JP3621873B2 - インキ供給ローラ及び印刷機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット輪転機等の印刷機のインキ供給部に備えられるインキ供給ローラに関し、特に、インキ元ローラからインキを受け取り下流へ転移供給するローラに用いて好適のインキ供給ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
オフセット輪転機等の印刷機には、版胴に巻着された刷版にインキを供給するためのインキ供給部が備えられている。インキ供給部は一般に複数のローラ(インキ供給ローラ)から構成されており、インキ供給部を構成する各ローラは、互いに所用の加圧力でニップ係合し、ローラ間においてインキを適度に練りながら下流へ順次転移供給していくようになっている。
【0003】
上記各ローラは、一般的には等しい或いは略等しい周速度で回転しているが、一部のローラ間には周速度差が設けられている場合がある。例えば、オフセット輪転機には、図7に示すように、そのインキ供給部の最上流に設けられ外周面にインキが噴射されるインキ元ローラ100と、インキ元ローラ100に加圧接触して下流へインキ105を受け渡すインキ受け渡しローラ101とが備えられており、これらインキ元ローラ100とインキ受け渡しローラ101との間には周速度差が設けられている。具体的には、インキ元ローラ100の周速度はインキ受け渡しローラ101に比較して極低速に設定されている。このようにローラ100,101間に周速度差が設けられることにより、インキ元ローラ100の外周面に付着したインキ105は、周速度差によるスリップによって薄く均一に延ばされながらインキ受け渡しローラ101の外周面に掻き取られていくようになっている。
【0004】
また、図8の展開図に示すように、インキ受け渡しローラ101の外周面には、一定形状のダイヤモンドパターン102が並列して形成されている。これらダイヤモンドパターン102は、右周りの螺旋溝104と左周りの螺旋溝103とをそれぞれレーザカットや切削加工等によりインキ受け渡しローラ101の外周面に平行に刻んでいくことにより形成されたものである。例えば、切削加工で螺旋溝103,104を形成する場合には、インキ受け渡しローラ101を一方向に一定の周速度で回転させながら、インキ受け渡しローラ101の軸心線に沿って一方向に一定の速度で切削していくことにより、一方の螺旋溝103が形成され、インキ受け渡しローラ101を同方向に一定の周速度で回転させながら、逆方向に一定の速度で切削していくことにより、他方の螺旋溝104が形成される。インキ受け渡しローラ101の周速度や軸方向への切削速度は左右の螺旋溝103,104の加工に対して同設定であり、その結果、左右の螺旋溝103,104は同ピッチで、且つ、同螺旋角度(軸芯線に対する傾斜角度)でインキ受け渡しローラ101の表面に刻まれている。
【0005】
上述のようなダイヤモンドパターン102がインキ受け渡しローラ101の外周面に形成されることにより、図9の拡大図に示すように、対接するインキ元ローラ100の外周面に付着したインキ105はダイヤモンドパターン102のエッジ部102aに引っ掛かって掻き取られ、インキ元ローラ100からインキ受け渡しローラ101へインキが効率的に転移されていくようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようにインキ受け渡しローラ101をインキ元ローラ100に対して大きな周速度差をもって加圧接触させることにより、インキ受け渡しローラ101の外周面に薄く且つ均一化したインキ皮膜を形成することができるものの、インキ受け渡しローラ101とインキ元ローラ100との間には接触圧(ニップ圧)と周速度差とに応じた摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵抗が大きい場合には、インキ受け渡しローラ101を駆動するのに大きな動力を要すると共に、発熱対策として冷却が必要となり構造が複雑になってしまう。また、ニップ圧による変形を許容するためにインキ受け渡しローラ101の外周面は一般にゴム製となっているが、摩擦抵抗が大きいと外周面の摩耗が進みインキ受け渡しローラ101の寿命が短くなってしまう。
【0007】
上記の課題に対する解決策としては、インキ受け渡しローラ101とインキ元ローラ100とのニップ圧を小さくすることが考えられる。ところが、発明者等による試験の結果、ニップ圧を小さくすると上記不具合の発生は低減できるものの印刷面のインキ濃度にムラが生じ、印刷品質の低下という新たな不具合が生じることが明らかになった。
【0008】
そして、上記のインキ濃度のムラは、インキ受け渡しローラ101の外周面に形成されたダイヤモンドパターン102の形状、つまり、螺旋溝103,104の刻み方に起因することが解明された。即ち、従来のインキ受け渡しローラ101においては、図8に示すように、右側螺旋溝104と左側螺旋溝103との交点106を結ぶ線は、インキ受け渡しローラ101の軸心線に対して直角方向(円周方向,回転方向)と平行に直線的に現れる。インキ105は、上述したようにダイヤモンドパターン102のエッジ部102aに引っ掛かった状態で掻き取られて転移するものであることから、このように螺旋溝103,104の交点106がインキ受け渡しローラ101の回転方向に平行に直線的に並ぶと、交点106を結ぶ線上におけるインキ供給量が部分的に大きくなり、図10に示すようにインキ受け渡しローラ101の軸方向におけるインキ供給量にばらつきが生じ、その結果、印刷面のインキ濃度にムラが生じてしまうのである。従来、このような印刷面のインキ濃度のムラが問題とならなかったのは、大きなニップ圧によりエッジ部102aに付着したインキが軸方向に引き延ばされ、これにより軸方向におけるインキ供給量が均一化されていたためと考えられる。
【0009】
また、印刷面のインキ濃度のムラは、インキ受け渡しローラ101の外周面に転移されるインキ供給量が大きいほど、また、外周面に形成されるインキ膜厚が大きいほど、大きくなることも分かった。インキ供給量は螺旋溝103,104の溝幅及び溝深さが大きいほど大きく、インキ膜厚は図11に示すように螺旋溝103,104の形成ピッチが大きいほど大きくなる。このため、印刷面のインキ濃度のムラを抑えようとすると、螺旋溝103,104の溝幅及び溝深さ並びにピッチの設定範囲は大きく制約されてしまうことになる。
【0010】
なお、印刷面のインキ濃度のムラを低減できるようにした技術として、特許2931719号公報に開示された技術が一例として挙げられる。この技術は、ロールの外周面に格子型又は斜線型で幅及び深さがランダムな溝を形成し、ロール表面を不定型にすることによって、印刷面へのパターン目の再現を防止しようとしたものである。しかしながら、インキ供給量は溝幅及び溝深さに応じて変わるため、この技術のように幅及び深さがランダムな溝によってロール表面を不定型にした場合には、インキの濃度のムラが部分的に生じる可能性はなお残っており、上記課題を完全に解決しているとは言い難い。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、小さなニップ圧でもって軸方向におけるインキの供給量を均一化できるようにした、インキ供給ローラを提供することを目的とする。
また、印刷面のインキ濃度のばらつきを低減することにより高品質な印刷を可能にした、印刷機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明のインキ供給装置は、印刷機のインキ供給部に設備されるインキ供給ローラであって、該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい同一の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第一の螺旋溝と、該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい該第一の螺旋溝とは逆の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第二の螺旋溝とを備え、該第一の螺旋溝の巻角度と該第二の螺旋溝の巻角度とは同角度に設定され、該第一の螺旋溝の形成ピッチと該第二の螺旋溝の形成ピッチとは異なるピッチに設定され、該第一の螺旋溝と該第二の螺旋溝との交点が、該ローラの周方向に向けて連続的に並ばず、該ローラの軸方向に均一な密度で分布するように、該第一の螺旋溝及び該第二の螺旋溝の形成ピッチ及び巻角度が設定されたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の本発明のインキ供給装置は、印刷機のインキ供給部に設備されるインキ供給ローラであって、該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい同一の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第一の螺旋溝と、該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい該第一の螺旋溝とは逆の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第二の螺旋溝とを備え、該第一の螺旋溝の巻角度と該第二の螺旋溝の巻角度とは異なる角度に設定され、該第一の螺旋溝の形成ピッチと該第二の螺旋溝の形成ピッチとは異なるピッチに設定され、該第一の螺旋溝と該第二の螺旋溝との交点が、該ローラの周方向に向けて連続的に並ばず、該ローラの軸方向に均一な密度で分布するように、該第一の螺旋溝及び該第二の螺旋溝の形成ピッチ及び巻角度が設定されたことを特徴としている。
【0014】
なお、ここでいう該ローラの一端部から他端部に向かって形成された溝とは、該ローラの一端部から他端部まで繋がる一条の連続した溝のみならず、断続的に形成された溝も含んでおり、また、該第一螺旋溝と該第二螺旋溝との交点において溝が形成されて断続的に繋がる螺旋溝を含んでいる(請求項3)。また、巻角度とは、該ローラの周方向に対して溝の形成方向がとる角度のことである。また、交点が該ロールの軸方向に均一な密度で分布するとは、該ロールの表面における交点の密度が該ロールの軸方向に対して均一或いは略均一であることを意味している。
また、各交点が該ローラの周方向に向けて連続的に並ぶとは、例えば、隣接する交点、或いは隣接していなくても近接する交点が、該ローラの周方向と平行或いは略平行に複数個並んだ状態を意味している。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明の印刷機は、上記のインキ供給ローラと、上記インキ供給ローラにニップ係合しながら上記インキ供給ローラよりも低い周速度で回転するインキローラとを備え、該インキローラに供給されたインキを上記インキ供給ローラを介して下流の印刷部へ転移供給するように構成されたことを特徴としている。なお、ここでいう印刷部とは紙の印刷面にインキを転写する部位及びその周辺部を指している。
【0017】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施形態としてのインキ供給ローラを示すものである。詳しくは、図1は本インキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図であり、図2は本インキ供給ローラの作用及び効果を説明するための説明図である。また、図3は新聞用印刷機(新聞用オフセット輪転機)のインキ供給部の概略構成図である。
【0018】
まず、図1を用いて本インキ供給ローラの構成について説明する。図1に示すように、本インキ供給ローラ1の外周面には、本インキ供給ローラ1の軸方向の一端部から他端部に向けて螺旋状に形成された複数の溝(螺旋溝)2,3が備えられている。一方の螺旋溝2は軸心線に対する巻方向が右回りに設定され(以下、右螺旋溝2という)、他方の螺旋溝3は軸心線に対する巻方向が左回りに設定されている(以下、左螺旋溝3という)。各螺旋溝2,3はそれぞれ一定のピッチ及び一定の巻取角で形成され、これによりインキ供給ローラ1の外周面には一定形状のダイヤモンドパターン4が形成されている。
【0019】
本インキ供給ローラ1では、右螺旋溝2の形成ピッチPと左螺旋溝3の形成ピッチSとは同ピッチに設定されているが(即ち、P=S)、右螺旋溝2の巻取角αと左螺旋溝3の巻取角βとは異なる角度に設定されている。図1に示す場合では、右螺旋溝2の巻取角αを左螺旋溝3の巻取角βよりも大きく設定されている(即ち、α>β)。このように各螺旋溝2,3の巻取角α,βが異なる角度に設定されることにより、右螺旋溝2と左螺旋溝3との各交点5を結ぶ線、即ち、ダイヤモンドパターン4の対角線(図1中の二点鎖線)は、インキ供給ローラ1の周方向(回転方向)と一致せずにある角度θ(≠0)をもって軸方向に傾くことになる。つまり、右螺旋溝2と左螺旋溝3との各交点5は、インキ供給ローラ1の周方向と平行には並ばず、軸方向にも分布することになる。また、左右螺旋溝2,3がそれぞれ一定ピッチ及び一定巻取角で規則正しく形成されていることから、右螺旋溝2と左螺旋溝3との各交点5はインキ供給ローラ1の軸方向に一定の密度で分布することになる。
【0020】
なお、螺旋溝2,3の加工方法としては、グラビア加工,ローレット加工,レザーカット等による彫刻や、旋盤加工,研削加工等、種々の加工方法を採用することができる。例えば、インキ供給ローラ1を一方向に一定の周速度で回転させながら、インキ供給ローラ1の軸心線に沿って一方向に一定の速度で溝を加工していくことにより一方の螺旋溝2を形成することができ、同様に軸心線に沿って逆方向に一定の速度で溝を加工していくことにより他方の螺旋溝3を形成することができる。そして、加工時のインキ供給ローラ1の回転速度及び/又は軸心線に沿った加工速度を左右の螺旋溝2,3で異なる設定にすることにより、左右の螺旋溝2,3の巻取角α,βを異なる角度に設定することができる。
【0021】
次に、上述のように構成された本発明の第1実施形態としてのインキ供給ローラ1の作用及び効果について、本インキ供給ローラ1を新聞用オフセット輪転機に適用した場合を例に挙げて説明する。
まず、本インキ供給ローラ1が適用される新聞用オフセット輪転機の構成について、図3を用いて説明する。新聞用オフセット輪転機のインキ供給部(インキ供給装置)としては種々多様な形式のものがあるが、ここではキーレスインキ供給装置を採用した構成を示している。
【0022】
キーレスインキ供給装置は、図3に示すように、インキ元ローラ13に対向してインキ供給ノズル12を備えている。そして、インキ容器11に蓄えられた所定色のインキ10をインキ供給ノズル12によってインキ元ローラ13の外周面に噴射供給するようになっている。また、インキ供給ノズル12に対しインキ元ローラ13の回転方向下流側には、ドクタブレード14とインキ受け渡しローラ15とが配設されている。ドクタブレード14はインキ元ローラ13の外周面に接触してインキの付着量を制御するとともに軸方向に均一の膜厚に調整している。インキ受け渡しローラ15はドクタブレード14によって均一厚さに調整されたインキを下流のインキローラ群18へ転移供給している。
【0023】
インキローラ群18は、ドクタローラ20,ゴムローラ21,インキ着けローラ23から構成され、インキ受け渡しローラ15から転移供給されたインキを各ローラ20,21,23間において適度に練った後、版胴16に巻着された刷版17に向けて供給している。なお、刷版17には湿し水装置27から湿し水も供給されている。刷版17に供給されたインキはブランケット胴24の外周面へ絵柄として転移され、ブランケット胴24へ転接して走行するウェブ25上へ転写され、これにより所定色の印刷が完了するようになっている。
【0024】
また、ここでは、ドクタローラ20に接触してドクタブレード(履歴解消ドクタ)26が備えられている。ドクタブレード26は、版胴16からインキ着けローラ23を経てドクタローラ20へ戻ってくる刷版17に取られたり取られなかったりした凸凹のインキ膜を掻き落とす装置である。このドクタブレード26によってドクタローラ20から旧いインキ膜が掻き落とされることにより、常に均一な膜厚のインキを版胴16へ供給することが可能になっている。
【0025】
上記のキーレスインキ供給装置においては、本インキ供給ローラ1は、インキ受け渡しローラ15として用いられる(以下、インキ受け渡しローラ15=インキ供給ローラ1、として説明する)。即ち、ここでは、インキ供給ローラ1(インキ受け渡しローラ15)は、インキ元ローラ13に対し所定の周速度差をもってニップ係合し、インキ元ローラ13との周速度差によるスリップによってインキ元ローラ13の外周面からインキを掻き取るようになっている。
【0026】
微視的には、インキ元ローラ13の外周面に付着したインキは、インキ供給ローラ1の外周面に形成されたダイヤモンドパターン4のエッジ部、即ち、左右螺旋溝2,3の各交点5部に引っ掛かって掻き取られて、下流のドクタローラ20に転移供給される。このため、従来のように左右螺旋溝2,3の各交点5がインキ供給ローラ1の回転方向に平行に直線的に並んでいるならば、インキ供給ローラ1の軸方向におけるインキ供給量にはばらつきが生じることになる(図12参照)。
【0027】
しかしながら、本インキ供給ローラ1では、右螺旋溝2と左螺旋溝3との各交点5はインキ供給ローラ1の回転方向には並ばず、インキ供給ローラ1の回転方向に対して所定の角度θをもって傾いて並んでいる。このため、インキ供給ローラ1の回転に伴い、インキ元ローラ13とのニップ係合部に対応する交点5の位置は順次軸方向へ移動していく。そして、交点5がインキ供給ローラ1の軸方向に一定の密度で分布していることから、交点5とインキ元ローラ13との係合頻度はインキ元ローラ13の軸方向において一定となる。
【0028】
したがって、本インキ供給ローラ1によれば、インキ元ローラ3からインキを軸方向に均等に掻き取ることができるので、インキ供給ローラ1からドクタローラ20に転移供給するインキ供給量に軸方向のばらつきが生じることはない。つまり、本インキ供給ローラ1によれば、図2に示すようにインキ供給量を軸方向において均一化することができ、インキ濃度のムラ等の印刷障害を防止して印刷品質を向上させることができるという利点がある。
【0029】
また、印刷面のインキ濃度のムラはインキ供給量やインキ膜厚が大きいほど大きくなり、インキ膜厚は螺旋溝2,3の溝深さ,溝幅及び形成ピッチが大きいほど大きくなるが、本インキ供給ローラ1によれば、上記のようにインキ濃度のムラの発生が防止されるため、螺旋溝2,3の溝深さ,溝幅及び形成ピッチの設定範囲が大きく制約されることはない。したがって、例えば、安定したインキ膜厚を得るためには、従来は約0.5〜3mmの範囲で溝の形成ピッチを設定する必要があったが、本インキ供給ローラ1によれば、約0.5〜5mmの範囲まで設定範囲を広げることができる(図11参照)。
更に、本インキ供給ローラ1は、従来の加工方向を用いて容易に加工することができるので、製造コストを高騰させることがないという利点もある。
【0030】
以上、本インキ供給ローラ1をキーレスインキ供給装置のインキ受け渡しローラ15として用いた場合の作用及び効果について説明したが、本インキ供給ローラ1は、上記のキーレスインキ供給装置への適用に限定されるものではない。つまり、周速度差のあるローラ間でインキを転移させる機構であれば、キー式のインキ供給装置にも適用することができ、また、インキレールを用いてインキ元ローラにインキを供給する形式のインキ供給装置にも適用することができる。
【0031】
次に、本発明の第2実施形態としてのインキ供給ローラについて説明する。本実施形態のインキ供給ローラは、第1実施形態と同様に左右の螺旋溝の交点がインキ供給ローラの周方向に向けて連続的に並ばないように構成したものであり、本実施形態は、特に、左右の螺旋溝の形成ピッチを異ならせたことを特徴としている。ここで、図4は本インキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【0032】
図4に示すように、本インキ供給ローラ31の外周面には、第1実施形態と同様に、インキ供給ローラ31の軸方向の一端部から他端部に向けて螺旋状に形成された複数の溝(螺旋溝)32,33が備えられている。一方の螺旋溝32は軸心線に対する巻方向が右回りに設定され(以下、右螺旋溝32という)、他方の螺旋溝33は軸心線に対する巻方向が左回りに設定されている(以下、左螺旋溝33という)。
【0033】
各螺旋溝32,33は、第1実施形態と同様にそれぞれ一定のピッチ及び一定の巻取角で形成されているが、本実施形態では、右螺旋溝32の巻取角αと左螺旋溝33の巻取角βとは同角度に設定され(即ち、α=β)、右螺旋溝32の形成ピッチPと左螺旋溝33の形成ピッチSとは異なるピッチに設定されている。図4に示す場合では、右螺旋溝32の形成ピッチPに対し左螺旋溝33の形成ピッチSが小さく設定されている(即ち、P>S)。このように各螺旋溝32,33の形成ピッチP,Sが異なるピッチに設定されることにより、左右螺旋溝32,33の交差により形成されるダイヤモンドパターン34の対角線(図4中の二点鎖線)は、インキ供給ローラ31の周方向と一致せずにある角度θ(≠0)をもって傾くことになり、ダイヤモンドパターン34の対角上にある左右螺旋溝32,33の各交点35は、第1実施形態と同様にインキ供給ローラ31の周方向には並ばず、軸方向に一定の密度で分布することになる。
【0034】
なお、本実施形態にかかる螺旋溝32,33も第1実施形態と同様に種々の公知加工方法を用いて形成することができる。例えば、インキ供給ローラ31を一方向に一定の周速度で回転させながら、インキ供給ローラ31の軸心線に沿って双方向に一定の速度で溝を加工していくことにより左右の螺旋溝32,33を形成することができるが、この時、インキ供給ローラ31の回転速度及び/又は軸心線に沿った加工速度は左右の螺旋溝32,33で同じ設定にして、形成条数を左右の螺旋溝32,33で異ならせることにより、形成ピッチP,Sを異なる設定にすることができる。
【0035】
以上のような構成により、本発明の第2実施形態としてのインキ供給ローラ31によれば、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。即ち、本インキ供給ローラ31を印刷機のインキ供給部に備え、本インキ供給ローラ31よりも低い周速度で回転するインキローラにニップ係合させて、該インキローラに供給されたインキを本インキ供給ローラ31を介して下流の印刷部へ転移供給するように構成することにより、上述した第1実施形態と同様の作用によってインキ供給量を軸方向において均一化することができ、インキ濃度のムラ等の発生を防止することができるのである。
また、左右の螺旋溝32,33の形成ピッチP,Sを異ならせるのは巻取角α,βを異ならせるよりも容易なので、本インキ供給ローラ31によれば、第1実施形態よりも製造コストを低減することができるという利点もある。
【0036】
次に、本発明の第3実施形態としてのインキ供給ローラについて説明する。本実施形態のインキ供給ローラは、第1,第2実施形態と同様に左右の螺旋溝の交点がインキ供給ローラの周方向に向けて連続的に並ばないように構成したものであるが、本実施形態は、第1,第2実施形態のようにローラの一端部から他端部まで繋がる一条の連続した溝を形成したものではなく、ローラの一端部から他端部まで断続的に繋がる溝により左右の螺旋溝を形成したことを特徴としている。ここで、図5は本インキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【0037】
図5に示すように、本インキ供給ローラ41の外周面に備えられた複数の溝(螺旋溝)42,43は、第1,第2実施形態と同様に軸方向の一端部から他端部に向けて螺旋状に形成されたものであるが、第1,第2実施形態とは異なり断続的に繋がる溝となっている。一方の螺旋溝42は軸心線に対する巻方向が右回りに設定され(以下、右螺旋溝42という)、他方の螺旋溝43は軸心線に対する巻方向が左回りに設定されている(以下、左螺旋溝43という)。各螺旋溝42,43はそれぞれの溝部において交わるように、即ち、各交点45において溝が形成されるように一定の間隔で断続的に繋がっている。
【0038】
本インキ供給ローラ41においては、第2実施形態と同様に、右螺旋溝42の巻取角αと左螺旋溝43の巻取角βとは同角度に設定され(即ち、α=β)、右螺旋溝42の形成ピッチPと左螺旋溝43の形成ピッチSとは異なるピッチ(P>S)に設定されている。したがって、本インキ供給ローラ41においても、左右螺旋溝42,43の交差により形成されるダイヤモンドパターン44の対角線(図5中の二点鎖線)は、インキ供給ローラ41の周方向と一致せずにある角度θ(≠0)をもって傾くことになり、左右螺旋溝42,43の各交点45はインキ供給ローラ31の周方向には並ばず、軸方向に一定の密度で分布することになる。
【0039】
以上のような構成により、本発明の第3実施形態としてのインキ供給ローラ41によっても、第1,第2実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。即ち、本インキ供給ローラ41を印刷機のインキ供給部に備え、本インキ供給ローラ41よりも低い周速度で回転するインキローラにニップ係合させて、該インキローラに供給されたインキを本インキ供給ローラ41を介して下流の印刷部へ転移供給するように構成することにより、上述した第1実施形態と同様の作用によってインキ供給量を軸方向において均一化することができ、インキ濃度のムラ等の発生を防止することができるのである。
【0040】
なお、ここでは、第2実施形態と同様に左右の螺旋溝42,43の形成ピッチを異ならせることにより、左右螺旋溝42,43の各交点45を軸方向に一定の密度で分布させているが、第1実施形態と同様に左右の螺旋溝42,43の巻取角を異ならせるようにしてもよい。また、本実施形態では、左右の螺旋溝42,43の双方を断続的な溝としているが、何れか一方のみが断続的な溝であってもよい。
【0041】
以上、本発明のインキ供給ローラについて3つの実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、上述の実施形態では、左右の螺旋溝の交点がインキ供給ローラの周方向に向けて連続的に並ばないように、巻取角を異ならせたり(第1実施形態)、形成ピッチを異ならせたり(第2実施形態)しているが、図6の展開図に示すインキ供給ローラ51のように、左右の螺旋溝52,53の巻取角α,βも形成ピッチP,Sも異ならせるようにしてもよい(即ち、α≠β,P≠S)。このようにしても、巻取角α,β及び形成ピッチP,Sを適宜設定することにより、左右の螺旋溝52,53の交点55がインキ供給ローラの周方向に向けて連続的に並ばないようにすることができる。
【0042】
また、左右の螺旋溝をそれぞれ一定ピッチ,一定巻取角で形成するのではなく、形成ピッチを変化させたり或いは巻取角を変化させたりすることで、左右の螺旋溝の交点がインキ供給ローラの周方向に向けて連続的に並ばないようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のインキ供給ローラ(請求項1〜3)によれば、第一の螺旋溝と第二の螺旋溝との交点がローラの軸方向に均一な密度で分布するので、印刷機のインキ供給部に備えられ、対向して配設されるインキローラから周速度差を用いてインキを掻き取る場合において、該インキローラからのインキの掻き取り量に軸方向のばらつきが生じることがない。したがって、該インキローラとのニップ圧を上げることなくインキ供給量の軸方向のばらつきを低減することができるという効果がある。
【0044】
特に、第一の螺旋溝と第二の螺旋溝との交点がローラの周方向に連続的に並ばないように、第一の螺旋溝及び第二の螺旋溝の形成ピッチ及び巻角度を設定することにより、インキ掻き取り量の軸方向のばらつきを確実に抑制することができ、軸方向におけるインキ供給量を均一化することができる。より具体的には、第一,第二の螺旋溝の巻角度は同角度に設定して形成ピッチを異なるピッチに設定したり、或いは、形成ピッチも巻角度も異なる設定にすることにより、第一の螺旋溝と第二の螺旋溝との交点を容易にローラの軸方向に均一に分布させることができ、軸方向におけるインキ供給量を容易に均一化することができ、インキ濃度のムラ等の発生を防止することができる。
また、第一の螺旋溝及び第二の螺旋溝の形成ピッチを異ならせるのは巻角度を異ならせるよりも容易であり、製造コストを低減することができるという利点もある。
【0045】
また、本発明の印刷機(請求項4)によれば、インキ供給量を軸方向において均一化することができ、インキ濃度のムラ等の印刷障害を防止して印刷品質を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのインキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【図2】本発明の第1実施形態としてのインキ供給ローラの作用及び効果を説明するための説明図であり、本インキ供給ローラのインキ供給特性を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態としてのインキ供給ローラが適用される新聞用オフセット輪転機のキーレスインキ供給装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態としてのインキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【図5】本発明の第3実施形態としてのインキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【図6】本発明の他の実施形態としてのインキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【図7】従来のインキ供給ローラが適用される印刷機のインキ供給部の概略構成図である。
【図8】従来のインキ供給ローラの構成を示す外周面の展開図である。
【図9】従来のインキ供給ローラの構成を示す外周面の拡大図である。
【図10】従来のインキ供給ローラのインキ供給特性を示す図である。
【図11】従来のインキ供給ローラの課題を説明するための図であり、左右螺旋溝の形成ピッチとインキ膜厚との関係を示す図である。
【符号の説明】
1,31,41,51 インキ供給ローラ
2,32,42,52 右螺旋溝
3,33,43,53 左螺旋溝
4,34,44,54 ダイヤモンドパターン
5,35,45,55 交点
11 インキ容器
12 インキ供給ノズル
13 インキ元ローラ
14 ドクタブレード
15 インキ受け渡しローラ
16 版胴
17 刷版
18インキローラ群
20ドクタローラ
21 ゴムローラ
23 インキ着けローラ
24 ブランケット胴
25 ウェブ
26 ドクタブレード
27 湿し水装置
,P,P,P 右螺旋溝の形成ピッチ
,S,S,S 左螺旋溝の形成ピッチ
α,α,α,α 右螺旋溝の巻取角
β,β,β,β 左螺旋溝の巻取角
θ,θ,θ,θ インキ供給ローラの回転方向と左右螺旋溝の隣接する交点を結ぶ線とがなす角

Claims (4)

  1. 印刷機のインキ供給部に設備されるインキ供給ローラであって、
    該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい同一の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第一の螺旋溝と、
    該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい該第一の螺旋溝とは逆の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第二の螺旋溝とを備え、
    該第一の螺旋溝の巻角度と該第二の螺旋溝の巻角度とは同角度に設定され、
    該第一の螺旋溝の形成ピッチと該第二の螺旋溝の形成ピッチとは異なるピッチに設定され、
    該第一の螺旋溝と該第二の螺旋溝との交点が、該ローラの周方向に向けて連続的に並ばず、該ローラの軸方向に均一な密度で分布するように、該第一の螺旋溝及び該第二の螺旋溝の形成ピッチ及び巻角度が設定された
    ことを特徴とする、インキ供給ローラ。
  2. 印刷機のインキ供給部に設備されるインキ供給ローラであって、
    該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい同一の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第一の螺旋溝と、
    該ローラの表面に該ローラの一端部から他端部に向かい該第一の螺旋溝とは逆の巻方向に一定のピッチ及び一定の巻角度で形成された複数の第二の螺旋溝とを備え、
    該第一の螺旋溝の巻角度と該第二の螺旋溝の巻角度とは異なる角度に設定され、
    該第一の螺旋溝の形成ピッチと該第二の螺旋溝の形成ピッチとは異なるピッチに設定され、
    該第一の螺旋溝と該第二の螺旋溝との交点が該ローラの周方向に向けて連続的に並ばず、該ローラの軸方向に均一な密度で分布するように、該第一の螺旋溝及び該第二の螺旋溝の形成ピッチ及び巻角度が設定された
    ことを特徴とする、インキ供給ローラ。
  3. 該第一の螺旋溝及び該第二の螺旋溝は、該第一螺旋溝と該第二螺旋溝との交点において溝が形成されて断続的に繋がる螺旋溝である
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のインキ供給ローラ。
  4. 請求項1〜3の何れかの項に記載のインキ供給ローラと、
    上記インキ供給ローラにニップ係合しながら上記インキ供給ローラよりも低い周速度で回転するインキローラとを備え、
    該インキローラに供給されたインキを上記インキ供給ローラを介して下流の印刷部へ転移供給するように構成された
    ことを特徴とする、印刷機。
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