JP4530553B2 - 空気圧利用のポット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は吐出機構を内蔵した空気圧利用のポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気圧利用のポットは真空二重の中びんを設け、中びんを囲む筒状の外装ケースを設け、中びん口元に連通する開口を備え、かつこの開口より上部外方へ拡がった受部と、受部前部より前方へ拡がって内部空洞の嘴部と、受部外周端より下方へ垂下した外周壁部とを一体成形した肩部材を設け、肩部材の外周壁部下端を外装ケースの上端内周に結合し、外装ケースの下端に底部材を結合し、肩部材の上面にベローズポンプ内蔵の蓋体を設け、中びん内の液体を吐出する吐出機構を設け、ベローズポンプの押圧にて吐出機構を介して液体を吐出していた。
【0003】
更に、肩部材は受部の開口を形成する周壁前部より嘴部下端に向けて挿通孔を穿設し、中びん内の液体を吐出する吐出機構は中びん内に揚水パイプを垂下し、この揚水パイプの上端にエルボを結合して、このエルボを開口側より挿通孔に連結する一方、挿通孔の嘴部側に連結パイプの後端を連結し、この連結パイプの先端に転倒止水弁を備えたガイド筒を結合し、嘴部内でガイド筒の上端に吐出パイプを連結し、吐出パイプの先端を嘴部内より前方下端に向けて突出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種の空気圧利用のポットは嘴部内に吐出パイプを設置し、嘴部内を覆うカバーを嘴部下端周壁に結合した後に、外装ケースの上端に肩部材を結合していたので、頻繁に使用される水道水等によって、吐出パイプ内壁に不純物が溜まったり、又、このポットを誤って転倒させ、吐出パイプを破損すると肩部材の嘴部内に納まった吐出パイプが取外しできず、簡単に吐出パイプの交換をすることができないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような従来の空気圧利用のポットが有していた課題を解決したものであって、構造が至って簡単で、吐出パイプを簡単に取外して清掃することができると共に容易に組立できることを目的とした空気圧利用のポットを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の空気圧利用のポットは中びん2口元に連通する開口9を備え、かつこの開口9より上部外方へ拡がった受部10と、受部前部より前方へ拡がった内部空洞の嘴部11と、受部外周端より下方へ垂下した外周壁部12とを一体成形した肩部材4を設け、受部10の開口9を形成する周壁前部より嘴部11下端に向けて挿通孔13を穿孔し、中びん2を囲んだ外装ケース3の上端に肩部材4を結合し、肩部材4の上端にベローズポンプ27内蔵の蓋体6を設け、中びん2内に垂下した揚水パイプ33の上端にエルボ34を結合し、エルボ34の他端を開口9側より挿通孔13内に挿通し、嘴部11側より挿通孔13内に連結パイプ35の後端を挿通し、連結パイプ35の他端に転倒止水弁37を備えたガイド筒36を結合し、ガイド筒36の上端に吐出パイプ38の後端を結合し、吐出パイプ38の先端を嘴部11の前方下端に向けて突出する吐出機構7を設けて、ベローズポンプ27の押圧にて吐出機構7を介して液体を吐出する空気圧利用のポットに於いて、上記嘴部11の後方受部10側に上下に貫通の後部貫通孔16を穿設し、吐出機構7のガイド筒36上部を嘴部11内より後部貫通孔16を挿通して突出し、嘴部11の上方より嵌合して嘴部11の上端を覆う嘴部カバー14を設け、嘴部カバー14上方より先端を嘴部11の前方下端に挿通し、後端をガイド筒36の上部に嵌合する吐出パイプ38を着脱自在に設け、嘴部カバー14上方の吐出パイプ38を覆って嘴部カバー14に着脱自在に装着するパイプカバー21を設けてなる構成としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図に基づき説明する。
図中、図1は本発明実施例の縦断面図、図2は本発明実施例の肩部材の縦断面図、図3は本発明実施例の要部を示す分解斜視図、図4は本発明実施例の嘴部カバーを嵌合した状態の分解斜視図、図5は本発明実施例の吐出パイプを連結した状態の分解斜視図である。
空気圧利用のポット1は図1に示すように、中びん2を囲んだ外装ケース3と、外装ケース3の上端に結合した肩部材4と、外装ケース3の下端に結合した底部材5と、肩部材4の上端に着脱自在に装着した蓋体6と、中びん2内の液体を外部へ吐出する吐出機構7とから構成されている。8はハンドルである。
【0008】
中びん2はガラス、又はステンレス製の真空二重びんである。
外装ケース3は薄い鉄板にて上端より下端にかけて末広がり状とした筒状に形成し、上端を内側斜下方に向けて鉤型状に折り曲げ、下端を内側へネジ輪を嵌め込んだ状態でカーリングしている。
【0009】
肩部材4は中びん2口元に連通する開口9を備え、かつ、この開口9より上部外方へ拡がった受部10と、受部10前部より前方へ拡がって内部空洞の嘴部11と、受部10外周端より下方へ垂下した外周壁部12とを一体成形している。
肩部材4は図2に示すように、中央の開口9を形成する周壁前部より嘴部11内に向けて挿通孔13を穿設している。
【0010】
肩部材4の嘴部11は内部中空で上端を開口し、下端を閉鎖しており、上端を嘴部カバー14にて覆っている。
この嘴部11は図2に示すように、閉鎖された下端の前方壁面に上下に貫通の前部貫通孔15を穿設し、上端後方の壁面に上下に貫通の後部貫通孔16を穿設している。
この後部貫通孔16には図4に示すように、後述のガイド筒36の上部を下側から貫通突出している。
【0011】
嘴部11の上端を覆う嘴部カバー14は図3に示すように、前方に嘴部11の前部貫通孔15と連通する開口を設け、中央を一段と下げた中央溝17を設け、この中央溝17の両側中央に後述の蓋体6のロック装置をロックする係合溝18、18を設け、下部外側壁に嘴部11の嵌合孔19に嵌合する嵌合片20を設けている。この嵌合片20を嵌合孔19に嵌合すると同時に嘴部カバー14の後端両側の垂下した垂下棒を嘴部11の垂下孔内に通して、嘴部11の上端に嘴部カバー14を装着している。
【0012】
この嘴部カバー14の中央溝17を覆うパイプカバー21は後述の吐出パイプ38を中央溝17内に配置した状態で嘴部カバー14に着脱自在に装着している。
このパイプカバー21は後端を受部10の係合孔22に係合し、先端の係止片23を嘴部カバー14の係止孔24に係止している。
【0013】
このパイプカバー21は図5に示すように、嘴部カバー14の係合溝18内に両側より指を入れて引き上げれば、嘴部カバー14の係止孔24より係止片23がはずれて、中央溝17内に配置した状態の後述の吐出パイプ を容易に引っ張り上げ、取り外すことができる。
【0014】
底部材5はネジ輪に螺着する底輪25と、底輪25に螺着する締上げ部材26とからなっている。
蓋体6はヒンジにて肩部材4の受部10後端上方に枢支され、ロック装置にて肩部材4に着脱自在に装着しており、ベローズポンプ27と、ベローズポンプ27を押上げているスプリング28と、ベローズポンプ27の上部開口を開閉するブッシュ弁29と、このブッシュ弁29を押圧し、ベローズポンプ27内の空気を中びん2内に圧送する押板30とを内蔵し、下面を下蓋31にて覆い、上面を上蓋32にて覆っている。
【0015】
吐出機構7は図3に示すように、中びん2内に垂下した揚水パイプ33と、下端を揚水パイプ33の上端に結合し、他端を肩部材4の挿通孔13内に挿通するエルボ34と、後端を嘴部11側より挿通孔13内に挿通し、他端を嘴部11内のガイド筒36下端に結合する連結パイプ35と、ポット転倒時にのみ連結パイプ35内を通る液体の流れを阻止する転倒止水弁37を備えたガイド筒36と、後端をガイド筒36上部に連結し、先端を嘴部11内前方下端に向けた吐出パイプ38とからなっている。
【0016】
ガイド筒36は嘴部11内にあって内部に転倒止水弁37を備えた下部と嘴部11内より後部貫通孔16を突出した上部とを別体に形成した後、その両者の接合部を隙間なく結合している。
吐出パイプ38は後端を後部貫通孔16より突出したガイド筒36の上部に着脱自在に装着し、嘴部カバー14の中央溝17内に配置され、先端を嘴部11の前部貫通孔15を貫通して前方下端に突出している。
【0017】
この吐出パイプ38は前部と後部とを別体に成形した後に結合しているが、特に、嘴部カバー14より取り出せれば一体的に成形しても何ら支障をきたすものではない。
【0018】
吐出パイプの交換又は清掃に際しては、先ず嘴部カバー14の二つの係合溝18、18内に指を入れて、パイプカバー21の両側よりパイプカバー21を持ち上げれば、パイプカバー21の係止片23が嘴部カバー14の係止孔24よりはずれて、パイプカバー21の前方がはずれ、更に斜め前方に引けば、パイプカバー21の後端が受部10の係合孔22よりはずれる。
【0019】
次に、吐出パイプ38を持ち上げれば図4に示すように、はずれて吐出パイプ38の交換ができ、又、吐出パイプ38内の清掃も簡単にできる。交換又は清掃後、図5に示すように、嘴部11の後部貫通孔16より突出したガイド筒36の上部に向けて吐出パイプ38後部を差し込むと同時に前部を嘴部11の前部貫通孔15に向けて差し込んだ後、パイプカバー21の後端を受部10の係合孔22に差し込み、前端を押し下げればパイプカバー21の係止片23が嘴部カバー14の係止孔24内に係止してセット完了する。
【0020】
以上本発明の代表例と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から既に明らかなように、本発明にいうところの空気圧利用のポットは中びん口元に連通する開口を備え、かつこの開口より上部外方へ拡がった受部と、受部前部より前方へ拡がった内部空洞の嘴部と、受部外周端より下方へ垂下した外周壁部とを一体成形した肩部材を設け、受部の開口を形成する周壁前部より嘴部下端に向けて挿通孔を穿孔し、中びんを囲んだ外装ケースの上端に肩部材を結合し、肩部材の上端にベローズポンプ内蔵の蓋体を設け、中びん内に垂下した揚水パイプの上端にエルボを結合し、エルボの他端を開口側より挿通孔内に挿通し、嘴部側より挿通孔内に連結パイプの後端を挿通し、連結パイプの他端に転倒止水弁を備えたガイド筒を結合し、ガイド筒の上端に吐出パイプの後端を結合し、吐出パイプの先端を嘴部の前方下端に向けて突出する吐出機構を設けて、ベローズポンプの押圧にて吐出機構を介して液体を吐出する空気圧利用のポットに於いて、上記嘴部の後方受部側に上下に貫通の後部貫通孔を穿設し、吐出機構のガイド筒上部を嘴部内より後部貫通孔を挿通して突出し、嘴部の上方より嵌合して嘴部の上端を覆う嘴部カバーを設け、嘴部カバー上方より先端を嘴部の前方下端に挿通し、後端をガイド筒の上部に嵌合する吐出パイプを着脱自在に設け、嘴部カバー上方の吐出パイプを覆って嘴部カバーに着脱自在に装着するパイプカバーを設けてなる構成としているものであるから、構造が至って簡単で、吐出パイプを簡単に取外して清掃することができると共に容易に組立できるという顕著な効果を期待することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の縦断面図。
【図2】本発明実施例の肩部材の縦断面図。
【図3】本発明実施例の要部を示す分解斜視図。
【図4】本発明実施例の嘴部カバーを嵌合した状態の分解斜視図。
【図5】本発明実施例の吐出パイプを連結した状態の分解斜視図。
【符号の説明】
1…ポット
2…中びん
3…外装ケース
4…肩部材
6…蓋体
7…吐出機構
9…開口
10…受部
11…嘴部
13…挿通孔
14…嘴部カバー
16…後部貫通孔
21…パイプカバー
27…ベローズポンプ
33…揚水パイプ
34…エルボ
35…連結パイプ
36…ガイド筒
37…転倒止水弁
38…吐出パイプ
Claims (1)
- 中びん(2)口元に連通する開口(9)を備え、かつこの開口(9)より上部外方へ拡がった受部(10)と、受部前部より前方へ拡がった内部空洞の嘴部(11)と、受部外周端より下方へ垂下した外周壁部(12)とを一体成形した肩部材(4)を設け、受部(10)の開口(9)を形成する周壁前部より嘴部(11)下端に向けて挿通孔(13)を穿孔し、中びん(2)を囲んだ外装ケース(3)の上端に肩部材(4)を結合し、肩部材(4)の上端にベローズポンプ(27)内蔵の蓋体(6)を設け、中びん(2)内に垂下した揚水パイプ(33)の上端にエルボ(34)を結合し、エルボ(34)の他端を開口(9)側より挿通孔(13)内に挿通し、嘴部(11)側より挿通孔(13)内に連結パイプ(35)の後端を挿通し、連結パイプ(35)の他端に転倒止水弁(37)を備えたガイド筒(36)を結合し、ガイド筒(36)の上端に吐出パイプ(38)の後端を結合し、吐出パイプ(38)の先端を嘴部(11)の前方下端に向けて突出する吐出機構(7)を設けて、ベローズポンプ(27)の押圧にて吐出機構(7)を介して液体を吐出する空気圧利用のポットに於いて、上記嘴部(11)の後方受部(10)側に上下に貫通の後部貫通孔(16)を穿設し、吐出機構(7)のガイド筒(36)上部を嘴部(11)内より後部貫通孔(16)を挿通して突出し、嘴部(11)の上方より嵌合して嘴部(11)の上端を覆う嘴部カバー(14)を設け、嘴部カバー(14)上方より先端を嘴部(11)の前方下端に挿通し、後端をガイド筒(36)の上部に嵌合する吐出パイプ(38)を着脱自在に設け、嘴部カバー(14)上方の吐出パイプ(38)を覆って嘴部カバー(14)に着脱自在に装着するパイプカバー(21)を設けていることを特徴とした空気圧利用のポット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001031735A JP4530553B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 空気圧利用のポット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001031735A JP4530553B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 空気圧利用のポット |
Publications (2)
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Family
ID=18895777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001031735A Expired - Lifetime JP4530553B2 (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 空気圧利用のポット |
Country Status (1)
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-
2001
- 2001-02-08 JP JP2001031735A patent/JP4530553B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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