JP2009168278A - 恒温恒湿庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した湿度制御を実現することができる恒温恒湿庫を提供する。
【解決手段】本発明の恒温恒湿庫1は、内箱21と断熱箱体2間に構成された冷気通路56と、内箱内に構成された貯蔵室25と、冷気通路56内の冷気を循環する冷却用ファン54と、冷気通路から貯蔵室内へ冷気を導入する冷気導入口62を開閉する冷気導入用ダンパー65と、貯蔵室内の空気を冷気通路に排出する排気口67を開閉する排気用ダンパー68と、貯蔵室内の湿度を検出する湿度センサー73と、制御装置70とを具備し、貯蔵室内の除湿が必要な場合には冷却通路56内を冷却する冷却装置の圧縮機及び冷却用ファンを運転し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を開放すると共に、除湿が不要な場合には圧縮機及び冷却用ファンを停止し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を閉じる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内箱内に構成した貯蔵室を恒温恒湿環境とする恒温恒湿庫に関するものである。
従来よりパン生地等を発酵させるための恒温恒湿庫は、例えば特許文献1に示される如く、断熱構造の本体内に設けた内箱内に貯蔵室を構成し、内箱の後部から上部には一連の暖気通路を構成してそこに庫内循環用ファン、加湿器及び加温用ヒータを設置すると共に、内箱と本体間の冷気通路に連通した内箱一側方の冷却室には冷気循環用の冷却器と冷却用ファンを設けている。
そして、加温用ヒータにより加熱され、加湿器により加湿された空気(加熱気)を暖気通路を介して庫内循環用ファンにより内箱の他側から貯蔵室内に循環して貯蔵室内を加熱・加湿すると共に、冷却器と熱交換した冷気を冷却用ファンによって冷気通路内に循環することにより内箱壁面から貯蔵室内を間接冷却する。また、除湿用ファンを運転し、且つ、ダンパーを開くことにより、貯蔵室内に冷気通路内の冷気を直接導入し、貯蔵室内を除湿することによって、貯蔵室内にパン生地等の発酵に適した恒温恒湿の環境を構成していた。
特開平8−84556号公報
しかしながら、係る恒温恒湿装置では、除湿時に運転することで冷気通路内の冷気を直接貯蔵室内に導入させる除霜用ファンは、冷気通路と貯蔵室内を直接連通する冷気導入口に設けられている。そのため、除湿制御により除湿用ファンを停止した後も、冷気導入口を介して貯蔵室内の空気は、冷気通路(当該冷気通路と連通して構成される冷却室)に配設される冷却器によって除湿され、当該貯蔵室内の湿度が低下する。
また、これに加えて、上記の状態から時間の経過により冷却器の温度が上昇すると、当該冷却器により蒸発した水分を多く含んだ空気が、冷気導入口を介して貯蔵室内に導入されるため、貯蔵室内の湿度が上昇する問題があった。
そのため、従来の装置では、湿度センサの検出に基づいた除湿用ファンのON/OFF制御で湿度制御を行っていたが、上述のような要因により貯蔵室内の湿度変化が大きくなり、安定した湿度を実現することが困難であった。
本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、安定した湿度制御を実現することができる恒温恒湿庫を提供する。
本発明の恒温恒湿庫は、断熱箱体内に設けられた熱良導性の内箱と、この内箱と断熱箱体間に構成された冷気通路と、内箱内に構成された貯蔵室と、冷気通路内に設けられた冷凍装置の冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を冷気通路内に循環する冷却用ファンと、冷気通路から貯蔵室内へ冷気を導入するための冷気導入口を開閉する冷気導入用ダンパーと、貯蔵室内の空気を冷気通路に排出するための排気口を開閉する排気用ダンパーと、貯蔵室内の湿度を検出する湿度センサーと、この湿度センサーの出力に基づき、冷気導入用ダンパーと、排気用ダンパーと、冷却用ファン、及び、冷凍装置の圧縮機を制御する制御装置とを具備し、この制御装置は貯蔵室内の除湿が必要な場合には圧縮機及び冷却用ファンを運転し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を開放すると共に、除湿が不要な場合には圧縮機及び冷却用ファンを停止し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を閉じることを特徴とする。
請求項2の発明の恒温恒湿庫は、上記発明において、制御装置は、湿度センサーの出力に基づき、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーによる冷気導入口及び排気口の開度を調整することを特徴とする。
請求項3の発明の恒温恒湿庫は、上記各発明において、内箱内の後部から上部に渡って構成され、貯蔵室と区画された暖気通路と、この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、後部の暖気通路内に設けられ、加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を暖気通路を介して貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、この庫内循環用ファンの吸込側に位置して、貯蔵室内の後部に着脱可能に設けられ、後部の暖気通路を構成する吸込整流板とを備え、この吸込整流板には、少なくとも貯蔵室内において物品を収納可能な領域の後方に対応する範囲の全体に渡り、複数の吸込口が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明の恒温恒湿庫は、上記発明において、冷気導入口からの冷気は、吸込整流板と庫内循環用ファンの間に導入されることを特徴とする。
請求項5の発明の恒温恒湿庫は、上記請求項3又は請求項4の発明において、庫内循環用ファンと吸込整流板の間に位置する暖気通路内に、加湿手段を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明の恒温恒湿庫は、上記各発明において、内箱内の後部から上部に渡って構成され、貯蔵室と区画された暖気通路と、この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、後部の暖気通路内に設けられ、加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を暖気通路を介して貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉と、この断熱扉の内側に構成され、上端の入口が暖気通路の連絡用吹出部に対応した吐出ダクトと、この吐出ダクトに形成され、貯蔵室内に開口した複数の吐出口と、連絡用吹出部に設けられた吐出整流板とを備え、この吐出整流板には、吐出ダクトの入口に対応する範囲の全体に渡り、複数の透孔を形成したことを特徴とする。
請求項7の発明の恒温恒湿庫は、上記請求項3乃至請求項6の各発明において、庫内循環用ファンは、暖気通路内を流通する空気の流通方向に対して直交する方向に複数設けられる共に、各庫内循環用ファンの吐出側に位置する暖気通路内を、各庫内循環用ファンに対応して区画したことを特徴とする。
請求項8の発明の恒温恒湿庫は、上記請求項3乃至請求項7の各発明において、庫内循環用ファンの吐出側の下方に、ゴミ受けを着脱可能に設けたことを特徴とする。
請求項9の発明の恒温恒湿庫は、上記請求項3乃至請求項8の各発明において、制御装置は、庫内循環用ファンの回転数を制御すると共に、当該庫内循環用ファンの回転数に応じて、加熱手段の出力を調整することを特徴とする。
本発明の恒温恒湿庫によれば、断熱箱体内に設けられた熱良導性の内箱と、この内箱と断熱箱体間に構成された冷気通路と、内箱内に構成された貯蔵室と、冷気通路内に設けられた冷凍装置の冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を冷気通路内に循環する冷却用ファンと、冷気通路から貯蔵室内へ冷気を導入するための冷気導入口を開閉する冷気導入用ダンパーと、貯蔵室内の空気を冷気通路に排出するための排気口を開閉する排気用ダンパーと、貯蔵室内の湿度を検出する湿度センサーと、この湿度センサーの出力に基づき、冷気導入用ダンパーと、排気用ダンパーと、冷却用ファン、及び、冷凍装置の圧縮機を制御する制御装置とを具備し、この制御装置は貯蔵室内の除湿が必要な場合には圧縮機及び冷却用ファンを運転し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を開放するので、冷気通路内の低温低湿の冷気を効果的に貯蔵室内に導入し、貯蔵室内を有効に除湿することが可能となる。
また、制御装置は除湿が不要な場合には圧縮機及び冷却用ファンを停止し、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより冷気導入口及び排気口を閉じるので、従来の如き除湿用ファンの停止により除湿運転を停止した場合に比べて、冷気通路内の冷気の自然流入を回避することができることが可能となる。従って、冷気通路内に設けられる冷却器によって貯蔵室内の湿度が大きく変動する不都合を解消することができ、安定した貯蔵室内の湿度制御することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、制御装置は、湿度センサーの出力に基づき、冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーによる冷気導入口及び排気口の開度を調整することにより、例えば、湿度センサーによる検出湿度と設定湿度との差に応じて冷気導入口や排気口の開度を調整することで、オーバーシュートを抑制することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、内箱内の後部から上部に渡って構成され、貯蔵室と区画された暖気通路と、この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、後部の暖気通路内に設けられ、加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を暖気通路を介して貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、この庫内循環用ファンの吸込側に位置して、貯蔵室内の後部に着脱可能に設けられ、後部の暖気通路を構成する吸込整流板とを備え、この吸込整流板には、少なくとも貯蔵室内において物品を収納可能な領域の後方に対応する範囲の全体に渡り、複数の吸込口が形成されているので、庫内循環用ファンの吸込側周辺の風速が他の領域よりも大きくなることを抑制し、吸込整流板の全範囲から均一に貯蔵室内の空気を吸い込むことが可能となる。
これにより、貯蔵室全体の空気循環効率の向上を図ることが可能となり、適切な温度湿度制御を実現することができる。
また、吸込整流板は、貯蔵室内の後部に着脱可能に設けられているため、当該吸込整流板と内箱の間に形成される暖気通路内の掃除等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。これにより、貯蔵室内を衛生的に保つことが可能となる。
請求項4の発明によれば、上記発明において、冷気導入口からの冷気は、吸込整流板と庫内循環用ファンの間に導入されるので、直接冷気が貯蔵室内に導入される場合に比して、急激に貯蔵室内に低温の冷気が吐出されることによる貯蔵室内の物品の著しい温度低下を回避することが可能となる。これにより、貯蔵室内に収容されるパン生地などの発酵遅延等の不都合を抑制することが可能となる。
請求項5の発明によれば、上記請求項3又は請求項4の発明に加えて、庫内循環用ファンと吸込整流板の間に位置する暖気通路内に、加湿手段を設けたことにより、庫内を循環するパン生地等に付着した粉類が加湿手段内に落下する不都合を回避することが可能となる。これにより、加湿手段内の水を衛生的に維持することが可能となる。
請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて、内箱内の後部から上部に渡って構成され、貯蔵室と区画された暖気通路と、この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、後部の暖気通路内に設けられ、加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を暖気通路を介して貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉と、この断熱扉の内側に構成され、上端の入口が暖気通路の連絡用吹出部に対応した吐出ダクトと、この吐出ダクトに形成され、貯蔵室内に開口した複数の吐出口と、連絡用吹出部に設けられた吐出整流板とを備え、この吐出整流板には、吐出ダクトの入口に対応する範囲の全体に渡り、複数の透孔を形成したので、暖気通路の連絡用吹出部から吹き出される空気を吐出整流板によって断熱扉の吐出ダクトに向けて均一に吹き出すことが可能となる。
これにより、吐出空気の偏りを抑制することができ、一部に流速の早い空気が吐出されることで、一部の貯蔵物が乾燥してしまう不都合を抑制することができる。
請求項7の発明によれば、上記請求項3乃至請求項6の各発明に加えて、庫内循環用ファンは、暖気通路内を流通する空気の流通方向に対して直交する方向に複数設けられる共に、各庫内循環用ファンの吐出側に位置する暖気通路内を、各庫内循環用ファンに対応して区画したので、通常、庫内循環用ファンの回転方向側に吐出空気が偏ってしまい全体の吐出空気の風速にばらつきが生じてしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
これにより、貯蔵室内からの吸い込み風速を均一化することが可能となり、貯蔵室全体の空気の流通を均一化することができる。
請求項8の発明によれば、上記請求項3乃至請求項7の各発明に加えて、庫内循環用ファンの吐出側の下方に、ゴミ受けを着脱可能に設けたので、庫内を舞うパン生地等に付着した粉類は、庫内循環用ファンに衝突することで、吐出側下方のゴミ受けに受容することが可能となる。従って、着脱可能なゴミ受け内の粉類等のゴミを容易に掃除することが可能となる。そのため、庫内をより衛生的に維持することが可能となる。
特に、吸込整流板は、貯蔵室内の後部に着脱可能に設けられているため、当該吸込整流板を取り外すことで、容易にゴミ受け内のゴミを捨てることが可能となる。
請求項9の発明によれば、上記請求項3乃至請求項8の各発明に加えて、制御装置は、庫内循環用ファンの回転数を制御すると共に、当該庫内循環用ファンの回転数に応じて、加熱手段の出力を調整することにより、吹出空気の温度を適切に調整することが可能となる。
そのため、庫内循環用ファンの回転数を低下させたにもかかわらず、加熱手段の出力をそのままとすることで、高温の吐出空気によって、特に吐出口周辺の物品に高温の空気が吹き付けられてしまう不都合を回避することができる。
次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の恒温恒湿庫1の冷気通路56の構成を説明する縦断正面図、図2は恒温恒湿庫1の縦断側面図(図1のA−A線断面図)、図3は図1の恒温恒湿庫1の横断平面図(貯蔵室内)、図4は断熱扉8を外した状態の貯蔵室25前部の縦断正面図、図5は庫内上部の横断平面図(暖気通路22内)、図6は恒温恒湿庫1の制御装置70のブロック図である。
各図において、実施例の恒温恒湿庫1は、レストランの厨房等に設置されて後述する如きパン生地やドーナツ生地等の凍結保存−解凍−予熱−発酵の各運転を行うものであり、発泡ポリウレタン等の断熱材によって構成された前面に開口する断熱箱体2にて本体3を構成されている。この本体3の一側下部の断熱箱体2外には、冷凍装置を構成する圧縮機CPや凝縮器CD、凝縮器用ファンCF等が設置された機械室4が構成されており、この機械室4の前面はグリル7にて開閉自在に閉塞されている。
一方、本体3を構成する断熱箱体2の前面開口は、中央に上下に長いガラスGを備えた断熱扉8により開閉自在に閉塞されている。この断熱扉8の内面周囲にはガスケット9が取り付けられており、このガスケット9が断熱箱体2の開口周縁に密接する。また、本体3の下面四隅部には下方に突出した脚部(台脚)11・・・が取り付けられている。
他方、断熱箱体2内には当該断熱箱体2内壁面と間隔を存して前方に開放した熱良導性のステンレス等から成る内箱21が収納配設される。また、内箱21内上部及び後部には内箱21内において後部から上部に渡る一連の暖気通路22を構成する上部ダクト板23及び吸込整流板24が取り付けられている。そして、これら内箱21、上部ダクト板23及び吸込整流板24にて囲繞される空間が貯蔵室25となる。また、この貯蔵室25の両側壁を構成する内箱21の両側内面には複数段のレール30・・が取り付けられている。
上部ダクト板23の前部周辺と内箱21の上壁との間に位置して暖気通路22の連絡用吹出部26が形成されている。この連絡用吹出部26には、本実施例では、暖気通路22内に位置して内部を流通する空気を整流する吐出整流板32が設けられている。一方、断熱扉8のガラスGの両側方の内面(貯蔵室25側の面)には、上端に前記連絡用吹出部26に対応した吐出ダクト入口27を備えた吐出ダクト板28、28が取り付けられ、内部に上下に渡る吐出ダクト29、29を構成している。この吐出ダクト板28は断熱扉8側に突出する複数の風向板33・・と、各風向板33の後方に対応して貯蔵室25に開口した複数の吐出口34・・を備えている。尚、前記風向板33・・は各々左右に延在し、上下に所定間隔を存して取り付けられており、下方のもの程突出幅が大きくなるよう構成されている。
そして、この吐出ダクト入口27に対応して連絡用吹出部26に設けられる前記吐出整流板32には、当該吐出ダクト入口27の範囲の全体に渡り、複数の透孔31が形成されている。なお、本実施例では、連絡用吹出部26を構成する暖気通路22内に設けられた吐出整流板32によって整流された空気を連絡用吹出部26の前端下面に構成され、前記吐出ダクト入口27に対向する吹出口から吐出ダクト29内に流入させる構成としているが、これに限定されるものではなく、連絡用吹出部26を構成する吐出ダクト入口27に対向する吹出口に当該吐出整流板32を設けてもよい。
また、内箱21内の後部に暖気通路22を区画形成する吸込整流板24は、貯蔵室25の後部に着脱可能に設けられている。この吸込整流板24は、貯蔵室25内において物品を収納可能な領域の後方に対応する範囲の全体に渡って、複数の吸込口45が形成されている。本実施例では、図4に示すように上記左右のレール30、30間に架設される図示しないスクリーン上に載置される物品、ここでは、パン生地が存在する高さ及び幅の領域の後方に対応するように、それぞれのレール30の高さに対応して左右に渡って複数の吸込口45が形成されている。なお、同様に吸込整流板24の下部(本実施例では、正面から向かって右下部)に形成される吸込口45Aは、詳細は後述する冷気排気口に対応する吸込口を構成する。
そして、吸込整流板24の後方に位置して内箱21内の後部に構成された暖気通路22内の左下部には、加湿器(加湿手段)36が設けられている。加湿器36は、加湿用水を貯溜する加湿タンク37と当該加湿タンク37を加熱する加湿用ヒータ38とから成る。そして、この加湿用ヒータ38の上方には、後部の暖気通路22内に位置して、当該暖気通路22内を流通する空気の流通方向に対して直交する方向に複数の庫内循環用ファン35が配設されたファンケース40が取り付けられている。これにより、加湿器36は、後部の暖気通路22を構成する吸込整流板24と庫内循環用ファン35(の吸込側)との間に位置する暖気通路22内に設けられることとなる。なお、図中41は、当該ファンケース40の下端にて、着脱自在に当該ファンケース40を内箱21に固定するための化粧ビスである。
本実施例において庫内循環用ファン35は、左右上下にそれぞれ2台ずつ、合計4台配設されている。このファンケース40は、それぞれの庫内循環用ファン35の吐出側に位置する暖気通路内22Aを各庫内循環用ファン35・・に対応して区画する区画壁42が設けられている。本実施例では、左右それぞれに上下に2台の庫内循環用ファン35が配設されているため、当該吐出側の暖気通路内22Aを左右に区画する区画壁42が設けられている。そして、このファンケース40の上部には、それぞれの暖気通路内22A、22Aと上部の暖気通路22内とを連通させる連通口43、43が形成されている。
また、庫内循環用ファン35の吐出側の下方に位置するファンケース40内下部には、ゴミ受け44が着脱自在に設けられている。そのため、上述した如くファンケース40の化粧ビス41を取り外すことによって、当該ゴミ受け44を取り外すことが可能となる。
そして、上部の暖気通路22内には、加温用ヒータ46(加熱手段)が設けられる。
本実施例において、断熱箱体2の左側面上部は開口しており、この開口を外側から塞ぐかたちで、機械室4の上方に位置する補助断熱材49が取り付けられている(図1参照)。この補助断熱材49内には、内箱21の外側に位置して冷却室52が構成され、そこに前記冷凍装置を構成する冷却器53と、冷却用ファン54が配設されている。内箱21及び断熱箱体2間には、前方を除く内箱21の周囲を囲繞する冷気通路56が構成されており、前記冷却室52はこの冷気通路56に連通している。
また、内箱21の左肩部には、冷却室52を含む冷気通路56内を吐出側と吸込側とに仕切る冷気通路仕切板55が取り付けられている。また、この冷気通路仕切板55は、冷却室52から吐出された冷気を内箱21の天井面より冷気通路56内に吐出する冷気吐出口57を構成する。そして、この冷気通路56内には、上方に開口する断面略コ字状の仕切板58が設けられており、図2に示すように、当該仕切板58内に構成される冷気導入用通路59と上記冷気吐出口57とが一部重複するように構成されている。
更に、内箱21の天井と上部ダクト板23間にも仕切板60が取り付けられており、内箱21及び上記冷気導入用通路59を構成する仕切板58の下面に重合するようにそれぞれ形成される冷気導入口62及び上部ダクト板23後端と内箱21の背面間(実際には、ファンケース40の前面間であって、吸込整流板24にて区画形成される後部の暖気通路22上方)に形成した冷気流入口63にて冷気通路56と貯蔵室25内を直接連通している。そして、この冷気導入口62には内箱21の天井と上部ダクト板23と仕切板60にて囲繞される空間内に位置して当該冷気導入口62を開閉する冷気導入用ダンパー65、65が設けられている。
前記吸込整流板24の右側下部にも上述したように吸込口45Aが穿設されており、この吸込口45Aの後方(加湿器36の右側)に位置する暖気通路22は仕切板66にて他の部分と仕切られている。そして、前記吸込口45Aの後方に対応する位置の内箱21には、冷気通路56に連通する排気口67が穿設され、排気口67にはそれを開閉する排気用ダンパー68が設けられている。
次に、図6において恒温恒湿庫1の制御装置70はタイマ機能を備えた汎用のマイクロコンピュータ71にて構成されており、このマイクロコンピュータ71には、各種運転の庫内温度及び湿度設定を行うコントロールパネル77と、貯蔵室25内の温度を検出する温度センサー72、貯蔵室25内の湿度を検出する湿度センサー73の出力が入力されている。マイクロコンピュータ71の出力には前記圧縮機CPのモータCM、冷気導入用ダンパー65のモータ65M、排気用ダンパー68のモータ68M、庫内循環用ファン35のモータ35M、冷却用ファン54のモータ54M、及び、加温用ヒータ46、加湿用ヒータ38が接続されている。
また、マイクロコンピュータ71の出力にはインバータ76を介して前記庫内循環用ファン35のモータ35Mが接続されている。このインバータ76はマイクロコンピュータ71の出力に基づき、出力周波数を可変して庫内循環用ファン35のモータ35Mの回転数を調整する。
以上の構成で恒温恒湿庫1の動作を説明する。例えば、冷凍状態のパン生地をその状態で保存し、かつ、解凍して予熱・発酵させるものとする。まず、発酵させる図示しない食品、例えば冷凍されたパン生地を、同じく図示しない空気流通可能なスクリーン上に並べて載置し、このスクリーンは貯蔵室25内のレール30、30上に架設して貯蔵室25内に収納する。
マイクロコンピュータ71は最初、温度センサー72が検出する貯蔵室25内の温度に基づいて前記圧縮機CP(モータCM)及び冷却用ファン54(モータ54M)の運転を制御する。
この圧縮機CPの運転によって前記冷却器53が冷却作用を発揮し、この冷却器53によって冷却された低温低湿の冷気は、冷却用ファン54にて吸引され、内箱21周囲の冷気通路56を図1の右回りに循環し、内箱21の壁面から貯蔵室25内を間接的に冷却する。マイクロコンピュータ71は貯蔵室25内の温度に基づき、貯蔵室25の温度が例えば−20℃となるよう圧縮機CP及び冷却用ファン54を運転し、それによって生地を冷凍状態にて保冷する。
そして、予め設定された時刻にて、マイクロコンピュータ71は凍結保存運転を終了し、次に解凍運転に移行する。この解凍運転においては、マイクロコンピュータ71は、貯蔵室25内の温度を検出する温度センサー72の出力に基づき加温用ヒータ46を発熱させ、また、各庫内循環用ファン35(モータ35M)を運転し、貯蔵室25内の湿度を検出する湿度センサー73の出力に基づき前記加湿用ヒータ38を発熱させて加湿し、生地の解凍を開始する。庫内循環用ファン35の運転により、加温用ヒータ46によって加熱され、また、加湿器36により加湿された空気(加熱気)は暖気通路22から連絡用吹出部26に設けられる吐出整流板32を介して吐出ダクト入口27より吐出ダクト29内に入る。
断熱扉8の内面(貯蔵室25側の面)の吐出ダクト29内に供給された空気(加熱気)は、断熱扉8の内面に沿って流下し、順次各風向板33・・に当たって吐出口34・・から貯蔵室25に吐出される。
このとき、吐出整流板32には、吐出ダクト入口27に対応する範囲の全体に渡り、複数の透孔31が形成されているため、暖気通路22の連絡用吹出部26から吹き出される空気を吐出整流板32によって断熱扉8の吐出ダクト29に向けて均一に吹き出すことが可能となる。
これにより、吐出空気の偏りを抑制することができ、貯蔵室25内の一部に流速の早い空気が吐出されることで、一部のパン生地が乾燥してしまう不都合を抑制することができる。特に、実施例では風向板33・・の突出幅を、連絡用吹出部26から遠い下方のもの程大きくしたので、各吐出口34・・からの空気吐出量も均一化する。
そして、貯蔵室25内に吐出された加熱気は、貯蔵室25内を循環することで、所定の温度まで加熱され、かつ、所定の湿度まで加湿される。貯蔵室25内を循環した加熱気は、庫内循環用ファン35によって吸込整流板24を介して後部の暖気通路22内に帰還する。
このとき、吸込整流板24には、貯蔵室25内においてパン生地を収納可能な領域の後方、本実施例では、それぞれのスクリーンにパン生地を載せたときに、これらパン生地が存在する高さ及び幅の領域の後方に対応する範囲の全体に渡り、複数の吸込口45が形成されているので、庫内循環用ファン35の吸込側周辺の風速が他の領域よりも大きくなることを抑制し、吸込整流板24の全範囲から均一に貯蔵室25内の空気を吸い込むことが可能となる。
これにより、貯蔵室25全体の空気循環効率の向上を図ることが可能となり、適切な温度湿度制御を実現することができる。従って、生地の解凍や後述する予熱・発酵も均一に行えるようになる。
また、本実施例では、当該吸込整流板24は、貯蔵室25内の後部に着脱可能に設けられているため、当該吸込整流板24と内箱21の間に形成される後部の暖気通路22内の掃除等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。これにより、貯蔵室25内を衛生的に保つことが可能となる。
更に、本実施例では、庫内循環用ファン35は、後部の暖気通路22内を流通する空気の流通方向に対して直交する方向に左右上下に4台(複数)設けられている共に、各庫内循環用ファン35の吐出側(ファンケース40内)に位置する暖気通路22内が、左右の各庫内循環用ファン35、35に対応して区画壁42にて区画されている。これにより、通常、庫内循環用ファン35の回転方向側に吐出空気が偏ってしまい全体の吐出空気の風速にばらつきが生じてしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
これにより、貯蔵室25内からの吸い込み風速をより均一化することが可能となり、貯蔵室25全体の空気の流通を均一化することができる。
また、本実施例では、加湿器36は、庫内循環用ファン35と吸込整流板24との間に位置する暖気通路22内に位置して設けられている。そのため、貯蔵室25内に載置されたパン生地に付着した粉類が貯蔵室25内を循環する空気と共に暖気通路22内に進入し、庫内循環用ファン35の羽根に衝突して下方に落下しても、当該粉類は、庫内循環用ファン35の吐出側の下方に設けられるゴミ受け44に受容される。
そのため、加湿器36内に粉類が落下してしまうことで、加湿タンク37内に堆積し、加湿用ヒータ38による加湿タンク37内の水への熱伝導効率が低下し、加湿効率が悪化する不都合を未然に回避することが可能となる。また、加湿器36内の水を衛生的に維持することが可能となる。
また、ゴミ受け44に受容された粉類等のゴミは、当該ゴミ受け44が着脱可能に設けられているため、更には、その前側に設けられる吸込整流板24が着脱可能に設けられているため、容易に取り外して廃棄、掃除することが可能となる。そのため、庫内をより衛生的に維持することが可能となる。
本実施例では、この解凍運転は、庫内を例えば+5℃の設定温度、65%の設定湿度にてにて所定時間行われる。そして、所定時間経過して生地の解凍が終了すると、マイクロコンピュータ71は、次に予熱運転に移行する。この予熱運転では、マイクロコンピュータ71は、貯蔵室25内の温度を検出する温度センサー72の出力に基づき加温用ヒータ46を発熱させ、また、庫内循環用ファン35を運転することにより例えば+25℃の設定温度にて生地の予熱を実行すると共に、加湿用ヒータ38を発熱させて加湿器36により貯蔵室25内を例えば80%の設定湿度に加湿する。この予熱運転は所定時間行われる。
そして、所定時間の予熱運転後、マイクロコンピュータ71は次に発酵運転に移行する。この発酵運転においてはマイクロコンピュータ71は同じく貯蔵室25内の温度を検出する温度センサー72の出力に基づき加温用ヒータ46を発熱させ、また、庫内循環用ファン35を運転することにより例えば+40℃の設定温度にて生地中のイースト菌による発酵を促進させると共に、加湿用ヒータ38を発熱させて加湿器36により貯蔵室25内を例えば60%の設定湿度に加湿する。この発酵運転が所定時間行われると、当該発酵運転を終了する。
次に、上記解凍運転−予熱運転−発酵運転におけるマイクロコンピュータ71の貯蔵室25の湿度制御について説明する。ここでは、マイクロコンピュータ71は貯蔵室25の湿度設定値として例えば60%が設定されており、この湿度設定値の上に湿度設定上限値(例えば65%)が設定されているものとする。
マイクロコンピュータ71は、湿度センサー73が検出する貯蔵室25内の湿度Hに基づき、湿度Hが低下して前記湿度設定値に達した場合には、マイクロコンピュータ71は貯蔵室25の除湿が不要となり、加湿が必要であると判断し、前記加湿用ヒータ38を発熱させて加湿器36により加湿する。この加湿により湿度Hは上昇して行くが、この加湿の間マイクロコンピュータ71は圧縮機CP及び冷却用ファン54を停止している。また、冷気導入口62は、冷気導入用ダンパー65にて閉じていると共に、排気口67も排気用ダンパー68により閉じている。
これにより、従来の如き除湿用ファンの停止により除湿運転を停止した場合に比べて、冷気通路56内の冷気の貯蔵室25への自然流入を回避することができることが可能となる。従って、従来では、時間の経過により冷却器53の温度が上昇すると、冷却器53により蒸発した水分を多く含んだ空気が冷気導入口62を介して貯蔵室25内に漏出し、貯蔵室25内の湿度が大きく変動する不都合が生じていたが、冷却通路56と貯蔵室25(暖気通路22)内とを連通する冷気導入口62及び排気口67が各ダンパー65、68により閉鎖されるため、安定した貯蔵室25内の湿度制御を実現することが可能となる。
他方、貯蔵室25内の湿度Hが上昇し、湿度Hが湿度設定値に到達すると、マイクロコンピュータ71は貯蔵室25内の除湿が必要であると判断し、先ず圧縮機CP(モータCM)を起動(ON)する。その後、所定の遅延期間が経過した後マイクロコンピュータ71は冷却用ファン54(モータ54M)を起動(ON)し、冷気通路56内に冷気を循環させる。また、冷気導入用ダンパー65により冷気導入口62を開放して冷気通路56内の冷気を貯蔵室25内に直接導入すると共に、排気用ダンパー68により排気口67を開放して貯蔵室25内の空気を冷気通路56内に排出する。
これにより、冷気通路56内の冷気は、冷気導入口62より吸込整流板24と庫内循環用ファン35との間の暖気通路22内に導入され、庫内循環用ファン35により吐出側の暖気通路22A内、上部の暖気通路22、吐出ダクト29を介して、断熱扉8に形成される複数の吐出口34より貯蔵室25内に吐出される。
そのため、直接冷気通路56内の冷気が貯蔵室25内に導入される場合に比して、急激に貯蔵室25内に低温の冷気が吐出されることによる貯蔵室25内の物品の著しい温度低下を回避することが可能となる。これにより、貯蔵室25内に収容されるパン生地などに直接冷気が吹き付けられることで生じる発酵遅延等の不都合を抑制することが可能となる。このように、冷気通路56内の低温低湿の冷気が効果的に貯蔵室25内に導入されることで、貯蔵室25内を有効に除湿することが可能となる。
かかる冷気導入によって、貯蔵室25内は除湿され、湿度Hが低下して湿度設定値に達すると、マイクロコンピュータ71は、圧縮機CP(モータCM)及び冷却用ファン54を停止し、冷気導入用ダンパー65にて冷気導入口62を閉鎖すると共に排気用ダンパー68にて排気口67を閉鎖する。以上の如き制御によって、貯蔵室25内の湿度は、湿度設定値である60%に維持される。
ここで、マイクロコンピュータ71は、冷気導入用ダンパー65及び排気用ダンパー68を貯蔵室25内の湿度を検出する湿度センサー73の出力と、湿度設定値との差に基づき、開度をPID制御し、より精度よく庫内湿度Hを湿度設定値に近づける制御を行ってもよい。
具体的には、貯蔵室25内の湿度Hを検出する湿度センサー73の検出値が前記湿度設定上限値(湿度設定値よりも所定値(この場合5%)だけ高い湿度)より高い場合には、冷気導入用ダンパー65及び排気用ダンパー68の開度を全開とする。上述したように、湿度センサー73の検出する湿度Hが湿度設定値より低い場合には、冷気導入用ダンパー65及び排気用ダンパー68の開度を全閉とする。そして、湿度センサー73の検出する湿度Hが湿度設定値以上であって、湿度設定上限値以下である場合には、その差に比例して冷気導入用ダンパー65及び排気用ダンパー68の開度を調整する。
これにより、湿度センサーによる検出する湿度Hと設定湿度との差に応じて冷気導入口62や排気口67の開度を調整することで、オーバーシュートを抑制することが可能となる。
なお、本実施例では、コントロールパネル77により、貯蔵室25内に収容される物品に応じて庫内循環用ファン35の回転数を変更可能とし、マイクロコンピュータ71は、当該設定された庫内循環用ファン35の回転数に応じて加温用ヒータ46の出力を変更可能とする。
これにより、例えば、庫内循環用ファン35の回転数を1/2に低下させ、風量を下げた場合には、これに応じて加温用ヒータ46の出力を1/2とすることで、吹出空気の温度を適切に調整することが可能となる。従って、暖気通路22内にて加温用ヒータ46により加温され、吐出口34から吐出される空気温度が高くなりすぎて、当該吐出口34周辺に配置されるパン生地等の発酵が著しく促進されてしまう不都合を抑制することが可能となる。
本発明の恒温恒湿庫の冷気通路の構成を説明する縦断正面図である。 恒温恒湿庫の縦断側面図である。 図1の恒温恒湿庫の横断平面図(貯蔵室)である。 断熱扉を外した状態の貯蔵室前部の縦断正面図である。 庫内上部の横断平面図(暖気通路内)である。 恒温恒湿庫の制御装置のブロック図である。
符号の説明
CP 圧縮機
1 恒温恒湿庫
2 断熱箱体
3 本体
8 断熱扉
21 内箱
22 暖気通路
23 上部ダクト板
24 吸込整流板
25 貯蔵室
26 連絡用吹出部
27 吐出ダクト入口
28 吐出ダクト板
29 吐出ダクト
30 レール
31 透孔
32 吐出整流板
33 風向板
34 吐出口
35 庫内循環用ファン
35M モータ
36 加湿器(加湿手段)
37 加湿タンク
38 加湿用ヒータ
40 ファンケース
42 区画壁
43 連通口
44 ゴミ受け
45、45A 吸込口
46 加温用ヒータ(加熱手段)
53 冷却器
54 冷却用ファン
54M モータ
55 冷気通路仕切板
56 冷気通路
57 冷気吐出口
58 仕切板
59 冷気導入用通路
60 仕切板
62 冷気導入口
63 冷気流入口
65 冷気導入用ダンパー
65M モータ
66 仕切板
67 排気口
68 排気用ダンパー
70 制御装置
71 マイクロコンピュータ
72 温度センサー
73 湿度センサー
76 インバータ
77 コントロールパネル

Claims (9)

  1. 断熱箱体内に設けられた熱良導性の内箱と、この内箱と断熱箱体間に構成された冷気通路と、前記内箱内に構成された貯蔵室と、前記冷気通路内に設けられた冷凍装置の冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を前記冷気通路内に循環する冷却用ファンと、前記冷気通路から貯蔵室内へ冷気を導入するための冷気導入口を開閉する冷気導入用ダンパーと、前記貯蔵室内の空気を前記冷気通路に排出するための排気口を開閉する排気用ダンパーと、前記貯蔵室内の湿度を検出する湿度センサーと、この湿度センサーの出力に基づき、前記冷気導入用ダンパーと、前記排気用ダンパーと、前記冷却用ファン、及び、前記冷凍装置の圧縮機を制御する制御装置とを具備し、
    この制御装置は前記貯蔵室内の除湿が必要な場合には前記圧縮機及び冷却用ファンを運転し、前記冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより前記冷気導入口及び排気口を開放すると共に、除湿が不要な場合には前記圧縮機及び冷却用ファンを停止し、前記冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーにより前記冷気導入口及び排気口を閉じることを特徴とする恒温恒湿庫。
  2. 前記制御装置は、前記湿度センサーの出力に基づき、前記冷気導入用ダンパー及び排気用ダンパーによる前記冷気導入口及び排気口の開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の恒温恒湿庫。
  3. 前記内箱内の後部から上部に渡って構成され、前記貯蔵室と区画された暖気通路と、
    この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、
    後部の前記暖気通路内に設けられ、前記加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を前記暖気通路を介して前記貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、
    この庫内循環用ファンの吸込側に位置して、前記貯蔵室内の後部に着脱可能に設けられ、後部の前記暖気通路を構成する吸込整流板とを備え、
    この吸込整流板には、少なくとも前記貯蔵室内において物品を収納可能な領域の後方に対応する範囲の全体に渡り、複数の吸込口が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の恒温恒湿庫。
  4. 前記冷気導入口からの冷気は、前記吸込整流板と前記庫内循環用ファンの間に導入されることを特徴とする請求項3に記載の恒温恒湿庫。
  5. 前記庫内循環用ファンと前記吸込整流板の間に位置する前記暖気通路内に、前記加湿手段を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の恒温恒湿庫。
  6. 前記内箱内の後部から上部に渡って構成され、前記貯蔵室と区画された暖気通路と、
    この暖気通路内に設けられた加熱手段及び加湿手段と、
    後部の前記暖気通路内に設けられ、前記加熱手段及び/又は加湿手段にて加熱及び/又は加湿された空気を前記暖気通路を介して前記貯蔵室内に循環する庫内循環用ファンと、
    前記断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉と、
    この断熱扉の内側に構成され、上端の入口が前記暖気通路の連絡用吹出部に対応した吐出ダクトと、
    この吐出ダクトに形成され、前記貯蔵室内に開口した複数の吐出口と、
    前記連絡用吹出部に設けられた吐出整流板とを備え、
    この吐出整流板には、前記吐出ダクトの入口に対応する範囲の全体に渡り、複数の透孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の恒温恒湿庫。
  7. 前記庫内循環用ファンは、前記暖気通路内を流通する空気の流通方向に対して直交する方向に複数設けられる共に、各庫内循環用ファンの吐出側に位置する前記暖気通路内を、各庫内循環用ファンに対応して区画したことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載の恒温恒湿庫。
  8. 前記庫内循環用ファンの吐出側の下方に、ゴミ受けを着脱可能に設けたことを特徴とする請求項3乃至請求項7の何れかに記載の恒温恒湿庫。
  9. 前記制御装置は、前記庫内循環用ファンの回転数を制御すると共に、当該庫内循環用ファンの回転数に応じて、前記加熱手段の出力を調整することを特徴とする請求項3乃至請求項8の何れかに記載の恒温恒湿庫。
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