JPH1078621A - フィルム搬送装置 - Google Patents

フィルム搬送装置

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JPH1078621A
JPH1078621A JP8235425A JP23542596A JPH1078621A JP H1078621 A JPH1078621 A JP H1078621A JP 8235425 A JP8235425 A JP 8235425A JP 23542596 A JP23542596 A JP 23542596A JP H1078621 A JPH1078621 A JP H1078621A
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Shigeru Tanaka
茂 田中
Takehisa Ono
剛久 大野
Yoshiki Nomura
好喜 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で確実な磁気情報の読み取りない
し書込みを可能とする。 【解決手段】 ネガフィルム12の搬送路64には、読
取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84
が幅方向の両端部に対で設けられており、バックアップ
ローラとの間でネガフィルムの端部を挟持して磁気情報
の読み取り及び書込みを行うようになっている。読取ヘ
ッド、書込みヘッド及びダミーヘッドの近傍には、ガイ
ド突起92が設けられ、搬送路の幅寸法を部分的にネガ
フィルムの幅寸法より狭めている。これにより、ネガフ
ィルムの幅方向の端部が確実にガイド突起の先端に接触
しながら通過し、読取ヘッド及び書込みヘッドが、ネガ
フィルムの一定の位置に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の写真フィル
ム等を直線状に形成した搬送路に沿って搬送するフィル
ム搬送装置に係り、詳細には、写真フィルムの幅方向の
端部に磁気ヘッド等を適切に当接させることができるフ
ィルム搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現像処理の終了した長尺の写真フ
ィルム(例えばネガフィルム)を、複数の画像コマ毎に
切断せずに、カートリッジ内のスプール軸に層状に巻き
取って収容させて保管する写真処理システムが用いられ
ている。このような写真処理システムに用いられるネガ
フィルムには、感光層を設けているポリエチレンテレフ
タレート等の透明な支持体に磁気記録層を設け、ネガフ
ィルムに関する情報や各画像の撮影時の情報、プリント
時の情報等を記録できるようになっている。
【0003】このため、このようなネガフィルムを処理
するフィルム処理装置には、ネガフィルムの磁気記録層
に記録されている磁気情報の読み取りや書込みを行うた
めの磁気ヘッドが設けられており、ネガフィルムの処理
に先立って磁気情報の読み取りを行い、ネガフィルムに
対する所定の処理を終了する毎に磁気記録層への磁気情
報の書込みを行うようにしている。
【0004】ところで、カートリッジのスプール軸に層
状に巻き取られているネガフィルムには、少なからず巻
癖が生じ、このようなネガフィルムを搬送するときに
は、蛇行が生じる恐れがある。搬送されるネガフィルム
に蛇行等が生じると、磁気ヘッドがネガフィルムの適切
な位置に接触せずに、正確な磁気情報の読み取りや書込
みが困難となる。このために、磁気ヘッドが設けられて
いるフィルム搬送装置では、磁気ヘッドをネガフィルム
の幅方向の端面の移動に追従して移動するエッジフォロ
ワー機構が設けられている。
【0005】エッジフォロワー機構によって磁気ヘッド
をネガフィルムの幅方向の端面に対して一定の位置に対
向させることにより、磁気情報の正確な読み取り及び正
確な書込みが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エッジ
フォロワー機構は構造が複雑であり、フィルム搬送装置
のコストアップを招いてしまう。
【0007】本発明は、上記事実に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造で、磁気ヘッド等を写真フィルムの
適切な位置に当接させることができるフィルム搬送装置
を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
所定幅で長尺の写真フィルムに駆動手段によって駆動さ
れるローラによって搬送力を付与して搬送するフィルム
搬送装置であって、前記写真フィルムの搬送幅方向に対
向して、写真フィルムの搬送路の幅方向寸法を狭める少
なくとも一対の突起部が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】この発明によれば、写真フィルムの搬送路
の幅方向の両側から搬送路の内方に突出する突出手段
が、搬送路を部分的に狭めている。これにより、搬送さ
れる写真フィルムに蛇行が生じても、この突起部を通過
するときには、写真フィルムの幅方向の先端が、この突
起部に確実に接触することになる。
【0010】これにより、例えば、この突起部に隣接し
て写真フィルムの幅方向の端部に接触させる磁気ヘッド
を設ければ、長手方向に沿って搬送される写真フィルム
の幅方向に沿った一定の位置に磁気ヘッドを接触させる
ことができる。
【0011】このように、本発明では、搬送される写真
フィルムの幅方向の先端の位置に応じて磁気ヘッドを移
動させるのではなく、磁気ヘッドの位置に応じて写真フ
ィルムの幅方向の先端の位置を移動させる。これによ
り、複雑で部品コストの高い所謂エッジフォロアー機構
を用いる必要がなく、簡単な構造となり低コスト化が可
能となる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記突起部に隣接
して前記フィルムを搬送可能にフィルムの搬送幅方向の
端部を挟持する挟持手段を有することを特徴とする。
【0013】突起部によって搬送路の幅寸法を部分的に
狭めた場合、突起部の近傍を通過するときに、写真フィ
ルムの幅方向の先端部が写真フィルムの表裏方向に沿っ
て移動することがある。これに対して、突起部の近傍に
挟持手段を設けることにより、写真フィルムの先端の表
裏方向に沿った移動を防止することができる。
【0014】なお、突起部では、写真フィルムの幅方向
より突起部の間隔寸法が狭いために、突起部の間では、
写真フィルムの幅方向の中間部に湾曲(カール)が生じ
るが、搬送路に写真フィルムの表裏面に対向する空間を
形成することにより、写真フィルムの表面は不用意に他
の部品と接触して損傷してしまうのを防止することがで
きる。
【0015】請求項3に係る発明は、前記写真フィルム
の幅方向端部に形成された磁気記録層に接触する磁気ヘ
ッドと、前記写真フィルムの磁気記録層を前記磁気ヘッ
ドへ緊密に当接させる密接手段とが、写真フィルムの搬
送方向に沿って隣接して配置された2対の突起部の間に
設けられていることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、写真フィルムの搬送方
向に沿って隣接した配置した2対の突起部の間に挟持手
段として磁気ヘッドを設けている。互いに隣接した突起
部の間では、写真フィルムの幅方向に沿った蛇行は生じ
ることがなく、この突起部の間に磁気ヘッドを設けるこ
とにより、磁気ヘッドを写真フィルムの幅方向に沿った
一定の位置に正確に接触させることができる。
【0017】請求項4に係る発明は、前記2対の突起部
の上流側に設けられ前記写真フィルムが前記2対の突起
部を通過するときに写真フィルムの幅方向の中間部が前
記磁気ヘッド側に凸となるように規制するように案内す
る搬送案内手段を、さらに含むことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、写真フィルムが突起部
の間を通過するときに所定の方向に凸となるように、突
起部より写真フィルムの搬送方向の上流側に案内手段を
設けている。この案内手段は、写真フィルムが突起部を
通過するときにカールし易いように幅方向の中間部が所
定の方向に凸となるように案内する。
【0019】これによって、写真フィルムが対で設けた
突起部の間へ挿入されるときの挿入抵抗の低減を図るこ
とができる。また、写真フィルムのカールする方向を規
制できるために、突起部へ挿入されるときに、幅方向の
中間部に撚れ等が生じるなどの不安定な挙動を起こすの
を防止して安定し、かつ確実な搬送が可能となる。
【0020】請求項5に係る発明は、前記搬送案内手段
または前記挟持手段が、少なくとも前記写真フィルムの
幅方向の両端部表面を清掃する清掃手段を含むことを特
徴とする。
【0021】この発明によれば、搬送案内手段は、写真
フィルムを案内するときに写真フィルムの表面、例えば
幅方向の両端部などの表面に接触するので、この搬送案
内手段に清掃手段の機能を合わせ持たせることにより、
写真フィルムに付着している汚れを除去する。したがっ
て、写真フィルムに接触する磁気ヘッド等に写真フィル
ムの汚れが付着することがなく、正確な磁気情報の書込
み及び読み出しが可能となる。特に、案内手段は突起部
の上流側近傍に設けられるため、磁気ヘッドに接触する
直前での清掃が可能となる。また、写真フィルムの表面
を清掃するための構造は簡単で済む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の一形態を詳細に説明する。図1には、本発明を
適用したフィルムスキャナ10が示されている。このフ
ィルムスキャナ10には、前面(図1の紙面手前側)中
央部に本発明のフィルム搬送装置が用いられているネガ
キャリア20が設けられている。
【0023】フィルムスキャナ10には、ネガキャリア
20の下方に供給リール26及び巻取リール28がネガ
キャリア20を挟んで左右(図1の紙面左右側)に設け
られており、供給リール26には、長尺の写真フィルム
(以下「ネガフィルム12」という)が層状に巻き取ら
れている。
【0024】供給リール26の上方には、引き出しロー
ラ30、ガイドローラ32及びリザーバローラ34が設
けられ、巻取リールの上方には巻取ローラ31、ガイド
ローラ33及びリザーバローラ35が設けられている。
【0025】供給リール26に層状に巻き取られている
ネガフィルム12は、その外周端から引き出され、引出
ローラ30、リザーバローラ34及びガイドローラ32
に巻き掛けられて、ネガキャリア20へ装着される。ま
た、ネガキャリア20から引出されたネガフィルム12
は、ガイドローラ33、リザーバローラ35及び巻取ロ
ーラ31に順に巻き掛けられて、巻取リール28に巻き
付けられる。巻取リール26から送り出されたネガフィ
ルム12は、ネガキャリア20を通過した後に、巻取リ
ール28に層状に巻き取られる。
【0026】図5に示されるように、フィルムスキャナ
10に装着されるネガフィルム12には、それぞれに画
像が記録されている画像コマ14が所定間隔で設けられ
ている。また、ネガフィルム12の幅方向の端部には、
それぞれの画像コマ14に隣接した所定の位置にパーフ
ォレーション16が形成されており、パーフォレーショ
ン16を検出することにより画像コマ14の位置を正確
に把握できるようになっている。さらに、このネガフィ
ルム12には、磁気記録層が形成されており、幅方向の
両端部の非画像部分が磁気情報の記録される磁気トラッ
ク18として用いられている。
【0027】このネガフィルム12は、通常、カートリ
ッジ36内の図示しないスプール軸に層状に巻き取られ
てカートリッジ36内に収容されて保管される。このネ
ガフィルム12を供給リール26に巻き付けるときに
は、それぞれカートリッジ36から引出した多数本のネ
ガフィルム12を、互いの先端と後端とをスプライステ
ープによって接続されてロール状に巻き付けられる。
【0028】ネガフィルム12の磁気トラック18に
は、それぞれのネガフィルム12を特定する情報、各画
像コマ14に記録されている画像の撮影時の情報や印画
紙等へ露光して写真プリントを作成するときの、プリン
トサイズや露光条件等の種々の情報が記録されるように
なっている。
【0029】ネガフィルム12は、この磁気トラック1
8が形成されている面を内側にして供給リール26に巻
き付けられる。これにより、供給リール26から引出さ
れてネガキャリア20に挿入されたときには、ネガフィ
ルム12の磁気トラック18側の面が図1の紙面上方側
となるようにされている。また、ネガフィルム12は、
磁気トラック18の形成されている面が再度内側となる
ように巻取リール28に巻き取られる。なお、図1に
は、供給リール26から巻取リール28へネガフィルム
12を送るときのネガキャリア20でのネガフィルム1
2の搬送方向を矢印Aで示している。
【0030】フィルムスキャナ10には、ネガキャリア
20を挟んで、光源部22と画像読取部24が設けられ
ている。光源部22は、ハロゲンランプ等を用いた光源
40を備えており光源40から照射した光を反射ミラー
42を含む光学系44によって反射させながらネガキャ
リア20を通過するネガフィルム12へ照射するように
なっている。
【0031】図4に示されるように、画像読取部24で
は、ネガフィルム12を透過した光源部22からの光を
反射ミラー48によってプリズム50へ向けて反射し、
プリズム50を透過した光が濃度センサ52へ照射され
るようになっている。なお、図4では、図1の矢印A方
向側から見た要部の概略構成を示している。
【0032】濃度センサ52は、例えばCCD受光素子
が256×256のマトリック状に配置されており、そ
れぞれのCCD素子によって受光したR、G、Bの各色
の受光量を露光量演算部54へ出力する。露光量演算部
54では、ネガフィルム12の画像コマ14毎の受光量
からそれぞれの画像コマ14に記録されている画像濃度
を演算し、印画紙等へ露光するときの露光条件等を設定
する。
【0033】一方、プリズム50は、照射された光をビ
デオセンサ56へ向けて反射する。ビデオセンサ56
は、例えば640×480画素のCCDセンサを備えて
おり、ネガフィルム12の各画像コマ14に記録されて
いる画像を撮影して画像信号処理部58へ出力する。こ
の画像信号処理部58は、図示しないモニタに接続され
ており、このモニタに各画像コマの画像を表示して種々
の画像処理を施すことができるようになっている。
【0034】この画像読取部24の露光演算部54及び
画像信号処理部58から出力されるネガフィルム12の
各画像コマ14の画像情報は、図示しない情報処理部へ
出力され、例えば、各ネガフィルム12に記録された画
像をマトリックス状に配置したインデックスプリントの
作成や、各ネガフィルム12に記録されている画像の写
真プリントを作成するとき等に用いられる。
【0035】図1及び図2に示されるように、ネガキャ
リア20は、上蓋60と下蓋62によって構成されてお
り、ネガフィルム12の搬送路64は、上蓋60と下蓋
62によって上下に分割される。ガイドローラ32、3
3はそれぞれ、上蓋60に設けられており、ネガフィル
ム12は、ガイドローラ32側からガイドローラ33側
へ向けて搬送されるようになっている(矢印A方向)。
【0036】図2に示されれるように、ネガキャリア2
0は、ヒンジ66を中心に下蓋62が下方(図2の紙面
下側)へ略90°回動可能となっており、例えば、モー
タ70の駆動力によってシャフト72が回動されること
により、このシャフト72と一体で下蓋62が回動さ
れ、ネガフィルム12の搬送路64が下方へ開放可能と
なっている。
【0037】フィルムスキャナ10では、リザーバロー
ラ34、35及び引出ローラ30と巻取ローラ31のそ
れぞれを、供給リール26と巻取リール28の間の下方
へ移動させ、ネガキャリア20の下蓋62を下方へ回動
させた状態で、図示しないリーダクランプによって供給
側リール26に巻き取られているネガフィルム12の外
周端を巻取リール28に接続する。この後、各ローラの
それぞれを所定の位置へ移動させることにより、供給リ
ール26から引出されているネガフィルム12をネガキ
ャリア20の搬送路64内へ挿入され、この状態で下蓋
62を戻すことにより、ネガフィルム12が装填される
(オートローディング)。
【0038】図1及び図2に示されるように、ネガキャ
リア20の上蓋60と下蓋62には、光源部22及び画
像読取部24に対応した搬送路64の所定の位置に開口
部68A、68Bがそれぞれ形成されている。これによ
り、光源部22から照射された光が画像読取部24へ達
するようになっている。
【0039】ネガキャリア20には、開口部68A、6
8Bの下流側(ネガフィルム12の搬送方向の下流側)
に搬送ローラ74及び2個のアイドルローラ76が設け
られている。図2に示されるように、搬送ローラ74
は、上蓋60に設けられ、図示しない駆動手段から伝達
される駆動力によって回転駆動される。また、アイドル
ローラ76は、下蓋62に設けられており、搬送ローラ
74との間でネガフィルム12を挟持して、ネガフィル
ム12へ搬送力を付与する。ネガキャリア20に装着さ
れたネガフィルム12は、搬送ローラ74とアイドルロ
ーラ76によって搬送路64に沿って所定の速度で搬送
される。
【0040】また、図1及び図2に示されるように、ネ
ガキャリア20には、ネガフィルム12の搬送方向の上
流側に搬送路64の幅方向に沿って複数の光学センサ7
8及びラインセンサ79が設けられている。光学センサ
78及びラインセンサ79は、上蓋60または下蓋62
の何れか一方に設けられた投光部78A、79Bと何れ
か他方に設けられた受光部78B、79Bによって対で
構成されており、それぞれ投光部78A、79Aからの
光が遮られたかまたは受光部78B、79Bで受光した
光量の変化を検出できるようになっている。
【0041】搬送路64の幅方向の両端部のそれぞれに
設けられている光学センサ78は、ネガフィルム12の
幅方向の端部に形成されているパーフォレーション16
の検出と共に、ネガフィルム12にバーコードなどの光
学情報が記録されているときには、これらの光学情報の
読み取りに用いられる。また、搬送路64の幅方向の中
央部に設けられている光学センサ78は、ネガフィルム
12を接続しているスプライステープの検出用となって
おり、ラインセンサ79は、各画像コマ14の検出用と
なっている。ネガキャリア20では、ネガフィルム12
毎に各画像コマ14に画像が記録されているか否かを判
別すると共に、画像が記録されている画像コマ14を順
に開口部68A、68Bの間の画像読み取り位置へ配置
する。
【0042】図2に示されるように、ネガキャリア20
の上蓋60には、開口68Aの搬送方向上流側の所定の
位置に読取ヘッド80が設けられている。読取ヘッド8
0は、ネガフィルム12の幅方向の両端部の磁気トラッ
ク18のそれぞれに対応して、搬送路64の幅方向の両
側に対で設けられている。また、搬送路64の幅方向の
一端には、読取ヘッド80の搬送方向上流側に書込みヘ
ッド82が設けられている。この書込みヘッド82は、
ネガフィルム12の幅方向の一方の端部の磁気トラック
18に対応している。すなわち、ネガフィルム12に形
成されている磁気トラック18は、一方の端部が読み出
し専用となっている。
【0043】ネガキャリア20には、書込みヘッド82
に対応して、搬送路64の幅方向の他端には、ダミーヘ
ッド84が設けられている。なお、このダミーヘッド8
4としては、磁気トラックの表面の清掃を行う所謂クリ
ーニングヘッドを用いることができる。
【0044】また、読取ヘッド80、書込みヘッド82
及びダミーヘッド84のそれぞれに対向して、下蓋62
には、バックアップローラ86が設けられており、それ
ぞれバックアップローラ86との間にネガフィルム12
の幅方向の端部を挟持する。これにより、読取ヘッド8
0及び書込みヘッド82が、ネガフィルム12の幅方向
の端部に形成されている磁気トラック18に摺接し、ネ
ガフィルム12が所定の速度で搬送されることにより、
磁気トラック18からの磁気情報の読み取り及び磁気情
報の書込みが可能となっている。
【0045】なお、読取ヘッド80は、ネガフィルム1
2の画像コマ14を開口部68A、68Bの間の画像読
取位置に配置したときに、この画像コマ14の上流側の
画像コマ14の間に対向する位置となっている(図3
(A)参照)。
【0046】フィルムスキャナ10では、供給リール2
6にロール状に巻き取っているネガフィルム12を巻取
リール28へ向けて巻き取りながら、開口部68A、6
8Bの間の画像読取位置に、画像が記録されているネガ
フィルム12の画像コマ14を順に位置決めする、所謂
コマ送り搬送を行う。このとき、ネガフィルム12の磁
気トラック18に記録されている磁気情報を読取ヘッド
80によって読み取る。また、フィルムスキャナ10で
は、ネガフィルム12を巻取リール28から供給リール
26へ巻き戻すときに、ネガフィルム12を一定速度で
搬送して、ネガフィルム12がネガキャリア20を通過
するときに、書込みヘッド82によってネガフィルム1
2の磁気トラック18へ新たな磁気情報の書込み(磁気
情報の更新)を行うようになっている。。
【0047】ところで、図2に示されるように、ネガキ
ャリア20に形成しているネガフィルム12の搬送路6
4は、上蓋60と下蓋62に形成されている矩形形状の
凹部によって囲われている。この搬送路64の幅方向の
両端部には、ガイド88が下蓋62から突設されてお
り、搬送路64を通過するネガフィルム12の幅方向の
両端部が、ガイド88に支持されながら搬送されるよう
になっている。これにより、ネガフィルム12の中央部
の画像コマ14の表裏面が不必要にネガキャリア20の
内部の部品に接触するのを防止している。
【0048】図2、図3(A)及び図3(B)に示され
るように、ネガキャリア20に形成しているネガフィル
ム12の搬送路64には、側壁90から幅方向の内方に
突出したガイド突起92が設けられている。図3(A)
および図3(B)に示されるように、それぞれのガイド
突起92は、搬送路64の幅方向に対で設けられてお
り、側壁90から搬送路64の幅方向に沿った内方側へ
突設されている。これにより、搬送路64の幅寸法が部
分的に狭めている。なお、これらのガイド突起92の先
端部は、接触するネガフィルム12の端面を損傷させる
ことなく、滑らかに案内できるように丸められている。
【0049】また、図3(A)に示されるように、それ
ぞれのガイド突起92は、読取ヘッド80、書込みヘッ
ド82及びダミーヘッド84を挟んで両側に設けられて
いる。すなわち、ガイド突起92は、特に読取ヘッド8
0、書込みヘッド82及びダミーヘッド84の近傍で、
搬送路64の幅寸法を狭めるように設けられている。
【0050】図3(A)および図3(B)に示されるよ
うに、搬送路36を形成する側壁90の間隔寸法W
1 は、ネガフィルム12の幅寸法Wに対して僅か(1mm
〜数mm)に広げられている。これに対して、ガイド突起
92は、読取ヘッド80及び書込みヘッド82の近傍で
搬送路64の幅寸法W1 をネガフィルム12の幅寸法W
より僅かに狭めた幅寸法W2 としている(W1 >W>W
2 )。これによって、ネガフィルム12は、ガイド突起
92の間を通過するときに、幅方向の両端の端面のそれ
ぞれがガイド突起92の先端に当接し、中央部が僅かに
湾曲(カール)するようにして通過する。
【0051】すなわち、ガイド突起92の間隔寸法W2
をネガフィルム12の幅寸法Wより狭くすることによ
り、ネガフィルム12がその幅方向の中間部を上方また
は下方へ向けて湾曲(カール)しながら通過するように
している。
【0052】ネガキャリア20では、読取ヘッド80及
び書込みヘッド82の位置が隣接するガイド突起92の
先端を基準に定められて取り付けられている。すなわ
ち、ネガフィルム12の幅方向の先端は、ガイド突起9
2の先端に確実に接触するために、このガイド突起92
を基準として読取ヘッド80及び書込みヘッド82の位
置を定めることにより、読取ヘッド80及び書込みヘッ
ド82がネガフィルム12の幅方向の先端から一定の位
置に接触するようにしている。
【0053】なお、本実施の形態では、幅寸法Wが23.9
5 ±0.05mmのネガフィルム12に対して、ガイド突起9
2の間隔寸法W2 を23.7〜23.8mmとし、ネガフィルム1
2の幅方向の中央部に0.8 mm程度のカールが生じるよう
にしている。また、ネガキャリア20では、搬送路64
の天井面60Aと底面62Aのそれぞれと、ガイド88
によって案内されるネガフィルム12の表面との間に所
定の間隙が生じるようにすることにより、ガイド突起9
2の間でネガフィルム12にカールが生じても、ネガフ
ィルム12の表面が天井面60Aまたは底面62Aと接
触するのを防止している。
【0054】一方、図3(A)及び図3(C)に示され
るように、ネガフィルム12の搬送方向の最上流の突起
部92(書込みヘッド82及びダミーヘッド84の上流
側に隣接する突起部92)の上流側には、搬送案内手段
として湾曲ガイド部94が設けられている。この湾曲ガ
イド部94は、ネガフィルム12の搬送幅方向の両側に
対で設けられ、搬送路64の側壁90から搬送幅方向の
内方側へ突設されている。
【0055】図3(C)に示されるようように、それぞ
れの湾曲ガイド部94は、ガイド88から延長された形
状のアンダーガイド96Aと、ガイド88の上方に側壁
90から突設されたオーバーガイド96Bが対で配置さ
れてネガフィルム12の幅方向の両端部を収容可能な溝
状に形成されたガイド溝98を形成している。
【0056】アンダーガイド96Aは、ネガフィルム1
2の表面と対向する上面が、搬送路64の底面62Aか
ら搬送幅方向の内方側へ向けて徐々に離間するように上
方へ向けられて湾曲され、最先端がネガフィルム12の
表面を傷めることがないように丸められている。このア
ンダーガイド96Aに対向するオーバーガイド96B
は、下面がアンダーガイド96Aの上面と所定の間隙を
もって、アンダーガイド96Aの上面の湾曲に沿って湾
曲されている。これによって、ガイド溝98は、通過す
るネガフィルム12の幅方向の両端部を、幅方向の中央
部側が上方となるように斜めに持ち上げている。すなわ
ち、ネガフィルム12は、湾曲ガイド部94によって幅
方向の中央部が上方へ凸状にカールするように案内して
いる。
【0057】したがって、ネガキャリア20では、この
湾曲ガイド部94を通過したネガフィルム12が、次に
搬送路64が突起部92によって狭められたときに、ネ
ガフィルム12の幅方向の中間部が確実に上方へ凸状に
カールするようにしている。
【0058】また、ネガフィルム12の幅方向の端部表
面に対向するアンダーガイド96Aの上面及びオーバー
ガイド96Bの下面のそれぞれには、清掃手段としてク
リーニング材100が貼付されている。 このクリーニン
グ材100としては、例えばテレンプ、不織布等が用い
ることができる。このクリーニング材100は、ガイド
溝98を通過するネガフィルム12の幅方向の端部の両
面に接触し、ネガフィルム12の表面を傷めることな
く、読取ヘッド80や書込みヘッド82が接触するネガ
フィルム12の表面(主に幅方向の端部表面)に付着し
ているちりや汚れを除去する。これによって、読取ヘッ
ド80及び書込みヘッド82が接触するのに先立って、
ネガフィルム12の幅方向の両端部が清掃されるため
に、ネガフィルム12に付着しているちりや汚れが読取
ヘッド80や書込みヘッド82に転写して、汚してしま
うのを防止すると共に、読取ヘッド80や書込みヘッド
82に転写した汚れによって、ネガフィルム12の表面
が汚れたり、磁気情報の読取及び書込みが不正確となる
のを防止している。
【0059】なお、 湾曲ガイド部94として設けている
アンダーガイド96A及びオーバーガイド96Bは、 着
脱可能として、 必要に応じてクリーニング材100の交
換が可能となっている。
【0060】以下に本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態に適用したフィルムスキャナ10は、ネガフ
ィルム12をロール状に巻き取っている供給リール26
が装填されると、ネガキャリア20の下蓋62を回動さ
せる。この後、ロール状のネガフィルム12の先端を巻
取リール28に係合させて、ネガフィルム12をローデ
ィングすると、ネガキャリア20の下蓋62を戻して、
ネガフィルム12をネガキャリア20に装填する。
【0061】ネガフィルム12のローディングが終了す
ると、供給リール26からネガフィルム12を引き出し
ながら巻取リール28に巻き取る。このときに、ネガキ
ャリア20では、ネガフィルム12をコマ送り搬送しな
がら、読取ヘッド80によってネガフィルム12の磁気
トラック18に記録されている磁気情報を読み取る。こ
れと共に、ネガキャリア20では、画像読取部24でネ
ガフィルム12の各画像コマ14に記録されている画像
の読み取りを行う。
【0062】このようにして、供給リール26に巻き取
られていた全てのネガフィルム12の磁気情報と各画像
コマ14に記録されている画像の読み取りを行うと、巻
取リール28から供給リール26へネガフィルム12の
巻き戻しを行う。このとき、ネガキャリア20では、ネ
ガフィルム12を一定速度で搬送しながら書込みヘッド
82によって各ネガフィルム12の磁気トラック18に
新たな磁気情報の書込みを行う。
【0063】ところで、ネガキャリア20に形成してい
るネガフィルム12の搬送路64は、ガイド突起92に
よって部分的に幅寸法(間隔寸法W1 )が、ネガフィル
ム12の幅寸法Wより狭められている。このため、ネガ
フィルム12は、ガイド突起92の間を通過するとき
に、幅方向の両端の端面が確実にガイド突起92の先端
に接触し、ガイド突起92によって幅方向の内方側へ押
されながら通過する。
【0064】また、このガイド突起92の近傍には、読
取ヘッド80、書込みヘッド82及びダミーヘッド84
と、それぞれに対向するバックアップローラ86が設け
られており、ネガフィルム12の幅方向の端部を挟持す
るようになっている。したがって、ネガフィルム12
は、幅方向の中央部にカールが生じるが、幅方向の端部
に浮き上がりが生じることがなく通過する。
【0065】一方、ネガフィルム12の幅方向の端部と
接触する読取ヘッド80及び書込みヘッド82は、それ
ぞれガイド突起92の先端に対して位置決めされている
ので、ガイド突起92の先端にネガフィルム12の幅方
向の先端が接触しながら通過する。これにより、読取ヘ
ッド80及び書込みヘッド82は、ネガフィルム12の
幅方向の先端から一定の位置の磁気トラック18に接触
し、磁気情報の読み取り及び磁気情報の書込みが確実に
行われる。
【0066】このように、ネガフィルム12の搬送路6
4を部分的に狭めるガイド突起92を設けると共に、こ
のガイド突起92の先端に対して位置決めして読取ヘッ
ド80及び書込みヘッド82を取り付ける簡単な構成
で、ネガフィルム12に生じる蛇行により読取ヘッド8
0及び書込みヘッド82のネガフィルム12への接触位
置のずれを確実に防止することができる。
【0067】従来、読取ヘッドや書込みヘッドの接触位
置のずれを防止するために、ネガフィルムの端面の通過
位置に追従させて、読取ヘッドや書込みヘッドを移動さ
せる所謂エッジフォロアー機構が用いられているが、こ
のようなエッジフォロアー機構では、部品数が多くまた
構造が複雑であり、組み付けは勿論メンテナンスも容易
ではなかった。
【0068】これに対して、本発明では、ネガフィルム
12の搬送路64を部分的に狭めるための複数対のガイ
ド突起92を設けた簡単な構造であり、このガイド突起
92に対して、読取ヘッド80及び書込みヘッド82を
位置決めして取り付けるだけで良い。これにより、低コ
ストで読取ヘッド80及び書込みヘッド82をネガフィ
ルム12に設けている磁気トラック18に確実に接触さ
せることができるネガキャリア20が得られる。また、
部品数が少ないために、組み付けは勿論メンテナンスも
容易となる。さらに、読取ヘッド80、書込みヘッド8
2及びガイド突起92のいずれも固定されており、可動
部分がないために耐久性の向上も図られる。
【0069】また、 ネガキャリア20の搬送路64に
は、突起部92の上流側に湾曲ガイド部94を設けてお
り、 ネガフィルム12が突起部92の間を通過するのに
先立って、ネガフィルム12を上方に凸状にカールする
ように案内している。ネガフィルム12は、突起部92
の間を通過するのに先立って湾曲ガイド部94によって
上方が凸状となるようにカールされるので、突起部92
を通過するときに確実に上方が凸となるようにカールさ
れ、幅方向の両端部が確実に突起部92の先端に接触す
るようになっている。
【0070】このように、突起部92の上流側に湾曲ガ
イド部94を設けることにより、ネガフィルム12のカ
ールする方向を予め規制することができると共に、ネガ
フィルム12が突起部92を通過するときに、 確実にネ
ガフィルム12を所望の方向へカールさせることができ
る。
【0071】なお、ネガフィルム12を所望の方向へカ
ールさせるための搬送案内手段の構成は湾曲ガイド部9
4に限るものではない。例えば図6(A)及び図6
(B)に示されるように、湾曲ガイド部94に加えて、
ガイドプレート102を設けてもよい。図6(A)に示
されるように、ガイドプレート102は、ネガフィルム
12の搬送方向の上流側の突起部92と湾曲ガイド部9
4の間に配置されている。なお、 このガイドプレート1
02の位置は、 これに限らず、 例えば、 搬送幅方向に沿
って対向する突起部92の間を避けた位置であれば、書
込みヘッド82とダミーヘッド84の間に設けてもよ
い。
【0072】図6(B)に示されるように、このガイド
プレート102は、幅方向の両端部がガイド88の上面
よりも底面62A側となるようにすると共に、幅方向の
中央部がガイド88の上面よりも上方となるように、凸
状に滑らかに湾曲されている。また、 このガイドプレー
ト102は、搬送路64の底面62Aとの間に設けられ
ている圧縮コイルばね104によって僅かに上方へ付勢
されている。なお、ガイドプレート102のネガフィル
ム12の搬送方向に沿った形状は、搬送方向の上流側が
ガイド88よりも底面62Aに接近して、 搬送方向の中
間部または後端部(下流側)がガイド88の上方に突出
するように滑らかに湾曲されていればよい。
【0073】このようなガイドプレート102を設ける
ことにより、湾曲ガイド部94を通過したネガフィルム
12の上方へ凸となるようにカールした状態を維持する
ことができ、このネガフィルム12が突起部92を通過
して、 書込みヘッド82とダミーヘッド84の間を通過
するときに、ネガフィルム12をその幅方向の中間部が
上方へ凸となるように確実にカールさせることができ
る。
【0074】さらに、 この湾曲ガイド部94には、 ネガ
フィルム12の表面に対向してクリーニング材100が
貼付されているので、読取ヘッド80及び書込みヘッド
82に接触するネガフィルム12の表面を予め清掃する
ことができる。このために、ネガフィルム12の表面に
付着したチリや汚れが読取ヘッド80や書込みヘッド8
2に転写することによって、 磁気情報の正確な読み取り
及び書込みに支障が生じてしまうのを確実に防止するこ
とができる。また、読取ヘッド82や書込みヘッド82
への汚れの転写が防止されるので、読取ヘッド80や書
込みヘッド82のクリーニングを行うタイミングが長く
なりメンテナンス性が向上される。
【0075】以上説明した本実施の形態は、本発明の一
適用例を示すものであり、本発明の構成を限定するもの
ではない。本発明のフィルム搬送装置は、フィルムスキ
ャナ10に設けたネガキャリア20のみならず、ネガフ
ィルム12に記録されている画像を印画紙等の写真感光
材料へ露光する写真プリンタまたはプリンタプロセッサ
等に用いられるフィルムキャリア等にも適用することが
できる。また、本発明は、ネガフィルム12に限らず、
長尺の写真フィルムを搬送する種々のフィルム搬送装置
に適用できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、搬
送路中の所定の位置で、写真フィルムの幅方向の先端の
通過位置を定めることができるので、この位置に合わせ
て磁気ヘッド等を設けることにより、磁気ヘッドを写真
フィルムの一定の位置に接触させることができる。これ
によって、写真フィルムに設けている磁気記録層への確
実な磁気情報の書込み及び磁気情報の読み取りが可能と
なる。
【0077】また、本発明は、高精度な磁気情報の読み
取り及び書込みが低コストで可能となる優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したフィルムスキャナの概
略構成図である。
【図2】本発明を適用したネガキャリアを示す概略斜視
図である。
【図3】(A)は、本発明を適用したネガキャリアの搬
送路の一部を示す概略平面図、(B)は図3(A)の3
B−3B線に沿った要部断面図、(C)は図3(A)の
3C−3C線に沿った要部断面図である。
【図4】ネガキャリアと画像読取部の概略を示す構成図
である。
【図5】磁気記録層が設けられているネガフィルムを示
す概略平面図である。
【図6】(A)は搬送路の他の一適用例を示す要部平面
図、(B)は図6(A)の6B−6B線に沿った要部断
面図である。
【符号の説明】
10 フィルムスキャナ 12 ネガフィルム(写真フィルム) 14 画像コマ 18 磁気トラック(磁気記録層) 20 ネガキャリア(フィルム搬送装置) 60 上蓋 62 下蓋 80 読取ヘッド(挟持手段、磁気ヘッド) 82 書込みヘッド(挟持手段、磁気ヘッド) 84 ダミーヘッド(挟持手段) 86 バックアップローラ(挟持手段) 92 ガイド突起(突起部) 94 湾曲ガイド部(案内搬送手段) 100 クリーニング材(清掃手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅で長尺の写真フィルムに駆動手段
    によって駆動されるローラによって搬送力を付与して搬
    送するフィルム搬送装置であって、前記写真フィルムの
    搬送幅方向に対向して、写真フィルムの搬送路の幅方向
    寸法を狭める少なくとも一対の突起部が設けられている
    ことを特徴とするフィルム搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部に隣接して前記フィルムを搬
    送可能にフィルムの搬送幅方向の端部を挟持する挟持手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載のフィルム
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記写真フィルムの幅方向端部に形成さ
    れた磁気記録層に接触する磁気ヘッドと、前記写真フィ
    ルムの磁気記録層を前記磁気ヘッドへ緊密に当接させる
    密接手段とが、写真フィルムの搬送方向に沿って隣接し
    て配置された2対の突起部の間に設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載のフィルム搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記2対の突起部の上流側に設けられ前
    記写真フィルムが前記2対の突起部を通過するときに写
    真フィルムの幅方向の中間部が前記磁気ヘッド側に凸と
    なるように規制するように案内する搬送案内手段を、さ
    らに含むことを特徴とする請求項3に記載のフィルム搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送案内手段または前記挟持手段
    が、少なくとも前記写真フィルムの幅方向の両端部表面
    を清掃する清掃手段を含むことを特徴とする請求項4に
    記載のフィルム搬送装置。
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