JP3958127B2 - ポンプ付け変え容器形成部材と該形成部材で形成したポンプ付き容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ付け変え容器の形成部材および該形成部材で形成したポンプ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時ポンプ付きの液体注出容器が多用されており、又そのポンプ付き容器内の液体が無くなったとき、そのポンプを外し、液体だけ充填した新たな容器にポンプを付け変えしてポンプを再使用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ポンプ付け変え容器は、消費者が開封し、従来使用していた容器のポンプを新たな容器に付け変えして使用するから、そのポンプの付け変えが容易であると共に、そのポンプ付け変えまでは収納液体が確実に密封されていることを要する。
【0004】
又その容器は、容器メーカーから液体メーカーに納入され、液体メーカーが収納液体を充填して出荷することとなるため、容器メーカーから液体メーカーへの輸送も簡易であることを必要とする。
【0005】
本発明は、上記消費者および関係メーカーにとって便利なポンプ付け変え容器の形成部材および該形成部材で形成したポンプ付き容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、下端面開口でかつ下部大径のテーパ状胴部2上端から肩部4を介して口頸部5を起立し、該口頸部の下部内面をプルリング9および除去板部付きの閉塞板6横設により閉塞すると共に、肩部4の左右両部は、口頸部5との間にキャップ周壁嵌合用間隙をおいて、口頸部上面とほぼ同一高さまで隆起させ、かつ全体を合成樹脂材により一体成形した。
【0007】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記隆起部分上面を含む肩部4上面を、正立状態にあっては水が溜まらない非平面形状とした。
【0008】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に、肩部4左右の隆起部3,3下面へ、スタック兼用の補強リブ11,11 を付設した。
【0009】
第4の手段として、上記第1、第2、第3の手段を有すると共に閉塞板6に穿設させた破断用肉薄溝7が囲成する除去板部6aの外周一部を、閉塞板外周部へ張出し7aさせて、該張出し部分からプルリング支持板8を起立させた。
【0010】
第5の手段として、請求項1、2、3又は4記載の形成部材でポンプ付き容器を形成した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明すると、1は本発明のポンプ付け変え容器形成部材を示す。該形成部材は、下端面開口で、かつ下部大径のテーパ状胴部2上端から左右両部を隆起部3,3とした肩部4を介して、雄ねじ筒とした口頸部5を起立する。その隆起部の高さは口頸部上面とほぼ同一高さとしており、口頸部の左右両外面と隆起部との間にはキャップ嵌合用間隙を設けている。尚該間隙は、正確には付け変えされるポンプが有する、容器体口頸部嵌合用の装着筒の周壁を上記口頸部5へ嵌合させるものであり、ポンプ付け変えの際は、その装着筒周壁の前後両部分、つまり上記隆起部3,3間にあって前後に露出する部分を持ち、口頸部外面へ螺合等する。上記隆起部上面は前後方向中間部が低い弯曲面とし、かつ該弯曲面は口頸部側を低くし、又隆起部を除く肩部分上面は、前後が低い弯曲面として、それ等上面に水が溜まらないよう設けている。
【0012】
口頸部5の下部内面は、公知のプルリングおよび除去板部付き閉塞板6を設けている。その閉塞板は、その外周部外面に破断用肉薄溝7を周設して、該肉薄溝が囲む閉塞板部分を除去板部6aとし、その除去板部の外周一部から支持板8を起立してその上端にプルリング9を横設させている。図5が示すように支持板起立部分は、除去板部6a一部を、つまり肉薄溝一部を閉塞板外周部へ張出し7aさせている。
【0013】
上記形成部材は、図2のように左右方向中間部が巾広で、かつ左右両端部が巾狭の楕円形状としており、胴部2下端には底板溶着用の外向きフランジ10を付設している。図3および図4が示すように肩部4の左右両部下面前後にはスタック兼用の補強リブ11,11 を付設している。該補強リブは、形成部材1を胴部嵌合により積み重ねたとき、上位形成部材の補強リブ11下面が、下位形成部材の隆起部3上面へ接するよう設けている。
【0014】
上記形成部材1は、合成樹脂材により一体成形している。
【0015】
既述形成部材1を容器体とし、かつ該容器体にポンプを装着する際は、形成部材1を倒立させてその下端面開口から形成部材内に液体を充填させた後、その下端開口面を底板21で閉塞して容器体となし、次いで該容器体を正立に戻し、プルリング9引上げによって除去板部6aを除去し、図6が示すようにポンプ22のシリンダ28等を容器体内へ挿入させた後、装着筒23を口頸部5外面へ螺合させればよい。尚ポンプ22は公知のものでシリンダ28内から作動部材を上方付勢させて起立し、該作動部材上端にノズル24付きの押下げヘッド25を有するが、図示例のポンプは付勢に抗して作動部材を押下げ、装着筒から起立する筒部26内面へ、押下げヘッドから垂下させた筒部27を螺合させている。
【0016】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、容器メーカーから液体メーカーに送る場合は図示の形成部材の状態のまま、図4のように胴部嵌合により多数形成部材を積み重ねて送付でき、液体メーカーは下端開口から胴部内へ液体充填した後、胴部下端面を底板で閉塞し、ポンプ付け変え容器として出荷するが、該容器は閉塞板6で口頸部内面を密閉しているから液洩れ等の心配はなく、又消費者はプルリング引上げによって開口でき、ポンプの付け変えはポンプが有する装着筒を口頸部5外面へ嵌合させるだけで行うことが出来る。肩部4の左右両部は口頸部上面とほぼ同一高さまで隆起させたから、その隆起部3が口頸部を保護することとなり、その隆起部は左右両部にだけ設けて肩部前後には設けないから、隆起部によって邪魔されない、口頸部前後の開放部分利用で口頸部に対するキャップないし装着筒の着脱が出来る。又合成樹脂材により一体成形するから廉価とすることが出来る。
【0017】
請求項2のようにすることで、形成部材上面に水が溜ることがなく、複数形成部材積重ね時において、形成部材上面へ溜った水が腐敗等することがない。
【0018】
請求項3のようにすることで、口頸部および隆起部を強化でき、又各形成部材の分離が容易となる。
【0019】
請求項4のようにすることで、プルリング引上げにより除去板部6aを除去するに際し、張出し7aの肉薄線部分へ支持板引上げ力が集中することとなり、その破断が容易となる。
【0020】
請求項5のようにすることで、使い易く、かつ廉価な容器とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明部材の半断面図である。
【図2】 図1部材の平面図である。
【図3】 図1部材の下面図である。
【図4】 上記部材を重合せた状態で示す半断面図である。
【図5】 図3要部の拡大図である。
【図6】 図1部材の底面に底壁を付設させてその部材を容器とし、かつ該容器にポンプを装着させてポンプ付きの液体注出容器とした状態で示す、半断面図である。
【符号の説明】
1…形成部材 3…隆起部
6…閉塞板 6a…除去板部
7…肉薄溝 7a…張出し
8…支持板
Claims (5)
- 下端面開口でかつ下部大径のテーパ状胴部2上端から肩部4を介して口頸部5を起立し、該口頸部の下部内面をプルリング9および除去板部付きの閉塞板6横設により閉塞すると共に、肩部4の左右両部は、口頸部5との間にキャップ周壁嵌合用間隙をおいて、口頸部上面とほぼ同一高さまで隆起させ、かつ全体を合成樹脂材により一体成形した
ことを特徴とする、ポンプ付け変え容器の形成部材。 - 上記隆起部分上面を含む肩部4上面を、正立状態にあっては水が溜まらない非平面形状とした
ことを特徴とする、請求項1記載のポンプ付け変え容器形成部材。 - 肩部4左右の隆起部3,3下面へ、スタック兼用の補強リブ11,11 を付設した
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のポンプ付け変え容器の形成部材。 - 閉塞板6に穿設させた破断用肉薄溝7が囲成する除去板部6aの外周一部を、閉塞板外周部へ張出し7aさせて、該張出し部分からプルリング支持板8を起立させた
ことを特徴とする、請求項1、2又は3記載のポンプ付け変え容器の形成部材。 - 請求項1、2、3又は4記載の形成部材で形成した容器体内へ、ポンプ22を装着させて形成したポンプ付き容器。
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