JP3629884B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、略水平方向に設けた回転軸を中心に回転自在に配設した回転ドラム内で洗濯物を洗濯、乾燥、または洗濯と乾燥を連続して行うドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、回転ドラム1は、外周部に多数の通水孔2を全面に設け、外槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に略水平方向に設けた回転軸4の一端を固定し、回転軸4の他端にドラムプーリー5を固定している。モータ6は、ベルト7により従動プーリー5と連結し、回転ドラム1を回転駆動する。回転ドラム1の開口部に蓋8を開閉自在に設けている。回転ドラム1に温風供給手段(図示せず)より温風を供給するように構成している。温風供給手段は、一般に温風ヒータと回転ファンから構成されている。
【0004】
外槽3は、洗濯乾燥機本体9よりばね体10で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が洗濯乾燥機本体9に伝達されないように防振支持するとともに、脱水時の振動を低減するバランサー12を設けている。温水ヒータ13は、外槽3内、すなわち回転ドラム1内の洗濯水を加熱するものである。制御装置14は、モータ6、温水ヒータ13、温風供給手段などの動作を制御し、入力設定手段(図示せず)により異なる洗い時間、すすぎ回数、脱水時間を有する「標準コース」、「スピーディー」コース、「毛布」コース、「ウール」コースなどの洗濯行程と、乾燥行程とを設定可能とし、設定したコースを逐次制御するようにしている。
【0005】
上記構成において動作を説明すると、蓋8を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗濯行程を設定して運転を開始すると、給水して回転ドラム1をモータ6によって低速で回転駆動し、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下されて洗濯される。このとき、温水ヒータ13に通電して外槽3内の洗濯水を加熱して洗浄率を向上させることができる。すすぐ場合にも洗濯する場合と同様の動作を行う。すすぎの後の脱水では、回転ドラム1は高速で回転駆動され、洗濯物は遠心脱水される。
【0006】
乾燥行程を設定して運転を開始すると、回転ドラム1をモータ6によって低速で回転駆動し、回転ドラム1に温風供給手段(図示せず)より温風を供給して洗濯物は乾燥する。
【0007】
また、洗濯行程と乾燥行程との連続を設定して運転を開始すると、回転ドラム1内に投入された洗濯物は、洗濯、すすぎ、脱水され、乾燥行程に入って温風供給手段より回転ドラム1に温風を供給され乾燥する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、使用者が日常的に洗濯行程のコースのみを選択して運転を続けていると、温風供給手段の温風ヒータに通電されることがないので、温風ヒータは洗濯行程による湿気の中に常に置かれていることになる。温風ヒータとしてはシーズヒータが一般的である。シーズヒータは公知のものであり、ニクロム線と外管とが電気的に絶縁されている。このシーズヒータを高い湿度中に置くと外管の表面に水滴が付着し易く、錆や腐食により寿命が低下するという問題を有していた。
【0009】
また、温水ヒータ13も温風ヒータと同じくシーズヒータを使用する。温水ヒータ13は、洗濯行程の終了時には必ず水滴が付着しているので錆や腐食により寿命が低下するという問題を有していた。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、洗濯中の湿度により温風ヒータの表面に付着した水滴を乾かして、温風ヒータの寿命の低下を防止することを第1の目的としている。
【0011】
また、洗濯中に温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かして、温水ヒータの寿命の低下を防止することを第2の目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記第1の目的を達成するために、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムをモータにより駆動し、送風手段を有する循環経路に回転ドラム内の湿気を含む温風を水で直接熱交換する熱交換器を設けるとともに、温風ヒータを設ける。制御手段は、洗濯行程と乾燥行程とを制御するとともに、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の後半で温風ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の後半での前記温風ヒータへの通電を行わないようにしたものである。
【0013】
これにより、洗濯中の湿度により温風ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができ、温風ヒータの寿命の低下を防止することができる。
【0014】
また、第2の目的を達成するために、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムをモータにより駆動し、回転ドラム内の洗濯水を温水ヒータにより加熱する。制御手段は、洗濯行程と乾燥行程とを制御するとともに、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の最後温水ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の最後での前記温水ヒータへの通電を行わないようにしたものである。
【0015】
これにより、洗濯中に温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができ、温水ヒータの寿命の低下を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、送風手段を有する循環経路に設け前記回転ドラム内の湿気を含む温風を水で直接熱交換する熱交換器と、前記循環経路に設けた温風ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の後半で前記温風ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の後半での前記温風ヒータへの通電を行わないようにしたものであり、洗濯中の湿度により温風ヒータの表面に水滴が付着することを防ぐことができ、温風ヒータの寿命を長くできるとともに、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、乾燥行程で温風ヒータに通電され、温風ヒータの表面に付着した水滴は乾くので、洗濯行程には通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる
【0017】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、温風ヒータは、複数のヒータで構成し、制御手段は、前記温風ヒータへの通電を、前記複数のヒータに時刻を変えて一つのヒータずつ所定時間通電するようにしたものであり、温風ヒータに通電する電流を少なくすることができ、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、制御手段は、温風ヒータへの通電は、最終すすぎの給水時または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにしたものであり、モータと温風ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、温風ヒータへ通電する所定時間は、前記温風ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間であるものであり、温風ヒータへの所定時間の通電により温風ヒータの表面に付着した水滴を乾かことができる
【0020】
請求項に記載の発明は、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、回転ドラム内の洗濯水を加熱する温水ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の最後前記温水ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の最後での前記温水ヒータへの通電を行わないようにしたものであり、洗濯中に温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができ、温水ヒータの寿命を長くできるとともに、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、乾燥行程で回転ドラム内に温風が供給されるため、温水ヒータの表面に付着した水滴を乾か すことができ、洗濯行程の最後で温風ヒータへ通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる
【0021】
請求項に記載の発明は、上記請求項に記載の発明において、制御手段は、温水ヒータへの通電は、最終脱水の後または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにしたものであり、モータと温水ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができる。
【0022】
請求項に記載の発明は、上記請求項またはに記載の発明において、温水ヒータへ通電する所定時間は、前記温水ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間であるものであり、温水ヒータへの所定時間の通電により温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができる
【0023】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜7のいずれか1つに記載の発明において、制御手段は、温風ヒータまたは温水ヒータへの通電は、モータへの通電が行われていないときに行うようにしたものであり、モータと温風ヒータまたは温水ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0025】
(実施例1)
図1および図2に示すように、第1のモータ(モータ)15は、回転ドラム1を回転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗濯またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モータ)16は、回転ドラム1を回転数N2(たとえば、1000rpm)で回転させて脱水する。これら第1のモータ15および第2のモータ16は、インダクションモータで構成し、それぞれベルト17、18を介して従動プーリー19に連結している。
【0026】
従動プーリー19は、2種の減速比を有しており、第1のモータ15をベルト17を介して減速比が大きい従動プーリー19aと連結し、第2のモータ16をベルト18を介して減速比が小さい従動プーリー19bと連結し、回転ドラム1の回転中心に一端を固定した回転軸4の他端に固定している。
【0027】
送風ファン20は、温風ヒータ21とともに温風供給手段を構成するもので、ファンモータ22により駆動する。熱交換器23は、一端を回転ドラム1に連通し、他端を送風ファン20、送風ダクト24を通して回転ドラム1に連通して循環経路25を形成し、回転ドラム1内の湿気を含んだ温風を循環して、熱交換して除湿する。
【0028】
制御装置26は、第1のモータ15、第2のモータ16などを制御するもので、図3に示すように構成している。制御手段27は、マイクロコンピュータで構成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワースイッチング手段28を介して、温水ヒータ13、第1のモータ15、第2のモータ16、温風ヒータ21、ファンモータ23、給水弁29、排水ポンプ30などを制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の洗濯行程を逐次制御し、洗濯行程につづいて乾燥行程を制御する。
【0029】
温風ヒータ21は、第1のヒータ21aと第2のヒータ21bとで構成している。温水ヒータ13は外槽3内、すなわち回転ドラム1内の洗濯水を加熱し、給水弁29は外槽3内の給水し、排水ポンプ30は外槽3内の洗濯水を排水するものである。
【0030】
入力設定手段31は、使用者が必要な設定コース、動作のスタートなどを入力するもので、「洗濯行程と乾燥行程とを運転」、「洗濯行程を運転」、「乾燥行程を運転」を設定する洗濯・乾燥設定スイッチ(図示せず)を有し、制御手段27に入力している。表示手段32は、入力設定手段31による設定内容、動作状態などを表示する。回転数検知手段33は、第1のモータ15の回転数を検知することで回転ドラム1の回転数を検知し、制御手段27に入力している。記憶手段34は、一連の制御に必要なデータなどを記憶している。なお、35は商用電源、36は電源スイッチである。
【0031】
制御手段27は、洗濯行程の後半で第1のモータ15および第2のモータ16に通電していないとき、たとえば、最終すすぎの給水時に温風ヒータ21に所定時間(たとえば、10秒間)通電するようにしている。このとき、温風ヒータ21の第1のヒータ21aと第2のヒータ21bとで、時刻を変えて一つずつ所定時間通電するようにしている。また、洗濯・乾燥設定スイッチにより、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定のときには、洗濯行程での温風ヒータ21への通電は行わないようにしている。
【0032】
上記構成において図4を参照しながら動作を説明すると、ステップ40で動作を開始し、ステップ41で、洗濯・乾燥設定スイッチにより、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定かどうかを判定し、洗濯行程のみを設定している場合は、制御手段27は回転ドラム1内に給水弁29をオンして給水し、洗い、すすぎ、脱水を順次行う。これらの動作については説明を省略する。
【0033】
すすぎは、給水、排水をして複数回行うが、その最終すすぎの給水時に、ステップ42で、第1のヒータ21aの通電をオンし、ステップ43で所定時間(10秒間)経過すると、ステップ44で第1のヒータ21aの通電をオフする。ステップ45で5秒間経過すると、ステップ46に進み第2のヒータ21bの通電をオンする。そして、ステップ47で所定時間(10秒間)経過すると、ステップ48で第2のヒータ21bの通電をオフし、次行程に進む。
【0034】
これらの動作によって、第1のヒータ21aと第2のヒータ21bの表面の温度が上昇し、表面に付着した水滴は蒸発して乾く。こうして、表面の水滴を乾かすことで温風ヒータ21の錆や腐食を防止することができ、温風ヒータ21の寿命を延ばすことができる。
【0035】
ステップ41で、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定のときには、次行程に進み、洗濯行程での温風ヒータ21への通電は行わない。すなわち、乾燥行程では温風ヒータ21に通電され、温風ヒータ21の表面に付着した水滴は乾くので、洗濯行程には通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる。
【0036】
また、第1のヒータ21aと第2のヒータ21bの通電を時刻を変えて一つずつ所定時間通電するようにしたことで、一時的に電力量が増加するのを防ぐことができ、電力量増加による電圧低下によって、家庭内の照明が暗くなるという悪影響を防ぐことができる。
【0037】
また、第1のモータ15と第2のモータ16とが通電していないときに、第1のヒータ21aと第2のヒータ21bの通電を行うことで、同じように一時的に電力量が増加するのを防ぐことができ、電力量増加によって、家庭内の照明が暗くなるという悪影響を防ぐことができる。
【0038】
なお、本実施例では、第1のヒータ21aに通電した後、第2のヒータ21bに通電するようにしているが、第2のヒータ21bに通電した後、第1のヒータ21aに通電するようにしてもよいことはいうまでもない。また、第1のヒータ21aと第2のヒータ21bに通電する所定時間は、10秒間としているが、水滴が蒸発して乾くのに十分な時間でよい。
【0039】
また、温風ヒータ21への結露は、洗濯水による湿気によって発生するのであるから、温風ヒータ21への通電による乾かす動作は、洗濯行程の後半で行うと一旦乾いた温風ヒータ21が再び結露する恐れが減少する。本実施例では、温風ヒータ21への通電は最終すすぎの給水時に行っているが、洗濯行程の後半ならば効果は同じである。すなわち、脱水で回転ドラムが高速回転し、第2のモータ15への通電をオフにした後の回転が止まるまでの惰性回転時に温風ヒータ21へ通電を行ってもよい。
【0040】
(実施例2)
図3における制御手段27は、洗濯行程の最後で第1のモータ15および第2のモータ16に通電していないとき、たとえば、最終脱水の後に温水ヒータ13に所定時間(たとえば、10秒間)通電するようにしている。また、洗濯・乾燥設定スイッチにより、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定のときには、洗濯行程での温水ヒータ13への通電は行わないようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】
上記構成において図4を参照しながら動作を説明すると、ステップ50で動作を開始し、ステップ51で、洗濯・乾燥設定スイッチにより、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定かどうかを判定し、洗濯行程のみを設定している場合は、制御手段27は回転ドラム1内に給水弁29をオンして給水し、洗い、すすぎ、脱水を順次行う。これらの動作については説明を省略する。
【0042】
洗濯行程の最終脱水の後に、ステップ52で温水ヒータ13に通電をオンし、ステップ53で所定時間(10秒間)経過した後、ステップ54で温水ヒータ13の通電をオフする。こうして、温水ヒータ13の表面に付着した水滴を乾かすことで、温水ヒータ13の錆や腐食を防止し、温水ヒータ13の寿命を延ばすことができる。
【0043】
ステップ51で、洗濯行程と乾燥行程とを連続して行う設定のときには、次行程に進み、洗濯行程での温水ヒータ13への通電は行わない。すなわち、乾燥行程では、回転ドラム1内に温風が供給されるため、温水ヒータ13の表面に付着した水滴を乾かすことができ、洗濯行程の最後で温風ヒータ13へ通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる。
【0044】
また、第1のモータ15と第2のモータ16とが通電していないときに、温水ヒータ13の通電を行うことで、一時的に電力量が増加するのを防ぐことができ、電力量増加による電圧低下によって、家庭内の照明が暗くなるという悪影響を防ぐことができる。
【0045】
なお、本実施例では、洗濯行程の最終脱水の後に、温水ヒータ13に通電をオンするようにしているが、脱水で回転ドラム1が高速回転し、第2のモータ16への通電をオフにした後の回転が止まるまでの惰性回転時に、温水ヒータ13へ通電を行うようにしてもよい。また、温水ヒータ13に通電する所定時間は、10秒間としているが、水滴が蒸発して乾くのに十分な時間でよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、送風手段を有する循環経路に設け前記回転ドラム内の湿気を含む温風を水で直接熱交換する熱交換器と、前記循環経路に設けた温風ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の後半で前記温風ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の後半での前記温風ヒータへの通電を行わないようにしたものであり、洗濯中の湿度により温風ヒータの表面に水滴が付着することを防ぐことができ、温風ヒータの寿命を長くできるとともに、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、乾燥行程で温風ヒータに通電され、温風ヒータの表面に付着した水滴は乾くので、洗濯行程には通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる。また、温風ヒータが腐食すると、シーズヒータのニクロム線と外管との間の絶縁抵抗が減少するが、腐食を防止することで、安全性を向上することができる。
【0047】
また、請求項2に記載の発明によれば、温風ヒータは、複数のヒータで構成し、制御手段は、前記温風ヒータへの通電を、前記複数のヒータに時刻を変えて一つのヒータずつ所定時間通電するようにしたから、温風ヒータに通電する電流を少なくすることができ、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができ、電力量増加による電圧低下によって、家庭内の照明が暗くなるという悪影響を防ぐことができる。
【0048】
また、請求項3に記載の発明によれば、制御手段は、温風ヒータへの通電は、最終すすぎの給水時または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにしたから、モータと温風ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができる。
【0049】
また、請求項4に記載の発明によれば、温風ヒータへ通電する所定時間は、前記温風ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間であるものであり、温風ヒータへの所定時間の通電により温風ヒータの表面に付着した水滴を乾かことができる
【0050】
また、請求項に記載の発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、回転ドラム内の洗濯水を加熱する温水ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の最後前記温水ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の最後での前記温水ヒータへの通電を行わないようにしたから、洗濯中に温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができ、温水ヒータの寿命を長くできるとともに、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、乾燥行程で回転ドラム内に温風が供給されるため、温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができ、洗濯行程の最後で温風ヒータへ通電しないことで、電力を無駄に使用しないようにすることができる。また、温水ヒータが腐食すると、シーズヒータのニクロム線と外管との間の絶縁抵抗が減少するが、腐食を防止することで、安全性を向上することができる。
【0051】
また、請求項に記載の発明によれば、制御手段は、温水ヒータへの通電は、最終脱水の後または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにしたから、モータと温水ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならないようにすることができ、電力量増加による電圧低下によって、家庭内の照明が暗くなるという悪影響を防ぐことができる。
【0052】
また、請求項に記載の発明によれば、温水ヒータへ通電する所定時間は、前記温水ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間であるものであり、温水ヒータへの所定時間の通電により温水ヒータの表面に付着した水滴を乾かすことができる
【0053】
また、請求項8に記載の発明によれば、制御手段は、温風ヒータまたは温水ヒータへの通電は、モータへの通電が行われていないときに行うようにしたものであり、モータと温風ヒータまたは温水ヒータとに同時に通電することがなく、電力量が瞬時に大きくならな いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のドラム式洗濯乾燥機の一部切欠した斜視図
【図2】同ドラム式洗濯乾燥機の断面図
【図3】同ドラム式洗濯乾燥機のブロック回路図
【図4】同ドラム式洗濯乾燥機の動作フローチャート
【図5】本発明の第2の実施例のドラム式洗濯乾燥機の動作フローチャート
【図6】従来のドラム式洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
1 回転ドラム
4 回転軸
15 第1のモータ(モータ)
16 第2のモータ(モータ)
20 送風ファン(送風手段)
21 温風ヒータ
23 熱交換器
25 循環経路
27 制御手段

Claims (8)

  1. 洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、送風手段を有する循環経路に設け前記回転ドラム内の湿気を含む温風を水で直接熱交換する熱交換器と、前記循環経路に設けた温風ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の後半で前記温風ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の後半での前記温風ヒータへの通電を行わないようにしたドラム式洗濯乾燥機。
  2. 温風ヒータは、複数のヒータで構成し、制御手段は、前記温風ヒータへの通電を、前記複数のヒータに時刻を変えて一つのヒータずつ所定時間通電するようにした請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、温風ヒータへの通電は、最終すすぎの給水時または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにした請求項1または2に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 温風ヒータへ通電する所定時間は、前記温風ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間である請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  5. 洗濯物を収納し略水平方向に回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、回転ドラム内の洗濯水を加熱する温水ヒータと、洗濯行程と乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯行程のみを行う場合は、洗濯行程の最後前記温水ヒータに所定時間通電するようにし、洗濯行程と乾燥行程を連続して行う場合は、前記洗濯行程の最後での前記温水ヒータへの通電を行わないようにしたドラム式洗濯乾燥機。
  6. 制御手段は、温水ヒータへの通電は、最終脱水の後または最終脱水の回転が止まるまでの惰性回転時に行うようにした請求項記載のドラム式洗濯乾燥機。
  7. 温水ヒータへ通電する所定時間は、前記温水ヒータの表面に付着した水滴が蒸発して乾くのに十分な時間である請求項または6に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  8. 制御手段は、温風ヒータまたは温水ヒータへの通電は、モータへの通電が行われていないときに行うようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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