JP3619722B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスクプレーヤ、ミニディスクプレーヤ、デジタルビデオディスクプレーヤ等の如く、ディスクに信号を記録し、若しくはディスクから信号を再生するディスクプレーヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスクプレーヤにおいては、図1に示す如く、シャーシ(1)上に、ディスク(10)を高速回転させるためのスピンドルモータ(11)が取り付けられると共に、ディスク(10)の半径方向と平行に伸びる一対のガイド軸(12)(13)が架設され、両ガイド軸(12)(13)によって、ピックアップ装置(2)がディスク(10)の半径方向へ往復移動可能に支持されている。
ピックアップ装置(2)は、両側部が前記両ガイド軸(12)(13)に摺動可能に係合する移送台(21)上に、ディスクに照射すべきレーザ光を発する半導体レーザ(23)、対物レンズ(22)等の光学系、対物レンズ(22)をフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動するためのアクチュエータ(24)、受光センサー(25)等を搭載している。
ピックアップ装置(2)には往復駆動機構(図示省略)が連繋し、これによってピックアップ装置(2)のディスク半径方向の移送が行なわれる。
【0003】
又、シャーシ(1)には、図2に示す如くディスク(10)の回転面と平行に、回路基板(5)が取り付けられており、前記アクチュエータ(24)、受光センサー(25)、及び半導体レーザ(23)は、図7に示す2枚のフレキシブル配線シート(7)(8)を介して、前記回路基板(5)と接続されている。
【0004】
第1のフレキシブル配線シート(7)には、ベース(71)上に、アクチュエータ駆動用配線パターン(73)とセンサー出力用配線パターン(74)とが隣接して形成されており、これらの配線パターンの端部には、前記回路基板(5)上のコネクター(図示省略)に連結すべき端子部(72)が設けられている。該アクチュエータ駆動用配線パターン(73)によって、前記回路基板(5)からのアクチュエータ駆動信号がアクチュエータ(24)へ伝えられ、センサー出力用配線パターン(74)によって、受光センサー(25)からのセンサー出力信号が回路基板(5)へ伝えられる。
又、第2のフレキシブル配線シート(8)には、ベース(81)上に、レーザ駆動用配線パターン(83)が形成されており、該配線パターンの端部には、前記回路基板(5)上のコネクター(図示省略)に連結すべき端子部(82)が設けられている。該レーザ駆動用配線パターン(83)によって、前記回路基板(5)からのレーザ駆動信号が半導体レーザ(23)へ伝えられる。
尚、フレキシブル配線シート(8)のベース(81)には、自動電力制御回路(Automatic Power Control Circuit)を搭載したAPC回路基板(54)が取り付けられている。
【0005】
ところで、近年、ピックアップ装置(2)のアクチュエータ(24)の駆動には、PWM制御方式が採用されており、この場合、フレキシブル配線シート(7)のアクチュエータ駆動用配線パターン(73)を経てアクチュエータ(24)へ供給すべきアクチュエータ駆動信号として、図3に示す如きPWM(Pulse Width Modulation)信号が採用され、同図(a)(b)(c)の様にPWM信号のパルス幅を変化させることによって、アクチュエータ(24)の動作が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ピックアップ装置(2)のアクチュエータ(24)をPWM制御方式で駆動する場合、PWM信号は図3に示す如く矩形波である為、該矩形波を構成する基本波及び高調波に起因して、アクチュエータ駆動用配線パターン(73)からノイズが発生して、該ノイズがセンサー出力用配線パターン(74)を流れる微弱なセンサー出力信号に重畳され、両配線パターン(73)(74)間に妨害が発生する問題がある。
【0007】
そこで、アクチュエータ駆動用配線パターン(73)の浮遊容量Cとアクチュエータ(24)のインダクタンスLによるフィルター効果を利用して、ノイズを除去する方策が採られているが、そのフィルター効果は充分でない。例えばLCフィルターを追加してフィルター効果を強化すれば、アクチュエータ駆動系の応答速度が遅くなって、駆動性能が低下する。
【0008】
尚、妨害が発生する2つの回路間にシールド構造を配置するノイズ防止方式(特開平5−54622号[G00B33/12])によれば、回路間の妨害はある程度阻止し得るが、フレキシブル配線シート間の妨害は阻止することが出来ない。
又、小スペース化を図るべく、1枚のフレキシブル配線シートを折り曲げて、2枚重ねとして配線を行なう方式(特開平8−306180号[G11B33/12])を採用した場合、近接する2つの信号パターン間で妨害が発生する問題がある。
【0009】
本発明の目的は、ピックアップ装置のアクチュエータをPWM制御方式で駆動する場合において、アクチュエータ駆動用配線パターンと他の配線パターンとの間の妨害を効果的に抑制することが出来るディスクプレーヤを提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るディスクプレーヤにおいて、ピックアップ装置(2)には、ディスクに照射すべきレーザ光を発する半導体レーザ(23)と、対物レンズ(22)と、対物レンズ(22)を駆動するアクチュエータ(24)と、ディスクからの反射光を検知する受光センサー(25)とが搭載され、半導体レーザ(23)、アクチュエータ(24)及び受光センサー(25)はそれぞれ、1或いは複数枚のフレキシブル配線シート上に形成されたレーザ駆動用配線パターン(43)、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)及びセンサー出力用配線パターン(34)を介して、回路基板(5)に接続されている。ここで、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間には、これらの配線パターンを構成する配線の線間距離の2倍以上、例えば配線ピッチの4倍程度の間隔が設けられている。
【0011】
上記ディスクプレーヤにおいては、従来は互いに隣接して形成されていたアクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間に、従来よりも大きな間隔が設けられているので、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズが他の配線パターン、例えばセンサー出力用配線パターン(34)を流れるセンサー出力信号に与える影響を、従来よりも小さくすることが出来る。
尚、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間隔が大きい程、ノイズ防止効果は大きくなるが、これによって機器が大型化する問題が生じるため、配線ピッチの4倍程度の間隔が好ましい。
【0012】
具体的構成において、レーザ駆動用配線パターン(43)、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)、及びセンサー出力用配線パターン(34)は、互いに平行に同一方向へ伸びており、これら3つの配線パターンの内、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)は、アクチュエータ(24)寄りの最も外側の位置に形成されている。
該具体的構成によれば、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)を中央部に配置した場合に比べて、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズが他の2つの配線パターン(43)(34)に及ぼす影響を小さくすることが出来る。
【0013】
他の具体的構成において、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)と、他の少なくとも1つの配線パターン(34)とは、共通のフレキシブル配線シート(3)上に形成され、両配線パターン(33)(34)の間に、ノイズ防止用配線パターン(35)が形成されている。
該具体的構成によれば、前記フレキシブル配線シート(3)を湾曲させた場合でも、共通のフレキシブル配線シート(3)上に形成されたアクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)とは、同一の間隔を維持し、互いに接近することはない。従って、両配線パターン(33)(34)間の妨害の発生を防止することが出来る。
又、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)の間にノイズ防止用配線パターン(35)が形成されているので、該ノイズ防止用配線パターン(35)によって、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)からセンサー出力用配線パターン(34)へ向かうノイズが抑制される。
【0014】
更に他の具体的構成において、ノイズ防止用配線パターン(35)は、他の配線パターン(34)と同一の配線ピッチを有する複数本の配線から構成されている。
該具体的構成によれば、ノイズ防止用配線パターン(35)を他の配線パターン(34)と同一工程で同時に形成することが出来、フレキシブル配線シート(3)の製造工程が簡易となる。
【0015】
又、ノイズ防止用配線パターン(35)を構成する複数本の配線は、一方の端部が開放されると共に、他方の端部がアース若しくは電源に接続されている。
これによって、ノイズ防止用配線パターン(35)が低インピーダンスとなって、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)から他の配線パターンへ向かうノイズを効果的に遮蔽することが出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係るディスクプレーヤによれば、ピックアップ装置のアクチュエータをPWM制御方式で駆動する場合においても、アクチュエータ駆動用配線パターンと他の配線パターンとの間の妨害が効果的に抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1に示すディスクプレーヤに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。尚、従来と同一の構成については説明を省略する。
図1に示す如く、ピックアップ装置(2)は、移送台(21)上に、アクチュエータ(24)、受光センサー(25)及び半導体レーザ(23)を搭載しており、アクチュエータ(24)及び受光センサー(25)は第1のフレキシブル配線シート(3)を介して、半導体レーザ(23)は第2のフレキシブル配線シート(4)を介して、図2に示す回路基板(5)に接続されている。
【0018】
第1のフレキシブル配線シート(3)は、その基端部が移送台(21)上のアクチュエータ(24)と受光センサー(25)の中間位置に固定される一方、第2のフレキシブル配線シート(4)は、その基端部が移送台(21)上の半導体レーザ(23)の取付け部に固定されて、両フレキシブル配線シート(3)(4)が同一方向へ向かって互いに平行に突出している。
【0019】
ピックアップ装置(2)から伸びる2枚のフレキシブル配線シート(3)(4)の先端部は、図2に示す如く回路基板(5)に開設された開口(51)を通過して、回路基板(5)の裏面に設置されたコネクター(52)に連結されている。これらのフレキシブル配線シート(3)(4)は、矢印で示すピックアップ装置(2)の往復移動に伴って容易に弾性変形し、回路基板(5)に対するピックアップ装置(2)の自由な往復移動を許容する。
【0020】
図4に示す如く、第1のフレキシブル配線シート(3)には、ベース(31)上に、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)とが平行に形成されると共に、両配線パターン(33)(34)の間に、ノイズ防止用配線パターン(35)が両配線パターン(33)(34)と平行に形成されている。該フレキシブル配線シート(3)の先端部には、前記コネクター(52)に連結すべき端子部(32)が設けられている。
【0021】
アクチュエータ駆動用配線パターン(33)は、図5に示す如く4本の配線を具え、ベース(31)上のアクチュエータ(24)寄りの端部に形成されている。該アクチュエータ駆動用配線パターン(33)のピックアップ装置側の端部には、前記アクチュエータ(24)に接続すべき接続部(36)が設けられている。
センサー出力用配線パターン(34)は14本の配線を具え、ベース(31)上の受光センサー(25)寄りの端部に形成されている。該ピックアップ装置側の端部には、前記受光センサー(25)に接続すべき接続部(37)が設けられている。
又、ノイズ防止用配線パターン(35)は、他の配線パターンと同一の配線ピッチ(0.5mm)を有する4本の配線を具え、ピックアップ装置側の端部は開放(38)されている。
【0022】
一方、第2のフレキシブル配線シート(4)には、図4に示す如くベース(41)上に、複数本の配線からなるレーザ駆動用配線パターン(43)が形成されており、該レーザ駆動用配線パターン(43)のピックアップ装置側の端部はAPC回路基板(54)を介して半導体レーザ(23)に接続されている。
【0023】
図4に示す第1のフレキシブル配線シート(3)の端子部(32)を図2に示す回路基板(5)のコネクター(52)に連結することによって、アクチュエータ(24)は、回路基板(5)上のPWM制御方式のアクチュエータ駆動回路(図示省略)に接続され、受光センサー(25)は、回路基板(5)上のセンサー出力信号処理回路(図示省略)に接続される。又、ノイズ防止用配線パターン(35)は回路基板(5)上のアース部(図示省略)に接続される。
一方、図4に示す第2のフレキシブル配線シート(4)の端子部(42)を図2に示す回路基板(5)のコネクター(52)に連結することによって、半導体レーザ(23)は、APC回路基板(54)を介して、回路基板(5)上のレーザ駆動回路(図示省略)に接続される。
【0024】
上記ディスクプレーヤにおいては、回路基板(5)からアクチュエータ駆動用配線パターン(33)を経てアクチュエータ(24)へ、図3(a)(b)(c)に示す如きPWM信号が供給されて、アクチュエータ(24)がトラッキング方向及びフォーカス方向に駆動される。又、回路基板(5)からレーザ駆動用配線パターン(43)を経て半導体レーザ(23)へレーザ駆動信号が供給され、この結果、半導体レーザ(23)からレーザ光が発せられる。
レーザ光は対物レンズ(22)を経てディスク信号面上に照射され、その反射光は受光センサー(25)に入射する。これによって得られるセンサー出力信号は、センサー出力用配線パターン(34)を経て回路基板(5)へ供給される。
【0025】
上記ディスクプレーヤにおいては、図4に示す如くピックアップ装置(2)の移送台(21)上に、左から順に、アクチュエータ(24)、受光センサー(25)及び半導体レーザ(23)が配置されており、この配置に応じて、両フレキシブル配線シート(3)(4)には、左から順に、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)、ノイズ防止用配線パターン(35)、センサー出力用配線パターン(34)及びレーザ駆動用配線パターン(43)が形成され、これらの配線パターンは同一方向へ向かって平行に伸びている。
【0026】
ここで、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)はアクチュエータ(24)寄りの端部に形成され、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)及びレーザ駆動用配線パターン(43)とは、少なくともノイズ防止用配線パターン(35)の幅だけ離れているので、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズが他の配線パターン(34)(43)に及ぼす影響は小さい。
又、第1のフレキシブル配線シート(3)と第2のフレキシブル配線シート(4)とは、互いに離間した位置関係で平行に伸びているので、図2の如く屈曲させた場合においても、両配線シートが互いに交差することはなく、これによって両配線シート間の妨害が防止される。
【0027】
更に又、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)の間にノイズ防止用配線パターン(35)が形成されており、該ノイズ防止用配線パターン(35)はアースされて、低インピーダンスとなっているので、アクチュエータ(24)をPWM信号によって駆動する際にアクチュエータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズは、ノイズ防止用配線パターン(35)により効果的に遮蔽されて、センサー出力用配線パターン(34)やレーザ駆動用配線パターン(43)に対する妨害が抑制される。
特にセンサー出力用配線パターン(34)を流れる微弱な信号は、ノイズの影響を受け易いが、ノイズ防止用配線パターン(35)の妨害抑制効果によって、ノイズの少ない高品質の再生信号が得られることになる。
【0028】
図4に示すフレキシブル配線シート(3)(4)を具えた本発明のディスクプレーヤと、図7に示すフレキシブル配線シート(7)(8)を具えた従来のディスクプレーヤにおいて、ピックアップ装置(2)のセンサー出力信号に含まれるノイズを測定し、周波数解析を施したところ、図8〜図11に示す結果が得られた。
【0029】
図8は、従来のディスクプレーヤにおいて、アクチュエータをトラッキング方向に駆動したときのノイズAと、アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズBについての周波数解析の結果を表わしており、ノイズAとノイズBの差が、アクチュエータのPWM駆動に伴うノイズ成分である。
これに対し、図9は、本発明のディスクプレーヤにおいて、ピックアップ装置をトラッキング方向に駆動したときのノイズCと、アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズDについての周波数解析の結果を表わしており、ノイズCとノイズDの差がアクチュエータのPWM駆動に伴うノイズ成分である。
図8と図9の比較から明らかな様に、本発明のディスクプレーヤにおいては、ノイズ防止用配線パターン(35)の形成によって、トラッキング方向の駆動について大きなノイズ抑制効果が得られている。
【0030】
又、図10は、従来のディスクプレーヤにおいて、アクチュエータをフォーカス方向に駆動したときのノイズEと、アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズFについての周波数解析の結果を表わしており、ノイズEとノイズFの差が、アクチュエータのPWM駆動に伴うノイズ成分である。
これに対し、図11は、本発明のディスクプレーヤにおいて、ピックアップ装置をフォーカス方向に駆動したときのノイズGと、アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズHについての周波数解析の結果を表わしており、ノイズGとノイズHの差がアクチュエータのPWM駆動に伴うノイズ成分である。
図10と図11の比較から明らかな様に、本発明のディスクプレーヤにおいては、ノイズ防止用配線パターン(35)の形成によって、フォーカス方向の駆動についても大きなノイズ抑制効果が得られている。
【0031】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、図6に示す如く1枚のフレキシブル配線シート(6)を用いた接続も可能である。該フレキシブル配線シート(6)においては、1枚のベース(61)上に、左から順にアクチュエータ駆動用配線パターン(64)、ノイズ除去用配線パターン(66)、センサー出力用配線パターン(65)、及びレーザ駆動用配線パターン(67)が形成されており、これらの配線パターンの先端部には端子部(62)が設けられている。
【0032】
又、図4に示すアクチュエータ駆動用配線パターン(33)、ノイズ防止用配線パターン(35)、センサー出力用配線パターン(34)及びレーザ駆動用配線パターン(43)の位置関係は、アクチュエータ(24)、受光センサー(25)及び半導体レーザ(23)の配置に応じて変更することが可能であって、例えばアクチュエータ(24)と受光センサー(25)の間に半導体レーザ(23)が配置されている場合は、図4の左から順に、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)、ノイズ防止用配線パターン(35)、レーザ駆動用配線パターン(43)、及びセンサー出力用配線パターン(34)を形成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレーヤの要部を示す一部破断斜視図である。
【図2】該ディスクプレーヤの要部を示す断面図である。
【図3】アクチュエータを駆動するためのPWM信号の波形を示す図である。
【図4】ピックアップ装置から伸びる第1及び第2のフレキシブル配線シートを示す平面図である。
【図5】第1のフレキシブル配線シートの配線パターンを表わす展開図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すピックアップ装置及びフレキシブル配線シートの平面図である。
【図7】従来のディスクプレーヤにおけるピックアップ装置及びフレキシブル配線シートの平面図である。
【図8】従来のディスクプレーヤにおけるトラッキング方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表わすグラフである。
【図9】本発明のディスクプレーヤにおけるトラッキング方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表わすグラフである。
【図10】従来のディスクプレーヤにおけるフォーカス方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表わすグラフである。
【図11】本発明のディスクプレーヤにおけるフォーカス方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表わすグラフである。
【符号の説明】
(2) ピックアップ装置
(21) 移送台
(22) 対物レンズ
(23) 半導体レーザ
(24) アクチュエータ
(25) 受光センサー
(3) フレキシブル配線シート
(33) アクチュエータ駆動用配線パターン
(34) センサー出力用配線パターン
(35) ノイズ防止用配線パターン
(4) フレキシブル配線シート
(43) レーザ駆動用配線パターン
Claims (2)
- 回転するディスクの半径方向にピックアップ装置(2)を往復移動させて、ディスクから光学的に信号を再生するディスクプレーヤであって、ピックアップ装置(2)には、ディスクに照射すべきレーザ光を発する半導体レーザ(23)と、対物レンズ(22)と、対物レンズ(22)を駆動するアクチュエータ(24)と、ディスクからの反射光を検知する受光センサー(25)とが搭載され、半導体レーザ(23)、アクチュエータ(24)及び受光センサー(25)はそれぞれ、1或いは複数枚のフレキシブル配線シート上に形成されたレーザ駆動用配線パターン(43)、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)及びセンサー出力用配線パターン(34)を介して、回路基板(5)に接続されているディスクプレーヤにおいて、
アクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間には、これらの配線パターンを構成する配線の線間距離の2倍以上の間隔が設けられ、
アクチュエータ駆動用配線パターン(33)と、他の少なくとも1つの配線パターン(34)とは、共通のフレキシブル配線シート(3)上に形成され、両配線パターン(33)(34)の間に、ノイズ防止用配線パターン(35)が形成され、
当該ノイズ防止用配線パターン(35)は、他の配線パターン(34)と同一の配線ピッチを有する複数本の配線から構成されていることを特徴とするディスクプレーヤ。 - ノイズ防止用配線パターン(35)を構成する複数本の配線は、一方の端部が開放されると共に、他方の端部がアース若しくは電源に接続されている請求項1に記載のディスクプレーヤ。
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