JP2001126464A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2001126464A
JP2001126464A JP30787999A JP30787999A JP2001126464A JP 2001126464 A JP2001126464 A JP 2001126464A JP 30787999 A JP30787999 A JP 30787999A JP 30787999 A JP30787999 A JP 30787999A JP 2001126464 A JP2001126464 A JP 2001126464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピックアップ装置2のアクチュエータ24をP
WM制御方式で駆動するディスクプレーヤにおいて、ア
クチュエータ駆動用配線パターンと他の配線パターンと
の間の妨害を効果的に抑制する。 【解決手段】 本発明に係るディスクプレーヤにおいて
は、ピックアップ装置2に搭載された半導体レーザ23、
アクチュエータ24及び受光センサー25はそれぞれ、フレ
キシブル配線シート4、3上に形成されたレーザ駆動用
配線パターン43、アクチュエータ駆動用配線パターン33
及びセンサー出力用配線パターン34を介して、回路基板
に接続されており、アクチュエータ駆動用配線パターン
33とセンサー出力用配線パターン34の間には、ノイズ防
止用配線パターン35が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クプレーヤ、ミニディスクプレーヤ、デジタルビデオデ
ィスクプレーヤ等の如く、ディスクに信号を記録し、若
しくはディスクから信号を再生するディスクプレーヤに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のディスクプレーヤにおいては、
図1に示す如く、シャーシ(1)上に、ディスク(10)を高
速回転させるためのスピンドルモータ(11)が取り付けら
れると共に、ディスク(10)の半径方向と平行に伸びる一
対のガイド軸(12)(13)が架設され、両ガイド軸(12)(13)
によって、ピックアップ装置(2)がディスク(10)の半径
方向へ往復移動可能に支持されている。ピックアップ装
置(2)は、両側部が前記両ガイド軸(12)(13)に摺動可能
に係合する移送台(21)上に、ディスクに照射すべきレー
ザ光を発する半導体レーザ(23)、対物レンズ(22)等の光
学系、対物レンズ(22)をフォーカス方向及びトラッキン
グ方向に駆動するためのアクチュエータ(24)、受光セン
サー(25)等を搭載している。ピックアップ装置(2)には
往復駆動機構(図示省略)が連繋し、これによってピック
アップ装置(2)のディスク半径方向の移送が行なわれ
る。
【0003】又、シャーシ(1)には、図2に示す如くデ
ィスク(10)の回転面と平行に、回路基板(5)が取り付け
られており、前記アクチュエータ(24)、受光センサー(2
5)、及び半導体レーザ(23)は、図7に示す2枚のフレキ
シブル配線シート(7)(8)を介して、前記回路基板(5)
と接続されている。
【0004】第1のフレキシブル配線シート(7)には、
ベース(71)上に、アクチュエータ駆動用配線パターン(7
3)とセンサー出力用配線パターン(74)とが隣接して形成
されており、これらの配線パターンの端部には、前記回
路基板(5)上のコネクター(図示省略)に連結すべき端子
部(72)が設けられている。該アクチュエータ駆動用配線
パターン(73)によって、前記回路基板(5)からのアクチ
ュエータ駆動信号がアクチュエータ(24)へ伝えられ、セ
ンサー出力用配線パターン(74)によって、受光センサー
(25)からのセンサー出力信号が回路基板(5)へ伝えられ
る。又、第2のフレキシブル配線シート(8)には、ベー
ス(81)上に、レーザ駆動用配線パターン(83)が形成され
ており、該配線パターンの端部には、前記回路基板(5)
上のコネクター(図示省略)に連結すべき端子部(82)が設
けられている。該レーザ駆動用配線パターン(83)によっ
て、前記回路基板(5)からのレーザ駆動信号が半導体レ
ーザ(23)へ伝えられる。尚、フレキシブル配線シート
(8)のベース(81)には、自動電力制御回路(Automatic P
ower Control Circuit)を搭載したAPC回路基板(54)
が取り付けられている。
【0005】ところで、近年、ピックアップ装置(2)の
アクチュエータ(24)の駆動には、PWM制御方式が採用
されており、この場合、フレキシブル配線シート(7)の
アクチュエータ駆動用配線パターン(73)を経てアクチュ
エータ(24)へ供給すべきアクチュエータ駆動信号とし
て、図3に示す如きPWM(Pulse Width Modulation)信
号が採用され、同図(a)(b)(c)の様にPWM信号のパ
ルス幅を変化させることによって、アクチュエータ(24)
の動作が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピック
アップ装置(2)のアクチュエータ(24)をPWM制御方式
で駆動する場合、PWM信号は図3に示す如く矩形波で
ある為、該矩形波を構成する基本波及び高調波に起因し
て、アクチュエータ駆動用配線パターン(73)からノイズ
が発生して、該ノイズがセンサー出力用配線パターン(7
4)を流れる微弱なセンサー出力信号に重畳され、両配線
パターン(73)(74)間に妨害が発生する問題がある。
【0007】そこで、アクチュエータ駆動用配線パター
ン(73)の浮遊容量Cとアクチュエータ(24)のインダクタ
ンスLによるフィルター効果を利用して、ノイズを除去
する方策が採られているが、そのフィルター効果は充分
でない。例えばLCフィルターを追加してフィルター効
果を強化すれば、アクチュエータ駆動系の応答速度が遅
くなって、駆動性能が低下する。
【0008】尚、妨害が発生する2つの回路間にシール
ド構造を配置するノイズ防止方式(特開平5-54622号[G0
0B33/12])によれば、回路間の妨害はある程度阻止し得
るが、フレキシブル配線シート間の妨害は阻止すること
が出来ない。又、小スペース化を図るべく、1枚のフレ
キシブル配線シートを折り曲げて、2枚重ねとして配線
を行なう方式(特開平8-306180号[G11B33/12])を採用
した場合、近接する2つの信号パターン間で妨害が発生
する問題がある。
【0009】本発明の目的は、ピックアップ装置のアク
チュエータをPWM制御方式で駆動する場合において、
アクチュエータ駆動用配線パターンと他の配線パターン
との間の妨害を効果的に抑制することが出来るディスク
プレーヤを提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るディスクプレ
ーヤにおいて、ピックアップ装置(2)には、ディスクに
照射すべきレーザ光を発する半導体レーザ(23)と、対物
レンズ(22)と、対物レンズ(22)を駆動するアクチュエー
タ(24)と、ディスクからの反射光を検知する受光センサ
ー(25)とが搭載され、半導体レーザ(23)、アクチュエー
タ(24)及び受光センサー(25)はそれぞれ、1或いは複数
枚のフレキシブル配線シート上に形成されたレーザ駆動
用配線パターン(43)、アクチュエータ駆動用配線パター
ン(33)及びセンサー出力用配線パターン(34)を介して、
回路基板(5)に接続されている。ここで、アクチュエー
タ駆動用配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)
との間には、これらの配線パターンを構成する配線の線
間距離の2倍以上、例えば配線ピッチの4倍程度の間隔
が設けられている。
【0011】上記ディスクプレーヤにおいては、従来は
互いに隣接して形成されていたアクチュエータ駆動用配
線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間に、
従来よりも大きな間隔が設けられているので、アクチュ
エータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズが他
の配線パターン、例えばセンサー出力用配線パターン(3
4)を流れるセンサー出力信号に与える影響を、従来より
も小さくすることが出来る。尚、アクチュエータ駆動用
配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間隔
が大きい程、ノイズ防止効果は大きくなるが、これによ
って機器が大型化する問題が生じるため、配線ピッチの
4倍程度の間隔が好ましい。
【0012】具体的構成において、レーザ駆動用配線パ
ターン(43)、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)、
及びセンサー出力用配線パターン(34)は、互いに平行に
同一方向へ伸びており、これら3つの配線パターンの
内、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)は、アクチ
ュエータ(24)寄りの最も外側の位置に形成されている。
該具体的構成によれば、アクチュエータ駆動用配線パタ
ーン(33)を中央部に配置した場合に比べて、アクチュエ
ータ駆動用配線パターン(33)から発生するノイズが他の
2つの配線パターン(43)(34)に及ぼす影響を小さくする
ことが出来る。
【0013】他の具体的構成において、アクチュエータ
駆動用配線パターン(33)と、他の少なくとも1つの配線
パターン(34)とは、共通のフレキシブル配線シート(3)
上に形成され、両配線パターン(33)(34)の間に、ノイズ
防止用配線パターン(35)が形成されている。該具体的構
成によれば、前記フレキシブル配線シート(3)を湾曲さ
せた場合でも、共通のフレキシブル配線シート(3)上に
形成されたアクチュエータ駆動用配線パターン(33)と他
の配線パターン(34)とは、同一の間隔を維持し、互いに
接近することはない。従って、両配線パターン(33)(34)
間の妨害の発生を防止することが出来る。又、アクチュ
エータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パ
ターン(34)の間にノイズ防止用配線パターン(35)が形成
されているので、該ノイズ防止用配線パターン(35)によ
って、アクチュエータ駆動用配線パターン(33)からセン
サー出力用配線パターン(34)へ向かうノイズが抑制され
る。
【0014】更に他の具体的構成において、ノイズ防止
用配線パターン(35)は、他の配線パターン(34)と同一の
配線ピッチを有する複数本の配線から構成されている。
該具体的構成によれば、ノイズ防止用配線パターン(35)
を他の配線パターン(34)と同一工程で同時に形成するこ
とが出来、フレキシブル配線シート(3)の製造工程が簡
易となる。
【0015】又、ノイズ防止用配線パターン(35)を構成
する複数本の配線は、一方の端部が開放されると共に、
他方の端部がアース若しくは電源に接続されている。こ
れによって、ノイズ防止用配線パターン(35)が低インピ
ーダンスとなって、アクチュエータ駆動用配線パターン
(33)から他の配線パターンへ向かうノイズを効果的に遮
蔽することが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るディスクプレーヤによれ
ば、ピックアップ装置のアクチュエータをPWM制御方
式で駆動する場合においても、アクチュエータ駆動用配
線パターンと他の配線パターンとの間の妨害が効果的に
抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1に示すディス
クプレーヤに実施した形態につき、図面に沿って具体的
に説明する。尚、従来と同一の構成については説明を省
略する。図1に示す如く、ピックアップ装置(2)は、移
送台(21)上に、アクチュエータ(24)、受光センサー(25)
及び半導体レーザ(23)を搭載しており、アクチュエータ
(24)及び受光センサー(25)は第1のフレキシブル配線シ
ート(3)を介して、半導体レーザ(23)は第2のフレキシ
ブル配線シート(4)を介して、図2に示す回路基板(5)
に接続されている。
【0018】第1のフレキシブル配線シート(3)は、そ
の基端部が移送台(21)上のアクチュエータ(24)と受光セ
ンサー(25)の中間位置に固定される一方、第2のフレキ
シブル配線シート(4)は、その基端部が移送台(21)上の
半導体レーザ(23)の取付け部に固定されて、両フレキシ
ブル配線シート(3)(4)が同一方向へ向かって互いに平
行に突出している。
【0019】ピックアップ装置(2)から伸びる2枚のフ
レキシブル配線シート(3)(4)の先端部は、図2に示す
如く回路基板(5)に開設された開口(51)を通過して、回
路基板(5)の裏面に設置されたコネクター(52)に連結さ
れている。これらのフレキシブル配線シート(3)(4)
は、矢印で示すピックアップ装置(2)の往復移動に伴っ
て容易に弾性変形し、回路基板(5)に対するピックアッ
プ装置(2)の自由な往復移動を許容する。
【0020】図4に示す如く、第1のフレキシブル配線
シート(3)には、ベース(31)上に、アクチュエータ駆動
用配線パターン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)
とが平行に形成されると共に、両配線パターン(33)(34)
の間に、ノイズ防止用配線パターン(35)が両配線パター
ン(33)(34)と平行に形成されている。該フレキシブル配
線シート(3)の先端部には、前記コネクター(52)に連結
すべき端子部(32)が設けられている。
【0021】アクチュエータ駆動用配線パターン(33)
は、図5に示す如く4本の配線を具え、ベース(31)上の
アクチュエータ(24)寄りの端部に形成されている。該ア
クチュエータ駆動用配線パターン(33)のピックアップ装
置側の端部には、前記アクチュエータ(24)に接続すべき
接続部(36)が設けられている。センサー出力用配線パタ
ーン(34)は14本の配線を具え、ベース(31)上の受光セ
ンサー(25)寄りの端部に形成されている。該ピックアッ
プ装置側の端部には、前記受光センサー(25)に接続すべ
き接続部(37)が設けられている。又、ノイズ防止用配線
パターン(35)は、他の配線パターンと同一の配線ピッチ
(0.5mm)を有する4本の配線を具え、ピックアップ
装置側の端部は開放(38)されている。
【0022】一方、第2のフレキシブル配線シート(4)
には、図4に示す如くベース(41)上に、複数本の配線か
らなるレーザ駆動用配線パターン(43)が形成されてお
り、該レーザ駆動用配線パターン(43)のピックアップ装
置側の端部はAPC回路基板(54)を介して半導体レーザ
(23)に接続されている。
【0023】図4に示す第1のフレキシブル配線シート
(3)の端子部(32)を図2に示す回路基板(5)のコネクタ
ー(52)に連結することによって、アクチュエータ(24)
は、回路基板(5)上のPWM制御方式のアクチュエータ
駆動回路(図示省略)に接続され、受光センサー(25)は、
回路基板(5)上のセンサー出力信号処理回路(図示省略)
に接続される。又、ノイズ防止用配線パターン(35)は回
路基板(5)上のアース部(図示省略)に接続される。一
方、図4に示す第2のフレキシブル配線シート(4)の端
子部(42)を図2に示す回路基板(5)のコネクター(52)に
連結することによって、半導体レーザ(23)は、APC回
路基板(54)を介して、回路基板(5)上のレーザ駆動回路
(図示省略)に接続される。
【0024】上記ディスクプレーヤにおいては、回路基
板(5)からアクチュエータ駆動用配線パターン(33)を経
てアクチュエータ(24)へ、図3(a)(b)(c)に示す如き
PWM信号が供給されて、アクチュエータ(24)がトラッ
キング方向及びフォーカス方向に駆動される。又、回路
基板(5)からレーザ駆動用配線パターン(43)を経て半導
体レーザ(23)へレーザ駆動信号が供給され、この結果、
半導体レーザ(23)からレーザ光が発せられる。レーザ光
は対物レンズ(22)を経てディスク信号面上に照射され、
その反射光は受光センサー(25)に入射する。これによっ
て得られるセンサー出力信号は、センサー出力用配線パ
ターン(34)を経て回路基板(5)へ供給される。
【0025】上記ディスクプレーヤにおいては、図4に
示す如くピックアップ装置(2)の移送台(21)上に、左か
ら順に、アクチュエータ(24)、受光センサー(25)及び半
導体レーザ(23)が配置されており、この配置に応じて、
両フレキシブル配線シート(3)(4)には、左から順に、
アクチュエータ駆動用配線パターン(33)、ノイズ防止用
配線パターン(35)、センサー出力用配線パターン(34)及
びレーザ駆動用配線パターン(43)が形成され、これらの
配線パターンは同一方向へ向かって平行に伸びている。
【0026】ここで、アクチュエータ駆動用配線パター
ン(33)はアクチュエータ(24)寄りの端部に形成され、ア
クチュエータ駆動用配線パターン(33)とセンサー出力用
配線パターン(34)及びレーザ駆動用配線パターン(43)と
は、少なくともノイズ防止用配線パターン(35)の幅だけ
離れているので、アクチュエータ駆動用配線パターン(3
3)から発生するノイズが他の配線パターン(34)(43)に及
ぼす影響は小さい。又、第1のフレキシブル配線シート
(3)と第2のフレキシブル配線シート(4)とは、互いに
離間した位置関係で平行に伸びているので、図2の如く
屈曲させた場合においても、両配線シートが互いに交差
することはなく、これによって両配線シート間の妨害が
防止される。
【0027】更に又、アクチュエータ駆動用配線パター
ン(33)とセンサー出力用配線パターン(34)の間にノイズ
防止用配線パターン(35)が形成されており、該ノイズ防
止用配線パターン(35)はアースされて、低インピーダン
スとなっているので、アクチュエータ(24)をPWM信号
によって駆動する際にアクチュエータ駆動用配線パター
ン(33)から発生するノイズは、ノイズ防止用配線パター
ン(35)により効果的に遮蔽されて、センサー出力用配線
パターン(34)やレーザ駆動用配線パターン(43)に対する
妨害が抑制される。特にセンサー出力用配線パターン(3
4)を流れる微弱な信号は、ノイズの影響を受け易いが、
ノイズ防止用配線パターン(35)の妨害抑制効果によっ
て、ノイズの少ない高品質の再生信号が得られることに
なる。
【0028】図4に示すフレキシブル配線シート(3)
(4)を具えた本発明のディスクプレーヤと、図7に示す
フレキシブル配線シート(7)(8)を具えた従来のディス
クプレーヤにおいて、ピックアップ装置(2)のセンサー
出力信号に含まれるノイズを測定し、周波数解析を施し
たところ、図8〜図11に示す結果が得られた。
【0029】図8は、従来のディスクプレーヤにおい
て、アクチュエータをトラッキング方向に駆動したとき
のノイズAと、アクチュエータの駆動を停止した状態に
おけるノイズBについての周波数解析の結果を表わして
おり、ノイズAとノイズBの差が、アクチュエータのP
WM駆動に伴うノイズ成分である。これに対し、図9
は、本発明のディスクプレーヤにおいて、ピックアップ
装置をトラッキング方向に駆動したときのノイズCと、
アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズD
についての周波数解析の結果を表わしており、ノイズC
とノイズDの差がアクチュエータのPWM駆動に伴うノ
イズ成分である。図8と図9の比較から明らかな様に、
本発明のディスクプレーヤにおいては、ノイズ防止用配
線パターン(35)の形成によって、トラッキング方向の駆
動について大きなノイズ抑制効果が得られている。
【0030】又、図10は、従来のディスクプレーヤに
おいて、アクチュエータをフォーカス方向に駆動したと
きのノイズEと、アクチュエータの駆動を停止した状態
におけるノイズFについての周波数解析の結果を表わし
ており、ノイズEとノイズFの差が、アクチュエータの
PWM駆動に伴うノイズ成分である。これに対し、図1
1は、本発明のディスクプレーヤにおいて、ピックアッ
プ装置をフォーカス方向に駆動したときのノイズGと、
アクチュエータの駆動を停止した状態におけるノイズH
についての周波数解析の結果を表わしており、ノイズG
とノイズHの差がアクチュエータのPWM駆動に伴うノ
イズ成分である。図10と図11の比較から明らかな様
に、本発明のディスクプレーヤにおいては、ノイズ防止
用配線パターン(35)の形成によって、フォーカス方向の
駆動についても大きなノイズ抑制効果が得られている。
【0031】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、図6に示す如く1枚のフレ
キシブル配線シート(6)を用いた接続も可能である。該
フレキシブル配線シート(6)においては、1枚のベース
(61)上に、左から順にアクチュエータ駆動用配線パター
ン(64)、ノイズ除去用配線パターン(66)、センサー出力
用配線パターン(65)、及びレーザ駆動用配線パターン(6
7)が形成されており、これらの配線パターンの先端部に
は端子部(62)が設けられている。
【0032】又、図4に示すアクチュエータ駆動用配線
パターン(33)、ノイズ防止用配線パターン(35)、センサ
ー出力用配線パターン(34)及びレーザ駆動用配線パター
ン(43)の位置関係は、アクチュエータ(24)、受光センサ
ー(25)及び半導体レーザ(23)の配置に応じて変更するこ
とが可能であって、例えばアクチュエータ(24)と受光セ
ンサー(25)の間に半導体レーザ(23)が配置されている場
合は、図4の左から順に、アクチュエータ駆動用配線パ
ターン(33)、ノイズ防止用配線パターン(35)、レーザ駆
動用配線パターン(43)、及びセンサー出力用配線パター
ン(34)を形成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレーヤの要部を示す一
部破断斜視図である。
【図2】該ディスクプレーヤの要部を示す断面図であ
る。
【図3】アクチュエータを駆動するためのPWM信号の
波形を示す図である。
【図4】ピックアップ装置から伸びる第1及び第2のフ
レキシブル配線シートを示す平面図である。
【図5】第1のフレキシブル配線シートの配線パターン
を表わす展開図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すピックアップ装置及
びフレキシブル配線シートの平面図である。
【図7】従来のディスクプレーヤにおけるピックアップ
装置及びフレキシブル配線シートの平面図である。
【図8】従来のディスクプレーヤにおけるトラッキング
方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表
わすグラフである。
【図9】本発明のディスクプレーヤにおけるトラッキン
グ方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を
表わすグラフである。
【図10】従来のディスクプレーヤにおけるフォーカス
方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を表
わすグラフである。
【図11】本発明のディスクプレーヤにおけるフォーカ
ス方向の駆動時に発生するノイズの周波数解析の結果を
表わすグラフである。
【符号の説明】
(2) ピックアップ装置 (21) 移送台 (22) 対物レンズ (23) 半導体レーザ (24) アクチュエータ (25) 受光センサー (3) フレキシブル配線シート (33) アクチュエータ駆動用配線パターン (34) センサー出力用配線パターン (35) ノイズ防止用配線パターン (4) フレキシブル配線シート (43) レーザ駆動用配線パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスクの半径方向にピックア
    ップ装置(2)を往復移動させて、ディスクから光学的に
    信号を再生するディスクプレーヤであって、ピックアッ
    プ装置(2)には、ディスクに照射すべきレーザ光を発す
    る半導体レーザ(23)と、対物レンズ(22)と、対物レンズ
    (22)を駆動するアクチュエータ(24)と、ディスクからの
    反射光を検知する受光センサー(25)とが搭載され、半導
    体レーザ(23)、アクチュエータ(24)及び受光センサー(2
    5)はそれぞれ、1或いは複数枚のフレキシブル配線シー
    ト上に形成されたレーザ駆動用配線パターン(43)、アク
    チュエータ駆動用配線パターン(33)及びセンサー出力用
    配線パターン(34)を介して、回路基板(5)に接続されて
    いるディスクプレーヤにおいて、アクチュエータ駆動用
    配線パターン(33)と他の配線パターン(34)(43)との間に
    は、これらの配線パターンを構成する配線の線間距離の
    2倍以上の間隔が設けられていることを特徴とするディ
    スクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 レーザ駆動用配線パターン(43)、アクチ
    ュエータ駆動用配線パターン(33)、及びセンサー出力用
    配線パターン(34)は、互いに平行に同一方向へ伸びてお
    り、これら3つの配線パターンの内、アクチュエータ駆
    動用配線パターン(33)は、アクチュエータ(24)寄りの最
    も外側の位置に形成されている請求項1に記載のディス
    クプレーヤ。
  3. 【請求項3】 アクチュエータ駆動用配線パターン(33)
    と、他の少なくとも1つの配線パターン(34)とは、共通
    のフレキシブル配線シート(3)上に形成され、両配線パ
    ターン(33)(34)の間に、ノイズ防止用配線パターン(35)
    が形成されている請求項1又は請求項2に記載のディス
    クプレーヤ。
  4. 【請求項4】 ノイズ防止用配線パターン(35)は、他の
    配線パターン(34)と同一の配線ピッチを有する複数本の
    配線から構成されている請求項3に記載のディスクプレ
    ーヤ。
  5. 【請求項5】 ノイズ防止用配線パターン(35)を構成す
    る複数本の配線は、一方の端部が開放されると共に、他
    方の端部がアース若しくは電源に接続されている請求項
    4に記載のディスクプレーヤ。
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