JP4888477B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、外部装置から通信回線を通じて受信した画像データに基づく画像をシートに形成する画像形成装置及び当該画像形成装置に用いられるプログラムに関する。
従来、画像形成装置としては、パーソナルコンピュータから入力されるプリントデータに基づいて、当該プリントデータに対応した画像を用紙に印刷するプリンタ装置や、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取り、その読取画像データに基づく画像を用紙に印刷する複写機が知られている。
その他、電話回線網を通じて受信したファクシミリデータに基づき、当該ファクシミリデータに対応した画像を用紙に印刷するファクシミリ装置なども知られている。
また、プリンタ装置や複写機としては、ユーザの使用状況に応じて課金処理を行うために、画像印刷が行われる度、印刷枚数の情報等を含む使用履歴を表すレコードをメモリに記録するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−156958号公報
ところで、従来では、プリンタ装置や複写機を、複数ユーザで共有する代わりに、各ユーザに対して課金処理を行う手法が広く採用されているが、今後、ファクシミリ装置においても、当該ファクシミリ装置を利用して外部装置からファクシミリデータを受信する各ユーザに対して、課金処理を行う手法が採用される可能性がある。
本発明は、こうした利用方法等を想定してなされたものであり、外部装置から通信回線を通じて受信した画像データに基づく画像をシートに形成する画像形成装置であって、適切に装置の使用履歴を、記録可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の画像形成装置(請求項1)は、シートに画像を形成する画像形成手段と、外部装置から通信回線を通じて画像データを受信する受信手段と、受信手段が画像データを受信すると、印刷ジョブを実行して、画像形成手段に、受信した画像データに基づく画像を、シートに形成させる制御手段と、を備える画像形成装置であって、印刷ジョブの実行履歴を記憶するための記憶領域を有するログ記憶手段と、制御手段によって実行される印刷ジョブ毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、印刷ジョブの実行により画像形成手段において画像形成に用いられたシートの枚数を表す印刷枚数データを格納してなるレコードを、ログ記憶手段に登録する登録手段と、受信手段にて画像データが受信される度に、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人を、特定する受取人特定手段と、を備える。
この画像形成装置における受取人特定手段は、受信手段が受信した画像データを用いた制御手段による印刷ジョブの実行に先駆けて、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人を特定する処理を実行する。
また、制御手段は、受取人特定手段によって受取人を特定できなかった上記画像データを用いた印刷ジョブについては、当該印刷ジョブの実行を保留し、ユーザインタフェースを通じて、印刷ジョブの実行指示が入力された時点で、保留された印刷ジョブを実行する一方、受取人特定手段によって受取人を特定できた上記画像データを用いた印刷ジョブについては、上記保留動作を介することなく、当該印刷ジョブを実行する。
そして、登録手段は、受取人特定手段により受取人が特定された画像データを用いた印刷ジョブについては、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、印刷枚数データと共に、受取人特定手段により特定された受取人を表す受取人データを格納してなるレコードを、ログ記憶手段に登録し、上記保留された印刷ジョブについては、制御手段により保留された印刷ジョブが実行される毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、印刷枚数データと共に印刷物の受取人が不明であることを表すデータを格納してなるレコードを、ログ記憶手段に登録する。
更に、この画像形成装置は、ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明のレコードに関して、印刷物の受取人を表す受取人データを、ユーザインタフェースを通じてユーザから取得し、ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明のレコードに、取得した受取人データを格納することにより、レコードを更新する更新手段を備える。
このように、本発明の画像形成装置では、画像データの受信の度に、当該画像データに基づく印刷物の受取人を、当該画像形成装置の利用者として特定し、当該利用者のシート使用枚数の情報を、記憶手段に記憶させるので、管理者は、記憶手段の内容を参照することで、画像形成装置の使用状況を容易に把握することができ、課金処理を行う際には、各利用者に対して、適切に課金処理を行うことができる。換言すれば、本発明の画像形成装置は、画像データを受信して印刷した者に対し、課金処理を行う環境において、適切に装置の利用履歴を、記録することができる。
但し、本発明は、必ずしも課金処理を行うことを目的としない。例えば、管理者が、画像形成装置の利用者毎の使用状況を把握する目的でも、本発明の画像形成装置は、有効に機能する。
また、本発明によれば、受取人が不明の画像データについての印刷ジョブを実行しなくて済むので、外部装置から一方的に送信されてきた不要な画像データについての印刷ジョブを実行することで、印刷コストが嵩むのを防止することができる。
更には、本発明によれば、上記更新手段を有する結果、当該画像形成装置の使用状況を管理者が詳細に把握することができる。
尚、上述の発明は、ファクシミリ装置に適用することができる。即ち、上記受信手段は、外部装置としてのファクシミリ装置から、画像データとしてのファクシミリデータを受信し、制御手段は、受信手段がファクシミリデータを受信すると、印刷ジョブを実行して、画像形成手段に、受信したファクシミリデータに基づく画像を、シートに形成させる構成にすることができる(請求項2)。
また、受信手段が、画像データと共に、当該画像データの発信元装置の識別コードを、通信回線を通じて受信可能である場合には、当該画像形成装置に、画像データの発信元装置の識別コードと、当該画像データに基づく印刷物の受取人と、の対応関係を記憶する対応関係記憶手段を設けて、受取人特定手段は、画像データと共に受信手段が受信した発信元装置の識別コードに基づき、対応関係記憶手段において当該発信元装置の識別コードに対応付けられた受取人を、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人であると特定する構成にされるとよい(請求項3)。
本発明のように、予め上記対応関係を記憶手段に記憶させておけば、画像データを受信する度に、利用者にユーザ情報の入力を求めなくて済み、画像形成装置の操作性及び利便性が向上する。
尚、本発明をファクシミリ装置に適用する場合には、「画像データの発信元装置の識別コード」として、ファクシミリデータの発信元装置の電話番号を採用することができる。
また、制御手段は、実行指示の入力を受け付けるに際し、ユーザ認証を行うことで、ユーザ認証により確認された正当なユーザから入力された実行指示のみを受け付けて、受け付けた実行指示に従い、保留された印刷ジョブを実行する構成にされるのが好ましい(請求項4)。このように画像形成装置を構成すれば、正当なユーザからの実行指示しか受け付けないので、部外者による不要な印刷ジョブの実行を回避することができ、結果として、印刷コストが嵩むのを防止することができる。
また、管理者がユーザ毎のシート使用枚数を容易に把握することができるように、上記画像形成装置には、ログ記憶手段においてレコードとして登録されている印刷物の受取人毎に、当該受取人を表す各レコードが示すシートの枚数に基づき、当該受取人のシート使用枚数を表す情報を出力する使用量出力手段を設けると好ましい(請求項5)。このように画像形成装置を構成すれば、受取人毎に、シート使用枚数を表す情報が出力されるので、管理者は、ユーザ毎のシート使用枚数を容易に把握することができる。
具体的に、使用量出力手段は、受取人毎のシート使用枚数を表す情報を、ファイル出力する構成にされてもよいし、印刷出力する構成にされてもよい。更に言えば、使用量出力手段は、受取人毎のシート使用枚数を表す情報を、画面に出力する構成にされてもよい。
この他、使用量出力手段は、受取人毎のシート使用枚数を表す情報として、受取人毎に、印刷ジョブ毎の印刷枚数を列挙した情報を出力する構成にされてもよいし、受取人毎に、印刷ジョブ毎の印刷枚数を合計した情報(合計値)を出力する構成にされてもよい。
また、本発明の画像形成装置が有する登録手段、受取人特定手段、制御手段、更新手段、及び、使用量出力手段としての機能は、プログラムの実行により、画像形成装置が備えるコンピュータに、実現させることができる。また、これらの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムは、磁気ディスク等の記録媒体に記録して、提供することができる。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
図1は、本実施例のファクシミリ装置1の構成を表すブロック図である。図1に示すように、本実施例のファクシミリ装置1は、装置内各部を統括制御する制御部10と、印刷部20と、読取部30と、操作パネル40と、FAX通信部50と、USBインタフェース60と、LAN通信部70とを備える。
制御部10は、各種プログラムを実行するCPU11と、CPU11によるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM13と、CPU11が実行するプログラムや各種データファイルを記憶する電気的にデータ書換可能な不揮発性メモリとしてのNVRAM15(フラッシュメモリ等)と、を備える。
一方、印刷部20は、制御部10から入力される制御信号に従い、トレイから給紙された用紙に、印刷対象の画像データに基づく画像を形成するものである。また、読取部30は、制御部10から入力される制御信号に従い、原稿台に載置された原稿を、光学的に読み取って、原稿の読取結果を表す読取画像データを生成し、その読取画像データを、制御部10に入力する。
この他、操作パネル40は、ユーザが操作可能な各種操作キー、及び、各種情報をユーザに向けて表示するための液晶ディスプレイを備え、ユーザインタフェースとして機能する。具体的に、操作パネル40は、制御部10に制御され、各種情報を液晶ディスプレイに表示すると共に、操作キーを通じて入力された操作情報を、制御部10に入力する。
また、FAX通信部50は、電話回線網(PSTN)を通じて外部のファクシミリ装置3とFAX通信可能な通信インタフェースである。FAX通信部50が外部のファクシミリ装置3とのFAX通信により受信したファクシミリデータは、制御部10に入力される。
この他、USBインタフェース60は、USBメモリ5等のストレージデバイスを接続するために用いられる。また、LAN通信部70は、周知のLAN(ローカルエリアネットワーク)インタフェースとして構成されている。本実施例のLAN通信部70は、インターネットに接続されており、管理者の端末装置に、電子メールを送信するために用いられる。
続いて、CPU11が実行する処理について説明する。図2は、CPU11が、ファクシミリ装置1の起動直後から実行を開始するメイン処理を表すフローチャートである。
メイン処理を開始すると、CPU11は、予め定められた複数種類のイベントのいずれかが発生するまで待機する(S110)。そして、イベントが発生すると(S110でYes)、S130以降の処理を実行することで、発生したイベントに対応する処理を実行する。
具体的に、CPU11は、イベントが発生すると(S110でYes)、S130に移行し、発生したイベントが、FAX通信部50が呼を受信することで発生する着呼イベントであるか否かを判断する。そして、着呼イベントであると判断すると(S130でYes)、S135に移行して、後述するFAXログ登録処理(図3参照)の実行を開始する。その後、S110に移行し、次のイベントが発生するまで待機する。
一方、着呼イベントではないと判断すると(S130でNo)、CPU11は、S150に移行し、発生したイベントが、操作パネル40を通じてジョブ選択画面(詳細後述)の呼出操作が行われることで発生するジョブ選択画面呼出操作イベントであるか否かを判断する。そして、ジョブ選択画面呼出操作イベントであると判断すると(S150でYes)、S155に移行して、後述するジョブ選択受付処理(図7参照)の実行を開始する。その後、S110に移行して、次のイベントが発生するまで待機する。
一方、ジョブ選択画面呼出操作イベントではないと判断すると(S150でNo)、CPU11は、S160に移行し、発生したイベントが、操作パネル40を通じてログの出力操作が行われることで発生するログ出力操作イベントであるか否かを判断する。そして、ログ出力操作イベントであると判断すると(S160でYes)、S165に移行して、後述するログ出力制御処理(図8参照)の実行を開始する。その後、S110に移行し、次のイベントが発生するまで待機する。
この他、上記発生したイベントが、ログ出力操作イベントでもないと判断すると(S160でNo)、CPU11は、S170に移行し、発生したイベントが、操作パネル40を通じて設定画面(詳細後述)の呼出操作が行われることで発生する設定画面呼出操作イベントであるか否かを判断する。そして、設定画面呼出操作イベントであると判断すると(S170でYes)、S175に移行して、後述する設定変更受付処理(図10参照)の実行を開始する。その後、S110に移行し、次のイベントが発生するまで待機する。
また、発生したイベントが、設定画面呼出操作イベントでもないと判断すると(S170でNo)、CPU11は、S180に移行し、発生したイベントが、操作パネル40を通じて受取人定義編集画面(詳細後述)の呼出操作が行われることで発生する編集画面呼出操作イベントであるか否かを判断する。そして、編集画面呼出操作イベントであると判断すると(S180でYes)、S185に移行して、後述する受取人定義受付処理(図11参照)の実行を開始する。その後、S110に移行し、次のイベントが発生するまで待機する。
この他、発生したイベントが、編集画面呼出操作イベントでもないと判断すると(S180でNo)、CPU11は、S190に移行し、発生したイベントに対応したその他の処理の実行を開始する。その後、S110に移行し、次のイベントが発生するまで待機する。
続いて、CPU11が、S135で実行するFAXログ登録処理について説明する。図3は、CPU11が実行するFAXログ登録処理を表すフローチャートである。
FAXログ登録処理を開始すると、CPU11は、呼と共に電話回線網から送信されてきた発呼装置の電話番号である発信元番号のデータを、FAX通信部50から取得すると共に(S310)、呼が、ファクシミリ呼であるか否かを判断する(S320)。そして、ファクシミリ呼ではなく音声呼であると判断すると(S320でNo)、音声呼に対応した処理を実行した後(S325)、当該FAXログ登録処理を終了する。
一方、ファクシミリ呼であると判断すると(S320でYes)、CPU11は、発呼元のファクシミリ装置3からFAX通信部50を通じてファクシミリデータを受信する(S330)。更に、NVRAM15が記憶する受取人定義ファイルを参照することにより、S310で取得した発信元番号に対応する受取人名のデータを、受取人定義ファイルから取得する(S335)。尚、図4は、受取人定義ファイルの構成を表す説明図である。
図4に示すように、受取人定義ファイルは、ファクシミリデータの発信元番号と、当該ファクシミリデータに基づく印刷物の受取人と、の対応関係が記述されたものである。この受取人定義ファイルには、発信元番号毎に、当該発信元番号を表すデータと、当該発信元番号から送信されてきたファクシミリデータに基づく印刷物の受取人名を表すデータとが対応付けられてなるレコードが登録される。
即ち、S335では、S310で取得した発信元番号が記述されてなるレコードを、受取人定義ファイル内で検索し、検索の結果得られた該当するレコードから、受取人名のデータを取得する。その後、S340に移行する。
尚、S310で取得した発信元番号が、受取人定義ファイル内に登録されておらず、検索により該当するレコードを受取人定義ファイル内で発見できなかった場合には、受取人名のデータを取得することなく、S335での処理を終えて、S340に移行する。
そして、受取人名のデータを、受取人定義ファイルから取得することができた場合には、S340で肯定判断して、S341に移行する。一方、受取人名のデータを取得することができなかった場合には、S340で否定判断して、S350に移行する。
S341に移行すると、CPU11は、受信したファクシミリデータについての印刷ジョブを実行する。具体的には、印刷ジョブとして、印刷部20を制御し、印刷部20に、受信したファクシミリデータに基づく画像を、用紙に形成させる処理を実行する。
また、この処理を終えると、CPU11は、直前のS341で実行した印刷ジョブにより印刷部20にて画像形成に供された用紙の枚数、即ち、印刷枚数のデータを、印刷部20から取得する(S343)。この後には、S341で実行した印刷ジョブについてのレコードを、NVRAM15が記憶するログファイルに登録する(S345)。
尚、ログファイルに登録されるレコードは、図5に示すように、「受取人名」のフィールドと、「発信元」のフィールドと、「印刷枚数」のフィールドと、からなる。図5は、ログファイルの構成を表す説明図である。
「受取人名」のフィールドには、印刷ジョブによる用紙への画像形成により生成される印刷物の受取人名を表すデータが、格納され、「発信元」のフィールドには、印刷物の受取人が不明である場合に、ファクシミリデータの発信元番号(電話番号)を表すデータが格納される。この他、「印刷枚数」のフィールドには、印刷ジョブにより印刷部20にて画像形成に供された用紙の枚数(印刷枚数)を表すデータが、格納される。
即ち、S345では、「受取人名」のフィールドに、S335で取得した受取人名のデータを格納し、「印刷枚数」のフィールドに、S343で取得した印刷枚数のデータを格納してなるレコードであって、「発信元」のフィールドを、データのない「空」の状態としたレコードを、ログファイルに登録する。その後、FAXログ登録処理を終了する。
一方、S350に移行すると、CPU11は、NVRAM15が記憶する設定ファイルに記述されたパラメータ「ログ管理レベル」を参照することにより、予め設定されたログ管理レベルが、「低」レベルであるか否かを判断する。図6は、設定ファイルの構成を表す説明図である。ログ管理レベルは、ログファイルに登録するレコードに記述する情報量の程度を表すものであり、図6に示すように、「高」レベル及び「低」レベルのいずれかの値を採る。設定ファイルに記憶される、ログ管理レベル等の各種設定項目の設定内容は、後述する「設定変更受付処理(図10(a)参照)において、ユーザが設定することが可能に構成されている。
ここでは、設定ファイルに記述されたパラメータ「ログ管理レベル」が「高」レベルに設定されている場合、否定判断して(S350でNo)、S380に移行する。これに対し、パラメータ「ログ管理レベル」が「低」レベルに設定されている場合には、肯定判断して(S350でYes)、S360に移行する。
S360に移行すると、CPU11は、S341と同様、受信したファクシミリデータについての印刷ジョブを実行する。また、この処理を終えると、CPU11は、直前のS360で実行した印刷ジョブにより印刷部20にて画像形成に供された用紙の枚数(印刷枚数)のデータを、印刷部20から取得し(S365)、更に、S360で実行した印刷ジョブについてのレコードを、NVRAM15が記憶するログファイルに登録する(S370)。
具体的には、図5(a)に示すように、「印刷枚数」のフィールドに、S365で取得した印刷枚数のデータを格納し、「発信元」のフィールドに、S310で取得した発信元番号のデータを格納してなるレコードであって、「受取人名」のフィールドを、データのない「空」の状態としたレコードを、ログファイルに登録する。その後、当該FAXログ登録処理を終了する。尚、図5(a)は、ログ管理レベルが「低」レベルに設定されている場合にログファイルに登録されるレコードの例を示したログファイルの構成図である。
但し、S370では、「受取人名」のフィールドを、データのない「空」の状態にするのに代えて、受取人が不明であることを表すデータを、「受取人名」のフィールドに格納するようにしてもよい。例えば、「受取人不明」との文字列を、「受取人名」のフィールドに格納してもよい。
一方、S380に移行すると、CPU11は、受信したファクシミリデータについての印刷ジョブを、NVRAM15が記憶する保留リストに登録することで、印刷ジョブの実行を保留する。
尚、保留リストは、保留された印刷ジョブ毎に、登録日時を表すデータと、当該印刷ジョブに供されるファクシミリデータの発信元番号を表すデータと、ファクシミリデータの格納先を表すデータと、からなるレコードを有する。
即ち、S380では、今回保留する印刷ジョブに対応するレコードとして、S310で取得した発信元番号のデータを格納してなるレコードを、保留リストに登録すると共に、当該印刷ジョブが印刷対象とする上記受信したファクシミリデータを、NVRAM15に一時保存することにより、印刷ジョブを保留する。尚、S380で保留された印刷ジョブについては、ジョブ選択画面を通じて、ユーザにより実行指示が入力された時点で、CPU11により実行される。
また、S380での処理を終えると、CPU11は、S390に移行し、印刷ジョブを保留した旨の電子メールを、図6に示す設定ファイルにおいて管理者メールアドレスとして登録されたメールアドレス先に、送信する。その後、FAXログ登録処理を終了する。尚、このメール送信によって、管理者に対しては、印刷ジョブが保留されたことが通知される。
続いて、CPU11が、S155で実行するジョブ選択受付処理について説明する。図7は、CPU11が実行するジョブ選択受付処理を表すフローチャートである。
ジョブ選択受付処理を開始すると、CPU11は、認証画面を操作パネル40の液晶ディスプレイに表示することで、ジョブ選択画面の呼出操作をしたユーザに対して、ユーザ名及びパスワードの入力を求め(S510)、認証画面における「OK」ボタン又は「キャンセル」ボタンが押下操作されると、S520に移行する。そして、「OK」ボタンが押下操作された場合には、S520でユーザ認証を行う。
具体的に、S520では、認証画面を通じて入力されたユーザ名及びパスワードが、図6に示す設定ファイルにおいて登録されている管理者のユーザ名及びパスワードに一致するか否かを判断し、一致する場合には、認証画面を通じてこれらの情報を入力したユーザが正当な管理者であると判断する(S520でYes)。一方、一致しなかった場合には、認証画面を通じてこれらの情報を入力したユーザが正当な管理者ではないと判断する(S520でNo)。
そして、正当な管理者ではないと判断した場合には(S520でNo)、ジョブ選択受付処理を終了し、正当な管理者であると判断した場合には(S520でYes)、S530に移行する。尚、認証画面で、「キャンセル」ボタンが押下操作されて、S520に移行した場合には、形式的に正当な管理者ではないと判断して(S520でNo)、ジョブ選択受付処理を終了する。
S530に移行すると、CPU11は、NVRAM15が記憶する上記保留リストに基づき、保留リストに登録されている各印刷ジョブを実行対象の印刷ジョブとしてユーザが操作パネル40を通じて個別に選択可能なジョブ選択画面(図示せず)を、操作パネル40に表示する。
また、このようにしてジョブ選択画面の表示を開始すると、CPU11は、ジョブ選択画面を通じて実行対象の印刷ジョブが選択されるか、ジョブ選択画面を通じてキャンセル操作がなされるまで待機し(S540,S545)、キャンセル操作がなされた場合には(S545でYes)、ジョブ選択画面を閉じて、当該ジョブ選択受付処理を終了する。
一方、ジョブ選択画面を通じて実行対象の印刷ジョブが選択された場合には(S540でYes)、S550に移行し、上記選択された印刷ジョブを実行する。即ち、保留リストに登録された上記選択された印刷ジョブのレコードに基づき、印刷対象のファクシミリデータを特定し、印刷部20に、このファクシミリデータに基づく画像を、用紙に形成させる。
また、この処理を終えると、CPU11は、S550で実行した印刷ジョブにより印刷部20にて画像形成に供された用紙の枚数(印刷枚数)のデータを、印刷部20から取得し(S555)、更に、S550で実行した印刷ジョブについてのレコードを、NVRAM15が記憶するログファイルに登録する(S560)。
具体的に、S560では、図5(b)に示すように、「印刷枚数」のフィールドに、S555で取得した印刷枚数のデータを格納し、「発信元」のフィールドに、保留リストの内容から判明するS550で印刷ジョブに供されたファクシミリデータの発信元番号のデータを格納してなるレコードであって、「受取人名」のフィールドに、S510で認証画面を通じて取得したユーザ名のデータを格納してなるレコードを、ログファイルに登録する。
尚、図5(b)は、ログ管理レベルが「高」レベルに設定されている場合であって、管理者のユーザ名が「Administrator」である場合に、ログファイルに登録されるレコードの例を示したログファイルの構成図である。
但し、S560では、S370での処理と同様に、「受取人名」のフィールドを、データのない「空」の状態にして上記レコードを、ログファイルに登録してもよいし、認証画面を通じて取得したユーザ名のデータに代えて、受取人が不明であることを表すデータを、「受取人名」のフィールドに格納するようにしてもよい。
また、この処理を終えると、CPU11は、S570に移行し、S550で実行した印刷ジョブについてのレコードを、保留リストから削除すると共に、当該印刷ジョブに供されたファクシミリデータを、NVRAM15から削除する。また、保留リストの更新に伴って、ジョブ選択画面からも該当印刷ジョブについての情報を削除し、ジョブ選択画面を更新する。
また、S570での処理を終えると、CPU11は、ジョブ選択画面にユーザが選択可能な印刷ジョブがあるか否かを判断し(S580)、選択可能な印刷ジョブがあると判断すると(S580でYes)、S540に移行して、再度、ジョブ選択画面を通じて実行対象の印刷ジョブが選択されるか、ジョブ選択画面を通じてキャンセル操作がなされるまで待機する(S540,S545)。一方、選択可能な印刷ジョブがないと判断すると(S580でNo)、ジョブ選択画面を閉じて(S590)、当該ジョブ選択受付処理を終了する。
このようなジョブ選択受付処理の実行により、S380で保留された印刷ジョブは、管理者からの実行指示の基に実行される。
続いて、CPU11が、S165にて実行するログ出力制御処理について説明する。図8は、CPU11が実行するログ出力制御処理を表すフローチャートである。
ログ出力制御処理を開始すると、CPU11は、まず、ログ出力用のデータを格納するための領域として、出力バッファをRAM13に確保する(S610)。次に、図6に示す設定ファイルに記述されたパラメータ「ユーザ別出力設定」を参照して、パラメータ「ユーザ別出力設定」が「指定ユーザ」に設定されているか否かを判断する。尚、パラメータ「ユーザ別出力設定」は、図6に示すように、「全ユーザ」及び「指定ユーザ」のいずれかの値を採る。
ここでは、パラメータ「ユーザ別出力設定」が「指定ユーザ」に設定されている場合、肯定判断して(S620でYes)、S625に移行し、パラメータ「ユーザ別出力設定」が「全ユーザ」に設定されている場合には、否定判断して(S620でNo)、S630に移行する。
S625に移行すると、CPU11は、設定ファイルに記述されたパラメータ「指定ユーザ設定」を参照することにより、ログ出力の対象とするユーザ名を特定する。尚、パラメータ「指定ユーザ設定」は、ログ出力の対象とするユーザ名を値として採る。
更に、上記特定したユーザ名のデータが、「受取人名」のフィールドに格納されたレコードを、ログファイル内において検索し、該当するレコードの夫々を、上記出力バッファに順に登録する。その後、S670に移行する。
一方、S630に移行すると、CPU11は、ログファイルに登録された各レコードの「受取人名」のフィールドを参照し、「受取人名」のフィールドに登録されているユーザ名の全てを抽出する。
そして、抽出したユーザ名の一群の中から、検索対象のユーザ名を一つ選択し(S640)、選択したユーザ名のデータが「受取人名」のフィールドに格納されたレコードを、ログファイル内において検索し、検索の結果得られた該当するレコードの夫々を、上記出力バッファに順に登録する(S645)。
また、この処理を終えると、CPU11は、S630で抽出したユーザ名の全てに対して、S640,S645の処理を実行したか否かを判断し(S650)、全てに対して実行していないと判断すると(S650でNo)、S640に移行して、未選択のユーザ名を一つ選択し、当該選択したユーザ名について、S645の処理を実行する。
このようにして、CPU11は、S630で抽出したユーザ名の夫々に対して、S640,S645の処理を実行し、全てに対してS640,S645の処理を実行すると(S650でYes)、S660に移行する。
また、S660に移行すると、CPU11は、ログファイル内において、受取人が不明のレコードを検索し、検索の結果得られた該当するレコードの夫々を、上記出力バッファに順に登録する。即ち、S660では、「受取人名」のフィールドが空のレコード(又は、「受取人名」のフィールドに、受取人が不明であることを表すデータが格納されたレコード)を検索し、該当するレコードの夫々を、出力バッファに順に登録する。その後、S670に移行する。
また、S670に移行すると、CPU11は、設定ファイルに記述されたパラメータ「ログ出力媒体」を参照して、出力バッファに登録された各レコードを、印刷出力すべきか否かを判断する。尚、パラメータ「ログ出力媒体」は、図6に示すように、「印刷出力」及び「ファイル出力」のいずれかの値を採る。
即ち、「ログ出力媒体」が「印刷出力」に設定されている場合には、S670で肯定判断して(S670でYes)、S675に移行し、印刷部20に、出力バッファに登録されているレコードの内容を、登録されているレコードの順に、用紙に印刷させる。尚、図9は、S675の処理にて用紙に印刷されるログの構成を表す説明図である。
具体的に、図9(a)は、パラメータ「ユーザ別出力設定」が「指定ユーザ」に設定され、パラメータ「指定ユーザ設定」の値が「YAMADA *****」であるときの出力結果を表す説明図であり、図9(b)は、パラメータ「ユーザ別出力設定」が「全ユーザ」に設定されているときの出力結果を表す説明図である。このように、ログ出力制御処理では、ユーザ毎に印刷枚数を列挙したログを出力する。
一方、「ログ出力媒体」が「ファイル出力」に設定されている場合には、S670で否定判断して(S670でNo)、S680に移行し、USBインタフェース60に、ログをファイル出力可能なストレージデバイス(USBメモリ5)が接続されているか否かを判断する。
そして、ストレージデバイスが接続されていないと判断すると(S680でNo)、ストレージデバイスの接続を促すためのメッセージを、操作パネル40に表示し(S685)、ストレージデバイスが接続されるまで待機する(S680,S685)。
一方、ストレージデバイスがUSBインタフェース60に接続されている場合には(S680でYes)、S690に移行し、ストレージデバイス内にログ出力用のデータファイルを生成し、当該生成したファイル内に、出力バッファに登録されているレコードを、登録されているレコードの順に格納し、ログのファイル出力を完了する。その後、当該ログ出力制御処理を終了する。
続いて、ログ管理レベルの設定変更操作やログ出力の設定変更操作をユーザから受け付けるために、CPU11がS175で実行する設定変更受付処理について説明する。図10(a)は、CPU11が実行する設定変更受付処理を表すフローチャートである。
設定変更受付処理を開始すると、CPU11は、認証画面を操作パネル40に表示することで、設定画面の呼出操作をしたユーザに対し、ユーザ名及びパスワードの入力を求め(S710)、認証画面における「OK」ボタン又は「キャンセル」ボタンが押下操作されると、S720に移行する。そして、「OK」ボタンが押下操作された場合には、S720でユーザ認証を行う。ここでは、S520と同様の手法で、認証画面を通じてユーザ名及びパスワードを入力したユーザが正当な管理者であるか否かを判断することによって、ユーザ認証を行う。
そして、正当な管理者であると判断した場合には(S720でYes)、S730に移行し、正当な管理者ではないと判断した場合には(S720でNo)、当該設定変更受付処理を終了する。また、認証画面で、「キャンセル」ボタンが押下操作されて、S720に移行した場合には、形式的に正当な管理者ではないと判断して(S720でNo)、設定変更受付処理を終了する。
S730に移行すると、CPU11は、ユーザが操作パネル40を通じて各種設定変更操作を行うことが可能な設定画面を、操作パネル40に表示する。尚、図10(b)は、設定画面の構成例を表す説明図である。図10(b)に示す設定画面は、ユーザの操作情報に従って、設定ファイル(図6参照)に記述されたパラメータ「ログ管理レベル」「ユーザ別出力設定」「指定ユーザ設定」「ログ出力媒体」の各設定値を変更可能なタブシートと、設定ファイルに記述されたパラメータ「管理者ユーザ名」「管理者パスワード」「管理者メールアドレス」の各設定値を変更可能なタブシートと、を備える。
S730でこのような構成の設定画面を表示すると、CPU11は、操作パネル40を通じて設定画面に対し何らかの操作がなされるまで待機し(S740)、操作がなされると(S740でYes)、S750に移行する。
また、S750では、上記なされた操作が、「OK」ボタンの押下操作、又は、「キャンセル」ボタンの押下操作であるか否かを判断する。そして、「OK」ボタンの押下操作又は「キャンセル」ボタンの押下操作であると判断すると(S750でYes)、S770に移行する。
一方、否定判断すると(S750でNo)、上記なされた操作に対応した処理を実行し(S760)、その後、S740に移行する。S760では、例えば、操作に対応して、設定画面の表示内容を更新する処理を行う。
この他、S770に移行すると、CPU11は、上記なされた操作が「OK」ボタンの押下操作であるか否かを判断し、「OK」ボタンの押下操作であると判断すると(S770でYes)、設定画面に対してなされた設定変更操作の内容を、設定ファイルに反映させると共に(S780)、設定画面を閉じて(S790)、設定変更受付処理を終了する。
一方、「キャンセル」ボタンの押下操作であると判断すると(S770でNo)、CPU11は、設定変更操作の内容を設定ファイルに反映させることなく、設定画面を閉じて(S790)、当該設定変更受付処理を終了する。
続いて、受取人定義ファイルに対する編集操作をユーザから受け付けるために、CPU11がS185で実行する受取人定義受付処理について説明する。図11(a)は、CPU11が実行する受取人定義受付処理を表すフローチャートである。
受取人定義受付処理を開始すると、CPU11は、認証画面を操作パネル40に表示することで、受取人定義編集画面の呼出操作をしたユーザに対し、ユーザ名及びパスワードの入力を求め(S810)、認証画面における「OK」ボタンが押下操作された場合には、S820でユーザ認証を行う。ここでも、S520での処理と同様の手法で、認証画面を通じてユーザ名及びパスワードを入力したユーザが正当な管理者であるか否かを判断することにより、ユーザ認証を行う。
そして、正当な管理者であると判断した場合には(S820でYes)、S830に移行し、正当な管理者ではないと判断した場合には(S820でNo)、当該受取人定義受付処理を終了する。また、認証画面で、「キャンセル」ボタンが押下操作された場合には、S820で形式的に正当な管理者ではないと判断して(S820でNo)、当該受取人定義受付処理を終了する。
S830に移行すると、CPU11は、操作パネル40を通じて、ユーザが新規レコードを受取人定義ファイルに登録したり、既存レコードを受取人定義ファイルから削除したりする操作を行うことが可能な受取人定義編集画面を、操作パネル40に表示する。尚、図11(b)は、受取人定義編集画面の構成例を表す説明図である。
S830でこのような構成の受取人定義編集画面を表示すると、CPU11は、操作パネル40を通じて受取人定義編集画面に対し何らかの操作がなされるまで待機し(S840)、操作がなされると(S840でYes)、S850に移行する。
また、S850では、上記なされた操作が、「終了」ボタンの押下操作であるか否かを判断する。そして、「終了」ボタンの押下操作であると判断すると(S850でYes)、S860に移行する。一方、否定判断すると(S850でNo)、上記なされた操作に対応した処理を実行し(S855)、その後、S840に移行する。
また、S860に移行すると、CPU11は、受取人定義編集画面での編集内容を、受取人定義ファイルに反映させると共に、受取人定義編集画面を閉じて(S865)、S870に移行する。
また、S870に移行すると、今回の編集操作により、受取人定義ファイルに対して新規レコードが登録されたか否かを判断する。そして、新規レコードが登録されたと判断すると(S870でYes)、S871に移行し、受取人定義ファイルに新規登録されたレコードの一つを処理対象に選択することで、当該レコードが示す発信元番号を、ログファイル内での検索対象に選択する。
即ち、S871での処理を終えると、CPU11は、S873に移行し、上記検索対象に選択した発信元番号を表すデータが、「発信元」のフィールドに格納されたレコードを、ログファイル内で検索する。そして、該当するレコードがログファイル内に登録されていた場合には、S875で肯定判断して、S877に移行する。一方、該当するレコードがログファイル内に登録されていなかった場合には、S875で否定判断して、S877の処理を実行することなく、S879に移行する。
S877に移行すると、CPU11は、ログファイル内に存在する該当レコードの夫々に対して、「発信元」のフィールドに格納されている発信元番号のデータを削除し、その代わりに、「受取人名」のフィールドに、受取人定義ファイルにおいて、上記検索対象に選択した発信元番号に対応付けられた受取人名のデータを格納する処理を実行する。その後、S879に移行する。
また、S879に移行すると、CPU11は、今回の編集操作により、受取人定義ファイルに登録された新規レコードの全てについて、S871以降の処理を実行したか否かを判断し、実行していないと判断すると(S879でNo)、S871に移行して、未処理の発信元番号を、一つ検索対象に選択し、同様の処理を繰返し実行する。
そして、受取人定義ファイルに登録された新規レコードの全てについて、S871以降の処理を実行したと判断すると(S879でYes)、当該受取人定義受付処理を終了する。
このようにして、本実施例では、受取人定義ファイルに新規レコードが登録された場合、このレコードにて定義付けられた発信元番号と受取人名との対応関係に従って、ログファイル内の各レコードを更新する。
例えば、図12に示すように、発信元番号「052−***−***9」に対して受取人名「MORI *****」が対応付けられた場合には、ログファイル(図5(a)参照)内において発信元番号「052−***−***9」を示すレコードを検索し、該当するレコードの夫々に対して、「発信元」のフィールドからデータ「052−***−***9」を削除すると共に、「受取人名」のフィールドに、データ「MORI *****」を格納する。尚、図12は、ログファイルの更新例を示した説明図である。
以上、本実施例のファクシミリ装置1について説明したが、このファクシミリ装置1では、受取人定義ファイルに、発信元番号と受取人との対応関係を記憶し、ファクシミリデータの受信毎に、上記対応関係に従って、印刷物の受取人名と印刷枚数とを対応付けてなるレコードを、ログファイルに記録するので、管理者は、ログを確認することで、ファクシミリ装置1の利用者毎の使用状況(印刷枚数)を容易に把握することができ、ファクシミリ装置1の利用に対して課金処理を行う場合には、各利用者に対して、適切に課金処理を行うことができる。
特に、本実施例によれば、データ送信者ではなく「印刷物の受取人」に対して課金処理を行うことができるので、データ送信者と受信者とが異なるファクシミリ装置1の利用形態に適合した適切な課金処理を行うことができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1によれば、受取人定義ファイルに登録のない発信者番号からのファクシミリデータについて、自動的に印刷ジョブを実行せずに、一旦保留し、管理者からの実行指示があった場合にのみ、この印刷ジョブを実行するようにしたので、外部装置から一方的に送信されてきた印刷不要なファクシミリデータについての印刷ジョブを実行することで、印刷コストが嵩むのを防止することができる。
また、印刷ジョブの実行指示を管理者が入力するため、受取人定義ファイルに登録のない発信元番号からファクシミリデータを受信した場合であっても、その印刷物を、管理者を介して、受取人に手作業で渡すことができ、受取人を、管理者が正確に把握することができる。
この他、本実施例では、受取人定義ファイルに新規レコードが登録された場合、その登録内容に合わせて、ログファイルにおいて、「受取人名」のフィールドが「空」のレコード(又は、「受取人名」のフィールドに、受取人が不明であることを表すデータが格納されたレコード)に対し、正しい受取人名のデータを格納するようにした。従って、本実施例によれば、詳細且つ正確なログを生成することができて、管理者がファクシミリ装置1の使用状況を詳細に把握することができる。
また、本実施例では、管理者が、各ユーザの印刷枚数を容易に把握することができるように、ログ出力制御処理では、ログファイルにおいてレコードの「受取人名」のフィールドに登録されているユーザ毎に、当該ユーザを受取人とした各印刷ジョブでの印刷枚数を示したリストを出力するようにした。従って、本実施例のファクシミリ装置1によれば、管理者は、ログ出力結果を確認することで、容易にユーザ毎の使用状況を把握することができる。
尚、「特許請求の範囲」に記載の画像形成手段は、シートとしての用紙に画像を形成する印刷部20に相当し、受信手段は、FAX通信部50に相当し、ログ記憶手段及び対応関係記憶手段は、NVRAM15に相当する。具体的に、ログ記憶手段は、ログファイルに対応し、対応関係記憶手段は、受取人定義ファイルに対応する。
また、制御手段は、CPU11が実行するS341,S360,S380,S550の処理により実現され、登録手段は、S345,S370,S560の処理により実現され、受取人特定手段は、S335の処理により実現され、更新手段は、受取人定義受付処理により実現され、使用量出力手段は、ログ出力制御処理により実現されている。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、ログ出力制御処理では、S660の処理を実行しないようにしてもよい。即ち、受取人不明のレコードについてのログを出力しないようにしてもよい。
この他、受取人を特定する手法としては、上記実施例で説明した手法の他に、送信側装置で、ファクシミリデータと共に受取人を表すデータを送信し、受信側装置で、ファクシミリデータと共に受信した受取人を表すデータから、当該ファクシミリデータに基づく印刷物の受取人を特定する手法が考えられる。
また、受取人を特定する手法としては、ファクシミリデータを受信する度に、ファクシミリデータに基づく印刷物の受取人に、ユーザ情報(ユーザIDやパスワード)を装置に入力させる手法も考えられる。
ファクシミリ装置1の構成を表すブロック図である。 CPU11が実行するメイン処理を表すフローチャートである。 CPU11が実行するFAXログ登録処理を表すフローチャートである。 受取人定義ファイルの構成を表す説明図である。 ログファイルの構成を表す説明図である。 設定ファイルの構成を表す説明図である。 CPU11が実行するジョブ選択受付処理を表すフローチャートである。 CPU11が実行するログ出力制御処理を表すフローチャートである。 出力ログの構成を表す説明図である。 CPU11が実行する設定変更受付処理を表すフローチャート(a)及び設定画面の構成例を表す説明図(b)である。 CPU11が実行する受取人定義受付処理を表すフローチャート(a)及び受取人定義編集画面の構成例を表す説明図(b)である。 ログファイルの更新例を表す説明図である。
1,3…ファクシミリ装置、5…USBメモリ、10…制御部、11…CPU、13…RAM、15…NVRAM、20…印刷部、30…読取部、40…操作パネル、50…FAX通信部、60…USBインタフェース、70…LAN通信部

Claims (6)

  1. 画像形成装置であって、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    外部装置から通信回線を通じて画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記画像データを受信すると、印刷ジョブを実行して、前記画像形成手段に、前記受信した画像データに基づく画像を、シートに形成させる制御手段と、
    印刷ジョブの実行履歴を記憶するための記憶領域を有するログ記憶手段と、
    前記制御手段によって実行される印刷ジョブ毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、前記印刷ジョブの実行により前記画像形成手段において画像形成に用いられたシートの枚数を表す印刷枚数データを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録する登録手段と、
    前記受信手段にて前記画像データが受信される度に、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人を、特定する受取人特定手段と、
    を備え、
    前記受取人特定手段は、前記受信手段が受信した画像データを用いた前記制御手段による前記印刷ジョブの実行に先駆けて、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人を特定する処理を実行し、
    前記制御手段は、前記受取人特定手段によって受取人を特定できなかった前記画像データを用いた印刷ジョブについては、当該印刷ジョブの実行を保留し、ユーザインタフェースを通じて、印刷ジョブの実行指示が入力された時点で、前記保留された印刷ジョブを実行する一方、前記受取人特定手段によって受取人を特定できた前記画像データを用いた印刷ジョブについては、前記保留動作を介することなく、当該印刷ジョブを実行し、
    前記登録手段は、前記受取人特定手段により受取人が特定された画像データを用いた印刷ジョブについては、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、前記印刷枚数データと共に、前記受取人特定手段により特定された受取人を表す受取人データを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録し、前記保留された印刷ジョブについては、前記制御手段により前記保留された印刷ジョブが実行される毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、前記印刷枚数データと共に印刷物の受取人が不明であることを表すデータを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録し、
    更に、当該画像形成装置は、前記ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明の前記レコードに関して、印刷物の受取人を表す受取人データを、ユーザインタフェースを通じてユーザから取得し、前記ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明の前記レコードに、前記取得した受取人データを格納することにより、前記レコードを更新する更新手段を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記受信手段は、前記外部装置としてのファクシミリ装置から、前記画像データとしてのファクシミリデータを受信し、
    前記制御手段は、前記受信手段がファクシミリデータを受信すると、前記印刷ジョブを実行して、前記画像形成手段に、前記受信したファクシミリデータに基づく画像を、シートに形成させること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記受信手段は、前記画像データと共に、当該画像データの発信元装置の識別コードを、前記通信回線を通じて受信可能であり、
    前記画像形成装置は、画像データの発信元装置の識別コードと、当該画像データに基づく印刷物の受取人と、の対応関係を記憶する対応関係記憶手段を更に備え、
    前記受取人特定手段は、前記画像データと共に前記受信手段が受信した発信元装置の識別コードに基づき、前記対応関係記憶手段において当該発信元装置の識別コードに対応付けられた受取人を、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人であると特定すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記実行指示の入力を受け付けるに際し、ユーザ認証を行うことで、当該ユーザ認証により確認された正当なユーザから入力された実行指示のみを受け付けて、前記受け付けた実行指示に従い、前記保留された印刷ジョブを実行すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ログ記憶手段において前記レコードとして登録されている印刷物の受取人毎に、当該受取人を表す各レコードが示す前記シートの枚数に基づき、当該受取人のシート使用枚数を表す情報を出力する使用量出力手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    外部装置から通信回線を通じて画像データを受信する受信手段と、
    刷ジョブの実行履歴を記憶するための記憶領域を有するログ記憶手段と、
    を備える画像形成装置のコンピュータに、
    前記受信手段にて前記画像データが受信される度に、当該画像データを用いた印刷ジョブの実行に先駆けて、当該画像データに基づくシートへの画像形成により生成される印刷物の受取人を特定する処理を実行する受取人特定手順と、
    前記受信手段が画像データを受信すると、前記画像データを用いた印刷ジョブを実行して、前記画像形成手段に、前記受信した画像データに基づく画像を、シートに形成させる手順であって、前記受取人特定手順によって受取人を特定できなかった前記画像データを用いた印刷ジョブについては、当該印刷ジョブの実行を保留し、ユーザインタフェースを通じて、印刷ジョブの実行指示が入力された時点で、前記保留された印刷ジョブを実行する一方、前記受取人特定手順によって受取人を特定できた前記画像データを用いた印刷ジョブについては、前記保留動作を介することなく、当該印刷ジョブを実行する印刷制御手順と、
    前記印刷制御手順によって実行される印刷ジョブ毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、前記印刷ジョブの実行により前記画像形成手段において画像形成に用いられたシートの枚数を表す印刷枚数データを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録する手順であって、前記受取人特定手順により受取人が特定された画像データを用いた印刷ジョブについては、前記印刷枚数データと共に、前記受取人特定手順により特定された受取人を表す受取人データを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録し、前記保留された印刷ジョブについては、前記印刷制御手順により前記保留された印刷ジョブが実行される毎に、当該印刷ジョブの実行履歴を表すレコードとして、前記印刷枚数データと共に印刷物の受取人が不明であることを表すデータを格納してなるレコードを、前記ログ記憶手段に登録する登録手順と、
    前記ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明の前記レコードに関して、印刷物の受取人を表す受取人データを、ユーザインタフェースを通じてユーザから取得し、前記ログ記憶手段が記憶する印刷物の受取人が不明の前記レコードに、前記取得した受取人データを格納することにより、前記レコードを更新する更新手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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