JP3618202B2 - 偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レールに沿って架設され、パンタグラフ等を介して電車に給電する銅被覆鋼トロリ線の製造方法に関し、特に、鋼線芯線が偏心した偏心型銅被覆トロリ線をコンフォームにより製造する偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法に関する。なお、本明細書において、銅又は銅合金を単に銅という場合がある。
【0002】
【従来の技術】
鉄道用トロリ線は、従前銅線が使用されていたが、近時、電車の高速運行の要請が強く、このためトロリ線の強度を一層強めることが要求され、この要望のもとに、鋼線を芯材としてこの芯材の周りを銅又は銅合金で被覆した銅被覆鋼トロリ線が提案されている(特公平2−11460号)。
【0003】
また、この銅被覆鋼トロリ線において、数種の形状のダイスを使用して、複数回の伸線加工を順次繰り返すことにより、鋼芯をトロリ線の大弧面側に偏心させた偏心型銅被覆鋼トロリ線(特願平6−11243号)が提案されている。この偏心型銅被覆鋼トロリ線は、パンタグラフによりトロリ線が摩耗した場合に、偏心した鋼線芯線が同心円型のものよりも比較的早く出現するので、トロリ線摩耗による導体抵抗の増加を、鋼芯の耐摩耗性により抑制でき、長寿命化を図ることができる。このため、この偏心型銅被覆鋼トロリ線は、新幹線を代表する高速運行電車用として実用されている。
【0004】
この偏心型銅被覆鋼トロリ線は、従来、ディップフォーミングにより製造されている。即ち、先ず鋼線を銅の溶湯中に連続的に浸漬させ、鋼線の周囲に銅を凝固させて付着させた後、一定の温度範囲にて熱間圧延することにより、鋼芯の周囲に同心円状に銅を被覆した銅被覆鋼線素線をつくり、更にその後に数種の形状のダイス伸線を行い、同心円状に被覆している銅を移動させ、鋼芯を所定のトロリ線形状の大弧面側に偏心させる。このようにして、従来、偏心型銅被覆鋼トロリ線が製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来方法は、銅被覆鋼線素線を製造する工程、及びその後のダイス伸線工程の夫々に、以下に述べるような欠点があった。
【0006】
先ず、銅被覆鋼複合線素線を製造する工程においては、鋼線を銅の溶湯中に浸漬させて鋼線表面に銅を付着させる際、鋼線表面は、銅との濡れ性を良くするために、極めて平滑且つ活性な状態になくてはならない。このため、鋼線を銅溶湯中に浸漬させる際には、鋼線を特殊な加工を施した工具ダイス(以下、皮剥ダイスと称す)により連続的に皮剥した後、銅の溶湯容器内に導入されている。
【0007】
従来法では、この皮剥工程の存在のために、芯材として使用できる鋼線は、炭素含有量が0.35重量%以下の低強度の鋼線しか使用できないという重大な欠点があった。これは、鋼線の炭素含有量が0.35重量%を超えるような所謂硬鋼線を使用すると、鋼線の強度が高くなりすぎるために皮剥ダイスの寿命が極めて短くなり、トロリ線の製造が安定しないためである。
【0008】
このため、従来の製造方法においては、芯材となる鋼線の炭素含有量は0.35重量%以下に制限せざるを得ず、従って最終的に得られる偏心型銅被覆鋼トロリ線の強度も、高々、国内で標準的に使用されているトロリ線材の横断面積110mm2サイズのもので引張強度67kgf/mm2、170mm2サイズのもので引張強度66kgf/mm2程度である。このため、この従来方法では、トロリ線の高強度化及び高速化には限界がある。
【0009】
次に、偏心加工工程においては、数種の形状のダイスを使用した伸線によって同心円状に被覆している銅を移動させ、鋼芯を所定のトロリ線形状の大弧面側に偏心させるとともに、所定のトロリ線形状に仕上げるものであるため、極めて多数のパス回数が必要であるため、工程が複雑となるなどの欠点があった。
【0010】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、炭素含有量が0.35重量%を超えるような硬鋼線を芯線として使用でき、トロリ線を更に一層高強度化及び高速化することができると共に、工程が簡素な偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法は、トロリ線のイヤ部溝相当位置に設けられた突起と、この突起によって区画された大弧面とを有する断面形状のダイスを使用し、このダイスにおける押出方向に沿った断面の前記大弧面とは反対方向から銅又は銅合金を供給して押し出し、この押し出し断面におけるトロリ線断面形状の大弧面側に偏心した位置に鋼線を通し、前記鋼線の周囲に銅又は銅合金を被覆する工程と、得られた偏心複合線を伸線加工又は圧延加工により、所定のトロリ線断面形状に成形する工程とを有することを特徴とする。
【0012】
この偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法において、前記鋼線の炭素含有量は0.35重量%を超えるものとすることができる。
【0013】
本発明においては、鋼線の周囲に押出成形により銅又は銅合金素材を被覆するので、皮剥ダイスが不要であり、請求項2に記載のように、芯線として炭素含有量が0.35重量%を超える硬鋼線を使用することができ、より一層高強度で高速化が可能なトロリ線を安定して製造することができる。また、本発明は、鋼線が偏心するように銅又は銅合金を鋼線の周囲に被覆することにより、銅被覆鋼線を製造するから、従来のように、複数回成形加工を繰り返す必要がなく、工程は簡素である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本願発明者等が前記課題を解決するため、鋭意実験研究を重ねた結果、従来の銅溶湯中への鋼線浸漬による製造方法に代わり、コンフォームにより鋼線の周囲に銅を押出して被覆する方法により、鋼線芯線と銅被覆層との接合性が高い複合線を製造でき、炭素含有量が0.35重量%を超えるような硬鋼線材を使用した偏心型高強度銅被覆鋼トロリ線を安定して得ることができることを見いだした。
【0015】
具体的には、まず、押出し断面形状をトロリ線形状のイヤ部相当位置に溝を付けた形状とするとともに、鋼芯を大弧面側に偏心させた状態で、コンフォームにより鋼線の周囲に銅又は銅合金を押出し被覆する。その後、この得られた銅被覆鋼複合線を、1回又は複数回、伸線加工又は圧延加工することにより、所定のトロリ線形状に成形する。
【0016】
以下、本発明の実施例方法について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施例方法にて使用するコンフォームによる偏心型高強度銅被覆鋼トロリ線の製造装置を示す断面図、図2はその押出装置のダイチャンバを示す断面図である。
【0017】
コンフォーム押出装置のホイール2はその周面に銅素材1が嵌合される溝が周方向に沿って形成されており、一定方向に回転駆動されるようになっている。このホイール2の上端には、シューブロック3がホイール2の周面に一部沿うように設けられている。このシューブロック3には、ホイール2の中心軸の直上域の位置にダイチャンバ6が設けられている。このダイチャンバ6は鋼線7が挿通する中心孔が形成されたニップル10と、押出形状を規定するダイス13と、ホイール2の溝内に挿入されたアバットメント5とを有する。これらのニップル10,ダイス13及びアバットメント5は、ダイチャンバ6内に嵌合され、ニップル10及びダイス13はその孔位置が整合するように配置され、アバットメント5はホイール2の溝内に位置するように配置されている。また、ダイチャンバ6には、軟化した押出素材11をニップル10とダイス13との間に導く流路6aが形成されている。更に、シューブロック3とホイール2との間の銅素材1の入り口には、導入路4が設けられており、この導入路4にて銅素材1が導入路4とホイール2との間の摩擦熱により加熱され、可塑流動化する。
【0018】
鋼線7はニップル10及びダイス13を通過するが、この鋼線7の通過域の上流側には鋼線7の前処理装置8が設置されており、鋼線の表面の酸化皮膜及び油分等が除去されるようになっている。この前処理装置8と、ダイチャンバ6との間には、鋼線7を誘導加熱する誘導加熱装置9が配置されている。一方、鋼線7の進行方向におけるダイチャンバ6の下流側には、ダイチャンバ6にて鋼線の周囲に銅が被覆された銅被覆鋼線12を冷却するための冷却槽14が配置されている。そして、冷却槽14の下流側には、銅被覆鋼線12の引き取り機15が配置されており、この引き取り機15の下流側には銅被覆鋼線12の巻き取り機16が配置されている。
【0019】
図3はダイス13の形状を示す。このダイス13はトロリ線の断面形状に相当する形状の孔13aを有する。即ち、この孔13aは、トロリ線のイヤ部溝に相当する位置に突起13bを有する。そして、このダイス13における鋼線7が通過する鋼線位置17は、イヤ部溝により規定されるトロリ線周面の大弧面側に偏心した位置である。
【0020】
次に、上述の如く構成された装置による本実施例方法について説明する。先ず、押し出される銅素材1は、その表面の酸化皮膜及び油分等の汚れが完全に除去された状態で、駆動するホイール2と固定されたシューブロック3とにより形成された導入路4に連続的に引き込まれ、アバットメント5で方向を変えた後、ダイチャンバ6の室内に供給される。このとき、導入路4内及びダイチャンバー6室内の銅素材1は、導入路4とシューブロック3との間で発生する摩擦熱及び高圧力により可塑流動体となる。
【0021】
一方、芯材となる鋼線7は前処理装置8によって表面に酸化皮膜及び油分等が除去されて清浄化され、次工程の誘導加熱装置9により表面を高温に加熱された状態で、ニップル10を介してダイチャンバ6の室内に誘導される。
【0022】
ニップル10を介してダイチャンバ6の室内に誘導された鋼線7は、上述の高温及び高圧となって流路6aを介して同室内に侵入してきた可塑流動体の銅素材11とダイチャンバ室内で一体となり、銅被覆鋼線12となってダイス13から押し出される。この銅被覆鋼線12は、その後、冷却槽14及び引き取り機15を通って巻き取り機16により連続的に巻き取られる。
【0023】
このとき、ダイス13とニップル10との間の相対位置及びダイス13の形状は、図2に示すように、鋼線位置17がダイス13の孔13aの中心から偏心しており、押し出される銅被覆鋼線素線の形状は、所定のトロリ線形状のイヤ部相当位置に溝を付けた形状となっていると共に、大弧面側に鋼芯が偏心した状態となるように調節される。
【0024】
巻き取り機16に巻き取られた銅被覆鋼線12は、その後、伸線加工又は圧延加工により、成形加工されて、トロリ線が製造される。
【0025】
以上のように、コンフォームの場合は、鋼線の周囲に銅を高圧で圧接させ、押し出し被覆させることにより使用上十分な接合性を得ることができることから、鋼線の前処理は従来の皮剥と異なり、通常の酸洗い、ショットブラスト又はブラシ研磨等を1台又は複数台を組み合わせて使用することで十分である。
【0026】
従って、芯材となる鋼線を炭素量の少ない鋼種に限定する必要はなく、よって炭素含有量が0.35重量%を超えるような硬鋼線材を使用して、従来よりも、高強度で、パンタグラフによる摩減、それによる導体抵抗の増加を抑制した長寿命な銅被覆鋼トロリ線を製造することができる。また、押出し後の伸線工程を簡略化することも可能となる。
【0027】
【実施例】
次に、本発明の実施例方法により偏心型高強度銅被覆鋼トロリ線を実際に製造した結果について、その比較例と比較して具体的に説明する。
【0028】
被覆される銅素材には、直径が12mmのJISC1020の無酸素銅線を使用し、芯材となる鋼線には、JISG3506に示されるSWRH62A硬鋼線(炭素含有量:0.63重量%)、SWRH82A硬鋼線(炭素含有量:0.80重量%)を使用した。この芯線鋼線は、両者共、直径が5.4mm及び4.34mmの2種類を使用した。
【0029】
銅線は、表面の酸化皮膜及び油分等の汚れを十分に除去した後、駆動するホイールと固定されたシューブロックとにより形成された導入路に連続的に供給した。一方、芯材となる鋼線はショットブラストによって表面の酸化皮膜及び油分等を除去した後、誘導加熱装置によって表面を高温に加熱させた状態でダイチャンバの室内に誘導し、ダイチャンバ室内において銅を被覆して夫々トロリ線のイヤ部相当位置に溝を付けた形状として押し出した。
【0030】
押し出された各銅被覆鋼線素線の総断面積はダイスにより、直径5.4mmの鋼線を用いたものでは212.5mm2、直径4.34mmの鋼線を用いたものでは137.5mm2とし、両者ともに銅被覆面積率が57%(導電率で60〜62%IACS)となるようにした。また、鋼芯の偏心程度は、従来の工程で製造されたものと同じ程度とした。
【0031】
このように押し出した各銅被覆鋼線素線を、20%の減面率で1回、ダイスにより伸線加工を行って、最終的に110mm2、170mm2の各サイズの偏心型銅被覆鋼トロリ線に仕上げた。
【0032】
本実施例方法による偏心型被覆鋼トロリ線と、従来方法によって製造された同サイズの比較例の偏心型銅被覆鋼トロリ線について、その引張強さと導電率を調査し、比較した。これらの製造条件及び評価結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
この表1に示すように、実施例1〜4は、芯材である鋼線中の炭素含有量が比較例5,6の従来品に比べて多いことから、鋼線自体の強度が高く、その結果、得られた偏心型銅被覆鋼トロリ線の強度も高いものとなった。なお、トロリ線の導電率は、実施例1乃至4及び比較例5及び6はいずれも同等であった。
【0035】
次に、ニップルとダイスの位置を調節し、従来工程で製造されたものよりも大弧面側により偏心させたものを押し出し製造した。
【0036】
この銅被覆鋼線素線を、20%の減面率で1回、ダイスにより伸線加工を行って、最終的に110mm2、170mm2の各サイズの偏心型銅被覆鋼トロリ線に仕上げた。図4は本発明実施例の場合及び比較例の場合について、伸線加工後の偏心型銅被覆鋼トロリ線(断面積110mm2)の横断面を模式的に示す。
【0037】
これらの偏心型銅被覆鋼トロリ線の耐摩耗性について、集電摺動耐摩耗減量試験によって評価した。集電摺動耐摩耗減量試験は、各トロリ線を大弧面を外側にした外径1mのリング状に加工し、そのリングを回転させながら、銅系焼結合金を取り付けたすり板に通電し、一定荷重で押しつける方法にて行った。このときのリングの回転速度は40km/時、押し付け荷重は2kg、通電電流100Aであり、摺動は10万パンダまで無潤滑状態で行った。
【0038】
これらの評価結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】
この表2に示すように、実施例1乃至4は、芯材である鋼線中の炭素含有量が比較例5及び6の従来品に比べて高く硬いのに加え、従来方法により製造された比較例5及び6よりも偏心化が容易で鋼線7を比較例よりもより偏心化させているため、早期に鋼線芯線が露出し、パンタグラフによる摩耗量は極めて低くなった。これに比べ、従来品の比較例5,6では、鋼芯位置が高いために鋼芯の露出が遅く、その間の摩耗量は多くなった。
【0041】
なお、本発明は上記実施例に限定されないことは勿論である。特に、上記実施例は芯材として最も安価で強度が高い硬鋼線を使用したが、軽量化及び更に一層の高強度化を図るために、ステンレス鋼などの合金鋼を用いることもできる。即ち、芯材が靱性及び伸線性に影響を受けない程度に、例えば、C,N,S,Si,Ni,Zr,Cr,Co,Ti,Mg,Mo,Mn,Sn及びAl等を含有する鋼線を使用することができる。
【0042】
また、芯材の長手方向に垂直な面の断面形状は、例えば円、楕円、長方形又は矩形とすることもできる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、コンフォームによって鋼線の周囲に銅又は銅合金素材を高圧力で押出し被覆するとともに、鋼線芯線をトロリ線の大弧面側に偏心させることから、芯材となる鋼線の硬度には制限がなく、よって炭素含有量が0.35重量%を超えるような硬鋼線材を使用した偏心型高強度銅被覆鋼トロリ線を製造することができる。このため、高強度で更に一層の高速化が可能な銅被覆鋼トロリ線を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例方法にて使用するコンフォーム押出装置を示す断面図である。
【図2】このコンフォーム押出装置のダイチャンバ内を示す断面図である。
【図3】ダイスの形状を示す模式図である。
【図4】実施例方法及び比較例方法により製造された偏心型銅被覆鋼トロリ線の形状を示す模式図である。
【符号の説明】
1;銅線材
2;ホイール
3;シューブロック
4;導入路
5;アバットメント
6;ダイチャンバ
6a:流路
7;鋼線
8;前処理装置
9;誘導加熱装置
10;ニップル
11;銅素材
12;銅被覆鋼線
13;ダイス
14;冷却槽
15;引き取り機
16;巻き取り機
Claims (2)
- トロリ線のイヤ部溝相当位置に設けられた突起と、この突起によって区画された大弧面とを有する断面形状のダイスを使用し、このダイスにおける押出方向に沿った断面の前記大弧面とは反対方向から銅又は銅合金を供給して押し出し、この押し出し断面におけるトロリ線断面形状の大弧面側に偏心した位置に鋼線を通し、前記鋼線の周囲に銅又は銅合金を被覆する工程と、得られた偏心複合線を伸線加工又は圧延加工により、所定のトロリ線断面形状に成形する工程とを有することを特徴とする偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法。
- 前記鋼線の炭素含有量が0.35重量%を超えるものであることを特徴とする請求項1に記載の偏心型銅被覆鋼トロリ線の製造方法。
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