JP3625139B2 - 自動変速機の潤滑構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊星歯車組と多板締結要素とが隣接して配置された自動変速機の潤滑構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊星歯車組と多板締結要素である多板クラッチとが隣接して配置された自動変速機の潤滑構造としては、例えば、「F5A5,W5A5整備解説書」(1995年3月:三菱自動車工業株式会社発行)の2−5頁に記載のものが知られている。
【0003】
この従来出典には、図5に示すように、遊星歯車組と多板締結要素とが隣接して配置され、遊星歯車組は、回転部材に固定されたキャリアプレートと、キャリアプレートとは対向配置のベースプレートと、両プレートに両端部が支持されたピニオンシャフトを有し、多板締結要素は、遊星歯車組のベースプレートに固定されたハブ部材と、該ハブ部材にスプライン嵌合されるドライブプレートを有する。そして、前記キャリアプレートにはピニオンシャフトの位置にオイルキャッチプレートを設け、前記ベースプレートには、端部を内径側に折り曲げたクラッチハブを側面内周部に固定している。
【0004】
よって、シャフトの軸心油穴から供給された潤滑油は、図5の矢印に示すように、第1径方向油穴→ベアリング→オイルキャッチプレート→ピニオンシャフトの軸方向油穴→ピニオンシャフトの径方向油穴を経過してピニオン支持部に導かれる。一方、シャフトの軸心油穴から第2径方向油穴→油穴を経過してドライブプレートに潤滑油が導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動変速機の潤滑構造にあっては、下記に列挙する問題点がある。
(1) オイルキャッチプレート等の部品が必要となり、部品点数及び組み付け工数が増大する。
(2) ピニオンシャフトの一端側にクラッチハブを設け、他端側にオイルキャッチプレートを設ける構成であるため、軸方向寸法が長くなる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、部品点数及び組み付け工数の削減と軸方向寸法の短縮化を図りながら、ピニオン支持部とドライブプレートへの同経路潤滑とピニオン支持部の高潤滑性能が発揮される自動変速機の潤滑構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題の解決手段1(請求項1)は、遊星歯車組と多板締結要素とが隣接して配置され、
前記遊星歯車組は、回転部材に固定されたキャリアプレートと、キャリアプレートとは対向配置のベースプレートと、両プレートに両端部が支持されたピニオンシャフトを有し、前記ピニオンシャフト内に形成された油穴を経過して前記ピニオンシャフトのピニオン支持部に潤滑油を導く潤滑構造とし、
前記多板締結要素は、遊星歯車組の前記ベースプレートに固定されたハブ部材と、該ハブ部材に形成されたスプライン部に嵌合されるドライブプレートとを有し、ハブ部材に形成された油穴を経過してドライブプレートに潤滑油を導く潤滑構造とした自動変速機の潤滑構造において、
前記ハブ部材に、径方向外側に折り曲げられたフランジ部を設け、該フランジ部を前記ベースプレートに固定し、且つ、前記ハブ部材のスプライン部とフランジ部の境界部分であって、ピニオンシャフト内の前記油穴の開口端部位置と一致する部分に、内側から導かれた潤滑油を溜めて前記油穴に供給する油溜り部を形成したことを特徴とする。
(解決手段2)
上記課題の解決手段2(請求項2)は、請求項1記載の自動変速機の潤滑構造において、
前記油溜り部を、球面状に膨らませた形状とし、その球面膨出頂点を前記油穴の開口端部位置の上部位置に一致させたことを特徴とする。
(解決手段3)
上記課題の解決手段3(請求項3)は、請求項2記載の自動変速機の潤滑構造において、
前記油溜り部の球面膨出頂点と前記ハブ部材のスプライン部の山部とを、径方向に略一致させたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は請求項1〜3に記載の発明に対応する自動変速機の潤滑構造である。
【0009】
まず、構成を説明する。
[全体構成について]
図1は実施の形態1の自動変速機の潤滑構造を示す図2のA−A線断面図、図2は実施の形態1の自動変速機の潤滑構造をクラッチハブ側からみた側面図で、1は遊星歯車組、2は多板クラッチ、3はシャフト、4は軸心油穴、5は径方向油穴、6はキャリアプレート、6aは爪部、7はベースプレート、8はピニオンシャフト、9は軸方向油穴、10は径方向油穴、11はピニオン、12はピニオン支持ベアリング、13はロックピン、14はクラッチハブ、14aはスプライン部、14bはフランジ部、14cは油溜り部、14dは油穴、15はドライブプレート、16はドリブンプレート、17はクラッチドラムである。
【0010】
前記遊星歯車組1と多板クラッチ2とは、図1に示すように、互いに隣接して配置されている。
【0011】
前記遊星歯車組1は、シャフト3に固定されたキャリアプレート6と、該キャリアプレート6とは対向配置とされ、四か所の爪部6aにより連結されるベースプレート7と、両プレート6,7に両端部が支持されたピニオンシャフト8と、該ピニオンシャフト8にピニオン支持ベアリング12を介して回転可能に支持されたピニオン11を有して構成されている。
そして、ピニオン支持部に潤滑油を導く潤滑構造として、ピニオンシャフト8にベースプレート7側から軸方向油穴9を開け、この軸方向油穴9を貫通する径方向油穴10をピニオン11の軸方向中央部位置に形成している。
【0012】
前記多板クラッチ2は、遊星歯車組1のベースプレート7に固定されたクラッチハブ14と、該クラッチハブ14にスプライン嵌合されるドライブプレート15と、隣接するドライブプレート15間に配置されるドリブンプレート16と、該ドリブンプレート16がスプライン嵌合されるクラッチドラム17を有して構成されている。
そして、クラッチプレート部に潤滑油を導く潤滑構造として、クラッチハブ14の山部に油穴14dを形成すると共に、クラッチドラム17に油穴24を形成している。
尚、図1において、18はサンギア、19はリングギア、20はラジアルベアリング、21はドラムサポート、22はスラストベアリング、23はブッシュ、24はクラッチドラム17の油穴、25はスプリングリテーナ、26はスプリングリテーナ25の油穴、27はリターンスプリング、28はクラッチピストンである。
[要部構成について]
図3は実施の形態1の自動変速機の潤滑構造の油溜り部を示す図で、7はベースプレート、8はピニオンシャフト、9は軸方向油穴、14はクラッチハブ、14aはスプライン部、14bはフランジ部、14cは油溜り部、Bは球面膨出頂点である。
【0013】
前記クラッチハブ14は、ドライブプレート15がスプライン嵌合されるスプライン部14aと、スプライン部14aの端部において径方向外側に折り曲げられたフランジ部14bにより構成され、該フランジ部14bが遊星歯車組1のベースプレート7に固定される。そして、クラッチハブ14のスプライン部14aとフランジ部14bの境界部分であって、ピニオンシャフト8の軸方向油穴9の開口位置と一致する四か所の部分に、内側から導かれた潤滑油を溜めて前記油穴9に供給する油溜り部14cが形成されている。
【0014】
前記油溜り部14cは、球面状に膨らませた形状とし、図3(イ) に示すように、その球面膨出頂点Bを軸方向油穴9の上部位置に一致させていると共に、油溜り部14cの球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの山部とも径方向に略一致させている。
【0015】
次に、作用効果を説明する。
[部品点数及び組み付け工数の削減について]
従来は、ピニオンシャフトの軸方向油路に油を導くための専用部品であるオイルキャッチプレート等が設けられていた。よって、部品追加の分だけ部品点数が増大するし、また、組み付け工数も増大する。
【0016】
これに対し、実施の形態1では、多板クラッチ2の構成部品であるクラッチハブ14に油溜り部14cを形成し、この油溜り部14cをピニオンシャフト8の軸方向油路9に油を導くための構成としているため、専用部品を設ける場合に比べて部品点数が削減されるし、また、専用部品の取り付け手間も要さず組み付け工数も削減される。
[軸方向寸法の短縮化について]
従来は、ピニオンシャフトの一端側にクラッチハブを設け、他端側にオイルキャッチプレートを設ける構成であるため、オイルキャッチプレートを設けるスペースをピニオンシャフトの他端側に確保する必要があり、遊星歯車組と多板締結要素とを隣接して配置した場合、軸方向寸法が長くなっていた。
【0017】
これに対し、実施の形態1では、ピニオンシャフト8の他端側はキャリアプレート6に固定されているだけで、オイルキャッチプレート等の構成を無くしているため、遊星歯車組1と多板クラッチ2とを隣接して配置しても、ピニオンシャフト8とクラッチハブ14の軸方向長さを加えた軸方向寸法となり、軸方向寸法の短縮化が図られる。
[同経路潤滑作用について]
従来は、ピニオン支持部の潤滑はキャリアプレート側からの潤滑経路により行なわれ、ドライブプレートの潤滑はベースプレート側からの潤滑経路により行なわれるというように2経路で独立に潤滑が行なわれていた。
【0018】
これに対し、実施の形態1では、ピニオン支持部とクラッチプレート部に対しシャフト3の軸心油穴4から同じ径方向油穴5を経過して潤滑油がクラッチハブ14cの内面に供給され、クラッチハブ14cの内面から油溜り部14cを経由し、一方はピニオン支持部へ他方はクラッチプレート部へと分岐する同経路潤滑が行なわれる。
【0019】
よって、従来、例えば、ピニオン支持部への潤滑油量が多い場合は、オイルキャッチプレートから油を外に流出させていただけであったが、実施の形態1の場合、ピニオン支持部とドライブプレートとに供給される潤滑油量の一方が必要油量より多い場合には他方の供給に廻されるというように、径方向油穴5を経過して供給された潤滑油が無駄なくころがり抵抗や摩擦発熱を抑える油として用いられることになる。
[ピニオン支持部潤滑性能について]
ピニオン支持部の潤滑は、軸心油穴4→径方向油穴5→スラストベアリング22→油穴24→油穴26→油溜り部14c→軸方向油路9→径方向油路10を経過してピニオン支持部に潤滑油を導くことで行なわれる。ここで、径方向油穴5から油溜り部14cに供給される過程において、クラッチハブ14の内面にて径方向に飛散する油が受け止められるという樋作用を示し、すなわち、軸方向に長い範囲にわたって飛散する油が受け止められるため、油溜り部14cにはいかなる状況でも確実に潤滑油が溜められ、ピニオン支持部の高潤滑性能が発揮される。
【0020】
加えて、油溜り部14cは、球面状に膨らませた形状とし、その球面膨出頂点Bを軸方向油穴9の上部位置に一致させているため、溜め容積がコンパクトでありながら十分に確保されるし、遠心力により軸方向油穴9に向かう流れが作り出されることから、より効果的なピニオン支持部の潤滑を行なうことができる。
[クラッチハブ軸方向寸法の短縮化について]
実施の形態1では、図3に示すように、油溜り部14cの球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの山部とを径方向に略一致させているため、油溜り部14cの下端とスプライン部14aの山部とが接する位置からドライブプレート15が嵌合可能な平行スプラインが確保され、必要長をL1とした場合、クラッチハブ14の軸方向突出長はL2となる。
【0021】
これに対し、図4に示すように、油溜り部14c’の球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの谷部とを径方向に略一致させた場合、油溜り部14cの下端とスプライン部14aの谷部とが接する位置からドライブプレート15が嵌合可能な平行スプラインが確保され、必要長をL1とした場合、クラッチハブ14の軸方向突出長はL2’(>L2)となる。
【0022】
このように、油溜り部14cの球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの山部とを径方向に略一致させた場合、油溜り部14cの球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの谷部とを径方向に略一致させる場合に比べ、クラッチハブ14の軸方向寸法を短縮することができる。
(その他の実施の形態)
実施の形態1では、油溜り部14cを、球面状に膨らませた形状とし、その球面膨出頂点Bを軸方向油穴9の上部位置に一致させた例を示したが、油溜り部の形状は球面状に膨らませた形状以外の形状としても良いし、油溜り部と軸方向油穴との位置関係も油溜り部の形状設定に合わせて他の位置関係による設定としても良い。
【0023】
実施の形態1では、油溜り部14cの球面膨出頂点Bとクラッチハブ14のスプライン部14aの山部とを径方向に略一致させた例を示したが、この位置関係も油溜り部の形状設定に合わせて他の位置関係による設定としても良い。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、遊星歯車組と多板締結要素とが隣接して配置され、遊星歯車組は、回転部材に固定されたキャリアプレートと、キャリアプレートとは対向配置のベースプレートと、両プレートに両端部が支持されたピニオンシャフトを有し、前記ピニオンシャフト内に形成された油穴を経過して前記ピニオンシャフトのピニオン支持部に潤滑油を導く潤滑構造とし、多板締結要素は、遊星歯車組のベースプレートに固定されたハブ部材と、該ハブ部材に形成されたスプライン部に嵌合されるドライブプレートとを有し、ハブ部材に形成された油穴を経過してドライブプレートに潤滑油を導く潤滑構造とした自動変速機の潤滑構造において、ハブ部材に、径方向外側に折り曲げられたフランジ部を設け、該フランジ部をベースプレートに固定し、且つ、前記ハブ部材のスプライン部とフランジ部の境界部分であって、ピニオンシャフト内の前記油穴の開口端部位置と一致する部分に、内側から導かれた潤滑油を溜めて前記油穴に供給する油溜り部を形成したため、部品点数及び組み付け工数の削減と軸方向寸法の短縮化を図りながら、ピニオン支持部とドライブプレートへの同経路潤滑とピニオン支持部の高潤滑性能を発揮できるという効果が得られる。
【0025】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の自動変速機の潤滑構造において、油溜り部を、球面状に膨らませた形状とし、その球面膨出頂点を前記油穴の開口端部位置の上部位置に一致させたため、請求項1記載の発明の効果に加え、溜め容積がコンパクトでありながら十分に確保され、軸方向油穴に向かう油の流れが作り出されることで効果的にピニオン支持部の潤滑を行なうことができる。
【0026】
請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の自動変速機の潤滑構造において、油溜り部の球面膨出頂点と前記ハブ部材のスプライン部の山部とを、径方向に略一致させたため、請求項2記載の発明の効果に加え、油溜り部の球面膨出頂点と前記ハブ部材のスプライン部の谷部とを径方向に略一致させる場合に比べ、前記ハブ部材の軸方向寸法を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動変速機の潤滑構造を示す図2のA−A線断面図である。
【図2】実施の形態1の自動変速機の潤滑構造をクラッチハブ側からみた側面図である。
【図3】実施の形態1の自動変速機の潤滑構造の油溜り部を示す図である。
【図4】実施の形態1とは異なる設定による自動変速機の潤滑構造の油溜り部を示す図である。
【図5】従来の自動変速機の潤滑構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 遊星歯車組
2 多板クラッチ(多板締結要素)
3 シャフト(回転部材)
4 軸心油穴
5 径方向油穴
6 キャリアプレート
6a 爪部
7 ベースプレート
8 ピニオンシャフト
9 軸方向油穴(ピニオンシャフト内の油穴)
10 径方向油穴(ピニオンシャフト内の油穴)
11 ピニオン
12 ピニオン支持ベアリング
13 ロックピン
14 クラッチハブ(ハブ部材)
14a スプライン部
14b フランジ部
14c 油溜り部
14d 油穴
15 ドライブプレート
16 ドリブンプレート
17 クラッチドラム
B 球面膨出頂点
Claims (3)
- 遊星歯車組と多板締結要素とが隣接して配置され、
前記遊星歯車組は、回転部材に固定されたキャリアプレートと、キャリアプレートとは対向配置のベースプレートと、両プレートに両端部が支持されたピニオンシャフトを有し、前記ピニオンシャフト内に形成された油穴を経過して前記ピニオンシャフトのピニオン支持部に潤滑油を導く潤滑構造とし、
前記多板締結要素は、前記遊星歯車組の前記ベースプレートに固定されたハブ部材と、該ハブ部材に形成されたスプライン部に嵌合されるドライブプレートとを有し、ハブ部材に形成された油穴を経過してドライブプレートに潤滑油を導く潤滑構造とした自動変速機の潤滑構造において、
前記ハブ部材に、径方向外側に折り曲げられたフランジ部を設け、該フランジ部を前記ベースプレートに固定し、且つ、前記ハブ部材のスプライン部とフランジ部の境界部分であって、ピニオンシャフト内の前記油穴の開口端部位置と一致する部分に、内側から導かれた潤滑油を溜めて前記油穴に供給する油溜り部を形成したことを特徴とする自動変速機の潤滑構造。 - 請求項1記載の自動変速機の潤滑構造において、
前記油溜り部を、球面状に膨らませた形状とし、その球面膨出頂点を前記油穴の開口端部位置の上部位置に一致させたことを特徴とする自動変速機の潤滑構造。 - 請求項2記載の自動変速機の潤滑構造において、
前記油溜り部の球面膨出頂点と前記ハブ部材のスプライン部の山部とを、径方向に略一致させたことを特徴とする自動変速機の潤滑構造。
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