JPH08336131A - ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置 - Google Patents

ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置

Info

Publication number
JPH08336131A
JPH08336131A JP14029495A JP14029495A JPH08336131A JP H08336131 A JPH08336131 A JP H08336131A JP 14029495 A JP14029495 A JP 14029495A JP 14029495 A JP14029495 A JP 14029495A JP H08336131 A JPH08336131 A JP H08336131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
input
time
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14029495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3119116B2 (ja
Inventor
Hitoaki Owashi
仁朗 尾鷲
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
Kyoichi Hosokawa
恭一 細川
Takaharu Noguchi
敬治 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14029495A priority Critical patent/JP3119116B2/ja
Priority to SG1995001626A priority patent/SG34287A1/en
Priority to EP98116725A priority patent/EP0891082A3/en
Priority to EP95116895A priority patent/EP0710021A3/en
Priority to KR1019950037297A priority patent/KR100188349B1/ko
Priority to CNB2006100048326A priority patent/CN100474906C/zh
Priority to CN2006100997434A priority patent/CN1917610B/zh
Priority to CNB031471412A priority patent/CN1247025C/zh
Priority to CN95120578A priority patent/CN1119016C/zh
Publication of JPH08336131A publication Critical patent/JPH08336131A/ja
Priority to US08/972,457 priority patent/US6041161A/en
Priority to US09/455,413 priority patent/US6600870B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3119116B2 publication Critical patent/JP3119116B2/ja
Priority to US10/367,730 priority patent/US7319808B2/en
Priority to US11/936,852 priority patent/US8306395B2/en
Priority to US12/219,246 priority patent/US8254758B2/en
Priority to US12/219,251 priority patent/US8270812B2/en
Priority to US12/219,250 priority patent/US8340501B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パケット形式で入力されたディジタル圧縮映像
信号を効率良く安定に記録再生する。 【構成】時刻基準参照値を含むパケット信号から、時刻
基準参照値を検出し、時刻基準参照値に位相同期したク
ロックを用いてパケットの時刻情報を発生し、付加す
る。時刻情報を付加したパケット信号の間隔をつめて記
録する。再生時には時刻情報に基づきパケット間隔を元
に戻して出力する。 【効果】パケット間隔をつめることで記録効率を高める
ことができ、しかも、安定に記録再生ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置間での信号の送受信
技術及び記録再正技術に関し、特に同軸ケーブル、光ケ
ーブル、電話回線、さらには衛星放送などの伝送手段に
より伝送されてきた映画、番組などのディジタル情報信
号を受信し、その受信した信号を装置間で送受信するデ
ィジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置。
【0002】
【従来の技術】ディジタル映像信号の記録再生装置に関
しては、例えば、特開平1-258255に記載されている。
【0003】また、映像信号を高効率にディジタル圧縮
する方式として、例えばMPEG-2(Moving Picture Exper
ts Group)と呼ばれるITU-T Draft Rec. H.262標準が知
られている。そして、MPEG-2で圧縮された映像信号、音
声信号などの伝送標準としてはMPEG-2 Systems Working
Draftが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記標準には番組を圧
縮してディジタル放送する技術が示されている。この圧
縮方式を用いると圧縮率を大きく取れることから従来の
アナログ放送に比較して、同一の伝送チャンネルで4〜
8倍の番組を放送することができる。このため、例えば
同一の2時間の映画を30分ずつ時間をシフトして繰り返
し放送する、ニアビデオオンデマンドと呼ばれるサービ
スがすでに開始されている。しかし、全ての番組を1日
中ニアビデオオンデマンドで放送することはできないの
で、従来と同様に、放送信号を録画し、時間シフトして
自分の都合の良い時間に再生して見たいという要求があ
る。
【0005】この、ディジタル圧縮され、ディジタル放
送された番組を記録再生する方法として、受信したディ
ジタル信号を伸長し、アナログ信号に変換した後従来の
アナログVTRに記録する方法が考えられる。しかし、ア
ナログ信号に変換してアナログVTRで録画したのではせ
っかくのディジタル信号のS/Nの良さが損なわれてしま
う。
【0006】上記公報には入力されたアナログ映像信号
をA/D変換し、ビットリダクションした後ディジタル記
録する技術が示されている。しかし、ディジタル放送の
場合には既に高効率のディジタル圧縮が行われているた
め、それを伸長した後、上記公報に記載されているよう
な方法でディジタル記録したのでは、充分な圧縮効率が
得られなかったり、放送局で使用するような高効率のデ
ィジタル圧縮機をVTR毎に用いるのでは多大なコストが
かかってしまうという問題がある。
【0007】ディジタル放送された信号をそのままディ
ジタル記録することが望まれるが、上記した例えばMPEG
標準で圧縮し、伝送されたようなディジタル信号を記録
する技術については今だ開示されていない。
【0008】本発明の目的は、例えばMPEG標準で圧縮、
伝送された信号を効率良く記録、再生することのできる
装置を提供することにある。さらに、ディジタル放送の
受信装置と記録再生装置との入出力回路を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、以下の手段を用いた。
【0010】時刻基準参照値を含むディジタル圧縮映像
信号をパケット形式で間欠的に出力するディジタル映像
信号の出力回路において、ディジタル圧縮映像信号から
上記時刻基準参照値を検出する手段と、検出された時刻
基準参照値に位相同期したクロック信号の発生手段と、
発生されたクロック信号に基づき上記パケットの時刻情
報(タイムスタンプ)を該パケットに付加する手段とを
設け、上記時刻情報(タイムスタンプ)の付加されたパ
ケットを出力する。
【0011】さらに、時刻基準参照値を含むディジタル
圧縮映像信号で、パケット形式で間欠的な信号であっ
て、該パケットの時刻情報(タイムスタンプ)を含む入
力信号を回転ヘッドにより磁気記録媒体上に記録する装
置において、時刻情報(タイムスタンプ)に位相同期し
た回転ヘッドの回転制御基準信号の発生手段と、回転ヘ
ッドの回転制御手段とを設け、上記基準信号に基づき上
記回転ヘッドの回転制御を行う。
【0012】さらに、時刻基準参照値を含むディジタル
圧縮映像信号で、パケット形式で間欠的な信号であっ
て、該パケットの時刻情報(タイムスタンプ)を含む入
力信号を上記時刻情報(タイムスタンプ)に位相同期し
た回転ヘッドにより磁気記録媒体上に記録した信号を再
生する装置において、記録された信号を再生する再生手
段と、ローカル発振器と、ローカル発振器の出力信号に
基づき再生された信号に含まれる時刻情報(タイムスタ
ンプ)に合わせて再生されたパケット信号の時間軸を調
整する時間軸調整手段と、ローカル発振器の出力信号の
分周回路と、回転ヘッドの回転制御手段とを設け、上記
分周回路の出力信号に基づき上記回転制御を行う。
【0013】
【作用】ディジタル圧縮信号に含まれる時刻基準参照値
を検出し、時刻基準信号に位相同期したクロック信号を
発生することにより、ディジタル圧縮信号に位相同期し
たクロック信号を得ることができる。このクロック信号
を用いて発生した時刻情報(タイムスタンプ)を付加す
ることにより、ディジタル圧縮信号に同期した時刻情報
(タイムスタンプ)を付加することができる。
【0014】さらに、この信号を記録するにあたり、時
刻情報(タイムスタンプ)に位相同期した回転制御基準
信号を発生し、その信号の基づき回転ヘッドの回転制御
を行うことにより、ディジタル信号に同期した記録を行
うことができる。
【0015】さらに、このようにして記録された信号を
再生するにあたり、ローカル発振器で作ったクロック信
号に基づき再生信号の時間軸を調整することで、確実に
パケット信号の時間間隔を復元でき、また、そのクロッ
ク信号を用いて回転ヘッドの回転制御することにより、
再生される信号と出力される信号の過不足をなくすこと
ができるので、安定な再生を実現できる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例として、衛星を用いた映像
配信サービスについて、図1を用いて説明する。図1に
おいて、10はソフト供給会社、20はオペレーション
センタ、30は番組配信センタ、31は送信装置、35
は現行の放送局、36は送信装置、40は信号を配信す
るための衛星、50は加入世帯、51は受信装置、52
はレシーバデコーダ、53はVTR、54はテレビ受像
機、55は電話機、56は受信装置である。
【0017】映像配信サービスはオペレーションセンタ
20を運営するオペレータにより行われる。オペレータ
はソフト供給会社10と契約し、必要なソフトをソフト
供給会社10から番組配信センタ30に供給を受ける。
図1に示す実施例ではソフト供給会社10は1つしか示
されていないが、通常は複数のソフト供給会社よりソフ
トの供給を受ける。
【0018】番組配信センタ30はセンタに備え付けら
れた送信装置31により衛星40に向けて電波を打ち上
げる。衛星40はその電波を受信し、加入者50に向け
て電波を送信する。送信された電波は受信装置51で受
信される。図1に示す実施例では加入者50を1つしか
示していないが、実際には複数の加入者が存在する。
【0019】受信装置51で受信された電波はレシーバ
デコーダ52に入力され、レシーバデコーダ52で選択
されたチャネルのソフトが選択される。選択されたソフ
トは必要に応じてVTR53に記録される。VTR53に記録
され、好きな時に再生された信号はレシーバデコーダ5
2に戻され、元の映像信号に復元した後、テレビ受像機
54に出力される。記録せずにそのまま見たい場合に
は、VTR53を介することなく元の映像信号に復元され
た後、テレビ受像機54に出力される。
【0020】加入者は自分の見たいソフトを電話機55
からオペレーションセンタ20に送信要求することも可
能である。また、オペレーションセンタ20は電話回線
を介して加入者30の受信視聴状況をレシーバデコーダ
52から調べることができ、視聴状況に合わせて課金す
ることもできる。
【0021】また、現行の放送局35から送信装置36
で放送された電波は受信装置56で受信され、受信され
た信号はVTR53に入力され記録される。VTR53で再生
された信号はテレビ受像機54に入力され視聴すること
ができる。もちろん、VTR53で記録する必要がない場
合には、受信装置56からの信号はテレビ受像機54に
入力され、そのまま視聴することができる。
【0022】図2は番組配信センタ30の詳細を示す実
施例のブロック図である。図2において、100はソフ
ト供給会社10から送られてきたソフトの入力手段、1
01はオペレーションセンタ20からの送出番組等の制
御信号の入力手段、115は蓄積媒体の供給装置、16
0〜163は蓄積メディア、170〜173はビット圧
縮装置、180は送信処理装置、190は番組制御装
置、191は番組ガイド発生装置である。
【0023】図2に示す実施例では、図1に示すソフト
供給会社10から蓄積媒体で送られた場合を示す。この
場合、端子100は単に番組配信センタ30への蓄積媒
体の受取窓口を示すに過ぎない。受け取った蓄積媒体は
蓄積媒体供給装置115に保管すると共に、番組制御装
置190からの制御により蓄積メディア160〜163
に蓄積媒体を供給する。蓄積メディア160〜163で
再生された信号はそれぞれビット圧縮装置170〜17
3に入力され、MPEG-2標準などでビット圧縮されその出
力信号は送信処理装置180に入力される。
【0024】また、オペレーションセンタ20から入力
手段101を介して送出番組等の制御信号が番組制御装
置190に入力される。番組制御装置190からの番組
送出制御信号が蓄積媒体供給装置115、蓄積メディア
160〜163、送信処理装置180に入力される。こ
の制御信号に従い、上記したように、蓄積媒体供給装置
115内の蓄積媒体が蓄積メディア160〜163に供
給され、蓄積メディア160〜163のソフトの再生、
停止などが制御される。
【0025】また、番組配信センタ30から加入世帯5
0に配信される番組のガイド情報は、番組制御装置19
0からの情報に従い番組ガイド発生装置191で発生さ
れ、送信処理装置180に入力される。送信処理装置1
80では例えば上記したMPEG伝送標準に従い伝送するた
めの信号処理を行う。送信処理された信号は伝送装置3
1に入力され、伝送装置31から衛星40に向け出力さ
れる。
【0026】図3は送信処理装置180内の信号処理の
一例を示すブロック図である。図3において、170a
〜173a、190a、191aはそれぞれ入力端子、1
70b〜173b、31aはそれぞれ出力端子、181〜
184は暗号化装置、185は時分割多重化装置、18
6は誤り訂正符号付加装置、187は変調装置である。
【0027】図3で、ビット圧縮装置170〜173か
らの信号はそれぞれ入力端子170a〜173aを介して
暗号化装置181〜184に入力される。暗号化装置1
81〜184では入力されたそれぞれの番組が必要に応
じて暗号化される。この暗号化は映像信号のみ、音声信
号のみ、あるいは映像信号と音声信号の両方行ってもよ
い。暗号化された信号は時分割多重化装置185に入力
される。端子190aは番組制御装置190からの信号
の入力端子であり、時分割多重化装置185に各番組の
視聴権利制御信号が入力される。この信号は各加入者が
放送された信号の視聴権利を有するかどうかを示す信号
からなる。さらに、時分割多重化装置185には番組ガ
イド発生装置191からの番組ガイド情報も入力端子1
91aを介して入力される。そして、それぞれの信号が
所定形式にパケット化され、時間軸方向に圧縮され多重
化される。本実施例では、視聴権利制御信号、番組ガイ
ド情報については暗号化装置を省いて示したが、これら
についても暗号化を行ってもよい。
【0028】また、端子190aからは各番組のレート
制御情報が入力される。これは、例えばビット圧縮装置
170から入力される番組は4〜8Mbpsの範囲でビット
圧縮し、ビット圧縮装置171から入力される番組は2
〜6Mbpsの範囲でビット圧縮するなどの情報である。こ
の情報に基づき、時分割多重化装置185はビット圧縮
装置170〜173のビットレートの制御を行う。時分
割多重化装置185からは出力端子170b 〜173b
を介してビット圧縮装置170〜173に制御信号が出
力される。これにより、時分割多重した後の信号レート
が一定レート以下となるように各番組のビットレートを
制御するのである。
【0029】時分割多重化装置185の出力信号は誤り
訂正符号付加装置186に入力される。ここでは、例え
ば図1に示すような衛星回線、図示していないがCATV回
線、電話回線などでノイズにより生じる伝送誤りを訂正
するための誤り訂正符号が付加される。誤り訂正符号化
装置の出力信号は変調装置187に入力され、図3に示
す実施例の場合には4つのチャネルの番組が単一キャリ
アに変調され、1つの伝送チャネルとなる。単一キャリ
アに変調された信号は端子31aを介して送信装置31
に向け出力される。
【0030】図2に示す実施例では蓄積メディアを4つ
設け、伝送処理装置180に4つの番組を入力できる実
施例を示したが、蓄積メディアを多く設け、さらに多く
の番組を時分割多重してもよい。
【0031】また、図2に示す実施例では1伝送チャネ
ル分の処理を示したが、蓄積メディア160〜163、
ビット圧縮装置170〜173、送信処理装置180の
組み合わせを複数持つことにより複数の伝送チャネルの
信号を送ることもできる。
【0032】ここで、伝送チャネルとは上記したように
複数の番組を時分割多重して単一キャリアで変調した信
号を呼ぶことにし、複数の番組のそれぞれは単にチャネ
ルと呼ぶことにする。
【0033】図4に加入世帯50におけるレシーバデコ
ーダの具体的な構成例を示す。図4において、200は
受信装置51からの信号の入力端子、201はオペレー
ションセンタにソフトをリクエストするための信号や、
有料放送の受信状況を知るための信号をやり取りするた
めの信号の入出力端子、202は復元された信号の出力
端子、203はVTRとの信号の入出力端子、205は図
1に示す受信装置56からの信号の入力端子、210は
チューナ、220は誤り訂正回路、230は番組分割回
路、240は切り換え回路、250は暗号復号回路、2
60はビット伸張するための復号回路、270は信号の
出力処理回路、280は制御回路、290はインタフェ
ース回路である。
【0034】衛星40からの信号を受信した受信装置5
1は端子200を介してチューナ210に受信信号を入
力する。チューナ210では受信した信号から制御回路
280からの制御信号に従い、見たい番組の伝送チャン
ネルの信号を選択し、変調装置187で変調した信号を
復調して誤り訂正回路220に出力する。誤り訂正回路
220では、主に回線中で生じた誤りを誤り訂正符号付
加装置186で付加した誤り訂正符号に従い誤り訂正す
る。誤り訂正された信号は番組分割回路230に入力さ
れる。番組分割回路230では1つの伝送チャネルに時
分割多重化装置185で時分割多重された複数の番組か
ら、制御回路280からの制御信号に従い所要の番組を
選択して出力する。
【0035】番組分割回路230の出力信号は切り換え
回路240とインタフェース回路290に入力され、さ
らに端子203を介してVTR53に入力される。VTR53
では入力されたディジタルビットストリームを記録し、
再生時には、入力されたビットストリームと同じ形態で
端子203を介してインタフェース回路290に入力さ
れる。インタフェース回路290の出力信号は切り換え
回路240に入力される。切り換え回路240は制御回
路280からの制御信号により、受信した信号を復元す
る場合には番組分割回路230からの信号を選択して出
力し、VTR53の再生出力信号を選択して出力するする
場合にはインタフェース回路290からの信号を選択し
て出力する。
【0036】切り換え回路240の出力信号は暗号復号
回路250に入力される。暗号復号回路250では、暗
号化装置181〜184で暗号化された信号を復号す
る。暗号復号回路250から出力された暗号を復号され
た信号は復号回路260に入力され、図2に示すビット
圧縮装置160〜163で施されたビット圧縮を復号し
て伸長する。
【0037】復号回路260でビット伸長された信号は
出力処理回路270に輝度信号と2つの色差信号からな
るコンポーネント信号が入力される。出力処理回路27
0では入力された2つの色差信号を直角2相変調して搬
送色信号に変換し、得られた搬送色信号と輝度信号を出
力する。出力信号は出力端子202を介してテレビ受像
機54に入力される。テレビ受像機54がコンポジット
入力端子しか有さない場合のため、出力処理回路270
は輝度信号と搬送色信号を加算してコンポジット信号を
出力してもよい。さらには、輝度信号と搬送色信号から
なる信号とコンポジット信号全てを出力してもよい。
【0038】また、入力端子205から入力された受信
装置56からの信号はVTR53で必要に応じ記録され、
再生信号あるいは記録しない場合には入力信号あるいは
入力と同等の信号がテレビ受像機54に出力される。図
4に示す実施例では、暗号復号する前の信号をVTR53
に記録するので、VTR53への記録時には暗号復号する
必要が必ずしもないので、記録時には無料で、再生する
度に課金処理を行うことができる。
【0039】図5は図1に示すレシーバデコーダの他の
具体例を示す実施例である。図5は図4に示す実施例と
一部共通であり、その共通部分には同一符号を付し、そ
の詳細説明を省略する。
【0040】図5に示す実施例では図4に示す実施例に
対し切り換え回路240を暗号復号回路250の後に移
動した。即ち、暗号復号回路250の出力信号がVTR5
3と切り換え回路240に入力され、VTR53の出力信
号が切り換え回路240に入力される。そして切り換え
回路240の出力信号が復号回路260に入力される。
【0041】図5に示す実施例では、暗号復号回路25
0で暗号復号された信号を記録する場合である。この場
合には暗号復号した信号をVTR53に記録するので、暗
号復号するための課金処理を記録時に行い、再生時には
課金処理されることなく再生が可能である。
【0042】なお、図5に示す実施例では暗号復号回路
250を番組分割回路230の後に設けたが、先に暗号
復号した後に、番組分割処理を行ってもよい。
【0043】図6はVTR53の一実施例を示すブロック
図である。図6において、300は図1に示すレシーバ
デコーダ52からの信号の入出力端子、302は図1に
示す受信装置56からの信号の入力端子、303はその
出力端子、305はインタフェース回路、311はパリ
ティ付加回路、312は変調回路、320はテープトラ
ンスポート系、330は復調回路、331は誤り訂正回
路、340はアナログ映像信号記録処理回路、350は
アナログ映像信号再生処理回路、360はアナログ音声
信号記録処理回路、370はアナログ音声信号再生処理
回路である。
【0044】入力端子300から入力された信号はイン
タフェース回路305を介してパリティ付加回路311
に入力される。パリティ付加回路311ではテープトラ
ンスポート系320で生じる誤りを訂正するためのパリ
ティ符号を付加する。パリティ付加回路311の出力信
号は変調回路312に入力される。変調回路312では
テープトランスポート系320に適した形にディジタル
信号を変調する。変調方式の例としては、NRZ、NRZI、8
-10変換、MFM、M2等の方式が知られている。変調された
信号はテープトランスポート系320に入力され磁気テ
ープに記録される。
【0045】再生時には、再生された信号は復調回路3
30に入力され、変調回路312に対応した復調が行わ
れる。復調回路330の出力信号は誤り訂正回路331
に入力され、パリティ付加回路311で付加されたパリ
ティ符号に基づきテープトランスポート系320で生じ
た誤りが訂正される。誤り訂正回路331の出力信号は
インタフェース回路305に入力され、入力端子300
から入力された信号と同じ形式の信号に変換された後端
子300から出力される。端子300から出力された信
号は図1に示すレシーバデコーダ52に入力される。
【0046】図6の実施例に示すようにVTR53内部に
は図2に示すようなビット圧縮装置170〜173が不
要であり、回路規模の小さいディジタル信号記録VTRを
実現できる。また、ビット圧縮装置をそれぞれのVTR内
部に持つ必要がなく、番組配信センタ30に持てばよい
ので、回路規模が大きくなり、価格も大きくはなるが高
性能のビット圧縮装置を用いることができ、相対的にビ
ット圧縮率も大きく取れるので、送信するディジタル信
号のデータレートを低減できる。従って、加入者が使用
するVTR53は高画質、低価格、長時間録画が可能とな
る。
【0047】また、端子302からは受信装置56から
のアナログ信号が入力され、アナログ映像信号記録処理
回路340とアナログ音声信号記録処理回路360に入
力される。ここでは、例えばVHS規格、β規格、8ミリV
TR規格などの信号処理が行なわれる。処理された信号は
テープトランスポート系320に入力される。テープト
ランスポート系320では、従来のVTRと同様にそれぞ
れのフォーマットに従って信号が記録される。
【0048】再生時には、テープトランスポート系32
0で再生された信号がアナログ映像信号再生処理回路3
50、アナログ音声信号再生処理回路370に入力さ
れ、それぞれアナログ映像信号記録処理回路340、ア
ナログ音声信号記録処理回路360に対応した再生信号
処理が行われる。再生された信号は適宜出力端子303
を介して図1に示すテレビ受像機54に入力される。こ
れにより、ディジタル放送と従来のアナログ放送を同一
のテープトランスポート系を用いて記録することができ
る。
【0049】図7は図2に示す実施例で、送信装置31
から出力される信号(または、図3に示す出力端子31
aの出力信号)の一例を示す模式図である。図7に示す
実施例では図2に示す実施例に合わせて、1つの伝送チ
ャネルで4つの番組を伝送する場合について示す。ま
た、伝送チャネルは(1)〜(n)までのn伝送チャネル
の場合について示す。図7において、V1、V2、V3、V4は
それぞれ4つの番組の映像信号、A1、A2、A3、A4はそれ
ぞれ4つの番組の音声信号、PGは番組ガイド情報を示す
信号、VECM、AECMはそれぞれ視聴の権利関係を示す制御
信号である。そして、それぞれが1つのパケットの信号
を表すものとする。
【0050】図2に示す実施例で、4つの番組は一般に
それぞれ伝送レートが異なる。また、瞬時的に見た場合
には、データ量が多くなったり、少なくなったりする。
これを効率良く制御するために、図7に示す様にそれぞ
れの情報をパケット化して、時分割多重する。パケット
内の信号の詳細については、上記した伝送標準に記載さ
れている。図7に示す模式図では詳細に示されていない
が、図3を用いて説明したように、各パケット内の信号
は必要に応じ暗号化装置181〜184で暗号化されて
いるし、誤り訂正符号付加装置186で誤り訂正符号、
時分割多重化装置185で同期信号などのヘッダ情報が
付加されている。
【0051】図4、図5に示す実施例では、端子200
より図7(1)…(n)に示す信号が入力され、チュー
ナ210でこのうちの1つの伝送チャネルの信号が選択
される。ここでは図7(1)が選択されたものとする。
選択された図7(1)に示す信号は誤り訂正回路220
で誤り訂正され、番組分割回路230に入力される。番
組分割回路230では時分割多重された4つの番組のう
ち添時1で示されている番組が選択されたものとする。
このとき映像信号V1、音声信号A1と同時に、番組ガイド
情報PG、視聴権利制御信号VECM、AECMも分離出力され
る。図8(2)はその番組分割された信号を示す。図8
(1)は図7(1)を再記したものである。
【0052】図4、図5に示す実施例で切り換え回路2
40はVTR53の再生信号ではなくチューナ210から
の信号を直接選択する場合を最初に説明する。図8
(2)に示す番組分割された信号は暗号復号回路250
で暗号復号される。これは、図8(2)に示す視聴権利
制御信号VECM、AECM信号に基づき行われる。即ち、加入
世帯が今選択した番組の視聴の権利を有する場合には暗
号を復号し、視聴の権利がない場合には暗号の復号を行
わず、視聴の権利がないことを明示するか、視聴の権利
を得る方法を示す情報を端子202から出力する。この
情報の出力はいわゆるOSDと呼ばれるものであり、出力
処理回路270で映像信号にこの情報を加算して出力す
る。
【0053】暗号復号された信号は復号回路260に入
力される。復号回路260は図2に示すビット圧縮装置
170〜173に対応するもので、例えばMPEG-2標準に従
い入力された信号を復号する。MPEG標準で圧縮された信
号を復号する場合、送信された信号と復号するデータの
同期を取る必要がある。例えば、送信された信号と復号
するデータの同期が取れていない場合で、復号する速度
が送信する速度よりも速い場合には、データが不足して
復号ができなくなるためである。このために、MPEG標準
ではパケットにPCRまたはSCRと呼ばれる時刻基準参照値
が付加されている。復号時にはこの時刻基準参照値を基
準にして復号用のクロック信号を復元する。これについ
ては、例えば「ポイント図解式最新MPEG教科書(株式会
社アスキー、1994年8月1日初版発行)」の第237
〜238頁に示されている。このため、パケットの到着時
刻を移動することはできない。
【0054】従って、VTR53に図8(2)に示す選択
された信号を記録するためには、入力されるパケットの
時間間隔を維持したまま再生できる工夫をする必要があ
る。
【0055】インタフェース回路290の入力信号は図
8(2)に対応する信号が入力される。一例として、図
2の送信装置31から出力される信号の信号レートを4
0Mb/sとする。このうち誤り訂正のために7/6の情報
を割り当て、ビット圧縮装置で圧縮されたパケット13
0バイトに対しヘッダ情報を17バイト付加したとす
る。この場合には図5、図6に示す誤り訂正回路220
で誤り訂正され伝送のために必要なヘッダ情報が除去さ
れた状態では、次式で表されるように約30Mb/sとな
る。
【0056】40×(6/7)×(130/147)=30.3 (数1) 図8(2)に示す様にパケットが連続して存在する部分
もあるし、数パケット分の間隔を置いて存在する部分も
ある。この信号の時間間隔を保ったままVTR53に記録
するためには(数1)に示すレートよりも高いレートの
記録が必要になる。図8(2)に示す様に、パケットが
送られていない期間もあるので、パケットをつめて記録
し、再生時に元の時間間隔に戻すことができれば、記録
レートを(数1)に示す値に対し小さくできる。図8
(3)は記録時にはパケットをつめて記録し、再生時に
は元の時間間隔に戻すことのできるようにするための、
図5、図6におけるインタフェース回路290からVTR
53に出力される信号を示す。
【0057】図8(3)は図5に示す実施例では番組分
割回路230から、図6に示す実施例では暗号復号回路
250からインタフェース回路290に入力される信号
を示す。インタフェース回路290では、入力された信
号に対し、パケットが到来した時の時刻を示す情報(タ
イムスタンプ)をヘッダ情報として付加する。ヘッダ情
報としてタイムスタンプ以外の情報を必要に応じさらに
付加してもよい。また、図8(2)に示すインタフェー
ス回路290の入力信号に対し、タイムスタンプなどの
ヘッダ情報を付加するために、パケットの伝送レートを
高くする必要がある。図8(3)はそれを模式的に示し
ている。即ち、図8(2)に示す1つのパケットの伝送
時間に対し、(3)では短い時間で1つのパケットを伝
送している。
【0058】図9はタイムスタンプを付加する回路の一
実施例を示す。400はタイムスタンプを計数するため
のクロック信号の入力端子、401は図8(2)に示す
パケット信号の入力端子、402はタイムスタンプを付
加した信号の出力端子、410は計数回路、411はラ
ッチ回路、420はメモリ、430はパケット先頭検出
回路、431はメモリの制御回路、440は多重回路、
450は遅延回路である。
【0059】端子401からは図8(2)に示すパケッ
ト信号が入力され、メモリ420、パケット先頭検出回
路430に入力される。パケット先頭検出回路430で
は、入力される信号のパケットの先頭を検出し、その検
出信号はラッチ回路411、制御回路431、遅延回路
450に入力される。一方、端子400から入力された
クロック信号は計数回路410に入力され、連続的にク
ロック信号を計数する。計数回路の出力信号はラッチ回
路411に入力される。ラッチ回路411では、入力さ
れた計数値をパケット先頭検出回路430からのパケッ
ト先頭信号でラッチする。ラッチされた計数値は多重回
路440に入力される。この計数値は、パケットのタイ
ムスタンプ情報となる。
【0060】制御回路431に入力されたパケット先頭
検出信号に基づきメモリ420の制御信号が作られる。
メモリ420の書き込みクロックは端子404から入力
されるクロック信号を用いる。これは、端子401から
入力されるパケット信号周波数と一致したものを用い
る。メモリ420の読みだしクロックは端子403から
入力されるクロック信号を用いる。このクロック信号周
波数は端子404から入力される書き込みクロック周波
数より高い周波数が選ばれる。一例として、書き込みク
ロック周波数が(数1)から、30.3MHzの場合に、読み
だしクロック周波数を49.152MHzとする。この読み出し
クロックが図5、図6に示す端子203からVTR53へ
送り出す信号のバスクロック周波数となる。この時、端
子400から入力される計数回路410のクロック信
号、即ちタイムスタンプ用クロック信号周波数として、
例えば端子403から入力されるクロック信号周波数と
同じ周波数とする。この場合には、タイムスタンプ用ク
ロック信号と端子403から入力されるバスクロック信
号と同一のものを用いることができる。これはタイムス
タンプ用クロック周波数をバスクロック信号周波数と同
一に限定するものではない。
【0061】メモリ420にパケットが入力された後、
所定の時間後にメモリから読み出す。書き込みクロック
信号周波数に対し、読みだしクロック信号の周波数を高
く設定しているので、図8(2)、(3)に示す様に入
力パケット信号の伝送時間よりも出力パケットの伝送時
間を短くすることができる。従って、連続してパケット
が伝送されている部分でも、図8(3)に示す様にタイ
ムスタンプ情報を含むヘッダ情報を付加する期間を得る
ことができる。メモリ420の出力信号は多重回路44
0に入力される。
【0062】遅延回路450ではパケット先頭検出信号
を遅延し、メモリ420から出力されるパケット信号に
合わせてタイムスタンプ信号を付加する位置を示すゲー
ト信号を出力する。そのゲート信号は多重回路440に
入力され、多重回路440では、ゲート信号に従い、ラ
ッチ回路411からのタイムスタンプ情報を付加して端
子402から図8(3)に示す信号を出力する。
【0063】図8(3)に示す信号は図5、図6に示す
端子203を介してVTR53に入力される。図10
(1)は図8(3)に相当する信号を再記したものであ
り、P1、P2、…はそれぞれ入力されるパケット信号を示
す。VTR53では図7に示す様に、端子300、インタ
フェース回路305を介してパリティ付加回路311に
図10(1)に示すパケット信号P4、P5、…が入力され
る。パリティ付加回路311には少なくとも1トラック
に記録する信号分の容量を有するメモリ(図示せず)を
持っており、そのメモリにパケット信号P4、P5、…が記
憶される。パリティ付加回路311からは図10(2)
に示す様にパケット信号がつめられた状態で出力され
る。図10(1)に示す入力信号のパケット間には図8
を用いて説明したように隙間があるが、図10(2)に
示す様にパケット信号の間隔がつめられた状態で出力さ
れるので、その出力信号のレートは入力されたパケット
信号のレートよりも低くできる。このためテープトラン
スポート系320における記録レートを下げることがで
きる。図10では入力信号(1)と出力信号(2)が1
トラック期間遅延して出力する図を示したが、これは便
宜的に示したものであり、1トラック期間に限定するも
のではなく、信号処理に要する時間遅延してもよい。
【0064】再生時には、テープトランスポート系32
0から再生出力された信号は復調回路330を介して誤
り訂正回路331に入力される。誤り訂正回路331に
入力される信号は図10(2)と同様にパケット信号P
1、P2、…がつめられた状態の信号である。図10
(3)は再生された誤り訂正回路の入力信号を示す。誤
り訂正回路331にも1トラック期間の信号に相当する
容量のメモリ(図示せず)を持っている。図10(3)
に示す入力信号は誤り訂正回路331内のメモリに入力
される。図11は再生パケット信号P1、P2、…の間隔を
元に戻す時間軸調整回路の一実施例を示すブロック図で
ある。図10(4)は再生パケット信号P1、P2、…の間
隔を元に戻した後の信号である。
【0065】図11において、510は誤り訂正回路3
31内のメモリ、500はメモリ510の入力端子、5
20はメモリ、501はメモリ520の読みだしクロッ
クの入力端子、502はメモリ520の書き込みクロッ
ク入力端子、503は時間軸調整された信号の出力端
子、551は計数回路、504は計数回路551のクロ
ック信号の入力端子、530はタイムスタンプゲート回
路、540は制御回路、550はタイムスタンプ読み取
り回路、552は一致検出回路、560は誤り訂正回路
331に内蔵される回路ブロック、570はインタフェ
ース回路305に内蔵される回路ブロックである。
【0066】図11に示す端子500から入力された図
10(3)に示す再生信号はメモリ510に入力され
る。メモリ510からパケット信号P1、P2、…のパケッ
ト毎に出力された信号はメモリ520とタイムスタンプ
読み取り回路550に入力される。メモリ510の読み
取り制御、メモリ520の書き込み、読み取り制御は制
御回路540からの制御信号により行われる。また、タ
イムスタンプ読み取り回路550にも制御回路540か
らの制御信号が入力され、メモリ510からの信号に対
しタイムスタンプ信号の位置を示す信号を出力し、正し
い位置のタイムスタンプ信号を読み取る。読み取られた
タイムスタンプ信号は一致検出回路552に入力され
る。
【0067】端子504からは図9に示す端子400か
ら入力されたのと同じ周波数のクロック信号が入力さ
れ、計数回路551に入力される。計数回路551では
入力されたクロック信号を計数し、計数値を一致検出回
路552に向け出力する。一致検出回路552では入力
された2つの信号が一致した所で一致信号を出力し、制
御回路540に入力する。
【0068】制御回路540では一致信号に基づきメモ
リ520からパケット信号が読みだされる。図10
(4)にその読み出された信号を示す。その読みだしは
端子501から入力された読み取りクロック信号に基づ
き行われる。また、同時にメモリ510から新たなパケ
ットを入力し、端子502から入力される書き込みクロ
ックに基づきメモリ520に書き込む。端子501から
入力されるクロック信号周波数は図5、図6に示す端子
203とVTR53間の信号レートに対応するように決定
すればよい。
【0069】メモリ520からの時間調整されたパケッ
ト信号P1、P2、…はタイムスタンプゲート回路530に
入力される。タイムスタンプゲート回路530では、必
要に応じ、タイムスタンプ信号をゲートし、例えばタイ
ムスタンプ信号を全て0レベル、あるいは1レベルに固
定する。図10(5)に示す様に図7に示す端子300
から入力される図10(1)に示す信号と同じ時間間隔
に直された信号が端子503から出力される。
【0070】以上により、図8(3)に示すのと同じパ
ケット間隔の信号が図5、図6に示す端子203からイ
ンタフェース回路290に入力される。インタフェース
回路290では必要に応じ、ヘッダ情報を除去し、スイ
ッチ回路240に入力する。これにより、スイッチ回路
240の他の入力端子から入力された、チューナ210
からの信号と同じ信号を復元することができる。
【0071】ディジタル信号を記録するVTRでは図7に
示す様に誤り訂正を充分に行うため、ダビングを繰り返
しても画質劣化がないという特徴がある。しかしなが
ら、一方では、画質劣化なくダビングが繰り返される
と、著作権者の権利が充分に守れない恐れがある。これ
を回避するために、本発明では、ダビングのできない技
術を提供する。
【0072】図11で示したようにメモリ520から出
力される時間軸調整されたパケット信号P1、P2、…はタ
イムスタンプゲート回路530に入力される。タイムス
タンプゲート回路530では上記した様に図8(3)に
示すタイムスタンプに対応する期間の信号を例えば全て
0レベル、あるいは1レベルにする。これにより、図7
に示すインタフェース回路305からの出力信号のパケ
ット信号P1、P2、…にはパケット間の時間間隔を示す情
報がなくなる。このため、端子300からの出力信号を
図7に示すVTRに入力して記録すると、図10(3)に
示す信号が再生され、各パケットに含まれるタイムスタ
ンプ位置の信号を読み取ってもパケットの時間間隔は示
さないので、元の時間間隔に戻すことができない。タイ
ムスタンプに対応する位置の信号が全て0レベルあるい
は1レベルの場合には、図11に示す回路で1つのパケ
ットが読出された後、次のパケットが読みだされるのは
タイムスタンプのビット数に対応する時間後であり、一
般に、タイムスタンプのビット数は1トラック期間より
も長くなるように設定するため、メモリ510から全て
のパケット信号が読みだされる前に次のトラックの信号
がメモリ510に書き込まれるため、入力信号に対応し
た信号を出力するのはもはや不可能である。これによ
り、ダビングを禁止することができる。
【0073】上記で説明したのはタイムスタンプに対応
する位置の信号を全て0レベルあるいは1レベルにした
場合の例であるが、図11に示すタイムスタンプゲート
回路530でタイムスタンプ位置の信号の少なくとも1
つのビットの信号を変更すればよい。これにより、再生
信号を次のVTRで記録してもパケット位置を本来の位置
の戻すことはもはや不可能となる。これにより、ダビン
グを禁止することができる。
【0074】次に、以上のようにして再生された信号を
精度良く復元する技術について示す。上記したMPEG2標
準では圧縮された画像を伸長し、復元するシステムクロ
ックの精度を27MHz±30ppm以内とするように定められて
いる。この精度を実現するために、上記した様に時刻基
準参照値SCRを使用してシステムクロックを復元する。
ディジタル放送の場合には、図1に示す番組配信センタ
30におけるクロックの精度は±3ppm以内と定められて
いる。受信装置51、レシーバデコーダ52で受信した
信号をVTR53を介さず直接復号回路260で復元する
場合には、上記した様に時刻基準参照値SCRを使用して
システムクロックを復元するため、システムクロックの
精度は番組配信センタ30におけるクロック精度にほぼ
等しい精度を得ることができる。
【0075】図12に時刻基準参照値SCRを元にシステ
ムクロックを復元する回路のブッロク図を示す。図12
において、600は受信した信号の入力端子、601は
システムクロックの出力端子、610は時刻基準参照値
SCRの検出回路、620は減算回路、630はDA変換回
路、631は低域通過フィルタ(以下LPFと記す)、6
32は電圧制御発振器(以下VCOと記す)、640はカ
ウンタ回路である。
【0076】端子600から入力される受信信号として
は、図4、図5に示す誤り訂正回路220で誤り訂正さ
れた後の信号であって、復号回路260で復号される前
の信号が入力される。入力された信号は図8(1)また
は(2)に対応した信号である。番組分割回路230で
番組分割される前の信号が入力された場合には、参照値
検出回路610内で番組分割回路230と同様の処理を
行い、所定のパケットに含まれる時刻基準参照値SCRを
検出し出力する。検出された参照値SCRは減算回路62
0とカウンタ回路640に入力される。カウンタ回路6
40は参照値SCRの値をカウンタの初期値としてセット
する。端子601から出力されるシステムクロックはカ
ウンタ回路640に入力され、参照値SCRでセットされ
た値からシステムクロックを計数する。カウンタの計数
値は減算回路620に入力され、参照値が入力されたと
きの敬数値と参照値SCRの差分を出力してDA変換回路6
30に入力される。DA変換回路630では入力された差
分値をアナログ信号に変換し、そのアナログ信号をLPF
631に入力する。LPF631では入力されたアナログ
信号を平滑し、VCO632に入力する。VCO632では入
力された信号に基づき発振周波数を制御する。VCO63
2の出力信号はシステムクロックとして端子601から
出力される。
【0077】図12に示す回路はいわゆる負帰還回路を
構成し、参照値SCRの間隔に対し、システムクロック周
波数が高い場合には、減算回路620から負の値が出力
され、逆にシステムクロック周波数が低い場合には減算
回路620から正の値が出力され、VCO632の発振周
波数が一定の値となるように制御される。これにより、
受信機側、即ちレシーバデコーダ52のシステムクロッ
クを送信側、即ち番組配信センタ30のシステムクロッ
ク周波数と等しくでき、システムクロックの精度をほぼ
±3ppm内にすることができる。
【0078】次に、VTR53から再生された信号を用い
た場合にも精度良く復元できる技術について説明する。
この場合には、番組配信センタ30におけるクロックの
精度、図9に示すタイムスタンプ付加回路におけるタイ
ムスタンプの精度と、図11に示す時間軸調整回路のク
ロックの精度で決定される。それぞれ独立にクロック信
号を作った場合には合計を±30ppm以内にする必要があ
る。この場合、番組配信センタ30におけるクロックの
精度が±3ppmなので、図9に示すタイムスタンプ付加回
路におけるタイムスタンプの精度と、図11に示す時間
軸調整回路のクロックの精度をそれぞれ±13ppm以内に
する必要がある。この精度を維持するためには高精度の
クリスタル発振器を必要とする。
【0079】図9に示すタイムスタンプ付加回路におけ
るタイムスタンプの精度の向上技術を図13に示す。図
13において、650は図12に示すクロック復元回
路、600はPLL回路、602はシステムクロックの入
力端子、603はクロック信号の出力端子、661、6
65は分周回路、662は位相比較回路、663はLP
F、664はVCOである。
【0080】端子601から出力されたシステムクロッ
ク信号は端子602を介してPLL回路660に入力され
る。端子602から入力されたシステムクロック信号は
分周回路661で所定の周波数に分周される。分周され
た信号は位相比較回路662に入力され、VCO664の
発振周波数を分周回路665で分周回路661の出力信
号周波数と等しくなるように分周する。位相比較回路6
61では入力された2つの信号の位相を比較し、その位
相誤差信号をLPF663に入力する。LPF663の出力信
号はVCO664に入力され、VCO664の発振周波数を制
御する。このPLL回路660はいわゆる負帰還回路を構
成しており、VCO664の発振周波数が端子602より
入力されるシステムクロックよりも相対的に周波数が高
い場合にはその発振周波数を下げるように帰還がかか
り、相対的に周波数が低い場合にはその発振周波数を上
げるように帰還がかかる。これにより、VCO664の発
振周波数がシステムクロックに対し位相ロックする。し
たがって、端子603から出力されるクロック信号周波
数の精度は入力されるシステムクロック信号の精度とほ
ぼ等しく±3ppm以内にすることができる。
【0081】これにより、タイムスタンプの精度を番組
配信センタ30におけるクロックに合わせることがで
き、その精度は±3ppmなので、時間軸調整回路のクロッ
ク精度を±27ppm以内にすればよく、独立のクロック信
号を使用する場合に比べ2倍の誤差を許容することがで
き、発振器の設計を容易にできる。
【0082】また、クロック復元回路650は復号回路
260で必要なので、復号回路260に含まれるクロッ
ク復元回路を兼用することもできるし、タイムスタンプ
信号を付加する目的のために独立に設けてもよい。
【0083】図13に示す実施例で、システムクロック
周波数が27MHzで、タイムスタンプ周波数が49.152MHzの
場合には、分周回路661の分周比を1125分の1にし、
分周回路665の分周比を2048分の1にすればよい。こ
の場合には、位相比較回路662に入力される信号の周
波数は共に24kHzになる。
【0084】タイムスタンプの周波数がこれとは異なる
値の場合には、分周回路661、665の分周比を変化
することにより対応可能である。また、タイムスタンプ
周波数を27MHzとする場合には、当然のことながら、PLL
回路660は不要であり、端子601から出力されるシ
ステムクロック信号をタイムスタンプ用のクロック信号
とすればよい。
【0085】図9において、タイムスタンプ周波数、バ
スクロック周波数共に49.152MHzとする場合には、図1
3に示す実施例で発生した49.152MHzのクロック信号を
端子400、403から入力することにより、タイムス
タンプの周波数精度を番組配信センタ30におけるシス
テムクロック精度に等しい±3ppm以内とすることができ
る。
【0086】また、タイムスタンプ周波数を27MHzと
し、バスクロック周波数を49.152MHzとする場合には、P
LL回路660は不要になり、端子601から出力される
システムクロック信号を端子400からタイムスタンプ
クロック信号として入力し、バスクロック周波数は高々
±100ppm程度の精度があればよいので、ローカル発振器
を用いればよい。図14はその場合のタイムスタンプ付
加回路の構成を示す。ここで、670は上記した49.152
MHzで発振するローカル発振器である。
【0087】次に、図13に示すようにしてタイムスタ
ンプ信号を作成した場合の図11に示す時間軸調整回路
のクロック信号の精度について示す。端子504から入
力されるタイムスタンプ用クロック信号と端子501か
ら入力されるバスクロックの周波数が共に等しく、例え
ば49.152MHzの場合には、共に等しい49.152MHzのローカ
ル発振器からのクロック信号を入力すればよい。この場
合のクロック信号の精度は、既に述べているように、±
27ppm以内とする必要がある。
【0088】バスクロック周波数とタイムスタンプ信号
周波数が異なる場合には、端子504から入力されるタ
イムスタンプクロック信号の精度は±27ppm以内とする
必要があるが、端子502から入力されるバスクロック
信号の精度は±100ppm程度で良く、この場合にはどちら
のクロック信号もローカル発振器で作成すればよい。上
記した例と対応させるならば、タイムスタンプ信号周波
数を27MHzとし、バスクロック周波数を49.152MHzとした
場合である。
【0089】さらに、VTR53を安定に動作させるため
の技術を示す。VTR53を安定に動作させるためには、
図6に示す端子300から入力されるデータのレート
(タイムスタンプ周波数に相当する)とテープトランス
ポート系320に含まれる回転シリンダ(図示せず)の
回転数の関係と再生時の端子300から出力されるデー
タのレート(タイムスタンプ周波数に相当する)と回転
シリンダの回転数の関係を一致させる必要がある。この
関係を実現する実施例を図15に示す。
【0090】図15において、700は図6に示すイン
タフェース回路305で受信した図8(3)に対応する
信号の入力端子、611はタイムスタンプ読み取り回
路、621は減算回路、635はDA変換器636はLP
F、637はVCO、641はカウンタ回路、651はクロ
ック復元回路、710は切り換え回路、720は分周回
路、730サーボ回路、740はタイムスタンプクロッ
クのローカル発振器である。
【0091】初めに、記録時の動作について説明する。
記録時には切り換え回路710はVCO637から出力さ
れた信号を選択して出力する。図15に示すクロック復
元回路651は図12に示すクロック復元回路650と
同様の構成で実現することができる。クロック復元回路
651では、端子700から入力された信号から各パケ
ットのタイムスタンプをタイムスタンプ読み取り回路6
11で読み取り、その出力信号が減算回路621、カウ
ンタに入力される。後の動作はクロック復元回路650
の動作と同じであり、VCO637の出力信号は入力され
たパケット信号に付加されたタイムスタンプに同期した
信号が出力される。クロック復元回路651から出力さ
れたタイムスタンプ信号に同期したクロック信号は切り
換え回路710に入力される。記録時にはVCO637か
らの信号が選択されて切り換え回路710から出力され
る。切り換え回路710の出力信号は分周回路720に
入力され、所定の分周比で分周された後サーボ回路73
0に入力される。サーボ回路730では分周回路720
から入力された信号に回転シリンダが位相同期するよう
に回転制御する。
【0092】次に、再生時の動作について説明する。再
生時には切り換え回路720に入力されたタイムスタン
プクロック用のローカル発振器740の出力信号を選択
して出力し、その出力信号を分周回路720で分周し、
サーボ回路730に入力する。サーボ回路730では回
転シリンダを入力された基準信号に位相同期するように
制御する。
【0093】記録時にはタイムスタンプ信号に同期した
クロック信号に基づき回転シリンダの回転制御を行い、
再生時には再生されたデータを出力制御するタイムスタ
ンプ信号用クロック信号に回転シリンダの回転を位相ロ
ックするように制御するので、再生時にテープトランス
ポート系から出力されるデータとインタフェースから出
力されるデータとの同期がとれることになり、途中でデ
ータの過不足がなくなる。
【0094】図15に示す実施例では記録時に入力され
るタイムスタンプにクロックを同期させることにより、
入力されるデータのレート(タイムスタンプ周波数に相
当する)とテープトランスポート系320に含まれる回
転シリンダ(図示せず)の回転数の関係と再生時の端子
300から出力されるデータのレート(タイムスタンプ
周波数に相当する)と回転シリンダの回転数の関係を一
致させる技術を示したが、再生時にシリンダの回転制御
を行い、上記の関係を一致させることも可能である。そ
の場合の実施例を図16に示す。
【0095】図16において、一部図15に示す実施例
と共通であり、その共通部分には同一符号を付す。75
0〜752は分周回路、760は選択回路、770は制
御回路である。
【0096】記録時には、再生時のタイムスタンプ用ロ
ーカル発振器740の出力信号を分周回路751に入力
し、所定の分周比で分周し、選択回路760は分周回路
751の出力信号を選択して出力する。選択回路760
の出力信号はサーボ回路に入力され、回転シリンダをそ
の基準信号に位相同期するように制御する。
【0097】再生時には、ローカル発振器740の出力
信号は分周回路750〜752に入力される。分周回路
750の分周比は分周回路751の分周比よりも小さ
く、分周回路752の分周比は大きく設定する。したが
って、各分周回路から出力される信号の周波数は分周回
路751に対し、分周回路750の出力信号は高く、分
周回路752の出力信号は低くなる。各出力信号は選択
回路760に入力され、制御回路770からの制御信号
に従い選択されて出力される。選択回路760の出力信
号はサーボ回路730に入力される。メモリ510は図
11に示すもので、その書き込み読み出しを制御する制
御回路770から、選択回路760の選択制御信号が出
力される。
【0098】VTR53に入力される図8(3)に示す信
号のタイムスタンプ信号を付加したクロック信号周波数
と、ローカル発振器740の発振周波数はほぼ等しい
が、クリスタル精度で異なる。したがって、記録時にロ
ーカル発振器740の出力クロックを所定の分周回路7
51で分周し、回転シリンダの基準信号を作っても、再
生時にタイムスタンプを見ながら、メモリ510からデ
ータを出力するので、テープトランスポート系320に
含まれるシリンダから再生され、メモリ510に入力さ
れるデータと、メモリ510から出力されるデータ量が
上記の精度内で一致せず、ある時間後に、データの過不
足が生じる。そこで、制御回路770でデータの過不足
を監視し、データが不足する場合には分周回路750の
出力信号を選択して出力し、シリンダの回転周波数が高
くなるようにする。逆に、データが増加する方向にある
場合には分周回路752の出力信号を選択し、シリンダ
の回転数が低くなるように制御する。過不足がないと判
断される場合には記録時と同じ分周比である、分周回路
751の出力信号を選択する。
【0099】以上説明したように、本発明を用いること
により、安定に圧縮信号を録画再生することができる。
【0100】図17はタイムスタンプクロックとバスク
ロック周波数が異なる場合のレシーバデコーダ52とVT
R53の全体の構成を示すブロック図である。レシーバ
デコーダ52としては図5に示す実施例をベースに示し
たが、図4に示す実施例をベースとして、切り換え回路
240の出力信号を暗号復号する場合も同様である。イ
ンタフェース回路290は図14に示す実施例をベース
に示した。ここでは、レシーバデコーダ52とVTR53
間の接続を変調した信号で接続する。800、810は
そのための変復調回路である。したがって、図14に示
す端子402から出力される信号は、変復調回路800
で変調され、端子203を介してレシーバデコーダ52
から出力され、端子300を介してVTR53に入力され
る。
【0101】VTR53は図6に示す実施例に従う。端子
300から入力された信号はインタフェース回路305
に入力される。インタフェース回路305は図15に示
す実施例に従う。ここでは変調された信号が入力される
ので、端子300からの入力信号は変復調回路810に
入力され、復調される。復調された信号はクロック復元
回路651、パリティ付加回路311に入力される。パ
リティ付加回路311、変調回路312ではクロック復
元回路651で復元したクロック信号に基づき信号処理
を行う。830は図6に示すテープトランスポート系3
20内のテープトランスポート部である。
【0102】図17でローカル発振器740はタイムス
タンプ用クロックであるが、再生時の復調信号回路33
0、誤り訂正回路331の信号処理もこのタイムスタン
プ用クロックを用いて信号処理を行う。820はバスク
ロック用のローカル発振器820である。
【0103】図17に示す実施例ではVTR53のインタ
フェース回路とテープトランスポート系320の回路の
一部を図15に示す実施例に従ったが、図18に他の実
施例を示す。図18に示す実施例ではタイムスタンプク
ロック周波数に等しい発振周波数のローカル発振器74
0の周波数と入力される信号のタイムスタンプを比べ、
タイムスタンプに合わせて回転シリンダの回転制御を行
うものである。これにより、図15に示した実施例と同
様の効果を出すことができる。図18において、721
は分周回路、851は減算回路、852はカウンタ回路
である。
【0104】端子600から入力された信号はタイムス
タンプ読み取り回路611でタイムスタンプが読み取ら
れる。読み取られたタイムスタンプは減算回路851と
カウンタ回路852に入力される。タイムスタンプクロ
ックと等しい周波数のクロック信号がローカル発振器7
40から出力され、カウンタ回路852と分周回路72
1に入力される。カウンタ回路852は入力されたタイ
ムスタンプでカウント値をセットし、入力されたクロッ
ク信号をカウントする。カウンタ回路852の出力信号
は減算回路851に入力されタイムスタンプ信号との差
を取り、その差分を分周回路721に入力する。分周回
路721はローカル発振器740からのクロック信号を
分周し、サーボ回路730の基準信号を作る。このと
き、減算回路851から差分が与えられる場合にはその
差分に従い分周回路の分周比を微調し、サーボ回路73
0に与える基準信号を入力されたタイムスタンプ信号に
同期させる。
【0105】以上により、入力されたタイムスタンプに
同期して回転シリンダの回転制御を行うことができ、従
って、安定にVTR53の記録を行うことができる。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル圧縮映像信
号を間欠的にパケット形式で送ることができる。また、
その信号を安定に記録し、再生し、元のパケット信号の
時間間隔を復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル放送及びアナログ放送
システムを示すブロック図。
【図2】本発明における番組配信センタの一実施例を示
すブロック図。
【図3】本発明における送信処理装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図4】本発明におけるレシーバデコーダの一実施例を
示すブロック図。
【図5】本発明におけるレシーバデコーダの一実施例を
示すブロック図。
【図6】本発明におけるVTRの一実施例を示すブロック
図。
【図7】本発明における信号の波形図。
【図8】本発明における信号の波形図。
【図9】本発明における時刻情報付加回路の一実施例を
示すブロック図。
【図10】本発明における信号の波形図。
【図11】本発明における時間軸調整回路の一実施例を
示すブロック図。
【図12】本発明におけるクロック復元回路の一実施例
を示すブロック図。
【図13】本発明におけるタイムスタンプ用クロック生
成回路のブロック図。
【図14】本発明におけるタイムスタンプ付加方式のブ
ロック図。
【図15】本発明における記録制御方式のブロック図。
【図16】本発明における再生制御方式のブロック図。
【図17】本発明におけるレシーバデコーダとVTRのブ
ロック図。
【図18】本発明における記録制御方式のブロック図。
【符号の説明】
52 … レシーバデコーダ 53 … VTR 170〜173 … ビット圧縮装置 185 … 時分割多重化装置 230 … 番組分割回路 290、305 … インタフェース回路 311 … パリティ付加回路 460 … タイムスタンプ付加回路 570 … 時間軸調整回路 610 … 参照値検出回路 611 … タイムスタンプ読み取り回路 650、651 … クロック復元回路 660 … PLL回路 670、740、820 … ローカル発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 恭一 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所パーソナルメディア機器事業部 内 (72)発明者 野口 敬治 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所パーソナルメディア機器事業部 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻基準参照値を含むディジタル圧縮映像
    信号をパケット形式で間欠的に出力するディジタル映像
    信号の出力回路において、 上記ディジタル圧縮映像信号から上記時刻基準参照値を
    検出する手段と、 上記検出された時刻基準参照値に位相同期したクロック
    信号の発生手段と、 上記発生されたクロック信号に基づき上記パケットの時
    刻情報(タイムスタンプ)を該パケットに付加する手段
    とを有し、上記時刻情報(タイムスタンプ)の付加され
    たパケットを出力することを特徴とするディジタル映像
    信号の出力回路。
  2. 【請求項2】上記ディジタル圧縮映像信号は輝度信号と
    色差信号とからなり、 上記ディジタル圧縮映像信号を伸長する伸長回路と、 上記伸長回路で伸長された色差信号で色副搬送波を変調
    する手段とを有し、上記色副搬送波は上記クロック信号
    に基づくことを特徴とする請求項1記載のディジタル映
    像信号の出力回路。
  3. 【請求項3】ローカル発振器を有し、 上記ローカル発振器の発振周波数に基づき上記パケット
    を出力することを特徴とする請求項1記載のディジタル
    映像信号の出力回路。
  4. 【請求項4】上記ローカル発振器の発振周波数は上記ク
    ロック信号の周波数とは異なることを特徴とする請求項
    3記載のディジタル映像信号の出力回路。
  5. 【請求項5】時刻基準参照値を含むディジタル圧縮映像
    信号であって、パケット形式で間欠的な信号であって、
    該パケットの時刻情報(タイムスタンプ)を含む入力信
    号を回転ヘッドにより磁気記録媒体上に記録する装置に
    おいて、 上記時刻情報(タイムスタンプ)に位相同期した上記回
    転ヘッドの回転制御基準信号の発生手段と、 上記回転ヘッドの回転制御手段とを有し、上記基準信号
    に基づき上記回転ヘッドの回転制御を行うことを特徴と
    する記録装置。
  6. 【請求項6】上記基準信号の発生手段は、 上記入力信号から上記時刻情報(タイムスタンプ)を検
    出する手段と、 上記検出された時刻情報(タイムスタンプ)に位相同期
    したクロックの復元手段と、 上記クロック信号を分周する分周回路とからなることを
    特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】上記基準信号の発生手段は、 上記入力信号から上記時刻情報(タイムスタンプ)を検
    出する手段と、 ローカル発振器と、 上記ローカル発振器の発振周波数に基づく信号と上記検
    出された時刻情報(タイムスタンプ)との差を検出する
    手段と、 上記ローカル発振器の出力信号を分周し、上記検出され
    たさ差信号で分周比を調整する分周回路とからなること
    を特徴とする請求項5記載の記録装置。
  8. 【請求項8】時刻基準参照値を含むディジタル圧縮映像
    信号であって、パケット形式で間欠的な信号であって、
    該パケットの時刻情報(タイムスタンプ)を含む入力信
    号を上記時刻情報(タイムスタンプ)に位相同期した回
    転ヘッドにより磁気記録媒体上に記録した信号を再生す
    る装置において、 上記記録された信号を再生する再生手段と、 ローカル発振器と、 上記ローカル発振器の出力信号に基づき上記再生された
    信号に含まれる時刻情報(タイムスタンプ)に合わせて
    再生されたパケット信号の時間軸を調整する時間軸調整
    手段と、 上記ローカル発振器の出力信号の分周回路と、 上記回転ヘッドの回転制御手段とを有し、上記分周回路
    の出力信号に基づき上記回転制御を行うことを特徴とす
    る再生装置。
JP14029495A 1994-10-28 1995-06-07 ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置 Expired - Lifetime JP3119116B2 (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14029495A JP3119116B2 (ja) 1995-06-07 1995-06-07 ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置
SG1995001626A SG34287A1 (en) 1994-10-28 1995-10-24 Input-output circuit recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
EP95116895A EP0710021A3 (en) 1994-10-28 1995-10-26 Input-output circuit, recording and playback system for digital television signal
KR1019950037297A KR100188349B1 (ko) 1994-10-28 1995-10-26 디지탈영상신호의 입출력회로, 기록장치 및 재생장치
EP98116725A EP0891082A3 (en) 1994-10-28 1995-10-26 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
CN95120578A CN1119016C (zh) 1994-10-28 1995-10-27 数字图像信号记录装置和重放装置
CN2006100997434A CN1917610B (zh) 1994-10-28 1995-10-27 数字图像信号输入输出电路
CNB031471412A CN1247025C (zh) 1994-10-28 1995-10-27 数字图像信号的输入输出电路、记录装置和重放装置
CNB2006100048326A CN100474906C (zh) 1994-10-28 1995-10-27 数字图像信号的输出电路
US08/972,457 US6041161A (en) 1994-10-28 1997-11-18 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US09/455,413 US6600870B1 (en) 1994-10-28 1999-12-06 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US10/367,730 US7319808B2 (en) 1994-10-28 2003-02-19 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US11/936,852 US8306395B2 (en) 1994-10-28 2007-11-08 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US12/219,250 US8340501B2 (en) 1994-10-28 2008-07-18 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US12/219,246 US8254758B2 (en) 1994-10-28 2008-07-18 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal
US12/219,251 US8270812B2 (en) 1994-10-28 2008-07-18 Input-output circuit, recording apparatus and reproduction apparatus for digital video signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14029495A JP3119116B2 (ja) 1995-06-07 1995-06-07 ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08336131A true JPH08336131A (ja) 1996-12-17
JP3119116B2 JP3119116B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=15265449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14029495A Expired - Lifetime JP3119116B2 (ja) 1994-10-28 1995-06-07 ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119116B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6147694A (en) * 1997-06-25 2000-11-14 Nec Corporation Slow motion replay system having simple structure
JP2002008313A (ja) * 2000-03-30 2002-01-11 Quantum Corp 媒体上にマルチメディア情報を記憶するための方法
JP2002026889A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Oki Electric Ind Co Ltd データ暗号化方法,画像伝送装置,及び,画像受信装置
JP2008204594A (ja) * 2007-12-28 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置、データ圧縮装置、データ伸張装置および記録再生方法
JP2010035200A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 記録装置、再生装置、記録方法および再生方法
JP2010035198A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置および記録再生方法
JP2010035199A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 再生装置および再生方法
US7865064B2 (en) 2005-06-09 2011-01-04 Hitachi, Ltd. Recording/output apparatus and recording/output method
JP2011023105A (ja) * 2010-08-26 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置
JP2011135589A (ja) * 2000-04-21 2011-07-07 Sony Corp 映像データ符号化装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2011253611A (ja) * 2011-06-30 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 再生装置及び再生方法
JP4845326B2 (ja) * 2000-07-17 2011-12-28 トムソン ライセンシング Ieee1394バスを転送されるmpeg記録データを読取るための方法及び装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6147694A (en) * 1997-06-25 2000-11-14 Nec Corporation Slow motion replay system having simple structure
JP2002008313A (ja) * 2000-03-30 2002-01-11 Quantum Corp 媒体上にマルチメディア情報を記憶するための方法
US8634700B2 (en) 2000-04-21 2014-01-21 Sony Corporation Information processing apparatus and method, program and recorded medium with improved retrieval
JP2011135589A (ja) * 2000-04-21 2011-07-07 Sony Corp 映像データ符号化装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2002026889A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Oki Electric Ind Co Ltd データ暗号化方法,画像伝送装置,及び,画像受信装置
JP4595170B2 (ja) * 2000-07-03 2010-12-08 沖電気工業株式会社 データ暗号化方法,画像伝送装置,及び,画像受信装置
JP4845326B2 (ja) * 2000-07-17 2011-12-28 トムソン ライセンシング Ieee1394バスを転送されるmpeg記録データを読取るための方法及び装置
US7865064B2 (en) 2005-06-09 2011-01-04 Hitachi, Ltd. Recording/output apparatus and recording/output method
JP2008204594A (ja) * 2007-12-28 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置、データ圧縮装置、データ伸張装置および記録再生方法
JP4518144B2 (ja) * 2007-12-28 2010-08-04 三菱電機株式会社 記録再生方法
JP2010035200A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 記録装置、再生装置、記録方法および再生方法
JP4525844B2 (ja) * 2009-10-05 2010-08-18 三菱電機株式会社 記録再生方法
JP2010035199A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 再生装置および再生方法
JP2010035198A (ja) * 2009-10-05 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置および記録再生方法
JP2011023105A (ja) * 2010-08-26 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 記録再生装置
JP2011253611A (ja) * 2011-06-30 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 再生装置及び再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3119116B2 (ja) 2000-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100188349B1 (ko) 디지탈영상신호의 입출력회로, 기록장치 및 재생장치
US6163644A (en) Method and apparatus for receiving and/or reproducing digital signal
JP3119116B2 (ja) ディジタル映像信号の出力回路、記録装置及び再生装置
JPH08297919A (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP3351217B2 (ja) ディジタル信号処理装置およびディジタル信号処理方法
JP3714276B2 (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP4345694B2 (ja) 送受信方法及び受信方法
JP3685093B2 (ja) 記録再生装置及び受信装置
JP3816196B2 (ja) 記録再生装置
JPH08297922A (ja) ディジタル信号の記録再生方法及び装置
JP3632352B2 (ja) ディジタル信号記録装置および再生装置
JP4902760B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JP4521467B2 (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP5095003B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JP3835367B2 (ja) ディジタル信号処理装置およびディジタル信号処理方法
JP2000200460A (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP2010022029A (ja) ディジタル信号の受信方法及び装置
JP2010148115A (ja) ディジタル信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071013

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term