JP2011062964A - 輪転式凸版印刷機のインキ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴーストのない良好な印刷物を得ることができ、版胴の交換時における接触圧の調整も容易に行なうことができるようにした輪転式凸版印刷機を提供することである。
【解決手段】版胴4にインキを供給する着けローラ3を1本とし、その着けローラ3の外径を版胴4の外径を超える大きさとする。その着けローラ3の周囲に複数のインキ供給ローラ2を設け、そのインキ供給ローラ2のそれぞれから着けローラ3に充分なインキが供給されるようにして、着けローラ3の外周に常に均一な膜厚のインキ膜が形成されるようにする。上記のように、着けローラ3を1本とすることにより、版胴4が径の異なる版胴4と交換された場合に、その交換後の版胴4は着けローラ3と圧胴6とに接触させるだけでよいため、複数の着けローラを有するインキ供給装置に比較して調整作業の容易化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、版胴の外周に装着される凸版によって連続紙に印刷を施すようにした輪転式凸版印刷機のインキ供給装置に関する。
輪転式凸版印刷機のインキ供給装置として、非特許文献1に記載されたものが従来から知られている。図2は、上記非特許文献1に記載された輪転式凸版印刷機のインキ供給装置を示す。このインキ供給装置においては、インキつぼ10に盛られたインキをつぼローラ11から移しローラ12に渡し、その移しローラ12から複数のローラ列13に受渡しを行なってインキを練り伸ばし、そのインキを版胴14と接する最終の複数の着けローラ15から版胴14の外周に装着された凸版16の画線部に転写して、前記版胴14と圧胴17間に挿通された連続紙Sに印刷を施すようにしている。
渡辺昭俊著、「印刷機入門」、印刷学会出版部、昭和60年7月1日、初版第1刷発行、P38
ところで、上記従来の輪転式凸版印刷機のインキ供給装置においては、版胴14の外周に装着された凸版16にインキを供給する着けローラ15が、版胴14の外径より小径であり、その小径の着けローラ15の2本に跨るようにして上流側の1本のインキ供給ローラ18を接触し、そのインキ供給ローラ18からその着けローラ15にインキを供給するようにしているため、各着けローラ15に充分なインキを供給することができない。
このため、例えば、連続紙Sに、図3に示すような図柄Aの印刷を行なう場合、ゾーンa、cの部分でのインキの転写は連続的であり、ゾーンbで示す部分でのインキの転移は間歇的なものとなるため、複数のインキ供給ローラ18から着けローラ15の外周にインキが供給されたとしても、その着けローラ15に形成されるインキ膜は、ゾーンbと対応する部分で厚くなり、一方、ゾーンa、cと対応する部分で薄くなって、着けローラ15の軸方向でのインキ膜の膜厚が不均一となり、インキ膜に濃度差が生じる。そのインキ膜の濃度差が印刷物に現れるため、上記図柄Aにゴーストと称される濃度差が生じるという問題があった。
また、上記の輪転式印刷機においては、印刷物によって版胴を径の異なる版胴と取換えることが行なわれるが、その版胴の交換に際して、新しい版胴が複数の着けローラおよび圧胴のそれぞれと接触するように調整する必要があるため、接触圧の調整に手間がかかるという問題もあった。
この発明の課題は、ゴーストのない良好な印刷物を得ることができ、版胴の交換時における接触圧の調整も容易に行なうことができるようにした輪転式凸版印刷機を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、インキつぼに盛られたインキをつぼローラから移しローラに渡し、その移しローラから複数のローラ列に受渡しを行なってインキを練り伸ばし、そのインキを版胴と接する最終の着けローラから版胴の外周に装着された凸版に転移させて、前記版胴と圧胴間に挿通された連続紙に印刷を施すようにした輪転式凸版印刷機のインキ供給装置において、前記着けローラを1本とし、その着けローラの外径を前記版胴の外径を超える大きさとし、前記着けローラの外周に複数のインキ供給ローラを接触させた構成を採用したのである。
上記のように、着けローラの外径を版胴の外径より大きくすることにより、その着けローラの外周に複数のインキ供給ローラを接触させることができる。このため、着けローラの外周のインキ膜が版胴上の凸版に転移して、着けローラの外周のインキ膜にゴーストが形成されても、複数のインキ供給ローラからそのゴーストを無くすことのできる充分なインキを着けローラに供給することができ、着けローラの外周に軸方向の全長にわたって均一膜厚のインキ膜を形成することができる。その結果、ゴーストのない良好の印刷物を得ることができる。
ここで、インキ供給ローラをメッキ膜を外周に有するメッキローラとし、そのインキ供給ローラを軸方向に一定ストローク往復動されるオシレーションローラとすることによって、着けローラの外周のインキ膜を周方向および軸方向に練り伸ばすことができ、着けローラの外周のインキ膜の均一化をより向上させることができる。
上記のように、この発明においては、着けローラの外径を版胴の外径より大きくしたことによって、その着けローラの外周に複数のインキ供給ローラを接触させることができ、複数のインキ供給ローラのそれぞれから着けローラに充分なインキを供給することができる。このため、着けローラの外周のインキ膜が凸版にとられて、そのインキ膜にゴーストが形成されても、複数のインキ供給ローラのそれぞれから供給されるインキによってゴーストを確実になくすことができ、着けローラの外周に均一な膜厚のインキ膜を形成することができる。したがって、ゴーストのない良好な印刷物を得ることができる。
また、着けローラを1本としたことにより、版胴が径の異なる版胴に交換されても、その交換用の版胴は、着けローラと圧胴に接触させるだけでよいため、従来のように、交換後の版胴を複数の着けローラと圧胴のそれぞれに接触させる場合に比較して、調整作業も容易である。
この発明に係る輪転式凸版印刷機のインキ供給装置の実施の形態を示す概略図 従来の輪転式凸版印刷機のインキ供給装置の概略図 印刷物の一例を示す正面図
以下、この発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。なお、図1では、図2に示す従来の輪転式凸版印刷機のインキ供給装置と同様に、インキつぼに盛られたインキをつぼローラから移しローラを介してローラ列1に供給するようにしているが、図1では、図2に示すインキつぼ10、つぼローラ11および移しローラ12を省略している。
ローラ列1に供給されるインキは、そのローラ列1を形成する複数のローラにより順次練り伸ばされてインキ供給ローラ2から最終の着けローラ3に供給される。また、着けローラ3はゴムローラからなる。この着けローラ3の外周に供給されたインキは、版胴4の外周に装着された凸版5に供給され、その凸版5から版胴4と圧胴6間に挿通される連続紙Sに転写される。そのインキの転写により連続紙Sには所定図柄が連続して印刷される。
着けローラ3は、1本とされている。この着けローラ3の外径は版胴4の外径を超える大きさとされている。着けローラ3にインキを供給する上記のインキ供給ローラ2は複数とされ、その複数のインキ供給ローラ2のそれぞれは、外周にメッキ膜を有するメッキローラからなっている。この複数のインキ供給ローラ2のそれぞれは、一方向に回転しつつ軸方向に一定ストローク往復動して、着けローラ3の外周にインキを供給する。その供給されたインキは、上記インキ供給ローラ2の回転と軸方向への移動により、周方向および軸方向に練り伸ばされて膜厚の均一化が図られ、着けローラ3の外周に全体にわたって均一な膜厚のインキ膜が形成される。
上記のように、着けローラ3の外径を版胴4の外径より大きくすることにより、その着けローラ3の外周に複数のインキ供給ローラ2を接触させることができる。このため、着けローラ3の外周のインキ膜が版胴4上の凸版5に転移して、着けローラ3の外周のインキ膜にゴーストが形成されても、複数のインキ供給ローラ2からそのゴーストを無くすことのできる充分な量のインキを着けローラ3に供給することができ、着けローラ3の外周に軸方向の全長にわたって均一膜厚のインキ膜を形成することができる。
また、着けローラ3を1本としたことにより、版胴4が径の異なる版胴4に交換されても、その交換用の版胴4は、着けローラ3と圧胴6の2点に接触させるだけでよいため、着けローラ3および圧胴6に対する版胴4の接触圧の調整作業も容易に行なうことができる。
1 ローラ列
2 インキ供給ローラ
3 着けローラ
4 版胴
5 凸版
6 圧胴

Claims (2)

  1. インキつぼに盛られたインキをつぼローラから移しローラに渡し、その移しローラから複数のローラ列に受渡しを行なってインキを練り伸ばし、そのインキを版胴と接する最終の着けローラから版胴の外周に装着された凸版に転移させて、前記版胴と圧胴間に挿通された連続紙に印刷を施すようにした輪転式凸版印刷機のインキ供給装置において、
    前記着けローラを1本とし、その着けローラの外径を前記版胴の外径を超える大きさとし、前記着けローラの外周に複数のインキ供給ローラを接触させたことを特徴とする輪転式凸版印刷機のインキ供給装置。
  2. 前記インキ供給ローラがメッキ膜を外周に有するメッキローラからなり、そのインキ供給ローラを軸方向に一定ストローク往復動させるようにした請求項1に記載の輪転式凸版印刷機のインキ供給装置。
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