JP3629856B2 - 治療計画装置 - Google Patents
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、体内に発生した腫瘍等を放射線治療する際の治療計画に用いる装置に関するものであり、詳しくは、被検者をX線断層撮影して体内の患部の位置を確認するCTシミュレータと、適切な放射線照射位置や照射方向を決めるために被検者をX線透視撮影するX線シミュレータを、アイソセントリック回転ベッドの周囲に配置して、CTシミュレータによる患部確認行程から、X線シミュレータによる放射線照射位置や照射方向の決定行程を、回転ベッドに横臥させたまま連続して遂行することができるよう構成された治療計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記治療計画装置に用いられるアイソセントリック回転ベッドは、床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台の遊端側にベッド本体を水平回転可能に支持して構成されたものであり、X線シミュレータによるX線撮影や、CTシミュレータによるX線断層撮影を行う際に、アイソセントリック回転ベッドが撓んだり振動したりするのを防止するために、アイソセントリック回転基台やベッド本体のベッド回転基台を極めて剛性の高いものに構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
極めて剛性を高く構成したアイソセントリック回転基台やベッド本体のベッド回転基台は、重量が非常に大きいものになり、ベッド自体の製作コストが高くつくとともに、ベッドの運搬や組付けに多大な労力を要するものとなっていた。
【0004】
本発明は、このような事情に着目してなされたものであって、この種の治療計画装置において、アイソセントリック回転基台の撓みや振動の発生を抑制できるものでありながら、ベッド自体の軽量化を図ることができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために次のような構成をとる。
【0006】
請求項1に係る発明は、床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台の遊端側にベッド本体を水平回転可能に支持してなるアイソセントリック回転ベッドの周囲に、CTシミュレータとX線シミュレータとを配備し、ベッド本体の天板上に横臥した被検者をCTシミュレータとX線シミュレータに選択的にかけるよう構成した治療計画装置であって、アイソセントリック回転基台の遊端側に旋回可能に支持されたベッド回転基台がアイソセントリック回転基台から振り出された所定の使用姿勢にベッド本体が回転された状態において、床面に設けた受け部上に乗り上がってベッド回転基台の下方への撓みを規制する当接部を、ベッド回転基台の遊端側箇所に設けてあることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記当接部を床面より少し浮上させて設けるとともに、前記受け部を床面上に隆起して設けてあることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または2の発明において、前記当接部を、前記ベッド回転基台の遊端側の横側部に配設したローラで構成してあることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1,2,3のいづれか一つの発明において、前記ベッド回転基台の遊端側の下面に、前記アイソセントリック回転基台の上面に乗り上がるローラを備えてあることを特徴とする。
【0010】
〔作用〕
この発明の作用は次のとおりである。
【0011】
請求項1の構成によると、ベッド本体がアイソセントリック回転基台から振り出される姿勢にまで回転されると、ベッド回転基台の遊端側に備えた当接部が床面上の受け部に乗り上がり、ベッド回転基台の撓みや振動を抑制する。
【0012】
請求項2の構成によると、所定の使用姿勢に至るまでは、ベッド回転基台の当接部は床面から浮上しており、ベッド本体の回動に抵抗となることはなく、所定の使用姿勢において始めて受け部に乗り上がって所期の撓み抑制機能を発揮する。
【0013】
請求項3の構成によると、当接部が回転自在なローラであるので、ベッド本体の回動中に例え床面に接触しても抵抗になりにくく、かつ、受け部への乗り上がりも円滑に行われる。
【0014】
請求項4の構成によると、ベッド本体がアイソセントリック回転基台上に重複する姿勢においても、ベッド回転基台の撓みや振動が抑制され、この姿勢での処理が精度よく行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
【0016】
図1に、本発明に係る治療計画装置の全体平面が示されている。この治療計画装置は、アイソセントリック回転ベッド1の周囲に、X線透視撮影を行うX線シミュレータ2と、X線断層撮影を行うCTシミュレータ3とを、それぞれの処置方向が直交するように配備し、アイソセントリック回転ベッド1に被検者Mを横臥させたままでX線シミュレータ2とCTシミュレータ3に選択的にかけることができるよう構成されている。
【0017】
また、CTシミュレータ3の側部には、被検者Mに放射線照射照準用のマークをレーザー光などで投写する照準用プロジェクター4が配備されている。CTシミュレータ3でのX線断層撮影によって得られた情報に基づいて放射線照射位置が決定されると、その投写マークに合わせて被検者Mの体表面に照射マークを書きつけられ、以後のX線シミュレータ2によるX線透視撮影や放射線治療において、その照射マークに合わせてX線透視あるいは放射線照射が行われることになる。
【0018】
前記アイソセントリック回転ベッド1は、図2に示すように、縦軸心aを中心に床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台5の遊端側に高さ調節可能なベッド本体6を縦軸心bを中心に水平回転可能に支持してなり、このベッド本体6の下端に、アイソセントリック回転基台5に水平回転可能に連結されるベッド回転基台6aが設けられるとともに、ベッド本体6の上端に、被検者Mを横臥させる天板6bがその長手方向に沿って水平にスライド出退可能に装備されている。
【0019】
ここで、床面Fには縦軸心aを中心とする円弧状のレール7が敷設されるとともに、アイソセントリック回転基台5の遊端側の下面には、前記レール7上を転動移動するローラ8が備えられ、ローラ8がレール7に受け止め支持されることで、アイソセントリック回転基台5の撓みおよび振動が抑制されるようになっている。
【0020】
また、ベッド本体6におけるベッド回転基台6aの遊端側の横側面には、図5に示すように、ブラケット9を介してローラ10が撓み規制用の当接部として装備されている。このローラ10は、図1,図4に示すように、ベッド本体6がアイソセントリック回転基台5上に重複する姿勢に回転されている状態、つまり、ベッド本体6がX線シミュレータ2に向かう姿勢にある時に、アイソセントリック回転基台5に干渉しない横側位置にあり、かつ、床面Fより少し浮上する高さに配備されている。
【0021】
そして、図3に示すように、ベッド本体6がX線シミュレータ2に向かう姿勢から時計周りに90°振られてCTシミュレータ3に向かう姿勢になった時、前記ローラ10が乗り上がる受け部11が床面F上に少し隆起して設置されており、この受け部11にローラ10が乗り上がり当接することによってベッド本体6全体の撓みや振動が抑制されるようになっている。なお、受け部11の端部はローラ10の乗り上がりを容易にするために傾斜面11aに形成されている。
【0022】
なお、本発明は以下のような形態で実施することもできる。
▲1▼ 図7,8に示すように、ベッド本体6におけるベッド回転基台6aの遊端側の下面に、ベッド本体6がアイソセントリック回転基台5上に重複する姿勢になった時に、アイソセントリック回転基台5上に乗り上がるローラ12を備えておくと、X線シミュレータ2で撮影作業している際のベッド本体6の撓みや振動を抑制することができる。
【0023】
▲2▼ ベッド回転基台6aの横側面に備える当接部としてのローラ10を、床面Fに接触する高さに配備して、常に床面Fに追従接触するように構成するもよい。この場合には、前記受け部は床面Fと面一に構成しておくことになる。また、床面Fの平面度が確保できない場合には、前記ローラを、強いめの弾性材を介して多少上下変位可能に取り付けて、床面Fの多少の高さ変化を吸収しながら転動するようにしておくことで、ベッド本体6の撓みや振動をある程度抑制することができる。
【0024】
▲3▼ 前記ローラ10に代えて樹脂製のブロックを撓み規制用の当接部として使用することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば以下のような効果が期待できる。
【0026】
請求項1に係る発明によると、ベッド回転基台の遊端側に設けた当接部を床面の受け部に乗り上がらせることで、ベッド本体の撓みや振動を抑制するので、ベッド回転基台自体の剛性を特別に大きくしなくてもよくなり、その分、アイソセントリック回転ベッド全体の軽量化を図ることが可能となった。
【0027】
請求項2に係る発明によると、ベッド本体を回転させる際に、ベッド回転基台に設けた当接部と床面との接触抵抗を発生させることがなくなり、円滑軽快にベッド回転操作を行うことができる。
【0028】
請求項3に係る発明によると、床面への当接部の乗り上がりを円決に行うことができ、取扱い性に優れたものとなる。
【0029】
請求項4に係る発明によると、ベッド本体をアイソセントリック回転基台から振出し回転させた姿勢のみならず、ベッド本体をアイソセントリック回転基台上に重複させた姿勢においても、ベッド本体の撓みや振動を抑制することができ、各姿勢での処理作業を高い精度で遂行できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る治療計画装置の全体平面図である。
【図2】アイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す側面図である。
【図3】アイソセントリック回転ベッドとCTシミュレータとの関係を示す側面図である。
【図4】アイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す斜視図である。
【図5】撓み規制部位の構成を示す斜視図である。
【図6】撓み規制部位の作用状態を示す正面図である。
【図7】他の実施例におけるアイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す側面図である。
【図8】その要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アイソセントリック回転ベッド
2 X線シミュレータ
3 CTシミュレータ
5 アイソセントリック回転基台
6 ベッド本体
6a ベッド回転基台
10 当接部(ローラ)
11 受け部
【発明の属する技術分野】
この発明は、体内に発生した腫瘍等を放射線治療する際の治療計画に用いる装置に関するものであり、詳しくは、被検者をX線断層撮影して体内の患部の位置を確認するCTシミュレータと、適切な放射線照射位置や照射方向を決めるために被検者をX線透視撮影するX線シミュレータを、アイソセントリック回転ベッドの周囲に配置して、CTシミュレータによる患部確認行程から、X線シミュレータによる放射線照射位置や照射方向の決定行程を、回転ベッドに横臥させたまま連続して遂行することができるよう構成された治療計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記治療計画装置に用いられるアイソセントリック回転ベッドは、床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台の遊端側にベッド本体を水平回転可能に支持して構成されたものであり、X線シミュレータによるX線撮影や、CTシミュレータによるX線断層撮影を行う際に、アイソセントリック回転ベッドが撓んだり振動したりするのを防止するために、アイソセントリック回転基台やベッド本体のベッド回転基台を極めて剛性の高いものに構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
極めて剛性を高く構成したアイソセントリック回転基台やベッド本体のベッド回転基台は、重量が非常に大きいものになり、ベッド自体の製作コストが高くつくとともに、ベッドの運搬や組付けに多大な労力を要するものとなっていた。
【0004】
本発明は、このような事情に着目してなされたものであって、この種の治療計画装置において、アイソセントリック回転基台の撓みや振動の発生を抑制できるものでありながら、ベッド自体の軽量化を図ることができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために次のような構成をとる。
【0006】
請求項1に係る発明は、床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台の遊端側にベッド本体を水平回転可能に支持してなるアイソセントリック回転ベッドの周囲に、CTシミュレータとX線シミュレータとを配備し、ベッド本体の天板上に横臥した被検者をCTシミュレータとX線シミュレータに選択的にかけるよう構成した治療計画装置であって、アイソセントリック回転基台の遊端側に旋回可能に支持されたベッド回転基台がアイソセントリック回転基台から振り出された所定の使用姿勢にベッド本体が回転された状態において、床面に設けた受け部上に乗り上がってベッド回転基台の下方への撓みを規制する当接部を、ベッド回転基台の遊端側箇所に設けてあることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記当接部を床面より少し浮上させて設けるとともに、前記受け部を床面上に隆起して設けてあることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または2の発明において、前記当接部を、前記ベッド回転基台の遊端側の横側部に配設したローラで構成してあることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1,2,3のいづれか一つの発明において、前記ベッド回転基台の遊端側の下面に、前記アイソセントリック回転基台の上面に乗り上がるローラを備えてあることを特徴とする。
【0010】
〔作用〕
この発明の作用は次のとおりである。
【0011】
請求項1の構成によると、ベッド本体がアイソセントリック回転基台から振り出される姿勢にまで回転されると、ベッド回転基台の遊端側に備えた当接部が床面上の受け部に乗り上がり、ベッド回転基台の撓みや振動を抑制する。
【0012】
請求項2の構成によると、所定の使用姿勢に至るまでは、ベッド回転基台の当接部は床面から浮上しており、ベッド本体の回動に抵抗となることはなく、所定の使用姿勢において始めて受け部に乗り上がって所期の撓み抑制機能を発揮する。
【0013】
請求項3の構成によると、当接部が回転自在なローラであるので、ベッド本体の回動中に例え床面に接触しても抵抗になりにくく、かつ、受け部への乗り上がりも円滑に行われる。
【0014】
請求項4の構成によると、ベッド本体がアイソセントリック回転基台上に重複する姿勢においても、ベッド回転基台の撓みや振動が抑制され、この姿勢での処理が精度よく行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
【0016】
図1に、本発明に係る治療計画装置の全体平面が示されている。この治療計画装置は、アイソセントリック回転ベッド1の周囲に、X線透視撮影を行うX線シミュレータ2と、X線断層撮影を行うCTシミュレータ3とを、それぞれの処置方向が直交するように配備し、アイソセントリック回転ベッド1に被検者Mを横臥させたままでX線シミュレータ2とCTシミュレータ3に選択的にかけることができるよう構成されている。
【0017】
また、CTシミュレータ3の側部には、被検者Mに放射線照射照準用のマークをレーザー光などで投写する照準用プロジェクター4が配備されている。CTシミュレータ3でのX線断層撮影によって得られた情報に基づいて放射線照射位置が決定されると、その投写マークに合わせて被検者Mの体表面に照射マークを書きつけられ、以後のX線シミュレータ2によるX線透視撮影や放射線治療において、その照射マークに合わせてX線透視あるいは放射線照射が行われることになる。
【0018】
前記アイソセントリック回転ベッド1は、図2に示すように、縦軸心aを中心に床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台5の遊端側に高さ調節可能なベッド本体6を縦軸心bを中心に水平回転可能に支持してなり、このベッド本体6の下端に、アイソセントリック回転基台5に水平回転可能に連結されるベッド回転基台6aが設けられるとともに、ベッド本体6の上端に、被検者Mを横臥させる天板6bがその長手方向に沿って水平にスライド出退可能に装備されている。
【0019】
ここで、床面Fには縦軸心aを中心とする円弧状のレール7が敷設されるとともに、アイソセントリック回転基台5の遊端側の下面には、前記レール7上を転動移動するローラ8が備えられ、ローラ8がレール7に受け止め支持されることで、アイソセントリック回転基台5の撓みおよび振動が抑制されるようになっている。
【0020】
また、ベッド本体6におけるベッド回転基台6aの遊端側の横側面には、図5に示すように、ブラケット9を介してローラ10が撓み規制用の当接部として装備されている。このローラ10は、図1,図4に示すように、ベッド本体6がアイソセントリック回転基台5上に重複する姿勢に回転されている状態、つまり、ベッド本体6がX線シミュレータ2に向かう姿勢にある時に、アイソセントリック回転基台5に干渉しない横側位置にあり、かつ、床面Fより少し浮上する高さに配備されている。
【0021】
そして、図3に示すように、ベッド本体6がX線シミュレータ2に向かう姿勢から時計周りに90°振られてCTシミュレータ3に向かう姿勢になった時、前記ローラ10が乗り上がる受け部11が床面F上に少し隆起して設置されており、この受け部11にローラ10が乗り上がり当接することによってベッド本体6全体の撓みや振動が抑制されるようになっている。なお、受け部11の端部はローラ10の乗り上がりを容易にするために傾斜面11aに形成されている。
【0022】
なお、本発明は以下のような形態で実施することもできる。
▲1▼ 図7,8に示すように、ベッド本体6におけるベッド回転基台6aの遊端側の下面に、ベッド本体6がアイソセントリック回転基台5上に重複する姿勢になった時に、アイソセントリック回転基台5上に乗り上がるローラ12を備えておくと、X線シミュレータ2で撮影作業している際のベッド本体6の撓みや振動を抑制することができる。
【0023】
▲2▼ ベッド回転基台6aの横側面に備える当接部としてのローラ10を、床面Fに接触する高さに配備して、常に床面Fに追従接触するように構成するもよい。この場合には、前記受け部は床面Fと面一に構成しておくことになる。また、床面Fの平面度が確保できない場合には、前記ローラを、強いめの弾性材を介して多少上下変位可能に取り付けて、床面Fの多少の高さ変化を吸収しながら転動するようにしておくことで、ベッド本体6の撓みや振動をある程度抑制することができる。
【0024】
▲3▼ 前記ローラ10に代えて樹脂製のブロックを撓み規制用の当接部として使用することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば以下のような効果が期待できる。
【0026】
請求項1に係る発明によると、ベッド回転基台の遊端側に設けた当接部を床面の受け部に乗り上がらせることで、ベッド本体の撓みや振動を抑制するので、ベッド回転基台自体の剛性を特別に大きくしなくてもよくなり、その分、アイソセントリック回転ベッド全体の軽量化を図ることが可能となった。
【0027】
請求項2に係る発明によると、ベッド本体を回転させる際に、ベッド回転基台に設けた当接部と床面との接触抵抗を発生させることがなくなり、円滑軽快にベッド回転操作を行うことができる。
【0028】
請求項3に係る発明によると、床面への当接部の乗り上がりを円決に行うことができ、取扱い性に優れたものとなる。
【0029】
請求項4に係る発明によると、ベッド本体をアイソセントリック回転基台から振出し回転させた姿勢のみならず、ベッド本体をアイソセントリック回転基台上に重複させた姿勢においても、ベッド本体の撓みや振動を抑制することができ、各姿勢での処理作業を高い精度で遂行できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る治療計画装置の全体平面図である。
【図2】アイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す側面図である。
【図3】アイソセントリック回転ベッドとCTシミュレータとの関係を示す側面図である。
【図4】アイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す斜視図である。
【図5】撓み規制部位の構成を示す斜視図である。
【図6】撓み規制部位の作用状態を示す正面図である。
【図7】他の実施例におけるアイソセントリック回転ベッドとX線シミュレータとの関係を示す側面図である。
【図8】その要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アイソセントリック回転ベッド
2 X線シミュレータ
3 CTシミュレータ
5 アイソセントリック回転基台
6 ベッド本体
6a ベッド回転基台
10 当接部(ローラ)
11 受け部
Claims (4)
- 床面上を水平回転移動するアイソセントリック回転基台の遊端側にベッド本体を水平回転可能に支持してなるアイソセントリック回転ベッドの周囲に、CTシミュレータとX線シミュレータとを配備し、ベッド本体の天板上に横臥した被検者をCTシミュレータとX線シミュレータに選択的にかけるよう構成した治療計画装置であって、アイソセントリック回転基台の遊端側に旋回可能に支持されたベッド回転基台がアイソセントリック回転基台から振り出された所定の使用姿勢にベッド本体が回転された状態において、床面に設けた受け部上に乗り上がってベッド回転基台の下方への撓みを規制する当接部を、ベッド回転基台の遊端側箇所に設けてあることを特徴とする治療計画装置。
- 前記当接部を床面より少し浮上させて設けるとともに、前記受け部を床面上に隆起して設けてあることを特徴とする請求項1記載の治療計画装置。
- 前記当接部を、前記ベッド回転基台の遊端側の横側部に配設したローラで構成してあることを特徴とする請求項1または2記載の治療計画装置。
- 前記ベッド回転基台の遊端側の下面に、前記アイソセントリック回転基台の上面に乗り上がるローラを備えてあることを特徴とする請求項1,2,3のいづれか一項に記載の治療計画装置。
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JP34749196A JP3629856B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 治療計画装置 |
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JP34749196A JP3629856B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 治療計画装置 |
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JP34749196A Expired - Fee Related JP3629856B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 治療計画装置 |
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1996
- 1996-12-26 JP JP34749196A patent/JP3629856B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10179565A (ja) | 1998-07-07 |
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