JP3851555B2 - 光ピックアップ、情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的に情報の記録再生消去等を行う情報処理装置に用いられる光ピックアップ等に関する。
【0002】
【従来の技術】
それぞれ異なる波長で記録再生を行う複数の記録媒体を単一の装置で記録再生を行う場合、一般に、記録媒体の種類に対応して波長の異なる複数の光源を有する光ピックアップが用いられる。図9は従来の光ピックアップの構成を示している。901と902は互いに波長の異なる光源ユニットで、例えば図示していないが、光源の一例である半導体レーザ、ホログラム、光検出器等が一体で構成されている。光源ユニット901から出射された光はビームスプリッター(以下BS)903を透過した後、集光レンズ904で記録媒体905に集光される。記録媒体905で反射された光は、逆の光路をたどって光源ユニット901に入射する。光源ユニット901に入射した光は、光源ユニットに内蔵されているホログラムで回折され、光源ユニット内の光検出器でフォーカス、トラッキング、RF等各種信号の検出が行われる。ただし、光源ユニット901、902内部の構成や、各種信号の検出方式は、本技術および以後説明する本発明の本質的な構成要素ではなく、また様々な構成が既に公知であるためその説明は省略する。
【0003】
光源ユニット902から出射された光はBS903で反射された後、集光レンズ904で記録媒体905に集光される。記録媒体905からの反射光は、逆の光路をたどって光源ユニット902に入射し、光源ユニット901と同様各種信号の検出が行われる。BS903は光源ユニット901と光源ユニット902からの光の合成、分離を行うもので、波長によって光の反射、透過を制御するバンドパスフィルターや偏光によって制御する偏光ビームスプリッター、任意の比率で透過光と反射光に分離するハーフミラー等が一般的に用いられる。各々の光源ユニット901と902には、それぞれ駆動回路906と制御回路907、駆動回路908と制御回路909が接続されており、制御回路からの信号に応じて駆動回路が光源ユニット内の光源である半導体レーザに電流を供給し発光を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の構成においては、各々の光源ユニットに毎にそれぞれ駆動回路と制御回路とが設けられているため、光ピックアップ全体の回路量が多く、コストアップや装置の大型化等の課題を有していた。
【0005】
本発明は、少ない回路量で複数の光源を駆動すると共に、高性能な駆動特性を有する光ピックアップ等の実現を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本発明(請求項1に対応)は、複数の記録媒体のそれぞれに対し情報の記録再生をおこなうための光ピックアップであって、
前記複数の記録媒体に対応する複数の光源と、
前記複数の光源のそれぞれを駆動する複数の駆動回路と、
外部からの信号を前記駆動回路のいずれかに対して切り替えて出力する切替手段と、
前記駆動回路および前記切替手段を制御する制御回路とを備え、
前記複数の駆動回路と前記切替手段とは一体で構成されており、
前記複数の駆動回路のそれぞれと前記切替手段との伝送路の長さは、実質上同一であり、
かつ前記切替手段と前記複数の光源との伝送路の長さは、前記複数の光源のうち波長の短い光源ほど短くなっている光ピックアップである。
【0007】
また、第2の本発明(請求項2に対応)は、記録可能な記録媒体に対し情報の記録を行うための第1の光源と、
情報が記録された記録媒体から情報の再生を行うための第2の光源と、
前記第1の光源を駆動する第1の駆動回路と、
前記第2の光源を駆動する第2の駆動回路と、
外部からの信号を前記第1の駆動回路または前記第2の駆動回路に対して切り替えて出力する切替手段と、
前記第1の駆動回路、前記第2の駆動回路および前記切替手段を制御する制御回路とを備え、
前記第1の駆動回路と、前記第2の駆動回路と、前記切替手段とは一体で構成されており、
前記第1の駆動回路と前記切替手段との伝送路の長さと、前記第2の駆動回路と前記切替手段との伝送路の長さは、実質上同一であり、
かつ前記切替手段と前記第1の光源との伝送路の長さは、前記切替手段と前記第2の光源との伝送路の長さより短くなっている光ピックアップである。
【0008】
また、第3の本発明(請求項3に対応)は、請求項1又は2に記載の光ピックアップと、
前記光ピックアップから得られる信号を復調する復調手段と、
前記光ピックアップに対し出力する信号を変調する変調手段とを備えた情報処理装置である。
【0022】
これにより、少ない回路量で複数の光源を駆動すると共に、高性能な駆動特性の実現が可能となる。
【0023】
また、少ない駆動回路で複数の光源の駆動が可能になると共に、高性能な駆動特性が実現できるという作用を有する。また、切替手段と駆動回路や光源を一体で構成することにより、さらに光ピックアップや情報処理装置の小型化、低コスト化、高性能化が実現できるという作用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光ピックアップの実施の形態について、図面を参照しながら説明するとともに、これにより、本発明の光情報記録再生情報の各実施の形態について説明を行う。
【0025】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の光ピックアップの構成図である。101、102は互いに波長の異なる光源を有する光源ユニットで光源ユニット102に対し光源ユニット101の方が波長が短い。また103はBS、104は集光レンズ、105は記録媒体、106は切替手段、107は駆動回路、108は制御回路である。上述した各手段の動作において、光学的な情報の記録再生動作は従来例と同様であるため説明は省略する。切替手段106は、記録媒体105の種類に応じて、駆動回路107からの信号を光源ユニット101あるいは光源ユニット102に切り替える動作を行う。
【0026】
本構成により単一の駆動回路107と制御回路108とで光源ユニット101、光源ユニット102の両方を駆動することが可能となる。ここで、切替手段106は図1に示す通り、波長の短い光源ユニット101に近接して、切替手段106と光源ユニット101との伝送路長が短くなるように設けられている。
【0027】
一般に、駆動信号を切替手段106を通すと、ノイズが上昇したりインピーダンスの整合が崩れて駆動波形が歪んだりする。この現象は、切替手段106と光源までの距離が長いと、切替手段106から各光源までの配線のインピーダンスの影響等でさらに不利になる。よって切替手段106と各光源までの距離は、いずれも短いことが望ましいが、複数の光源に対し、全ての光源と切替手段106の距離を短く設定することは困難である。そこで複数の光源のうち、より高品質で駆動する必要のある光源に切替手段106を近接して配置し、伝送路長を短くとることが望ましい。
【0028】
図1の構成で、光源ユニット101の光源の波長をλ1、光源ユニット102の光源の波長をλ2、対物レンズ104の開口数をNAとすると、記録媒体105に集光されるスポットの大きさは、光源ユニット101はλ1/NAに、光源ユニット102はλ2/NAにそれぞれ比例する。波長の短い光源ユニット(本例では光源ユニット101)のスポットの方が小さいため、より高密度な情報の記録再生が可能であると共に、光源に対してはより高品質な駆動特性が要求される。
【0029】
本構成では、切替手段106を波長の短い光源ユニット101の近傍に設け、伝送路長を短くとることにより、上記した切替手段や切替手段から光源までの配線に起因する光源の駆動品質の低下を抑制することができる。このことにより、互いに波長が異なるためにそれぞれ異なった駆動品質が必要な複数の光源に対し、各々適切な駆動を実現することが可能となる。本例では2種類の波長の場合について説明したが、λ1、λ2、λ3・・・λn(n=1、2,・・・)と3種類以上の波長を有する場合についても全く同様である。
【0030】
また、本例では、光源ユニットを用いた構成を示したが、本発明は、本構成に限定されるものではなく、少なくとも、光を発する複数の光源と切替手段との配置関係において、より波長の短いほうの光源が近接して配置され、その光源と切替手段との伝送路の長さが短くなっていれば同様の効果を有することは言うまでもない。
【0031】
図2は他の構成例を示している。図2(a)は、図1同様、光源ユニット101のほうが、光源ユニット102より近接して切替手段201のほうに設けられており、光源ユニット101と切替手段201との伝送路長が光源ユニット102と切替手段201との伝送路長より短くなっているが、本構成では切替手段201と駆動回路202が一体のユニット203で構成されている。本構成では、図1の構成における利点に加え、切替手段201と駆動回路202が一体で構成されることにより、切替手段201と駆動回路202との伝送路が図1の構成よりさらに短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。ここでの一体化は、(1)同一プリント基板上に実装、(2)ハイブリッドIC、(3)LSI等の実装形態が代表的なものである。
【0032】
図2(b)は、光源ユニット内208の光源204と切替手段207が一体で構成されている構成例である。光源ユニット208内には、光源204、記録媒体105からの反射光を光検出器205へ導くホログラム206、駆動回路107が駆動する光源を切り替える切替手段207が一体で構成されている。本構成では光源204と切替手段207とが一体であるため、光源204と切替手段207との配線がより短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。なお、光源ユニット208の構成は一例であり、本構成に限定されるものではない。
【0033】
また、本発明のポイントは少なくとも光源204と切替手段207が一体で構成されている点にあり、光検出器205やホログラム206が切替手段207と一体である必要はない。図2(c)に示すように、図2(a)、(b)を同時に満足する構成、すなわち光源209と切替手段210と駆動回路211とが一体で構成される場合には、図2(a)、(b)両方の利点を有していることは言うまでもない。
【0034】
切替手段として、図では簡単のためスイッチの形態で図示したが、機械的なスイッチは勿論電気的なスイッチ、例えばトランジスタやFET等による切替やアナログスイッチ等、駆動回路からの信号を切り換えられる手段であればその構成は問わないことは言うまでもない。
【0035】
また、各光源の波長をλ1、λ2、各々の光源と切替手段との間の伝送線路長をそれぞれL1、L2とした時、λ1<λ2の場合L1<L2であれば本発明の効果は発揮される。それは以下のような理由による。すなわち、電気的に駆動回路から光源をみた時、駆動回路(切換手段、切替手段)から光源までの伝送路は負荷となる。この負荷は主として容量(以下Cと称す)成分と(インダクタンス(以下Lと称す)成分からなり、主としてC成分は光源の駆動波形の立ち上がり時間に、L成分は同波形の立ち上がり部のリンギング波形に影響し、いずれも小さいことが望ましいことは言うまでもない。
【0036】
記録媒体における情報の記録密度は、集光レンズによって記録媒体上に形成される光スポットの大きさに依存し、光スポットの大きさは集光レンズの開口数NAが等しい場合、光源の波長に比例する。例えば2種類の光源λ1、λ2(λ1<λ2)の場合を考えると、光源λ1によって形成される光スポットはλ2に対し、λ1/λ2の大きさになる。このことは記録媒体の同一トラック上に情報を記録したとき、光源λ1の方がλ2に対し1トラックあたりλ2/λ1倍の記録が行え、記録媒体が同じ線速度で回転した時、光源λ1で記録媒体に記録する情報の転送速度がλ2に対しλ2/λ1倍になることを意味している。記録媒体への情報の記録は、駆動回路による光源の変調によって行われ、転送速度に比例して駆動波形の立ち上がり時間を短くする必要があることは言うまでもない。ここで駆動波形の立ち上がり時間は伝送路のC成分に概略比例するが、伝送路のC成分は該伝送路と近接した電源やグランド等の配線との間の容量成分が支配的であるため、伝送路の長さに比例する。このため、光源λ1の伝送路の長さL1を光源λ2の伝送路の長さL2のλ1/λ2にすることにより、転送速度差に見合った立ち上がり時間の設定が可能となる。
【0037】
さらに、実際には回路要因以外にも光学要因等で、波長の短い光源に要求される性能がさらに厳しい場合があり、これらを加味した場合上記の配線割り振りよりさらにL1を短く設定する方が望ましい場合がある。すなわち、光源λ1と光源λ2で情報の記録を行う時、集光レンズのNAも同一ではなく、波長の短い光源λ1に対応するNAをλ2のNAより大きく設定して、より記録密度の向上をはかる場合がある。この場合は、情報の転送速度の比はλ2/λ1より大きくなるため、光源の駆動波形の立ち上がり時間の比L1/L2をλ1/λ2より小さく設定することにより、転送速度と立ち上がり時間のバランスがとれることになる。
【0038】
以上のような理由により、波長の異なる両光源に対する切替手段からの伝送路の長さは、上記内容に鑑み、L1/L2≦λ1/λ2の条件下で設定することが望ましい。
【0039】
尚、ここでは2光源の場合について説明したが、光源が3つ以上となって、波長λ2より順に波長が長くなるλ3・・λnの場合も、L1/L3≦λ1/λ3、・・L1/Ln≦λ1/λnと全く同様の関係を有する。
【0040】
また、上記構成例では、複数の光源もしくは光源ユニットは独立して構成されていたが、この構成に限定されるものではない。2つ以上の光源が単一の光源ユニット内に設けられている場合についても全く同様であり、その場合も波長の短い光源に切替手段をより近接させ、光源と切替手段との伝送路長をより短いものとすることにより本発明の優れた効果が得られることは言うまでもない。また、制御回路108の構成には言及していないが、切替手段201と制御回路108が一体で構成されてる場合、上記利点に加え、さらなる回路の小型化や安定化が図れるという利点も有している。また、図2(d)に示すように、切替手段201、制御回路108および駆動回路202が一体で構成されている場合も、同様の利点を有する。
【0041】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2の光ピックアップの構成図である。図において図1,2と同一部または相当部には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また301は本発明の第1の光源を含む光源ユニット、302は本発明の第2の光源を含む光源ユニットである。図3(a)で2つの光源ユニット301、302からの光はいずれもBS303、集光レンズ104を介して記録媒体105上に集光され、情報の記録再生を行う。ここで光源ユニット301は情報の記録再生動作を行い、光源ユニット302は情報の再生動作のみを行う。この時光源ユニット301の波長と光源ユニット302の波長は、互いに異なっていてもよいし、同じであっても構わない。
【0042】
光源ユニット301と光源ユニット302とを比較した場合、再生動作のみの光源ユニット302は一定出力で駆動されることがほとんどであるが、記録動作を行う光源ユニット301は記録時に高速で変調されるため、光源ユニット302に比べ高品質な駆動特性が要求される。すなわち、再生のみを行う光源は、一定の光出力でDC発光することにより情報の再生を行うが、記録を行う光源は記録情報に応じて光源の変調を行う必要がある。駆動回路による光源の変調波形の品質は、駆動回路から光源までの伝送路によるL成分やC成分に大きく依存するが、DC発光する再生用の光源は伝送路の影響をあまり受けない。このため記録用の光源の伝送路の長さを短く設定することが望ましい。
【0043】
本構成では、切替手段106が記録を行う光源ユニット301に近接して設けられており、切替手段106と光源ユニット301との伝送線路長が、切替手段106と光源ユニット302との伝送線路長より短くなっているため、切替手段や切替手段から光源までの配線に起因する光源ユニット301の駆動品質の低下を抑制することができ、単一の駆動回路107で記録用の光源ユニット301と再生用の光源ユニット302を各々良好に駆動できるという優れた効果を有するものである。
【0044】
図3(b)は他の構成例で、図3(a)の構成に対し記録再生用の光源ユニット304がさらに設けられている。ここで光源ユニット302は再生用、301と304は記録再生用で光源ユニット301と光源ユニット304とは互いに波長が異なり、光源ユニット301の方が、光源ユニット304より波長が短いものである。3つの光源ユニット301、302および304は、それぞれ単一の駆動回路107からの駆動信号で、切替手段307を介して選択的に駆動される。切替手段307は再生用の光源ユニット302より記録再生用の光源ユニット301,304に近接して設けられており、切替手段307と光源ユニット301および304との伝送線路長は、いずれも切替手段307と光源ユニット302との伝送線路長より短くなっている。
【0045】
さらに、切替手段307は、記録再生用光源ユニット301,304の中でも波長のより短い光源ユニット301に最も近接して設けられており、切替手段307と光源ユニット301との伝送線路長は、切替手段307と光源ユニット304との伝送線路長より短くなっている。これにより実施の形態1と同様の効果が得られている。
【0046】
本構成により、再生用光源より、記録再生用光源の方が良好な駆動特性が得られると共に、記録再生用光源においても波長がより短く、より良好な駆動特性が必要な光源ユニット301に対し、良好な駆動特性を実現できるという優れた効果を有している。図3では光源ユニットが2つあるいは3つの場合を例示したが、4つ以上の場合も全く同様である。
【0047】
図4は他の構成例を示している。図4(a)の構成では、図2(a)の実施の形態1同様、切替手段201と駆動回路202が一体で構成されている。切替手段201が、図3同様記録再生用の光源ユニット301に近接して、光源ユニット301との伝送路長が短くなるよう設けられていることは言うまでもない。本構成では図3の利点に加え、切替手段201と駆動回路202との伝送路が図3の構成よりさらに短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。図4(a)は光源ユニットが2つの場合を示したが、3つ以上の場合も同様である。
【0048】
図4(b)は図2(b)同様、光源401と切替手段404が一体で構成されたものである。本構成は図3(b)同様2つの記録再生用光源ユニット304、405と1つの再生用光源ユニット302の3つの光源ユニットで構成されている。切替手段404は光源ユニット405内で、記録再生用で且つ波長の短い光源401と近接して一体で構成されている。このことにより図3(b)の利点に加え、光源401と切替手段404との伝送路がさらに短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。切替手段として、図では簡単のためスイッチの形態で図示したが、機械的なスイッチは勿論電気的なスイッチ、例えばトランジスタやFET等による切替やアナログスイッチ等、駆動回路からの信号を切り換えられる手段であればその構成は問わないことは言うまでもない。
【0049】
また、上記構成例では、複数の光源もしくは光源ユニットは独立して構成されていたが、この構成に限定されるものではない。2つ以上の光源が単一の光源ユニット内に設けられている場合についても全く同様であり、その場合も記録再生用の光源、あるいは波長の短い光源に切替手段を近接させることにより本発明の優れた効果が得られることは言うまでもない。また、制御回路108の構成には言及していないが、切替手段と制御回路108が一体で構成されてる場合、上記利点に加え、さらなる回路の小型化や安定化が図れるという利点も有している。また、実施の形態1の図2(d)に示す構成のように、切替手段201、制御回路108および駆動回路202が一体で構成されている場合も、同様の利点を有する。
【0050】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3の構成図である。101、102は互いに波長の異なる光源を有する光源ユニットで、光源ユニット102に対し光源ユニット101の方が波長が短い。また103はBS、104は集光レンズ、105は記録媒体、501は切替手段、502は本発明の第1の駆動回路に相当する駆動回路、503は本発明の第2の駆動回路に相当する駆動回路、108は制御回路である。光学的な情報の記録再生動作は従来例や実施の形態1と同様であるため説明は省略する。切替手段501は制御回路108からの信号を光源ユニット101用の駆動回路502あるいは光源ユニット102用の駆動回路503に切り替える動作を行う。
【0051】
以上のような本構成では、複数の光源ユニットにそれぞれ対応した複数の駆動回路を有しており、実施の形態1のように光源ユニットと駆動回路との間に切替手段を持たない。したがって、切替手段自体の内部損失による駆動特性の劣化は生じないという利点がある。
【0052】
さらに本構成は、単一の制御回路108で駆動回路502、駆動回路503の両方を駆動することが可能となり、同様の従来の構成に対し回路の削減小型化が可能になる。
【0053】
ここで、切替手段501は図5に示す通り、波長の短い光源ユニット101に近接して、駆動手段502を介した切替手段501と光源ユニット101との伝送路長が短くなるように設けられている。このとき、駆動回路502と光源ユニット101との伝送路長と、駆動回路503と光源ユニット102との伝送路長とは同一であり、切替手段501と駆動手段502との伝送路長は、切替手段501と駆動手段503との伝送路長より短くなるようにしている。
【0054】
一般に、制御回路108からの制御信号を切替手段501に通すと、ノイズが混入したり制御信号波形に遅延が発生したりする。この現象は、切替手段501と駆動回路や光源までの距離が長いと、配線等の影響でさらに不利になる。よって切替手段501と各光源までの距離は短いことが望ましいが、複数の光源に対し、全ての光源と切替手段501の距離を短く設定することは困難である。そこで複数の光源のうち、より高品質で駆動する必要のある光源に切替手段501を近接して配置し、伝送路長を短くとることが望ましい。
【0055】
図5の構成で、光源ユニット101の光源の波長をλ1、光源ユニット102の光源の波長をλ2、対物レンズ104の開口数をNAとすると、記録媒体105に集光されるスポットの大きさは、、光源ユニット101はλ1/NAに、光源ユニット102はλ2/NAにそれぞれ比例する。波長の短い光源ユニット(本例では光源ユニット101)のスポットの方が小さいため、より高密度な情報の記録再生が可能であると共に、光源に対してはより高品質な駆動特性が要求される。
【0056】
本構成では、切替手段501を波長の短い光源ユニット101の近傍に設け、伝送路長を短くとることにより、上記した切替手段や切替手段から光源や駆動回路までの配線に起因する光源の駆動品質の低下を抑制することができる。このことにより、互いに波長が異なるためにそれぞれ異なった駆動品質が必要な光源に対し、各々適切な駆動を実現することが可能となる。本例では2種類の波長の場合について説明したが、λ1、λ2、λ3・・・λn(n=1、2,・・・)と3種類以上の波長を有する場合についても全く同様である。また、本例では光源ユニットを用いた構成を示したが、本発明は、本構成に限定されるものではなく、少なくとも、光を発する複数の光源と切替手段との配置関係において、より波長の短いほうの光源が近接して配置され、対応する駆動手段を介したその光源と切替手段との伝送路の長さが短くなっていれば同様の効果を有することは言うまでもない。このとき、駆動回路502と光源ユニット101との伝送路長が、駆動回路503と光源ユニット102との伝送路長より短くなるようにし、切替手段501と駆動手段502との伝送路長は、切替手段501と駆動手段503との伝送路長と同一であるようにしてもよい。
【0057】
図6は他の構成例を示している。図6(a)は、図5同様、光源ユニット101のほうが、光源ユニット102より近接して切替手段601のほうに設けられており、光源ユニット101と切替手段601との伝送路長が光源ユニット102と切替手段601との伝送路長より短くなっているが、本構成では切替手段601と駆動回路602が一体のユニット603で構成されている。このとき、図5の例と同様、駆動回路502と光源ユニット101との伝送路長と、駆動回路503と光源ユニット102との伝送路長とは同一であり、ユニット603において、一体化した切替手段601と駆動手段602との伝送路長は、切替手段601と駆動手段503との伝送路長より短くなるようにしている。
【0058】
本構成では、図5の構成における利点に加え、切替手段601と駆動回路602とが一体で構成されることにより、切替手段601と駆動回路602との伝送路が図5の構成より短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。ここでの一体化は、(1)同一プリント基板上に実装、(2)ハイブリッドIC、(3)LSI等の実装形態が代表的なものである。
【0059】
なお、図10(a)に示すように、ユニット603において、一体化した切替手段601と駆動手段602との伝送路長は、切替手段601と駆動手段503との伝送路長と同一として、駆動回路602と光源ユニット101との伝送路長を、駆動回路503と光源ユニット102との伝送路長より短くすることにより、光源ユニット101と切替手段601との伝送路長を、光源ユニット102と切替手段601との伝送路長より短くしてもよい。
【0060】
さらに図10(b)に示すように、切替手段609と、光源ユニット101用の駆動回路610と光源ユニット102用の駆動回路611とが一体化したユニット612を備えた構成としてもよい。このとき、ユニット612において、一体化した切替手段609と駆動回路610との伝送路長は、切替手段609と駆動回路611の伝送路長と同一として、駆動回路610と光源ユニット101との伝送路長が、駆動回路611と光源ユニット102との伝送路長より短くすることにより、光源ユニット101と切替手段609との伝送路長を、光源ユニット102と切替手段609との伝送路長より短くするのが望ましい。
【0061】
図6(b)は、光源ユニット内608の光源604と駆動回路607が一体で構成されている構成例である。光源ユニット608内には、光源604、記録媒体105からの反射光を光検出器605へ導くホログラム606、光源604を駆動する駆動回路607が一体で構成されている。本構成では光源604と駆動回路607が一体であるため、光源604と駆動回路607との配線が短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。なお、光源ユニット608の構成は一例であり、本構成に限定されるものではない。
【0062】
また、本発明のポイントは光源604と駆動回路607が一体で構成されている点にあり、光検出器605やホログラム606が一体である必要はない。図示していないが図6(a)、(b)を同時に満足する構成、すなわち光源と切替手段と駆動回路が一体で構成される場合には、図6(a)、(b)両方の利点を有していることは言うまでもない。
【0063】
また、図6(b)と図10(b)とを同時に満足する構成、すなわち光源と切換手段と2つの駆動回路とを一体に構成してもよく、この場合は図6(b)および図10(b)の各構成の両方の利点を有していることは言うまでもない。
【0064】
切替手段として、図では簡単のためスイッチの形態で図示したが、機械的なスイッチは勿論電気的なスイッチ、例えばトランジスタやFET等による切替やアナログスイッチ等、制御回路からの信号を切り換えられる手段であればその構成は問わないことは言うまでもない。また、外部からの電気的ノイズの影響を避けるため、制御回路から駆動回路への信号を光ファイバーや光導波路等で光を用いて伝送する場合がある。この時切替手段としては光スイッチ等が用いられるが、この場合も光スイッチ等の切替手段が波長の短い光源に近接して設けられ、切替手段と光源との伝送路長がより短くなることにより本発明の優れた効果を有することは言うまでもない。
【0065】
また、上記構成例では、複数の光源もしくは光源ユニットは独立して構成されていたが、この構成に限定されるものではない。2つ以上の光源が単一の光源ユニット内に設けられている場合についても全く同様であり、その場合も波長の短い光源に切替手段を近接させることにより本発明の優れた効果が得られることは言うまでもない。また、制御回路108の構成には言及していないが、切替手段と制御回路108が一体で構成されてる場合、上記利点に加え、さらなる回路の小型化や安定化が図れるという利点も有している。また、実施の形態1の図2(d)に示す構成のように、切替手段201、制御回路108および駆動回路202が一体で構成されている場合も、同様の利点を有する。
【0066】
また、実施の形態1と同様の理由により、波長の異なる2つの光源に対する切替手段からの伝送路の長さは、短い波長をλ1とし、その伝送路長をL1,他方の波長をλ2,対応する伝送線路長をL2とすると、L1/L2≦λ1/λ2の条件下で設定することが望ましく、光源が3つ以上となって、波長λ2より順に波長が長くなるλ3・・λnの場合も、L1/L3≦λ1/λ3、・・L1/Ln≦λ1/λnと全く同様の関係となるのが望ましい。
【0067】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4の構成図である。図において図5,6と同一部または相当部には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。また701は本発明の第1の光源を含む光源ユニット、702は本発明の第2の光源を含む光源ユニットである。図7(a)で2つの光源ユニット701、702からの光はBS703、集光レンズ104を介して記録媒体105上に集光され、情報の記録再生を行う。ここで光源ユニット701は情報の記録再生動作を行い、光源ユニット702は情報の再生動作のみを行う。この時光源ユニット701と光源ユニット702の波長は、互いに異なっていてもよいし、同じであっても構わない。
【0068】
切替手段501は制御回路108からの信号を光源ユニット701用の駆動回路502あるいは光源ユニット702用の駆動回路503に切り替える動作を行う。
【0069】
光源ユニット701と光源ユニット702とを比較した場合、再生動作のみの光源ユニット702は一定出力で駆動されることがほとんどであるが、記録動作を行う光源ユニット701は記録時に高速で変調されるため、光源ユニット702に比べ高品質な駆動特性が要求される。すなわち、実施の形態2と同様、再生のみを行う光源は、一定の光出力でDC発光することにより情報の再生を行うが、記録を行う光源は記録情報に応じて光源の変調を行う必要がある。駆動回路による光源の変調波形の品質は、駆動回路から光源までの伝送路によるL成分やC成分に大きく依存するが、DC発光する再生用の光源は伝送路の影響をあまり受けない。このため記録用の光源の伝送路の長さを短く設定することが望ましい。
【0070】
本構成では、切替手段501は図7(a)に示す通り、記録再生用の光源ユニット701に近接して設けられており、駆動手段502を介した切替手段501と光源ユニット701との伝送線路長が、駆動手段503を介した切替手段106と光源ユニット702との伝送線路長より短くなっているため、切替手段や切替手段から光源までの伝送路に起因する光源ユニット701の駆動品質の低下を抑制することができ、単一の制御回路108で記録用の光源ユニット701と再生用の光源ユニット702を各々良好に駆動できるという優れた効果を有するものである。
【0071】
また、本構成では複数の光源ユニットにそれぞれ対応した複数の駆動回路を有しており、実施の形態2のように光源ユニットと駆動回路との間に切替手段を持たない。したがって、切替手段自体の内部損失による駆動特性の劣化は生じないという利点がある。さらに本構成は、単一の制御回路108で駆動回路502、503の両方を駆動することが可能となり、同様の従来の構成に対し回路の削減小型化が可能になる。
【0072】
図7(b)は他の構成例で、図7(a)の構成に対し記録再生用の光源ユニット704がさらに設けられている。ここで光源ユニット702は再生用、光源ユニット701および光源ユニット704は記録再生用で光源ユニット701と光源ユニット704は互いに波長が異なり、光源ユニット701の方が光源ユニット704より波長が短いとする。3つの光源ユニット701,702および704は、それぞれ単一の制御回路108からの駆動信号で、切替手段707を介して選択的に駆動される。切替手段707は再生用の光源ユニット702より記録再生用の光源ユニット701,704に近接して設けられており、切替手段707と光源ユニット701および704との伝送線路長は、いずれも切替手段707と光源ユニット702との伝送線路長より短くなっている。
【0073】
さらに、切替手段707は、記録再生用光源ユニット701,704の中でも波長のより短い光源ユニット701に最も近接して設けられており、切替手段707と光源ユニット701との伝送線路長は、切替手段707と光源ユニット704との伝送線路長より短くなっている。これにより実施の形態1と同様の効果が得られている。
【0074】
本構成により、再生用光源より記録再生用光源の方が良好な駆動特性が得られると共に、記録再生用光源においても波長が短く、より良好な駆動特性が必要な光源ユニット701に対し、良好な駆動特性を実現できるという優れた効果を有している。図7では光源ユニットが2つあるいは3つの場合を例示したが、4つ以上の場合も全く同様である。
【0075】
図8は他の構成例を示している。図8(a)の構成では、図6(a)の実施の形態3同様、切替手段601と駆動回路602が一体で構成されている。切替手段601が、図7同様記録再生用の光源ユニット701に近接して、光源ユニット701との伝送路長が短くなるよう設けられていることは言うまでもない。本構成では図7の利点に加え、切替手段601と駆動回路602との伝送路が図7の構成よりさらに短く、かつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。図8(a)は光源ユニットが2つの場合を示したが、3つ以上の場合も同様である。図8(b)は図6(b)同様、光源801と駆動回路804が一体で構成されたものである。本構成は図7(b)同様2つの記録再生用光源ユニット805、704と1つの再生用光源ユニット702の3つの光源ユニットで構成されている。駆動回路804は光源ユニット805内で、記録再生用で且つ波長の短い光源801と近接して一体で構成されている。このことにより図7(b)の利点に加え、光源801と駆動回路804との伝送路がさらに短くかつ高品質で実現でき、配線等によるノイズ増加や駆動特性の劣化が軽減されるという利点を有している。
【0076】
また、図示していないが、実施の形態3の図10(b)に示す構成と同様に、図8(a)、(b)の各構成においても、切換手段と複数の駆動回路とを一体で構成するようにしてもよい。この場合も、図10(b)の構成と同様の効果を有することは言うまでもない。
【0077】
切替手段として、図では簡単のためスイッチの形態で図示したが、機械的なスイッチは勿論電気的なスイッチ、例えばトランジスタやFET等による切替やアナログスイッチ等、制御回路からの信号を切り換えられる手段であればその構成は問わないことは言うまでもない。また、外部からの電気的ノイズの影響を避けるため、制御回路から駆動回路への信号を光ファイバーや光導波路等で光を用いて伝送する場合がある。この時切替手段としては光スイッチ等が用いられるが、この場合も光スイッチ等の切替手段が波長の短い光源に近接することにより本発明の優れた効果を有することは言うまでもない。
【0078】
また、実施の形態1と同様の理由により、光源ユニット702および704のような、波長の異なる2つの光源に対する切替手段からの伝送路の長さは、短い波長をλ1とし、その伝送路長をL1,他方の波長をλ2,対応する伝送線路長をL2とすると、L1/L2≦λ1/λ2の条件下で設定することが望ましく、光源が3つ以上となって、波長λ2より順に波長が長くなるλ3・・λnの場合も、L1/L3≦λ1/λ3、・・L1/Ln≦λ1/λnと全く同様の関係となるのが望ましい。
【0079】
上記構成例では、複数の光源もしくは光源ユニットは独立して構成されていたが、この構成に限定されるものではない。2つ以上の光源が単一の光源ユニット内に設けられている場合についても全く同様であり、その場合も記録再生用の光源、あるいは波長の短い光源に切替手段を近接させることにより本発明の優れた効果が得られることは言うまでもない。また、制御回路108の構成には言及していないが、切替手段と制御回路108が一体で構成されてる場合、上記利点に加え、さらなる回路の小型化や安定化が図れるという利点も有している。また、実施の形態1の図2(d)に示す構成のように、切替手段201、制御回路108および駆動回路202が一体で構成されている場合も、同様の利点を有する。
【0080】
なお、上記の各実施の形態においては、光ピックアップとして説明を行ったが、本発明は、本発明の光ピックアップから得られる信号を復調する復調手段と、光ピックアップに対し出力する信号を変調する変調手段とを備えた情報処理装置として実現してもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明は、少ない回路量で複数の光源を駆動すると共に、高性能な駆動特性の実現が可能になるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による情報処理装置の構成図
【図2】(a)本発明の実施の形態1による他の構成例を示す図
(b)本発明の実施の形態1による他の構成例を示す図
(c)本発明の実施の形態1による他の構成例を示す図
【図3】(a)本発明の実施の形態2による情報処理装置の構成図
(b)本発明の実施の形態2による情報処理装置の構成図
【図4】(a)本発明の実施の形態2による他の構成例を示す図
(b)本発明の実施の形態2による他の構成例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3による情報処理装置の構成図
【図6】(a)本発明の実施の形態3による他の構成例を示す図
(b)本発明の実施の形態3による他の構成例を示す図
【図7】(a)本発明の実施の形態4による情報処理装置の構成図
(b)本発明の実施の形態4による情報処理装置の構成図
【図8】(a)本発明の実施の形態4による他の構成例を示す図
(b)本発明の実施の形態4による他の構成例を示す図
【図9】従来の光ピックアップの構成図
【図10】(a)本発明の実施の形態3による他の構成例を示す図
(b)本発明の実施の形態3による他の構成例を示す図
【符号の説明】
105,905 記録媒体
104,904 集光レンズ
101,102,208,209,301,302,304,405,608,701,702,704,805,901,902 光源ユニット
103,303,305,306,703,705,706,903 ビームスプリッター(BS)
106,201,211,207,210,307,404,501,601,609,707 切替手段
107,202,502,503,504,602,607,610,611,804,906,908 駆動回路
108,907,909 制御回路
205,402,605,802 光検出器
206,403,606,803 ホログラム
203,212,603,612ユニット

Claims (3)

  1. 複数の記録媒体のそれぞれに対し情報の記録再生をおこなうための光ピックアップであって、
    前記複数の記録媒体に対応する複数の光源と、
    前記複数の光源のそれぞれを駆動する複数の駆動回路と、
    外部からの信号を前記駆動回路のいずれかに対して切り替えて出力する切替手段と、
    前記駆動回路および前記切替手段を制御する制御回路とを備え、
    前記複数の駆動回路と前記切替手段とは一体で構成されており、
    前記複数の駆動回路のそれぞれと前記切替手段との伝送路の長さは、実質上同一であり、
    かつ前記切替手段と前記複数の光源との伝送路の長さは、前記複数の光源のうち波長の短い光源ほど短くなっている光ピックアップ。
  2. 記録可能な記録媒体に対し情報の記録を行うための第1の光源と、
    情報が記録された記録媒体から情報の再生を行うための第2の光源と、
    前記第1の光源を駆動する第1の駆動回路と、
    前記第2の光源を駆動する第2の駆動回路と、
    外部からの信号を前記第1の駆動回路または前記第2の駆動回路に対して切り替えて出力する切替手段と、
    前記第1の駆動回路、前記第2の駆動回路および前記切替手段を制御する制御回路とを備え、
    前記第1の駆動回路と、前記第2の駆動回路と、前記切替手段とは一体で構成されており、
    前記第1の駆動回路と前記切替手段との伝送路の長さと、前記第2の駆動回路と前記切替手段との伝送路の長さは、実質上同一であり、
    かつ前記切替手段と前記第1の光源との伝送路の長さは、前記切替手段と前記第2の光源との伝送路の長さより短くなっている光ピックアップ。
  3. 請求項1又は2に記載の光ピックアップと、
    前記光ピックアップから得られる信号を復調する復調手段と、
    前記光ピックアップに対し出力する信号を変調する変調手段とを備えた情報処理装置。
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