JP3633444B2 - エージェント制御システム、及びエージェント分配制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話交換システムとコンピュータがLANおよび、インターネットで接続されて構成されるエージェント制御システム関し、特に、在宅勤務などの勤務形態をとるリモートエージェントの端末に適切に分配接続を行うエージェント制御システム、およびエージェント分配制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話での問い合わせ、注文等を集中的に受け付けて処理するコールセンタ(電話総合受付窓口)を用いた商取引が実用化されている。このようなコールセンタでは、ある顧客がコールセンタに電話をかけると、顧客に対応し、必要がある場合には、専門の担当者に電話を転送するなどの処理を行う。
【0003】
エージェント(オペレータ)を1個所に集中配置することが困難である場合などに、複数のコールセンタでの分散処理が必要となる。複数のコールセンタでの分散処理については、例えば特開平11−317817号公報に記載されている分散型コールセンタがある。この分散型コールセンタでは、ネットワークを介してローカルサイトとリモートサイトを接続することにより、分散型のコールセンタが構築されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
今後、例えば在宅勤務などの勤務形態をとるエージェントが多くなりつつある。在宅勤務のエージェントが増えると、エージェントそれぞれの能力やライフスタイルなどに応じて様々な勤務形態が要求されるようになると考えられる。
【0005】
しかし、上述のコールセンタでは、各エージェントが同一の形態で受付業務を行う構成とされているため、各エージェントそれぞれの能力やライフスタイルなどに応じた多様な勤務形態を提供することができないという問題があった。
【0006】
本発明は上述した問題を解消し、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明のエージェント制御システムは、コールセンタ(例えば、コールセンタ20)と、コールセンタの受付処理を行うエージェント端末(例えば、リモートエージェント端末70や、ローカルエージェント端末25)とを含むエージェント制御システムであって、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであって、エージェント端末(例えば、リモートエージェント端末70や、ローカルエージェント端末25)の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報を記憶する選択情報記憶手段と、エージェント端末の操作によって選択情報に基づいて選択された業務パターンを業務パターンデータとして記憶する業務パターンデータ記憶手段(例えば、データベース29)と、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、上記着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を上記業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から上記受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定する端末決定手段(例えば、CTIサーバ24および電話交換システム22)とを含むことを特徴とするものである。
【0008】
上記の構成としたことで、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0009】
また、エージェント端末には、インターネット経由でコールセンタの受付処理を行うリモートエージェント端末が含まれるのが好ましい。
【0010】
上記の構成としたことで、様々な勤務形態が特に要求されるリモートエージェントに対して登録された業務範囲内で呼の分配をすることができる。従って、各リモートエージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0011】
業務パターンによって受付を行うかどうかが特定される着信種別は、例えば、電話、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールを含む通信手段の何れを用いた受付要求に関わる着信であるかを示す情報である。
【0012】
上記の構成としたことで、例えば比較的即時性が要求されない着信種別(例えば、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールなど)の受付を行う業務パターンが指定された場合には、他の作業を行いながら空いた時間を利用して対応するといった勤務形態をとることができるようになる。
【0017】
また、本発明のエージェント制御方法は、コールセンタへの受付要求を複数のエージェント端末の何れかに分配するためのエージェント制御方法であって、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであってエージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報に基づいて、エージェント端末の操作によって選択された業務パターンである業務パターンデータとして業務パターンデータ記憶手段に記憶し、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定することを特徴とするものである。
【0018】
上記の構成としたことで、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0021】
さらに、本発明のエージェント分配制御プログラムを記録した記録媒体は、コールセンタへの受付要求を複数のエージェント端末の何れかに分配するための制御プログラムを記録した記録媒体であって、制御プログラムは、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであってエージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報に基づいて、エージェント端末の操作によって選択された業務パターンである業務パターンデータとして業務パターンデータ記憶手段に記憶するステップと、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から上記受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定するステップとを含むことを特徴とするものである。
【0022】
上記の構成としたことで、制御プログラムにもとづいて、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるような制御プログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本例のリモートエージェント制御システム10の構成の例を示すブロック図である。リモートエージェント制御システム10は、コールセンタ20と、例えばアナログ加入回線やISDN回線により構成される公衆網40と、インターネット50と、インターネット・サービス・プロバイダ60(Internet Service Provider:以下、ISP60という)と、在宅またはリモートオフィスのコールセンタ・オペレータ(リモート・エージェント)が使用するリモートエージェント端末70と、顧客の電話機80とを含む。
【0024】
コールセンタ20は、LAN21と、電話交換システム22と、管理端末23と、CTI(コンピュータ・テレフォニ・インテグレーション)サーバ24と、ローカルエージェント端末25と、IPGW(IPゲートウェイ)26と、インターネット接続用機器27と、CCGW(コールセンタゲートウェイ)28と、データベース29とを含む。
【0025】
電話交換システム22は、ネットワークインタフェース回路(以下、NICという)を備えたACD(Automatic Call Distribution:自動着信呼均等分配)機能を有する。
【0026】
管理端末23は、NICを備えたコンピュータで構成され、電話交換システム22の現状表示機能、統計機能、構成変更機能の実行・管理を行う機能を有する。
【0027】
CTIサーバ24は、サーバ/クライアント方式のCTIシステムを構築するCTIミドルウェアと、ミドルウェアを動作させるためのNICを有するコンピュータとで構成される。
【0028】
ローカルエージェント端末25は、ブラウザで操作するACDシステム専用電話機能をエミュレートする多機能電話ソフトウェア(以下、AWPという)と、AWPを動作させるNICを有するコンピュータとで構成される。ローカルエージェント端末25は、CTIサーバ24のクライアントとして動作し、オペレータによる電話受付処理が行われる。
【0029】
IPGW26は、電話交換システム22に接続され、音声情報および音声情報に付随する制御情報を、インターネット・プロトコル・パケット(以下、IPパケットという)にリアルタイムで双方向に変換する機能を有する。
【0030】
インターネット接続機器27は、LAN21、ファイアウォール、ルータなどにより構成されるインターネット接続用の機器である。
【0031】
CCGW28は、インターネット50とLAN21との双方を論理的に接続する機能を有する装置である。CCGW28は、例えば図2に示すような構成とされる。図2は、CCGW28の内部構成の例を示すブロック図である。
【0032】
CCGW28は、図2に示すように、CCGWソフトウェア28aによるプログラム制御でコンピュータを動作させるための制御部28bと、LAN21に接続されており機器27を介してインターネット間におけるIPパケット通信処理を行うインターネット送受信部28cと、LAN21に接続されている電話交換システム22、CTIサーバ24、管理端末23それぞれの間におけるIPパケット通信処理を行うLAN送受信部28dと、LAN21に接続されている音声情報データベース28eと、LAN21に接続されている音声情報データベース28e間のIPパケット通信処理を行うLAN送受信部28fと、アドレス管理データベース28gとを含む。
【0033】
制御部28bは、ダイヤルアップ接続のたびに使用される非固定のIPアドレスとコールセンタ20内で使用されるIPアドレスの管理および変換を行う。制御部28bは、図示はしないが、リモートエージェント端末70のブラウザとCTIサーバ24の間でのブラウジングを制御する手段と、リモートエージェント端末70に搭載されているAWPと電話交換システム22の間での音声トラフィックを制御する手段と、リモートエージェント端末70のブラウザと管理端末23の間でのデータ通信の変換を行う手段とを含む。
【0034】
なお、制御部28bは、インターネット50を経由してコール・センタ・オペレータへの連絡事項、商品情報、顧客関連情報などの各種情報を音声情報としてリモートエージェント端末70に配信する手段、リモート・エージェントの通話内容をWAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式でLAN21に接続される装置(本例では、音声情報データベース28e)に蓄積する手段、およびインターネット50を経由してリモート・エージェントの使用するリモートエージェント端末70に配信する手段とを備えている。
【0035】
なお、リモートエージェント端末70は、リモート・エージェントの意思により、レディモード状態に遷移したときにあらかじめ設定される時間が経過すると、インターネット50を経由して配信される情報を受信する手段を備えている。受信する情報には、CCGW28が提供する各種音声情報や、WAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式で蓄積された通話録音内容が含まれる。
【0036】
CCGW28は、インターネット50とLAN21の双方に接続し、電話交換システム22のLAN21で使用されるIPアドレスと リモートエージェント端末70がISP60を経由してインターネット50にアクセスするたびに割り当てられる非固定のIPアドレスとの管理および交換を担う。CCGW28では、この管理および交換の制御が、制御部28bにより行われている。
【0037】
具体的には、 制御部28bは、あらかじめ設定されているリモートエージェント端末70に割り当てたIPアドレスとリモートエージェント端末70からのブラウジング要求時に使用されるIPアドレスとをCCGW28のアドレス管理データベース28gに蓄積する。
【0038】
データ通信については、図3および図5に示すように、リモートエージェント端末70からのブラウジング要求は、CCGW28のアドレス管理データベース28gからIPアドレスを検索し、LAN21で使用されるIPアドレスに変換を行いCTIサーバ24に転送する。
【0039】
同様に、CTIサーバ24からの返信情報は、CCGW28のアドレス管理データベース28gからIPアドレスを検索し、リモートエージェント端末70からのブラウジング要求時に使用されるIPアドレスに変換を行いリモートエージェント端末70に転送する。
【0040】
音声通信については、図4および図5に示すように、データ通信と同様に、IPGW26を経由してLAN21上に送信される電話交換システム22の音声情報と制御情報に対するIPアドレス変換を施すことで電話交換システム22とリモートエージェント端末70の間の音声通信を実現する。
【0041】
また、図6に示すように、CCGW28は、音声情報データベース28eに記録されているローカル・エージェントへの連絡事項、商品情報、顧客関連情報などの各種音声情報と、WAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式で蓄積された録音内容とを、公知のインターネット・ストリーミング技術を使用することで、インターネット50を経由してリモート・エージェントに対するリアルタイムの配信を実現している。
【0042】
さらに、図7に示すように、CCGW28は、インターネット50とLAN21の間で中継される音声パケット(すなわち、リモート・エージェントの通話内容)を、WAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式にメディア変換を行い、LAN21に接続される装置(本例では、音声情報データベース28e)に蓄積を行う。
【0043】
データベース29は、例えばメインフレームやファイルサーバにより構成される。また、データベース29には、リモート・エージェントによって選択され得る各種の業務パターンに関する選択情報、リモート・エージェントによって選択された業務パターンに関する登録情報(業務パターンデータ)、顧客に関する情報などの各種情報が登録されている。
【0044】
業務パターンには、本例では、顧客対応が可能な着信種別(例えば、電話、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールなど)のパターンにより決められる。従って、顧客がコールセンタ20に電話をかけてきたときにのみ受け付けを行う業務パターンや、顧客がコールセンタ20にファクシミリを送信してきたときにのみ受け付けを行う業務パターンなどの各種業務パターンが選択され得る。さらに、複数選択が可能である構成とすれば、例えば顧客がコールセンタ20にボイスメールまたは電子メールを送信してきたときにのみ受け付けを行う業務パターンなどを選択することが可能となる。
【0045】
なお、業務パターンは、例えば、対応可能な件数が設定されるパターン、所定の時間に限って受け付けを行うパターン、特定の顧客(例えば、得意先の顧客)の対応をする業務パターン、特定の区域内の顧客に限って対応を行う業務パターン、これらを組み合せたパターンなど、どのようなものであってもよい。
【0046】
リモートエージェント端末70は、搭載されているブラウザ上で動作するACDシステム専用電話機能をエミュレートとするAWP(多機能電話ソフトウェア)と、AWPを動作させる図示しないモデムなどのインターネット接続用の機器を備えたコンピュータとで構成される。
【0047】
次に、本例のリモートエージェント制御システム10の全体動作について図面を参照して説明する。
先ず、コールセンタ20のフロアに設置されるローカルエージェント端末25の動作概略は下記の通りである。
【0048】
ローカルエージェント端末25は、ブラウザが起動され、CTIサーバ24に対してオペレータIDコードとACD受付台内線番号の情報が入力されると、CTIサーバ24にログイン処理の要求を行う。すると、CTIサーバ24は、内部のログイン処理を実行するとともに、電話交換システム22に対して前記情報にてログオン処理を要求する。
【0049】
要求を受け取った電話交換システム22は、内部のログオン処理を行い、処理が正常に完了したことをCTIサーバ24に通知する。
【0050】
ログオン処理の完了通知を受けると、CTIサーバ24は、CTIサーバ24にログインしたことを通知するために、ローカルエージェント端末25に対して、ローカルエージェント端末25に表示される画面情報(以下、フォームデータという)を送信する。
【0051】
なお、このときの電話交換システム22は、ブラウザ上で動作するACDシステム専用電話機能をエミュレートするAWP(ローカルエージェント端末25に搭載されている多機能電話ソフトウェア)に対して、電話交換システム22にログオンした通知と電話機の状態設定通知を行う。
【0052】
次に、コールセンタ20の顧客の電話機80から、公衆網40、トランク回路22aを経由して電話交換システム22に着信があると、電話の受付(受付要求呼)に最適なコール・センタ・オペレータが選択され、ディジタルライン回路22bを経由してローカルエージェント端末25に均等分配接続される。すると、電話交換システム22は、CTIサーバ24に、発信者識別番号や発信者ダイヤル番号等の着信呼に関する情報を付加した着信通知を送信する。
【0053】
CTIサーバ24は、入手した発信者識別番号や発信者ダイヤル番号等の着信呼に関する情報をキーとしてデータベース29の検索を行い、検索結果をフォームデータとしてローカルエージェント端末25に通知する。
【0054】
さらに、ローカルエージェント画面の操作によってブラウザ上で動作するACDシステム専用電話機能をエミュレートするAWP(ローカルエージェント端末25に搭載された多機能電話ソフトウェア)を経由して、電話交換システム22がローカルエージェント端末25の状態遷移を図9に示した通りに行うとともに、CTIサーバ24がローカルエージェント画面の操作に応じて対応するフォームデータをローカルエージェント端末25に送信する。
【0055】
なお、ローカルエージェント端末25のログアウト処理は、ログイン処理と同様の手順にて実行される。
【0056】
図8に示されている状態遷移は、ログオフモード、ワークモード、レディモード、ワーク予約モード、通話中の5つの状態に分かれている。
【0057】
ログオフモードは、CTIサーバ24にログインされていない状態を示す。ワークモードは、CTIサーバ24にログインした状態で電話の受付を一時的に中止し、ローカルな処理をしたい状態を示す。レディモードは、電話の受け付ける状態を示す。通話中は、レディモードで電話を受け付け、通信している状態を示す。ブレイクモードは、CTIサーバ24にログインした状態ですべての処理を中断する状態(例えば、オペレータが休憩のために退席している場合などに設定する)。ワーク予約モードは、通話中にワークモードに設定することで、通話中における電話の受け付けを一時的に中断する状態を示している。各状態は、図9で示す通りに、画面に表示されたボタンをクリック(押下)するか、通話のやりとりを行うことで遷移する。図8の例では、ボタンは、ログオフ、ログオン、ブレイクモード設定/解除、ワークモード設定/解除がある。
【0058】
一方、リモートエージェント端末70の動作は、図9のフローチャートと図10〜図12のシーケンス図とに示すように、CCGW28が仲介することでローカルエージェント端末25の動作と同等の処理によって動作する。
【0059】
先ず、リモートエージェント端末70は、ISPに接続し(ステップS101、ブラウザを起動する(ステップS102)。
【0060】
ブラウザの起動後に、HTMLによるCCGW28のアドレスが入力されると、リモートエージェント端末70は、CCGW28経由でCTIサーバ24のホームページを開き、画面操作によって該当するフォームデータの読み出しを行う(ステップS103)。
【0061】
すると、CTIサーバ24は、リモートエージェント端末70の画面操作に対応するフォームデータ(業務パターンの選択画面を含むログイン画面)を送る。この場合、CTIサーバ24は、データベース29に登録されているログイン可能な業務パターンの一覧を表示させるためのフォームデータを抽出して送信する。
【0062】
リモートエージェント端末70は、受信したフォームデータを画面に表示する。そして、リモート・エージェントの操作により業務パターンが選択されるとともに、IDコードと受付台番号が入力されると(ステップS104)、リモートエージェント端末70は、CTIサーバ24にログイン処理を要求する。
【0063】
CTIサーバ24は、要求に応じて内部のログイン処理を実行するとともに、電話交換システム22に対して受信したIDコードと受付台内線番号の情報にてログオン処理を要求する。IPGW26経由で要求を受け取った電話交換システム22は、内部のログオン処理を行い、処理が正常に完了したことをCTIサーバ24に通知する。
【0064】
これを受け取ったCTIサーバ24は、CTIサーバ24にログインしたことを通知するために、リモートエージェント端末70にフォームデータを送信する。また、CTIサーバ24は、リモートエージェント端末70により選択された業務パターンに関するデータ(業務パターンデータ)をデータベース29に登録する。なお、データベース29に登録された業務パターンデータは、本例では、例えば電話による顧客からの依頼の受付を許容する各リモートエージェント端末群などのように、各業務パターンに関連付けされたリモートエージェント端末群のデータとされる。この場合、業務パターンデータは、各リモートエージェント端末によって選択された業務パターンが特定できる形式であれば、どのような形式のデータであってもよい。
【0065】
このとき、CTIサーバ24は、登録されているIDコードと受付台内線番号に食い違いがあると、エラーとエラーコードをリモートエージェント端末70に通知する。リモートエージェント端末70は、受け取ったエラーとエラーコードを表示し、再度IDコードと受付台番号の再入力を促す(ステップS105、S106)。
【0066】
エラーがなければ、リモートエージェント端末70は、受け取ったフォームデータ(ログオン・メッセージ)を画面に表示することで、クライアント画面を表示する(ステップS107、S108)。このときのリモートエージェント端末70の状態は、ワークモードとなる。
【0067】
リモートエージェント端末70は、オペレータの画面操作あるいは通信のやり取りにより図8の状態遷移図に従って状態が変移し、それに従った各種作業を業務パターンの範囲内でオペレータにさせる(ステップS109)。なお、選択された業務パターンに応じて分配接続されるリモートエージェント端末が決定される処理については後述する音声情報の配信の説明において併せて詳説する。
【0068】
やがて、ワークモードにしたあと、ログオフのボタンが押下されると、リモートエージェント端末70は、ログオフをCTIサーバ24に通知する。あるいは、リモート・エージェントが選択した業務パターンに示された業務が終了すると(例えば、100件まで受け付けを行うという業務パターンが選択されていた場合において、100件目の顧客対応が終了したとき)、リモートエージェント端末70は、ログオフをCTIサーバ24に通知する。
【0069】
ログオフの通知を受けると、CTIサーバ24は、内部のログオフ処理を行うとともに、電話交換システム22に要求のあった受付台番号のログオフを要求する。要求を受け取った電話交換システム22は、内部のログオフ処理を行い、処理が正常に完了したことをCTIサーバ24に通知する。これを受けたCTIサーバ24は、リモートエージェント端末70にログオフしたことを通知するために、ログオフメッセージを送信する。リモートエージェント端末70は、このメッセージを受信すると、ログオフメッセージを画面に表示し、ブラウザを終了するとともに、ダイヤルアップ接続を終了する(ステップS110〜S114)。
【0070】
また、リモートエージェント端末70に対する音声情報の配信は、シーケンス図12に示した通り、リモートエージェント端末70の状態遷移がレディーモードとなるとCCGW28内のタイマが動作し、タイムアウトとなった時点でCCGW28の音声情報送信プロセスに音声情報送信要求が実行される。
【0071】
すなわち図12を参照すると、リモートエージェント端末70は、ワークモードのときにワークモード解除ボタンが押下されると、ワークモード解除要求をCCGW28経由でCTIサーバ24に通知する。この通知を受信すると、CTIサーバ24は、電話交換システム22にワークモード解除要求を行う。解除要求を受信すると、電話交換システム22は、該当する受付台内線番号に関し、ワークモードからレディモードに設定し、レディモード通知を返信する。
【0072】
このとき、電話交換システム22は、複数のリモートエージェント端末70それぞれについて、モードが何に設定されているのかわかるように、内部の記憶部にモードテーブルとして記憶されている。
【0073】
CTIサーバ24は、レディモード通知を受信すると、フォームデータを付けてレディーモード通知をCCGW28経由でリモートエージェント端末70に送信する。すると、リモートエージェント端末70は、レディーモードの画面を表示し、レディーモードになる。
【0074】
このとき、CCGW28は、リモートエージェント端末70がレディーモードになったことに応じてCCGW28が内部に有するタイマを作動させ、タイムアウトになった時点でCCGW28の音声情報送信プロセスにてリモートエージェント端末70に対する音声情報送信要求が実行される。従って、リモートエージェント端末70から、メニュー画面に従って、各種音声情報をCCGW28から収集することができる。
【0075】
すなわち、CCGW28の制御部28bは、リモートエージェント端末70からのメニュー画面の指示に対応した情報をキーとして、LAN送受信部28fを介して、音声情報データベース28eから音声データを読み出す。そして、CCGW28の制御部28bは、インターネット送受信部28cを介して、読み出した音声データを音声パケットに変換してリモートエージェント端末70に送ることにより各種音声情報を提供する。
【0076】
CCGW28は、タイムアウトになる前に、呼が電話交換システム22により分配接続される場合には、タイマが解除されて音声情報要求が実行されないようになっている。やがてリモートエージェント端末70が通話中の状態からレディモードの状態に移行すると、CCGW28のタイマが再び起動し、タイムアウトになったリモートエージェント端末70に対して各種音声情報のサービスが再開される。
【0077】
すなわち、コールセンタの電話受付の特性から、コールセンタ20の顧客である電話80から最繁時にはひっきりなく電話が着信してくる。このため、通話中状態からレディ状態に遷移した時点からある程度の間隔を置いた状態において、コールセンタ20からの電話接続要求がない場合には、閉散状態となることが考えられる。コールセンタ20のCCGW28にタイマ処理による各種音声サービスを設けることにより、この閉散時間にコールセンタ20に勤務していないオペレータ(すなわち、リモートエージェント)は、余暇の時間の有効利用を図ることが可能となり、仕事の合間のリラックス、顧客対応に対する緊張の緩和、さらにはオペレートセンタからオペレータへの連絡通知の有効活用等に寄与することができる。
【0078】
一方、ワークモード解除要求によりモードテーブル内の該当するリモートエージェント端末70に対するモードをレディモードにした電話交換システム22は、コールセンタ20の顧客の電話機から電話がかかってくると、IPGW26経由でCTIサーバ24にこの着信を通知する。
【0079】
着信通知を受けると、CTIサーバ24は、CTIサーバ24に接続されているデータベース29を検索して、本例では着信種別(顧客の用いた通信手段:ここでは電話)に対応する業務パターンを選択している各リモートエージェント端末に関するデータ(業務パターンデータ)を読み出す。そして、CTIサーバ24は、読み出した業務パターンデータを電話交換システム22に送信する。
【0080】
業務パターンデータを受信すると、電話交換システム22は、受付を許容しているリモートエージェント端末にオペレータの介入を振り向けるために、内部の記憶部のモードテーブルに受付を許容しているリモートエージェント端末に関する情報を記憶したあと、モードテーブルを検索し、受付可能とされているリモートエージェント端末の中から、電話の受付(受付要求呼)に最適なリモートエージェント端末(ここではリモートエージェント端末70)を決定する。すなわち、本例では、適合した業務パターンが選択されているリモートエージェント端末群を対象としたACD機能にもとづく均等分配が行われる。
【0081】
そして、電話交換システム22は、振り向けることが決定されたリモートエージェント端末70に関する情報を、IPGW26経由でCTIサーバ24に通知する。
【0082】
振り向けることが決定されたリモートエージェント端末70に関するデータを受信すると、CTIサーバ24は、CTIサーバ24に接続されているデータベース29を検索し、読み出した録音データを付加してリモートエージェント端末70にCCGW28経由で着信通知を行う。すると、リモートエージェント端末70は、顧客情報を画面に表示し、応答通知を電話交換システム22経由で電話機80に返信することで通話状態となる。このとき、CCGW28は、リモートエージェント端末70に対し着信識別音あるいは着信識別表示を発生させ、それに応答させることにより通話を始める。
【0083】
また、電話機80とリモートエージェント端末70との音声のやり取りは、IPGW26を介して実行される。パケット化された音声情報は、リモートエージェント端末70のAWPを介して、音声をパケットデータに、またはパケットデータを音声にそれぞれ変換する。
【0084】
やがて、オペレータと顧客との通話を終え、オペレータによりリモートエージェント端末70の電話部分(復旧ボタン)が操作されると、リモートエージェント端末70は、CCGW28経由で電話交換システム22に復旧通知を通知する。すると、電話交換システム22は、電話機80との電話を終了させ、モードテーブル内の該当するリモートエージェント端末70のモードをワークモードに設定し、CTIサーバ24に復旧通知を通知するとともに、リモートエージェント端末70にCCGW28経由でワークモード通知を行う。これに並行して、CTIサーバ24は、復旧通知を受信すると、フォームデータをリモートエージェント端末70に送信する。リモートエージェント端末70は、フォームデータを受信すると、ワークモードを示すクライアント画面を表示する。
【0085】
なお、タイムアウト前にリモートエージェント端末70に呼が分配接続される場合には、タイマが解除されて音声情報送信要求が実行されないようになっている。
【0086】
次に、リモートエージェント端末70の通話録音について説明する。図13は、リモート・エージェントの意思により通話録音を行う場合の処理の例を示すシーケンス図である。リモートエージェント端末70の通話録音は、図13に示すように、リモートエージェント端末70の状態遷移が通話中となり、リモートエージェント端末70の画面の操作によってCCGW28に通話録音要求を行う。
【0087】
CCGW28は、内部の通話録音プロセスに通話録音要求を実行することでIPパケット化された音声情報をWAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式にメディア変換を行うことで通話録音を実現する。
【0088】
通話録音は、リモートエージェント端末70からCCGW28に通話録音解除を行うか、あるいは、通話中の呼の復旧通知がCCGW28に通知された時点まで継続して蓄積される。
【0089】
図14は、リモートエージェント端末70の通話のたびにシステムが自動的に通話録音を行う処理の例を示すシーケンス図である。この場合、図14に示すように、CCGW28は、リモートエージェント端末70の状態遷移が呼の応答時であるときに通知される応答通知を受信する。すると、CCGW28は、内部の通話録音プロセスにて通話録音要求を実行し、リモートエージェント端末70からの呼の復旧通知が通知されるまで通話録音を動作させる。
【0090】
最後に、CCGW28の音声通信の動作を示した図を説明する。
図5は、電話交換システム22に着信した呼がAWPと通話を行うことを示している。図5に示すように、IPパケット化された音声情報については、CCGW28は、アドレス管理データベース28gを検索して該当するAWPのIPアドレスをアドレス変換し、インターネット50に送信することを示している。
【0091】
また、CCGW28は、CCGW28内部の音声情報送信プロセスにて、LAN21に接続される装置(本例では音声情報データベース28e)に蓄積されている情報にメディア変換を施し、IPパケット化を行い該当するAWPに送信する(図6参照)。
【0092】
さらに、CCGW28は、CCGW28内部の通話録音プロセスにて、電話交換システム22に着信した呼とAWPの通話がIPパケット化された音声情報にメディア変換を施して、WAVなどのディジタル・オーディオ・ファイル形式化を行い、LAN21に接続される装置(本例では音声情報データベース28e)に蓄積する(図7参照)。
【0093】
以上説明したように、受け付ける呼の種類や負荷に応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録しておき、登録された業務範囲内で呼の分配がされる構成としたことで、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0094】
例えば、比較的即時性が要求されない着信種別(ファクシミリ、ボイスメール、電子メール)の受付を行う業務パターンを指定した場合には、他の作業を行いながら空いた時間を利用して対応するような勤務形態をとることができるようになる。また、例えば、対応可能な件数を指定しておく業務パターンを指定した場合には、経験の浅い者であっても無理のない対応を行うことができ、余裕のある勤務形態をとることができるようになる。
【0095】
なお、電話、ファクシミリ、ボイスメールなどの着信種別の識別については、例えば発信元の電話番号あるいはファクシミリ番号(例えば、データベース29に顧客データとしてあらかじめ登録しておく)や、顧客の電話機のプッシュボタン操作(顧客に送信手段を特定させる)などによって、コールセンタ20により判断されるように構成すればよい。
【0096】
また、電子メールについては、コールセンタ20側が例えば定期的に図示しないメールサーバ(例えばISP60が有するメールサーバ)にアクセスすることにより、図示しない顧客の情報処理端末から送信された電子メールを取得し、電子メールの受付対応を行う業務パターンを選択しているリモートエージェント端末を選択して配信するようにすればよい。
【0097】
なお、上述した一実施の形態では、リモート・エージェントの業務形態に応じて、各リモートエージェント端末の業務パターンを選択するの構成について説明したが、ローカル・エージェントの業務形態に応じた業務パターンの選択を行うようにしてもよい。このように構成すれば、経験の浅いエージェントに対する負荷を軽減するなどの様々な措置をとることができる。
【0098】
また、上述した一実施の形態では、各エージェントに対して同一の業務パターン選択画面にもとづく同一の条件の下で業務パターンが選択されるような構成としていたが、現況に応じて異なる条件で業務パターンが選択されるよう構成してもよい。
【0099】
この場合、例えば各エージェントの勤務予定をデータベース29に保存しておく(例えば、リモートエージェント端末70におけるブラウザ上の操作によって勤務予定が登録される)ようにして、それぞれのエージェントがログインできる業務パターンの設定をスケジュールに応じて変更(例えば、スケジュールによりファクシミリの受付を行うエージェントが不足すると予想される場合には、ファクシミリの受付を必須としたり、不足している旨の通知をしてファクシミリの受付を選択するように促すようにする)する構成とすればよい。
【0100】
また、例えば定期的に選択されている業務パターンをチェックするようにして、ある業務パターンに対応するエージェントが不足していた場合には、そのあと新規にログインするエージェントに対して選択可能な業務パターンを限定する構成としてもよい。
【0101】
このように構成することで、各エージェントが採用する業務パターンが偏ってしまうことを回避することができ、システムの円滑な運用が図られるようになる。
【0102】
さらに、上述した処理を実行する制御プログラムを記録媒体を記録しておき、制御プログラムを実行することにより例えばコールセンタ20などに各種の処理を行わせるようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】
以上のように、本発明のエージェント制御システムによれば、コールセンタと、コールセンタの受付処理を行うエージェント端末とを含むエージェント制御システムであって、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであって、エージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報を記憶する選択情報記憶手段と、エージェント端末の操作によって選択情報に基づいて選択された業務パターンを業務パターンデータとして記憶する業務パターンデータ記憶手段と、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定する端末決定手段とを含むことを特徴とするものであるため、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0104】
また、エージェント端末に、インターネット経由でコールセンタの受付処理を行うリモートエージェント端末が含まれるとした場合には、様々な勤務形態が特に要求されるリモートエージェントに対して登録された業務範囲内で呼の分配をすることができる。従って、各リモートエージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0105】
また、業務パターンによって受付を行うかどうかが特定される着信種別は、電話、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールを含む通信手段の何れを用いた受付要求に関わる着信であるかを示す情報であるとした場合には、例えば比較的即時性が要求されない着信種別(例えば、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールなど)の受付を行う業務パターンが指定された場合には、他の作業を行いながら空いた時間を利用して対応するといった勤務形態をとることができるようになる。
【0108】
また、本発明のエージェント制御方法によれば、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであってエージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報に基づいて、エージェント端末の操作によって選択された業務パターンである業務パターンデータとして業務パターンデータ記憶手段に記憶し、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定することを特徴とするものであるため、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるようにすることができる。
【0110】
さらに、本発明のエージェント分配制御プログラムを記録した記録媒体によれば、制御プログラムは、コールセンタへの着信種別によって受付を行うかどうかが特定される業務パターンであってエージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報に基づいて、エージェント端末の操作によって選択された業務パターンである業務パターンデータとして業務パターンデータ記憶手段に記憶するステップと、コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から上記受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定するステップとを含むことを特徴とするものであるため、制御プログラムにもとづいて、例えば受け付ける呼の種類や負荷などに応じた複数の業務パターンの中から各エージェントの希望する業務パターンを登録することができ、登録された業務範囲内で各エージェントに対して呼の分配をすることができるため、各エージェントの個々の能力やライフスタイルに応じた適切な勤務形態で業務が遂行されるような制御プログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるリモートエージェントシステムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】図1のCCGWの内部構成の例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるローカルエージェント端末およびリモートエージェント端末のデータ通信処理の例を示すネットワーク図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるローカルエージェント端末およびリモートエージェント端末の音声通信処理の例を示すネットワーク図である。
【図5】図1のCCGWの動作(データ/音声通信)の例を示す概念図である。
【図6】図1のCCGWの動作(オペレータへの連絡事項などの各種情報を音声情報としてリモートエージェント端末に配信するための動作)の例を示す概念図である。
【図7】図1のCCGWの動作(オペレータへの通話内容をディジタル・オーディオ・ファイル形式で音声情報データベースに蓄積)の例を示す概念図である。
【図8】図1のローカルエージェント端末およびリモートエージェント端末における多機能電話ソフトウェアの状態遷移の例を示す説明図である。
【図9】図1のリモートエージェント端末の業務パターンの選択を含むログイン/ログオフ処理の例を示すフローチャートである。
【図10】図1のリモートエージェント端末のログイン処理の例を示すシーケンス図である。
【図11】図1のリモートエージェント端末のログオフ処理の例を示すシーケンス図である。
【図12】図1のリモートエージェント端末の状態遷移とCCGWの音声情報配信処理の例を示すシーケンス図である。
【図13】オペレータの意思による図1のCCGWの通話録音処理の例を示すシーケンス図である。
【図14】図1のCCGWの自動通話録音処理の例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10 リモートエージェント制御システム(エージェント制御システム)
20 コールセンタ
21 LAN
22 電話交換システム
23 管理端末
24 CTIサーバ
25 ローカルエージェント端末
26 IPGW
27 機器
28 CCGW
29 データベース
40 公衆網
50 インターネット
60 ISP
70 リモートエージェント端末
80 電話機
Claims (2)
- コールセンタと、コールセンタの受付処理を行うエージェント端末とを含むエージェント制御システムであって、
上記エージェント端末には、インターネット経由で上記コールセンタの受付処理を行うリモートエージェント端末が含まれ、
電話、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールのうちの少なくとも2つを含む複数の通信手段のうち何れの通信手段を用いた上記コールセンタへの受付要求に関わる着信であるかを示す着信種別によって受付を行うか否かを特定するとともに所定の時間に限って受け付けを行うパターンを含む業務パターンであって、エージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報を記憶する選択情報記憶手段と、
上記エージェント端末に上記選択情報を提示し、上記エージェント端末の操作によって上記選択情報に基づいて選択された受付を許容する着信種別と受付を許容する時間とが特定された業務パターンと、該業務パターンの選択操作を行った上記エージェント端末とが関連付けされた業務パターンデータを業務パターンデータ記憶手段に登録する業務パターンデータ登録手段とを含み、
上記業務パターンデータ登録手段は、選択しているエージェント端末が不足している業務パターンがある場合には選択可能な業務パターンを限定し、
上記コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、そのときの時刻を含まない受付を許容する時間が特定されている業務パターンを選択しているエージェント端末を除外して、上記着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を上記業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から自動着信呼均等分配機能にもとづき上記受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定する端末決定手段を含む
ことを特徴とするエージェント制御システム。 - インターネット経由でコールセンタの受付処理を行うリモートエージェント端末を含む複数のエージェント端末の何れかに、コールセンタへの受付要求を分配するための制御プログラムを記録した記録媒体であって、
上記制御プログラムは、
電話、ファクシミリ、ボイスメール、電子メールのうちの少なくとも2つを含む複数の通信手段のうち何れの通信手段を用いた上記コールセンタへの受付要求に関わる着信であるかを示す着信種別によって受付を行うか否かを特定するとともに所定の時間に限って受け付けを行うパターンを含む業務パターンであって、エージェント端末の操作によって選択され得る業務パターンを示す選択情報を、選択しているエージェント端末が不足している業務パターンがある場合には選択可能な業務パターンを限定して上記エージェント端末に提示し、上記エージェント端末の操作によって選択された受付を許容する着信種別と受付を許容する時間とが特定された業務パターンと、該業務パターンの選択操作を行った上記エージェント端末とが関連付けされた業務パターンデータを業務パターンデータ記憶手段に記憶するステップと、
上記コールセンタへの受付要求に関わる着信があったときに、そのときの時刻を含まない受付を許容する時間が特定されている業務パターンを選択しているエージェント端末を除外して、上記着信の着信種別に対応する業務パターンを選択しているエージェント端末を上記業務パターンデータに基づいて特定し、特定したエージェント端末の中から自動着信呼均等分配機能にもとづき上記受付要求に応じて受付を行うエージェント端末を決定するステップとを含む
ことを特徴とするエージェント分配制御プログラムを記録した記録媒体。
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