JP3624739B2 - 空気圧送式液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体内の内容液を加圧空気によって、瓶出口から液通路へ汲み上げて注出口より注出するようにした空気圧送式液体容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気圧送式液体容器としては、特開平9ー271449号公報に示されているように、容器本体と、容器本体に内蔵された中瓶と、中瓶内に加圧空気を送り込むエアーポンプと、容器本体の上部を被蓋する外蓋とを備え、前記容器本体の本体ケースと、液体注出通路の出口部分を覆うパイプカバーとを合成樹脂の一体成形品で構成したものが知られている。
また、実開平7−33239号公報に示されるように、肩カバーと安全弁装置とを容器本体から取り出しできるようにした空気圧送式液体容器も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来例のものでは、本体ケースと、液体注出通路の出口部分を覆うパイプカバーとを合成樹脂の一体成形品で構成し、前記パイプカバーの全部が本体ケースに一体成形してあり、パイプカバーを本体ケースから取り外すことができないため、液体注出通路の出口部分(注出管)等を取り出して洗浄したりすることはできなかった。
【0004】
本発明は、上記従来例の空気圧送式液体容器の有する問題点を解決しようとするものであり、注出管や止水弁ユニット等を器体から取り出して洗浄できるなどの空気圧送式液体容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の空気圧送式液体容器は、容器本体と、容器本体に内蔵された中瓶と、中瓶内に加圧空気を送り込むエアーポンプと、容器本体の上部を被蓋する外蓋と、容器本体の上部前方に突設され、かつ注出口に至るまでの液通路の一部と止水弁ユニットとを被覆する下カバー及び上カバーとを少なくとも備えた空気圧送式液体容器において、前記下カバーは、容器本体の本体ケースに一体又は別体に設けるとともに、底板の上方に少なくとも底板や外周壁で囲まれた上向き空間を形成してなり、上カバーは、一端側である外面の一端部を下カバーの外周壁の上端と、他端側を給液皿部とそれぞれ着 脱自在に設けると共に、天板の下方に少なくとも天板や外面で囲まれた下向き空間を形成してなり、下カバーと上カバーとを重合したときに、下カバーの上向き空間と上カバーの下向き空間とで形成される収納室に、止水弁ユニットと注出管の大部分が収納されるとともに、止水弁室の上面は上カバーの下面より上方に位置され、前記上カバーを取り外したときに、止水弁ユニットの一部が外部に露出されて、該止水弁ユニットを上下方向に着脱自在にできるように構成してあることを特徴とする。
【0006】
ここで、本体ケース(容器本体)の形状は、本発明では、図3及び図4等に示す如く、平面が変形楕円形状に限らず、円筒やその他の任意の形状を選定することができる。
【0007】
また、本体ケースは、図1や図5及び図8に示すように、上端部から下端部に至るまで合成樹脂の一体物で所要形状に形成されたものに限らず、例えば図15に示すように、本体ケースを上部と下部とに分割して、それぞれを合成樹脂で一体成形してなるものでもよく、適宜選定できるものである。
【0008】
本体ケースが、前者の如く合成樹脂の一体物で所要形状に形成されている場合、又は後者の如く上部と下部とに分割されている場合のいずれにおいても、本発明は、本体ケース(容器本体)には、前記注出口に至るまでの液通路近傍と液通路を有する止水弁ユニットとを被覆する下カバーと上カバーとを設け、この上カバーと止水弁ユニットは、本体ケース(容器本体)から取り外しできるように構成してある。これによって、上カバーと止水弁ユニットを洗浄することができる。
【0009】
また、止水弁室45の上面45bは、上カバー31の下面31aより上方位置にあるため、組み込み性が向上し、さらに止水弁ユニット40を着脱構造とした場合に着脱がし易くなる。
【0010】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施の形態の第1例を図1〜図10に基づいて以下に説明する。
図1は図4のIーI線縦断面図、図2は図1のカバーや止水弁ユニット付近の拡大縦断面図、図3は正面図、図4は平面図、図5は図4のVーV線縦断面図、図6は止水弁ユニット付近の一部の平面図、図7は底面図、図8は空気圧送式液体容器全体の斜視図、図9は容器本体の底部の一部を拡大した縦断面図、図10は本体ケースに底体を直接に組み付けた場合の変形例の一部拡大縦断面図である。
【0011】
この空気圧送式液体容器は、容器本体1の外装体を形成する本体ケース1Aと、本体ケース1A(容器本体1)に内蔵された中瓶2と、中瓶2内に加圧空気を送り込むエアーポンプ3と、器体を持ち運ぶための把手4と、容器本体1に枢支されて容器本体1の上部を被蓋する外蓋5とを備えている。
【0012】
容器本体1は、中瓶2の外周側を覆う本体ケース1Aと、中瓶2の上方を覆い該中瓶2へ内溶液を給液する給液口11を有するとともに該中瓶2の口部2aを保持する給液皿部10と、中瓶2の下方を覆う底体20とからなっている。
【0013】
中瓶2の瓶出口2b及び液通路6、41と連通されて、液通路41から先端の注出口7に至るまでの容器本体1外の液通路近傍は、上カバー31と下カバー32とからなるカバー30で被覆されている。すなわち、本体ケース1Aの上部前方には、前記液通路6と連通する液通路41と、止水弁42を有する止水弁ユニット40と、先端に前記注出口7を有しかつ液通路ともなる注出管8とを設け、前記液通路41(注出管8も含む)と止水弁ユニット40とを前記カバー30で被覆している。
【0014】
把手4は、図4と図5に示すように、両端部4a、4aを本体ケース1Aの上端部に形成した把手の軸受部1Bに嵌合して、把手4を回動自在に枢支している。
【0015】
また、外蓋5は、図1と図4に示すように、容器本体1(本体ケース1A)の後方上端部に形成した外蓋のヒンジ部1Cに、ヒンジ9を回動自在に枢支している。
【0016】
前記給液皿部10と、把手の軸受部1Bと、外蓋のヒンジ部1Cと、容器本体1外に注出する注出口7を有する液通路を被覆する下カバー32とは、この実施形態では、前記本体ケース1Aと共に合成樹脂で一体成形してある。前記部材のうち下カバー32だけを本体ケース1Aと合成樹脂で一体成形しない構成も実施できる。
【0017】
中瓶2は、口部2aが小径で胴部2cが大径の真空二重瓶からなっており、前記給液皿部10の給液口11口縁下面と中瓶2の口部2aとの間にパッキン12を嵌装した状態で、前記本体ケース1Aの下部開口1Dから底ワッパ70を嵌め入れて、該底ワッパ70の雌ねじ71に底体20の雄ねじ21を螺合して底体20を本体ケース1Aに固定し、更に底体20の中央部に形成した雌ねじ22に中ネジ部材24の雄ねじ25を螺合して、中瓶2を上下両方から締め付けて固定している。図1、5で26は安全カバーである。
【0018】
この場合、本体ケース1Aの下端内側には、環状にまたは部分的に形成した凹部1Eを形成する一方、前記底ワッパ70には内側に雌ねじ71を、外側に環状にまたは部分的に形成した凸部72を形成する。従って、本体ケース1Aの凹部1Eに底ワッパ70の凸部72が確実に係合される。
【0019】
中瓶2の底部に形成された瓶出口2bから液通路6、41を介して注出口7までは連通されており、中瓶2内の内溶液がエアーポンプ3の作動により注出口7から注出されるようになっている。すなわち、中瓶2の瓶出口2bにはパッキン15を介在して短管16が設けられ、この短管16に中瓶2の下部外周を覆う安全カバー26が取り付けられた状態で、前記瓶出口2bがシールされている。上記安全カバー26は、中ネジ部材24を底体20の中央部にネジにより締め上るようにしている。前記短管16には、第1接続管17と液量計18を介して第2接続管19が連通して接続されており、前記第2接続管19には止水弁ユニット40が連通して接続されている。
【0020】
上記液通路6となる、第1接続管17、液量計18及び第2接続管19は、中瓶2と底体20と本体ケース1A並びに給液皿部10とで形成される空間Sを通り、中瓶2の首部対向位置では略中瓶2の形状に沿って口部2a付近まで達し、その後、止水弁ユニット40の入口管43と接続している。このように構成することにより、器体内の余剰空間が有効に利用される。
【0021】
本体ケース1Aと中瓶2(実施形態例では安全カバー26を有しているが、これのない場合でもよい。)との最短離間距離Lは、本体ケース1Aに対する横方向からの外力による弾性変形ができる範囲内としてある。具体的に言えば、この最短離間距離Lは2.5〜10mm程度が好ましい。これによれば、器体に対する急激な衝撃や振動に対して中瓶の破損が防止できるとともに、本体ケース1Aがくぼむことなく、本体ケース1Aの小形のものが実施できる。
【0022】
カバー30は、断面が略コ字状のものを本体ケース1A(容器本体)の上部前方に突設し、前述したように、上カバー31と下カバー32とで構成してある。
【0023】
上カバー31は、本体ケース1A(容器本体1)とは別部材で天板3下方が開口されて少なくとも天板33や外面31bで囲まれた下向き空間34が形成され、止水弁ユニット40の上方に設けられて該止水弁ユニット40を上方から覆うようになっている。この上カバー31は本体ケース1A(容器本体1)の上部前方に、無理嵌め式やビス止め式(図示せず)又はその他の固定方式によって固定されている。つまり、一端側である外面31bの一端部を下カバー32の外周壁32aの上端と、他端側を給液皿部10とそれぞれ着脱自在に設けてある。
【0024】
下カバー32は、既述したように、本体ケース1A(容器本体1)の上部前方に該本体ケース1Aと同じ合成樹脂で一体成形したものであって、液通路41を有する注出管8を挿入する挿入孔36を有する底板35より上方が開口されて少なくとも底板35や外周壁32aで囲まれた上向き空間37が形成され、止水弁ユニット40の下方に設けられて該止水弁ユニット40を下方から覆うようにしている。すなわち、前記上カバー31と下カバー32とは、図1及び図2に示す如く、重合した状態で前記下向き空間34及び上向き空間37が、止水弁ユニット40と注出管8の大部分を収納する収納室38を構成する。なお、図1と図2で、39は上カバー31と下カバー32との無理嵌めなどの結合部を示している。
【0025】
止水弁ユニット40は、図1と図2と図6に示す如く、傾斜した入口管43と、略コ字状の出口管44と、入口管43と出口管44の間に形成した止水弁室45とからなり、止水弁室45には止水弁42を収納している。
【0026】
止水弁ユニット40をカバー30内に設ける場合について、図1と図2と図6に基づいて以下に説明する。
先ず、止水弁ユニット40の入口管43を、本体ケース1Aの上部前方に形成した切欠き部46に挿入して、該入口管43を前記第2接続管19と接続する。それとともに、この入口管43(つまり液通路41)は、給液皿部10と中瓶2との間に形成された補強リブ47で位置決めと固定とが行なえるようにしてある。
【0027】
次に、下カバー32の底板35より上方に隆起部48を形成し、この隆起部48に立設したネジボス49上に止水弁室45の底板45aを載置し、該底板45aの上方からネジボス49にネジ50で止着する。51は仮止め部である。
【0028】
最後に、注出管8は合成樹脂製であって、その下部側壁に形成した折り曲げ部8aの一部に傾斜面を有する係合爪8bを形成しており、この注出管8を下カバー32の挿入孔36から上向きに挿入して、該注出管8の上端部が止水弁ユニット40に形成されたリブ52に当接されるときに、前記注出管8の係合爪8bが挿入孔36の口縁部に係止されて固定される。
【0029】
入口管43は上り勾配の傾斜角をもって止水弁室45に接続されており、これによって止水弁ユニット40の横長さを短くすることで、カバー30の収納室38の横長さを短くすることができる。
【0030】
図2に示すように、止水弁室45の上面45bは、上カバー31の下面31aより上方位置にあるため、上カバー31を取り外したときに、止水弁ユニット40の一部が外部に露出するので、組み込み性が向上し、また止水弁ユニット40を着脱構造とした場合に着脱がし易くなる。
【0031】
また、上カバー31の外面31bは、外蓋5の閉蓋状態時において外蓋5の外面5a(鎖線部分)と同一平面である方が好ましく、上カバー31の上面31cは給液皿部10の上面10aと同一平面である方が好ましい。このようにすれば、外観上から優れている。この上カバー31の前部上面には、外蓋5を開けて上カバー31を前方へ引き出し易いよ うに指を掛けるための指掛部31d(図1、図2参照)が形成されている。
【0032】
外蓋5は、本体ケース1Aの上端後部に形成された外蓋のヒンジ部1Cにヒンジ9を介して回動自在に枢支され、該外蓋5の下部には給液皿部10の給液口11を閉塞する栓部60が垂設されている。
【0033】
外蓋5のポンプ室61には公知のエアーポンプ3が収納され、このエアーポンプ3は常時はバネ62により上方に付勢されている。エアーポンプ3を載置した底板63の略中央部には通気孔64が形成され、この通気孔64は、栓部60の底部に形成した第1空気孔65と、側壁部に形成した1つ又は複数の第2空気孔66とに連通されている。エアーポンプ3の上方位置には押圧板67が設けられている。
【0034】
外蓋5に設けた押圧板67を押動してポンプ室61の加圧空気を、通気孔64、第1空気孔65及び第2空気孔66を経て中瓶2内に送ると、中瓶2の内溶液は加圧空気の圧力により瓶出口2b、液通路6(第1接続管17、液量管18、第2接続管19)、入口管43、止水弁室45、出口管44を経て注出管8の注出口2から注出される。
【0035】
従来の栓部60に形成した空気孔は、前記第1空気孔65のみであった。そのため、水位線が該第1空気孔65より下部にあるとき、器体を誤って落下させた場合には、その内溶液である湯が第1空気孔65を閉塞する結果、湯が注出口7から自然吐出されて使用者が火傷を負うことがあった。
そこで、前述の如く、栓部60の側壁部に1つ又は複数の第2空気孔66を形成することによって、器体落下時等における上昇水位線による閉塞を回避することができるため、湯が注出口7から自然吐出されることがなくなり、使用者が火傷を負う危険がなくなった。
なお、この第2空気孔66は、実験データに基づいて、上昇水位線が届かない位置に複数個所に設けるとよい。
【0036】
液量計つまり液量管18を取り付ける開口部は、本体ケース1Aと合成樹脂で一体成形してある方が好ましい。
【0037】
図1〜図3、図8で、68は外蓋5を容器本体1にロックするためのロック操作板である。
【0038】
底体20は、この実施形態では図1及び図9の如く底ワッパ70を介して本体ケース1Aに結合しているが、例えば、図10に示すように、底ワッパ70なしで、底体20を本体ケース1Aに直接に結合する方式を採用することもできる。
【0039】
図10の構造を説明すると、本体ケース1Aの下端部内側に雌ねじ27を形成するとともに、底体20の側壁に雄ねじ28を形成し、前記本体ケース1Aの雌ねじ27に底体20の雄ねじ28を螺合して、底体20を本体ケース1Aに結合するものである。
【0040】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施の形態の第2例を図11〜図13に基づいて以下に説明する。
図11は図13のX−X線縦断面図、図12は図13のY−Y線縦断面図、図13は本実施形態における空気圧送式液体容器の一部分の平面図である。
【0041】
この実施形態における空気圧送式液体容器は、本体ケース1A(容器本体)には前記注出口7近傍の液通路41近傍と止水弁ユニット40を被覆する下カバー32と上カバー31とを設けており、上カバー31と止水弁ユニット40が、本体ケース1A(容器本体1)から着脱自在に取り外しできるように構成してある点に特徴を有し、その他の構成は前記第1実施形態例と同様にしてあるので、詳細な説明は同実施形態例の説明を参照するとよい。
【0042】
すなわち、この場合の上カバー31は、下カバー32に対し取り外し可能な無理嵌め部39aによって、下カバー32及び本体ケース1Aから取り外しできるようになっている。
【0043】
止水弁ユニット40は、先端に注出口7を有する出口管44と、中途に止水弁室45を有する入口管43とを着脱自在に取り外せるようにして、収納室38に収納されている。そして、入口管43の底板43aの一端に接続した筒部43bを、容器本体1に形成した孔80にパッキン81を介在して嵌挿して取り付けるようになっている。
【0044】
従って、本体ケース1Aと下カバー32より上カバー31を取り外すとともに、止水弁ユニット40もカバー30の収納室38から取り出すことにより、上カバー31や止水弁ユニット40が丸洗いできる。しかも、止水弁ユニット40は、底板43a、上板43c、出口管44が互いに分離できるようにしているため、これらもそれぞれ丸洗いできる。
さらに、止水弁ユニット40の出口管44が注出管の役割を担うので、構成部品が少なくできる。
【0045】
【発明の実施の形態3】
本発明の実施の形態の第3例を図14に基づいて以下に説明する。
この実施形態の空気圧送式液体容器は、第2例の実施形態の場合と同様に、上カバー31と止水弁ユニット40が本体ケース1Aから着脱自在にできる点で共通するが、上カバー31と下カバー32の結合構造と、止水弁ユニット40の形状等が異なり、その他の構成は第1例の実施形態と同様にしてある。
【0046】
すなわち、この場合の上カバー31と下カバー32の結合は、両カバー31、32が合成樹脂製であるので、上カバー31の下端に形成された係合爪82を、下カバー32の上端に形成された係合爪83に弾性的に係合させるようにしたものである。また、止水弁ユニット40の入口管43が図12の場合に比べて短く形成してあり、筒部43bから第2接続管19を経て液量管18までを直線状に接続してなるものである。この第3例の実施形態の利点は第2例の実施形態の場合と同じである。
【0047】
【発明の実施の形態4】
本発明の実施の形態の第4例を図15に基づいて以下に説明する。
図15は本体ケース1Aに特長があり、その他の構成は図1と同一であるので、略左半部を省略している。
【0048】
この第4例の実施形態の空気圧送式液体容器は、前記本体ケース1Aは上部と下部とに分割して、それぞれを合成樹脂で形成してなるものである。この場合、中瓶2へ内溶液を給液する給液口11を有する給液皿部10と、容器本体1外に注出する注出口7を有する液通路を被覆する下カバー32(図示せず)と、把手4の両端部を枢支する把手の軸受部1B(図示せず)と、前記外蓋のヒンジ部1Cとを、本体ケース1Aの上部と合成樹脂で一体成形するとともに、前記本体ケース1Aの下部と底体20とは合成樹脂で一体成形してある。
【0049】
この場合の構成によれば、給液皿部10と下カバー32と把手の軸受部1Bと外蓋のヒンジ部1Cとが本体ケース1Aの上部90と合成樹脂で一体成形してある。また、本体ケース1Aの下部91と底体20とは合成樹脂で一体成形してあるので有底筒状となり、従って、前記第1実施形態の如き底ワッパ70は不要であり、中瓶2の容器本体1(本体ケース1A)への挿入が上方から行なえるし、さらに中瓶2が破損しても内溶液が底体20に溜まって外部に洩れることがなくなる利点がある。
【0050】
【変形例等】
第1例の実施形態では、上カバー31と下カバー32とは無理嵌め部39によって固定する構造としているが、この無理嵌め部39に代えて、図11や図14の結合方式などを採ることにより上カバー31を着脱自在にすることができる。また、止水弁ユニット40はその構成要素を分離可能にすることもできる。
【0051】
本体ケース1Aの下部を、図1で符号100で示すように末広がり状の末広がり部とすることにより、器体が安定してテーブル等に載置できる。
【0052】
本体ケース1Aの下端外面と底体20の外面とは同一平面とす方が好ましい。
【0053】
ところで、図1で示した空気圧送式液体容器を、図16に示す如く前方に例えば45°傾斜した時には、止水弁ユニット40の止水弁42が閉弁せず液通路41内に中瓶の内溶液が浸入して、注出口7から注出してしまい、火傷等の事故につながる恐れがあった。そこで、このような欠点を解消するため、図17に示すように、止水弁ユニット40の止水弁室45に設けられる止水弁42を、器体が図17の如く正立状態で傾斜して設けるとともに、該止水弁42が器体傾斜時に着座する出口管44の入口(弁座部)44aの開口縁を傾斜するとよい。
【0054】
このような構成によって、図18に示す如く、器体が傾斜した場合に、前記止水弁42が出口管44の入口(弁座部)44aを封止するため、たとえ止水弁室45内に内溶液が浸入しても、上記止水弁42の作動により止水し内溶液が注出口7から洩れることがない。
【0055】
本発明は、各実施形態に示した空気圧送式液体容器に限定されるものではなく、電気加熱式の空気圧送式液体容器等のその他のものにも適用することができる。
【0056】
なお、上記実施形態で説明した空気圧送式液体容器によれば、給液皿部と把手の軸受部と外蓋のヒンジ部と下カバー32を、本体ケースと共に合成樹脂で一体成形すると、部品点数や組付工数を少なくして、製造費用の低減化が図れる。また、上カバーと止水弁ユニットは、本体ケース(容器本体)から取り外せるので、丸洗いすることができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の空気圧送式液体容器によれば、前述したように、上カバーと止水弁ユニットとを本体ケース(容器本体)から取り外して丸洗いすることができるだけでなく、止水弁室の上面は上カバーの下面より上方に位置され、前記上カバーを取り外したときに止水弁ユニットの一部が外部に露出されるので、該止水弁ユニットの上下方向への着脱が容易であるとともに組み込み性も向上される
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図4のIーI線縦断面図である。
【図2】図1のカバーや止水弁ユニット付近の拡大縦断面図である。
【図3】正面図である。
【図4】平面図である。
【図5】図4のVーV線縦断面図である。
【図6】止水弁ユニット付近の一部の平面図である。
【図7】底面図である。
【図8】空気圧送式液体容器全体の斜視図である。
【図9】容器本体の底部の一部を拡大した縦断面図である。
【図10】本体ケースに底体を直接に組み付けた場合の変形例の一部拡大縦断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す図13のXーX線縦断面図である。
【図12】図13のYーY線縦断面図である。
【図13】空気圧送式液体容器の一部分の平面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示す縦断面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態を示す一部省略縦断面図である。
【図16】図1の器体を傾斜した状態を示す縦断面図である。
【図17】器体が正立状態の止水弁の変形例を示す縦断面図である。
【図18】図17の器体が傾斜した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
1A 本体ケース
1B 把手の軸受部
1C 外蓋のヒンジ部
2 中瓶
3 エアーポンプ
4 把手
5 外蓋
6 液通路
7 注出口
8 注出管
10 給液皿部
11 給液口
18 液量計(液量管)
20 底体
30 カバー
31 上カバー
32 下カバー
40 止水弁ユニット
41 液通路
42 止水弁
47 補強リブ
66 第2空気孔

Claims (1)

  1. 容器本体と、容器本体に内蔵された中瓶と、中瓶内に加圧空気を送り込むエアーポンプと、容器本体の上部を被蓋する外蓋と、容器本体の上部前方に突設され、かつ注出口に至るまでの液通路の一部と止水弁ユニットとを被覆する下カバー及び上カバーとを少なくとも備えた空気圧送式液体容器において、
    前記下カバーは、容器本体の本体ケースに一体又は別体に設けるとともに、底板の上方に少なくとも底板や外周壁で囲まれた上向き空間を形成してなり、
    上カバーは、一端側である外面の一端部を下カバーの外周壁の上端と、他端側を給液皿部とそれぞれ着脱自在に設けると共に、天板の下方に少なくとも天板や外面で囲まれた下向き空間を形成してなり、
    下カバーと上カバーとを重合したときに、下カバーの上向き空間と上カバーの下向き空間とで形成される収納室に、止水弁ユニットと注出管の大部分が収納されるとともに、止水弁室の上面は上カバーの下面より上方に位置され、前記上カバーを取り外したときに、止水弁ユニットの一部が外部に露出されて、該止水弁ユニットを上下方向に着脱自在にできるように構成してあることを特徴とする空気圧送式液体容器。
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