JP4017431B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4017431B2
JP4017431B2 JP2002103918A JP2002103918A JP4017431B2 JP 4017431 B2 JP4017431 B2 JP 4017431B2 JP 2002103918 A JP2002103918 A JP 2002103918A JP 2002103918 A JP2002103918 A JP 2002103918A JP 4017431 B2 JP4017431 B2 JP 4017431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sides
mounting plate
portions
connector
fixing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002103918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003297502A (ja
Inventor
嘉男 倉橋
良隆 三浦
Original Assignee
エムデン無線工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エムデン無線工業株式会社 filed Critical エムデン無線工業株式会社
Priority to JP2002103918A priority Critical patent/JP4017431B2/ja
Publication of JP2003297502A publication Critical patent/JP2003297502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017431B2 publication Critical patent/JP4017431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同軸ケーブル接続用の同軸コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送機器や受信機などの機器では、映像信号や音声信号などの信号を伝送するために同軸ケーブルが用いられており、この同軸ケーブルの端部に設けられた同軸コネクタプラグを機器側に設けられた同軸コネクタに接続して使用している。
【0003】
同軸コネクタは、機器の金属板に設けられた取付孔に同軸コネクタのコネクタ固定部を挿通し、この挿通したコネクタ固定部の外周に機器内部に配線される電線を接続するための端子を通し、コネクタ固定部の外周に形成されているねじ山にナットを螺合し、レンチボックスやスパナなどの工具によってナットを締め付けることにより、同軸コネクタを機器の金属板に固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の同軸コネクタでは、レンチボックスやスパナなどの工具によってナットを締め付けることにより、同軸コネクタを機器の金属板に固定する構造であるため、機器の同一の金属板に複数の同軸コネクタを並設する場合、レンチボックスやスパナなどの工具によるナットの螺合作業を許容するために、隣り合う同軸コネクタの間隔をある程度広くあけなければならず、機器の同軸コネクタ部が大形化する問題がある。
【0005】
また、ナットの螺合による締付固定であるため、機器の使用による振動などに伴ってナットに緩みが生じる可能性があり、電気的接続が不安定になる問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、例えば機器の同軸コネクタ部に複数の同軸コネクタを並設する場合にも、複数の同軸コネクタを小さいピッチで配置できて機器の同軸コネクタ部を小形化でき、かつ、電気的な接続が安定して信頼性を向上できる同軸コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の同軸コネクタは、軸方向の一端にコネクタ接続部が設けられるとともにこのコネクタ接続部より他端側にコネクタ固定部が設けられた複数の同軸コネクタ本体と、この同軸コネクタ本体のコネクタ固定部が挿通される複数の取付孔を有する取付板と、この取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部に軸方向と交差する方向から係合して同軸コネクタ本体を取付板に係止する複数のストッパとを具備し、前記同軸コネクタ本体は、前記コネクタ接続部とコネクタ固定部との間の周面から突出して取付板の取付孔の周縁部に当接するフランジ部、およびコネクタ固定部の周面に沿って設けられた係止溝を有し、前記ストッパは、前記取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部の係止溝に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部を挟持する両側の係止部、およびこれら係止部の前記取付板に対向する面よりも前記取付板へ向けて突出されており前記取付板に当接して前記コネクタ固定部の係止溝に係合する係止部をコネクタ固定部の挿通方向に押圧する保持部を有し、前記ストッパの保持部は、両側の係止部の基端に弾性変形可能に連結される基部側保持部、およびこの基部側保持部から両側の係止部に沿って配置される両側の先端側保持部を有し、前記取付板を挿通したコネクタ固定部の係止溝に係止部が係合されるとともにこの係止部と取付板との間に先端側保持部および基部側保持部が圧入されて前記係止部と基板側保持部との間が弾性変形する状態に装着可能とされ、両側の先端側保持部の先端側で取付板に臨む縁部にコネクタ固定部の係止溝への係止部の係合を許容する傾斜状の切欠部が設けられ、前記ストッパの両側の係止部には、前記コネクタ固定部へのストッパの装着状態で、前記両側の先端側保持部と係合してコネクタ固定部の挿通方向に押圧される係合部が設けられているものである。
【0008】
そして、この構成では、同軸コネクタ本体のフランジ部が取付板の取付孔の周縁部に当接してコネクタ固定部の挿通位置を位置決め規制し、ストッパの両側の係止部を取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部の係止溝に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部を挟持するとともに、ストッパの係止部における取付板に対向する面よりも取付板へ向けて突出する保持部が取付板に当接してコネクタ固定部の係止溝に係合する係止部をコネクタ固定部の挿通方向に押圧することにより、同軸コネクタ本体が取付板に確実に係止される。
【0009】
さらに、ストッパの保持部が、両側の係止部の基端に連結される基部側保持部、およびこの基部側保持部から両側の係止部に沿って配置される両側の先端側保持部を有することにより、これら基部側保持部および両側の先端側保持部が取付板に当接して、係止部をコネクタ固定部の挿通方向に確実に押圧して保持可能とする。また、ストッパの両側の係止部に両側の先端側保持部が係合する係合部を設けたことにより、両側の先端側保持部が係止部の係合部に係合してその係止部をコネクタ固定部の挿通方向に押圧し、係止状態が保持される。しかも、両側の先端側保持部の先端側で取付板に臨む縁部にコネクタ固定部の係止溝への係止部の係合を許容する傾斜状の切欠部を設けたことにより、ストッパの係止部をコネクタ固定部の係止溝に係合しつつ、両側の先端側保持部を取付板との間に容易に挿入可能となり、ストッパの装着性が容易になる。
【0010】
請求項2記載の同軸コネクタは、請求項1記載の同軸コネクタにおいて、取付板は、取付孔が設けられた取付板部、およびコネクタ固定部の挿通方向に対応した方向に取付板部の両側から折曲された両側の側板部を有し、ストッパの両側の先端側保持部に、前記取付板の両側の側板部間に挿入されてこれら両側の側板部に当接して押圧する当接部が設けられているものである。
【0011】
そして、この構成では、取付板の取付板部から折曲された両側の側板部間にストッパを挿入することにより、ストッパの両側の先端側保持部に設けた当接部が取付板の両側の側板部に当接して押圧し、ストッパが取付板の両側の側板部間に保持される。
【0012】
請求項3記載の同軸コネクタは、請求項2記載の同軸コネクタにおいて、ストッパの両側の先端側保持部に、両側の係止部の側方に突出して互いに当接可能とする規制部が設けられているものである。
【0013】
そして、この構成では、ストッパの両側の先端側保持部に設けた規制部が、両側の係止部の側方に突出して互いに当接可能とすることにより、コネクタ固定部から離反する方向への係止部の変位が規制されるとともに、取付板の側板部から離反する方向への先端側保持部の変位が規制され、ストッパが係止状態に保持される。
【0014】
請求項4記載の同軸コネクタは、請求項1ないし3いずれか記載の同軸コネクタにおいて、取付板の取付孔の縁部に、コネクタ固定部の外面に接合する接合部がコネクタ固定部の挿通方向に切り起こし形成されているものである。
【0015】
そして、この構成では、取付板の取付孔の縁部に、コネクタ固定部の外面に接合する接合部がコネクタ固定部の挿通方向に切り起こし形成したことにより、電気的な接続が安定する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1ないし図3には、2ピン構造の同軸コネクタ11を示し、この同軸コネクタ11は、2つの同軸コネクタ本体12、これら2つの各同軸コネクタ本体12を挿通して取り付ける取付板13、およびこの取付板13に挿通された各同軸コネクタ12に軸方向と交差する方向から係合して同軸コネクタ本体12を取付板13に係止するとともに電気的に接続する2つのストッパ14を具備している。
【0018】
各同軸コネクタ本体12は、円筒状のシェル17、このシェル17の内側に配置される絶縁物18、およびこの絶縁物18の内側にシェル17から絶縁されて保持されるコンタクト19を有しており、シェル17の軸方向の一端側に図示しない同軸ケーブルの端部に取り付けられた図示しない同軸コネクタプラグが接続されるコネクタ接続部20が設けられているとともに、シェル17の他端に取付板13に取り付けられるコネクタ固定部21が設けられている。
【0019】
シェル17は、導電性を有する金属製で一体成形されており、軸方向に貫通する円筒状で、内面の中間部にはコネクタ固定部21側から挿入される絶縁物18を位置決め係止する段部23が形成され、コネクタ固定部21側の端部には挿入された絶縁物18の端部にかしめられて抜け止め係止する複数のかしめ部24が形成されている。
【0020】
シェル17のコネクタ接続部20とコネクタ固定部21との間の周面からフランジ部25が突出形成されている。
【0021】
コネクタ接続部20の周面には、図示しない同軸コネクタプラグが係合して取り付けられる対の突起26が円周上の対称位置から突設されている。
【0022】
コネクタ固定部21には、対の突起26と交差する方向の両側面に面取部27が形成され、一方の面取部27に突部28が突出形成されている。コネクタ固定部21の両側の周面には、フランジ部25から離間した位置でかつ周面に沿って係止溝29が形成されている。
【0023】
絶縁物18は、絶縁性を有する合成樹脂製で、シェル17内にコネクタ固定部21側から挿入可能とする円筒状に形成されており、挿入方向である一端はシェル17のコネクタ接続部20の内部空間に突出され、その一端側近傍にシェル17の段部23に係合して挿入位置が位置決めされる挿入規制部31が形成され、他端側にシェル17の各かしめ部24が係止されるかしめ受部32が形成されている。絶縁物18の内側には他端側からコンタクト19が挿入される溝部33が軸方向に貫通形成され、他端側は軸方向に沿ったスリット34によって2分割され、シェル17内への挿入によって2分割部分が互いに接近してコンタクト19を挟持固定可能としている。
【0024】
コンタクト19は、導電性を有する金属製で、絶縁物18の他端側から溝部33内に挿入配置されており、一端には図示しない同軸コンタクトプラグと接続される二股状のコンタクト部36が形成され、他端には絶縁物18の他端から突出するリード部37が形成されている。
【0025】
また、取付板13は、導電性を有する金属製で一体に形成されており、同軸コネクタ本体12のコネクタ固定部21が挿通して取り付けられる取付板部41、およびコネクタ固定部21の挿通方向に対応した方向に取付板部41の両側から略直角に折曲された両側の側板部42を有している。取付板13の両端は開口され、これら取付板13の両端には、取付板部41と両側の側板部42との内側間にストッパ14を挿入するストッパ挿入部43が形成されている。
【0026】
取付板部41には、コネクタ固定部21が挿通される2つの取付孔44が並んで形成されている。これら各取付孔44には、コネクタ固定部21の周面形状に対応して、コネクタ固定部21の両側の周面部が挿通される対の円周縁部45と、コネクタ固定部21の対の面取部27が挿通される対の直線縁部46とがそれぞれ形成されている。各円周縁部45にはコネクタ固定部21の周面に接合する接合部47がコネクタ固定部21の挿通方向に切り起こし形成され、一方の直線縁部46にはシェル17の突部28が挿通して回り止めする溝部48が形成されている。対向する接合部47の対向間隔はコネクタ固定部21の直径より小さい寸法に形成されている。そして、対の円周縁部45は両側の側板部42の方向に配置され、それに伴って取付孔44に挿通されるコネクタ固定部21の両側の係止溝29が両側の側板部42の方向に向けて配置される。
【0027】
取付板部41には機器の金属板などに固定するための固定孔49が形成され、側板部42には機器側に接続される複数の脚部50が形成されている。
【0028】
また、各ストッパ14は、導電性を有する金属製で一体に形成され、取付板13の両端のストッパ挿入部43に対して挿入可能としており、取付板13の取付孔44に挿通されたコネクタ固定部21の両側の係止溝29に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部21を挟持する両側の係止部54、および取付板13に当接してコネクタ固定部21の両側の係止溝29に係合する係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に押圧する保持部55を有している。
【0029】
図4に示すように、両側の係止部54は、基端が基部56で一体に連結されてコネクタ固定部21の周面に係合可能とする略C字形に形成されている。各係止部54の内縁には、コネクタ固定部21の係止溝29に係合する円弧状の係止縁部57が形成され、この係止縁部57の先端にコネクタ固定部21の周面に引っ掛かって抜け止めする爪部58が形成され、さらに爪部58の先端には拡開するように傾斜した導入部59が形成されている。各係止部54の外縁には、係止部54に係合可能とする複数の係合部60,61が突出形成されている。基部56の両端には取付板13の両側の側板部42の内側面に当接する幅規制部62が突出形成され、これら幅規制部62の先端間寸法が取付板13の両側の側板部42の対向間隔と略同一寸法に形成されている。
【0030】
保持部55は、両側の係止部54の基部56から折曲された基部側保持部63、およびこの基部側保持部63から両側の係止部54に沿って配置される両側の先端側保持部64を有している。これら基部側保持部63および両側の先端側保持部64を有する保持部55は、係止部54を含めた高さ方向つまりコネクタ固定部21の挿通方向に対応した方向の寸法L1が、取付板13の取付板部41とこの取付板部41を挿通したコネクタ固定部21の係止溝29との間の寸法L2より大きく形成されている。そのため、ストッパ14は、取付板13の取付板部41を挿通したコネクタ固定部21の係止溝29に係止部54を係合して取付板部41との間に圧入して装着することになり、装着状態では、係止部54と保持部55との間が弾性変形し、コネクタ固定部21の係止溝29に係合する係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に押圧するように構成されている。
【0031】
両側の先端側保持部64の取付板13の取付板部41に臨む先端部には、係止部54を含めた高さ方向つまりコネクタ固定部21の挿通方向に対応した方向の寸法L1が、取付板13の取付板部41とこの取付板部41を挿通したコネクタ固定部21の係止溝29との間の寸法L2より大きくても、コネクタ固定部21の係止溝29への係止部54の係合を許容するための切欠部65が形成されている。
【0032】
両側の先端側保持部64に、取付板13の両側の側板部42間に挿入されてこれら両側の側板部42の内側面に当接して押圧する当接部66が形成され、両側の係止部54の側方に突出して互いに当接可能とする規制部67が突出形成されている。両側の当接部66の外側面間の寸法L3は、取付板13の両側の側板部42の内側面間の寸法L4より広く形成されている。
【0033】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】
まず、同軸コネクタ11の組立手順を説明する。
【0035】
コンタクト19を組み込んだ絶縁物18をシェル17のコネクタ固定部21側から挿入し、シェル17のかしめ部24を絶縁物18のかしめ受部32にかしめて固定し、同軸コネクタ本体12を組み立てる。
【0036】
同軸コネクタ本体12のコネクタ固定部21の突部28を取付板13の取付孔44の溝部48に位置合わせするとともに、コネクタ固定部21の周面形状を取付孔44の孔形状に位置合わせし、コネクタ固定部21を取付板13の取付孔44に挿通させる。フランジ部25を取付板13の取付板部41上に当接させ、コネクタ固定部21の挿通位置を位置決めする。コネクタ固定部21を取付板13の取付孔44に挿通させることにより、取付孔44の縁部に形成されている対の接合部47がコネクタ固定部21の外面に接合する。このとき、取付孔44の縁部に形成されている対の接合部47の対向間隔がコネクタ固定部21の直径より小さい寸法に形成されているので、接合部47がコネクタ固定部21つまりシェル17に圧接し、電気的接続状態が安定する。
【0037】
ストッパ14を取付板13のストッパ挿入部43から挿入し、このストッパ14を取付板13の取付孔44に挿通されたコネクタ固定部21に軸方向と交差する方向から係合させて同軸コネクタ本体12を取付板13に係止する。
【0038】
ストッパ14を装着するには、まず、両側の先端側保持部64を両側の側板部42間に押し込み、両側の係止部54の先端の導入部59をコネクタ固定部21の両側の係止溝29に係合する。このとき、取付板13の取付板部41に対向する両側の先端側保持部64の先端側に切欠部65が形成されているので、両側の係止部54の先端位置を取付板部41側に寄せることができ、両側の係止部54の先端の導入部59をコネクタ固定部21の両側の係止溝29に容易に係合させることができる。
【0039】
両側の係止部54の先端の導入部59をコネクタ固定部21の両側の係止溝29に係合させてからストッパ14をさらに押し込むことにより、両側の係止部54が広がりながら、両側の係止部54の先端の爪部58がコネクタ固定部21の大径部を乗り越え、両側の係止部54の係止縁部57がコネクタ固定部21の両側の係止溝29に係合して挟持し、両側の係止部54の先端の爪部58がコネクタ固定部21に係着して押し込み方向と反対の方向への抜け止めをする。同時に、ストッパ14の保持部55が取付板13に当接してコネクタ固定部21の係止溝29に係合する係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に押圧し、これにより、フランジ部25が取付板13に圧接する。
【0040】
このように、取付板13の取付孔44に同軸コネクタ本体12のコネクタ固定部21を挿通し、このコネクタ固定部21に軸方向と交差する方向からストッパ14を係合し、同軸コネクタ本体12を取付板13に係止するので、ナットを用いずにコネクタ固定部21を取付板13に固定でき、例えば機器の同軸コネクタ部に複数の同軸コネクタ本体 12 を並設する場合にも、ナットを螺合作業するための間隙を必要とせず、複数の同軸コネクタ本体 12 を小さいピッチで配置できて機器の同軸コネクタ部を小形化でき、かつ、ナットのような緩みがなく、電気的な接続が安定して信頼性を向上できる。
【0041】
同軸コネクタ本体12のフランジ部25が取付板13の取付孔44の周縁部に当接してコネクタ固定部21の挿通位置を位置決め規制し、ストッパ14の両側の係止部54を取付板13の取付孔44に挿通されたコネクタ固定部21の係止溝29に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部21を挟持するとともに、ストッパ14の保持部55が取付板13に当接してコネクタ固定部21の係止溝29に係合する係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に押圧することにより、同軸コネクタ本体12を取付板13に確実に係止できる。
【0042】
ストッパ14の保持部55が、両側の係止部54の基端に連結される基部側保持部63、およびこの基部側保持部63から両側の係止部54に沿って配置される両側の先端側保持部64を有するので、これら基部側保持部63および両側の先端側保持部64が取付板13に当接して、係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に確実に押圧して保持できる。しかも、両側の先端側保持部64の取付板13に臨む先端部にコネクタ固定部21の係止溝29への係止部54の係合を許容する切欠部65を設けたので、ストッパ14の係止部54をコネクタ固定部21の係止溝29に係合しつつ、両側の先端側保持部64を取付板13との間に容易に挿入でき、ストッパ14の装着性を容易にできる。
【0043】
取付板13の取付板部41から折曲された両側の側板部42間にストッパ14を挿入することにより、ストッパ14の両側の先端側保持部64に設けた当接部66が取付板13の両側の側板部42に当接して押圧するので、ストッパ14を取付板13の両側の側板部42間に保持できる。
【0044】
ストッパ14の両側の先端側保持部64に設けた規制部67が、両側の係止部54の側方に突出して互いに当接可能とするので、コネクタ固定部21から離反する方向への係止部54の変位を規制できるとともに、取付板13の側板部42から離反する方向への先端側保持部64の変位を規制でき、ストッパ14を係止状態に保持できる。
【0045】
ストッパ14の両側の係止部54に、両側の先端側保持部64が係合する係合部60,61を設けたので、両側の先端側保持部64が係合部60,61に係合して係止部54をコネクタ固定部21の挿通方向に確実に押圧して保持できる。
【0046】
ストッパ14の両側の幅規制部62が取付板13の両側の側板部42の内側面に当接するので、取付板13の両側の側板部42間にストッパ14を位置決めできる。
【0047】
なお、同軸コネクタは、2ピン構造の同軸コネクタに限らず、2ピン以上の複数ピン構造の同軸コネクタに適用しても、同様の作用効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の同軸コネクタによれば、取付板の取付孔に同軸コネクタ本体のコネクタ固定部を挿通し、このコネクタ固定部に軸方向と交差する方向からストッパを係合し、同軸コネクタ本体を取付板に係止するので、ナットを用いずにコネクタ固定部を取付板に固定でき、例えば機器の同軸コネクタ部に複数の同軸コネクタを並設する場合にも、ナットを螺合作業するための間隙を必要とせず、複数の同軸コネクタを小さいピッチで配置できて機器の同軸コネクタ部を小形化でき、かつ、ナットのような緩みがなく、電気的な接続が安定して信頼性を向上できる。しかも、同軸コネクタ本体のフランジ部が取付板の取付孔の周縁部に当接してコネクタ固定部の挿通位置を位置決め規制し、ストッパの両側の係止部を取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部の係止溝に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部を挟持するとともに、ストッパの係止部における取付板に対向する面よりも取付板へ向けて突出する保持部が取付板に当接してコネクタ固定部の係止溝に係合する係止部をコネクタ固定部の挿通方向に押圧することにより、同軸コネクタ本体を取付板に確実に係止できる。
【0049】
さらに、ストッパの保持部が、両側の係止部の基端に弾性変形可能に連結される基部側保持部、およびこの基部側保持部から両側の係止部に沿って配置される両側の先端側保持部を有するので、これら基部側保持部および両側の先端側保持部が取付板に当接して、係止部をコネクタ固定部の挿通方向に確実に押圧して保持でき、また、ストッパの両側の係止部に両側の先端側保持部が係合する係合部を設けたので、両側の先端側保持部が係止部の係合部に係合してその係止部をコネクタ固定部の挿通方向に確実に押圧して保持できる。しかも、両側の先端側保持部の先端側で取付板に臨む縁部にコネクタ固定部の係止溝への係止部の係合を許容する傾斜状の切欠部を設けたので、ストッパの係止部をコネクタ固定部の係止溝に係合しつつ、両側の先端側保持部を取付板との間に容易に挿入でき、ストッパの装着性を容易にできる。
【0050】
請求項2記載の同軸コネクタによれば、請求項1記載の同軸コネクタの効果に加えて、取付板の取付板部から折曲された両側の側板部間にストッパを挿入することにより、ストッパの両側の先端側保持部に設けた当接部が取付板の両側の側板部に当接して押圧するので、ストッパを取付板の両側の側板部間に保持できる。
【0051】
請求項3記載の同軸コネクタによれば、請求項2記載の同軸コネクタの効果に加えて、ストッパの両側の先端側保持部に設けた規制部が、両側の係止部の側方に突出して互いに当接可能とするので、コネクタ固定部から離反する方向への係止部の変位を規制できるとともに、取付板の側板部から離反する方向への先端側保持部の変位を規制でき、ストッパを係止状態に保持できる。
【0052】
請求項4記載の同軸コネクタによれば、請求項1ないし3いずれか記載の同軸コネクタの効果に加えて、取付板の取付孔の縁部に、コネクタ固定部の外面に接合する接合部がコネクタ固定部の挿通方向に切り起こし形成したので、電気的な接続を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す同軸コネクタの分解状態の斜視図である。
【図2】 同上同軸コネクタの組立状態の断面図である。
【図3】 同上同軸コネクタの組立状態の一部の底面図である。
【図4】 同上同軸コネクタのストッパを示し、(a)は底面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
11 同軸コネクタ
12 同軸コネクタ本体
13 取付板
14 ストッパ
20 コネクタ接続部
21 コネクタ固定部
25 フランジ部
29 係止溝
41 取付板部
42 側板部
44 取付孔
47 接合部
54 係止部
55 保持部
60,61 係合部
63 基部側保持部
64 先端側保持部
65 切欠部
66 当接部
67 規制部

Claims (4)

  1. 軸方向の一端にコネクタ接続部が設けられるとともにこのコネクタ接続部より他端側にコネクタ固定部が設けられた複数の同軸コネクタ本体と、
    この同軸コネクタ本体のコネクタ固定部が挿通される複数の取付孔を有する取付板と、
    この取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部に軸方向と交差する方向から係合して同軸コネクタ本体を取付板に係止する複数のストッパと
    を具備し、
    前記同軸コネクタ本体は、前記コネクタ接続部とコネクタ固定部との間の周面から突出して取付板の取付孔の周縁部に当接するフランジ部、およびコネクタ固定部の周面に沿って設けられた係止溝を有し、
    前記ストッパは、前記取付板の取付孔に挿通されたコネクタ固定部の係止溝に軸方向と交差する方向から係合してコネクタ固定部を挟持する両側の係止部、およびこれら係止部の前記取付板に対向する面よりも前記取付板へ向けて突出されており前記取付板に当接して前記コネクタ固定部の係止溝に係合する係止部をコネクタ固定部の挿通方向に押圧する保持部を有し、
    前記ストッパの保持部は、両側の係止部の基端に弾性変形可能に連結される基部側保持部、およびこの基部側保持部から両側の係止部に沿って配置される両側の先端側保持部を有し、前記取付板を挿通したコネクタ固定部の係止溝に係止部が係合されるとともにこの係止部と取付板との間に先端側保持部および基部側保持部が圧入されて前記係止部と基板側保持部との間が弾性変形する状態に装着可能とされ、両側の先端側保持部の先端側で取付板に臨む縁部にコネクタ固定部の係止溝への係止部の係合を許容する傾斜状の切欠部が設けられ、
    前記ストッパの両側の係止部には、前記コネクタ固定部へのストッパの装着状態で、前記両側の先端側保持部と係合してコネクタ固定部の挿通方向に押圧される係合部が設けられている
    ことを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 取付板は、取付孔が設けられた取付板部、およびコネクタ固定部の挿通方向に対応した方向に取付板部の両側から折曲された両側の側板部を有し、
    ストッパの両側の先端側保持部に、前記取付板の両側の側板部間に挿入されてこれら両側の側板部に当接して押圧する当接部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。
  3. ストッパの両側の先端側保持部に、両側の係止部の側方に突出して互いに当接可能とする規制部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の同軸コネクタ。
  4. 取付板の取付孔の縁部に、コネクタ固定部の外面に接合する接合部がコネクタ固定部の挿通方向に切り起こし形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の同軸コネクタ。
JP2002103918A 2002-04-05 2002-04-05 同軸コネクタ Expired - Fee Related JP4017431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002103918A JP4017431B2 (ja) 2002-04-05 2002-04-05 同軸コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002103918A JP4017431B2 (ja) 2002-04-05 2002-04-05 同軸コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003297502A JP2003297502A (ja) 2003-10-17
JP4017431B2 true JP4017431B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=29389454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002103918A Expired - Fee Related JP4017431B2 (ja) 2002-04-05 2002-04-05 同軸コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4017431B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016100190A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 第一精工株式会社 同軸コネクタ組立て
WO2020085398A1 (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 第一精工株式会社 同軸コネクタ装置
JP7187975B2 (ja) * 2018-10-26 2022-12-13 I-Pex株式会社 同軸コネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003297502A (ja) 2003-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6044298B2 (ja) アース端子およびこれを用いたコネクタ
JP5024473B1 (ja) コネクタ
US20030114027A1 (en) Simplified board connector
JP2014107011A5 (ja)
US6379197B2 (en) Terminal connector
JP3167106B2 (ja) 端子金具の組付け構造
JPH1155823A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのジョイント装置
US6361358B1 (en) Flexible circuit board connecting structure
US4968261A (en) Electrical connector
US7134899B1 (en) Electrical connector assembly
JP4017431B2 (ja) 同軸コネクタ
US6206709B1 (en) High voltage terminal for an ignition cable
JPS60158567A (ja) 脱落防止型接続端子
US6065977A (en) Device for connecting circuit boards to each other
US6319058B1 (en) Pair of connectors clamping a printed circuit board
JPH0511663Y2 (ja)
WO2017056581A1 (ja) コネクタ
EP3767751B1 (en) Connector
JP3060365B2 (ja) 組合せ端子
JP3106281B2 (ja) 回り止め付き組合せ端子
JP3009611U (ja) コネクタとシールドケースの加締構造
JP2002164141A (ja) コネクタ取外し工具
JP3411401B2 (ja) 配線器具
JP2024024342A (ja) アース端子、端子取付け構造
JP2017183211A (ja) アース端子の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140928

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees