JP3618639B2 - ナット収容部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器のハウジングに備えたナット収容部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のナット収容部の構造として、図6に示したものが知られている。このナット収容部1は、四角形のナットNを収容するもので、合成樹脂製のハウジング2に貫通形成したボルト挿通孔3の開口縁を陥没させて形成され、ナットNの各側平面N1に対応して、4つの内側壁4を有した構造となっている。そして、各内側壁4には、1対ずつの圧入用突部5,5が設けられており、これら圧入用突部5の先端部分がナットNに押し潰されて、ナットNがナット収容部1に圧入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ナットNは、各圧入用突部5を均等に押し潰して、ナットNの側平面N1とナット収容部1の内側壁4とが平行になるように収容されるのが好ましい。しかし、圧入用突部5は、圧入の作業性を考慮して潰れ易くしてあるので、ナットNが正規の収容状態(図6(B)参照)より若干回転した状態で、収容されるという事態が生じ得る。かりに、正規の状態にナットNが収容されたとしても、ボルト締付時にナットNに大きな回転力がかかると、ナットNの側平面N1により、圧入用突部5が基端側まで押し潰されて、やはり、ナットNが正規の状態より、若干回転した状態(図6(C)参照)になってしまう。これにより、ボルトをゆるめたときに、ナットががたついてしまう。一方、圧入用突部を潰れにくくすると、圧入作業が困難になる。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ナットを安定して正規の収容状態にすることが可能なナット収容部の構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係るナット収容部の構造は、電気機器に備えた合成樹脂製のハウジングには、ボルトを挿通可能なボルト挿通孔が形成され、そのボルト挿通孔の一端の開口縁を陥没させることで、ボルトに螺合されるナットを収容可能にしたナット収容部の構造であって、ナット収容部のうちナットの側平面と対向部分には、平坦部と圧入用突部と凹部とが横並びにして設けられ、平坦部は、ナットの側平面の一部と平行に隣接されて、ナットの側平面との当接によってナットの空回りを防ぎ、圧入用突部は、平坦部よりナット側に突出して、その先端部分が、ナット収容部に挿入されたナットにより押し潰される構成とされ、凹部は、圧入用突部の隣に配されかつ平坦部よりナットから離れる側に窪ませてなるところに特徴を有する。
【0006】
請求項1の構成では、ナットの側平面を、ナット収容部の平坦部に沿わせて押し込む。ここで、平坦部は、ナットの側平面の一部と平行に隣接した構造をなすから、この平坦部でもって、ナットを正規の位置に規制しつつ収容することができる。しかも、平坦部と側平面との平面同士の当接によってナットの空回りを防ぐから、大きな回転力がかかっても潰れる心配がない。その上、圧入用突部は隣に凹部を設けることで、圧入用突部の基端側が平坦部より陥没した位置まで延び、圧入用突部全体を大きくすることができる。これにより、圧入用突部が潰れ易くなるから、ナットのナット収容部への圧入作業を容易に行うことができる。
【0007】
また、平坦部は、ナット収容部におけるナットの側平面と対向部分のうち、ボルトの締付操作に伴ってナットの側平面が押しつけられる側の端部に配され、それとは反対側の端部に圧入用突部を配すれば(請求項2の発明)、ボルト締付時の大きな回転力を、平坦部のみで受け止めて、圧入用突部を必要以上に潰さずに済むから、圧入力を高く保持してナットのがたつきを防止することができる。
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明を適用した第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1の符号10は、例えば、電気機器としての端子台に備えた合成樹脂製のハウジング(一部のみが示されている)であって、このハウジング10には、ボルト挿通孔11が貫通形成されている。
【0008】
また、ボルト挿通孔11に通されるボルトBは、ヘッド部B1に図示しない断面六角孔を備え、ここに六角レンチを挿入してネジ締め操作される。一方、このボルトBに螺合されるナットNは、図1に示すように、全体が正方形をなし、中心にねじ孔N2を備える。
【0009】
ハウジング10のうちボルトBを挿入する側とは反対側の面には、ボルト挿通孔11の開口縁を陥没させてナット収容部12が形成されている。このナット収容部12は、図2(A)に示すように、ナットNの各側平面N1との対向位置に対向壁13を備え、これら対向壁13は、ボルト挿通孔11を中心とした点対称形状をなす。また、ナット収容部12は、丁度、ナットN全体を収容する深さとなっている。
【0010】
さて、各対向壁13には、平坦部15と凹凸部16とが横並びにして備えられている。ここで、ボルトBを締付操作したとき、ナットNは、図2(B)における反時計回りの方向に回転力を受けて、各対向壁13の一端側に押しつけられるが、これに対応して、平坦部15は、対向壁13のうち上記したナットNが押しつけられる一端側に配され、凹凸部16は他端側に配されている。また、図2(B)に示すように、互いに平行した平坦部15,15同士の間隔L1は、ナットNの一辺長L2より若干大きく設定され、これにより、各平坦部15は、わずかな隙間を介して、ナットNの各側平面N1と平行に隣接する。
【0011】
一方、凹凸部16は、平坦部15よりナットN側に突出した一対の圧入用突部17,17を備えると共に、両圧入用突部17,17に挟まれた内側と両外側とには、平坦部15よりナットNから離れる側に窪んだ凹部18が備えられている。なお、本実施形態では、両圧入用突部17,17の内側の凹部18の方が両外側の凹部18より深くなっている。
【0012】
次に、本実施形態の作用について説明する。
ナットNをナット収容部12に押し込むには、ナットNの側平面N1を、ナット収容部12の平坦部15に沿わせて押し込む。ここで、平坦部15は、ナットNの側平面N1の一部と平行に隣接した構造をなすから、この平坦部15でもって、ナットNを正規の位置に規制しつつ収容することができる。
【0013】
このとき、ナットNの例えば下縁部に形成した面取部分(図示せず)にて、圧入用突部17,17の先端が基端側に押し潰され、もってナットNがナット収容部12内に圧入される。ここで、圧入用突部17は、その両側に凹部18,18を備えることで、先端から基端までの高さが十分に確保されて潰れ易くなっているから、圧入作業を容易に行うことができる。
【0014】
ナットNをナット収容部12内に収容したら、そのナット収容部12とは反対側からボルトBをボルト挿通孔11内に通して、ナットNに螺合させる。このとき、ボルトBのネジ締め操作に伴い、ナットNが、図2(B)の反時計回り方向に回転力を受け、ナットNの側平面N1が、対向壁13の一端に当接する。しかしながら、対向壁13の一端には平坦部15が配されており、その平坦部15は、側平面N1と平行な平坦状をなしているから、大きな力でナットNの側平面N1が押しつけられても、潰れることはなく、ナット収容部12内でナットNが回転しないように規制される。これにより、ナットNはナット収容部12内に圧入された状態に保持され、ボルトBをゆるめたときに、ナット収容部12内で、ナットNががたつくことが防がれる。
【0015】
<第2実施形態>
本実施形態は、図3及び図4に示されている。以下、前記第1実施形態と同一の構成に関しては、同一符号を付して重複説明を省略し、異なる構成のみを説明する。
本実施形態のナット収容部12では、対向壁13のうち横方向の中央に凹凸部16が配され、両端部にそれぞれ凹凸部16,16が配されている。そして、凹凸部16は、凹凸部16よりナットN側に突出した圧入用突部17を1つ備え、その圧入用突部17の両側に凹部18が備えられている。
【0016】
このような構成とすれば、前記第1実施形態の作用効果に加え、凹凸部16が対向壁13の両端に配されているから、ナットNにどちら向きの回転力がかかっても、いずれかの平坦部15で受け止めることができ、対向壁13の中央に配された圧入用突部17が不必要に潰れることを、より確実に防ぐことができる。
【0017】
<他の実施形態>
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0018】
(1)前記第1実施形態のナット収容部12の構成において、対向壁13における平坦部15と凹凸部16の配置を入れ替えて、図5に示すように構成してもよい。このような構成にしても、ナットNの側平面N1をナット収容部12の平坦部15に沿わせて押し込むことで、上記実施形態と同様に、ナットNが不正規の方向に回転した状態となって収容されることを防ぐことができる。
【0019】
(2)前記実施形態では、ナットNは正方形であったが、長方形であってもよいし、それ以外の多角形であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るナット収容部の斜視図
【図2】ナット収容部の平断面図
【図3】第2実施形態に係るナット収容部の斜視図
【図4】ナット収容部の平断面図
【図5】変形例1のナット収容部の平断面図
【図6】従来のナット収容部の平断面図
【符号の説明】
10…ハウジング
11…ボルト挿通孔
12…ナット収容部
15…平坦部
17…圧入用突部
18…凹部
B…ボルト
N…ナット
N1…側平面

Claims (2)

  1. 電気機器に備えた合成樹脂製のハウジングには、ボルトを挿通可能なボルト挿通孔が形成され、そのボルト挿通孔の一端の開口縁を陥没させることで、前記ボルトに螺合されるナットを収容可能にしたナット収容部の構造であって、
    前記ナット収容部のうち前記ナットの側平面と対向部分には、平坦部と圧入用突部と凹部とが横並びにして設けられ、
    前記平坦部は、前記ナットの側平面の一部と平行に隣接されて、そのナットの側平面との当接によって前記ナットの空回りを防ぎ、
    前記圧入用突部は、前記平坦部より前記ナット側に突出して、その先端部分が、前記ナット収容部に挿入されたナットにより押し潰される構成とされ
    前記凹部は、前記圧入用突部の隣に配置されかつ前記平坦部より前記ナットから離れる側に窪ませてなることを特徴とするナット収容部の構造。
  2. 前記平坦部は、前記ナット収容部における前記ナットの側平面と対向部分のうち、前記ボルトの締付操作に伴って前記ナットの側平面が押しつけられる側の端部に配され、それとは反対側の端部に前記圧入用突部を配したことを特徴とする請求項1記載のナット収容部の構造。
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