JP3630064B2 - 孔型圧延ロールの切削方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管または棒鋼等の孔型圧延に用いられる圧延ロールの切削方法に関し、さらに詳しくは、マンネスマン製管による継目無鋼管の製造において、延伸圧延された中空素管を外径絞り圧延する孔型圧延ロールの運用に最適な切削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
継目無鋼管を熱間で製造する方法として、いわゆるマンネスマン製管法が広く採用されている。この製管方法は、高温度に加熱された中実の丸ビレットを被圧延材とし、この丸ビレットを穿孔圧延機(いわゆる、ピアサ)に供給して、その軸心部に穿孔を設けて中空素管を得る。次いで、得られた中空素管をそのまま、あるいは必要に応じて上記穿孔圧延機と同一構成のエロンゲータに通して拡径、薄肉化せしめた後、プラグミル、マンドレルミルなどの後続する延伸圧延装置に供給して延伸圧延する。その後、外径絞り圧延機としてストレッチレデューサ或いはサイザー等に通し、さらに精整工程を経て製品となる継目無鋼管を製造する方法である。
【0003】
継目無鋼管の最終圧延として用いられる外径絞り圧延機では、寸法精度とともに、外径加工度も要求されることから、3ロールのストレッチレデューサ或いはサイザーが採用されている。このような3ロール外径絞り圧延機では、圧延方向に垂直な面内でそれぞれの圧延ロールの圧下方向のなす角度が120°になるようにスタンドが配設される。
【0004】
そして、隣接するスタンド間では、相互のロールの圧下方向が60°の交差角を有するように交互配置されており、加工度に応じてスタンド数が定められる。通常、メインロールスタンドおよび仕上ロールスタンドから構成され、5〜24スタンドが設けられて、延伸圧延後に供給された中空素管を絞り圧延して、外径の圧下と肉厚調整を行って、所定の製品寸法に仕上げる。
【0005】
上述の通り、外径絞り圧延機は、マンネスマン製管における最終圧延工程で用いられるので、各スタンドに組み込まれている圧延ロールの表面状況および摩耗状態は、そのまま鋼管製品の外表面品質や寸法精度に重要な影響を及ぼすことになる。一般的に、孔型圧延ロールとしてチルドロールが多用されているが、同ロール材では圧延本数が3,000〜4,000本に達するようになると、圧延ロールの表面に肌荒れ、焼付が生じ易くなると同時に、摩耗によってロール孔型径が0.1〜0.2mm程度大きくなる。このように圧延ロールの性状や寸法が圧延にともなって変化すると、仕上鋼管の寸法が変動し、鋼管製品の品質が不安定になるので、これらを防ぐため、孔型圧延ロールの切削による再生が必要になる。
【0006】
3ロール外径絞り圧延機に用いられる孔型圧延ロールの切削には、3ロールを同時に切削できるように、専用旋盤を用いて円盤砥石で切削する方法がある。
【0007】
図1は、円盤砥石を用いて孔型圧延ロールの孔型を切削する方法を説明する図である。円盤砥石2を用いる切削方法では、ロール中心からオフセットLを取ったところに位置するように円盤砥石2を設けて、円盤砥石2と圧延ロール1とを回転させながら切削する。このとき、円盤砥石2の外径とオフセットLを適宜調整することによって、任意の楕円率のロール孔型を形成することができる。
【0008】
従来から実施されている孔型圧延ロールを再生するための切削方法について説明する。具体的には、外径210mmの素管を絞り圧延して仕上外径177.8mmの鋼管を製管する場合について説明するが、この製管に用いられる孔型圧延ロールの諸元例を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】
中空素管の外径絞り圧延に用いられる孔型圧延ロールは、隣接するスタンドでロールの圧下方向が60°の交差角をもたせて、No.1〜5スタンドからなるメインロールスタンドとNo.6、7スタンドからなる仕上ロールスタンドに組み込まれる。前述の通り、3ロール外径絞り圧延機に組み込まれた孔型圧延ロールは、圧延本数が3,000本を超えるになると、ロール表面の肌荒れやエッジ部に焼き付けが発生し易くなり、これらを再生するために切削が行われる。
【0011】
従来の切削方法では、切削の都度、ロール孔径が大きくなるため、圧延される中空素管の外径が大きい上流側のスタンドに組み込まなければならない。そこで、特定スタンドに組み込まれた圧延ロールを切削する場合には、当該ロールのエッジ部半径Aiおよび溝底部半径Biより大きな孔型寸法の圧延ロールに切削する必要がある。このため、例えば、No.3スタンドに組み込まれた圧延ロールは、No.2スタンドの圧延ロールに切削するか、諸元も異なるメインロールスタンドまたは仕上ロールスタンドで用いられる圧延ロールに切削される。
【0012】
表1に示す孔型圧延ロールの諸元例によれば、外径加工度が0.2〜2.80%であり、No.iスタンドの圧延ロールを順次No.i−1スタンドの圧延ロールに切削する場合には、ロール1個当たりの平均切削量は(D1−D7)/(7−1)で表され、具体的な数値として4.23mmとなる。これを圧延本数3,000本で換算すると、1.41mm/1000本のロール切削原単位となる。
【0013】
最近では、圧延ロールの切削原単位を大幅に改善させるため、特開平7−214111号公報では、メインロールスタンドの圧延ロールを当該スタンドと前段スタンドとの中間ロールに切削するようにした3ロールレデューサのロール運用方法が提案されている。提案された運用方法によれば、No.iスタンドの圧延ロールからNo.i−1スタンドの圧延ロールに切削する前に、2回程度中間ロールの孔型寸法に切削し運用することができる。このため、表1に示す孔型圧延ロールでは、平均切削量は4.23mm/(3,000本×3)で計算されることから、0.47mm/1,000本のロール切削原単位に改善されるとしている。
【0014】
しかしながら、上記の公報で提案されたロール運用方法では、仕上ロールスタンドは仕上鋼管の製品外径を決める重要なスタンドであるため、中間ロールの孔型寸法に切削することができない。このため、メインロールスタンドの圧延ロールの切削にともなって、切削された圧延ロールに対応した、仕上ロールスタンドで用いられる新たな圧延ロールを準備しなければならないと言う問題がある。
【0015】
さらに、中間ロールの切削に対応して、仕上ロールスタンド用として新たな圧延ロールを準備したとしても、最終仕上げスタンドまたはその直前のスタンドでは、ロールエッジ焼付を防止し、寸法精度を確保するため、圧延ロール切削前後で極端な加工度の変動を避けなければならない。このような場合には、仕上ロールスタンドのスタンド数を増加しなければならないと言う問題もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前述の通り、従来から実施されていたロール切削方法では、当該スタンドに組み込まれていた圧延ロールは、前段スタンドの孔型寸法に切削していたため、必然的に多量の切削が発生し、ロール切削原単位を悪化させていた。また、新たに提案された中間ロールの孔型寸法に切削するロール運用方法にあっても、仕上ロールスタンドに組み込まれた圧延ロールに適用することができず、場合によってはスタンド数を増加しなければならないと言う問題も発生する。
【0017】
本発明は、従来の圧延ロールの切削方法における問題点を解決して、ストレッチレデューサ或いはサイザーに代表される外径絞り圧延機で製造される仕上鋼管の表面品質や寸法精度を悪化させることなく、ロール切削原単位を大幅に向上させることができる孔型圧延ロールの切削方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述した従来のロール切削方法は、いずれも被圧延材の圧下量を調整するためのロールギャップ調整機構を有しない外径絞り圧延機を前提としたものである。上述の特開平7−214111号公報で提案されたロール運用方法において、仕上ロールスタンドにロールギャップ調整機構を有したハウジングを適用することも検討したが、いずれにしても製管寸法毎に仕上ロールスタンド用として圧延ロールを保有しなければならず、運用上困難であるとされた。
【0019】
3ロール外径絞り圧延機は、所定の寸法精度が確保できると同時に、2ロール圧延機に比較して高い外径加工度が得られることから、製管段取りの集約による生産性の向上を図ることができる。ところが、一般的に2ロール孔型圧延機に比べて、3ロール孔型圧延機では構造が繁雑になることから、ロールギャップ調整機構を有しない場合が多い。
【0020】
だが、最近のように、スタンド当たりの外径加工度を確保して、さらにマンドレルミルの段取り集約を図り、高効率生産が要請されるとともに、一層の寸法精度が求められるようになると、3ロール孔型圧延機であっても、仕上ロールスタンドのみでなく、メインロールスタンドにおいても、ロールギャップ調整機構を具備することが必須となっている。
【0021】
今後、さらに多品種少量生産を対象とする高効率化を達成するには、ロールギャップ調整機構を備えた孔型圧延機を前提として、これに用いられる圧延ロールの切削原単位を改善して、製造コストを大幅に削減できる孔型圧延ロールの切削方法を開発する必要がある。本発明は、このような開発要請に基づいて完成されたものであり、下記の(1)〜(2)の孔型圧延ロールの切削方法を要旨としている。
(1)ロールギャップ調整機構を有する、複数個のロールスタンドで構成された孔型圧延機に用いられる圧延ロールの切削方法であって、ロールギャップが所定量になるように、ロール圧下位置を設定した状態でスタンドに組み込まれたロールの孔型を切削し、切削されたロールを当該スタンドで切削時に設定されたロール圧下位置でそのまま使用することを特徴とする孔型圧延ロールの切削方法である。
(2)上記(1)の孔型圧延ロールの切削方法では、ロールの切削回数を重ねるに従いロールギャップが狭くなるように、ロール圧下位置を設定するのが望ましい。また、上記孔型圧延機は3ロール外径絞り圧延機として、ストレッチレデューサ或いはサイザーを対象とすることができる。
【0022】
本発明における説明では、継目無鋼管の製造に採用される孔型圧延機での圧延ロールの切削方法を説明しているが、本発明方法が対象とするのは、単に、これらに限定されるものではなく、例えば、棒鋼等の孔型圧延に用いられる圧延ロールにも適用することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の切削方法では、ロールギャップ調整機構を装備する孔型圧延機で用いられる圧延ロールを対象としている。そして、メインロールスタンドおよび仕上ロールスタンドのロールギャップが所定量になるように、ロール圧下位置を設定したのち、各スタンドの圧延ロールを切削し、切削されたロールを切削時に組み込まれていたスタンドで、切削時に設定されたロール圧下位置でそのまま使用することを特徴としている。
【0024】
図2は、本発明の圧延ロール切削時におけるスタンドのロール圧下位置およびロールギャップの設定状況を説明する図である。同図では、3ロールによる孔型圧延の構成を示しており、ロール1a、1b、1cの圧下方向のなす角度が120°になるように構成されている。No.iスタンドにおける圧延ロールの孔型寸法は、エッジ部半径Ai、および溝底部半径Biによって規定される。
【0025】
No.iスタンドのロール圧下位置は、ロール回転軸の位置調整によって設定され、標準ロール圧下位置Si 0を中心として、それよりロール間隔を開いたロール圧下位置Si +と、またはロール間隔を閉じたロール圧下位置Si −とが示されている。さらに、これらの中間位置も、ロール回転軸の位置を調整することによって、必要に応じて設定することができる。
【0026】
ロールギャップは、同図において、ロールエッジ部の端部が互いに平行な対面となっており、その平行面間の間隔を指し、ロール圧下位置の設定によって定まる。すなわち、ロール圧下位置Si +のときにはロールギャップGi +となり、次に標準ロール圧下位置Si 0のときにはロールギャップGi 0となり、最後にロール圧下位置Si −のときにはロールギャップGi −となる。このように、ロール圧下位置をSi +からSi −へ変化させることによって、ロールギャップは狭くなる。
【0027】
ロールギャップ調整機構を活用し、複数回にわたって圧延ロールの切削を行う場合には、ロールの切削回数を重ねるに従い、ロールギャップが狭くなるようにロール圧下位置を設定すればよい。例えば、圧延ロールの一回目切削時には、ロール圧下位置Si +に設定し、ロールギャップGi +と広くした状態で圧延ロールの孔型寸法に切削すればよい。このとき切削される孔型寸法は、No.iスタンドに組み込まれる新品ロールのエッジ部半径Aiおよび溝底部半径Biである。
【0028】
次に、2回目切削時には、ロールの表面性状や摩耗状況によって変動するが、ロールギャップが狭くなるように、例えば、ロールギャップGi 0と狭めて、ロール圧下位置Si 0に設定し、圧延ロールの孔型寸法に切削する。さらに、3回目切削時には、もっとロールギャップが狭くなるように、ロールギャップGi −として、ロール圧下位置Si −に設定し、圧延ロールの孔型寸法に切削する。
【0029】
上述の通り、圧延ロールの切削回数を重ねるに従って、ロール圧下位置をSi +→Si 0→Si −と設定して、ロールギャップをGi +→Gi 0→Gi −と狭めるようにすれば、同一ロールであっても複数回にわたって切削代を確保することができる。このときに切削される圧延ロールの孔型寸法は、新品ロールの孔型寸法と同じとする。
【0030】
そして、当該スタンドに組み込まれたまま切削された圧延ロールは、中空素管の孔型圧延時に、切削時新たに設定されたロール圧下位置、すなわち、新たなロールギャップの設定をそのままに採用することによって、ロール切削前、すなわち、新品ロールを用いたと同様の表面品質状況、および寸法精度の仕上鋼管を製造することができる。
【0031】
【実施例】
本発明の圧延ロールの切削方法の効果を、具体的な実施例に基づいて説明する。本実施例では、マンドレルミルで延伸圧延された低合金鋼素管を絞り圧延前に外径210mmから圧延後仕上外径177.8mmに製管する孔型圧延プロセスを対象とした。このとき用いたNo.1〜7スタンドの孔型圧延ロールの諸元例は、前記表1に示した通りである。
【0032】
本実施例のプロセスでは、圧延の進捗にともなって5回の切削を実施し、そのうちメインロールスタンドのNo.3スタンドに組み込まれた圧延ロールの切削状況を表2に示す。
【0033】
メインロールスタンドNo.3に組み込まれた圧延ロールの孔型寸法は、表1に示すように、エッジ部半径A3=93.16mm、溝底部半径B3=96.77mmである。ロール材質はチルドロールであり、圧延本数3,000〜4,000本にて約0.1〜0.2mmの摩耗が生じ、かつ、ロール肌荒れ、ロールエッジ部の焼付きが発生したため、圧延本数が3,000本を超える毎に、ロール径(直径)で0.5mm以上の切削が必要になる。このため、本発明例では余裕をもたせるため、3,000本の圧延本数毎にロール径で1.0mmの切削を行った。
【0034】
【表2】
【0035】
圧延ロールの1回目切削時には、ロール圧下位置を標準ロール圧下位置より1.0mm開けた状態(S3 +1.0)で設定し、このときのロールギャップ(G3 +1.0)は6.73mmとして、エッジ部半径A3、溝底部半径B3を切削する。1回目切削後の圧延では、No.3スタンドをロール圧下位置S3 +1.0、ロールギャップG3 +1.0で設定すれば所定品質の仕上鋼管が得られる。
【0036】
同様に、圧延ロールの2回目切削時には、ロール圧下位置を標準ロール圧下位置より0.5mm開けた状態(S3 +0.5)で設定し、このときのロールギャップ(G3 +0.5)は5.87mmとして、エッジ部半径A3、溝底部半径B3を切削する。また、2回目切削後の圧延で、ロール圧下位置S3 +0.5、ロールギャップG3 +0.5で設定すれば、優れた品質の仕上鋼管が製造される。
【0037】
引き続き、3回目〜5回目切削時にも、表2に示すように、ロール圧下位置をS3 0〜S3 −1.0に、またロールギャップをG3 0〜G3 −1.0に設定してエッジ部半径A3=93.16mm、溝底部半径B3=96.77mmが確保できるように切削を行う。そして、切削後の圧延において、同様のロール圧下位置およびロールギャップの設定を行うことによって、仕上圧延された鋼管表面の品質、寸法精度および操業能率について、新品ロールまたは1回目の切削ロールを用いた場合と全く同等の結果を得ることができる。
【0038】
本実施例のNo.3スタンドにおけるロール切削原単位は、下記の式から換算される。ただし、式中のD2、D3は前記表1に示すNo.2、3ロール平均径を示す。
【0039】
(D2−D3)/3,000本×5
上式から換算して、ロール切削原単位0.376mm/1,000本となり、従来の切削方に比べ、著しく改善されることが分かる。さらに、本発明の切削方法では、5回目の切削後は、No.2スタンドに組み込まれる圧延ロール(A3=102.01mm、B3=99.56mm)に改削が出きるので、一層のロール切削原単位の改善が期待できる。
【0040】
また、本実施例では、ロール圧下位置の変更量ΔSi=0.5mmと余裕を持たせたが、所定本数の圧延後にロール表面性状が良好であれば、さらにΔSiを減少させることによって、さらなるロール切削原単位の向上が図れる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の孔型圧延ロールの切削方法によれば、ストレッチレデューサ或いはサイザー等に代表される外径絞り圧延機で製造される仕上鋼管の表面品質や寸法精度を悪化させることなく、ロール切削原単位を大幅に向上させることができる。しかも、多品種少量生産に最適な切削方法であるから、いずれの製造分野においても、熱間圧延費用の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円盤砥石を用いて孔型圧延ロールの孔型を切削する方法を説明する図である。
【図2】本発明の圧延ロール切削時におけるスタンドのロール圧下位置およびロールギャップの設定状況を説明する図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c:孔型圧延ロール
2:円盤砥石
Claims (3)
- ロールギャップ調整機構を有する、複数個のロールスタンドで構成された孔型圧延機に用いられる圧延ロールの切削方法であって、ロールギャップが所定量になるように、ロール圧下位置を設定した状態でスタンドに組み込まれたロールの孔型を切削し、切削されたロールを当該スタンドで切削時に設定されたロール圧下位置でそのまま使用することを特徴とする孔型圧延ロールの切削方法。
- ロールの切削回数を重ねるに従いロールギャップが狭くなるように、上記ロール圧下位置を設定することを特徴とする請求項1記載の孔型圧延ロールの切削方法。
- 上記孔型圧延機が3ロール外径絞り圧延機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の孔型圧延ロールの切削方法。
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