JP3622704B2 - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents
インターネットファクシミリ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3622704B2 JP3622704B2 JP2001251861A JP2001251861A JP3622704B2 JP 3622704 B2 JP3622704 B2 JP 3622704B2 JP 2001251861 A JP2001251861 A JP 2001251861A JP 2001251861 A JP2001251861 A JP 2001251861A JP 3622704 B2 JP3622704 B2 JP 3622704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- internet facsimile
- transmission
- receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールにて画データの送受信を行うインターネットファクシミリ装置に関し、特に、受信側装置の受信能力に適したフォーマットの画データをその受信側装置へ送信するための機能を備えたインターネットファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なインターネットファクシミリ通信では、インターネットファクシミリ装置同士が相互に送受信する画データのフォーマットは標準化(例えば、記録紙サイズがA4番、符号化方式がMH(モディファイドハフマン)方式、解像度が200dpiである画データに標準化)されているため、受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力情報を送信側インターネットファクシミリ装置が把握していなくても問題なく送信又は受信をすることができる。
【0003】
近年、標準化されたフォーマット(以下「標準フォーマット」という。)の画データよりもさらに高品質の画データを送受信するために、受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力に関する情報(以下「受信能力情報」という。)として、印字可能な記録紙サイズ、受信可能な解像度、復号可能な符号化方式などの情報を所定の方法により取得した後、受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力に最適なフォーマットの画データを送信するインターネットファクシミリ通信が提案されている。
【0004】
かかるインターネットファクシミリ通信の通信手順について説明すると、まず、送信側インターネットファクシミリ装置において、読取部から読み込んだ原稿等から直接的に解像度の高いオリジナル画データを生成して保持する。つぎに、生成したオリジナル画データに関する情報と受信能力を通知すべきメッセージを記載した電子メールを生成し、これに前記オリジナル画データをフォーマット変換して生成した標準フォーマットの画データを添付して送信する。一方、これを受信した受信側インターネットファクシミリ装置は、前記メッセージに従って自装置の受信能力情報及びより高品質の画データを送信すべきメッセージを記載した電子メールを生成して送信側インターネットファクシミリ装置に返信する。最後に、この電子メールを受信した送信側インターネットファクシミリ装置は、受信能力情報に基づき受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力に最適なフォーマットの画データを生成して受信側インターネットファクシミリ装置へ送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかるインターネットファクシミリ通信に対応するインターネットファクシミリ装置を利用すれば、送信先の受信能力に応じて最適なフォーマットの画データを送信することができるというメリットがある反面、一度の電子メールの送信又は受信で通信動作を完了する一般的なインターネットファクシミリ装置と比較して通信動作の開始から終了に至るまで多くの時間を費やす。また、ファクシミリを使用するユーザの送信目的は様々であり、原稿をきれいな画質で送信したい場合もあれば、送信する原稿の画質は問わないが早急に送信したいという場合もある。
【0006】
にも拘わらず、常に上記インターネットファクシミリ通信(能力交換機能を利用した通信)により原稿を送信すれば、早急に原稿を送信したいというユーザの送信意図に反し、他方、一般的なインターネットファクシミリ通信によれば、きれいな画質で原稿を送信したいというユーザの送信意図に反することとなる。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、能力交換機能を備えたインターネットファクシミリにおいて、オペレータの送信意図に最も即した送信方法で画データを送信するインターネットファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置は、標準フォーマットの画データ、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報を含む電子メールを生成して受信側インターネットファクシミリ装置へ送信し、該電子メールを受信した受信側インターネットファクシミリ装置から該装置の受信能力情報が記載された電子メールを受信した後、オリジナル画データから前記受信能力情報に基づき生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置へ電子メールにて送信する能力交換機能を備えたインターネットファクシミリ装置において、画データの送信について、送信画質と送信時間の何れを優先させるかについての指定を外部から受け付ける優先条件指定手段と、該優先条件指定手段を通じて指定された優先条件に基づいて、画データの送信方法として、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信と前記能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信の何れか一方を選択する送信方法選択手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、前記送信方法選択手段は、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信画質であるときは、能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信を選択し、指定された優先条件が送信時間であるときは、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信を選択するものであることを特徴としている。
【0011】
請求項3記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、送信に際して送達確認メールの要否を指定する手段と、該手段により送達確認メールが必要であると指定された場合に、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない前記1の電子メールに送達確認メールの返信を要求するメッセージを記載する手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項4記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、受信側インターネットファクシミリ装置から受信した受信能力情報から受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できるか否かを判断する判断手段を更に備え、前記送信方法選択手段は、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信画質であって、前記判断手段が受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できると判断したときは、能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信を選択し、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信時間であるとき及び前記判断手段が受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できないと判断したときは、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信を選択する、ものであることを特徴としている。
また、請求項5記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項4記載のインターネットファクシミリ装置において、前記判断手段は、受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力情報と標準フォーマットの相違点が単に符号化方式又は印字可能な記録紙サイズである場合、受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できないと判断するものであることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置について、図面に基づき説明する。以下、画データを送信する側となるインターネットファクシミリ装置を「送信側インターネットファクシミリ装置」、画データを受信する側となるインターネットファクシミリ装置を「受信側インターネットファクシミリ装置」という。
【0013】
前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置は、同様のハードウエア構成を備えており、その具体的な構成例を図1に示す。すなわち、前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bは、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、モデム6、NCU(ネットワークコントロールユニット)7、読取部8、記録部9、操作部10及びLANI/F(ローカルエリアネットワーク・インターフェース)11を備えたものであって、各装置2乃至11は、通信可能にバス12によって接続されている。
【0014】
前記CPU2は、所定のプログラムに従って、前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bを構成する各装置を制御する。
【0015】
前記RAM3は、画データ、FAX番号、メールアドレス、後述するデータテーブル等を予め記憶するための記憶部として、或いは一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。
【0016】
前記ROM4は、前記CPU2によりこのインターネットファクシミリ装置1A、1Bの各部の動作が制御されるための各種プログラム、画データのフォーマットを変換するプログラム等を記憶している。
【0017】
前記コーデック5は、複数のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。すなわち、前記読取部8にて読み取られた画データ等を送信のためにMH、MR、MMR方式等により符号化し、受信した画データを復号する。また、コンピュータで使用される一般的に使われている画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にも対応して符号化、復号することもできる。なお、TIFFの仕様は、米国Adobe System社によって公開されている。
【0018】
前記モデム6は、例えばITU−T(国際電気通信連合)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。
【0019】
前記NCU7は、電話回線を制御して電話をかけたり、電話を切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(公衆交換電話網)13に接続されている。
【0020】
前記読取部8は、原稿の画像データを読み取って、白黒2値に変換した画データを出力する。
【0021】
前記記録部9は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画データを記録紙上に画像形成し、該記録紙を排出(プリントアウト)する。例えば、前記読取部8で読み取られた原稿の画データ、ファクシミリ受信した画データ、インターネットファクシミリ受信した添付ファイルの画データや本文のテキストデータ等を前記CPU2の指示により、プリントアウトする。
【0022】
前記操作部10は、このインターネットファクシミリ装置1A、1Bの状態に関する情報及び各種操作指示画面を表示するディスプレイ10a、FAX番号等を入力するためのテンキー10b、短縮番号から発信するための短縮キー10c、原稿の読取り動作の開始等を行うためのスタートキー10d、前記ディスプレイ10a内の反転表示を移動させるためのカーソルキー10e等を備えており、各種操作はこの操作部10により行われる。
【0023】
前記LANI/F11は、LAN(ローカルエリアネットワーク)14等とのインターフェイスを備えており、このLAN14等とインターネットファクシミリ装置1A、1Bとを通信可能に接続している。
【0024】
前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bは、G3方式等によって原稿等の画データをファクシミリ送受信する機能を備えると共に、インターネット標準プロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を実装し、電子メールにて原稿等の画データを送受信するインターネットファクシミリ機能を備える。なお、画データが電子メールにて送受信されるために、その画データとして、TIFF形式によるものが生成され、これがMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)のBase64等に基づきテキスト化されて電子メールに添付される。
【0025】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1AのRAM3の所定の記憶領域には、図2に示すデータテーブルTが記憶されている。このデータテーブルTは、オペレータ等によって各短縮番号に割り当てて登録されたメールアドレス(宛先情報)と、そのメールアドレスに関連付けて記憶された宛先装置に関する情報が格納されたものである。具体的内容について説明すると、データテーブルTは、「短縮番号」欄、「相手先名」欄、「宛先」欄、「受信能力」欄、「能力交換機能」欄及び「優先条件」欄からなり、「短縮番号」欄に登録された各短縮番号ごとに夫々の欄に各種情報が格納されており、各欄に格納される情報は、オペレータによる操作部10又は後述するクライアントPCからの操作により設定され得るようになっている。
【0026】
データテーブルTの「相手先名」欄には、宛先の氏名、会社名等の相手先名情報が格納されており、短縮番号にて送信する場合に参照されてディスプレイ10a等に相手先名が表示される。「宛先」欄には、宛先情報としてのメールアドレスが格納されており、送信に際して短縮番号が指定されると、この「宛先」欄に格納されたメールアドレスが送信すべき宛先として指定される。
【0027】
「受信能力」欄には、例えば、宛先装置の受信処理可能な解像度についての情報が「dpi=」の後に、宛先装置の符号化方式についての情報が「image−coding=」の後に、宛先装置の印字可能な記録紙サイズについての情報が「paper−size=」の後に記載されている。「能力交換機能」欄には、宛先装置が後述する能力交換機能を備えているか否かの情報が格納されている。「優先条件」欄には、当該宛先につき原稿の画質を優先して送信するか送信時間を優先して送信するかを指定する情報が格納されている。なお、図示しないが、通信モードを指定する情報として後述する5種類の通信モード「通信モード1」乃至「通信モード5」の何れかを指定する情報を格納する欄を設け、送信側インターネットファクシミリ装置1Aが送信時に該欄に格納された情報を参照するようにしてもよい。また、例えば後述するS2において、優先条件の指定を受け付ける代わりに前記した何れかの通信モードの指定を受け付けるようにし、指定された通信モードに従って送信が実行されるようにしてもよい。
【0028】
ここで、前記した通信モードについて説明する。前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、図3に示すように、「通信モード1」乃至「通信モード5」の5種類の通信モードに対応している。
【0029】
すなわち、図3(a)に示すように、「通信モード1」によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、通常のインターネットファクシミリ送信を行う(T1)。つまり、オリジナル画データをフォーマット変換して標準フォーマット(記録紙サイズがA4番、符号化方式がMH方式、解像度が200dpi等)の画データを生成し、例えば図4(a)に示すように、標準フォーマットの画データ15を添付した電子メールを生成して送信する。このとき、オリジナル画データは標準フォーマットの画データを送信した後に削除される。一方、この電子メールを受信する受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、受信した標準フォーマットの画データの印刷をするなど通常の受信処理を行う。
【0030】
図3(b)に示すように、「通信モード2」によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、オリジナル画データをフォーマット変換して標準フォーマットの画データを生成し、例えば図4(b)に示すように、送達確認を通知する電子メール(以下「送達確認メール」という。)の返信を要求するメッセージ16を記載すると共に、生成した標準フォーマットの画データ15を添付した電子メールを生成して送信する(T2)。つぎに、この電子メールを受信側インターネットファクシミリ装置が受信すると、印刷など通常の受信処理を行うほか、前記メッセージ16に従って、送達確認メールを生成してこれを送信側インターネットファクシミリ装置に返信する(T3)。なお、本明細書中において、送達確認メールの返信を要求するメッセージ16が記載された電子メールを受信して送達確認メールを返信する機能を「送達確認機能」という。
【0031】
図3(c)に示すように、「通信モード3」によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、オリジナル画データをフォーマット変換して標準フォーマットの画データを生成し、例えば図5に示すような、宛先装置に送達確認メールの返信を要求するメッセージ16と、所定の要求があれば添付した標準フォーマットの画データより高品質の画データを送信する旨を通知する能力交換通知情報17と、オリジナル画データのフォーマットに関する情報(以下「オリジナル画データのフォーマット情報」という。)18とが記載された電子メールM1を生成してこれに標準フォーマットの画データ15を添付して送信する(T4)。
【0032】
一方、この電子メールM1を受信側インターネットファクシミリ装置1Bが受信すると、受信した電子メールM1から前記能力交換通知情報17と前記オリジナル画データのフォーマット情報18を取得して、例えば図6に示すような、自装置1Bの受信能力に関する情報(以下「受信能力情報」という。)19を記載した電子メールM2を生成して送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ返信する(T5)。そして、この電子メールM2を送信側インターネットファクシミリ装置1Aが受信すると、前記受信能力情報19に基づき、受信側インターネットファクシミリ装置1Bの受信能力に応じたフォーマットの画データ(以下「高品質画データ」という。)をオリジナル画データからフォーマット変換して生成し、例えば図7に示すような、宛先装置に送達確認メールの返信を要求するメッセージ16を記載した電子メールに高品質画データ15Aを添付した電子メールM3を生成して受信側インターネットファクシミリ装置1Bに送信する(T6)。最後に、この電子メールM3を受信側インターネットファクシミリ装置1Bが受信すると、例えば図8に示すような、送達確認メッセージ20及び受信した電子メールM3のメッセージID欄21に指定された情報をオリジナルメッセージID欄22に記載した電子メールM4を生成して前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aに返信する(T7)。なお、本明細書中において、この送信側インターネットファクシミリ装置1Aと受信側インターネットファクシミリ装置1Bの間でなされる前記T4乃至T7の一連の通信手順に対処する機能を「能力交換機能」という。
【0033】
図3(d)に示すように、「通信モード4」によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、標準フォーマットの画データより高品質の画データを生成し、例えば図4(b)に示すように、送達確認メールの返信を要求するメッセージ16を記載した電子メールに生成した高品質画データ15Aを添付して送信する(T8)。つぎに、この電子メールを受信側インターネットファクシミリ装置が受信すると、受信した高品質画データ15Aの印刷など通常の受信処理を行うほか、前記メッセージ16に従って、送達確認メールを生成してこれを送信側インターネットファクシミリ装置に返信する(T9)。
【0034】
図3(e)に示すように、「通信モード5」によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、標準フォーマットの画データより高品質の画データを生成し、例えば図4(a)に示すように、これに送達確認メールの返信を要求するメッセージ16を含まない電子メールを生成し、これに生成した高品質の画データ15Aを添付して送信する(T10)。一方、この電子メールを受信する受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、受信した高品質画データ15Aの印刷をするなど通常の受信処理を行う。
【0035】
以上説明したハードウエア構成、諸機能を備えた前記送信側インターネットファクシミリ装置1A及び前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、例えば、図9に示すようなネットワーク環境Aに設置されて使用される。すなわち、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、LAN14を通じて、メールサーバ23、送信側インターネットファクシミリ装置1Aの配下のクライアントPC24、ルータ25等と、相互に通信可能に接続されており、インターネットを通じて能力交換機能を有する受信側インターネットファクシミリ装置1B、能力交換機能を有しないインターネットファクシミリ装置1C等と通信することが可能である。また、PSTN13を通じて他のG3FAX端末26とG3形式の画データを送受信することも可能である。
【0036】
以下、前記ネットワーク環境Aに設置された前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aにおいて、読取部8から原稿が読み込まれて生成された画データ又はクライアントPC24からインターネットファクシミリ送信するために受信した画データを送信する場合の送信側インターネットファクシミリ装置1Aの動作について図10乃至図13に示すフローチャートに基づき説明する。なお、このフローチャートに基づき説明する動作は、前記送信側インターネットファクシミリ装置1AのROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0037】
まず、オペレータによる操作部10又はクライアントPC24からの操作により、画データの送信宛先及び送信開始の指示がなされると、図10のフローチャートに示すように、送信側インターネットファクシミリ装置1Aはこの指示を受付け(S1)、つぎに、例えば図14に示すような、送信について送信画質と送信時間のうち何れを優先させるかについての優先条件の指定を、オペレータによる入力操作などにより、外部から受け付ける優先条件指定画面27をディスプレイ10aに表示し、又はその画面情報をクライアントPC24に送出する(S2)。この優先条件指定画面27は、優先条件指定欄27a及び送達確認メールの返信の要否を指定する送達確認メール指定欄27bとからなり、この画面27からオペレータにより送信画質又は送信時間を優先させるべく、「1」又は「2」、及び送達確認メールの要否を指定すべく「Y」又は「N」が入力指定されると、この入力指定された情報をROM4の所定の記憶領域へ記憶し(S3)、原稿を読み込んでオリジナル画データを生成する(S4)。
【0038】
つぎに、オペレータにより指定された優先条件が送信画質優先であるか否かを前記S3において記憶した情報又は前記データテーブルTの「優先条件」欄に格納された情報に基づき判断する(S5)。指定された優先条件が送信画質であるときは、つぎに宛先装置が能力交換機能を備えるか否かを前記データテーブルTの「能力交換機能」欄に格納された情報に基づき判断し(S6)、宛先装置が能力交換機能を備えていないと判断した場合、及び前記S5において指定された優先条件が送信画質ではないと判断した場合は、つぎに、前記データテーブルTの「受信能力」欄に当該宛先についての受信能力情報が格納されているか否かを判断し(S7)、受信能力情報が格納されているときは、該データテーブルTの「受信能力」欄に格納された当該宛先の受信能力情報に従ったフォーマットの画データ(高品質画データ)をオリジナル画データから生成し(S8)、送達確認の要求があったか否かを前記S3において記憶した情報に基づき判断し(S9)、送達確認の要求があったと判断したときは、通信モード4により送信を行い(S10)、送達確認の要求がなかったと判断したときは、通信モード5により送信を行う(S11)。
【0039】
前記S7において、宛先装置の受信能力情報がデータテーブルTに格納されていないと判断したときは、つぎに、標準フォーマットの画データをオリジナルフォーマットの画データから生成し(S12)、送達確認の要求があったか否かを前記S3において記憶した情報に基づき判断し(S13)、送達確認の要求があったと判断したときは、通信モード2により送信を行い(S14)、送達確認の要求がなかったと判断したときは、通信モード1により送信を行う(S15)。
【0040】
一方、前記S6において、宛先装置が能力交換機能を備えていないと判断したときは、つぎに、前記データテーブルTの「受信能力」欄に当該宛先についての受信能力情報が格納されているか否かを判断し(S16)、受信能力情報が格納されているときは、前記S8へ移行して、通信モード4又は5にて送信を行い、受信能力情報が格納されていないと判断したときは、標準フォーマットの画データをオリジナルフォーマットの画データから生成し(S17)、通信モード3により送信を行う(S18)。
【0041】
なお、前記S16の判断ステップは、送信画質を優先させると共に宛先装置の受信能力情報がテーブルTに格納されている場合にあっては送信時間を短縮させるために設けられているが、送信画質のみを優先させて、送信時間を問題としない場合には、前記S16の判断ステップを省略して、前記S6の「YES」の次に前記S17を実行するようにしてもよい。
【0042】
ここで、前記S10、S11、S14、S15、S18における動作をさらに詳細に説明する。前記S10において通信モード4により行う送信にあっては、図11に示すように、図4(b)に示した送達確認メールの返信を要求するメッセージ16が記載された電子メールに前記S8において生成した高品質画データ15Aが添付された電子メールを生成して(S51)、指定された宛先へ送信し(S52)、最後に保持しているオリジナル画データを削除する(S53)。
【0043】
前記S11において通信モード5により行う送信にあっては、図11に示すように、図4(a)に示した送達確認メールの返信を要求するメッセージ16を含まない電子メールに、前記S8において生成した高品質画データ15Aが添付された電子メールを生成して(S54)、指定された宛先へ送信し(S52)、最後に保持しているオリジナル画データを削除する(S53)。
【0044】
前記S14において通信モード2により行う送信にあっては、図12に示すように、図4(b)に示した送達確認メールの返信を要求するメッセージ16が記載された電子メールに前記S12において生成した標準フォーマットの画データを添付した電子メールを生成して(S61)、指定された宛先へ送信し(S62)、最後に保持しているオリジナル画データを削除する(S63)。
【0045】
前記S15において通信モード1により行う送信にあっては、図12に示すように、前記S12において生成した標準フォーマットの画データを電子メールに添付して(S64)、指定された宛先へ送信し(S62)、最後に保持しているオリジナル画データを削除する(S63)。
【0046】
前記S18において通信モード3により行う送信にあっては、図13に示すように、図5に示した送達確認メールの返信を要求するメッセージ16、能力交換通知情報17及びオリジナル画データのフォーマット情報18が記載された電子メールに前記S17において生成した標準フォーマットの画データ15を添付した電子メールM1を生成して(S71)、指定された宛先へ送信する(S72)。
【0047】
つぎに、「通信モード1乃至5」の何れにも対処可能な能力交換機能を備えた受信側インターネットファクシミリ装置1Bが電子メールを受信するときの動作を図15に示すフローチャートに基づき説明する。なお、このフローチャート基づき説明する動作は、前記受信側インターネットファクシミリ装置1BのROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0048】
前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bが電子メールを受信し、その内容を解析した結果、該電子メールがインターネットファクシミリである場合に(S101)、受信した電子メールに、図5の電子メールM1に示したような、送達確認メールの返信を要求するメッセージ16が含まれているか否かを判断し(S102)、メッセージ16が含まれないと判断したときは、当該通信は、「通信モード1」又は「通信モード5」であるとして、受信した画データの印刷、配信等の通常の処理を行う(S103)。
【0049】
前記S102において、メッセージ16が含まれると判断した場合は、つぎにその受信した電子メールに、図5の電子メールM1に示したような、能力交換通知情報17及びオリジナル画データのフォーマット情報18が含まれているか否かを判断する(S104)。能力交換通知情報17及びオリジナル画データのフォーマット情報18が含まれていると判断したときは、当該通信は、「通信モード3」であるとして、つぎに、図6に示したような、標準フォーマットより高品質の画データを要求する電子メールM2を生成して(S105)、これを送信する(S106)。
【0050】
この電子メールM2の内容を詳細に説明すると、宛先としてメールヘッダの宛先指定欄29に前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aのメールアドレスが記載され、本文欄には人が読解可能な情報30が記載され、さらに前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aに対する装置読み込み情報31が記載されている。前記装置読み込み情報31の中には、さらに、先に受信した電子メールM1等のメッセージID欄21に指定されたメッセージIDが記載されたオリジナルメッセージID欄22と、受信側インターネットファクシミリ装置1Bの受信能力情報19が記載されている。このため、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、この電子メールM2を受信すると、前記オリジナルメッセージID欄22に記載されたオリジナルメッセージIDに基づき、先に送信した電子メールM1に対する応答であると判断して、「通信モード3」に従った通信を行う。
【0051】
つぎに、前記S104において、受信側インターネットファクシミリ装置1Bが、能力交換通知情報17がないと判断したときは、受信した画データの印刷、配信等の通常の処理を行い(S107)、当該通信は、「通信モード2」又は「通信モード4」であるとして、送達確認メールを生成し、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aにこれを返信する(S108)。
【0052】
つぎに、前記S106において受信側インターネットファクシミリ装置1Bにより送信された電子メールを前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aが受信したときの動作について図16に示すフローチャートに基づき以下に説明する。なお、このフローチャートに基づき説明する動作も、前記送信側インターネットファクシミリ装置1AのROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0053】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aが電子メールを受信し、その内容を解析した結果、該電子メールがインターネットファクシミリである場合に(S151)、図6の電子メールM2に示したような、オリジナルメッセージID欄22の中に先に送信した電子メールM1のオリジナルメッセージIDがあるか否かにより、先に送信した電子メールM1に対する応答であるか否かを判断し(S152)、当該オリジナルメッセージIDが含まれる場合は、同じく装置読み込み情報31の中に前記受信能力情報19が含まれるか否かを判断する(S153)。
【0054】
受信能力情報19が含まれると判断したときは、つぎに、その記載された受信能力情報から宛先装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できるか否かを判断する(S154)。すなわち、受信能力情報に基づき宛先装置の受信処理可能な解像度が標準フォーマットの解像度「200dpi」より高い場合に「標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できる」として判断し、単に宛先装置の符号化方式が異なる場合や印字可能な記録紙サイズがことなる場合には、そのような判断をしない。
【0055】
前記S154において、宛先装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できると判断したときは、当該受信能力情報19を取得して(S155)、この受信能力情報19に応じたフォーマットの画データ(高品質画データ)をオリジナル画データから生成し(S156)、図7に示した電子メールM3のような、送達確認の通知を要求するメッセージ16を含む電子メールにこの高品質画データ15Aを添付したものを生成して(S157)、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bに送信する(S158)。
【0056】
前記S152において、前記したオリジナルメッセージIDが含まれないと判断した場合は、受信した電子メールを、通常の電子メールであるとして、印刷その他の処理を実行する(S159)。
【0057】
一方、前記S153において、受信能力情報19が含まれないとき、及び前記S154において、宛先装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できないと判断したときは、受信した電子メールは、送達確認メールであるとして、送信履歴情報を更新する(S160)。
【0058】
前記S158において送信した電子メールM3が前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bによって受信されると、受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、ROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令により、図15のフローチャートに従って動作する。すなわち、送達確認メールの返信を要求するメッセージ16が記載され、能力交換通知情報17が記載されていない前記電子メールM3を受信すると(S101)、前記メッセージ16があると判断すると共に(S102)、能力交換通知情報がその電子メールに含まれないと判断し(S104)、画データの印刷、配信等の通常の処理を行い(S107)、最後に、オリジナルメッセージID欄22に受信した電子メールM3のメッセージIDを記載すると共に、電子メールM3を受信処理した旨を示す処理完了メッセージ20を記載した送達確認メール(電子メール)M4を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aに対して返信する(S108)。
【0059】
一方、この送達確認メールM4の返信を受けた前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、図16のフローチャートに従って動作をする。すなわち、送達確認メールM4を受信し(S151)、送達確認メールM4にオリジナルメッセージID欄22に記載されたオリジナルメッセージIDから先に送信した電子メールM3に対する応答であると判断し、受信能力情報が記載されていないことから前記S160へ移行して、この送達確認メールM4の処理完了メッセージ20から高品質画データが受信側インターネットファクシミリ装置1Bに受信処理されたとする情報を取得して送信履歴情報を更新する。
【0060】
【発明の効果】
請求項1記載の(送信側)インターネットファクシミリ装置は、画データの送信について、送信画質と送信時間の何れを優先させるかについての指定を外部から受け付ける優先条件指定手段と、該優先条件指定手段を通じて指定された優先条件に基づいて、画データの送信方法として、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信と能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信の何れか一方を選択する送信方法選択手段と、を備えたものであるので、このインターネットファクシミリ装置を使用するオペレータは、送信画質と送信時間の何れかを指定することにより、自身の送信意図に最も即した送信方法で原稿の画データを送信することができる。
【0061】
請求項2記載の(送信側)インターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、前記送信方法選択手段は、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信画質であるときは、能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信を選択し、指定された優先条件が送信時間であるときは、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信を選択するものであるので、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置と同様の効果を有する。
【0063】
請求項3記載の(送信側)インターネットファクシミリ装置は、請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、送信に際して送達確認メールの要否を指定する手段と、該手段により送達確認メールが必要であると指定された場合に、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない前記1の電子メールに送達確認メールの返信を要求するメッセージを記載する手段と、をさらに備えたものであるので、オペレータにとって送達確認メールが不要なときは、送達確認メールを要求しないことにより、送達確認メールが返信されるまでの時間分の通信時間を短縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置のハードウエア構成の一例を示したブロック図である。
【図2】宛先装置の受信能力情報等を宛先情報に関連付けて格納したデータテーブルの一例を示した図である。
【図3】通信モードの説明図であって、送信側と受信側インターネットファクシミリ装置間の通信手順を示したシーケンス図である。
【図4】標準フォーマット(又は高品質)の画データが添付された電子メールの一例を示した図である。
【図5】送達確認メールの返信を要求するメッセージ、能力交換通知情報、オリジナル画データのフォーマット情報を含む電子メールに標準フォーマットの画データが添付された電子メールの一例を示した図である。
【図6】高品質画データを送信側インターネットファクシミリ装置に要求する受信側インターネットファクシミリ装置が送信する電子メールの一例を示した図である。
【図7】受信側インターネットファクシミリ装置の要求に応じて送信側インターネットファクシミリ装置が送信する高品質画データが添付された電子メールの一例を示した図である。
【図8】送信側インターネットファクシミリ装置の要求に応じて受信側インターネットファクシミリ装置が送信する送達確認メールの一例を示した図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が設置されたネットワーク環境の一例を示したブロック図である。
【図10】送信側インターネットファクシミリ装置が画データを送信するときの動作を示したフローチャートである。
【図11】送信側インターネットファクシミリ装置が通信モード4又は5を指定して画データを送信する場合の動作を示したフローチャートである。
【図12】送信側インターネットファクシミリ装置が通信モード1又は2を指定して画データを送信する場合の動作を示したフローチャートである。
【図13】送信側インターネットファクシミリ装置が通信モード3を指定して画データを送信する場合の動作を示したフローチャートである。
【図14】優先条件指定画面の一例を示した図である。
【図15】受信側インターネットファクシミリ装置が電子メールを受信するときの動作を示したフローチャートである。
【図16】送信側インターネットファクシミリ装置が電子メールを受信するときの動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1A 送信側インターネットファクシミリ装置
1B 受信側インターネットファクシミリ装置
2 CPU
3 RAM
4 ROM
15 標準フォーマットの画データ
16 送達確認メールの返信を要求するメッセージ
17 能力交換通知情報
18 オリジナル画データのフォーマット情報
19 受信能力情報
21 メッセージID欄
22 オリジナルメッセージID欄
27 優先条件指定画面(優先条件指定手段)
27a 優先条件指定欄
T データテーブル(受信能力記憶手段)
M1 標準フォーマットとオリジナル画データのフォーマット情報を含む電子メール
M2 受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力が記載された電子メール
M3 受信能力情報に基づき生成した画データを添付した電子メール
Claims (5)
- 標準フォーマットの画データ、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報を含む電子メールを生成して受信側インターネットファクシミリ装置へ送信し、該電子メールを受信した受信側インターネットファクシミリ装置から該装置の受信能力情報が記載された電子メールを受信した後、オリジナル画データから前記受信能力情報に基づき生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置へ電子メールにて送信する能力交換機能を備えたインターネットファクシミリ装置において、
画データの送信について、送信画質と送信時間の何れを優先させるかについての指定を外部から受け付ける優先条件指定手段と、該優先条件指定手段を通じて指定された優先条件に基づいて、画データの送信方法として、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信と前記能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信の何れか一方を選択する送信方法選択手段と、を備えたことを特徴とするインターネットファクシミリ装置。 - 請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、前記送信方法選択手段は、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信画質であるときは、能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信を選択し、指定された優先条件が送信時間であるときは、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信を選択するものであることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、送信に際して送達確認メールの要否を指定する手段と、該手段により送達確認メールが必要であると指定された場合に、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない前記1の電子メールに送達確認メールの返信を要求するメッセージを記載する手段と、をさらに備えることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項1記載のインターネットファクシミリ装置において、受信側インターネットファクシミリ装置から受信した受信能力情報から受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できるか否かを判断する判断手段を更に備え、
前記送信方法選択手段は、前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信画質であって、前記判断手段が受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できると判断したときは、能力交換機能を利用した複数の電子メールによる送信を選択し、
前記優先条件指定手段を通じて指定された優先条件が送信時間であるとき及び前記判断手段が受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できないと判断したときは、オリジナル画データのフォーマット情報及び能力交換通知情報が記載されていない1の電子メールによる送信を選択する、ものであることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。 - 請求項4記載のインターネットファクシミリ装置において、前記判断手段は、受信側インターネットファクシミリ装置の受信能力情報と標準フォーマットの相違点が単に符号化方式又は印字可能な記録紙サイズである場合、受信側インターネットファクシミリ装置が標準フォーマットの画データより高品質の画データを受信できないと判断するものであることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251861A JP3622704B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | インターネットファクシミリ装置 |
US10/202,052 US20030020960A1 (en) | 2001-07-25 | 2002-07-23 | Internet facsimile machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251861A JP3622704B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | インターネットファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003069775A JP2003069775A (ja) | 2003-03-07 |
JP3622704B2 true JP3622704B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=19080438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001251861A Expired - Fee Related JP3622704B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-08-22 | インターネットファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3622704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5009860B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2012-08-22 | 日本電信電話株式会社 | 通信端末、発信方法、発信プログラムおよび発信プログラムを記録した記録媒体 |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001251861A patent/JP3622704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003069775A (ja) | 2003-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4182653B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
US7589855B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2007074124A (ja) | ネットワークファクシミリ装置、画像出力システム、及び画像出力方法 | |
JP3622704B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
US20030020960A1 (en) | Internet facsimile machine | |
JP4210894B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3622698B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3682473B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3636085B2 (ja) | インターネットファクシミリ通信方法、及びインターネットファクシミリ装置 | |
JP2001285561A (ja) | 通信端末装置 | |
JP4210893B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3804833B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP4389408B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JP2003324575A (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP2003069774A (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP3508846B2 (ja) | ファクシミリサーバ装置 | |
JP3586720B2 (ja) | インタ−ネット・ファクシミリ通信方法およびインタ−ネット・ファクス装置 | |
JP3761026B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3818304B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP2002229916A (ja) | ネットワークファクス装置 | |
JP4428459B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP2003134280A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3840380B2 (ja) | ファクシミリサーバ | |
JP3654258B2 (ja) | インターネットファクシミリ装置 | |
JP2013201625A (ja) | 通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |