JP3619941B2 - シールドセグメント及びシールド工法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はシールドセグメント及びシールド工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シールド工法におけるトンネル覆工材としてシールドセグメント(以下「セグメント」という)が広く知られている。
図10に示すようにセグメントaは平面形状が矩形を呈し、その内側周縁部に複数の継手ボックスbが形成され、そのピース(短面c,c)間を図11に示すボルト・ナットdで連結してリングeを組み立て、さらに各リングe,e(長面f,f)間も同様に図11に示すボルト・ナットdで連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
前記したセグメントの施工技術にあっては次のような問題点がある。
<イ> セグメントaの組み付け工程と既設のセグメントaから反力を得てシールドマシンを発進させる工程とを並行して行えないので、施工効率が悪い。<ロ> セグメントaのトンネル周方向の継手面の連結操作とトンネル軸方向の 継手面の連結操作をボルト・ナットdを用いて連結するため、セグメント aの組み立てに多大の労力と時間を要する。
<ハ> 図11に示すように継手ボックスbの存在により止水シールgの設置位置に制約を受ける。
<ニ> ▲1▼リングe間及びピース間の連結力をボルト・ナットdに頼っていること、▲2▼リングe間の継手面が同一面に揃うことにより、シールドトンネルの曲げ剛性やトンネル軸方向のせん断耐力が小さい。
【0004】
【本発明の目的】
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、つぎのシールドセグメントとその施工方法を提供することにある。
▲1▼ボルト・ナットを使用しないで組立てできる、シールドセグメント。
▲2▼簡単で短時間に各セグメントを接合できる、シールドセグメント。
▲3▼止水性に優れた、シールドセグメント。
▲4▼急速施工が可能な、シールド工法。
▲5▼シールドトンネルの曲げ剛性を改善できる、シールド工法。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル周方向の一方の継手面に凸型継手部を突設し、セグメントのトンネル周方向の他方の継手面に、前記凸型継手部と嵌合可能な凹型継手部を形成し、前記凸型継手部と凹型継手部が相互にセグメント幅の半分のみを嵌合可能に構成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明はトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル周方向の一方の継手面に断面略T字形の凸型継手部を突設し、セグメントのトンネル周方向の他方の継手面に、前記凸型継手部と嵌着可能な凹型継手部を形成し、前記凸型継手部は掛止面を有し、前記凹型継手部は前記凸型継手部の掛止面と嵌着可能な掛止面を有し、前記凸型継手部と凹型継手部の各掛止面は相互にセグメント幅の半分のみの嵌合を許容し、かつ、トンネル縮径方向に接面可能に傾斜して形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のシールドセグメントにおいて、セグメントの角部を欠落させて六角形に形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントの周面に継手部を間に挟んでその両側に複数のシール材を取り付けたことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明はトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、セグメントの相対向する一対のトンネル周方向の継手面に凸型継手部と凸型継手部の組み合わせ、又は凹型継手部と凹型継手部の組み合わせで夫々形成し、前記凸型継手部又は凹型継手部が相互にセグメント幅の半分のみを嵌合可能に構成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明はトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、セグメントの相対向する一対のトンネル周方向の継手面に断面略T字形の凸型継手部と凸型継手部の組み合わせ、又は前記凸型継手部と嵌着可能な凹型継手部と凹型継手部の組み合わせで夫々形成し、前記凸型継手部は掛止面を有し、前記凹型継手部は前記凸型継手部の掛止面と嵌着可能な掛止面を有し、前記凸型継手部と凹型継手部の各掛止面は相互にセグメント幅の半分のみの嵌合を許容し、かつ、トンネル縮径方向に接面可能に傾斜して形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のいずれかに記載のシールドセグメントおいて、セグメントの角部を欠落させて六角形に形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントの周面に継手部を間に挟んでその両側に複数のシール材を取り付けたことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル軸線方向の継手面に嵌合可能な凸条と凹溝とを夫々形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
さらに本発明は前記のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル軸線方向の継手面に凸条と凸条の組み合わせ、又は凹溝と凹溝の組み合わせで夫々形成したことを特徴とする、シールドセグメントである。
【0006】
さらに本発明はトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントをシールドマシン内で組み付けてトンネルを構築するシールド工法において、前記のいずれかに記載のシールドセグメントを使用し、前記シールドセグメントのトンネル周方向の継手部を既設セグメントの対応する継手部にセグメント幅の半分を嵌挿させてトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面間を連結するセグメントの組み立て工程と、組立中のセグメントを除く既設セグメントから掘進反力を得て行うシールド発進工程とを並行して行うことを特徴とする、シールド工法である。
さらに本発明は前記シールド工法において、隣接する各シールドセグメントのセグメント幅の半分嵌挿されることによって、トンネル軸線方向の継手面をずらして組み立てることを特徴とする、シールド工法である。
【0007】
【実施例1】
以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
<イ>セグメントの構造
図1に例示したセグメント10は、長方形の板体を円弧状に湾曲させて形成した覆工材で、その素材は公知と同様にスチール、コンクリート、又は前記両素材の合成構造体を含むものである。
セグメント10の相対向する一方の短面11aの端面には凸型継手部12が設けられ、他方の短面11aの端面には凸型継手部12と対応する凹型継手部13が設けられている。 両継手部12,13は各セグメント幅(短面11a長)の半分の長さを相互に嵌着させて、トンネルの軸方向及び周方向の抜け出しを防止し、かつ、トンネル縮径方向の締付力を発生させて連結するための継手構造である。
【0008】
<ロ>継手部凸型継手部12は図2,3に示すようにセグメント10の延長方向に突出する張出板14の略V字形の外端面に沿って帯状の掛止板15を接合して断面略T字形を呈する剛材で、例えば定着筋16を介してセグメント10と一体に取り付けられている。掛止板15の側面には短面11aの中央へ向け下り勾配で傾斜する、掛止面としての傾斜面17が形成されている。凹型継手部13は図2,4に示すように短面11a方向に沿って形成した掛止孔18と、掛止孔18と短面11aの間を連通するスリット19とを備えた断面略T字形を呈する連続溝で、その掛止孔18内に短面11aの中央へ向け下り勾配で傾斜する、掛止面としての傾斜面20が形成されている。これは両継手部12,13を嵌合させたとき両傾斜面17,20が接面しながら摺動してセグメント10に縮径方向の締付力を発生させるためである。図5は前記両傾斜面17,20は傾斜角度を共にほぼ等しく設定した場合を示すが、各傾斜面17,20の傾斜角度は上記縮径方向の締付力が発生すれば異なる角度の組み合わせであってもよいことは勿論である。また凹型継手部13の掛止孔18は凸型継手部12を嵌挿可能な寸法に設定されているが、両継手部12,13の嵌合操作を容易にするため、図2に示すように凹型継手部13の掛止孔18の入口幅L1 を、凸型継手部12の掛止板15の屈曲差L2 より大きく設定しておくことが望ましい。
【0009】
【作用】
つぎにセグメント10の施工方法について説明する
<イ>セグメントの組立て図6は既に一定長さに組立てられたトンネル21の展開図に示す。トンネル21の前端の形状は隣接する各セグメント10が短面11aの半分の長さずつ前後方向にずれている。また各セグメント10のトンネル周方向(ピース間)の継手面はトンネル軸線と平行で同一線上に揃えられている。図中符号22はセグメント10の組付けとマシンの発進を兼ねるシールドジャッキで、各セグメント10に当接する単位で伸縮を個別に制御できるようになっている。今、セグメント10aを組み付ける場合について説明すると、組み付け予定のセグメント10aの各継手部13,12を既設セグメント10の各継手部13,12に向けて配置した後、セグメント10aに対向するシールドジャッキ22のみを伸長させてトンネル軸線方向に押し込む。シールドジャッキ22の伸長に伴い組み立て予定のセグメント10aはその両端の各継手部12,13を既設セグメント10の各継手部13,12に嵌挿し、既設セグメント10の各継手部13,12にガイドされながらスライドする。 セグメント10aのスライド操作に伴い各継手部13,12の傾斜面17、20の摺接力が増し、組み立て予定のセグメント10aと既設セグメント10の周方向の継手面間にトンネル縮径方向の連結力が生じる。 セグメント10aの長面11bが既設セグメント10の長面11bに当接したらシールドジャッキ22を伸長を停止し、セグメント10aの組付けを完了する。 すなわち、セグメント10aは既設セグメント10のトンネル軸線方向の半分の長さだけスライドさせることで組付けを完了し、その結果、セグメント10aの両端に各継手部12,13はその半分が既設セグメント10と嵌合し、残り半分がトンネル延長方向に露出して突出することになる。以下同様に凸型継手部12及び凹型継手部13を嵌着しながら順次セグメント10を組立てる。
【0010】
ここで各セグメント10の連結性について検証すると、各セグメント10の周方向の継手面間(ピース間)は、凹型継手部13と凸型継手部12の嵌合構造によりトンネル周方向の離脱が拘束され、しかも相互に嵌着する凹型継手部13と凸型継手部12の各傾斜面17,20に楔効果を生じてトンネル軸線方向の移動も拘束される。また各セグメント10のトンネル軸線方向の継手面間は、隣接する各セグメント10がトンネル軸方向の半分の長さずつずれ、一枚のセグメント10が2枚のセグメント10に跨がって嵌着している。換言すればトンネル軸線方向の継手面が同一線上に位置しない。そのため各セグメント10のトンネル軸線方向の離脱が効果的に拘束される。このように凸型継手部12と凹型継手部13の嵌合構造により、各セグメント10のトンネル周方向及びトンネル軸線方向の両方向の離脱を防止して連結する。
【0011】
<ロ>発進工程
既述したセグメント10の組立て工程と並行してシールドマシンを発進させる。 シールドマシンの発進はセグメント10の組立てに使用していないシールドジャッキ22群を一斉に伸長させて発進させる。
セグメント10の組立て工とシールドマシンの発進工を並行して行えるのは、これらの各工程が夫々相互に干渉しない関係にあるからである。
【0012】
【実施例2】
図7はセグメント10の角部を欠落させて六角形状にした他の実施例を示す。各短面11aの中央から両端に向けて斜めに切除して山形面11cを形成した他の実施例を示す。 本実施例は実施例1の四角形を呈するセグメント10の角部を斜めに形成し、その各短面11aを山形面11cとして形成する。本実施例にあっては、組み付け初期においてセグメント10が多少斜めになっていてもセグメント10の角部間の衝突を回避してより円滑に組み付けできる利点がある。 尚、本実施例のセグメント10は前記実施例1と同様に各短面11aに凹型継手部13と凸型継手部12を形成したり、組み付け操作については同様である。
【0013】
【実施例3】
以上の実施例は一つのセグメント10の各短面11aに嵌合手段である凸型継手部12と凹型継手部13とを設ける場合について説明したが、つぎのような同種の嵌合手段の組み合わせであってもよい。
▲1▼凸型継手部12と凸型継手部12の組み合わせ。
▲2▼凹型継手部13と凹型継手部13の組み合わせ。
【0014】
【実施例4】
図8はセグメント10の嵌着部の断面図で、セグメント10の周縁に各継手部12,13を間に挟んで複数条のシール材23を設けた他の実施例を示す。
本実施例はセグメント10の周縁に各継手部12,13を間に挟んで複数のシール材23を多段的に設けてある。 本実施例にあってはセグメント10の継手面の内外に複数のシール材23を設置できるので、セグメント10間の止水性が向上する。
【0015】
【実施例5】
図9は以上の各実施例で説明した各セグメント10の相対向する一対の長面11b(トンネル軸線方向の継手面)に凸条11dと、これに対応する凹溝11eを夫々形成した他の実施例を示す。 本実施例は凸条11d及び凹溝11eは各長面11bに連続して或いは部分的に形成し、凸条11dと凹溝11eを嵌合させて各セグメント10,10のトンネル軸方向の継手面間における剪断抵抗を高める利点がある。 尚、凸状11dと凹溝11eの形成に当たっては一枚のセグメント10に対してつぎの組み合わせが可能である。
▲1▼凸条11dと凹溝11eの組み合わせ。
▲2▼凸条11dと凸条11dの組み合わせ。
▲3▼凹溝11eと凹溝11eの組み合わせ。
【0016】
【実施例6】
本発明はトンネル断面が円形に限定されるものではなく、断面楕円形や略瓢箪形、或いは断面矩形等のあらゆる断面形状のトンネルに適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上説明したようになるから次の効果を得ることができる。
<イ> セグメントの凸型継手部と、凹型継手部を嵌合させて押し込むだけの操作で、セグメントのトンネル軸線方向及び周方向の継手面間の連結を行える。そのため、これまで使用していた連結用ボルト、ナットが不要となり、簡易な操作で、しかも短時間のうちにセグメントを組み立てできる。
<ロ> セグメントのトンネル周方向の継手面間を板状の継手部で連結するので、 点状に連結する従来の連結用ボルト、ナットと比べてセグメントのトンネ ル周方向の継手面の曲げ剛性が大きいうえに、応力分散効果に優れる。
<ハ> セグメントの角部を欠落した形状に形成すると、セグメントの角部の衝突を回避して円滑に組み付けできる。
<ニ> 凸型継手部と凹型継手部をセグメントの端面中央に形成するので、これらの継手部を間に挟んでその両側にシール材を設置でき、従来と比べて継手面の止水性能が向上する。
<ホ> セグメントのトンネル軸線方向の継手面に相互に対応する凸条と凹溝を設け、これらの凸条と凹溝を嵌合させてセグメントを組み立てると、トンネル軸線方向の継手面間の剪断強度をより高く設定できる。
<ヘ> シールドマシンの発進工程と、セグメントaの組立て工を並行して行えるため、施工効率を大幅に改善できる。
<ト> 隣接する各セグメントが2枚のセグメントに跨がって組み付けられるので、トンネル軸方向のせん断耐力が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るシールドトンネルの斜視図
【図2】セグメントの組立て工の説明図で、一部を省略したトンネルの平面図
【図3】セグメントの端部に形成した凸型継手部の斜視図
【図4】セグメントの端部に形成した凹型継手部の斜視図
【図5】セグメントのトンネル方向の継手部の断面図
【図6】セグメントの組立時におけるトンネルの展開図
【図7】セグメントの角部を欠落させた他の実施例に係る説明図で、一部を破断したトンネルの部分平面図
【図8】セグメントの継手面に多段的にシール材を設置したセグメントの継手部の断面図
【図9】セグメントのトンネル軸線方向の継手面に凸条と凹溝を設けた他の実施例に係る継手部の断面図
【図10】従来のトンネルの中央縦断面図
【図11】従来のトンネルの継手部の断面図

Claims (12)

  1. トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、
    セグメントのトンネル周方向の一方の継手面に凸型継手部を突設し、
    セグメントのトンネル周方向の他方の継手面に、前記凸型継手部と嵌合可能な凹型継手部を形成し、
    前記凸型継手部と凹型継手部が相互にセグメント幅の半分のみを嵌合可能に構成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  2. トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、
    セグメントのトンネル周方向の一方の継手面に断面略T字形の凸型継手部を突設し、
    セグメントのトンネル周方向の他方の継手面に、前記凸型継手部と嵌着可能な凹型継手部を形成し、
    前記凸型継手部は掛止面を有し、
    前記凹型継手部は前記凸型継手部の掛止面と嵌着可能な掛止面を有し、
    前記凸型継手部と凹型継手部の各掛止面は相互にセグメント幅の半分のみの嵌合を許容し、かつ、トンネル縮径方向に接面可能に傾斜して形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシールドセグメントおいて、セグメントの角部を欠落させて六角形に形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントの周面に継手部を間に挟んでその両側に複数のシール材を取り付けたことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  5. トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、
    セグメントの相対向する一対のトンネル周方向の継手面に凸型継手部と凸型継手部の組み合わせ、又は、凹型継手部と凹型継手部の組み合わせで夫々形成し、
    前記凸型継手部又は凹型継手部が相互にセグメント幅の半分のみを嵌合可能に構成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  6. トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントにおいて、
    セグメントの相対向する一対のトンネル周方向の継手面に断面略T字形の凸型継手部と凸型継手部の組み合わせ、又は前記凸型継手部と嵌着可能な凹型継手部と凹型継手部の組み合わせで夫々形成し、
    前記凸型継手部は掛止面を有し、
    前記凹型継手部は前記凸型継手部の掛止面と嵌着可能な掛止面を有し、
    前記凸型継手部と凹型継手部の各掛止面は相互にセグメント幅の半分のみの嵌合を許容し、かつ、トンネル縮径方向に接面可能に傾斜して形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のシールドセグメントおいて、セグメントの角部を欠落させて六角形に形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントの周面に継手部を間に挟んでその両側に複数のシール材を取り付けたことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル軸線方向の継手面に嵌合可能な凸条と凹溝とを夫々形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載のシールドセグメントにおいて、セグメントのトンネル軸線方向の継手面に凸条と凸条の組み合わせ、又は凹溝と凹溝の組み合わせで夫々形成したことを特徴とする、
    シールドセグメント。
  11. トンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面を有するシールドセグメントをシールドマシン内で組み付けてトンネルを構築するシールド工法において、
    前記請求項1〜10のいずれかに記載のシールドセグメントを使用し、
    前記シールドセグメントのトンネル周方向の継手部を既設セグメントの対応する継手部にセグメント幅の半分を嵌挿させてトンネル周方向及びトンネル軸線方向の継手面間を連結するセグメントの組み立て工程と、
    組立中のセグメントを除く既設セグメントから掘進反力を得て行うシールド発進工程とを並行して行うことを特徴とする、
    シールド工法。
  12. 請求項11において、隣接する各シールドセグメントのセグメント幅の半分が嵌挿されることによって、トンネル軸線方向の継手面をずらして組み立てることを特徴とする、
    シールド工法。
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