JPH11177581A - データ送信装置,データ受信装置およびデータ記録装置 - Google Patents

データ送信装置,データ受信装置およびデータ記録装置

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JPH11177581A
JPH11177581A JP21458098A JP21458098A JPH11177581A JP H11177581 A JPH11177581 A JP H11177581A JP 21458098 A JP21458098 A JP 21458098A JP 21458098 A JP21458098 A JP 21458098A JP H11177581 A JPH11177581 A JP H11177581A
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坦 北浦
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義隆 三井
Akiyoshi Maeda
朗善 前田
Hiroyuki Kaminaka
浩之 上仲
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送装置において、MPEG2エンコ
ーダから出力されたプログラムストリームのデータを、
MPEG2トランスポートストリームに変換せずに、1
394I/Fを用いて伝送することを可能とする。 【解決手段】 MPEG2エンコーダにより出力された
MPEG2プログラムストリームのデータを、MPEG
2トランスポートストリームのパケットサイズ程度に小
さく分割するデータ分割器104と、該データ分割器か
ら出力されるパックにヘッダを付加してパケットを生成
するパケット生成器105とを備え、該パケットを、1
394I/Fとしてのデータ送信器107を介してネッ
トワークN上に出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置,
データ受信装置,データ記録装置に関し、特に、MPE
G(moving picture expert group )2エンコーダの出
力データや光ディスク等の記録媒体に記録されたMPE
G2プログラムストリームのデータを、IEEE139
4方式等の通信媒体(インターフェイス)を介して送
信,受信,あるいは記録するよう構成した装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データのシリアル伝送方式とし
て、上記IEEE1394方式が注目されている。この
IEEE1394方式では、データ伝送のベースレート
として、100Mbps,200Mbps,400Mb
psのうちのいずれかを用い、125μs(マイクロ
秒)をデータ伝送の1サイクルとしている。
【0003】また、IEEE1394方式では、2つの
通信方法、つまり、送信要求に応じて直ちにデータの送
信が行われるアイソクロノス通信(同期通信)と、場合
によってはデータの送信が送信要求の発生から遅れて行
われるアシンクロナス通信(非同期通信)が定義されて
いる。
【0004】上記アイソクロノス通信は、AV(Audio
Video )データのようなリアルタイム性が要求されるデ
ータの伝送に用いられる通信方法である。このアイソク
ロノス通信では、データ伝送の開始に先立って、まず、
データを伝送するのに必要な帯域を取得し、あらかじめ
取得した帯域を使って1サイクル(125μs)に一
度、少なくとも1パケットのデータの伝送を行う。これ
により、データ伝送のリアルタイム性が保証される。
【0005】一方、上記アシンクロナス通信は、コマン
ド等のコンピュータデータや静止画データの伝送のよう
に、リアルタイム性が要求されないデータの伝送に用い
られる通信方法である。これは、従来のSCSI(smal
l computer system interface )方式等の伝送方式と同
等な方式であると考えることができる。
【0006】現在、アイソクロノス通信を用いたAVデ
ータの伝送としては、ディジタルVCR(Video Casset
te Recorder )用データの伝送方法、MPEG2トラン
スポートストリームのデータの伝送方法等が定義されて
いる。
【0007】以下簡単に、従来のIEEE1394方式
のインターフェイス(以下,1394I/Fと略記す
る。)を用いたネットワークNでの通信方法について説
明する。図36(a) は、3つの端末装置が上記1394
I/Fを介して接続されたネットワークを模式的に示し
ている。ここでは、端末装置Aはデジタルビデオカメラ
(DVC)、端末装置Bは画像データとしてMPEG2
のトランスポートストリーム(以下TSと略記する。)
を出力する構成のパーソナルコンピュータ(以下パソコ
ンと略記する。)、端末装置Cは画像データの受信装置
であり、上記端末装置Aは、上記ネットワーク上に12
5μs毎にサイクルスタートパケットを出力するメイン
端末装置となっている。また、このメイン端末装置A
は、各端末がデータ伝送に使用する周波数帯域の割り当
てをも行う構成となっている。
【0008】上記1394I/Fでは、1サイクル期間
に対して、アイソクロノス通信に利用される時間と、ア
シンクロノス通信に利用される時間とが割り当てられて
おり、1サイクル期間の80パーセントがアイソクロノ
ス通信に、残りの20パーセントがアシンクロノス通信
に利用されるようになっている。そして、各端末装置
は、リアルタイム性の要求されるデータについてはアイ
ソクロノス通信によりデータ伝送を行い、リアルタイム
性の要求されないデータについてはアシンクロノス通信
によりデータ伝送を行う。
【0009】まず、各端末装置A〜Cは、データ伝送に
必要な周波数帯域をメイン端末装置Aに対して宣言し、
データ伝送に使用する帯域の使用の許可を求める。許可
されれば、データ送信にはその帯域を利用する。許可さ
れなければ、帯域幅を縮小する等して、再度使用許可を
求める。この帯域の使用許可が得られると、各端末装置
は、アイソクロノス通信を行う必要があるときは、上記
1サイクル期間中に少なくとも一回はアイソクロノス通
信によりパケットデータを伝送可能となる。
【0010】以下、データ送信の具体的な場合として、
端末装置A及び端末装置Bがアイソクロノス通信による
データ伝送を行い、端末装置Cがアシンクロノス通信に
よるデータ送信を行う場合について、図36(b) の模式
図を用いて説明する。
【0011】上記メイン端末装置Aは、上記各サイクル
毎にその先頭位置を示すサイクルスタートパケットSt
1,St2,St3,・・・を出力するとともに、各サ
イクル毎にアイソクロノス通信パケットAiso1,Aiso
2, Aiso3,・・・を出力する。また、上記端末装置B
は、上記各サイクル毎にアイソクロノス通信パケットB
iso1,Biso2, Biso3,・・・を出力する。また、上記
端末装置Cは、上記サイクルスタートパルスSt1及び
St2間の1サイクル期間では、アイソクロノス通信パ
ケットAiso1,Biso1の後に、アシンクロノス通信パケ
ットCasyn1 を出力する。
【0012】なお、複数の端末装置がアシンクロノス通
信パケットを出力する場合には、各端末装置から出力さ
れるアシンクロノス通信パケットには、上記ネットワー
クN中でその送信要求がメイン端末装置に早く届いた端
末装置に対応するものから順に優先順位が設定され、1
サイクル中で送信できなかった端末装置のアシンクロノ
ス通信パケットは、次のサイクル中で送信されることと
なる。
【0013】一方、DVD(ディジタルバーサタイルデ
ィスク)−Video規格では、記録媒体であるDVD
ディスクに、圧縮符号化された映像データや音声データ
を記録する方法が規定されている。
【0014】DVD等の記録媒体から、圧縮符号化され
た映像データや音声データを読み出して、AV復号化を
行う場合を考える。この場合、一般的に記録媒体からの
データの読み出しは、記録媒体を通常のデータ処理速度
に対応する回転速度よりも高速度で回転させることによ
り、間欠的に行われる。
【0015】従って、図37に示すように、DVDプレ
ーヤ等の再生装置10は、AV復号化器13の前段にバ
ッファ12を有し、DVDディスク等の記録媒体1から
のデータ読出速度と、データ処理速度との違いを、上記
バッファ12での読出データの蓄積により吸収させる構
成となっている。なお、図37中、11は、DVDディ
スク1からデータを読み取るための光ヘッド、14は上
記AV復号化器13の出力に基づいて画像データの表示
や音声データの出力を行うテレビジョン等の表示装置で
ある。
【0016】このような構成のDVDプレーヤでは、記
録媒体1からバッファ12へのデータ転送は、バッファ
12のデータ蓄積量に基づいて制御される。また、上記
バッファ12からAV復号化器13へのデータDaの転
送は、AV復号化器13からの要求Reに応じてバッフ
ァ12からデータが出力されることにより行われる。
【0017】ここで、このような構成を有するDVDプ
レーヤ等に、図38に示すように、ディジタルインター
フェース(I/F)15が付加された機器を考える。
【0018】送信側の機器10では、記録媒体1からバ
ッファ12へのデータ転送を行った後、ディジタルイン
ターフェース15にデータを出力する。一方、受信側の
機器20では、ディジタルインターフェース21を介し
てデータを受信し、受信したデータをAV復号化器22
により復号化してTV等に出力する。
【0019】この場合、受信側機器20のAV復号化器
22からの要求Rq2に応じて、送信側バッファ12か
らデータが出力されることとなるため、この要求Rq2
が受信側及び送信側のディジタルインターフェース2
1,15を介して行われなければならないという問題が
あった。
【0020】また、複数の機器がデータを受信する場
合、AV復号化器の動作が機器によって異なる可能性が
あるため、受信側の各機器からの要求に応じて送信側の
機器はデータを出力しなければならない。したがって、
送信側の機器では、記録媒体からのデータの読み出しを
非常に高速にしなければならないという問題もあった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MPE
G2プログラムストリームエンコーダから出力されるデ
ータや、DVDに記録されたデータは、MPEG2プロ
グラムストリーム形式のデータ(以下、PS形式のデー
タともいう。)であり、このようなPS形式のデータを
1394I/Fを介して伝送するには、つまり、上記従
来のMPEG2トランスポートストリーム形式のデータ
(以下、TS形式のデータともいう。)の伝送方法で伝
送するには、データを、PS形式からTS形式に変換し
なければないないという課題があった。
【0022】以下、DVDに記録されたPS形式のデー
タを、1394I/Fを介して送信側から受信側に伝送
する場合の問題点について、図39を用いて説明する。
図39は、図38に示す送信側機器10及び受信側機器
20におけるインターフェイス15及び21の詳細な構
成を示している。この送信側機器10のインターフェイ
ス15は、バッファ12から出力されるPS形式のデー
タをTS形式のデータに変換する変換部15aと、該変
換部15aの出力に接続された送信側1394I/F1
5bとから構成されている。また、上記受信側機器20
のインターフェイス21は、送信側からのTS形式のデ
ータをネットワークNを介して受信する受信側1394
I/F21aと、その出力であるTS形式のデータをP
S形式のデータに変換する変換部21bから構成されて
いる。
【0023】このようにDVDに記録されたPS形式の
データを1394I/Fを介して送伝送するには、送信
側ではPS形式のデータをTS形式のデータに変換し、
受信側ではTS形式のデータをPS形式のデータに変換
する必要がある。
【0024】ところが、上記データの変換には以下のよ
うな種々の問題がある。まず、PS形式のデータとTS
形式のデータではヘッダにおけるデータの記述内容がこ
となるため、ヘッダの情報を変更しなければならず、煩
雑なデータ処理が必要となる。
【0025】また、PS形式のデータ及びTS形式のデ
ータともに、デコーダで使用するためのクロック基準
(時間データ)が組み込まれている。これらの情報は、
PS形式のデータではSCR(System Clock Referenc
e)、TS形式のデータではPCR(Program Clock Ref
erence )と呼ばれ、MPEG2の規格では、SCRの
最大間隔は700ms、PCRの最大間隔は100ms
と規定されており、PS形式のデータからTS形式のデ
ータへのデータ変換の際には、より細かいクロック基準
を作成しなければならず、精度の高いタイミング信号を
生成する回路が必要となる。
【0026】さらに、PS形式のデータには、DVD特
有のデータ(Navigationデータ等)がプライベートスト
リームの形式で含まれているが、PS形式のデータの変
換により得られたTS形式のデータをTS用デコーダで
デコーダする場合には、プライベートストリーム形式の
DVD特有のデータをデコーダすることができない。こ
のため、受信側では、1394I/F21aから出力さ
れるTS形式のデータをPS形式のデータに逆変換する
必要があり、受信側機器の構成が複雑なものとなる。
【0027】また、送信側機器が、図40に示すよう
な、TV信号をエンコードしてDVD等の記録媒体1に
記録するDVDレコーダ10bである場合でも、上記D
VDレコーダ10と同様、MPEG2エンコーダ(エレ
メンタリ/システム)16から出力されるPS形式のデ
ータを、TS形式のデータに変換する変換部17を備
え、この変換部17の出力が1394I/F18を介し
てネットワークN上に出力されるように構成する必要が
ある。
【0028】さらに上記のようなDVD等の記録媒体に
は、データが誤り訂正符号化(ECC:Error Correcti
on Code )され、さらに変調が施されて記録されてい
る。このような光ディスク等の記録媒体からデータを読
み出す場合には、トラックジャンプの失敗や、ECC
(エラーコレクションコード)復号の際のエラーが生じ
て、同じデータを再度読み出した時には、バッファがア
ンダーフローを起こす場合がある。
【0029】このような場合、送信側のAV復号化器か
らバッファへのデータ要求があってもデータは出力され
ないか、またはデータが出力されても正しいデータが出
力されない。ディジタルインターフェースに出力される
データも送信側のAV復号化器に入力されるデータと同
様である。したがって上記従来の方法では、受信側のA
V復号化器では正しい復号動作を行うことができず、不
正な映像信号や音声信号が再生される。つまり上記従来
のDVDプレーヤ等の機器では、送信側の機器にて光デ
ィスク等の記録媒体からデータを読み出す際にエラーが
起こった場合、読み出したデータをディジタルインター
フェースを介して受信側に伝送しても、受信側では正し
くAV復号化ができないという課題があった。
【0030】本発明は、上記のような状況を鑑みてなさ
れたものであり、MPEG2エンコーダから出力され
た、あるいは記録媒体に記録されたMPEG2プログラ
ムストリームのデータを、MPEG2トランスポートス
トリームに変換せずに、1394I/Fを用いて伝送す
ることができるデータ伝送装置を提供することを目的と
する。
【0031】本発明は、1394I/Fを用いて伝送さ
れたMPEG2プログラムストリームのデータを受信し
て正しく復号化することができるデータ受信装置、及び
1394I/Fを用いて伝送されたMPEG2プログラ
ムストリームのデータを、所定の記録形式で記録媒体に
記録することができるデータ記録装置を得ることを目的
とする。
【0032】本発明は、記録媒体に記録されたデータを
伝送する際に、送信側でバッファのアンダーフローやE
CCエラーが発生した場合でも、受信側で正しく復号化
が行われるようデータ送信を行うことができるデータ伝
送装置、および該データ伝送装置から送信されたデータ
を正しく復号化することができるデータ受信装置を得る
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係るデータ送信装置は、所定のネットワークに接続され
たデータ送信装置であって、複数種類の符号化データを
受け、これらの符号化データを第1のデータ単位毎に結
合して第1の符号化ストリームを生成する符号化手段
と、上記第1の符号化ストリームを、所定のデータサイ
ズを有する第2のデータ単位毎に分割して、該第2のデ
ータ単位である分割パックに対応する分割パックデータ
を生成する分割手段と、上記各分割パックデータにヘッ
ダ情報を付加して、データ伝送の単位であるパケットに
対応するパケットデータを生成するパケット生成手段
と、 上記各パケットデータを、上記第1の符号化スト
リームとはデータ構造が異なる第2の符号化ストリーム
としてネットワーク上に出力する送信手段とを備えたも
のである。
【0034】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
データ送信装置において、上記符号化手段として、上記
複数種類の符号化データを受け、上記第1の符号化スト
リームとしてMPEG2プログラムストリームを生成し
出力するシステムエンコード手段を備えたものである。
【0035】この発明(請求項3)は、請求項2記載の
データ送信装置において、上記分割手段を、上記第1の
符号化ストリームの分割を、上記各分割パックには同一
種類の符号化データのみが含まれるよう行う構成とした
ものである。
【0036】この発明(請求項4)は、請求項3記載の
データ送信装置において、上記パケット生成手段を、生
成されるすべてのパケットのサイズが同一サイズとなる
よう、上記所定のデータサイズより小さいサイズを有す
る分割パックには、スタッフィングデータを付加してパ
ケットデータを生成するよう構成したものである。
【0037】この発明(請求項5)に係るデータ送信装
置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装置
であって、記録媒体に所定のデータサイズを有するセク
タ単位毎に分割して記録されているデータを、上記セク
タ毎に読み出す読み出し手段と、上記読み出し手段によ
り読み出された各セクタに対応するデータを、上記セク
タのデータサイズよりも小さいデータサイズを有するデ
ータ単位毎に分割して、該データ単位である分割パック
に対応する分割パックデータを生成する分割手段と、上
記各分割パックデータにヘッダ情報を付加して、データ
伝送の単位であるパケットに対応するパケットデータを
生成するパケット生成手段と、上記各パケットデータを
符号化ストリームとしてネットワーク上に出力する送信
手段とを備えたものである。
【0038】この発明(請求項6)は、請求項5記載の
データ送信装置において、上記分割手段を、上記各セク
タに対応するデータの分割を、該各セクタにおける先頭
データが分割パックの先頭データとなるよう行う構成し
たものである。
【0039】この発明(請求項7)は、請求項5または
6記載のデータ送信装置において、上記パケット生成手
段を、上記セクタの先頭データを含む分割パックには、
該先頭データを含むことを示す情報を付加してパケット
データを生成するよう構成したものである。
【0040】この発明(請求項8)は、請求項7記載の
データ送信装置において、上記送信手段を、少なくとも
1つのパケットデータを一定の伝送レートでもって上記
ネットワーク上へ出力するパケット単位のデータ伝送
を、一定時間毎に繰り返し行い、この際、上記送信手段
における伝送要求と同期して上記データ伝送を行うアイ
ソクロノス通信で用いられるアイソクロノスパケットの
ヘッダに、上記先頭データを含むことを示す情報を付加
する構成としたものである。
【0041】この発明(請求項9)は、請求項7記載の
データ送信装置において、上記先頭データを含むことを
示す情報を、上記各セクタに対応する複数の分割パック
の数を示すカウンタ値としたものである。
【0042】この発明(請求項10)は、請求項5ない
し7のいずれかに記載のデータ送信装置により符号化ス
トリームとして出力されるパケットデータを受信するデ
ータ受信装置であって、上記パケットデータを受信し、
そのヘッダ情報の解析により各パケットに対応する上記
分割パックデータを出力する受信手段と、該受信手段か
ら出力された分割パックデータを結合して、上記セクタ
に対応するデータを生成する結合手段とを備えたもので
ある。
【0043】この発明(請求項11)は、請求項5ない
し7のいずれかに記載のデータ送信装置により符号化ス
トリームとして出力されるパケットデータを受信して記
録するデータ記録装置であって、上記パケットデータを
受信し、そのヘッダ情報の解析により各パケットに対応
する上記分割パックデータを出力する受信手段と、該受
信手段から出力された分割パックデータを結合して、上
記セクタに対応するデータを生成する結合手段と、該結
合手段から出力されたセクタに対応するデータを、セク
タ構造を有する記録媒体に記録する記録手段とを備えた
ものである。
【0044】この発明(請求項12)は、請求項5ない
し7のいずれかに記載のデータ送信装置において、上記
セクタのデータサイズを、2048バイトとしたもので
ある。
【0045】この発明(請求項13)は、請求項10記
載のデータ受信装置において、上記セクタのデータサイ
ズを、2048バイトとしたものである。
【0046】この発明(請求項14)は、請求項11記
載のデータ記録装置において、上記セクタのデータサイ
ズを、2048バイトとしたものである。
【0047】この発明(請求項15)は、請求項5ない
し7のいずれかに記載のデータ送信装置において、上記
記録媒体を、MPEG2プログラムストリームのデータ
が所定の信号処理を施されて記録された構成としたもの
である。
【0048】この発明(請求項16)は、請求項10記
載のデータ受信装置において、上記記録媒体を、MPE
G2プログラムストリームのデータが所定の信号処理を
施されて記録された構成としたものである。
【0049】この発明(請求項17)は、請求項11記
載のデータ記録装置において、上記データ送信側の記録
媒体を、MPEG2プログラムストリームのデータが所
定の信号処理を施されて記録された構成としたものであ
る。
【0050】この発明(請求項18)に係るデータ送信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装
置であって、記録媒体に記録されたデータを読み出すデ
ータ読み出し手段と、該データ読み出し手段により読み
出されたデータを一時蓄積するバッファ手段と、該バッ
ファ手段より出力されたデータをネットワーク上に出力
するデータ送信手段とを備え、上記データ送信手段を、
上記バッファ手段がアンダーフロー状態となったとき、
上記バッファ手段でアンダーフローが生じたことを示す
アンダーフロー情報を上記ネットワーク上に出力するよ
う構成したものである。
【0051】この発明(請求項19)に係るデータ送信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装
置であって、記録媒体に記録されたデータを読み出すデ
ータ読み出し手段と、該データ読み出し手段により読み
出されたデータを一時蓄積するバッファ手段と、上記バ
ッファ手段より出力されたデータにヘッダ情報を付加し
て、データ伝送単位であるパケットに対応するパケット
データを生成するパケット生成手段と、該パケット生成
手段より出力されたパケットデータをネットワーク上に
出力するデータ送信手段とを備え、上記パケット生成手
段を、上記バッファ手段がアンダーフロー状態となった
とき、上記バッファ手段でアンダーフローが生じたこと
を示すアンダーフロー情報を上記パケットのヘッダ部に
付加して上記データ送信手段に出力するよう構成したも
のである。
【0052】この発明(請求項20)は、請求項19記
載のデータ送信装置において、上記データ送信手段を、
少なくとも1つのパケットデータを一定の伝送レートで
もって上記ネットワーク上へ出力するパケット単位のデ
ータ伝送を、一定時間毎に繰り返し行う構成とし、上記
パケット生成手段を、上記データ送信手段における伝送
要求と同期して上記データ伝送を行うアイソクロノス通
信で用いられるアイソクロノスパケットのヘッダに、上
記アンダーフロー情報を付加する構成としたものであ
る。
【0053】この発明(請求項21)は、請求項18記
載のデータ送信装置において、上記データ送信手段を、
上記バッファ手段がアンダーフロー状態となったとき、
上記バッファ手段でアンダーフローが生じたことを示す
アンダーフロー情報として、所定パターンのデータを上
記ネットワーク上に出力するよう構成したものである。
【0054】この発明(請求項22)は、請求項21記
載のデータ送信装置において、上記所定パターンのデー
タを、MPEG規格で規定されているシーケンスエラー
コードとしたものである。
【0055】この発明(請求項23)に係るデータ受信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ受信装
置であって、請求項18記載のデータ送信装置から出力
されたデータを受信するデータ受信手段と、該データ受
信手段により受信されたデータを解析し、該データにア
ンダーフロー情報が含まれている場合には、送信側でア
ンダーフローが発生したことを示す情報を出力するデー
タ解析手段と、上記データ受信手段により受信されたデ
ータに基づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダ
ーフローの発生を示す情報を受けたときには、上記復号
化処理における動作モードを通常モードからエラー処理
モードに移行するデータ復号化手段とを備えたものであ
る。
【0056】なお、データ受信装置としては、所定のネ
ットワークに接続されたデータ受信装置であって、請求
項19記載のデータ送信装置から出力されたパケットデ
ータを受信するデータ受信手段と、該データ受信手段に
より受信されたパケットデータを解析し、該パケットデ
ータに上記アンダーフロー情報が含まれている場合に
は、送信側でアンダーフローが発生したことを示す情報
を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段によ
り受信されたパケットデータに基づいて復号化処理を行
うとともに、上記アンダーフローの発生を示す情報を受
けたときには、上記復号化処理における動作モードを通
常モードからエラー処理モードに移行するデータ復号化
手段とを備えたものも考えられる。
【0057】この発明(請求項24)に係るデータ受信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ受信装
置であって、請求項20記載のデータ送信装置から出力
されたアイソクロノスパケットデータを受信するデータ
受信手段と、該データ受信手段により受信されたアイソ
クロノスパケットデータを解析し、該アイソクロノスパ
ケットのヘッダにアンダーフロー情報が含まれている場
合には、送信側でアンダーフローが発生したことを示す
情報を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段
により受信されたアイソクロノスパケットデータに基づ
いて復号化処理を行うとともに、上記アンダーフローの
発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理にお
ける動作モードを通常モードからエラー処理モードに移
行するデータ復号化手段とを備えたものである。
【0058】なお、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
請求項21記載のデータ送信装置から出力されたデータ
を受信するデータ受信手段と、該データ受信手段により
受信されたデータを解析し、該データに上記所定パター
ンのデータが含まれている場合には、送信側でアンダー
フローが発生したことを示す情報を出力するデータ解析
手段と、上記データ受信手段により受信されたデータに
基づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダーフロ
ーの発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理
における動作モードを通常モードからエラー処理モード
に移行するデータ復号化手段とを備えたものも考えられ
る。このデータ受信装置では、上記所定パターンのデー
タを、MPEG規格で規定されているシーケンスエラー
コードとしてものよい。
【0059】この発明(請求項25)に係るデータ送信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装
置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出し手段と、該データ
読み出し手段により読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出手段と、上記データ読み出し手段から読み
出されたデータをネットワーク上に出力するデータ送信
手段とを備え、上記データ送信手段を、上記誤り検出手
段によりデータ処理の誤りが検出されたとき、データ処
理の誤りが生じたことを示す誤り発生情報を上記ネット
ワーク上に出力するよう構成したものである。
【0060】この発明(請求項26)に係るデータ送信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装
置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出し手段と、該データ
読み出し手段により読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出手段と、上記データ読み出し手段から読み
出されたデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送単
位であるパケットに対応するパケットデータを生成する
パケット生成手段と、上記パケット生成手段から出力さ
れたパケットデータをネットワーク上に出力するデータ
送信手段とを備え、上記パケット生成手段を、上記誤り
検出手段によりデータ処理の誤りが検出されたとき、デ
ータ処理の誤りが生じたことを示す誤り発生情報を上記
パケットのヘッダ部に付加して上記データ送信手段に出
力するよう構成としたものである。
【0061】この発明(請求項27)は、請求項26記
載のデータ送信装置において、上記データ送信手段を、
少なくとも1つのパケットデータを一定の伝送レートで
もって上記ネットワーク上へ出力するパケット単位のデ
ータ伝送を、一定時間毎に繰り返し行う構成とし、上記
パケット生成手段を、上記データ送信手段における伝送
要求と同期して上記データ伝送を行うアイソクロノス通
信で用いられるアイソクロノスパケットのヘッダに、上
記誤り発生情報を付加する構成としたものである。
【0062】この発明(請求項28)は、請求項25記
載のデータ送信装置において、上記データ送信手段を、
上記誤り検出手段によりデータ処理の誤りが検出された
とき、データ処理の誤りが生じたことを示す情報とし
て、所定パターンのデータを上記ネットワークに出力す
るよう構成したものである。
【0063】この発明(請求項29)は、請求項28記
載のデータ送信装置において、上記所定パターンのデー
タを、MPEG規格で規定されているシーケンスエラー
コードとしたものである。
【0064】この発明(請求項30)に係るデータ送信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ送信装
置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出し手段と、該データ
読み出し手段により読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出手段と、上記データ読み出し手段から読み
出されたデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送単
位であるパケットに対応するパケットデータを生成する
パケット生成手段と、上記パケット生成手段から出力さ
れたパケットデータをネットワーク上に出力するデータ
送信手段とを備え、上記パケット生成手段を、上記誤り
検出手段によりデータ処理の誤りが検出されたとき、上
記パケットデータに、データ処理の誤りが生じたことを
示す情報として不正な巡回冗長検査データを付加して出
力するよう構成したものである。
【0065】この発明(請求項31)に係るデータ受信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ受信装
置であって、請求項25記載のデータ送信装置から出力
されたデータを受信するデータ受信手段と、該データ受
信手段により受信されたデータを解析し、該データに誤
り発生情報が含まれている場合には、送信側でデータ処
理の誤りがあったことを示す情報を出力するデータ解析
手段と、上記データ受信手段により受信されたデータに
基づいて復号化処理を行うとともに、上記データ処理の
誤り発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理
における動作モードを通常モードからエラー処理モード
に移行するデータ復号化手段とを備えたものである。
【0066】なお、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
請求項26記載のデータ送信装置から出力されたパケッ
トデータを受信するデータ受信手段と、該データ受信手
段により受信されたパケットデータを解析し、そのヘッ
ダ部に上記誤り発生情報が含まれている場合には、送信
側でデータ処理の誤りが発生したことを示す情報を出力
するデータ解析手段と、上記データ受信手段により受信
されたパケットデータに基づいて復号化処理を行うとと
もに、上記データ処理の誤り発生を示す情報を受けたと
きには、上記復号化処理における動作モードを通常モー
ドからエラー処理モードに移行するデータ復号化手段と
を備えたものでもよい。
【0067】この発明(請求項32)に係るデータ受信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ受信装
置であって、請求項27記載のデータ送信装置から出力
されたアイソクロノスパケットデータを受信するデータ
受信手段と、該データ受信手段により受信されたアイソ
クロノスパケットデータを解析し、該アイソクロノスパ
ケットのヘッダに上記誤り発生情報が含まれている場合
には、送信側でデータ処理の誤りが発生したことを示す
情報を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段
により受信されたアイソクロノスパケットデータに基づ
いて復号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤り
発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理にお
ける動作モードを通常モードからエラー処理モードに移
行するデータ復号化手段とを備えたものである。
【0068】なお、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
請求項28記載のデータ送信装置から出力されたデータ
を受信するデータ受信手段と、該データ受信手段により
受信されたデータを解析し、該データに所定パターンの
データが含まれている場合には、送信側でデータ処理の
誤りが発生したことを示す情報を出力するデータ解析手
段と、上記データ受信手段により受信されたデータに基
づいて復号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤
り発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理に
おける動作モードを通常モードからエラー処理モードに
移行するデータ復号化手段とを備えたものである。この
データ受信装置では、上記所定パターンのデータを、M
PEG規格で規定されているシーケンスエラーコードと
してもよい。
【0069】この発明(請求項33)に係るデータ受信
装置は、所定のネットワークに接続されたデータ受信装
置であって、請求項30記載のデータ送信装置から出力
されたパケットデータを受信するデータ受信手段と、該
データ受信手段により受信されたパケットデータを解析
し、そのヘッダ部に含まれている上記巡回冗長検査デー
タが不正である場合には、該巡回冗長検査データが不正
であることを示す不正情報を出力するデータ解析手段
と、上記データ受信手段により受信されたパケットデー
タに基づいて復号化処理を行うとともに、上記不正情報
を受けたときには、上記復号化処理における動作モード
を通常モードからエラー処理モードに移行するデータ復
号化手段とを備えたものである。
【0070】なお、データ送信装置及びデータ受信装置
の変形例としては以下のようなものが考えられる。第1
の変形例のデータ送信装置として、請求項18,21,
22のいずれかに記載のデータ送信装置において、上記
バッファ手段より出力されたデータを、所定のデータサ
イズを有するデータ単位毎に分割して、該データ単位で
ある分割パックに対応する分割パックデータを生成する
分割手段と、上記各分割パックデータにヘッダ情報を付
加して、データ伝送の単位であるパケットに対応するパ
ケットデータを生成するパケット生成手段とを備え、上
記データ送信手段を、上記バッファ手段より出力された
データとして、上記パケットデータをネットワーク上に
出力する構成としたものが考えられる。
【0071】また、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
上記第1 の変形例のデータ送信装置から出力されたパケ
ットデータを受信する受信手段と、該データ受信手段に
より受信されたパケットデータを解析し、該パケットデ
ータに上記アンダーフロー情報が含まれている場合に
は、送信側でアンダーフローが発生したことを示す情報
を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段によ
り受信されたパケットデータに基づいて復号化処理を行
うとともに、上記アンダーフローの発生を示す情報を受
けたときには、上記復号化処理における動作モードを通
常モードからエラー処理モードに移行するデータ復号化
手段とを備えたものが考えられる。
【0072】第2の変形例に係るデータ送信装置として
は、請求項19または20記載のデータ送信装置におい
て、上記バッファ手段より出力されたデータを、所定の
データサイズを有するデータ単位毎に分割して、該デー
タ単位である分割パックに対応する分割パックデータを
生成する分割手段を備え、上記パケット生成手段を、上
記バッファ手段より出力されたデータとして、上記各分
割パックデータを受け、該分割パックデータにヘッダ情
報を付加して、上記パケットデータを生成する構成とし
たものが考えられる。
【0073】また、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
上記第2 の変形例のデータ送信装置から出力されたパケ
ットデータを受信する受信手段と、該データ受信手段に
より受信されたパケットデータを解析し、該パケットデ
ータに上記アンダーフロー情報が含まれている場合に
は、送信側でアンダーフローが発生したことを示す情報
を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段によ
り受信されたパケットデータに基づいて復号化処理を行
うとともに、上記アンダーフローの発生を示す情報を受
けたときには、上記復号化処理における動作モードを通
常モードからエラー処理モードに移行するデータ復号化
手段とを備えたものが考えられる。
【0074】第3の変形例に係るデータ送信装置は、請
求項25,28,29のいずれかに記載のデータ送信装
置において、上記データ読み出し手段により読み出され
たデータを、所定のデータサイズを有するデータ単位毎
に分割して、該データ単位である分割パックに対応する
分割パックデータを生成する分割手段と、上記各分割パ
ックデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送の単位
であるパケットに対応するパケットデータを生成するパ
ケット生成手段とを備え、上記データ送信手段を、上記
データ読み出し手段により読み出されたデータとして、
上記パケットデータをネットワーク上に出力する構成と
したものが考えられる。
【0075】また、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
上記第3の変形例のデータ送信装置から出力されたパケ
ットデータを受信する受信手段と、該データ受信手段に
より受信されたパケットデータを解析し、該パケットデ
ータに上記誤り発生情報が含まれている場合には、送信
側でデータ処理の誤りが発生したことを示す情報を出力
するデータ解析手段と、上記データ受信手段により受信
されたパケットデータに基づいて復号化処理を行うとと
もに、上記データ処理の誤り発生を示す情報を受けたと
きには、上記復号化処理における動作モードを通常モー
ドからエラー処理モードに移行するデータ復号化手段と
を備えたものが考えられる。
【0076】また、第4の変形例に係るデータ送信装置
は、請求項26,27,30のいずれかに記載のデータ
送信装置において、上記データ読み出し手段により読み
出されたデータを、所定のデータサイズを有するデータ
単位毎に分割して、該データ単位である分割パックに対
応する分割パックデータを生成する分割手段を備え、上
記パケット生成手段を、上記データ読み出しにより読み
出されたデータとして、上記各分割パックデータを受
け、該分割パックデータにヘッダ情報を付加して、上記
パケットデータを生成する構成としたものが考えられ
る。
【0077】また、上記データ受信装置としては、所定
のネットワークに接続されたデータ受信装置であって、
上記第4の変形例のデータ送信装置から出力されたパケ
ットデータを受信する受信手段と、該データ受信手段に
より受信されたパケットデータを解析し、該パケットデ
ータに上記誤り発生情報が含まれている場合には、送信
側でデータ処理の誤りが発生したことを示す情報を出力
するデータ解析手段と、上記データ受信手段により受信
されたパケットデータに基づいて復号化処理を行うとと
もに、上記データ処理の誤り発生を示す情報を受けたと
きには、上記復号化処理における動作モードを通常モー
ドからエラー処理モードに移行するデータ復号化手段と
を備えたものが考えられる。
【0078】またさらに、本件発明者等は、上記発明
(請求項1,5,19,2 0,22,29,30,3
2,34)に係るデータ送信装置については、その関連
発明として以下のようなデータ送信方法の発明をしてい
る。
【0079】第1の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、複数種類の符号化データを受け、これらの
符号化データを第1のデータ単位毎に結合して第1の符
号化ストリームを生成する符号化ステップと、上記第1
の符号化ストリームを、所定のデータサイズを有する第
2のデータ単位毎に分割して、該第2のデータ単位であ
る分割パックに対応する分割パックデータを生成する分
割ステップと、上記各分割パックデータにヘッダ情報を
付加して、データ伝送の単位であるパケットに対応する
パケットデータを生成するパケット生成ステップと、上
記各パケットデータを、上記第1の符号化ストリームと
はデータ構造が異なる第2の符号化ストリームとしてネ
ットワーク上に出力する送信ステップとを含むものであ
る。
【0080】第2の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に所定のデータサイズを有するセ
クタ単位毎に分割して記録されているデータを、上記セ
クタ毎に読み出す読み出しステップと、上記読み出しス
テップにて読み出された各セクタに対応するデータを、
上記セクタのデータサイズよりも小さいデータサイズを
有するデータ単位毎に分割して、該データ単位である分
割パックに対応する分割パックデータを生成する分割ス
テップと、上記各分割パックデータにヘッダ情報を付加
して、データ伝送の単位であるパケットに対応するパケ
ットデータを生成するパケット生成ステップと、上記各
パケットデータを符号化ストリームとしてネットワーク
上に出力する送信ステップとを含むものである。
【0081】第3の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータ出力するデータ送信方法
であって、記録媒体に記録されたデータを読み出すデー
タ読み出しステップと、該読み出しステップにて読み出
されたデータを一時バッファに蓄積する蓄積ステップ
と、上記バッファより出力されたデータをネットワーク
上に出力するデータ送信ステップとを含み、上記データ
送信ステップでは、上記バッファがアンダーフロー状態
となったとき、上記バッファでアンダーフローが生じた
ことを示すアンダーフロー情報を上記ネットワーク上に
出力するものである。
【0082】第4の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に記録されたデータを読み出すデ
ータ読み出しステップと、該読み出しステップにて読み
出されたデータを一時バッファに蓄積する蓄積ステップ
と、上記バッファより出力されたデータにヘッダ情報を
付加して、データ伝送単位であるパケットに対応するパ
ケットデータを生成するパケット生成ステップと、該パ
ケット生成ステップにて生成されたパケットデータをネ
ットワーク上に出力するデータ送信ステップとを含み、
上記パケット生成ステップでは、上記バッファがアンダ
ーフロー状態となったとき、上記バッファでアンダーフ
ローが生じたことを示すアンダーフロー情報を上記パケ
ットのヘッダ部に付加して上記パケットデータを生成す
るものである。
【0083】第5の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に記録されたデータを読み出すデ
ータ読み出しステップと、該読み出しステップにて読み
出されたデータを一時バッファに蓄積する蓄積ステップ
と、該バッファより出力されたデータをネットワーク上
に出力するデータ送信ステップとを含み、上記データ送
信ステップでは、上記バッファがアンダーフロー状態と
なったとき、上記バッファでアンダーフローが生じたこ
とを示すアンダーフロー情報として、所定パターンのデ
ータを上記ネットワーク上に出力するものである。
【0084】第6の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出しステップと、該読
み出しステップにて読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出ステップと、上記読み出しステップにて読
み出されたデータをネットワーク上に出力するデータ送
信ステップとを含み、上記データ送信ステップでは、上
記誤り検出ステップにてデータ処理の誤りが検出された
とき、データ処理の誤りが生じたことを示す誤り発生情
報を上記ネットワーク上に出力するものである。
【0085】第7の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出しステップと、該読
み出しステップにて読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出ステップと、上記読み出しステップにて読
み出されたデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送
単位であるパケットに対応するパケットデータを生成す
るパケット生成ステップと、上記パケット生成ステップ
にて生成されたパケットデータをネットワーク上に出力
するデータ送信ステップとを含み、上記パケット生成ス
テップでは、上記誤り検出ステップにてデータ処理の誤
りが検出されたとき、データ処理の誤りが生じたことを
示す誤り発生情報を上記パケットのヘッダ部に付加して
上記パケットデータを生成するものである。
【0086】第8の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出しステップと、該読
み出しステップにて読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出ステップと、上記読み出しステップにて読
み出されたデータをネットワーク上に出力するデータ送
信ステップとを含み、上記データ送信ステップでは、上
記誤り検出ステップにてデータ処理の誤りが検出された
とき、データ処理の誤りが生じたことを示す情報とし
て、所定パターンのデータを上記ネットワークに出力す
るものである。
【0087】第9の関連発明に係るデータ送信方法は、
所定のネットワーク上にデータを出力するデータ送信方
法であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録さ
れたデータを読み出すデータ読み出しステップと、該読
み出しステップにて読み出されたデータの誤り訂正符号
に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無を検出
する誤り検出ステップと、上記読み出しステップにて読
み出されたデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送
単位であるパケットに対応するパケットデータを生成す
るパケット生成ステップと、上記パケット生成ステップ
にて生成されたパケットデータをネットワーク上に出力
するデータ送信ステップとを含み、上記パケット生成ス
テップでは、上記誤り検出ステップにてデータ処理の誤
りが検出されたとき、上記パケットデータに、データ処
理の誤りが生じたことを示す情報として不正な巡回冗長
検査データを付加してパケットデータを生成するもので
ある。
【0088】
【発明の実施の形態】本件発明者等は、上記課題を鋭意
研究した結果、上記のようなPS形式のデータはこれを
TS形式のデータに変換しなければ1394I/Fを用
いて伝送することができないのは、PS形式のデータの
パックサイズあるいはパケットサイズが、1394I/
Fで扱われるTS形式のデータのパケットサイズに比べ
て極端に大きいことがその原因であることを見いだし
た。
【0089】以下簡単に説明すると、一般的なMPEG
2−PS(プログラムストリーム)のデータXでは、図
41(a) に示すように、そのパックX1〜X4・・・の
サイズが可変長である。例えば、ビデオデータのパック
X1はバック長4kB、オーディオデータのパックX2
はバック長1kB、ビデオデータのパックX3はバック
長3kB、オーディオデータのパックX4はバック長
0.5kBとなっている。
【0090】また、DVDに記録されているPS形式の
データYでは、図41(b) に示すように、そのパケット
Y1〜Y4・・・のサイズは、ビデオデータのパケット
Y1,Y2,Y4であるかオーディオデータのパケット
Y3であるかに拘わらず、固定長(2kB)となってお
り、各パケットの先頭にはヘッダYhが含まれている。
【0091】一方、放送用のMPEG−TS(トランス
ポートストリーム)のデータZでは、図41(c) に示す
ように、そのパケットZ1〜Z7・・・のサイズは、ビ
デオデータのパケットZ1〜Y3,Z6であるかオーデ
ィオデータのパケットZ4,Z5,Z7であるかに拘わ
らず、固定長(188B)となっている。
【0092】そして、これらのストリームのデータを、
1394I/Fを介して伝送する場合について検討す
る。まず、ベースレートが100Mbpsの場合は、1
サイクル期間(125μsec=1/8〔kHz〕)に
は、1.25kB(100Mbps/8kHz)のデー
タを伝送することができる。ただし1サイクル期間のう
ちアイソクロノス通信に利用できる時間は、その80パ
ーセントであるため、1サイクル期間にアイソクロノス
通信により伝送できるデータは、約1kB(1.25k
B×0.8)である。
【0093】従って、TS形式のデータのパケットは、
そのサイズが188Bであるため、上記1サイクル期間
に十分伝送できるが、MPEG2−PS(プログラムス
トリーム)のデータXでは、ほとんどのパックが伝送す
ることはできず、また、DVDに記録されているPS形
式のデータYもそのパケットサイズが2kBであるた
め、上記1サイクル期間に伝送することができない。
【0094】また、ベースレートが200Mbpsの場
合は、1サイクル期間には、2.5kB(200Mbp
s/8kHz)のデータを伝送することができる。ただ
しこの場合も、1サイクル期間にアイソクロノス通信に
より伝送できるデータは、約2kB(2.5kB×0.
8)となり、実質的には、オーバーヘッド等を考慮する
必要があるため、MPEG2−PS(プログラムストリ
ーム)のデータXも、DVDに記録されているPS形式
のデータYも伝送することはできない。
【0095】さらに、ベースレートが400Mbpsの
場合は、1サイクル期間には、5kB(400Mbps
/8kHz)のデータを伝送することができ、1サイク
ル期間にアイソクロノス通信により伝送できるデータ
は、約4kB(5kB×0.8)となり、DVDに記録
されているPS形式のデータYの伝送は可能となる。
【0096】しかしながら、この場合、PS形式のデー
タYの伝送に必要な帯域は、128Mbps(1パケッ
トサイズ(2kB)×周波数(8kHz))と、DVD
のデータの最大アクセス速度(10.08Mbps)に
比べて、非常に大きなものとなってしまう。
【0097】そこで、本件発明者等は、PS形式のデー
タを、1サイクル期間にアイソクロノス通信により伝送
できるデータのサイズ(約1kB)に比べて十分小さい
サイズのパックに対応するよう分割し、この各パックの
データにヘッダを付加して、新たなパケットデータとし
て伝送するデータ送信装置、該データ送信装置から送信
されたパケットデータから上記PS形式のデータを復元
するデータ受信装置、及び、該該データ送信装置から送
信されたパケットデータから上記PS形式のデータを復
元して、所定の記録形式で記録するデータ記録装置を考
え出した。
【0098】また、本件発明者等は、上述した、送信側
での記録媒体からバッファへのデータ転送の要求をデジ
タルインターフェースを介して行う必要があるという問
題、及び複数の機器でデータを受信する場合の、記録媒
体からのデータの読み出しを高速で行う必要があるとい
う問題を解決するために、送信側のAV復号化器のクロ
ック情報を映像/音声データと共にディジタルインター
フェースを介して伝送し、受信側ではこのクロック情報
からAV復号化器のクロックを生成して映像/音声デー
タを復号化する方法(特開平10−149617号公
報)を提案しているが、このような方法においても、デ
ータの読み出しエラー等でデータの再読み出しを行った
場合には、バッファでのアンダーフローにより受信側で
は正しくAV復号化ができないという問題がある。
【0099】そこで、本件発明者等は、この問題を解決
するため、送信側でバッファのアンダーフローが発生し
たか否かのアンダーフロー情報を受信側に伝送するデー
タ伝送装置、及び、上記アンダーフロー情報に基づいて
送信側でバッファのアンダーフローが発生したことを検
知して、動作モードをエラー処理モードにするデータ受
信装置を考え出した。以下、図面を参照しながら、本発
明の各実施の形態について説明する。
【0100】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1によるデータ送信装置を説明するためのブロック図で
あり、図2は上記データ送信装置におけるパケット生成
処理を説明するための模式図である。この実施の形態1
のデータ送信装置1001は、ビデオ信号110を符号
化してビデオエレメンタリーストリーム112を生成す
るビデオエンコーダ101と、オーディオ信号111を
符号化してオーディオエレメンタリーストリーム114
を生成するオーディオエンコーダ102と、ビデオエレ
メンタリーストリーム112及びオーディオエレメンタ
リーストリーム113をそれぞれ所要サイズのパックに
対応するよう分割し、各パックに対応するビデオデータ
及びオーディオデータをインターリーブして、MPEG
2プログラムストリーム114を生成し、該プログラム
ストリーム114を出力するシステムエンコーダ(シス
テムエンコード手段)103とを有している。
【0101】また、上記データ送信装置1001は、上
記プログラムストリーム114を制御信号116により
指定されるサイズのパック(分割パック)に対応するよ
う分割するデータ分割器(分割手段)104と、各分割
パック211,212・・・に送信用ヘッダ221,2
23,・・・を付加してパケット222,224,・・
・生成するパケット生成器105と、これらのデータを
各パケット単位で、アイソクロノス通信あるいはアシン
クロノス通信によりネットワークNに出力するデータ送
信器107と、上記データ分割器104を制御信号11
6により制御するシステム制御器106とを有してい
る。ここで、上記データ送信器107は、従来の139
4I/Fと同一構成となっている。
【0102】次に動作について説明する。本データ送信
装置1001に入力されたビデオ信号110及びオーデ
ィオ信号111はそれぞれ、ビデオエンコーダ101及
びオーディオエンコーダ102にて符号化され、ビデオ
エレメンタリーストリーム113及びオーディオエレメ
ンタリーストリーム114として出力されてシステムエ
ンコーダ103に入力される。
【0103】上記システムエンコーダ103では、入力
されたビデオエレメンタリーストリーム113及びオー
ディオエレメンタリーストリーム114はそれぞれ、所
定サイズのパックに対応するよう分割され、さらに該パ
ックに対応するビデオエレメンタリーストリームと、該
パックに対応するオーディオエレメンタリーストリーム
とがインターリーブされて、MPEG2プログラムスト
リーム114とし出力される。
【0104】なお、上記システムエンコーダ103にお
ける、各エレメンタリーストリーム112及び113の
分割は、デコーダが上記MPEG2プログラムストリー
ム117をデコードする際に、限られたバッファ量でも
ってAV同期が正しく行われるよう、つまりオーディオ
データとビデオデータとの間で正しく同期がとれるよう
行われる。
【0105】図2(a) は、システムエンコーダ103で
生成されたMPEG2プログラムストリーム114の構
成例を示している。図2(a) に示すように、一般にビデ
オデータのパック201,203、205,207,・
・・、及びオーディオデータのパック202,204,
206,208,・・・のサイズは可変長である。
【0106】そして、システムエンコーダ103から出
力されたMPEG2プログラムストリーム114がデー
タ分割器104に入力されると、上記データ分割器10
4では、プログラムストリーム114は、システム制御
器106からの制御信号116により規定されるサイズ
の分割パックに対応するよう分割される。ここでは、プ
ログラムストリーム114は、その先頭から等分割され
るものとする。そして上記データ分割器104からは、
図2(b) に示すように分割パック211,212,・・
・が出力される。
【0107】そして上記分割パックは、先頭のものから
順にパケット生成器105に入力される。入力された分
割パック211,212,・・・は、上記パケット生成
器105にて、それぞれ送信用ヘッダ221,223,
・・・が付加されて、パケット222,224,・・・
が生成される。各パケットは、パケット生成器105か
らデータ送信器107に出力され、該データ送信器10
7から、上記各パケットはアイソクロノス通信あるいは
アシンクロノス通信によりネットワークN上に出力され
る。
【0108】このように本実施の形態1のデータ送信装
置1001では、MPEG2プログラムストリーム11
4のデータをパケット化して出力するようにしたので、
MPEG2プログラムストリーム114のデータを、従
来の1394I/Fと同一構成のデータ送信器107に
おける1サイクル期間のデータ伝送量でもって分割して
ネットワーク上に出力することができる。この結果、M
PEG2システムエンコーダから出力されたMPEG2
プログラムストリームのデータを、MPEG2トランス
ポートストリームに変換せずに、1394I/Fを用い
て伝送することができる。
【0109】また、このパケットを受信した機器では、
上記パケットのデータを結合することにより、本データ
送信装置にて生成されたMPEG2プログラムストリー
ムを復元することが可能である。
【0110】なお、上記実施の形態1では、図2に示す
ように、MPEG2プログラムストリームにおけるパッ
クの分割方法として、該MPEG2プログラムストリー
ムをその先頭から等分割する方法を示したが、上記デー
タ分割器104におけるパックの分割方法としては、図
3に示す分割方法を用いてもよい。
【0111】つまり、上記実施の形態1と同様、MPE
G2プログラムストリーム(図3(a) 参照)を分割パッ
クに分割する際に、図3(b) に示すように、該ストリー
ムを構成するパックと、該分割パックの先頭を一致させ
るようにしてもよい。
【0112】このようなストリームの分割方法は、デー
タ分割器104がシステム制御器106からの指示を受
けて行うこととなる。この場合、システムエンコーダ1
03はMPEG2プログラムストリーム114を出力す
る際、該ストリームを構成する各パックの先頭データが
出力されたことを示す先頭位置信号115をデータ分割
器114に出力する。これにより、データ分割器104
では、システムエンコーダ103から出力されたプログ
ラムストリームのパックの先頭が検知される。
【0113】例えば、ビデオデータのパック201の大
きさは、分割パックの大きさの整数倍ではないので、ビ
デオデータのパック201を分割して分割パックにする
際には、該パック201に対応する最後の分割パック3
01のサイズが、通常の分割パックのサイズよりも小さ
くなる。上記パケット生成器105では、このような分
割パック301に対しても、通常の大きさを有する分割
パックと同様にヘッダ303を付加して、パケット30
4として出力する。
【0114】また、オーディオデータのパック202の
大きさも、分割パックの大きさの整数倍ではないので、
このパック202に対する最後の分割パック305も、
そのサイズが通常の分割パックのサイズよりも小さいも
のとなるが、この分割パック305も、上記データ送信
器105にて上記分割パック301と同様にヘッダが付
加されて、ネットワークN上に出力される。
【0115】このようにMPEG2プログラムストリー
ムを分割パックに分割する際に、該ストリームを構成す
るパックと、該分割パックの先頭を一致させるよう構成
したデータ送信装置では、MPEG2プログラムストリ
ームのデータをパケット化して1394I/Fを介して
ネットワークN上に出力することができる効果に加え
て、1つのパケット内に、ビデオデータとオーディオデ
ータが混在するのを回避することができる効果、さら
に、通信エラーが発生してパケットが欠落した場合で
も、欠落したパケットの次のパケットからデータの復号
化を行うことができる効果がある。
【0116】また、このデータ送信装置から出力された
パケットを受信した機器では、各パケットのデータを結
合することにより、MPEG2プログラムストリームを
復元することができる。
【0117】また、データ分割器104におけるパック
の分割方法としては、図2及び図3に示す方法以外に、
図4のような方法も考えることができる。つまり、上記
実施の形態1と同様、MPEG2プログラムストリーム
(図4(a) 参照)を分割パックに分割する際に、図4
(b) に示すように、該ストリームを構成するパックと、
該分割パックの先頭を一致させるとともに、全てのパケ
ットを同一のサイズにそろえるようにしてもよい。
【0118】例えば、ビデオデータのパック201の大
きさは、分割パックの大きさの整数倍ではないので、ビ
デオデータのパック201を分割して分割パックにする
際には、該パック201に対応する最後の分割パック3
01のサイズが、通常の分割パックのサイズよりも小さ
くなる。
【0119】上記パケット生成器105では、このよう
な分割パック301に対しては、スタッフィングデータ
401を付加して通常の分割パックと同じ大きさにし、
それにヘッダ403を付加し、パケット402として出
力する。この際、ヘッダ403には、スタッフィングデ
ータ401が付加されていることを示すデータまたはフ
ラグを付加しておく。
【0120】このようにMPEG2プログラムストリー
ムを分割パックに分割する際に、該ストリームを構成す
るパックと、該分割パックの先頭を一致させ、しかも各
パケットのサイズを同一サイズにそろえるよう構成した
データ送信装置では、MPEG2プログラムストリーム
のデータをパケット化して1394I/Fを介してネッ
トワークN上に出力することができる効果、及び、1つ
のパケット内にビデオデータとオーディオデータが混在
するのを回避できる効果等に加えて、パケットサイズが
全てのパケットについて同一となるため、送信装置側で
も受信装置側でもパケットデータを扱いやすくなる。特
に受信装置では、パケットサイズを判定するための回路
構成が不要となり、回路構成が簡単になる。
【0121】また、このデータ送信装置から出力された
パケットを受信した機器では、各パケットのデータを結
合するとともに、この際、通常サイズに比べて小さいパ
ックに付加されているスタッフィングデータを取り除く
ことにより、送信側におけるMPEG2プログラムスト
リームを復元することができる。
【0122】なお、実施の形態1におけるデータ送信装
置においては、MPEG2プログラムストリームに含ま
れるデータとして、ビデオデータ及びオーディオデータ
を挙げたが、MPEG2プログラムストリームに含まれ
るデータはこれらに限るものではなく、上記ストリーム
は字幕データ等を含むものでもよい。
【0123】また、実施の形態1のデータ送信装置で
は、MPEG2プログラムストリームのデータを等分割
して分割パックを作成する場合について説明したが、上
記プログラムストリームの分割は等分割でなくてもよ
く、そのサイズが、1394I/Fにて扱われるMPE
G2トランスポートストリームのパケットサイズ程度に
小さい分割パックが得られるものであれば、どのような
分割方法でもよい。
【0124】さらには、上記実施の形態1では、デジタ
ルインターフェースとして1394I/Fを挙げたが、
本発明は、1394I/Fだけでなく、MPEG2プロ
グラムストリーム等のパックサイズに比べて極端に小さ
い(例えば1/10程度)サイズのパケットを単位とし
てデータ通信を行うインターフェースにも、1394I
/Fと同様に適用可能である。
【0125】以上のように、本実施の形態1のデータ送
信装置では、MPEG2エンコーダにより出力されたM
PEG2プログラムストリームのデータを、MPEG2
トランスポートストリームのパケットサイズ程度に小さ
く分割するので、従来のMPEG2トランスポートスト
リームを扱うIEEE1394I/F等のディジタルイ
ンターフェースを介して、MPEG2プログラムストリ
ームのデータを送信することができる。そして、受信側
では、受信したパケットのデータを結合することによ
り、送信側のMPEG2プログラムストリームを復元す
ることができる。
【0126】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2によるデータ送信装置を説明するためのブロック図で
ある。この実施の形態2のデータ送信装置1002は、
記録媒体である光ディスク506からデータを読み出す
ための光ヘッド505と、読み出されたデータに対して
復調処理及びECC復号処理を施す信号処理器501
と、該信号処理器501からの、MPEG2プログラム
ストリームのデータ(PS形式のデータ)501aを、
所定サイズの分割パックに対応するよう分割するデータ
分割器502と、該分割パックに所定のヘッダを付加し
てパケットを生成するパケット生成器503と、該パケ
ットをネットワークN上に出力するデータ送信器507
とを有している。このデータ送信器507は従来の13
94I/Fと同一構成となっている。
【0127】また、上記データ送信装置1002は、上
記信号処理器501から得られるディスク管理情報50
1bを受け、上記データ分割器502及び光ヘッド50
5を制御するシステム制御器504を有している。
【0128】ここで、上記光ディスク506には、図6
に示すようなデータ構造を有するデータが記録されてい
るとする。ただし、実際の光ディスクに記録されている
データは、ECC符号化や変調処理が施されているた
め、上記データ送信装置1002における信号処理器5
01の出力データが、図6に示すデータ構造を有するこ
ととなる。
【0129】図6は、DVD−Video規格のデータ
構造の一部を模式的に示しており、DVD−Video
規格では、一つのビデオタイトルセット(VTS)60
1は、VTSI602、VTSM_VOBS603、V
TSTT_VOBS604、VTSI_BUP605か
ら構成される。
【0130】VTSI602はVTS601の管理情報
であり、VTSI_BUP605はVTSI602の複
製であり、そのバックアップ用データである。また、V
TSM_VOBS603は、VTS601用のメニュー
データである。そしてVTSTT_VOBS604がV
TS601の映像、音声、字幕等のデータである。この
VTSTT_VOBS604は、MPEG2プログラム
ストリームの構造を有している。
【0131】このVTSTT_VOBS604の内容
は、階層構造により記述することができ、図6では、パ
ック(PCK)を単位とする階層構造を示している。パ
ックはヘッダ等を含めて2048バイト(2kバイト)
の大きさを有するデータ単位である。また、パックの大
きさは、DVDディスクのセクタの大きさと同じであ
る。パックはパック内に含むデータの種類によって分類
することができる。パックの種類には、データ検索情報
やハイライト情報が記述されているナビゲーションパッ
ク(NV_PCK)607、映像データを含むビデオパ
ック(V_PCK)609、音声データを含むオーディ
オパック(A_PCK)608、字幕データ含むサブピ
クチャパック(SP_PCK)610がある。これらの
パックは、ディスクに記録されている順序で復号化すれ
ば、正しく同期した映像、音声等が得られるように多重
化されている。
【0132】次に、図5に示すデータ送信装置の動作に
ついて説明する。ここでは、上記光ディスク506に
は、ディスク管理情報や、図6に示すようなVTS60
1が記録されているとする。まず、光ディスク506に
記録されているディスク管理情報が読み出される。この
読み出されたディスク管理情報は、信号処理器501に
入力され、復調及びECC復号処理等を施された後、シ
ステム制御器504に入力される。そしてシステム制御
器504は、このディスク管理情報から、再生すべきV
TS601が記録されている光ディスク上の位置情報を
知る。そして、この制御器504がその位置情報を用い
て光ヘッド505を制御することにより、光ディスク5
06からVTS601のデータがセクタ単位で順次読み
出される。このVTS601のうち、VTSI602の
ような、VTS601内のデータの管理情報は、ディス
ク管理情報と同様の処理を施されて、システム制御器5
04に入力される。
【0133】次に、VTSTT_VOBS604のよう
な、VTS601内の映像や音声のデータを処理する場
合について説明する。読み出されたデータは信号処理器
501に入力される。信号処理器501では、復調、E
CC復号処理等を施され、図6に示すパック列606が
得られる。このパック列606は、データ分割器502
に入力される。今、パック列606の先頭のパックであ
るNV_PCK607が入力された場合を考える。デー
タ分割器502は、NV_PCK607が入力される
と、システム制御器504により設定された大きさにN
V_PCK607を分割する。
【0134】図7は上記データ分割器502でのデータ
分割方法の一例を説明するための図であり、1パックを
8分割する場合を示している。具体的には、データ分割
器502では、NV_PCK607は、256バイトの
サイズを有する各分割パック701〜708に分割され
る。各分割パック701〜708は、順次データ送信器
503に入力される。入力された分割パック701は、
送信用のヘッダ709を付加された後、パケット710
としてネットワークN上に出力される。なお、分割パッ
ク702〜708についても、分割パック701と同様
に送信用のヘッダ709a,709b,・・・709g
が付加された後、上記ネットワークN上に出力される。
【0135】このようにしてNV_PCK607の送信
が終わると、次にA_PCK608の送信が行われる。
この場合における図5のデータ送信装置の動作は、NV
_PCK607の送信の際の動作と同様である。そし
て、V_PCK609以降のデータも同様にして送信さ
れる。
【0136】なお、上記実施の形態2では、データ分割
器502におけるパックの分割方法としては、図7に示
すように、2048バイトのパックを256バイトの分
割パックに分割するものを示したが、分割方法はこれに
限るものではなく、例えば、図8あるいは図9に示す分
割方法も用いることができる。
【0137】図8は、2048バイトのパックを160
バイト毎に分割する例を示している。パック607の先
頭から160バイト毎に分割すると、分割パック701
a〜712aが得られ、また、パック607の残りのデ
ータとパック608の先頭部のデータに対応する分割パ
ック713aが得られる。これらの分割パック701a
〜713aは、図7の分割パックの場合と同様に、デー
タ送信器503によりヘッダが付加され、ネットワーク
N上に出力される。例えば、分割パック701aは、ヘ
ッダ709dを付加されてパケット710aとなり、ネ
ットワークN上に出力される。
【0138】また、図9は、図8と同様に2048バイ
トのパックを160バイト毎に分割する方法を示してい
る。ただし、図9に示す分割方法では、図8に示す分割
方法とは異なり、2048バイトのパックをその先頭と
160バイトの分割パックの先頭が必ず一致するよう分
割している。
【0139】2048バイトのパック607は、先頭か
ら160バイト毎に分割されて分割パック701a〜7
12aが得られる。この場合、128バイトのデータが
パック607の残りのデータ901となる。ここでは、
残りデータ901を160バイトのデータとするため
に、残りデータ901に32バイトのスタッフィングデ
ータ902を付加して、分割パック903とする。
【0140】このように作成された分割パック701a
〜712a、903は、図7に示す分割方法と同様に、
データ送信器503によりヘッダが付加され、ネットワ
ークN上に出力される。
【0141】例えば、分割パック701aは、ヘッダ7
09dを付加されてパケット710aとなり、ネットワ
ークN上に出力される。また、分割パック903は、ヘ
ッダ709gが付加されてパケット904となり、ネッ
トワークN上に出力される。
【0142】以上のように、本実施の形態2によるデー
タ送信装置では、DVD等の記録媒体にセクタ等の単位
で記録されたMPEG2プログラムストリーム形式のデ
ータを、MPEG2トランスポートストリームのパケッ
トサイズ程度に小さく分割するので、DVD等の記録媒
体に記録されたデータを、従来のMPEG2トランスポ
ートストリームを扱うIEEE1394I/F等のディ
ジタルインターフェースを介して伝送することができ
る。
【0143】ここで、図8及び図9に示すように、プロ
グラムストリームのパックをその先頭が必ず分割パック
の先頭となるように分割して送信することにより、受信
側では、分割パックからプログラムストリームへの復元
を容易に行うことが可能となるという効果が得られる。
【0144】また、図8及び図9に示すように、プログ
ラムストリームを任意のバイト数で分割することによ
り、ディジタルインターフェースの帯域を有効に利用す
ることができるという効果が得られる。つまり、DVD
に記録されたデータのアクセス速度は最大10.08M
bpsであるため、上記分割パックのサイズが160バ
イトである場合、1394I/Fでのアイソクロノス通
信に必要な帯域は、10.24Mbps(=160バイ
ト×8kHz)となり、DVDに記録されたデータのア
クセスに1394I/Fの帯域を有効に利用できる。
【0145】実施の形態3.図10は本発明の実施の形
態3によるデータ送信装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態3のデータ送信装置1003は、記
録媒体である光ディスク506からデータを読み出すた
めの光ヘッド505と、読み出されたデータに対して復
調処理及びECC復号処理を施す信号処理器501と、
該信号処理器501からの、MPEG2プログラムスト
リームのデータ(PS形式のデータ)501aを、所定
サイズの分割パックに対応するよう分割するデータ分割
器502aと、該分割パックに所定のヘッダを付加して
パケットを生成するパケット生成器503aと、該パケ
ットのデータをネットワークN上に出力するデータ送信
器507とを有している。ここでデータ送信器507は
従来の1394I/Fと同一構成となっている。
【0146】また、上記データ送信装置1003は、上
記信号処理器501から得られるディスク管理情報50
1bを受け、上記データ分割器502a及び光ヘッド5
05を制御するシステム制御器504aを有している。
【0147】そして、この実施の形態3では、上記デー
タ分割器502aは、パックの先頭のデータを出力する
際に、出力される分割パックがパックの先頭のデータを
含んでいることを示す情報A1をシステム制御器504
aに出力する構成となっている。また上記システム制御
器504aは、上記パックの先頭のデータを含む分割パ
ックが上記パケット生成器503aに出力されたときに
は、上記情報A1を該パケット生成器503aに出力す
る構成となっている。さらに、パケット生成器503a
は、上記情報A1を受けたときには、分割パックに付加
するヘッダ内に、該分割パックがパックの先頭データを
含むことを示す情報を付け加える構成となっている。こ
の実施の形態3のデータ送信装置におけるその他の構成
は、上記実施の形態2と同一である。
【0148】次に動作について説明する。図6に示すデ
ータ構造のデータが記録された光ディスク506からデ
ータを読み出す場合について考える。まず、光ディスク
506のディスク管理情報およびVTSI602のよう
なデータの管理情報を処理する手順は、実施の形態2で
説明した手順と同様である。
【0149】次に、VTSTT_VOBS604のよう
な、VTS601内の映像や音声のデータを処理する場
合について説明する。読み出されたデータは信号処理器
501に入力される。該信号処理器501では、このデ
ータに対する復調,ECC復号処理等により、図6に示
すパック列606が得られる。そしてこのパック列60
6は、データ分割器502aに入力される。
【0150】今、パック列606の先頭のパックである
NV_PCK607が入力された場合を考える。データ
分割器502aは、NV_PCK607が入力される
と、NV_PCK607を、システム制御器504によ
り設定された大きさの分割パックに分割する。図11に
はこの分割方法の一例として、上記パック607を8分
割する方法が模式的に示されている。ここでは、NV_
PCK607は、256バイトの大きさを有する分割パ
ック701〜708に分割される。
【0151】これらの分割パック701〜708は、順
次データ分割器502aから出力される。データ分割器
502aは、パックの先頭データを含む分割パックを出
力するときに、出力される分割パックがパックの先頭デ
ータを含むことを示す情報A1をシステム制御器504
aに通知する。このシステム制御器504aは、データ
分割器502aから、パックの先頭データを含む分割パ
ックが出力されたことを上記情報A1として、パケット
生成器503aに知らせる。
【0152】今、分割パック701がデータ分割器50
2aからパケット生成器503aに入力された場合を考
える。分割パック701は、パック607の先頭データ
を含んでいるので、このことが情報A1としてデータ分
割器502aからシステム制御器504aを介してパケ
ット生成器503aに知らされる。このパケット生成器
503aは、入力された分割パック701がパックの先
頭データを含んでいることを知らされると、送信用ヘッ
ダ1101を付加する際に、パックの先頭データを含ん
でいることを示す情報を該ヘッダ1101内に付け加
え、図11に示すように、このヘッダ1101を分割パ
ック701に付加して、パケット1102を生成し、デ
ータ送信器507に出力する。上記データ送信器507
は、入力されたパケットをネットワークN上に出力す
る。
【0153】図12は、パケットがパックの先頭データ
を含んでいることを示す方法を説明するための図であ
る。図12(a) には、IEEE1394のアイソクロノ
スパケット(アイソクロノス通信に用いられるパケッ
ト)の構造が示されており、横方向の列が32ビットの
データ列となっている。
【0154】図12(b) はアイソクロノスパケットのD
ata field部の構成を示している。このDat
a field部は、分割パックのデータとそれに先立
つCommon Isochronous Packet (CIP)ヘッダ120
1とからなる。なお、分割パックのサイズは256バイ
トであるため、分割パックには64列のデータ列が対応
することとなる。
【0155】上記CIPヘッダ1201は、IEC61
883規格により決められたヘッダである。CIPヘッ
ダの第2クアドレット目(2列目)の先頭から9ビット
目以降は、Format Dependent Field(FDF)であり、
データの種類に依存するフィールドである。ここでは、
FDFの先頭ビットをBOPビット1202として用い
る。例えば、BOPビット1202は、この分割パック
がパックの先頭データを含んでいるときに“1" 、含ん
でいないときに“0" とすることにより、パケットがパ
ックの先頭データを含んでいるか否かを示すことができ
る。また、上記アイソクロノスヘッダ1203とCIP
ヘッダ1201をあわせたものが、ヘッダ1101とな
る。
【0156】次に、分割パック702が処理される。分
割パック702は、パック607の先頭データを含んで
いない。従って、パケット生成器503aは、分割パッ
ク702に送信用のヘッダ1103aを付加する際に、
パックの先頭データを含んでいないことを示す情報をヘ
ッダ1103a内に付け加える。そして、図11に示す
ように、このヘッダ1103aを分割パック702に付
加してパケット1102を生成する。そしてデータ送信
器507は該パケット1102をネットワークN上に出
力する。以降、分割パック703〜708は、分割パッ
ク702と同様に処理される。
【0157】このようにしてNV_PCK607の送信
が終わると、次にA_PCK608の送信が行われる。
この場合における図10に示すデータ送信装置1003
の動作は、NV_PCK607の送信の際の動作と同様
である。そして、V_PCK609以降のデータも同様
にして送信される。
【0158】以上のように、本実施の形態3のデータ送
信装置1003では、DVD等の記録媒体にセクタ等の
単位で記録されたMPEG2プログラムストリームのデ
ータを、MPEG2トランスポートストリームのパケッ
トサイズ程度に小さく分割するので、DVD等の記録媒
体に記録されたデータを、従来のMPEG2トランスポ
ートストリームを扱うIEEE1394等のディジタル
インターフェースを通して伝送することができる。
【0159】また、この際、パックの先頭データを含む
パケットには、先頭データを含むことを示す情報を付加
するので、受信側で分割パックからプログラムストリー
ムを復元する処理が容易となるという効果が得られる。
【0160】実施の形態4図13は本発明の実施の形態
4によるデータ受信装置を説明するためのブロック図で
ある。この実施の形態4のデータ受信装置1004は、
上記実施の形態2のデータ送信装置1002からネット
ワークN上に出力されたパケットを受け取るデータ受信
器1304と、該受信されたパケットのヘッダの解析を
行ってその結果に応じて分割パックのデータ1301a
を出力するとともに、分割パックのサイズデータ130
1bを出力するヘッダ解析器1301とを有している。
また上記データ受信装置1004は、分割パックを制御
信号に基づいて結合してMPEG2プログラムストリー
ムを構成する2048バイトのパックを生成するデータ
結合器1302と、上記分割パックのサイズデータ13
01bを上記制御信号として上記データ結合器1302
に出力するシステム制御器1303とを有している。な
お、図14は、この実施の形態4のデータ受信装置が受
信するパケットの構成を模式的に示している。
【0161】次に動作について説明する。パケット71
0がネットワークN上からデータ受信器1304に受信
されると、該データ受信器1304後段のヘッダ解析器
1301は、該パケット710のヘッダ709を解析
し、このパケット710がこのデータ受信装置1004
宛のデータであるか否かを判断する。このパケット71
0がこのデータ受信装置1004宛のデータであれば、
ヘッダ解析器1301は、パケット710からヘッダ7
09を取り除き、分割パック701をデータ結合器13
02に対して出力する。また、ヘッダ解析器1301
は、ヘッダ709に含まれている情報から、分割パック
の大きさを示すサイズデータ1301bをシステム制御
器1303に知らせる。また、上記システム制御器13
03は、データ結合器1302に、分割パックの大きさ
を制御信号として知らせる。
【0162】上記データ受信器1304及びヘッダ解析
器1301は、以降のパケットについても、パケット7
10と同様の処理を行い、分割パック702〜708を
データ結合器1302に対して出力する。該データ結合
器1302は、分割パック701〜708を受け取る
と、システム制御器1303から知らされた分割パック
の大きさに基づいて、分割パックを結合していく。ここ
では、各分割パックの大きさは256バイトであるた
め、上記8つの分割パックを結合することにより、MP
EG2プログラムストリームを構成する2048バイト
のパックが作成される。そして、データ結合器1302
からは、分割パック701〜708を結合してなる20
48バイトのパック607のデータが出力される。
【0163】このように本実施の形態4のデータ受信装
置では、上記実施の形態2のデータ送信装置1002か
らネットワークN上に出力されたパケットを受信し、そ
のヘッダの解析結果に基づいて、該パケットに含まれる
分割パックを結合するので、上記パケットのデータから
DVD等の記録媒体から読み出されたMPEG2プログ
ラムストリームを復元することができる。
【0164】実施の形態5.図15は本発明の実施の形
態5によるデータ受信装置を説明するための図であり、
該データ受信装置が受信するパケットの構成を模式的に
示している。この実施の形態5のデータ受信装置は、実
施の形態2のデータ送信装置から、図9に示すデータ形
式で出力されたパケットを受信する構成となっており、
実施の形態4のデータ受信装置1004と同様、データ
受信器,ヘッダ解析器,データ結合器,システム制御器
を有している。ただし、この実施の形態5では、データ
結合器は、分割パック903における、スタッフィング
のためのデータを除去する構成となっている。
【0165】次に動作について説明する。パケット71
0aがネットワークN上からデータ受信器1304に入
力されると、その後段のヘッダ解析器1301は、パケ
ット710aのヘッダ709dを解析し、パケット71
0aがこのデータ受信装置宛のデータか否かを判断す
る。パケット710aがこのデータ受信装置宛のデータ
であれば、ヘッダ解析器1301は、パケット710a
からヘッダ709dを取り除き、分割パック701a
(データ1301a)をデータ結合器1302に出力す
る。また、ヘッダ709dに含まれている情報から得ら
れる分割パックの大きさ(データ1301b)をシステ
ム制御器1303に知らせる。システム制御器1303
は、データ結合器1302に、分割パックの大きさを知
らせる。上記データ受信器1301及びヘッダ解析器1
301は、以降のパケットについても、パケット710
aと同様の操作を行い、分割パック702a〜712
a、903をデータ結合器1302に出力する。
【0166】データ結合器1302は、分割パック70
1a〜712a、903を受け取ると、システム制御器
1303から知らされた分割パックの大きさに基づい
て、分割パックを結合していく。ここでは、各分割パッ
クの大きさは160バイトであり、分割パックを結合す
ることにより2048バイトのパックを作る。
【0167】この場合、データ結合器1302は、まず
分割パック701a〜712aを結合して1920バイ
トのデータを得る。そして、分割パック903の先頭部
128バイトのデータ901をさらに結合し、2048
バイトのパック607を作成する。また、このとき、上
記データ結合器1302は、分割パック903の残りの
データ902については、これがスタッフィングのため
のデータであるので廃棄する。
【0168】このようにして作成されたパック607は
データ結合器1302から出力される。同様にして、以
降のパケットに対して処理を行うことにより、パックの
データを得ることができる。
【0169】以上のように、実施の形態5のデータ受信
装置では、上記実施の形態2のデータ送信装置1002
から図9に示すデータ形式でネットワークN上に出力さ
れたパケットを受信し、そのヘッダの解析結果に基づい
て、該パケットに含まれる分割パックのデータを結合す
るとともに、スタッフィングのためのデータを廃棄する
ので、図9に示すデータ形式のパケットのデータを受信
して、DVD等の記録媒体にセクタ等の単位で記録され
たMPEG2プログラムストリームを復元することがで
きる。
【0170】実施の形態6.図16(a) は、本発明の実
施の形態6によるデータ記録装置を説明するためのブロ
ック図である。この実施の形態6のデータ記録装置10
06は、上記実施の形態4のデータ受信装置1004と
同様、上記実施の形態2のデータ送信装置1002から
ネットワークN上に出力されたパケットを受け取るデー
タ受信器1304と、該受信されたパケットのヘッダの
解析を行ってその結果に応じて分割パックのデータ13
01aを出力するとともに、分割パックのサイズデータ
1301bを出力するヘッダ解析器1301とを有して
いる。また上記データ記録装置1006は、分割パック
を制御信号に基づいて結合してMPEG2プログラムス
トリームを構成する2048バイトのパックを生成する
データ結合器1302と、上記分割パックのサイズデー
タ1301bを上記制御信号として上記データ結合器1
302に出力するシステム制御器1604と、上記デー
タ結合器1302の出力に対してECC符号化処理及び
記録のための変調処理を施して記録用データを光ベッド
1602へ出力する信号処理器1601とを有してい
る。ここで、上記システム制御器1604は上記光ヘッ
ド1602の制御をも行う構成となっている。なお、図
14には、この実施の形態6のデータ記録装置1006
が受信するパケットの構成を模式的に示されている。
【0171】次に動作について説明する。本実施の形態
6のデータ記録装置1006では、上記ネットワークN
上のパケットをデータ受信器1304にて受信し、該パ
ケットのヘッダをヘッダ解析器1301にて解析し、デ
ータ結合器1302にてパックのデータを復元する動作
は、上記実施の形態4のデータ受信装置1004と同様
に行われる。
【0172】上記データ結合器1302にて分割パック
701〜708を結合して生成された2048バイトの
パック607が、信号処理器1601に入力されると、
この信号処理器1601は、上記パックに対してECC
の付加,変調等の処理を行う。そして、システム制御器
1604による光ヘッド1602の制御により、パック
607は光ディスク1603上の記録位置に記録され
る。以降受信するパケットに関しても同様の処理が行わ
れ、パケットからパックのデータを復元した後、順次光
ディスク1603に記録されていく。
【0173】以上のように、本実施の形態6のデータ記
録装置1006では、上記実施の形態2のデータ送信装
置1002から1394I/Fを介してネットワークN
上に出力されたパケットを受信し、そのヘッダの解析結
果に基づいて、該パケットに含まれる分割パックを結合
し、該結合により得られるパックのデータを記録媒体上
に記録するので、IEEE1394等のディジタルイン
ターフェースを通して伝送されたパケットを受信して、
MPEG2プログラムストリームのデータを復元し、こ
れをセクタ等の単位でDVD等の記録媒体に記録するこ
とができる。
【0174】なお、上記実施の形態6では、実施の形態
2のデータ送信装置1002から1394I/Fを介し
てネットワーク上に送信されたパケットを受信して、M
PEG2プログラムストリームを復元して記録する装置
1006を示したが、該データ記録装置1006におけ
る信号処理器1601及び光ヘッド1602に替えて、
AVデコーダ(映像音声復号化器)1605を備えるこ
とにより、図16(b)に示す、復元したプログラムスト
リームのデータを画像表示する装置1006aを実現す
ることができる。
【0175】なお、実施の形態2,3及び6のデータ送
信装置及びデータ記録装置では、記録媒体として光ディ
スクを用いた例を示したが、これはセクタ等の単位でデ
ータの記録再生をおこなうものであれば光ディスクでな
くてもよい。セクタ等の単位でデータの記録再生を行う
ものの例としては、磁気ディスクがある。また、光ディ
スクに記録されているデータの形式は、図6に示すデー
タ形式に限定されるものではない。
【0176】また、実施の形態2ないし6のデータ送信
装置、データ受信装置、データ記録装置の実施例におい
ては、プログラムストリームのパックの大きさが204
8バイトである場合について説明したが、上記パックの
大きさはこれに限るものではない。
【0177】また、実施の形態2および3のデータ送信
装置では、2048バイトのパックのデータを等分割し
て分割パックを作成する場合について説明したが、該パ
ックのデータの分割は等分割でなくてもよい。
【0178】また、実施の形態2および3のデータ送信
装置では、分割パックがプログラムストリームのパック
の先頭データを含んでいるか否かをヘッダ中のフラグで
示す場合について説明したが、これは異なる方法によっ
て示してもよい。例えば、分割パック数のカウント値を
ヘッダ中に設け、このカウンタ値によって、分割パック
がプログラムストリームのパックの先頭データを含んで
いることを示す方法がある。
【0179】また、実施の形態2および3のデータ送信
装置では、分割パックがパックの先頭データを含んでい
ることは、システム制御器504を介してデータ送信器
503に通知したが、これはシステム制御器504を介
さず、データ分割器502からデータ送信器503に直
接通知してもよい。
【0180】実施の形態7.図17は、本発明の実施の
形態7によるデータ送信装置を説明するためのブロック
図である。この実施の形態7のデータ送信装置1007
は、記録媒体である光ディスク1708からデータを読
み出すための光ヘッド1707と、読み出されたデータ
に対して2値化処理及び復調処理等を施す信号処理器1
701と、該信号処理器1701の出力に対してECC
復号処理を施すECC復号器1702とを有している。
【0181】また、上記データ送信装置1007は、E
CC復号器1702から出力されるデータを蓄積するバ
ッファ1703と、該バッファ1703から出力された
データとクロック情報をパケット化し、得られたパケッ
トに、1394I/F等のディジタルインターフェース
を介してデータを伝送するためのヘッダ情報等を付加す
るパケット生成器1704と、該パケット生成器170
4から出力されるパケットをネットワークN上に出力す
るデータ送信器1709とを有している。ここで、デー
タ送信器1709は従来の1394I/Fと同一構成と
なっている。
【0182】また、上記データ伝送装置1007は、上
記バッファ1703に対してデータの要求を行い、これ
に応じてバッファ1703から出力されるデータを復号
化する映像音声データ復号化器1706と、上記バッフ
ァでのデータ蓄積量に基づいて上記パケット生成器17
04を制御するシステム制御器1705を有している。
【0183】次に動作について説明する。光ディスク1
708から光ヘッド1707により読み出されたデータ
は、信号処理器1701にて2値化及び復調等の処理が
施されて、ECC復号器1702に入力される。ECC
復号器1702に入力されたデータは、ECC復号処理
を施されてバッファ1703に入力される。
【0184】ここで、上述したデータの読み出し動作、
つまり光ディスク1708からデータを読み出してバッ
ファ1703に入力するまでの動作が行われるか否か
は、バッファ1703のデータ蓄積量によって決まる。
【0185】すなわち、バッファ1703のデータ蓄積
量が第1の所定量よりも少なくなると、光ディスク17
08から連続的にデータが読み出されてバッファ170
3に蓄積される。また、バッファ1703のデータ蓄積
量が第2の所定量を超えると、光ディスク1708から
のデータの読み出しは停止される。
【0186】また、上記バッファ1703から映像音声
データ復号化器1706へのデータの読み出しは、映像
音声復号化器1706からのバッファ1703に対する
データ転送要求1710により行われる。バッファ17
03は、データ転送要求を受けると、入力された順にデ
ータを出力していく。出力されたデータ1714は、映
像音声データ復号化器1706により順に復号化されて
いく。またバッファ1703から出力されたデータ17
14は、同時にパケット生成器1704にも入力され
る。また、上記パケット生成器1704には、映像音声
データ復号化器1706にて生成されるクロック情報1
711が入力される。
【0187】そして上記パケット生成器1704は、バ
ッファ1703からのデータとクロック情報をパケット
化し、生成されたパケットに、ディジタルインターフェ
ース上でデータを伝送するためのヘッダ情報等を付加し
てデータ送信器1709に出力する。データ送信器17
09はパケット生成器1704から入力されたパケット
をネットワークN上に出力する。
【0188】以下、図18に示すタイミングチャートを
用いて詳細な動作について説明する。図18(a) は、バ
ッファ1703のデータ蓄積量の時間変化をグラフで示
し、図18(b) はバッファ1703がアンダーフロー状
態であるか否かを、“H" レベルと“L" レベルにより
示している。つまり、Hレベルの期間は、上記バッファ
1703がアンダーフロー状態であることを示し、Lレ
ベルの期間は、上記バッファ1703がアンダーフロー
状態でないことを示す。
【0189】また、図18(c) は、映像音声データ復号
化器1706からバッファ1703へのデータ転送要求
を示すものであり、Hレベルの期間に転送要求を行って
いる。図18(d) は、バッファ1703からデータが出
力される期間を示し、Hレベルの期間がデータの出力期
間である。図18(e) はデータ送信器からネットワーク
N上に出力されたデータを示している。
【0190】時刻t0において、バッファ1703に
は、第2の所定量と同じ量のデータが蓄積されている。
そして時刻t1において、映像音声データ復号化器17
06からのデータ転送要求が行われる。ここでは、映像
音声データ復号化器1706からバッファ1703への
データ転送要求の開始は、等時間間隔で行われるものと
している。映像音声データ復号化器1706からバッフ
ァ1703へのデータ転送要求が行われると、バッファ
1703から映像音声データ復号化器1706及びパケ
ット生成器1704へデータ1801を出力するデータ
出力動作が開始される。時刻t2において、データ転送
要求が停止すると、バッファ1703からのデータ転送
は一時停止する。
【0191】ここでは、データ送信器1709は、IE
EE1394I/Fであるため、データ送信器1709
では、時刻t3において、サイクルスタートパケット1
803が検出されて、サイクル1804が開始される。
時刻t3において、既にバッファ1703から出力され
たデータであってネットワークN上に出力されていない
データは、データ1801であるので、上記パケット生
成器1704では、このデータ1801に、上記データ
送信器器1709を介して伝送するためのヘッダ等18
02を付加し、該データ送信器1709に出力する。
【0192】図19は、IEEE1394I/Fで扱う
アイソクロノスパケットの構成を示す。アイソクロノス
パケット1800は、映像音声データ1904に、アイ
ソクロノスヘッダ1902とCIPヘッダ1903とを
付加したものである。ここでは、映像音声データ190
4は、データ1801である。また、CIPヘッダ19
03にはバッファフラグ1905が含まれており、この
フラグ1905によって、バッファ1703がアンダー
フローを起こしているか否かが示されている。
【0193】ここでは、バッファ1703がアンダーフ
ローしている場合を“1" で表し、アンダーフローして
いない場合を“0" で表すことにする。したがって、ヘ
ッダ1802のCIPヘッダでは、バッファフラグ19
05は“0" である。以降、同様にバッファから出力さ
れたデータをディジタルインターフェースとしてのデー
タ送信器1709に出力していく。
【0194】時刻t4で、バッファ1703のデータ蓄
積量が第1の所定量よりも小さくなる。バッファ170
3のデータ蓄積量は、これを示す情報1715によりシ
ステム制御器1705が監視している。システム制御器
1705は、バッファ1703のデータ蓄積量が第1の
所定量よりも小さくなったことを検出すると、光ディス
ク1708からのデータの読み出し動作が行われるよう
光ヘッド1707,信号処理器1701及びECC復号
器1702を制御する。そして、時刻t5にバッファ1
703のデータ蓄積量が第2の所定量に達すると、上記
システム制御器1705は、光ディスク1708からの
データの読み出し動作が停止されるよう、光ヘッド17
07,信号処理器1701及びECC復号器1702を
制御する。
【0195】今、バッファ1703のデータ蓄積量が第
1の所定量よりも小さくなったにもかかわらず、データ
がバッファ1703に入力されない場合を考える。この
時刻をt6とする。例えば、再生すべきデータにアクセ
スする際に、トラックジャンプ等に失敗してデータが記
録されているセクタを見つけるのに非常に長い時間がか
かった場合に、このような状態が生じる。また、ECC
復号器1702でECCエラーが発生し、同じデータを
もう一度光ディスク1708から読み出すような場合に
も、このような状態が生じる。
【0196】時刻t7になると、映像音声データ復号化
器1706からのデータ転送要求が行われ、バッファ1
703からのデータ出力が行われると、時刻t8に、バ
ッファ1703のデータ蓄積量が0となり、アンダーフ
ローを起こす。システム制御器1705は、バッファ1
703がアンダーフロー状態であることを検出すると、
パケット生成器1704に、信号1713によりバッフ
ァ1703がアンダーフロー状態であることを知らせ
る。
【0197】時刻t9に、映像音声データ復号化器17
06からバッファ1703へのデータ転送要求が行われ
るが、バッファ1703はアンダーフロー状態であるの
で、バッファ1703からはデータは出力されない。な
お、このとき何らかのデータがバッファから出力された
としても、出力されたデータは有効なデータではない。
【0198】時刻t10には、サイクルスタートパケッ
ト1805が検出されて、サイクル1806が開始され
るが、時刻t10において、バッファ1703から出力
されたデータであってデータ送信器1709に出力され
ていないデータは、データ1807であるので、該デー
タ送信器1709では、このデータ1807に、ヘッダ
等1808を付加してネットワークN上に出力する。
【0199】時刻t11にてサイクルスタートパケット
1809が検出されて、サイクル1810が開始され
る。時刻t10においては、バッファ1703から出力
されたデータであってデータ送信器1709を介してネ
ットワークN上に出力されていないデータはなく、しか
もバッファ1703はアンダーフロー状態である。その
ため、パケット生成器1704は、ヘッダのみをアイソ
クロノスパケット1811としてデータ送信器1709
に送出し、データ送信器1709からはヘッダのみから
なるアイソクロノスパケット1811がネットワークN
上に出力される。
【0200】図20は、このアイソクロノスパケット1
811の構成を示している。図20に示すように、アイ
ソクロノスパケット1811に相当するアイソクロノス
パケット2011には、データ部がない。また、バッフ
ァ1703がアンダーフローの状態であるので、バッフ
ァフラグ2205は“1" となっている。
【0201】サイクル1812においても、サイクル1
810と同じく、バッファ1703から出力されたデー
タであってネットワークN上に出力されていないデータ
はなく、かつバッファ1703はアンダーフロー状態で
あるので、アイソクロノスパケット1811と同様なア
イソクロノスパケット1813を出力する。
【0202】時刻t12になると、バッファ1703へ
のデータの入力が再開される。これにより、バッファ1
703のアンダーフロー状態は解除される。時刻t13
にサイクルスタートパケットが検出されて、サイクル1
814が開始される。この時刻t13において、バッフ
ァ1703から出力されたデータであってディジタルイ
ンターフェース1709に出力されていないデータはな
いが、バッファ1703はアンダーフロー状態でない。
そのため、パケット生成器1704で生成されたヘッダ
のみのアイソクロノスパケット1815は、データ送信
器1707を介してネットワークN上に出力される。こ
のときバッファ1703はアンダーフロー状態ではない
ので、アイソクロノスパケット1815のバッファフラ
グの値は、アイソクロノスパケット1811のバッファ
フラグ1905と同様“0" となる。
【0203】時刻t14には、バッファ1703のデー
タ蓄積量が第2の所定量に達し、バッファ1703から
のデータの出力が再開される。以降、サイクル1804
と同様にデータの伝送が行われる。
【0204】このように本実施の形態7のデータ送信装
置1007では、バッファ1703がアンダーフローを
起こしてデータを送信できない場合に、バッファのアン
ダーフローが生じたことを示す情報をパケット内のヘッ
ダ情報に入れて送信するので、バッファのアンダーフロ
ーが生じたことを受信側で検知することができる。これ
により受信側では動作モードをエラー処理モード等に移
行して対応することが可能となる。
【0205】実施の形態8.図21〜図23は、本発明
の実施の形態8によるデータ伝送装置を説明するための
図である。この実施の形態8のデータ送信装置では、バ
ッファ1703がアンダーフローを起こしていないとき
のデータ出力動作、つまり光ディスク1708からデー
タを読み出してデータ送信器1709がネットワークN
上にパケットを出力する動作は、図17に示す実施の形
態7のデータ送信装置1007と同様に行われる。
【0206】図21(a) は、本実施の形態のデータ送信
装置のバッファ1703からのデータ出力の様子を示
し、図21(b) は、ネットワークN上での出力データの
様子を示しており、図21(a) ,図21(b) は、それぞ
れ上記実施の形態7のデータ伝送装置の動作を説明する
図18(d) ,図18(e) に対応するものである。
【0207】また、図22は、本実施の形態8のデータ
伝送装置で扱われるアイソクロノスパケット2200の
構造を示しており、この図22からわかるように、上記
アイソクロノスパケット2200では、CIPヘッダ2
201の構造が、上記実施の形態7のデータ伝送装置で
扱われるアイソクロノスパケットのCIPヘッダ190
3とは異なり、CIPヘッダ1903からバッファフラ
グ1905を除いた構造となっている。なお、上記図2
1におけるサイクル2104及び2106のアイソクロ
ノスパケット2101,2107は上記アイソクロノス
パケット2200と同一構成となっている。
【0208】次に動作について説明する。なお、図18
に示す時刻t0〜t6までの動作は、実施の形態7のも
のと同一であるので、時刻t6以降の動作について説明
する。今、バッファ1703のデータ蓄積量が第1の所
定量よりも小さくなったにもかかわらず、データがバッ
ファ1703に入力されない状態を考える。時刻t6で
は、本実施の形態8のデータ送信装置はこのような状態
となっている。
【0209】図18に示すように、時刻t7では、映像
音声データ復号化器1706からのデータ転送要求が行
われ、バッファ1703からのデータ出力が行われる
が、時刻t8に、バッファ1703のデータ蓄積量が0
となり、バッファ1703はアンダーフロー状態とな
る。システム制御器1705は、バッファ1703がア
ンダーフロー状態であることを検出すると、所定の信号
1713によりパケット生成器1704に、バッファ1
703がアンダーフロー状態であることを知らせる。
【0210】時刻t9に、映像音声データ復号化器17
06からバッファ1703へのデータ転送要求が行われ
るが、バッファ1703はアンダーフロー状態であるの
で、有効なデータは出力されない。
【0211】図21に示すように、時刻t10に、サイ
クルスタートパケット2105が検出されて、サイクル
2106が開始される。時刻t10において、バッファ
1703から出力されたデータであってネットワークN
上に出力されていないデータは、データ2107である
ので、パケット生成器は、このデータ2107に伝送用
のヘッダ等2108を付加してパケットを生成し、デー
タ送信器1709は該生成されたパケットをネットワー
クN上に出力する。
【0212】時刻t11にサイクルスタートパケット2
109が検出されて、サイクル2110が開始される。
時刻t10において、バッファ1703から出力された
データであってネットワークN上に出力されていないデ
ータはなく、しかもバッファ1703はアンダーフロー
状態である。
【0213】ここでパケット生成器1704は、図22
に示すように、アイソクロノスパケット1900(図1
9(a) 参照)の映像音声データ1904に代えて、あら
かじめ定めておいたバッファのアンダーフローが生じた
ことを示す特定のパターンのデータ2204aを含むア
イソクロノスパケット2200を生成する。なおバッフ
ァのアンダーフローが生じたことを示す特定のパターン
としては、図22に示すアイソクロノスパケットの横一
列のすべてのビット(32ビット)が0であるデータ
や、MPEG2で定められている32ビットのシーケン
スエラーコード000001B4h(hは16進数であ
ることを示す)などを用いることができる。そして、こ
のパケットをアイソクロノスパケット2113としてデ
ータ送信器1709に出力すると、データ送信器170
9からは上記アイソクロノスパケット2113がネット
ワークN上に出力される。
【0214】サイクル2112においても、サイクル2
110と同じく、バッファ1703から出力されたデー
タであってネットワークN上に出力されていないデータ
はなく、しかもバッファ1703はアンダーフロー状態
であるので、パケット生成器1704は、アイソクロノ
スパケット2113と同様に、映像音声データ1904
に代えて上記特定のパターンのデータ2204aを含む
アイソクロノスパケット2114を生成してデータ送信
器1709に出力する。これによりデータ送信器170
9からは、アイソクロノスパケット2114がネットワ
ークN上に出力される。
【0215】図18に示すように、時刻t12になる
と、バッファ1703へのデータの入力が再開される。
これにより、バッファ1703のアンダーフロー状態は
解除される。図21に示すように、時刻t13にサイク
ルスタートパケットが検出されて、サイクル2117が
開始される。時刻t13において、バッファ1703か
ら出力されたデータであってデータ送信器1709に出
力されていないデータはないが、バッファ1703はア
ンダーフロー状態でない。そのため、パケット生成器1
704は、ヘッダのみからなるアイソクロノスパケット
2105をデータ送信器1707に出力する。このとき
バッファ1703はアンダーフロー状態ではないので、
アイソクロノスパケット2115は、図23に示すよう
にアイソクロノスヘッダ2302とCIPヘッダ230
1とDataCRCのみからなるアイソクロノスパケッ
ト2301と同一の構成となる。
【0216】図18に示すように、時刻t14には、バ
ッファ1703のデータ蓄積量が第2の所定量に達し、
バッファ1703からのデータの出力が再開される。以
降、サイクル2104と同様にデータの伝送が行われ
る。
【0217】このように本実施の形態8のデータ送信装
置では、バッファがアンダーフローを起こしてデータが
送信できない場合に、バッファのアンダーフローが生じ
たことを示す情報として、所定の特定パターンのデータ
をパケット内のデータ部に入れて送信するので、上記実
施の形態7と同様、バッファのアンダーフローが生じた
ことを受信側に知らせることができるという効果が得ら
れる。
【0218】実施の形態9.図24は本発明の実施の形
態9によるデータ受信装置を説明するためのブロック図
である。本実施の形態9のデータ受信装置1009は、
実施の形態7のデータ送信装置1007からネットワー
クN上に出力されたパケットを受信する構成となってお
り、上記ネットワークN上のパケットを受信するデータ
受信器2407と、受信したパケットのヘッダの解析を
行って、送信装置のバッファ出力に相当するデータ24
01aを出力するとともに、ヘッダ解析結果2401b
を出力するヘッダ解析器2401と、上記ヘッダ解析器
2401からのデータ2401aに対して復号化処理を
施して映像音声信号を出力する映像音声データ復号化器
2402と、上記ヘッダ解析結果2401bに基づいて
上記復号化器2402を制御するシステム制御器240
3とを有している。
【0219】次に動作について説明する。データ受信器
2407がネットワークN上のパケットを受け取ると、
その後段のヘッダ解析器2401はヘッダのチェックを
行う。具体的には、パケット1800等のパケット、す
なわち図19に示す構成のパケットを受信した場合、ま
ずアイソクロノスヘッダ1902のチェックを行い、C
IPヘッダ1903のチェックを行う。CIPヘッダ1
903のチェックの際には、CIPヘッダ1903に含
まれるバッファフラグ1905を検査する。バッファフ
ラグが「バッファのアンダーフローなし」を示している
場合、映像音声データ1904のCRC(cyclic redun
dancy check )チェック, いわゆる巡回冗長検査を行
う。CRCが正しい場合には、パケット内の映像音声デ
ータ1904を映像音声データ復号化器2402に出力
する。映像音声データ復号化器2402は受信した映像
音声データを復号化し、映像音声信号を出力する。
【0220】次に、CIPヘッダ1901に含まれるバ
ッファフラグ1905を検査した際に、バッファフラグ
が「バッファのアンダーフロー有り」を示している場合
について説明する。この場合のデータ受信装置の動作
は、図18のパケット1811、すなわち図20に示す
構成のパケット2011を受信した場合の動作となる。
【0221】この際、ヘッダ解析器2401は、システ
ム制御器2403に、送信側でバッファのアンダーフロ
ーがあったことをヘッダ解析結果2401bにより通知
する。これによりシステム制御器2403が送信側での
バッファのアンダーフローがあることを知ると、該制御
器2403は、このことを映像音声データ復号化器24
02に知らせる。これにより、映像音声データ復号化器
2402は、通常の復号化処理モードでの動作を停止
し、エラー処理モードの動作を行う。エラー処理モード
の動作としては、直前の映像をスチルして表示する、音
声信号をミュートする、等がある。
【0222】次に、データ受信器2407は、パケット
1813を受信し、このパケットがヘッダ解析器240
1に入力される。このパケット1813のCIPヘッダ
に含まれるバッファフラグ1905は、「バッファのア
ンダーフロー有り」を示している。したがって、ヘッダ
解析器2401は、ヘッダ解析結果2401bとして、
システム制御器2403に対して、送信側でバッファの
アンダーフローがあったことを通知する。これによりシ
ステム制御器2403が送信側でのバッファのアンダー
フローがあることを知ると、このことを映像音声データ
復号化器2402に知らせる。すると、映像音声データ
復号化器2402は、すでにエラー処理モードの動作を
行っているため、このエラー処理モードの動作を続行す
る。
【0223】次に、データ受信器2407がパケット1
815を受信し、このパケットがヘッダ解析器2104
に入力される。このパケット1815のCIPヘッダに
含まれるバッファフラグ1905は、「バッファのアン
ダーフロー無し」を示している。したがって、ヘッダ解
析器2401は、ヘッダ解析結果2405として、シス
テム制御器2403に、送信側でバッファのアンダーフ
ローがなくなったことを通知する。これによりシステム
制御器2403は、送信側でのバッファのアンダーフロ
ー状態が解消されたことを知ると、このことを映像音声
データ復号化器2402に知らせる。すると、映像音声
データ復号化器2402は、エラー処理モードの動作を
停止し、通常の復号化モードの動作を再開する。
【0224】このように実施の形態9のデータ受信装置
1009では、ディジタルインターフェースを介して受
信したパケットに、送信側でバッファのアンダーフロー
が生じたことを示す情報がある場合に、バッファのアン
ダーフローが生じたことを検知し、映像音声データの復
号化処理における動作モードを通常の動作モードからエ
ラー処理モードに移行するので、受信側では、迅速なエ
ラー処理を行うことができ、送信側でのバッファのアン
ダーフローによる映像や音声信号の乱れを効果的に抑え
ることができるという効果が得られる。
【0225】実施の形態10.次に本発明の実施の形態
10によるデータ受信装置を図24、図18、図21、
図22を用いて説明する。この実施の形態10のデータ
受信装置は、本発明の実施の形態8のデータ送信装置か
らネットワークN上に出力された、図21(b) に示すパ
ケット列を受信する構成となっている。この実施の形態
10のデータ受信装置は、上記実施の形態9のデータ受
信装置とは、ヘッダ解析器での、アンダーフローがあっ
たことを示すデータの判定処理のみ異なっている。
【0226】次に動作について説明する。データ受信器
2407がパケットを受け取ると、その後段のヘッダ解
析器2407では、ヘッダのチェックを行う。パケット
2102等のパケット、すなわち図22の構成のパケッ
ト2200を受信した場合、まずアイソクロノスヘッダ
1902のチェックを行い、CIPヘッダ2201のチ
ェックを行う。そして映像音声データ1904のCRC
チェックを行う。CRCが正しい場合には、映像音声デ
ータ1904が所定の特定パターンを含むか否かをチェ
ックする。所定のパターンとしては、32ビットすべて
のビットが0であるデータや、MPEG2で定められて
いる32ビットのシーケンスエラーコード000001
B4h(hは16進数であることを示す)などである。
【0227】映像音声データ1904が所定の特定パタ
ーンを含まない場合には、ヘッダ解析器2401は映像
音声データ1904を映像音声データ復号化器2402
に出力する。映像音声データ復号化器2402は受信し
た映像音声データを復号化し、映像音声信号を出力す
る。
【0228】一方、上記映像音声データ2204が所定
の特定パターンを含む場合について説明する。これは図
21に示すパケット2103を受信した場合に相当す
る。このパケット2103の構造は、図22に示すアイ
ソクロノス通信パケット2200と同一である。このよ
うにパケット2200の映像音声データ2204に所定
の特定パターン2204aが含まれている場合は、送信
側でバッファのアンダーフローが起こったことを示して
いる。この際、データ受信器2401は、ヘッダ解析結
果2405として、システム制御器2403に、送信側
でバッファのアンダーフローがあったことを通知する。
システム制御器2403は、送信側でのバッファのアン
ダーフローがあったことを知ると、それを映像音声デー
タ復号化器2402に知らせる。これにより、映像音声
データ復号化器2402は、通常の復号化処理モードの
動作を停止し、エラー処理モードの動作を開始する。エ
ラー処理モードの動作の例としては、直前の映像をスチ
ルして表示する、音声信号をミュートする、等がある。
【0229】次に、データ受信器2401は、パケット
2114を受信する。パケット2114の映像音声デー
タは所定の特定パターンを含むものであり、送信側でバ
ッファのアンダーフローが起こったことを示している。
したがって、データ受信器2401は、ヘッダ解析結果
2405として、システム制御器2403に、送信側で
バッファのアンダーフローがあったことを通知する。シ
ステム制御器2403は、送信側でのバッファのアンダ
ーフローがあることを知ると、それを映像音声データ復
号化器2402に知らせる。映像音声データ復号化器2
402は、すでにエラー処理モードの動作を行っている
たため、エラー処理モードの動作を続行する。
【0230】次に、データ受信器2401は、パケット
2115を受信する。パケット2115は、図23に示
すアイソクロノスパケット2301と同一構成となって
おり、映像音声データを含んでおらず、送信側でバッフ
ァのアンダーフローが起こっていないことを示してい
る。したがって、データ受信器2401は、ヘッダ解析
結果2405として、システム制御器2403に、送信
側でバッファのアンダーフローが解消されたことを通知
する。システム制御器2403は、送信側でのバッファ
のアンダーフロー状態が解消されたことを知ると、それ
を映像音声データ復号化器2402に知らせる。映像音
声データ復号化器2402は、エラー処理モードの動作
を停止し、通常の復号化モードの動作を開始する。
【0231】このように実施の形態10のデータ受信装
置では、データ送信器(ディジタルインターフェース)
を介して受信したパケットに、送信側でバッファのアン
ダーフローが生じたことを示す情報として特定パターン
データがある場合に、バッファのアンダーフローが生じ
たことを検知し、映像音声データの復号化処理をエラー
処理モードに移行するので、上記実施の形態9と同様、
復号化側で迅速なエラー処理を行うことができ、送信側
でのバッファのアンダーフローによる映像や音声信号の
乱れを最小限に押さえることができるという効果が得ら
れる。
【0232】なお、実施の形態7から10の実施の形態
では、ディジタルインターフェースとしてIEEE13
94を例に挙げて説明したが、これは他のディジタルイ
ンターフェースでもよい。また、実施の形態7から10
の実施の形態では、記録媒体に記録されているデータを
映像音声データとしたが、これは字幕データ等を含んで
いてもよい。また、映像データのみ、または音声データ
のみであってもよい。また、実施の形態7および8のデ
ータ送信装置では、記録媒体として光ディスクを例に挙
げて説明したが、これは磁気ディスク等の他の記録媒体
であってもよい。
【0233】また、本発明の実施の形態7および9で
は、バッファフラグ1905は、バッファのアンダーフ
ローが発生したことを示すのに“1" 、バッファのアン
ダーフローが発生していないことを示すのに“0" を用
いるとしたが、これは逆でもよい。
【0234】また、本発明の実施の形態7および8で
は、バッファ出力をそのままパケット生成器に出力する
構成を示したが、バッファ出力を、実施の形態2に示す
ように分割してパケット生成器に出力するようにしても
よい。また、図18に示す映像音声復号化器1706か
らのデータ転送要求と、アイソクロノスサイクルとの時
間関係は、図18に示すものに限らない。
【0235】実施の形態11.図25は本発明の実施の
形態11によるデータ送信装置を説明するためのブロッ
ク図である。この実施の形態11のデータ送信装置10
11は、記録媒体である光ディスク2508からデータ
を読み出すための光ヘッド2507と、読み出されたデ
ータに対して2値化処理及び復調処理等を施す信号処理
器2501と、該信号処理器2501の出力に対してE
CC復号処理を施すECC復号器2502とを有してい
る。このデータ送信装置1011では、光ディスク25
08から信号処理器2501へのデータの読み出しは、
ECC処理の単位毎に行われるようになっている。
【0236】また、上記データ送信装置1011は、E
CC復号器2502から出力されるデータを蓄積するバ
ッファ2503と、該バッファ2503から出力された
データとクロック情報をパケット化し、さらに1394
I/F等のディジタルインターフェースを介してデータ
を伝送するためのヘッダ情報等を付加するパケット生成
器2504と、該パケット生成器2504から出力され
るパケットをネットワークN上に出力するデータ送信器
2507とを有している。ここで、データ送信器250
7は従来の1394I/Fと同一構成となっている。
【0237】また、上記データ伝送装置1011は、上
記バッファ2503に対してデータの要求を行い、これ
に応じてバッファ2503から出力されるデータを復号
化するととにも、上記クロック情報を出力する映像音声
データ復号化器2506と、上記バッファでのデータ蓄
積量に基づいて上記パケット生成器2504を制御する
システム制御器2505を有している。
【0238】また、図26(a) は、記録媒体である光デ
ィスク2508のセクタ構造を説明するための図であ
り、円盤形状の光ディスク2508に形成されたトラッ
クを直線状に展開して示している。
【0239】図26(a) には、セクタサイズがユーザデ
ータサイズとして2kバイト(2048バイト)あり、
ECC処理の単位が16セクタ(ユーザデータサイズは
32kバイト)であることが示されている。以下では、
このECCの1ブロックの単位をクラスタと呼ぶ。光デ
ィスク2508上の1セクタに実際に記録されているデ
ータは、2kバイトのユーザデータにECCデータが付
加されたサイズを有している。
【0240】次に動作について説明する。光ディスク2
508からのデータの読み出しはクラスタを単位として
行われる。光ディスク2508から読み出されたデータ
は、信号処理器2501で2値化、復調等の処理を施さ
れた後、ECC復号器2502に入力される。ECC復
号器2502に入力されたデータは、ECC復号処理を
施され、バッファ2503に入力される。
【0241】上記データ読み出し動作、つまりデータが
光ディスク2508から読み出されてバッファ2503
に入力されるまでの動作は、バッファ2503のデータ
蓄積量によって間欠的に行われる。すなわち、バッファ
2503のデータ蓄積量が第1の所定量よりも少なくな
ると、光ディスク2508から連続的にデータが読み出
されてバッファ2503に蓄積される。また、バッファ
2503のデータ蓄積量が第2の所定量を超えると、光
ディスク2508からのデータの読み出しは停止され
る。
【0242】バッファ2503から映像音声データ復号
化器2506へのデータの読み出しは、映像音声復号化
器2506からの要求2510により行われる。バッフ
ァ2503は、データ読み出しの要求を受けると、入力
された順にデータを出力していく。出力されたデータ2
514は、映像音声データ復号化器2506により順に
復号化されていく。バッファ2503から出力されたデ
ータ2514は、同時にパケット生成器2504にも入
力される。また、パケット生成器2504には、映像音
声データ復号化器2506で生成されたクロック情報2
511が入力される。このパケット生成器2504は、
データとクロック情報をパケット化し、得られたパケッ
トにヘッダ情報等を付加してデータ送信器2507に出
力する。するとデータ送信器2507からは、パケット
がネットワークN上に出力される。
【0243】以下上記動作について詳述する。光ディス
ク2508から読み出されたクラスタ2617のデータ
(図26(a)参照)が、信号処理器2501で処理を施
された後、ECC復号器2502にてエラーが発生する
ことなくECC復号されたとする。この場合は、ECC
復号処理が施されたクラスタ2617のデータは、映像
音声データ復号化器2506への読み込みと共に、バッ
ファ2503に入力される。そして、バッファ2503
から出力されたクラスタ2617のデータは、パケット
生成器2504にてパケット化されてデータ送信器25
07を介して、ネットワークN上に出力される。
【0244】図26(a) に示すように、クラスタ261
7は、2048バイトの大きさを有するセクタ2601
〜2616から構成されているため、パケット生成器2
504は、取得した帯域内でデータ送信器2507を介
して伝送できるようにクラスタ2617のデータを分割
し、分割したクラスタのデータにヘッダ情報等を付加し
てパケット化し、得られたパケットをデータ送信器25
07に出力する。
【0245】図27はIEEE1394I/Fにて扱わ
れるアイソクロノスパケットの構成を示す。アイソクロ
ノスパケット2700は、映像音声データ2704に、
アイソクロノスヘッダ2703とCIPヘッダ2701
とを付加したものである。ここでは、映像音声データ2
704が、クラスタ2617のデータとなる。
【0246】図28は、ネットワークN上に流れるアイ
ソクロノスデータを示す。サイクル2805,2806
では、クラスタ2617のデータ2801、2802が
流れており、サイクル2806のデータ2802がクラ
スタ2617の最後のデータとなっている。
【0247】次に、光ディスク2507から読み出され
たクラスタ2618のデータ(図26(a) 参照)をEC
C復号器2502にてECC復号化したときに、ECC
エラーが発生したとする。この場合、ECC復号化器2
502は、ECCエラーが発生したことを信号2512
によりシステム制御器2505に通知する。ここでは、
ECCエラーが発生したクラスタ2618をもう一度光
ディスク2508から読み出すことは行われず、次のク
ラスタ2619の読み出しが行われる。
【0248】したがって、バッファ2503に入力され
るデータは図26(b) に示すように、クラスタ2617
の直後にクラスタ2619が続く状態となる。ECC復
号器2502からシステム制御器2505にECCエラ
ーが発生したことが通知されると、システム制御器25
05は、バッファ2503のデータ蓄積量を示すバッフ
ァからのモニター信号2515により、バッファ250
3からクラスタ2617の最後のデータが出力される時
点を見つける。バッファ2503からクラスタ2617
の最後のデータが出力されると、システム制御器250
5は信号2513によりパケット生成器2504に、次
のクラスタがECCエラーを起こしたことを通知する。
これによりパケット生成器2504が、本来入力される
べきクラスタのデータがECCエラーで入力されないこ
とを知ると、該パケット生成器2504は、CIPヘッ
ダ2701のECCフラグ2702をECCエラー状態
にセットし、映像音声デー2704を含まないパケット
を生成する。
【0249】ここで、ECCフラグ2702は、ECC
エラーを起こしたことを示すのに“1" 、ECCエラー
を起こしていないことを示すのに“0" を用いるとす
る。すなわち、この場合には、ECCフラグ2702に
は、“1" がセットされる。
【0250】図29は、ECCエラーが発生したときの
パケット2900の構成を示している。そして、図28
に示すように、サイクル2807の期間には、パケット
生成器2504で生成されたパケットがパケット280
3としてデータ送信器2507を介してネットワークN
上に出力される。
【0251】次に、バッファ2503からは図26(b)
に示すようにクラスタ2619のデータが出力される。
クラスタ2619のデータは、ECCエラーは起こって
いないので、パケット生成器2504にてクラスタ26
17と同様にパケット化される。この際、CIPヘッダ
2701のECCフラグ2702は“0" とされる。そ
して、上記パケット生成器2504にて生成されたパケ
ットがデータ送信器2507を介してネットワークN上
に出力される。
【0252】このように実施の形態11のデータ送信装
置1011では、記録媒体からデータを、ECC処理の
単位であるクラスタ毎に読み出し、読み出したデータに
ECC復号化処理を施してパケット化して送信する際、
ECCエラーが起こりデータが送信できない場合には、
ECCエラーが生じたことを示す情報をパケット内のヘ
ッダ情報に入れて送信するようにしたので、ECCエラ
ーが生じたことを受信側に知らせることができ、受信側
では、迅速に送信側でのECCエラーに対応することが
できるという効果が得られる。
【0253】実施の形態12.図30ないし図32は本
発明の実施の形態12によるデータ送信装置を説明する
ための図である。本実施の形態12では、記録媒体であ
る光ディスクのセクタ構造は、上記実施の形態11と同
様、図26(a) の構造となっている。
【0254】また、この実施の形態12のデータ送信装
置は、上記実施の形態11のデータ送信装置1011と
基本的に同一構成となっており、そのECC復号器25
02でECCエラーが検出されない場合のデータ出力動
作、つまり光ディスク2508からデータを読み出して
からデータ送信器2507がネットワークN上にパケッ
トを出力する動作も、図25に示す実施の形態11のデ
ータ送信装置1011と同様に行われる。
【0255】そして、本実施の形態12のデータ送信装
置は、パケット生成器を、ECCエラーが検出された場
合、このECCエラーの発生を示す情報として特定パタ
ーンのデータをパケット内に挿入するよう構成している
点でのみ上記実施の形態11と異なっている。
【0256】また、図31,図32は、本実施の形態1
2のデータ伝送装置で扱われるアイソクロノスパケット
3100,3200の構造を示しており、これらの図か
らわかるように、上記アイソクロノスパケット310
0,3200では、CIPヘッダ3102,3202の
構造が、上記実施の形態11のデータ伝送装置で扱われ
るアイソクロノスパケットのCIPヘッダ2701,2
901とは異なり、CIPヘッダ2701,2901か
らECCフラグ2702,2902を除いた構造となっ
ている。なお、この実施の形態12においても、上記デ
ータ送信装置におけるディジタルインターフェースとし
てのデータ送信器はIEEE1394I/Fである。
【0257】次に動作について説明する。光ディスク2
508からクラスタ2617のデータが読み出され、信
号処理器2501で処理を施された後、ECC復号器2
502にてエラーが発生することなくECC復号処理さ
れたとする。この場合、ECC復号処理が施されたクラ
スタ2617のデータは、映像音声データ復号化器25
06への読み込みと共に、バッファ2503に入力され
る。そして、バッファ2503から出力されたクラスタ
2617のデータがパケット生成器2504にてパケッ
ト化され、得られたパケットがデータ送信器2507を
介してネットワークN上に出力される。
【0258】この実施の形態12においても、クラスタ
2617は、図26(a) に示すように、2048バイト
の大きさを有するセクタ2601〜2616から構成さ
れている。また、上記パケット生成器2504は、取得
した帯域内で伝送できるようにクラスタ2617のデー
タを分割し、分割されたクラスタのデータにヘッダ情報
等を付加してパケット化し、得られたパケットをデータ
送信器2507に出力する。
【0259】図31は、IEEE1394I/Fで扱う
アイソクロノスパケットの構成を示す。アイソクロノス
パケットは、映像音声データ3103に、アイソクロノ
スヘッダ3101とCIPヘッダ3102とを付加した
ものである。ここでは、映像音声データ3103が、ク
ラスタ2617のデータとなる。
【0260】図30は、ネットワークN上に流れるアイ
ソクロノスデータを示す。サイクル3005、3006
では、クラスタ2617のデータ3001、3002が
流れており、サイクル3006のデータ3002がクラ
スタ2617の最後のデータとなっている。
【0261】次に、光ディスク2507から読み出され
たクラスタ2618のデータ(図26(a) 参照)をEC
C復号器2502にてECC復号化したときに、ECC
エラーが発生したとする。この場合、ECC復号化器2
502は、ECCエラーが発生したことを信号2512
によりシステム制御器2505に通知する。ここでは、
ECCエラーが発生したクラスタ2618をもう一度光
ディスク2508から読み出すことは行われず、次のク
ラスタ2619の読み出しが行われる。
【0262】したがって、バッファ2503に入力され
るデータは図26(b) に示すように、クラスタ2617
の直後にクラスタ2619が続く状態となる。ECC復
号器2502からシステム制御器2505にECCエラ
ーが発生したことが通知されると、システム制御器25
05は、バッファ2503のデータ蓄積量を示すバッフ
ァからのモニター信号2515により、バッファ250
3からクラスタ2617の最後のデータが出力される時
点を見つける。バッファ2503からクラスタ2617
の最後のデータが出力されると、システム制御器250
5は信号2513によりパケット生成器2504に、次
のクラスタがECCエラーを起こしたことを通知する。
これによりパケット生成器2504が、本来入力される
べきクラスタのデータがECCエラーで入力されないこ
とを知ると、該パケット生成器2504は、映像音声デ
ータ3103に代えて、あらかじめ定めておいたECC
エラーが生じたことを示す定パターンのデータ3203
aを含むアイソクロノスパケット3200を生成する。
【0263】ここで、ECCエラーが生じたことを示す
特定のパターンとしては、32ビットからなる横一列の
すべてのビットが0であるデータや、MPEG2で定め
られている32ビットのシーケンスエラーコード000
001B4h(hは16進数であることを示す)などを
用いることができる。
【0264】図32は、ECCエラーが発生したときの
パケット3200の構成を示している。そして、図30
に示すように、サイクル3007の期間には、パケット
生成器2504で生成されたパケットがパケット300
3としてデータ送信器2507を介してネットワークN
上に出力される。
【0265】次に、バッファ2503からは図26(b)
に示すようにクラスタ2619のデータが出力される。
クラスタ2619のデータは、ECCエラーは起こって
いないので、パケット生成器2504にてクラスタ26
17と同様にパケット化される。そして、パケット生成
器2504にて生成されたパケットが、サイクル300
8以降のサイクルで、データ送信器2507を介してネ
ットワークN上に出力される。
【0266】このように実施の形態12のデータ送信装
置では、記録媒体からデータを、ECC処理の単位であ
るクラスタ毎に読み出し、読み出したデータにECC復
号化処理を施してパケット化して送信する際、ECCエ
ラーが起こりデータが送信できない場合には、ECCエ
ラーが生じたことを示す情報として特定パターンデータ
を送信するようにしたので、実施の形態11と同様、E
CCエラーが生じたことを受信側に知らせることがで
き、受信側では、迅速に送信側でのECCエラーに対応
することができるという効果が得られる。
【0267】実施の形態13.図33は本発明の実施の
形態13によるデータ送信装置を説明するための図であ
る。本実施の形態13では、記録媒体である光ディスク
のセクタ構造は、上記実施の形態11と同様、図26
(a) に構造となっている。
【0268】また、この実施の形態13のデータ送信装
置は、上記実施の形態11のデータ送信装置1011と
基本的に同一構成となっており、そのECC復号器25
02でECCエラーが検出されない場合のデータ出力動
作、つまり光ディスク2508からデータを読み出して
からデータ送信器2507がネットワークN上にパケッ
トを出力する動作も、図25に示す実施の形態11のデ
ータ送信装置1011と同様に行われる。
【0269】そして、本実施の形態13のデータ送信装
置は、パケット生成器を、ECCエラーが検出された場
合、このECCエラーの発生を示す情報として正しくな
いデータCRC3104を付加するよう構成している点
でのみ上記実施の形態11と異なっている。なお、この
実施の形態13においても、上記データ送信装置におけ
るディジタルインターフェースとしてのデータ送信器は
IEEE1394I/Fである。
【0270】次に動作について説明する。光ディスク2
508からクラスタ2617のデータが読み出され、信
号処理器2501で処理を施された後、ECC復号器2
502にてエラーが発生することなくECC復号処理さ
れたとする。この場合、ECC復号処理が施されたクラ
スタ2617のデータは、映像音声データ復号化器25
06への読み込みと共に、バッファ2503に入力され
る。そして、バッファ2503から出力されたクラスタ
2617のデータがデータ送信器2504にてパケット
化され、得られたパケットがデータ送信器2507を介
してネットワークN上に出力される。
【0271】この実施の形態12においても、クラスタ
2617は、図26(a) に示すように、2048バイト
の大きさを有するセクタ2601〜2616から構成さ
れている。また、上記パケット生成器2504は、取得
した帯域内で伝送できるようにクラスタ2617のデー
タを分割し、分割されたクラスタのデータにCRCデー
タやヘッダ情報等を付加してパケット化し、得られたパ
ケットをデータ送信器2507に出力する。
【0272】図31は、IEEE1394I/Fで扱う
アイソクロノスパケットの構成を示す。アイソクロノス
パケットは、映像音声データ3103に、アイソクロノ
スヘッダ3101、CIPヘッダ3102、データCR
C3104とを付加したものである。ここでは、映像音
声データ3103が、クラスタ2617のデータとな
る。
【0273】図33は、ネットワークN上に流れるアイ
ソクロノスデータを示す。サイクル3305、3306
では、クラスタ2617のデータ3301、3302が
流れており、サイクル3306のデータ3302がクラ
スタ2617の最後のデータとなっている。
【0274】次に、光ディスク2507から読み出され
たクラスタ2618のデータ(図26(a) 参照)をEC
C復号器2502にてECC復号化したときに、ECC
エラーが発生したとする。この場合、ECC復号化器2
502は、ECCエラーが発生したことを信号2512
によりシステム制御器2505に通知する。ここでは、
ECCエラーが発生したクラスタ2618をもう一度光
ディスク2508から読み出すことは行われず、次のク
ラスタ2619の読み出しが行われる。
【0275】したがって、バッファ2503に入力され
るデータは図26(b) に示すように、クラスタ2617
の直後にクラスタ2619が続く状態となる。ECC復
号器2502からシステム制御器2505にECCエラ
ーが発生したことを通知されると、システム制御器25
05は、バッファ2503のデータ蓄積量を示すバッフ
ァからのモニター信号2515により、バッファ250
3からクラスタ2617の最後のデータが出力される時
点を見つける。バッファ2503からクラスタ2617
の最後のデータが出力されると、システム制御器250
5は信号2513によりパケット生成器2504に、次
のクラスタがECCエラーを起こしたことを通知する。
これによりパケット生成器2504が、本来入力される
べきクラスタのデータがECCエラーで入力されないこ
とを知ると、該パケット生成器2504は、図31に示
すように、任意のデータ3103に対して正しくないデ
ータCRC3104を付加てパケットを生成する。この
際に生成されたパケットの構成は、見かけ上は、図31
に示すパケットの構成と同一である。上記データCRC
3104は、データ3103に対する正しいCRCデー
タではない。
【0276】そして、図33に示すように、サイクル3
307の期間には、パケット生成器2504にて生成さ
れたパケットがパケット3303としてデータ送信器2
504を介してネットワークN上に出力される。
【0277】次に、バッファ2503からは図26(b)
に示すようにクラスタ2619のデータが出力される。
クラスタ2619のデータは、ECCエラーは起こって
いないので、パケット生成器2504にてクラスタ26
17と同様にパケット化される。そして、パケット生成
器2504にて生成されたパケットが、サイクル330
8以降のサイクルで、データ送信器2507を介してネ
ットワークN上に出力される。
【0278】このように実施の形態13のデータ送信装
置では、記録媒体からデータを、ECC処理の単位であ
るクラスタ毎に読み出し、読み出したデータにECC復
号化処理を施してパケット化して送信する際、ECCエ
ラーが起こりデータが送信できない場合に、正しくない
データCRCを映像音声データに付加してパケットを生
成し、該パケットをネットワーク上に送信するようにし
たので、上記実施の形態11,12と同様、ECCエラ
ーが生じたことを受信側に知らせることができ、受信側
では、迅速に送信側でのECCエラーに対応することが
できるという効果が得られる。
【0279】実施の形態14.図34は本発明の実施の
形態14によるデータ受信装置を説明するためのブロッ
ク図である。本実施の形態14のデータ受信装置101
4は、実施の形態11のデータ送信装置1011からネ
ットワークN上に出力されたパケットを受信する構成と
なっており、上記ネットワークN上のパケットを受信す
るデータ受信器3404と、受信したパケットのヘッダ
の解析を行って、送信装置のバッファ出力に相当するデ
ータ3401aを出力するとともに、ヘッダ解析結果3
401bを出力するヘッダ解析器3401と、上記ヘッ
ダ解析器3401からのデータ3401aに対して復号
化処理を施して映像音声信号を出力する映像音声データ
復号化器3402と、上記ヘッダ解析結果3401bに
基づいて上記復号化器3402を制御するシステム制御
器3403とを有している。
【0280】次に動作について説明する。データ受信器
3404がネットワークN上のパケットを受け取ると、
その後段のヘッダ解析器3401はヘッダのチェックを
行う。具体的には、図27に示す構成のパケット270
0として、図28に示すパケット2801,2802を
受信した場合、まずアイソクロノスヘッダ2703のチ
ェックを行い、CIPヘッダ2701のチェックを行
う。CIPヘッダ2701のチェックの際には、CIP
ヘッダ2701に含まれるECCフラグ2702を検査
する。ECCフラグが「ECCエラーなし」を示してい
る場合、映像音声データ2704のCRCチェックを行
う。CRCが正しい場合には、映像音声データ2704
を映像音声データ復号化器3402に対して出力する。
映像音声データ復号化器3402は受信した映像音声デ
ータを復号化し、映像音声信号を出力する。
【0281】次に、CIPヘッダ2701に含まれるE
CCフラグ2702を検査した際に、ECCフラグが
「ECCエラー有り」を示している場合について説明す
る。この場合のデータ受信装置の動作は、図29に示す
構成のパケット2900として、図28に示すパケット
2803を受信した場合の動作となる。
【0282】この際、ヘッダ解析器3401は、システ
ム制御器3403に、ECCエラーがあることをヘッダ
解析結果3401bにより通知する。これによりシステ
ム制御器3403が、ECCエラーがあることを知る
と、該制御器3403は、このことを映像音声データ復
号化器3402に知らせる。これにより、映像音声デー
タ復号化器3402は、通常の復号化処理モードでの動
作を停止し、エラー処理モードの動作を行う。エラー処
理モードの動作の例としては、映像音声データがMPE
Gデータの場合には、GOP(group of picture)ヘッ
ダやピクチャヘッダを検索する処理を行う、等がある。
【0283】このように実施の形態14のデータ受信装
置1014では、ディジタルインターフェースを介して
受信したパケットに、送信側でECCエラーが生じたこ
とを示す情報がある場合に、ECCエラーが生じたこと
を検知し、映像音声データの復号化処理における動作モ
ードを通常のモードからエラー処理モードに移行するの
で、受信側では、迅速なエラー処理を行うことができ、
送信側でのECCエラーによる映像や音声信号の乱れを
最小限に抑えることができるという効果が得られる。
【0284】実施の形態15.次に本発明の実施の形態
15によるデータ受信装置を図34,図30,図31,
図32を用いて説明する。この実施の形態15のデータ
受信装置は、本発明の実施の形態12のデータ送信装置
からネットワークN上に出力された、図30に示すパケ
ットを受信する構成となっている。この実施の形態15
のデータ受信装置は、上記実施の形態14のデータ受信
装置とは、ヘッダ解析器での、アンダーフローがあった
ことを示すデータの判定処理のみ異なっている。
【0285】次に動作について説明する。データ受信器
3404がネットワークN上のパケットを受け取ると、
ヘッダ解析器3401は、ヘッダのチェックを行う。具
体的には、図31に示す構成のパケット3100あるい
は図32に示す構成のパケット3200として、図30
に示すパケット3001及び3002を受信した場合、
まずアイソクロノスヘッダ3101あるいは3201の
チェックを行い、CIPヘッダ3102あるいは320
2のチェックを行い、さらにヘッダ解析器3401は、
映像音声データ3103あるいは3203に対するデー
タCRCのチェックを行う。そして、データCRCが正
しい場合には、ヘッダ解析器3401は、映像音声デー
タ3103あるいは3203が所定の特定パターンを含
むか否かをチェックする。
【0286】ここで、所定のパターンとしては、32ビ
ットからなる横一列のすべてのビットが0であるデータ
や、MPEG2で定められている32ビットのシーケン
スエラーコード000001B4h(hは16進数であ
ることを示す)などである。
【0287】映像音声データ3103のように特定パタ
ーンのデータがを含まない場合には、映像音声データ3
103を映像音声データ復号化器3402に対して出力
する。映像音声データ復号化器3402は受信した映像
音声データを復号化し、映像音声信号を出力する。
【0288】次に、上記映像音声データ3203のよう
に特定パターンを含む場合について説明する。この場合
のデータ受信装置1015の動作は、図30のパケット
3003を受信した場合の動作となる。この際、パケッ
ト生成器3401は、システム制御器3403に、EC
Cエラーがあることを信号3401bにより通知する。
システム制御器3403は、ECCエラーがあることを
知ると、このことを映像音声データ復号化器3402に
知らせる。これにより、映像音声データ復号化器340
2は、通常の復号化処理モードでの動作を停止し、エラ
ー処理モードでの動作を開始する。エラー処理モードの
動作の例としては、映像音声データがMPEGデータの
場合にはGOPヘッダやピクチャヘッダを検索する処理
を行う、等がある。
【0289】このように実施の形態15のデータ受信装
置では、ディジタルインターフェースを介して受信した
パケットに、送信側でECCエラーが生じたことを示す
情報として特定バターンのデータがある場合に、送信側
でECCエラーが生じたことを検知し、受信側での映像
音声データの復号化処理における動作モードを通常のモ
ードからエラー処理モードに移行するので、実施の形態
14と同様、受信側では、迅速なエラー処理を行うこと
ができ、送信側でのECCエラーによる映像や音声信号
の乱れを最小限に抑えることができるという効果が得ら
れる。
【0290】実施の形態16.次に本発明の実施の形態
16によるデータ受信装置を図34,図31,図33を
用いて説明する。この実施の形態16のデータ受信装置
は、本発明の実施の形態13のデータ送信装置からネッ
トワークN上に出力されたパケットを受信する構成とな
っている。この実施の形態16のデータ受信装置は、上
記実施の形態14のデータ受信装置とは、ヘッダ解析器
での、アンダーフローがあったことを示すデータの判定
処理のみ異なっている。
【0291】次に動作について説明する。データ受信器
3404がネットワークN上のパケットを受け取ると、
ヘッダ解析器3401は、ヘッダのチェックを行う。具
体的には、図31に示す構成のパケット3100とし
て、図33に示すパケット3301及び3302を受信
した場合、まずアイソクロノスヘッダ3101のチェッ
クを行い、CIPヘッダ3102のチェックを行い、さ
らにヘッダ解析器3401は、映像音声データ3103
のCRCチェックを行う。そして、データCRC310
4が正しい場合には、ヘッダ解析器3401は、映像音
声データ3103を映像音声データ復号化器3402に
出力する。映像音声データ復号化器3402は受信した
映像音声データを復号化し、映像音声信号を出力する。
【0292】次に、上記データCRC3104が正しく
ない場合の動作について説明する。この場合のデータ受
信装置1016の動作は、図33に示すパケット330
3を受信した場合の動作となる。この際、パケット生成
器3401は、システム制御器3403に、信号340
1bによりECCエラーがあることを通知する。システ
ム制御器3403は、ECCエラーがあることを知る
と、このことを映像音声データ復号化器3402に知ら
せる。これにより、映像音声データ復号化器3402
は、通常の復号化処理モードでの動作を停止し、エラー
処理モードでの動作を開始する。エラー処理モードの動
作の例としては、映像音声データがMPEGデータの場
合には、GOPヘッダやピクチャヘッダを検索する処理
を行う、等がある。
【0293】このように実施の形態16のデータ受信装
置では、ディジタルインターフェースを介して受信した
パケットに、送信側でECCエラーが生じたことを示す
情報として正しくないデータCRCが含まれている場合
には、ECCエラーが生じたことを検知し、映像音声デ
ータの復号化処理における動作モードを通常のモードか
らエラー処理モードに移行するので、実施の形態14,
15と同様、受信側では、迅速なエラー処理を行うこと
ができ、送信側でのECCエラーによる映像や音声信号
の乱れを最小限に抑えることができるという効果が得ら
れる。
【0294】実施の形態17.図35は本発明の実施の
形態17によるデータ受信装置を説明するためのブロッ
ク図である。この実施の形態17のデータ受信装置10
17は、図34に示す実施の形態14のデータ受信装置
1014の構成に加えて、そのヘッダ解析器3401と
映像音声データ復号化器3402の間に設けられたバッ
ファ3511を備えたものであり、実施の形態11のデ
ータ送信装置からネットワークN上に出力されたパケッ
トを受信する構成となっている。
【0295】次に動作について説明する。データ受信器
3404がネットワークN上のパケットを受け取ると、
ヘッダ解析器3401はヘッダのチェックを行う。具体
的には、図27に示す構成のパケット2700として、
図28に示すパケット2801,2802を受信した場
合、まずアイソクロノスヘッダ2703のチェックを行
い、CIPヘッダ2701のチェックを行う。CIPヘ
ッダのチェックの際には、CIPヘッダ2701に含ま
れるECCフラグ2702を検査する。ECCフラグが
「ECCエラーなし」を示している場合、映像音声デー
タ2704のCRCチェックを行う。CRCが正しい場
合には、映像音声データ2704を信号3501aとし
てバッファ3501に出力する。バッファに入力された
映像音声データ2704は、一定時間の遅延の後、映像
音声データ復号化器3402に出力される。すると、映
像音声データ復号化器3402は受信した映像音声デー
タを復号化し、映像音声信号を出力する。
【0296】次に、CIPヘッダ2701に含まれるE
CCフラグ2702を検査した際に、ECCフラグが
「ECCエラー有り」を示している場合について説明す
る。この場合のデータ受信装置の動作は、図29に示す
構成のパケット2900として、図28に示すパケット
2803を受信した場合の動作となる。
【0297】この際、ヘッダ解析器3401は、システ
ム制御器3403に、ECCエラーがあることをヘッダ
解析結果3501bにより通知する。システム制御器3
403は、ECCエラーがあることを知ると、このこと
を映像音声データ復号化器3402に知らせる。これに
より、映像音声データ復号化器3402は、バッファ3
501によりデータが遅延される時間の間、バッファ3
501での遅延後にエラーデータが入力されることを考
慮した処理を行い、エラーデータが入力される時間にな
ると、通常の復号化処理モードでの動作を停止し、エラ
ー処理モードでの動作を開始する。
【0298】このように実施の形態17のデータ受信装
置1017では、ディジタルインターフェースを介して
受信したパケットに、送信側でECCエラーが生じたこ
とを示す情報がある場合に、ECCエラーが生じたこと
を検知し、映像音声データの復号化処理における動作モ
ードを通常のモードからエラー処理モードに移行するの
で、受信側では、迅速なエラー処理を行うことができ、
送信側でのECCエラーによる映像や音声信号の乱れを
最小限に抑えることができるという効果が得られる。
【0299】また、映像音声データをバッファで遅延さ
せて復号化処理を行うので、あらかじめ、復号化器で
は、ECCエラーが生じたことによる不正な映像音声デ
ータが入力されることを検知することができ、これによ
り、エラー処理を考慮した復号化処理をあらかじめ行う
ことができ、ECCエラーによる映像や音声信号の乱れ
をより効果的に抑えることができるという効果が得られ
る。
【0300】なお、上記実施の形態11ないし17で
は、ディジタルインターフェースとしてIEEE139
4を例に挙げて説明したが、これは他のディジタルイン
ターフェースでもよい。また、実施の形態11ないし1
7では、記録媒体に記録されているデータを映像音声デ
ータとしたが、これは字幕データ等を含んでいてもよ
い。また、上記記録媒体に記録されているデータは、映
像データのみ、または音声データのみであってもよい。
【0301】また、実施の形態11ないし13では、記
録媒体として光ディスクを例に挙げて説明したが、これ
は磁気ディスク等の他の記録媒体であってもよい。ま
た、実施の形態11ないし13のデータ送信装置では、
そのECC復号化の際にECCエラーが発生したクラス
タ2618については、光ディスク2508からの再度
の読み出しは行わず、次のクラスタ2619の読み出し
行うようにしたが、上記ECCエラーが発生したクラス
タ2618の読み出しを、再度行うようにしてもよい。
【0302】また、実施の形態11のデータ送信装置で
は、ECCフラグ2702は、ECCエラーを起こした
ことを示すのに“1" 、ECCエラーを起こしていない
ことを示すのに“0" を用いるとしたが、これは逆でも
よい。
【0303】また、上記実施の形態17では、データ受
信装置として、実施の形態14のデータ受信装置にバッ
ファを備えたものを挙げたが、実施の形態17のデータ
受信装置は、実施の形態15あるいは16のデータ受信
装置の構成に加えてバッファを備えたものとしてもよ
い。
【0304】また、本発明の実施の形態11ないし13
では、バッファ出力をそのままパケット生成器に出力す
る構成を示したが、バッファ出力を実施の形態1で説明
したように分割して、パケット生成器に出力するように
してもよい。
【0305】
【発明の効果】この発明(請求項1,2)に係るデータ
送信装置によれば、所定のネットワークに接続されたデ
ータ送信装置であって、複数種類の符号化データを受
け、これらの符号化データを第1のデータ単位毎に結合
して第1の符号化ストリームを生成する符号化手段と、
上記第1の符号化ストリームを、所定のデータサイズを
有する第2のデータ単位毎に分割して、該第2のデータ
単位である分割パックに対応する分割パックデータを生
成する分割手段と、上記各分割パックデータにヘッダ情
報を付加して、データ伝送の単位であるパケットに対応
するパケットデータを生成するパケット生成手段と、上
記各パケットデータを、上記第1の符号化ストリームと
はデータ構造が異なる第2の符号化ストリームとしてネ
ットワーク上に出力する送信手段とを備えたので、MP
EG2プログラムストリーム等のストリームを、そのデ
ータ単位のサイズより小さいサイズのパケットに分割す
ることができる。この結果、MPEG2プログラムスト
リーム等のデータを、MPEGトランスポートストリー
ムに変換することなく、該トランスポートストリームに
対する伝送方法により、具体的にはIEEE1394I
/Fによりネットワーク上に出力することができる。
【0306】また、上記ネットワークに接続されている
受信側の機器では、受信したパケットのデータを結合す
ることにより、上記データ送信装置にて生成したMPE
G2プログラムストリームを復元することができる。
【0307】この発明(請求項3)によれば、請求項2
記載のデータ送信装置において、上記分割手段を、上記
第1の符号化ストリームの分割を、上記各分割パックに
は同一種類の符号化データのみが含まれるよう行う構成
としたので、受信側でのMPEG2プログラムストリー
ムの復元が容易となる。
【0308】この発明(請求項4)によれば、請求項3
記載のデータ送信装置において、上記パケット生成手段
を、生成されるすべてのパケットのサイズが同一サイズ
となるよう、上記所定のデータサイズより小さいサイズ
を有する分割パックには、スタッフィングデータを付加
してパケットデータを生成するよう構成したので、送信
側及び受信側ではパケットのデータを扱いやすくなる。
【0309】この発明(請求項5)に係るデータ送信装
置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ送
信装置であって、記録媒体に所定のデータサイズを有す
るセクタ単位毎に分割して記録されているデータを、上
記セクタ毎に読み出す読み出し手段と、上記読み出し手
段により読み出された各セクタに対応するデータを、上
記セクタのデータサイズよりも小さいデータサイズを有
するデータ単位毎に分割して、該データ単位である分割
パックに対応する分割パックデータを生成する分割手段
と、上記各分割パックデータにヘッダ情報を付加して、
データ伝送の単位であるパケットに対応するパケットデ
ータを生成するパケット生成手段と、上記各パケットデ
ータを符号化ストリームとしてネットワーク上に出力す
る送信手段とを備えたので、DVD等の記録媒体にセク
タ等の単位で記録されたMPEG2プログラムストリー
ムのデータを、データサイズがセクタよりも小さいパケ
ットに分割することができる。この結果、DVD等に記
録されたMPEG2プログラムストリーム等のデータ
を、MPEGトランスポートストリームに変換すること
なく、該トランスポートストリームに対する伝送方法に
より、具体的にはIEEE1394I/Fによりネット
ワーク上に出力することができる。
【0310】この発明(請求項6)によれば、請求項5
記載のデータ送信装置において、上記分割手段を、上記
各セクタに対応するデータの分割を、該各セクタにおけ
る先頭データが分割パックの先頭データとなるよう行う
構成としたので、受信側ではパケットのデータを扱いや
すくなる。
【0311】この発明(請求項7,8,9,12,1
5)によれば、請求項5または6記載のデータ送信装置
において、上記パケット生成手段を、上記セクタの先頭
データを含む分割パックには、該先頭データを含むこと
を示す情報を付加してパケットデータを生成するよう構
成したので、受信側で分割パックからパックへの再現
が、容易に実現するのができる。また、任意のバイト数
でパックを分割することにより、1394I/F等のデ
ィジタルインターフェースの帯域を有効に利用すること
もできる。
【0312】この発明(請求項10,13,16)によ
れば、請求項5ないし7のいずれかに記載のデータ送信
装置より符号化ストリームとして出力されるパケットデ
ータを受信するデータ受信装置であって、上記パケット
データを受信し、そのヘッダ情報の解析により各パケッ
トに対応する上記分割パックデータを出力する受信手段
と、該受信手段から出力された分割パックデータを結合
して、上記セクタに対応するデータを生成する結合手段
とを備えたので、上記データ送信装置から出力されるパ
ケットデータに基づいて、該データ送信装置にて生成さ
れたMPEG2プログラムストリーム等を正しく復元す
ることができる。
【0313】この発明(請求項11,14,17)によ
れば、請求項5ないし7のいずれかに記載のデータ送信
装置により符号化ストリームとして出力されるパケット
データを受信して記録するデータ記録装置であって、上
記パケットデータを受信し、そのヘッダ情報の解析によ
り各パケットに対応する上記分割パックデータを出力す
る受信手段と、該受信手段から出力された分割パックデ
ータを結合して、上記セクタに対応するデータを生成す
る結合手段と、該結合手段から出力されたセクタに対応
するデータを、セクタ構造を有する記録媒体に記録する
記録手段とを備えたので、上記データ送信装置から出力
されるパケットデータに基づいて、該データ送信装置に
て生成されたMPEG2プログラムストリーム等を正し
く復元して記録することができる。
【0314】この発明(請求項18)に係るデータ送信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
送信装置であって、記録媒体に記録されたデータを読み
出すデータ読み出し手段と、該データ読み出し手段によ
り読み出されたデータを一時蓄積するバッファ手段と、
該バッファ手段より出力されたデータをネットワーク上
に出力するデータ送信手段とを備え、上記データ送信手
段を、上記バッファ手段がアンダーフロー状態となった
とき、上記バッファ手段でアンダーフローが生じたこと
を示すアンダーフロー情報を上記ネットワーク上に出力
するよう構成したので、送信側でバッファのアンダーフ
ローが発生した場合であっても、送信側でのバッファの
アンダーフローの発生を受信側で検知して、動作モード
を通常モードからエラー処理モードに移行することがで
きる。この結果、受信側では、迅速なエラー処理が可能
となり、送信側のバッファでのアンダーフローの発生に
よる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができ
る。
【0315】この発明(請求項19,20)に係るデー
タ送信装置によれば、所定のネットワークに接続された
データ送信装置であって、記録媒体に記録されたデータ
を読み出すデータ読み出し手段と、該データ読み出し手
段により読み出されたデータを一時蓄積するバッファ手
段と、上記バッファ手段より出力されたデータにヘッダ
情報を付加して、データ伝送単位であるパケットに対応
するパケットデータを生成するパケット生成手段と、該
パケット生成手段より出力されたパケットデータをネッ
トワーク上に出力するデータ送信手段とを備え、上記パ
ケット生成手段を、上記バッファ手段がアンダーフロー
状態となったとき、上記バッファ手段でアンダーフロー
が生じたことを示すアンダーフロー情報を上記パケット
のヘッダ部に付加して上記データ送信手段に出力するよ
う構成したので、送信側でバッファのアンダーフローが
発生した場合であっても、送信側でのバッファのアンダ
ーフローの発生を受信側で検知して、迅速なエラー処理
が可能となり、これにより送信側のバッファでのアンダ
ーフローの発生による映像や音声信号の乱れを効果的に
抑えることができる。
【0316】この発明(請求項21,22)によれば、
請求項19記載のデータ送信装置において、上記データ
送信手段を、上記バッファ手段がアンダーフロー状態と
なったとき、上記バッファ手段でアンダーフローが生じ
たことを示すアンダーフロー情報として、所定パターン
のデータを上記ネットワーク上に出力する構成としたの
で、送信側でバッファのアンダーフローが発生した場合
であっても、送信側でのバッファのアンダーフローの発
生を受信側で検知して、迅速なエラー処理が可能とな
り、これにより送信側のバッファでのアンダーフローの
発生による映像や音声信号の乱れを効果的に抑えること
ができる。
【0317】この発明(請求項23)に係るデータ送信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
受信装置であって、請求項18記載のデータ送信装置か
ら出力されたデータを受信するデータ受信手段と、該デ
ータ受信手段により受信されたデータを解析し、該デー
タにアンダーフロー情報が含まれている場合には、送信
側でアンダーフローが発生したことを示す情報を出力す
るデータ解析手段と、上記データ受信手段により受信さ
れたデータに基づいて復号化処理を行うとともに、上記
アンダーフローの発生を示す情報を受けたときには、上
記復号化処理における動作モードを通常モードからエラ
ー処理モードに移行するデータ復号化手段とを備えたの
で、送信側でバッファのアンダーフローが発生したこと
を受信側で検知して、迅速なエラー処理を行うことがで
き、送信側のバッファでのアンダーフローの発生による
映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができる。
【0318】なお、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、請求項19記載のデータ送信装
置から出力されたパケットデータを受信するデータ受信
手段と、該データ受信手段により受信されたパケットデ
ータを解析し、該パケットデータに上記アンダーフロー
情報が含まれている場合には、送信側でアンダーフロー
が発生したことを示す情報を出力するデータ解析手段
と、上記データ受信手段により受信されたパケットデー
タに基づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダー
フローの発生を示す情報を受けたときには、上記復号化
処理における動作モードを通常モードからエラー処理モ
ードに移行するデータ復号化手段とを備えたものでは、
送信側でバッファのアンダーフローが発生したことを受
信側で検知して、迅速なエラー処理を行うことができ、
送信側のバッファでのアンダーフローの発生による映像
や音声信号の乱れを効果的に抑えることができる。
【0319】この発明(請求項24)に係るデータ受信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
受信装置であって、請求項20記載のデータ送信装置か
ら出力されたアイソクロノスパケットデータを受信する
データ受信手段と、該データ受信手段により受信された
アイソクロノスパケットデータを解析し、該アイソクロ
ノスパケットのヘッダにアンダーフロー情報が含まれて
いる場合には、送信側でアンダーフローが発生したこと
を示す情報を出力するデータ解析手段と、上記データ受
信手段により受信されたアイソクロノスパケットデータ
に基づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダーフ
ローの発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処
理における動作モードを通常モードからエラー処理モー
ドに移行するデータ復号化手段とを備えたので、送信側
でバッファのアンダーフローが発生したことを受信側で
検知して、送信側のバッファでのアンダーフローの発生
による映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることがで
きる。
【0320】なお、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、請求項21記載のデータ送信装
置から出力されたデータを受信するデータ受信手段と、
該データ受信手段により受信されたデータを解析し、該
データに上記所定パターンのデータが含まれている場合
には、送信側でアンダーフローが発生したことを示す情
報を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段に
より受信されたデータに基づいて復号化処理を行うとと
もに、上記アンダーフローの発生を示す情報を受けたと
きには、上記復号化処理における動作モードを通常モー
ドからエラー処理モードに移行するデータ復号化手段と
を備えたものでは、送信側でバッファのアンダーフロー
が発生したことを受信側で検知して、送信側のバッファ
でのアンダーフローの発生による映像や音声信号の乱れ
を効果的に抑えることができる。
【0321】この発明(請求項25)に係るデータ送信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
送信装置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して
記録されたデータを読み出すデータ読み出し手段と、該
データ読み出し手段により読み出されたデータの誤り訂
正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無
を検出する誤り検出手段と、上記データ読み出し手段か
ら読み出されたデータをネットワーク上に出力するデー
タ送信手段とを備え、上記データ送信手段を、上記誤り
検出手段によりデータ処理の誤りが検出されたとき、デ
ータ処理の誤りが生じたことを示す誤り発生情報を上記
ネットワーク上に出力するよう構成したので、例えば、
記録媒体から読み出したデータをECC復号した際にE
CCエラーが発生した場合でも、ECCエラーが起こっ
たことを受信側で検知して、動作モードを通常モードか
らエラー処理モードに移行して、迅速なエラー処理を行
うことができ、ECCエラーによる映像や音声信号の乱
れを効果的に抑えることができるという効果が得られ
る。
【0322】この発明(請求項26,27)に係るデー
タ送信装置によれば、所定のネットワークに接続された
データ送信装置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付
加して記録されたデータを読み出すデータ読み出し手段
と、該データ読み出し手段により読み出されたデータの
誤り訂正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤り
の有無を検出する誤り検出手段と、上記データ読み出し
手段から読み出されたデータにヘッダ情報を付加して、
データ伝送単位であるパケットに対応するパケットデー
タを生成するパケット生成手段と、上記パケット生成手
段から出力されたパケットデータをネットワーク上に出
力するデータ送信手段とを備え、上記パケット生成手段
を、上記誤り検出手段によりデータ処理の誤りが検出さ
れたとき、データ処理の誤りが生じたことを示す誤り発
生情報を上記パケットのヘッダ部に付加して上記ネット
ワーク上に出力するよう構成としたので、例えば、EC
Cエラー等のデータ処理の誤りが送信側で起こったこと
を受信側で検知して、迅速なエラー処理を行うことがで
き、これによりECCエラーによる映像や音声信号の乱
れを効果的に抑えることができるという効果が得られ
る。
【0323】この発明(請求項28,29)に係るデー
タ送信装置によれば、所定のネットワークに接続された
データ送信装置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付
加して記録されたデータを読み出すデータ読み出し手段
と、該データ読み出し手段により読み出されたデータの
誤り訂正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤り
の有無を検出する誤り検出手段と、上記データ読み出し
手段により読み出されたデータをネットワーク上に出力
するデータ送信手段とを備え、上記データ送信手段を、
上記誤り検出手段によりデータ処理の誤りが検出された
とき、データ処理の誤りが生じたことを示す情報とし
て、所定パターンのデータを上記ネットワークに出力す
るよう構成したので、例えば、ECCエラー等のデータ
処理の誤りが送信側で起こったことを受信側で検知する
ことができ、これによりECCエラーによる映像や音声
信号の乱れを効果的に抑えることができるという効果が
得られる。
【0324】この発明(請求項30)に係るデータ送信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
送信装置であって、記録媒体に誤り訂正符号を付加して
記録されたデータを読み出すデータ読み出し手段と、該
データ読み出し手段により読み出されたデータの誤り訂
正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有無
を検出する誤り検出手段と、上記データ読み出し手段か
ら読み出されたデータにヘッダ情報を付加して、データ
伝送単位であるパケットに対応するパケットデータを生
成するパケット生成手段と、上記パケット生成手段から
出力されたパケットデータをネットワーク上に出力する
データ送信手段とを備え、上記パケット生成手段を、上
記誤り検出手段によりデータ処理の誤りが検出されたと
き、上記パケットデータに、データ処理の誤りが生じた
ことを示す情報として不正な巡回冗長検査データを付加
して出力するよう構成したので、例えば、ECCエラー
等のデータ処理の誤りが送信側で起こったことを受信側
で検知することができ、これによりECCエラーによる
映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができると
いう効果が得られる。
【0325】この発明(請求項31)に係るデータ受信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
受信装置であって、請求項25記載のデータ送信装置か
ら出力されたデータを受信するデータ受信手段と、該デ
ータ受信手段により受信されたデータを解析し、該デー
タに誤り発生情報が含まれている場合には、送信側でデ
ータ処理の誤りがあったことを示す情報を出力するデー
タ解析手段と、上記データ受信手段により受信されたデ
ータに基づいて復号化処理を行うとともに、上記データ
処理の誤り発生を示す情報を受けたときには、上記復号
化処理における動作モードを通常モードからエラー処理
モードに移行するデータ復号化手段とを備えたので、例
えば、送信側で発生したECCエラー等のデータ処理の
誤りを検知して、ECCエラーによる映像や音声信号の
乱れを効果的に抑えることができる。
【0326】なお、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、請求項26記載のデータ送信装
置から出力されたパケットデータを受信するデータ受信
手段と、該データ受信手段により受信されたパケットデ
ータを解析し、そのヘッダ部に上記誤り発生情報が含ま
れている場合には、送信側でデータ処理の誤りが発生し
たことを示す情報を出力するデータ解析手段と、上記デ
ータ受信手段により受信されたパケットデータに基づい
て復号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤り発
生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理におけ
る動作モードを通常モードからエラー処理モードに移行
するデータ復号化手段とを備えたものでは、例えば、送
信側で発生したECCエラー等のデータ処理の誤りを検
知して、ECCエラーによる映像や音声信号の乱れを効
果的に抑えることができる。
【0327】この発明(請求項32)に係るデータ受信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
受信装置であって、請求項27記載のデータ送信装置か
ら出力されたアイソクロノスパケットデータを受信する
データ受信手段と、該データ受信手段により受信された
アイソクロノスパケットデータを解析し、該アイソクロ
ノスパケットのヘッダに上記誤り発生情報が含まれてい
る場合には、送信側でデータ処理の誤りが発生したこと
を示す情報を出力するデータ解析手段と、上記データ受
信手段により受信されたアイソクロノスパケットデータ
に基づいて復号化処理を行うとともに、上記データ処理
の誤り発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処
理における動作モードを通常モードからエラー処理モー
ドに移行するデータ復号化手段とを備えたので、例え
ば、送信側で発生したECCエラー等のデータ処理の誤
りを検知して、ECCエラーによる映像や音声信号の乱
れを効果的に抑えることができる。
【0328】なお、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、請求項28記載のデータ送信装
置から出力されたデータを受信するデータ受信手段と、
該データ受信手段により受信されたデータを解析し、該
データに所定パターンのデータが含まれている場合に
は、送信側でデータ処理の誤りが発生したことを示す情
報を出力するデータ解析手段と、上記データ受信手段に
より受信されたデータに基づいて復号化処理を行うとと
もに、上記データ処理の誤り発生を示す情報を受けたと
きには、上記復号化処理における動作モードを通常モー
ドからエラー処理モードに移行するデータ復号化手段と
を備えたものでは、例えば、送信側で発生したECCエ
ラー等のデータ処理の誤りを検知して、ECCエラーに
よる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができ
る。
【0329】この発明(請求項33)に係るデータ受信
装置によれば、所定のネットワークに接続されたデータ
受信装置であって、請求項30記載のデータ送信装置か
ら出力されたパケットデータを受信するデータ受信手段
と、該データ受信手段により受信されたパケットデータ
を解析し、そのヘッダ部に含まれている上記巡回冗長検
査データが不正である場合には、該巡回冗長検査データ
が不正であることを示す不正情報を出力するデータ解析
手段と、上記データ受信手段により受信されたパケット
データに基づいて復号化処理を行うとともに、上記不正
情報を受けたときには、上記復号化処理における動作モ
ードを通常モードからエラー処理モードに移行するデー
タ復号化手段とを備えたので、例えば、送信側で発生し
たECCエラー等のデータ処理の誤りを検知して、EC
Cエラーによる映像や音声信号の乱れを効果的に抑える
ことができる。
【0330】なお、第1の変形例に係るデータ送信装置
によれば、請求項18,21,22のいずれかに記載の
データ送信装置において、上記バッファ手段より出力さ
れたデータを、所定のデータサイズを有するデータ単位
毎に分割して、該データ単位である分割パックに対応す
る分割パックデータを生成する分割手段と、上記各分割
パックデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送の単
位であるパケットに対応するパケットデータを生成する
パケット生成手段とを備え、上記データ送信手段を、上
記バッファ手段より出力されたデータとして、上記パケ
ットデータをネットワーク上に出力する構成としたの
で、送信側でバッファのアンダーフローが発生した場合
であっても、送信側でのバッファのアンダーフローの発
生を受信側で検知して、迅速なエラー処理が可能とな
り、これにより送信側のバッファでのアンダーフローの
発生による映像や音声信号の乱れを効果的に抑えること
ができる。また、DVD等の記録媒体にセクタ等の単位
で記録されたMPEG2プログラムストリームのデータ
を、データサイズがセクタよりも小さいパケットに分割
することができ、この結果、DVD等に記録されたMP
EG2プログラムストリーム等のデータを、MPEGト
ランスポートストリームに変換することなく、該トラン
スポートストリームに対する伝送方法により、具体的に
はIEEE1394I/Fによりネットワーク上に出力
することができる。
【0331】また、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、上記第1の変形例のデータ送信
装置から出力されたパケットデータを受信する受信手段
と、該データ受信手段により受信されたパケットデータ
を解析し、該パケットデータに上記アンダーフロー情報
が含まれている場合には、送信側でアンダーフローが発
生したことを示す情報を出力するデータ解析手段と、上
記データ受信手段により受信されたパケットデータに基
づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダーフロー
の発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理に
おける動作モードを通常モードからエラー処理モードに
移行するデータ復号化手段とを備えたものでは、送信側
でのバッファのアンダーフローの発生を受信側で検知し
て、送信側のバッファでのアンダーフローの発生による
映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができる。
また、受信したパケットのデータに基づいて、送信側で
生成されたMPEG2プログラムストリーム等のデータ
を復元できる。
【0332】第2の変形例に係るデータ送信装置によれ
ば、請求項19または20記載のデータ送信装置におい
て、上記バッファ手段より出力されたデータを、所定の
データサイズを有するデータ単位毎に分割して、該デー
タ単位である分割パックに対応する分割パックデータを
生成する分割手段を備え、上記パケット生成手段を、上
記バッファ手段より出力されたデータとして、上記各分
割パックデータを受け、該分割パックデータにヘッダ情
報を付加して、上記パケットデータを生成する構成とし
たので、送信側でのバッファのアンダーフローの発生を
受信側で検知して、迅速なエラー処理が可能となり、こ
れにより送信側のバッファでのアンダーフローの発生に
よる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができ
る。また、DVD等の記録媒体にセクタ等の単位で記録
されたMPEG2プログラムストリームのデータを、M
PEGトランスポートストリームに変換することなく、
該トランスポートストリームに対する伝送方法により、
具体的にはIEEE1394I/Fによりネットワーク
上に出力することができる。
【0333】また、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、上記第2の変形例のデータ送信
装置から出力されたパケットデータを受信する受信手段
と、該データ受信手段により受信されたパケットデータ
を解析し、該パケットデータに上記アンダーフロー情報
が含まれている場合には、送信側でアンダーフローが発
生したことを示す情報を出力するデータ解析手段と、上
記データ受信手段により受信されたパケットデータに基
づいて復号化処理を行うとともに、上記アンダーフロー
の発生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理に
おける動作モードを通常モードからエラー処理モードに
移行するデータ復号化手段とを備えたののでは、送信側
でのバッファのアンダーフローの発生を受信側で検知し
て、送信側のバッファでのアンダーフローの発生による
映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることができる。
また、受信したパケットのデータに基づいて、送信側で
生成されたMPEG2プログラムストリーム等のデータ
を復元できる。
【0334】第3の変形例に係るデータ送信装置によれ
ば、請求項25,28,29のいずれかに記載のデータ
送信装置において、上記データ読み出し手段により読み
出されたデータを、所定のデータサイズを有するデータ
単位毎に分割して、該データ単位である分割パックに対
応する分割パックデータを生成する分割手段と、上記各
分割パックデータにヘッダ情報を付加して、データ伝送
の単位であるパケットに対応するパケットデータを生成
するパケット生成手段とを備え、上記データ送信手段
を、上記データ読み出し手段により読み出されたデータ
として、上記パケットデータをネットワーク上に出力す
る構成としたので、例えば、記録媒体から読み出したデ
ータをECC復号した際にECCエラーが発生した場合
でも、ECCエラーが起こったことを受信側で検知し
て、動作モードを通常モードからエラー処理モードに移
行して、迅速なエラー処理を行うことができ、ECCエ
ラーによる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えること
ができるという効果が得られる。また、DVD等の記録
媒体にセクタ等の単位で記録されたMPEG2プログラ
ムストリームのデータを、MPEGトランスポートスト
リームに変換することなく、該トランスポートストリー
ムに対する伝送方法により、具体的にはIEEE139
4I/Fによりネットワーク上に出力することができ
る。
【0335】また、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、上記第3の変形例のデータ送信
装置から出力されたパケットデータを受信する受信手段
と、該データ受信手段により受信されたパケットデータ
を解析し、該パケットデータに上記誤り発生情報が含ま
れている場合には、送信側でデータ処理の誤りが発生し
たことを示す情報を出力するデータ解析手段と、上記デ
ータ受信手段により受信されたパケットデータに基づい
て復号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤り発
生を示す情報を受けたときには、上記復号化処理におけ
る動作モードを通常モードからエラー処理モードに移行
するデータ復号化手段とを備えたものでは、送信側での
データ処理の誤り発生を受信側で検知して、データ処理
の誤りによる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えるこ
とができる。また、受信したパケットのデータに基づい
て、送信側で生成されたMPEG2プログラムストリー
ム等のデータを復元できる。
【0336】第4の関連発明に係るデータ送信装置によ
れば、請求項26,27,30のいずれかに記載のデー
タ送信装置において、上記データ読み出し手段により読
み出されたデータを、所定のデータサイズを有するデー
タ単位毎に分割して、該データ単位である分割パックに
対応する分割パックデータを生成する分割手段を備え、
上記パケット生成手段を、上記データ読み出しにより読
み出されたデータとして、上記各分割パックデータを受
け、該分割パックデータにヘッダ情報を付加して、上記
パケットデータを生成する構成としたので、例えば、記
録媒体から読み出したデータをECC復号した際にEC
Cエラーが発生した場合でも、ECCエラーが起こった
ことを受信側で検知して、動作モードを通常モードから
エラー処理モードに移行して、迅速なエラー処理を行う
ことができ、ECCエラーによる映像や音声信号の乱れ
を効果的に抑えることができるという効果が得られる。
また、DVD等の記録媒体にセクタ等の単位で記録され
たMPEG2プログラムストリームのデータを、MPE
Gトランスポートストリームに変換することなく、該ト
ランスポートストリームに対する伝送方法により、具体
的にはIEEE1394I/Fによりネットワーク上に
出力することができる。
【0337】また、所定のネットワークに接続されたデ
ータ受信装置であって、第4の変形例のデータ送信装置
から出力されたパケットデータを受信する受信手段と、
該データ受信手段により受信されたパケットデータを解
析し、該パケットデータに上記誤り発生情報が含まれて
いる場合には、送信側でデータ処理の誤りが発生したこ
とを示す情報を出力するデータ解析手段と、上記データ
受信手段により受信されたパケットデータに基づいて復
号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤り発生を
示す情報を受けたときには、上記復号化処理における動
作モードを通常モードからエラー処理モードに移行する
データ復号化手段とを備えたものでは、送信側でのデー
タ処理の誤り発生を受信側で検知して、データ処理の誤
りによる映像や音声信号の乱れを効果的に抑えることが
できる。また、受信したパケットのデータに基づいて、
送信側で生成されたMPEG2プログラムストリーム等
のデータを復元できる。さらに本発明に関連する第1〜
第9の関連発明に係るデータ送信方法では、それぞれ上
記請求項1,5,19,20,22,29,30,3
2,34に係る発明と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるデータ送信装置
を説明するためのブロック図である。
【図2】 上記実施の形態1のデータ送信装置における
パケット生成処理を説明するための模式図である。
【図3】 上記実施の形態1のデータ送信装置における
他のパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図4】 上記実施の形態1のデータ送信装置における
他のパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図5】 本発明の実施の形態2によるデータ送信装置
を説明するためのブロック図である。
【図6】 上記実施の形態2のデータ送信装置の説明図
であり、DVD−Videoのデータ構造を示してい
る。
【図7】 上記実施の形態2のデータ送信装置における
パケット生成方法を説明するための模式図である。
【図8】 上記実施の形態2のデータ送信装置における
他のパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図9】 上記実施の形態2のデータ送信装置における
他のパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図10】 本発明の実施の形態3によるデータ送信装
置を説明するためのブロック図である。
【図11】 上記実施の形態3のデータ送信装置におけ
るパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図12】 上記実施の形態3のデータ送信装置にて生
成されるパケットの構造を説明するための模式図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態4によるデータ送信装
置を説明するためのブロック図である。
【図14】 上記実施の形態4のデータ送信装置におけ
るパケット生成処理を説明するための模式図である。
【図15】 上記実施の形態5のデータ送信装置におけ
るパケット生成処理を説明するための図であり、パケッ
ト結合方法を示している。
【図16】 本発明の実施の形態6によるデータ受信装
置(図(a) )及びデータ記録装置(図(b) )を説明する
ためのブロック図である。
【図17】 本発明の実施の形態7によるデータ送信装
置を説明するためのブロック図である。
【図18】 上記実施の形態7のデータ送信装置の動作
を説明するためのタイミングチャート図である。
【図19】 上記実施の形態7のデータ送信装置にて生
成されるパケットの構造(バッファフラグ0の場合)を
説明するための模式図である。
【図20】 上記実施の形態7のデータ送信装置にて生
成されるパケットの構造(バッファフラグ1の場合)を
説明するための模式図である。
【図21】 本発明の実施の形態8によるデータ送信装
置を説明するためのタイミングチャート図である。
【図22】 上記実施の形態8のデータ送信装置にて生
成されるパケットの構造(特定パターンデータ有りの場
合)を説明するための模式図である。
【図23】 上記実施の形態8のデータ送信装置にて生
成されるパケットの構造(特定パターンデータ無しの場
合)を説明するための模式図である。
【図24】 本発明の実施の形態9によるデータ受信装
置を説明するためのブロック図である。
【図25】 本発明の実施の形態11によるデータ送信
装置を説明するためのブロック図である。
【図26】 上記実施の形態11のデータ送信装置から
出力されるデータの構造を示す模式図である。
【図27】 上記実施の形態11のデータ送信装置にて
生成されるパケットの構造(ECCフラグ0の場合)を
示す模式図である。
【図28】 上記実施の形態11のデータ送信装置から
ネットワークN上に出力されたパケットを示す模式図で
ある。
【図29】 上記実施の形態11のデータ送信装置にて
生成されるパケットの構造(ECCフラグ1の場合)を
示す模式図である。
【図30】 本発明の実施の形態12によるデータ送信
装置を説明するための図であり、該データ送信装置から
ネットワークN上に出力されたパケットを示している。
【図31】 本発明の実施の形態12によるデータ送信
装置にて生成された、特定パターンデータを含まないパ
ケットの構造を示す図である。
【図32】 本発明の実施の形態12によるデータ送信
装置にて生成された、特定パターンデータを含むパケッ
トの構造を示す図である。
【図33】 本発明の実施の形態13によるデータ送信
装置を説明するための図であり、該データ送信装置から
ネットワークN上に出力されたパケットを示している。
【図34】 本発明の実施の形態14によるデータ受信
装置を説明するためのブロック図である。
【図35】 本発明の実施の形態17によるデータ受信
装置を説明するためのブロック図である。
【図36】 従来の1394I/Fによるデータ通信を
説明するための図であり、ネットワーク(図(a) )及び
ネットワーク上のデータ(図(b) )を示している。
【図37】 従来のDVDプレーヤ等の再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図38】 ディジタルインターフェース(1394I
/F)が付加された従来のDVDプレーヤ等の再生装置
の構成を示すブロック図である。
【図39】 図38に示す送信側機器10と、これに対
応する受信側機器20の詳細な構成を示す図である。
【図40】 TV信号をエンコードしてDVD等の記録
媒体に記録する従来のDVDレコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【図41】 MPEG2−PS(プログラムストリー
ム)のデータX(図(a) )、DVDに記録されているP
S形式のデータY(図(b) )、及び放送用のMPEG−
TS(トランスポートストリーム)のデータZ(図(c)
)を示す図である。
【符号の説明】
101 ビデオエンコーダ 102 オーディオエンコーダ 103 システムエンコーダ 104,502,502a データ分割器 105,503,503a,1711,2504 パケ
ット生成器 106,504,504a,1303,1705,24
03,2505,3403,3503 システム制御器 107,507,1709,2507 データ送信器 501,1601,1701,2501 信号処理器 505,1602,1707,2507 光ヘッド 506,1603,1708,2508 光ディスク 1001〜1003,1007,1011 データ送信
装置 1004,1006,1006a,1009,101
4,1017 データ受信装置 1301,2701,3401,3501 ヘッダ解析
器 1302 データ結合器 1304,2704,3404,3504 データ受信
器 1605 AV復号化器 1702,2502 ECC復号化器 1703,2503,3511 バッファ 1706,2402,2506,3402,3502
映像音声データ復号化器
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平9−274139 (32)優先日 平9(1997)10月7日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 前田 朗善 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上仲 浩之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 武田 英俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のネットワークに接続されたデータ
    送信装置であって、 複数種類の符号化データを受け、これらの符号化データ
    を第1のデータ単位毎に結合して第1の符号化ストリー
    ムを生成する符号化手段と、 上記第1の符号化ストリームを、所定のデータサイズを
    有する第2のデータ単位毎に分割して、該第2のデータ
    単位である分割パックに対応する分割パックデータを生
    成する分割手段と、 上記各分割パックデータにヘッダ情報を付加して、デー
    タ伝送の単位であるパケットに対応するパケットデータ
    を生成するパケット生成手段と、 上記各パケットデータを、上記第1の符号化ストリーム
    とはデータ構造が異なる第2の符号化ストリームとして
    ネットワーク上に出力する送信手段とを備えたことを特
    徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ送信装置におい
    て、 上記符号化手段は、上記複数種類の符号化データを受
    け、上記第1の符号化ストリームとしてMPEG2プロ
    グラムストリームを生成し出力するシステムエンコード
    手段であることを特徴とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ送信装置におい
    て、 上記分割手段は、 上記第1の符号化ストリームの分割を、上記各分割パッ
    クには同一種類の符号化データのみが含まれるよう行う
    構成となっていることを特徴とするデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ送信装置におい
    て、 上記パケット生成手段は、 生成されるすべてのパケットのサイズが同一サイズとな
    るよう、上記所定のデータサイズより小さいサイズを有
    する分割パックには、スタッフィングデータを付加して
    パケットデータを生成するよう構成されていることを特
    徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 所定のネットワークに接続されたデータ
    送信装置であって、 記録媒体に所定のデータサイズを有するセクタ単位毎に
    分割して記録されているデータを、上記セクタ毎に読み
    出す読み出し手段と、 上記読み出し手段により読み出された各セクタに対応す
    るデータを、上記セクタのデータサイズよりも小さいデ
    ータサイズを有するデータ単位毎に分割して、該データ
    単位である分割パックに対応する分割パックデータを生
    成する分割手段と、 上記各分割パックデータにヘッダ情報を付加して、デー
    タ伝送の単位であるパケットに対応するパケットデータ
    を生成するパケット生成手段と、 上記各パケットデータを符号化ストリームとしてネット
    ワーク上に出力する送信手段とを備えたことを特徴とす
    るデータ送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ送信装置におい
    て、 上記分割手段は、 上記各セクタに対応するデータの分割を、該各セクタに
    おける先頭データが分割パックの先頭データとなるよう
    行う構成となっていることを特徴とするデータ送信装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のデータ送信装置
    において、 上記パケット生成手段は、 上記セクタの先頭データを含む分割パックには、該先頭
    データを含むことを示す情報を付加してパケットデータ
    を生成するよう構成されていることを特徴とするデータ
    送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータ送信装置におい
    て、 上記送信手段は、少なくとも1つのパケットデータを一
    定の伝送レートでもって上記ネットワーク上へ出力する
    パケット単位のデータ伝送を、一定時間毎に繰り返し行
    い、この際、上記送信手段における伝送要求と同期して
    上記データ伝送を行うアイソクロノス通信で用いられる
    アイソクロノスパケットのヘッダに、上記先頭データを
    含むことを示す情報を付加する構成となっていることを
    特徴とするデータ送信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のデータ送信装置におい
    て、 上記先頭データを含むことを示す情報は、上記各セクタ
    に対応する複数の分割パックの数を示すカウンタ値であ
    ることを特徴とするデータ送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし7のいずれかに記載の
    データ送信装置により符号化ストリームとして出力され
    るパケットデータを受信するデータ受信装置であって、 上記パケットデータを受信し、そのヘッダ情報の解析に
    より各パケットに対応する上記分割パックデータを出力
    する受信手段と、 該受信手段から出力された分割パックデータを結合し
    て、上記セクタに対応するデータを生成する結合手段と
    を備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項5ないし7のいずれかに記載の
    データ送信装置により符号化ストリームとして出力され
    るパケットデータを受信して記録するデータ記録装置で
    あって、 上記パケットデータを受信し、そのヘッダ情報の解析に
    より各パケットに対応する上記分割パックデータを出力
    する受信手段と、 該受信手段から出力された分割パックデータを結合し
    て、上記セクタに対応するデータを生成する結合手段
    と、 該結合手段から出力されたセクタに対応するデータを、
    セクタ構造を有する記録媒体に記録する記録手段とを備
    えたことを特徴とするデータ記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし7のいずれかに記載の
    データ送信装置において、 上記セクタのデータサイズは、2048バイトであるこ
    とを特徴とするデータ送信装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載のデータ受信装置にお
    いて、 上記セクタのデータサイズは、2048バイトであるこ
    とを特徴とするデータ受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のデータ記録装置にお
    いて、 上記セクタのデータサイズは、2048バイトであるこ
    とを特徴とするデータ記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項5ないし7のいずれかに記載の
    データ送信装置において、 上記記録媒体には、MPEG2プログラムストリームの
    データが所定の信号処理を施して記録されていることを
    特徴とするデータ送信装置。
  16. 【請求項16】 請求項10記載のデータ受信装置にお
    いて、 上記記録媒体には、MPEG2プログラムストリームの
    データが所定の信号処理を施して記録されていることを
    特徴とするデータ送信装置。
  17. 【請求項17】 請求項11記載のデータ記録装置にお
    いて、 上記データ送信側の記録媒体には、MPEG2プログラ
    ムストリームのデータが所定の信号処理を施して記録さ
    れていることを特徴とするデータ送信装置。
  18. 【請求項18】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ送信装置であって、 記録媒体に記録されたデータを読み出すデータ読み出し
    手段と、 該データ読み出し手段により読み出されたデータを一時
    蓄積するバッファ手段と、 該バッファ手段より出力されたデータをネットワーク上
    に出力するデータ送信手段とを備え、 上記データ送信手段は、上記バッファ手段がアンダーフ
    ロー状態となったとき、上記バッファ手段でアンダーフ
    ローが生じたことを示すアンダーフロー情報を上記ネッ
    トワーク上に出力するよう構成されていることを特徴と
    するデータ送信装置。
  19. 【請求項19】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ送信装置であって、 記録媒体に記録されたデータを読み出すデータ読み出し
    手段と、 該データ読み出し手段により読み出されたデータを一時
    蓄積するバッファ手段と、 上記バッファ手段より出力されたデータにヘッダ情報を
    付加して、データ伝送単位であるパケットに対応するパ
    ケットデータを生成するパケット生成手段と、 該パケット生成手段より出力されたパケットデータをネ
    ットワーク上に出力するデータ送信手段とを備え、 上記パケット生成手段は、 上記バッファ手段がアンダーフロー状態となったとき、
    上記バッファ手段でアンダーフローが生じたことを示す
    アンダーフロー情報を上記パケットのヘッダ部に付加し
    て上記データ送信手段に出力するよう構成されているこ
    とを特徴とするデータ送信装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記データ送信手段は、少なくとも1つのパケットデー
    タを一定の伝送レートでもって上記ネットワーク上へ出
    力するパケット単位のデータ伝送を、一定時間毎に繰り
    返し行う構成となっており、 上記パケット生成手段は、上記データ送信手段における
    伝送要求と同期して上記データ伝送を行うアイソクロノ
    ス通信で用いられるアイソクロノスパケットのヘッダ
    に、上記アンダーフロー情報を付加する構成となってい
    ることを特徴とするデータ送信装置。
  21. 【請求項21】 請求項18記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記データ送信手段は、上記バッファ手段がアンダーフ
    ロー状態となったとき、上記バッファ手段でアンダーフ
    ローが生じたことを示すアンダーフロー情報として、所
    定パターンのデータを上記ネットワーク上に出力するよ
    う構成されていることを特徴とするデータ送信装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記所定パターンのデータはMPEG規格で規定されて
    いるシーケンスエラーコードであることを特徴とするデ
    ータ送信装置。
  23. 【請求項23】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ受信装置であって、 請求項18記載のデータ送信装置から出力されたデータ
    を受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段により受信されたデータを解析し、該
    データにアンダーフロー情報が含まれている場合には、
    送信側でアンダーフローが発生したことを示す情報を出
    力するデータ解析手段と、 上記データ受信手段により受信されたデータに基づいて
    復号化処理を行うとともに、上記アンダーフローの発生
    を示す情報を受けたときには、上記復号化処理における
    動作モードを通常モードからエラー処理モードに移行す
    るデータ復号化手段とを備えたことを特徴とするデータ
    受信装置。
  24. 【請求項24】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ受信装置であって、 請求項20記載のデータ送信装置から出力されたアイソ
    クロノスパケットデータを受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段により受信されたアイソクロノスパケ
    ットデータを解析し、該アイソクロノスパケットのヘッ
    ダにアンダーフロー情報が含まれている場合には、送信
    側でアンダーフローが発生したことを示す情報を出力す
    るデータ解析手段と、 上記データ受信手段により受信されたアイソクロノスパ
    ケットデータに基づいて復号化処理を行うとともに、上
    記アンダーフローの発生を示す情報を受けたときには、
    上記復号化処理における動作モードを通常モードからエ
    ラー処理モードに移行するデータ復号化手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  25. 【請求項25】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ送信装置であって、 記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録されたデータを
    読み出すデータ読み出し手段と、 該データ読み出し手段により読み出されたデータの誤り
    訂正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有
    無を検出する誤り検出手段と、 上記データ読み出し手段から読み出されたデータをネッ
    トワーク上に出力するデータ送信手段とを備え、 上記データ送信手段は、上記誤り検出手段によりデータ
    処理の誤りが検出されたとき、データ処理の誤りが生じ
    たことを示す誤り発生情報を上記ネットワーク上に出力
    するよう構成されていることを特徴とするデータ送信装
    置。
  26. 【請求項26】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ送信装置であって、 記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録されたデータを
    読み出すデータ読み出し手段と、 該データ読み出し手段により読み出されたデータの誤り
    訂正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有
    無を検出する誤り検出手段と、 上記データ読み出し手段から読み出されたデータにヘッ
    ダ情報を付加して、データ伝送単位であるパケットに対
    応するパケットデータを生成するパケット生成手段と、 上記パケット生成手段から出力されたパケットデータを
    ネットワーク上に出力するデータ送信手段とを備え、 上記パケット生成手段は、上記誤り検出手段によりデー
    タ処理の誤りが検出されたとき、データ処理の誤りが生
    じたことを示す誤り発生情報を上記パケットのヘッダ部
    に付加して上記データ送信手段に出力するよう構成され
    ていることを特徴とするデータ送信装置。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記データ送信手段は、少なくとも1つのパケットデー
    タを一定の伝送レートでもって上記ネットワーク上へ出
    力するパケット単位のデータ伝送を、一定時間毎に繰り
    返し行う構成となっており、 上記パケット生成手段は、上記データ送信手段における
    伝送要求と同期して上記データ伝送を行うアイソクロノ
    ス通信で用いられるアイソクロノスパケットのヘッダ
    に、上記誤り発生情報を付加する構成となっていること
    を特徴とするデータ送信装置。
  28. 【請求項28】 請求項25記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記データ送信手段は、上記誤り検出手段によりデータ
    処理の誤りが検出されたとき、データ処理の誤りが生じ
    たことを示す情報として、所定パターンのデータを上記
    ネットワークに出力するよう構成されていることを特徴
    とするデータ送信装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のデータ送信装置にお
    いて、 上記所定パターンのデータは、MPEG規格で規定され
    ているシーケンスエラーコードであることを特徴とする
    データ送信装置。
  30. 【請求項30】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ送信装置であって、 記録媒体に誤り訂正符号を付加して記録されたデータを
    読み出すデータ読み出し手段と、 該データ読み出し手段により読み出されたデータの誤り
    訂正符号に対する復号処理によりデータ処理の誤りの有
    無を検出する誤り検出手段と、 上記データ読み出し手段から読み出されたデータにヘッ
    ダ情報を付加して、データ伝送単位であるパケットに対
    応するパケットデータを生成するパケット生成手段と、 上記パケット生成手段から出力されたパケットデータを
    ネットワーク上に出力するデータ送信手段とを備え、 上記パケット生成手段は、上記誤り検出手段によりデー
    タ処理の誤りが検出されたとき、上記パケットデータ
    に、データ処理の誤りが生じたことを示す情報として不
    正な巡回冗長検査データを付加して出力するよう構成さ
    れていることを特徴とするデータ送信装置。
  31. 【請求項31】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ受信装置であって、 請求項25記載のデータ送信装置から出力されたデータ
    を受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段により受信されたデータを解析し、該
    データに誤り発生情報が含まれている場合には、送信側
    でデータ処理の誤りがあったことを示す情報を出力する
    データ解析手段と、 上記データ受信手段により受信されたデータに基づいて
    復号化処理を行うとともに、上記データ処理の誤り発生
    を示す情報を受けたときには、上記復号化処理における
    動作モードを通常モードからエラー処理モードに移行す
    るデータ復号化手段とを備えたことを特徴とするデータ
    受信装置。
  32. 【請求項32】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ受信装置であって、 請求項27記載のデータ送信装置から出力されたアイソ
    クロノスパケットデータを受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段により受信されたアイソクロノスパケ
    ットデータを解析し、該アイソクロノスパケットのヘッ
    ダに上記誤り発生情報が含まれている場合には、送信側
    でデータ処理の誤りが発生したことを示す情報を出力す
    るデータ解析手段と、 上記データ受信手段により受信されたアイソクロノスパ
    ケットデータに基づいて復号化処理を行うとともに、上
    記データ処理の誤り発生を示す情報を受けたときには、
    上記復号化処理における動作モードを通常モードからエ
    ラー処理モードに移行するデータ復号化手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  33. 【請求項33】 所定のネットワークに接続されたデー
    タ受信装置であって、 請求項30記載のデータ送信装置から出力されたパケッ
    トデータを受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段により受信されたパケットデータを解
    析し、そのヘッダ部に含まれている上記巡回冗長検査デ
    ータが不正である場合には、該巡回冗長検査データが不
    正であることを示す不正情報を出力するデータ解析手段
    と、 上記データ受信手段により受信されたパケットデータに
    基づいて復号化処理を行うとともに、上記不正情報を受
    けたときには、上記復号化処理における動作モードを通
    常モードからエラー処理モードに移行するデータ復号化
    手段とを備えたことを特徴とするデータ受信装置。
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