JP2001211613A - モータ、モータのダイナミックバランス修正方法 - Google Patents

モータ、モータのダイナミックバランス修正方法

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JP2001211613A JP2000016935A JP2000016935A JP2001211613A JP 2001211613 A JP2001211613 A JP 2001211613A JP 2000016935 A JP2000016935 A JP 2000016935A JP 2000016935 A JP2000016935 A JP 2000016935A JP 2001211613 A JP2001211613 A JP 2001211613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ(100)のダイナミックバランス修正
方法およびモータにおいて、切り粉や重りの脱落が発生
せず、モータ(100)の特性にも影響の少ない、作業
性の向上した方法およびモータを提供する。 【解決手段】ロータケース(3b)の周縁部(6b)上
に、モータの回転軸に対して垂直に伸びる構造として形
成した、折り曲げ、切り取り可能な変形部(質量片 7
1)を配設し、バランス修正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、モータの
ダイナミックバランス修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る、回転体であるロータを
有するモータの、前記ロータが有する質量分布の回転軸
に対する非対称性を修正するダイナミックバランス修正
方法を、図9を用いて以下に説明する。図9は、従来技
術に係るモータ(900)の断面図である。
【0003】図9において、高速で回転するモータ(9
00)のロータ(902)のダイナミックバランスは、
界磁マグネット(2)を内包する中空円筒状のロータケ
ース(3)またはロータ(902)に設けたバランスリ
ング(4)の一部をドリルで削り取るか、重り(不図
示)を接着するなどの方法により修正していた。
【0004】界磁マグネット(2)を内包するロータ
(902)の場合は、界磁マグネット(2)の偏肉が大
きく、質量分布の回転非対称性が無視できないので、ダ
イナミックバランスの修正は不可欠であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に説明した、ロー
タケース(3)の一部を削り取る方法では、削り取った
部分の強度が弱くなり、ロータ(902)が高速で回転
した場合に変形を生じる恐れがあった。
【0006】また削り取った部分に残留した切り粉がそ
の後遠心力等で剥がれ、バランスが悪化したり、剥がれ
た切り粉がロータ(902)に内包された界磁マグネッ
ト(2)とステータ(901)の電機子コイル(1)が
巻かれたコア(5)の狭い隙間に入り不具合を生じるな
どの問題があった。
【0007】一方、ロータケース(3)と別体の重りを
接着する方法では、接着が硬化するまで時間が必要であ
り、この間に重りが移動しないように生産に特別の配慮
が欠かせず、生産に要する工数が増加する課題があっ
た。
【0008】さらに、高速回転時の遠心力で接着した重
りが移動したり剥がれるなどして、バランスが悪化した
り、剥がれた重りがロータ(902)とステータ(90
1)の隙間に入り不具合を生じる等の問題があった。
【0009】また、これらの方法は、ドリルなど特別の
設備を備えたロータ(902)の生産工程でしか修正が
できず、後に再修正を要する場合に対応できないなどの
問題もあった。。
【0010】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、切り粉や重りの脱落が発生することなく、ロー
タの変形やモータの特性が変化する恐れも無く、生産性
および作業性の良好なモータ、モータのダイナミックバ
ランス修正方法を実現するために、「電機子を有するス
テータと、前記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネ
ットを内包するロータケース(3b)を有するロータと
を備えたモータであって、前記ロータケース(3b)の
外周縁部(6b)上であって、かつモータの回転軸に対
し垂直に、折り曲げ、切断による変形部(質量片 7
1)を形成し、前記ロータの回転時のダイナミックバラ
ンスを修正したことを特徴とするモータ。」と、「電機
子を有するステータと、前記電機子と狭い隙間で対向す
る界磁マグネットを内包するロータケース(3b)を有
するロータとを備えたモータであって、前記ロータケー
ス(3b)の外周縁部(6b)上であって、かつ貫通孔
部(10)を有する、引っ張り、折り曲げ、切断による
変形部(貫通孔周縁部 11)を形成して、前記ロータ
の回転時のダイナミックバランスを修正したことを特徴
とするモータ。」と、「電機子を有するステータと、前
記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包す
るロータケース(3b)を有するロータとを備えたモー
タにおける、前記ロータの回転時のダイナミックバラン
スを修正するモータのダイナミックバランス修正方法で
あって、前記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)
上であって、かつモータの回転軸に垂直に形成した変形
部(質量片 71)に対し、折り曲げ、切断による変形
を行って修正することを特徴とするモータのダイナミッ
クバランス修正方法。」と、「電機子を有するステータ
と、前記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネットを
内包するロータケース(3b)を有するロータとを備え
たモータにおける、前記ロータの回転時のダイナミック
バランスを修正するモータのダイナミックバランス修正
方法であって、前記ロータケース(3b)の外周縁部
(6b)上であって、かつ貫通孔部(10)を有する変
形部(貫通孔周縁部 11)に対し、引っ張り、折り曲
げ、切断による変形を行なって修正することを特徴とす
るモータのダイナミックバランス修正方法。」とを提供
することを発明の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明は、「電機子を有するステータと、前記電機子と狭
い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケー
ス(3b)を有するロータとを備えたモータであって、
前記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)上であっ
て、かつモータの回転軸に対し垂直に、折り曲げ、切断
による変形部(質量片 71)を形成し、前記ロータの
回転時のダイナミックバランスを修正したことを特徴と
するモータ。」を提供する。
【0012】さらに、本願の請求項2に記載の発明は、
「電機子を有するステータと、前記電機子と狭い隙間で
対向する界磁マグネットを内包するロータケース(3
b)を有するロータとを備えたモータであって、前記ロ
ータケース(3b)の外周縁部(6b)上であって、か
つ貫通孔部(10)を有する、引っ張り、折り曲げ、切
断による変形部(貫通孔周縁部 11)を形成して、前
記ロータの回転時のダイナミックバランスを修正したこ
とを特徴とするモータ。」を提供する。
【0013】さらに、本願の請求項3に記載の発明は、
「電機子を有するステータと、前記電機子と狭い隙間で
対向する界磁マグネットを内包するロータケース(3
b)を有するロータとを備えたモータにおける、前記ロ
ータの回転時のダイナミックバランスを修正するモータ
のダイナミックバランス修正方法であって、前記ロータ
ケース(3b)の外周縁部(6b)上であって、かつモ
ータの回転軸に垂直に形成した変形部(質量片 71)
に対し、折り曲げ、切断による変形を行って修正するこ
とを特徴とするモータのダイナミックバランス修正方
法。」を提供する。
【0014】さらに、本願の請求項4に記載の発明は、
「電機子を有するステータと、前記電機子と狭い隙間で
対向する界磁マグネットを内包するロータケース(3
b)を有するロータとを備えたモータにおける、前記ロ
ータの回転時のダイナミックバランスを修正するモータ
のダイナミックバランス修正方法であって、前記ロータ
ケース(3b)の外周縁部(6b)上であって、かつ貫
通孔部(10)を有する変形部(貫通孔周縁部 11)
に対し、引っ張り、折り曲げ、切断による変形を行なっ
て修正することを特徴とするモータのダイナミックバラ
ンス修正方法。」を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態に
ついて図1〜8を参照して順に説明する。尚、説明の便
宜上、先に示した構成と同一構成に対しては同一の符号
を付して説明する。
【0016】以下に説明する、本発明に係る実施の形態
においては、「電機子を有するステータと、前記電機子
と狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータ
ケース(3b)を有するロータとを備えたモータであっ
て、前記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)上で
あって、かつモータの回転軸に対し垂直に、折り曲げ、
切断による変形部(質量片 71)を形成し、前記ロー
タの回転時のダイナミックバランスを修正したことを特
徴とするモータ。」と、「電機子を有するステータと、
前記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包
するロータケース(3b)を有するロータとを備えたモ
ータであって、前記ロータケース(3b)の外周縁部
(6b)上であって、かつ貫通孔部(10)を有する、
引っ張り、折り曲げ、切断による変形部(貫通孔周縁部
11)を形成して、前記ロータの回転時のダイナミッ
クバランスを修正したことを特徴とするモータ。」と、
「電機子を有するステータと、前記電機子と狭い隙間で
対向する界磁マグネットを内包するロータケース(3
b)を有するロータとを備えたモータにおける、前記ロ
ータの回転時のダイナミックバランスを修正するモータ
のダイナミックバランス修正方法であって、前記ロータ
ケース(3b)の外周縁部(6b)上であって、かつモ
ータの回転軸に垂直に形成した変形部(質量片 71)
に対し、折り曲げ、切断による変形を行って修正するこ
とを特徴とするモータのダイナミックバランス修正方
法。」と、「電機子を有するステータと、前記電機子と
狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
ース(3b)を有するロータとを備えたモータにおけ
る、前記ロータの回転時のダイナミックバランスを修正
するモータのダイナミックバランス修正方法であって、
前記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)上であっ
て、かつ貫通孔部(10)を有する変形部(貫通孔周縁
部 11)に対し、引っ張り、折り曲げ、切断による変
形を行なって修正することを特徴とするモータのダイナ
ミックバランス修正方法。」とを含むことを特徴とす
る。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
モータ(100)の断面図である。
【0018】図1に図示のモータ(100)は、電機子
コイル(1)を有するステータ(101)と、このステ
ータ(101)に回転自在に支持されるロータ(10
2)からなり、ロータ(102)は界磁マグネット
(2)とこれを内包するロータケース(3a)とを有し
ている。
【0019】本実施の形態においては、このロータケー
ス(3a)の周縁部(6a)の一部を例えばペンチのよ
うな簡単な工具により外向きに曲げることでダイナミッ
クバランスを修正する。
【0020】上記のように構成したので、本実施の形態
においては、切削に伴う切り粉が発生して不具合を起こ
したり、接着剤の硬化を待つ工程を設ける必要がないの
で、モータ(100)の信頼性を高め、生産性を向上さ
せる効果を奏する。
【0021】次に本発明の第2の実施の形態(請求項
1、請求項3に対応)を、図2および図3を用いて説明
する。
【0022】図2は本実施の形態のモータが具備したロ
ータケース(3b)の断面図および平面図であり、ロー
タケース(3b)を除く構成は、先に図1に示したモー
タ(100)と同一である。
【0023】また図3は図2のロータケース(3b)に
おける周縁部(6b)を模式的にあらわした平面図であ
る。
【0024】図2において、ロータケース(3b)の周
縁部(6b)は、半径方向、反中心側に向かって、すな
わちモータの回転軸に対し垂直に伸びる形状として構成
されている。
【0025】その周縁部(6b)は詳細には、図3
(A)に図示するように、半径方向、反中心側に伸びる
複数のスリット(7)により質量片(変形部 71)に
分割され、それぞれの質量片(71)は、その根元の折
り曲げ部(72)を介してロータケース(3b)と一体
に接続している。
【0026】ダイナミックバランス修正を行なうには、
このスリット(7)に沿って、折り曲げ部(72)を支
点として質量片(71)を折り曲げて修正を行なう(図
3(B))。または折り曲げ部(72)で質量片(7
1)を切り取ることにより、実施してもよい(図3
(C))。
【0027】本実施の形態においては、先に説明した第
1の実施の形態と同じく、モータの信頼性を高め、生産
性を向上させる効果を奏するとともに、周縁部(6b)
が半径方向反中心側に、すなわちモータの回転軸に対し
て垂直に伸びる構造としているのでモータの薄型化、小
型化を促進し、あらかじめスリット(7)が周縁部(6
b)に形成されているので折り曲げ作業が容易であり、
ダイナミックバランス修正の作業が容易に行なえる効果
を有する。
【0028】また上記の構成としたことにより、ロータ
ケース(3b)のダイナミックバランスを調整しようと
する作業者は一方向から、たとえば図3においては紙面
に垂直な方向から調整用の治具あるいは手指を差し込ん
で、上記の調整をすればよく、良好な作業性が実現でき
る。上記構成と比較して、例えば円筒形のロータケース
の外周面(半径方向外側を向く面)に変形部を設けた構
成(不図示)とした場合、治具あるいは手指を様々な方
向からロータケースの中心に向かって差し込んで作業を
しなければならず、本実施の形態と比較して作業性が劣
るものである。
【0029】次に本発明に係る第3の実施の形態(請求
項2、請求項4に対応)を、図4を用いて説明する。図
4は本実施の形態におけるロータケースの周縁部の平面
図である。本実施の形態における他の構成は、図1に示
したモータ(100)、図2に示したロータケース(3
b)と同一である。
【0030】図4において、周縁部には複数の貫通孔
(8)が形成されており、それぞれの貫通孔(8)の半
径方向外側には、外力により容易に変形する貫通孔周縁
部(81)が設けられている。
【0031】ダイナミックバランス修正を行なうには、
貫通孔(8)に治具を挿入し、半径方向反中心側に引っ
張るなどして、貫通孔周縁部(81)を変形させて行な
う。
【0032】本実施の形態によれば、モータの信頼性を
高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進すると
ともに、貫通孔(8)に治具を引っかけて引っ張る、と
いう単純容易な作業によりダイナミックバランス修正作
業が行なえるので、生産性がさらに向上する効果を奏す
る。
【0033】次に本発明に係る第4の実施の形態(請求
項1、請求項3に対応)を、図5を用いて説明する。
【0034】図5は本実施の形態におけるロータケース
の外縁部の平面図である。本実施の形態における他の構
成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロ
ータケース(3b)と同一である。
【0035】図5において、周縁部には複数の花びら状
のタブ(9)が形成されており、それぞれのタブ(9)
は半径方向内側にある折り曲げ部(91)を介してロー
タケース本体と一体に接続している(図5(A))。
【0036】ダイナミックバランス修正を行なうには、
折り曲げ部(91)を支点としてタブ(9)を折り曲げ
て修正を行なう(図5(B))。また、折り曲げ部(9
1)からタブ(9)を切断して調整を行なってもよい
(不図示)。
【0037】本実施の形態によれば、モータの信頼性を
高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進すると
ともに、半径方向に突出した花びら状のタブ(9)を折
り曲げてダイナミックバランス修正作業を行なうので、
手指やペンチ等の治具でタブ(9)がつかみやすい構成
であり、生産性がさらに向上する効果を奏する。
【0038】次に本発明に係る第5の実施の形態(請求
項1乃至請求項4に対応)を、図6を用いて説明する。
【0039】図6は本実施の形態におけるロータケース
の外縁部の平面図である。本実施の形態における他の構
成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロ
ータケース(3b)と同一である。
【0040】図6において、周縁部には複数の貫通孔
(10)が形成されており、それぞれの貫通孔(10)
の半径方向外側には外力により容易に変形しうる貫通孔
周縁部(11)が設けられ、またそれそれの貫通孔周縁
部(11)はその根元にある折り曲げ部(12)を介し
てロータケースに一体に接続している。
【0041】本実施に形態においてダイナミックバラン
ス修正を行なうには3つの方法がある。第1の方法は、
折り曲げ部(12)を支点として貫通孔周縁部(11)
を折り曲げて修正を行なう方法であり、第2の方法は、
貫通孔(10)に治具を挿入して半径方向外側に引っ張
り、貫通孔周縁部(11)を変形させて修正を行なう方
法である(図6(B))。さらに第3の方法は貫通孔周
縁部(11)の一部あるいは全部を切り取る方法である
(不図示)。上記第1乃至第3の方法はそれぞれ単独で
用いてもよいし、個々の個所に対して異なる方法を用い
るようにして併用してもよい。
【0042】本実施の形態によれば、モータの信頼性を
高め、生産性を向上させ、モータの薄型化、小型化を促
進するとともに、上記の3つの修正方法を単独あるいは
併用して用いる事ができるので、修正すべきアンバラン
スの程度や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選
択でき、さらに作業性が向上する。
【0043】また本実施の形態においては周縁部に貫通
孔(10)を設けたので、貫通孔周縁部(11)をロー
タヨーク本体に連結する折り曲げ部(12)は幅の狭い
形状となり、結果として折り曲げやすく、手指でも容易
に折り曲げる事が可能となるので、さらに作業性を向上
させる効果がある。
【0044】次に本発明に係る第6の実施の形態(請求
項1、請求項3に対応)を、図7を用いて説明する。
【0045】図7は本実施の形態におけるロータケース
の外縁部の平面図である。本実施の形態における他の構
成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロ
ータケース(3b)と同一である。
【0046】図7において、周縁部にはロータケース本
体から半径方向外側へ伸びる複数の柱状の構造である支
柱(13)が設けられ、支柱(13)の先端には折り曲
げ部(14)を介して周方向に伸びる柱状の構造である
歯部(15)が設けられている。支柱(13)と折り曲
げ部(14)と歯部(15)とは全体でL字状の形状を
なしてロータケース本体より突出した構造となってい
る。
【0047】ダイナミックバランスを修正するには2つ
の方法があり、第1の方法は折り曲げ部(14)を支点
として歯部(15)を径方向外側又は内側に折り曲げる
方法であり、これによりプラス、マイナス両方向のバラ
ンス修正が可能である(図7(B))。
【0048】第2の方法は支柱(13)の根元からL字
状の形状を折り取る方法である(図7(C))。
【0049】本実施の形態によれば、モータの信頼性を
高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進すると
ともに、上記の2つの修正方法を単独あるいは併用して
用いる事ができるので、修正すべきアンバランスの程度
や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選択でき、
さらに作業性が向上する。
【0050】さらに上記第1の修正方法によればプラス
マイナス両方向のダイナミックバランス修正が可能であ
り、微妙かつ正確なバランス修正を行なうことができ、
修正後のモータの性能が向上し、修正作業の作業性も向
上する効果がある。
【0051】またL字状の形状の先端にある歯部(1
5)は、L字の内部にマイナスドライバ等の工具を挿入
し回転するなどして容易に折り曲げる事が可能なので、
この事からも修正の作業性が向上する。
【0052】次に本発明に係る第7の実施の形態(請求
項1、請求項3に対応)を、図8を用いて説明する。
【0053】図8は本実施の形態におけるロータケース
の外縁部の平面図である。本実施の形態における他の構
成は、図1に示したモータ(100)、図2に示したロ
ータケース(3b)と同一である。
【0054】図8において、周縁部にはロータケース本
体から半径方向反中心側へ伸びる複数の柱状の構造であ
る支柱(16)が設けられ、支柱(16)の先端には折
り曲げ部(17)を介して周方向に伸びる柱状の構造で
ある歯部(18)がひとつの支柱(16)当たり2個
所、設けられている。
【0055】支柱(16)と、2個所の折り曲げ部(1
7)と歯部(18)とは全体でT字状の形状をなしてロ
ータケース本体より突出した構造となっている。
【0056】ダイナミックバランスを修正するには2つ
の方法があり、第1の方法は折り曲げ部(17)を支点
として歯部(18)を径方向外側又は内側に折り曲げる
方法であり、これによりプラス、マイナス両方向のバラ
ンス修正が可能である。またひとつの支柱(16)につ
いて折り曲げる歯部(18)は二つの内から選択する事
が出きる(図8(B))。
【0057】第2の方法は支柱(16)の根元からT字
状の形状を折り取る方法である(不図示)。
【0058】本実施の形態によれば、モータの信頼性を
高め、生産性を向上させ、薄型化、小型化を促進すると
ともに、上記の2つの修正方法を単独あるいは併用して
用いる事ができるので、修正すべきアンバランスの程度
や作業のしやすさ等に応じて適宜修正方法を選択でき、
さらに作業性が向上する。
【0059】さらに上記第1の修正方法によればプラス
マイナス両方向のダイナミックバランス修正が可能であ
り、微妙かつ正確なバランス修正を行なうことができ、
修正後のモータの性能が向上し、修正作業の作業性も向
上する効果がある。
【0060】またT字状の形状の先端にある歯部(1
5)は、T字構造の内部にマイナスドライバ等の工具を
挿入し回転するなどして容易に折り曲げる事が可能なの
で、この事からも修正の作業性が向上するという効果
が、上記第6の実施の形態と同様に発揮される。
【0061】さらに本実施の形態においては、ひとつの
支柱(16)に折り曲げ可能な二つの歯部(18)が接
続した構造であるので、一度折り曲げた後に修正する必
要が生じた場合に異なる歯部(18)を折り曲げて、折
り曲げ部(17)のせん断を防いだり、あるいは二つの
歯部(18)をともに同一方向に折り曲げる事で、バラ
ンス修正の修正幅をより大きくする効果が生ずる。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、「電機子を有するステータと、前記電機子と狭い
隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケース
(3b)を有するロータとを備えたモータであって、前
記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)上であっ
て、かつモータの回転軸に対し垂直に、折り曲げ、切断
による変形部(質量片 71)を形成し、前記ロータの
回転時のダイナミックバランスを修正したことを特徴と
するモータ。」あるいは、「電機子を有するステータ
と、前記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネットを
内包するロータケース(3b)を有するロータとを備え
たモータであって、前記ロータケース(3b)の外周縁
部(6b)上であって、かつ貫通孔部(10)を有す
る、引っ張り、折り曲げ、切断による変形部(貫通孔周
縁部 11)を形成して、前記ロータの回転時のダイナ
ミックバランスを修正したことを特徴とするモータ。」
あるいは、「電機子を有するステータと、前記電機子と
狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
ース(3b)を有するロータとを備えたモータにおけ
る、前記ロータの回転時のダイナミックバランスを修正
するモータのダイナミックバランス修正方法であって、
前記ロータケース(3b)の外周縁部(6b)上であっ
て、かつモータの回転軸に垂直に形成した変形部(質量
片 71)に対し、折り曲げ、切断による変形を行って
修正することを特徴とするモータのダイナミックバラン
ス修正方法。」あるいは、「電機子を有するステータ
と、前記電機子と狭い隙間で対向する界磁マグネットを
内包するロータケース(3b)を有するロータとを備え
たモータにおける、前記ロータの回転時のダイナミック
バランスを修正するモータのダイナミックバランス修正
方法であって、前記ロータケース(3b)の外周縁部
(6b)上であって、かつ貫通孔部(10)を有する変
形部(貫通孔周縁部 11)に対し、引っ張り、折り曲
げ、切断による変形を行なって修正することを特徴とす
るモータのダイナミックバランス修正方法。」としたの
で、バランス修正によってもロータケースの強度が弱く
なることはなく、ロータ(102)が高速で回転した場
合でも変形を生じない効果がある。
【0063】また切り粉や重りが剥がれ、修正作業後に
バランスが悪化したり、切り粉や重りがロータ(10
2)とステータ(101)の隙間に入り不具合を生じる
ことも無い。
【0064】同様にロータケースを切削することが無い
ので、ロータケース(3)が界磁マグネット(2)のバ
ックヨークとなっている場合でも、モータ(100)の
特性に影響はない。
【0065】さらに、質量の均衡を取るための質量片
(71)やタブ(9)や貫通孔周縁部(11)が、折り
曲げ部(72)(91)(12)を介して径方向反中心
側に、すなわちモータの回転軸に垂直に形成して配設さ
れているので、それらがモータの回転軸に平行に配設さ
れた構成(不図示)と比較してロータケースの高さを低
減することができ、モータの薄型化、小型化を促進する
効果も生じる。
【0066】さらに、質量片(71)等の変形部がモー
タの回転軸に対し垂直に伸びる構造として形成されたこ
とから、調整作業に際して一方向から治具や手指を差し
込んで作業を行なうことができ、調整作業性が向上する
効果を奏する。
【0067】また、接着剤を用いることがなく、接着の
硬化時間が不要なので、生産に特別の配慮を要せず、生
産性が向上する。さらに簡単な工具により修正ができ、
後に再修正を要する場合でも対応が容易であるなど、モ
ータの生産性を高める顕著なる効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の実施の形態のモータの断
面図である。
【図2】本発明に基づく第2の実施の形態のモータのロ
ータケースの断面図および平面図である。
【図3】本発明に基づく第2の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図4】本発明に基づく第3の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図5】本発明に基づく第4の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図6】本発明に基づく第5の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図7】本発明に基づく第6の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図8】本発明に基づく第7の実施の形態のモータのロ
ータケースの周縁部の平面図である。
【図9】従来技術のモータの断面図である。
【符号の説明】 3b ロータケース 6b 周縁部 71 質量片(変形部) 10 貫通孔 11 貫通孔周縁部(変形部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子を有するステータと、前記電機子と
    狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
    ースを有するロータとを備えたモータであって、 前記ロータケースの外周縁部上であって、かつモータの
    回転軸に対し垂直に、折り曲げ、切断による変形部を形
    成し、前記ロータの回転時のダイナミックバランスを修
    正したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】電機子を有するステータと、前記電機子と
    狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
    ースを有するロータとを備えたモータであって、 前記ロータケースの外周縁部上であって、かつ貫通孔部
    を有する、引っ張り、折り曲げ、切断による変形部を形
    成して、前記ロータの回転時のダイナミックバランスを
    修正したことを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】電機子を有するステータと、前記電機子と
    狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
    ースを有するロータとを備えたモータにおける、前記ロ
    ータの回転時のダイナミックバランスを修正するモータ
    のダイナミックバランス修正方法であって、 前記ロータケースの外周縁部上であって、かつモータの
    回転軸に垂直に形成した変形部に対し、折り曲げ、切断
    による変形を行って修正することを特徴とするモータの
    ダイナミックバランス修正方法。
  4. 【請求項4】電機子を有するステータと、前記電機子と
    狭い隙間で対向する界磁マグネットを内包するロータケ
    ースを有するロータとを備えたモータにおける、前記ロ
    ータの回転時のダイナミックバランスを修正するモータ
    のダイナミックバランス修正方法であって、 前記ロータケースの外周縁部上であって、かつ貫通孔部
    を有する変形部に対し、引っ張り、折り曲げ、切断によ
    る変形を行なって修正することを特徴とするモータのダ
    イナミックバランス修正方法。
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