JP4184555B2 - レインボー印刷可能なフレキソ印刷方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキソ印刷を用いて各種の印刷媒体にレインボー印刷を行うことのできるレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、印刷技術の1つとして、印刷用紙を複数の色で刷り分けて、隣り合った色間をにじませることで虹色のように表現する方法があり、通常このような虹色に表現した印刷をレインボー印刷と呼んでおり、このレインボー印刷を施した印刷物は、再現が困難であるため偽造防止の目的に使用することが多い。
このレインボー印刷の手法は、印刷機のインキ壷内に堰を備えることで、この堰で仕切られた区画部分に色相の異なるインキを混ざらない状態で設ける必要があるため、通常ローラー表面に凹凸のないオフセット印刷機に使用するのに適している。
【0003】
したがって、フレキソ印刷のようにインキの粘度が低くインキ壷内に堰を設けただけでは、アニロックスロールを伝わってインキ同士が混じり合ってしまう可能性の高い印刷方式では、元のインキ同士が変色してしまうためレインボー印刷を施した印刷物を作成することが非常に困難である。
また、インキがアニロックスロールを伝わって混じり合わないようにするために、アニロックスロールの表面付近にインキをせき止めるための物理的障害手段を設けた場合には、アニロックスロールの表面の刻み目が擦り減ってしまう恐れがあり、アニロックスロールの適正な維持管理ができなくなる問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、各種の印刷媒体にレインボー印刷を用いた偽造防止技術を広く活用することができるようにするために、従来アニロックスロールを伝わってインキ同士が混じり合ってしまう等の支障があるためにレインボー印刷には適さないフレキソ印刷方式でもレインボー印刷の手法を用いることができるレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法は、レインボー印刷を行うことを可能にしたフレキソ印刷方法であって、複数のインキ壷に色相の異なるインキをそれぞれ備え、前記インキ壷毎にインキ転移量の濃度が変化するように設定させたアニロックスロールをそれぞれ設け、前記インキ壷毎のインキを各々のアニロックスロールに転移させ、次に1つの版胴に各々のアニロックスロールからのインキが混ざり合う状態で転移させた後に印刷用紙に印刷を行うことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のフレキソ印刷方法を用いた印刷ユニットの断面概略図、図2は、本発明のフレキソ印刷方法を用いた印刷ユニットの斜視図、図3は、インキ転移量の濃度が変化するように設定させた2種類のアニロックスロールの斜視図である。
【0007】
以下、本発明のレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の方法では複数のインキ壷1a,1bを設け、このそれぞれのインキ壷1a,1bの中に色相の異なるインキ2a,2bを入れて準備しておく。
そして、各々のインキ壷1a,1bには、それぞれファウンテンロール3a,3bが別々に備えられていて、各々のインキ壷1a,1b内に入れた各々のインキ2a,2bを一時的にファウンテンロール3a,3bに転移させる。
また、前記各々のファウンテンロール3a,3bには、インキ転移量の濃度が変化するように設定させたアニロックスロール4a,4bがそれぞれ設けられ、色相の異なるインキ2a,2bを各々のファウンテンロール3a,3bから各々のアニロックスロール4a,4bに対してそれぞれ転移させる。
【0008】
アニロックスロール4a,4bは、クロムやセラミックスでメッキ、コートされたシリンダーの表面にセルと呼ばれる小さな穴が多数形成されているもので、セルの中にインキを入れることで転移し、その後に版胴5の版の表面に転移させるものである。
そして、各々のアニロックスロール4a,4bには、前記アニロックスロール4a,4bに転移した各々のインキ2a,2bを転移させるための共通で使用する1つの版胴5が設けられている。
従って、版胴5に対しては、各々のアニロックスロール4a,4bから色相の異なるインキ2a,2bが転移されるようになっている。
【0009】
また、各々のアニロックスロール4a,4bには、アニロックスロール4a,4bの表面に付き過ぎたインキをかき落とし、常に安定した量のインキが版胴5に供給されるように調整するためのドクターブレード9a,9bが設けられている。
このドクターブレード9a,9bの代わりに、ドクターロールと呼ばれるゴムロールを設けてアニロックスロール4a,4bの表面に付き過ぎたインキを調整するようにしてもよい。
また、上記したツーロール方式の場合、ドクターブレード9a,9bやドクターロール等は、ファウンテンロール3a,3bによりアニロックスロール4a,4bの表面のインキを調整するので必ずしも設けなくてもよいものである。
【0010】
また、版胴5には、ゴム版6が貼り付けられていて、各々のインキ2a,2bはゴム版6上に転移されるものである。
版胴5の外周付近には、印刷時に印刷用紙8を版胴5のゴム版6に押し付けるための圧胴7が備えられていて、版胴5と圧胴7とを回転させながら印刷用紙8を挟み込んで印刷用紙8に印刷を行う。
【0011】
尚、フレキソ印刷の方式としては、ドクターブレード方式やツーロール方式等が公知技術であるが、上記のようにアニロックスロール4a,4bとインキ壷1a,1bとの間にファウンテンロール3a,3bを設けるツーロール方式に限らず、ファウンテンロール3a,3bを設けずにアニロックスロール4a,4bを直接インキ壷1a,1bのインキ2a,2bに浸して、ドクターブレード9a,9bによりアニロックスロール4a,4bの表面に付き過ぎたインキをかき落とし常に安定した量のインキが版胴5に供給されるように調整するドクターブレード方式を、本発明に用いてもよい。
いずれにしても、本発明では、1つの版胴5に対して別々にインキを供給するアニロックスロール4a,4bを備え、また各々のアニロックスロール4a,4bに対して色相の異なるインキ2a,2bを供給するために設けた色相の異なるインキ2a,2bを入れた複数のインキ壷1a,1bを備えたものである。
【0012】
各々のアニロックスロール4a,4bは、図3(a),(b)に示すように、インキ転移量の濃度が変化するようにアニロックスロール4a,4bの表面が調整されている。
ツーロール方式の場合、アニロックスロール4a,4bのインキ転移量の濃度は、アニロックスロール4a,4bの彫刻線数、セルの深さ及び形状で調整したり、その他にファウンテンロール3a,3bとアニロックスロール4a,4bの間のニップ圧の強弱でインキ供給量を制御するものである。
そして、それぞれのアニロックスロール4a,4bから1つの共通で使用する版胴5に対して、インキ転移量の濃度が異なる状態で転移するようにアニロックスロール4a,4bと版胴5との間で調整されている。
このインキ転移量の濃度の調整は、例えば、図3(a)に示す一方のアニロックスロール4aにおいては、向かって左側から右側方向に対してセル10と呼ばれる小さな穴を次第に小さく設けるようにしてあり、また、図3(b)に示す他方のアニロックスロール4bには、上記のアニロックスロール4aのセル10の穴とは逆に、向かって右側から左側方向に対してセル10の穴が次第に小さく設けるようにしてある。
【0013】
アニロックスロール4a,4bのセル10の穴の形状及び容積により、セル10を小さく設けるほど、ファウンテンロール3a,3bからアニロックスロール4a,4bへのインキの供給量が少なくなるため、従って各々のアニロックスロール4a,4bの表面においてインキ転移量の濃度が変化が生じ、これにより各々のアニロックスロール4a,4bから共通で使用する1つの版胴5にインキを転移させた場合に、版胴5のゴム版6へのインキ供給において、インキ転移量の濃度変化を持たせた状態でインキを転移することができる。
【0014】
しかも、各々のアニロックスロール4a,4bにおいては、アニロックスロール4aのインキ転移量の濃度変化の濃い部分と薄い部分とが逆転させた位置になるように設けているので、版胴5のゴム版6へ各々のアニロックスロール4a,4bからそれぞれ色相の異なるインキ2a,2bを転移した場合に、版胴5のゴム版6上において、色相の異なるインキ2a,2bどうしが適度な濃度で混ざり合い、版胴5のゴム版6上に2つの色相の異なるインキの中間色を有する領域を設けることができる。
【0015】
そして、1つの版胴5のゴム版6上に、各々のアニロックスロール4a,4bから転移させた2つの色相の異なるインキ2a,2bを混ぜ合わせて中間色を有する領域を設けた状態で、版胴5と圧胴7とを回転させながら印刷用紙8を挟み込んで印刷用紙8に印刷を行う。
印刷された印刷用紙8には、版胴5の色相の異なるインキ2a,2bを混ぜ合わせて中間色を有する領域部分のインキを転移させた印刷用紙8の領域において、隣り合った2つの色相の異なるインキ2a,2bの色間で虹色のようににじませた表示を施すことができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法によれば、レインボー印刷の方式をフレキソ印刷を用いてもアニロックスロールを伝わってインキ同士が混じり合ってしまう等の支障がないので、従来オフセット印刷でしか使われていなかったレインボー印刷の手法をフレキソ印刷でも用いることができるため、各種の印刷媒体にレインボー印刷を用いた偽造防止技術を広く活用することが可能となった。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキソ印刷方法を用いた印刷ユニットの断面概略図である。
【図2】本発明のフレキソ印刷方法を用いた印刷ユニットの斜視図である。
【図3】インキ転移量の濃度が変化するように設定させた2種類のアニロックスロールの斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b インキ壷
2a,2b インキ
3a,3b ファウンテンロール
4a,4b アニロックスロール
5 版胴
6 ゴム版
7 圧胴
8 印刷用紙
9a,9b ドクターブレード
10 セル

Claims (1)

  1. レインボー印刷を行うことを可能にしたフレキソ印刷方法であって、複数のインキ壷に色相の異なるインキをそれぞれ備え、前記インキ壷毎にインキ転移量の濃度が変化するように設定させたアニロックスロールをそれぞれ設け、前記インキ壷毎のインキを各々のアニロックスロールに転移させ、次に1つの版胴に各々のアニロックスロールからのインキが混ざり合う状態で転移させた後に印刷用紙に印刷を行うことを特徴とするレインボー印刷可能なフレキソ印刷方法。
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