JP3626832B2 - パン生地処理装置及び方法 - Google Patents

パン生地処理装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3626832B2
JP3626832B2 JP14077997A JP14077997A JP3626832B2 JP 3626832 B2 JP3626832 B2 JP 3626832B2 JP 14077997 A JP14077997 A JP 14077997A JP 14077997 A JP14077997 A JP 14077997A JP 3626832 B2 JP3626832 B2 JP 3626832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bread dough
differential pressure
space
pressure cage
thawing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14077997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10327737A (ja
Inventor
健一 上田
弘倫 大橋
由香 赤城
峰男 重里
朝廣 西川
義明 石野
進 益山
幸信 池本
昭治 青柳
淳郎 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Ryonetsu Kogyou Co Ltd
Original Assignee
House Foods Corp
Ryonetsu Kogyou Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp, Ryonetsu Kogyou Co Ltd filed Critical House Foods Corp
Priority to JP14077997A priority Critical patent/JP3626832B2/ja
Publication of JPH10327737A publication Critical patent/JPH10327737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3626832B2 publication Critical patent/JP3626832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パン生地処理装置及びパン生地処理方法に関するもので、特に、載置台の前方に整流空間を形成し、該整流空間の上記載置台から離れた位置に差圧ケージから流通する気体を流入させて、パン生地の均一な解凍及び又は発酵を可能とするパン生地処理装置及びパン生地処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパン生地を解凍し、蘇生する方法及び装置においては、ヒータ等により解凍蘇生庫の温度を40乃至150°Cとし、パイプ状のスチーム供給管に穿設した複数個の小孔からスチームを庫内に導入して庫内湿度を80乃至100%に保持し、ファン等により庫内の空気を攪拌して、庫内温度及び湿度を均一化していた。例えば、特公昭63−24654号公報に従来のパン生地を解凍し、蘇生する方法及び装置が開示されている。
また、収納庫本体の内部を、扉を介して個々に開閉される複数の部屋に分割し、各部屋に冷却手段と加熱手段を設け、凍結食品生地の冷凍保存から発酵までを、同一の収納状態のまま、電気的制御の下で自動的に連続して行う収納庫が知られている。例えば、特開平2−249446号公報に従来の凍結食品生地の収納庫が開示されている。
【0003】
更に、従来の冷凍パン生地の解凍と発酵方法及び解凍・発酵装置においては、冷凍パン生地を温度−5〜+10°C、湿度90〜100%、風速0.2m/s以下で、10分〜72時間かけて解凍し、湿度90〜100%、風速0.2m/s以下で、温度15〜+20°Cで1時間20分〜2時間10分かけて予熱し、温度22〜+38°C、湿度65〜100%、風速0.2m/s以下の状態を20分〜3時間保持していた。例えば、特開平5−64539号公報に従来の冷凍パン生地の解凍と発酵方法及び解凍・発酵装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の冷凍パン生地の解凍・蘇生(発酵)方法では、下記の課題があった。
(1)上記の従来の方法は、比較的小さい解凍蘇生庫内で少量のパン生地を処理するための方法であって、この方法を大きい空間内で大量のパン生地を処理する場合に適用すると、第1に、この大きい空間内における風の流れが不均一であるため、この空間内に著しい温度むら及び湿度むらが発生し、この空間内を所定の恒温恒湿に維持することはできなかった。従って、パン生地の表面が結露することがあり、或いは、パン生地の表面が乾燥しすぎることがあった。また、パン生地の発酵しすぎが発生したり、パン生地の発酵不足又は発酵むらが発生したりすることがあった。更に、第2に、上記の空間内を所定の恒温恒湿に維持するために、この空間内に供給する風量を多くすると、パン生地の近傍を通過する風速がたかまり、パン生地が乾燥してしまった。
【0005】
上記の2つの現象が発生した結果、パンの膨らみが均一に行われず、パンが所定の形にならず、かつパンの表面に火膨れが生じ、パンにひび割れ及び皺が発生し、パン内部の食感が不均一になり、製品の品質が安定しないという課題があった。
(2)上記の空間内に多段配置されたパン生地の収納棚ごとにスチーム供給管を設けた装置では、多数のスチーム供給管や、これらを加熱器等に接続するための配管等が必要となる。従って、装置の構造が複雑なものとなり、装置が高価になっていた。更に、収納棚の配置を変更するときには、同時にスチーム供給管等の配置を変更することが必要となり、装置の操作が複雑になっていた。
そして、このような従来の装置においても同様に、製品の品質が安定しないという課題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、従来のこのような課題を解決するため、載置台に載置したパン生地を均一に解凍及び又は発酵させるパン生地処理装置及びパン生地処理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製品の品質が安定しているパンを製造するためのパン生地処理装置及びパン生地処理方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、装置の構造が簡単で、操作が容易なパン生地処理装置を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、多量のパン生地を効率良く解凍及び発酵させることができるパン生地処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、パン生地を処理するための室と、パン生地を載置するための複数段からなる載置部を有し、かつ前記室内に配置された載置台と、前記室に配置された差圧ケージと、前記差圧ケージから吸入された気体を加熱させるための加熱部と、前記差圧ケージから吸入された気体を加湿させるための加湿部と、前記差圧ケージから吸入され、加熱され加湿された気体を前記室内に排出させるための排出部とを備えたパン生地処理装置であって、前記載置台は、前記差圧ケージの吸入部の前方に配置されるように構成した。本発明のパン生地処理装置において、整流空間が、前記室内において前記載置台の前方に設けられる。前記整流空間の前後方向幅は、前記載置部の総高さの1/8以上になるように形成され、前記整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成される。本発明のパン生地処理装置において、前記排出部は、前記載置台から離れた位置に設けられ、前記排出部から排出される気体は、その排出方向が前記載置台以外の方向であって、前記整流空間に流入されるようになっている。そして、本発明のパン生地処理装置においては、前記差圧ケージからの吸入によって、前記気体を前記整流空間から前記載置部に流すことができる。この構成により、冷凍パン生地を均一に解凍させることができ、また、パン生地を均一に発酵させることができる。本発明のパン生地処理装置の1つの観点においては、前記排出部は、前記整流空間の上方に設けられるのが好ましい。この構成により、冷凍パン生地を均一に解凍させることができる。また、本発明のパン生地処理装置の他の観点においては、前記排出部は、前記整流空間の下方に設けられるのが好ましい。この構成により、パン生地を均一に発酵させることができる。
【0008】
更に、本発明は、パン生地処理方法において、複数段からなる載置部を有する載置台にパン生地を載置し、載置台の後方から差圧ケージにより気体を吸入し、前記載置台の前方に整流空間を設けている。本発明のパン生地処理方法においては、前記整流空間の前後方向幅は、前記載置部の総高さの1/8以上になるように形成され、前記整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成される。本発明のパン生地処理方法においては、前記差圧ケージから流通する気体を、加熱部及び加湿部を通して、前記整流空間の前記載置部の前記載置台から離れた位置に流入させ、前記差圧ケージによる吸入によって、前記整流空間から気体を前記載置部に流すことを特徴とする。本発明のパン生地処理方法の1つの観点においては、差圧ケージから流通する気体を、整流空間の上方に流入させて冷凍パン生地の解凍を行うのが好ましい。この方法により、パン生地を均一に解凍させることができる。また、本発明のパン生地処理方法の他の観点においては、差圧ケージから流通する気体を、整流空間の下方に流入させてパン生地の発酵を行うのが好ましい。この方法により、パン生地を均一に発酵させることができる。
【0009】
更に、本発明の他の観点では、冷凍パン生地を解凍し、前記解凍したパン生地を発酵させるパン生地処理方法において、第1の室内において、冷凍パン生地を複数段からなる載置部を有する載置台に載置し、前記第1の室において、前記載置台の後方から第1の差圧ケージにより気体を吸入し、前記第1の室内において、前記載置台の前方に第1の整流空間を設けている。本発明のパン生地処理方法においては、前記第1の整流空間の前後方向幅は、前記載置部の総高さの1/8以上になるように形成され、前記第1の整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記第1の整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成される。本発明のパン生地処理方法においては、前記第1の差圧ケージから流通する気体を、加熱部及び加湿部を通して、前記第1の整流空間の載置部の前記載置台から離れた位置に、前記第1の整流空間の上方に流入させて、前記第1の差圧ケージによる吸入によって、気体を前記第1の整流空間から前記載置部に流し、それによって、冷凍パン生地の解凍を行う。さらに、本発明のパン生地処理方法においては、前記パン生地を載置した前記載置台を前記第1の室から第2の室に移動させ、前記第2の室において、前記載置台の後方から第2の差圧ケージにより気体を吸入し、前記第2の室内において、前記載置台の前方に第2の整流空間を設けている。本発明のパン生地処理方法においては、前記第2の整流空間の前後方向幅は、前記載置部の総高さの1/8以上になるように形成され、前記第2の整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記第2の整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成される。本発明のパン生地処理方法においては、前記第2の差圧ケージから流通する気体を、加熱部及び加湿部を通して、前記第2の整流空間の前記載置部の前記載置台から離れた位置に、前記第2の整流空間の下方に流入させて、前記第2の差圧ケージによる吸入によって、気体を前記第2の整流空間から前記載置部に流し、それによって、解凍したパン生地の発酵を行うことを特徴とする。
【0010】
この方法により、多量のパン生地を効率良く解凍及び発酵させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)パン生地解凍装置
最初に、本発明のパン生地解凍装置の実施の形態について説明する。
図2を参照すると、本発明のパン生地解凍装置100は、ほぼ長方形の平面形状を有している。パン生地解凍装置100の前側に位置する前面を100aとし、この前面100aと向かい合ってパン生地解凍装置100の後ろに位置する後面を100bとし、前面100aから後面100bに向かって見たときに右側に位置する右面を100cとし、同じく左側に位置する左面を100dとする。解凍室102がパン生地解凍装置100の内部に設けられている。
【0012】
図1及び図2を参照すると、差圧ケージ104が、後面100bに沿って解凍室102の中に配置されている。下部開口104aが、差圧ケージ104の下面の一部に設けられている。制御盤106が、差圧ケージ104の外側に設けられる。差圧ケージパンチングメタル108が、解凍室102の中心に面するように、差圧ケージ104に設けられている。差圧ケージファン112が、差圧ケージ104の上方に設けられている。差圧ケージファン112は1個以上、例えば、図2に示すように、2個設けられる。扉114が、左面100dの一部分に配置されている。
吹き出し口120が解凍室102の上面の一部分に設けられている。吹き出し口120は前面100aの近くに位置しており、解凍室102内において、差圧ケージ104のない方の側にある。吹き出し口パンチングメタル122が吹き出し口120に固定される。あて板124が、吹き出し口120から間隔を隔てて、解凍室102の中側に設けられる。あて板124は、吹き出し口120から吹き出す流体を受けて、側方に方向転換させて、解凍室102に流入させるのに役立つ。
【0013】
図1及び図3を参照すると、ダンパー130が、差圧ケージ104の上側に設けられる。ダンパー130は、1個以上、例えば、図3に示すように、2個設けられる。加熱ユニット132が、ダンパー130に隣接して設けられる。加熱・加湿ユニットファン134が加熱ユニット132に連結される。加湿ユニット136が加熱・加湿ユニットファン134に連結される。
図1から図3を参照すると、恒温・恒湿パッケージエアコン140が前面100aの外側に設けられる。エアコン流通経路142が前面100aの内側に設けられる。エアコン流通経路整流板144がエアコン流通経路142に設けられる。加湿ユニット136から排出された流体の一部分は、エアコン流通経路整流板144を通り、エアコン流通経路142を介して恒温・恒湿パッケージエアコン140に流入する。
【0014】
上方ダクト146が恒温・恒湿パッケージエアコン140に連結される。角丸ホッパー148が上方ダクト146に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150が角丸ホッパー148に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150の排出口150aは、ダンパー130に隣接して位置している。
従って、図1に示すように、差圧ケージの吸入側から順に、差圧発生部を構成する差圧ケージ104、冷却装置を構成する恒温・恒湿パッケージエアコン140の排出部150a、加熱部を構成する加熱ユニット132、加湿部を構成する加湿ユニット136が配置されている。
そして、冷却装置を構成する恒温・恒湿パッケージエアコン140の吸入部は、加湿部を構成する加湿ユニット136の次に配置されている。
【0015】
4台の台車160a、160b、160c、160dが、2列に並んで解凍室102内に配置される。台車160a及び160bは差圧ケージ104に隣接して、差圧ケージパンチングメタル108と間隔を隔てて配置される。従って、整流空間170が、吹き出し口120の下方に、解凍室102の内部に構成される。台車の数は1台であってもよいし、或いは、複数であってもよい。
次に、本発明のパン生地解凍装置100の各部分の寸法の一例について説明する。
図1及び図2を参照すると、パン生地解凍装置100の長さLSは約3600mmであり、幅WSは約2700mmであり、高さHSは約3500mmである。差圧ケージ104の厚さTSAは約600mmであり、幅WSAは約1700mmである。解凍室102の長さLKAは約3150mmであり、幅はWSと同じで約2700mmであり、高さHKAは約2500mmである。台車160a及び160bと差圧ケージ104とのすきまSDPは約50mmである。
【0016】
図4を参照すると、差圧ケージパンチングメタル108は、幅が約1700mmである。差圧ケージパンチングメタル108は、高さが約1500mmであり、開口率が約5%の第1パンチング領域108aを有する。高さが約50mmで、開口のない第1めくら板108bが第1パンチング領域108aの下方に設けられる。高さが約200mmであるサランネットフィルタ108cが第1めくら板108bの下方に設けられる。高さが約200mmで、開口のない第2めくら板108dが第1パンチング領域108aの上方に設けられる。高さが約100mmで、開口率が約50%の第2パンチング領域108eが第2めくら板108bの上方に設けられる。高さが約475mmで、下方にアルミチャネル108fを有する断熱パネル108gが、第2パンチング領域108eの上方に設けられる。
【0017】
吹き出し口120は、前面100aから後面100bに向かう方向の開口部長さが500mmであり、これと直角方向の開口部長さが1410mmである。
あて板124は、前面100aから後面100bに向かう方向の長さが915mmであり、これと直角方向の長さが1825mmである。
図5から図7を参照すると、台車160a、160b、160c、160dは同じ構造であり、これを台車160として示す。台車160は、差圧ケージパンチングメタル108に面して配置される面の長さが約770mmであり、差圧ケージパンチングメタル108と直角方向に配置される部分の厚さが約615mmである。パン生地を配置するための複数の載置部160gを有する載置台160hが台車160に設けられている。それぞれの載置部160gは、図7に示すような平面形状を有する。複数の載置部160gの総高さは約1600mmであり、この中に、図5及び図6に示すように、例えば、16個の載置部160gが設けられている。台車160を移動させるための車輪160kが載置台160hの下面に設けられている。
【0018】
以上のように構成することにより、4台の台車160a、160b、160c、160dの差圧ケージ104と反対側に、前後方向の幅、即ち、差圧ケージパンチングメタル108と直角方向の幅が1270mmで、縦横の寸法、即ち、高さ及び奥行きが載置部160gの縦横の寸法より大きい整流空間170が形成される。この整流空間170の前後方向幅は、載置部160g総高さの1/8以上であり、載置部160g総高さの1/4以上であるのが好ましく、300mm〜4500mmであるのが更に好ましい。この整流空間170の高さは、載置部160gの総高さ以上であるのが好ましく、1200mm〜3000mmであるのが好ましい
【0019】
種々のパン生地が、図8に示すように配置される。例えば、フランクロールのパン生地172a、メロンパンのパン生地172b及びクリームパンのパン生地172cを解凍させる場合には、載置部160gとして、図9に示す平天板174を用いる。例えば、コッペパンのパン生地176aを解凍させる場合には、載置部160gとして、図10に示す型天板178を用いる。パン生地を配置した平天板174又は型天板178は、複数の載置部160gにそれぞれ配置される。
ここで、解凍の対象となる冷凍生地の仕様について説明する。
コッペパンは、寸法(長さ×幅×高さ)が180〜220×20〜40×15〜30mmであり、重さは70〜100グラムである。コッペパンのパン生地は、細長い棒のようなパン生地である。コッペパンのパン生地の標準解凍時間は2時間〜3時間である。
【0020】
あんぱんは、寸法(長さ×幅×高さ)が55〜90×55〜90×25〜35mmであり、重さは80〜130グラムである。あんぱんのパン生地は、あんこが入ったほぼ丸いパン生地である。あんぱんのパン生地の標準解凍時間は2時間〜4時間である。
フランクロールは、寸法(長さ×幅×高さ)が120〜170×25〜50×10〜30mmであり、重さは50〜100グラムである。フランクロールのパン生地は、中央に切れ目が入っている細長いパン生地である。フランクロールのパン生地の標準解凍時間は1時間30分〜3時間である。
次に、本発明のパン生地解凍装置100の作用について説明する。
図11及び図12を参照すると、本発明のパン生地解凍装置100においては、温度が約15〜30°Cで、湿度が約50〜100%の恒温恒湿の空気が、風速0.1〜1m/secで、吹き出し口120から解凍室102に向かって排出される。空気はあて板124にあたって、四方に分配されるように解凍室102に流入する。解凍室102に流入した空気は、整流空間170に流入する。そして、この空気の一部分は、台車160a〜160dの中に配置されたパン生地の傍らを通過して、差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから差圧ケージ104に流入する。空気の他の一部分は、差圧ケージパンチングメタル108の第2パンチング領域108eから差圧ケージ104に流入する。空気の更に他の一部分は、下部開口104aから差圧ケージ104に流入する。
【0021】
差圧ケージ104に流入した空気は、差圧ケージファン112により、ダンパー130を介して上方に排出される。従って、差圧ケージ104の排出方向は、台車160a〜160dを配置した方向とは異なる方向である。
差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量は、パン生地の傍らを通過する風速が0.2m/sec以下になるように制御されるのが好ましい。台車160a及び160bの差圧ケージ104に面している部分の表面積をSとし、この部分を通過する空気の風速を0.01m/secから0.2m/secにする場合には、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量は、
S〔m〕×0.01〔m/sec〕×60 = 0.6S〔CMM〕
から、
S〔m〕×0.2 〔m/sec〕×60 = 12S〔CMM〕
となる。
【0022】
ここで、〔CMM〕は、〔m/min〕を意味し、「キュービック・メーター・パー・ミニット」のことである。
差圧ケージ104を通して循環させられる空気の風量は、解凍室102内を恒温恒湿に維持するために、上記のように計算した風量より多くする必要性がある。このため、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aの上部及び下部から、循環させられる空気の風量の全体から上記のように計算した風量を差し引いた分に相当する空気を吸入する必要性がある。そして、上記のように計算した風量だけを、パン生地の傍らを通過させて、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する。このような、差圧ケージ104を通して循環させられる空気の風量は、解凍室102の内部体積、解凍室102の内部の設定温度、パン生地の品温等の様々な条件により異なるが、例えば、2.4S〜48Sとすることができる。
【0023】
ただし、冷凍パン生地の解凍を行う場合には、解凍時におけるパン生地からの冷気が解凍室102の床付近によどみやすいので、差圧ケージ104の下部開口104aから比較的多くの空気を吸入するのが好ましい。すなわち、パン生地の傍らを通過して差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量より多くの空気を、差圧ケージ104の下部開口104aから吸入するのが好ましい。
例えば、差圧ケージ104の計画風量を40CMMとした場合には、パン生地の傍らを通過して差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する風量を10CMMとし、差圧ケージパンチングメタル108の第2パンチング領域108eから差圧ケージ104に流入する風量を10CMMとし、差圧ケージ104の下部開口104aから吸入する風量を20CMMとするように構成するのがよい。ここで、ファン能力により、最大流量は54CMMまで可能なように構成するのがよい。
【0024】
次に、本発明のパン生地解凍装置100の自動制御装置の作用について説明する。
図13を参照すると、空調機の吸い込み空気(レタンエアー)198が、第1の組み込み型空調機(パッケージエアコン)200に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、吸い込み熱交サーミスタ202を通り、空調機冷却コイル204によって冷却される。空調機送風機206が、冷却された空気を排出する。組み込み型空調機200は除湿専用機であり、常時運転される。第1の空調機内部電気制御箱208が吸い込み熱交サーミスタ202に接続される。
空調機送風機206によって排出された空気は、第2の組み込み型空調機(パッケージエアコン)210に吸い込まれる。第1の組み込み型空調機(パッケージエアコン)200及び第2の組み込み型空調機(パッケージエアコン)210は、図1及び図2に示す恒温・恒湿パッケージエアコン140に相当する。
【0025】
吸い込まれた空気は、空調機冷却コイル214によって冷却される。空調機送風機216が、冷却された空気を排出する。第2の空調機内部電気制御箱218が、解凍室102内に設けられた空調機温湿度検出器(パッケージエアコンサーモセンサ)220に接続される。空調機温湿度検出器(パッケージエアコンサーモセンサ)220は、解凍室102内の温度及び湿度を検出する。第2の組み込み型空調機(パッケージエアコン)210は、例えば、3台設けられる。
第1の組み込み型空調機200を操作するための第1の操作スイッチ(リモコンスイッチ)222が第1の組み込み型空調機200に接続される。第2の組み込み型空調機210を操作するための第2の操作スイッチ(リモコンスイッチ)224が第2の組み込み型空調機210に接続される。
【0026】
空調機送風機216によって排出された空気は、蒸気加熱コイル(スチームヒータ)226に向けられる。蒸気加熱コイル226は空気を加熱する。温度検出器228が解凍室102内の空気の温度を検出する。湿度検出器230が解凍室102内の空気の湿度を検出する。温度検出器228は蒸気加熱コイルの温度調節器232に接続される。温度検出器228が検出した温度検出信号に基づいて、温度調節器232は自動弁234を駆動させるための小型電動機(バルブモータ)236の作動を制御する。自動弁234の作動により、蒸気加熱コイル226の作動を調節して、空気の温度を制御する。
湿度検出器230は蒸気加湿器の湿度調節器(ヒューミコントローラ)240に接続される。湿度検出器230が検出した湿度検出信号に基づいて、湿度調節器240は自動弁242を駆動させるための小型電動機(バルブモータ)244の作動を制御する。自動弁242の作動により、蒸気加湿ノズル246の作動を調節して、空気の湿度を制御する。
【0027】
温度及び湿度を調節された空気は、空調機の出口空気(サプライエアー)250として排出される。図1に示すように、出口空気は、一部分は吹き出し口120から解凍室102に排出され、他の一部分はエアコン流通経路142に流入する。
(2)パン生地発酵装置
次に、本発明のパン生地発酵装置の実施の形態について説明する。パン生地発酵装置は、いわゆる「焙炉(ほいろ)」を構成する。
図15を参照すると、本発明のパン生地発酵装置300は、ほぼ長方形の平面形状を有している。パン生地発酵装置300の前側に位置する前面を300aとし、この前面300aと向かい合ってパン生地発酵装置300の後ろに位置する後面を300bとし、前面300aから後面300bに向かって見たときに右側に位置する右面を300cとし、同じく左側に位置する左面を300dとする。発酵室302がパン生地発酵装置300の内部に設けられている。
【0028】
図14及び図15を参照すると、差圧ケージ104が、後面300bに沿って発酵室302の中に配置されている。下部開口104aが、差圧ケージ104の下面の一部に設けられている。制御盤106が、差圧ケージ104の外側に設けられる。差圧ケージパンチングメタル108が、発酵室302の中心に面するように、差圧ケージ104に設けられている。差圧ケージファン112が、差圧ケージ104の上方に設けられている。差圧ケージファン112は1個以上、例えば、図15に示すように、2個設けられる。扉114が、左面300dの一部分に配置されている。
第1の吹き出し口320及び第2の吹き出し口322が発酵室302の下方の一部分に設けられている。第1の吹き出し口320は、前面300aと右面300cの交点に近い位置に配置され、発酵室302内において、差圧ケージ104のない方の側にある。第2の吹き出し口322は、前面300aと左面300dの交点に近い位置に配置され、発酵室302内において、差圧ケージ104のない方の側にある。第1の吹き出し口320と第2の吹き出し口322は、互いにほぼ向かい合っており、差圧ケージパンチングメタル108の面とほぼ平行な方向に両側からほぼ同時に、発酵室302の下方部分に空気を排出させる。
【0029】
ダンパー130が、差圧ケージ104の上側に設けられる。ダンパー130は、1個以上設けられる。加熱ユニット132が、ダンパー130に隣接して設けられる。加熱・加湿ユニットファン134が加熱ユニット132に連結される。加湿ユニット136が加熱・加湿ユニットファン134に連結される。
恒温・恒湿パッケージエアコン140が、前面300aの外側に設けられる。エアコン流通経路142が、前面300aの内側に設けられる。エアコン流通経路整流板144がエアコン流通経路142に設けられる。加湿ユニット136から排出された流体は、エアコン流通経路整流板144を通り、エアコン流通経路142を介して一部分が恒温・恒湿パッケージエアコン140に流入する。
上方ダクト146が恒温・恒湿パッケージエアコン140に連結される。角丸ホッパー148が上方ダクト146に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150が角丸ホッパー148に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150の排出口150aは、ダンパー130に隣接して位置している。
【0030】
4台の台車160a、160b、160c、160dが、2列に並んで発酵室302内に配置される。台車160a及び160bは差圧ケージ104に隣接して、差圧ケージパンチングメタル108と間隔を隔てて配置される。従って、整流空間170が、第1の吹き出し口320及び第1の吹き出し口322に近い部分に、発酵室302の内部に構成される。台車の数は1台であってもよいし、或いは、複数であってもよい。
次に、本発明のパン生地発酵装置300の各部分の寸法の一例について説明する。
図14及び図15を参照すると、パン生地発酵装置300の長さLHAは約3600mmであり、幅WHAは約2700mmであり、高さHHAは約3500mmである。差圧ケージ104の厚さTSAは約600mmであり、幅WSAは約1700mmである。発酵室302の長さLHKは約3150mmであり、幅はWHAと同じで約2700mmであり、高さHHKは約2500mmである。台車160a及び160bと差圧ケージ104とのすきまSDPは約50mmである。
【0031】
差圧ケージパンチングメタル108は、図4に示すものと同様な形状・寸法のものである。台車160a、160b、160c、160dは、図5から図7に示すものと同様な寸法・形状のものであり、これを台車160として示す。以上のように構成することにより、4台の台車160a、160b、160c、160dの差圧ケージ104と反対側に、前後方向の幅、即ち、差圧ケージパンチングメタル108と直角方向の幅が1270mmで、縦横の寸法、即ち、高さ及び奥行きが載置部160gの縦横の寸法より大きい整流空間170が形成される。この整流空間170の前後方向幅は、載置部160gの総高さの1/8以上であり、載置部160gの総高さの1/4以上であるのが好ましく、300mm〜4500mmであるのが更に好ましい。
【0032】
この整流空間170の高さは、載置部160gの総高さ以上であるのが好ましく、1200mm〜3000mmであるのが好ましい。種々のパン生地が、本発明のパン生地解凍装置の場合と同様に載置部160gに配置される。次に、本発明のパン生地発酵装置300の作用について説明する。図16及び図17を参照すると、本発明のパン生地発酵装置300においては、温度が約25〜40°Cで、湿度が約40〜100%の恒温恒湿の空気が、風速0.4〜2m/secで、第1の吹き出し口320と第2の吹き出し口322から、互いにほぼ向かい合って同時に、発酵室302に排出される。空気の吹き出し方向は、整流板330及び332によって調節される。
【0033】
発酵室302に流入した空気は、整流空間170に流入する。そして、この空気の一部分は、台車160a〜160dの中に配置されたパン生地の傍らを通過して、差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから差圧ケージ104に流入する。空気の他の一部分は、差圧ケージパンチングメタル108の第2パンチング領域108eから差圧ケージ104に流入する。空気の更に他の一部分は、下部開口104aから差圧ケージ104に流入する。
差圧ケージ104に流入した空気は、差圧ケージファン112により、ダンパー130を介して上方に排出される。従って、差圧ケージ104の排出方向は、台車160a〜160dを配置した方向とは異なる方向である。
差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量は、パン生地の傍らを通過する風速が0.2m/sec以下になるように制御されるのが好ましい。台車160a及び160bの差圧ケージ104に面している部分の表面積をSとし、この部分を通過する空気の風速を0.01m/secから0.2m/secにする場合には、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量は、
S〔m〕×0.01〔m/sec〕×60 = 0.6S〔CMM〕
から
S〔m〕×0.2 〔m/sec〕×60 = 12S〔CMM〕
となる。
【0034】
ここで、〔CMM〕は、〔m/min〕を意味し、「キュービック・メーター・パー・ミニット」のことである。
差圧ケージ104を通して循環させられる空気の風量は、発酵室302内を恒温恒湿に維持するために、上記のように計算した風量より多くする必要性がある。このため、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aの上部及び下部から、循環させられる空気の風量の全体から上記のように計算した風量を差し引いた分に相当する空気を吸入する必要性がある。そして、上記のように計算した風量だけを、パン生地の傍らを通過させて、差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する。このような、差圧ケージ104を通して循環させられる空気の風量は、発酵室302の内部体積、発酵室302の内部の設定温度、パン生地の品温等の様々な条件により異なるが、例えば、1.2S〜39Sとすることができる。
【0035】
ただし、パン生地の発酵を行う場合には、例えば、差圧ケージ104の計画風量を20CMMとした場合には、パン生地の傍らを通過して差圧ケージパンチングメタル108の第1パンチング領域108aから吸入する風量を10CMMとし、差圧ケージパンチングメタル108の第2パンチング領域108eから差圧ケージ104に流入する風量を5CMMとし、差圧ケージ104の下部開口104aから吸入する風量を5CMMとするように構成するのがよい。ここで、ファン能力により、最大流量は50CMMまで可能なように構成するのがよい。
次に、本発明のパン生地発酵装置300の自動制御装置の作用について説明する。
図18を参照すると、吸い込み空気(レタンエアー)198が、冷却ユニット400に吸い込まれる。冷却ユニット400は、図14及び図15に示す恒温・恒湿パッケージエアコン140に相当する。
【0036】
吸い込まれた空気は、冷却コイル404によって冷却される。送風機406が、冷却された空気を排出する。冷却ユニット内部電気制御箱408が冷却ユニット400に設けられる。冷却ユニット温湿度検出器420は、発酵室302内に設けられ、発酵室302内の温度及び湿度を検出する。
冷却ユニット温湿度検出器420は、恒温恒湿型空調機の温度調節器(冷却ユニットのサーモコントローラ)422及び恒温恒湿型空調機の湿度調節器(冷却ユニットのヒューミコントローラ)424に接続される。恒温恒湿型空調機の温度調節器(冷却ユニットのサーモコントローラ)422及び恒温恒湿型空調機の湿度調節器(冷却ユニットのヒューミコントローラ)424は、冷却ユニット内部電気制御箱408に接続される。冷却ユニット温湿度検出器420の検出した温度及び湿度の検出信号に基づいて、恒温恒湿型空調機の温度調節器(冷却ユニットのサーモコントローラ)422及び恒温恒湿型空調機の湿度調節器(冷却ユニットのヒューミコントローラ)424が作動して、冷却ユニット400の作動を調節する。
【0037】
送風機406によって排出された空気は、ファン410により、蒸気加熱コイル(スチームヒータ)226に向けられる。蒸気加熱コイル226は空気を加熱する。温度検出器228が発酵室302内の空気の温度を検出する。湿度検出器230が発酵室302内の空気の湿度を検出する。温度検出器228は蒸気加熱コイルの温度調節器232に接続される。温度検出器228が検出した温度検出信号に基づいて、温度調節器232は自動弁234を駆動させるための小型電動機(バルブモータ)236の作動を制御する。自動弁234の作動により、蒸気加熱コイル226の作動を調節して、空気の温度を制御する。
湿度検出器230は蒸気加湿器の湿度調節器(ヒューミコントローラ)240に接続される。湿度検出器230が検出した湿度検出信号に基づいて、湿度調節器240は自動弁242を駆動させるための小型電動機(バルブモータ)244の作動を制御する。自動弁242の作動により、蒸気加湿ノズル246の作動を調節して、空気の湿度を制御する。
【0038】
温度及び湿度を調節された空気は、出口空気(サプライエアー)250として排出される。図14及び図15に示すように、出口空気は、エアコン流通経路142を介して、一部分は第1の吹き出し口320及び第2の吹き出し口322から発酵室302に排出され、他の一部分は恒温・恒湿パッケージエアコン140に流入する。
(3)パン生地解凍・発酵装置
次に、本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態について説明する。
図19及び図20を参照すると、本発明のパン生地解凍・発酵装置600は、ほぼ長方形の平面形状を有している。パン生地解凍・発酵装置600の前側に位置する前面を600aとし、この前面600aと向かい合ってパン生地・発酵解凍装置600の後ろに位置する後面を600bとし、前面600aから後面600bに向かって見たときに右側に位置する右面を600cとし、同じく左側に位置する左面を600dとする。解凍・発酵室602がパン生地解凍・発酵装置600の内部に設けられている。
【0039】
差圧ケージ104が、後面600bに沿って解凍・発酵室602の中に配置されている。下部開口104aが、差圧ケージ104の下面の一部に設けられている。制御盤106が、差圧ケージ104の外側に設けられる。差圧ケージパンチングメタル108及び差圧ケージファン112が差圧ケージ104に設けられている。扉114が、左面600dの一部分に配置されている。
解凍用吹き出し口620が解凍・発酵室602の上面の一部分に設けられている。解凍用吹き出し口620は前面600aの近くに位置しており、解凍・発酵室602内において、差圧ケージ104のない方の側にある。あて板124が、解凍用吹き出し口620から間隔を隔てて、解凍・発酵室602の中側に設けられる。
【0040】
解凍用吹き出し口620を開閉するための解凍用吹き出し口閉鎖部材622が解凍用吹き出し口620に配置される。パン生地を解凍・発酵室602の中で解凍させる場合には、解凍用吹き出し口閉鎖部材622は開位置にあって、空気を解凍用吹き出し口620から解凍・発酵室602の中へ排出させることができる。
これに対して、パン生地を解凍・発酵室602の中で発酵させる場合には、解凍用吹き出し口閉鎖部材622は閉位置にあって、空気を解凍用吹き出し口620から解凍・発酵室602の中へ排出させることはできない。
ダンパー130が、差圧ケージ104の上側に設けられる。加熱ユニット132が、ダンパー130に隣接して設けられる。加熱・加湿ユニットファン134が加熱ユニット132に連結される。加湿ユニット136が加熱・加湿ユニットファン134に連結される。
【0041】
恒温・恒湿パッケージエアコン140が前面600aの外側に設けられる。エアコン流通経路142が前面600aの内側に設けられる。エアコン流通経路整流板144がエアコン流通経路142に設けられる。加湿ユニット136から排出された流体は、エアコン流通経路整流板144を通り、エアコン流通経路142を介して一部分が恒温・恒湿パッケージエアコン140に流入する。
上方ダクト146が恒温・恒湿パッケージエアコン140に連結される。角丸ホッパー148が上方ダクト146に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150が角丸ホッパー148に連結される。パッケージエアコン延長ダクト150の排出口150aは、ダンパー130に隣接して位置している。
4台の台車160a、160b、160c、160dが、2列に並んで解凍・発酵室602内に配置される。台車160a及び160bは差圧ケージ104に隣接して、差圧ケージパンチングメタル108と間隔を隔てて配置される。従って、整流空間170が、吹き出し口620の下方に、解凍・発酵室602の内部に構成される。
【0042】
第1の発酵用吹き出し口630及び第2の発酵用吹き出し口632が解凍・発酵室602の下方の一部分に設けられている。第1の発酵用吹き出し口630は、前面600aと右面600cの交点に近い位置に配置され、解凍・発酵室602内において、差圧ケージ104のない方の側にある。第2の発酵用吹き出し口632は、前面600aと左面600dの交点に近い位置に配置され、解凍・発酵室602内において、差圧ケージ104のない方の側にある。第1の発酵用吹き出し口630と第2の発酵用吹き出し口632は、互いにほぼ向かい合っており、差圧ケージパンチングメタル108の面とほぼ平行な方向に両側からほぼ同時に、解凍・発酵室302の下方部分に空気を排出させる。
第1の発酵用吹き出し口630を開閉するための第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材640が第1の発酵用吹き出し口630に配置される。第2の発酵用吹き出し口632を開閉するための第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材642が第2の発酵用吹き出し口632に配置される。
【0043】
パン生地を解凍・発酵室602の中で解凍させる場合には、第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材640及び第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材642は閉位置にあって、空気を第1の発酵用吹き出し口630及び第2の発酵用吹き出し口632から解凍・発酵室602の中へ排出させることはできない。
これに対して、パン生地を解凍・発酵室602の中で発酵させる場合には、第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材640及び第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材642は開位置にあって、空気を第1の発酵用吹き出し口630及び第2の発酵用吹き出し口632から解凍・発酵室602の中へ排出させることができる。
本発明のパン生地解凍・発酵装置600の自動制御装置は、上述した本発明のパン生地解凍装置の実施の形態及びパン生地発酵装置の実施の形態の両方の特性を合わせて有している。従って、必要に応じて、パン生地解凍・発酵装置600の自動制御装置を切り換えることにより、本発明のパン生地解凍・発酵装置600を用いてパン生地を解凍させることもできるし、或いは、パン生地を発酵させることもできる。
【0044】
その他の本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態の構成は、上述した本発明のパン生地解凍装置の実施の形態及びパン生地発酵装置の実施の形態と同様である。
本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態を用いてパン生地を解凍させるときの作用は、上述した本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の作用と同様である。上述した本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の作用と異なる点は、自動制御装置の作動により、解凍用吹き出し口閉鎖部材622を開位置に移動させ、かつ、第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材640及び第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材642を閉位置に移動させることである。
本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態を用いてパン生地を発酵させるときの作用は、上述した本発明のパン生地発酵装置の実施の形態の作用と同様である。上述した本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の作用と異なる点は、自動制御装置の作動により、解凍用吹き出し口閉鎖部材622を閉位置に移動させ、かつ、第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材640及び第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材642を開位置に移動させることである。
【0045】
このような構成により、1つの解凍・発酵室を用いて、連続してパン生地の解凍及び発酵を行うことができる。
(4)パン生地を解凍し、発酵させるパン生地処理方法
次に、本発明のパン生地解凍装置及びパン生地発酵装置を用いて、パン生地を連続的に解凍し、発酵させるパン生地処理方法について説明する。パン生地を解凍させる第1の室即ち解凍室と、パン生地を発酵させる第2の室即ち発酵室を準備する。まず、第1の室内において、冷凍パン生地を台車の載置部に載置する。次に、台車の後方から第1の差圧ケージにより空気を吸入する。ここで、パン生地を載置した台車の前方に、前後方向幅が載置部の総高さの1/8以上であり、縦横の寸法が載置部の縦横の寸法より大きい第1の整流空間を形成する。
【0046】
そして、第1の整流空間の台車から離れた位置に第1の差圧ケージから流通する気体を、第1の整流空間の上方に流入させる。この流入した気体を冷凍パン生地の傍らに通過させることによって、パン生地の解凍を行う。上記のパン生地を載置した台車台を第1の室から第2の室に移動させる。次に、この第2の室内において、台車の後方から第2の差圧ケージにより気体を吸入する。ここで、台車の前方に、前後方向幅が載置部の総高さの1/8以上であり、縦横の寸法が載置部の縦横の寸法より大きい第2の整流空間を形成する。そして、第2の整流空間の台車から離れた位置に第2の差圧ケージから流通する気体を、第2の整流空間の下方に流入させる。この流入した気体をパン生地の傍らに通過させることによって、パン生地の発酵を行う。
【0047】
本発明のこの方法により、パン生地を解凍させる第1の室と、パン生地を発酵させる第2の室とを用いることによって、パン生地の解凍と発酵を効率的かつ連続的に行うことができる。
【0048】
【実施例】
次に、本発明のパン生地処理装置の実施の形態を用いて実施した実施例の評価結果について、比較例の評価結果と比較して説明する。
図21を参照すると、2台の台車160が差圧ケージ104の前方に配置され、12組のパン生地の試料を、台車160内の12箇所の載置部A〜Lのところに載置した。そして、パン生地の解凍及び発酵の評価のときには、パン生地処理装置の整流空間170を、台車160の前方に設けた。
(1)パン生地の解凍の評価
(1−1)実施例
次に、本発明の実施例におけるパン生地解凍装置の条件と、出来上がったパンの評価結果について説明する。
【0049】
【表1】
パン生地解凍装置の実施例の条件と評価
Figure 0003626832
(1−2) 比較例
次に、比較例におけるパン生地解凍装置の条件と、出来上がったパンの評価結果を説明する。
【0050】
【表2】
パン生地解凍装置の比較例の条件と評価
Figure 0003626832
Figure 0003626832
Figure 0003626832
(2)パン生地の発酵の評価
(2−1)実施例
次に、本発明の実施例におけるパン生地発酵装置の条件と、出来上がったパンの評価結果を説明する。この場合には、パン生地の解凍を適切に行った試料を用いている。
【0051】
【表3】
パン生地発酵装置の実施例の条件と評価
Figure 0003626832
(2−2) 比較例
次に、比較例におけるパン生地発酵装置の条件と、出来上がったパンの評価結果を説明する。この場合には、パン生地の解凍を適切に行った試料を用いている。
【0052】
【表4】
パン生地発酵装置の比較例の条件と評価
Figure 0003626832
Figure 0003626832
Figure 0003626832
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、パン生地処理装置及びパン生地処理方法において、上記のような構成としたので、以下に記載する効果を有する。
(1)パン生地を均一に解凍及び又は発酵させることができる。
(2)製品の品質が安定しているパンを効率的に製造することができる。
(3)パン生地処理装置の構造は簡単であり、操作がやさしい。
(4)多量のパン生地を、連続的にかつ効率的に解凍させて、発酵させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1のA−Aにおける、本発明のパン生地解凍装置の実施の形態を示す平面図である。
【図3】図1のB−Bにおける、本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の加熱・加湿ユニットを示す部分平面図である。
【図4】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の差圧ケージパンチングメタルを示す正面図である。
【図5】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の台車を示す正面図である。
【図6】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の台車を示す側面図である。
【図7】図6のC−Cにおける、本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の載置部を示す平面図である。
【図8】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の天板上に配置した種々のパン生地を示す平面図である。
【図9】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の平天板を示す平面図である。
【図10】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の型天板を示す平面図である。
【図11】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の作用を説明するための側面図である。
【図12】図11のD−Dにおける、本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の作用を説明するための平面図である。
【図13】本発明のパン生地解凍装置の実施の形態の自動制御装置の概略ブロック図である。
【図14】本発明のパン生地発酵装置の実施の形態を示す側面図である。
【図15】図14のE−Eにおける、本発明のパン生地発酵装置の実施の形態を示す平面図である。
【図16】本発明のパン生地発酵装置の実施の形態の作用を説明するための側面図である。
【図17】本発明のパン生地発酵装置の実施の形態の作用を説明するための平面図である。
【図18】本発明のパン生地発酵装置の実施の形態の自動制御装置の概略ブロック図である。
【図19】本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態を示す側面図である。
【図20】図19のF−Fにおける、本発明のパン生地解凍・発酵装置の実施の形態を示す平面図である。
【図21】本発明のパン生地処理装置の実施の形態を用いて実施した実施例において、パン生地の配置場所を説明する側面図である。
【符号の説明】
100 パン生地解凍装置
102 解凍室
104 差圧ケージ
104a 下部開口
106 制御盤
108 差圧ケージパンチングメタル
112 差圧ケージファン
114 扉
120 吹き出し口
122 吹き出し口パンチングメタル
124 あて板
130 ダンパー
132 加熱ユニット
134 加熱・加湿ユニットファン
136 加湿ユニット
140 恒温・恒湿パッケージエアコン
142 エアコン流通経路
144 エアコン流通経路整流板
146 上方ダクト
148 角丸ホッパー
150 パッケージエアコン延長ダクト
160 台車
160g 載置部
160h 載置台
170 整流空間
174 平天板
178 型天板
198 空調機の吸い込み空気
200 第1の組み込み型空調機
202 吸い込み熱交サーミスタ
204 空調機冷却コイル
206 空調機送風機
208 第1の空調機内部電気制御箱
210 第2の組み込み型空調機
214 空調機冷却コイル
216 空調機送風機
218 第2の空調機内部電気制御箱
220 空調機温度検出器
222 第1の操作スイッチ
224 第2の操作スイッチ
226 蒸気加熱コイル
228 温度検出器
230 湿度検出器
232 温度調節器
234 自動弁
236 小型電動機
240 湿度調節器
242 自動弁
244 小型電動機
300 パン生地発酵装置
302 発酵室
320 第1の吹き出し口
322 第2の吹き出し口
400 冷却ユニット
404 冷却コイル
406 送風機
408 冷却ユニット内部電気制御箱
410 ファン
420 冷却ユニット温湿度検出器
422 恒温恒湿型空調機の温度調節器
424 恒温恒湿型空調機の湿度調節器
600 パン生地解凍・発酵装置
602 解凍・発酵室
620 解凍用吹き出し口
622 解凍用吹き出し口閉鎖部材
630 第1の発酵用吹き出し口
632 第2の発酵用吹き出し口
640 第1の発酵用吹き出し口閉鎖部材
642 第2の発酵用吹き出し口閉鎖部材

Claims (7)

  1. パン生地を処理するための室(102、302)と、パン生地を載置するための複数段からなる載置部(160g)を有し、かつ前記室(102、302)内に配置された載置台(160)と、前記室(102、302)に配置された差圧ケージ(104)と、前記差圧ケージ(104)から吸入された気体を加熱させるための加熱部(132)と、前記差圧ケージ(104)から吸入された気体を加湿させるための加湿部(136)と、前記差圧ケージ(104)から吸入され、加熱され加湿された気体を前記室(102、302)内に排出させるための排出部(120、320、322)とを備えたパン生地処理装置(100、300)であって、
    前記載置台(160)は、前記差圧ケージ(104)の吸入部(108)の前方に配置され、
    整流空間(170)が、前記室(102)内において前記載置台(160)の前方に設けられ、
    前記整流空間(170)の前後方向幅は、前記載置部(160g)の総高さの1/8以上になるように形成され、
    前記整流空間(170)の総高さは、前記載置部(160g)高さより大きくなるように形成され、
    前記整流空間(170)の奥行きは、前記載置部(160g)の奥行きより大きくなるように形成され、
    前記排出部(120、320、322)は、前記載置台(160)から離れた位置に設けられ、
    前記排出部(120、320、322)から排出される気体は、その排出方向が前記載置台(160)以外の方向であって、前記整流空間(170)に流入されるようになっており、
    前記差圧ケージ(104)からの吸入によって、前記気体を前記整流空間(170)から前記載置部(160g)に流すことができるように構成される、
    ことを特徴とするパン生地処理装置。
  2. 前記排出部(120)が、前記整流空間(170)の上方に設けられており、冷凍パン生地の解凍を行うことができるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のパン生地処理装置。
  3. 前記排出部(320、322)が、前記整流空間(170)の下方に設けられており、パン生地の発酵を行うことができるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のパン生地処理装置。
  4. 複数段からなる載置部(160g)を有する載置台(160)パン生地を載置し、
    前記載置台(160)の後方から差圧ケージ(104)により気体を吸入し、
    前記載置台(160)の前方に整流空間(170)を設け、前記整流空間(170)の前後方向幅は、前記載置部(160g)高さの1/8以上になるように形成され、前記整流空間(170)の総高さは、前記載置部(160g)の総高さより大きくなるように形成され、前記整流空間(170)の奥行きは、前記載置部(160g)の奥行きより大きくなるように形成され、
    前記差圧ケージ(104)から流通する気体を、加熱部(132)及び加湿部(136)を通して、前記整流空間(170)の前記載置部(160g)の前記載置台(160)から離れた位置に流入させ、
    前記差圧ケージ(104)による吸入によって、前記整流空間(170)から気体を前記載置部(160g)に流す
    ことを特徴とするパン生地処理方法。
  5. 前記差圧ケージ(104)から流通する気体を、前記整流空間(170)の上方に流入させて冷凍パン生地の解凍を行うことを特徴とする、請求項4に記載のパン生地処理方法。
  6. 前記差圧ケージ(104)から流通する気体を、前記整流空間(170)の下方に流入させてパン生地の発酵を行うことを特徴とする、請求項4に記載のパン生地処理方法。
  7. 冷凍パン生地を解凍し、前記解凍したパン生地を発酵させるパン生地処理方法において、
    第1の室内において、冷凍パン生地を複数段からなる載置部を有する載置台に載置し、
    前記第1の室内において、前記載置台の後方から第1の差圧ケージにより気体を吸入し、
    前記第1の室内において、前記載置台の前方に第1の整流空間を設け、前記第1の整流空間の前後方向幅は、前記載置部の高さの1/8以上になるように形成され、前記第1の整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記第1の整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成され、
    前記第1の差圧ケージから流通する気体を、加熱部及び加湿部を通して、前記第1の整流空間の載置部の前記載置台から離れた位置に、前記第1の整流空間の上方に流入させて、
    前記第1の差圧ケージによる吸入によって、気体を前記第1の整流空間から前記載置部に流し、それによって、冷凍パン生地の解凍を行い、
    前記パン生地を載置した前記載置台を前記第1の室から第2の室に移動させ、
    前記第2の室内において、前記載置台の後方から第2の差圧ケージにより気体を吸入し、
    前記第2の室内において、前記載置台の前方に第2の整流空間を設け、前記第2の整流空間の前後方向幅は、前記載置部の高さの1/8以上になるように形成され、前記第2の整流空間の総高さは、前記載置部の総高さより大きくなるように形成され、前記第2の整流空間の奥行きは、前記載置部の奥行きより大きくなるように形成され、
    前記第2の差圧ケージから流通する気体を、加熱部及び加湿部を通して、前記第2の整流空間の前記載置部の前記載置台から離れた位置に、前記第2の整流空間の下方に流入させて
    前記第2の差圧ケージによる吸入によって、気体を前記第2の整流空間から前記載置部に流し、それによって、解凍したパン生地の発酵を行う、
    ことを特徴とするパン生地処理方法。
JP14077997A 1997-05-30 1997-05-30 パン生地処理装置及び方法 Expired - Lifetime JP3626832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14077997A JP3626832B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 パン生地処理装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14077997A JP3626832B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 パン生地処理装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10327737A JPH10327737A (ja) 1998-12-15
JP3626832B2 true JP3626832B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=15276557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14077997A Expired - Lifetime JP3626832B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 パン生地処理装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3626832B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6877039B2 (ja) * 2017-07-05 2021-05-26 菱熱工業株式会社 差圧冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10327737A (ja) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174521B2 (ja) 冷凍パン生地の解凍装置
CN107642874A (zh) 空调器的控制方法和空调器
WO2014091660A1 (ja) 環境試験装置
CN106716024A (zh) 空调装置的室内机组
JPH10295198A (ja) 活着促進装置
CN101235985A (zh) 空调机
CN106196301A (zh) 低位空调室内机、空调器及其控制方法
JP3626832B2 (ja) パン生地処理装置及び方法
JPH08130991A (ja) 接ぎ木苗養生装置
JPH11201488A (ja) 空気調和機の室内機
WO2020181610A1 (zh) 厨房空调一体机
CN212274432U (zh) 一种高效热风烘房
JP3262742B2 (ja) パン生地発酵装置
JP3262741B2 (ja) パン生地処理装置
JP2009168278A (ja) 恒温恒湿庫
CN209744606U (zh) 厨房空调一体机
CN113531654A (zh) 出风装置、空调室内机以及出风控制方法
CN205919424U (zh) 柜式空调室内机、柜式空调及空调控制系统
JP3274423B2 (ja) 食品解凍装置
JP3299165B2 (ja) 冷凍パン生地処理装置
JP2000060303A (ja) 接ぎ木苗養生装置
JP3330884B2 (ja) 食品発酵装置
WO2020181609A1 (zh) 厨房空调一体机
CN106091138A (zh) 柜式空调室内机、柜式空调及空调控制系统
JP2009506289A (ja) コールド廊下作用を低減するための空調用の改良型熱回収システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term