JP3274423B2 - 食品解凍装置 - Google Patents

食品解凍装置

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JP3274423B2
JP3274423B2 JP31099298A JP31099298A JP3274423B2 JP 3274423 B2 JP3274423 B2 JP 3274423B2 JP 31099298 A JP31099298 A JP 31099298A JP 31099298 A JP31099298 A JP 31099298A JP 3274423 B2 JP3274423 B2 JP 3274423B2
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弘倫 大橋
由香 赤城
峰男 重里
朝廣 西川
義明 石野
進 益山
幸信 池本
昭治 青柳
淳郎 森岡
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House Foods Corp
Ryonetsu Kogyou Co Ltd
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House Foods Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の解凍装置に
関するもので、特に、載置台の前方に整流空間を形成
し、差圧ケージから排出された気体を加熱及び又は加湿
し、この加熱及び又は加湿された気体を、整流空間の上
記載置台から離れた位置に流入させて、複数の食品を均
一に解凍することができる食品解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパン生地を解凍し、蘇生する方法
及び装置においては、ヒータ等により解凍蘇生庫の温度
を40乃至150°Cとし、パイプ状のスチーム供給管
に穿設した複数個の小孔からスチームを庫内に導入して
庫内湿度を80乃至100%に保持し、ファン等により
庫内の空気を攪拌して、庫内温度及び湿度を均一化して
いた。例えば、特公昭63−24654号公報に従来の
パン生地を解凍し、蘇生する方法及び装置が開示されて
いる。また、収納庫本体の内部を、扉を介して個々に開
閉される複数の部屋に分割し、各部屋に冷却手段と加熱
手段を設け、凍結食品生地の冷凍保存から発酵までを、
同一の収納状態のまま、電気的制御の下で自動的に連続
して行う収納庫が知られている。例えば、特開平2−2
49446号公報に従来の凍結食品生地の収納庫が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷凍パ
ン生地等の食品の解凍方法は、比較的小さい解凍庫内で
少量のパン生地を処理するための方法であった。この方
法を大きい空間内で大量のパン生地を処理する場合に適
用すると、この大きい空間内に排出する空気を所定の恒
温恒湿に維持することが困難であった。従って、パン生
地の表面が結露することがあり、或いは、パン生地の表
面が乾燥しすぎることがあった。すなわち、従来の装置
においては、解凍庫内で多量のパン生地を均一に処理す
るのが難しく、従って、パン等の製品の品質を安定させ
るの難しいという課題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、従来のこのような課題
を解決するため、載置台に載置した複数のパン生地等の
食品を均一に解凍させることができる食品解凍装置を提
供することにある。また、本発明の他の目的は、製品の
品質が安定しているパン等の食品を製造するために利用
可能な食品解凍装置を提供することにある。さらに、本
発明の他の目的は、装置の構造が簡単で、操作が容易な
食品解凍装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、食品を解凍させるための食品解凍装置に
おいて、食品を載せた載置台を有する載置部を配置し
て、食品を解凍させるための解凍室と、解凍室から空気
を吸入するための差圧ケージと、差圧ケージを通して空
気を排出するための複数の空気流出経路と、複数の空気
流出経路を通して排出された空気を加熱及び又は加湿す
るための加熱・加湿部と、加熱・加湿部で加熱及び又は
加湿された空気を解凍室に排出するための吹き出し口
と、差圧ケージを、1つ又は複数の空気流出経路に対応
させて区分するように仕切るための差圧ケージ仕切り
と、吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために解
凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが載置部の
縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、載置部は、解
凍室内で、吹き出し口と差圧ケージとの間に配置される
ように構成した。また、本発明の食品解凍装置は、差圧
ケージの長手方向の端部に近い方に位置した端部空気流
出経路と、差圧ケージの長手方向の中央部に近い方に位
置した中央部空気流出経路と、端部空気流出経路と中央
部空気流出経路との間に位置した中間部空気流出経路
と、中央部空気流出経路と中間部空気流出経路とを仕切
るための差圧ケージ仕切りとを備えるのが好ましい。
【0006】この構成により、差圧ケージの中を流れる
空気の流動状態を安定させることができ、載置台に載置
した複数のパン生地等の食品を、解凍室内で均一に解凍
させることができる。すなわち、この構成により、差圧
ケージの中央部付近に置かれた載置台にある食品の傍ら
を通過する空気の流れが、その左右に置かれた載置台に
ある食品の傍らを通過する空気の流れより遅くなること
を阻止することができる。更に、本発明は、食品を解凍
させるための食品解凍装置において、食品を載せた載置
台を有する載置部を配置して、食品を解凍させるための
解凍室と、解凍室から空気を吸入するための差圧ケージ
と、差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空
気流出経路と、複数の空気流出経路を通して排出された
空気を加熱及び又は加湿するための加熱・加湿部と、加
熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を解凍室に排
出するための吹き出し口と、吹き出し口から吹き出す流
体を受け入れるために解凍室の中に設けられ、かつ、高
さ及び奥行きが前記載置部の縦横の寸法より大きい整流
空間とを備え、載置部は、解凍室内で、吹き出し口と差
圧ケージとの間に配置されており、更に、差圧ケージの
長手方向の端部に近い方に位置した端部空気流出経路
と、差圧ケージの長手方向の中央部に近い方に位置した
中央部空気流出経路とを備えるように構成した。そし
て、それぞれの空気流出経路は、その空気流出経路を通
過することのできる空気の流量を制限するためのダンパ
ーを備え、端部空気流出経路に設けられたダンパーの開
度は、中央部空気流出経路に設けられたダンパーの開度
より小さくなるように構成した。
【0007】更に、本発明の食品解凍装置は、端部空気
流出経路と中央部空気流出経路との間に位置した中間部
空気流出経路を備え、端部空気流出経路に設けられたダ
ンパーの開度は、中間部空気流出経路に設けられたダン
パーの開度より小さくなるように構成するのが好まし
い。また、本発明は上記のような食品解凍装置におい
て、差圧ケージは、その差圧ケージに空気を吸い込むた
めの複数の孔をもった差圧ケージパンチングメタルを備
えるように構成した。そして、端部空気流出経路に対応
する領域にある差圧ケージパンチングメタルのパンチン
グ開口率は、中央部空気流出経路に対応する領域にある
差圧ケージパンチングメタルのパンチング開口率より小
さくなるように構成されている。
【0008】更に、本発明の食品解凍装置では、端部空
気流出経路に対応する領域にある差圧ケージパンチング
メタルのパンチング開口率は、中間部空気流出経路に対
応する領域にある差圧ケージパンチングメタルのパンチ
ング開口率より小さくなるように構成するのが好まし
い。この構成により、解凍室内において、空気が差圧ケ
ージの中央部付近で両端部より流れやすくなり、解凍室
に配置した複数の食品を均一に解凍させることができ
る。すなわち、この構成により、差圧ケージの中央部付
近に置かれた載置台にある食品の傍らを通過する空気の
流れが、その左右に置かれた載置台にある食品の傍らを
通過する空気の流れより遅くなることを阻止することが
できる。また、本発明は、食品を解凍させるための食品
解凍装置において、食品を載せた載置台を有する載置部
を配置して、食品を解凍させるための解凍室と、解凍室
から空気を吸入するための差圧ケージと、差圧ケージを
通して空気を排出するための複数の空気流出経路と、複
数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱及び又
は加湿するための加熱・加湿部と、加熱・加湿部で加熱
及び又は加湿された空気を解凍室に排出するための吹き
出し口と、吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるた
めに解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが載
置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、載置部
は、解凍室内で、吹き出し口と差圧ケージとの間に配置
されており、更に、差圧ケージの長手方向の端部に近い
方に位置した端部空気流出経路と、端部空気流出経路の
間に位置した6つ以上の介在空気流出経路と、介在空気
流出経路同士を仕切るための差圧ケージ仕切りとを備え
るように構成した。
【0009】本発明の食品解凍装置は、差圧ケージの長
手方向の端部に近い方に位置した端部空気流出経路と、
端部空気流出経路の間に位置した6つ以上の介在空気流
出経路と、端部空気流出経路とその次に位置した介在空
気流出経路と、更にその次に位置した介在空気流出経路
を仕切るための第1の差圧ケージ仕切りと、介在空気流
出経路同士を仕切るための第2の差圧ケージ仕切りとを
備えるのが好ましい。この構成により、差圧ケージの中
を流れる空気の流動状態を安定させることができ、載置
台に載置した複数のパン生地等の食品を、解凍室内で均
一に解凍させることができる。すなわち、この構成によ
り、差圧ケージの中央部付近に置かれた載置台にある食
品の傍らを通過する空気の流れが、その左右に置かれた
載置台にある食品の傍らを通過する空気の流れより遅く
なることを阻止することができる。
【0010】また、本発明は、上記のような本発明の食
品解凍装置において、それぞれの空気流出経路は、その
空気流出経路を通過することのできる空気の流量を制限
するためのダンパーを備え、端部空気流出経路に設けら
れたダンパーの開度は、介在空気流出経路に設けられた
ダンパーの開度より小さくなるように構成した。更に、
本発明は、上記のような本発明の食品解凍装置におい
て、差圧ケージは、その差圧ケージに空気を吸い込むた
めの複数の孔をもった差圧ケージパンチングメタルを備
え、端部空気流出経路に対応する領域にある差圧ケージ
パンチングメタルのパンチング開口率は、介在空気流出
経路に対応する領域にある差圧ケージパンチングメタル
のパンチング開口率より小さくなるように構成した。こ
の構成により、従来より大きい解凍室内において、空気
が差圧ケージの中央部付近で両端部より流れやすくな
り、解凍室に配置した従来より多くの食品を均一に解凍
させることができる。
【0011】すなわち、この構成により、差圧ケージの
中央部付近に置かれた載置台にある食品の傍らを通過す
る空気の流れが、その左右に置かれた載置台にある食品
の傍らを通過する空気の流れより遅くなることを阻止す
ることができる。本発明の上記の効果は、差圧ケージ仕
切りを設けることだけでも発揮され、或いは、ダンパー
の開度を設定することだけでも発揮され、或いは、差圧
ケージパンチングメタルのパンチング開口率を設定する
ことだけでも発揮される。そして、この差圧ケージ仕切
りの設置、ダンパーの開度の設定、差圧ケージパンチン
グメタルのパンチング開口率の設定を、2つ以上組み合
わせることにより、本発明の上記の効果が、なお一層発
揮される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (1)食品解凍装置の第1の実施の形態 以下に、本発明の食品解凍装置の第1の実施の形態につ
いて説明する。図1を参照すると、本発明の食品解凍装
置100は、ほぼ長方形の平面形状を有する解凍室10
2を含む。解凍室102には、台車160を2列に並べ
て留置できるように、吹き出し口120及び差圧ケージ
104が設けられている。図1に示す本発明の食品解凍
装置100は、3個の吹き出し口120と、2個の差圧
ケージ104を備えている。2つの吹き出し口120の
間に1つの差圧ケージ104が配置されている。複数の
台車160が、吹き出し口120と差圧ケージ104と
の間に、それぞれ2列に並んで配列されている。図1で
は、10台ずつ2列に整列された合計20台の台車16
0が、吹き出し口120と差圧ケージ104との間に配
置されている。従って、合計80台の台車160が解凍
室102内に配置されている。
【0013】図2及び図3を参照すると、吹き出し口1
20は、解凍室102の上面の一部分に設けられてい
る。吹き出し口フィルター122が吹き出し口120に
固定される。あて板124が、吹き出し口120から間
隔を隔てて、解凍室102の中に設けられる。あて板1
24は、吹き出し口120から吹き出す流体を受け、こ
の流体の流動方向を側方に転換させ、流体が食品解凍装
置100に流入するのに役立つ。ダンパー130が、差
圧ケージ104の上側に設けられる。図1及び図2を参
照すると、下部開口104aが、差圧ケージ104の下
面の一部に設けられている。制御盤(図示せず)が、差
圧ケージ104の外側に設けられる。差圧ケージパンチ
ングメタル108が、吹き出し口120のある方向に面
するように、差圧ケージ104に設けられている。差圧
ケージファン112が、差圧ケージ104の上方に設け
られている。差圧ケージファン112は1個以上設けら
れている。図1に示す本発明の実施の形態では、1つの
差圧ケージ104について5個の差圧ケージファン11
2が設けられる。解凍室102に台車160を入れ、或
いは、解凍室102から台車160を出すための扉11
4が、食品解凍装置100の側面の一部分に配置されて
いる。
【0014】図2及び図3を参照すると、差圧ケージ1
04を通して空気を排出するための複数の空気流出経路
181〜185が、差圧ケージ104の上方に設けられ
ている。ダンパー130が、差圧ケージ104の上側部
分に、空気流出経路181〜185に対して設けられ
る。ダンパー130は1個以上設けられ、例えば、1つ
の差圧ケージ104に5個設けられる。加熱ユニット1
32が、解凍室102の外部にダンパー130に隣接し
て設けられる。加熱・加湿ユニットファン134が解凍
室102の外部で加熱ユニット132に連結される。加
湿ユニット136が解凍室102の外部で加熱・加湿ユ
ニットファン134に連結される。恒温・恒湿パッケー
ジエアコン(図示せず)が解凍室102の外部に設けら
れる。加湿ユニット136から排出された流体の一部分
は流通経路を介して恒温・恒湿パッケージエアコンに流
入する。パッケージエアコン延長ダクト150が流通経
路を介して恒温・恒湿パッケージエアコンに連結され
る。パッケージエアコン延長ダクト150の排出口15
0aは、ダンパー130に隣接して位置している。
【0015】従って、本発明の食品解凍装置100で
は、差圧ケージ104の吸入側から順に、差圧発生部を
構成する差圧ケージ104、冷却装置を構成する恒温・
恒湿パッケージエアコンの排出部150a、加熱部を構
成する加熱ユニット132、加湿部を構成する加湿ユニ
ット136が配置されている。冷却装置を構成する恒温
・恒湿パッケージエアコンの吸入部は、加湿部を構成す
る加湿ユニット136の次に配置されている。複数の台
車160が、2列に並んで解凍室102の中に配置され
る。差圧ケージ104に近い方に配置された台車160
の一方の側面は、差圧ケージ104に隣接して、差圧ケ
ージパンチングメタル108と間隔を隔てて配置され
る。例えば、台車160と差圧ケージ104とのすきま
は約50mmである。この配置により、整流空間170
が、吹き出し口120の下方に、解凍室102の中に構
成される。
【0016】再び図1を参照すると、差圧ケージ104
は、長手方向にほぼ等間隔に配置された5つの空気流出
経路181〜185を備える。すなわち、差圧ケージ1
04は、差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置し
た端部空気流出経路181、185と、差圧ケージの長
手方向の中央部に近い方に位置した中央部空気流出経路
183と、端部空気流出経路181と中央部空気流出経
路183との間に位置した中間部空気流出経路182
と、端部空気流出経路185と中央部空気流出経路18
3との間に位置した中間部空気流出経路184とを備え
る。それぞれの空気流出経路181〜185には、差圧
ケージファン112とダンパー130とが設けられてい
る。これらの5つの空気流出経路181〜185に対応
させて差圧ケージ104を仕切るための差圧ケージ仕切
り191、192が設けられている。第1の差圧ケージ
仕切り191は、差圧ケージ104を、中央部空気流出
経路183に対応する部分と、端部空気流出経路181
及び中間部空気流出経路182に対応する部分とに仕切
るために設けられている。第2の差圧ケージ仕切り19
2は、差圧ケージ104を、中央部空気流出経路183
に対応する部分と、中間部空気流出経路184及び端部
空気流出経路185に対応する部分とに仕切るために設
けられている。
【0017】この構成により、差圧ケージ104の中を
流れる空気の流動状態を安定させることができ、載置台
に載置した複数のパン生地等の食品を、解凍室102内
で均一に解凍させることができる。差圧ケージ104の
端部空気流出経路181に設けられたダンパー130の
開度は、中間部空気流出経路182に設けられたダンパ
ー130の開度より小さくなるように構成され、中央部
空気流出経路183に設けられたダンパー130の開度
より小さくなるように構成され、中間部空気流出経路1
84に設けられたダンパー130の開度より小さくなる
ように構成されている。また、端部空気流出経路185
に設けられたダンパー130の開度は、中間部空気流出
経路182に設けられたダンパー130の開度より小さ
くなるように構成され、中央部空気流出経路183に設
けられたダンパー130の開度より小さくなるように構
成され、中間部空気流出経路184に設けられたダンパ
ー130の開度より小さくなるように構成されている。
【0018】例えば、端部空気流出経路181に設けら
れたダンパー130の開度は35〜55%であり、中間
部空気流出経路182に設けられたダンパー130の開
度は70〜90%であり、中央部空気流出経路183に
設けられたダンパー130の開度は70〜90%であ
り、中間部空気流出経路184に設けられたダンパー1
30の開度は70〜90%であり、端部空気流出経路1
85に設けられたダンパー130の開度は35〜55%
であるのが好ましい。この構成により、端部空気流出経
路181を通過することのできる空気の流量が、中間部
空気流出経路182を通過することのできる空気の流量
より小さくなるように構成され、中央部空気流出経路1
83を通過することのできる空気の流量より小さくなる
ように構成され、中間部空気流出経路184を通過する
ことのできる空気の流量より小さくなるように構成され
ている。また、端部空気流出経路185を通過すること
のできる空気の流量が中間部空気流出経路182を通過
することのできる空気の流量より小さくなるように構成
され、中央部空気流出経路183を通過することのでき
る空気の流量より小さくなるように構成され、中間部空
気流出経路184のそれぞれを通過することのできる空
気の流量より小さくなるように構成されている。
【0019】従って、この構成により、解凍室102内
において、空気が差圧ケージ104の中央部付近で両端
部より流れやすくなり、解凍室102に配置した複数の
食品を均一に解凍させることができる。図4を参照する
と、差圧ケージパンチングメタル108は、第1パンチ
ング領域108aと、開口率が約50%の第2パンチン
グ領域108eとを有する。第1パンチング領域108
aの高さは、例えば、約1500ミリメートルである。
高さが50ミリメートルで、開口のない第1めくら板1
08bが第1パンチング領域108aの下方に設けられ
る。高さが約200ミリメートルである開口部108c
が第1めくら板108bの下方に設けられる。高さが約
200ミリメートルで、開口のない第2めくら板108
dが第1パンチング領域108aの上方に設けられる。
第2パンチング領域108eは第2めくら板108bの
上方に設けられ、高さが約100ミリメートルであり、
開口率は約50%である。下方にアルミチャネル108
fを有する断熱パネル108gが、第2パンチング領域
108eの上方に設けられる。
【0020】図1を参照すると、本発明の食品解凍装置
100においては、差圧ケージ104の端部空気流出経
路181に対応する領域108a1にある第1パンチン
グ領域108aのパンチング開口率は、領域108a2
〜領域108a4にあるそれぞれの第1パンチング領域
108aのパンチング開口率より小さくなるように構成
されている。また、差圧ケージ104の端部空気流出経
路185に対応する領域108a5にある第1パンチン
グ領域108aのパンチング開口率は、領域108a2
〜領域108a4にあるそれぞれの第1パンチング領域
108aのパンチング開口率より小さくなるように構成
されている。例えば、領域108a1にある第1パンチ
ング領域108aのパンチング開口率は5〜15%であ
り、領域108a2にある第1パンチング領域108a
のパンチング開口率は16〜55%であり、領域108
a3にある第1パンチング領域108aのパンチング開
口率は16〜55%であり、領域108a4にある第1
パンチング領域108aのパンチング開口率は16〜5
5%であり、領域108a5にある第1パンチング領域
108aのパンチング開口率は5〜15%であるのが好
ましい。
【0021】この構成により、端部空気流出経路181
を通過することのできる空気の流量が、中間部空気流出
経路182を通過することのできる空気の流量より小さ
くなるように構成され、中央部空気流出経路183を通
過することのできる空気の流量より小さくなるように構
成され、中間部空気流出経路184を通過することので
きる空気の流量より小さくなるように構成されている。
また、端部空気流出経路185を通過することのできる
空気の流量が中間部空気流出経路182を通過すること
のできる空気の流量より小さくなるように構成され、中
央部空気流出経路183を通過することのできる空気の
流量より小さくなるように構成され、中間部空気流出経
路184のそれぞれを通過することのできる空気の流量
より小さくなるように構成されている。
【0022】従って、この構成により、解凍室102内
において、空気が差圧ケージ104の中央部付近で両端
部より流れやすくなり、解凍室102に配置した複数の
食品を均一に解凍させることができる。図5から図7を
参照すると、台車160の寸法は、例えば、差圧ケージ
パンチングメタル108に面して配置される面の長さが
約770mmであり、差圧ケージパンチングメタル10
8と直角方向に配置される部分の厚さが約615mmで
ある。パン生地等の食品を配置するための複数の載置部
160gを有する載置台160hが台車160に設けら
れている。それぞれの載置部160gは、図7に示すよ
うな平面形状を有する。複数の載置部160gの総高さ
は約1600mmであり、この中に、図5及び図6に示
すように、例えば、16個の載置部160gが設けられ
ている。台車160を移動させるための車輪160kが
載置台160hの下面に設けられている。
【0023】以上のように構成することにより、台車1
60の差圧ケージ104と反対側に、縦横の寸法、即
ち、高さ及び奥行きが載置部160gの縦横の寸法より
大きい整流空間170が解凍室102の中に形成され
る。この整流空間170の前後方向幅は、載置部160
gの高さの1/8以上であり、載置部160gの高さの
1/4以上であるのが好ましく、300mm〜4500
mmであるのが更に好ましい。この整流空間170の高
さは、載置部160gの高さ以上であるのが好ましく、
1200mm〜3000mmであるのが更に好ましい。
種々のパン生地が、図8に示すように配置される。例え
ば、フランクロールのパン生地172a、メロンパンの
パン生地172b及びクリームパンのパン生地172c
を解凍させる場合には、載置部160gとして、図9に
示す平天板174を用いる。例えば、コッペパンのパン
生地176aを解凍させる場合には、載置部160gと
して、図10に示す型天板178を用いる。パン生地を
配置した平天板174又は型天板178は、複数の載置
部160gにそれぞれ配置される。
【0024】ここで、本発明の食品解凍装置100を用
いた解凍の対象となる冷凍生地の仕様の一例について説
明する。コッペパンは、寸法(長さ×幅×高さ)が18
0〜120×20〜40×15〜30mmであり、重さ
は70〜100グラムである。コッペパンのパン生地
は、細長い棒のようなパン生地である。コッペパンのパ
ン生地の標準解凍時間は2時間〜3時間である。あんぱ
んは、寸法(長さ×幅×高さ)が55〜90×55〜9
0×25〜35mmであり、重さは80〜130グラム
である。あんぱんのパン生地は、あんこが入ったほぼ丸
いパン生地である。あんぱんのパン生地の標準解凍時間
は2時間〜4時間である。
【0025】フランクロールは、寸法(長さ×幅×高
さ)が120〜170×25〜50×10〜30mmで
あり、重さは50〜100グラムである。フランクロー
ルのパン生地は、中央に切れ目が入っている細長いパン
生地である。フランクロールのパン生地の標準解凍時間
は1時間30分〜3時間である。次に、本発明の食品解
凍装置100の作用について説明する。図1から図3を
参照すると、本発明の食品解凍装置100においては、
温度が約15〜30°Cで、湿度が約50〜100%の
恒温恒湿の空気が、風速0.1〜3m/secで、吹き
出し口120から解凍室102に向かって排出される。
空気はあて板124にあたって、四方に分配されるよう
に解凍室102に流入する。解凍室102に流入した空
気は、整流空間170に流入する。そして、この空気の
一部分は、台車160の中に配置されたパン生地の傍ら
を通過して、差圧ケージパンチングメタル108の第1
パンチング領域108aから差圧ケージ104に流入す
る。空気の他の一部分は、差圧ケージパンチングメタル
108の第2パンチング領域108eから差圧ケージ1
04に流入する。空気の更に他の一部分は、下部開口1
04aから差圧ケージ104に流入する。
【0026】差圧ケージ104に流入した空気は、差圧
ケージファン112により、ダンパー130を介して上
方に排出される。従って、差圧ケージ104の排出方向
は、台車160を配置した方向とは異なる方向である。
差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108
の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量
は、パン生地の傍らを通過する風速が0.2m/sec
以下になるように制御されるのが好ましい。台車160
a及び160bの差圧ケージ104に面している部分の
表面積をSとし、この部分を通過する空気の風速を0.
01m/secから0.2m/secにする場合には、
差圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108
の第1パンチング領域108aから吸入する空気の風量
は、 S〔m2 〕×0.01〔m/sec〕×60 = 0.
6S〔CMM〕 から、 S〔m2 〕×0.2 〔m/sec〕×60 = 1
2S〔CMM〕 となる。
【0027】ここで、〔CMM〕は、〔m3 /min〕
を意味し、「キュービック・メーター・パー・ミニッ
ト」のことである。差圧ケージ104を通して循環させ
られる空気の風量は、解凍室102内を恒温恒湿に維持
するために、上記のように計算した風量より多くする必
要性がある。このため、差圧ケージ104の差圧ケージ
パンチングメタル108の第1パンチング領域108a
の上部及び下部から、循環させられる空気の風量の全体
から上記のように計算した風量を差し引いた分に相当す
る空気を吸入する必要性がある。そして、上記のように
計算した風量だけを、パン生地の傍らを通過させて、差
圧ケージ104の差圧ケージパンチングメタル108の
第1パンチング領域108aから吸入する。このよう
な、差圧ケージ104を通して循環させられる空気の風
量は、解凍室102の内部体積、解凍室102の内部の
設定温度、パン生地の品温等の様々な条件により異なる
が、例えば、2.4S〜48Sとすることができる。
【0028】ただし、冷凍パン生地の解凍を行う場合に
は、解凍時におけるパン生地からの冷気が解凍室102
の床付近によどみやすいので、差圧ケージ104の下部
開口104aから比較的多くの空気を吸入するのが好ま
しい。すなわち、パン生地の傍らを通過して差圧ケージ
パンチングメタル108の第1パンチング領域108a
から吸入する空気の風量より多くの空気を、差圧ケージ
104の下部開口104aから吸入するのが好ましい。
例えば、差圧ケージ104の計画風量を40CMMとし
た場合には、パン生地の傍らを通過して差圧ケージパン
チングメタル108の第1パンチング領域108aから
吸入する風量を10CMMとし、差圧ケージパンチング
メタル108の第2パンチング領域108eから差圧ケ
ージ104に流入する風量を10CMMとし、差圧ケー
ジ104の下部開口104aから吸入する風量を20C
MMとするように構成するのがよい。ここで、ファン能
力により、最大流量は54CMMまで可能なように構成
するのがよい。 (2)食品解凍装置の第2の実施の形態 次に、本発明の食品解凍装置の第2の実施の形態につい
て説明する。この食品解凍装置の第2の実施の形態につ
いての説明は、前述した食品解凍装置の第1の実施の形
態と異なる部分だけについて行う。
【0029】図11を参照すると、本発明の食品解凍装
置200は、ほぼ長方形の平面形状を有する解凍室20
2を含む。解凍室202には、台車160を2列に並べ
て留置できるように、吹き出し口120及び差圧ケージ
104が設けられている。図11に示す本発明の食品解
凍装置200は、3個の吹き出し口120と、2個の差
圧ケージ104を備えている。16台ずつ2列に整列さ
れた台車160が、それぞれの吹き出し口120と差圧
ケージ104との間に配列されている。図11では、合
計128台の台車160が解凍室202内に配置されて
いる。吹き出し口120と差圧ケージ104の構成は、
図2及び図3に示すものと同様である。図11を参照す
ると、2個の差圧ケージ104が、解凍室202の中に
配置されている。差圧ケージファン112は1個以上設
けられており、図11に示す実施の形態では、1つの差
圧ケージ104について8個の差圧ケージファンが設け
られる。解凍室202に台車160を入れ、解凍室20
2から台車160を出すための扉214が、食品解凍装
置200の側面の一部分に配置されている。
【0030】ダンパー130は、1つの差圧ケージ10
4ごとに8個設けられる。加熱ユニット132、加熱・
加湿ユニットファン134、加湿ユニット136の構成
は、図2及び図3に示すものと同様である。複数の台車
160が、2列に並んで解凍室202の中に配置され
る。台車160の一方の側面は差圧ケージ104に隣接
して、差圧ケージパンチングメタル108と間隔を隔て
て配置される。台車160と差圧ケージ104とのすき
まは、約50mmである。この配置により、整流空間
が、吹き出し口120の下方に、解凍室202の中に構
成される。差圧ケージ104は、長手方向にほぼ等間隔
に配置された8つの空気流出経路281〜288を備え
ている。すなわち、差圧ケージ104は、差圧ケージの
長手方向の端部に近い方に位置した端部空気流出経路2
81、288と、端部空気流出経路281と端部空気流
出経路288との間に介在するように、ほぼ等間隔で配
置された6つの介在空気流出経路282〜287とを備
える。
【0031】それぞれの空気流出経路281〜288に
は、差圧ケージファン112とダンパー130とが設け
られている。これらの複数の空気流出経路281〜28
8に対応させて差圧ケージ104を仕切るための差圧ケ
ージ仕切り291〜293が設けられている。第1の差
圧ケージ仕切り291は、差圧ケージ104を、端部空
気流出経路281及び介在空気流出経路282に対応す
る部分と、介在空気流出経路283及び284に対応す
る部分とに仕切るために設けられている。第2の差圧ケ
ージ仕切り292は、差圧ケージ104を、介在空気流
出経路283及び284に対応する部分と、介在空気流
出経路285及び286に対応する部分とに仕切るため
に設けられている。第3の差圧ケージ仕切り293は、
差圧ケージ104を、介在空気流出経路285及び28
6に対応する部分と、介在空気流出経路287及び端部
空気流出経路288に対応する部分とに仕切るために設
けられている。
【0032】すなわち、図11に示す本発明の食品解凍
装置200は、差圧ケージ仕切り291〜293によ
り、差圧ケージ104を、2個ずつの空気流出経路に区
分して仕切るように構成されている。この構成により、
差圧ケージ104の中を流れる空気の流動状態を安定さ
せることができ、載置台に載置した複数のパン生地等の
食品を、解凍室202内で均一に解凍させることができ
る。差圧ケージ104の端部空気流出経路281を通過
することのできる空気の流量は、介在空気流出経路28
2〜287のそれぞれを通過することのできる空気の流
量より小さくなるように構成されている。また、差圧ケ
ージ104の端部空気流出経路288を通過することの
できる空気の流量は、介在空気流出経路282〜287
のそれぞれを通過することのできる空気の流量より小さ
くなるように構成されている。
【0033】この構成により、解凍室202内におい
て、空気が差圧ケージ104の中央部付近で両端部より
流れやすくなり、解凍室202に配置した複数の食品を
均一に解凍させることができる。差圧ケージ104の端
部空気流出経路281に設けられたダンパー130の開
度は、介在空気流出経路282〜287に設けられたそ
れぞれのダンパー130の開度より小さくなるように構
成されている。また、差圧ケージ104の端部空気流出
経路288に設けられたダンパー130の開度は、介在
空気流出経路282〜287に設けられたそれぞれのダ
ンパー130の開度より小さくなるように構成されてい
る。例えば、端部空気流出経路281に設けられたダン
パー130の開度は35〜55%であり、端部空気流出
経路288に設けられたダンパー130の開度は35〜
55%であり、介在空気流出経路282〜287に設け
られたそれぞれのダンパー130の開度は70〜90%
であるのが好ましい。
【0034】差圧ケージ104の端部空気流出経路28
1に対応する領域108a1に設けられた第1パンチン
グ領域108aのパンチング開口率は、領域108a1
と領域108a8との間にある領域108a2〜108
a7に設けられたそれぞれの第1パンチング領域108
aのパンチング開口率より小さくなるように構成されて
いる。また、差圧ケージ104の端部空気流出経路28
8に対応する領域108a8に設けられた第1パンチン
グ領域108aのパンチング開口率は、領域108a1
と領域108a8との間にある領域108a2〜108
a7に設けられたそれぞれの第1パンチング領域108
aのパンチング開口率より小さくなるように構成されて
いる。例えば、領域108a1にある第1パンチング領
域108aのパンチング開口率は5〜15%であり、領
域108a2〜108a7にあるそれぞれの第1パンチ
ング領域108aのパンチング開口率は16〜55%で
あり、領域108a8にあるそれぞれの第1パンチング
領域108aのパンチング開口率は5〜15%であるの
が好ましい。
【0035】本発明の第1の実施の形態と同様に、台車
160の差圧ケージ104と反対側に、縦横の寸法、即
ち、高さ及び奥行きが載置部160gの縦横の寸法より
大きい整流空間が解凍室202の中に形成される。本発
明の食品解凍装置の第2の実施の形態の他の構成及び作
用は、前述した本発明の食品解凍装置の第1の実施の形
態と同様である。この構成により、解凍室内において、
空気が差圧ケージの中央部付近で両端部より流れやすく
なり、従来の解凍室で解凍させることができる食品より
多くの食品を均一に解凍させることができる。本発明の
上記の効果は、上述したような差圧ケージ仕切りを設け
ることだけでも発揮され、或いは、ダンパーの開度を設
定することだけでも発揮され、或いは、差圧ケージパン
チングメタルのパンチング開口率を設定することだけで
も発揮される。
【0036】そして、この差圧ケージ仕切りの設置、ダ
ンパーの開度の設定、差圧ケージパンチングメタルのパ
ンチング開口率の設定を、2つ以上組み合わせることに
より、本発明の上記の効果が、なお一層発揮される。以
上の説明では、本発明の食品解凍装置を冷凍パン生地を
解凍させるための食品解凍装置について説明したが、本
発明の食品解凍装置は、冷凍ドーナツ生地等の食品生
地、冷凍弁当、冷凍惣菜等の冷凍調理食品、冷凍菓子、
冷凍野菜、冷凍米、冷凍麺等の種々の冷凍食品を解凍さ
せるために使用することもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、食品解
凍装置において、上記のような構成としたので、以下に
記載する効果を有する。 (1)複数のパン生地等の食品を同時に均一に解凍させ
ることができる。 (2)製品の品質が安定しているパン等の食品を効率的
に製造することができる。 (3)食品解凍装置の構造は簡単であり、操作がやさし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品解凍装置の第1の実施の形態を示
す平面図である。
【図2】図1の線2A−2Aにおける、本発明の食品解
凍装置の第1の実施の形態を示す概略部分断面図であ
る。
【図3】本発明の食品解凍装置のの第1の実施の形態の
加熱・加湿ユニットの部分を示す概略部分平面図であ
る。
【図4】本発明の食品解凍装置の第1の実施の形態の差
圧ケージパンチングメタルを示す正面図である。
【図5】本発明の食品解凍装置に用いられる台車を示す
正面図である。
【図6】本発明の食品解凍装置に用いられる台車を示す
側面図である。
【図7】図6の線7C−7Cにおける台車の載置部を示
す平面図である。
【図8】本発明の食品解凍装置に用いられる天板上に配
置した種々の食品を示す平面図である。
【図9】本発明の食品解凍装置に用いられる平天板を示
す平面図である。
【図10】本発明の食品解凍装置に用いられる型天板を
示す平面図である。
【図11】本発明の食品解凍装置の第2の実施の形態を
示す平面図である。
【符号の説明】
100 食品解凍装置 102 解凍室 104 差圧ケージ 104a 下部開口 108 差圧ケージパンチングメタル 112 差圧ケージファン 114 扉 120 吹き出し口 122 吹き出し口フィルター 124 あて板 130 ダンパー 132 加熱ユニット 134 加熱・加湿ユニットファン 136 加湿ユニット 150 パッケージエアコン延長ダクト 160 台車 160g 載置部 160h 載置台 170 整流空間 174 平天板 178 型天板 181〜185 空気流出経路 191、192 差圧ケージ仕切り 200 食品解凍装置 202 解凍室 214 扉 120 吹き出し口 281〜288 空気流出経路 291〜293 差圧ケージ仕切り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤城 由香 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 重里 峰男 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 西川 朝廣 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 石野 義明 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 益山 進 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 池本 幸信 東京都大田区南馬込2丁目29番17号 菱 熱工業株式会社内 (72)発明者 青柳 昭治 東京都大田区南馬込2丁目29番17号 菱 熱工業株式会社内 (72)発明者 森岡 淳郎 東京都大田区南馬込2丁目29番17号 菱 熱工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−87167(JP,A) 特開 平5−332665(JP,A) 特開 平5−15357(JP,A) 実開 昭59−103187(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/365

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を解凍させるための食品解凍装置に
    おいて、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記差圧ケージを、1つ又は複数の前記空気流出経路に
    対応させて区分するように仕切るための差圧ケージ仕切
    りと、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置される、 ことを特徴とする食品解凍装置。
  2. 【請求項2】 差圧ケージの長手方向の端部に近い方
    に位置した端部空気流出経路と、 差圧ケージの長手方向の中央部に近い方に位置した中央
    部空気流出経路と、 前記端部空気流出経路と前記中央部空気流出経路との間
    に位置した中間部空気流出経路と、 前記中央部空気流出経路と前記中間部空気流出経路とを
    仕切るための差圧ケージ仕切りと、を備えていることを
    特徴とする、請求項1に記載の食品解凍装置。
  3. 【請求項3】 食品を解凍させるための食品解凍装置に
    おいて、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置されており、 更に、前記差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置
    した端部空気流出経路と、 前記差圧ケージの長手方向の中央部に近い方に位置した
    中央部空気流出経路とを備え、 それぞれの空気流出経路は、その空気流出経路を通過す
    ることのできる空気の流量を制限するためのダンパーを
    備え、 端部空気流出経路に設けられたダンパーの開度は、中央
    部空気流出経路に設けられたダンパーの開度より小さく
    なるように構成されている、 ことを特徴とする食品解凍装置。
  4. 【請求項4】 端部空気流出経路と中央部空気流出経路
    との間に位置した中間部空気流出経路とを備え、端部空
    気流出経路に設けられたダンパーの開度は、中間部空気
    流出経路に設けられたダンパーの開度より小さくなるよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項3に記載
    の食品解凍装置。
  5. 【請求項5】 食品を解凍させるための食品解凍装置に
    おいて、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置されており、 更に、前記差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置
    した端部空気流出経路と、 前記差圧ケージの長手方向の中央部に近い方に位置した
    中央部空気流出経路とを備え、 前記差圧ケージは、その差圧ケージに空気を吸い込むた
    めの複数の孔をもった差圧ケージパンチングメタルを備
    え、 端部空気流出経路に対応する領域にある差圧ケージパン
    チングメタルのパンチング開口率は、中央部空気流出経
    路に対応する領域にある差圧ケージパンチングメタルの
    パンチング開口率より小さくなるように構成されてい
    る、 ことを特徴とする食品解凍装置。
  6. 【請求項6】 端部空気流出経路と前記中央部空気流
    出経路との間に位置した中間部空気流出経路とを備え、
    端部空気流出経路に対応する領域にある差圧ケージパン
    チングメタルのパンチング開口率は、中間部空気流出経
    路に対応する領域にある差圧ケージパンチングメタルの
    パンチング開口率より小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項5に記載の食品解凍装置。
  7. 【請求項7】 食品を解凍させるための食品解凍装置に
    おいて、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置されており、 更に、前記差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置
    した端部空気流出経路と、 端部空気流出経路の間に位置した6つ以上の介在空気流
    出経路と、 前記介在空気流出経路同士を仕切るための差圧ケージ仕
    切りと、 を備えていることを特徴とする食品解凍装置。
  8. 【請求項8】 差圧ケージの長手方向の端部に近い方
    に位置した端部空気流出経路と、 端部空気流出経路の間に位置した6つ以上の介在空気流
    出経路と、 前記端部空気流出経路とその次に位置した介在空気流出
    経路と、更にその次に位置した介在空気流出経路を仕切
    るための第1の差圧ケージ仕切りと、 前記介在空気流出経路同士を仕切るための第2の差圧ケ
    ージ仕切りと、を備えていることを特徴とする、請求項
    7に記載の食品解凍装置。
  9. 【請求項9】 食品を解凍させるための食品解凍装置に
    おいて、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置されており、 更に、前記差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置
    した端部空気流出経路と、 端部空気流出経路の間に位置した6つ以上の介在空気流
    出経路とを備え、 それぞれの空気流出経路は、その空気流出経路を通過す
    ることのできる空気の流量を制限するためのダンパーを
    備え、 端部空気流出経路に設けられたダンパーの開度は、介在
    空気流出経路に設けられたダンパーの開度より小さくな
    るように構成されている、 ことを特徴とする食品解凍装置。
  10. 【請求項10】 食品を解凍させるための食品解凍装置
    において、 食品を載せた載置台を有する載置部を配置して、食品を
    解凍させるための解凍室と、 前記解凍室から空気を吸入するための差圧ケージと、 該差圧ケージを通して空気を排出するための複数の空気
    流出経路と、 前記複数の空気流出経路を通して排出された空気を加熱
    及び又は加湿するための加熱・加湿部と、 前記加熱・加湿部で加熱及び又は加湿された空気を前記
    解凍室に排出するための吹き出し口と、 前記吹き出し口から吹き出す流体を受け入れるために前
    記解凍室の中に設けられ、かつ、高さ及び奥行きが前記
    載置部の縦横の寸法より大きい整流空間とを備え、 前記載置部は、前記解凍室内で、前記吹き出し口と前記
    差圧ケージとの間に配置されており、 更に、前記差圧ケージの長手方向の端部に近い方に位置
    した端部空気流出経路と、 端部空気流出経路の間に位置した6つ以上の介在空気流
    出経路とを備え、 前記差圧ケージは、その差圧ケージに空気を吸い込むた
    めの複数の孔をもった差圧ケージパンチングメタルを備
    え、 端部空気流出経路に対応する領域にある差圧ケージパン
    チングメタルのパンチング開口率は、介在空気流出経路
    に対応する領域にある差圧ケージパンチングメタルのパ
    ンチング開口率より小さくなるように構成されている、 ことを特徴とする食品解凍装置。
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