JP3631592B2 - リングネットワークにおけるエラーなし交換技術 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリングネットワークにおけるエラーなし交換に関し、特に、遅延を使用したこのような交換技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバー媒体のトラヒック搬送容量は約20年の間に指数的に増大した。非常に短い時間内でのネットワークの故障からトラヒックを回復するための能力はサービス提供者およびそれらのカスタマにとって非常に重要になっていす。次世代のファーバーのSONETネットワークでは、ネットワーク内で1つあるいは複数の故障があった場合において比較的短時間内で送付先への影響を受ける信号を故障位置からバイパスしてリルーティングする回復方法によって高度に信頼性のあるサービスがすでに提供されている。使用される回復方法のタイプに基づいて、回復時間は50ミリ秒(msec)から数分の間で変化する。
【0003】
不測の故障に加えて、ネットワーク内で能動的なサービスを一時的に中断させる計画された活動がある。このような活動は、ファーバー経路上の工事、信号経路上のノード設備更新、および信号のその元の経路からの一時的な回復およびその逆などである。
【0004】
不測のネットワーク故障の場合において各信号経路に対して少なくとも3つの独立した専用の経路を必要とするエラーなしの交換能力を実現するためには非常に高価になる一方、計画された侵入の場合においてSONET/SDHおよびATMネットワーク内でのエラーなしの交換のための方法はすでに提案され実施されている。侵入の50%が計画されたもので、50%が不測のものである場合、侵入が計画されたものあるいは不測のものであるかに拘らず、それらの元の経路に信号を戻すために他と関連しているので、現在のネットワーク構築ではエラーなしで信号をリルーティングするですべての侵入の75%を除くことが可能である。
【0005】
すべての侵入の大多数を構成するあらゆる計画された侵入を防止するためのエラーなし交換は、ネットワークを高い品質で使用するビジネスカスタマにとっては特に重要となる。このようなカスタマのために、高品質で最小限の侵入のサービスをエラーなし交換で提供することは重要となる。
【0006】
SONET Biderectional Line Switched Ring(BLSR)ベースのネットワークにおいては、リング容量の効率的な利用はリング内部のトラヒックパターンに依存している。このパターンはリング内部のトラヒックの増大とともに変化することから、BLSR内部のトラヒック祭配列能力は顕著に増大する。よって、エラーなしの交換能力はBLSR環境では重要となる。エラーなしの保護交換は交差結合ベースのメッシュネットワーク内で提供されているが、BLSRのようなリングネットワーク内でエラーなしの保護交換を提供するための方法は知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエラーなし交換方法では、動作チャンネル上の信号は発信側ノードで複製され、また、1つは運用のチャネルで他は物理的な代替え経路上の代替えチャネルからの両方の複製物が相手先ノードにおいて受信される。図1は、ノードAとCとの間の回路に対する、2つの代替えの経路、元の経路ACおよび代替えの経路ABCを例示したものである。関連するノードは、終端設備(PTE)だけでなく、光波端末LTおよびDSC 3/3交差接続システムに設けられている。局Aは1秒あたり140ミリオンビット(Mb/s)回路DS3、E4からデータを受信する。
【0008】
発信側ノードAでは、代替え経路ABC(図2)に信号が交差されている。受信側ノードCでは、両方の信号を受信する交差接続システムには各信号に対してサイズ2dの1つのエラスティックストアが設けられている。dの値は元の経路(AC)といずれかの他の可能な代替え経路の間の最大の差分遅延に等しい。信号が第1お時間に対して確立されたときに、dに等しい遅延が終端ノードCにおいて元の信号上のエラスティックストアに加えられる。経路ACおよびABC上で同時に伝送された信号は次いで、代替えの経路ACB上でのエラスティックストアにおける遅延を調節することにより整列される。代替えチャネルのフレーム内のペイロードは次いで動作チャネル内のペイロードと整列されて、2つの異なるSONET/SDHフレーム内の2つの同一なSynchronous Payload Envelope(SPE)が処理される。信号を単一ビットエラーなしで経路ACからABCに交換するためのエラーなしの交換が次いで行われる。
【0009】
公知のエラーなし交換の別の例が、米国特許第5,051,979号および5,285,441号に開示されている。
上記した方法は交差結合ベースのネットワークに対しては十分であるが、リングネットワークには適用できない。本発明はリングネットワーク内のエラーなし交換を提供するための問題を解消するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明と関連して使用されるのに適当なネットワークは、1つまたはそれより多くのリングを有し、また2つまたはそれより多くのデータ伝送経路を含んでいる。このようなリングネットワーク内では、エラーなし交換は2つまたはそれより多くの経路内において固有の伝送遅延を比較することにより達成される。比較を行う1つの方法はセクションの長さを比較することである。第1の遅延は2つの経路の少なくとも1つに加えられる。値は伝送遅延の比較の結果に少なくとも一部が依存している。経路上を伝送される信号の整列を行いまた2つの経路間のエラーなし交換を行うため、第2の遅延が2つの経路の少なくとも1つに加えられる。交換が次いで2つの経路の間で行われ、また第1および第2の遅延の少なくとも1つが、経路の少なくとも1つ上の累積的な遅延を減じるために調節される。
【0011】
本発明の他の特徴によれば、交換ノードを接続するリング形状のリンクに対するエラーなし保護交換はリング長さおよびアクセスノードと出口ノードの間の第1の経路を規定するリングのセクションの長さを計測することにより達成される。第1の遅延は、リングのセクションの長さがリング長さの半分より小さいときにだけ導入される。信号が第1の経路から代替えの経路に交換される前に、経路上の信号が位相整列される。
【0012】
上記技術を使用することで、従来は達成できなかった高い精度、信頼性および速度で、リングネットワーク内部でエラーなし交換を達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
双方向ライン交換リング(BLSR)の動作原理
ポイントツウポイントの光波リンクシステムおよび/または交差接続システムに基づくネットワークにおいては、交換ポイントは、動作チャネルと代替えチャネルの双方から信号を受信する端ポイントが常に交換ポイントとなる。これは、各動作チャネルに対して専用の代替えチャネルがある専用保護リング(ITU−T用語によるサブネットワーク接続あるいはSNCおよびANSI用語におけるパス交換式リング)の場合も同様である。しかしながら、高度の帯域のSONET/SDH BLSRs(ITU−T用語におけるMS共用保護リングあるいはMS−SPRing)は高容量のバックボーンのネットワークを形成するために広く使用されている。これらのリングにおける交換ポイントは受信側ノードではない。
【0014】
BLSR(MS−SPRing)の基本的な動作原理は次の通りである。
(1)各リングの半分の容量は、動作トラヒックに使用され、また残りの半分はリングのいずれかのセクションにおける故障のために利用される。これらの保護スロットはリングのいずれかの場所における故障により共用される。
(2)セクションが故障したときには、動作ポイントはリングの他側の回りの連結された保護セクションにより置き代わる。
(3)セクションが他のセクションに置き代わるので、リング内部の信号の最終目的地に拘らず、故障した位置の隣接するノードにおいて交換が行われる。
【0015】
図3に典型的なBLSR(あるいはMS−SPRing)の動作を示した。便宜上、BLSRは、STS−3cレベルで、エラーなし交換を備えたOC−48/STM−16 2ファイバーリング20を含んでいる。なお、上記の原理はSTS−1信号および4ファイバーリングにも同様に適用される。
【0016】
2ファイバー24内の各隣接対ノードA−Fの間には2つのファイバー20と22がある。各ファイバーにおいて、従属タイムスロット1−8(8STS−3s)(実線1で示した)の半分は通常のトラヒックに使用され、また残りの従属タイムスロット9−16(破線9で示した)は通常は空のままである。スロット9−16はリング24内部における故障のための共用ベースで使用される。経路ABCD上のノードAとDの間の信号A−Dは外側の(反時計方向)ファイバー20のタイムスロット1内で確立される。その相手側の信号D−Aは内側の(時計方向)のファイバー22のスロット1内の経路DCBA上で確立される。図4に示したように経路ABCD上のセクション(つまりセクションBC)内で故障があったときには、A−D信号は内側のファイバー22のスロット9上にノードB(故障に隣接した)において交換される。信号A−Dは内側のファイバー22のスロット9内のノードCに到達する。信号A−Dは対で内側のファイバー22のスロット9から外側のファイバー24のスロット1に交換される。元の信号経路ABCDはよって、連結された経路BAFEDE(チャネル9−16)により故障したセクションBC(チャネル1−8)を置き換えることで回復される。
【0017】
ここで、リングノードは光波端末システムおよび3/3交差接続システムの両方としての機能を果たす。しかしながら、2つの重要な違いがある。第1は、BLSRにおけるブリッジングノードおよび交換ノードは発信元ではなくてDCSベースのネットワークのように受信側である。第2に、ブリッジングおよび交換はBLSRでは外部制御システムからのコマンドなしに自律的に行われる。ブリッジングおよび交換のためにBLSR内のノードの間の通信は2つのSONETオーバヘッドバイトK1およびK2を経て、リングAPS(自動保護交換)プロトコルを使用して行われる。
【0018】
リングネットワークに不適なDCSネットワークにおけるエラーなし交換
リングネットワーク内では、交換は受信側ノードにおいて行われる。その代わり、交換は故障セクションに隣接したノートにおいて行われる。よって、いずれかの故障した信号のために交換が行われる位置は予め決定されない。例えば、セクションBCが故障した場合(図4)、ブリッジングおよび交換はそれぞれノードBおよびCにおいて行われる。DCSベースのネットワークにおけるエラーなし交換方法によれば、遅延が受信端において供給される。しかしながら、BLSRにおいて端ノードは交換ノードではないので、中間の交換ノードにおける2つの信号を整列するために端ノードにおける遅延は使用できない。よって、DCSベースのネットワーク内で使用されるエラーなし交換方法は、BLSRベースのネットワークには不適である。さらに、単一のリングに対して適切なエラーなし交換方法は、各リングにおける別の遅延により信号経路上の組み込まれた遅延の量が受容できない程度となることから、多重リング場所に延長するために変更される必要がある。
【0019】
単一リングにおけるエラーなし交換
リングネットワークにおいてはエラーなし保護交換が適用できる2つの典型的な場合がある。
(1)リングの一側上で元に確立された2つのノードの間の信号がリングの他側を通ってリルーティングする必要(例えば、リングトラヒックにおける増大により)がある場合、および
(2)故障したセクションが修理された後、信号が修理されたセクションを通って元の経路に戻る必要がある場合。
【0020】
単一のリングにおいて予め計画されたリルーティング
予め計画されたリルーティングは典型的には、単一リング内部で発振され終端する確立された信号が燐号の他の方向を通ってリルーティングする必要があるときに使用される。BLSRの容量の有効利用はリング上のトラヒックに依存し、またこれは与えられたトラヒックパターンに依存する。リング内のトラヒックが増大すると、トラヒックパターンは変化する。よって、確立された信号をBLSR内部でリルーティングする必要がある。図5aに示したように、ノードAとDの間の信号A−Dはチャネル1上の経路ABCD上で確立される。トラヒックパターンが年間で変化するとともに信号A−Dを経路AFEDに変更する必要がある。これらの信号をリングの1つの方向から他にリルーティングするエラーなしの交換がよってリングベースのネットワーク内のサービスの品質を著しく増大させる。
【0021】
リルーティングは予め計画されることから、信号A−Dが確立されたときにノードDにおけるエラスティックストアが適当な遅延で設けられたとして、ブリッジングおよび交換は発振ノードおよび終端ノードにおいてそれぞれ行われる。ノートAにおいて信号A−Dが空のチャネル(つまり、経路Dにおけるチャネル5)にブリッジィングされる。図5bはこの場合の交換構成を例示したものである。経路ABCDのチャネル1上のノードDにおけるエラスティックストアES1上に設けられた遅延δwは、経路AFEDのチャネル5上の代替え経路が元の経路ABCDよりも短いことを保証する。遅延δwは信号A−Dが最初に確立されたときに設けられなければならない。エラスティックストアの大きさは次の2つの式から計算できる。
【0022】
【数1】
Figure 0003631592
ここで、lw、laおよびlRはそれぞれ、運用の経路ABCD上、代替え経路AFED、および全体のリング24の信号の光路長である。信号A−Dが確立されたときに遅延δwが運用の経路に加えられ、またリングを回って双方向にノードAから伝送された同じ信号を整列するために代替えの経路に遅延δaが加えられる。つまり、同じ信号がる経路ABCDおよびAFED上を同時に伝送され、これらはノードDにおいて位相整列される。
【0023】
運用の経路が代替えの経路より短い場合(lw≦laあるいはlw≦lR/2)、信号A−Dが確立されたときに遅延δw=(lR−2lw)が加えられる。信号A−Dが経路AFEDを通ってリングの他側上で経路される必要がある場合、リングの両側から2つの同じ信号が、ストアES2内の他の経路(つまり、経路AFED)の信号のわずかな遅延調節(δaが略0)でノードDにおいて整列できる。lwの最小値が略0の大きさであることから、エラスティックストアES1のサイズはlRに等しい。
【0024】
他方、運用の経路ABCDが代替えの経路AFEDよりも長い場合(lw≧laあるいはlw≧lR/2)、運用の回路上のエラスティックストアは遅延なしで(δa=0)とされる。信号A−DがリングAFEDの他側上の代替えの経路に交換する必要があるときには、経路ABCDと経路AFEDで同時に伝送される2つの同じ信号を整列するために、代替えの経路AFED上に遅延δa=(2lw−lR)を加える必要がある。lwの最大値がlRに等しいことから、エラスティックストアES2に対するlRの大きさは十分である。
【0025】
運用のチャネルが代替えのチャネルに短いか長いかにより、信号のセットアップの間に遅延を設ける必要がある。おって、運用の経路の長さ、代替えの経路の長さ、および全体のリングを決定する必要がある。これらの計測は、リングを回る双方向でノード対の間の信号対をルーティングするとともに、受信ノードにおける各信号の到達時間を比較することで行われる。各ノード対に対するこれら計測された遅延差から各セクションの長さが容易に計算され、またリングターミナルのデータベース内に蓄積される。よって、本明細書および請求の範囲において説明した種々の経路のエラスティックストアに加えられる遅延の値を決定するために遅延時間あるいは経路長さのいずれが使用できる。伝送遅延を参照することで、経路長さをカバーでき、またその逆もできる。
【0026】
リングターミナルのエラスティックストアの設計は最も長い可能性のあるリングに依存する。例えば、最大リング長さが1000kmである場合、リングを回る伝播遅延は約5msecである。よって、リングターミナル内の各STS−3c経路に対して必要とされるエラスティックストアの大きさは97.5Kbyteである。OC−8リングターミナル内で必要とされる、リングの両側からの受信側経路上のエラスティッルストア付きの集合RAMは、図5aに示したように、3.12Mbyteである。
【0027】
信号の受信側ノードにおいてエラスティックストア内に遅延が加えられる。しなしながら、以下に説明するように、故障後に信号が元の経路に復帰したとき、受信側ノードで必要でない交換ノードに遅延が加えられる。中間ノードにおいて組み込まれた遅延はリングの他の方向を回る経路がより短く、よってエラーなし交換がこの場所でも同様にして行えることを保証するものである。
【0028】
リング回復後の元の経路への復帰
不測の故障の場合においてANSIおよびITU−T(G−841)規格に規定されたリング交換プロトコルを使用して信号が回復したとき、回復(50msec以内に発生する)はエラーなしではない。しかしながら、故障したセクションが修理され、また回復された信号がその元の経路に復帰したとき、信号交換はエラーなしとできる。
【0029】
図6に示したように、セクションBCにおいて故障があるとき、元は経路ABCD上であった信号(つまり信号A−D)は経路ABAFEDCDをとる。ファイバー22の共用保護チャネル9は保護経路のBAFEDC部分のために使用される。
【0030】
故障したセクションが修理されたとき信号はノードCにおいてファイバー20の元の経路ABCD上のチャネル1からも受信される。図6bに示したように、ノードCにおいてファイバー20上の経路ABCDのチャネル1上のエラスティックストアは次いで、ノードCにおける2つの信号のコピーを整列するために、経路ABAFEDCの保護チャネル経路遅延がファイバー20の経路ABC上の経路遅延より大きいと仮定して、遅延δcに調節される。
【0031】
先に説明したように、リング経路長さに等しいエラスチィックストアの大きさはリングの両側上でルーティングされる同じ信号を整列するために十分である。、故障後の信号のエラーなし回復のために必要とされるエラスティックストアの大きさを次に説明する。セクションiが故障した時の保護チャネルの経路長さlprotは次の式で与えられる。
【数2】
Figure 0003631592
なお、lwは元の経路(図6aのABCD)上の信号の経路長さであり、liは故障したセクションi(BC)の経路長さであり、またl´iは保護セクション経路ABAFECの経路長さである。
【0032】
リング内の最も長いセクションの経路長がリング長さの半分よりも小さい場合(すべてのiに対して、li<lR/2)には、式(3)から次式が明らかとなる。
【数3】
Figure 0003631592
よって、元の信号の経路上のエラスティックストアの大きさδ=lRは、ノートCにおいて元の経路(チャネル1、ファイバー20)上のエラスティックストアES4に適切な遅延を加えることで、2つの同じ信号がノートCにおいて整列することを保証するために十分である。
【0033】
他方、可能なセクション長およびli≦lR/2に制約がない場合、保護経路は運用の経路よりも短くなる。実際の信号上に遅延を加えることができないので、i番目のセクションの故障の際にその経路に交換された時には、保護経路上に(2li−lR)に等しい遅延を加える必要がある。この場合でも動揺にエラーなしの交換を提供するために、リングノードは、隣接するセクション上に故障があるときに、ネットワークが保護経路上に適切な量の遅延を加えることができるように、利用可能なリンク長さ(多重セクション)情報を有していなければならない。ノード故障の場合は、2つの隣接するリンク故障と同じである。よって、ノード故障の場合、保護経路上に加えられた遅延は(2li+2li−1−lR)に等しく、iおよびi−1は故障したノートに隣接するリンクである。よって、遠端の交換ノードは、セクション長さに関する制約のないエラーなしの交換のためのセクションに関する情報を有する必要がある。この情報は、リング保護交換プロトコル内に使用されるセクションオーバヘッドのK2バイトにより交換ノードに対して利用可能である。つまり、経路の各セクションの伝送遅延あるいは物理的な長さを決定するために必要なデータはルーティングされる信号に蓄積され伝送される。あるいは、このようなデータはリングネットワーク内に蓄積することもできる。どのセクションが故障したのかおよび対応するセクション長さ(あるいは伝送遅延)に関する情報により、交換前および交換後において交換ノードは適切な遅延を信号経路上に加える必要がある。
【0034】
端ノード(例えば、ノードD)において規定された遅延が取り除かれず、またエラーなどのスイッチバックのために中間ノードにおいてlRに等しい遅延が加えられた(例えば、ノードCにおいてストアES4に遅延が加えられた)場合、運用の経路(例えば、ファイバー20の経路ABCD)上への全部の遅延はlRを越える。信号経路のいずれかのセクションにおける故障が発生した場合でも、遅延の累積を防止するため、端ノードにおけるものを含む信号経路上のすべてのエラスチィックストアからの遅延は取り除かなければならない。
【0035】
図5aに示した受信側における各従属のパス上にlRの大きさのリングターミナルにエラスティックストアが設けられていること、および各ノードがリンク長さ(あるいは伝送遅延)情報を備えたデータベースを有していることを条件として、単一のリング内における修理に続くトラヒックのリルーティングおよび元の経路へのフックによる両方のタイプの侵入はエラーなしとできる。
【0036】
多重リングネットワーク
多重リング上でエンドツウエンド信号が確立されるとともに各リングにエラーなし機能が組み込まれた場合、信号経路上の全部の遅延はすべてのリングの経路長さの合計に等しい。この場合における信号経路上の全部の遅延は大きくすることができる。例えば、それぞれ長さが2000kmの5つのリング上の信号は10,000kmないし50msecに等しい実効遅延を有している。ITU−T勧告G.114によれば、電話接続のための片方向の最大の許容可能な遅延は400msecである。加えられた遅延が400msecより少ない場合でも、このような大きな遅延での接続の品質はエコーキャンセルなしでは騒音として知覚されてしまう。
【0037】
良好な音声接続のための一般的なガイドラインは、片方向遅延が25msecより大きい場合には信号経路上でエコキャンセラを使用することである。よって、エコーキャンセルにより、加えられた遅延は信号品質に大きな影響を与えることがない。高品質ネットワークにおいては、エコーキャンセルはどの回路でも使用されている。さらに、信号のどの経路に遅延を加えることが必要である。
【0038】
信号が故障したときには、遅延の累積を避けるため、影響を受ける信号経路上のエラスティックストアにおける遅延が取り除かれる。信号経路が単一リング内に限定されている場合には、リング内部のノードの間のAPS通信チャネルによって、遅延の取り除きは外部制御システムからの介入なしに行うことができる。しかしながら、多重リング上で信号が確立された場合、リング交換時間、50msec以内で遅延除去を行うために多重リングの間で通信するための利用可能なチャネルはない。この目的のためにデータ通信チャネル(DCC)を使用することは十分高速でない。遅延の累積は、信号経路上の中間ノードから端ノードに遅延をシフトすること、あるいはその逆により、信号への影響なしに回避することができる。
【0039】
図7に示したように、信号A−Qが経路ABCDPQに沿ったリング1と2上のノードAとノードQの間で確立されている。リング1はノードA−Fを含み、またリング2はノードP−SおよびDを含んでいる。リング2は図3に示したのと同じファイバーの配置を有しており、またリング2のファイバーは同じ符号および文字Aで示したようにリング1の同様なファイバーに対応している。よって、リング2のファイバー20Aはリング1のファイバー20に対応する。リングのいずれかにおけるその経路上での一側から他側への信号のエラーなしのリルーティングには、各リング内の運用の経路長さがlR/2より大きいことが必要とされる。よって、lw≦lR/2の場合は、遅延はリングの出口ノードにおいて加えられる。運用の経路長さがlR/2より大きい場合には遅延は加えられない。例えば、リング1のファイバー20のチャネル1上のストアES1およびリング2のファイバー20Aのチャネル1上のストアES5に遅延が加えられる。あるいは、ストアES1は遅延なしで提供され、またストアES5は、両方のストアES1およびES5に加えられるであろう個々の遅延より大きな対応する値を有する単一の遅延で提供される。リング1のチャネル1上で故障がある場合、経路ABCDから経路AFEDへの信号を交換するために、ストアES5内の遅延はストアES1にシフトされる。遅延のシフトは図9aおよび図9bに示した方法で行われる。エラーなしのリルーティングは、よって、各リングに対して個々に規定され管理される。
【0040】
図6bに示したように、その元の経路への回復のためのエラーなしの交換後に交換ノード(ノードC)におけるエラスティックストアES4は遅延δcに保持される。最悪のシナリオの場合において加えられる最大の遅延はlRに等しい。この遅延は累積的である。例えば、図6bに関連した説明したタイプのリング1内のセクションBCにおける故障からのエラーなしの回復後、δwがノードCにおいてストアES4に加えられる(図8)。リング2内のセクションDP内で他の故障がある場合には、ノードPにおいて別の遅延を加える必要がある。リング2内での2番目の故障の間においてノードCにおける遅延が取り除かれない場合、全部の遅延が累積される。この遅延は、リング間の通信および制御が必要とすることから、50msec以内で取り除くことができない。しかしながら、この遅延はリング1の交換ノード(ノードC)からリング2の出口ノード(ノードQ)上のエラスティックストアES5にエラーなしでシフトすることができる。遅延がいずれかの中間ノードから端ノードにシフトされた場合、信号経路上における遅延は端ノードで検出され、またシフトされた遅延は故障検出に基づいて取り除くことができる。
【0041】
セクションBC内で故障がある場合、経路指定信号A−Q上のノードDおよびQにおける遅延は、この遅延がある場合には、取り除かれ、また、信号A−Qがファイバー22にリルーティングされ、次いで、図6aおよび図6bに関連して説明したようにファイバー20に復元される。ファイバー20への復元の間、ストアES1およびES5にはそれらの元の遅延が提供される。図8に示したように、セクションBCにおける故障が回復したときにはノードCにおいてエラスティックストアES4に遅延δwが加えられる。この遅延は、エラーなし交換で、リング2の端ノードQにおいてストアES5NIシフトする必要がある。
【0042】
図9aを参照して、ノードCからノードQに遅延をシフトするために、信号A−Qが発信側ノードAにおいてファイバー20および20Aの保護チャネル9上に接続される。ネットワーク(図示せず)に供される付加/ドロップマルチプレクサ(DAM)とともに保護アクセスが利用可能である場合、チャネル9上の接続された信号A−Qは図9aに示したように、リング2を通って伝送される。保護アクセスが利用可能でない場合、他のいずれかの空のサービスチャネルが使用される。接続された信号A−Qは次いで端ノードQにおいて受信される。同時に、信号A−Qはチャネル9上を伝送され、他の同じ信号はファイバー20と20Aのチャネル1上をノードAからノードQに伝送される。次いで、2つの信号は端ノードQにおいて、適切な遅延をチャネル9内の接続された信号上のエラスティックストアES6に加え、整列される。次いで、信号をチャネル9上の元の経路からチャネル9上の接続された経路に移動するため、エラーなしの交換が行われる。その後、チャネル1上の運用の経路上でノードCにおいて遅延δw(ストアES4内)が取り除かれ、また、各リングの出口ノード(つまり、ノードDとQ)における遅延は変更されないままとされる。次いで、運用のチャネル1上のノードQにおいてエラスティックストアES5上に適切な遅延を加えるとともにチャネル9上の接続された経路からチャネル1上の元の経路に図9bに示したようにエラーなしで交換して、チャネル1と9上で伝送された2つの同じ信号がノードQにおいて再度整列される。中間ノードCにおける遅延は、よって、ノードCから端ノードQにエラーなし交換でシフトされる。ストアES5内のこの遅延は、信号の経路上のいずれかのリングにおける次の故障の間に取り除かれる。端ノードへの遅延のシフトにより、このようにして、遅延の累積が除去される。
【0043】
信号経路上の中間ノードから端ノードへの遅延のシフトは、いくつかのステップを含むものであり、またリング内のADM端末の間の統合を必要とする。異なるリング内のADMの間の統合機能は、信号経路上のすべてのリングを制御する集中ネットワーク管理システムを必要とし、あるいは異なるリングに対する個別のネットワーク管理システムの間における制御および通信リンクを必要とする。あるいは、いくつかのリングの間のマニュアル統合は非常に複雑であり、エラー発生の傾向がある。このようなネットワーク管理システムがSONETネットワークにおいて設けられているとする。さらに、各リングに対するエラスティックストアの大きさはリング長さに等しいので、ADMはエラスティックストアの大きさは、全体のネットワークで採用される最も長いリングの長さに等しくなるように設計される。
【0044】
図10は図3に示したタイプの単一のリングネットワークにおけるエラーなし交換の好ましい方法を例示したものである。ステップS1において、経路がノードAからノードDに設定される。ステップS2において、リング内の経路の種々のセクションの伝送遅延あるいは長さが比較される。ノードDに遅延が加えられたか否かはこの比較に基づくものである。ステップS3において、ノードDに遅延が加えられない。これは、データ通信の品質を劣化させる累積遅延を減じる重要な特長である。遅延が必要な場合には、ステップS12において遅延が加えられる。
【0045】
ステップS4において、経路ABCDから経路AFEDに交換するための決定が行われる。ステップS5において、位相整列のために遅延が加えられる(例えば、ES2を回復するため(図5b)。ステップS6において、エラーなし交換が行われる(例えば、経路ABCDからAFED(図5b)に交換することにより)。これは、初期の経路上のトラヒックが代替えの経路への交換を必要とするときのような、予め計画されたリルーティングのためのエラーなし交換を提供するための重要な特長である。ステップS6の最後において、元の経路(例えば、経路ABCD)においてノードDに加えられた遅延は取り除かれる。
【0046】
ステップS7は経路セクションの故障のタイプを説明したもので、ファイバーのいくつかのチャネルだけが分断されている。図3を参照して、このような故障は経路ABCDのチャネル1が分断される一方、その経路のチャネル9が動作している場合に発生する。ステップ8により説明された交換の例はファイバー20上の経路ABCD上でのチャネル1からチャネル9への交換である。交換後には、ノードDにおいて、遅延を含むチャネル1から、遅延が取り除かれる。ステップS10とS11において、故障がセクションBC内である場合においてチャネル1上の故障が解消された後、チャネル1上の信号をチャネル9上の信号と整列させるため、小さい遅延がチャネル1上のストアES4に加えられる。
【0047】
ステップS14において、加える遅延を決定するために経路の適切なセクションの伝送遅延が比較される。ステップS9において、エラーなし交換を行うために遅延が加えられる(例えば、ストアES3(図6a)。例えばノードDに加えられたような、故障した経路(例えば、経路ABCD)に加えられた先の遅延が取り除かれる。ステップS15において、遅延は付加されず、またノードDを含む、故障した経路から遅延が取り除かれる。ステップS16およびS17において、故障が修復され、位相整列が加えられた後にエラーなし交換が行われる。ステップS17の例は、図6bに関連して説明したストアES4に加えられた遅延である。
【0048】
図11を参照して、ステップS40において、リング1のノードAからリング2のノードQに設定される(図8)。ステップS41において、リング1と2内の経路の種々のセクションの伝送遅延ないし長さが比較される。ノードDあるいはノードQにおいて遅延が加えられるかはこの比較に基づく。これは、データ伝送の品質を劣化させる累積遅延を取り除く重要な特長である。遅延が必要な場合、ステップS43においてノードQ単独あるいはノードDとQに加えられる。ステップS44−S46は、図10のステップS4−S6の説明から理解される。ステップS46の後、運用の経路の出口ノードにおいて初期に加えられた遅延が削除される。
【0049】
ステップS47は図10のステップS7と同じ故障のタイプを説明している。ステップS48の例は、図9aに示したような、チャネル1のセクションBC内の故障によるチャネル1からチャネル9への交換である。ステップS50およびS51において、チャネル1上の故障が直った後、位相整列遅延がチャネル1上のストアES4に加えられた後に運用の経路がチャネル1に交換される(図8)。ステップS52において、図9aおよび図9bに関して説明したノードQへのシフトと同様な方法で、ストアES4に加えられた遅延がノードDにシフトされる。
【0050】
ステップS53はセクションBC内の図4に示したタイプの故障を参照している。ステップS54において、経路の適切なセクションの伝送遅延が遅延を決定するために比較される。ステップS49において、保護経路(例えば、ストアES3、図8)上に遅延が加えられる。ステップS49の終りにおいて、ノードDにおいて付加された遅延を含む、先のエラーなし交換の間において故障した経路上に加えられた遅延が取り除かれる。ステップS55において、累積遅延を最小限とするために、保護経路に遅延が加えられない。ステップS55の終りに、ノードDにおける遅延を含む、故障した経路上の遅延が取り除かれる。ステップS56とS57において、運用の経路の故障が直された後、エラーなし交換が位相整列遅延を加えることで(例えば、ストアES4に遅延が加えられる、図6b)行われる。ステップS52において、図9aと図9bに関連して説明したように、ステップS57において加えられた遅延が、ノードQにシフトされる。
【0051】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、請求の範囲に規定された技術思想および範囲を逸脱することなく、適宜変更することは当業者には自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】リングネットワークに対して適当でない従来のエラーなし交換方法をブロックで示す図である。
【図2a】DCSベースのネットワークに遅延を加える従来の方法をブロックで示す図である。
【図2b】DCSベースのネットワーク上で伝送される2つの信号をフレーム整列するための方法をブロックで示す図である。
【図3】本発明で使用されるのに適した双方向ライン交換リングネットワークをブロックで示す図である。
【図4】本発明に適切である、図3に例示したネットワークの保護交換の1つの方法をブロックで示す図である。
【図5a】本発明の1つの好ましい形態に係る単一のリングネットワーク内の予め計画されたリルーティングをブロックで示す図である。
【図5b】本発明の1つの好ましい実施の形態に係る単一のリングネットワーク内での予め計画されたリルーティングに対するエラーなし交換をブロックで示す図である。
【図6a】本発明の1つの好ましい実施の形態に係る第1の経路のセクションの故障後における第1の経路から第2の経路への交換をブロックで示す図である。
【図6b】本発明の1つの好ましい実施の形態に係る故障が直った後における図6aに示した第1の経路への復帰をブロックで示す図である。
【図7】2つのリングを有するネットワークを通る経路をブロックで示す図である。
【図8】本発明の1つの好ましい実施の形態に係る図7に示したネットワーク内の整列およびエラーなし交換の1つの好ましい形態の図式的な説明を示す図である。
【図9a】図7に示したネットワークの第2のリングの端ノードに遅延がシフトされる特定の予備ステップの好ましい形態の図式的な説明を示す図である。
【図9b】図9aで開始された遅延シフトが完了される別のステップの好ましい形態の図式的な説明を示す図である。
【図10】本発明の好ましい形態に係る単一のリングネットワーク内におけるエラーなし交換の好ましい形態の処理の流れを示す図である。
【図11】本発明の1つの好ましい形態に係る2つのリングネットワーク内におけるエラーなし交換の好ましい形態の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
9 スロット
20、22 ファーバー

Claims (16)

  1. 1つまたはそれより多くのリングを含んでなるとともに伝送遅延を示すデータ伝送媒体を含んでなるリングネットワーク内でエラーなし交換接続を行うための方法であって、前記ネットワークが前記伝送媒体に沿って第1の経路と第2の経路を含む複数のデータ伝送経路を規定する方法において、
    前記第1および第2の経路の少なくとも予め決定されたセクションの伝送遅延を比較するステップ、
    前記第1および第2の経路の少なくとも1つに、少なくともその一部が前記比較の結果に基づく値である予め定められた第1の遅延を加えるステップ、
    前記第1および第2の経路上に伝送された信号の整列(alignment )を可能とし、前記第1および第2の経路間におけるエラーなし交換接続を可能とするために前記第1および第2の経路の少なくとも1つに予め定められた第2の遅延を加えるステップ、
    前記第1および第2の経路の間で交換を行うステップ、並びに
    第1および第2の経路の少なくとも1つにおいて、累積遅延を減じるために前記第1および第2の遅延の少なくとも1つを調整するステップを含んでなることを特徴とする方法。
  2. 前記第1の遅延が加えられる前記第1および前記第2の経路の1つに沿った前記伝送遅延が前記第1および第2の経路の他方に沿った前記伝送遅延よりも大きい場合に、前記第1の遅延の前記値が実質的に0であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第2の遅延が加えられる前記第1および前記第2の経路の1つに沿った前記伝送遅延が前記第1および第2の経路の他方に沿った前記伝送遅延よりも大きい場合に、前記第2の遅延の値が実質的に0であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記第1の遅延の前記値が、前記セクションに沿った遅延の2倍から全体としての前記リングネットワークに沿った遅延を引いたものに実質的に等しいことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記比較するステップが、前記第1および第2の経路の前記セクションの長さが派生されるデータを蓄積するステップ、および
    前記長さを比較するステップを含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記データを蓄積するステップが前記データを前記信号ととともに伝送するステップを含んでなることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記第1および第2の遅延の少なくとも1つを調節するステップが、前記第1および第2の遅延の1つを削除するステップを含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 前記第1および第2の遅延の少なくとも1つを調節するステップが、前記第1および前記第2の遅延の少なくとも1つをシフトするステップを含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記ネットワークが第1のリングおよび第2のリングを含んでなり、前記第1の遅延を加える前記ステップが前記第1のリング内で発生し、また前記第1および前記第2の遅延の少なくとも1つを調節する前記ステップが前記第1および第2の遅延の少なくとも1つを前記第2のリングにシフトするステップを含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記ネットワークが第1のリングおよび第2のリングを含んでなり
    、前記第1の遅延を加える前記ステップが前記第2のリング内で発生し、予め決定された第2の遅延を加える前記ステップが予め決定された第2の遅延を前記第1のリングに加えるステップを含んでなり、また前記第1および前記第2の遅延の少なくとも1つを調節するステップが、前記第1のリングから少なくとも前記第2の遅延を削除するステップを含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 前記第1および第2の遅延の少なくとも1つを調節するステップが第3の遅延を前記第2のリング内の前記第2の経路に加えるステップをさらに含んでなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. アクセスノードおよび出口ノード(egress node )を含む複数の交換ノードを接続するリング構成の、高速リンクのためのエラーなし保護交換を行うための方法において、
    リング長さおよびアクセスノードと出口ノードの間のトラヒック信号の伝播のための第1の経路を規定するリングのセクションの長さを計測するステップ、
    リングのセクションの長さがリング長さの半分より短いときにのみ前記トラヒック信号の伝播に第1の遅延を導入するステップ、並びに
    アクセスノードと出口ノードを接続するための代替えの経路に対する必要に応じて、第1の経路上および代替えの経路上のトラヒック信号が位相整列されるように、代替えの経路を横切るトラヒック信号の伝播に第2の遅延を導入するステップを含んでなることを特徴とする方法。
  13. 前記第1の遅延が出口ノードに導入されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記トラヒック信号の伝播における第1の経路の故障に応答して、代替えの経路に対する第2の遅延が第1の経路の長さの2倍からリングの長さを引いたものに等しくなるように設定するステップをさらに含んでなることを特徴とする請求項12記載の方法。
  15. 第2の遅延が設定される前に出口ノードにおいて第1の遅延を取り除くステップをさらに含んでなることを特徴とする請求項13および14記載の方法。
  16. リングのセクションの長さがリング長さの半分よりも長いときに前記第2の遅延を0に設定することを特徴とする請求項12記載の方法。
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