JP2930829B2 - 医療用放射線照射治療台 - Google Patents
医療用放射線照射治療台Info
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- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射線を照射領域に
照射して被検体を治療する医療用放射線照射治療台に関
する。
照射して被検体を治療する医療用放射線照射治療台に関
する。
【0002】
【従来の技術】医療用放射線照射治療台は、天板及びそ
の支持機構を構成する材料として放射線吸収率の低い材
料を用いることが好ましく、特に照射線照射位置を構成
する材料にはアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属
を用いないようにすることが好ましい。しかしながら、
全ての構成部材を放射線吸収率の低い材料で構成すれば
被検者を定位置に維持するに必要な剛性を得ることが難
しいため、医療用放射線照射治療台を構成するフレーム
等にはアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属を用い
ているのが現状である。
の支持機構を構成する材料として放射線吸収率の低い材
料を用いることが好ましく、特に照射線照射位置を構成
する材料にはアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属
を用いないようにすることが好ましい。しかしながら、
全ての構成部材を放射線吸収率の低い材料で構成すれば
被検者を定位置に維持するに必要な剛性を得ることが難
しいため、医療用放射線照射治療台を構成するフレーム
等にはアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属を用い
ているのが現状である。
【0003】従って、従来の医療用放射線照射治療台と
しては、例えば、治療台の長手方向両側にアルミニウム
からなるフレームを配設し天板を支持するサイドフレー
ム方式のもの(図16〜図18参照)、あるいは治療台
の幅方向の中央で長手方向に沿ってアルミニウムからな
るフレームを配設し天板を支持するセンタースパン方式
のもの(図19〜図21参照)がある。前者の方式の医
療用放射線照射治療台は天板の背面から放射線を照射す
る治療用として用いられ、背面からの放射線の照射方向
にフレームが介在しないようになっている。また、後者
の方式の医療用放射線照射治療台は斜め方向から放射線
を照射したり放射線を回転照射したりする治療台として
用いられ、斜め方向からの放射線の照射方向や放射線の
回転照射方向にフレームが介在しないようになってい
る。
しては、例えば、治療台の長手方向両側にアルミニウム
からなるフレームを配設し天板を支持するサイドフレー
ム方式のもの(図16〜図18参照)、あるいは治療台
の幅方向の中央で長手方向に沿ってアルミニウムからな
るフレームを配設し天板を支持するセンタースパン方式
のもの(図19〜図21参照)がある。前者の方式の医
療用放射線照射治療台は天板の背面から放射線を照射す
る治療用として用いられ、背面からの放射線の照射方向
にフレームが介在しないようになっている。また、後者
の方式の医療用放射線照射治療台は斜め方向から放射線
を照射したり放射線を回転照射したりする治療台として
用いられ、斜め方向からの放射線の照射方向や放射線の
回転照射方向にフレームが介在しないようになってい
る。
【0004】従来のサイドフレーム方式の医療用放射線
照射治療台は、図16〜図18に示すように、長手方向
前後の固定天板1A、1Bと、これらをその両側で支持
するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる
サイドフレーム2、2と、これらに両側が支持され且つ
上記両固定天板1A、1B間に介在する、シート天板3
及び可動天板4とを備えて構成さている。そして、上記
両固定天板1A、1Bは、通常厚さが約1cmのアクリ
ル板によって形成され、被検者に冷たい感触を与えない
ようになされている。また、上記シート天板3は、図1
7、図18に示すように、アルミニウム等の放射線吸収
率の高い金属からなる矩形状のフレーム3Aと、このフ
レーム3Aを覆うポリエステルフィルム等の樹脂フィル
ムからなるシート3Bと、このシート3Bを上記フレー
ム3Aとで着脱可能にその周縁部を挟持するフレーム3
Cとを備え、上記シート3Bの部分(図16の斜線部
分)が放射線照射可能領域として構成されている。そし
て、このシート3Bはテニスラケットのガットのように
上記両フレーム3A、3Cで張られている。また、上記
可動天板4は、上記固定天板1A、1Bと同様厚さ約1
cmのアクリル板によって形成され、しかも図17に示
すように上記シート天板3と入れ替えできるように構成
されている。
照射治療台は、図16〜図18に示すように、長手方向
前後の固定天板1A、1Bと、これらをその両側で支持
するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる
サイドフレーム2、2と、これらに両側が支持され且つ
上記両固定天板1A、1B間に介在する、シート天板3
及び可動天板4とを備えて構成さている。そして、上記
両固定天板1A、1Bは、通常厚さが約1cmのアクリ
ル板によって形成され、被検者に冷たい感触を与えない
ようになされている。また、上記シート天板3は、図1
7、図18に示すように、アルミニウム等の放射線吸収
率の高い金属からなる矩形状のフレーム3Aと、このフ
レーム3Aを覆うポリエステルフィルム等の樹脂フィル
ムからなるシート3Bと、このシート3Bを上記フレー
ム3Aとで着脱可能にその周縁部を挟持するフレーム3
Cとを備え、上記シート3Bの部分(図16の斜線部
分)が放射線照射可能領域として構成されている。そし
て、このシート3Bはテニスラケットのガットのように
上記両フレーム3A、3Cで張られている。また、上記
可動天板4は、上記固定天板1A、1Bと同様厚さ約1
cmのアクリル板によって形成され、しかも図17に示
すように上記シート天板3と入れ替えできるように構成
されている。
【0005】また、従来のセンタースパン方式の医療用
放射線照射治療台は、図19〜図21に示すように、長
手方向前後の固定天板11A、11Bと、これらを支持
するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる
フレーム12A、12Bと、これら両者12A、12B
をそれぞれの幅方向中央で連結し、且つアルミニウム等
の放射線吸収率の高い金属からなる2条の溝を有するセ
ンターフレーム12Cと、このセンターフレーム12C
の各溝で内側縁が片持ちされ、且つ上記両固定天板11
A、11B間に介在する、左右8枚のシート天板33と
を備えて構成されている。また、8枚のシート天板33
はいずれも同様に構成されている。そして、このシート
天板33は、図20、図21に示すように、上記センタ
ーフレーム12Cの溝に嵌入する突起片を有するコ字状
のフレーム33Aと、このフレーム33Aを覆うシート
33Bと、このシート33Bを上記フレーム33Aとで
着脱可能にその周縁部を挟持するフレーム33Cと、こ
のフレーム33Cで張られた上記シート33Bと上記フ
レーム33Aとの間に挿入されたアクリル板33Dとを
備えて構成されている。そして、8枚のシート天板33
は互いに入れ替えることができるように構成されてい
る。尚、上記シート33B及び上記アクリル板33Dは
サイドフレーム方式の医療用放射線照射治療台に用いら
れているものと同様の材料及び厚さに形成されている。
放射線照射治療台は、図19〜図21に示すように、長
手方向前後の固定天板11A、11Bと、これらを支持
するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる
フレーム12A、12Bと、これら両者12A、12B
をそれぞれの幅方向中央で連結し、且つアルミニウム等
の放射線吸収率の高い金属からなる2条の溝を有するセ
ンターフレーム12Cと、このセンターフレーム12C
の各溝で内側縁が片持ちされ、且つ上記両固定天板11
A、11B間に介在する、左右8枚のシート天板33と
を備えて構成されている。また、8枚のシート天板33
はいずれも同様に構成されている。そして、このシート
天板33は、図20、図21に示すように、上記センタ
ーフレーム12Cの溝に嵌入する突起片を有するコ字状
のフレーム33Aと、このフレーム33Aを覆うシート
33Bと、このシート33Bを上記フレーム33Aとで
着脱可能にその周縁部を挟持するフレーム33Cと、こ
のフレーム33Cで張られた上記シート33Bと上記フ
レーム33Aとの間に挿入されたアクリル板33Dとを
備えて構成されている。そして、8枚のシート天板33
は互いに入れ替えることができるように構成されてい
る。尚、上記シート33B及び上記アクリル板33Dは
サイドフレーム方式の医療用放射線照射治療台に用いら
れているものと同様の材料及び厚さに形成されている。
【0006】次に、上述の各医療用放射線照射治療台の
使用態様について説明する。サイドフレーム式の医療用
放射線照射治療台の場合には、まずシート天板3を被検
者の放射線照射位置に来るようにサイドフレーム2にセ
ットする。その後、被検者に放射線を照射すれば、放射
線がシート天板3のシート3Bを透過して被検者の放射
線治療を行なうことができる。次に、照射位置を変えて
放射線を照射する場合、その照射位置に可動天板4があ
る場合には一旦被検者に治療台から降りてもらい、可動
天板4とシート天板3とを入れ替えた後、再度治療台に
乗ってもらい、放射線の照射位置を確認した後、放射線
を照射する。また、被検者の放射線照射位置が固定天板
1A、1Bなどにある場合には、被検者をずらしてシー
ト天板3内に照射位置が来るようにする。
使用態様について説明する。サイドフレーム式の医療用
放射線照射治療台の場合には、まずシート天板3を被検
者の放射線照射位置に来るようにサイドフレーム2にセ
ットする。その後、被検者に放射線を照射すれば、放射
線がシート天板3のシート3Bを透過して被検者の放射
線治療を行なうことができる。次に、照射位置を変えて
放射線を照射する場合、その照射位置に可動天板4があ
る場合には一旦被検者に治療台から降りてもらい、可動
天板4とシート天板3とを入れ替えた後、再度治療台に
乗ってもらい、放射線の照射位置を確認した後、放射線
を照射する。また、被検者の放射線照射位置が固定天板
1A、1Bなどにある場合には、被検者をずらしてシー
ト天板3内に照射位置が来るようにする。
【0007】また、センタースパン方式の医療用放射線
照射治療台の場合には、被検者の放射線照射位置がシー
ト天板33の位置にあるとすると、そのアクリル板33
Dを取り外した後、被検者の斜め下方から放射線を照射
するか、放射線を回転照射して放射線治療を行なう。次
に、照射位置を変えてシート天板33の位置に放射線を
照射する場合には、シート天板33にアクリル板33D
を元に戻し、新たに照射する位置のアクリル板33Dを
取り外した後、放射線を照射する。また、照射位置が丁
度フレーム33Aに来る場合には、被検者に治療台から
一旦降りてもらい、シート天板33の配列を並び変えて
放射線照射位置がシート天板33の内部に来るようにす
る。
照射治療台の場合には、被検者の放射線照射位置がシー
ト天板33の位置にあるとすると、そのアクリル板33
Dを取り外した後、被検者の斜め下方から放射線を照射
するか、放射線を回転照射して放射線治療を行なう。次
に、照射位置を変えてシート天板33の位置に放射線を
照射する場合には、シート天板33にアクリル板33D
を元に戻し、新たに照射する位置のアクリル板33Dを
取り外した後、放射線を照射する。また、照射位置が丁
度フレーム33Aに来る場合には、被検者に治療台から
一旦降りてもらい、シート天板33の配列を並び変えて
放射線照射位置がシート天板33の内部に来るようにす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
医療用放射線照射治療台の場合には、放射線の照射位置
が変る度毎に被検者に治療台から降りてもらう必要があ
るため、被検者の容態によっては、本人はもとより、付
添人にかかる負担は多大にものになり、その治療に多く
に時間を割かざるを得ないという課題があった。また、
従来の医療用放射線照射治療台の場合には、放射線の照
射方向に応じてサイドフレーム方式とセンタースパン方
式との使い分けをする必要があり、その設備費の負担が
多大なものになるという課題があった。
医療用放射線照射治療台の場合には、放射線の照射位置
が変る度毎に被検者に治療台から降りてもらう必要があ
るため、被検者の容態によっては、本人はもとより、付
添人にかかる負担は多大にものになり、その治療に多く
に時間を割かざるを得ないという課題があった。また、
従来の医療用放射線照射治療台の場合には、放射線の照
射方向に応じてサイドフレーム方式とセンタースパン方
式との使い分けをする必要があり、その設備費の負担が
多大なものになるという課題があった。
【0009】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、被検者を治療台から降ろすことなく放射
線の照射位置を調整することができ、また、1台の治療
台で複数の照射線方向に対応することができる医療用放
射線照射治療台を提供することを目的としている。
されたもので、被検者を治療台から降ろすことなく放射
線の照射位置を調整することができ、また、1台の治療
台で複数の照射線方向に対応することができる医療用放
射線照射治療台を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の医療用放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で
一体的に形成され且つその長手方向の両側をサイドフレ
ームによって支持すると共に、この両側のサイドフレー
ム間に少なくとも一本の可動部材を長手方向で移動可能
に配設して構成されたものである。
載の医療用放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で
一体的に形成され且つその長手方向の両側をサイドフレ
ームによって支持すると共に、この両側のサイドフレー
ム間に少なくとも一本の可動部材を長手方向で移動可能
に配設して構成されたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に記載の医療用
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で一体的に形
成されたシートをその幅方向で移動自在な一対のフレー
ムによって支持すると共に、上記フレームに少なくとも
一本の可動部材を長手方向で移動可能に設けて構成され
たものである。
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で一体的に形
成されたシートをその幅方向で移動自在な一対のフレー
ムによって支持すると共に、上記フレームに少なくとも
一本の可動部材を長手方向で移動可能に設けて構成され
たものである。
【0012】また、この発明の請求項3に記載の医療用
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で一体的に形
成されシートをその幅方向で移動自在な一対のフレーム
によって長手方向で支持すると共に、上記各フレームに
直角を形成するアームを少なくとも一個その交叉部で回
動可能で且つ長手方向で移動可能に設けて構成されたも
のである。
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向で一体的に形
成されシートをその幅方向で移動自在な一対のフレーム
によって長手方向で支持すると共に、上記各フレームに
直角を形成するアームを少なくとも一個その交叉部で回
動可能で且つ長手方向で移動可能に設けて構成されたも
のである。
【0013】また、この発明の請求項4に記載の医療用
放射線照射治療台は、請求項2または請求項3に記載の
発明において、上記シートを上記可動部材に固着する固
着部材を上記可動部材に設けて構成されたものである。
放射線照射治療台は、請求項2または請求項3に記載の
発明において、上記シートを上記可動部材に固着する固
着部材を上記可動部材に設けて構成されたものである。
【0014】また、この発明の請求項5に記載の医療用
放射線照射治療台は、請求項4に記載の発明において、
上記固着部材をローラに設け且つこのローラを上記可動
部材に回動自在に設けて構成されたものである。
放射線照射治療台は、請求項4に記載の発明において、
上記固着部材をローラに設け且つこのローラを上記可動
部材に回動自在に設けて構成されたものである。
【0015】また、この発明の請求項6に記載の医療用
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向の前後端に一
対のローラを回転可能に設け且つ一方のローラと他方の
ローラ間に帯状のシートを巻き出し巻き取り可能に掛け
渡して構成されたものである。
放射線照射治療台は、照射領域の長手方向の前後端に一
対のローラを回転可能に設け且つ一方のローラと他方の
ローラ間に帯状のシートを巻き出し巻き取り可能に掛け
渡して構成されたものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項1に記載の発明によれば、治
療台で被検体に放射線を照射して治療する際には、背面
から放射線を照射すると可動部材で支持された長手方向
で一体的に形成されたシートを透過して被検体を治療す
ることができ、その照射位置を変える場合には、被検体
を治療台から移動させるまでもなく可動部材を左右のフ
レームに沿って移動させるだけで何の支障もなくその照
射位置に放射線を照射して治療することができる。
療台で被検体に放射線を照射して治療する際には、背面
から放射線を照射すると可動部材で支持された長手方向
で一体的に形成されたシートを透過して被検体を治療す
ることができ、その照射位置を変える場合には、被検体
を治療台から移動させるまでもなく可動部材を左右のフ
レームに沿って移動させるだけで何の支障もなくその照
射位置に放射線を照射して治療することができる。
【0017】また、この発明の請求項2に記載の発明に
よれば、放射線をシートの背面から照射するサイドフレ
ーム方式の治療台として用いる場合には、一対のフレー
ムを幅方向で照射領域の外側縁へ移動させれば、長手方
向で一体的に形成されたシートの背面から放射線を照射
しても可動部材で支持されたシートを透過して被検体を
治療することができ、その照射位置を変える場合には、
被検体を治療台から移動させるまでもなく可動部材を一
対の外側縁のフレームに沿って移動させるだけで何の支
障もなくその照射位置に放射線を照射して治療すること
ができ、また、治療台で被検体に放射線を斜め方向から
照射して、あるいは放射線を回転照射するセンタースパ
ン方式の治療台として用いる場合には、一対のフレーム
を幅方向で中央へ移動させれば、放射線を斜め方向から
照射して、あるいは放射線を回転照射しても一対のフレ
ームに邪魔されることなく被検体を治療することができ
る。
よれば、放射線をシートの背面から照射するサイドフレ
ーム方式の治療台として用いる場合には、一対のフレー
ムを幅方向で照射領域の外側縁へ移動させれば、長手方
向で一体的に形成されたシートの背面から放射線を照射
しても可動部材で支持されたシートを透過して被検体を
治療することができ、その照射位置を変える場合には、
被検体を治療台から移動させるまでもなく可動部材を一
対の外側縁のフレームに沿って移動させるだけで何の支
障もなくその照射位置に放射線を照射して治療すること
ができ、また、治療台で被検体に放射線を斜め方向から
照射して、あるいは放射線を回転照射するセンタースパ
ン方式の治療台として用いる場合には、一対のフレーム
を幅方向で中央へ移動させれば、放射線を斜め方向から
照射して、あるいは放射線を回転照射しても一対のフレ
ームに邪魔されることなく被検体を治療することができ
る。
【0018】また、この発明の請求項3に記載の発明に
よれば、放射線をシートの背面から照射するサイドフレ
ーム方式の治療台として用いる場合には、一対のフレー
ムを幅方向で照射領域の外側縁へ移動させてアームを回
転させてその一方を照射領域の内方へ延ばせば、長手方
向で一体的に形成されたシートの背面から放射線を照射
しても一方のアームで支持されたシートを放射線が透過
して被検体を治療することができ、その照射位置を変え
る場合には、被検体を治療台から移動させるまでもなく
アームを一対の外側縁のフレームに沿って移動させるだ
けで何の支障もなくその照射位置に放射線を照射して治
療することができ、また、治療台で被検体に放射線を斜
め方向から照射して、あるいは放射線を回転照射するセ
ンタースパン方式の治療台として用いる場合には、一対
のフレームを幅方向で中央へ移動させれば、放射線を斜
め方向から照射して、あるいは放射線を回転照射しても
一対のフレームに邪魔されることなく被検体を治療する
ことができる。
よれば、放射線をシートの背面から照射するサイドフレ
ーム方式の治療台として用いる場合には、一対のフレー
ムを幅方向で照射領域の外側縁へ移動させてアームを回
転させてその一方を照射領域の内方へ延ばせば、長手方
向で一体的に形成されたシートの背面から放射線を照射
しても一方のアームで支持されたシートを放射線が透過
して被検体を治療することができ、その照射位置を変え
る場合には、被検体を治療台から移動させるまでもなく
アームを一対の外側縁のフレームに沿って移動させるだ
けで何の支障もなくその照射位置に放射線を照射して治
療することができ、また、治療台で被検体に放射線を斜
め方向から照射して、あるいは放射線を回転照射するセ
ンタースパン方式の治療台として用いる場合には、一対
のフレームを幅方向で中央へ移動させれば、放射線を斜
め方向から照射して、あるいは放射線を回転照射しても
一対のフレームに邪魔されることなく被検体を治療する
ことができる。
【0019】また、この発明の請求項4に記載の発明に
よれば、請求項2または請求項3の発明において、固着
部材によって上記シートを上記可動部材または上記アー
ムに固着して上記シートに被検体が乗ってもシートを弛
ませることなく被検体を治療することができる。
よれば、請求項2または請求項3の発明において、固着
部材によって上記シートを上記可動部材または上記アー
ムに固着して上記シートに被検体が乗ってもシートを弛
ませることなく被検体を治療することができる。
【0020】また、この発明の請求項5に記載の発明に
よれば、請求項4に記載の発明において、被検体が治療
台に乗ったままでも可動部材を長手方向へ移動させる際
にローラが回転して可動部材を円滑に移動させることが
できる。
よれば、請求項4に記載の発明において、被検体が治療
台に乗ったままでも可動部材を長手方向へ移動させる際
にローラが回転して可動部材を円滑に移動させることが
できる。
【0021】また、この発明の請求項6に記載の発明に
よれば、シートが破損しあるいはシートに弛みが生じた
場合には、一対のローラを操作することによりシートを
巻き出し、巻き取って容易に更新することができる。
よれば、シートが破損しあるいはシートに弛みが生じた
場合には、一対のローラを操作することによりシートを
巻き出し、巻き取って容易に更新することができる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図15に示す実施例に基づいて
従来と同一または相当部分には同一符号を付してこの発
明を説明する。尚、各図中、図1はこの発明の医療用放
射線照射治療台の一実施例を示す平面図、図2は図1に
示す医療用放射線照射治療台の要部を示す長手方向の断
面図、図3はこの発明の医療用放射線照射治療台の他の
実施例の一部を破断して示す平面図、図4は図3に示す
医療用放射線照射治療台の要部を示す長手方向の断面
図、図5はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例の一部を破断して示す平面図、図6はこの発明
の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例の一部を破
断して示す平面図、図7は図6に示す医療用放射線照射
治療台のフレームとアームとの関係を示す断面図、図8
は図6に示す医療用放射線照射治療台のフレームを幅方
向外側へ移動させた状態を示す図6相当図、図9は図8
に示す医療用放射線照射治療台のフレームとアームとの
関係を示す断面図、図10はこの発明の医療用放射線照
射治療台の更に他の実施例のフレームとアームとの関係
を示す図7相当図、図11は図10に示す医療用放射線
照射治療台のフレームとアームとの関係を示す図9相当
図、図12はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に
他の実施例の一部を破断して示す斜視図、図13はこの
発明の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例のシー
トと可動部材との関係を示す長手方向の断面図、図14
はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例
のシートと可動部材との関係を示す長手方向の断面図、
図15はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他の
実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の断
面図である。
従来と同一または相当部分には同一符号を付してこの発
明を説明する。尚、各図中、図1はこの発明の医療用放
射線照射治療台の一実施例を示す平面図、図2は図1に
示す医療用放射線照射治療台の要部を示す長手方向の断
面図、図3はこの発明の医療用放射線照射治療台の他の
実施例の一部を破断して示す平面図、図4は図3に示す
医療用放射線照射治療台の要部を示す長手方向の断面
図、図5はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例の一部を破断して示す平面図、図6はこの発明
の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例の一部を破
断して示す平面図、図7は図6に示す医療用放射線照射
治療台のフレームとアームとの関係を示す断面図、図8
は図6に示す医療用放射線照射治療台のフレームを幅方
向外側へ移動させた状態を示す図6相当図、図9は図8
に示す医療用放射線照射治療台のフレームとアームとの
関係を示す断面図、図10はこの発明の医療用放射線照
射治療台の更に他の実施例のフレームとアームとの関係
を示す図7相当図、図11は図10に示す医療用放射線
照射治療台のフレームとアームとの関係を示す図9相当
図、図12はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に
他の実施例の一部を破断して示す斜視図、図13はこの
発明の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例のシー
トと可動部材との関係を示す長手方向の断面図、図14
はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他の実施例
のシートと可動部材との関係を示す長手方向の断面図、
図15はこの発明の医療用放射線照射治療台の更に他の
実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の断
面図である。
【0023】実施例1.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、サイドフレーム方式の治療台に適用した例
で、この治療台は、図1に示すように、長手方向前後の
矩形状の固定天板1A、1Bと、これらをそれぞれの周
縁部で支持するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金
属からなるサイドフレーム2と、このサイドフレーム2
上で周縁部がそれぞれ支持され且つ上記両固定天板1
A、1B間に介在する、長手方向が一体的に形成された
シート天板3と、このシート天板3を支持し且つ上記サ
イドフレーム2のサイド部間に着脱自在に配設された2
本の可動部材4とを備えて構成されている。そして、上
記両固定天板1A、1Bは、通常厚さが約1cmのアク
リル板によって形成され、被検者に冷たい感触を与えな
いようになされている。また、上記シート天板3は、図
1、図2に示すように、上記サイドフレーム2上に配置
され且つアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属から
なる矩形状のフレーム3Aと、このフレーム3Aを覆う
ポリエステルフィルム等の樹脂フィルムによって長手方
向が一体的に形成されたシート3Bと、このシート3B
を上記フレーム3Aとで周縁部を挟持するフレーム3C
とを備え、上記シート3Bの部分が放射線照射可能領域
として構成されている。そして、上記可動部材4は上記
サイドフレーム2において長手方向で任意の位置に移動
できるように構成されている。また、上記可動部材4、
4間及び上記可動部材4と上記サイドフレーム2間には
上記シート天板3を構成するアクリル板3Dが横方向か
ら着脱自在に配設されている。このアクリル板3Dは、
図2に示すように、上記サイドフレーム2と上記可動部
材4にそれぞれ形成された溝で案内されるように構成さ
れている。また、可動部材4を治療台の長手方向へ移動
させて可動部材4、4間、あるいは可動部材4とサイド
フレーム2間の間隔が異なった場合に備えてアクリル板
3Dは複数種の大きさのものが準備されている。
治療台は、サイドフレーム方式の治療台に適用した例
で、この治療台は、図1に示すように、長手方向前後の
矩形状の固定天板1A、1Bと、これらをそれぞれの周
縁部で支持するアルミニウム等の放射線吸収率の高い金
属からなるサイドフレーム2と、このサイドフレーム2
上で周縁部がそれぞれ支持され且つ上記両固定天板1
A、1B間に介在する、長手方向が一体的に形成された
シート天板3と、このシート天板3を支持し且つ上記サ
イドフレーム2のサイド部間に着脱自在に配設された2
本の可動部材4とを備えて構成されている。そして、上
記両固定天板1A、1Bは、通常厚さが約1cmのアク
リル板によって形成され、被検者に冷たい感触を与えな
いようになされている。また、上記シート天板3は、図
1、図2に示すように、上記サイドフレーム2上に配置
され且つアルミニウム等の放射線吸収率の高い金属から
なる矩形状のフレーム3Aと、このフレーム3Aを覆う
ポリエステルフィルム等の樹脂フィルムによって長手方
向が一体的に形成されたシート3Bと、このシート3B
を上記フレーム3Aとで周縁部を挟持するフレーム3C
とを備え、上記シート3Bの部分が放射線照射可能領域
として構成されている。そして、上記可動部材4は上記
サイドフレーム2において長手方向で任意の位置に移動
できるように構成されている。また、上記可動部材4、
4間及び上記可動部材4と上記サイドフレーム2間には
上記シート天板3を構成するアクリル板3Dが横方向か
ら着脱自在に配設されている。このアクリル板3Dは、
図2に示すように、上記サイドフレーム2と上記可動部
材4にそれぞれ形成された溝で案内されるように構成さ
れている。また、可動部材4を治療台の長手方向へ移動
させて可動部材4、4間、あるいは可動部材4とサイド
フレーム2間の間隔が異なった場合に備えてアクリル板
3Dは複数種の大きさのものが準備されている。
【0024】次に、動作について説明する。治療台で患
者に放射線を照射して治療する際には、まず被検者を治
療台に載せ、放射線照射部位に放射線吸収率の高い金属
などが介在していないことを確認する。金属などが介在
していないことを確認した後、アクリル板3Dをその部
位から取り外し、放射線を照射する。金属などが介在す
る場合には、近傍のアクリル板3Dを取り外して可動部
材4の固定を緩め、放射線照射部位から回避できる位置
に可動部材4を移動させ、その位置で可動部材4を固定
する。この際、放射線照射部位以外ではアクリル板3D
を取り付けた状態で放射線を照射する。
者に放射線を照射して治療する際には、まず被検者を治
療台に載せ、放射線照射部位に放射線吸収率の高い金属
などが介在していないことを確認する。金属などが介在
していないことを確認した後、アクリル板3Dをその部
位から取り外し、放射線を照射する。金属などが介在す
る場合には、近傍のアクリル板3Dを取り外して可動部
材4の固定を緩め、放射線照射部位から回避できる位置
に可動部材4を移動させ、その位置で可動部材4を固定
する。この際、放射線照射部位以外ではアクリル板3D
を取り付けた状態で放射線を照射する。
【0025】従って、この実施例によれば、治療台で被
検者に放射線を照射して治療する際には、治療台に載せ
た被検者の背面から放射線を照射すると可動部材4で支
持された長手方向で一体的に形成されたシート3Bを透
過して被検者を治療することができ、その照射位置を変
える場合には、被検者を治療台から移動させるまでもな
くそのままの状態で可動部材4を左右のサイドフレーム
2、2に沿って移動させるだけで何の支障もなくその照
射位置に放射線を照射して治療することができる。
検者に放射線を照射して治療する際には、治療台に載せ
た被検者の背面から放射線を照射すると可動部材4で支
持された長手方向で一体的に形成されたシート3Bを透
過して被検者を治療することができ、その照射位置を変
える場合には、被検者を治療台から移動させるまでもな
くそのままの状態で可動部材4を左右のサイドフレーム
2、2に沿って移動させるだけで何の支障もなくその照
射位置に放射線を照射して治療することができる。
【0026】実施例2.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、センタースパン方式の治療台に適用した例
で、実施例1における長手方向前後の矩形状の固定天板
1A、1B間で構成されるシート天板3の支持構造を異
にする以外は実施例1に準じて構成さている。この実施
例におけるシート天板3は、図3に示すように、固定天
板1A、1B間でそれぞれの幅方向中央で前後端が固定
されたセンターフレーム5によって支持されている。そ
して、このシート天板3は、図3、図4に示すように、
アルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる前後
一対のフレーム3A、3Aと、両フレーム3A、3Aを
覆うポリエステルフィルム等の樹脂フィルムによって長
手方向が一体的に形成された左右のシート3B、3B
と、両シート3B、3Bを上記各フレーム3A、3Aと
で挟持する前後一対の押え部材3C、3Cと、両押え部
材3C、3C及び上記各フレーム3A、3Aで固定され
た上記各シート3B、3Bを支持するアクリル板3Dと
を備えて構成されている。また、可動部材4は上記セン
ターフレーム5に対して着脱自在で且つその長手方向で
任意の位置に移動できるようにに構成されている。
治療台は、センタースパン方式の治療台に適用した例
で、実施例1における長手方向前後の矩形状の固定天板
1A、1B間で構成されるシート天板3の支持構造を異
にする以外は実施例1に準じて構成さている。この実施
例におけるシート天板3は、図3に示すように、固定天
板1A、1B間でそれぞれの幅方向中央で前後端が固定
されたセンターフレーム5によって支持されている。そ
して、このシート天板3は、図3、図4に示すように、
アルミニウム等の放射線吸収率の高い金属からなる前後
一対のフレーム3A、3Aと、両フレーム3A、3Aを
覆うポリエステルフィルム等の樹脂フィルムによって長
手方向が一体的に形成された左右のシート3B、3B
と、両シート3B、3Bを上記各フレーム3A、3Aと
で挟持する前後一対の押え部材3C、3Cと、両押え部
材3C、3C及び上記各フレーム3A、3Aで固定され
た上記各シート3B、3Bを支持するアクリル板3Dと
を備えて構成されている。また、可動部材4は上記セン
ターフレーム5に対して着脱自在で且つその長手方向で
任意の位置に移動できるようにに構成されている。
【0027】従って、この実施例によれば、被検者の治
療をする際には、センターフレーム5に沿って可動部材
4を移動させて放射線照射部位を調整する以外は実施例
1と同様にして被検者を治療することができる。
療をする際には、センターフレーム5に沿って可動部材
4を移動させて放射線照射部位を調整する以外は実施例
1と同様にして被検者を治療することができる。
【0028】実施例3.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、サイドフレーム方式兼センタースパン方式の
治療台として使用できるもので、この治療台は、図5に
示すように、上記各実施例における長手方向前後の矩形
状の固定天板1A、1B間で構成されるシート天板3の
支持構造を異にする以外は上記各実施例に準じて構成さ
ている。即ち、この実施例の支持構造では、上記固定天
板1A、1Bにはフレーム6、6がそれぞれ配設され、
このフレーム6、6間で長手方向にそれぞれ架設された
可動フレーム7、7がこれら両フレーム6、6に沿って
幅方向中央と幅方向端との間で移動できるように構成さ
れている。従って、この治療台は、可動フレーム7、7
を幅方向中央で固定すればセンタースパン方式の治療台
として使用でき、また可動フレーム7、7を幅方向端で
固定すればサイドフレーム方式の治療台として使用でき
るように構成されている。そして、この可動フレーム
7、7には可動部材8、8が着脱自在に取り付けられ、
これらの可動部材8、8は可動フレーム7、7に沿って
長手方向で移動できるように構成されている。また、上
記シート天板3は、上記各実施例と同様に、シート3
B、押え部材3C及びアクリル板3Dを備えて構成され
ている。
治療台は、サイドフレーム方式兼センタースパン方式の
治療台として使用できるもので、この治療台は、図5に
示すように、上記各実施例における長手方向前後の矩形
状の固定天板1A、1B間で構成されるシート天板3の
支持構造を異にする以外は上記各実施例に準じて構成さ
ている。即ち、この実施例の支持構造では、上記固定天
板1A、1Bにはフレーム6、6がそれぞれ配設され、
このフレーム6、6間で長手方向にそれぞれ架設された
可動フレーム7、7がこれら両フレーム6、6に沿って
幅方向中央と幅方向端との間で移動できるように構成さ
れている。従って、この治療台は、可動フレーム7、7
を幅方向中央で固定すればセンタースパン方式の治療台
として使用でき、また可動フレーム7、7を幅方向端で
固定すればサイドフレーム方式の治療台として使用でき
るように構成されている。そして、この可動フレーム
7、7には可動部材8、8が着脱自在に取り付けられ、
これらの可動部材8、8は可動フレーム7、7に沿って
長手方向で移動できるように構成されている。また、上
記シート天板3は、上記各実施例と同様に、シート3
B、押え部材3C及びアクリル板3Dを備えて構成され
ている。
【0029】次に、動作について説明する。回転照射や
斜め下方からの放射線照射を行なう場合には、可動フレ
ーム7、7を治療台の幅方向中央に寄せ、その位置で固
定すると共に、可動部材8、8を放射線照射部位から回
避できる位置に移動させて固定する。そして、非照射部
位にアクリル板3Dを取り付けることにより、センター
スパン方式の治療台として使用することができる。ま
た、被検者の背面から放射線照射を行なう場合には、可
動フレーム7、7を治療台の幅方向両端に寄せ、その位
置で固定し、後は上述の場合と同様の手順によって治療
台をセットすればサイドフレーム方式の治療台として使
用することができる。従って、この実施例によれば、可
動フレーム7、7を移動させるだけで、1台の治療台を
複数の照射方向に対応することができ、更に設備費を軽
減することができる。
斜め下方からの放射線照射を行なう場合には、可動フレ
ーム7、7を治療台の幅方向中央に寄せ、その位置で固
定すると共に、可動部材8、8を放射線照射部位から回
避できる位置に移動させて固定する。そして、非照射部
位にアクリル板3Dを取り付けることにより、センター
スパン方式の治療台として使用することができる。ま
た、被検者の背面から放射線照射を行なう場合には、可
動フレーム7、7を治療台の幅方向両端に寄せ、その位
置で固定し、後は上述の場合と同様の手順によって治療
台をセットすればサイドフレーム方式の治療台として使
用することができる。従って、この実施例によれば、可
動フレーム7、7を移動させるだけで、1台の治療台を
複数の照射方向に対応することができ、更に設備費を軽
減することができる。
【0030】実施例4.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、図6、図7に示すように、実施例3で用いら
れた可動部材8に代えて左右一対の可動部材9、9を用
いた以外は実施例3に準じて構成されている。この可動
部材9は、互いに直交するアーム9A、9Aと、これら
両者の交点に取り付けられた軸9Bとからなり、この軸
9Bで可動フレーム7、7に対して水平方向で回転自在
に枢支されている。そして、各アーム9Aはそれぞれ治
療台の幅の半分の長さに形成されている。従って、この
実施例によれば、図6、図7に示すように可動フレーム
7、7を幅方向中央で固定し、可動部材9、9の一方の
アーム9Aを外方に向けて各可動フレーム7、7に直交
させ他方のアーム9A、9Aをそれぞれ可動部材9、9
に沿った位置にすれば、センタースパン方式の治療台と
して使用できる。また、図8、図9に示すように可動フ
レーム7、7を幅方向端で固定し、可動部材9、9の他
方のアーム9Aを内方に向けて各可動フレーム7、7に
直交させ一方のアーム9A、9Aをそれぞれ可動部材
9、9に沿った位置にすれば、サイドフレーム方式の治
療台として使用できる。
治療台は、図6、図7に示すように、実施例3で用いら
れた可動部材8に代えて左右一対の可動部材9、9を用
いた以外は実施例3に準じて構成されている。この可動
部材9は、互いに直交するアーム9A、9Aと、これら
両者の交点に取り付けられた軸9Bとからなり、この軸
9Bで可動フレーム7、7に対して水平方向で回転自在
に枢支されている。そして、各アーム9Aはそれぞれ治
療台の幅の半分の長さに形成されている。従って、この
実施例によれば、図6、図7に示すように可動フレーム
7、7を幅方向中央で固定し、可動部材9、9の一方の
アーム9Aを外方に向けて各可動フレーム7、7に直交
させ他方のアーム9A、9Aをそれぞれ可動部材9、9
に沿った位置にすれば、センタースパン方式の治療台と
して使用できる。また、図8、図9に示すように可動フ
レーム7、7を幅方向端で固定し、可動部材9、9の他
方のアーム9Aを内方に向けて各可動フレーム7、7に
直交させ一方のアーム9A、9Aをそれぞれ可動部材
9、9に沿った位置にすれば、サイドフレーム方式の治
療台として使用できる。
【0031】実施例5.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、図10、図11に示すように、実施例4で用
いられた可動部材9に代えて可動部材10を用いた以外
は実施例4に準じて構成されている。この可動部材10
は、互いに直交するように一体的に形成されたアーム1
0A、10Aと、これら両者の連結部と可動フレーム7
を両端の球で連結する連結部材10Bとからなり、この
連結部材10Bで可動フレーム7、7に対して垂直方向
に回転自在に枢支されている。そして、各アーム10A
はそれぞれ治療台の幅の半分の長さに形成されている。
従って、この実施例によれば、図10に示すように可動
フレーム7、7を幅方向中央で固定し、可動部材10、
10の一方のアーム10Aを外方に向けて各可動フレー
ム7、7に直交させ他方のアーム10A、10Aをそれ
ぞれ垂下させれば、センタースパン方式の治療台として
使用できる。また、図11に示すように可動フレーム
7、7を幅方向端で固定し、可動部材、10、10の他
方のアーム10Aを内方に向けて各可動フレーム7、7
に直交させ一方のアーム10A、10Aをそれぞれ垂下
させれば、サイドフレームの治療台として使用できる。
また、可動部材10が可動フレーム7に対して容易に着
脱することができる。
治療台は、図10、図11に示すように、実施例4で用
いられた可動部材9に代えて可動部材10を用いた以外
は実施例4に準じて構成されている。この可動部材10
は、互いに直交するように一体的に形成されたアーム1
0A、10Aと、これら両者の連結部と可動フレーム7
を両端の球で連結する連結部材10Bとからなり、この
連結部材10Bで可動フレーム7、7に対して垂直方向
に回転自在に枢支されている。そして、各アーム10A
はそれぞれ治療台の幅の半分の長さに形成されている。
従って、この実施例によれば、図10に示すように可動
フレーム7、7を幅方向中央で固定し、可動部材10、
10の一方のアーム10Aを外方に向けて各可動フレー
ム7、7に直交させ他方のアーム10A、10Aをそれ
ぞれ垂下させれば、センタースパン方式の治療台として
使用できる。また、図11に示すように可動フレーム
7、7を幅方向端で固定し、可動部材、10、10の他
方のアーム10Aを内方に向けて各可動フレーム7、7
に直交させ一方のアーム10A、10Aをそれぞれ垂下
させれば、サイドフレームの治療台として使用できる。
また、可動部材10が可動フレーム7に対して容易に着
脱することができる。
【0032】実施例6.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、図12に示すように、後方の固定天板1と、
この固定天板1の前端から治療台の前端に亘って形成さ
れたシート部11とを備えて構成されている。このシー
ト部11は、治療台前端で回転可能に取り付けられた繰
り出しローラ11Aと、この繰り出しローラ11Aに巻
回された帯状のシート11Bと、このシート11Bを巻
き取るように上記固定天板1の前端に回転可能に取り付
けられた巻き取りローラ11Cとを備えて構成されてい
る。そして、これらのローラ11A、11Cは、駆動モ
ータ11D、11Dによって巻き出し巻き取り動作を行
ない、任意の位置でロックして固定できるように構成さ
れている。従って、この実施例によれば、シート11B
が破損したり、シート11Bに局部的に弛みが生じたり
した場合には駆動モータ11D、11Dを駆動させて巻
き取りローラ11Cによってシート11Bを必要量だけ
巻き取り、新たなシート11Bを繰り出しローラ11A
から巻き出すことによって破損し、あるいは弛んだシー
ト11Bを更新して容易に補修することができる。
治療台は、図12に示すように、後方の固定天板1と、
この固定天板1の前端から治療台の前端に亘って形成さ
れたシート部11とを備えて構成されている。このシー
ト部11は、治療台前端で回転可能に取り付けられた繰
り出しローラ11Aと、この繰り出しローラ11Aに巻
回された帯状のシート11Bと、このシート11Bを巻
き取るように上記固定天板1の前端に回転可能に取り付
けられた巻き取りローラ11Cとを備えて構成されてい
る。そして、これらのローラ11A、11Cは、駆動モ
ータ11D、11Dによって巻き出し巻き取り動作を行
ない、任意の位置でロックして固定できるように構成さ
れている。従って、この実施例によれば、シート11B
が破損したり、シート11Bに局部的に弛みが生じたり
した場合には駆動モータ11D、11Dを駆動させて巻
き取りローラ11Cによってシート11Bを必要量だけ
巻き取り、新たなシート11Bを繰り出しローラ11A
から巻き出すことによって破損し、あるいは弛んだシー
ト11Bを更新して容易に補修することができる。
【0033】実施例7.この実施例の医療用放射線照射
治療台は、図13に示すように、シート12を可動部材
13によって支持すると共に、この可動部材13の上端
に固着部材13Aを取り付け、この固着部材13Aを介
してシート12を固定できるように構成されている。こ
の固着部材13Aとしては、例えばマジックテープなど
を用いることができる。従ってこの実施例によれば、可
動部材13を任意の位置に設定した後、一時的にシート
11Bと可動部材13とを固着部材13Aで固着し、隣
合う可動部材13、13間のシート11Bに張力を付与
するように広げ、その位置でこれら両者13、13を固
定すれば、被検者の重量による弛みを軽減して放射線照
射位置の精度を高めることができる。
治療台は、図13に示すように、シート12を可動部材
13によって支持すると共に、この可動部材13の上端
に固着部材13Aを取り付け、この固着部材13Aを介
してシート12を固定できるように構成されている。こ
の固着部材13Aとしては、例えばマジックテープなど
を用いることができる。従ってこの実施例によれば、可
動部材13を任意の位置に設定した後、一時的にシート
11Bと可動部材13とを固着部材13Aで固着し、隣
合う可動部材13、13間のシート11Bに張力を付与
するように広げ、その位置でこれら両者13、13を固
定すれば、被検者の重量による弛みを軽減して放射線照
射位置の精度を高めることができる。
【0034】実施例8.この実施例の医療用放射線照射
治療台の放射線照射部は、図14に示すように、裏面に
波状の係止部14Aを設けたシート14を用いると共
に、可動部材15の上端に上記波状の係止部14Aと噛
み合う突起15Aを設け、可動部材15を任意に位置に
移動させ、その突起部15Aを係止部14Aと噛み合わ
すことによって可動部材15を任意の位置に設定できる
ように構成されている。その他は実施例7と同様に構成
されている。従ってこの実施例においても実施例7と同
様の作用効果を期することができる。
治療台の放射線照射部は、図14に示すように、裏面に
波状の係止部14Aを設けたシート14を用いると共
に、可動部材15の上端に上記波状の係止部14Aと噛
み合う突起15Aを設け、可動部材15を任意に位置に
移動させ、その突起部15Aを係止部14Aと噛み合わ
すことによって可動部材15を任意の位置に設定できる
ように構成されている。その他は実施例7と同様に構成
されている。従ってこの実施例においても実施例7と同
様の作用効果を期することができる。
【0035】実施例9.この実施例の医療用放射線照射
治療台の放射線照射部は、図15に示すように、可動部
材16の上端にシート17に接触しながら転動するロー
ラ16Aを軸支して構成されている。また、ローラ16
Aの周面にはシート17に固着する固着部材16Bが取
り付けられている。従って、この実施例によれば、ロー
ラ15Aがシート17と線接触するようにしてあるた
め、シート17に対する可動部材16の摩擦抵抗が軽減
されるので、被検者の重量が掛った状態でも可動部材1
6を容易に操作することができる。また、ローラ16A
を樹脂やゴムによって作製することにより治療台に対す
る感触を良好なものにすることができる。また、ローラ
16Aの回転を任意の位置で止められるようにすること
により、固着部材16Bの作用と相俟ってシート17に
張力を付与することができる。
治療台の放射線照射部は、図15に示すように、可動部
材16の上端にシート17に接触しながら転動するロー
ラ16Aを軸支して構成されている。また、ローラ16
Aの周面にはシート17に固着する固着部材16Bが取
り付けられている。従って、この実施例によれば、ロー
ラ15Aがシート17と線接触するようにしてあるた
め、シート17に対する可動部材16の摩擦抵抗が軽減
されるので、被検者の重量が掛った状態でも可動部材1
6を容易に操作することができる。また、ローラ16A
を樹脂やゴムによって作製することにより治療台に対す
る感触を良好なものにすることができる。また、ローラ
16Aの回転を任意の位置で止められるようにすること
により、固着部材16Bの作用と相俟ってシート17に
張力を付与することができる。
【0036】
【発明の効果】この発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成されたシ
ートをその長手方向の両側をサイドフレームによって支
持すると共に、この両側のサイドフレーム間に少なくと
も一本の可動部材を長手方向で移動可能に配設したた
め、被検者を治療台から降ろすことなく放射線の照射位
置を調整することができる医療用放射線照射治療台を提
供することができる。
ば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成されたシ
ートをその長手方向の両側をサイドフレームによって支
持すると共に、この両側のサイドフレーム間に少なくと
も一本の可動部材を長手方向で移動可能に配設したた
め、被検者を治療台から降ろすことなく放射線の照射位
置を調整することができる医療用放射線照射治療台を提
供することができる。
【0037】また、この発明の請求項2に記載の発明に
よれば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成され
たシートをその幅方向で移動自在な一対のフレームによ
って支持すると共に、上記フレームに少なくとも一本の
可動部材を長手方向で移動可能に設けたため、1台の治
療台で複数の照射線方向に対応することができる医療用
放射線照射治療台を提供することができる。
よれば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成され
たシートをその幅方向で移動自在な一対のフレームによ
って支持すると共に、上記フレームに少なくとも一本の
可動部材を長手方向で移動可能に設けたため、1台の治
療台で複数の照射線方向に対応することができる医療用
放射線照射治療台を提供することができる。
【0038】また、この発明の請求項3に記載の発明に
よれば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成され
たシートをその幅方向で移動自在な一対のフレームによ
って長手方向で支持すると共に、上記各フレームに直角
を形成するアームを少なくとも一個その交叉部で回動可
能で且つ長手方向で移動可能に設けたため、1台の治療
台で複数の照射線方向に対応することができる医療用放
射線照射治療台を提供することができる。
よれば、放射線照射領域の長手方向で一体的に形成され
たシートをその幅方向で移動自在な一対のフレームによ
って長手方向で支持すると共に、上記各フレームに直角
を形成するアームを少なくとも一個その交叉部で回動可
能で且つ長手方向で移動可能に設けたため、1台の治療
台で複数の照射線方向に対応することができる医療用放
射線照射治療台を提供することができる。
【0039】また、この発明の請求項4に記載の発明に
よれば、請求項2または請求項3の発明において、上記
シートを上記可動部材に固着する固着部材を上記可動部
材に設けたため、上記固着部材によって上記シートを上
記可動部材または上記アームに固着して上記シートに被
検体が乗ってもシートを弛ませることなく被検体を治療
できる医療用放射線照射治療台を提供することができ
る。
よれば、請求項2または請求項3の発明において、上記
シートを上記可動部材に固着する固着部材を上記可動部
材に設けたため、上記固着部材によって上記シートを上
記可動部材または上記アームに固着して上記シートに被
検体が乗ってもシートを弛ませることなく被検体を治療
できる医療用放射線照射治療台を提供することができ
る。
【0040】また、この発明の請求項5に記載の発明に
よれば、請求項4に記載の発明において、上記固着部材
をローラに設け且つこのローラを上記可動部材に回動自
在に設けたため、被検体が治療台に乗ったままでも可動
部材を長手方向へ移動させる際にローラが回転して可動
部材を円滑に移動させることができる医療用放射線照射
治療台を提供することができる。
よれば、請求項4に記載の発明において、上記固着部材
をローラに設け且つこのローラを上記可動部材に回動自
在に設けたため、被検体が治療台に乗ったままでも可動
部材を長手方向へ移動させる際にローラが回転して可動
部材を円滑に移動させることができる医療用放射線照射
治療台を提供することができる。
【0041】また、この発明の請求項6に記載の発明に
よれば、放射線照射領域の長手方向の前後端に一対のロ
ーラを回転可能に設け且つ一方のローラと他方のローラ
間に帯状のシートを巻き出し巻き取り可能に掛け渡した
ため、シートが損傷した場合などでもシートを容易に更
新できる医療用放射線照射治療台を提供することができ
る。
よれば、放射線照射領域の長手方向の前後端に一対のロ
ーラを回転可能に設け且つ一方のローラと他方のローラ
間に帯状のシートを巻き出し巻き取り可能に掛け渡した
ため、シートが損傷した場合などでもシートを容易に更
新できる医療用放射線照射治療台を提供することができ
る。
【図1】この発明の医療用放射線照射治療台の一実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】図1に示す医療用放射線照射治療台の要部を示
す長手方向の断面図である。
す長手方向の断面図である。
【図3】この発明の医療用放射線照射治療台の他の実施
例の一部を破断して示す平面図である。
例の一部を破断して示す平面図である。
【図4】図3に示す医療用放射線照射治療台の要部を示
す長手方向の断面図である。
す長手方向の断面図である。
【図5】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他の
実施例の一部を破断して示す平面図である。
実施例の一部を破断して示す平面図である。
【図6】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他の
実施例の一部を破断して示す平面図である。
実施例の一部を破断して示す平面図である。
【図7】図6に示す医療用放射線照射治療台のフレーム
とアームとの関係を示す断面図である。
とアームとの関係を示す断面図である。
【図8】図6に示す医療用放射線照射治療台のフレーム
を幅方向外側へ移動させた状態を示す図6相当図であ
る。
を幅方向外側へ移動させた状態を示す図6相当図であ
る。
【図9】図8に示す医療用放射線照射治療台のフレーム
とアームとの関係を示す断面図である。
とアームとの関係を示す断面図である。
【図10】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例のフレームとアームとの関係を示す図7相当図
である。
の実施例のフレームとアームとの関係を示す図7相当図
である。
【図11】図10に示す医療用放射線照射治療台のフレ
ームとアームとの関係を示す図9相当図である。
ームとアームとの関係を示す図9相当図である。
【図12】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例の一部を破断して示す斜視図である。
の実施例の一部を破断して示す斜視図である。
【図13】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
【図14】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
【図15】この発明の医療用放射線照射治療台の更に他
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
の実施例のシートと可動部材との関係を示す長手方向の
断面図である。
【図16】従来のサイドフレーム方式の医療用放射線照
射治療台を示す平面図である。
射治療台を示す平面図である。
【図17】図16に示す医療用放射線照射治療台のシー
ト天板及び可動天板を取り外した状態を示す斜視図であ
る。
ト天板及び可動天板を取り外した状態を示す斜視図であ
る。
【図18】図17に示すシート天板の幅方向断面図であ
る。
る。
【図19】従来のセンタースパン方式の医療用放射線照
射治療台を示す平面図である。
射治療台を示す平面図である。
【図20】図19に示す医療用放射線照射治療台のシー
ト天板を取り外した状態を示す斜視図である。
ト天板を取り外した状態を示す斜視図である。
【図21】図20に示すシート天板の幅方向断面図であ
る。
る。
2 サイドフレーム 3B シート 4 可動部材 5 センターフレーム 8 可動部材 9 可動部材 10 可動部材 11 シート部 11A 繰り出しローラ(ローラ) 11C 巻き取りローラ(ローラ) 12 シート 13 可動部材 14 シート 15 可動部材 16 可動部材 16A ローラ 16B 固着部材 17 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 6/04 A61N 5/10
Claims (6)
- 【請求項1】 放射線を照射領域に照射して被検体を治
療する医療用放射線照射治療台において、上記照射領域
の長手方向で一体的に形成されたシートをその長手方向
の両側をサイドフレームによって支持すると共に、この
両側のサイドフレーム間に少なくとも一本の可動部材を
長手方向で移動可能に配設したことを特徴とする医療用
放射線照射治療台。 - 【請求項2】 放射線を照射領域に照射して被検体を治
療する医療用放射線照射治療台において、上記照射領域
の長手方向で一体的に形成されたシートをその幅方向で
移動自在な一対のフレームによって支持すると共に、上
記フレームに少なくとも一本の可動部材を長手方向で移
動可能に設けたことを特徴とする医療用放射線照射治療
台。 - 【請求項3】 放射線を照射領域に照射して被検体を治
療する医療用放射線照射治療台において、上記照射領域
の長手方向で一体的に形成されたシートをその幅方向で
移動自在な一対のフレームによって長手方向で支持する
と共に、上記各フレームに直角を形成するアームを少な
くとも一個その交叉部で回動可能で且つ長手方向で移動
可能に設けたことを特徴とする医療用放射線照射治療
台。 - 【請求項4】 上記シートを上記可動部材に固着する固
着部材を上記可動部材に設けたことを特徴とする請求項
2または請求項3に記載の医療用放射線照射治療台。 - 【請求項5】 上記固着部材をローラに設け且つこのロ
ーラを上記可動部材に回動自在に設けたことを特徴とす
る請求項4に記載の医療用放射線照射治療台。 - 【請求項6】 放射線を照射領域に照射して被検体を治
療する医療用放射線照射治療台において、上記照射領域
の長手方向の前後端に一対のローラを回転可能に設け且
つ一方のローラと他方のローラ間に帯状のシートを巻き
出し巻き取り可能に掛け渡したことを特徴とする医療用
放射線照射治療台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5096253A JP2930829B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 医療用放射線照射治療台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5096253A JP2930829B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 医療用放射線照射治療台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06304168A JPH06304168A (ja) | 1994-11-01 |
JP2930829B2 true JP2930829B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=14160051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5096253A Expired - Lifetime JP2930829B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 医療用放射線照射治療台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930829B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1937109B1 (en) * | 2005-09-24 | 2015-03-25 | Qfix Systems, LLC | Radiation therapy patient couch top compatible with diagnostic imaging |
JP5546397B2 (ja) * | 2010-09-14 | 2014-07-09 | 三菱電機株式会社 | 放射線治療寝台用天板及び放射線治療寝台 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP5096253A patent/JP2930829B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06304168A (ja) | 1994-11-01 |
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