JP3626725B2 - 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 - Google Patents
無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3626725B2 JP3626725B2 JP2001383122A JP2001383122A JP3626725B2 JP 3626725 B2 JP3626725 B2 JP 3626725B2 JP 2001383122 A JP2001383122 A JP 2001383122A JP 2001383122 A JP2001383122 A JP 2001383122A JP 3626725 B2 JP3626725 B2 JP 3626725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wireless terminal
- button telephone
- notification function
- communication partner
- announcement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として無線端末を収容したボタン電話装置であって、詳しくは通信時に収容されている無線端末を使用して局線を介して通信相手との間で通信を行うことが可能な構内交換機能と無線端末の使用による通信である旨を通信相手に対してアナウンスにより通知送出する機能とを有する無線端末使用通知機能付きボタン電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の無線端末を収容したボタン電話装置では、構内交換機能により通信時に収容されている無線端末を使用して局線を介して通信相手との間で通信を行うことが可能になっており、更に通信相手に対してアナウンスにより通知送出する機能を持たせたタイプのものも開発されている。
【0003】
ところで、ここでの通信相手に対してアナウンスにより通知送出する方法に関連する周知技術としては、例えば特開平6−169482号公報に開示された固定無線接続装置が挙げられる。この固定無線接続装置の場合、通信中に無線回線の電界強度が劣化したとき、通信路切断前に通信相手に対して通話切断する旨のメッセージを通知送出するようになっている。
【0004】
又、通信相手に対してメッセージを送信する方法に関連する周知技術としては、特開平10−174171号公報に開示された移動体電話装置が挙げられる。この移動体電話装置の場合、予め機能登録手段に従った状態で操作者が発信操作を行って相手が不応答の場合にメモ録音した後、発信相手に対して発信操作して相手が応答した場合に自動的にメモ録音の内容を再生することで発信相手にメッセージを伝えるようになっている。
【0005】
因みに、その他の一般的なボタン電話装置に関連する周知技術としては、特開平5−83192号公報に開示されたコードレスボタン電話システムの着信方式、特開平6−311234号公報に開示されたボタン電話装置、特開平9−224269号公報に開示されたボタン電話システム、特開平9−284818号公報に開示されたボタン電話機装置およびその管理方法、特開平10−112750号公報に開示されたコードレス電話装置、特開平11−331919号公報に開示されたボタン電話装置とコードレス電話機位置表示方法等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の無線端末を収容したボタン電話装置に適用可能なアナウンスによる通知送出やメッセージの送信の場合、例えば特開平6−169482号公報に開示された固定無線接続装置では、通信相手がメッセージ送出されてから初めて無線端末を使用して通信していたことを認識できるもので、メッセージ送出前に無線端末の使用を認識できないという不便がある他、無線通信を使用したシステムでの特長である基地局間を移動するハンドオーバには対応できないという問題があり、特開平10−174171号公報に開示された移動体電話装置では、予め機能登録手段が必要であるために構成上の複雑化や大規模化が回避されないばかりでなく、通信が中断したときに何が原因であるかを認識できないという不便がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、通信時に無線端末の使用を通信相手に対して適確に通知できると共に、通信中断の認識やハンドオーバに対応可能で無線通信の特長を充分に活かし得る簡素な構成の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、通信時に収容されている無線端末を使用して局線を介して通信相手との間で通信を行うことが可能な構内交換機能を有すると共に、該通信相手に対してアナウンスにより通知する機能を有するボタン電話装置において、無線端末を使用して構内交換機能により局線を介して発信して通信相手が応答したときに該通信相手の応答を検出する応答信号検出部と、応答信号検出部で検出された通信相手に対して無線端末を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出するアナウンス送出部とを備えた無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0009】
又、本発明によれば、上記無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、アナウンス送出部は、局線を介しての着信時に応答端末が自装置に収容されている無線端末であるときに該局線を介して通信相手に対して該無線端末を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出する無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0010】
更に、本発明によれば、上記何れかの無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、無線端末へ転送可能な有線端末を含み、アナウンス送出部は、有線端末から無線端末への転送時に局線を介して通信相手に対して該無線端末を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出する無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0011】
加えて、本発明によれば、上記無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、無線端末の個別情報を予め蓄積した無線端末情報蓄積部を備え、局線を介しての個別着信情報を伴った着信時に応答端末が自装置に収容されている無線端末であるか否かを受信された該個別着信情報と無線端末情報蓄積部に蓄積された個別情報とを比較照合して合致するものが存在するか否かにより認識する無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0012】
一方、本発明によれば、上記無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、局線を介して擬似呼出音を送出する局線擬似呼出音送出部を備え、比較照合により合致する無線端末が存在するときに該無線端末が応答するまでの間、局線擬似呼出音送出部により通信相手に対して局線を介して擬似呼出音を送出し続ける無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0013】
他方、本発明によれば、上記無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、無線端末から応答があったときに局線を介して局線擬似呼出音送出部からの擬似呼出音の送出を停止する無線端末使用通知機能付きボタン電話装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一つの実施の形態に係る無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1の基本構成を示したブロック図である。この無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1は、構内交換機能を有する局線4と、局線4を介して構内交換機能により通信相手との間で通信可能な無線端末2と、局線4を介して構内交換機能により通信相手との間で通信可能であると共に、無線端末2へ転送可能な有線端末3,31とを周辺装置として収容しており、本体部分には装置全体を動作制御する中央制御部1aと、局線4を収容するための局線インタフェース部1bと、無線端末2を収容するための無線端末インタフェース部1cと、有線端末3,31を収容するための有線端末インタフェース部1dと、無線端末インタフェース部1cを通して無線端末2に対して呼出音を送出できる擬似呼出音送出部1eと、局線インタフェース部1bを通して局線4に無線端末2を使用して通信を行う旨をアナウンスにより通知送出するアナウンス送出部1fと、局線インタフェース部1bを通して局線4からの応答信号を検出する応答信号検出部1gと、保留中に局線インタフェース部1bを通して局線4に保留音を送出する保留音送出部1hとを備えて構成される。
【0016】
このうち、応答信号検出部1gは、中央制御部1aの動作制御に従って無線端末2を使用して局線インタフェース部1bを通して構内交換機能により局線4を介して発信して通信相手が応答したときに通信相手の応答信号を検出し、アナウンス送出部1fでは中央制御部1aの動作制御に従って応答信号検出部1gで検出された応答信号に示される通信相手に対して無線端末2を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出する。又、アナウンス送出部1fは、中央制御部1aの動作制御に従って局線4を介しての着信時に応答端末が自装置に収容されている無線端末2であるときに局線4を介して通信相手に対して無線端末2を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出する他、中央制御部1aの動作制御に従って無線端末2へ転送可能な有線端末31から無線端末2への転送時に局線4を介して通信相手に対して無線端末2を使用して通信している旨をアナウンスにより通知送出する。
【0017】
図2は、無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1の本体部分に備えられる中央制御部1aによる局線4を介しての発信時における動作処理を示したフローチャートである。
【0018】
ここで中央制御部1aは、発信時の初期状態として、無線端末インタフェース部1cを介して装置本体に収容される無線端末2から発信情報を受信可能な状態か、或いは有線端末インタフェース部1dを介して装置本体に収容される有線端末3から発信情報を受信可能な状態にあるため、無線端末インタフェース部1cや有線端末インタフェース部1dを介しての発信情報の受信時に発信情報が無線端末インタフェース部1cから受信されたものか、或いは有線端末インタフェース部1dから受信されたものであるを判断することにより、発信情報が無線端末2からの発信であるか否かを判定(ステップS1)する。この結果、発信情報が有線端末インタフェース部1dで受信された有線端末3からの発信との判断により無線端末2からの発信でなければ、局線4を介して有線端末インタフェース部1dを通して受信した発信情報に基づいて通信相手との間で通常の発信(ステップS8)動作を行い、これにより通信相手が応答した場合に有線端末3に対して通信路を接続してから通信相手と通信するが、発信情報が無線端末インタフェース部1cから受信された無線端末2からの発信との判断により無線端末2からの発信であれば、無線端末インタフェース部1dを通して発信情報取得(ステップS2)の処理を行った後、擬似呼出送出部1eと無線端末インタフェース部1cとを接続して無線端末2へ擬似呼出音送出部1eからの擬似呼出音を送出(ステップS3)する処理を行ってから局線インタフェース部1bを通して構内交換機能により局線4を介して無線端末インタフェース部1cから取得した発信情報に基づいて通信相手との間で発信(ステップS4)動作を行う。
【0019】
この後、通信相手の応答を待って通信相手が応答した場合、局線4を介して局線インタフェース部1bを通して応答信号検出部1gが通信相手からの応答信号(通常、局線4の電話回線がアナログ回線の場合には極性反転信号が該当し、デジタル回線の場合にはConnect信号等が該当する)を検出する通信相手応答検出(ステップS5)の処理を行うと、中央制御部1aは局線インタフェース部1bとアナウンス送出部1fとを接続してアナウンス送出部1fにより「この通信は無線端末2を使用している」旨をアナウンスで局線インタフェース部1bを通して通信相手に対して局線4を介して通知送出し、アナウンス送出終了後にアナウンスを停止するアナウンス送出後停止(ステップS6)の動作を行った後、無線端末2に対して擬似呼出音送出部1eから無線端末インタフェース部1cを通して送出している擬似呼出音を停止する無線端末2への擬似呼出音停止(ステップS7)の動作を行ってから無線端末インタフェース部1cと擬似呼出音送出部1eとの接続を解除すると共に、局線インタフェース部1bとアナウンス送出部1fとの接続も解除し、最終的に無線端末2に対して通信路を接続してから通信相手と通信する。
【0020】
図3は、無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1の本体部分に備えられる中央制御部1aによる局線4を介しての着信時における動作処理を示したフローチャートである。
【0021】
ここで中央制御部1aは、着信時の初期状態として、構内交換機能により局線4を介して局線インタフェース部1bを通して無線端末2や有線端末3に対する着信を受信可能な状態にあるため、局線4を介しての着信動作時に局線インタフェース部1bを通して着信検出(ステップS1)し、アナログ回線の場合には16Hzの着信信号を検出し、デジタル回線の場合にはSet up等の呼設定を検出した後、無線端末インタフェース1cを通して無線端末2へ着信(ステップS2)を行ってから有線端末インタフェース部1dを通して有線端末3へ着信(ステップS3)を行う。但し、ここでの無線端末インタフェース部1cを通して無線端末2へ着信(ステップS2)する処理と有線端末インタフェース1dを通して有線端末3へ着信(ステップS3)する処理との順序は問われず、ここでの場合と反対の順序であっても良い。
【0022】
何れにしても、引き続いて中央制御部1aは、着信を無線端末2や有線端末3に対して行った後、無線端末2や有線端末3が応答するまで待機し、応答があった場合に無線端末インタフェース部1cを通しての無線端末2からの応答なのか、或いは有線端末インタフェース部1dを通しての有線端末3からの応答なのかを判断することにより、無線端末2からの応答か否かを判定(ステップS4)する。この結果、着信が有線端末インタフェース部1dを通しての有線端末3からの応答との判断により無線端末2からの応答でなければ、局線4を介して局線インタフェース部1bを通して応答(ステップS5)動作を行い、その後に有線端末3に対して通信路を接続してから通信相手と通信するが、着信が無線端末インタフェース部1cを通しての無線端末2からの応答との判断により無線端末2からの応答であれば、局線インタフェース部1bを通して局線4を介して応答(ステップS6)する。但し、ここで中央制御部1aは、無線端末2に対して通信路を接続せずに局線インタフェース部1bを通してアナウンス送出部1fを接続してからアナウンス送出部1fにより「この通信は無線端末2を使用している」旨を局線インタフェース部1bを通してアナウンスで通信相手に対して局線4を介して通知送出し、アナウンス送出終了後にアナウンスを停止するアナウンス送出後停止(ステップS7)の動作を行った後、局線インタフェース部1bとアナウンス送出部1fとの接続を解除し、最終的に無線端末2に対して通信路を接続してから通信相手と通信を行う。
【0023】
図4は、無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1の本体部分に備えられる中央制御部1aによる周辺装置として収容した無線端末2又は有線端末3への保留転送時(通信中)における動作処理を示したフローチャートである。
【0024】
ここで中央制御部1aは、保留転送時の初期状態として、構内交換機能により局線4を介して収容された有線端末31と通信相手とが通信中の状態であると仮定し、こうした条件下で有線端末31より保留操作された場合に有線端末31が保留(ステップS1)される旨を検出すると、局線インタフェース部1bと保留音送出部1hとを接続して保留音送出部1hにより局線4を介して保留音送出(ステップS2)する処理を行った後、有線端末31から同様に収容された無線端末2又は有線端末3に転送(ステップS3)する処理を行う。これにより、中央制御部1aは転送先に着信して収容された無線端末2や有線端末3が応答するまで待機し、応答があった場合に無線端末インタフェース部1cを通しての無線端末2からの応答なのか、或いは有線端末インタフェース部1dを通しての有線端末3からの応答なのかを判断することにより、無線端末2からの応答か否かを判定(ステップS4)する。この結果、有線端末インタフェース部1dを通しての有線端末3からの応答との判断により無線端末2からの応答でなければ、局線インタフェース部1bに接続している保留音送出部1hを切断して局線4を介して保留音停止(ステップS5)動作を行い、その後に有線端末3と通信路を接続してから通信相手と通信再開するが、無線端末インタフェース部1cを通しての無線端末2からの応答との判断により無線端末2からの応答であれば、同様に局線インタフェース部1bに接続している保留音送出部1hを切断して局線4を介して保留音停止(ステップS6)動作を行う。但し、ここの中央制御部1aは、無線端末2に対して通信路を接続せずに局線インタフェース部1bを通してアナウンス送出部1fを接続してからアナウンス送出部1fにより「この通信は無線端末2を使用している」旨をアナウンスで通信相手に対して局線4を介して通知送出し、アナウンス送出終了後にアナウンスを停止するアナウンス送出後停止(ステップS7)の動作を行った後、局線インタフェース部1bとアナウンス送出部1fとの接続を解除し、最終的に無線端末2に対して通信路を接続してから通信相手と通信再開する。
【0025】
図5は、本発明の他の実施の形態に係る無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1′の基本構成を示したブロック図である。この無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1′は、先の実施の形態の装置1の場合と比べ、周辺装置及び本体部分の構成部分をそのまま同様な機能を持つものとして含む以外、本体部分に対して予め無線端末2の個別情報を蓄積した無線端末情報蓄積部としての無線端末情報メモリ部1i(この場合は個別情報が記憶蓄積されている)と、局線インタフェース部1bを通して局線4を介して擬似呼出音を送出する局線擬似呼出音送出部1jとが備えられ、これらの別途に設けられた無線端末情報メモリ部1i及び局線擬似呼出音送出部1jが中央制御部1a′の動作制御に従って動作するように構成されている。
【0026】
このうち、中央制御部1a′は、局線4を介しての個別着信情報を伴った着信時に応答端末が自装置に収容されている無線端末であるか否かを受信された個別着信情報と無線端末情報メモリ部1iに記憶蓄積された個別情報とを比較照合して合致するものが存在するか否かにより認識すると共に、比較照合により合致する無線端末2が存在するときにその無線端末2が応答するまでの間、局線擬似呼出音送出部1jを動作制御して通信相手に対して局線4を介して擬似呼出音を送出し続け、無線端末2から応答があったときに局線4を介して局線擬似呼出音送出部1jからの擬似呼出音の送出を停止する。
【0027】
図6は、無線端末使用通知機能付きボタン電話装置1′の本体部分に備えられる中央制御部1a′による局線4を介しての個別着信情報を含む着信時における動作処理を示したフローチャートである。
【0028】
ここで中央制御部1a′は、着信時の初期状態として、無線端末情報メモリ部1iに予め無線端末2の個別情報が蓄積されていると共に、構内交換機能により局線4を介して局線インタフェース部1bを通して無線端末2に対するダイヤルイン,サブアドレス等の個別着信情報を伴った着信や有線端末3に対する着信を受信可能な状態にあるため、局線4を介しての着信動作時に局線インタフェース部1bを通して着信検出及び個別着信情報受信(ステップS1)を行い、アナログ回線の場合には16Hzの着信信号を検出し、デジタル回線の場合にはSetup等の呼設定を検出した後、受信した個別着信情報を無線端末情報メモリ部1iに蓄積された個別情報と比較参照して合致するものが存在するか否かを認識することにより、個別着信が無線端末2への着信か否かを判定(ステップS2)する。この結果、個別着信が無線端末2への着信でなく、有線端末3への着信と判断したとき、中央制御部1a′は有線端末インタフェース部1dを通して有線端末3へ着信(ステップS3)し、これにより有線端末3応答(ステップS4)を経た後、局線インタフェース部1bを通して局線4を介して応答(ステップS5)し、最終的に有線端末3に対して通信路を接続してから通信相手と通信するが、個別着信が無線端末2への着信と判断したとき、無線端末インタフェース部1cを通して無線端末2へ着信(ステップS6)し、局線インタフェース部1bを通して局線4を介して応答(ステップS7)する。但し、ここで中央制御部1a′は、無線端末2に対して通信路を接続せずに局線インタフェース部1bを通してアナウンス送出部1fを接続してからアナウンス送出部1fにより「この通信は無線端末2を使用している」旨をアナウンスで通信相手に対して局線4を介して通知送出し、アナウンス送出終了後にアナウンスを停止するアナウンス送出後停止(ステップS8)の動作を行った後、局線インタフェース部1bとアナウンス送出部1fとの接続を解除し、局線インタフェース部1bを通して局線擬似呼出音送出部1jを接続して無線端末2が応答するまでの間、通信相手に対して局線4を介して擬似呼出音を送出し続ける擬似呼出音送出(ステップS9)の処理を行う。この後、無線端末2応答(ステップS10)があると、中央制御部1a′は局線4を介して局線擬似呼出音送出部1jからの擬似呼出音の送出を停止する擬似呼出音停止(ステップS11)の動作を行い、最終的に無線端末2に対する通信路を接続してから通信相手と通信する。
【0029】
【発明の効果】
以上に述べた通り、本発明の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置によれば、発信,着信,並びに保留転送等の通信中の各動作を含む通信時に収容されている無線端末を使用して通信を行っている旨を通信相手に対してアナウンスにより通知送出する機能を簡素な構成で持たせているので、通信相手に対して本通信を無線端末の使用により行っている旨を適確に認識させることができると共に、無音時や通信切断時にも通信相手が理解できるようになり、通信を円滑にして効率的に行うことができ、結果として通信中断の認識やハンドオーバに対応可能で無線通信の特長を充分に活かし得るため、極めて有益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の基本構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示す無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の本体部分に備えられる中央制御部による局線を介しての発信時における動作処理を示したフローチャートである。
【図3】図1に示す無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の本体部分に備えられる中央制御部による局線を介しての着信時における動作処理を示したフローチャートである。
【図4】図1に示す無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の本体部分に備えられる中央制御部による周辺装置として収容した無線端末又は有線端末への保留転送時(通信中)における動作処理を示したフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の基本構成を示したブロック図である。
【図6】図5に示す無線端末使用通知機能付きボタン電話装置の本体部分に備えられる中央制御部による局線を介しての個別着信情報を含む着信時における動作処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1,1′ 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置
1a,1a′ 中央制御装置
1b 局線インターフェース部
1c 無線端末インターフェース部
1d 有線端末インターフェース部
1e 擬似呼出音送出部
1f アナウンス送出部
1g 応答信号検出部
1h 保留音送出部
1i 無線端末情報メモリ部
1j 局線擬似呼出音送出部
2 無線端末
3,31 有線端末
Claims (6)
- 通信時に収容されている無線端末を使用して局線を介して通信相手との間で通信を行うことが可能な構内交換機能を有すると共に、該通信相手に対してアナウンスにより通知する機能を有するボタン電話装置において、前記無線端末を使用して前記構内交換機能により前記局線を介して発信して前記通信相手が応答したときに該通信相手の応答を検出する応答信号検出部と、前記応答信号検出部で検出された前記通信相手に対して前記無線端末を使用して通信している旨を前記アナウンスにより通知送出するアナウンス送出部とを備えたことを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
- 請求項1記載の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、前記アナウンス送出部は、前記局線を介しての着信時に応答端末が自装置に収容されている前記無線端末であるときに該局線を介して前記通信相手に対して該無線端末を使用して通信している旨を前記アナウンスにより通知送出することを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
- 請求項1又は2記載の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、前記無線端末へ転送可能な有線端末を含み、前記アナウンス送出部は、前記有線端末から前記無線端末への転送時に前記局線を介して前記通信相手に対して該無線端末を使用して通信している旨を前記アナウンスにより通知送出することを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
- 請求項3記載の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、前記無線端末の個別情報を予め蓄積した無線端末情報蓄積部を備え、前記局線を介しての個別着信情報を伴った着信時に前記応答端末が自装置に収容されている前記無線端末であるか否かを受信された該個別着信情報と前記無線端末情報蓄積部に蓄積された前記個別情報とを比較照合して合致するものが存在するか否かにより認識することを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
- 請求項4記載の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、前記局線を介して擬似呼出音を送出する局線擬似呼出音送出部を備え、前記比較照合の結果により合致する前記無線端末が存在するときに該無線端末が応答するまでの間、前記局線擬似呼出音送出部により通信相手に対して前記局線を介して前記擬似呼出音を送出し続けることを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
- 請求項5記載の無線端末使用通知機能付きボタン電話装置において、前記無線端末から応答があったときに前記局線を介して前記局線擬似呼出音送出部からの前記擬似呼出音の送出を停止することを特徴とする無線端末使用通知機能付きボタン電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001383122A JP3626725B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001383122A JP3626725B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003189342A JP2003189342A (ja) | 2003-07-04 |
JP3626725B2 true JP3626725B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=27593265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001383122A Expired - Fee Related JP3626725B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3626725B2 (ja) |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001383122A patent/JP3626725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003189342A (ja) | 2003-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2872064B2 (ja) | 簡易型携帯電話装置及び着信報知方法 | |
JP2000023248A (ja) | 着信転送機能を備えた移動電話機及び着信転送方法 | |
JP3626725B2 (ja) | 無線端末使用通知機能付きボタン電話装置 | |
JP2946265B2 (ja) | キャッチホン対応型電話装置 | |
JPH0750708A (ja) | コードレスネットワークシステム | |
JPH09163433A (ja) | 構内交換機における着信転送方式 | |
JPS5977750A (ja) | 着信アナウンス付電話転送装置 | |
JP3567189B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP2531769Y2 (ja) | 通信装置 | |
JP3963164B2 (ja) | 電話システム | |
JP2000023259A (ja) | 通信装置 | |
JP3440810B2 (ja) | 電話装置 | |
JPH11127482A (ja) | 移動通信端末の通話切れ防止システム | |
JPH05153262A (ja) | 保留転送制御方式 | |
JPH11112670A (ja) | 電話装置 | |
JP2001086252A (ja) | 転送機能付きインターホン装置 | |
JPS6331254A (ja) | 着信接続方式 | |
JP2004253862A (ja) | 電話システム | |
JPH10164185A (ja) | 端末機器での発呼者番号情報を利用した着信自動転送方法 | |
JPH0697991A (ja) | コードレス電話システム | |
JPS63190459A (ja) | 有線放送用電話機 | |
JPH03157093A (ja) | コードレス電話システム | |
JPH10262282A (ja) | 加入者無線制御方式 | |
JPH08205214A (ja) | ボタン電話装置 | |
JPH01265650A (ja) | 着信転送方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3626725 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 9 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |