JP3620704B2 - モータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に係る、回転体であるロータを有するモータの、前記ロータが有する質量分布の回転軸に対する非対称性を修正するダイナミックバランス修正方法を、図9を用いて以下に説明する。
図9は、従来技術に係るモータ(900)の断面図である。
【0003】
図9において、高速で回転するモータ(900)のロータ(902)のダイナミックバランスは、界磁マグネット(2)を内包する中空円筒状のロータケース(3)またはロータ(902)に設けたバランスリング(4)の一部をドリルで削り取るか、重り(不図示)を接着するなどの方法により修正していた。
【0004】
界磁マグネット(2)を内包するロータ(902)の場合は、界磁マグネット(2)の偏肉が大きく、質量分布の回転非対称性が無視できないので、ダイナミックバランスの修正は不可欠であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した、ロータケース(3)の一部を削り取る方法では、削り取った部分の強度が弱くなり、ロータ(902)が高速で回転した場合に変形を生じる恐れがあった。
【0006】
また削り取った部分に残留した切り粉がその後遠心力等で剥がれ、バランスが悪化したり、剥がれた切り粉がロータ(902)に内包された界磁マグネット(2)とステータ(901)の電機子コイル(1)が巻かれたコア(5)の狭い隙間に入り不具合を生じるなどの問題があった。
【0007】
一方、ロータケース(3)と別体の重りを接着する方法では、接着が硬化するまで時間が必要であり、この間に重りが移動しないように生産に特別の配慮が欠かせず、生産に要する工数が増加する課題があった。
【0008】
さらに、高速回転時の遠心力で接着した重りが移動したり剥がれるなどして、バランスが悪化したり、剥がれた重りがロータ(902)とステータ(901)の隙間に入り不具合を生じる等の問題があった。
【0009】
また、これらの方法は、ドリルなど特別の設備を備えたロータ(902)の生産工程でしか修正ができず、後に再修正を要する場合に対応できないなどの問題もあった。。
【0010】
本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、切り粉や重りの脱落が発生することなく、ロータの変形やモータの特性が変化する恐れも無く、生産性および作業性の良好なモータ及びその製造方法を提供することである
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
即ち、請求項1に係る発明は、電機子を有するステータと、前記電機子と対向する界磁マグネットを内包して成るロータケースを有するロータとを備え、前記ロータが前記ステータに対して回転軸を中心に回転するモータであって、
前記ロータケースの外周縁端部に、前記回転軸と直交する方向に延在するつば状の周縁部を形成すると共に、前記周縁部に、貫通孔と、その貫通孔及び前記周縁部の最大外形である外周端部に挟まれた孔縁部とからなるバランス修正部を、周方向に沿って複数設けて成ることを特徴とするモータである。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、電機子を有するステータと、前記電機子と対向する界磁マグネットを内包して成るロータケースを有するロータとを備え、前記ロータが前記ステータに対して回転軸を中心に回転するモータであって、
前記ロータケースの外周縁端部に、半径方向外側に延出する柱状のバランス修正部を、その最大外形が同一の円に内接するよう周方向に沿って複数設けて成ることを特徴とするモータである。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、前記バランス修正部の少なくとも1カ所が欠落している、または、前記バランス修正部の少なくとも1カ所における前記最大外形の径方向位置と、他の前記バランス修正部における前記最大外形の径方向位置とが異なる、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータである。
【0014】
また、本願発明は、手段として次の手順を有する。
即ち、請求項3記載のモータを製造するモータの製造方法であって、
前記バランス修正部の少なくとも1カ所を除去する工程、または、前記バランス修正部の少なくとも1カ所の前記最大外形を径方向に変形する工程を有することを特徴とするモータの製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る実施の形態について図1〜8を参照して順に説明する。尚、説明の便宜上、先に示した構成と同一構成に対しては同一の符号を付して説明する。
【0017】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモータ(100)の断面図である。
【0018】
図1に図示のモータ(100)は、電機子コイル(1)を有するステータ(101)と、このステータ(101)に回転自在に支持されるロータ(102)からなり、ロータ(102)は界磁マグネット(2)とこれを内包するロータケース(3a)とを有している。
【0019】
本実施の形態においては、このロータケース(3a)の周縁部(6a)の一部を例えばペンチのような簡単な工具により外向きに曲げることでダイナミックバランスを修正する。
【0020】
上記のように構成したので、本実施の形態においては、切削に伴う切り粉が発生して不具合を起こしたり、接着剤の硬化を待つ工程を設ける必要がないので、モータ(100)の信頼性を高め、生産性を向上させる効果を奏する。
【0021】
次に本発明の第2の実施の形態(請求項1、請求項3に対応)を、図2および図3を用いて説明する。
【0022】
図2は本実施の形態のモータが具備したロータケース(3b)の断面図および平面図であり、ロータケース(3b)を除く構成は、先に図1に示したモータ(100)と同一である。
【0023】
また図3は図2のロータケース(3b)における周縁部(6b)を模式的にあらわした平面図である。
【0024】
図2において、ロータケース(3b)の周縁部(6b)は、半径方向、反中心側に向かって、すなわちモータの回転軸に対し垂直に伸びる形状として構成されている。
【0025】
その周縁部(6b)は詳細には、図3(A)に図示するように、半径方向、反中心側に伸びる複数のスリット(7)により質量片(変形部 71)に分割され、それぞれの質量片(71)は、その根元の折り曲げ部(72)を介してロータケース(3b)と一体に接続している。
【0026】
ダイナミックバランス修正を行なうには、このスリット(7)に沿って、折り曲げ部(72)を支点として質量片(71)を折り曲げて修正を行なう(図3(B))。
または折り曲げ部(72)で質量片(71)を切り取ることにより、実施してもよい(図3(C))。
【0027】
本実施の形態においては、先に説明した第1の実施の形態と同じく、モータの信頼性を高め、生産性を向上させる効果を奏するとともに、周縁部(6b)が半径方向反中心側に、すなわちモータの回転軸に対して垂直に伸びる構造としているのでモータの薄型化、小型化を促進し、あらかじめスリット(7)が周縁部(6b)に形成されているので折り曲げ作業が容易であり、ダイナミックバランス修正の作業が容易に行なえる効果を有する。
【0028】
また上記の構成としたことにより、ロータケース(3b)のダイナミックバランスを調整しようとする作業者は一方向から、たとえば図3においては紙面に垂直な方向から調整用の治具あるいは手指を差し込んで、上記の調整をすればよく、良好な作業性が実現できる。
上記構成と比較して、例えば円筒形のロータケースの外周面(半径方向外側を向く面)に変形部を設けた構成(不図示)とした場合、治具あるいは手指を様々な方向からロータケースの中心に向かって差し込んで作業をしなければならず、本実施の形態と比較して作業性が劣るものである。
【0029】
次に本発明に係る第3の実施の形態(請求項2、請求項4に対応)を、図4を用いて説明する。
図4は本実施の形態におけるロータケースの周縁部の平面図である。
本実施の形態における他の構成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロータケース(3b)と同一である。
【0030】
図4において、周縁部には複数の貫通孔(8)が形成されており、それぞれの貫通孔(8)の半径方向外側には、外力により容易に変形する貫通孔周縁部(81)が設けられている。
【0031】
ダイナミックバランス修正を行なうには、貫通孔(8)に治具を挿入し、半径方向反中心側に引っ張るなどして、貫通孔周縁部(81)を変形させて行なう。
【0032】
本実施の形態によれば、モータの信頼性を高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進するとともに、貫通孔(8)に治具を引っかけて引っ張る、という単純容易な作業によりダイナミックバランス修正作業が行なえるので、生産性がさらに向上する効果を奏する。
【0033】
次に本発明に係る第4の実施の形態(請求項1、請求項3に対応)を、図5を用いて説明する。
【0034】
図5は本実施の形態におけるロータケースの外縁部の平面図である。
本実施の形態における他の構成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロータケース(3b)と同一である。
【0035】
図5において、周縁部には複数の花びら状のタブ(9)が形成されており、それぞれのタブ(9)は半径方向内側にある折り曲げ部(91)を介してロータケース本体と一体に接続している(図5(A))。
【0036】
ダイナミックバランス修正を行なうには、折り曲げ部(91)を支点としてタブ(9)を折り曲げて修正を行なう(図5(B))。
また、折り曲げ部(91)からタブ(9)を切断して調整を行なってもよい(不図示)。
【0037】
本実施の形態によれば、モータの信頼性を高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進するとともに、半径方向に突出した花びら状のタブ(9)を折り曲げてダイナミックバランス修正作業を行なうので、手指やペンチ等の治具でタブ(9)がつかみやすい構成であり、生産性がさらに向上する効果を奏する。
【0038】
次に本発明に係る第5の実施の形態(請求項1乃至請求項4に対応)を、図6を用いて説明する。
【0039】
図6は本実施の形態におけるロータケースの外縁部の平面図である。
本実施の形態における他の構成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロータケース(3b)と同一である。
【0040】
図6において、周縁部には複数の貫通孔(10)が形成されており、それぞれの貫通孔(10)の半径方向外側には外力により容易に変形しうる貫通孔周縁部(11)が設けられ、またそれそれの貫通孔周縁部(11)はその根元にある折り曲げ部(12)を介してロータケースに一体に接続している。
【0041】
本実施に形態においてダイナミックバランス修正を行なうには3つの方法がある。
第1の方法は、折り曲げ部(12)を支点として貫通孔周縁部(11)を折り曲げて修正を行なう方法であり、第2の方法は、貫通孔(10)に治具を挿入して半径方向外側に引っ張り、貫通孔周縁部(11)を変形させて修正を行なう方法である(図6(B))。さらに第3の方法は貫通孔周縁部(11)の一部あるいは全部を切り取る方法である(不図示)。
上記第1乃至第3の方法はそれぞれ単独で用いてもよいし、個々の個所に対して異なる方法を用いるようにして併用してもよい。
【0042】
本実施の形態によれば、モータの信頼性を高め、生産性を向上させ、モータの薄型化、小型化を促進するとともに、上記の3つの修正方法を単独あるいは併用して用いる事ができるので、修正すべきアンバランスの程度や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選択でき、さらに作業性が向上する。
【0043】
また本実施の形態においては周縁部に貫通孔(10)を設けたので、貫通孔周縁部(11)をロータヨーク本体に連結する折り曲げ部(12)は幅の狭い形状となり、結果として折り曲げやすく、手指でも容易に折り曲げる事が可能となるので、さらに作業性を向上させる効果がある。
【0044】
次に本発明に係る第6の実施の形態(請求項1、請求項3に対応)を、図7を用いて説明する。
【0045】
図7は本実施の形態におけるロータケースの外縁部の平面図である。
本実施の形態における他の構成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロータケース(3b)と同一である。
【0046】
図7において、周縁部にはロータケース本体から半径方向外側へ伸びる複数の柱状の構造である支柱(13)が設けられ、支柱(13)の先端には折り曲げ部(14)を介して周方向に伸びる柱状の構造である歯部(15)が設けられている。
支柱(13)と折り曲げ部(14)と歯部(15)とは全体でL字状の形状をなしてロータケース本体より突出した構造となっている。
【0047】
ダイナミックバランスを修正するには2つの方法があり、第1の方法は折り曲げ部(14)を支点として歯部(15)を径方向外側又は内側に折り曲げる方法であり、これによりプラス、マイナス両方向のバランス修正が可能である(図7(B))。
【0048】
第2の方法は支柱(13)の根元からL字状の形状を折り取る方法である(図7(C))。
【0049】
本実施の形態によれば、モータの信頼性を高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進するとともに、上記の2つの修正方法を単独あるいは併用して用いる事ができるので、修正すべきアンバランスの程度や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選択でき、さらに作業性が向上する。
【0050】
さらに上記第1の修正方法によればプラスマイナス両方向のダイナミックバランス修正が可能であり、微妙かつ正確なバランス修正を行なうことができ、修正後のモータの性能が向上し、修正作業の作業性も向上する効果がある。
【0051】
またL字状の形状の先端にある歯部(15)は、L字の内部にマイナスドライバ等の工具を挿入し回転するなどして容易に折り曲げる事が可能なので、この事からも修正の作業性が向上する。
【0052】
次に本発明に係る第7の実施の形態(請求項1、請求項3に対応)を、図8を用いて説明する。
【0053】
図8は本実施の形態におけるロータケースの外縁部の平面図である。
本実施の形態における他の構成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロータケース(3b)と同一である。
【0054】
図8において、周縁部にはロータケース本体から半径方向反中心側へ伸びる複数の柱状の構造である支柱(16)が設けられ、支柱(16)の先端には折り曲げ部(17)を介して周方向に伸びる柱状の構造である歯部(18)がひとつの支柱(16)当たり2個所、設けられている。
【0055】
支柱(16)と、2個所の折り曲げ部(17)と歯部(18)とは全体でT字状の形状をなしてロータケース本体より突出した構造となっている。
【0056】
ダイナミックバランスを修正するには2つの方法があり、第1の方法は折り曲げ部(17)を支点として歯部(18)を径方向外側又は内側に折り曲げる方法であり、これによりプラス、マイナス両方向のバランス修正が可能である。またひとつの支柱(16)について折り曲げる歯部(18)は二つの内から選択する事が出きる(図8(B))。
【0057】
第2の方法は支柱(16)の根元からT字状の形状を折り取る方法である(不図示)。
【0058】
本実施の形態によれば、モータの信頼性を高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進するとともに、上記の2つの修正方法を単独あるいは併用して用いる事ができるので、修正すべきアンバランスの程度や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選択でき、さらに作業性が向上する。
【0059】
さらに上記第1の修正方法によればプラスマイナス両方向のダイナミックバランス修正が可能であり、微妙かつ正確なバランス修正を行なうことができ、修正後のモータの性能が向上し、修正作業の作業性も向上する効果がある。
【0060】
またT字状の形状の先端にある歯部(15)は、T字構造の内部にマイナスドライバ等の工具を挿入し回転するなどして容易に折り曲げる事が可能なので、この事からも修正の作業性が向上するという効果が、上記第6の実施の形態と同様に発揮される。
【0061】
さらに本実施の形態においては、ひとつの支柱(16)に折り曲げ可能な二つの歯部(18)が接続した構造であるので、一度折り曲げた後に修正する必要が生じた場合に異なる歯部(18)を折り曲げて、折り曲げ部(17)のせん断を防いだり、あるいは二つの歯部(18)をともに同一方向に折り曲げる事で、バランス修正の修正幅をより大きくする効果が生ずる。
【0062】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ロータケースの外周縁端部に、回転軸と直交する方向に延在するつば状の周縁部を形成すると共に、周縁部に、貫通孔と、その貫通孔及び前記周縁部の最大外形である外周端部に挟まれた孔縁部とからなるバランス修正部を、周方向に沿って複数設けて成る等の構成にしたので、バランス修正によってもロータケースの強度が弱くなることはなく、ロータ(102)が高速に回転した場合でも変形を生じない効果がある。
【0063】
また切り粉や重りが剥がれ、修正作業後にバランスが悪化したり、切り粉や重りがロータ(102)とステータ(101)の隙間に入り不具合を生じることも無い。
【0064】
同様にロータケースを切削することが無いので、ロータケース(3)が界磁マグネット(2)のバックヨークとなっている場合でも、モータ(100)の特性に影響はない。
【0065】
さらに、質量の均衡を取るための質量片(71)やタブ(9)や貫通孔周縁部(11)が、折り曲げ部(72)(91)(12)を介して径方向反中心側に、すなわちモータの回転軸に垂直に形成して配設されているので、それらがモータの回転軸に平行に配設された構成(不図示)と比較してロータケースの高さを低減することができ、モータの薄型化、小型化を促進する効果も生じる。
【0066】
さらに、質量片(71)等の変形部がモータの回転軸に対し垂直に伸びる構造として形成されたことから、調整作業に際して一方向から治具や手指を差し込んで作業を行なうことができ、調整作業性が向上する効果を奏する。
【0067】
また、接着剤を用いることがなく、接着の硬化時間が不要なので、生産に特別の配慮を要せず、生産性が向上する。さらに簡単な工具により修正ができ、後に再修正を要する場合でも対応が容易であるなど、モータの生産性を高める顕著なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態のモータの断面図である。
【図2】本発明に基づく第2の実施の形態のモータのロータケースの断面図および平面図である。
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図4】本発明に基づく第3の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図5】本発明に基づく第4の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図6】本発明に基づく第5の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図7】本発明に基づく第6の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図8】本発明に基づく第7の実施の形態のモータのロータケースの周縁部の平面図である。
【図9】従来技術のモータの断面図である。
【符号の説明】
3b ロータケース
6b 周縁部
71 質量片(変形部)
10 貫通孔
11 貫通孔周縁部(変形部)

Claims (4)

  1. 電機子を有するステータと、
    前記電機子と対向する界磁マグネットを内包して成るロータケースを有するロータとを備え
    前記ロータが前記ステータに対して回転軸を中心に回転するモータであって、
    前記ロータケースの外周縁端部に、前記回転軸と直交する方向に延在するつば状の周縁部を形成すると共に、前記周縁部に、貫通孔と、その貫通孔及び前記周縁部の最大外形である外周端部に挟まれた孔縁部とからなるバランス修正部を、周方向に沿って複数設けて成ることを特徴とするモータ。
  2. 電機子を有するステータと、
    前記電機子と対向する界磁マグネットを内包して成るロータケースを有するロータとを備え
    前記ロータが前記ステータに対して回転軸を中心に回転するモータであって、
    前記ロータケースの外周縁端部に、半径方向外側に延出する柱状のバランス修正部を、その最大外形が同一の円に内接するよう周方向に沿って複数設けて成ることを特徴とするモータ。
  3. 前記バランス修正部の少なくとも1カ所が欠落している、または、前記バランス修正部の少なくとも1カ所における前記最大外形の径方向位置と、他の前記バランス修正部における前記最大外形の径方向位置とが異なる、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータ。
  4. 請求項3記載のモータを製造するモータの製造方法であって、
    前記バランス修正部の少なくとも1カ所を除去する工程、または、前記バランス修正部の少なくとも1カ所の前記最大外形を径方向に変形する工程を有することを特徴とするモータの製造方法。
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