JP3630058B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の排気浄化装置に関し、詳しくは、排気中のNOxを浄化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、燃焼混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに設定するリーン燃焼機関において、排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるときに、排気中のNOxをトラップする一方、排気の空燃比が理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチであるときに、トラップしていたNOxを排気中のHC,COで還元浄化する排気浄化触媒を排気通路に備え、リーン燃焼の継続によって触媒におけるNOxトラップ量が許容量を超えると、触媒に流入する排気の空燃比を一時的に理論空燃比又はリッチにして、触媒にトラップしていたNOxを還元浄化して、NOxのトラップが可能な状態に触媒を再生させる排気浄化装置が知られている(特開平7−189660号公報、特開平10−331683号公報等参照)。
【0003】
前記特開平7−189660号公報に開示されるものでは、排気空燃比と吸入空気量とからNOxトラップ量を推定し、該NOxトラップ量に応じて触媒再生制御を行う構成の開示がある。
【0004】
また、前記特開平10−331683号公報には、理論空燃比で燃焼させる運転領域からリーン空燃比燃焼領域に移行したときに、まずリッチ燃焼を行わせて、それまでに触媒にトラップされているNOxの浄化してから、リーン燃焼に移行させる構成の開示がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記NOxをトラップして浄化する触媒は、一般にNOxと共にOをトラップする現象を有するため、触媒再生のために排気空燃比をリッチにしても、HC,COが前記トラップされたOと反応してしまい、NOxを効率良く還元浄化させることができない場合があった。
【0006】
リーン燃焼の継続によって触媒におけるNOxトラップ量が許容量を超える場合には、Oトラップ量も多いため、排気空燃比をリッチ化して触媒に供給したHC,COがNOxと反応せずにOと反応してしまうが、触媒の再生が最優先であり、無駄が発生するとしてもHC,COを触媒に供給する必要がある。
【0007】
しかし、リーン空燃比燃焼領域に移行したときの再生制御においてはOトラップ量に大きな違いが生じるため、Oトラップ量とは無関係に毎回再生制御を行わせる構成であると、Oトラップ量の少ないときには、触媒に供給されるHC,COが無駄なく使用されてNOxの還元浄化が効率良く進むのに対し、Oトラップ量が多いときには、NOxの還元浄化が効率良く進まないのに、触媒へのHC,CO供給が無駄に行われることになってしまう。前記リーン空燃比燃焼領域に移行したときの再生制御においては、通常NOxトラップ量が許容量以下であり、再生制御の実行が必須ではないため、触媒へのHC,COの無駄な供給を回避してNOxの還元浄化を効率良く行えるようにすることが望まれていた。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、触媒へのHC,COの無駄な供給を極力回避できるようにして、燃費性能を向上させつつ、触媒性能(NOxトラップ能力)を維持できる排気浄化装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1記載の発明は、機関の排気通路に配置され、流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるときに、排気中のNOx,O2をトラップする一方、流入する排気の空燃比が理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチであるときに、トラップしていたO2で排気中のHC,COを酸化浄化すると共に、トラップしていたNOxを排気中のHC,COで還元浄化する排気浄化触媒を備える一方、前記排気浄化触媒におけるO 2 のトラップ量を推定し、燃焼混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに設定するリーン空燃比燃焼領域への移行時における前記O 2 のトラップ量に基づいて、前記排気浄化触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチに制御する触媒再生制御の実行を判定する構成とした。
【0014】
かかる構成によると、リーン空燃比燃焼領域への移行時に、リーン燃焼に備えてそれまでに触媒にトラップされているNOxを還元浄化する再生制御を行うべきであるか否かを、前記移行時における2トラップ量に基づき判断する。
【0015】
請求項記載の発明では、前記リーン空燃比燃焼領域への移行時における前記O2トラップ量が所定の最小量よりも小さいことを少なくとも条件として、前記触媒再生制御を実行させる構成とした。
【0016】
かかる構成によると、リーン空燃比燃焼領域外からリーン空燃比燃焼領域へ移行するときに、Oトラップ量が所定の最小量よりも小さい場合には、触媒再生制御の実行により触媒に供給されるHC,COが触媒にトラップされているNOxの還元浄化に無駄なく使用されると判断し、Oトラップ量については触媒再生制御の実行条件が成立しているものとする。
【0017】
請求項記載の発明では、前記リーン空燃比燃焼領域への移行直前のリーン空燃比燃焼領域外であったときの前記O2トラップ量の減少割合が所定値よりも大きいことを少なくとも条件として、前記触媒再生制御を実行させる構成とした。
【0018】
かかる構成によると、リーン空燃比燃焼領域移行する直前の理論空燃比又はリッチ空燃比燃焼領域で、触媒におけるO2トラップ量が順調に減少変化していた場合には、 2 トラップ量が充分に少なく、触媒再生制御の実行により触媒に供給されるHC,COが触媒にトラップされているNOxの浄化に無駄なく使用されると判断し、触媒再生制御の実行条件が成立しているものとする。
【0019】
請求項記載の発明では、前記排気浄化触媒におけるNOxのトラップ量を推定し、前記リーン空燃比燃焼領域への移行時に、前記O2トラップ量が前記触媒再生制御の実行条件を満たし、かつ、前記NOxトラップ量が所定の最小量以上であるときに、前記触媒再生制御を実行させる構成とした。
【0020】
かかる構成によると、リーン空燃比燃焼領域外からリーン空燃比燃焼領域へ移行するときに、そのときの2トラップ量に基づき、触媒再生制御の実行により触媒に供給されるHC,COが触媒にトラップされているNOxの還元浄化に無駄なく使用されると判断され、然も、NOxトラップ量が所定の最小量以上であれば、還元浄化すべきNOxがトラップされていることになるので、触媒再生制御を実行させる。
【0021】
請求項記載の発明では、前記排気浄化触媒におけるNOxのトラップ量を推定し、前記O2トラップ量に基づく触媒再生制御の実行判定に優先して、前記推定したNOxトラップ量が所定の最大量よりも大きいときに、前記触媒再生制御を実行させる構成とした。
【0022】
かかる構成によると、触媒にトラップされているNOxの量が所定の最大量よりも大きいときには、そのときのOトラップ量とは無関係に触媒再生制御を実行させ、触媒におけるNOxのトラップ能力を回復させる。
【0023】
請求項記載の発明では、前記推定したNOxトラップ量が所定の最大量以上であると判断されたときに前記触媒再生制御を開始させ、前記推定したNOxトラップ量が所定の最小量よりも小さくなったときに前記触媒再生制御を終了させる構成とした。
【0024】
かかる構成によると、NOxトラップ量が所定の最大量以上であると判断されると触媒再生制御を開始させ、NOxトラップ量が前記最大量を下回るようになってもそのまま触媒再生制御を継続させ、NOxトラップ量が所定の最小量よりも小さくなって初めて触媒再生制御を終了させる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、リーン燃焼に備えた触媒再生制御を、触媒に供給されるHC,COがNO x の還元浄化に無駄なく使用されるときにのみ行わせることができるという効果がある。
【0028】
請求項記載の発明によると、触媒にトラップされているO2量が充分に少なく、触媒に供給されるHC,COがNOxの還元浄化に無駄なく使用されると判断されるときに、再生制御を行わせることができるという効果がある。
【0029】
請求項記載の発明によると、触媒におけるトラップO2量が順調に減少変化していて、 2 トラップ量が充分に少なく、触媒に供給されるHC,COがNOxの還元浄化に無駄なく使用されると判断されるときに、再生制御を行わせることができるという効果がある。
【0030】
請求項記載の発明によると、リーン空燃比燃焼領域に移行したときに、触媒に還元浄化すべきNOxがトラップされているときに限って再生制御を行わせるので、無駄な再生制御の実行による燃費の悪化を抑制できるという効果がある。
【0031】
請求項記載の発明によると、リーン燃焼の継続によって触媒に許容量よりも多いNOxがトラップされた場合に、早期に触媒を再生させ、NOxが浄化されずに排出されることを確実に防止できるという効果がある。
【0032】
請求項記載の発明によると、触媒におけるNOxのトラップ可能量を確実に回復させることができるという効果がある。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は実施の形態における車両用内燃機関のシステム構成図である。
【0034】
この図1に示す内燃機関1は、燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁2を各気筒毎に備える筒内直接噴射式ガソリン機関であり、理論空燃比よりもリーンな空燃比で燃焼させるときには、圧縮行程中の噴射によって成層燃焼を行わせ、理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチな空燃比で燃焼させるときには、吸気行程中の噴射によって均質燃焼を行わせる構成となっている。
【0035】
但し、理論空燃比よりもリーンな空燃比で燃焼させる機関であれば良く、筒内直接噴射式ガソリン機関に限定されない。
前記機関1においては、スロットルバルブ3で流量制御される空気が、エアクリーナ4,吸気通路5,吸気弁6を介してシリンダ内に吸引され、吸入空気量は、エアフローメータ7で計測される。
【0036】
前記スロットルバルブ3は、スロットルアクチュエータ8によって開閉駆動され、開度がスロットル開度センサ9によって検出される。
シリンダ内に形成された混合気は、点火プラグ10の火花点火によって着火燃焼し、機関1からの燃焼排気は、排気弁11,排気通路12,排気浄化触媒13を介して大気中に排出される。
【0037】
前記排気浄化触媒13は、流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるときに、排気中のNOx,Oをトラップする一方、流入する排気の空燃比が理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチであるときに、トラップしていたOで排気中のHC,COを酸化浄化すると共に、トラップしていたNOxを排気中のHC,COで還元浄化する機能を有するものである。
【0038】
前記排気浄化触媒13の上流側の排気通路12には、排気空燃比を検出する空燃比センサ14が設けられ、前記排気浄化触媒13には、触媒温度を測定する触媒温度センサ15が設けられている。
【0039】
前記燃料噴射弁2,スロットルアクチュエータ8及び点火プラグ10(図示しないパワートランジスタ)を駆動制御するコントロールユニット16には、前記エアフローメータ7,スロットル開度センサ9,空燃比センサ14,触媒温度センサ15からの検出信号が入力されると共に、クランク軸の回転角度を検出するクランク角センサ17及び運転者が操作するアクセルの開度を検出するアクセル開度センサ18からの検出信号等が入力される。
【0040】
尚、前記クランク角センサ17からの検出信号に基づいて、機関回転速度Neが算出される。
前記コントロールユニット16は、前記各種検出信号を入力するための入力ポート20、前記燃料噴射弁2,スロットルアクチュエータ8及び点火プラグ10(図示しないパワートランジスタ)に制御信号を出力するための出力ポート21、後述する制御ルーチンを含む機関制御のための各種演算処理を行うCPU22、後述する制御ルーチンが予め記憶されるROMや各種演算データが格納されるRAMからなるメモリ23を含んで構成される。
【0041】
前記コントロールユニット16は、後述するように、アクセル開度と機関回転速度とから目標トルクを演算し、該目標トルクと機関回転速度とから目標当量比(=理論空燃比/目標空燃比)を演算し、更に、前記目標トルクと目標当量比とから目標吸入空気量を演算して、該目標吸入空気量に基づきスロットル開度を制御する一方、吸入空気量の検出値と前記目標当量比とから燃料噴射量を演算して燃料噴射弁2を制御し、前記目標トルクと機関回転速度とから点火時期を演算して点火プラグ10による点火時期を制御する。
【0042】
また、コントロールユニット16は、前記排気浄化触媒13がトラップしたNOxを、燃焼混合気の空燃比を強制的にリッチに制御することで還元浄化する触媒再生制御を行うようになっており、以下、前記触媒再生制御の詳細を説明する。
【0043】
図2のフローチャートは、前記排気浄化触媒13におけるOトラップ量及びNOxトラップ量を推定するルーチンを示すものである。
尚、前記排気浄化触媒13は、前述のように、排気の空燃比がリーンであるときには、排気中のOとNOxとを並行してトラップし、排気の空燃比がリッチであるときには、排気中のHC,COをトラップしていたOで酸化浄化すると共に、トラップしていたNOxを排気中のHC,COで還元浄化する特性を有する一方、HC,COとトラップしていたOとの反応が優先して起こり、トラップしていたOがなくなってから、HC,COとトラップしていたNOxとの反応が起きる特性を有している。
【0044】
図2のフローチャートにおいて、ステップS101では、エアフローメータ7で検出された吸入空気量Qaと、目標トルクTeと機関回転速度Neとから演算される目標当量比TFBYAを読み込む。
【0045】
ステップS102では、前記目標当量比TFBYAが1よりも小さいか否かを判別することで、リーン空燃比燃焼領域であるか否かを判別する。
目標当量比TFBYAが1よりも小さいリーン空燃比燃焼領域であるときには、ステップS103へ進み、吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに基づいて、所定時間(本ルーチンの実行周期時間)当たりに触媒13がトラップするNOxトラップ量qn及びOトラップ量qoを算出する。
【0046】
具体的には、図3及び図4に示すように、予め吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとをパラメータとしてNOxトラップ量qn及びOトラップ量qoをそれぞれ記憶するマップを参照して、そのときの吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに対応するNOxトラップ量qn及びOトラップ量qoを検索する。
【0047】
ステップS104では、NOxトラップ総量Qnの前回値Qnzに、前記所定時間当たりのNOxトラップ量qnを加算して、新たなNOxトラップ総量Qnを算出する。同様に、Oトラップ総量Qoの前回値Qozに、前記所定時間当たりのOトラップ量qoを加算して、新たなOトラップ総量Qoを算出する。
【0048】
ステップS105では、前記ステップS104で新たに算出されたNOxトラップ総量Qn及びOトラップ総量Qoが、予め記憶されている上限値Qnm,Qomを超えているか否かを判別し、上限値Qnm,Qomを超えている場合には、NOxトラップ総量Qn及びOトラップ総量Qoを上限値Qnm,Qomにリセットし、上限値Qnm,Qomを超える総量Qn,Qoが設定されることを回避する。
【0049】
前記触媒13におけるNOxトラップ総量Qn及びOトラップ総量Qoが飽和量を超えて増え続けることがないので、上記のように、上限値Qnm,Qom内に総量Qn,Qoを制限する。
【0050】
尚、触媒の再生制御が正常に機能している場合には、NOxトラップ総量Qnが上限値Qnmに到達する前に、トラップされていたNOxが還元浄化されることになるので、NOxトラップ総量Qnが上限値Qnmを超えることはない。
【0051】
一方、ステップS102で目標当量比TFBYAが1以上であると判別され、理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチな空燃比で燃焼させる運転領域である場合には、ステップS106へ進む。
【0052】
ステップS106では、Oトラップ総量Qoの前回値Qozが0より大きいか否かを判別することで、触媒13にOがトラップされているか否かを判別する。
【0053】
トラップ総量Qoの前回値Qozが0より大きい場合には、ステップS107へ進み、吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに基づいて、所定時間(本ルーチンの実行周期時間)当たりのOトラップ量の減少量poを算出する。
【0054】
具体的には、図5に示すように、予め吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとをパラメータとしてO減少量poを記憶するマップを参照して、そのときの吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに対応するO減少量poを検索する。
【0055】
ステップS108では、Oトラップ総量Qoの前回値Qozから、前記所定時間当たりのO減少量poを減算して、新たなOトラップ総量Qoを算出する。
【0056】
ステップS109では、前記ステップS108で新たに求めたOトラップ総量Qoが0よりも小さくなっていないかを判別し、マイナスの値になっているときには、Oトラップ総量Qoを0にリセットする。
【0057】
また、ステップS106で、Oトラップ総量Qoが0になっていると判別されるときには、HC,COとトラップしていたNOxとの反応が起きることになるので、ステップS110へ進み、吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに基づいて、所定時間(本ルーチンの実行周期時間)当たりのNOxトラップ量の減少量pnを算出する。
【0058】
具体的には、図6に示すように、予め吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとをパラメータとしてNOx減少量pnを記憶するマップを参照して、そのときの吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに対応するNOx減少量pnを検索する。
【0059】
そして、ステップS111では、NOxトラップ総量Qnの前回値Qnzから、前記所定時間当たりのNOx減少量pnを減算して、新たなNOxトラップ総量Qnを算出する。
【0060】
ステップS112では、前記ステップS111で新たに求めたNOxトラップ総量Qnが0よりも小さくなっていないかを判別し、マイナスの値になっているときには、NOxトラップ総量Qnを0にリセットする。
【0061】
上記のようにして求められるOトラップ総量Qo及びNOxトラップ総量Qnは、ステップS113において、メモリ23に格納され、他の制御ルーチンから参照できるようにする。
【0062】
また、ステップS114では、今回新たに求めたOトラップ総量Qo及びNOxトラップ総量Qnを、次回の演算に備えて前回値Qoz,Qnzにセットする。
【0063】
図7のフローチャートは、触媒再生制御判定ルーチンを示す。
ステップS201では、メモリ23に格納されているOトラップ総量Qo及びNOxトラップ総量Qnを読み込む。
【0064】
ステップS202では、NOxトラップ総量Qnが予め記憶された最小値QnLよりも小さいか否かを判別する。前記最小値QnLは0に近い値であり、触媒13が殆どNOxをトラップしていないことを判断するための判定値である。
【0065】
ステップS202で、NOxトラップ総量Qnが最小値QnLよりも小さいと判断された場合、触媒再生制御の要否を示すフラグFLG1及びFLG2を、触媒再生制御の終了を示す0とする。従って、NOxトラップ総量Qnが最小値QnLよりも小さい状態では、触媒再生制御が開始されず、また、開始されていた再生制御を終了させる。
【0066】
一方、ステップS202で、NOxトラップ総量Qnが最小値QnL以上であると判別された場合には、ステップS204へ進み、NOxトラップ総量Qnが予め記憶された最大量QnH以上であるか否かを判別する。
【0067】
前記最大量QnHは、触媒13におけるNOxトラップ総量Qnの許容値を判定する値であり、QnL<QnH<Qnmである。
ステップS204で、NOxトラップ総量Qnが最大量QnH以上であると判別されたときには、ステップS205へ進み、前記フラグFLG1に触媒再生制御の開始を示す1をセットし、NOxトラップ総量Qnが最大量QnH(許容量)を超え、NOxを更にトラップできる余裕代が少なくなったときに、Oトラップ総量Qoの条件とは無関係に、触媒再生制御を行わせるようにする(図14参照)。
【0068】
また、ステップS204で、NOxトラップ総量Qnが最大量QnHよりも少ないと判別され、NOxトラップ総量Qnが最小値QnL以上であるが、最大量QnHよりも少ないときには、ステップS206へ進む。
【0069】
ステップS206では、前記フラグFLG1の前回値FLG1zを今回値として、フラグFLG1の値が維持されるようにする。従って、NOxトラップ総量Qnが最大量QnH以上であると判定されてフラグFLG1に1をセットした後は、NOxトラップ総量Qnが最大量QnHよりも少なくなってもフラグFLG1の値は1(触媒再生実行状態)に維持され、NOxトラップ総量Qnが最小値QnLよりも小さくなって初めてフラグFLG1の値が0にリセットされる(図14参照)。
【0070】
ステップS207では、機関の運転条件が、理論空燃比燃焼領域(S領域)又はリッチ空燃比燃焼領域(R領域)からリーン空燃比燃焼領域(L領域)へ移行したか否かを判別する。
【0071】
具体的には、本ルーチンの前回実行時における機関の運転条件(目標トルク・機関回転速度)が、図8に示す目標当量比マップのS領域又はR領域に該当していたのに対し、現在の運転条件がL領域に該当する場合、L領域へ移行したと判断する。
【0072】
ステップS207で、リーン空燃比燃焼領域(L領域)への移行を判定すると、ステップS208へ進み、Oトラップ総量Qoが予め記憶された最小量QoL以上であるか否かを判別する。
【0073】
トラップ総量Qoが最小量QoL以上であるときには、最小量QoLを超えるトラップOがHC,COと反応してなくなってから、HC,COとトラップNOxとの反応が起きることになり、触媒再生制御において触媒13に供給されるHC,COが無駄に消費されてしまうことになるので、ステップS209へ進んで、フラグFLG2に0(触媒再生制御終了)をセットする。
【0074】
一方、Oトラップ総量Qoが最小量QoLよりも少ないときには、トラップOとの反応で消費されるHC,COが僅かで、触媒再生制御によって触媒13に供給されるHC,COが有効にNOxの還元浄化に使用されることになるので、ステップS210へ進んで、フラグFLG2に1(触媒再生制御開始)をセットする(図14参照)。
【0075】
ステップS207で、リーン空燃比燃焼領域(L領域)への移行が判定されないときには、ステップS211へ進んで、前記フラグFLG2を前回値FLG2zに維持する。
【0076】
従って、理論空燃比燃焼領域(S領域)又はリッチ空燃比燃焼領域(R領域)からリーン空燃比燃焼領域(L領域)へ移行したときに、触媒13におけるNOxトラップ総量Qnが最小値QnL以上で、かつ、Oトラップ総量Qoが最小量QoLよりも少ないときには、NOxトラップ総量Qnが最小値QnLよりも小さくなるまで、触媒再生制御が行われ、結果、理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチ空燃比での燃焼が継続されることになり、リーン燃焼への移行は、NOxトラップ総量Qnが最小値QnLよりも小さくなってから行われる(図14参照)。
【0077】
ここで、リーン空燃比燃焼領域(L領域)への移行時に、NOxトラップ総量Qnが最小値QnL以上であれば、Oトラップ総量Qoとは無関係に毎回再生制御を行わせる構成とすると、Oトラップ総量Qoが多く、触媒13に供給されるHC,COがトラップOと反応してしまい、NOx還元浄化に寄与しないときにも、再生が行われることになってしまい、無駄な再生制御によって燃費性能が悪化してしまう。これに対し、Oトラップ総量Qoが最小量QoLよりも少ないときに限って、再生制御を行わせる構成であれば、再生制御の実行によって触媒13に供給したHC,COが効率良くNOx還元浄化に使用され、無駄な再生制御による燃費性能の悪化を回避できる。
【0078】
ステップS212では、前記フラグFLG1,FLG2の値をメモリ23に格納し、ステップS213では、次回の演算に備えて、今回設定したフラグFLG1,FLG2の値を、前回値FLG1z,FLG2zにセットする。
【0079】
尚、ステップS208では、Oトラップ総量Qoが最小量QoLよりも少ないか否かを判別させることで、触媒13に供給したHC,COが無駄なくNOx還元浄化に使用される条件を判別する構成としたが、このような構成に代えて、L領域からR領域又はS領域に移行した時のOトラップ総量Qoを初期量として記憶しておき、R領域又はS領域で減少したOトラップ総量Qoと前記初期量とからOトラップ総量Qoの減少割合を算出し、この減少割合が所定値よりも大きいときに、触媒再生制御の開始を判定する構成とすることができる。
【0080】
この場合も、Oトラップ総量Qoの減少割合からOトラップ総量Qoが充分に少ない状態を判別して、触媒13に供給したHC,COが無駄なくNOx還元浄化に使用される状態での再生制御を行わせることができる。
【0081】
図9のフローチャートは、目標トルク演算ルーチンを示し、ステップS301では、アクセル開度Ao及び機関回転速度Neを読み込む。
ステップS302では、前記読み込んだアクセル開度Ao及び機関回転速度Neに基づいて、目標トルクTeを算出する。
【0082】
具体的には、図10に示す目標トルク制御マップから、現在のアクセル開度Ao及び機関回転速度Neに対応する目標トルクTeを検索する。
ステップS303では、前記算出した目標トルクTeをメモリ23に格納する。
【0083】
図11のフローチャートは、目標当量比演算ルーチンを示す。
尚、本実施形態における機関では、排気に二次空気や二次燃料を添加したりしないので、この目標当量比演算ルーチンで演算される目標当量比で決定される燃焼空燃比が触媒13に流入する排気の空燃比と一致する。
【0084】
ステップS401では、機関回転速度Ne、目標トルクTe、フラグFLG1,FLG2を読み込む。
ステップS402では、機関回転速度Neと目標トルクTeとから、目標当量比の基本値TFBYAmpを算出する。
【0085】
具体的には、図8に示す目標当量比制御マップから、現在の機関回転速度Ne,目標トルクTeに対応する目標当量比を検索し、該検索結果を基本値TFBYAmpとする。
【0086】
ステップS403では、前記フラグFLG1,FLG2がいずれも0であるか否かを判別する。
フラグFLG1,FLG2がいずれも0である場合には、触媒13の再生制御を行わないので、ステップS404へ進み、前記基本値TFBYAmpをそのまま最終的な目標当量比TFBYAとする。
【0087】
一方、フラグFLG1,FLG2の何れか一方でも1であるときには、触媒13の再生制御を行うべく、ステップS405へ進み、最終的な目標当量比TFBYAに予め記憶されたリッチ当量比RICH(>1)をセットする。
【0088】
上記リッチ当量比RICHのセットによって燃焼空燃比が理論空燃比よりもリッチに制御され、触媒13に流入する排気の空燃比がリッチとなり、係るリッチ排気中に含まれるHC,COが触媒13にトラップされているNOxと反応してNOxが還元浄化され、トラップNOx量が減少し、逆に、トラップ可能なNOx量が増大する。
【0089】
ステップS406では、算出した目標当量比TFBYAをメモリ23に格納する。
図12のフローチャートは目標吸入空気量演算ルーチンを示す。ここでは、目標当量比TFBYAの混合気を燃焼させることで、目標トルクTeを発生させることができる吸入空気量を目標吸入空気量TQaとして算出し、図示しない吸入空気量制御ルーチンでは、実際の吸入空気量Qaが目標吸入空気量TQaになるようにスロットル開度を制御する。
【0090】
従って、触媒13の再生のために目標当量比TFBYAがリッチにシフトされるときにも、吸入空気量を絞って目標トルクTeを発生させることになり、運転者の意思に反して機関出力が増大することが避けられる。
【0091】
図12のフローチャートにおいて、ステップS501では、メモリ23から目標トルクTe,目標当量比TFBYAを読み込む。
ステップS502では、目標トルクTeと目標当量比TFBYAとから目標吸入空気量TQaを算出する。
【0092】
ステップS503では、算出した目標吸入空気量TQaをメモリ23に格納する。
図13のフローチャートは、燃料噴射量演算ルーチンを示し、ここで算出された燃料噴射量Tiが図示しない燃料噴射制御ルーチンで参照され、燃料噴射量Tiに対応する幅の燃料噴射パルス信号が、所定の燃料噴射時期に燃料噴射弁2に出力される。
【0093】
ステップS601では、吸入空気量Qa、機関回転速度Ne、目標当量比TFBYAをそれぞれ読み込む。
ステップS602では、吸入空気量Qaと機関回転速度Neとから、燃焼混合気の空燃比を理論空燃比とするときの基本燃料噴射量Tpを算出する。
【0094】
ステップS603では、前記基本燃料噴射量Tpに前記目標当量比TFBYAを乗じて、目標当量比TFBYAの混合気を形成するための燃料噴射量Tiを算出する。
【0095】
ステップS604では、算出した燃料噴射量Tiをメモリ23に格納する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における内燃機関のシステム構成図。
【図2】実施の形態におけるトラップ量推定ルーチンを示すフローチャート。
【図3】吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに応じて所定時間当たりのNOxトラップ量を記憶するマップを示す図。
【図4】吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに応じて所定時間当たりのOトラップ量を記憶するマップを示す図。
【図5】吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに応じて所定時間当たりのOトラップ減少量を記憶するマップを示す図。
【図6】吸入空気量Qaと目標当量比TFBYAとに応じて所定時間当たりのNOxトラップ減少量を記憶するマップを示す図。
【図7】実施の形態における触媒再生制御判定ルーチンを示すフローチャート。
【図8】目標トルクTeと機関回転速度Neとに応じて目標当量比TFBYAを記憶するマップを示す図。
【図9】実施の形態における目標トルク演算ルーチンを示すフローチャート。
【図10】アクセル開度Aoと機関回転速度Neとに応じて目標トルクTeを記憶するマップを示す図。
【図11】実施の形態における目標当量比演算ルーチンを示すフローチャート。
【図12】実施の形態における目標吸入空気量演算ルーチンを示すフローチャート。
【図13】実施の形態における燃料噴射量演算ルーチンを示すフローチャート。
【図14】実施の形態における触媒再生制御の実行判定を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…内燃機関
2…燃料噴射弁
3…スロットルバルブ
5…燃料噴射弁
7…エアフローメータ
8…スロットルアクチュエータ
9…スロットル開度センサ
10…点火プラグ
13…排気浄化触媒
16…コントロールユニット
17…クランク角センサ
18…アクセル開度センサ

Claims (6)

  1. 機関の排気通路に配置され、流入する排気の空燃比が理論空燃比よりもリーンであるときに、排気中のNOx,O2をトラップする一方、流入する排気の空燃比が理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチであるときに、トラップしていたO2で排気中のHC,COを酸化浄化すると共に、トラップしていたNOxを排気中のHC,COで還元浄化する排気浄化触媒を備える一方、
    前記排気浄化触媒におけるO2のトラップ量を推定し、燃焼混合気の空燃比を理論空燃比よりもリーンに設定するリーン空燃比燃焼領域への移行時における前記O 2 のトラップ量に基づいて、前記排気浄化触媒に流入する排気の空燃比を理論空燃比又は理論空燃比よりもリッチに制御する触媒再生制御の実行を判定することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記リーン空燃比燃焼領域への移行時における前記O2トラップ量が所定の最小量よりも小さいことを少なくとも条件として、前記触媒再生制御を実行させることを特徴とする請求項記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記リーン空燃比燃焼領域への移行直前のリーン空燃比燃焼領域外であったときの前記O2トラップ量の減少割合が所定値よりも大きいことを少なくとも条件として、前記触媒再生制御の実行させることを特徴とする請求項記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記排気浄化触媒におけるNOxのトラップ量を推定し、前記リーン空燃比燃焼領域への移行時に、前記O2トラップ量が前記触媒再生制御の実行条件を満たし、かつ、前記NOxトラップ量が所定の最小量以上であるときに、前記触媒再生制御を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記排気浄化触媒におけるNOxのトラップ量を推定し、前記O2トラップ量に基づく触媒再生制御の実行判定に優先して、前記推定したNOxトラップ量が所定の最大量よりも大きいときに、前記触媒再生制御を実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記推定したNOxトラップ量が所定の最大量以上であると判断されたときに前記触媒再生制御を開始させ、前記推定したNOxトラップ量が所定の最小量よりも小さくなったときに前記触媒再生制御を終了させることを特徴とする請求項記載の内燃機関の排気浄化装置。
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