JP3622426B2 - 前方警報装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車の前方を走行する前者との車間距離が近づいた時に自動的に警報を発する前方警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前方警報装置として図6に示す構成のものが知られている。この従来の前方警報装置1は、前車との車間距離を計測し、距離信号及び警報信号を発するレーザーレーダシステム2と、このレーザーレーダシステム2からの信号を受けて距離表示及び警報表示を行う表示装置3と、レーザーレーダシステム2からの警報信号を受けて警報音を発するブザー4から構成されている。
【0003】
そしてレーザーレーダシステム2は、電源回路5、諸演算処理を実行するマイクロプロセッサ(CPU)6、レーザー発光素子駆動回路7、レーザー発光素子(LED)8、発光用レンズ9、受光用レンズ10、受光素子としてのフォトダイオード(PD)11、このPD11の出力を増幅する増幅回路12から構成されている。
【0004】
この従来の前方警報装置1の動作を、図6及び図7に基づいて説明する。レーザーレーダシステム2は自車13の前面部に取り付けられていて、イグニッションスイッチ等によるオン/オフ信号を受けて作動し、CPU6は一定周期でLED8の駆動信号を出力する。レーザー発光素子駆動回路7はこの駆動信号を受けてLED8を駆動する。LED8は波長λ=850nmに発光強度のピークを有しており、赤外線レーザーを発光する。LED8から発せられたレーザーは発光用レンズ9を通過した後、前方へパルス状の放射光14として放射される。放射光14は前方の前車15のブレーキランプ等のリフレクタ16で反射され、その一部が反射光17としてレーザーレーダシステム2へ向けて戻ってくる。この戻ってきた反射光17は、受光用レンズ10でフォトダイオード(PD)11に集光され、PD11で光量に比例した電流に変換される。このPD11にはLED8で発光されるレーザーの波長−発光強度特性に合せて、波長λ=850nm付近に受光感度のピークを持つ素子が使用されている。PD11の出力は、増幅回路12で増幅され、CPU6に入力される。
【0005】
CPU6では増幅回路12の出力のピークを検出し、そのピークとパルス状の放射光14の中心との時間間隔tを測定し、次の式によって自車13と前車15との車間距離Dを算出する。
【0006】
D=(c×t)/2 c:光速度
CPU6は算出した車間距離Dを表示装置3に送り出し、表示装置3に車間距離情報として表示される。CPU6はさらに、算出した車間距離Dを前回算出した車間距離との時間差分によって前車15との相対速度を算出し、速度センサから入力される自車速及びこの算出した前車15との相対速度から前車に追突する恐れの小さい安全車間距離を警報車間距離Dsとして算出する。そして、先に算出した車間距離Dとこの警報車間距離Dsとを比較して前車への衝突の危険度を判定し、それに応じた警報信号を表示装置3及び警報ブザー4に送り出す。
【0007】
表示装置3及び警報ブザー4はこの信号を受けて、車間距離表示または車間距離注意の表示を点滅させたり、ブザー音でドライバに車間距離接近を警報する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の前方警報装置では次のような点でなお改良の余地が残されていた。すなわち、自車13と前車15との車間距離Dが極めて小さくなると、自車13のレーザー14の発光から反射光17の受光までの時間間隔tが極めて短くなり、しかもレーザーの減衰が小さいために反射光17のピークは大きくなる。
【0009】
一方、自動車では、特に高速道路を走行している際に前車との車間距離を監視する必要があるために、車間距離100m程度における微弱な反射光も検出できるように増幅回路12のゲインをある程度高く設定する必要がある。その結果、車間距離が非常に短くなると反射光の強度が強くなりすぎ、増幅回路12が出力は図7(b)に破線18で示すように飽和してしまう。このような飽和状態では、反射光の受光増幅信号18がピークを持たないために、CPU6は発光から反射光の受光までの時間間隔を正確に計測することができなくなり、車間距離を算出することができず、前方警報装置1が警報装置として作動しなくなる。
【0010】
そこで、車間距離が計測できなくなる程度に車間距離が短くなるのが短時間の場合には、すぐに計測可能な状態に復帰するが、定常的に車間距離が短くなっている場合、例えば、渋滞路のような場合には長時間にわたって前方警報装置として動作しなくなる。
【0011】
ところが、特に渋滞路においては、前車がブレーキを踏んで減速していることをドライバが気付かず、追突事故が発生するケースがあるが、このような状況において前車ブレーキ警報が発せられれば、追突事故を回避できる。
【0012】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、前車との車間距離が極端に短くなって車間距離を計測できなくなった場合でも、前車の挙動を同じ前方警報装置で監視し、適切なタイミングで前車ブレーキ注意の警報を発することができるようにした前方警報装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、発光素子を発光させ、自車の前方に向けてレーザーを放射し、前方に存在する前車に当たって反射してくる反射光を受光素子で検出し、レーザーの放射タイミングから反射光の受光タイミングまでの時間差に基づいて前車までの車間距離を計測し、当該車間距離が基準値よりも近い時に車間距離警報を出力する前方警報装置において、受光素子の受光状態に基づき、車間距離計測が不可能、かつ前車が近接位置に存在していることを判別する前車近接判定手段と、前車近接判定手段が前車が近接位置に存在していると判別している時に、発光素子の発光を停止し、受光素子の受光量の瞬時変化を監視する受光量変化監視手段と、受光量変化監視手段が受光量の所定値以上の瞬時変化を検出した時に前車ブレーキ警報を出力する前車ブレーキ警報手段とを備えたものである。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の前方警報装置において、発光素子が赤外線を発光し、受光素子が赤外線と共に赤色光領域を検出する波長−感度特性を有するようにしたものである。
【0015】
請求項1及び請求項2の発明の前方警報装置では、発光素子を発光させて前方に向けてレーザーを放射し、前方に存在する前車に当たって反射してくる反射光を受光素子で検出し、レーザーの放射タイミングから反射光の受光タイミングまでの時間差に基づいて前車までの車間距離を計測し、当該車間距離が基準値よりも近い時に車間距離警報を出力する。そして受光素子の受光状態に基づき、前車近接判定手段が車間距離計測が不能、かつ前車が近接位置に存在していることを判別した時には発光素子の発光を停止し、受光量変化監視手段によって受光素子の受光量の瞬時変化を監視させるようにし、受光素子の受光量が所定値以上に瞬時変化した時には前車ブレーキ警報手段に前車ブレーキ警報を出力させる。
【0016】
これによって、特に渋滞路での数珠つなぎ状態のように前車との車間距離が小さく、受光素子による反射光の受光量が飽和するような状態では、前車がブレーキをかけた時に発光するブレーキランプの受光量の増加を検出して前車ブレーキ警報を発してドライバに注意を促すことができるようになり、このような状態での追突警戒に役立てることができる。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1または2の前方警報装置において、前車ブレーキ警報手段が、前車ブレーキ警報を一定時間だけ出力するようにしたものであり、特に追突が発生しやすい状況である前車がブレーキを踏んだ時から一定時間、前車ブレーキ警報を発することによってドライバに追突警戒を促すことができる。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1〜3の前方警報装置において、前記前車ブレーキ警報手段として運転席前方のオーディオスイッチ群の設置場所の近くに設置された警報ランプを用いたものであり、前車への注意がおろそかになりがちなオーディオスイッチ群の操作時に前車のブレーキ操作を警報ランプの点灯によってドライバに認識させることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように請求項1及び請求項2の発明によれば、特に渋滞路での数珠つなぎ状態のように、前車との車間距離が小さく、受光素子による反射光の受光量が飽和するような状態で、前車がブレーキをかけた時に発光するブレーキランプの受光量の増加を検出して前車ブレーキ警報を発してドライバに注意を促すことができ、このような状態での追突警戒に役立てることができる。
【0020】
請求項3の発明によれば、特に追突が発生しやすい状況である前車がブレーキを踏んだ時から一定時間、前車ブレーキ警報を発することによってドライバに追突警戒を促すことができる。
【0021】
請求項4の発明によれば、前車への注意がおろそかになりがちなオーディオスイッチ群の操作時に前車のブレーキ操作を警報ランプの点灯によってドライバに認識させることができ、安全運転の補助の効果性を高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態を示しており、この実施の形態の前車警報装置1は、前車との車間距離を計測し、距離信号及び警報信号を発するレーザーレーダシステム20と、このレーザーレーダシステム20からの信号を受けて距離表示及び警報表示を行う表示装置3と、レーザーレーダシステム20からの警報信号を受けて警報音を発するブザー4と、前車ブレーキ警報ランプ21から構成されている。
【0023】
レーザーレーダシステム20は、図6に示した従来例と同様の電源回路5、レーザー発光素子駆動回路7、レーザー発光素子(LED)8、発光用レンズ9、受光用レンズ10を備え、さらに本発明の特徴であるレーザー反射光の波長(赤外線波長)に対する感度を有し、さらに赤色光に対する感度も有する受光素子としてのフォトダイオード(PD)22、このPD22の出力を増幅する増幅回路12を備えている。そしてこれらの各要素の動作制御と演算処理を実行するCPU23にも、後述する本発明特有の新機能が組み込まれている。
【0024】
図2により、前方警報装置1のマンマシンインタフェースとなる表示装置3、警報ランプ21の適切な設置場所について説明する。インストルメントパネル31のセンタークラスタ部32に、エアコンスイッチ33、モニター34、オーディオスイッチ35、エアコン吹き出し口36、リアデフォッガースイッチ37、ハザードスイッチ38が設置されているとすると、車間距離の表示装置3はこのセンタークラスタ部32の上部に、また前車近接を警報するために点灯する警報ランプ21はセンタークラスタ部32の上下中間部に設置する。
【0025】
一般的に渋滞路では車速が遅いこともあって、エアコン操作やオーディオ操作の時間も長く、頻繁になりがちである。スイッチ操作時にはドライバの視線がスイッチ群付近にあることが多く、そのような場面では前車のブレーキランプ点灯の視認が遅れやすくなる。そこで、前車ブレーキ警報ランプ21は、ドライバの視線が前車のブレーキ操作の認識が遅れやすくなる位置にある時にいちばん視認しやすい位置、したがって、これらエアコン操作やオーディオ操作をする時の視線位置の付近に設置するのが好ましい。しかも、インストルメントパネル31のセンタークラスタ部32の位置に設置した場合、ドライバが前方を注視している時に前車ブレーキ警報ランプ21の点灯が目に入らず、煩わしさも起こさない。
【0026】
一方、前車との車間距離を表示する表示装置3については、ドライバに継続的に車間距離情報を与える役割を果たすものなので、前方注視状態で視線をそれほど移動させる必要がない位置、したがって、インストルメントパネル31の上部でドライバ席の前方に当る場所で、かつ前方視線を遮ることがない場所に設置するのが好ましく、この実施の形態ではセンタークラスタ部32の上部位置に設置している。
【0027】
受光素子であるフォトダイオード(PD)22は赤外線レーザーに対する鋭敏な受光感度を有し、かつ前車のブレーキランプの発光色である赤色可視光に対しても受光感度を有するものとする必要があり、赤外線レーザーの波長帯850nmと共に赤色可視光の波長帯である650nm〜800nmもカバーする感度特性を備えたものを使用する。図3はこのような波長帯域を有するフォトダイオード(PD)として使用することができるNEC製PD(型番:NDL2102)の感度特性を示している。この図3の感度特性図で、縦軸における量子効率ηは入射した光子数に対して放出される電子数の割合を示しており、受光感度に比例していて、この特性図からNDL2102のPD22は、850nmの赤外線に感度のピークを有し、かつ赤色可視光の波長帯域にも感度を有していることが分かる。
【0028】
次に、上記構成の前方警報装置1の動作を図4、図5及び従来例でも用いた図7に基づいて説明する。レーザーレーダシステム20は従来例と同様に自車13の前面部に取り付けられて、イグニッションスイッチ等によるオン/オフ信号を受けて作動し、CPU23は一定周期でLED8の駆動信号を出力する。レーザー発光素子駆動回路7はこの駆動信号を受けてLED8を駆動する。LED8は波長λ=850nmに発光強度のピークを有しており、赤外線レーザーを発光する。LED8から発せられたレーザーは発光用レンズ9を通過した後、前方へパルス状の放射光14として放射される。放射光14は前方の前車15のブレーキランプ等のリフレクタ16で反射され、その一部が反射光17としてレーザーレーダシステム2へ向けて戻ってくる。この戻ってきた反射光17は、受光用レンズ10でフォトダイオード(PD)22に集光され、PD22で光量に比例した電流に変換される。PD22の出力は、増幅回路12で増幅され、CPU23に入力される。
【0029】
CPU23では、増幅回路12から入力される受光量がある基準値を超えて飽和していないかどうかによって、車間距離計測が可能かどうか判定する(ステップS1,S2)。そして車間距離計測が可能であれば、従来例と同様の動作で、通常の車間距離による警報モードで動作する(ステップS9)。
【0030】
この通常の警報モードでは、CPU23が増幅回路12の出力のピークを検出し、そのピークとパルス状の放射光14の中心との時間間隔tを測定し、前述の式によって自車13と前車15との車間距離Dを算出し、算出した車間距離Dを表示装置3に送り出し、表示装置3に車間距離情報として表示する。
【0031】
CPU23はさらに、算出した車間距離Dを前回算出した車間距離との時間差分によって前車15との相対速度を算出し、速度センサから入力される自車速及びこの算出した前車15との相対速度から前車に追突する恐れの小さい安全車間距離を警報車間距離Dsとして算出し、先に算出した車間距離Dとこの警報車間距離Dsとを比較して前車への衝突の危険度を判定し、それに応じた警報信号を表示装置3及び警報ブザー4に送り出す。
【0032】
一方、ステップS2で車間距離計測が不可と判定した場合には、別のフローになる(ステップS3)。車間距離計測ができない場合というのは、前車との距離が近すぎて増幅回路12の出力が飽和してしまって検出できない場合と、前車との距離が遠すぎて反射光強度が弱すぎて検出できない場合とに大別できる。そして、反射光強度が弱すぎて車間距離が検出できない場合には、前車は自車の前方、十分遠くに存在するので追突の恐れがない。そこでこの場合には、再度距離計測を行う(ステップS9)。
【0033】
他方、前車との距離が近すぎて増幅回路12の出力が飽和してしまって検出できない場合には、前車のブレーキランプ警報モードに入る(ステップS4)。このブレーキランプ警報モードに入ると、CPU23は発光素子8の駆動回路7に対する駆動信号を停止してレーザーの発光を停止する。これによって、PD22はLED8の放射するレーザー放射光14の反射光17ではなく、自車13の前方から入射してくる赤色光〜赤外線の波長帯域の光を検出するようになる。
【0034】
ここで、渋滞路で数珠つなぎ状態の場合を想定して、以下、前車ブレーキランプ警報モードの動作を説明する。図5(a)に示すように前車がブレーキを踏んでそのブレーキランプが点灯すると、同図(b)に示すようにPD22の赤色光の受光量Lが瞬間的に増加し、同図(c)に示すように受光量Lの時間微分値も高く出る。その後、自車13がブレーキを踏まなければ車間距離が詰まり、受光量Lは漸次増加する。やがて、前車がブレーキを離し、ブレーキランプが消灯すると、PD22の受光量は瞬間的にダウンする。その後も、自車13がブレーキを踏まなければ前車との車間距離がさらに詰まり、受光量Lはわずかながら緩やかに増大する。
【0035】
このような状況で、CPU23は、前車がブレーキを踏み、ブレーキランプが点灯することによって受光量が瞬間的に増加し、受光量の微分値があるしきい値を超えた時点から一定時間Tcだけ警報ランプ21を点灯し、ドライバに前車15がブレーキを踏んだことを知らせる。
【0036】
ブレーキランプ警報モードに入ってから一定時間Taが経過すると、車間距離計測を再開する(ステップS5,S6)。ここで時間Taは一定時間としてあらかじめ設定しておくことができるが、また車間距離測定できなくなる直前の車間距離D1とその時点の車速V1とより、Ta=D1/V1で算出して設定することもできる。
【0037】
Ta時間経過後も車間距離計測が不可能であれば、引き続きブレーキランプ警報モードを維持する(ステップS7,S4)。また車間距離計測が可能になっても、ある車間距離Da以上である状態が一定時間Tb継続した場合に限って車間距離警報モードに移行し、そうでない場合には、渋滞路で一時的に前車との車間距離が開いただけでまたすぐ、車間距離が詰まるものとみなして、引き続きブレーキランプ警報モードを維持する(ステップS8)。
【0038】
このようにして本発明の前方警報装置では、前車との車間距離が短くて車間距離検出ができなくなれば、発光素子8の発光を停止し、PD22によって前車のブレーキランプの光量を検出し、光量が瞬間的に増大した場合には前車がブレーキを踏んだと判断してドライバに表示あるいはブザー音により警告を与えることにより、車間距離が短くて車間距離計測ができない場合においても、前車に接近して追突事故を起こす可能性があることをドライバに自動的に警告し、ドライバの安全運転を補助することができる。
【0039】
なお、上記の実施の形態でTa,Tb,Tc,Daの値は特に限定されないが、実状を勘案して適当な値に設定し、またその増減調整も行うことができるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の回路ブロック図。
【図2】上記の実施の形態の警報ランプと表示装置の設置場所を示す説明図。
【図3】上記の実施の形態で使用するフォトダイオードの感度特性グラフ。
【図4】上記の実施の形態の動作のフローチャート。
【図5】上記の実施の形態の動作を示すタイミングチャート。
【図6】従来例の回路ブロック図。
【図7】従来例との車間距離警報動作のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 前方警報装置
3 表示装置
4 ブザー
5 電源回路
7 駆動回路
8 発光素子
9 発光用レンズ
10 受光用レンズ
12 増幅回路
14 放射光
17 反射光
21 警報ランプ
22 フォトダイオード
23 CPU
31 インストルメントパネル
32 センタークラスタ部
33 エアコンスイッチ
34 モニタ
35 オーディオスイッチ

Claims (4)

  1. 発光素子を発光させ、自車の前方に向けてレーザーを放射し、前方に存在する前車に当たって反射してくる反射光を受光素子で検出し、前記レーザーの放射タイミングから前記反射光の受光タイミングまでの時間差に基づいて前記前車までの車間距離を計測し、当該車間距離が基準値よりも近い時に車間距離警報を出力する前方警報装置において、
    前記受光素子の受光状態に基づき、前記車間距離計測が不可能、かつ前記前車が近接位置に存在していることを判別する前車近接判定手段と、
    前記前車近接判定手段が前記前車が近接位置に存在していると判別している時に、前記発光素子の発光を停止し、前記受光素子の受光量の瞬時変化を監視する受光量変化監視手段と、
    前記受光量変化監視手段が前記受光量の所定値以上の瞬時変化を検出した時に前車ブレーキ警報を出力する前車ブレーキ警報手段とを備えて成る前方警報装置。
  2. 前記発光素子が赤外線を発光し、前記受光素子が前記赤外線と共に赤色光領域を検出する波長−感度特性を有することを特徴とする請求項1に記載の前方警報装置。
  3. 前記前車ブレーキ警報手段が、前記前車ブレーキ警報を一定時間だけ出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の前方警報装置。
  4. 前記前車ブレーキ警報手段が、運転席前方のオーディオスイッチ群の設置場所の近くに設置された警報ランプであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の前方警報装置。
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