JP3628818B2 - フィルム搬送方法及びフィルム搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の写真フィルム等を直線状に形成した搬送路に沿って搬送するフィルム搬送装置に係り、詳細には、写真フィルムの幅方向の端部に磁気ヘッドを適切に当接させながら搬送するフィルム搬送方法及びフィルム搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、現像処理の終了した長尺の写真フィルム(例えばネガフィルム)を、複数の画像コマ毎に切断せずに、カートリッジ内のスプール軸に層状に巻き取って収容させて保管する写真処理システムが用いられている。このような写真処理システムに用いられるネガフィルムには、感光層を設けているポリエチレンテレフタレート等の透明な支持体に磁気記録層を設け、ネガフィルムに関する情報や各画像の撮影時の情報、プリント時の情報等を記録できるようになっている。
【0003】
このため、このようなネガフィルムを処理するフィルム処理装置には、ネガフィルムの磁気記録層に記録されている磁気情報の読み取りや書込みを行うための磁気ヘッドが設けられており、ネガフィルムの処理に先立って磁気情報の読み取りを行い、ネガフィルムに対する所定の処理を終了する毎に磁気記録層への磁気情報の書込みを行うようにしている。
【0004】
ところで、カートリッジのスプール軸に層状に巻き取られているネガフィルムには、少なからず巻癖が生じ、このようなネガフィルムを搬送するときには、蛇行が生じる恐れがある。搬送されるネガフィルムに蛇行等が生じると、磁気ヘッドがネガフィルムの適切な位置に接触せずに、正確な磁気情報の読み取りや書込みが困難となる。このために、磁気ヘッドが設けられているフィルム搬送装置では、磁気ヘッドをネガフィルムの幅方向の端面の移動に追従して移動するエッジフォロワー機構が設けられている。
【0005】
エッジフォロワー機構によって磁気ヘッドをネガフィルムの幅方向の端面に対して一定の位置に対向させることにより、磁気情報の正確な読み取り及び正確な書込みが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エッジフォロワー機構は構造が複雑であり、フィルム搬送装置のコストアップを招いてしまう。
【0007】
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、磁気ヘッドを写真フィルムの適切な位置に当接させることができるフィルム搬送方法及びフィルム搬送装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、所定幅で幅方向の端部に磁気記録層が形成された長尺の写真フィルムを、前記磁気記録層に磁気ヘッドを接触させながら搬送するフィルム搬送方法であって、前記磁気ヘッドを挟んで前記写真フィルムの搬送方向の上流側及び下流側に、互いの先端の間隔が前記写真フィルムの搬送幅方向寸法より狭い突起部を対で配置し、前記突起部の間を通過するときに前記磁気ヘッドが前記写真フィルムの磁気記録層に接触するように搬送することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、所定幅で幅方向の端部に磁気記録層が形成された長尺の写真フィルムを、前記磁気記録層に磁気ヘッドを接触させながら、駆動手段によって駆動されるローラによって搬送力を付与して搬送するフィルム搬送装置であって、前記写真フィルムの搬送幅方向の両端面に対向して対で設けられ、互いの先端の間隔が写真フィルムの搬送幅方向寸法より狭い突起部を、前記磁気ヘッドを挟んで前記写真フィルムの搬送方向の上流側及び下流側に設けていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、磁気ヘッドを挟んで写真フィルムの搬送方向上流側及び下流側に設けている突起部が、写真フィルムの搬送路の幅方向の両側から搬送路の内方に突出する突起部して、搬送路を部分的に狭めている。また、突起部の間隔は、写真フィルムの搬送幅方向寸法より狭くなっている。これにより、搬送される写真フィルムに蛇行が生じても、この突起部を通過するときには、写真フィルムの幅方向の先端が、この突起部に確実に接触することになる。
【0010】
また、突起部の間に設けている磁気ヘッドには、写真フィルムの幅方向の端部の一定位置が対向するので、磁気ヘッドを写真フィルムの磁気記録層に的確に接触させることができる。
【0011】
このように、本発明では、搬送される写真フィルムの幅方向の先端の位置に応じて磁気ヘッドを移動させるのではなく、磁気ヘッドの位置に応じて写真フィルムの幅方向の先端の位置を移動させる。これにより、複雑で部品コストの高い所謂エッジフォロアー機構を用いる必要がなく、簡単な構造となり低コスト化が可能となる。
【0012】
請求項3に係る発明は、前記突起部に隣接して、前記写真フィルムの搬送幅方向の端部を搬送可能に挟む挟持手段を設けていることを特徴とする。
【0013】
突起部によって搬送路の幅寸法を部分的に狭めた場合、突起部の近傍を通過するときに、写真フィルムの幅方向の先端部が写真フィルムの表裏方向に沿って移動することがある。これに対して、突起部の近傍に挟持手段を設けることにより、写真フィルムの先端の表裏方向に沿った移動を防止することができる。
【0014】
なお、突起部では、写真フィルムの幅方向より突起部の間隔寸法が狭いために、突起部の間では、写真フィルムの幅方向の中間部に湾曲(カール)が生じるが、搬送路に写真フィルムの表裏面に対向する空間を形成することにより、写真フィルムの表面は不用意に他の部品と接触して損傷してしまうのを防止することができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、前記挟持手段が、前記磁気ヘッドに対向して設けられて前記写真フィルムの磁気記録層を前記磁気ヘッドへ緊密に当接させる密接手段と、前記2対の突起部を通過する前記写真フィルムの幅方向の中間部を、前記磁気ヘッド側に凸となるように規制するように案内する搬送案内手段と、を含むことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、磁気ヘッドに対向して密接手段を設け、磁気ヘッドを写真フィルムの磁気記録層へ緊密に接触させる。
【0018】
また、案内搬送手段は、写真フィルムが突起部の間を通過するときに、写真フィルムの幅方向の中間部が磁気ヘッド側へ凸となるように案内し、写真フィルムが突起部を通過するときにカールし易いようにする。
【0019】
これによって、写真フィルムが対で設けた突起部の間へ挿入されるときの挿入抵抗の低減を図ることができる。また、写真フィルムがカールする方向を規制できるために、写真フィルムが突起部の間を通過するときに、幅方向の中間部に撚れ等が生じるなどの不安定な挙動を起こすのを防止して安定し、かつ確実な搬送が可能となる。
【0020】
請求項5に係る発明は、前記搬送案内手段または前記挟持手段が、少なくとも前記写真フィルムの幅方向の両端部表面を清掃する清掃手段を含むことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、搬送案内手段は、写真フィルムを案内するときに写真フィルムの表面、例えば幅方向の両端部などの表面に接触するので、この搬送案内手段に清掃手段の機能を合わせ持たせることにより、写真フィルムに付着している汚れを除去する。したがって、写真フィルムに接触する磁気ヘッド等に写真フィルムの汚れが付着することがなく、正確な磁気情報の書込み及び読み出しが可能となる。特に、案内手段は突起部の上流側近傍に設けられるため、磁気ヘッドに接触する直前での清掃が可能となる。また、写真フィルムの表面を清掃するための構造は簡単で済む。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら本発明の実施の一形態を詳細に説明する。図1には、本発明を適用したフィルムスキャナ10が示されている。このフィルムスキャナ10には、前面(図1の紙面手前側)中央部に本発明のフィルム搬送装置が用いられているネガキャリア20が設けられている。
【0023】
フィルムスキャナ10には、ネガキャリア20の下方に供給リール26及び巻取リール28がネガキャリア20を挟んで左右(図1の紙面左右側)に設けられており、供給リール26には、長尺の写真フィルム(以下「ネガフィルム12」という)が層状に巻き取られている。
【0024】
供給リール26の上方には、引き出しローラ30、ガイドローラ32及びリザーバローラ34が設けられ、巻取リールの上方には巻取ローラ31、ガイドローラ33及びリザーバローラ35が設けられている。
【0025】
供給リール26に層状に巻き取られているネガフィルム12は、その外周端から引き出され、引出ローラ30、リザーバローラ34及びガイドローラ32に巻き掛けられて、ネガキャリア20へ装着される。また、ネガキャリア20から引出されたネガフィルム12は、ガイドローラ33、リザーバローラ35及び巻取ローラ31に順に巻き掛けられて、巻取リール28に巻き付けられる。巻取リール26から送り出されたネガフィルム12は、ネガキャリア20を通過した後に、巻取リール28に層状に巻き取られる。
【0026】
図5に示されるように、フィルムスキャナ10に装着されるネガフィルム12には、それぞれに画像が記録されている画像コマ14が所定間隔で設けられている。また、ネガフィルム12の幅方向の端部には、それぞれの画像コマ14に隣接した所定の位置にパーフォレーション16が形成されており、パーフォレーション16を検出することにより画像コマ14の位置を正確に把握できるようになっている。さらに、このネガフィルム12には、磁気記録層が形成されており、幅方向の両端部の非画像部分が磁気情報の記録される磁気トラック18として用いられている。
【0027】
このネガフィルム12は、通常、カートリッジ36内の図示しないスプール軸に層状に巻き取られてカートリッジ36内に収容されて保管される。このネガフィルム12を供給リール26に巻き付けるときには、それぞれカートリッジ36から引出した多数本のネガフィルム12を、互いの先端と後端とをスプライステープによって接続されてロール状に巻き付けられる。
【0028】
ネガフィルム12の磁気トラック18には、それぞれのネガフィルム12を特定する情報、各画像コマ14に記録されている画像の撮影時の情報や印画紙等へ露光して写真プリントを作成するときの、プリントサイズや露光条件等の種々の情報が記録されるようになっている。
【0029】
ネガフィルム12は、この磁気トラック18が形成されている面を内側にして供給リール26に巻き付けられる。これにより、供給リール26から引出されてネガキャリア20に挿入されたときには、ネガフィルム12の磁気トラック18側の面が図1の紙面上方側となるようにされている。また、ネガフィルム12は、磁気トラック18の形成されている面が再度内側となるように巻取リール28に巻き取られる。なお、図1には、供給リール26から巻取リール28へネガフィルム12を送るときのネガキャリア20でのネガフィルム12の搬送方向を矢印Aで示している。
【0030】
フィルムスキャナ10には、ネガキャリア20を挟んで、光源部22と画像読取部24が設けられている。光源部22は、ハロゲンランプ等を用いた光源40を備えており光源40から照射した光を反射ミラー42を含む光学系44によって反射させながらネガキャリア20を通過するネガフィルム12へ照射するようになっている。
【0031】
図4に示されるように、画像読取部24では、ネガフィルム12を透過した光源部22からの光を反射ミラー48によってプリズム50へ向けて反射し、プリズム50を透過した光が濃度センサ52へ照射されるようになっている。なお、図4では、図1の矢印A方向側から見た要部の概略構成を示している。
【0032】
濃度センサ52は、例えばCCD受光素子が256×256のマトリック状に配置されており、それぞれのCCD素子によって受光したR、G、Bの各色の受光量を露光量演算部54へ出力する。露光量演算部54では、ネガフィルム12の画像コマ14毎の受光量からそれぞれの画像コマ14に記録されている画像濃度を演算し、印画紙等へ露光するときの露光条件等を設定する。
【0033】
一方、プリズム50は、照射された光をビデオセンサ56へ向けて反射する。ビデオセンサ56は、例えば640×480画素のCCDセンサを備えており、ネガフィルム12の各画像コマ14に記録されている画像を撮影して画像信号処理部58へ出力する。この画像信号処理部58は、図示しないモニタに接続されており、このモニタに各画像コマの画像を表示して種々の画像処理を施すことができるようになっている。
【0034】
この画像読取部24の露光演算部54及び画像信号処理部58から出力されるネガフィルム12の各画像コマ14の画像情報は、図示しない情報処理部へ出力され、例えば、各ネガフィルム12に記録された画像をマトリックス状に配置したインデックスプリントの作成や、各ネガフィルム12に記録されている画像の写真プリントを作成するとき等に用いられる。
【0035】
図1及び図2に示されるように、ネガキャリア20は、上蓋60と下蓋62によって構成されており、ネガフィルム12の搬送路64は、上蓋60と下蓋62によって上下に分割される。ガイドローラ32、33はそれぞれ、上蓋60に設けられており、ネガフィルム12は、ガイドローラ32側からガイドローラ33側へ向けて搬送されるようになっている(矢印A方向)。
【0036】
図2に示されれるように、ネガキャリア20は、ヒンジ66を中心に下蓋62が下方(図2の紙面下側)へ略90°回動可能となっており、例えば、モータ70の駆動力によってシャフト72が回動されることにより、このシャフト72と一体で下蓋62が回動され、ネガフィルム12の搬送路64が下方へ開放可能となっている。
【0037】
フィルムスキャナ10では、リザーバローラ34、35及び引出ローラ30と巻取ローラ31のそれぞれを、供給リール26と巻取リール28の間の下方へ移動させ、ネガキャリア20の下蓋62を下方へ回動させた状態で、図示しないリーダクランプによって供給側リール26に巻き取られているネガフィルム12の外周端を巻取リール28に接続する。この後、各ローラのそれぞれを所定の位置へ移動させることにより、供給リール26から引出されているネガフィルム12をネガキャリア20の搬送路64内へ挿入され、この状態で下蓋62を戻すことにより、ネガフィルム12が装填される(オートローディング)。
【0038】
図1及び図2に示されるように、ネガキャリア20の上蓋60と下蓋62には、光源部22及び画像読取部24に対応した搬送路64の所定の位置に開口部68A、68Bがそれぞれ形成されている。これにより、光源部22から照射された光が画像読取部24へ達するようになっている。
【0039】
ネガキャリア20には、開口部68A、68Bの下流側(ネガフィルム12の搬送方向の下流側)に搬送ローラ74及び2個のアイドルローラ76が設けられている。図2に示されるように、搬送ローラ74は、上蓋60に設けられ、図示しない駆動手段から伝達される駆動力によって回転駆動される。また、アイドルローラ76は、下蓋62に設けられており、搬送ローラ74との間でネガフィルム12を挟持して、ネガフィルム12へ搬送力を付与する。ネガキャリア20に装着されたネガフィルム12は、搬送ローラ74とアイドルローラ76によって搬送路64に沿って所定の速度で搬送される。
【0040】
また、図1及び図2に示されるように、ネガキャリア20には、ネガフィルム12の搬送方向の上流側に搬送路64の幅方向に沿って複数の光学センサ78及びラインセンサ79が設けられている。光学センサ78及びラインセンサ79は、上蓋60または下蓋62の何れか一方に設けられた投光部78A、79Bと何れか他方に設けられた受光部78B、79Bによって対で構成されており、それぞれ投光部78A、79Aからの光が遮られたかまたは受光部78B、79Bで受光した光量の変化を検出できるようになっている。
【0041】
搬送路64の幅方向の両端部のそれぞれに設けられている光学センサ78は、ネガフィルム12の幅方向の端部に形成されているパーフォレーション16の検出と共に、ネガフィルム12にバーコードなどの光学情報が記録されているときには、これらの光学情報の読み取りに用いられる。また、搬送路64の幅方向の中央部に設けられている光学センサ78は、ネガフィルム12を接続しているスプライステープの検出用となっており、ラインセンサ79は、各画像コマ14の検出用となっている。ネガキャリア20では、ネガフィルム12毎に各画像コマ14に画像が記録されているか否かを判別すると共に、画像が記録されている画像コマ14を順に開口部68A、68Bの間の画像読み取り位置へ配置する。
【0042】
図2に示されるように、ネガキャリア20の上蓋60には、開口68Aの搬送方向上流側の所定の位置に読取ヘッド80が設けられている。読取ヘッド80は、ネガフィルム12の幅方向の両端部の磁気トラック18のそれぞれに対応して、搬送路64の幅方向の両側に対で設けられている。また、搬送路64の幅方向の一端には、読取ヘッド80の搬送方向上流側に書込みヘッド82が設けられている。この書込みヘッド82は、ネガフィルム12の幅方向の一方の端部の磁気トラック18に対応している。すなわち、ネガフィルム12に形成されている磁気トラック18は、一方の端部が読み出し専用となっている。
【0043】
ネガキャリア20には、書込みヘッド82に対応して、搬送路64の幅方向の他端には、ダミーヘッド84が設けられている。なお、このダミーヘッド84としては、磁気トラックの表面の清掃を行う所謂クリーニングヘッドを用いることができる。
【0044】
また、読取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84のそれぞれに対向して、下蓋62には、バックアップローラ86が設けられており、それぞれバックアップローラ86との間にネガフィルム12の幅方向の端部を挟持する。これにより、読取ヘッド80及び書込みヘッド82が、ネガフィルム12の幅方向の端部に形成されている磁気トラック18に摺接し、ネガフィルム12が所定の速度で搬送されることにより、磁気トラック18からの磁気情報の読み取り及び磁気情報の書込みが可能となっている。
【0045】
なお、読取ヘッド80は、ネガフィルム12の画像コマ14を開口部68A、68Bの間の画像読取位置に配置したときに、この画像コマ14の上流側の画像コマ14の間に対向する位置となっている(図3(A)参照)。
【0046】
フィルムスキャナ10では、供給リール26にロール状に巻き取っているネガフィルム12を巻取リール28へ向けて巻き取りながら、開口部68A、68Bの間の画像読取位置に、画像が記録されているネガフィルム12の画像コマ14を順に位置決めする、所謂コマ送り搬送を行う。このとき、ネガフィルム12の磁気トラック18に記録されている磁気情報を読取ヘッド80によって読み取る。また、フィルムスキャナ10では、ネガフィルム12を巻取リール28から供給リール26へ巻き戻すときに、ネガフィルム12を一定速度で搬送して、ネガフィルム12がネガキャリア20を通過するときに、書込みヘッド82によってネガフィルム12の磁気トラック18へ新たな磁気情報の書込み(磁気情報の更新)を行うようになっている。。
【0047】
ところで、図2に示されるように、ネガキャリア20に形成しているネガフィルム12の搬送路64は、上蓋60と下蓋62に形成されている矩形形状の凹部によって囲われている。この搬送路64の幅方向の両端部には、ガイド88が下蓋62から突設されており、搬送路64を通過するネガフィルム12の幅方向の両端部が、ガイド88に支持されながら搬送されるようになっている。これにより、ネガフィルム12の中央部の画像コマ14の表裏面が不必要にネガキャリア20の内部の部品に接触するのを防止している。
【0048】
図2、図3(A)及び図3(B)に示されるように、ネガキャリア20に形成しているネガフィルム12の搬送路64には、側壁90から幅方向の内方に突出したガイド突起92が設けられている。図3(A)および図3(B)に示されるように、それぞれのガイド突起92は、搬送路64の幅方向に対で設けられており、側壁90から搬送路64の幅方向に沿った内方側へ突設されている。これにより、搬送路64の幅寸法を部分的に狭めている。なお、これらのガイド突起92の先端部は、接触するネガフィルム12の端面を損傷させることなく、滑らかに案内できるように丸められている。
【0049】
また、図3(A)に示されるように、それぞれのガイド突起92は、読取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84を挟んで両側に設けられている。すなわち、ガイド突起92は、特に読取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84の近傍で、搬送路64の幅寸法を狭めるように設けられている。
【0050】
図3(A)および図3(B)に示されるように、搬送路36を形成する側壁90の間隔寸法W1 は、ネガフィルム12の幅寸法Wに対して僅か(1mm〜数mm)に広げられている。これに対して、ガイド突起92は、読取ヘッド80及び書込みヘッド82の近傍で搬送路64の幅寸法W1 をネガフィルム12の幅寸法Wより僅かに狭めた幅寸法W2 としている(W1 >W>W2 )。これによって、ネガフィルム12は、ガイド突起92の間を通過するときに、幅方向の両端の端面のそれぞれがガイド突起92の先端に当接し、中央部が僅かに湾曲(カール)するようにして通過する。
【0051】
すなわち、ガイド突起92の間隔寸法W2 をネガフィルム12の幅寸法Wより狭くすることにより、ネガフィルム12がその幅方向の中間部を上方または下方へ向けて湾曲(カール)しながら通過するようにしている。
【0052】
ネガキャリア20では、読取ヘッド80及び書込みヘッド82の位置が隣接するガイド突起92の先端を基準に定められて取り付けられている。すなわち、ネガフィルム12の幅方向の先端は、ガイド突起92の先端に確実に接触するために、このガイド突起92を基準として読取ヘッド80及び書込みヘッド82の位置を定めることにより、読取ヘッド80及び書込みヘッド82がネガフィルム12の幅方向の先端から一定の位置に接触するようにしている。
【0053】
なお、本実施の形態では、幅寸法Wが23.95 ±0.05mmのネガフィルム12に対して、ガイド突起92の間隔寸法W2 を23.7〜23.8mmとし、ネガフィルム12の幅方向の中央部に0.8 mm程度のカールが生じるようにしている。また、ネガキャリア20では、搬送路64の天井面60Aと底面62Aのそれぞれと、ガイド88によって案内されるネガフィルム12の表面との間に所定の間隙が生じるようにすることにより、ガイド突起92の間でネガフィルム12にカールが生じても、ネガフィルム12の表面が天井面60Aまたは底面62Aと接触するのを防止している。
【0054】
一方、図3(A)及び図3(C)に示されるように、ネガフィルム12の搬送方向の最上流の突起部92(書込みヘッド82及びダミーヘッド84の上流側に隣接する突起部92)の上流側には、搬送案内手段として湾曲ガイド部94が設けられている。この湾曲ガイド部94は、ネガフィルム12の搬送幅方向の両側に対で設けられ、搬送路64の側壁90から搬送幅方向の内方側へ突設されている。
【0055】
図3(C)に示されるようように、それぞれの湾曲ガイド部94は、ガイド88から延長された形状のアンダーガイド96Aと、ガイド88の上方に側壁90から突設されたオーバーガイド96Bが対で配置されてネガフィルム12の幅方向の両端部を収容可能な溝状に形成されたガイド溝98を形成している。
【0056】
アンダーガイド96Aは、ネガフィルム12の表面と対向する上面が、搬送路64の底面62Aから搬送幅方向の内方側へ向けて徐々に離間するように上方へ向けられて湾曲され、最先端がネガフィルム12の表面を傷めることがないように丸められている。このアンダーガイド96Aに対向するオーバーガイド96Bは、下面がアンダーガイド96Aの上面と所定の間隙をもって、アンダーガイド96Aの上面の湾曲に沿って湾曲されている。これによって、ガイド溝98は、通過するネガフィルム12の幅方向の両端部を、幅方向の中央部側が上方となるように斜めに持ち上げている。すなわち、ネガフィルム12は、湾曲ガイド部94によって幅方向の中央部が上方へ凸状にカールするように案内している。
【0057】
したがって、ネガキャリア20では、この湾曲ガイド部94を通過したネガフィルム12が、次に搬送路64が突起部92によって狭められたときに、ネガフィルム12の幅方向の中間部が確実に上方へ凸状にカールするようにしている。
【0058】
また、ネガフィルム12の幅方向の端部表面に対向するアンダーガイド96Aの上面及びオーバーガイド96Bの下面のそれぞれには、清掃手段としてクリーニング材100が貼付されている。 このクリーニング材100としては、例えばテレンプ、不織布等が用いることができる。このクリーニング材100は、ガイド溝98を通過するネガフィルム12の幅方向の端部の両面に接触し、ネガフィルム12の表面を傷めることなく、読取ヘッド80や書込みヘッド82が接触するネガフィルム12の表面(主に幅方向の端部表面)に付着しているちりや汚れを除去する。これによって、読取ヘッド80及び書込みヘッド82が接触するのに先立って、 ネガフィルム12の幅方向の両端部が清掃されるために、ネガフィルム12に付着しているちりや汚れが読取ヘッド80や書込みヘッド82に転写して、汚してしまうのを防止すると共に、読取ヘッド80や書込みヘッド82に転写した汚れによって、ネガフィルム12の表面が汚れたり、磁気情報の読取及び書込みが不正確となるのを防止している。
【0059】
なお、 湾曲ガイド部94として設けているアンダーガイド96A及びオーバーガイド96Bは、 着脱可能として、 必要に応じてクリーニング材100の交換が可能となっている。
【0060】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に適用したフィルムスキャナ10は、ネガフィルム12をロール状に巻き取っている供給リール26が装填されると、ネガキャリア20の下蓋62を回動させる。この後、ロール状のネガフィルム12の先端を巻取リール28に係合させて、ネガフィルム12をローディングすると、ネガキャリア20の下蓋62を戻して、ネガフィルム12をネガキャリア20に装填する。
【0061】
ネガフィルム12のローディングが終了すると、供給リール26からネガフィルム12を引き出しながら巻取リール28に巻き取る。このときに、ネガキャリア20では、ネガフィルム12をコマ送り搬送しながら、読取ヘッド80によってネガフィルム12の磁気トラック18に記録されている磁気情報を読み取る。これと共に、ネガキャリア20では、画像読取部24でネガフィルム12の各画像コマ14に記録されている画像の読み取りを行う。
【0062】
このようにして、供給リール26に巻き取られていた全てのネガフィルム12の磁気情報と各画像コマ14に記録されている画像の読み取りを行うと、巻取リール28から供給リール26へネガフィルム12の巻き戻しを行う。このとき、ネガキャリア20では、ネガフィルム12を一定速度で搬送しながら書込みヘッド82によって各ネガフィルム12の磁気トラック18に新たな磁気情報の書込みを行う。
【0063】
ところで、ネガキャリア20に形成しているネガフィルム12の搬送路64は、ガイド突起92によって部分的に幅寸法(間隔寸法W1 )が、ネガフィルム12の幅寸法Wより狭められている。このため、ネガフィルム12は、ガイド突起92の間を通過するときに、幅方向の両端の端面が確実にガイド突起92の先端に接触し、ガイド突起92によって幅方向の内方側へ押されながら通過する。
【0064】
また、このガイド突起92の近傍には、読取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84と、それぞれに対向するバックアップローラ86が設けられており、ネガフィルム12の幅方向の端部を挟持するようになっている。したがって、ネガフィルム12は、幅方向の中央部にカールが生じるが、幅方向の端部に浮き上がりが生じることがなく通過する。
【0065】
一方、ネガフィルム12の幅方向の端部と接触する読取ヘッド80及び書込みヘッド82は、それぞれガイド突起92の先端に対して位置決めされているので、ガイド突起92の先端にネガフィルム12の幅方向の先端が接触しながら通過する。これにより、読取ヘッド80及び書込みヘッド82は、ネガフィルム12の幅方向の先端から一定の位置の磁気トラック18に接触し、磁気情報の読み取り及び磁気情報の書込みが確実に行われる。
【0066】
このように、ネガフィルム12の搬送路64を部分的に狭めるガイド突起92を設けると共に、このガイド突起92の先端に対して位置決めして読取ヘッド80及び書込みヘッド82を取り付ける簡単な構成で、ネガフィルム12に生じる蛇行により読取ヘッド80及び書込みヘッド82のネガフィルム12への接触位置のずれを確実に防止することができる。
【0067】
従来、読取ヘッドや書込みヘッドの接触位置のずれを防止するために、ネガフィルムの端面の通過位置に追従させて、読取ヘッドや書込みヘッドを移動させる所謂エッジフォロアー機構が用いられているが、このようなエッジフォロアー機構では、部品数が多くまた構造が複雑であり、組み付けは勿論メンテナンスも容易ではなかった。
【0068】
これに対して、本発明では、ネガフィルム12の搬送路64を部分的に狭めるための複数対のガイド突起92を設けた簡単な構造であり、このガイド突起92に対して、読取ヘッド80及び書込みヘッド82を位置決めして取り付けるだけで良い。これにより、低コストで読取ヘッド80及び書込みヘッド82をネガフィルム12に設けている磁気トラック18に確実に接触させることができるネガキャリア20が得られる。また、部品数が少ないために、組み付けは勿論メンテナンスも容易となる。さらに、読取ヘッド80、書込みヘッド82及びガイド突起92のいずれも固定されており、可動部分がないために耐久性の向上も図られる。
【0069】
また、 ネガキャリア20の搬送路64には、突起部92の上流側に湾曲ガイド部94を設けており、 ネガフィルム12が突起部92の間を通過するのに先立って、ネガフィルム12を上方に凸状にカールするように案内している。ネガフィルム12は、突起部92の間を通過するのに先立って湾曲ガイド部94によって上方が凸状となるようにカールされるので、突起部92を通過するときに確実に上方が凸となるようにカールされ、幅方向の両端部が確実に突起部92の先端に接触するようになっている。
【0070】
このように、突起部92の上流側に湾曲ガイド部94を設けることにより、ネガフィルム12のカールする方向を予め規制することができると共に、ネガフィルム12が突起部92を通過するときに、 確実にネガフィルム12を所望の方向へカールさせることができる。
【0071】
なお、ネガフィルム12を所望の方向へカールさせるための搬送案内手段の構成は湾曲ガイド部94に限るものではない。例えば図6(A)及び図6(B)に示されるように、湾曲ガイド部94に加えて、ガイドプレート102を設けてもよい。図6(A)に示されるように、ガイドプレート102は、ネガフィルム12の搬送方向の上流側の突起部92と湾曲ガイド部94の間に配置されている。なお、 このガイドプレート102の位置は、 これに限らず、 例えば、 搬送幅方向に沿って対向する突起部92の間を避けた位置であれば、書込みヘッド82とダミーヘッド84の間に設けてもよい。
【0072】
図6(B)に示されるように、このガイドプレート102は、幅方向の両端部がガイド88の上面よりも底面62A側となるようにすると共に、幅方向の中央部がガイド88の上面よりも上方となるように、凸状に滑らかに湾曲されている。また、 このガイドプレート102は、搬送路64の底面62Aとの間に設けられている圧縮コイルばね104によって僅かに上方へ付勢されている。なお、ガイドプレート102のネガフィルム12の搬送方向に沿った形状は、搬送方向の上流側がガイド88よりも底面62Aに接近して、 搬送方向の中間部または後端部(下流側)がガイド88の上方に突出するように滑らかに湾曲されていればよい。
【0073】
このようなガイドプレート102を設けることにより、湾曲ガイド部94を通過したネガフィルム12の上方へ凸となるようにカールした状態を維持することができ、このネガフィルム12が突起部92を通過して、 書込みヘッド82とダミーヘッド84の間を通過するときに、ネガフィルム12をその幅方向の中間部が上方へ凸となるように確実にカールさせることができる。
【0074】
さらに、 この湾曲ガイド部94には、 ネガフィルム12の表面に対向してクリーニング材100が貼付されているので、読取ヘッド80及び書込みヘッド82に接触するネガフィルム12の表面を予め清掃することができる。このために、ネガフィルム12の表面に付着したチリや汚れが読取ヘッド80や書込みヘッド82に転写することによって、 磁気情報の正確な読み取り及び書込みに支障が生じてしまうのを確実に防止することができる。また、読取ヘッド82や書込みヘッド82への汚れの転写が防止されるので、読取ヘッド80や書込みヘッド82のクリーニングを行うタイミングが長くなりメンテナンス性が向上される。
【0075】
以上説明した本実施の形態は、本発明の一適用例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。本発明のフィルム搬送装置は、フィルムスキャナ10に設けたネガキャリア20のみならず、ネガフィルム12に記録されている画像を印画紙等の写真感光材料へ露光する写真プリンタまたはプリンタプロセッサ等に用いられるフィルムキャリア等にも適用することができる。また、本発明は、ネガフィルム12に限らず、長尺の写真フィルムを搬送する種々のフィルム搬送装置に適用できる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、磁気ヘッドに対向する写真フィルムの幅方向の先端の通過位置を定めることができるので、磁気ヘッドを写真フィルムの一定の位置に接触させることができる。これによって、写真フィルムに設けている磁気記録層への確実な磁気情報の書込み及び磁気情報の読み取りが可能となる。
【0077】
また、本発明は、高精度な磁気情報の読み取り及び書込みが低コストで可能となる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したフィルムスキャナの概略構成図である。
【図2】本発明を適用したネガキャリアを示す概略斜視図である。
【図3】(A)は、本発明を適用したネガキャリアの搬送路の一部を示す概略平面図、(B)は図3(A)の3B−3B線に沿った要部断面図、(C)は図3(A)の3C−3C線に沿った要部断面図である。
【図4】ネガキャリアと画像読取部の概略を示す構成図である。
【図5】磁気記録層が設けられているネガフィルムを示す概略平面図である。
【図6】(A)は搬送路の他の一適用例を示す要部平面図、(B)は図6(A)の6B−6B線に沿った要部断面図である。
【符号の説明】
10 フィルムスキャナ
12 ネガフィルム(写真フィルム)
14 画像コマ
18 磁気トラック(磁気記録層)
20 ネガキャリア(フィルム搬送装置)
60 上蓋
62 下蓋
80 読取ヘッド(挟持手段、磁気ヘッド)
82 書込みヘッド(挟持手段、磁気ヘッド)
84 ダミーヘッド(挟持手段)
86 バックアップローラ(挟持手段)
92 ガイド突起(突起部)
94 湾曲ガイド部(案内搬送手段)
100 クリーニング材(清掃手段)
Claims (5)
- 所定幅で幅方向の端部に磁気記録層が形成された長尺の写真フィルムを、前記磁気記録層に磁気ヘッドを接触させながら搬送するフィルム搬送方法であって、
前記磁気ヘッドを挟んで前記写真フィルムの搬送方向の上流側及び下流側に、互いの先端の間隔が前記写真フィルムの搬送幅方向寸法より狭い突起部を対で配置し、
前記突起部の間を通過するときに前記磁気ヘッドが前記写真フィルムの磁気記録層に接触するように搬送することを特徴とするフィルム搬送方法。 - 所定幅で幅方向の端部に磁気記録層が形成された長尺の写真フィルムを、前記磁気記録層に磁気ヘッドを接触させながら、駆動手段によって駆動されるローラによって搬送力を付与して搬送するフィルム搬送装置であって、
前記写真フィルムの搬送幅方向の両端面に対向して対で設けられ、互いの先端の間隔が写真フィルムの搬送幅方向寸法より狭い突起部を、
前記磁気ヘッドを挟んで前記写真フィルムの搬送方向の上流側及び下流側に設けていることを特徴とするフィルム搬送装置。 - 前記突起部に隣接して、前記写真フィルムの幅方向の端部を搬送可能に挟む挟持手段を設けていることを特徴とする請求項2に記載のフィルム搬送装置。
- 前記挟持手段が、
前記磁気ヘッドに対向して設けられて前記写真フィルムの磁気記録層を前記磁気ヘッドへ緊密に当接させる密接手段と、
前記2対の突起部を通過する前記写真フィルムの幅方向の中間部を、前記磁気ヘッド側に凸となるように規制するように案内する搬送案内手段と、
を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のフィルム搬送装置。 - 前記搬送案内手段または前記挟持手段が、少なくとも前記写真フィルムの幅方向の両端部表面を清掃する清掃手段を含むことを特徴とする請求項4に記載のフィルム搬送装置。
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