JPH0127737B2 - - Google Patents

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JPH0127737B2
JPH0127737B2 JP56173106A JP17310681A JPH0127737B2 JP H0127737 B2 JPH0127737 B2 JP H0127737B2 JP 56173106 A JP56173106 A JP 56173106A JP 17310681 A JP17310681 A JP 17310681A JP H0127737 B2 JPH0127737 B2 JP H0127737B2
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changing device
shaped arm
film
film changing
ray
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JP56173106A
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Meikon Suchibendaa Hooru
Miraa Baretsuto Deibitsuto
Edowaado Uebaafurasu Robaato
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH0127737B2 publication Critical patent/JPH0127737B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4429Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
    • A61B6/4435Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit and the detector unit being coupled by a rigid structure
    • A61B6/4441Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit and the detector unit being coupled by a rigid structure the rigid structure being a C-arm or U-arm
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/504Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for diagnosis of blood vessels, e.g. by angiography

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  • Vascular Medicine (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はX線装置、特に血管X線撮影法に適
したX線装置に関する。
血管X線撮影法では、後前(PA)方向並びに
側視方向、即ち、PA方向と略垂直な方向と云う
ように、同時に相異なる方向からの血管のX線像
を得ることが必要な場合が多い。AP(前後)像を
撮影したり、或いは後前(PA)像さえ撮影する
ことが出来る装置が現在利用出来る。普通、装置
は支持ガントリの1つのアームにX線源を取付
け、X線源から隔つた別のアームにX線イメー
ジ・インテンシフアイヤ及び高速X線撮影フイル
ム交換装置の様な1つ又は多くの受像器を取付け
ている。X線源と受像器の間のテーブルの上に支
えられた患者に対して、ガントリがX線源と受像
器とを種々の角度に位置ぎめする。
従来の装置で側視像を撮影しようとすると、普
通は頭上に取付けられるか又は直交する3つの軸
に沿つて動かされるX線源を患者の近くに配置し
て、床に取付けられた高速フイルム交換装置に対
してX線ビームを差向ける。この為、周知のよう
に、床に取付けられたフイルム交換装置及びそれ
に関連した電気ケーブルが、患者の周りでの医者
の動きを妨げるし、患者に対する或る所望の角度
のPA像を撮影する時、X線源と受像器を位置ぎ
めする妨げにもなることがある。
この発明では、PA像を撮影する為の第1のフ
イルム交換装置及びX線源を支持するガントリ
に、床の高さより上方で、且つガントリ上のX線
源から第1のフイルム交換装置へ至るX線ビーム
の軸線の通路外の所で、第2の高速フイルム交換
装置が直接的に装着されている。頭上に支持され
る、別の3軸方向に可動の補助X線管を、そのビ
ームを第2のフイルム交換装置に差し向ける為に
患者の近くに配置することが出来る様に、第2の
フイルム交換装置がガントリ内に配置されてい
る。この為、第2のフイルム交換装置は常に床か
ら離れていて、医者が患者の身体の或る部分又は
別の部分に対してガントリーをどの様な角度並び
に向きにしても、それに関係なく、側視X線像を
撮影することが出来る様な位置にある。
更にこの発明では、第2のフイルム交換装置
は、或る倍率のX線像を得るためにその受像平面
を患者から比較的遠い所に配置すると共に、最低
倍率の接写像を得るために患者に接近して配置す
ることが出来る様に、この第2のフイルム交換装
置が取付けられている。この構成により、希望に
よつては、不動に支持された患者に対して対応す
る距離だけ第2のフイルム交換装置及び補助X線
源を移動することにより、側視X線像を求めるの
に「X線源と像の間の距離」(SID)を一定にす
ることが出来る。SIDは好便に変えることが出来
るが、これは血管X線撮影の場合に望ましいこと
である。第2のフイルム交換装置即ち側視用フイ
ルム交換装置に対する支持装置がガントリーと一
体であるから、側視用フイルム交換装置は、装置
の妨げが予想されない空間を移動する。フイルム
交換装置の取付台が患者並びにアイソセンタ
(isocenter)からその行程の極限まで軸方向に遠
ざかる向きに移動すると、側視用フイルム交換装
置を使わない撮影の場合、大きなすき間が得られ
る。
簡単に云うと、2平面撮像用に適したこの発明
の使い方を例示する多軸血管X線撮影装置はL字
形アームを持ち、その長い脚部が床に装着された
軸受に結合されていて、垂直軸線の周りに回転す
る様になつている。L字形アームの短い脚部が長
い脚部から垂直方向上向きに伸びる。U字形アー
ム集成体が、L字形アームの(短い)直立脚部上
に、水平軸線の周りに回転出来る様に装着され
る。U字形アームは基部を持ち、その中点が水平
回転軸線と一致しており、且つ1対の脚部がこの
軸線の両側で基部の両端から伸びている。半径方
向に可動のイメージ・インテンシフアイヤ及び半
径方向に可動の第1の高速フイルム交換装置が一
方の脚部の端に取付けられ、X線源が他方の脚部
の端に取付けられて、X線源はフイルム交換装置
が動作状態のX線撮影位置に前進したかどうかに
応じて、イメージ・インテンシフアイヤ又はフイ
ルム交換装置のいずれかの入力平面と交差する軸
線に沿つて、ビームを投射する。L字形アームを
垂直軸線の周りに回転させると共に、U字形アー
ムをその水平軸線の周りに回転させることによ
り、U字形アーム、従つてX線源とイメージ・イ
ンテンシフアイヤ及びフイルム交換装置よりなる
受像器とを、U字形アームの脚部の間にあるテー
ブルに仰向けに支持された患者に対して、AP像
を撮影することが出来るように多数の角度で整合
させることが出来る。患者は、L字形アームの垂
直軸線、U字形アームの水平軸線及びX線ビーム
の軸線の交点であるアイソセンタと一致して支持
される。
この発明では、側視X線像を撮影する為の第2
のフイルム交換装置が、U字形アームの脚部の間
で往復台に取付けられている。この往復台は、第
2のフイルム交換装置を患者に対して選ばれた距
離の所に位置ぎめすることが出来る様にする。U
字形アームの水平軸線が第2のフイルム交換装置
の垂直向きのフイルム平面又は受像平面を垂直に
通り、この為第2のフイルム交換装置もアイソセ
ンタと整合している。
第2のフイルム交換装置は取付台に配置されて
いて、この取付台はその縦軸をU字形の回転方向
とは反対に回転させることが出来る様にし、この
為フイルム交換装置は大抵の撮影にとつて好まし
い水平の向きに手動又は自動的に随意選択によつ
て保つことが出来る。取付台は、U字形アームが
或る角度を越えて旋回した時、第2のフイルム交
換装置が第1のフイルム交換装置と衝突するのを
避ける為に、第2のフイルム交換装置を限られた
角度にわたつて水平軸線の周りに同じ方向に回転
させる手段を備えている。取付台は、フイルム交
換装置を例えば患者の頭の近く又はそれと直接的
に接触させたい時、患者の肩に触れない様に、第
2のフイルム交換装置を少しだけ縦方向及び垂直
方向に移動させる様になつている。
2つの一体のフイルム交換装置を持つX線装置
がどの様に実現されるかを、次に図面について詳
しく説明する。
第1図及び第2図はこの装置を全体的に説明す
る為のものである。装置はL字形アーム10の形
をした回転自在の支持体を有し、これは直立又は
垂直脚部11と水平脚部12とで構成され、水平
脚部が床に取付けられた軸受14に、垂直軸線1
3の周りに回転出来る様に軸支されている。回転
自在の支持体は、垂直軸線の周りに回転出来る様
になつていれば、頭上に装着してもよい。全体的
にU字形のアーム又はU字形アーム集成体が参照
数字15で示されており、便宜上、基部部材16
と軸方向に伸び且つ半径方向に相隔たる脚部部材
17,18とで構成されることを特徴とする。U
字形アームは、大体その中点に軸19を持ち、こ
れがL字形アームの脚部11の上端で、水平軸線
20の周りに回転出来る様に軸支されている。
X線源集成体21がU字形アームの脚部部材1
8に取付けられている。X線源集成体はX線管ケ
ーシング22を持ち、これが図では見えないX線
管を収容していて、その集点スポツト23は、第
2図の図面の平面に対して直角の垂直平面内にあ
る。焦点スポツトがX線ビームの実際の源であ
る。公知の形式のX線ビームの境界を限定するコ
リメータ24がX線管ケーシングに結合されてい
る。焦点スポツトから出て来るX線ビームの中心
X線又は軸線を鎖線25で示してある。第2図で
は、X線ビームの軸線25はL字形アーム10の
垂直回転軸線13と一致している。
U字形アームの脚部部材17の外側端で、X線
イメージ・インテンシフアイヤ30が図に示され
ていない往復台に装着されており、この往復台が
別の往復台31に装着されていて、イメージ・イ
ンテンシフアイヤが、図示の半径方向の一番外側
の位置から、U字形アームの水平回転軸線20に
対して半径方向内向きに移動することが出来る様
になつている。インテンシフアイヤの受像平面を
鎖線32で示す。インテンシフアイヤの上端が、
ビデオ・カメラ用のハウジング33と105mm高速
カメラ用の別のハウジング34とを持つている
が、どちらのカメラも図には示してない。
自動高速フイルム交換装置35がイメージ・イ
ンテンシフアイヤに隣接して取付けられる。適当
なフイルム交換装置は、エルマ・シヨナンダー・
インコーポレーテツト(Elema−Schonander、
Inc.)から入手し得るもので、X線業界で広く使
われていて周知の商品名「パツク」(Puck)の名
称で販売されているものである。典型的なフイル
ム交換装置35は2つの着脱自在のマガジンを持
ち、その一方37は未露出のフイルムを貯蔵して
おり、他方38は、露出された後のフイルムを受
入れて貯蔵している。フイルム交換装置35は半
径方向に可動の往復台31に間接的に取付けられ
ており、これによつて、フイルム交換装置をU字
形アームの水平軸線20に対して半径方向に、実
線の位置から鎖線で示した位置へ移動させること
が出来る。フイルム交換装置35は支持体36に
装着されている。この支持体が半径方向に可動の
往復台31上で並進可能であつて、フイルム交換
装置をX線源の軸線25と整合した動作位置か
ら、U字形アームの基部に接近した、破線で示す
不作動位置又は停留位置へ後退させることが出来
る様になつている。
検査を受ける患者40はX線透過テーブル台4
1上に仰向けに配置される。第2図に見られる様
に、患者は装置のアイソセンタの高さの所にあ
る。アイソセンタはL字形アームの垂直軸線13
と、X線ビームの軸線25とU字形アームの水平
軸線20との交点42にある。X線ビームの軸線
がイメージ・インテンシフアイヤの受像平面すな
わち像入力平面32の中心を通り、フイルム交換
装置が不作動位置にある時、フイルム交換装置3
5内の破線で示したフイルム平面43を通過す
る。L字形アームとU字形アームで構成されたガ
ントリーにイメージ・インテンシフアイヤ及びフ
イルム交換装置と往復台を用いて取付ける様子に
ついて更に詳しいことは、係属中の米国特許出願
第号に記載されている。
これまで説明した構造、即ち、L字形アーム、
U字形アーム、患者に対していろいろな角度で
PA X線像を撮影する為の、U字形アームに装着
されたイメージ・インテンシフアイヤ、フイルム
交換装置及びX線源の組合せは、公知と考えてよ
く、これから詳しく説明するこの発明の側視X線
撮影の根底となるものである。
第1図及び第2図に示す状態では、U字形アー
ムは、PA撮像用、即ちX線源が仰向けになつた
患者の背中側にあり、一方又は他方の受像器、即
ちフイルム交換装置或いはイメージ・インテンシ
フアイヤが前側にある場合の角度位置にある。L
字形アームをその軸線の周りに回転すると共に、
U字形アームをその軸線の周りに回転することに
より、患者の血管並びにその周囲の解剖学的な部
分の種々の角度のPA像を得ることが出来る。第
1図に示す様に、X線テーブル台41が垂直方向
に可動の柱44に片持ち式に支持されている。こ
の柱はハウジング45から伸び、このハウジング
は、患者をテーブル台にのせたり、そこから降し
たりし易くする為、柱を上げ下げする機構(図に
示しない)を持つている。然し、これまで説明し
た装置では、殆んど全ての撮影に対し、患者はア
イソセンタ42の高さに保たれている。テーブル
台41は水平方向に摺動出来る様に柱に装着され
ている。
装置の内、これまでに存在していた部分は十分
詳しく説明したので、L字形及びU字形アーム或
いはガントリーと一体に組込んだフイルム交換装
置を用いて側視X線像を撮影するこの発明の構成
を説明する。
第2図には、側視用フイルム交換装置50が示
されている。このフイルム交換装置は構造的にも
機能的にも、PA像用フイルム交換装置35と同
様である。装置は第7図にはつきりと見られる様
に、未露出フイルム・マガジン50′と露出済み
フイルム・マガジン50″とを含む。第2図のフ
イルム交換装置50がスタンド又は直立部材51
に取付けられており、この直立部材はU字形アー
ムの軸方向に伸びる脚部18上で並進可能であつ
て、このフイルム交換装置にあるフイルムを患者
から選ばれた種々の距離の所に配置する様になつ
ている。フイルム交換装置が機構52に装装着さ
れている。機構52は、或る状況の下でフイルム
交換装置をU字形アームの水平軸線20の周りに
限られた範囲で回転し易くすると共に、後で詳し
く説明する様に、スタンド51に対するフイルム
交換装置の限られた範囲の縦方向及び垂直方向の
移動をし易くしている。交換装置50が第1図及
び第2図では真の水平状態で示してあるが、これ
はそれが大抵の撮影の場合の姿勢だからである。
フイルム交換装置の限られた範囲の回転がモータ
53を用いて行われる。このモータ53は第2図
に示してある。然し、フイルム交換装置50の垂
直方向及び縦方向の並進は手で操作される親ねじ
を用いて行われる。これらの親ねじは第2図では
省略してあるが、他の図面には詳しく示してあ
り、後で説明する。
同じく第2図で、フイルム交換装置50の縦方
向の移動は、全体的に床と平行な移動と定義し、
フイルム交換装置の縦軸線は、U字形アームが垂
直の姿勢をとる第2図の図面の平面に対して垂直
な方向と定義する。第1図では、この縦軸線は、
フイルム交換装置の中心を通つて水平に引いた線
になる。フイルム交換装置50の垂直方向の移動
は、U字形アーム15が軸線20の周りに旋回し
たかどうかに関係なく、U字形アームの基部16
の線に沿つた移動と定義する。
第2図に見られる様に、垂直方向に入れ子形に
なつている支持体55に装着された補助X線源5
4を用いて、患者40の側視X線像を撮影する。
支持体55は、直交するx、y及びz軸に沿つて
移動する様に、天井クレーン(図に示してない)
に装着されているとみなしてよい。コリメータ集
成体56がX線管ケーシング54に結合されて、
フイルム交換装置50にあるX線撮影フイルムに
画像を形成する為に、患者を横方向に通る様に投
射されるX線ビームを限定する。フイルム交換装
置の回転軸線は普通はアイソセンタ42を通過す
る。
次に主に第3図乃至第6図を参照して、側視用
フイルム交換装置50の取付け構造を説明する。
第3図に示す様に、回転及び並進機構52は3
つの主な集成体54,55,56で構成される。
第6図には、スタンド51とフイルム交換装置5
0との間に介在配置されたこれらの集成体の本質
的な細部が示されている。フイルム交換装置50
をスタンド51に対して限られた範囲で垂直方向
に移動出来る様にする部品は、全体的に垂直向き
の1対の斜め切り軌道57,58を含み、その端
面図が第5図に示されている。軌道57,58
は、スタンドに結合された板51′に結合される
ことにより、スタンド51に固定されている。こ
れらの軌道が斜め切り案内部59,60と相補的
に係合している。一方の軌道57及びそれと協働
する案内部59が第6図に拡大断面図で示されて
いる。第6図の典型的な案内部59が62に示す
様な小ねじによつて板61に締付けられている。
63に示す様なローラを設けて、摩擦を小さくす
る。板61は、垂直が第6図の図面の平面に対し
て直角になる場合にだけ、垂直方向に移動する様
に拘束されていることは明らかであろう。
集成体56はフイルム交換装置50が限られた
量だけ縦方向に移動出来る様にするもので、縦方
向の移動の為の機構が垂直方向の移動の為の機構
に対して90゜回転した姿勢に配置されていること
を別とすれば、垂直方向の移動について今説明し
た機構と同様である。即ち、第3図及び第6図に
示す様に、フイルム交換装置50が板65に結合
されている。斜め切りした案内部66,67が板
65に結合されていて、相補形の斜め切り軌道6
8,69が板70に結合されている。71に示す
様なローラが設けられている。板65並びにそれ
によつて支持するフイルム交換装置50が、板7
0に対し、縦方向に、即ち、第6図の図面の平面
と平行に移動する様に拘束されていることは明ら
かであろう。板70にはリング形スプロケツト7
2が円形配列の小ねじ73によつて結合されてい
る。第6図に見られる様に、スプロケツト72は
半径方向内向きに伸びるリム74を持ち、このリ
ムがリング75の上に張出している。リング75
はL字形断面であつて、垂直移動用の集成体の板
61に、76に示す様な円形配列の小ねじによつ
て結合されている。スプロケツトのリム74とL
字形リング75が相補的な形であることにより、
界面78に円形軸受が形成される。第6図にその
1つのリンクが見えるチエーン79を使つて、ス
プロケツト72に回転力を加える。スプロケツト
が回転駆動されると、普通は水平の外側の集成体
56並びにそれに装着されたフイルム交換装置5
0が軸受78上で回転する。
第4図及び第5図は、その軸にスプロケツト8
1を取付けたモータ53により、リング・スプロ
ケツト72がチエーン79によつてどの様に駆動
されるかをはつきりと示している。このモータは
ブラケツト82に取付けられており、このブラケ
ツトが直立スタンド51に装着された部分83に
結合されている。
第1図に示す様に、フイルム交換装置50は今
の状態では水平である、即ち、その長軸が床と平
行であるが、U字形アームは垂直から角度方向に
旋回している。水平がフイルム交換装置の正常な
姿勢である。U字形アームが垂直からいずれの向
きに旋回する時にも、U字形アームが垂直から旋
回する方向と反対の向きにモータ53で駆動する
ことにより、フイルム交換装置は水平に保たれ
る。
図示の実施例では、第1図から推量される様
に、U字形アームが垂直から約40゜回転した後、
フイルム交換装置35と側視用フイルム交換装置
50の間に干渉が起る惧れがある。この為、干渉
による結果を避ける為、前段で述べたフイルム交
換装置50の反対向きの回転は、U字形アームが
垂直から約40゜になつた時に中断し、この場合フ
イルム交換装置50は単純にU字形アーム15と
共に旋回し、その普通の水平の姿勢から外れる。
実際の設計では、その途中にU字形アームの10゜
又はそれ以上の回転を許す。こういう機能を達成
する為のモータ制御装置は図に示してないし、説
明もしないが、例えばレベル感知装置及びリレー
を使うことにより、電気技術者によつて設計する
ことが出来る。
第8図はU字形アーム15が垂直から一方の向
きに40゜という様な予定の角度より多く回転した
場合を破線で示してあり、この場合、やはり破線
で示した側視用フイルム交換装置50は、それを
実線の位置に保つ為の反対向きの回転を中断した
ので、この時U字形アームと一緒に回転する。
フイルム交換装置50は集成体54の作用によ
り、限られた範囲で垂直方向に可動である。集成
体54が手廻し輪85を使い、これが特に第3図
及び第5図に見られる様に、親ねじ86を廻す。
親ねじは、垂直移動用の集成体中の板61にブラ
ケツト88によつて結合された内ねじつきナツト
87の中で回転する。実例では、フイルム交換装
置50を約4吋だけ上げ下げする様にしたが、こ
れは後で説明する様に、或る撮影の場合だけであ
る。然し、普通、フイルム交換装置の受像平面の
中心はU字形アームの水平軸線20と一致した状
態に保たれる。
実例では、フイルム交換装置を縦方向に短な距
離、例えば約4吋移動させることは、別の手廻し
輪89を廻すことによつて達成させる。第4図に
見られる様に、手廻し輪89が親ねじ90を回転
させ、この親ねじがナツト91と係合している。
ナツトが板65に結合されており、フイルム交換
装置50がこの板65に装着されている。第3図
を見れば判る様に、親ねじが回転すると、フイル
ム交換装置がその軌道68,69上で縦方向に移
動する。
これまでの説明から、可逆モータ53がチエー
ン81を一方の向き又は反対向きに駆動すると、
フイルム交換装置50を縦方向に並進出来る様に
装着した集成体56が回転するが、フイルム交換
装置が垂直方向に移動出来る様に装着した他方の
集成体54は回転せず、U字形アームの背部又は
基部16と整合した状態にとゞまることが理解さ
れよう。
第2図及び第7図から判る様に、フイルム交換
装置50は患者の頭のごく近くに位置ぎめするこ
とが出来る。フイルム交換装置を縦方向に少しだ
け動ける様にする1つの理由は、患者の頭蓋骨の
拡大しない像を撮影したい時、この為には受像器
の受像平面又はフイルム平面を出来るだけ頭蓋骨
に接近させることが必要であるが、この時、第7
図に示す様に、X線テーブル台41上に横たわる
患者の肩に触れなくする位に、フイルム交換装置
を動かすことが出来る様にする為である。第2図
では、X線源が患者の右側にあり、フイルム交換
装置は左側にある。患者の反対側の像を撮影した
い時、L字形アーム10をその垂直軸線の周りに
回転する。この場合、フイルム交換装置は患者の
右側に来て、X線源54が左側に来る。フイルム
交換装置を患者の頭蓋骨と接触させたい場合、フ
イルム交換装置をU字形アームの軸線20の中心
から外れる様に縦方向に並進させることが再び必
要になることがある。
第2図に見られる様に、フイルム交換装置の直
立部材又はスタンド51は図面に示した患者の位
置から遠ざかる向きに、U字形アームの基部16
と接する限界までという様に、一層大きな距離だ
け並進出来る様に取付けられている。云い換えれ
ば、フイルム交換装置が患者と接触する倍率の小
さい場合から、源と像の間の距離が最大になる最
大の倍率までの範囲にわたる夫々の撮影に対し、
比較的長い「源と像の間の距離」(SID)が得ら
れる。フイルム交換装置50及びX線源54は約
100cmだけ離れる様に設定することが出来る。こ
れは、標準倍率に対するSIDであつて、患者はX
線源とフイルム平面の間の大体真中に配置され
る。フイルム変換装置及びX線源を同じ向きに移
動させても、このSIDを保ち、然も異なる値の倍
率を得ることが出来る。患者とフイルム交換装置
の受像平面との間の距離を変えることが出来る様
にする為、スタンド51は1対の軌道95,96
上を摺動する様に取付けられている。軌道95,
96が、第4図に示す様に、また第3図及び第2
図にも見られる様に、U字形アームの軸方向に伸
びる部分18の上面に結合されている。第4図
で、案内部97,98がスタンド51の底板99
に結合されており、軌道95,96とダブテール
形結合になつていて、摺動が出来る様にしなが
ら、フイルム交換装置のスタンドが、U字形アー
ムがかなり傾動した時に、落下しない様にしてい
る。スタンド51は手動で軌道に沿つて移動させ
られ、軌道95,96上の選ばれた位置に固定す
る為の鎖錠(図に示してない)を設けてもよい
が、U字形アームがテーブル台41上の患者に対
してどの様な角度になるかに関係なく、U字形ア
ームの脚部18は常に水平であるから、鎖錠は必
ずしも必要ではない。
第7図は、フイルム交換装置を患者の頭蓋骨に
接近させたい場合の撮影に対する、フイルム交換
装置50の縦方向の並進を示している。その中心
がU字形アームの軸線20と一致している、破線
で示した通常の位置から、患者の肩に触れずに、
頭蓋骨に一層接近した実線の位置まで移動してい
ることが判る。
まとめて云えば、側視X線撮影用の第2のフイ
ルム交換装置を、患者の血管並びに関連した解剖
学的な部分のPA像を撮影する為のX線源、第1
のフイルム交換装置及びX線イメージ・インテン
シフアイヤと共に、ガントリーに一体に組込んだ
血管X線撮影装置を説明した。数少ない例外はあ
るが、患者の全てのPA像及び側視X線像は、ア
イソセンタ42に対して患者を上げ下げすること
を必要とせずに撮影される。PA撮影方式でも側
視撮影方式でも、X線源と像の距離を可変にする
ことが出来る。側視用フイルム交換装置は、必要
な時、じやまにならない姿勢に配置出来る様な形
で取付けられている。
この装置をかなり詳しく説明したが、この説明
はこの発明を制約するものではなく例示するもの
であり、この発明の考えは種々の形で実施するこ
とが出来ることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は2平面血管X線撮影用のX線装置の斜
視図であり、PA像を撮影する為、即ちX線源が
患者の後側にあり、これと協働する1つの受像器
が患者の前側にある場合、垂直から角度方向に旋
回したU字形アームを示している。第2図はU字
形アームが垂直の姿勢に回転した時の装置の側面
図であり、PA X線撮影用の位置にある実線及び
破線で示した第1のフイルム交換装置と、側視で
小さい倍率、即ち真の投影によるX線撮影像を撮
影する為に、患者の頭に接近して配置された第2
のフイルム交換装置とを示している。第3図は第
1図及び第2図の全体の実施例から取出して示す
第2の即ち側視用フイルム交換装置及びその支持
機構の側面図、第4図は第2図の線4−4で切つ
て一部分を断面で示した、側視用フイルム交換装
置の正面図、第5図は第4図に示した機構の平面
図で、一部分を破断して示す。第6図は第3図の
線6−6で切つた断面図で、一部分を省略してあ
る。第7図はX線透過テーブル台上に仰向けにな
つた患者の頭部の部分平面図であり、側視用フイ
ルム交換装置が、頭部の小さい倍率の側視X線撮
影が出来る様に、患者の肩に触れない様に縦方向
に移動している。第8図は装置の簡略正面図で、
U字形アームが予定の角度を越えて回転した時、
U字形アームに担持される部品との干渉を避ける
為に、側視用フイルム交換装置を回転し得る様子
を示す。 主な符号の説明、10:L字形アーム、13:
垂直軸線、15:U字形アーム、16:基部、1
7,18:脚部、20:水平軸線、21:X線
源、25:X線ビームの軸線、30,31:往復
台、35:第1のフイルム交換装置、40:被検
体(患者)、50:第2のフイルム交換装置、5
1:スタンド、54:X線源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2平面血管X線撮影に適したX線装置に於
    て、 垂直軸線の周りに可動の支持手段と、 基部、該基部を水平軸線の周りに回転する様に
    前記支持手段に取付ける手段、及び前記水平軸線
    の両側で基部から夫々軸方向に伸びる脚部を持つ
    U字形アームと、 一方の前記脚部に装着されていて、前記水平軸
    線に対して垂直な軸線に沿つてX線ビームを投射
    する様になつていて、前記垂直軸線、前記水平軸
    線及びX線ビームの軸線の交点が、被検体を配置
    すべき領域内にあるアイソセンタを構成する様な
    X線源と、 他方の前記脚部に取付けられていて、前記水平
    軸線に対して半径方向内向き及び外向きに移動す
    る往復台手段と、 該往復台手段に装着されていて、前記X線ビー
    ムの軸線と交差し且つ全体的に前記水平軸線と平
    行な、前記往復台手段の半径方向の位置によつて
    決定される平面内に、X線撮影用フイルムを設置
    する第1のフイルム交換装置と、 側視X線像を撮影する為の第2のフイルム交換
    装置と、 該第2のフイルム交換装置を前記脚部の間且つ
    前記アイソセンタ及び基部の間で前記U字形アー
    ムに取付けて、第2のフイルム交換装置が前記水
    平軸線に対して全体的に垂直な平面内にX線撮影
    用フイルムを設置する様にする手段とを有するX
    線装置。 2 特許請求の範囲1に記載したX線装置に於
    て、前記支持手段が、 直立部分並びに当該L字形アームを垂直軸線の
    周りに回転させることが出来る様に1端で支持さ
    れた水平部分を含むL字形アームと、 前記U字形アームの基部及び該基部の両端から
    平行に伸びる脚部部材とを含み、前記基部がL字
    形アームの直立部分上で水平軸線の周りに回転す
    る様に装着され、前記脚部部材が該軸線の両側に
    位置し、更に、 側視X線撮影用に前記第2のフイルム交換装置
    が設けられ、該第2のフイルム交換装置を、前記
    U字形アームの脚部部材及び基部によつて限定さ
    れた空間内で、水平軸線の周りに回転し且つ該軸
    線と垂直な平面内で並進する様に取付けると共
    に、前記U字形アームの軸線に対して全体的に垂
    直な平面内にX線撮影用フイルムが設置される様
    にする手段とを有するX線装置。 3 特許請求の範囲1又は2に記載したX線装置
    に於て、前記第2のフイルム交換装置の取付け手
    段が、前記水平軸線に沿つて前記アイソセンタに
    接近し又はそれから遠ざかる向きに並進する様に
    該第2のフイルム交換装置を支持する手段を含ん
    でいるX線装置。 4 特許請求の範囲1乃至3のいずれか一項に記
    載したX線装置に於て、前記第2のフイルム交換
    装置の取付け手段が、該第2のフイルム交換装置
    を前記水平軸線の周りに回転出来る様に支持する
    手段と、 前記U字形アームが垂直から水平軸線の周りに
    回転する向きと反対向きにU字形アームに対して
    前記支持手段を回転させ、こうしてU字形アーム
    の少なくとも予定量の回転の間、前記第2のフイ
    ルム交換装置を水平に保つ手段とを含んでいるX
    線装置。 5 特許請求の範囲4に記載したX線装置に於
    て、前記第2のフイルム交換装置の取付け手段
    が、該第2のフイルム交換装置を前記水平軸線の
    周りに回転出来る様に支持する手段と、 前記U字形アームが垂直から予定の角度を越え
    て前記水平軸線の周りに回転する時、該U字形ア
    ームが回転する向きと同じ向きに前記支持手段を
    回転させ、こうして第2のフイルム交換装置が第
    1のフイルム交換装置とぶつからない様にする手
    段とを含んでいるX線装置。 6 特許請求の範囲4に記載したX線装置に於
    て、前記第2のフイルム交換装置を取付ける手段
    が、前記水平軸線の周りに回転出来る様に該第2
    のフイルム交換装置を支持する手段と、 U字形アームが回転する角度方向と反対の角度
    方向に前記支持手段をU字形アームに対して回転
    させ、こうしてU字形アームが垂直から予定の角
    度へ回転するまで第2のフイルム交換装置を水平
    に保つ様に作用すると共に、U字形アームが前記
    予定の角度を越えて回転した時、前記U字形アー
    ムと同じ向きに前記第2のフイルム交換装置の支
    持手段を回転させることが出来る様に作用する手
    段とを含むX線装置。 7 特許請求の範囲1乃至6のいずれか一項に記
    載したX線装置に於て、前記第2のフイルム交換
    装置の取付け手段が、 前記一方の脚部に取付けられていて、前記U字
    形アームの基部及びアイソセンタの間の領域でア
    イソセンタに近接する向き及びそれから遠ざかる
    向きに並進する支持部材と、 該支持部材に装着されていて、前記基部と平行
    に且つ前記U字形アームの回転軸線に対して垂直
    に直線的に移動する第1の手段と、 該第1の手段上で回転する様に装着された第2
    の手段と、 前記第1の手段の移動線に対して全体的に横方
    向に前記第2の手段上を移動する様に装着された
    第3の手段とで構成され、前記第2のフイルム交
    換装置が第3の手段に装着されているX線装置。
JP56173106A 1980-10-31 1981-10-30 Two plane x-ray photographing device Granted JPS57111527A (en)

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