JP3632352B2 - ディジタル信号記録装置および再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録装置および再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル映像信号を記録再生するディジタル信号記録再生装置に関し、特にディジタル圧縮映像信号を記録する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送のディジタル化が進められている。
【0003】
ディジタル画像圧縮技術を用いることで、従来一つの放送しか伝送できなかった周波数帯域で複数の番組を同時に伝送することができるようになった。ディジタル画像圧縮では伝送するパケットのデータ形式が決められており、例えば188バイトのパケットとしてデータが伝送される。
【0004】
一方、ディジタル放送を記録するディジタルVTRの規格化が進められている。ディジタルVTRを使えば、番組をディジタルのまま記録再生することができ、高画質で保存することができる。
【0005】
例えば、回転磁気ヘッドを用いて磁気テープ上にディジタル圧縮映像信号を記録するディジタル信号記録再生装置が、特開平5−174496号に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記ディジタルVTRでは、磁気テープ上の記録フォーマットは規格で決められているが、記録するデータの内容についてまでは規定されていない。
【0007】
ディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は放送局ごとに異なっており、VTRに接続するインターフェースも何種類か存在している。同じディジタル画像圧縮方式を用いて画像圧縮を行っていても、時間情報などの付加情報の形式が異なっている場合がある。
【0008】
時間情報は、パケット形式のディジタル信号を転送あるいは蓄積などを行う際に、そのパケットの送られる時間間隔を示したものである。この時間情報を付加することによって、転送中に遅延が生じたりしても正しいパケット間隔を知ることができる。
【0009】
ところで、ディジタル放送受信装置から入力されるディジタル圧縮映像信号のパケットの転送間隔は一定ではなく、また時間的に隙間が開いている。この信号をそのまま記録すると、記録媒体上にデータを記録しない領域が発生してしまう。記録媒体の記録容量を高め、無駄が生じないようにするためにはパケットを詰めて記録することが望ましい。しかし、パケットを詰めて記録した場合には、それぞれのパケットがどれだけ離れて転送されてきたかを記録しておかないと、記録時と同じタイミングでデータを再生時に出力することができない。また、パケットを詰めずに記録した場合でも、所定の記録領域にデータを記録するために、入力されたパケットの位置に時間的なずれが生じ、記録時と全く同じタイミングで再生データを出力することは困難である。
【0010】
VTRのような記録再生装置にパケット形式のデータを記録し再生する場合には、あらかじめパケットのデータとともに時間情報を付加して記録し、再生時にその時間情報を参照しながらパケットの出力タイミングを調整することで、記録時に入力された時と同じタイミングでパケットデータを出力することができる。
【0011】
以上のように、記録再生装置にパケットデータを記録し再生を行う場合には、時間情報の付加が必須である。
【0012】
実際のインターフェースとして、例えば、188バイトのディジタル圧縮信号のパケットデータをそのまま転送するインターフェースが考えられている。この場合、該入力信号には時間情報が含まれていないので、VTR側でパケットの入力タイミングに合わせた時間情報を付加し、記録する。
【0013】
VTRでは記録トラック位置に同期した時間情報を記録することが望ましい。例えば、基準信号を27MHzとし、記録トラック上の位置を18ビット、記録トラック位置を8ビットで表し、計26ビットの時間情報としてこれをパケットに付加して記録を行う。これにより再生されたパケットデータが、記録トラック上のどこに位置するかが分かるので、再生信号処理、可変速再生処理などが容易になる。
【0014】
一方、188バイトのディジタル圧縮映像信号に27MHzの基準クロックで発生した20ビットの時間情報を付加してデータ転送を行うインターフェースが考えられている。このインターフェースを用いてデータが送られてきた場合、あらかじめ入力パケットに時間情報が付加されているので、この時間情報を含めて記録手段に記録を行っておけば、再生時にその時間情報を元にパケットの出力タイミングを調整することができる。また、あらかじめ付加されている時間情報を使用するので、VTR側で時間情報を発生させる必要もなく、時間情報に誤差が生じることもない。
【0015】
しかし、上記のように異なったインターフェースを持つ機器で記録を行った場合、時間情報の形式が異なるため、テープ上に記録されるデータの形式も異なってしまい、テープの互換性が失われる危険性がある。
【0016】
本発明の目的は、異なったディジタル放送受信装置を用いて記録した記録媒体に互換性を持たせ、あるいは異なったディジタル放送受信装置を用いて記録した記録媒体でも再生を可能にすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明では、所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す 1 の周期を持つ第 1 時間情報が付加されたディジタル信号に、制御信号を付加してブロック形式とし、記録媒体上に記録するディジタル信号記録装置において、基準信号を発生する基準信号発生手段と、基準信号を元に上記第 1 の周期とは異なる第 2 の周期を持つ第 2 時間情報を発生する時間情報発生手段と、入力されたディジタル信号にあらかじめ付加されていた 1 時間情報を削除し、該時間情報発生手段によって発生した 2 時間情報を付加する時間情報付加手段と、上記ディジタル信号から上記ブロック形式の記録信号を生成する記録信号処理手段と、記録媒体に該記録信号を記録する記録手段とを備える。
【0018】
また上記目的を達成するため、所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す時間情報が付加されたディジタル信号を記録媒体から再生するディジタル信号再生装置において、記録媒体から信号を再生する再生手段と、記録媒体から再生された信号のパケットに付加されている時間情報を所定の時間情報に変換する時間情報変換手段とを備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0020】
図1は、本発明のディジタル信号記録再生装置の構成例である。図1は記録再生兼用の装置であるが、もちろん、記録と再生が独立していても同様である。
【0021】
図1中、100はディジタル映像信号入力端子、101は入力回路、102は制御回路、103は基準信号発生回路、104は時間情報付加回路、105は記録処理回路、106は切り替え回路、107は時間情報発生回路、108はサーボ回路、109は回転磁気ヘッド、110は発振回路、111は出力回路、112は時間情報変換回路、113は再生処理回路、114は出力端子、115はキャプスタン、116は磁気テープである。
【0022】
記録時には、ディジタル放送受信装置で受信されたディジタル放送のパケット形式の記録データが入力端子100を通して入力回路101に任意の時間間隔で入力される。入力端子100より入力されたパケットデータは、入力回路101で所定のタイミングに変更され、制御回路102・基準信号発生回路103および時間情報付加回路104に入力される。制御回路102では、パケットデータに付加されている情報あるいはパケットデータとは別に送られてきた情報によりパケットデータの種類、最大伝送レート等を検出し、検出結果によって記録モードを判断し、記録信号処理回路105及びサーボ回路108の動作モードを設定する。また、基準信号発生回路103は入力回路101の出力信号に同期した基準信号を発生する。時間情報付加回路104は、入力回路101の出力したパケットデータに含まれる時間情報を所定のフォーマットに変換して記録処理回路に出力する。記録信号処理回路105では、制御回路102で判断された記録モードに応じて、1トラックに記録するパケット数、記録に使用した時間情報の形式などにしたがって、誤り訂正符号、ID情報、サブコード等の生成を行い、記録信号を生成して回転磁気ヘッド109により磁気テープ116に記録する。
【0023】
再生時には、まず任意の再生モードで再生動作を行い、再生信号処理回路113でID情報を検出する。
【0024】
そして、制御回路102でどのモードで記録されたか、時間情報の形式はどうかなどを判断し、再生信号処理回路113及びサーボ回路108の動作モードなどを再設定して再生を行う。再生信号処理回路113では、回転磁気ヘッド109より再生された再生信号より、同期信号の検出、誤り検出訂正等を行い、データ、サブコード等を再生し、再生信号に付加されている時間情報と、時間情報発生回路107の発生する時間情報を比較し、所定のタイミングでデータを時間情報変換回路112に出力する。時間情報変換回路112は、入力された再生信号の時間情報を、出力機器に合わせた時間情報に変換し、出力回路111にデータを出力する。出力回路111は、時間情報の変換されたデータを、所定のタイミングで出力端子114に出力する。
【0025】
記録時には、入力端子100より入力された記録データに付加されている時間情報を基準として基準信号発生回路103により記録装置の動作タイミングを制御し、再生時には、発振回路110により発振されたクロックを動作基準として動作する。これは制御回路102が切り替え回路106を制御することによって行う。
【0026】
図2は、1トラックの記録パターンである。3は音声信号等の付加情報記録領域、7はディジタル圧縮信号を記録するデータ記録領域、12は時間情報、プログラム情報等のサブコードを記録するサブコード記録領域、2、6及び11はそれぞれの記録領域のプリアンブル、4、8及び13はそれぞれの記録領域のポストアンブル、5及び9はそれぞれの記録領域の間のギャップ、1及び14はトラック端のマージンである。このように、各記録領域にポストアンブル、プリアンブル及びギャップを設けておくことにより、それぞれの領域を独立にアフレコを行うことができる。もちろん、記録領域3及び7にはディジタル圧縮映像信号、音声信号以外のディジタル信号を記録してもよい。また、領域7にディジタル圧縮映像信号と共にディジタル圧縮音声信号を記録してもよい。
【0027】
図3は各領域のブロック構成である。図2(a)は、付加情報記録領域3及びデータ記録領域7のブロック構成である。20は同期信号、21はID情報、22はデータ、23は第1の誤り検出訂正のためのパリティ(C1パリティ)である。例えば、同期信号20は2バイト、ID情報21は3バイト、データ22は99バイト、パリティ23は8バイトで構成されており、1ブロックは112バイトで構成されている。図2(b)は、サブコード記録領域12のブロック構成である。サブコード記録領域のブロックでは、同期信号20及びID情報21は図2(a)と同一にし、データ22は19バイト、パリティ23は4バイトで構成されており、1ブロックは図2(a)のブロックの1/4の28バイトで構成されている。このように、1ブロックのバイト数も整数比となるようにし、さらに全ての領域で同期信号11及びID情報12の構成を同一とすることにより、記録時のブロックの生成及び記録時の同期信号、ID情報の検出等の処理を同一の回路で処理することができる。
【0028】
図4は、ID情報21の構成である。31はシーケンス番号、32はトラックアドレス、33は1トラック内のブロックアドレス、35はシーケンス番号31・トラックアドレス32及びブロックアドレス33の誤りを検出するためのパリティである。ブロックアドレス33は、各記録領域でのブロックの識別を行うためのアドレスである。例えば、データ記録領域7では0〜335、付加情報記録領域3では0〜13、サブコード記録領域12では0〜15とする。トラックアドレス32は、トラックの識別を行うためのアドレスであり、例えば、1トラックまたは2トラック単位でアドレスを変化させ、0〜5または0〜2とすることにより、6トラックを識別することができる。シーケンス番号31は、例えば、トラックアドレス32で識別する6トラック単位で変化させ、0〜11とすることにより、72トラックを識別することができる。トラックアドレスは、後述する第2の誤り訂正符号の周期、シーケンス番号は、後述する可変速再生用データの記録周期と同期させておけば、記録時の処理及び再生時の識別を容易にすることができる。
【0029】
図5は、データ記録領域7における1トラックのデータの構成である。なお、同期信号20およびID情報21は省略している。データ記録領域7は、例えば、336ブロックで構成されており、最初の306ブロックにデータ41を、次の30ブロックに第2の誤り訂正符号(C2パリティ)43を記録する。
【0030】
C2パリティ43は、例えば、6トラック単位で、306ブロック×6トラックのデータを18分割し、それぞれの102ブロックに10ブロックのC2パリティを付加する。誤り訂正符号は、例えばリードソロモン符号を用いればよい。
【0031】
各ブロック99バイトのデータは、3バイトのヘッダ44と96バイトのデータ41により構成されている。図6は、データ記録領域7のヘッダ44の構成である。ヘッダ44は、フォーマット情報31、付加情報32及びブロック情報33により構成される。
【0032】
図7はフォーマット情報31の構成である。フォーマット情報31は、記録フォーマットに関する情報であり、例えば12ブロックの6バイトで1つの情報を構成している。そして、この情報を複数回多重記録することにより、再生時の検出能力を向上させている。6ブロックのデータは、例えば、1ブロックのサイズ、付加情報記録領域3の有無、記録するプログラムの数、回転ヘッドの回転数、誤り訂正符号の方式、記録モード、付加した時間情報の形式、記録するデータの形式等よりなっている。
【0033】
記録するデータの形式は、例えば記録するパケットのパケット長を規定する。1トラックに記録するデータの量をパケット単位で制御し、記録した数を記録しておくことにより、任意の伝送レートに対応することができる。なお、制御は1トラックあるいは複数トラック毎に行えばよい。また、パケット長を記録しておくことにより、任意の長さのパケットに対応することができる。さらに、記録時に付加した時間情報に関する識別信号を記録しておくことにより、複数の時間情報の記録方式に対応でき、再生時に時間情報の変換が必要かどうかを判断することができる。
【0034】
再生時には、フォーマット情報31を検出して記録モード・時間情報形式等を識別し、再生処理回路および時間情報変換回路112をそのモードに設定して再生を行えばよい。
【0035】
また、フォーマット情報31の可変速再生用データの記録情報を記録しておいてもよい。図8のように、可変速再生時のヘッドの奇跡に対応した所定の位置に可変速再生専用のデータ50を記録しておくことにより、可変速再生時にも良好な再生画像を再生することができる。そこで、このデータが記録されているかどうか、あるいはどのような種類のデータが記録されているかを記録しておき、再生時にそれを識別することにより、可変速再生への対応を容易にすることができる。
【0036】
図9は、付加情報32の構成である。付加情報32は、たとえば、6ブロックの6バイトで一つの情報を構成し、最初の1バイトが情報の種類を表すアイテムコード、残りの5バイトをデータとすることにより、いろいろな種類のデータを記録することができる。例えば、記録時間等の情報や記録信号の種類等を記録しておく。ここにフォーマット情報31に関連して可変速再生データに関する明細な情報を記録しておいてもよい。
【0037】
図10は、188バイトのパケット形式で伝送されたディジタル圧縮映像信号をデータ記録領域41に記録する時のブロックの構成例である。この場合には、4バイトの時間情報25を付加して192バイトとし、2ブロックに1パケットを記録する。1パケットのデータを2ブロック、すなわち、C1の1符号系列に対応させて記録することにより、テープ上のドロップアウト等によるバーストエラーによってブロック単位での訂正不能が発生した時に、エラーが伝送の単位であるパケットの複数個にまたがることがない。
【0038】
図11は、パケット71の長さを140バイトとした時のブロックの構成である。この時には、2個のパケット71を3ブロックに記録する。また、パケットが1個しかない場合には、図12のように、2ブロックに1個のパケットを配置すればよい。すなわち、1.5ブロックに1パケットを配置し、残りの0.5ブロックはダミーデータとすればよい。
【0039】
図13は、図10または図11、図12のパケットの他の構成例である。パケットは、例えば、3バイトの時間情報25と、1バイトのパケットに関連した制御情報72とを188バイトまたは140バイトのパケットデータ71により構成される。なお、パケットデータ71の数がこれより少ない場合、例えば130バイトの場合には、ダミーデータを付加して記録するか、あるいは、制御情報の領域を多くしてもよい。
【0040】
時間情報25は、パケットの伝送された時間の情報である。すなわち、パケット(の先頭)が伝送された時に時間情報発生回路の発生した時間情報をパケットデータと共に記録しておき、再生時にその情報を基にしてパケット間の間隔を設定することにより、伝送された時と同一の形でデータを出力することができる。図14は、ブロック情報33の構成である。ブロック情報33は、ブロック単位でのデータの識別を行うための情報である。データ情報74は、このブロックに記録されているデータの種類を識別する情報である。例えば、通常のパケットデータが記録されているブロックでは0、有効なデータが記録されていないブロックでは1、可変速再生用データが記録されているブロックでは2とすればよい。
【0041】
ブロック番号75は、パケットデータを2ブロックあるいは3ブロック単位で記録した時のブロックの順序を識別する情報である。例えば、2ブロック単位で記録する場合には0〜1、3ブロック単位で記録する場合には0〜2とする。さらに、これらの情報により記録領域の終わりが識別できるようにしておけば、再生時の処理が容易となる。
【0042】
図15は、図11または図12の配置でパケットを記録したときのブロック情報33の記録例である。51は通常のパケットデータを記録したブロック、52は可変速再生用データを記録したブロック、53は未使用領域である。このように、可変速再生用データ以外は前詰で記録することにより、任意の間隔で入力されたパケットデータを効率よく記録することができる。なお、間に無効なブロックが生じた場合には、そのブロックのデータ情報74を1としておけばよい。未使用領域53では、データ情報74を1とすると共に、ブロック番号75を3としておくことによりデータの終わりが検出できるようにしている。
【0043】
再生時には、ブロック単位でデータ情報74を識別し、0以外の場合にはそのブロックをとばして出力すればよい。これにより、可変速再生用データや無効データがどこに記録されていても再生時の互換を保つことができる。また、それ以外の特殊データが記録されている場合でも、そのブロックに異なるデータ情報を割り当てておけば問題ない。さらに、データ情報74が1でかつブロック番号が3であるブロックを識別することにより、記録領域の終わりを検出できる。これにより、不要な領域をアクセスする必要がないため、再生時の負担を軽減することができる。
【0044】
図16は、前詰にしない場合、すなわち、記録するパケットを入力された位置に対応して記録する場合の例である。この場合には、未使用領域がトラック全体に分散して生じるため、特にデータの終わりを識別する必要はない。
【0045】
図17は、入力回路101の一実施例を示すブロック図である。100は外部のディジタル放送受信装置からディジタル映像信号が入力されるディジタル映像信号入力端子、1701は入力されたディジタル映像信号からデータパケットを検出するパケット検出回路、1702は入力されたディジタル映像信号を一時的に記憶するバッファメモリ、1703は出力端子である。
【0046】
図18は、基準信号発生回路103の一実施例を示すブロック図である。1801は入力回路101からデータが入力される入力端子、1802は入力信号から時間情報を検出する時間情報検出回路、1803は時間情報検出回路1802の出力とカウンタ1804のカウント値を比較する比較回路、1804は電圧制御発振器1805の出力を数えるカウンタ、1805は電圧制御発振器(VCO)、1806は出力端子である。
【0047】
図19は、時間情報発生回路107の一実施例として26ビットの時間情報を発生する場合のブロック図である。1901は切り替え回路106で選択された基準信号が入力される入力端子、1902は入力信号を計数する18ビットのカウンタ、1903はカウンタ1902の桁上がりを計数する8ビットのカウンタ、1904はカウンタ1902とカウンタ1903のカウント値を合わせて26ビットの時間情報として出力する出力端子、1905はフレーム周波数の基準信号を出力する出力端子である。
【0048】
図20は、入力されたディジタル映像信号に付加されている時間情報と、時間情報発生回路107で発生する時間情報との関係例を表したグラフである。2001は入力されたディジタル映像信号に付加されている時間情報の値を表し、2002は時間情報発生回路107で発生する時間情報の下位18ビットを表すグラフであり、2003は時間情報の上位8ビットの値を表し、2004は磁気テープ上のトラック番号を表している。入力されたディジタル映像信号に付加されている時間情報は本実施例では20ビットの連続値としているので、該時間情報は0から1048575まで増加し、0に戻る。一方、時間情報発生回路の発生する時間情報は、回転磁気ヘッドの回転に同期しており、1トラックの半分の周期である。該時間情報は18ビットであり、0から225224まで増加し、0に戻る。このとき、上位8ビットのカウンタ1903のカウント値は1だけ増加する。これにより、トラック周期に同期した26ビットの時間情報が発生する。図21は、記録処理回路105の構成である。2101は時間情報付加回路で時間情報の付加されたディジタル映像信号のパケットデータが入力される入力端子、2102はデータを記憶しておく記憶回路、2103は誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号付加回路、2104は記憶回路2102、誤り訂正符号付加回路2103及び記録回路2106の制御を行うデータ制御回路、2106は記憶回路2102に記憶されているデータに所定の変調をかけ、回転磁気ヘッド109で記録可能な信号に変換する記録回路、2107は記録回路2106で所定の変調が行われた信号が出力される出力端子である。
【0049】
図33は、時間情報付加回路の構成を示したブロック図である。3301は、時間情報発生回路107で発生した時間情報の入力される時間情報入力端子、3302は入力回路より入力されたパケットデータが入力されるデータ入力端子、3303は時間情報とパケットデータとを切り替える切換回路、3304は切換回路を制御する制御回路である。
【0050】
以下、記録時の具体的な動作について、図17から図21および図33を用いて説明する。なお、入力端子100より入出力されるパケットの伝送レートは、時間情報を生成しているクロックの周波数より高いレートであるとしている。例えば、時間情報の基準クロックは27MHzであり、入出力は49.152Mbpsで行われる。また、発振回路110で発振される記録再生装置の基準クロックと同一の周波数を使用している。後述するように、これにより記録再生の処理を容易にすることができる。
【0051】
記録時は、図25のようなタイミングで入力端子100にデータ及び同期クロックが入力される。310は、図13のデータである。
【0052】
入力されたデータ及び同期クロックは、パケット検出回路1701に入力され、パケットの先頭の検出が行われる。パケットの先頭の検出は、パケット間のブランクを検出し、ブランクの後にデータが来たときにパケットの先頭と判断すればよい。また、このパケット検出回路1701で1パケットのデータ数を検出することにより、パケットの種類の判別及びパケットが正常に伝送されているかどうかの判別を行うことができる。すなわち、決められている(装置が対応している)パケット長以外の長さのパケットが検出された場合には、パケットが正常に伝送されていない、または、記録できないデータが伝送されたと判断し、この情報を制御回路102に送って記録を停止すればよい。
【0053】
パケット検出回路1701で検出されたパケット71は、バッファ1702を介して出力端子1703より制御回路102、基準信号発生回路103および時間情報付加回路104に所定のタイミングで供給される。
【0054】
バッファ1702は、入力データの伝送速度の変換を行うためのものである。伝送速度が50Mbps程度と高速の場合には、そのままの速度で記憶回路2102に記録しようとすると、非常に高速の記憶回路を使用する必要がある。一方、前述のように、記録再生装置の平均最大記録レートは25Mbps程度であるから、記憶回路2102はこの最大記録レートに対応したレートに設定し、高速のバッファを介して記憶回路2102に記憶することにより、記憶回路の速度を低くすることができる。図20は、バッファ1702の入出力のタイミングを示したものである。例えば、記憶回路2102の記憶レートを27Mbps(3.375byte/sec)とした場合には、バッファの入力と出力の速度比は約1:2となる。この場合、バッファの容量が7パケット程度でも、50Mbpsで連続した7パケット以の入力にも対応可能である。
【0055】
入力されたディジタル映像信号には、27MHzの基準信号でカウントした例えば20ビットの時間情報があらかじめ付加されている。基準信号発生回路103内の時間情報検出回路1801は、入力信号のパケットの中から時間情報を検出し、比較回路1803に入力する。
【0056】
一方、基準信号発生回路103内の電圧制御発振器(VCO)1805は、ほぼ27MHzで発振している。該電圧制御発振器1805の出力は、入力信号に付加されているのと同じ20ビットのカウンタ1804が接続されており、上記電圧制御発振器1805の発生したクロック数をカウントしている。該カウント結果が比較回路1803に入力される。
【0057】
比較回路1803は、時間情報検出回路1802の検出結果と、カウンタ1804のカウント値を比較し、比較結果を電圧制御発振器1805に出力する。カウンタ1804のカウント値が、時間情報検出回路1802の検出結果よりも小さい場合には、基準信号が遅れているので電圧制御発振器1805の制御電圧を上昇させ、発振周波数を高くする。逆にカウンタ1804のカウント値が、時間情報検出回路1802の検出結果よりも大きい場合には、基準信号が進んでいるので電圧制御発振器1805の制御電圧を下降させ、発振周波数を低くする。
【0058】
以上のような制御により、基準信号発生回路103の発生する基準信号の周波数が、入力信号の時間情報付加に用いられている基準信号の周波数と完全に一致し、同期をとることができる。
【0059】
なお、基準信号発生回路103は、上記のような電圧制御発振器を用いた方式のほかに、ディジタル信号処理による同期方式なども考えられるが、本発明は基準信号発生回路の種類によらず実現可能である。
【0060】
記録時には、制御回路102が切り替え器106をa側に切り替え、基準信号発生回路103で発生した基準信号が時間情報発生回路107に供給される。
【0061】
時間情報発生回路107は、該基準信号を元に所定の時間情報を発生する。記録に用いる時間情報の発生の例として、記録トラックに同期した26ビットの時間情報の例をあげる。
【0062】
基準信号入力端子1901に入力された基準信号は、時間情報発生回路107内の下位のカウンタ1902で例えば225225分周される。該カウンタ1902は基準信号の立ち上がりごとに1づつ増加し、225224の後に0に戻る。該カウント値は時間情報の下位18ビットを示す値となる。さらに該カウンタ1902が0に戻る際には、同時に上位のカウンタ1903が1だけ増加する。上位カウンタ1903は、例えば11まで数えたのち、0に戻る。該上位カウント値が上位8ビットを示す値となる。この最大計数値は、ディジタル映像記録再生装置の記録再生モードによって異なり、制御回路102によって制御される。該カウント値と入力されたディジタル映像信号に付加されている時間情報の関係は図20のようになる。上記の2つのカウンタのカウント値を合わせて26ビットの時間情報とし、時間情報付加回路104および再生処理回路113に提供する。
【0063】
また、上位カウンタ1903のカウント値のうち、下から2ビット目は29.97Hzとなっており、映像信号のフレーム周波数に一致している。これをサーボ回路107の同期信号としてサーボ回路に提供する。サーボ回路107は、該同期信号と同期して回転磁気ヘッド109の回転速度および位相、磁気テープ116の回転速度を調整し、磁気テープ116上の所定のトラック位置に記録データが書かれるように制御する。回転磁気ヘッド109が1回転する間に2トラック分のデータが書かれ、カウント値は上位カウンタ1903がちょうど4カウントする。
【0064】
上記時間情報発生回路内107内のカウンタ1902の分周比を変化させることによって、任意の時間情報を発生させることができる。もちろん、時間情報発生回路107の発生する時間情報のビット数や分周率、基準周波数は任意の値で構成することができるし、記録トラックの位置と必ずしも同期しなくてもよい。該時間情報発生回路は、制御回路102によって分周比を変化させることのできるような構成にしてもよい。
【0065】
また、サーボ回路に入力するフレーム周波数に同期した基準信号は、時間情報発生回路とは独立した回路を設けて発生させることも可能である。
【0066】
時間情報付加回路104内の制御回路3304は、入力されたパケットのタイミングから、入力信号中の時間情報位置を判別し、切換回路3303を制御して、時間情報発生回路107から供給される時間情報に置き換える。時間情報を置き換えた各パケットのデータは出力端子3305を通して記録信号処理回路105の入力端子2101に入力される。
【0067】
記録信号処理回路105では、入力端子2101に入力された上記パケットデータを記憶回路2102に、記録の1トラックに相当する期間に入力されたパケットを1トラックに対応させて記憶する。また、この時にブロック情報33等を付加する。ダミーデータを記録する位置には、固定データ、例えば、0データを記憶するようにしておけばよい。記憶回路2102に記憶されたデータは、誤り訂正符号付加回路2103で誤り訂正符号を付加した後に、記録回路2106で同期信号20等の付加を行い、図2の記録信号を生成し、出力端子2107より回転磁気ヘッド109に出力して磁気テープ117に記録する。
【0068】
パケットに付加して送られてきた制御信号等は、制御回路102に出力され、パケットの種類の判別、記録モードの決定等が行われる。
【0069】
以上の処理により、記録処理タイミング及び回転ヘッド109の回転数を時間情報25に同期させることが可能となる。同期させて記録することにより、再生時には、発振回路110で発生した記録再生装置の基準クロックにより再生及びパケット出力の制御を行えばよい。すなわち、再生時に特別な同期化の処理を行わなくても、再生されるパケットの数と出力するパケットの数が一致する。また、記録される時間情報は記録処理タイミングおよび回転磁気ヘッドの回転に対応したものとなる。
【0070】
図1に示した記録再生装置では、入力端子100に接続されるディジタル放送受信装置は一種類のみとしたが、例えば図37のように、基準信号発生回路を複数備えることにより2種類以上の異なったディジタル放送受信装置からの入力信号を記録することが可能となる。
【0071】
図37は、複数の基準信号発生回路を有するディジタル信号記録装置のブロック図である。図37中、103aおよび103bは異なったディジタル入力信号から基準信号を発生する基準信号発生回路、3701は切換回路であり、その他の記号は図1と同じである。
【0072】
入力回路101の出力は基準信号発生回路103aおよび103bに入力される。103aは例えば基準信号27MHzで作成された20ビットの時間情報に対応し、この時間情報が入力された場合のみ基準信号を発生することができる。また、103bは、時間情報を含まないパケットデータに対応し、そのデータの転送クロックを元に基準信号を発生することができるものである。
【0073】
一方、入力端子100に入力されたディジタルデータは、入力回路101を通して制御回路102に入力される。制御回路102は、入力されたディジタルデータ内の制御信号から該ディジタル信号に付加されている時間情報の形式を識別する。制御回路102は、入力されたディジタル信号が103a、103bどちらの基準信号発生回路に対応した形式であるかを識別し、この結果を元に切換回路3701を制御する。
【0074】
これにより、入力されるディジタル信号の形式が複数存在しても、正しい基準信号を発生することができ、記録再生を行うことができる。
【0075】
該ディジタル信号記録装置では、基準信号発生回路を複数用意して切換回路により、発生する基準信号を選択していたが、基準信号発生回路内のカウンタの分周率などを外部から設定可能とすることで一つの基準信号発生回路を共用することもできる。
【0076】
図38は、複数の時間情報発生回路を有するディジタル信号記録装置のブロック図である。図38中、107aおよび107bはそれぞれ異なった時間情報を発生する時間情報発生回路であり、3801は該時間情報発生回路の出力を選択する選択回路である。
【0077】
入力端子100に入力されたディジタル信号は、入力回路101を通して基準信号発生回路に入力される。該基準信号発生回路で発生した基準信号は、時間情報発生回路107aおよび107bに入力される。時間情報発生回路107aは、例えば磁気テープ上のトラック周期に同期した26ビットの時間情報を発生する。具体的には図1で説明した時間情報と同じものである。また、時間情報発生回路107bは、トラック周期とは独立な20ビットの時間情報を発生する。上記2つの時間情報発生回路107aおよび107bで発生した時間情報は、切換回路3801によってどちらか一方が選択される。選択された時間情報は時間情報付加回路104に入力され、パケットデータに付加されて磁気テープ上に記録される。
【0078】
該ディジタル信号記録装置では、切換回路によって磁気テープ上に記録される時間情報の形式を選択することができるので、磁気テープの互換性を高めることができる。
【0079】
図38に示したディジタル信号記録装置の例では、時間情報発生回路を複数備え、それぞれの時間情報発生回路の出力を切換回路によって切り替えて付加していたが、切換回路を時間情報付加回路に含めることももちろん可能である。また、例えば時間情報発生回路内のカウンタのビット数や分周率などを外部から設定可能とすれば、一つの時間情報発生回路で兼用することができる。
【0080】
図39に基準信号発生回路および時間情報発生回路を制御回路によりそれぞれ設定可能なように構成したディジタル信号記録装置のブロック図を示す。図39中、103は外部から制御可能な基準信号発生回路であり、107は外部から制御可能な時間情報発生回路であり、他の符号は図1と同じである。
【0081】
入力端子100に入力されたディジタル信号は、入力回路を通して制御回路102に入力される。制御回路102は、入力されたディジタル信号に含まれる制御信号などから、該ディジタル信号に含まれる時間情報の形式を識別し、そのビット数や周期などの情報を元に基準信号発生回路に所定のパラメータをセットする。基準信号発生回路103は、入力されたディジタル信号から該パラメータにしたがって基準信号を発生する。該基準信号は時間情報発生回路107に入力される。
【0082】
一方、制御回路102は利用者が希望する時間情報を付加して磁気テープに記録するために、時間情報発生回路を制御する。時間情報発生回路107は、基準信号発生回路103の発生した基準信号を元に、制御回路によって設定された形式の時間情報を発生し、時間情報付加回路104に提供する。また、サーボ回路に所定の基準信号を与える。
【0083】
時間情報付加回路104は、入力されたディジタル信号のパケットデータの所定の位置に、時間情報発生回路107が発生した時間情報を付加する。時間情報の付加されたパケットデータは、記録処理回路にて所定の信号処理がなされた後、磁気記録ヘッドを用いて磁気テープ上の所定のトラックに記録される。
【0084】
なお、上記実施例では入力端子は一つしか用意されていなかったが、これを複数用意することで、同時に複数のディジタル放送受信装置に接続することもできる。この場合、利用者は必要に応じて入力を切り換えて任意のディジタル放送受信装置で受信した番組を記録することができる。
【0085】
図22は再生処理回路の一実施例を示すブロック図である。2201は回転磁気ヘッドにより再生された信号が入力される再生信号入力端子、2202は再生信号の検出を行う再生回路、2203は時間情報が入力される入力端子、2204は再生回路・誤り訂正回路および記憶回路を制御するデータ制御回路、2205は誤り訂正を行う誤り訂正回路、2206はデータを記憶しておく記憶回路、2207はデータ出力端子である。
【0086】
なお、再生処理回路113と記録処理回路105は構成も似通っており、同時に使用されることはないので兼用とし、制御回路102により動作を切り替えて使用することもできる。
【0087】
図23は、上記時間情報変換回路の実施例を示したブロック図である。2301は基準信号が入力される基準信号入力端子、2302は再生信号処理回路113から出力されたパケットデータを入力する入力端子、2303は上記基準信号を元に時間情報を発生する時間情報発生回路、2304は該時間情報発生回路により発生した時間情報とパケットデータとを切り換える切換回路、2305は切換回路を制御する制御回路、2306はパケットデータを出力する出力端子である。
図24は出力回路の一実施例を示すブロック図である。2401は時間情報変換回路112の出力が入力される入力端子、2402は入力パケットを一時的に記憶するバッファメモリ、2403はバッファメモリからの読み出しを制御する読み出し制御回路、2404は発振回路、115は出力端子である。
【0088】
つぎに図22から図24を用いて再生時の動作を説明する。
【0089】
再生時には、まず任意の再生モードで再生動作を行い、再生信号処理回路113でID情報を検出する。制御回路102は、該ID情報を元に磁気テープ上の記録モードは何か、付加されている時間情報の種類は何かなどを判断し、再生信号処理回路113およびサーボ回路108などの動作モードの再設定を行う。
【0090】
制御回路102によって切り替え器106がbに切り替えられ、発振回路110で発生した信号が基準信号として時間情報発生回路107に供給される。時間情報発生回路107は基準信号を分周し、所定のフレーム周波数の同期信号を発生し、サーボ回路108に供給する。また、時間情報発生回路107は設定に従い、所定の分周比で基準信号の分周を行い、時間情報として出力する。例えば下位18ビットとして225225周期のカウント値と、上位8ビットのカウント値を出力する。
【0091】
サーボ回路108は、上記同期信号に同期するように回転磁気ヘッド109の回転速度・位相およびキャプスタン115の走行位相を調整し、磁気テープ116上の所定の記録トラックを回転磁気ヘッド109が走査するように制御を行う。
【0092】
回転磁気ヘッド109により再生された信号が、再生信号処理回路114の入力端子2201に入力され、再生回路2202に入力される。再生回路2202では、同期信号の検出等を行い、再生信号中のデータを検出して記憶回路2206に記憶する。その後に、誤り訂正回路2205で誤り訂正を行う。
【0093】
データ制御回路2204は、記憶回路2206に記憶されている各パケットのデータに含まれる時間情報と2203を通して時間情報発生回路107から入力される時間情報とを比較し、一致した時点でそのパケットのデータを出力する。この処理により、記録時のデータパケット入力タイミングと同じタイミングでデータが出力される。再生された信号のトラック番号と時間情報発生回路107の発生した上位8ビットのトラック位置情報が信号処理の遅れによりずれることがあるので、その場合は26ビットの時間情報のうち、トラック番号にあたる上位7ビットを除いた下位19ビットのみを比較して出力タイミングを決定すればよい。また、トラックのずれを補正するようにして比較を行ってもよい。以上のような処理により、パケットデータを所定のタイミングに合わせて出力端子2207から時間情報変換回路112に出力する。なお、データパケットの出力タイミングを合わせることは必ずしも必須ではなく、また再生処理回路113で行わずに出力回路111で行うことも可能である。
【0094】
出力端子2207よりの出力は、再生されたブロック情報33や誤り訂正時に付加されたフラグ等を識別し、誤りなく再生され、かつ、有効なパケットのみを出力し、訂正不能となったパケットなどは出力しない。これにより、異常なデータが出力されることを防止することができる。
【0095】
図28は、再生時の記憶回路2206の再生データの記憶、誤り訂正及びデータ出力のタイミングである。なお、ここでは、それぞれの処理は6トラック単位で表している。誤り訂正処理されたデータは、処理が終了してから1トラック分の時間が経過してから出力を開始する。これにより、図28のように、隣接して入力されたパケットが前詰処理により異なるトラックの先頭に記録された場合にも再生時に記録時と同一の間隔で出力することができる。さらに、図15のように、未使用領域が識別できるような情報を記録しておけば、再生時にその情報を検出した場合には、トラックの全てのデータをチェックすることなしに次のトラックのデータを出力するようにできるので、処理を容易にすることができる。もちろん、1トラック以上経過してから出力してもよい。待つ時間が長いほうがいろいろな記録パターンに対応できるが、記憶回路2206の容量を大きくする必要がある。
【0096】
再生処理回路113から出力されたパケットデータは、入力端子2302に入力される。
【0097】
一方、基準信号入力端子2301には発振回路で発生した基準信号が入力される。時間情報発生回路2303は、該基準信号を元に時間情報を発生する。該時間情報発生回路2303は、入力端子に入力されるパケットデータとは独立に時間情報を発生している。また、時間情報の形式は、本発明の再生装置の出力に接続される機器に対応した形式のものであり、記録媒体から再生されるパケットデータに付加されているものと同じである必要はない。
【0098】
制御回路2305は、該パケットデータ中の時間情報の含まれている位置で切換回路2304を切り換え、該パケットデータ中の時間情報を、時間情報発生回路2303の発生した時間情報に置き換える。
【0099】
該入力端子に入力されるパケットデータは、再生処理回路113によって記録時に入力されたのと同じタイミングで送られてくるので、そのタイミングに合わせた時間情報を付加することで記録時の時間情報を再現することができる。
【0100】
出力回路111では、時間情報が変換されたパケットデータを発振回路2404で発振されたクロックに同期して出力する。入力端子2401より入力されたパケットは、バッファ2402に、例えば27Mbps(3.375Mbyte/sec)で記憶される。発振回路2404で発生したクロックにより、バッファ2402からパケットを、例えば49.152Mbpsで読み出して図28のタイミング、すなわち、記録データの入力された時のタイミングと同一のタイミングで出力する。これにより、ディジタル圧縮映像信号の復号装置や他のディジタル信号記録再生装置等の再生されたパケットを受け取って処理する装置では、記録する前の信号をそのまま処理する場合と同一の処理で記録再生後の信号を処理することができる。
【0101】
図36は時間情報変換回路の他の一実施例を示すブロック図である。3601は再生処理回路から出力されたデータが入力されるデータ入力端子、3602は入力されたデータから時間情報を検出する時間情報検出回路、3603は時間情報を記憶する記憶回路、3604は時間情報検出回路3602で検出された時間情報から記憶回路3603に記憶されている時間情報を引き算する引き算回路、3605は時間情報検出回路3602で検出された時間情報と記憶回路3603に記憶されている時間情報とを比較する比較回路、3606は引き算回路3604の計算結果に225225を加算する加算回路、3607は比較回路の比較結果に応じて引き算回路3604の計算結果と加算回路3606の計算結果とを切り替える切り替え器、3608は加算回路3609の計算結果を記憶する記憶回路、3609は切り替え器3607の出力と記憶回路3608の記憶内容とを加算する加算回路、3610は入力データを遅延させる遅延回路、3611は遅延回路3610の出力と記憶回路3608の出力とを切り替える切り替え器、3612は切り替え器3611を制御する制御回路、3613は切り替え器3611の出力を出力する出力端子である。
【0102】
再生処理回路113から出力されたパケットデータは、時間情報変換回路112内の入力端子3601に入力される。時間情報検出回路3602は該パケット内のデータから時間情報を検出する。検出したデータは記憶回路3603、引き算回路3604、比較回路3605に入力される。記憶回路3603は一つ前のパケットの時間情報を記憶している。引き算回路3604は検出した時間情報から記憶回路3603が記憶している一つ前のパケットの時間情報を引き、その差分を出力する。磁気テープ117上に記録した時間情報と記録時に入力されたディジタル映像信号に付加されている時間情報は同じ周波数の基準信号を元に作られているので、増加量は同じである。ただし、ディジタル映像信号に付加されている時間情報は例えば20ビットのカウンタを用いて作られたものであるのに対し、本実施例では磁気テープ117に記録されているパケットの時間情報は、時間情報発生回路107で発生した回転磁気ヘッドの回転に同期したものであった。そのため該時間情報はフレーム周波数が29.97Hzの放送形式では225225でリセットされ不連続となるので、これをディジタル放送受信装置に対応した所定の時間情報に変換する必要がある。
【0103】
比較回路は、時間情報検出回路3602により検出された時間情報と、記憶回路3603に記憶されている一つ前のパケットの時間情報を比較する。時間情報検出回路3602により検出された時間情報が記憶回路3603に記憶されている一つ前のパケットの時間情報よりも小さい場合には、225225周期のカウンタがリセットされたことが分かるので225225を加算し、補正を行う。具体的には、比較回路3605の出力で時間情報検出回路3602により検出された時間情報が記憶回路3603に記憶されている一つ前のパケットの時間情報よりも小さい場合には、切り替え器3607を切り替え、上記引き算回路3604の出力に加算器3607で225225を加えたものを差分として加算回路3609に与え、それ以外では上記引き算回路3604の出力をそのまま加算回路3609に与える。
【0104】
加算回路3609は記憶回路3608の記憶内容に切り替え器3606の出力を加算し、時間情報を計算する。記憶回路は加算器3609の計算結果を新たに記憶するとともに、切り替え器3611に時間情報を出力する。記憶回路3608は記録時に入力されたディジタル映像信号のパケットに付加されていた時間情報と同等な20ビットのものである。これにより、入力されたディジタル映像信号に付加されていたのと同じ20ビットの連続した時間情報を発生することができる。なお、フレーム周波数の異なる放送形式に対応したディジタル映像記録再生装置に使用される場合でも、同様な演算を行うことにより連続した時間情報を再現することができる。
【0105】
遅延回路3610は入力端子3601に入力された信号を、時間情報の計算にかかる時間だけ遅延させる。制御回路3612は、計算された新しい時間情報と、遅延されたデータパケットとを切り替える切り替え器3611を制御する。制御回路3612は、遅延されたデータパケットのうち、時間情報が記録されているデータの部分で切り替え回路3611をb側に切り替え、その他の部分ではa側に切り替える。これにより遅延されたデータパケットのうち、時間情報が記録されている部分のみが新しく計算された時間情報に置き換わる。この時間情報を置き換えたデータパケットは、出力端子3613を通して出力回路111に出力される。
【0106】
以上の記録・再生における時間情報の変換の様子は図34のようにまとめることができる。
【0107】
図34中、3401は入力されたパケットデータにあらかじめ付加された時間情報、3402はパケットデータ、3403は記録のために時間情報付加回路104で置き換えた時間情報、3404は磁気テープ上のトラックパターン、3405は再生された時間情報、3406は出力のために時間情報変換回路112で置き換えた時間情報である。
【0108】
記録時には、入力されたパケットデータにあらかじめ付加されている時間情報3401は時間情報付加回路104により記録に適した時間情報3403に置き換えられる。
【0109】
該時間情報3403の付加されたデータパケット3402は、磁気テープに記録され、テープ上のトラックに3404のごとく配置される。該磁気テープ上のトラックパターンは必要に応じて再生され、時間情報3405およびデータパケット3402として、記録されている時間情報に対応したタイミングで出力される。再生された時間情報3405は、時間情報変換回路によって形式が変換され、3406としてデータパケット3402とともに出力される。
【0110】
なお、上記実施例では、入力されるディジタル信号に時間情報があらかじめ付加されているものとして説明したが、時間情報が含まれていない場合もある。入力されたディジタル映像信号にあらかじめ時間情報が付加されていない場合には、基準信号発生回路は、該ディジタル映像信号の伝送クロックやデータの変化点などを検出して、入力されたディジタル信号から基準となる信号を発生すればよい。これはデータ伝送技術においては基本的な技術であり、既知の技術である。
【0111】
さらに、パケットデータには時間情報を付加しないで出力する必要がある場合には、切換回路で時間情報の部分のデータを取り除いて出力するように構成すればよい。
【0112】
この場合の時間情報の変換の様子は図35のようになる。
【0113】
図35中の各符号は図34と同様のものである。
【0114】
入力されたパケットデータ3402には時間情報が付加されていない。これに、時間情報付加回路104が時間情報3403を付加し、パケットデータとともに磁気テープ上に記録する。磁気テープ上のトラックパターンは3404のようになる。
【0115】
再生時には再生されたデータにはパケットデータとともに時間情報3405が付加された形で再生されるので、この時間情報を元に出力タイミングを決定すればよい。
【0116】
出力時には、時間情報変換回路112によって時間情報3405を取り除き、パケットデータのみを出力する。これにより時間情報があらかじめ付加されていないパケットが入力された場合でも、入力時の時間間隔でパケットデータを出力することができる。
【0117】
図34に示した時間情報があらかじめ付加されているパケットを記録した場合の磁気テープ上のトラックパターンと、図35に示した時間情報が付加されていないパケットを記録した場合の磁気テープ上のトラックパターンは同じになるので、双方の磁気テープに互換性を持たせることができる。
【0118】
上記実施例では、ディジタル信号記録装置に接続されるディジタル放送受信装置は一種類のみであったが、これは複数接続されていてもよい。
【0119】
例えば、図29に示したディジタル映像信号再生装置のように、複数の出力端子を設けることで複数のディジタル放送受信装置に対応させることができる。
【0120】
図29中、111aおよび111bは出力回路、112aおよび112bは時間情報を変換する時間情報変換回路、114aおよび114bは出力端子、その他の符号は図1と同等である。
【0121】
該ディジタル映像信号再生装置では、ディジタル放送受信装置に応じて出力端子114aおよび114bが設けられている。出力端子114aおよび114bにはそれぞれ異なったディジタル放送受信装置を接続される。
【0122】
再生時には、時間情報変換回路112aおよび112bが磁気テープより再生されたデータの時間情報をそれぞれ異なった時間情報の形式に変換し、出力回路111aおよび111bを通して出力端子114aおよび114bに出力される。一つの磁気テープより出力されたデータがそれぞれ異なった時間情報を持つデータとしてそれぞれの端子から出力されるので、複数のディジタル放送受信装置で再生処理を行うことができる。利用者は必要に応じてどちらかのディジタル放送受信装置を利用してテープ内容を視聴することができる。
【0123】
図30は複数の時間情報変換回路を有する再生装置のブロック図である。
【0124】
図30中、102は出力端子114に接続されているディジタル放送受信装置の種類を判別する制御回路、112aおよび112bはそれぞれ異なった形式の時間情報に変換する時間情報変換回路であり、117は時間情報変換回路の出力を選択する選択回路、その他の符号は図1と同様である。
【0125】
再生時には制御回路102は出力端子114に接続されているディジタル放送受信装置の種類を判別する。具体的には出力端子114に所定のデータを出力して通信を行い、制御手段102でその通信に対する応答を調べていくことによりディジタル放送受信装置の種類を判別することができる。制御回路は判別したディジタル放送受信装置の種類に応じた形式の時間情報を発生する時間情報変換回路112aまたは112bを選択するように切換回路117を設定する。時間情報変換回路を複数用意すれば、複数のディジタル放送受信装置に対応することができる。
【0126】
図32は、複数の形式の時間情報を発生することのできる時間情報変換回路を用いた再生装置のブロック図である。
【0127】
図32中、102は制御回路、112は制御回路102により時間情報の形式を変更可能な時間情報変換回路であり、その他の符号は図1と同様である。
【0128】
再生時には制御回路102は出力端子114に接続されているディジタル放送受信装置の種類を判別する。該時間情報変換回路の具体的な動作は図30の再生装置と同様である。制御回路は判別したディジタル放送受信装置の種類に応じた形式の時間情報を発生するように時間情報変換回路112の設定を行う。具体的には、基準クロックの周波数、時間情報のビット数、最大周期などを設定できるようにしておけばよい。これにより、複数の時間情報変換回路を設けることなく、様々なディジタル放送受信装置に対応することが可能である。
【0129】
また、基準信号発生回路103も制御回路102で制御できるように構成することで、入出力ともに複数のディジタル放送受信装置に対応させることができる。
【0130】
また、出力端子だけでなく、複数の入力端子を設け各々に基準信号発生回路を設けることで、それぞれ異なった時間情報のフォーマットをもつ信号を入力し、記録することも可能である。
【0131】
図31は、図1のディジタル信号記録再生装置とディジタル放送受信装置との接続の例である。3101はディジタル放送受信装置、3102はアンテナ、3103はチューナ、3104は選択回路、3105は復号回路、3106はインターフェース回路、3107は受像機、3108は図1のディジタル信号記録装置である。
【0132】
アンテナ3102で受信されたディジタル放送信号は、チューナ3103で復調された後に、選択回路3104で必要なディジタル圧縮映像信号を選択する。選択されたディジタル圧縮映像信号は、復号回路3105で通常の映像信号に復号されて受像機3107に出力される。また、受信信号にスクランブル等の処理が行われているときは、復号回路3105においてそれを解除した後に復号処理を行う。
【0133】
復号回路3105は、通常の受信時には、受信した信号より、ディジタル圧縮信号を復調し、このディジタル圧縮信号をデコーダにより通常の映像信号および音声信号にデコードしてテレビ等に出力する。このディジタル圧縮信号は、通常パケット形式で伝送される。パケットの伝送レートは、放送の内容によって変化する。また、パケットの伝送間隔もエンコード時の処理に応じて変化する。デコーダでは、このパケット形式のデータの中に含まれている情報及びパケットの送られてきた間隔よりエンコード時のフレーム周波数を再生して映像信号のデコードを行う。
【0134】
ディジタル信号記録再生装置3108に記録を行う時には、インターフェース回路3106において、パケット形式のディジタル圧縮信号にパケットの伝送間隔を示す時間情報を付加し、図16の形式に変換して出力する。そして、入力端子100よりディジタル信号記録装置3108に入力され、記録される。なお、時間情報が付加されないで伝送された場合には、記録再生装置3108内の時間情報付加回路104で時間情報を付加して記録すればよい。
【0135】
また、ディジタル信号記録再生装置3108で再生されたディジタル圧縮映像信号等は、時間情報を用いて記録時と同一の間隔で出力端子114よりインターフェース回路3106に出力する。インターフェース回路3106では、入力された信号より、通常の受信時と同様の処理を行って、受像機3107に出力する。そして、映像信号及び音声信号のデコードを行ってテレビ等に出力する。
【0136】
また、実施例では入力と出力を独立した端子を用いて行っているが、入力と出力を兼用した端子を用いて行ってもよい。
【0137】
以上、磁気テープ上に回転磁気ヘッドを用いて記録再生を行う磁気記録再生装置に本発明を適用した例をあげて説明した。本発明は磁気記録再生装置に限らず、例えば光磁気ディスクのようなディスク上にディジタル信号を記録し再生する装置に対しても適用できる。また、半導体メモリのように駆動部を持たない記録媒体を用いても適用可能なのはいうまでもなく、いかなる記録媒体を用いても実現可能である。
【0138】
本実施例では、入力されるディジタル映像信号に付加されている時間情報を20ビットの連続した時間情報とし、記録する時間情報を回転磁気ヘッドの回転に同期した不連続な26ビットのものとした。しかし、これらは任意のビット長および周波数の時間情報で実現可能であることはいうまでもない。また、時間情報発生回路や時間情報付加回路を複数用意して、必要に応じて切り替えることにより、複数の時間情報の記録に対応したディジタル信号記録再生装置を構成することができる。この場合、磁気テープ上の付加情報領域などに、付加した時間情報に関する識別信号を記録しておき、再生時に該識別信号に応じて時間情報発生回路を制御することで、複数の時間情報付加形式に対応することができる。
【0139】
【発明の効果】
本発明にかかるディジタル信号記録装置は、時間情報発生手段によって発生した時間情報を入力されたディジタル映像信号にあらかじめ付加されていた時間情報の代わりに付加する時間情報付加手段を備えており、入力されるディジタル映像信号に付加されている時間情報形式に関らず共通の時間情報に変換して記録できるので、記録媒体に記録されるディジタル映像信号の記録フォーマットを共通にすることができる。これにより記録媒体上の記録フォーマットの互換性を高めることができる。
【0140】
また、本発明にかかるディジタル信号再生装置は、記録媒体から再生されたディジタル映像信号に付加されている時間情報を所定の時間情報に変換する時間情報変換手段とを備えているので、再生信号を接続されるディジタル放送受信装置に対応した時間情報に変換して出力することにより任意のディジタル放送受信装置に接続して再生することができる。
【0141】
また、記録媒体の時間情報形式かかわらず所定の時間情報のフォーマットに変換して出力できるので、複数の時間情報形式のフォーマットで記録された記録媒体を一つのディジタル放送受信装置で再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル信号記録再生装置の構成図である。
【図2】1トラックの記録パターン図である。
【図3】各領域のブロック構成図である。
【図4】ID情報21の構成図である。
【図5】データ記録領域7における1トラックのデータの構成図である。
【図6】データ記録領域7のヘッダ44の構成図である。
【図7】フォーマット情報31の構成図である。
【図8】可変速再生用データの記録例を示す図である。
【図9】付加情報32の構成の構成図である。
【図10】188バイトのパケット形式で伝送されたディジタル圧縮映像信号をデータ記録領域41に記録する時のブロックの構成図である。
【図11】パケット71の長さを140バイトとした時のブロックの構成図である。
【図12】パケット71の長さを140バイトとした時のブロックの他の構成図である。
【図13】図10、図11または図12のパケットの他の構成図である。
【図14】ブロック情報33の構成図である。
【図15】ブロック情報33の記録例を示す図である。
【図16】ブロック情報33の他の記録例を示す図である。
【図17】入力回路101の構成図である。
【図18】基準信号発生回路103の構成図である。
【図19】時間情報発生回路107の構成図である。
【図20】入力ディジタル映像信号に付加されている時間情報と時間情報発生回路107の発生する時間情報の関係を示す図である。
【図21】記録信号処理回路301の構成図である。
【図22】再生信号処理回路113の構成図である。
【図23】時間情報変換回路112の構成図である。
【図24】出力回路111の構成図である。
【図25】入出力信号のタイミング図である。
【図26】バッファ309の入出力のタイミング図である。
【図27】再生時の記憶回路2106の再生データの記憶、誤り訂正及びデータ出力のタイミング図である。
【図28】記録再生タイミングの一例を示す図である。
【図29】ディジタル信号再生装置の構成図である。
【図30】ディジタル信号再生装置の他の構成図である。
【図31】図1のディジタル信号記録再生装置とディジタル放送受信装置との接続図である。
【図32】ディジタル信号再生装置の他の構成図である。
【図33】時間情報付加回路104の構成図である。
【図34】時間情報を置き換えて記録し、再生時に時間情報を復元する場合の時間情報の関係を示す図である。
【図35】時間情報を付加して記録し、再生時に時間情報を除去する場合の時間情報の関係を示す図である。
【図36】時間情報変換回路112の他の構成図である。
【図37】複数の基準信号発生回路を設けたディジタル信号記録装置の構成図である。
【図38】複数の時間情報発生回路を設けたディジタル信号記録装置の構成図である。
【図39】制御可能な基準信号発生回路および時間情報発生回路を設けたディジタル信号記録装置の構成図である。
【符号の説明】
7…データ記録領域、20…同期信号、21…ID情報、22…データ、23…C1パリティ、25…時間情報、31…フォーマット情報、32…付加情報、33…ブロック情報、41…映像信号データ、43…C2パリティ、44…ヘッダ、50…可変速データ、51…通常のパケットデータ、52…可変速再生用データを記録したブロック、53…未使用領域、71…パケット、72…制御情報、74…データ情報、75…ブロック情報、100…入力端子、101…入力回路、102…制御回路、103…基準信号発生回路、104…時間情報付加回路、105…記録処理回路、106…切り替え回路、107…時間情報発生回路、108…サーボ回路、109…回転磁気ヘッド、110…発振回路、111…出力回路、112…時間情報変換回路、113…再生処理回路、1701…パケット検出回路、1702…バッファ、1802…時間情報検出回路、1803…比較回路、1804…カウンタ、1805…電圧制御発振器、1902…カウンタ、1903…カウンタ、2102…記憶回路、2103…誤り訂正符号付加回路、2104…データ制御回路、2106…記録回路、2202…再生回路、2204…データ制御回路、2205…誤り訂正回路、2206…記憶回路、2303…時間情報発生回路、2304…切換回路、2305…制御回路、2402…バッファ、2403…読み出し制御回路、2404…発振回路、3102…アンテナ、3103…チューナ、3104…選択回路、3105…復号回路、3106…インターフェース回路、3107…受像機、3108…ディジタル信号記録再生装置、3303…切換回路、3304…制御回路、3401…入力信号に付加されていた時間情報、3402…パケットデータ、3403…変換された時間情報、3404…トラックパターン、3406…再生された時間情報、3407…復元された時間情報、3602…時間情報検出回路、3604…引き算回路、3605…比較回路、3606…切り替え回路、3607…加算回路、3608…記憶回路、3609…加算回路、3610…遅延回路、3611…切り替え回路、3612…制御回路、3602…バッファ、3603…読み出し制御回路、3605…発振回路。

Claims (10)

  1. 所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す 1 の周期を持つ第 1 時間情報が付加されたディジタル信号に、制御信号を付加してブロック形式とし、記録媒体上に記録するディジタル信号記録装置において、
    基準信号を発生する基準信号発生手段と、
    基準信号を元に上記第 1 の周期とは異なる第 2 の周期を持つ第 2 時間情報を発生する時間情報発生手段と、
    入力されたディジタル信号にあらかじめ付加されていた 1 時間情報を削除し、該時間情報発生手段によって発生した 2 時間情報を付加する時間情報付加手段と、
    上記ディジタル信号から上記ブロック形式の記録信号を生成する記録信号処理手段と、
    記録媒体に該記録信号を記録する記録手段とを備えることを特徴とするディジタル信号記録装置。
  2. 複数の該基準信号発生手段と、
    該基準信号発生手段から一つを選択する選択手段とを備えることを特徴とした請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  3. 該基準信号発生手段は制御手段により制御可能であることを特徴とした請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  4. 複数の該時間情報発生手段と、
    該時間情報発生手段から一つを選択する選択手段とを備えることを特徴とした請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  5. 該時間情報発生手段は制御手段により制御可能であることを特徴とした請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  6. 該基準信号発生手段は、
    入力されたディジタル信号に付加されている第1の時間情報を検出する時間情報検出手段と、
    該時間情報の生成に使用されるカウンタと同じ分周比を持つカウンタと、
    上記時間情報検出手段により検出された第1の時間情報と上記カウンタのカウント値とを比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果により発振周波数の制御される発振手段からなることを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  7. 所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す第2の周期を持つ第2の時間情報が付加されたディジタル信号を記録媒体から再生するディジタル信号再生装置において、
    記録媒体から信号を再生する再生手段と、
    記録媒体から再生された信号のパケットに付加されている上記第2の時間情報を上記第2の周期とは異なる第3の周期を持つ第3の時間情報に変換する時間情報変換手段とを備え、
    該時間情報変換手段は、制御手段により制御可能であり、
    データを出力する出力端子に接続されている機器を検出する検出手段を備え、
    該検出手段によって検出した機器に応じて上記時間情報変換手段を制御し、時間情報の形式を変化させることを特徴とするディジタル信号再生装置。
  8. 所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す第2の周期を持つ第2の時間情報が付加されたディジタル信号を記録媒体から再生するディジタル信号再生装置において、
    記録媒体から信号を再生する再生手段と、
    記録媒体から再生された信号のパケットに付加されている上記第2の時間情報を上記第2の周期とは異なる第3の周期を持つ第3の時間情報に変換する時間情報変換手段とを備え、
    複数の該時間情報変換手段と、
    該時間情報変換手段から一つを選択する選択手段と、
    データを出力する出力端子に接続されている機器を検出する検出手段を備え、
    該検出手段によって検出した機器に応じて選択手段を制御し、各時間情報変換手段の出力から一つを選択して出力することを特徴するディジタル信号再生装置。
  9. 所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す第2の周期を持つ第2の時間情報が付加されたディジタル信号を記録媒体から再生するディジタル信号再生装置において、
    記録媒体から信号を再生する再生手段と、
    記録媒体から再生された信号のパケットに付加されている上記第2の時間情報を上記第2の周期とは異なる第3の周期を持つ第3の時間情報に変換する時間情報変換手段とを備え、
    複数の該時間情報変換手段と、
    データを出力する複数の出力端子を備え、
    記録媒体から再生されたパケットのデータの時間情報の形式を各該時間情報変換手段により変換し、
    それぞれの出力端子に出力することを特徴とするディジタル信号再生装置。
  10. 所定バイト数のパケット形式で、かつ、前記パケット単位でパケットの伝送された時間を示す第2の周期を持つ第2の時間情報が付加されたディジタル信号を記録媒体から再生するディジタル信号再生装置において、
    クロックを発生する発振手段と、
    該発振手段により発生したクロックを元に上記第2の周期とは異なる第3の周期を持つ第3の時間情報を生成する時間情報発生手段と、
    記録媒体から信号を再生する再生手段と、
    記録媒体から再生された信号のパケットに付加されている第2の時間情報を削除し、上記時間情報発生手段により発生した第3の時間情報をパケットに付加する時間情報変換手段とを備えることを特徴とするディジタル信号再生装置。
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