JP2015047767A - 印刷ユニットのインキ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ供給装置に高価なアニロックスローラを使用することなく、円筒部にメッシュが形成された中空の円筒状シリンダーとゴムローラとドクターローラとを使用することによりインキ供給装置を安価に構成できる印刷ユニットのインキ供給装置を提供する。
【解決手段】本発明は、印刷ユニットのインキ供給装置11において、インキ供給装置11は、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダー12と、該中空の円筒状シリンダー12に対接するインキ付与ローラ13と、該インキ付与ローラ13に対向して配置され該インキ付与ローラ13上のインキ膜厚を規制するドクターローラ14と、を備え、中空の円筒状シリンダー12の円筒部にはメッシュ12aが形成され、メッシュ12aの開孔部Pを通じてインキ付与ローラ13上にインキを押し出すスキージ15が中空の円筒状シリンダー12の内部に支持されている印刷ユニットのインキ供給装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷ユニットのインキ供給装置に関し、更に詳しくは、インキ供給装置に、安価で汎用性のあるインキ供給装置に関する。
現在、印刷装置としては、その印刷ユニットの構造原理として、フレキソ印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等、種々のものが開発されている。
そして、印刷ユニットのインキの供給装置の形態においても、インキローラ、アニロックスローラ等、種々のものが採用されている。
このインキ供給装置の一例として、例えば、特許文献1(インキ供給装置及びフレキソ印刷機)に開示のものが提案されている。
この特許文献1のフレキソ印刷機は、インキ供給装置として独立したアニロックスローラを採用するものであり、概略、以下のような構造を有する。
すなわち、インキを蓄えるインキ壺にローラ面を臨ませて回転することによりインキを供給するアニロックスローラと、アニロックスローラのセル(凹部)以外のローラ面へ塗布するインキを掻き落とす第1のインキブレードとインキ壺よりアニロックスローラの回転方向下流側に設けられ、該ローラ面に塗布された余剰インキを掻き取る第2のインキブレードとを具備したインキ供給装置、及びこのインキ供給装置から版胴へインキが供給されて形成されたインキ像を、版胴と圧胴との間に搬送された被印刷媒体へ印刷するフレキソ印刷機、が開示されている。
また、一方では、印刷と同時にインキを供給する印刷装置があり、例えば、特許文献2(スクリーン印刷装置)に開示のものが提案されている。
この特許文献2に開示のものは、ロータリースクリーンを採用するものであり、概略、以下のような構造を備えたものである。
すなわち、外周面に版孔が形成されたロータリースクリーンと、これに対峙する圧胴と、ロータリースクリーン内に延びるインキ供給管を介して供給されるインキをロータリースクリーンの内周面側に案内するスキージとを備え、ロータリースクリーンと圧胴との間に印刷用紙を通過させて印刷用紙に印刷を行なうスクリーン印刷装置において、スキージの近傍に、少なくとも一つのドクターを並設してドクターによって版孔にインキを予備的に供給可能としたものである。
特開2005−231075号公報 特開2003−191434号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたインキ供給装置は、供給装置自体としては独立したものではあるが、それに用いられるアニロックスローラが、金属製のシリンダーの周面にレーザー彫刻などにより、同じ大きさ、同じ深さのセル(凹部)が一定の密度で刻設されたローラであり、アニロックスローラのセル(凹部)に塗布されたインキが版胴(凸版)に転移して印刷されるようになっている。
このアニロックスローラは、常に安定した量のインキを付与することが可能であり有用なものであるが、一方では、アニロックスローラの周面の加工は、精密性を要し加工コストも嵩むため、結果的に装置自体が極めて高価な部品となる。
また、ロットを異にして、被印刷媒体に塗布されるインキ厚を変更したい場合には、セル(凹部)の深さや密度の異なる別のアニロックスローラに交換する必要がある。
このような事情により、アニロックスローラを使用するインキ供給装置は高価なものになる上、付与インキの量を加減しづらく、融通性の点おいて劣るという問題がある。
また、上述した特許文献2に開示されたスクリーン印刷装置に用いられるロータリースクリーンは、付与するインキ量の調整は可能であるが、版孔からインキを押し出して同時に印刷するという作用を行うため、インキ供給機能部と印刷機能部とが同一装置として兼備されたものとなっている。
そのため、両機能部の各々が独立したものではないから、一方が故障すると必然的に他方も駄目になるという問題がある。
当然にインキ供給装置としては高価なものになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、インキ供給装置として付与するインキ量の調整も可能で、印刷機能部とは独立しており、しかも低コストで汎用性のある印刷ユニットのインキ供給装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、従来のロータリースクリーンの印刷ユニットの印刷機能部を除き、アニロックスローラのようにインキ供給の機能のみに特化することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、(1)、印刷ユニットのインキ供給装置において、前記インキ供給装置は、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダーと、該中空の円筒状シリンダーに対接するインキ付与ローラと、該インキ付与ローラに対向して配置され該インキ付与ローラ上のインキ膜厚を規制するドクターローラと、を備え、前記中空の円筒状シリンダーの円筒部にはメッシュが形成され、前記メッシュの開孔部を通じてインキ付与ローラ上にインキを押し出すスキージが前記中空の円筒状シリンダーの内部に支持されている印刷ユニットのインキ供給装置に存する。
本発明は、(2)、前記印刷ユニットが、オフセット印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴がブランケット胴に対接し、該ブランケット胴が圧胴に対接し、ブランケット胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものである上記(1)記載の印刷ユニットのインキ供給装置に存する。
本発明は、(3)、前記印刷ユニットが、フレキソ印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものである上記(1)記載の印刷ユニットのインキ供給装置に存する。
本発明は、(4)、前記印刷ユニットが、グラビア印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものである上記(1)記載の印刷ユニットのインキ供給装置に存する。
本発明は、(5)、前記印刷ユニットが、凸版印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものである上記(1)記載の印刷ユニットのインキ供給装置に存する。
印刷ユニットのインキ供給装置は、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダーと、該中空の円筒状シリンダーに対接するインキ付与ローラと、該インキ付与ローラに対向して配置され該インキ付与ローラ上のインキ膜厚を規制するドクターローラと、を備え、前記中空の円筒状シリンダーの円筒部にはメッシュが形成され、前記メッシュの開孔部を通じてインキ付与ローラ上にインキを押し出すスキージが前記中空の円筒状シリンダーの内部に支持されているので、インキ供給装置単独で、インキ付与ローラを介して、版胴、ブランケット胴、等に均一にインキを供給でき、種々の印刷ユニットに適用できるため極めて汎用性に優れている。
公知のスクリーン印刷装置のロータリーンスクリーンのように、底のある版孔を形成する必要はないことから、製造が簡単でコスト低減となる。
また一方では、供給するインキ量の変更が必要な場合でも、容易にインキ供給量を変更することが可能である。
また、このような円筒状シリンダーを使う限り、印刷機能とは、別体でインキ供給機能を発揮できるので、印刷機能が故障してもその影響を受けることはない。
インキ供給装置の下方に配置し、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴がブランケット胴に対接し、該ブランケット胴が圧胴に対接し、ブランケット胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることにより、オフセット印刷ユニットとして適用可能である。
インキ供給装置の下方に配置され、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることにより、フレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニット、及び凸版印刷ユニットとして適用可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインキ供給装置を含むオフセット印刷ユニットの概略正面図である。 図2は、図1に示すインキ供給装置を含むオフセット印刷ユニットの概略拡大正面図である。 図3は、図2に示すインキ供給装置を含むオフセット印刷ユニットの概略拡大斜視図である。 図4は、本発明の第2または第3の実施形態に係るインキ供給装置を含むフレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニットまたは凸版印刷ユニットの概略正面図である。 図5は、図4に示すインキ供給装置を含むフレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニットまたは凸版印刷ユニットの概略拡大正面図である。 図6は、図5に示すインキ供給装置を含むフレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニットまたは凸版印刷ユニットの概略拡大斜視図である。
本発明における印刷ユニットのインキ供給装置は、単独でそのインキ付与ローラの部分を介して、ブランケット胴や版胴にインキを均一に供給する機能を有するので、オフセット印刷ユニット、フレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニット、凸版印刷ユニット等の種々のタイプの印刷ユニットに適用可能で極めて汎用性の高いものである。
以下、必要応じて図面を参照しつつ、発明の好適な実施の形態について述べる。
なお、図面中、同一要素には、同一符号を付すこととし、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。
また寸法比率は、図示の比率に限られるものではない。
また図によっては省略をした部分もあり、例えば図2の中空状態シリンダーの内部構造は図1をより具体的にしたものである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るインキ供給装置11を含むオフセット印刷ユニット21について、図1〜3に基づいて、以下に説明する。
本発明のインキ供給装置は、オフセット印刷ユニットにおける従来のインキローラの代わりをするものである。
図1に示すように、インキ供給装置11を含むオフセット印刷ユニット21は、後述するインキ供給装置11の下方に、版胴22とブランケット胴23と圧胴24とが、それぞれ順次、対接して配置されている。
また、通常、圧胴24の左右には、渡し胴25が対接して配置されており、渡し胴25と圧胴との間から供給された被印刷体は、該ブランケット胴と圧胴の間で印刷され、また、渡し胴25と圧胴との間から供出される。
図2、3に示すように、版胴22の上方には、本発明のインキ供給装置11が配置されており、独立したインキ供給機能を発揮する。
インキ供給装置11は、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダーと、該中空の円筒状シリンダーに対接するインキ付与ローラ(例えばゴムローラ)と、該インキ付与ローラに対向して配置され該第インキ付与ローラ上のインキ膜厚を規制するドクターローラとを備えている。
そして、図3に示すように、中空の円筒状シリンダー12の円筒部には多数の細かい開孔部Pを有するメッシュ12aが形成され、このメッシュ12aの開孔部Pを通じてインキ付与ローラ上にインキ16を押し出すスキージ15が、中空の円筒状シリンダー12の円筒部内に支持軸15aによって支持されている。
ここで、メッシュ12aとしては、従来のロータリーンスクリーンのような有底の版孔ではなく、インキを所定量、しかも均等に外に押し出して通過させることができるような開孔部が形成され、しかも均等に設けられていることが重要である。
何故なら、インキはインキ付与ローラ上に転移された場合に、該インキ付与ローラの表面に均一に付与される必要があるからである。
因みに、従来のロータリーンスクリーン印刷であると、その特質上、印刷機能とインキ付与機能を兼ねているため、開孔部は均一であってはならない。
また本発明においては、円筒状シリンダー12からインキ付与ローラの表面にインキを転移させた場合に、その表面にメッシュ12aによるインキ付与痕が残る。
したがって、これを解消してインキ付与ローラの表面に均一なインキ層を形成するためにドクターローラが使用される。
このオフセット印刷ユニット21においては、インキ付与ローラは版胴22に対接し、該版胴22はブランケット胴23に対接し、更に、ブランケット胴23は圧胴24に対接している。
そして、図2に示すように、中空の円筒状シリンダー12の円筒部内には、インキ16を収容するインキ容器17が設けられている。
また、被印刷媒体18は、ブランケット胴23と圧胴24との間を通過して、その表面にブランケット胴23からの転写が行われる。
次に、インキ供給装置11によるブランケット胴23へのインキ16の供給流れについて説明する。
ここで中空の円筒状シリンダー12、インキ付与ローラ13、ドクターローラ14、及び、版胴22、ブランケット胴23、圧胴24、渡し胴25は、それぞれ対接あるいは対向するものに対して、同一の周速度で反対方向に回転する。
すなわち、それぞれ対接あるいは対向するもの同士は同期して転動するものであるが、その手段は例えば歯車の歯合等により行う。
さて図2に示すように、まずインキ容器17内のインキ16が、中空の円筒状シリンダー12の円筒部の内面に供給され、中空の円筒状シリンダー12が回転すると、スキージ15によって、中空の円筒状シリンダー12の円筒部のメッシュ12aの開孔部を通じてインキ16がその外に押し出される。
この押し出されたインキ16は、インキ付与ローラ13上に転移する。
そして、インキ付与ローラ13に対向して配置されたドクターローラ14によって、インキ付与ローラの表面のインキ膜厚が規制される。
さらに、ドクターローラ14によってインキ膜厚が規制されたインキ付与ローラ上のインキ16は、更に版胴22へと転移し、その上にインキ像16aが形成される。
続いて、版胴22上に形成されたインキ像16aは、更にブランケット胴23上に転移される。
さらに、ブランケット胴23と圧胴24間に供給される被印刷媒体18へブランケット胴23上のインキ像16aが、例えば「柄」として印刷される。
そして印刷された後は、渡し胴25と圧胴との間から供出される。
上述したように、本発明において、インキ16は、中空の円筒状シリンダー12からメッシュ12aの開孔部を通じて押し出され、インキ付与ローラ上に転移するが、メッシュ12aの開孔部は円筒状シリンダー12に均等に形成されているので、インキ16もインキ付与ローラ13上に均一に付与される。
そして、念を押すように、インキ付与ローラ13に対向して配置されたドクターローラ14によって、インキ付与ローラ13上のインキ膜厚がより均一に規制される。
上述したようにインキ付与ローラ13の表面のインキ付与痕は、確実に解消される。
この円筒状シリンダー12によるインキ供給においては、中空の円筒状シリンダー自体が、単にメッシュ12aが形成されているのみで、公知のスクリーン印刷装置のロータリーンスクリーンのように、有底の版孔を形成する必要はないことから、製造が簡単でコスト低減となる。
また一方では、供給するインキ量の変更が必要な場合でも、容易にインキ供給量を変更することが可能である。
また、このような円筒状シリンダーを使う限り、印刷機能とは、別体でインキ供給機能を発揮できるので、印刷機能が故障しても影響をうけることはない。
また、厚膜での印刷をも可能にすることから、機能性インキなどの厚膜印刷が要求される分野にも貢献することができ、孔版でのインキ供給とキスタッチ(低印圧での印刷)での各版胴へのインキ転移を行えばマイクロカプセルなど易損性の高い機能性インキにも対応できるなど応用範囲を広げることができる。
なお、図示はしないが、4色のインキ色であるシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックのそれぞれに対応した4組のオフセット印刷ユニット21を、渡し胴25を介して被印刷媒体18の走行方向に沿って並設して印刷装置とすることができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態に係るフレキソ印刷ユニット31について、図4〜図6に基づいて、以下に説明する。
本発明のインキ供給装置は、フレキソ印刷ユニットにおける従来のアニロックスローラの代わりをするものである。
ここで、図4に示すように、インキ供給装置11の下方に版胴32と圧胴34とが下方にそれぞれ対接して、配置されており、該圧胴34の左右には渡し胴35が対接して配置されている。
渡し胴35と圧胴34との間から供給された被印刷体は、該版胴32と圧胴34の間で印刷され、また渡し胴35と圧胴34との間から供出される。
インキ供給装置は、第1の実施形態で述べたように、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダー12と、中空の円筒状シリンダー12に対接するインキ付与ローラ13と、該インキ付与ローラ13に対向して配置されインキ付与ローラ13上のインキ膜厚を規制するドクターローラ14とを備えているものである。
また第1の実施形態と同じように、このフレキソ印刷ユニット31としては、インキ供給装置11円筒状シリンダー12が簡単に製造できるためコストが低減される。
また供給するインキ量の変更が必要な場合でも容易にインキ供給量を変更することが可能であり、更にまた、印刷機能とは、別体でインキ供給機能を発揮できるので一方が故障しても他方に影響しない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るグラビア印刷ユニット41について以下に説明する。
本発明のインキ供給装置11は、グラビア印刷ユニットにおける従来のインキ容器とインキローラの代わりをするものである。
ここで、図4に示すように、インキ供給装置11の下方に版胴42と圧胴44とが下方にそれぞれ対接して、配置されており、該圧胴44の左右には渡し胴45が対接して配置されている。
渡し胴45と圧胴44の間から供給された被印刷体は、該版胴42と圧胴44の間で印刷され、また、渡し胴45と圧胴44との間から供出される。
インキ供給装置は、第1の実施形態で述べたように、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダー12と、中空の円筒状シリンダー12に対接するインキ付与ローラと、該インキ付与ローラに対向して配置されインキ付与ローラ上のインキ膜厚を規制するドクターローラ14とを備えているものである。
また第1の実施形態と同じように、グラビア印刷ユニット41としては、インキ供給装置11の円筒状シリンダー12が簡単に製造できるためコストが低減される。
また供給するインキ量の変更が必要な場合でも容易にインキ供給量を変更することが可能であり、更にまた、印刷機能とは、別体でインキ供給機能を発揮できるので一方が故障しても他方に影響しない。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態に係る凸版印刷ユニット51について以下に説明する。
本発明のインキ供給装置11は、凸版印刷ユニットにおける従来のインキ容器とインキローラの代わりをするものである。
インキ供給装置11の下方に版胴52と圧胴54とが下方にそれぞれ対接して、配置されており、該圧胴54の左右には渡し胴55が対接して配置されている。
そして渡し胴55と圧胴54の間から供給された被印刷体は、該版胴52と圧胴54の間で印刷され、また、渡し胴55と圧胴54との間から供出される。
この凸版印刷ユニット51は、グラビア印刷ユニット41が版胴42の凹部にインキを付与するのに比べ、版胴52の凸部にインキを付与する点で異なるものであるが、いずれもインキ供給装置11により付与できるものである。
従って、その利点としても、上述のグラビア印刷ユニット41と同じような効果を奏する。
以上、本発明を実施の形態を挙げて説明したが、本発明は、これらの実施の形態にのみ限定されることなく、種々の変形例が可能である。
例えば、オフセット印刷において、水有り版の場合には、湿し水を与えるための水ローラ等を備えたり、或いは、グラビア印刷において、版胴に接するドクターブレード等を備えたりすることは、当然可能であり、必要に応じて従来の機構装置を加えることもできる。
また例えば、ブランケット胴は、複数使ってもよく、渡り胴の数も限定されない。
また、インキ付与ローラにおいてもインキが円筒状シリンダーから転移されるものであれば、ゴムローラに限らず採用可能である。
本発明のインキ供給装置は、インキ供給装置として付与するインキ量の調整も可能で、印刷機能部とは独立しており、しかも低コストで汎用性のあるものであり、単独でそのインキ付与ローラの部分を介して、ブランケット胴や版胴にインキを均一に供給する機能を有するので、オフセット印刷ユニット、フレキソ印刷ユニット、グラビア印刷ユニット、凸版印刷ユニット等の種々のタイプの印刷ユニットに適用可能であるばかりか、それ以外のインキ供給装置としても適用可能である。
11…インキ供給装置
12…中空の円筒状シリンダー
12a…メッシュ
13…インキ付与ローラ
14…ドクターローラ
15…スキージ
15a…支持軸
16…インキ
16a…インキ像
17…インキ容器
18…被印刷媒体
21…オフセット印刷ユニット
22…版胴
23…ブランケット胴
24…圧胴
25…渡し胴
31…フレキソ印刷ユニット
32…版胴
34…圧胴
35…渡し胴
41…グラビア印刷ユニット
42…版胴
44…圧胴
45…渡し胴
51…凸版印刷ユニット
52…版胴
54…圧胴
55…渡し胴
P…開孔部

Claims (5)

  1. 印刷ユニットのインキ供給装置において、前記インキ供給装置は、回転可能に支持される中空の円筒状シリンダーと、該中空の円筒状シリンダーに対接するインキ付与ローラと、該インキ付与ローラに対向して配置され該第インキ付与ローラ上のインキ膜厚を規制するドクターローラと、を備え、前記中空の円筒状シリンダーの円筒部にはメッシュが形成され、前記メッシュの開孔部を通じてインキ付与ローラ上にインキを押し出すスキージが前記中空の円筒状シリンダーの内部に支持されていることを特徴とする印刷ユニットのインキ供給装置。
  2. 前記印刷ユニットが、オフセット印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴がブランケット胴に対接し、該ブランケット胴が圧胴に対接し、ブランケット胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることを特徴とする請求項1記載の印刷ユニットのインキ供給装置。
  3. 前記印刷ユニットが、フレキソ印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることを特徴とする請求項1記載の印刷ユニットのインキ供給装置。
  4. 前記印刷ユニットが、グラビア印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることを特徴とする請求項1記載の印刷ユニットのインキ供給装置。
  5. 前記印刷ユニットが、凸版印刷ユニットであって、インキ付与ローラが版胴に対接し、該版胴が圧胴に対接し、版胴と圧胴の間で被印刷体が印刷されるものであることを特徴とする請求項1記載の印刷ユニットのインキ供給装置。

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