JPH10320916A - 基準クロック再生装置および記録装置 - Google Patents

基準クロック再生装置および記録装置

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JPH10320916A
JPH10320916A JP9129286A JP12928697A JPH10320916A JP H10320916 A JPH10320916 A JP H10320916A JP 9129286 A JP9129286 A JP 9129286A JP 12928697 A JP12928697 A JP 12928697A JP H10320916 A JPH10320916 A JP H10320916A
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JP
Japan
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time information
adaptation field
packet
reference clock
flag
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Pending
Application number
JP9129286A
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English (en)
Inventor
Manabu Sasamoto
学 佐々本
Takanori Eda
隆則 江田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディジタル放送受信機とディジタルVTRとを
接続する場合、ディジタルインターフェースを介して圧
縮映像、音声信号のやり取りを行う。ディジタルVTR
がその圧縮映像、音声信号を記録する場合、その信号に
含まれる時間情報をもとに、圧縮時に用いられた基準ク
ロックを再生して、その基準クロックを基に、記録動作
を行う必要がある。 【解決手段】伝送されてきたパケット列は指定された一
編成チャンネルの映像、音声、PCR等のパケット列の
みが送られるので、アダプテーションフィールドコント
ロール検出回路302、PCRフラグ検出回路303に
よりPCRフラグを検出することでその編成チャンネル
のPCRを抜き出すことができる。すなわち、伝送され
てきた一編成チャンネルのパケット列からPCRを獲得
するために、PSIテーブルからのPIDの参照を行う
必要がなく簡単な回路構成でPCRが獲得できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準クロック再生
装置に関し、特に、ディジタルインターフェースを介し
て伝送された、処理の基準となる時間情報を含み所定の
パケット形式のディジタル映像、音声信号のパケットデ
ータから、前記時間情報を抽出してその時間情報を基に
基準クロックを再生する基準クロック再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術を用いた画像、音
声等のデータ圧縮の研究が進み、これらデータの蓄積、
伝送が容易にできるようになった。これに伴い、放送の
分野においてもディジタル化が急速に進められている。
【0003】例えば、アナログ映像、音声信号をMPE
G(Moving Picture Experts Group)規格を用いて高能
率にディジタル圧縮符号化し、衛星や同軸ケーブルを通
して放送するシステムが知られている。このディジタル
放送を受信するための装置として、セットトップボック
スと呼ばれるディジタル放送受信機がある。
【0004】また、家庭用の映像、音声信号記録再生機
器としては、磁気テープを用い、ディジタルTV放送な
どのディジタル圧縮符号化された映像及び音声信号をデ
ィジタル信号のまま記録し再生できるディジタルVTR
の開発が進められている。
【0005】このディジタル放送受信機とディジタルV
TRは、ディジタルインターフェースで接続され、受信
したディジタル放送を高品質で保存可能となる。
【0006】複数の情報が多重されて伝送されてくるデ
ィジタル信号を受信して所望の番組を選択する技術が、
特開平8−56350に述べられている。また、回転磁
気ヘッドを用いたディジタルVTRについては、例え
ば、特開平5−174496号に記載されている。
【0007】さらに、ディジタル放送受信機とディジタ
ルVTRをディジタルインターフェースで接続したディ
ジタル放送記録システムについて、アイイーイーイー
トランザクションス オン コンシューマー エレクト
ロニクス、第42巻3号、1996年8月、617〜6
22頁(IEEE Transactions on Consumer Electronics,
Vol. 42, No.3, August 1996,p617〜622 「Newly Devel
oped D-VHS Digital Tape Recording System for the
Multimedia Era」)に詳しく述べらている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル放送をディ
ジタルVTRで記録する場合、到来するデータの集まり
であるパケット列の時間間隔を再生時にも再現しなけれ
ばならない。そこで、このようなデータを記録するディ
ジタルVTRでは、記録するパケット列中に格納されて
いる圧縮符号化の際の時間情報を抜き出して、圧縮符号
化に用いられた基準クロックを再生して、その基準クロ
ックを基に、記録動作を行う必要がある。本発明の目的
は、複雑な処理を経ることなく、簡単な回路構成で、パ
ケットデータから、基準クロックを得る基準クロック再
生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、処理の基準となる時間情報をプログラム毎に含み、
所定のパケット形式で伝送される一つのプログラムある
いは複数のプログラムが多重化されたパケット列のう
ち、一プログラムのパケット列を入力し、前記パケット
列から、処理の基準となる時間情報を抽出して、その時
間情報を基に基準クロックを再生する基準クロック再生
装置において、時間情報検出手段と、時間情報記憶手段
と、クロック発生手段とを備え、入力されるパケットか
ら、前記時間情報検出手段により、時間情報を検出した
場合、前記パケットの時間情報を前記時間情報記憶手段
により記憶して、その時間情報を基に前記クロック発生
手段により、基準クロックを再生することにより実現す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0011】なお、以下の説明において、本実施例で扱
うディジタル信号として、国際標準である、MPEG2
方式を用いた例を示す。
【0012】図1は、本発明における記録再生装置のブ
ロック構成を示す図である。
【0013】同図中、100は記録再生装置、200は
ディジタル放送受信装置、101はディジタル放送信号
等の入出力端子、102はディジタルインターフェース
回路、103は基準クロック再生回路、1041はタイ
ムスタンプ回路、1042は記録信号処理回路、105
1は記録アンプ、1052は再生アンプ、1053は回
転ドラム、1054は磁気ヘッド、106は磁気テー
プ、107はサーボ回路、1081は再生信号処理回
路、1082はタイムスタンプ除去回路、109は発振
器、201は、ディジタル放送波を入力する入力端子、
202はチューナ、203は復調および誤り訂正回路、
204は選択回路、205は基準クロック再生回路、2
06はMPEGデコーダ、207は、映像・音声出力端
子、208は、ディジタルインターフェース回路、20
9はディジタル放送信号等の入出力端子である。
【0014】放送局より放送されたディジタル放送波
は、入力端子201からディジタル放送受信装置200
に入力される。放送波は、例えば、衛星を用いたディジ
タル衛星放送、地上波あるいはケーブルを介したディジ
タル放送等である。ここで、映像および音声信号は、M
PEG方式により、放送局側において圧縮、パケット化
されているとする。
【0015】チューナ202は、入力された放送波を受
信し、制御回路(図示せず)によって指定された周波数
の放送波に同調、検波を行う。検波された受信信号は、
例えば4相位相変調(QPSK)のような変調方式で変
調されており、次の、復調および誤り訂正回路203に
おいて、復調、さらに誤り訂正処理が施される。ここで
得られたディジタル信号は、図2(a)に示すように、
複数のチャンネルの圧縮映像、音声信号等のパケットが
多重化された多重化信号(Transport Stream、以下TS
と表記)形式となっている。パケットの大きさとして
は、MPEG2規格の場合188バイトに規定されてい
る。
【0016】選択回路204は、復調されたTSの中か
ら、制御回路(図示せず)によって指定されたチャンネ
ルの映像信号および音声信号を復号するのに必要なパケ
ットのみを選択して取り出す(図2(b))。選択回路
204の動作フローを図3に示す。まず、利用者は、視
聴したい番組の編成チャンネルを入力する。編成チャン
ネルとは、一つの番組を構成する映像、音声等をまとめ
た呼び方であり、従来のアナログ放送でいうテレビのチ
ャンネルに相当する。また、ディジタル放送において
は、一般的に複数の番組が多重された一つの周波数を物
理チャンネルと呼ぶ。
【0017】次に、現在受信しているTSに含まれるP
AT(Program Association Table)を受信する。PA
Tは、MPEG2規格で規定されているPSI(Progra
m Specific Information)の中のテーブルの一つであ
る。PATを受信したら、指定された編成チャンネルを
構成する映像、音声等のパケットの識別番号であるPI
D(Packet ID)が記述されているPMT(Program Map
Table)のPIDをPATから取得し、前記PIDを有
するPMTを受信する。PIDは各パケットのヘッダの
部分に格納されている。また、PMTはPSIのテーブ
ルの一つである。このPMTには受信中のTSに含まれ
る各編成チャンネルを構成する映像、音声および、映
像、音声信号の圧縮の際に用いた基準クロックによって
計時された時間情報を示すPCR(Program Clock Refe
rence)等のパケットのPIDが記述されており、所望
の番組の映像、音声、PCR等のPIDを取得する。
【0018】ここで、選択回路204は映像、音声を格
納しているPIDを持つパケット列をMPEGデコーダ
206に供給するとともに、PCRを格納しているPI
Dを持つパケット列を基準クロック再生回路205に供
給する。基準クロック再生回路205は、パケット内の
時間情報を基に、圧縮の際に用いられた基準クロックの
周波数を再生し、MPEGデコーダ206は、その再生
した基準クロックを基準にして、圧縮されたディジタル
映像、音声信号の伸長を行い、映像および音声を復元す
る。復元された映像、音声信号は、出力端子206から
出力され、利用者は、モニターテレビ等を通して、映
像、音声信号を視聴することができる。
【0019】次に、記録再生装置100の記録動作につ
いて説明する。
【0020】選択回路204は、指定された一編成チャ
ンネルの映像、音声、PCR等のパケット列をディジタ
ルインターフェース回路208に供給する。このディジ
タルインターフェース回路208は、例えばIEEE1
394のような高速ディジタルバスインターフェース等
のプロトコルを実現するものであり、入力されたパケッ
ト列の時間間隔を維持しながら、高速にデータを伝送す
る機能を持つ。入出力端子209、101を介し、伝送
されたデータは、ディジタルインターフェース回路10
2により、選択回路204から出力された一編成チャン
ネルの映像、音声、PCR等のパケット列の時間間隔を
再現しながら、基準クロック再生回路103および、タ
イムスタンプ回路1041に供給される。
【0021】ここで、TSのパケットの構成について、
図2を用いて説明する。TSのパケットは同図(c)に
示すように、主にヘッダ11(a)およびデータ11
(b)により構成されている。ヘッダ11(a)には、
同図(d)のようにアダプテーションフィールドコント
ロール111と呼ばれる領域があり、このヘッダにアダ
プテーションフィールド112と呼ばれる領域が存在す
るか否かを示す。また、パケットの識別番号であるPI
D113が格納されている。前述のように、各パケット
に、編成チャンネルを構成する映像、音声、PCRな
ど、どの情報が格納されているかを識別するためには、
このPIDを獲得する必要がある。アダプテーションフ
ィールドコントロール111がアダプテーションフィー
ルドの存在を示す場合、同図(e)に示すアダプテーシ
ョンフィールド112が定義される。さらに、このアダ
プテーションフィールド112には、PCRフラグ11
21があり、アダプテーションフィールド112にPC
Rが格納されているかどうかを示す。このPCRフラグ
1121がPCRの存在を示す場合、PCR1122に
は、前述の、映像、音声信号の圧縮の際に用いた基準ク
ロックによって計時された時間情報を示すPCRが格納
されている。すなわち、PCRは、パケットのアダプテ
ーションフィールド内に格納されている。ここで、ディ
ジタルインターフェース回路102を介して伝送されて
きたパケット列は指定された一編成チャンネルの映像、
音声、PCR等のパケット列のみが送られるので、アダ
プテーションフィールド内のPCRフラグを検出するこ
とでその編成チャンネルのPCRを抜き出すことが可能
である。すなわち、ディジタルインターフェース回路1
02を介して伝送されてきた一編成チャンネルのパケッ
ト列からそのPCRを獲得するために、前述のPSIテ
ーブルからの参照を行う必要がない。従って、簡単な回
路構成でPCRの獲得が可能である。
【0022】図4は、基準クロック再生回路103のブ
ロック構成の一例を示す図である。301は入力端子、
302はアダプテーションフィールドコントロール検出
回路、303はPCRフラグ検出回路、304はPCR
記憶回路、305はカウンタ、306は減算器、307
は差分記憶回路、308はPWM発生回路、309はロ
ーパスフィルタ(LPF)、310は電圧制御水晶発振
器、311は出力端子である。
【0023】入力端子301には、前述のディジタルイ
ンターフェース回路102から一編成チャンネルの映
像、音声、PCR等のパケット列が入力される。アダプ
テーションフィールドコントロール検出回路302は、
入力されたパケット列の中からアダプテーションフィー
ルドコントロールがアダプテーションフィールドの存在
を示している場合、それを検出する。次に、アダプテー
ションフィールドコントロール検出回路302がアダプ
テーションフィールドの存在を検出すると、PCRフラ
グ検出回路303は、さらに、そのアダプテーションフ
ィールドの中のPCRフラグを参照し、そのアダプテー
ションフィールドがPCRを格納しているかどうかを検
出する。PCRフラグ検出回路303がPCRの存在を
検出すると、その旨をPCR記憶回路304と、カウン
タ305に伝達する。それに従って、PCR記憶回路3
04は、検出したPCRの値を記憶する。また、カウン
タ305は最初にそのPCRの値を初期値として設定す
る。減算器306はカウンタ305の値からPCR記憶
回路304の値を減算し、誤差値として出力する。差分
記憶回路307はPCRフラグ検出回路303からの指
示で減算器306の演算結果値を記憶する。最初にPC
Rが到達したとき、この差分記憶回路307の値はゼロ
になる。差分記憶回路307の値は、PWM発生回路3
08に供給される。PWM発生回路308は、誤差値に
応じて、その出力パルスのデューティ比を変化させる。
その出力パルスは、LPF309により平滑され、電圧
制御水晶発振器310に入力される。電圧制御水晶発振
器310は、その制御電圧であるLPF309からの入
力によりその発振周波数を変化させ、クロック信号とし
てカウンタ305、および出力端子311に出力する。
カウンタ305は、電圧制御水晶発振器310からのク
ロック信号をもとに、初期値から計数していく。次にP
CRが到来した時には、カウンタ305は初期値の設定
は行わずに、計数を続行する。このように、基準クロッ
ク再生回路301は、いわゆるPLL(Phase Lock Loo
p)構成となっており、結果として、この電圧制御水晶
発振器310のクロック信号は、映像、音声信号の圧縮
の際に放送局側で用いた基準クロックに同期することに
なる。なお、電圧制御水晶発振器310は、通常その中
心発振周波数として27MHzが選ばれる。
【0024】図5には、基準クロック再生回路301の
動作タイミングを示す。入力されるTSのパケットに
は、前述のPCRが全パケットではなく、いくつかのパ
ケットにちりばめられ格納されている。MPEG2規格
では、PCRを格納しているパケットの時間間隔として
100ms以内と定められている。最初に、前述のよう
に、アダプテーションフィールドコントロールおよびP
CRフラグによりPCRの存在を確認すると、PCR記
憶回路304と、カウンタ305に到来したPCRの値
が格納および設定される。このとき、差分記憶回路30
7にも減算器306の結果が格納される。例えば、到来
したPCRの値が16とすると、その値がPCR記憶回
路304に記憶され、またカウンタ305の初期値とし
て設定される。減算の結果はゼロであるので、PWM発
生回路308はデューティ50%のパルスを出力する。
このとき、LPF309の出力は、ある一定の電位を保
つ。従って、電圧制御水晶発振器310の発振周波数は
一定である。次のPCRが到来した時に、PCR記憶回
路にそのPCR値が記憶され、再び、カウンタ値との減
算および結果の記憶が行われる。このとき、カウンタ値
には初期値の設定は行われない。例えば、到来したPC
Rの値が115、カウンタ値が110とすると、減算結
果はマイナス5となる。この場合、PWM発生回路30
8はハイレベルの比率が高いパルスを出力する。この比
率は、例えばルックアップテーブルを用意し、演算結果
と照らし合せて、比率を決定する。そのため、LPF3
09の出力電圧は徐々に上昇し、それにより電圧制御水
晶発振器310の発振周波数が高くなると、到来したP
CR値とカウンタ305の計数値の差が縮まる方向に作
用する。同様に、減算器306の結果が正の場合、PW
M発生回路308の出力パルスはローレベルの比率の高
いパルスとなり、LPF309の出力電圧は減少し、電
圧制御水晶発振器310の発振周波数が低くなる。以上
のような制御により、電圧制御水晶発振器310のクロ
ック信号の発振周波数は、映像、音声信号の圧縮の際に
放送局側で用いた基準クロックの発振周波数と一致する
ことになり、この基準クロック再生回路103により、
基準クロック信号を復元することができる。
【0025】この基準クロック再生回路301の動作フ
ローを図6に示す。PCRは、パケットのアダプテーシ
ョンフィールド内に格納されている。ここで、ディジタ
ルインターフェース回路102を介して伝送されてきた
パケット列は、指定された一編成チャンネルの映像、音
声、PCR等のパケット列のみが送られるので、アダプ
テーションフィールド内のPCRフラグを検出すること
でその編成チャンネルのPCRを抜き出すことが可能で
ある。前述のように、アダプテーションフィールドコン
トロールおよびPCRフラグから、PCRを格納してい
るパケットかどうかを判断し、PCRを獲得していく。
すなわち、ディジタルインターフェース回路102を介
して伝送されてきた一編成チャンネルのパケット列から
そのPCRを獲得するために、前述のPSIテーブルか
らのPIDの参照を行う必要がない。従って、簡単な回
路構成でPCRの獲得が可能である。
【0026】再び図1に戻って説明する。基準クロック
再生回路103で復元された基準クロックは、タイムス
タンプ回路1041および記録信号処理回路1042に
供給される。タイムスタンプ回路1041では、ディジ
タルインターフェース回路102からの各パケットに、
基準クロック再生回路103からの基準クロックをもと
に、各パケットの到来時刻をタイムスタンプとして付加
する。タイムスタンプとしては、例えば4バイトとし、
パケットデータと合わせて192バイトのパケットとし
て記録信号処理回路1042に渡す。記録信号処理回路
1042では、所定の制御符号、誤り訂正符号等を付加
し、記録信号として、記録アンプ1051に供給する。
また、サーボ回路107は基準クロック再生回路103
からの基準クロックを基に動作する記録信号処理回路1
042からの基準信号により、回転ドラム1053の回
転位相を制御し、回転ドラム1053に搭載された磁気
ヘッド1054により、磁気テープ106上に、所定の
記録トラックを形成し、記録される。以上のような処理
により、利用者が選択した番組を磁気テープ上に記録す
ることが可能となる。
【0027】次に、再生動作について説明する。
【0028】再生時には、発振器109が27MHzの
周波数で発振する水晶発振器等により基準クロックを発
生する。その基準クロックは、再生信号処理回路108
1、タイムスタンプ除去回路1082に供給され、サー
ボ回路107には、再生信号処理回路1081からの基
準信号が入力される。サーボ回路107は、回転ドラム
1053の回転位相を制御し、磁気テープ106上の記
録トラックを走査する磁気ヘッド1054により記録ト
ラックから再生信号が得られ、再生アンプ1052によ
り増幅されて、再生信号処理回路1081に再生信号が
入力される。再生信号処理回路1081では、誤り訂正
処理等を行い、192バイトのパケットを再生する。タ
イムスタンプ除去回路1082は、発振器109の基準
クロックで動作する時間情報を発生する計時機能をも
ち、記録時にパケットに付加されたタイムスタンプと、
タイムスタンプ除去回路1082で得られた時間情報と
が一致した時点で、タイムスタンプを取り除き、188
バイトのパケットをディジタルインターフェース回路1
02に出力する。以上のような動作により、記録時に入
力されたパケット列の各パケットの時間間隔を保ったま
ま、そのパケット列を再生することが可能となる。
【0029】再生されたパケット列は、ディジタルイン
ターフェース回路102、208を経て各パケットの時
間間隔を維持しながら、選択回路204に供給され、放
送波の受信時と同様の動作により、利用者は、磁気テー
プ上の情報を視聴することができる。
【0030】以上の実施例では、扱うディジタル信号と
して、MPEG2規格のパケットを例に示したが、これ
に限定するものではない。また、扱う情報は、映像、音
声信号のみならず、コンピュータプログラム等のディジ
タルデータでもかまわない。さらに、基準クロック再生
回路として、PLL構成の例を示したが、これに限定す
るものではなく、例えば、入力データにより発振周波数
を設定可能な発振器を用い、差分記憶回路の出力を入力
して発振周波数を制御してもよい。また、本実施例で
は、回転ヘッド型磁気記録装置を例に示したが、これら
に限定するものではなく、例えば記録媒体として、光デ
ィスク、半導体メモリを利用したものでもよい。さら
に、ディジタルインターフェースの例として、IEEE
1394高速ディジタルバスインターフェースの例を示
したがこれに限定するものではない。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、伝送されたパケ
ット列に含まれる時間情報を簡単な回路構成で獲得し、
基準クロックを再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】パケットの多重方式およびパケットの構造を示
す図。
【図3】ディジタル放送受信装置の基準クロック再生回
路の動作フローチャート図。
【図4】本発明による記録再生装置の基準クロック再生
回路の一実施例を示すブロック図。
【図5】本発明による記録再生装置の基準クロック再生
回路の動作タイミングを示す図。
【図6】本発明による記録再生装置の基準クロック再生
回路の動作フローチャート図。
【符号の説明】
100…記録再生装置、102…ディジタルインターフ
ェース回路、103…基準クロック再生回路、1041
…タイムスタンプ回路、1042…記録信号処理回路、
1053…回転ドラム、106…磁気テープ、107…
サーボ回路、1081…再生信号処理回路、1082…
タイムスタンプ除去回路、200…ディジタル放送受信
装置、202…チューナ、203…復調および誤り訂正
回路、204…選択回路、205…基準クロック再生回
路、206…MPEGデコーダ、208…ディジタルイ
ンターフェース回路、302…アダプテーションフィー
ルドコントロール検出回路、303…PCRフラグ検出
回路、304…PCR記憶回路、305…カウンタ、3
06…減算器、307…差分記憶回路、308…PWM
発生回路、309…ローパスフィルタ、310…電圧制
御水晶発振器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのパケットが、ヘッダ部とデータ部で
    構成され、 前記ヘッダ部は、そのヘッダ部を拡張するアダプテーシ
    ョンフィールドが格納されているかどうかを示すアダプ
    テーションフィールドフラグと、そのアダプテーション
    フィールドフラグが前記アダプテーションフィールドの
    格納を示す場合には前記アダプテーションフィールドと
    を含み、 前記アダプテーションフィールドは、処理の基準となる
    時間情報が格納されているかどうかを示す時間情報フラ
    グと、その時間情報フラグが前記時間情報の格納を示す
    場合には前記時間情報とを含み、 さらに、前記ヘッダ部は、前記パケットが少なくとも前
    記時間情報を格納していることを識別するため割り当て
    られたパケット識別番号を含み、 前記パケット形式で伝送される一つのプログラムあるい
    は複数のプログラムが多重化されたパケット列のうち、
    一プログラムのパケット列が入力され、そのパケット列
    から、前記時間情報を抽出して、その時間情報を基に基
    準クロックを再生する基準クロック再生装置であって、 アダプテーションフィールドフラグ判別手段と、 時間情報フラグ判別手段と、 時間情報抽出手段と、 クロック発生手段とを備え、 入力される前記パケットから、 前記アダプテーションフィールドフラグ判別手段によ
    り、前記アダプテーションフィールドが格納されている
    と判別され、かつ、 前記時間情報フラグ判別手段により、前記時間情報が格
    納されていると判別された場合、 前記パケットの前記アダプテーションフィールド内の前
    記時間情報を前記時間情報抽出手段により抽出して、そ
    の時間情報を基に前記クロック発生手段により、基準ク
    ロックを再生することを特徴とする基準クロック再生装
    置。
  2. 【請求項2】一つのパケットが、ヘッダ部とデータ部で
    構成され、 前記ヘッダ部は、そのヘッダ部を拡張するアダプテーシ
    ョンフィールドが格納されているかどうかを示すアダプ
    テーションフィールドフラグと、そのアダプテーション
    フィールドフラグが前記アダプテーションフィールドの
    格納を示す場合には前記アダプテーションフィールドと
    を含み、 前記アダプテーションフィールドは、処理の基準となる
    時間情報が格納されているかどうかを示す時間情報フラ
    グと、その時間情報フラグが前記時間情報の格納を示す
    場合には前記時間情報とを含み、 さらに、前記ヘッダ部は、前記パケットが少なくとも前
    記時間情報を格納していることを識別するため割り当て
    られたパケット識別番号を含み、 前記パケット形式で伝送される一つのプログラムあるい
    は複数のプログラムが多重化されたパケット列のうち、
    一プログラムのパケット列が入力され、そのパケット列
    から、前記時間情報を抽出して、その時間情報を基に基
    準クロックを再生する基準クロック再生装置を備え、そ
    の基準クロックを基に記録処理を行い、前記パケット列
    を記録媒体に記録する記録装置であって、 前記基準クロック再生装置は、 アダプテーションフィールドフラグ判別手段と、 時間情報フラグ判別手段と、 時間情報抽出手段と、 クロック発生手段とを備え、 入力される前記パケットから、 前記アダプテーションフィールドフラグ判別手段によ
    り、前記アダプテーションフィールドが格納されている
    と判別し、かつ、 前記時間情報フラグ判別手段により、前記時間情報が格
    納されていると判別した場合、 前記パケットの前記アダプテーションフィールド内の前
    記時間情報を前記時間情報抽出手段により抽出して、そ
    の時間情報を基に前記クロック発生手段により、基準ク
    ロックを再生することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】一つのパケットが、ヘッダ部とデータ部で
    構成され、 前記ヘッダ部は、そのヘッダ部を拡張するアダプテーシ
    ョンフィールドが格納されているかどうかを示すアダプ
    テーションフィールドフラグと、そのアダプテーション
    フィールドフラグが前記アダプテーションフィールドの
    格納を示す場合には前記アダプテーションフィールドと
    を含み、 前記アダプテーションフィールドは、処理の基準となる
    時間情報が格納されているかどうかを示す時間情報フラ
    グと、その時間情報フラグが前記時間情報の格納を示す
    場合には前記時間情報とを含み、 さらに、前記ヘッダ部は、前記パケットが少なくとも前
    記時間情報を格納していることを識別するため割り当て
    られたパケット識別番号を含み、 前記パケット形式で伝送される一つのプログラムあるい
    は複数のプログラムが多重化されたパケット列のうち、
    一プログラムのパケット列が入力され、そのパケット列
    から、前記時間情報を抽出して、その時間情報を基に基
    準クロックを再生する基準クロック再生装置を備え、そ
    の基準クロックを基に記録処理を行うとともに回転ヘッ
    ドを回転させ、前記パケット列を前記回転ヘッドを用い
    て磁気テープに記録する記録装置であって、 前記基準クロック再生装置は、 アダプテーションフィールドフラグ判別手段と、 時間情報フラグ判別手段と、 時間情報抽出手段と、 クロック発生手段とを備え、 入力される前記パケットから、 前記アダプテーションフィールドフラグ判別手段によ
    り、前記アダプテーションフィールドが格納されている
    と判別し、かつ、 前記時間情報フラグ判別手段により、前記時間情報が格
    納されていると判別した場合、 前記パケットの前記アダプテーションフィールド内の前
    記時間情報を前記時間情報抽出手段により抽出して、そ
    の時間情報を基に前記クロック発生手段により、基準ク
    ロックを再生することを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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