JP3632518B2 - 電磁連結装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば立体駐車場に使用される安全ブレーキ又は通常ブレーキのように屋外で使用されることが多い用途に使用して好適なスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキ等の電磁連結装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電磁連結装置、例えばスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキは、図5に示すように構成されていた。
同図において、1は断面コ字状の磁極体を形成する環状のヨークで、このヨーク1は図示しない固定部に固定される。
2は励磁コイルで、ヨーク1の凹所内に収納されている。20は埋め込みボルト構造の調整ボルトで、この調整ボルト20にギャップ調整用のナット21、ばね座となる座金22a、22b及び復帰用のばね23が設けられている。
調整ボルト20は、図示のようにナット21、エンドプレート5、座金22b、復帰用のばね23、座金22a及びアーマチュア6を介してヨーク1の対向部(図面ではヨーク1の右端部)にねじ込まれている。
8はブレーキ力付与用のばねで、ヨーク1内に軸方向に設けられる凹所9内に基部を収納してアーマチュア6に対して装着される。
10Aは断面L字状の環状のディスクプレート組立体で、ディスクプレート10の両面側に摩擦体を形成するフェノール樹脂より成るフェーシング11a、11bが接着剤により緩衝体13a、13bを挟みつけた形状で一体に固着して構成されており、この緩衝体13a、13bの外周部、内周部には接着剤が塗布されていない余白部が設けられ、緩衝作用を担っている。
また、ディスクプレート10の基部10aにはスプライン部10bが形成され、このスプライン部10bでハブ12に対してスプライン結合されている。なお、ハブ12の内周に対して制動軸(図示せず)が装着されるものとする。
【0003】
上記構成において、コイル2が励磁されていない図示の状態では、固定状態のヨーク1に調整ボルト20を介して連結されているアーマチュア6は、ブレーキ力付与用のばね8のばね圧により復帰用のばね23のばね圧に抗してヨーク1からギャップGだけ離れてディスクプレート組立体10Aのフェーシング11aに圧着されている。一方、ディスクプレート組立体10Aのフェーシング11bはエンドプレート5に圧着されているから、制動軸(図示せず)にハブ12を介してブレーキ力が付与される。
次に、コイル2を励磁すると、ヨーク1とアーマチュア6を結ぶ磁気回路を通る磁束によって発生する吸引力によりアーマチュア6は、ばね8のばね圧に抗してヨーク1に接触する位置まで移動する。このアーマチュア6の移動には、ばね23のばね圧がその移動を助長する。この結果、ディスクプレート組立体10Aの各フェーシング11a、11bに対するアーマチュア6の圧着力がなくなるため、制動軸に対するブレーキ力は解放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上記構造のスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキが、屋外で使用されることが多い立体駐車場などの安全ブレーキ又は通常ブレーキ等の用途に使用される場合には、深夜等の帰宅の際に大きな制動音が生じると、駐車場の利用者に不快な印象を与えることになるため、トルク伝達体であるディスクプレートに設けられる摩擦体としてのフェーシングは、上記のように緩衝体を挟んでディスクプレートのディスク部に接着されて一体化されていた。
ところで、屋外の立体駐車場で使用される上記電磁ブレーキでは、温度差による結露の発生や雨水等による外部からの水分の浸入が否めない。
一方、上記電磁ブレーキの摩擦体を構成している上記緩衝体は、吸湿性があるため、水分を吸収し、膨張、膨潤してディスクプレートからフェーシングを剥離してしまう要因になっていた。
このため、緩衝体に吸湿性、吸水性があっても、フェーシングが剥離してブレーキとしての機能を損なわない手段が求められていた。
本発明は、従来のものの上記課題を解決するようにした電磁連結装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁連結装置は、上記課題を解決するために、請求項1に記載のものでは、ディスクプレート組立体の摩擦体部分で制動トルクを付与する無励磁作動形電磁ブレーキ、アーマチュア又はロータの摩擦体部分で動力トルク又は制動トルクの伝達を行う摩擦形電磁クラッチ又は摩擦形電磁ブレーキの電磁連結装置において、上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、
耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を、予め所定の温度、圧力で加熱・加圧処理して成形した成形緩衝体をディスクプレートの母体の接着面に対接して配置し、
予め所定の温度、圧力で加熱・加圧処理して成形した成形フェーシングは上記成形緩衝体の接着面に対接して配置し、
成形フェーシングと成形緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、成形緩衝体とディスクプレート等の母体の接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着するようにし、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記成形緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うように構成した。
このような製作工程によって製作された構成でも、即ち、上記のように所定の形で成形された成形緩衝体や成形フェーシングを接着した後、成形緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うことによって、水分の浸入を防止できる。
【0006】
また、請求項2に記載のように、上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、摩擦体を形成するフェーシングを、耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を介してディスクプレート又はアーマチュア或いはロータの母体に接着した後、加熱・加圧処理し、この加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔を介して溶出して固化連結し、一体成形されるように構成し、上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体は、フェーシングと緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、緩衝体とディスクプレートの接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着し、その後加熱、加圧処理した後、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにして構成してもよい。
このように構成した結果、万一、フェーシングの接着部が剥離した場合でも最低、必要な強度を確保することができ、上記余白部分に接着剤を注入するか又は緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆う構成とすることにより水分の浸入を防止できる。
【0007】
また、請求項3に記載のように、上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、これらの複数個の貫通孔に対して、これらの貫通孔と外形が同形状の熱硬化性樹脂を含浸した綿布の編目状物体から成る熱硬化性樹脂含浸結合材を嵌入しておき、摩擦体を形成するフェーシングを、耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を介して上記母体に接着した後、加熱・加圧処理し、この加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔に存在する加熱成形により熱硬化された熱硬化性樹脂含浸結合材を介して固化連結し、一体成形されるように構成し、上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体は、フェーシングと緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、緩衝体とディスクプレートの接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着し、その後加熱、加圧処理した後、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにして構成してもよい。
このように構成すると、溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔に存在する加熱成形により熱硬化された熱硬化性樹脂含浸結合材を介して固化連結し、一体成形される前者の構成によっては、母体に対して、フェーシングを、さらに強固に結合することができ、また、余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにする後者の構成によっては、水分の浸入を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図1乃至図4を用いて本発明の第1乃至第3の各実施の形態を、本発明をスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキに適用した場合を示して具体的に説明する。
第1の実施の形態:
図1は本発明の第1の実施の形態を示す半部縦断側面図、図2はその要部を示すもので、同図(A)はディスクプレート略半部の正面図、同図(B)は完成したディスクプレート組立体を取り出して示した略半部縦断側面図である。
図1において、従来のものと同等な構成部分は図5と同一の符号を付して示した。図1において、30Aは本発明のトルク伝達体となるディスクプレート組立体で、図2を用いて詳細構造は後述するが、1対の緩衝体32a、32bを介して摩擦体を構成する1対のフェノール樹脂等の樹脂から成るフェーシング31a、31bを、断面L字状の環状のステンレススチール製のディスクプレート30の各面に夫々貼り付け装着した上、これらの構成部品の材料が適正に硬化するための所定温度(例えば、180℃)及びこれらの構成部品の材料を接着して一体化させるための所定の圧力(例えば、200kg/cm2)で加熱・加圧処理を行って一体的に成形する。
【0010】
なお、30bはディスクプレート30の基部30aに形成したスプライン部で、この部分でハブ12とスプライン結合されている。
緩衝体32a、32bとしては、環状に形成されたアラミド繊維(芳香族ポリアミドを成分とする繊維)等の耐熱性、耐強度性の大なフェルト状の緩衝材が用いられ、後述するようにディスクプレート30に貼り付け装着される。
【0011】
第1の実施の形態では、前記のようにアラミド繊維等の耐熱性、耐強度性の大なフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を摩擦体を構成するフェーシングとディスクプレートとの間に介在させるようにした構成とし、さらにディスクプレートとして、図2(A)に示すように、同図(B)に示す1対の緩衝体32a、32bを装着する部分に対して、円周上に略等間隔に複数個(例えば4個)の軸方向に貫通する貫通孔33a、33b、33c、・・を形成したディスクプレート30を用いる点に構成上の第1の特徴がある。
さらに、第1の実施の形態では、上記のように加熱、加圧処理して一体的なディスクプレート組立体を形成した後に、緩衝体32a、32bとディスクプレートとの内外周の余白部に対して、シリコンコンパウンド等の粘着剤を注入するか、又は上記緩衝体の外周部及び内周部を夫々粘着剤で覆うようにした点に、構成上の第2の特徴がある。
【0012】
即ち、フェーシング31a、31bをトルク伝達体であるディスクプレート30のディスク部に挟み込んで、接着する構成である。
但し、接着時に緩衝体32a、32bの各外周部、内周部にあまり、しみ込まないような接着を行っている。
なお、この時点でのフェーシング31a、31bは予備成形程度の柔らかい状態である。
【0013】
このようにディスクプレート30に対して緩衝体32a、32bを介してフェーシング31a、31bを接着した状態で、図示しない型材と加熱・加圧装置を用いて、次のように加熱、加圧処理等を行って図1及び図2(B)に示すような本発明のスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキを構成するトルク伝達体としての最終的なディスクプレート組立体30Aを完成する。
この場合、まず所定の温度条件での加熱処理と、所定圧力での加圧処理とを夫々行い、その後の熱処理を経て完成する。
【0014】
ところで、第1の実施の形態のものでは、略中央部に円周方向に亙って設けた貫通孔33a〜33cを備えたディスクプレート30の両面に設けた左、右のフェーシング31a、31bの両面から加圧し、加熱するものであるから、フェーシング31a、31bのフェノール樹脂等の樹脂がフェルト状の緩衝体32a、32bにしみ込んだ状態となった緩衝体32a、32bの部分が貫通孔33a〜33cを介して、図1及び図2(B)に示すように、相互に一体的に固化されるため、ディスクプレート組立体として一体性は強化され、緩衝体32a、32bの剥離防止の役割を果たす。
また、この加熱、加圧処理の過程で摩擦体を形成するフェノール樹脂が溶融してガス化するときに生じるガスは、上記余白部を通じてガス抜きされる。
なお、前述した粘着剤の注入又は緩衝体の外周部、内周部を覆うように設ける粘着剤の塗布は、ディスクプレート組立体の加熱成形後の前記ガス抜きが行われた後に行うものであるが、緩衝体32a、32bの外周面及び内周面に存在する粘着剤部分34a、34b、34cはシーリング機能を有するから、その防水効果によって、水分の浸入による弊害を受けることはなくなる。
【0015】
このようにして、加熱成形されたディスクプレート組立体30Aを構成する緩衝体32a、32bは、図1及び図2(B)に示すように、接着剤が塗布された部分はベーキング処理されて硬化した状態となるが(この状態を図面では××印で表示した)、一方、接着剤が塗布されない余白部分はベーキング処理がされない当初の柔らかさを保持しているから、この余白部分の緩衝体の部分(図面ではドット印で表示した)が制動時におけるアーマチュア6及びエンドプレート5との摩擦音を抑制し、さらに、上記貫通孔の部分で相互の緩衝体が一体的に固化して連結されるため、水分による緩衝体の剥離を防止することができる。
【0016】
第2の実施の形態:
図3は本発明の第2の実施の形態を示す半部縦断側面図である。
本実施の形態のものでは、素材の一部と組み立て方法が第1の実施の形態のものと次のように変更したものである。
まず、素材の方から、説明すると、母体となるディスクプレート40としては、第1の実施の形態と同一形状、材質の断面L字状の環状のステンレススチール製のものを用いるが、第1の実施の形態のディスクプレート30のように、貫通孔33a〜33cは設けないものを使用する。
また、1対の摩擦体を形成するフェーシング41a、41bは、第1の実施の形態と同様にフェノール樹脂等の樹脂から成る環状の形状のものを使用する。
さらに、1対の緩衝体42a、42bも、第1の実施の形態のものと同様に、アラミド繊維(芳香族ポリアミドを成分とする繊維)等の耐熱性、耐強度性の大なフェルト状の緩衝材を環状に形成して使用する。
【0017】
本実施の形態の場合には、最終的なトルク伝達体となるディスクプレート組立体40Aを、次の工程で組み立て構成する点に、その構成上の特徴がある。
即ち、フェルト状の緩衝材より成る1対の緩衝体を、予め、これらの構成部品の材料が適正に硬化するための所定温度(例えば、180℃)及びこれらの構成部品の材料を接着して一体化させるための所定の圧力(例えば、200kg/cm2)で加熱・加圧処理し成形した成形緩衝体42a、42bを、ディスクプレート40の接着面に対接するようにディスクプレート40の外側に配置する。
一方、予め上記所定の温度、圧力で加熱・加圧処理して成形した成形フェーシング41a、41bは、これら成形緩衝体42a、42bの外側の接着面に対接するように配置し、上記1対の成形緩衝体42a、42bをディスクプレート40に接着する場合は、成形フェーシング41a、41bと成形緩衝体42a、42bの接着面とは夫々内外周に接着剤を塗布しない余白部を残してセメダイン等の接着剤により接着するが、成形緩衝体42a、42bとディスクプレート40の接着面とは、夫々上記接着剤を全面に塗布して接着して一体に構成する。
【0018】
その後、上記の余白部分にはシリコンコンパウンド等の粘着剤を注入するか又は上記成形緩衝体42a、42bの外周部、内周部を上記粘着剤で覆うようにしてディスクプレート組立体40Aを構成するものである。
このように構成されるトルク伝達体としてのディスクプレート組立体40Aは上記のように所定の形で成形された成形緩衝体や成形フェーシングを接着した後、成形緩衝体の外周部、内周部が粘着剤で覆われるから、水分の浸入を防止できる。
【0019】
第3の実施の形態:
図4(A)〜(C)は夫々本発明の第3の実施の形態を示すもので、同図(A)は一体成形する前の摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体等のトルク伝達体の各構成部品の配置を示す略半縦断側面図、同図(B)は熱硬化性樹脂含浸結合材の斜視図、同図(C)は一体成形後の摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体等のトルク伝達体の構成を示す略半縦断側面図である。
【0020】
まず、素材の方から説明すると、母体となるディスクプレート50としては、第1の実施の形態と略同一形状、材質の断面L字状の環状のステンレススチール製のものを用い、図2(A)に示す第1の実施の形態のディスクプレート30の場合の貫通孔33a〜33cに相当する貫通孔50a〜50cを設けたものを使用する。なお、断面略L字状を形成するディスクプレート50の垂直部と水平部との連結部分には図4(A)に示すように段落部を形成しておくと、この段落部を利用してディスクプレート50に対する緩衝体52a、52bを容易にあてがうことができるので、以下に述べる接着組立作業を適切に行うことができる。
また、1対の摩擦体を形成するフェーシング51a、51bは第1の実施の形態のものと同様にフェノール樹脂から成る環状の形状のものを使用し、予備成形しておくものとする。
さらに、1対の緩衝体52a、52bも、第1の実施の形態のものと同様に、アラミド繊維(芳香族ポリアミドを成分とする繊維)等の耐熱性、耐強度性の大なフェルト状の緩衝材を環状に形成して使用する。
なお、本実施の形態では、ディスクプレート50の貫通孔50a〜50cに、これらの貫通孔50a〜50cと同形状(例えば、円形)の熱硬化性樹脂含浸結合材53a〜53cを予め嵌入装着しておくものとする。
この熱硬化性樹脂含浸結合材53a〜53cとしては、図4(B)に示すような綿布等の軟質な網目状物体にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したものを使用すればよい。
【0021】
このような状態において、図4(A)に示すように各構成部品となる1対のフェーシング51a、51bを左右に、その内側に1対の緩衝体52a、52bを、さらに、これらの内側にディスクプレート50を配置した上、フェーシング51aと緩衝体52aの対向面には接着剤54aを、またフェーシング51bと緩衝体52bの対向面には接着剤54bを夫々全面に亙って塗布すると共に、更に、接着剤55aは緩衝体52aとディスクプレート50の対向面に対して、また接着剤55bは緩衝体52bとディスクプレート50の対向面に対して、夫々外周側及び内周側に所定の余白部を残して塗布し、これら5つの構成部品を接着剤で接着した状態で、これらの構成部品の材料が適正に硬化するための所定温度(例えば、180℃)で加熱すると共に、左右から、これらの構成部品の材料を接着して一体化させるための所定の圧力(例えば、200kg/cm2)を加えて加熱成形する。
この結果、上記加熱・加圧形成の過程において、図4(C)に示すように貫通孔部分では、フェーシング51a、51bのフェノール樹脂等の樹脂がフェルト状の緩衝体にしみ込んだ状態となった緩衝体52a、52bの部分が貫通孔50a〜50cの部分に装着した綿布等の編目状物体から成る熱硬化性樹脂含浸結合材53a〜53cに対して毛細管現象で浸透してくる。
この場合、熱硬化性樹脂含浸結合材53a〜53cの部分は、上記の加熱成形の際の熱によって、ベークライトのように熱硬化するため、この熱硬化性樹脂含浸結合材53a〜53cの部分を介して、図4(C)に示すように、1対のフェーシングと緩衝体、及びディスクプレート50とが相互に一体的に強固に固化されることになり、ディスクプレート組立体としての一体性は、第1及び第2の各実施の形態の場合よりも、さらに強固に結合され、緩衝体52a、52bの剥離防止の役割を果たす。
また、この加熱、加圧処理の過程で摩擦体を形成するフェノール樹脂が溶融してガス化するときに生じるガスは、第1の実施の形態と同様、上記余白部を通じてガス抜きされる。
なお、図示しないが,第1の実施の形態と同様に、前記ガス抜きが行われた後に緩衝体の外周部、内周部を覆うように粘着剤の塗布又は注入を行うと、緩衝体52a、52bの外周面及び内周面に存在する粘着剤部分はシーリング機能を有するから、その防水効果によって、水分の浸入による弊害を受けることはなくなる。
【0022】
このようにして、加熱成形されたディスクプレート組立体50Aを構成する緩衝体52a、52bは、図4(C)に示すように、接着剤が塗布された部分はベーキング処理されて硬化した状態となるが(この状態を図面では××印で表示して示した)、一方、接着剤が塗布されない余白部分(図面で・・・で示した)はベーキング処理がされない当初の柔らかさを保持している。
従って、このように構成したディスクプレート組立体50Aを図1に示すような無励磁作動形電磁ブレーキに適用すると、前記余白部分の緩衝体の部分が制動時におけるアーマチュア6及びエンドプレート5との摩擦音を抑制し、さらに、上記貫通孔の部分で相互の緩衝体が一体的に固化して連結されるため、水分による緩衝体の剥離を防止することができる。
【0023】
上記した各実施の形態は、本発明の実施の形態の一例を示したもので、これらの記載の構成に限定されるものではなく、上述した本発明の技術思想を適用する範囲で各種の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、本発明をスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、通常の摩擦形電磁クラッチや摩擦形電磁ブレーキの摩擦体部分にも適用可能である。
このように摩擦形電磁クラッチや摩擦形電磁ブレーキに本発明を適用する場合には、トルク伝達体として、ディスクプレート組立体に代えて、アーマチュアのフェーシング又は、ロータのフェーシングの取り付けに用いられる。
即ち、これらのトルク伝達体をフェーシングの取り付け母体であるアーマチュア又はロータの一方に対して取り付ける際に、アラミド繊維等の耐熱性、耐強度性の大なフェルト状の緩衝材の緩衝体を介して接着するように構成する。
この場合、第1又は第3の各実施の形態に準じてフェーシングを緩衝体を介してアーマチュア又はロータに接着した後に加熱成形してトルク伝達体を構成するようにしてもよいし、これに代え、第2の実施の形態に準じて、予め加熱成形したフェーシングと緩衝体をアーマチュア又はロータに接着してトルク伝達体を構成するようにしてもよい。
このように構成した場合は、フェーシングをアーマチュア又はロータの一方の摩擦面を構成するために用いるものであるため、フェーシングを緩衝体を介して一方の母体に接着されることになり、図1、図3に示した実施の形態のように1対のフェーシング、緩衝体とはならない。
【0024】
また、図1及び図3に示した座金22a、22bは復帰用のばね23のばね座の機能を行うため設けることが望ましいが、省略することもできる。
また、復帰用のばね23を設ける方が、ブレーキ解放時のコイル2の励磁電力を節減できる点では望ましいが、コイル2の励磁電力を適正に選択すれば、復帰用のばね23も省略してよい。
また、上記の緩衝体32a、32b及び42a、42bの各材料として用いるアラミド繊維(芳香族ポリアミドを成分とする繊維)から成るフェルト状の緩衝材も、これと同等の機能を有する他の緩衝材と置換することが可能である。
なお、第1の実施の形態において示した温度条件、加圧条件は、適用対象の電磁連結装置の大きさ、容量等に応じて、適正な値となるように調整するのが望ましい。
また、第1の実施の形態では、ディスクプレート30に設けられる貫通孔の数も、上記実施の形態では4個(図2(A)では4個の内の3個しか示していない)の場合を示したが、これに限定されず、2個、3個、5個、6個等の数であってもよいし、軸方向に貫通するものであれば、その断面形状も丸穴以外の形状としてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明のスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキ等の電磁連結装置は、上記のように構成したから、次のような優れた効果を有する。
【0026】
(1)請求項1に記載のように、成形フェーシングと成形緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、成形緩衝体とディスクプレート等の母体の接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着するようにし、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記成形緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うように構成すると、実用上十分な一体性の強度を有し、かつ、余白部分及び緩衝体の外周部、内周部を覆っているので、防水機能を有するから、雨水や結露等による水分の浸入を防止できる。
【0027】
(2)また、請求項2に記載のように、上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体を、断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔を介して溶出して固化連結し、一体成形されるように構成し、上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うように構成すると、その粘着剤の部分によってシーリングされるため、緩衝体の外周部、内周部に水分の浸入を防止させることができる。
したがって、屋外の立体駐車場のように雨水が当たるような場所に配置されている場合でも、防水効果があり、雨水や結露等による水分の浸入により弊害を受けることがなくなる。
【0028】
(3)さらに、請求項3に記載のように、ディスクプレート組立体のトルク伝達体は、断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、これらの複数個の貫通孔に対して、加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔に存在する加熱成形により熱硬化された熱硬化性樹脂含浸結合材を介して固化連結し、一体成形されるように構成すると共に、上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにして構成すると、次の効果が得られる。
即ち、前者の貫通孔に熱硬化性樹脂含浸結合材を含浸させる構成によっては、加熱成型時に熱硬化することにより、強固に接着結合することができる。
さらに、後者の粘着剤を使用する構成によっては、粘着剤の部分でシーリングされるため、水分の浸入が防止でき、請求項2の場合と同様、本発明が適用されたスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキが装備される装置が、屋外の立体駐車場のように雨水が当たるような場所に配置されている場合でも、防水効果があり、雨水や結露等による水分の浸入により弊害を受けることはなくなる。
【0029】
(5)上記のように、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態のいずれの構成のトルク伝達体を用いた電磁連結装置の場合でも、実用上十分な一体性の強度を有し、かつ、余白部分に十分に浸透性のある粘着剤を使用して緩衝体の外周部、内周部を覆っているので、強度補助にもなり、防水機能を有するトルク伝達体を構成するから、これらのいずれの構成の電磁連結装置でも、屋外設置用の機器に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキの構成を示す半部縦断側面図である。
【図2】図1に示した本発明の第1の実施の形態の要部の構成を示すもので、同図(A)はディスクプレートの略半部の正面図、同図(B)は完成したディスクプレート組立体を取り出して示した略半部縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であるスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキの構成を示す半部縦断側面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態であるスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキに適用可能のディスクプレート組立体に関する図で、同図(A)は各構成部品の配置を示した略半部縦断側面図、同図(B)は熱硬化性樹脂含浸結合材の斜視図、同図(C)は完成したディスクプレート組立体を取り出して示した略半部縦断側面図である。
【図5】従来のスプリングクローズ方式の無励磁作動形電磁ブレーキの構成を示す半部縦断側面図である。
【符号の説明】
1:ヨーク
2:励磁コイル
5:エンドプレート
6:アーマチュア
8:ブレーキ力付与用のばね
12:ハブ
20:調整ボルト
21:調整用のナット
23:復帰用のばね
30:ディスクプレート
30A、40A、50A:ディスクプレート組立体(トルク伝達体)
31a、31b;41a、41b;51a、51b:フェーシング
32a、32b;42a、42b;52a、52b:緩衝体
33a〜33c;50a〜50c:貫通孔
53a〜53c:熱硬化性樹脂含浸結合材
54a、54b;55a、55b:接着剤
Claims (3)
- ディスクプレート組立体の摩擦体部分で制動トルクを付与する無励磁作動形電磁ブレーキ、アーマチュア又はロータの摩擦体部分で動力トルク又は制動トルクの伝達を行う摩擦形電磁クラッチ又は摩擦形電磁ブレーキの電磁連結装置において、
上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、
耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を、予め所定の温度、圧力で加熱・加圧処理して成形した成形緩衝体をディスクプレートの母体の接着面に対接して配置し、
予め所定の温度、圧力で加熱・加圧処理して成形した成形フェーシングは上記成形緩衝体の接着面に対接して配置し、
成形フェーシングと成形緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、成形緩衝体とディスクプレートの母体の接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着するようにし、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記成形緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うように構成したことを特徴とする電磁連結装置。 - ディスクプレート組立体の摩擦体部分で制動トルクを付与する無励磁作動形電磁ブレーキ、アーマチュア又はロータの摩擦体部分で動力トルク又は制動トルクの伝達を行う摩擦形電磁クラッチ又は摩擦形電磁ブレーキの電磁連結装置において、
上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、
断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、摩擦体を形成するフェーシングを、耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を介してディスクプレート又はアーマチュア或いはロータの母体に接着した後、加熱・加圧処理し、この加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔を介して溶出して固化連結し、一体成形されるように構成し、
上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体は、
フェーシングと緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、緩衝体とディスクプレートの接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着し、その後加熱、加圧処理した後、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにして構成したことを特徴とする電磁連結装置。 - ディスクプレート組立体の摩擦体部分で制動トルクを付与する無励磁作動形電磁ブレーキ、アーマチュア又はロータの摩擦体部分で動力トルク又は制動トルクの伝達を行う摩擦形電磁クラッチ又は摩擦形電磁ブレーキの電磁連結装置において、
上記摩擦体部分を備えたディスクプレート組立体のトルク伝達体は、
断面L字状の環状のディスクプレートの母体として、その摩擦体と対向する円周上の部分に複数個の軸方向に貫通する貫通孔を設けたものを用い、これらの複数個の貫通孔に対して、これらの貫通孔と外形が同形状の熱硬化性樹脂を含浸した綿布の編目状物体から成る熱硬化性樹脂含浸結合材を嵌入しておき、摩擦体を形成するフェーシングを、耐熱性、耐強度性を有するフェルト状の緩衝材より成る緩衝体を介して上記母体に接着した後、加熱・加圧処理し、この加熱・加圧処理によって隣接する摩擦体の材料が溶け込んできた溶融状態の緩衝体部分が前記貫通孔に存在する加熱成形により熱硬化された熱硬化性樹脂含浸結合材を介して固化連結し、一体成形されるように構成し、
上記のトルク伝達体となるディスクプレート組立体は、
フェーシングと緩衝体の接着面とは内外周に接着剤を塗布しない余白部を残して接着剤により接着するが、緩衝体とディスクプレートの接着面とは、接着剤を全面に塗布して接着し、その後加熱、加圧処理した後、上記の余白部分には粘着剤を注入するか又は上記緩衝体の外周部、内周部を粘着剤で覆うようにして構成したことを特徴とする電磁連結装置。
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