JP3620114B2 - パイプ加工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプの端部にフランジを形成するいわゆるバルジ加工にかかわるパイプ加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平6−262282号公報、特開昭61−137629号公報、特開平4−220120号公報、特開平5−31547公報等に開示されている方法により、管(パイプ)を管端近傍で曲げた場合、図8(a)に示す様に、曲げ内周面側が突き出し、管端が管の軸方向に対し斜めに不揃いになる。例えば、直径D=φ17mm、肉厚=1mmのアルミパイプを1.5D曲げした場合には、不揃い部分の長さhが2mm以上になる場合がある。
【0003】
また、管は一般に他の管もしくは管継手(ジョイント)等と組み付けるために、図8(b)に示す様に、バルジ形状(管直径より大きな膨らみ部;フランジ)を管端に形成するいわゆるバルジ加工を行なうが、前記の様に管端が斜めになっていると、バルジ加工がやりにくいばかりでなく、バルジ加工後の端面が不揃いとなり、組み付けに不具合が生じたり、継手部分が大きくなって継手部分をコンパクトにできなくなる。
【0004】
そのため、通常は、図8(c)に示す様に、端面切削を行なうか、或は図8(d)に示す様に、曲げ加工に伴う端面の不揃いを予め見込んで、管端を予め斜めに加工した管を使用して曲管を製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記端面切削を行なうと、バリ取りや洗浄が必要となるため作業工程が増大しコストアップとなるという問題があり、また、管端を斜めに加工した管を使用する場合は、曲げに加えて管端の加工が必要となり、作業工程が増大しコストアップとなるという問題がある。
【0006】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、工程増大によりコストアップすることない簡便なパイプ加工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1の発明は、
パイプの管端部を軸方向に押圧してフランジを形成するパイプ加工方法において、前記パイプの端部の余肉部分を、前記フランジの径方向及び/又は厚さ方向の形状に吸収するために、前記パイプの余肉部分が形成されている側にて張り出した及び/又は余肉部分が形成されている側にて深く設定されたリング状凹部を設けるとともに、前記パイプの形状に対応した孔状保持部を設けた治具を用い、該治具の孔状保持部に前記パイプを配置して、前記パイプの端部の余肉部分により不揃いとなった前記パイプの不揃いの管端部を、前記軸方向に押圧してフランジを成形する際に、前記不揃いの管端部の余肉部分を、前記治具のリング状凹部に押し込んで前記フランジ形状に吸収させて、前記フランジより先端側の管端部の端面を揃えることを特徴とするパイプ加工方法を要旨とする。
【0009】
請求項の発明は、
前記フランジを形成するために使用する治具の前記フランジ形状に対応するリング状凹部の体積を、前記不揃いの管端部の余肉部分の体積分増加させたことを特徴とする前記請求項1記載のパイプ加工方法を要旨とする。
【0010】
請求項の発明は、
パイプ形状に応じた孔状保持部と形成されるフランジ形状に応じたリング状凹部とを有する治具を用い、該治具の前記孔状保持部内に、管端部が不揃いのパイプを配置して固定した後に、前記固定したパイプに対して、前記不揃いの管端部側から拡管加工を行ない、更に、前記拡管を行なったパイプに対して、前記不揃いの管端部側から絞り加工を行ない、前記絞り加工を行なったパイプに対して、前記不揃いの管端部の端面を押圧してフランジの成形を行なう際に、前記不揃いの管端部の余肉部分を前記フランジ形状に吸収させることを特徴とする前記請求項1又は2記載のパイプ加工方法を要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1の発明では、パイプの不揃いの管端部を軸方向に押圧してフランジを成形する際に、不揃いの管端部の余肉部分をフランジ形状に吸収させる。
ここでは、不揃いの管端部の余肉部分を吸収させるフランジ形状として、フランジの径方向の大きさを変えたり(例えば余肉のある側のフランジを径方向に伸ばす)、フランジの厚さを変更する(例えば余肉のある側のフランジを厚くする)。
つまり、本発明では、従来の様に、管端部の不揃いを切削により除去する必要がないため、従来よりも安価に且つ簡便にフランジ付きパイプを製造することができる。
【0013】
請求項の発明では、フランジを形成するために治具を使用するが、この治具にはフランジ形状に対応するリング状凹部が形成されている。そして、このリング状凹部の体積を、不揃いの管端部の余肉部分の体積分増加させることにより、即ち、不揃いの管端部の余肉部分の体積と通常の真円状のフランジの体積との和とすることにより、余肉部分をリング状凹部に吸収することができる。
【0014】
請求項の発明では、まず、パイプ形状に応じた孔状保持部とフランジ形状に合わせたリング状凹部とを有する治具を用い、管端部が不揃いのパイプを、その孔状保持部内に固定し、その後、固定したパイプに対し、不揃いの管端部側を広げて拡管加工を行なうことにより、フランジの下側の起点となる角付けを行ない、その後、拡管を行なったパイプに対し、不揃いの管端部側を絞って絞り加工を行なうことにより、フランジの上側の起点となる角付けを行ない、その後、絞り加工を行なったパイプに対し、不揃いの管端部の端面を押圧してフランジの成形を行なって、不揃いの管端部の余肉部分を治具のリング状凹部に押し込む様にしてフランジ形状に吸収させる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明のパイプ加工方法を詳細に説明するために、実施例を図面とともに説明する。
(実施例1)
本実施例のパイプ加工方法を適用するパイプは、図1に示す様に、パイプ1の管端部にて(図の左側が突出する様に)斜めに不揃いになっているものであり、その斜めの余肉部分Yを、フランジ3(図4参照)に吸収させる様なバルジ加工を行なう。尚、本実施例では、直管の管端部が斜めになっている場合について説明する。
<1.固定工程>
図2(a)に示す様に、管端部が斜めに不揃いになったパイプ1を、第1治具5内に設けられた(パイプ1と同形状の)孔状保持部7内に配置して、軸方向及び回転方向に移動しない様に固定する。
【0016】
この第1治具5は、図3に示す様に、形成するフランジ3の形状に対応したリング状凹部9を備えたものであり、従来の真円状で均一な厚さのリングとはその形状が大きく異なる。つまり、第1治具5のリング状凹部9は、余肉部分Yが形成されている側(図1及び図3における左側)にて、真円より半月状部分H(図3(a)の斜線部分)が、径方向寸法D1<D2となる様に張り出すとともに、図3(b)の左側の深さL2が右側の深さL1より大きな値(L1<L2)に設定されている。尚、リング状凹部9の底面は、右側から左側へその深さの差の分だけ緩やかに傾いて下降している。
【0017】
従って、図3(c)に拡大して示す様に、本実施例におけるリング状凹部9の体積Vは、従来の通常の真円状の厚さが均一のリング部分の体積V0と、前記半月状部分Hの体積V1と深さの差に相当する体積V2とを合計したものとされている。つまり、この体積の増加分であるV1+V2が、前記余肉部分Yの体積VYと等しくなる様に設定されている。これは、後に詳述する様に、リング状凹部9によって形成されるフランジ3の体積とほぼ同様である。
<2.拡管工程>
次に、図2(b)に示す様に、第1治具5の上部に突出するパイプ1に対し、第1治具5の内径より大きな内径を有する筒状の第2治具11を外嵌する。そして、パイプ1の管端側より、先端部がカットされ且つテーパ状となった棒状の第3治具13を圧入し、パイプ1の拡管を行なうとともに、フランジ3の下側の角付けを行なう。この角付けを行なう部分は、前記リング状凹部9における孔状保持部7側の段差の部分(例えば点K1,K2)である。
<3.絞り工程>
次に、図2(c)に示す様に、第2治具11及び第3治具13を取り除き、リング状の凸部15aを有する棒状の第4治具15を、パイプ1の管端側より挿入する。尚、この凸部15aの外径は、前記第2治具11の内径より僅かに小径とされている。
【0018】
この状態で、筒状の第5治具17をパイプ1に外嵌する。尚、第5治具17の内周面には、凸部15aの上面を押圧可能な様に環状の段差(その内径は前記凸部15aの外径と同一)17aが形成してある。また、第5治具17の内周面の先端側は、テーパ状に斜めにカットされており、このカット部分は、図の左側の高さL4の方が右側の高さL3より大きく(L3<L4)なる様に設定されている。
【0019】
従って、外側の第5治具17を下方に押圧することによって、その段差17aにて凸部15aの上面に当接して、内側の第4治具15を押圧し、それによってパイプ1の端部を押圧して、パイプ1を押し曲げてフランジ3の上側の角付けを行なう。この角付けを行なう部分は、前記カット部分の上部(例えば点K3,K4)である。
【0020】
尚、本実施例では、フランジ3を形成する部分の(図の)上側のパイプ1の径を下側のパイプ1の径より大きくなる様に絞っているが、同じ径となる様に絞ってもよい。更に、上側のパイプ1の径を下側のパイプ1の径より小さくなる様に絞る場合は、上記<2.拡管工程>は実施する必要がない。
<4.成形工程>
次に、図2(d)に示す様に、第4治具15及び第5治具17を取り除き、棒状の第6治具19を、パイプ1の管端側より挿入する。尚、この第6治具19は、先端側の小径の部分と後端側の大径の部分とから構成されている。
【0021】
この状態で、内周面側に段差21aを有する筒状の第7治具21をパイプ1に外嵌するとともに、第7治具21の段差21aにてパイプ1の上端面を下方に押圧する。それによって、パイプ1の上端部は、徐々に曲げられて第1治具5のリング状凹部9内に押し込まれ、フランジ3が形成される。
【0022】
この様にしてバルジ加工されてフランジ3が形成されたパイプ1を、図4に示すが、フランジ3の形状は、上述した第1治具5のリング状凹部9とほぼ同様な形状をしている。
つまり、従来の真円状で均一な厚さのフランジに比べて、本実施例におけるフランジ3は、図4(a)の右側が半月状に突出しており、図4(b)の左側の厚さが右側より厚くなっている。
【0023】
即ち、本実施例では、管端部が不揃いなパイプ1に対してバルジ加工を行なう際に、予めその余肉部分Yに相当する体積VYをフランジ3の形状に吸収する様に、第1治具5のリング状凹部9の形状(即ち、余肉部分Yの側の径方向の寸法及び厚さ)を決定している。
【0024】
従って、実際にパイプ1の管端部を押圧してバルジ加工を行なうことによって、余肉部分Yはフランジ3の径方向や厚さ方向の形状の変化として吸収されるので、管端部(図4(b)におけるフランジ3より上側の部分)の厚さを均一にすることができる。
【0025】
また、本実施例における、各寸法L1,L2,L3,L4,D1,D2に関しては、余肉部分Yの体積VYをフランジ3の(真円状で均一の厚さのリングからの)変形部分に吸収できればよく、その吸収できる範囲で適宜決定すればよい。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。
【0026】
本実施例のパイプ加工方法は、前記実施例1の様な直管ではなく、直管を略垂直に曲げた曲管のバルジ加工方法に関するものである。
一般に、直管を曲げた場合には、その内径側と外径側とに長さの差があるので、管端部に不揃いな余肉部分が発生する。
【0027】
本実施例は、この様な曲管を形成した過程にて発生した不揃いな管端部に対し、図5に示す様なフランジ31を形成するバルジ加工を施すものであり、その加工方法は、前記実施例1とほぼ同一である。
但し、バルジ加工を施すパイプ33は、曲管であるので、使用する治具が多少異なる。つまり、本実施例では、前記実施例1の第1治具5に代えて、その孔状保持部が曲管と同形状に曲がった治具(図示せず)を使用する。尚、本実施例のパイプ33は、バルジ加工後においても、フランジ31の(図の)上側と下側におけるパイプ33の径に変化はなく同一である。
【0028】
従って、本実施例では、バルジ加工の際に、管端部の不揃いな余肉部分を、前記実施例1と同様に、フランジ31の余肉部分側における径方向の寸法の増加(図の斜線部分)及び厚さの増加により吸収することができるので、管端部(フランジ31の上側の部分)の厚さを均一にすることができる。
【0029】
尚、上記以外の手順等は、前記実施例1と同様であるので説明は省略する。
(実施例3)
次に、実施例3について説明する。
本実施例のパイプ加工方法は、前記実施例2と同様な曲管のバルジ加工方法に関するものであるが、形成するフランジの形状が多少異なる。
【0030】
図6に示す様に、本実施例の方法にて加工されたフランジ41は、厚さは均一であるが、余肉部分側の径方向の寸法(図の斜線部分)のみが増大している。つまり、このフランジ形状に応じたリング状凹部を有する第1治具(図示せず)を用いることにより、余肉部分をフランジ形状に吸収することができる。
【0031】
特に本実施例では、形成されるフランジ41の厚さが均一であるので、管端からフランジ41の下面までの長さが全周にわたって同じである。従って、その様な構造の接続部分を有するジョイントや他のパイプの接続に有利である。
尚、上記以外の手順等は、前記実施例2と同様であるので説明は省略する。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。
【0032】
本実施例のパイプ加工方法は、前記実施例2と同様な曲管のバルジ加工方法に関するものであるが、形成するフランジの形状が多少異なる。
図7に示す様に、本実施例の方法にて加工されたフランジ51は、径方向の寸法は均一(真円状)であるが、余肉部分側の厚さのみが増大している。つまり、このフランジ形状に応じたリング状凹部を有する第1治具(図示せず)を用いることにより、余肉部分をフランジ形状に吸収することができる。
【0033】
特に本実施例では、形成されるフランジ51は真円状であるので、軸方向と垂直の断面が真円状の接続部分を有するジョイントや他のパイプの接続に有利である。
尚、上記以外の手順等は、前記実施例2と同様であるので説明は省略する。
【0034】
また、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記各実施例では、鍔状のフランジを形成したが、その形状に限るものではなく、余肉部分を吸収できる各種のフランジ形状を適宜採用することができる。
【0035】
また、上述した実施例では、「拡管→絞り→成形」という3工程でバルジ加工を行なう方法を示したが、使用するパイプの加工性や成形するフランジの形状に応じて、隣接する工程を組み合わせて工程短縮することも可能である。
更に、形成するフランジは通常1個であるが、場合によっては、複数のフランジを形成しても差し支えない。
【0036】
尚、図9に示す様に、端面が不揃いの管は、治具で管の内外径を拘束しながら、心金を用いて管端を押圧することで、管壁が内径側に座屈するのを防止して、不揃いの余肉部分を管壁厚の増大により吸収して管端の不揃いを矯正する方法が考えられるが、この余肉部分を管壁厚の増大により吸収して管端の不揃いを矯正した管に対してバルジ加工を行なった場合には、管の肉厚差が大きいために、この肉厚差が座屈に対する剛性差となり、バルジ加工部の変形に差が生じて、形状精度を悪化させることがあった。また、管端部分は、他の管や管継手を接続するためにOリングを嵌め込むことがあるので、高い真円度が要求されるが、上記の様な変形があると、十分な真円度が得られず、Oリングによるシール性能が確保できなくなることもあった。
【0037】
しかし、本発明では、不揃いの余肉部分をフランジ形状に吸収させることにより、端面の揃ったフランジ付きパイプを得ることができる。また、フランジより先端側の管壁厚の増大を最小限に抑えることができるので、管壁厚の差に起因する変形の発生を抑制することができる。これにより、フランジより先端側の管形状(とりわけ外周面の円筒度)を精度よく形成できるので、Oリング等を介して相手部品との接続を好適に行なうことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述した様に、本発明のパイプ加工方法によれば、管端に不揃いな余肉部分がある場合でも、不揃いを解消して好適にバルジ加工を行なうことができる。つまり、本発明においては、端面切削を行なわないため、バリ取りや洗浄が不要となり、これにより従来の作業工程増大によるコストアップは免れることができ、また、管端を斜めに加工して作業しなくともよいから、作業工程は増大せず、従来のコストアップは発生しない。これにより、従来より安価で且つ簡便にフランジ付きパイプを製造可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の直管のパイプを示す断面図である。
【図2】実施例1のパイプ加工方法の手順を示す説明図である。
【図3】実施例1の第1治具を示し、(a)はそのリング状凹部の平面図、(b)はリング状凹部の断面図、(c)はリング状凹部を拡大して示す説明図である。
【図4】実施例1のパイプの端部を示し、(a)はその平面図、(b)はその一部を破断して示す正面図である。
【図5】実施例2のパイプを示し、(a)はその端部の平面図、(b)はその一部を破断して示す正面図である。
【図6】実施例3のパイプを示し、(a)はその端部の平面図、(b)はその一部を破断して示す正面図である。
【図7】実施例4のパイプを示し、(a)はその端部の平面図、(b)はその一部を破断して示す正面図である。
【図8】従来技術を示す説明図である。
【図9】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1,33…パイプ
3,31,41,51…フランジ
5…第1治具
7…孔状保持部
9…リング状凹部
11…第2治具
13…第3治具
15…第4治具
17…第5治具
19…第6治具
21…第7治具
Y…余肉部分

Claims (3)

  1. パイプの管端部を軸方向に押圧してフランジを形成するパイプ加工方法において、
    前記パイプの端部の余肉部分を、前記フランジの径方向及び/又は厚さ方向の形状に吸収するために、前記パイプの余肉部分が形成されている側にて張り出した及び/又は余肉部分が形成されている側にて深く設定されたリング状凹部を設けるとともに、前記パイプの形状に対応した孔状保持部を設けた治具を用い、
    該治具の孔状保持部に前記パイプを配置して、前記パイプの端部の余肉部分により不揃いとなった前記パイプの不揃いの管端部を、前記軸方向に押圧してフランジを成形する際に、
    前記不揃いの管端部の余肉部分を、前記治具のリング状凹部に押し込んで前記フランジ形状に吸収させて、前記フランジより先端側の管端部の端面を揃えることを特徴とするパイプ加工方法。
  2. 前記フランジを形成するために使用する治具の前記フランジ形状に対応するリング状凹部の体積を、前記不揃いの管端部の余肉部分の体積分増加させたことを特徴とする前記請求項1記載のパイプ加工方法。
  3. パイプ形状に応じた孔状保持部と形成されるフランジ形状に応じたリング状凹部とを有する治具を用い、該治具の前記孔状保持部内に、管端部が不揃いのパイプを配置して固定した後に、前記固定したパイプに対して、前記不揃いの管端部側から拡管加工を行ない、更に、前記拡管を行なったパイプに対して、前記不揃いの管端部側から絞り加工を行ない、前記絞り加工を行なったパイプに対して、前記不揃いの管端部の端面を押圧してフランジの成形を行なう際に、前記不揃いの管端部の余肉部分を前記フランジ形状に吸収させることを特徴とする前記請求項1又は2記載のパイプ加工方法。
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