JPH09237470A - ディジタル信号記録装置及び記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録装置及び記録再生装置

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JPH09237470A
JPH09237470A JP4580596A JP4580596A JPH09237470A JP H09237470 A JPH09237470 A JP H09237470A JP 4580596 A JP4580596 A JP 4580596A JP 4580596 A JP4580596 A JP 4580596A JP H09237470 A JPH09237470 A JP H09237470A
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JP
Japan
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recording
packet
circuit
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digital signal
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JP4580596A
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Inventor
Kazuhiko Yoshizawa
和彦 吉澤
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定バイト数のパケット形式で、かつ、パケッ
ト間の間隔が変動するデータに対応可能なディジタル信
号記録装置、及び記録再生装置を提供する事。 【解決手段】記録時には回転ヘッドの回転数を入力する
パケットデータに同期するように制御し、更に装置内部
で生成した時間情報を各パケット毎に付加して記録を行
う。更に再生時には回転ヘッドを一定の回転数で回転さ
せて、再生された前記ディジタル信号を前記付加した時
間情報を参照しつつ出力制御し、記録時と同一のタイミ
ングで出力する。これにより、再生時に特別な同期化の
処理を行わなくても、再生されるパケットの数と出力す
るパケットの数を一致させ、記録時のパケットデータと
同一のタイミング、及び時間間隔を再現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル映像信
号を記録再生するディジタル映像信号記録再生装置、若
しくはディジタル映像信号を記録するディジタル映像信
号記録装置に関し、特にディジタル圧縮映像信号を記録
する記録装置、及び記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドを用いて磁気テープ上にディ
ジタル圧縮映像信号を記録するディジタル信号記録装置
が、特開平5−174496号に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
に記載の技術では、パケット形式で、かつ、パケット間
の間隔が変動する信号への対応については考慮されてい
ない。
【0004】本発明の目的は、パケット形式で、かつ、
パケット間の間隔が変動する場合にも対応可能なディジ
タル信号記録装置、若しくは記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、所定バイト
数のパケット形式で伝送されたディジタル信号に同期信
号等を付加してブロック形式とし、所定数個の前記ブロ
ックにより1トラックのディジタル信号記録領域を形成
して磁気記録媒体上に記録するディジタル信号記録装
置、或は記録再生するディジタル信号記録再生装置にお
いて、前記パケット形式で伝送されたディジタル信号
に、前記各パケット毎に予め時間情報が含まれていない
場合には、各パケット毎に前記パケットの伝送された時
間情報を新たに付加する時間情報付加回路と、記録時に
は同期信号等を付加して前記ブロック形式の記録信号を
生成する記録処理回路と、磁気記録媒体上に記録信号の
記録を行う回転ヘッドと、回転ヘッドの回転数制御をす
る制御回路と、記録装置の動作基準クロックを生成する
発振回路と、を備え、記録時には回転ヘッドの回転数を
前記伝送されたパケット形式のディジタル信号に同期す
るように制御し、更に各パケット毎に予め時間情報が含
まれているパケットストリームはそのまま、それ以外の
パケットに対しては前記時間情報付加回路で時間情報を
新たに付加するように制御を切り替えて記録処理を行う
ディジタル信号記録装置、或は前記時間情報付加回路
と、記録時には同期信号等を付加して前記ブロック形式
の記録信号を生成し、再生時には再生信号より前記ディ
ジタル信号の検出を行う記録再生処理回路と、磁気記録
媒体上に記録信号の記録、及び再生を行う回転ヘッド
と、前記制御回路と、前記発振回路と、を備え、記録時
には回転ヘッドの回転数を前記伝送されたパケット形式
のディジタル信号に同期するように制御し、更に各パケ
ット毎に予め時間情報が含まれているパケットストリー
ムはそのまま、それ以外のパケットに対しては前記時間
情報付加回路で時間情報を新たに付加するように制御を
切り替えて記録処理を行い、再生時には回転ヘッドを一
定の回転数で回転させて再生された前記ディジタル信号
を、前記時間情報付加回路で新たに付加した時間情報、
或は予め各パケット毎に付加された時間情報を参照し、
前記時間情報に応じて記録時と同一のパケット間隔を再
現して出力するディジタル信号記録再生装置の何れかを
用いることにより達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を用
いて説明する。
【0007】図1は、本発明のディジタル信号記録再生
装置の構成例である。図において、100は回転ヘッ
ド、101はキャプスタン、102は回転ヘッド、及び
テープの送り速度を制御するサーボ回路、103は回転
ヘッド100の回転等の基準となるタイミング信号を生
成するタイミング生成回路、104は記録時のタイミン
グを制御するタイミング制御回路、105は発振回路、
106は記録再生モード等の制御を行う、例えば、マイ
クロプロセッサのような制御回路、107はパケットス
トリームの入出力端子、108は制御信号の入出力端
子、109は磁気テープ、111はアナログ映像信号の
記録再生回路、112、113はアナログ映像信号の入
力、及び出力端子、200は記録時には記録信号の生
成、誤り訂正符号の付加等を、又再生時には再生信号の
復調、誤り検出、訂正等を行う記録再生信号処理回路、
300は記録信号の入力、及び再生信号の出力、時間情
報の生成、及び付加等を行う入出力回路である。なお、
図1は記録再生兼用の装置であるが、もちろん、記録と
再生の信号処理が独立していても同様である。
【0008】記録時には、入出力端子107からパケッ
ト形式の記録データが任意の時間間隔で入力される。入
出力端子107より入力されたパケットデータの一部
は、その内容に応じて、入出力回路300を介して制御
回路106、タイミング制御回路104等に入力され
る。制御回路106では、入出力回路300で検出され
たパケットデータに付加されている制御情報、或は入出
力端子108から入力された制御情報よりパケットデー
タの種類、最大伝送レート、前記パケットストリーム内
の各パケットの時間情報の有無等を検出して記録モード
等を判断し、その結果に応じて、記録再生信号処理回路
200、入出力回路300、及びサーボ回路102等の
動作モードを設定する。入出力回路300では、記録す
るパケットデータを検出し、各パケット毎に時間情報が
含まれていないパケットストリームの場合には、パケッ
トデータの基準クロックに同期させて生成した時間情報
を新たに付加して記録再生信号処理回路200に出力す
る。記録再生信号処理回路200では、制御回路106
で判断された記録モードに応じて、1トラックに記録す
るパケット数を判断し、誤り訂正符号、ID情報、サブ
コード等の生成、付加を行い、記録信号を生成して回転
ヘッド100より磁気テープ109に記録する。
【0009】再生時には、まず任意の再生モードで再生
動作を行い、記録再生信号処理回路200でID情報等
を検出する。検出されたID情報等より、制御回路10
6で記録時のモードを判断し、記録再生信号処理回路2
00、及びサーボ回路102等の動作モードを再設定
し、以後、正しい再生を行う。記録再生信号処理回路2
00では、回転ヘッド100より再生された再生信号よ
り、同期信号の検出、誤り検出訂正等を行い、入出力回
路300に出力する。入出力回路300では、タイミン
グ生成回路103で生成されたタイミングを基準とし
て、時間情報に応じたタイミングで出力制御を行い、予
め各パケット毎に時間情報を含むパケットストリームは
そのまま、前記入出力回路300で新たに時間情報を付
加したデータは前記時間情報を分離してパケットデータ
のみを入出力端子107より出力する。
【0010】本記録再生装置は、記録時には、入出力端
子107より入力されたパケットストリームのレートを
基準としてタイミング制御回路103により記録再生装
置の動作タイミングを制御し、再生時には、発振回路1
05により生成されたクロックを動作基準として動作す
る。
【0011】また、アナログ映像信号の記録再生を行う
場合には、記録時には入力端子112より入力されたア
ナログ映像信号をアナログ記録再生回路111で所定の
処理を行って回転ヘッド100により磁気テープ109
に記録し、再生時には回転ヘッド100によって再生さ
れた映像信号をアナログ記録再生回路111で所定の処
理を行った後に出力端子113より出力する。この場合
には、図示はしていないが、アナログ映像信号のフレー
ム周期を基準としてサーボ回路102を制御する。な
お、アナログ記録用のヘッドはディジタル記録用のヘッ
ドと兼用としてもよいし、独立に設けてもよい。又、図
1はディジタル、アナログ兼用器の構成例であるが、デ
ィジタル信号専用の記録再生装置であってもよい。その
場合には、アナログ映像信号記録再生装置111、及び
アナログ映像信号入出力端子112、113は不要とな
る。
【0012】図2は、1トラックの記録パターンの例で
ある。3は音声信号等の付加情報記録領域、7はディジ
タル圧縮映像信号を記録するデータ記録領域、12は時
間情報、プログラム情報等のサブコードを記録するサブ
コード記録領域、2、6、及び11はそれぞれの記録領
域のプリアンブル、4、8、及び13はそれぞれの記録
領域のポストアンブル、5、及び9はそれぞれの記録領
域の間のギャップ、1、及び14はトラック端のマージ
ンである。このように、各記録領域にポストアンブル、
プリアンブル、及びギャップを設けておくことにより、
それぞれの領域を独立にアフレコを行うことができる。
もちろん、記録領域3、及び7にはディジタル圧縮映像
信号、音声信号以外のディジタル信号を記録してもよ
い。また、領域7にディジタル圧縮映像信号と共にディ
ジタル圧縮音声信号を記録してもよい。
【0013】図3は前記各記録領域内のブロック構成例
である。図3(a)は、付加情報記録領域3、及びデー
タ記録領域7のブロック構成である。20は同期信号、
21はID情報、22はデータ、23は第1の誤り検出
訂正のためのパリティ(C1パリティ)である。本実施
例では、同期信号20は2バイト、ID情報21は3バ
イト、データ22は99バイト、パリティ23は8バイ
トで構成されており、1ブロックは112バイトで構成
されている。図3(b)は、サブコード記録領域12の
ブロック構成例である。本実施例のサブコード記録領域
のブロックは、同期信号20、及びID情報21は図3
(a)と同一にし、データ22は19バイト、パリティ
23は4バイトで構成されており、1ブロックは図3
(a)に示すブロックの1/4の28バイトで構成され
ている。このように、1ブロックのバイト数が整数比と
なるようにし、さらに全ての領域で同期信号20、及び
ID情報21の構成を同一とすることにより、記録時の
ブロックの生成、及び再生時の同期信号、ID情報の検
出等の処理を同一の回路で処理することができる。
【0014】図4は、ID情報21の構成例である。3
1はシーケンス番号、32はトラックアドレス、33は
1トラック内のブロックアドレス、34はシーケンス番
号31、トラックアドレス32、及びブロックアドレス
33の誤りを検出するためのパリティである。ブロック
アドレス33は、各記録領域でのブロックの識別を行う
ためのアドレスである。例えば、データ記録領域7では
0〜335、付加情報記録領域3では0〜13、サブコ
ード記録領域12では0〜15とする。トラックアドレ
ス32は、トラックの識別を行うためのアドレスであ
り、例えば、1トラック、又は2トラック単位でアドレ
スを変化させ、0〜5、又は0〜2とすることにより、
6トラックを識別することができる。シーケンス番号3
1は、例えば、トラックアドレス32で識別する6トラ
ック単位で変化させ、0〜11とすることにより、72
トラックを識別することができる。トラックアドレス
は、後述する第2の誤り訂正符号の周期、シーケンス番
号は、後述する可変速再生用データの記録周期と同期さ
せておけば、記録時の処理、及び再生時の識別を容易に
することができる。
【0015】図5は、データ記録領域7における1トラ
ックのデータの構成例である。なお、同期信号20、及
びID情報21は省略している。データ記録領域7は、
例えば、336ブロックで構成されており、最初の30
6ブロックにデータを、次の30ブロックに第2の誤り
訂正符号(C2パリティ)を記録する。各ブロック99
バイトのデータは、3バイトのヘッダ42と96バイト
のデータ41により構成されている。C2パリティ43
は、例えば、6トラック単位で、306ブロック×6ト
ラックのデータを18分割し、それぞれの102ブロッ
クに10ブロックのC2パリティを付加する。誤り訂正
符号は、例えばリードソロモン符号を用いればよい。
【0016】図6は、時間情報を含めた1パケットが1
92バイトの形式のディジタル圧縮映像信号をデータ記
録領域41に記録する場合のブロックの構成例である。
この場合には、例えば188バイトのパケットデータ7
1と4バイトの時間情報70の192バイトを、2ブロ
ックに記録する。1パケットのデータを2ブロック、即
ちC1の符号系列に対応させて記録することにより、テ
ープ上のドロップアウト等によるバーストエラーによっ
てブロック単位での訂正不能が発生した時に、エラーが
伝送の単位であるパケットの複数個にまたがることがな
い。
【0017】図7、及び図8は、時間情報を含めた1パ
ケットが144バイトの形式の場合のブロックの構成例
である。この場合には、2個の、例えば140バイトの
パケットデータ71とそれぞれに付加されている4バイ
トの時間情報70の合計288バイトを3ブロックに分
けて記録する。また、パケットが1個しかない場合に
は、図8のように、2ブロックに1個のパケットを配置
すればよい。即ち、1.5ブロックにパケットデータ7
1と時間情報70を配置し、残りの0.5ブロックはダ
ミーデータ72とすればよい。
【0018】図9は、図6、図7、又は図8のパケット
の他の構成例である。パケットは、例えば、20ビット
の時間情報70と12ビットのパケットに関連した制御
情報73との合計32ビット(4バイト)を、或は26
ビットの時間情報70と6ビットの制御情報73との合
計32ビットを188バイト、又は140バイトのパケ
ットデータ71に付加して構成される。なお、パケット
データ71の数がこれより少ない場合、例えば130バ
イトの場合には、ダミーデータを付加して記録するか、
あるいは、制御情報73の領域を多くしてもよい。
【0019】このように、時間情報を含む1パケットの
バイト数と1ブロックの記録領域のバイト数の比が簡単
な整数比n:mで表されるようにし、m個のパケットを
nブロックに記録するようにすれば、パケット長が1ブ
ロックの記録領域と異なる場合にも効率よく記録するこ
とができる。さらに、パケットの数がm個単位になって
いない場合、例えば、m’(m’<m)個の場合には、
このm’個のパケットをm’×n/mブロックに配置し
て記録するようにすれば、効率よく記録することができ
る。なお、1パケットの長さが1ブロックの記録領域よ
り長い(n>m)場合も同様にして記録することができ
る。さらに、異なる長さのパケットでも時間情報等の情
報は同一形式にしておけば、記録再生処理が容易とな
る。パケットの長さが異なる場合の識別は、例えば後述
するフォーマット情報51で行えばよい。
【0020】図10は、データ記録領域7のヘッダ42
の構成例である。ヘッダ42は、フォーマット情報5
1、ブロック情報52、及び付加情報53により構成さ
れる。本実施例では、フォーマット情報51は、記録フ
ォーマットに関する情報であり、例えば12ブロック×
8ビットの6バイトで1つの情報を構成している。そし
て、この情報を複数回多重記録することにより、再生時
の検出能力を向上させている。6バイトのデータは、例
えば、1ブロックのサイズ、付加情報記録領域3の有
無、記録するプログラムの数、回転ヘッドの回転数、誤
り訂正符号の方式、記録モード、記録するデータの形式
等を記録する。
【0021】例えば、記録モードは、最大記録容量を規
定している。本実施例では、4ヘッドの回転ヘッドを用
い、回転数1800rpmで2チャンネル記録を行った
場合、約25Mbpsのデータを記録可能である。ここ
で、2回に1回の割合で記録を行えば、記録容量は約1
2.5Mbpsとなる。また、4回に1回の割合で記録
を行えば、記録容量は約6.25Mbpsとなる。この
場合、テープの送り速度を1/2または1/4にすれ
ば、テープ上のトラックパターンはほぼ同一となる。同
様にして、最大記録容量を25Mbpsの1/nにする
ことが可能である。記録時には、記録データの伝送レー
トを識別し、最適な記録モードを設定して記録を行い、
同時にどのモードで記録したかをフォーマット情報51
に記録しておく。例えば、25Mbpsの時には”
1”、12.5Mbpsの時には”2”、6.25Mb
psの時には”3”等とすればよい。
【0022】又、記録するデータの形式は、例えば、記
録するパケットのパケット長を規定する。1トラックに
記録するデータの量をパケット単位で制御し、記録した
数を記録しておくことにより、任意の伝送レートに対応
することができる。なお、制御は、1トラック、或は複
数トラック毎に行えばよい。また、パケット長を記録し
ておくことにより、任意の長さのパケットに対応するこ
とができる。
【0023】以上のように、フォーマット情報51に各
種情報を記録しておくことにより、再生時には、フォー
マット情報51を検出して記録モード等を識別し、再生
処理回路をそのモードに設定して再生することができ
る。
【0024】又、フォーマット情報51には可変速再生
用データの記録情報を記録しておいてもよい。即ち、可
変速再生時のヘッドの軌跡に対応した所定の位置に可変
速再生専用のデータを記録しておくことにより、可変速
再生時にも良好な再生画像を再生することができるよう
になる。そこで、このデータが記録されているかどう
か、或はどのような種類のデータが記録されているかを
このフォーマット情報51に記録しておき、再生時にそ
れを識別することにより、可変速再生への対応を容易に
することができる。
【0025】図11は、ブロック情報52の構成例であ
る。ブロック情報52は、ブロック単位でのデータの識
別を行うための情報である。本実施例では、データ情報
80は、このブロックに記録されているデータの種類を
識別する情報である。例えば、通常のパケットデータが
記録されているブロックでは0、有効なデータが記録さ
れていないブロックでは1、可変速再生用データが記録
されているブロックでは2、等とすればよい。又、ブロ
ック番号81は、パケットデータを図6に示したように
2ブロック単位で、或は図7に示したように3ブロック
単位で記録した時のブロックの順序を識別する情報であ
る。例えば、2ブロック単位で記録する場合には0〜
1、3ブロック単位で記録する場合には0〜2とする。
さらに、これらの情報により記録領域の終わりが識別で
きるようにしておけば、再生時の処理が容易となる。
【0026】図12は、図7、又は図8のパケット構成
で記録を行った時のデータ情報80とブロック番号81
の記録例である。91は通常のパケットデータを記録し
たブロック、92は可変速再生用データを記録したブロ
ック、93は未使用領域である。このように、可変速再
生用データ以外は前詰で記録することにより、任意の間
隔で入力されたパケットデータを効率よく記録すること
ができる。なお、間に無効なブロックが生じた場合に
は、そのブロックのデータ情報80を1としておけばよ
い。未使用領域93では、データ情報80を1とすると
共に、ブロック番号81を3としておくことにより、以
降データが存在しない事を検出できるようにしている。
又、再生時には、ブロック単位でデータ情報80を識別
し、0以外の場合にはそのブロックをとばして出力すれ
ばよい。これにより、可変速再生用データや無効データ
がどこに記録されていても再生時の互換を保つことがで
きる。また、それ以外の特殊データが記録されている場
合でも、そのブロックに異なるデータ情報を割り当てて
おけば問題ない。さらに、データ情報80が1でかつブ
ロック番号81が3であるブロックを識別することによ
り、記録領域の終わりを検出できる。これにより、不要
な領域をアクセスする必要がないため、再生時の負担を
軽減することができる。
【0027】図13は、前詰記録にしない場合、すなわ
ち、記録するパケットの位置を入力された時間に概ね対
応させて記録する場合の例である。この場合には、未使
用領域がトラック全体に分散して生じるため、特にデー
タの終わりを識別する必要はない。
【0028】付加情報53は、例えば、6ブロック×8
ビットの6バイトで一つの情報を構成し、最初の1バイ
トが情報の種類を表すアイテムコード、残りの5バイト
をデータとすることにより、いろいろな種類のデータを
記録することができる。例えば、記録時間等の情報や記
録信号の種類等を記録しておく。ここにフォーマット情
報51に関連して可変速再生データに関する明細な情報
を記録しておいてもよい。
【0029】図14は、記録再生信号処理回路200の
構成例である。201はデータを記憶しておく記憶回
路、202は記録時の誤り訂正符号の付加、及び再生時
の誤り訂正を行う誤り訂正回路、203は記録信号の生
成、及び再生信号の検出を行う記録再生回路、204は
記憶回路201、誤り訂正回路202、及び記録再生回
路203の制御を行うデータ制御回路である。
【0030】図15は、入出力回路300の構成例であ
る。301はパケット検出回路、302は時間情報制御
回路、303は時間情報付加回路、304、305はバ
ッファ、306は出力制御回路である。
【0031】以下、記録再生時の具体的な動作について
説明する。なお、本実施例では後述する時刻基準参照値
PCR、及びパケットストリームに予め付加されている
伝送時間情報の基準クロックは27MHzとする。又、
本記録再生装置の発振回路105で発振される内部基準
クロックの周波数は時間情報の基準クロックと同じ27
MHzを使用するものとする。なお、前記時間情報の基
準クロック、発振回路105で発振される内部基準クロ
ック共に、本実施例で説明する27MHzに限らず、他
の周波数、例えば54MHz等でもよい。この場合で
も、前記時間情報の基準クロックと発振回路105で発
振される内部基準クロックは同一周波数にしておけば、
記録再生処理を容易にすることができ、都合がよい。
又、データ入出力端子107から入出力されるパケット
の伝送レートは最大49.152MHzとする。
【0032】記録時には、図16(a)、又は(b)に
示すようなタイミングでデータ、及び同期クロックが入
出力端子107A、及び107Bから入出力回路300
に入力される。ここで、(a)は各パケット毎に予め時
間情報が付加されたパケットストリームの例(以下、パ
ケットストリームaとする)であり、401〜403は
伝送時間情報や各種制御情報等を含むヘッダ、411〜
413は圧縮映像信号等のディジタルデータである。
又、(b)は各パケット毎に予め伝送時間情報が付加さ
れていないパケットストリームの例(以下、パケットス
トリームbとする)であり、421〜423は同様に圧
縮映像信号等のディジタルデータである。以下、本実施
例では、ヘッダ401〜403は4バイトのデータ、デ
ィジタルデータ411〜413は140バイトの圧縮デ
ィジタル映像信号のデータ、421〜423は188バ
イトの圧縮ディジタル映像信号のデータとし、入力端子
107には後述するディジタル放送受信機で選択したプ
ログラムに応じて前記パケットストリームa、或はパケ
ットストリームbのいずれかが適宜入力されるものとす
る。なお、前記ディジタルデータ411〜413、及び
421〜423は図9のパケットデータ71に、又ヘッ
ダ401〜403は同じく図9の時間情報70、及び制
御情報73に相当する。
【0033】パケット検出回路301では、タイミング
生成回路103から出力されたクロックを用いてパケッ
トの先頭データの検出が行われる。パケット先頭の検出
は、例えば、パケット間のブランクを検出し、ブランク
後の最初のデータをパケット先頭データと判断する、等
の方法を用いればよい。同時に、1パケットのデータ長
の検出等を行う。例えば、パケットのデータ長を検出す
ることにより、パケットの種類の判別、及びパケットが
正常に伝送されたかどうかの判別が可能になる。即ち、
あらかじめ設定されているパケット長以外の長さのパケ
ットが検出された場合には、パケットが正常に伝送され
ていない、又は本記録再生装置に対応していないデータ
が伝送されたと判断し、この情報を制御回路106に出
力して記録動作を停止させることができる。
【0034】更に、前記パケット検出回路301では前
記入出力端子107からパケットストリームaが入力さ
れた場合には各パケット毎に予め付加されているヘッダ
401〜403等から伝送時間情報を検出し、時間情報
制御回路302に出力する。又、入出力端子107にパ
ケットストリームbが入力された場合には、パケット中
に含まれる、例えば後述する時刻基準参照値PCRを検
出して時間制御回路302に出力する。
【0035】なお、前記の入力されたパケットストリー
ムから、各パケット先頭に位置するヘッダの伝送時間情
報を検出して時間制御回路302に出力するか、或はパ
ケット中に位置する時刻基準参照値PCRを検出する
か、の切り替えは、制御回路106からの制御信号によ
り行う。即ち、パケット検出回路301でパケットと共
に伝送された制御情報を検出するか、又は入出力端子1
08より制御情報を入力し、前記制御情報より制御回路
106でパケットストリームの種別を判断する、或は使
用者が予め入力するパケットストリームの種別を指定し
ておく等の方法を用いればよい。以下、本実施例の説明
ではパケットストリームの種別により処理の切り替えが
必要な部分は制御回路106からの前記制御信号により
その処理を切り替えるものとする。
【0036】図17にヘッダ401〜403等の構成例
を示す。本実施例では、ヘッダ401〜403等は12
ビットの制御情報405と、20ビットの伝送時間情報
406の合計32ビット(4バイト)のデータで構成さ
れる。制御情報405には前記のパケットストリームの
種別を判別するための情報等を入れてもよいし、又ダミ
ーデータとして任意の信号を入れてもよい。伝送時間情
報406は、例えば20ビットのバイナリ数値を設定す
る。前記20ビットのバイナリ数値は、前記伝送時間情
報の基準クロックである27MHzで動作するカウンタ
が時刻t0〜t2等で指し示す値を入力しておく。即
ち、例えばヘッダ401内の伝送時間情報20ビットの
値とヘッダ402内の伝送時間情報20ビットの値の差
分を取ることでパケット間の間隔t1−t0がわかる。
前記パケット検出回路301における、パケットストリ
ームaが入力された場合の伝送時間情報の検出はこの2
0ビットの時間情報406を検出することにより行えば
よい。なお、前記伝送時間情報を示すバイナリ数値のビ
ット数は任意であり、又その内容も前記の説明の例のほ
か、例えば1つ目のパケットには任意の数値を、2つ目
以降のパケットには前のパケットとの時間間隔、即ち相
対時間差(t1−t0等)を入れるようにしてもよい。
【0037】図18に本実施例のパケットストリームb
で伝送される圧縮ディジタル映像信号データ421等の
構成例の略図を示す。本実施例では、1パケットの圧縮
ディジタル映像信号データは時刻参照値PCRを含むア
ダプテーションフィールド425、及び実データである
ペイロード433、同期バイト431、その他の制御情
報432の合計188バイトからなる。更に、アダプテ
ーションフィールド425はフィールド長434、オプ
ショナルフィールドのステータスを示すフラグ426、
オプショナルフィールド427等から構成される。フラ
グ426はオプショナルフィールド内の状況を示してお
り、各パケット毎にオプショナルフィールドの状況は異
なる。即ち、本実施例の1パケットの圧縮ディジタル映
像信号データでは前記時刻基準参照値PCRの有無は各
パケット毎に異り、パケット検出回路301における時
刻基準参照値PCRの検出は、まずこのフラグ426を
参照し、オプショナルフィールド427内に時刻基準参
照値PCR428が存在する場合には、時刻基準参照値
PCR428の実データ42ビットを検出して時間制御
回路302に出力するようにする。なお、パケットの構
成は、数パケットに少なくとも1つ、或は全部のパケッ
トに時刻参照値が含まれているものであれば、本実施例
のものに限らない。そのパケット構成にあわせて、パケ
ット検出回路301で時刻参照値を検出すればよい。
【0038】なお前記パケットストリームのうち、時刻
基準参照値PCRを持たないパケットではパケットの伝
送された時間に関する情報が無く、したがって、記録再
生処理を行った後は記録時と同じタイミングでの出力が
できなくなる。このため、パケットストリームbのよう
に各パケット毎に時間情報を持たないパケットが入力さ
れる場合には、時間情報付加回路303において、記録
時に全パケットに本記録再生装置の内部基準クロックで
生成した入力時間情報を付加してから記録を行う。この
処理により、再生時に前記付加した入力時間情報を基に
出力タイミングを制御して記録時のタイミングと同タイ
ミングでパケットの出力を行うことができる。なお、言
うまでもなく、各パケット毎に予め伝送時間情報を持つ
パケットに本記録再生装置の内部基準クロックで生成し
た入力時間情報を更に付加した場合等でも、前記説明と
同様に再生時に記録時のタイミングと同タイミングでパ
ケットの出力を行うことができる。
【0039】前記パケット検出回路301では、パケッ
トストリームaが入力端子107より入力された場合に
は、ヘッダ401等から検出された伝送時間情報406
を時間制御回路302に出力すると同時に、ヘッダ40
1等とディジタルデータ411等をそのまま時間情報付
加回路303に出力する。又、パケットストリームbが
入力端子107より入力された場合には、ディジタルデ
ータ421等から時刻基準参照値PCR428が検出さ
れた場合にはその値を時間制御回路302に出力すると
同時にディジタルデータ421を時間情報付加回路30
3に出力し、ディジタルデータ421から時刻基準参照
値PCR428が検出されなかった場合には時間制御回
路302への出力は行わずにディジタルデータ421の
時間情報付加回路303への出力のみ行う。
【0040】図19は時間情報制御回路302の構成例
である。321はタイミング生成回路103で生成され
た内部基準クロックで動作し、時間情報付加回路303
で付加される入力時間情報を生成するカウンタ、322
は加算器、323は前記パケット検出回路301から入
力する時間情報401等、或は時刻基準参照値PCR4
28の増加分と加算器322の出力の増加分の比率を算
出する演算器、324は前記演算器323の演算結果を
参照して前記カウンタ321に対する補正値を出力する
補正回路、325は加算器322の出力をデコードして
記録処理タイミング、及び回転ヘッド100の回転数の
基準となる1トラック、或は回転ヘッドの1回転の周期
信号を生成するための制御信号を生成するデコーダであ
る。
【0041】パケット検出回路301で検出された伝送
時間情報(前記パケットストリームaが入力されたと
き)、或は時刻基準参照値PCR(前記パケットストリ
ームbが入力されたとき)は、入力端子331から演算
回路323に入力される。一方、カウンタ321は回転
ヘッド100の回転周期に同期して動作しており、その
出力は補正回路324の出力と加算され、その結果が演
算回路323に入力される。なお、補正回路の出力は記
録開始直後は0である。
【0042】演算回路323、及び補正回路324の処
理を図20を用いて説明する。図において、501〜5
06はそれぞれ入力端子107に入力されるパケットデ
ータであり、ここではパケットストリームbが入力され
るものとする。前記パケットのうち、パケット501、
503、506は時刻基準参照値PCRを持つパケッ
ト、パケット502、504、505は時刻基準参照値
PCRを持たないパケットとし、前記パケット501、
503、506が入力された場合のみ、パケット検出回
路301において、前記時刻基準参照値PCR1、PC
R3、PCR6が検出され入力端子331より演算回路
323に入力される。
【0043】演算回路323では、時刻基準参照値PC
Rが新たに入力されるタイミングで、前記演算器内部に
記憶されていた時刻基準参照値PCR’と新たに入力さ
れたPCRとの差分(PCR−PCR’)、及び同様に
演算器内部に記憶されていた加算器322の出力TS’
と現在の加算器322の出力TSの差分(TS−T
S’)が算出される。即ち、パケット503の時刻基準
参照値PCR3が検出されるタイミングで、差分PCR
3−PCR1、及び差分TS3−TS1が算出される。
更に前記の差分PCR3−PCR1とTS3−TS1の
比較を行い、結果を補正回路324に出力する。
【0044】補正回路324では、演算回路323の出
力に従ってカウンタ321の出力値に所定の演算を施し
て加算器322に、補正値として出力する。即ち、差分
PCR3−PCR1が差分TS3−TS1より大きい場
合には、その比率に応じて、補正値出力が現在の補正値
より大きくなるように、又差分PCR3−PCR1が差
分TS3−TS1より小さい場合には補正値出力が現在
の補正値より小さくなるように、処理を行う。前記補正
値をもって、カウンタ321の出力値を適宜補正してい
く。なお、パケットストリームaが入力される場合には
時間情報401等が検出されるごとに、即ちパケットが
入力されるごとに前記の処理を行う。又、演算するビッ
ト数等も異なるが、それらは入力端子335からの制御
信号により切り替えればよい。
【0045】加算器322の出力は又デコーダ325に
入力され、記録処理タイミング、及び回転ヘッド100
の回転数の基準となる1トラック、或は回転ヘッド10
0の1回転の周期信号を生成する。
【0046】これにより、記録処理タイミング、及び回
転ヘッド100の回転数を入力したパケットデータの基
準クロック、及び時刻基準参照値PCRに同期させるこ
とが可能となる。記録時に伝送されたパケットデータの
基準クロックと記録処理タイミング、及び回転ヘッド1
00の回転数を同期させることにより、再生時には、発
振回路105で発振される記録再生装置の内部基準クロ
ックにより再生、及びパケット出力の制御を行えばよ
い。即ち、再生時に特別な同期化の処理を行わなくて
も、再生されるパケットの数と出力するパケットの数を
一致させることができる。
【0047】なお、本実施例では入力するパケットの基
準クロックと装置内部の基準クロックの偏差の補正を時
刻基準参照値PCRを用いて行っているが、この他パケ
ットの伝送された時間を指し示す情報があれば、前記周
波数の偏差の補正は可能である。
【0048】加算器322の出力は、パケットストリー
ムbが入力された場合には、更に各パケットデータの伝
送間隔を記憶するための入力時間情報として、出力端子
333より時間情報付加回路303に出力され、ここで
パケット検出回路301で検出された各パケットデータ
毎に付加される。ただし、パケットストリームaの場合
には時間情報付加回路303では何の処理も行わない。
【0049】本ディジタル信号記録再生装置内部で生成
する入力時間情報の構成の1例を図21、及び図22を
用いて説明する。
【0050】本実施例では出力端子333から出力され
る入力時間情報の周期は、例えば回転ヘッド100の回
転周期のn倍、又はn分の1と同期しており、26ビッ
トで構成されている。前記の26ビットは、例えば上位
の8ビットと下位18ビットに分割され、上位8ビット
は回転ヘッド100の回転周期の4分の1の周期で動作
し、上位8ビットはパケットデータ(の先頭)が伝送さ
れた位置を2分の1トラック単位で指し示し、又下位1
8ビットは前記2分の1トラック内での位置を内部基準
クロックの1クロック単位で指し示すようにする。
【0051】上位の8ビットは、例えば、記録モードが
25Mbpsの時には各2分の1トラック毎に0〜5
を、記録モードが12.5Mbpsの時には0〜11
を、又6.25Mbpsの時には0〜23を記録する。
下位の18ビットは記録モードには関らず内部基準クロ
ックの27Mhzに同期した、例えば、回転ヘッド10
0が30Hzで回転するときには0〜224999を、
又回転ヘッド100が29.97Hzで回転するときに
は0〜225224を記録する。図21に、一例とし
て、記録モードが25Mbps、回転ヘッド100の回
転周期が29.97Hzの時の入力時間情報の変化を図
示する。
【0052】図22に示すように、時間情報付加回路3
03ではパケットストリームbの各パケットデータ42
0に、出力端子333から出力された26ビットの入力
時間情報511と6ビットのダミーデータ、又は例えば
パケットの種別を示すような制御情報512を追加した
4バイトのデータを付加する。前記の出力端子333か
ら出力される入力時間情報は本実施例の構成に限らず、
本記録再生装置の基準クロック等を考慮して適当なビッ
ト数を設定すればよい。
【0053】時間情報(伝送時間情報、又は入力時間情
報)を付加されたパケットデータは、バッファ304を
介して出力端子312Aより記録再生信号処理回路20
0に出力される。バッファ304は、入力データの伝送
速度の変換を行うためのものである。本実施例のよう
に、伝送速度が約50Mbpsと高速の場合には、その
ままの速度で記憶回路201に記憶しようとすると、非
常に高速の記憶回路を使用する必要がある。一方、前述
のように、記録再生装置の平均最大記録レートは25M
bps程度であるから、記憶回路201はこの最大記録
レートに対応したレートに設定し、高速のバッファを介
して記憶回路201に記憶することにより、記憶回路の
動作速度を低くすることができる。
【0054】記録再生信号処理回路200では、入出力
端子211より入力された時間情報の付加されたパケッ
トデータを記憶回路201に、記録の1トラックに相当
する期間に入力されたパケットを1トラックに対応させ
て記憶する。また、この時にブロック情報52、データ
情報80等を付加する。ダミーデータを記録する位置に
は、固定データ、例えば、0データを記憶するようにし
ておけばよい。記憶回路201に記憶されたデータは、
誤り訂正回路202で誤り訂正符号を付加した後に、記
録再生回路203で同期信号20等の付加を行い、図2
の記録信号を生成し、入出力端子213より回転ヘッド
100に出力され磁気テープ109に記録される。
【0055】再生時は、記録再生信号処理回路200の
入力出力端子213より入力された再生信号が記録再生
回路203に入力される。記録再生回路203では、同
期信号の検出等を行い、再生信号中のデータを検出して
記憶回路201に記憶する。その後に、誤り訂正回路2
02で誤り訂正を行い、入出力端子211より入出力回
路300に出力する。
【0056】入出力端子211よりの出力は、再生され
たブロック情報52やデータ番号80、誤り訂正時に付
加されたフラグ等を識別し、誤りなく再生され、かつ、
有効なパケットのみを出力し、訂正不能となったパケッ
トなどは出力しない。これにより、異常なデータが出力
されることを防止することができる。
【0057】入出力回路300では、入力端子313B
より入力される、制御回路106からの制御信号により
出力制御回路307を出力モードに制御し、再生された
パケットデータを発振回路105で発振された基準クロ
ックに同期させて出力する。入力端子312Bより入力
されたパケットは、バッファ305に、例えば27Mb
ps(3.375byte/sec)で記憶される。各
パケットに付加されている時間情報と内部基準クロック
を参照し、バッファ305からパケットを、例えば4
9.152Mbpsで読み出して、記録データの入力さ
れた時のタイミングと同一のタイミングで出力する。こ
れにより入出力端子103からは、記録時に前記入力端
子103から入力されたのと同じタイミングでパケット
を出力することができる。
【0058】図23は出力制御回路306の構成例であ
る。340は再生されたデータより各パケットの時間情
報を検出する時間情報検出回路、341は内部基準クロ
ックで動作し、再生するパケットストリームの種別に応
じて、予め付加されている時間情報406等と同一の周
期か、或は時間情報付加回路303で付加した時間情報
511と同一の周期で動作するカウンタ、342は比較
回路、343はバッファ305からのデータ読み出しを
制御する読みだし制御回路、344はバッファ305か
ら読みだしたパケットデータの出力タイミングを制御す
る出力制御回路である。
【0059】以下、パケットストリームaを再生する場
合と、パケットストリームbを再生する場合に分けて説
明を行う。なお、前記パケットストリームの種別に応じ
て、カウンタ341、出力回路344等の処理を切り替
える必要があるが、これは再生されたフォーマット情報
51や、制御情報73、405、512等から判断し
た、制御回路106からの制御信号を入力端子353よ
り入力して切り替えるようにすればよい。
【0060】パケットストリームaが再生された場合に
ついて説明する。
【0061】読み出し制御回路343では、再生開始時
には、バッファ305に最初にパケットデータが入力さ
れてから所定時間経過後に、そのパケットデータをバッ
ファ305から読み出すように制御し、読みだしたパケ
ットデータを出力回路344に入力してデータと同期ク
ロックを生成して入出力端子107より出力する。同時
に、付加されている伝送時間情報406の20ビットデ
ータを時間情報検出回路340で検出し、カウンタ34
1にロードする。パケットストリームaが再生された場
合には、本実施例ではカウンタ341は20ビットで、
入力端子352より入力した内部基準信号により、伝送
時間情報406と同一の周期で動作するようにする。そ
の後、最初のパケットの出力が終了した時点でバッファ
305に記憶されている次のパケットデータの先頭の4
バイトを入力端子351Aより入力し、2番目のパケッ
トデータの伝送時間情報406、20ビットデータを時
間情報検出回路340で検出する。検出した伝送時間情
報406は比較回路342でカウンタ341の出力値と
比較し、その値が一致した時点で2番目のパケットデー
タをバッファ305から読み出して、前記先行して読み
だした2番目のパケットデータの先頭4バイトと一緒に
出力端子107より出力する。以下同様にして、伝送時
間情報の付加されたパケットデータを入出力端子107
から、図24に示すように、記録データが入力された時
と同一のパケット間隔で出力することができる。なお、
出力端子354A、及び354Bはそれぞれ出力するパ
ケットデータ、及びデータに同期した同期クロックの出
力端子である。
【0062】パケットストリームbが再生された場合に
ついて説明する。
【0063】読み出し制御回路343では、再生開始時
には、まず1番目のパケットデータの入力時間情報等を
含む先頭4バイトをバッファ305から読みだして時間
情報検出回路340に入力する。時間情報検出回路34
0では入力した4バイトのデータより入力時間情報51
1、本実施例では26ビットのデータを検出し、2分の
1トラック単位の位置を指し示す上位8ビットの内のL
SBを除く7ビットをカウンタ341の上位7ビットに
ロードする。更に26ビットの入力時間情報511、全
データを比較器342に出力する。パケットストリーム
bが再生された場合には、本実施例ではカウンタ341
は26ビットで入力端子352より入力した内部基準信
号により、入力時間情報511と同一の周期で動作する
ようにする。ただし、前記カウンタ341の下位18ビ
ットと上位8ビットの内のLSBは回転ヘッド100の
回転に同期させておく。その後、時間情報検出回路34
0から出力されたデータとカウンタ341の出力値が一
致した時点で1番目のパケットデータをバッファ305
から読みだすように制御し、出力回路344で同期クロ
ックを生成して入出力端子107より出力する。なお、
パケットストリームbが再生された場合には入出力端子
107から出力するデータはパケットデータ420のみ
である。続いて、2番目のパケットデータの先頭4バイ
トをバッファ305より読みだし、時間情報検出回路3
40で入力時間情報511の26ビットデータを検出
し、比較回路342に出力する。検出した入力時間情報
511がカウンタ341の出力値と一致した時点で2番
目のパケットデータをバッファ305から読み出し、出
力する。以下同様にして、入力時間情報の付加されたパ
ケットデータを入出力端子107から、図25に示すよ
うに、記録データが入力された時と同一のパケット間隔
で出力することができる。なお図中、521〜523は
時間情報付加回路で付加された、入力時間情報511と
制御情報等512をあわせた4バイトのデータである。
【0064】本実施例ではバッファ304とバッファ3
05は別々の構成としているが、両者を兼用としてもよ
い。又、時間情報制御回路302内のカウンタ321と
出力制御回路306内のカウンタ341もその動作クロ
ックが同一なので、周期等を切替制御できるようにして
兼用してもよい。
【0065】本実施例では、前記パケットストリーム
a、パケットストリームb共に同一の入出力端子107
より、図16(a)、(b)に示したパケットタイミン
グで入力されるものとして説明したが、本ディジタル信
号記録再生装置が入出力端子を2つ備え、前記2種のパ
ケットストリームが異なる入出力端子から入力されるも
のであってもよいし、又。図16(a)、(b)とは異
なる形式のディジタル信号が入力されてもよい。
【0066】図26は入出力信号の選択器の構成例であ
る。601は入出力制御回路、602はディジタルイン
タフェース、603は選択回路、604はバスドライバ
/レシーバ、611はパケットストリームの入出力端子
である。
【0067】例えば、入出力端子611には図16
(a)に示したような形式で予め伝送時間情報の付加さ
れたパケットデータか、或は図27に示す形式のデータ
が入出力されるものとする。
【0068】図27で701〜703は入出力端子61
1に接続された高速データバス上で、所定時間を1サイ
クルとしてサイクル毎に1回発生する基準信号、711
〜713、721〜723は前記高速データバスに接続
された本記録再生装置とは異なる機器に入出力されるデ
ータ、731〜733は本記録再生装置に入出力される
パケットデータである。本実施例で前記高速データバス
は、本ディジタル信号記録再生装置を含めた複数の機器
が数珠繋ぎに接続された高伝送レートのシリアルデータ
を伝送可能なデータバスであり、又各データ711〜7
13、721〜723、731〜733は前記基準信号
からの相対的な時間位置を示す相対時間情報をそれぞれ
持つデータであり、特に本記録再生装置に入出力される
データ731〜733は前記圧縮ディジタル映像信号4
21等188バイトに制御情報等4バイトを付加した合
計192バイトのデータを、前記圧縮ディジタル映像信
号の伝送レートに応じて、n分割したデータに前記高速
データバス上で必要な制御信号を付加したデータであ
る。例えば前記1サイクルが125μs、データ731
〜733が前記192バイトを8分割したは24バイト
データに制御信号を付加したデータとすると、前記圧縮
ディジタル映像信号は約1.5Mbpsまで伝送可能で
ある。
【0069】例えば、パケットストリームaが入出力端
子611から入力される場合には、制御回路106から
出力される制御信号を入力端子614Bから入力し、入
出力制御回路601を有効にすると共に、バスドライバ
/レシーバ604は入力したパケットストリームaを入
出力制御回路601に出力、選択回路603は入出力制
御回路601の出力を選択して、入出力端子613から
図1の入出力端子107に出力する。
【0070】又、図27に示すようなディジタルデータ
が入力端子611に入力された場合には、制御回路10
6からの制御信号によりディジタルインタフェース60
2を有効にする。記録時には、ディジタルインタフェー
ス602において、本記録再生装置に必要なディジタル
データ731〜733を基準信号701〜703を参照
して抽出し、前記基準信号701〜703の位置と前記
相対時間情報等の制御信号を参照してパケットデータ4
20を復元し、入出力端子613から図1の107に図
16(b)のパケットストリームの形式にして出力す
る。又再生時には、入出力端子613から入力した図1
6(b)の形式のパケットストリームの各パケットを7
31〜733のデータに分割し、基準信号701〜70
3を基準として図27のようなタイミングで前記データ
バスに伝送すればよい。
【0071】なお、選択回路603の切り替え制御等
は、入出力制御回路601、及びディジタルインタフェ
ース602の少なくともどちらか一方でディジタルデー
タの受信状況を監視し、その結果を制御回路106に出
力することにより、若しくは使用者が直接設定を行う事
により行えばよい。
【0072】図28は、本実施例のディジタル信号記録
再生装置とディジタル放送受信機との接続の例である。
800は本実施例のディジタル信号記録再生装置、80
1はディジタル放送受信機、802はアンテナ、807
は受像機である。また、803はチューナ、804はプ
ログラム選択回路、805は復号回路、806はインタ
ーフェース回路、808はディジタル信号記録再生装置
の入出力端子である。
【0073】アンテナ802で受信されたディジタル放
送信号は、チューナ803で復調された後に、プログラ
ム選択回路804で指定のプログラムのディジタル圧縮
映像信号を選択する。選択された圧縮ディジタル映像信
号は、復号回路805で通常の映像信号に復号されて受
像機806に出力される。また、受信信号にスクランブ
ル等の処理が行われているときは、選択回路804、或
は復号回路805においてそれを解除した後に復号処理
を行う。
【0074】ディジタル放送受信機801は、通常の受
信時には、受信した信号より、前記圧縮ディジタル信号
を復調し、この圧縮ディジタル信号を復号回路805に
より通常の映像信号、及び音声信号に復号してテレビ等
の受像機807に出力する。このディジタル圧縮信号
は、通常パケット形式で伝送され、パケットの伝送レー
トは、放送の内容によって変化する。また、パケットの
伝送間隔もエンコード時の処理に応じて変化する。復号
回路805では、このパケット形式のデータの中に含ま
れている情報、及びパケットの送られてきた間隔よりエ
ンコード時のフレーム周波数を再生して映像信号のデコ
ードを行う。
【0075】ディジタル放送受信機801からの記録時
には、インタフェース回路806において、前記パケッ
ト形式のデータの各パケットに時間情報を付加した図1
6の(a)の形式のデータか、又はそのまま図16
(b)の形式のデータを出力する。、或は、本記録再生
装置800とディジタル放送受信機801が前記高速デ
ータバスを介して接続されているならば、図27に示す
ように、サイクル毎に発生する基準信号701〜703
に基づいて前記ディジタル圧縮信号を所定のバイト長の
複数のデータに分割し、前記相対時間情報を付加して、
その他のディジタル信号と時分割で出力する。その後、
入力端子808から本ディジタル信号記録再生装置に入
力され、前記説明したような処理を施されて記録され
る。なお、前記入出力端子808は前述の入出力端子1
07、或は611に相当する。
【0076】又、ディジタル信号記録再生装置800で
再生された圧縮ディジタル映像信号等は、時間情報を参
照して記録時と同一のタイミング、即ち記録時と同一の
パケット間隔でインタフェース回路806に入力され
る。インタフェース回路806から出力されたディジタ
ル圧縮信号は、通常の受信時に選択回路804から出力
されるディジタル圧縮信号と同一のタイミングであり、
復号回路805において映像信号、及び音声信号の復号
が行われ、受像機807に出力される。
【0077】なお、本実施例では信号の入力と出力に兼
用の端子を用いているが、入力と出力を独立した端子を
用いて行ってもよい事は言うまでもない。
【0078】又本実施例では、記録処理、及び再生処理
の両方を行う記録再生装置を例にあげて説明を行った
が、前記説明した機能のうち、記録時の処理のみを行う
ディジタル信号記録装置としても本実施例で説明したも
のと同様の効果を得ることが可能である。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、記録処理タイミング、
回転ヘッドの回転周期等を伝送されるパケットデータの
時刻参照値、或は伝送時間情報の周期に同期させて記録
を行うことにより、再生時には、発振回路で発信される
本記録再生装置の内部基準クロックにより再生、及びパ
ケット出力の制御を行えばよく、即ち再生時に特別な同
期化の処理を行わなくても、再生されるパケットの数と
出力するパケットの数を一致させる事ができる。又、記
録時の同期は、回転ヘッド等の制御信号を生成する同期
制御カウンタの周期を補正することにより行っているた
め、PLLのようなクロックの同期化回路を設ける必要
が無く、ディジタル回路のみで構成することができる。
【0080】更に本発明によれば、予め伝送時間情報の
付加されているパケットストリームに対してはそのま
ま、又各パケット毎に伝送時間情報を持たないパケット
ストリームに対しては記録時に生成した入力時間情報を
各パケット毎に新たに付加するように処理を切替え、再
生時には再生されたパケットにパケット毎に付加されて
いる伝送時間情報、又は入力時間情報の何れかを参照す
るように切替えて出力制御することにより、入力するパ
ケットストリームに予め時間情報が付加されているか否
かに関らず、記録時と同じタイミングで各パケットの出
力を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル信号記録再生装置の1実施
例の構成図である。
【図2】1トラックの記録パターンの1例である。
【図3】各記録領域のブロック構成の1例である。
【図4】ID情報21の構成の1例である。
【図5】データ記録領域7における1トラックのデータ
の構成の1例である。
【図6】188バイトのパケット形式で伝送されたディ
ジタルデータをデータ記録領域41に記録する時のブロ
ック構成の1例である。
【図7】パケット71の長さを140バイトとした時の
ブロック構成の1例である。
【図8】パケット71の長さを140バイトとした時の
ブロック構成の他の例である。
【図9】図6、図7、又は図8のパケットの他の構成例
である。
【図10】データ記録領域7のヘッダ42の構成の1例
である。
【図11】ブロック情報52の構成の1例である。
【図12】データ情報80とブロック番号81の記録例
を説明する図である。
【図13】データ情報80とブロック番号81の他の記
録例を説明する図である。
【図14】記録再生信号処理回路200の構成の1例で
ある。
【図15】入出力回路300の構成の1例である。
【図16】入力端子107に入力されるデータ、及び同
期クロックのタイミングの1例である。
【図17】予め各パケットに付加されているパケットヘ
ッダ401等の構成の1例である。
【図18】本実施例の図16(b)に示すパケットスト
リームの圧縮ディジタル映像信号のパケット構造の説明
図である。
【図19】時間情報制御回路302の構成の1例であ
る。
【図20】演算回路323と補正回路324の動作を説
明する図である。
【図21】本発明のディジタル信号記録再生装置で生成
して付加する時間情報の構成の1例を説明する図であ
る。
【図22】時間情報を持たないパケットに本ディジタル
信号記録再生装置で生成した時間情報を付加したときの
パケットデータの構成の1例である。
【図23】出力制御回路306の構成図の1例である。
【図24】予め各パケットに時間情報の付加されている
パケットストリームの記録、及び再生タイミングを説明
する図である。
【図25】本発明のディジタル信号記録再生装置におい
て、各パケット毎に時間情報を付加するパケットストリ
ームの記録、及び再生タイミングを説明する図である。
【図26】入出力するパケットストリームを選択する選
択器の構成の1例である。
【図27】高速シリアルディジタルインタフェースの動
作、及び同データバス上を伝送されるディジタル信号を
説明する図である。
【図28】本発明のディジタル信号記録再生装置とディ
ジタル放送受信機との接続の1例を示す図である。
【符号の説明】
7…ディジタルデータ記録領域、20…同期信号、21
…ID情報、22…ディジタルデータ、23…C1パリ
ティ、41…映像信号データ、42…ヘッダ、43…C
2パリティ、51…フォーマット情報、70…時間情
報、71…パケットデータ、72…ダミーデータ、73
…制御情報、80…データ情報、81…ブロック番号、
100…回転ヘッド、101…キャプスタン、102…
サーボ回路、103…タイミング生成回路、104…タ
イミング制御回路、105…発振回路、106…制御回
路、109…磁気テープ、200…記録再生信号処理回
路、300…入出力回路、301…パケット検出回路、
302…時間情報制御回路、303…時間情報付加回
路、304、305…バッファ、306…出力制御回
路、321、341…カウンタ、322…加算器、32
3…演算回路、324…補正回路、325…デコーダ、
340…時間情報検出回路、342…比較回路、343
…読みだし制御回路、344…出力回路、401〜40
3…パケットヘッダ、406、511…時間情報、41
1〜413、420〜423…パケットデータ、426
…フラグ、428…時刻基準参照値PCR、501〜5
06…パケット、521〜523…パケットヘッダ、6
01…入出力制御回路、602…ディジタルインタフェ
ース、603…選択回路、604…バスドライバ/レシ
ーバ、701〜703…基準信号、731〜733…デ
ィジタル映像信号データ、800…ディジタル信号記録
再生装置、801…ディジタル放送受信器、802…ア
ンテナ、807…受像器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定バイト数のパケット形式で、かつ前記
    パケットの少なくとも2つ以上のパケットが伝送された
    時間を示す時刻参照値を有するディジタル信号に同期信
    号を付加してブロック形式とし、所定数個の前記ブロッ
    クにより1トラックのディジタル信号記録領域を形成し
    て磁気記録媒体上に記録するディジタル信号記録装置に
    おいて、 前記パケットの伝送された時間を示す入力時間情報を生
    成する時間情報生成回路と、前記ディジタル信号に前記
    パケット単位で前記入力時間情報を付加する時間情報付
    加回路と、前記ディジタル信号より前記ブロック形式の
    記録信号を生成する記録処理回路と、前記磁気記録媒体
    上に前記記録信号の記録を行う回転ヘッドと、前記回転
    ヘッドの回転数を制御する制御回路と、記録装置の動作
    の基準となるクロックを生成する発振回路と、を備え、 前記回転ヘッドの回転周期を、前記時刻参照値の周期に
    同期するように制御して記録を行うことを特徴とするデ
    ィジタル信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、前記所定バイト数のパケ
    ット形式のディジタル信号が有する時刻参照値を生成し
    たクロックと、前記回転ヘッドの回転を制御する制御信
    号を生成する前記発振回路で生成されたクロックとの偏
    差を検出する検出回路を備え、 記録時には前記検出回路で検出した偏差に応じて、前記
    回転ヘッドの回転周期を、前記時刻参照値の周期と同期
    するよう制御することを特徴とする請求項1記載のディ
    ジタル信号記録装置。
  3. 【請求項3】前記検出回路は、前記発振回路で生成され
    たクロックで動作する同期制御カウンタと、前記同期制
    御カウンタの値を記憶する第1のレジスタと、前記時刻
    参照値を記憶する第2のレジスタと、演算回路と、を備
    え、 前記時刻参照値を新たに入力するタイミングで、前記同
    期制御カウンタと前記第1のレジスタの出力との差分
    と、前記入力した時刻参照値と前記第2のレジスタの出
    力との差分とから前記偏差を演算し、同時に前記同期制
    御カウンタの出力を前記第1のレジスタに、又前記時刻
    参照値を前記第2のレジスタに、それぞれ新たに記憶す
    るように動作することを特徴とする請求項2記載のディ
    ジタル信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記時間情報生成回路は、前記発振回路で
    生成されたクロックで、前記検出回路で検出した偏差に
    応じて制御された前記回転ヘッドの回転周期と同期して
    動作する時間情報生成カウンタを備え、 前記時間情報生成カウンタの出力を前記ディジタル信号
    に付加する入力時間情報として出力することを特徴とす
    る請求項3記載のディジタル信号記録装置。
  5. 【請求項5】所定バイト数のパケット形式で、かつ前記
    パケットの少なくとも2つ以上のパケットが伝送された
    時間を示す時刻参照値を有するディジタル信号に同期信
    号を付加してブロック形式とし、所定数個の前記ブロッ
    クにより1トラックのディジタル信号記録領域を形成し
    て磁気記録媒体上に記録再生するディジタル信号記録再
    生装置において、 前記パケットの伝送された時間を示す入力時間情報を生
    成する時間情報生成回路と、前記ディジタル信号に前記
    パケット単位で前記入力時間情報を付加する時間情報付
    加回路と、記録時には前記ディジタル信号より前記ブロ
    ック形式の記録信号を生成し、再生時には再生信号より
    前記ディジタル信号の検出を行う記録再生処理回路と、
    前記磁気記録媒体上に前記記録信号の記録、及び再生を
    行う回転ヘッドと、前記回転ヘッドの回転数を制御する
    制御回路と、記録再生装置の動作の基準となるクロック
    を生成する発振回路と、を備え、 記録時には前記回転ヘッドの回転周期を、前記時刻参照
    値の周期に同期するように制御して記録を行い、再生時
    には前記回転ヘッドを一定の回転周期で回転するように
    制御し、再生された前記ディジタル信号を前記入力時間
    情報に応じて記録時と同一のタイミングで出力すること
    を特徴とするディジタル信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記制御回路は、前記所定バイト数のパケ
    ット形式のディジタル信号が有する時刻参照値を生成し
    たクロックと、前記回転ヘッドの回転を制御する制御信
    号を生成する前記発振回路で生成されたクロックとの偏
    差を検出する検出回路を備え、 記録時には前記検出回路で検出した偏差に応じて、前記
    回転ヘッドの回転周期を、前記時刻参照値の周期と同期
    するよう制御することを特徴とする請求項5記載のディ
    ジタル信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記検出回路は、前記発振回路で生成され
    たクロックで動作する同期制御カウンタと、前記同期制
    御カウンタの値を記憶する第1のレジスタと、前記時刻
    参照値を記憶する第2のレジスタと、演算回路と、を備
    え、 前記時刻参照値を新たに入力するタイミングで、前記同
    期制御カウンタと前記第1のレジスタの出力との差分
    と、前記入力した時刻参照値と前記第2のレジスタの出
    力との差分とから前記偏差を演算し、同時に前記同期制
    御カウンタの出力を前記第1のレジスタに、又前記時刻
    参照値を前記第2のレジスタに、それぞれ新たに記憶す
    るように動作することを特徴とする請求項6記載のディ
    ジタル信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記時間情報生成回路は、前記発振回路で
    生成されたクロックで、前記検出回路で検出した偏差に
    応じて制御された前記回転ヘッドの回転周期と同期して
    動作する時間情報生成カウンタを備え、 前記時間情報生成カウンタの出力を前記ディジタル信号
    に付加する入力時間情報として出力することを特徴とす
    る請求項7記載のディジタル信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記発振回路で生成されたクロックによ
    り、前記入力時間情報と同一の周期で動作する出力制御
    カウンタを備え、再生時には、前記出力制御カウンタの
    値と再生されたパケットに付加された前記入力時間情報
    が一致したときに前記1パケットのディジタル信号を出
    力することを特徴とする請求項5乃至8記載のディジタ
    ル信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】所定バイト数のパケット形式で、かつ前
    記パケットの少なくとも2つ以上のパケットが伝送され
    た時間を示す時刻参照値を有するディジタル信号、又は
    所定バイト数のパケット形式で、かつ前記パケット毎に
    パケットの伝送された時間を示す伝送時間情報が予め付
    加されたディジタル信号、の何れかに同期信号を付加し
    てブロック形式とし、所定数個の前記ブロックにより1
    トラックのディジタル信号記録領域を形成して磁気記録
    媒体上に記録再生するディジタル信号記録再生装置にお
    いて、 前記パケットの伝送された時間を示す入力時間情報を生
    成する時間情報生成回路と、前記ディジタル信号に前記
    パケット単位で前記入力時間情報を付加する時間情報付
    加回路と、記録時には前記ディジタル信号より前記ブロ
    ック形式の記録信号を生成し、再生時には再生信号より
    前記ディジタル信号の検出を行う記録再生処理回路と、
    前記磁気記録媒体上に前記記録信号の記録、及び再生を
    行う回転ヘッドと、前記回転ヘッドの回転数を制御する
    制御回路と、記録再生装置の動作の基準となるクロック
    を生成する発振回路と、を備え、 記録時には前記回転ヘッドの回転周期を、前記ディジタ
    ル信号に応じて、前記時刻参照値、又は前記伝送時間情
    報の周期に同期するように切替え制御し、更に前記時間
    情報付加回路において、予めパケット毎に伝送時間情報
    が付加されているディジタル信号には前記入力時間情報
    を付加せず、それ以外のディジタル信号には前記パケッ
    ト単位で前記入力時間情報を付加するように制御して記
    録を行うことを特徴とするディジタル信号記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】前記発振回路で生成されたクロックで動
    作する出力制御カウンタを備え、 再生時には前記回転ヘッドを一定の回転周期で回転する
    ように制御して再生を行い、更に前記出力制御カウンタ
    の動作周期を、再生された前記ディジタル信号に応じ
    て、前記伝送時間情報、又は入力時間情報の周期と同一
    の周期となるように切替え制御し、再生されたパケット
    に付加された伝送時間情報、又は入力時間情報と前記出
    力制御カウンタの出力が一致した時に前記1パケットの
    ディジタル信号を出力するように制御することを特徴と
    する請求項10記載のディジタル信号記録再生装置。
JP4580596A 1996-03-04 1996-03-04 ディジタル信号記録装置及び記録再生装置 Pending JPH09237470A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100531155B1 (ko) * 1998-12-16 2006-01-27 엘지전자 주식회사 기록 디지털 데이터 스트림의 타임 맵 정보 생성 기록방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100531155B1 (ko) * 1998-12-16 2006-01-27 엘지전자 주식회사 기록 디지털 데이터 스트림의 타임 맵 정보 생성 기록방법

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