、LANを介して、統合アクセス装置32に接続された端末54、55、56および57にIPベースの通信を提供する。
任意選択で、統合アクセス装置32は検出装置325を備える。検出装置325は、統合アクセス装置32を介して確立されたVoIPマルチメディアセッションを認識する。検出装置325は、イーサネット(登録商標)送受信機326を介して受信したデータストリームを走査し、RTP/IP通信スタックを使用してIP通信を探す。IPパケットはIADにアドレスされている。したがって、IPパケットを走査する必要はない。この場合、IADは「バックツーバックサーバ」のように働く。さらに、検出装置325は、1組の端末、たとえばVoIP電話である端末54をマルチメディア端末として分類することがあり、それらの端末が音声/マルチメディアセッションにのみ関与しているものと見なすことがある。検出装置325は、統合アクセス装置32を介して確立されたVoIPマルチメディアセッションを認識した場合、この音声マルチメディアセッションに割り当てられたパケットをメディアストリームコントローラ322へ送る。残りのデータストリームはIPルータ323へ送られる。任意選択で、IPルータ323はさらにファイアウォールの機能を果たす。
メディアストリームコントローラ322は、コールエージェント328およびヘッダ圧縮装置327を備える。
各音声/マルチメディアセッションは、1つのAAL2回路を要する。最初のAAL2回路は、制御プロトコル、たとえばSIPプロトコルのために予約されている。AAL2は、最大248個の回路をサポートすることができ、247個の回路をマルチメディア通信セッションに使用することができる。たとえば、図2はAAL2回路71から75のバンドル70を示している。ここで、AAL2回路71は制御プロトコルを伝送するために使用され、AAL2回路72から75はIPベースの音声/マルチメディア通信セッションのパケットを伝送するために使用される。マルチメディア通信が確立される場合、メディアコントローラ322はAAL2回路、たとえばAAL2回路72を音声/マルチメディアセッションに割り当てる。帯域幅は、AAL2 SVCを用いてこのAAL2回路に割り当てられる。これにより、統合アクセス装置32とアクセスメディアゲートウェイ22との間全てに渡って、予約帯域幅が確保される。セッションが終了すると、AAL2 SVC通信は予約帯域幅を解放する。セッション許可制御機構は、物理的に利用可能な帯域幅よりも多くの帯域幅が要求されることが確実にないようにする。ヘッダ圧縮装置327は、受信した音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、割り当てられたAAL2回路、たとえばAAL2回路72から75をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用する。ヘッダ圧縮装置327は、ヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、圧縮されたパケットを加入者線42を介してDSL送受信機321を用いて転送する。
最初のAAL2回路、たとえばAAL2回路71は、制御プロトコル(たとえばSIPまたはH.323)の転送に使用される。制御プロトコルは、通信のためにPPPフレームを使用する(PPP=ポイントツーポイントプロトコル)。PPPは、ユーザ認証および統合アクセス装置32のIPアドレス割当てにも使用される。TCPなどのプロトコルは、制御通信の信頼性を確保する。
同時に起こるインターネット通信は、DSLアクセスネットワーク1を通した通信のために、不特定ビットレートサービス(UBR)を有する1つまたは複数のAAL5回路を使用する。たとえば、図2には、IPルータ323が、加入者線42を介して一般的なIPトラフィックを伝送するために使用する2つのAAL5回路78および79が示されている。このIPトラフィックは不特定ビットレートを有するVPI/VCIを使用するので、インターネットは、音声/マルチメディア通信が所要分を取った後の残りの帯域幅をもらうことになる。
DSLアクセスマルチプレクサ21は、加入者線42を終端処理するDSL送受信機24を含む。DSL送受信機24は、DSL送受信機321と同じ機能、すなわちDSL伝送層に基づくATM層を提供する。さらに、DSLアクセスマルチプレクサは、音声/マルチメディア通信に割り当てられたATM回路をアクセスメディアゲートウェイ22へ送り、インターネット通信に割り当てられたATM回路を広帯域アクセスサーバ23へ送る。
アクセスメディアゲートウェイ22は、信号ゲートウェイ211およびヘッダ処理装置222を有するメディアストリームコントローラを備える。ヘッダ処理装置22は、トンネル層を介して受信したパケットのヘッダを解凍し、受信したパケットを、リアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形の音声/マルチメディアセッションデータに逆変換する。
好ましくは、メディアコントローラ327および222は、それぞれDSLアクセスネットワーク1を介した全二重音声/マルチメディア通信を可能にするために、音声/マルチメディアセッションのヘッダを圧縮/解凍する能力を有する。
本発明の別の実施形態によれば、ヘッダ処理装置22および信号ゲートウェイ211の機能はDSLアクセスマルチプレクサ21に実装される。このような場合、好ましくはDSLアクセスマルチプレクサ21はもはやアクセスメディアゲートウェイに接続されておらず、広帯域アクセスサーバ23を介してのみIPデータを交換する。このような場合、一般のインターネットトラフィックに関連するIPパケットストリーム、ならびに音声/マルチメディア通信に関連するIPパケットストリームは、DSLアクセスマルチプレクサ21によって組み合わされる/スプリットされる。このような場合には、好ましくはDSLアクセスマルチプレクサは、IPパケットを介して伝送されるメディアストリームを認識し、そのようなIPパケットストリームをDSLアクセスマルチプレクサ21のメディアコントローラへ送る、統合アクセス装置32の検出装置325として構成される検出装置をさらに含む。
図3には、DSLアクセスネットワーク1を介した音声/マルチメディア通信の伝送に使用されるプロトコルスタックおよびプロトコル変換機能の実施形態が示されている。
図3には、ATM層81、AAL2 CPS PDU層82、AAL5 PVC層83、AAL2 PVC層84、様々なAAL2 SVC層85から87、TCP/UDP/IP/PPP層88、ファイアウォールおよびルータ機能89、圧縮/解凍層90、SIP/B2BUA層91、TCP/UDP層92、UDP層93、TCP層94、IP層95およびLAN層96が示されている。
この例では、マルチメディア端末が同時にマルチメディア通信および一般的なインターネット通信を行っている。マルチメディアトンネルは、LAN層96およびIP層95を介して統合アクセス装置32に接続されている。統合アクセス装置は、ヘッダの圧縮/解凍および適切なAAL2回路内への多重化を実行する。バックツーバックユーザエージェント(B2BUA)がPBX機能を提供する。B2BUAは、顧客の施設のネットワークを介してマルチメディア端末とSIPで対話し、TCP/IP/PPP/AAL2リンクを介してパブリックソフトスイッチ28とSIPで対話する。
DSLアクセスネットワークを備える通信システムのブロック図である。 図1の通信システムの詳細を示すブロック図である。 図1のDSLアクセスネットワークを介して音声および/またはマルチメディア通信を提供するために使用されるプロトコルスタックを例示する機能図である。
符号の説明
1 DSLアクセスネットワーク
21 DSLアクセスマルチプレクサ
22 アクセスメディアゲートウェイ
23 広帯域アクセスサーバ
24、25、26 インターネットサービスプロバイダ
27 IPネットワーク
28 ソフトスイッチ
31、32、33、34 統合アクセス装置
41、42、43、44 加入者線
51、52、53、54、55、56、57 端末
62 データサービス
71、72、73、74、75 AAL2回路
81 ATM層
82 AAL2 CPS PDU層
83 AAL5 PVC層
84 AAL2 PVC層
85、86、87 AAL2 SVC層
88 TCP/UDP/IP/PPP層
89 ファイアウォールおよびルータ機能
90 圧縮/解凍層
91 SIP/B2BUA層
92 TCP/UDP層
93 UDP層
94 TCP層
95 IP層
96 LAN層
211 信号ゲートウェイ
222 ヘッダ処理装置
321 DSL送受信機
322 メディアストリームコントローラ
323 IPルータ
324 VoIPコンバータ
325 検出装置
326 イーサネット(登録商標)送受信機
327 ヘッダ圧縮装置
328 コールエージェント

Claims (9)

  1. 少なくとも1つのDSLアクセスマルチプレクサおよび加入者線を介して接続された少なくとも1つの統合アクセス装置を備えるDSLアクセスネットワークを介して音声および/またはマルチメディア通信を提供する方法であって、
    DSLアクセスネットワークを介してIPベースの音声/マルチメディアセッションを確立するステップと、
    リアルタイムプロトコルを使用して音声/マルチメディアセッションのデータをIPパケットの形で伝送するステップと、
    IPベースの音声/マルチメディアセッションにAAL2回路を割り当てるステップと、
    音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用するステップと、
    音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化するステップと、
    ヘッダ圧縮されたパケットを、割り当てられたAAL2回路を介しDSLアクセスネットワークを通して統合アクセス装置とDSLアクセスマルチプレクサとの間で伝送するステップとを含み、
    音声/マルチメディアセッションのデータおよび同時に起こるインターネットトラフィックが別々のATM回路を介し、DSLアクセスネットワークを介して伝送される方法。
  2. 音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路に一定ビットレートクラスのサービスを割り当てるステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. DSLアクセスネットワークを通して、不特定ビットレートを有する1つまたは複数のAAL5回路を介して同時に起こるインターネットトラフィックを伝送するステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. IPベースの音声/マルチメディアセッションを制御する1つまたは複数の制御プロトコルの制御プロトコルデータを伝送するための別のAAL2回路を割り当てるステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 音声/マルチメディアセッションが終了した場合、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたAAL2回路のために予約された帯域幅を解放するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  6. DSLアクセスネットワークを介した音声および/またはマルチメディア通信をサポートするための統合アクセス装置であって、
    統合アクセス装置をDSLアクセスマルチプレクサと接続している加入者線を介してDSLアクセスマルチプレクサとのデータ交換を行うための複数のAAL2回路を提供するように構成されたDSL送受信機、および
    リアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形でIPベースの音声/マルチメディアセッションのデータを受信し、各IPベースの音声/マルチメディアセッションにDSL送受信機のAAL2回路を割り当て、VoIP/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用し、VoIP/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、割り当てられたAAL2回路を介して、ヘッダ圧縮されたパケットをDSLアクセスマルチプレクサに伝送するように構成されたメディアストリームコントローラを備え、
    DSLアクセスネットワークを通して、異なるATM回路を介し音声/マルチメディアセッションのデータおよび同時に起こるインターネットトラフィックを伝送するように構成される統合アクセス装置。
  7. DSL送受信機のAAL2回路を介して統合アクセス装置に転送されたヘッダ圧縮されたパケットを受信し、受信したパケットのヘッダを解凍し、受信したパケットをリアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形で音声/マルチメディアセッションのデータに変換し、その音声/マルチメディアセッションのデータを出力するようにメディアストリームコントローラが構成される請求項6に記載の統合アクセス装置。
  8. 統合アクセス装置を介して確立されたIPベースの音声/マルチメディアセッションを認識し、音声/マルチメディアセッションに割り当てられたデータをメディアストリームコントローラへ送るための検出装置を備える請求項6に記載の統合アクセス装置。
  9. DSLアクセスネットワークを介して音声および/またはマルチメディア通信をサポートするDSLアクセスマルチプレクサであって、
    DSLアクセスマルチプレクサをDSLアクセスネットワーク上の統合アクセス装置と接続している加入者線を介して、少なくとも1つの統合アクセス装置とのデータ交換のための複数のAAL2回路を提供するように構成されたDSL送受信機、および
    リアルタイムプロトコルによって処理されるIPパケットの形でIPベースの音声/マルチメディアセッションのデータを受信し、各IPベースの音声/マルチメディアセッションにDSL送受信機のAAL2回路を割り当て、音声/マルチメディアセッションのパケットのヘッダを圧縮し、割り当てられたAAL2回路をヘッダ圧縮の基礎をなすトンネル層として使用し、音声/マルチメディアセッションのヘッダ圧縮されたパケットを割り当てられたAAL2回路内に多重化し、割り当てられたAAL2回路を介して、ヘッダ圧縮されたパケットを統合アクセス装置に伝送するように構成されたメディアストリームコントローラを備えるDSLアクセスマルチプレクサ。
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