JP3618979B2 - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機能、ファクシミリ送受信機能、印刷データ送受信機能、及びプリント機能等の複数機能を備えた画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の画像形成装置では、部門管理が行われている。部門管理とは、装置を使用する個人またはその所属部門を認識してその使用を許可し、使用可能な上限の設定、使用した枚数等の集計、及び使用料の徴収等を、各部門毎に管理することをいう。この部門管理では一般に、操作者の部門を識別するための部門IDや操作者個人を識別するためのパスワードが用いられている。
【0003】
例えばコピー機能のみを有する単機能複写機では、操作開始時に操作者に部門IDをカード等により入力させ、使用を許可するようにしており、その使用枚数が上限を越えると使用を拒否等するようにしている。あるいは、使用枚数に応じて使用料を徴収するようにしている。
【0004】
また、メモリに記憶された、または外部装置から受信した画像データ等を印刷出力するプリンタでは、ネットワークサーバ等に自己を識別させるべくログインしたIDやIP(インターネットプロトコル)アドレスにより、ネットワークサーバが部門管理を担うようにしている。
【0005】
なお、ファクシミリ装置では、部門管理は一般に行われていない。
【0006】
一方、従来より、公衆回線と接続され、ファクシミリ送受信が可能であったり、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータとのデータ通信が可能であったりする画像形成装置が知られており、このような装置は、コピー機能やプリント機能だけでなく、ファクシミリ送受信機能、印刷データ送受信機能等の複数の機能を備えた複合的な多機能装置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、同装置が有する複数の機能の全てについて部門管理を行う場合、例えば、プリント機能とファクシミリ機能とで、別々の部門IDを各部門毎に設ければ可能であるが、そのようにすると管理が煩雑である。また、ファクシミリや印刷データの受信機能では、送信元は受信側装置の使用状況等を把握することなく送信してくるのが通常であり、部門管理をする上で、受信データの取扱について使用勝手を十分考慮する必要がある。そのため、部門管理は容易でなかった。
【0008】
また、コピー機能に関する部門IDとプリント機能におけるネットワークサーバ上の管理IDとを一致させることは困難であった。
【0009】
さらに、プリントサーバを持たないユーザは、プリント機能に関して部門管理をすることが不可能であった。
【0010】
従って、プリントサーバ等の有無にかかわらず、画像形成装置が有する複数の機能の全てについて、部門毎の機能によらないで部門管理を一元的に行うことが困難であるという問題があった。
【0011】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の機能の使用に関して一元的な部門管理を容易に行うことができる画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の画像形成装置は、原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置において、ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、該ユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理手段とを備え、前記ユーザ別使用管理手段は、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出する算出手段と、該算出手段により算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理する予約送信管理手段と、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
同じ目的を達成するため本発明の請求項10の画像形成装置の制御方法は、原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置の制御方法において、ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得工程と、該ユーザ識別情報取得工程において取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理工程とを含み、前記ユーザ別使用管理工程は、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出する算出工程と、該算出工程において算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理する予約送信管理工程と、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正する補正工程とを含むことを特徴とする。
【0034】
同じ目的を達成するため本発明の請求項19の記憶媒体は、原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体において、ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得モジュールと、該ユーザ識別情報取得モジュールにより取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理モジュールとを有し、前記ユーザ別使用管理モジュールは、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出し、該算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理し、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像入出力装置の構成を示すブロック図である。本画像形成装置はリーダ部1にプリンタ部2及び画像入出力制御部3が接続されて構成される。
【0037】
リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を図示しない記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はファクシミリ部4、ハードディスク部6、ネットワークインターフェイス部7、LIPS(ページ記述言語)フォーマッタ部8、PS(ポストスクリプト、ページ記述言語)フォーマッタ部9、及びコア部10などからなる。
【0038】
ファクシミリ部4は電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、また、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して外部へ送信する。
【0039】
ハードディスク部6は受信した圧縮画像データを一時的に保存する。また、ハードディスク部6は、本画像形成装置の機能を使用するユーザ(部門)について、使用状況を管理するための情報を例えばデータベース化して記憶する。具体的には、本画像形成装置を使用する部門を識別するための部門ID(ユーザ識別情報)毎に、各機能の使用量の上限を示す値、現在の使用状況を示す値、及びこれらから算出される残りの使用可能量を示す値を、例えば使用枚数、使用時間、使用料金等として記憶している。これらの値は月毎に設定、管理するようにしてもよい。部門IDは、1つの部門については全ての機能について同一のものである。これらの決定については、図17、図18を用いて後述する。
【0040】
部門IDに基づく各機能の使用管理は、後述するように、コア部10によりなされる。そして、ハードディスク部6は、機能が使用される度に、記憶している情報を書き換え、各機能の使用状況を示す値を更新する。なお、ファクシミリ部4にバッテリでバックアップされたRAM(不図示)を設け、該RAMに上記使用状況を管理するためのデータベースを記憶するようにしてもよい。
【0041】
ネットワークインターフェイス部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部10の間のインターフェイスである。ネットワークインターフェイス部7は、バッテリでバックアップされたRAM(不図示)を備え、該RAMにMIB(Management Information Base )と呼ばれるデータベースを構築している。このMIBデータベースは、SNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルを利用するデバイスに関する情報を表現するオブジェクトの集合であり、これにより、SNMPプロトコルによってネットワーク上のコンピュータと通信し、各コンピュータの管理が可能となっている。また、本画像形成装置の操作部115(後述)だけでなく、ネットワーク上のコンピュータからも、プリント枚数や各種設定、管理及び各種情報の取得が可能である。プリント枚数の設定等は、後述するように、部門ID毎に設定可能である。なお、MIBデータベースは、ハードディスク部6に記憶されるようにしてもよい。
【0042】
ネットワークサーバ12は、ネットワークにより本画像形成装置やPC/WS11に接続され、ネットワークの中枢である。LIPSフォーマッタ部8及びPSフォーマッタ部9は、PC/WS11から転送されたPDL(ページ記述言語)データをプリンタ部2で出力可能な画像データに展開する。
【0043】
コア部10についての詳細は後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ネットワークインターフェイス部7、各フォーマッタ部8、9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0044】
図2はリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は、原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出する。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103が点灯し、そしてスキャナユニット104が移動を開始し、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、106、107及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下「CCD」という)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0045】
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発生させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及びカセット205のいずれかから記録紙が給紙されて転写部206へ搬送され、感光ドラム202に付着された現像剤が記録紙に転写される。現像剤の載った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤が記録紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220が、排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、プリンタ部2は、出力に関する各種モードの設定が可能なように構成されており、ソータ220は、上記モードで仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、上記モードで両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208まで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。さらに、上記モードで多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したレーザ光の照射開始タイミングで転写部206へ給紙される。
【0046】
次にリーダ部1を詳説する。
【0047】
図3はリーダ部1のブロック図である。CCD109から出力された画像データは、CCD109に接続されたA/D・SH部110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは、A/D・SH部110に接続された画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェイス部113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU114は、画像処理部111、操作部115、メモリ116およびインターフェイス113に接続され、操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェイス113を制御する。例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、CPU114は画像データを画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、ファクシミリ送信モードに応じた制御コマンドを、操作部115によりコア部10へ転送させる。このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使用される。
【0048】
次にコア部10を詳説する。
【0049】
図4はコア部10及び関連要素のブロック図である。コア部10は、インターフェイス120、インターフェイス122、データ処理部121、CPU123及びメモリ124から成り、インターフェイス120は、ファクシミリ部4、ハードディスク部6、ネットワークインターフェイス部7、各フォーマッタ部8、9を接続する。データ処理部121は、インターフェイス120及びインターフェース122に接続され、CPU123は、インターフェイス120、122及びデータ処理部121に接続され、CPU123にはさらにメモリ124が接続されている。
【0050】
リーダ部1からの画像データはインターフェイス122を介してデータ処理部121へ転送されるとともに、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェイス120を介してファクシミリ部4、ハードディスク部6、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。また、ネットワークインターフェイス部7を介して入力された画像を表すPDLコードデータは、インターフェイス120を介してデータ処理部121に転送され、データ処理部121によりそのPDLコードデータがLIPSであるのかあるいはポストスクリプトであるのかが判別され、判別結果に応じてLIPSフォーマッタ部8またはPSフォーマッタ部9に転送されて、画像データに展開される。この画像データはデータ処理部121に転送された後、ハードディスク部6に一旦転送され、その後、ファクシミリ部4やリーダ部1に接続されたプリンタ部2へ転送される。
【0051】
ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やコンピュータインターフェイス部7へ転送される。CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラム、およびリーダ部1から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使用される。
【0052】
また、本画像形成装置がスキャナとして使用される場合は、リーダ部1で原稿が走査され、読み取られた画像データがハードディスク部6に記憶される。その後、該画像データは、操作部115や外部コンピュータからの指示に基づきネットワークインターフェイス部7を介して所定のコンピュータまたは他の情報処理装置に転送される。
【0053】
CPU123はさらに、後述するように、部門ID及びパスワードに基づき各機能の上限値と使用状況を示す値との比較(あるいはこれらにより算出した残枚数等)により各機能の使用を管理する。
【0054】
図5は、リーダ部1の操作部115の構成を示す図である。
【0055】
同図において、キー201、202、203は、それぞれコピー機能、ファクシミリ機能、プリント機能を選択するための選択キーである。表示部204はLCDで構成され、タッチパネルと一体に構成されており、各種表示及び各種設定に用いられる。表示部204はさらに、画像を表示可能に構成されており、コア部10から転送された画像データ等を可視表示する。
【0056】
テンキー205は、各種数字を入力するためのキーであり、例えばコピーの場合には複写枚数を、ファクシミリ送信の場合には電話番号が入力される。スタートキー206は、各機能の動作開始を指示するためのキーであり、ストップキー207は各動作を停止するためのキーである。
【0057】
各機能の設定値や初期値、及び部門IDやパスワード等が操作部115で入力されると、入力された各データはハードディスク部6に記憶される。
【0058】
このように、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像データの送受信、画像データの保存、コンピュータからのデータの入出力など、複合した処理を行うことが可能である。
【0059】
なお、本実施の形態において、コア部10がユーザ別使用管理手段及びユーザ識別情報取得手段を構成する。
【0060】
次に、コピー機能を使用する場合の処理を説明する。
【0061】
図6は、コピー機能を使用する場合における動作手順を示すフローチャートである。
【0062】
まず、操作者から操作部115のコピーキー201の押下を受けると(ステップS601)、表示部204に入力画面を表示させる。
【0063】
図7に、その入力画面を示す。同図では、部門IDとして「1234」が表示され、パスワードは入力待ちである状態を示す。
【0064】
次いで、上記操作者の部門の部門ID及び上記操作者個人のパスワードの入力を受ける(ステップS602)。このとき、コア部10のCPU123は、入力された部門ID及びパスワードが登録されたものであるか否かを判別し、未登録のものであった場合は前記部門ID及びパスワードの再入力を促す。入力された部門ID及びパスワードが登録済のものであれば、図8に示すように、部門ID「1234」に対応する使用可能な残り枚数を例えば「998枚」と表示部204に表示させる(ステップS603)。この残り枚数は、予め設定された上限の枚数(例えば1000枚)と部門ID「1234」により実際に使用された枚数(例えば2枚)とからコア部10のCPU123により算出される。このとき、同図中、右下部の「OK」部分のタッチキーに操作者が触れ、確認がなされると、ステップS604に進む。
【0065】
次いで、ステップS604では、残り枚数があるか否かを判別し、残り枚数がない、すなわち「0」である場合は、直ちに本処理を終了する。すなわち、当該操作者によるコピー機能の使用が拒否される。一方、残り枚数がある場合は、コピーのための動作モードの設定を操作者から受け(ステップS605)、コピー処理を実行して(ステップS606)、本処理を終了する。
【0066】
本処理により、部門IDにより各部門毎にコピー機能の使用を管理することができる。
【0067】
次に、ファクシミリ送信機能を使用する場合の処理を説明する。
【0068】
図9は、ファクシミリ送信機能を使用する場合における動作手順を示すフローチャートである。
【0069】
まず、操作者から操作部115のファクシミリキー202の押下を受けると(ステップS901)、表示部204に図7に示すものと同様の入力画面を表示させる。
【0070】
次いで、図6のステップS602と同様の処理を実行し(ステップS902)、入力された部門IDに対応するファクシミリ送信機能の使用可能な残時間を表示部204に表示させる(ステップS903)。この残時間は、予め設定された上限の時間と部門IDにより実際に使用された時間とからコア部10のCPU123により算出される。なお、時間の代わりに通信料金により管理するようにしてもよい。その場合、例えばデータベースに市外局番毎の料金を登録しておき、通信時間から通信料金を算出するようにすればよい。
【0071】
次いで、操作者による確認を経て、残時間があるか否かを判別し(ステップS904)、残時間がない場合は、直ちに本処理を終了する。すなわち、当該操作者によるファクシミリ送信機能の使用が拒否される。一方、残時間がある場合は、ファクシミリ送信のための動作モード(送信モード、電話番号、解像度等)の設定を操作者から受け(ステップS905)、後述する図10のファクシミリ送信処理を実行して(ステップS906)、本処理を終了する。
【0072】
本処理により、部門IDにより各部門毎にファクシミリ送信機能の使用を管理することができる。
【0073】
図10は、図9のステップS906で実行されるファクシミリ送信処理の動作手順を示すフローチャートである。
【0074】
まず、原稿をスキャンして得られた画像データを一旦ハードディスク部6に記憶させ(ステップS1001)、希望する送信モードが予約モード(タイマ送信)であるか否かを判別し(ステップS1002)、その判別の結果、希望する送信モードが予約モードでない場合は上記記憶された画像データを通常通り送信して(ステップS1012)、本処理を終了する。
【0075】
一方、前記ステップS1002の判別の結果、希望する送信モードが予約モードである場合は、送信先が予め登録された相手であるか否かを判別する(ステップS1003)。その判別の結果、送信先が予め登録された相手である場合は、相手の受信能力に合わせて上記画像データを圧縮し(ステップS1004)、送信するデータの量や相手の地域に応じた予測送信時間を算出して(ステップS1005)、ステップS1007に進む。
【0076】
一方、前記ステップS1003の判別の結果、送信先が予め登録された相手でない場合は、上記画像データをMH方式で圧縮し(ステップS1012)、圧縮をMH方式で行い且つ送信を2400bpsで行う場合を想定した値(最悪値)により予測送信時間を算出して(ステップS1006)、ステップS1007に進む。
【0077】
次いでステップS1007では、上記ステップS1005またはステップS1006で算出された予測送信時間が送信可能な残時間の範囲内であるか否かを判別し、その判別の結果、予測送信時間が送信可能な残時間の範囲内である場合は予約送信の受付を完了して(ステップS1009)、所定時間後に送信処理を行い(ステップS1010)、予測送信時間を補正して(ステップS1011)、本処理を終了する。予測送信時間の補正は、例えば上記算出された予測送信時間の値にデータの送信に要した実際の送信時間の値を新たに設定することによりなされる。これにより、ファクシミリ機能の使用時間を正確に管理することができる。
【0078】
一方、前記ステップS1007の判別の結果、予測送信時間が送信可能な残時間の範囲内でない場合は、予約送信の受付を拒否し(ステップS1008)、本処理を終了する。これにより、予約はできたが送信がなされないという事態を回避することができる。
【0079】
なお、送信時間の代わりに送信料金により管理するようにしてもよい。
【0080】
本処理によれば、ファクシミリデータを予約モードで送信する場合、データ量や残時間から事前に送信の可否が判断されるので、予約送信を受け付けた件については送信を確実に行うことができる。
【0081】
次に、ファクシミリ受信機能を使用する場合の処理を説明する。
【0082】
図11は、ファクシミリ受信機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0083】
まず、ファクシミリの着呼がなされ(ステップS1101)、受信したデータにITU勧告T30に定義されるサブアドレスがあるか否かを判別する(ステップS1102)。その際、受信側の部門に対応するサブアドレスを予め送信側のユーザに知らせておき、自部門に送信する場合にはこのサブアドレスを付加してデータを送信してもらうようにしておく。
【0084】
なお、送信側の装置が受信側である本画像形成装置と同一のメーカー製であれば、メーカー独自の機能、性能を設定するためのNSSに部門IDを設定し、それを利用するようにしてもよい。NSSは8ビットで構成され、通常は複数オクテット(8ビット=1オクテット)送出されるが、例えば、ITU勧告に基づき、NSSにおけるメーカーが自由に設定可能なビット(例えば第4オクテット以降の所定ビット)を部門IDとして利用すればよい。
【0085】
前記ステップS1102の判別の結果、サブアドレスがある場合はそのサブアドレスを入力された部門IDとして割り当て(ステップS1103)、ステップS1105に進む一方、サブアドレスがない場合は所定の部門IDを割り当てる(ステップS1104)。例えば、送信側の相手が登録済の相手であれば、その相手の電話番号に対応する部門IDを割り当て、それ以外の相手であれば、不特定者専用に設けた部門ID等を割り当てる。次いで、ステップS1105に進む。
【0086】
続くステップS1105では、前記ステップS1103または前記ステップS1104で確定した部門IDに対応する出力可能な残り枚数があるか否かを判別する。この残り枚数は、予め設定された上限の枚数と部門IDにより実際に使用された枚数とからコア部10のCPU123により算出される。なお、枚数の代わりに通信時間または通信料金により管理するようにしてもよい。
【0087】
その判別の結果、残り枚数がある場合は、受信データを自動出力する設定(自動出力設定)がなされているか否かを判別し(ステップS1106)、その判別の結果、自動出力設定がなされているときは、ファクシミリ呼の受信を行うと共に、受信データを直ちにプリントし(ステップS1107)、本処理を終了する一方、自動出力設定がなされていないときは、ファクシミリ呼の受信を行うと共に、受信データを部門IDと共にハードディスク部6に記憶させ(ステップS1108)、本処理を終了する。
【0088】
一方、前記ステップS1105の判別の結果、残り枚数がない場合は、データを受信したとしてもプリントが禁止されるので、データの受信を拒否してその旨を送信元に通知する設定(エラー設定)がなされているか否かを判別する(ステップS1109)。その判別の結果、エラー設定がなされていない場合は前記ステップS1108に進む一方、エラー設定がなされている場合は、データを受信することなく通信エラーを送信元の相手に通知する(ステップS1110)。すなわち、ファクシミリ呼の受信は拒否される。この受信の拒否は、例えばITU勧告T30に従いDISのビット10を「0」に設定して受信不可とすることにより可能である。次いで、本処理を終了する。
【0089】
本処理により、残り枚数がある場合は、ユーザの設定に基づき受信データの自動または手動による出力が可能となる。また、残り枚数がないために受信データプリントが禁止されている場合は、ユーザの設定に基づき受信データの記憶またはエラー処理がなされる。また、部門IDをサブアドレスまたはNSSにより容易に取得することができ、さらに部門IDがない場合であっても所定の部門IDが割り当てられるので、送信元が受信側装置の状況にかかわらずデータを送信してきた場合であっても、これらファクシミリ受信機能の使用に関する管理を、部門IDにより各部門毎に容易に行うことができる。
【0090】
次に、印刷データ受信機能を使用する場合の処理を説明する。
【0091】
図12は、印刷データ受信機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0092】
まず、PC/WS11からネットワーク、ネットワークインターフェイス部7を介して印刷データを受信し、該受信したデータをコア部10がLIPSフォーマッタ部8またはPSフォーマッタ部9に転送させる(ステップS1201)。なお、PC/WS11には、予め登録された、または印刷動作毎に入力される部門IDのいずれかを、印刷データと共に送信するためのプリンタドライバがインストールされている。
【0093】
次いで、フォーマッタ部8、9では、受信データと共に受信した部門IDを検出し(ステップS1202)、コア部10のCPU123は、検出した部門IDが有るか否かを判別して(ステップS1203)、その判別の結果、部門IDがある場合は受信データを展開すると共に、部門ID、ファイル名及び受信時間等の情報と共に該展開した受信データをハードディスク部6に記憶させ(ステップS1204)、本処理を終了する。なお、予め設定することにより、記憶されたデータを自動的に可視表示するようにしてもよい。
【0094】
一方、前記ステップS1203の判別の結果、検出した部門IDがない場合は、受信データを記憶することなくその旨を送信元に通知する設定(エラー設定)がなされているか否かを判別する(ステップS1205)。その判別の結果、エラー設定がなされている場合は、受信データを記憶することなくそれを破棄すると共に、エラーである旨をPC/WS11に通知して(ステップS1206)、本処理を終了する。すなわち、印刷データの記憶は行われない。
【0095】
この場合のエラーの旨の通知方法としては、例えばネットワークインターフェイス部7に構築されたMIBデータベースにおける所定のオブジェクトにエラーの旨を表示しておくか、あるいは受信データをHTML形式のファイルにしておき、既知のブラウザソフトウェアによりエラーの旨を知らせる等の手法が考えられる。
【0096】
一方、前記ステップS1205の判別の結果、エラー設定がなされていない場合は、受信データに所定の部門ID、例えば不特定者用に定められた部門IDを割り当てる(ステップS1207)。この場合の部門IDは、ファクシミリ受信処理における不特定者専用に設けた部門IDと同一のものとしてもよい。
【0097】
次いで、出力可能な残り枚数があるか否かを判別し(ステップS1208)、その判別の結果、残り枚数がある場合は、受信データを自動出力する設定(自動出力設定)がなされているか否かを判別し(ステップS1209)、その判別の結果、自動出力設定がなされているときは、受信データをプリントして(ステップS1210)、本処理を終了する。
【0098】
一方、前記ステップS1208で残り枚数がない場合、または前記ステップS1209で自動出力設定がなされていない場合は、前記ステップS1204に進む。
【0099】
本処理により、部門IDがない場合はユーザの設定に基づきエラー処理がなされるか、または所定の部門IDが割り当てられ、そして、残り枚数がある場合は、ユーザの設定に基づき受信データの自動または手動による出力が可能となる。従って、これら印刷データ受信機能の使用に関する管理が、部門IDにより各部門毎に可能となる。
【0100】
なお、前記ステップS1203の判別の結果、部門IDがある場合であっても、その部門IDの記憶容量に制限を設け、上記枚数や時間等と同様に管理するようにしてもよい。
【0101】
次に、受信した印刷データ等を印刷するプリント機能を使用する場合の処理を説明する。
【0102】
図13は、プリント機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【0103】
本処理は、例えば図11、図12の処理によりハードディスク部6に既にファクシミリデータや印刷データが複数記憶されている場合に行われる。
【0104】
まず、ステップS1301では、操作者から操作部115のプリントキー203の押下を受け、リーダ部1の表示部204に入力画面を表示させる。
【0105】
図14に、その入力画面を示す。同図に示すように、各部門ID毎に、機能の種別、データの名称、データが記憶された時間等が表示される。
【0106】
続くステップS1302では、図14に示す入力画面にて操作者により部門IDの入力を受け、表示部204に前述した図7に示す画面と同様の入力画面を表示させる。部門IDは(図11、図12の処理により)既に登録確認済みであり、この入力画面は、パスワードの入力待ちである状態を示す。そして、操作者個人のパスワードの入力を受ける。このとき、コア部10のCPU123は、入力されたパスワードが登録されたものであるか否かを判別し、未登録のものであった場合は上記パスワードの再入力を促すようにしてもよい。
【0107】
続くステップS1303では、入力されたパスワードが登録済のものであれば、図15に示すように、部門ID「1234」に対応するプリント可能な残り枚数を例えば「800枚」と表示部204に表示させる。表示部204にはさらに、入力された部門IDに対応するデータのファイル名や送信元ファクシミリ番号等が表示される。
【0108】
次いで、ステップS1304では、プリント可能な残り枚数があるか否かを判別し、残り枚数がある場合は、ファイルの選択を受ける(ステップS1305)。例えばファクシミリデータのファイルが選択されると、表示部204には図16に示すメニュー入力画面が表示される。そして表示、プリントまたは消去のいずれかメニューの選択の入力を受け(ステップS1306)、入力されたメニューの選択に従ってデータの可視表示、プリント、またはデータ消去のいずれかの処理を実行し(ステップS1307)、本処理を終了する。
【0109】
一方、前記ステップS1304の判別の結果、残り枚数がない場合は、ファイルの選択を受ける(ステップS1308)。この場合はプリントが禁止されているため、表示部204には図16に示すメニュー入力画面と同様の画面が表示されるが、その際「プリント」はグレーアウトされるか、または表示されない。従って、表示または消去のいずれかのみ選択可能となる。
【0110】
次いで、メニューの選択の入力を受け(ステップS1309)、入力されたメニューが消去であるか否かを判別し(ステップS1310)、その判別の結果、入力されたメニューが消去である場合は、ハードディスク部6からそのデータを消去して(ステップS1311)、本処理を終了する。
【0111】
一方、前記ステップS1310の判別の結果、入力されたメニューが消去でない、すなわち表示である場合は、データを可視表示して(ステップS1312)、前記ステップS1309に戻る。
【0112】
本処理により、部門IDにより各部門毎にプリント機能の使用を管理することができる。
【0113】
次に、部門IDによる管理のための諸条件設定の処理を説明する。
【0114】
種々の条件の設定は、ハードディスク部6に記憶された管理用のデータベースの内容を操作部115の表示部204に入力画面として表示させ、管理者が入力することによりなされる。
【0115】
図17に、表示部204に表示された諸条件設定の入力画面を示す。
【0116】
同図に示すように、各部門ID毎の各機能毎に個別に条件が設定可能となっており、例えばコピー、プリント、受信データのプリント(受信出力)、送信、スキャン等の機能の使用可能な上限の枚数、時間または回数が設定可能となっている。また、上述したエラー設定(図11のステップS1109、図12のステップS1206)、自動出力設定(図11のステップS1106、図12のステップS11209)等も設定可能である。これらの設定は同図右方に示すカーソルの移動とOKキーの押下によってなされる。
【0117】
また各機能に関して、上記上限枚数等のほか、各種項目を設定するようにしてもよい。例えばスキャン機能では、図18に示すように、スキャン回数だけでなく、スキャン長、部数、両面プリントを枚数「1」とするか「2」とするかの設定、記録紙の長さ、トナーやインクの量等が考えられる。またファクシミリ機能では、上述したように、使用枚数のほか、通信料金、通信時間、通信回数等が考えられる。
【0118】
このように、各種設定を部門ID毎及び機能毎に行うことにより、詳細な項目についても一元的な管理を容易に行うことができ、使用勝手を向上することができる。
【0119】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザ毎に設定された部門ID毎に各機能毎の使用可能な上限枚数、時間、回数等、または使用態様等がデータベースとして設定され、これと各機能の使用状況に応じて使用の許否や使用態様の決定、あるいは使用料の算出がなされる。従って、各ユーザに機能毎に別々の部門IDを設定する必要がなく、複数の機能の使用に関して、例えば使用状況に応じて使用頻度や使用料金による制限を課す等の一元的な部門管理を容易に行うことができる。
【0120】
なお、本発明を達成するためのソフトウェアによって表される制御プログラムを格納したフロッピディスク(FD)等のメモリを、本発明の画像形成装置における外部記憶装置(不図示)を介して読み出す、あるいはPC/WS11から受容することによっても、同様の効果を奏することができる。
【0121】
以下に、本発明の画像形成装置に用いることが可能な記憶媒体を図19を用いて説明する。
【0122】
複数の機能を備えた画像形成装置を制御するためのプログラムを格納する記憶媒体には、図19に示すように、「ユーザ識別情報取得モジュール」、「ユーザ別使用管理モジュール」の各モジュールのプログラムを格納すればよい。
【0123】
ここで、「ユーザ識別情報取得モジュール」は、ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するためのモジュールである。
【0124】
「ユーザ別使用管理モジュール」は、前記ユーザ識別情報取得モジュールにより取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するためのモジュールである。
【0125】
なお、本実施の形態において、部門IDに加えて、パスワードにより各操作者個人毎にも各機能の使用を管理するようにしてもよい。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の画像形成装置、請求項10の画像形成装置の制御方法または請求項19の記憶媒体によれば、各ユーザ毎の識別情報にて複数の機能の使用をそれぞれ管理することができるので、各ユーザに機能毎に別々の識別情報を設定する必要がなく、複数の機能の使用に関して一元的な部門管理を容易に行うことができる。また、ファクシミリを予約送信する場合において、使用時間をより正確に管理することができると共に、予約を受け付けた件については送信を確実に行うことができる。
【0127】
本発明の請求項2の画像形成装置または請求項11の画像形成装置の制御方法によれば、使用状況に応じて機能の使用を管理することができ、例えば使用頻度や使用料金による制限を課す等の管理を一元的に行うことができる。
【0128】
本発明の請求項3の画像形成装置または請求項12の画像形成装置の制御方法によれば、ユーザ識別情報の取得が容易になる。
【0129】
本発明の請求項4の画像形成装置または請求項13の画像形成装置の制御方法によれば、ユーザ識別情報が取得することができない場合であっても、所定の識別情報により一元的な部門管理が可能となる。
【0130】
本発明の請求項5の画像形成装置または請求項14の画像形成装置の制御方法によれば、ユーザ識別情報の取得がより容易になる。
【0131】
本発明の請求項6の画像形成装置または請求項15の画像形成装置の制御方法によれば、ユーザ識別情報の取得がより容易になる。
【0132】
本発明の請求項7の画像形成装置または請求項16の画像形成装置の制御方法によれば、ユーザ識別情報の取得がより容易になる。
【0133】
本発明の請求項8の画像形成装置または請求項17の画像形成装置の制御方法によれば、使用勝手を向上することができる。
【0136】
本発明の請求項の画像形成装置または請求項18の画像形成装置の制御方法によれば、きめ細かい管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像入出力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同形態に係るリーダ部及びプリンタ部の断面図である。
【図3】同形態に係るリーダ部のブロック図である。
【図4】同形態に係るコア部の構成を示すブロック図である。
【図5】同形態に係るリーダ部の操作部の構成を示す図である。
【図6】同形態においてコピー機能を使用する場合における動作手順を示すフローチャートである。
【図7】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図8】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図9】同形態においてファクシミリ送信機能を使用する場合における動作手順を示すフローチャートである。
【図10】同形態において図9のステップS906で実行されるファクシミリ送信処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図11】同形態においてファクシミリ受信機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】同形態において印刷データ受信機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図13】同形態においてプリント機能を使用する場合の動作手順を示すフローチャートである。
【図14】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図15】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図16】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図17】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図18】同形態において表示部に表示された入力画面を示す図である。
【図19】本発明の記憶媒体に記憶されたプログラムモジュールを示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
6 ハードディスク部
7 ネットワークインターフェイス部
8 LIPSフォーマッタ部
9 PSフォーマッタ部
10 コア部
11 PC/WS
114 CPU
115 操作部
123 CPU
204 表示部

Claims (19)

  1. 原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置において、
    ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得手段と、
    該ユーザ識別情報取得手段により取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理手段とを備え
    前記ユーザ別使用管理手段は、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出する算出手段と、該算出手段により算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理する予約送信管理手段と、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用状況を記憶する記憶手段を備え、前記ユーザ別使用管理手段による前記複数の機能に関する各機能毎の使用の管理は、前記記憶手段により記憶された各機能毎の使用状況に基づいてなされることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. ファクシミリデータを受信するファクシミリ受信部をさらに備え、前記複数の機能には、前記ファクシミリ受信部にて受信したファクシミリデータに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するファクシミリデータ受信機能が含まれ、前記ユーザ識別情報は、前記ファクシミリ受信部にて受信されるファクシミリデータから取得されることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記ユーザ識別情報取得手段は、前記受信されるファクシミリデータから前記ユーザ識別情報を取得することができない場合は、所定の識別情報を割り当てることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記ユーザ識別情報は、ITU勧告に定められファクシミリデータと共に受信されるサブアドレスに基づき取得されることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザ識別情報は、ITU勧告に定められファクシミリデータと共に受信されるNSSに基づき取得されることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  7. 前記ユーザ識別情報は、ファクシミリデータと共に受信される送信元の電話番号に基づき取得されることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  8. 前記ユーザ別使用管理手段は、前記プリント機能において外部から入力される印刷データまたは前記ファクシミリデータ受信機能において前記ファクシミリ受信部にて受信されるファクシミリデータの、前記プリンタ部での記録を禁止した場合は、前記入力された印刷データの破棄または前記ファクシミリデータの受信拒否を行う処理と、前記印刷データの入力または前記ファクシミリデータの受信を行うと共に該入力または受信した印刷データまたはファクシミリデータを保存する処理のうち、いずれか一方の処理を行うことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記各機能毎の使用の管理は、使用の許否の決定、使用態様の限定、及び使用料の算出の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置の制御方法において、
    ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得工程と、
    該ユーザ識別情報取得工程において取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理工程とを含み、
    前記ユーザ別使用管理工程は、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出する算出工程と、該算出工程において算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理する予約送信管理工程と、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正する補正工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用状況を記憶する記憶工程を含み、前記ユーザ別使用管理工程による前記複数の機能に関する各機能毎の使用の管理は、前記記憶工程において記憶された各機能毎の使用状況に基づいてなされることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記画像形成装置はファクシミリデータを受信するファクシミリ受信部をさらに備え、前記複数の機能には、前記ファクシミリ受信部にて受信したファクシミリデータに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するファクシミリデータ受信機能が含まれ、前記ユーザ識別情報は、前記ファクシミリ受信部にて受信されるファクシミリデータから取得されることを特徴とする請求項10または11記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 前記ユーザ識別情報取得工程は、前記受信されるファクシミリデータから前記ユーザ識別情報を取得することができない場合は、所定の識別情報を割り当てることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記ユーザ識別情報は、ITU勧告に定められファクシミリデータと共に受信されるサブアドレスに基づき取得されることを特徴とする請求項12または13記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記ユーザ識別情報は、ITU勧告に定められファクシミリデータと共に受信されるNSSに基づき取得されることを特徴とする請求項12または13記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 前記ユーザ識別情報は、ファクシミリデータと共に受信される送信元の電話番号に基づき取得されることを特徴とする請求項12または13記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 前記ユーザ別使用管理工程は、前記プリント機能において外部から入力される印刷データまたは前記ファクシミリデータ受信機能において前記ファクシミリ受信部にて受信されるファクシミリデータの、前記プリンタ部での記録を禁止した場合は、前記入力された印刷データの破棄または前記ファクシミリデータの受信拒否を行う処理と、前記印刷データの入力または前記ファクシミリデータの受信を行うと共に該入力または受信した印刷データまたはファクシミリデータを保存する処理のうち、いずれか一方の処理を行うことを特徴とする請求項1216のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  18. 前記各機能毎の使用の管理は、使用の許否の決定、使用態様の限定、及び使用料の算出の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1017のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  19. 原稿画像を読み取るリーダ部と、前記リーダ部で読み取った原稿画像及び外部から入力される印刷データに応じた画像を記録媒体上に記録することが可能なプリンタ部とを備え、前記リーダ部で読み取った原稿画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するコピー機能と、前記外部から入力される印刷データに応じた画像を前記プリンタ部で記録媒体上に記録するプリント機能と、ファクシミリの予約送信機能とを少なくとも含む複数の機能を実行可能に構成された画像形成装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体において、
    ユーザ毎に設定され各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得モジュールと、
    該ユーザ識別情報取得モジュールにより取得されたユーザ識別情報に基づいて前記各ユーザ毎に前記複数の機能に関する各機能毎の使用を管理するユーザ別使用管理モジュールとを有し、
    前記ユーザ別使用管理モジュールは、送信すべきファクシミリデータ量と送信先のファクシミリ装置のデータ受信能力とに基づいて予測送信時間を算出し、該算出された予測送信時間に基づき前記ファクシミリの予約送信機能の使用を管理し、前記送信すべきファクシミリデータを送信した後、該データの実際の送信時間に基づき前記予測送信時間を補正することを特徴とする記憶媒体。
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