JP2014140148A - 画像処理制御装置、画像処理制御システム、画像処理制御方法、ならびにプログラム - Google Patents

画像処理制御装置、画像処理制御システム、画像処理制御方法、ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 占有予約を行った複合機の操作部のアクセスは禁止せず、印刷動作のみを禁止することにより、他のユーザが印刷動作以外の設定を可能とすることである。また、プリンタロック状態を解除する仕組みとして、プリンタロックしているユーザが他の複合機で印刷実行をした場合に自動でプリンタロックを解除する仕組みを提供する。
【解決手段】
本発明は、いつでも、ユーザ毎の印刷設定の入力を受け付けて記憶することがかのうである。また、第1のユーザが使用予約すべく所定の条件を設定すると、所定の条件を満たさない場合は、第1のユーザ以外の第2のユーザによる印刷がロックされ、第1のユーザがログインすると、印刷がロック解除される。また、第1のユーザが設定した所定の条件を満たす場合には、第2のユーザにより入力を受け付けた印刷設定を取得し、印刷のロックを解除し、印刷処理を実施することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷を制御する印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、ならびにプログラムに関する。
従来、ネットワーク上の画像形成装置の有効活用のために、通信端末を利用してネットワーク上の画像形成装置の予約のモード設定や、使用状況を把握するものが存在する。
また、特許文献1には、通信端末側から各画像形成装置の利用状況と操作予約の操作を行うのみで、予約時の処理は画像形成装置側で行うことにより、通信端末やネットワークの負荷を減らすとともに、画像形成装置の利用効率の向上が図る効果を有する発明が開示されている。
特開2002−200823号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、予約している時間帯に他のユーザがまったく複合機を使用できなくなり効率が悪いといった問題がある。また、解除するにもその場でパスワードを入力するか予約時間が終了しない限り解除できず、予約しているユーザがその場に現れずに、他の複合機でプリントしていた場合でも予約占有し続けるといった問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために考えられた発明であり、本発明の目的は、占有予約を行った複合機の操作部のアクセスは禁止せず、印刷動作のみを禁止することにより、他のユーザが印刷動作以外の設定を可能とすることである。また、本発明のもう一つの目的として、時間経過やその場でのパスワード入力によるプリンタロック解除の仕組み以外に、プリンタロックしているユーザが他の複合機で印刷実行をした場合にプリンタロックしていたプリンタのロックを自動で解除する仕組みを提供できることである。
本発明は、ユーザを識別可能な識別手段を有する画像制御装置において、前記識別手段により識別されたユーザ毎の画像処理設定を記憶する記憶手段と、前記ユーザ毎に画像処理設定の入力を受け付け、前記記憶手段に登録する画像処理設定登録手段と、第1のユーザが使用予約すべく、所定の条件を設定し、該所定の条件を満たさない場合、該第1のユーザ以外の第2のユーザによる画像処理を使用不可状態とする画像処理ロック手段と、前記識別手段により前記第1のユーザと識別されると、前記画像処理ロック手段による画像処理の使用不可状態を解除する第1の画像処理ロック解除手段と、前記第1のユーザにより設定された前記所定の条件を満たす場合に、前記第2のユーザにより前記画像処理設定登録手段で登録された画像処理設定を取得し、画像処理設定とする第1の画像処理設定手段と、前記画像処理ロック手段による画像処理の使用不可状態を解除する第2の画像処理ロック解除手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、占有予約を行った複合機の操作部のアクセスは禁止せず、印刷動作のみを禁止することにより、他のユーザが印刷動作以外の設定が可能となる。また、プリンタロック状態を解除する仕組みとして、プリンタロックしているユーザが他の複合機で印刷実行をした場合に自動でプリンタロックを解除できるという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る複合機能装置を収容するネットワークの構成を示す図である。 複写機の主要部の構成を示すブロック図である。 図2に示すスキャナおよびプリンタのハードウェア構成を示す側断面図である。 図2に示す操作部の構成を示す平面図である。 操作部上に表示される操作画面の一例を示す図である。 本発明におけるプリンタロック機能における複合機をロックしてから同一複合機上で解除するまでの制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明におけるプリンタロック機能における複合機をロックしてから同一複合機上で解除するまでの制御手順の一例を示すフローチャート(図6A)に続くフローチャートである。 本発明におけるプリンタロック有効の場合の詳細情報を設定する画面の一例である。 本発明におけるプリンタロック中を示す画面の一例である。 本発明におけるプリンタロック中にロックしたユーザ以外が印刷設定をし、印刷開始時に表示される画面の一例である。 本発明におけるプリンタロック中に印刷設定し、再度ログインした際に復元することを確認する画面の一例である。 本発明におけるプリンタロックボタンを有効した際に表示されるロックボタンを表す画面の一例である。 本発明におけるプリンタロックの詳細情報を設定しロックを実行する前に印刷設定を行うかを確認する画面の一例である。 本発明の第2の実施の形態に係る複合機能装置を収容するネットワークの構成を示す図である。 本発明における複合機をプリンタロック中に他の複合機で印刷し、複合機のロックを解除するまでの手順の一例を示すフローチャートである。 本発明におけるプリンタロック中に別の複合機へログインした際に表示する画面の一例である。 本発明におけるプリンタロックボタンの表示設定画面の一例である。 本発明におけるロック情報を管理するテーブルの一例を示すデータ構造である。
<以下、画像処理制御装置の基本説明>
(図1〜図5:複写機の基本説明)
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る複合機能装置を収容するネットワークの構成を示す図である。本実施の形態における複合機能装置は、データ送受信機能を有する複写機である。
図1に示すように、複写機1001は、複写機1001と同等の機能を持つ複写機1002、ファクシミリ装置1003、データベース/メールサーバ1004、クライアントコンピュータ1005とともに、イーサネット(登録商標)などからなるLAN1006に収容されている。また複写機1001は、ファクシミリ装置1007とともに公衆回線1008に収容されている。複写機1001は、コピー機能、ファクシミリ機能を有するとともに、原稿画像を読み取り、該読み取って得られた画像データをLAN1006上の各装置に送信するデータ送信機能を有する。また複写機1001は、PDL(Page Description Language)機能を有するので、LAN1006上に接続されているコンピュータから指示されたPDL画像を受信して印刷することが可能である。複写機1001は、複写機1001で読み取った画像や、LAN1006上に接続されているコンピュータから指示されたPDL画像を、複写機1001内のハードディスク2004(図2)の指定したボックス領域に保存することが可能であり、ボックス領域に保存された画像を印刷することが可能になっている。
複写機1001は、複写機1002が読み取ったデータや印刷設定を、LAN1006を介して受信し、受信したデータを複写機1001内のハードディスク2004に保存したり、印刷設定を複写機に反映させたり、印刷出力したりすることが可能である。また、クライアントコンピュータ1005及びLAN1006を介して、データベース/メールサーバ1004の画像を受信し、複写機1001内に保存したり、印刷出力したりすることが可能である。ファクシミリ装置1003は、複写機1001が読み取ったデータを、LAN1006を介して受信し、該受信したデータを送信することが可能である。
データベース/メールサーバ1004は、複写機1001が読み取ったデータを、LAN1006を介して受信し、受信したデータをデータベースとして格納し、また電子メールとして送信する機能を有するサーバ装置である。
クライアントコンピュータ1005は、データベース/メールサーバ1004に接続されることによって、データベース/メールサーバ1004から所望のデータを取得して表示することが可能であるとともに、複写機1001が読み取ったデータを、LAN1006を介して受信し、受信したデータを加工、編集することが可能である。
ファクシミリ装置1007は、複写機1001が読み取ったデータを、公衆回線1008を介して受信し、受信したデータを印刷出力することが可能である。
図2は、複写機1001の主要部の構成を示すブロック図である。
複写機1001はコントローラユニット2000を含み、コントローラユニット2000には、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095が接続されるとともに、操作部2012が接続される。コントローラユニット2000は、スキャナ2070で読み取られた画像データをプリンタ2095により印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行うとともに、LAN1006や公衆回線1008(WAN)に接続することによって、画像情報やデバイス情報の入出力を行うための制御を行う。
コントローラユニット2000は、具体的には、CPU2001を有し、CPU2001は、ROM2003に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げ、このOS上で、HDD(ハードディスクドライブ)2004に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このCPU2001の作業領域としてはRAM2002が用いられる。RAM2002は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD2004は、上記アプリケーションプログラムや画像データを格納する。
CPU2001には、システムバス2007を介して、ROM2003およびRAM2002とともに、操作部I/F(操作部インタフェース)2006、ネットワークI/F(ネットワークインタフェース)2010、モデム2050およびイメージバスI/F(イメージバスインタフェース)2005が接続される。
操作部I/F2006は、タッチパネルを有する操作部2012とのインタフェースであり、操作部2012に表示すべき画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部I/F2006は、操作部2012においてユーザにより入力された情報をCPU2001に送出する。また、操作部2012は、ユーザ認証の入力機能を有しており、具体的にはカードリーダを備え、各ユーザが有するICカードをかざすことによりユーザ認証しても良いし、または、操作部2012にソフトウェアキーボードを表示して、ユーザ名やパスワードに入力を促す機能を備えていても良い。
次に、ネットワークI/F2010は、LAN1006に接続され、LAN1006を介してLAN1006上の各装置との間で情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線1008に接続され、公衆回線1008を介して情報の入出力を行う。
イメージバスI/F2005は、システムバス2007と、画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ形式を変換するためのバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394から構成される。画像バス2008上には、ラスタイメージプロセッサ(以下、「RIP」という)2060、デバイスI/F2020、スキャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部2090、画像回転部2030、および画像圧縮部2040が設けられる。
RIP2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開するプロセッサである。デバイスI/F2020には、スキャナ2070およびプリンタ2095が接続され、デバイスI/F2020は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対してプリンタ2095に応じた補正、解像度変換などを行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データをJPEGデータに、2値画像データをJBIG、MMR、MHなどのデータに圧縮するとともに、その伸張処理を行う。
次に、スキャナ2070およびプリンタ2095のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
図3は、図2に示すスキャナ2070およびプリンタ2095のハードウェア構成を示す側断面図である。
スキャナ2070とプリンタ2095とは、図3に示すように、一体的に構成されている。スキャナ2070は、原稿給紙ユニット250を搭載し、原稿給紙ユニット250は、原稿を先頭から順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、各原稿の読取動作が終了する毎に、その原稿をプラテンガラス211から排出トレイ(図示せず)に排出する。スキャナ2070は、原稿がプラテンガラス211上に給送されると、ランプ212を点灯し、移動ユニット213の移動を開始する。この移動ユニット213の移動によりプラテンガラス211上の原稿に対する読取走査が行われる。この読取走査中、原稿からの反射光は、各ミラー214,215,216およびレンズ217を経てCCDイメージセンサ(以下、「CCD」という)218に導かれ、原稿上の画像がCCD218の撮像面上に結像される。CCD218は、撮像面に結像された画像を電気信号に変換し、この電気信号が所定の処理施された後に制御装置(図示せず)に入力される。
プリンタ2095は、レーザドライバ321を有し、レーザドライバ321は、制御装置から入力された画像データに基づきレーザ発光部322を駆動する。これにより、レーザ発光部322からは画像データに応じたレーザ光が発光され、このレーザ光は走査されながら感光ドラム323上に照射される。感光ドラム323上には、照射されたレーザ光により静電潜像が形成され、この静電潜像は現像器324から供給されたトナーによりトナー像として可視像化される。レーザ光の照射タイミングに同期して、各カセット311,312から記録紙が搬送路を介して感光ドラム323と転写部325との間に給紙され、感光ドラム323上のトナー像は転写部325により給紙された記録紙上に転写される。
トナー像が転写された記録紙は、搬送ベルトを介して定着ローラ対(加熱ローラと加圧ローラ)326に送られ、定着ローラ対326は、記録紙を熱圧し、記録紙上のトナー像を記録紙上に定着させる。この定着ローラ対326を通過した記録紙は、排紙ローラ対327により排紙ユニット330に排紙される。排紙ユニット330は、ソート、ステイプルなどの後処理を施すことが可能なシート処理装置からなる。
また、両面記録モードが設定されている場合には、記録紙を排紙ローラ対327まで搬送した後に、排紙ローラ対327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路339へ導く。再給紙搬送路339に導かれた記録紙は、上述したタイミングで感光ドラム323と転写部325との間に再給紙され、この記録紙の裏面にトナー像が転写される。
図4は、図2に示す操作部2012の構成を示す平面図である。
LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られた構造となっており、複写機1001の操作画面を表示するとともに、該画面に表示されたキーが押されるとその位置情報をコントローラユニット2000のCPU2001に伝える。スタートキー2014は、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いられる。スタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色LED2018が設けられ、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるか否かを示す。ストップキー2015は、稼働中の動作を止めるときに操作される。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時に用いられる。リセットキー2017は、操作部2012からの設定を初期化する時に用いられる。設定確認キー2019は、ユーザの各種設定を行う時に用いられる。
図5は、操作部2012上に表示される操作画面の一例を示す図である。
操作部2012の操作画面の上部には、タッチキーからなり、各種の機能を選択するためのコピータブ901、送信/FAXタブ902、ボックスタブ903、ブラウザタブ904、右矢印タブ905が表示される。
図5は、コピータブ901のタッチキーが押下されたときのコピー機能の初期画面を表している。コピー機能に関する表示は領域906で行なわれ、領域906の上から、「コピーできます」が表示されている領域には、コピー機能で表示すべきステータスを表示し、その下の領域には、倍率、選択給紙段、置数を表示する。また、コピー機能の動作モードを設定するためのタッチキーとして、等倍、倍率、用紙選択、ソータ、両面、割込み、文字、濃度調整用としての薄くするに対応する左矢印キー、濃くするに対応する右矢印キー、濃度を自動調整する自動キーが表示され、また、初期画面に表示しきれない動作モードの指定画面は、応用モードキーを押下することで、階層的に領域906内に表示されるようになっている。
また、表示領域907は、複写機1001のステータスを表示する領域であり、例えば、ジャムなどのアラームメッセージや、PDLプリントが行われているときにPDLプリント中であることを示すステータスメッセージを表示する領域である。表示領域907にはシステム状況/中止タッチキー908が表示され、該システム状況/中止タッチキー908を押下すると、複写機1001のデバイス情報を表示する画面や、プリントジョブ状況を表示する画面(図示せず)を表示し、この画面ではジョブの中止を行うことが可能になる。
送信/FAXタブ902を押下すると、複写機1001で読み取った画像をLAN1006上の機器にE−メール送信またはFTP送信したり、また公衆回線1008を使ってファクシミリ送信したりするための設定画面(図示せず)を表示する。
ボックスタブ903を押下すると、複写機1001上で読み取った画像をHDD2004内のボックス領域に保存したり、ボックス領域に保存されている画像データを指定して印刷したり、LAN1006上の機器に送信したりするための設定画面(図示せず)を表示する。
また、5つ以上の機能がコントローラユニット2000に装備されている場合は、コピー、送信/FAX、ボックス、ブラウザの4つ機能タブ901〜904の右横に右矢印キー905が表示され、右矢印キー905が押下されると、別の機能のための画面が表示されるようになっている。
(以上、複写機の基本説明)
以下では、複合機の印刷設定中に印刷動作をロックする設定を行い、ロック中に他のユーザが印刷設定を行い、ロックしたユーザがロックした複合機にログインすることで解除する方法もしくは、ロックしたユーザ以外がパスワード入力を行うことで解除または、時間経過で自動解除する仕組みを説明する。
図6は、複合機の印刷設定中に印刷動作をロックする設定を行い、ロック中に他のユーザが印刷設定を行い、ロックしたユーザがロックした複合機にログインすることで解除する方法もしくは、ロックしたユーザ以外がパスワード入力を行うことで解除または、時間経過で自動解除する処理のフローチャートを表している。
図6の各ステップの処理は、複合機1001や1002のCPU2001がROM2003に格納される実行プログラムをRAM2002上で実行することにより実現される。なお、S6001からS6019は複合機1001や1002のCPU2001の処理ステップを示す。
図6のフローチャートは、ユーザが複合機1001上で印刷をするために、たとえば、カードリーダを有する操作部2012にICカードなどをかざすと開始されるフローチャートである。なお、図6のフローチャートはユーザが最初に印刷設定を行う複合機1001の処理の流れとし、後述する図13のフローチャートは、複合機1001で印刷設定を行ったユーザが複合機1002において、印刷をするためにユーザ認証をした場合に開始されるフローチャートである。
ステップS6001において、複合機1001のCPU2001は、ユーザAからログイン認証を受け付け、認証処理を行う。
ユーザの認証に成功すると、次に、ステップS6002において、複合機1001のCPU2001は、ユーザAから、図示しない印刷設定(Nin1印刷や両面印刷、カラー/モノクロ指定、ステイプル指定など)を受け付け、印刷設定をRAM2002に記憶する。
次に、ステップS6003において、複合機1001のCPU2001は、ユーザから設定確認キー2019が押下されると、図16のプリンタロックボタン表示設定画面を操作部2012のLCD表示部2013に表示する。図16の画面イメージが表示されている状態で、「ロックボタンを表示する」ボタン15001が選択され、「OK」ボタン15002が押下されると、次に、ステップS6004において、複合機1001のCPU2001は、図11の「ロック」ボタン11001をLCD表示部2013に表示する。
ステップS6004において、複合機1001のCPU2001は、ユーザから、直ぐにコピーをするか、もしくはプリンタのロックを行うかの入力を受け付ける。プリンタをロックする場合は、ユーザは、「ロック」ボタン11001を押下し、次のステップS6005へと処理を移行し、プリンタをロックせずその場でコピーを実行する場合は、ステップS6018へと処理を移行する。
ステップS6005へと遷移すると、複合機1001のCPU2001は、LCD表示部2013に図7のプリンタロック設定画面を表示し、ユーザの入力を受け付ける。具体的に図7のプリンタロック設定画面の設定項目を説明すると、自動解除時間入力欄7001にはプリンタロックを解除する時間を指定可能とし、また、解除パスワード欄7002には、プリンタロック解除のためのパスワードを指定可能とする。各設定値を入力後、「次へ」ボタン7003を押下すると、自動解除時間入力欄7001に入力された時間、および解除パスワード欄7002に入力されたパスワードをRAM2002に保存し、次に図12の印刷設定記憶画面を表示する。なお、図7の入力画面において、ユーザはこれらの項目を入力しないことも可能であり、入力しない場合はそれぞれの設定値は、デフォルトの自動解除時間や解除パスワードとなる。
複合機1001のCPU2001は、同じくステップS6005において、LCD表示部2013に表示した図12の印刷設定記憶画面から、ステップS6002で設定した印刷設定を記憶しておくか、削除するかの判断をユーザから受け付ける。印刷設定を記憶する「はい」ボタンをユーザが選択し、「OK」ボタン12002を押下すると、複合機1001のCPU2001は、ステップS6001で取得したユーザ名、ステップS6002で取得した印刷設定、ステップS6005で取得した自動解除時間、解除パスワードを複合機1001のHDD2004に、図17の16007のようなデータ構造で記憶する。図17を参照してロック情報のデータの例を説明する。
図17のデータは、複合機1001のHDD2004に記憶されているロック情報のテーブルの一例を示す模式図であり、特に複合機1001の場合は、16007の2行のテーブルを記憶している。
図17の一行目に記憶されているデータが、ステップS6005で記憶したユーザ名16001、印刷設定16002、自動解除時間16003、解除パスワード16008などである。図6のフローチャートの説明に戻る。
ステップS6005において、複合機1001のCPU2001は、さらに印刷機能(コピー・印刷機能)をロックし、ロックを解除する時間のカウントダウンを開始後、ステップS6006へと処理を移行し、ステップS6006において、複合機1001のCPU2001は、ユーザAを自動的にログアウトする。
ステップS6006において、ユーザAを自動的にログアウトすることは、他のユーザが印刷機能(コピー・印刷機能)以外の処理を行いたい場合、および、他のユーザが印刷設定を変更するだけの場合などでも、ユーザAにログインされていると、それらの処理や設定変更が出来ない点を解決可能となる利点がある。
次に、ステップS6007において、複合機1001のCPU2001は、次のユーザのログイン認証を受け付ける。最も頻繁に起こる状況として、ユーザAとは異なるユーザBがログイン認証を受け付ける場合を考慮する。
ステップS6007において、ユーザBのログイン認証を受け付けると、次のステップS6008において、複合機1001のCPU2001は、HDD2004に記憶されているロック情報のデータ(図17の16007)を読み取り、ステップS6007でログインしたユーザ名と一致するユーザ名がユーザ名欄(16001)に存在するかどうかを判断する。
ステップS6008において、ログインしたユーザ名と一致するユーザ名が図17のユーザ名欄(16001)にあれば、ステップS6009へと処理を移行し、ログインしたユーザ名と一致するユーザ名が図17のユーザ名欄(16001)になければ、ステップS6010へと処理を移行する。
ステップS6009へ遷移すると、複合機1001のCPU2001は、図10のように、ロック中の設定反映画面を表示してロック中でも印刷設定を過去に設定した印刷設定に変更するかを受け付ける。図10において「はい」を選択し、「OK」ボタンを押下すると、複合機1001のCPU2001は、HDD2004に記憶されているロック情報の内、ログインしたユーザ名と一致するユーザ名の印刷設定欄(16002)を取得して、複合機1001の印刷設定とする。その後、ステップS6012へと処理を移行する。
一方、ステップS6008において、ログインしたユーザ名と一致するユーザ名が図17のユーザ名欄(16001)になければ、ステップS6010へと遷移し、ステップS6010において、複合機1001のCPU2001は、図8のようなプリンタロック時の印刷設定変更画面イメージを表示して、印刷機能(コピー・印刷機能)についてはロックされているが、印刷設定は可能と言う表示をする。具体的には、図8の8001にあるような「ユーザAがプリンタロック中です。印刷設定は可能です。」と言う旨の表示をして、印刷設定機能は可能という点をユーザに伝える。
次に、同じくステップS6010において、複合機1001のCPU2001は、ステップS6002と同様に図示しない印刷設定(Nin1印刷や両面印刷、カラー/モノクロ指定、ステイプル指定など)を受け付ける。
次に、ステップS6011において、複合機1001のCPU2001は、ステップS6010で受け付けた印刷設定とステップS6007でログインしたログインユーザ名とを紐付けてRAM2002に記憶する。
続いて、ステップS6012へと処理を移行し、ステップS6012において、複合機1001のCPU2001は、ステップS6007でログインしたユーザ名が、HDD2004のロック情報のデータ(図17の16007)のロックしているユーザ欄16001と一致しているかを判断する。
ロック情報のロックしているユーザ欄16001とステップS6007でログインしたユーザ名が一致している場合は、ステップS6018へと遷移する。ステップS6018へと遷移する場合は、予約していたユーザが印刷をする状況なので、複合機1001のCPU2001は、ロックを解除して、印刷設定をログインユーザの設定に変更し、印刷を実行して、本発明の処理を終える(ステップS6019)。
一方、ロック情報のロックしているユーザ欄16001とステップS6007でログインしたユーザ名が一致していない場合は、ステップS6013へと処理を移行する。
次に、ステップS6013では、複合機1001のCPU2001は、ステップS6005でのプリンタロック機構が有効であるか、かつ自動解除時間のタイマが0になっていないかを判断する。すなわち、ステップS6013では、プリンタロック機構が継続しているかどうかの判定を行っている。
プリンタロック機構が既に終了しているか、もしくはプリンタロック機構が機能していない場合は、ステップS6018の処理へと移行する。
一方、プリンタロック機構が継続している場合は、図9のプリンタロック中の画面をLCD表示部2013に表示する。図9の9000に「ただ今、ユーザAがプリンタロック中です。」の旨の表示を行い、ユーザにプリンタが他のユーザによりロックされていることを示唆する。
次に、ステップS6014において、複合機1001のCPU2001は、LCD表示部2013に図9の入力を受け付ける画面を表示し、現在設定した印刷設定を記憶するか、もしくはロックを解除して印刷を実行するか、もしくは記憶もせず、印刷も実行しないかをユーザに選択させる。
印刷設定を記憶する処理をユーザが選んだ場合、すなわち、図9の9001を選んだ場合、フローチャートの処理はステップS6016へと遷移し、ステップS6016において、複合機1001のCPU2001は、ステップS6010で受け付けた印刷設定をHDD2004のロック情報のデータとして登録し、その後、ステップS6006へと処理を戻す。図17を参照して、ステップS6016のロック情報のデータ登録処理を説明する。
ステップS6016では、ステップS6007で取得したログイン名と、ステップS6010で取得した印刷設定をそれぞれ、図17のユーザ名欄16001と印刷設定内容欄16002に記憶する処理を行う。この印刷設定を印刷予約されている複合機で事前に登録することにより、後ほど印刷する際の印刷設定の手間を省くことが可能となる。図6のフローチャートの説明に戻る。
また、ステップS6014において、ユーザがロックを解除して印刷を実行する処理を選部場合は、ユーザは図9のパスワード入力欄9002にロックを解除するためのパスワード(図7の7002で指定したパスワード)を入力する。入力されたパスワードを、複合機1001のCPU2001は、ステップS6015で受け付け、次のステップS6017で入力されたパスワードが、ステップS6005で入力されたパスワード、すなわち図17の16008に登録されたパスワード(図7の7002で指定したパスワード)と一致しているかどうかを判断する。ステップS6017において、入力されたパスワードが、16008に登録されたパスワードと一致している場合は、ステップS6018に処理を移行し、ログインユーザの印刷設定を呼び出して印刷を実行する。一方、ステップS6017において、入力されたパスワードが、16008に登録されたパスワードと一致していない場合は、印刷実行処理は行わず、ステップS6006へと処理を戻す。
以上の処理により、占有予約を行った複合機であっても、操作部のアクセスは禁止せず、印刷動作のみを禁止することにより、他のユーザが印刷動作以外の設定が可能とする効果を有する。この処理により、たとえば、占有予約されている複合機で次に印刷したい人が来た場合に、あらかじめ印刷設定だけでも設定しておけるので、占有ユーザが終了した後で直ぐにでも印刷が可能という効果を有する。
<第2の実施の形態>
次に、複合機1001をロックしているユーザが複合機1002で印刷をした場合に、複合機1001のロック状態を解除する仕組みについて説明する。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る複合機能装置を収容するネットワークの構成を示す図である。図1と同じ符号を付与した構成は図1と同じ機能を有する。
図13の認証・印刷設定記憶サーバ1009は、複合機1001や複合機1002などのログイン認証を行うサーバで有り、さらに、各複合機で記憶しているユーザの印刷設定を記憶している。印刷設定を記憶しているデータテーブルの例を図17を参照して説明する。
図17は、本発明におけるロック情報を管理するテーブルの一例を示すデータ構造である。16006は占有(すなわち、ロックしている)複合機の名前で有り、占有プリンタ名欄16006に登録されている行に対応するユーザ名欄16001は、占有プリンタ名欄16006の複合機がユーザ名欄16001に登録されているユーザ名によりロックされていることを示す。
また、占有プリンタ名欄16006に複合機の名前が登録されていない行のデータ(例えば、16009行)は、複合機において、印刷設定を予約された値を記憶したデータであり、この行のユーザ名欄16001のユーザはプリンタをロックしてはおらず、後ほど直ぐに印刷できるように印刷設定を記憶させていることを示している。
例えば、16009行のデータはユーザB(16004)がA4用紙で2in1の両面印刷、モノクロのステープル留めした資料を1部印刷する(16005)予約をしている場合のデータである。
次に、図14を参照して、複合機をロックしているユーザが他の複合機で印刷した場合に、元の複合機のロック状態を解除する処理を説明する。
図14は、本発明における複合機1001をロックしているユーザが複合機1002で印刷をした場合に、複合機1001のロック状態を解除する処理のフローチャートを表している。
図14の各ステップの処理は、複合機1001や1002、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001がROM2003に格納される実行プログラムをRAM2002上で実行することにより実現される。なお、S14001からS14021は複合機1001や1002、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001の処理ステップを示す。
図14のフローチャートは、前述のように、図6のフローチャートにおいて、ユーザAが最初に複合機1001に印刷設定を行った後で、同じユーザAが異なる複合機1002で印刷をする場合の処理の流れを示す。なお、前提条件として、複合機1001はユーザAによりロックされている状態で、複合機1002はロックされていない前提とする。
図14のフローチャートは、ユーザAが複合機1002上で印刷をするために、たとえば、カードリーダを有する操作部2012にICカードなどをかざすと開始されるフローチャートである。
ステップS14001において、複合機1002のCPU2001は、ユーザからログイン操作を受け付け、認証・印刷設定記憶サーバ1009に認証するためのデータを送信する。
次に、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPUは、ステップS14011において、複合機1002から受信した認証するためのデータから、ログイン認証を行い、ログイン認証に成功すると、次のステップS14002へと処理を進める。なお、ログイン認証処理は、図14のように認証・印刷設定記憶サーバ1009に問い合わせる形でも良いし、複合機1001内でログイン認証処理を行っても良い。
次に、ステップS14002において、複合機1002のCPU2001は、ユーザから印刷開始命令を受け付ける。印刷開始命令ではなく、印刷設定の予約などの操作(すなわち、操作部のアクセスのみで印刷動作は行わない場合)であれば、図6のステップS6002の処理へと移行する。
次に、ステップS14003において、複合機1002のCPU2001は、ステップS14001でログイン認証できたユーザが他の複合機をロックしていないか判断する為の情報を認証・印刷設定記憶サーバ1009から取得する。
次に、ステップS14012において、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、複合機のロックユーザリスト(図17)を複合機1002に送信する。
次に、ステップS14004において、複合機1002のCPU2001は、認証・印刷設定記憶サーバ1009から受信したロックユーザリスト(図17)にステップS14001でログイン認証したユーザが含まれているかを確認する。ログイン認証したユーザが含まれている場合は、次のステップS14005へと処理を移行する。一方、ログイン認証したユーザが含まれていない場合は、ステップS14008へと処理を移行し、通常の印刷動作を行い、このフローの処理を終了する。
ステップS14004において、ログイン認証したユーザがロックユーザリスト(図17)に含まれている場合、次のステップS14005へと処理を移行し、ステップS14005において、複合機1002のCPU2001は、ロックユーザリストに記憶されているログインユーザの設定をこれからの印刷命令に反映するか、ユーザに判断させるための表示画面を表示する。ユーザに印刷設定を反映させるかの判断を促す表示画面の例を図15を参照して説明する。
図15は、本発明におけるプリンタロック中に別の複合機へログインした際に、別の複合機のパネル上に表示する画面の一例である。
図15は、図17のロックユーザリストのuserAに対応した複合機1002のLCD表示部2013上に表示される例で有り、図17のロックユーザリストの16010行のユーザ名欄16001にあるuserAに対応した印刷設定を表示している。
図15の14002には、「ユーザAは他の複合機をロック中です」という警告画面と共に、14003には、ユーザAが他の複合機に印刷設定をしている印刷設定のパラメータが表示されており、ユーザAはこの印刷設定で複合機1002でも印刷したいかどうかの判断をする。図14のフローチャートの説明に戻る。
ステップS14006において、複合機1002のCPU2001は、ロックユーザリストの印刷設定を反映するかどうかをユーザから受け付ける。ユーザが、他の複合機での印刷設定を反映するボタンである「はい」ボタン14001を押下すると、ステップS14007へと処理を移行し、一方、他の複合機での印刷設定を反映しない場合「いいえ」ボタン14003を押下すると、ステップS14013へと処理を移行する。
ステップS14013へと処理が移行されると、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、印刷実行後にロックユーザリストからログインしているユーザをリストから削除するために、ロックユーザリストの削除する候補を選び出す。選ばれたロックユーザリストの候補として、図17の16011のような削除フラグ欄16011に「1」や「2」というフラグを立てる。図17を参照して削除フラグの「0」、「1」、「2」について説明する。
削除フラグ「0」は、印刷実行後にも削除しないロックユーザリストで有り、16012行のように、印刷実行後もロックをし続ける。削除フラグ「0」の場合は、ユーザ名欄16001のユーザ(16012行の場合、「userC」)はまだ印刷していない状態である。削除フラグ「1」は、他の複合機のロックは解除するが、印刷設定に関しては残しておきたい場合の削除フラグで有り、印刷実行後に削除フラグ「1」の付いた占有プリンタ名欄16006だけ(16010行の場合、「MFP1001」の欄のみ)が削除される。削除フラグ「2」は、印刷実行後に、他の複合機のロックを解除すると同時に、削除フラグ「2」が付された行のデータを全て削除する。
図14のフローチャートの説明に戻る。
ステップS14013において、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、ログインユーザの該当するロックユーザリストの削除フラグに「1」を設定し、ステップS14008へと処理を移行する。
一方、ステップS14007へと処理が移行されると、複合機1002のCPU2001は、ロックユーザリストの印刷設定を複合機1002へと反映する。図17を参照してロックユーザリストの印刷設定の反映について説明する。
図17の16010行でユーザAがMFP1001に印刷設定として、「A4用紙、2in1、両面カラー印刷、ステープル固定、1部」と設定したパラメータを、例えば複合機1002に反映させることにより、複合機1002において、MFP1001に設定した印刷パラメータをそのまま反映して、印刷が可能となる。
これにより、コピーをしようとして印刷設定を変更した際に急用で呼ばれたので印刷設定をロックし、他のフロアへ移動後に先程印刷設定した条件でコピーを行いたい時でも、複合機の印刷設定などを予め入力しているので、容易に印刷設定を再現可能となる。なお、ログインユーザがロックユーザリストに含まれていれば無条件でロックユーザリストのログインユーザの一行を削除するようにしても良い。図14のフローチャートの説明に戻る。
ステップS14007の処理を実行後、ステップS14014において、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、印刷実行後にロックユーザリストからログインしているユーザを削除するために、ロックユーザリストの削除する候補を選び出す。ステップS14007の処理を実行した場合は、ログインしているユーザのロックユーザリストの削除フラグ欄16011は「2」フラグを立てる。その後、ステップS14008へと処理を進める。
ステップS14008に処理が進むと、複合機1002のCPU2001は、設定された印刷設定で印刷処理を行う。
その後、ステップS14009へと処理を移行し、複合機1002のCPU2001は、ロックされている複合機にロックを解除する命令を認証・印刷設定記憶サーバ1009に送信する。
次に、ステップS14015において、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、ロック解除命令を受信すると、削除フラグが立っている行の占有プリンタ名欄16006の複合機のロックを解除する命令を該当する複合機に送信する。
ロック解除命令を受信した複合機1001のCPU2001は、ステップS14021において、複合機のロックを解除する。
この処理により、一人が複合機をロックしたまま、他の複合機を使用するなどの非効率的な運用を回避することが可能となる。
また、認証・印刷設定記憶サーバ1009のCPU2001は、ステップ14015において、ロックユーザリストの削除フラグが立っている行の該当するコラムを削除する。削除フラグ「1」の場合は、占有プリンタ名欄16006だけ(16010行の場合、「MFP1001」の欄のみ)を削除し、削除フラグ「2」の場合は、削除フラグ「2」が付された行のデータを全て削除する。
以上の処理により、プリンタロックしているユーザが他の複合機で印刷実行をした場合に、自動でプリンタロックしている複合機のロックを解除できるという効果を奏する。
また例えば、あるフロアで複合機での印刷設定を行っている際に、急用で呼ばれたので印刷設定をロックしたまま、他のフロアへ移動後に先程印刷設定した条件でコピーを行いたい時でも、複合機の印刷設定などを予め入力しているので、容易に印刷設定を再現可能となる。
以上、本発明の一実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良い。たとえば、複合機1001への操作予約のためのプリンタロック命令は、本実施例のようにユーザが複合機本体で命じても良いし、ネットワーク1006で接続された情報処理装置1005から命じても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
1001 複写機(複合機能装置)
1002 複写機
1003 ファクシミリ装置
1004 データベース/メールサーバ
1005 クライアントコンピュータ
1006 LAN(ネットワーク)
1007 ファクシミリ装置
1008 公衆回線
2000 コントローラユニット(オートクリア手段、判断手段、制御手段)
2001 CPU
2004 HDD
2012 操作部(操作画面、表示入力手段)
2070 スキャナ
2095 プリンタ

Claims (5)

  1. ユーザを識別可能な識別手段を有する画像処理制御装置において、
    前記識別手段により識別されたユーザ毎の画像処理設定を記憶する記憶手段と、
    前記ユーザ毎に画像処理設定の入力を受け付け、前記記憶手段に登録する画像処理設定登録手段と、
    第1のユーザが使用予約すべく、所定の条件を設定し、該所定の条件を満たさない場合、該第1のユーザ以外の第2のユーザによる画像処理を使用不可状態とする画像処理ロック手段と、
    前記識別手段により前記第1のユーザと識別されると、前記画像処理ロック手段による画像処理の使用不可状態を解除する第1の画像処理ロック解除手段と、
    前記第1のユーザにより設定された前記所定の条件を満たす場合に、
    前記第2のユーザにより前記画像処理設定登録手段で登録された画像処理設定を取得し、画像処理設定とする第1の画像処理設定手段と、
    前記画像処理ロック手段による画像処理の使用不可状態を解除する第2の画像処理ロック解除手段と、
    を有することを特徴とする画像処理制御装置
  2. 前記画像処理制御装置を複数有する画像処理制御システムであって、
    第1の画像処理制御装置は、
    第2の画像処理制御装置から、前記第1のユーザを識別する情報を取得するロックユーザ取得手段と、
    前記第1の画像処理制御装置における識別手段により識別されたユーザを識別する情報が、前記第1のユーザを識別する情報と一致し、かつ、該第1の画像処理制御装置において画像処理がなされた場合、該第1のユーザによる画像処理の使用不可状態を解除する第3の画像処理ロック解除手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理制御システム。
  3. 前記画像処理制御システムであって、
    前記第1の画像処理制御装置は、
    前記第2の画像処理制御装置から、前記第1のユーザの画像処理設定を取得し、画像処理設定とする第2の画像処理設定手段と、
    前記第2の画像処理制御装置における前記第1のユーザが画像処理設定登録手段により登録した画像処理設定を削除する画像処理設定削除手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理制御システム。
  4. ユーザを識別可能な識別工程を有する画像処理制御装置における画像処理制御方法であって、
    前記画像処理制御装置は、前記識別工程により識別されたユーザ毎の画像処理設定を記憶する記憶手段を有し、
    前記ユーザ毎に画像処理設定の入力を受け付け、前記記憶手段に登録する画像処理設定登録工程と、
    第1のユーザが使用予約すべく、所定の条件を設定し、該所定の条件を満たさない場合、該第1のユーザ以外の第2のユーザによる画像処理を使用不可状態とする画像処理ロック工程と、
    前記識別工程により前記第1のユーザと識別されると、前記画像処理ロック工程による画像処理の使用不可状態を解除する第1の画像処理ロック解除工程と、
    前記第1のユーザにより設定された前記所定の条件を満たす場合に、
    前記第2のユーザにより前記画像処理設定登録工程で登録された画像処理設定を取得し、画像処理設定とする第1の画像処理設定工程と、
    前記画像処理ロック工程による画像処理の使用不可状態を解除する第2の画像処理ロック解除工程と、
    を有することを特徴とする画像処理制御方法。
  5. 画像処理制御装置が、請求項4に記載された画像処理制御方法を実行するためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017060064A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 キヤノン株式会社 ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
CN107665100A (zh) * 2016-07-27 2018-02-06 富士施乐株式会社 图像处理设备和方法

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